JP6229132B2 - 認証登録・無効化装置 - Google Patents

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本発明は、電池を内蔵して自ら電波を発信するRFIDタグの認証登録または認証無効化を行う装置に関する。
従来、認証のために、電池を内蔵しない、いわゆるパッシブ型のRFIDタグが内蔵されたICカードが用いられることが多い。このICカードの携帯者は、RFIDリーダが内蔵された認証装置にそのICカードを挿入したりかざしたりして認証を受ける。
このRFIDタグの認証登録や認証無効化の方法の1つとして、登録用カードと抹消用(無効化用)カードを用いて所定の操作を行う方法がある(例えば、特許文献1)。この方法では、認証装置に、登録用または抹消用のカードを挿入してから所定期間内に認証用RFID内蔵のICカードがその認証装置に挿入された場合に、その認証用RFIDタグを認証登録または認証無効化する。
一方、最近では、認証を受ける際に認証装置にICカードを挿入したりかざしたりする必要のない、電池を内蔵して自ら電波を発信する、いわゆるアクティブ型やセミアクティブ型のRFIDタグを設けたICカード(ただし、カード形状に限定されず)が用いられている。このようなICカードはある程度離れたRFIDリーダから読取り可能であるため、携帯者はそのICカードを手で持つ必要がなく、ICカードを携帯さえしていれば、携帯者は何もしなくとも認証を受けることができる。
特許第2683379号公報
しかし、このようなハンズフリータイプのICカードの登録や無効化を、パッシブ型RFIDタグが設けられたICカードと同様にRFIDリーダに読み取らせて行おうとすると、認証装置のRFIDリーダの読取範囲が広いので、登録や無効化の対象ではないICカードが、たまたまその読取範囲内に存在したために誤って登録や無効化される恐れがある。そのため、通常、認証装置とは別個に設けたパーソナルコンピュータなどを用いて登録や無効化が行われる。
そこで、本発明は、認証装置のRFIDリーダの読取範囲がたとえ広くても、登録または無効化の対象ではないRFIDタグが誤って認証登録または認証無効化されるのを防止できる、認証登録・無効化装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にかかる認証登録・無効化装置は、認証用タグおよび操作用タグを含むRFIDタグのうち、前記認証用タグを、認証登録または認証無効化する装置であって、複数のRFIDタグの存在を許容する認識エリア内に位置する全てのRFIDタグが発信するRFID信号を受信するRFIDリーダと、前記RFIDリーダが受信するRFID信号に基づいて、前記認識エリア内に位置するRFIDタグを認識するRFIDタグ認識手段と、登録指示または無効化指示を受けている間に前記認識エリア内に位置すると前記RFIDタグ認識手段によって認識された認証用タグのうち、所定の条件を満足する認証用タグの状態を、仮登録または仮無効に設定する仮状態設定手段と、実行指示を受けると、仮登録または仮無効の状態に設定されている認証用タグの状態を、登録または無効に設定して認証登録または認証無効化する登録・無効化手段とを備える。
ここで、「認証登録」とは、その認証用タグを、認証されたものとして登録することであり、認証登録された認証用タグは、その後に認証動作中の認証装置によって認証される。一方、「認証無効化」とは、その認証用タグを、認証しないものとして無効化することであり、認証無効化された認証用タグは、その後に認証動作中の認証装置によって認証されない。
また、「認証用タグ」と「操作用タグ」は、例えば、それらが発信するRFID信号に認証用タグまたは操作用タグであることを示す識別子を含み、RFIDリーダでいずれのタグから発信されたRFID信号であるかを判定できるようにしてもよい。
さらに、「登録指示または無効化指示を受けている間」とは、定期的に連続して登録指示または無効化指示を受ける場合には、その指示を連続して受けている間であり、一回のみ登録指示または無効化指示を受ける場合には、この指示を受けてから次に別の指示を受けるまでの間である。また、「登録指示または無効化指示を受けている間に前記認識エリア内に位置する認証用タグ」とは、「登録指示または無効化指示を受けている間」のいずれかの時点、つまり、定期的で連続する登録指示または無効化指示のいずれかの指示の時点、または、一回のみの登録指示または無効化指示から次に別の指示を受けるまでの間のいずれかの時点において、RFIDタグ認識手段が認識した認証用タグのことである。
さらに、認識エリア内は複数のRFIDタグの存在を許容するため、これらRFIDタグは電池を内蔵して自ら電波を発信するいわゆるアクティブ型、または電池を内蔵するが起動源によって起動される起動エリア内でのみ自ら電波を発信するいわゆるセミアクティブ型である。
この構成によれば、一旦仮登録または仮無効化してから登録または無効化するため、登録対象ではない認証用タグが認識エリア内に位置するために誤って登録や無効化される可能性が低くなる。すなわち、認識エリア内の複数のRFIDタグを認識できるために登録対象ではない認証用タグまでも認識することがあるが、このような認証用タグは、仮登録または仮無効化と、その後に続く登録または無効化との2段階を経る可能性が低く、登録または無効化され難い。
好ましい実施形態によれば、前記登録指示または前記無効化指示、および前記実行指示は、前記認識エリア内に位置する前記操作用タグが発信するRFID信号に含まれる。各指示が、操作用タグが発信する信号に含まれるため、認証登録・無効化装置自体に各指示入力のために操作ボタンなどを設ける必要がない。なお、操作ボタンを設けた場合、いたずら防止のために鍵などを取り付ける必要があるが、それでは外観上好ましくない。
好ましい実施形態によれば、前記認識エリアは、第1の起動源がRFIDタグを起動する第1の起動エリアによって画定される。ここで、「起動源」は磁界発生手段であり、「起動エリア」はRFIDタグが内蔵する電池を起動させる磁界エリアである。すなわち、この実施形態におけるRFIDタグは、起動エリア内でのみ自らRFID信号を発信する、いわゆるセミアクティブ型である。このように、RFIDタグがいわゆるセミアクティブ型であるため、登録または無効化を行う操作者は限定された認識エリアを認識しやすく、操作を行いやすい。
さらに好ましい実施形態によれば、前記所定の条件は、登録指示または無効化指示を受けている間に前記認識エリア内に位置すると前記RFIDタグ認識手段によって最初に認識されてから所定期間中は前記RFIDタグ認識手段が当該認証用タグは前記認識エリア内に位置すると認識し、その後、前記RFIDタグ認識手段が当該認証用タグは前記認識エリア内に位置しないと認識することである。認証用タグが仮登録または仮無効化されるためには、少なくとも所定期間認識エリアに滞在してから認識エリアから出ることが必要であるため、認識エリアをたまたま横切る人間が携帯する認証用タグがその所定期間認識エリアに滞在することはほとんどなく、このような認証用タグが誤って仮登録または仮無効化されることが防止される。「所定期間」は、認識エリアの大きさなどを勘案して、人間がこの認識エリアを横切るのに要するであろう最大時間よりも長く設定される。
好ましい実施形態によれば、前記RFIDリーダは、前記認識エリアに隣接して前記認識エリアとは別の認識エリアであって、第2の起動源がRFIDタグを起動する第2の起動エリアによって画定される別の認識エリア内に位置する全てのRFIDタグが発信するRFID信号も受信し、前記RFIDリーダが受信するRFID信号は、そのRFID信号を発信するRFIDタグが前記第1および第2の起動源のいずれによって起動されたかを示す起動エリアIDを含み、前記RFIDタグ認識手段は、さらに、前記別の認識エリア内に位置するRFIDタグを認識し、前記所定の条件は、前記仮状態設定手段が登録指示または無効化指示を受けた後に、前記RFIDリーダが受信するRFID信号に含まれる前記起動エリアIDに基づいて、前記RFIDタグ認識手段が、当該認証用タグは前記認識エリア内に位置せず、別の認識エリア内に位置すると認識することである。
これによれば、仮登録または仮無効化のためには、その認識エリアから隣接する別の認識エリアに認証用タグを移動させればよい。このように隣接する別の認識エリアに移動させることが条件であるため、別の認識エリアが存在せず単に認識エリアから認証用タグを出すことが条件である場合に比べて、移動の方向も条件となる。これに対して、登録または無効化の対象ではない認証用タグもこの方向に移動する可能性は極めて低い。したがって、登録または無効化の対象ではない認証用タグを誤って登録または無効化することをさらに防止できる。
特に、認識エリアと別の認識エリアの境界は、第1の起動源と第2の起動源の設置場所や発生する磁界の大きさなどによってほぼ任意に設定できるため、例えば、ドアが取付けられた壁などにその境界を一致させれば、ドアを通過することが仮登録または仮無効化の条件となる。この場合、登録または無効化を操作者が行っている最中に、登録または無効化の対象ではない認証用タグの携帯者がドアを通過しようとしても、操作者はすぐに気が付いて阻止できる。したがって、登録または無効化の対象ではない認証用タグを誤って登録または無効化することを確実に防止できる。
別の好ましい実施形態によれば、前記所定の条件は無条件であり、前記登録・無効化手段が、前記操作用タグが前記認識エリア内に位置している状態で実行指示を受けると、仮登録または仮無効の状態に設定されている認証用タグの状態を、登録または無効に設定することに代えて、前記登録・無効化手段が、前記操作用タグが前記認識エリア内に位置している状態で実行指示を受けると、その時点において前記認識エリア内に位置する認証用タグのうち、仮登録または仮無効の状態に設定されている認証用タグの状態を、登録または無効に設定する。登録または無効化の対象である認証用タグが単に認識エリア内に滞在させるだけで登録または無効化できるため、登録または無効化を行う操作者が操作に不慣れであっても、適切に登録または無効化を行うことができる。
好ましくは、さらに、前記RFIDタグ認識手段が認識したRFIDタグのうち、認証用タグについて、前記登録・無効化手段が設定した状態に基づいて、認証登録されているか否かを判定する認証手段と、前記認証手段が認証登録されていると判定すると、認証登録されている旨の結果を出力する認証通知手段とを備える。すなわち、本認証登録・無効化装置は、認証装置によって実現されている。したがって、認証装置とは別個に認証登録・無効化のための装置を設ける必要がない。
好ましくは、前記認証通知手段が前記結果を出力することによって、開閉手段の開放が許可される。前記開放手段は、例えば、自動式または手動式のドアやシャッタである。代わりに、前記認証通知手段が前記結果を出力することによって、例えば、ランプが点滅されて報知されるものであってもよい。
本発明の認証登録・無効化装置によれば、認証装置のRFIDリーダの読取範囲がたとえ広くても、登録または無効化の対象ではないRFIDタグが誤って認証登録または認証無効化されるのを防止できる。
本発明の第1〜第3の実施形態に係る認証登録・無効化装置の概略ブロック図である。 本発明の第1および第2の実施形態に係る認証登録・無効化装置が設けられた周辺領域の上面図である。 図1の認証登録・無効化装置の認識エリアを示す概略上面図である。 図1の認証登録・無効化装置が認証する操作用タグの斜視図である。 (a)〜(e)は、本発明の第1の実施形態に係る認証登録・無効化装置の登録処理手順を段階的に示す図であって、それぞれ、その段階の認識エリアを示す概略上面図と、必要に応じて、その段階における処理用テーブルの状態とを示す図である。 (a)〜(e)は、本発明の第2の実施形態に係る認証登録・無効化装置の登録処理手順を段階的に示す図であって、それぞれ、その段階の認識エリアを示す概略上面図と、必要に応じて、その段階における処理用テーブルの状態とを示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る認証登録・無効化装置が設けられた周辺領域の上面図である。 (a)〜(d)は、本発明の第3の実施形態に係る認証登録・無効化装置の登録処理手順を段階的に示す図であって、それぞれ、その段階の認識エリアを示す概略上面図と、必要に応じて、その段階における処理用テーブルの状態とを示す図である。
以下、本発明の各実施形態に係る認証登録・無効化装置について図面に基づいて説明する。
図1に、本発明の第1実施形態に係る認証登録・無効化装置1を示す。この認証登録・無効化装置1は、人間によって携帯されたRFIDタグが認証登録されているか否かを判定する認証装置自体に、認証登録・無効化のための機能を組み込むことによって実現されている。
本認証登録・無効化装置1は、例えば、企業の建物における重要な出入口やマンションの出入口に設置されており、RFIDタグが認証登録されていると判定した場合にのみ、出入口に設けたドア5のような開閉手段の開放を、制御装置6を介して許可する。図2に示すように、認証登録・無効化装置1は、例えば、両開き自動ドア5の周辺の壁51に取付けられる。なお、開閉手段5としては、シャッタであってもよく、その他、認証した場合に開放が許可されるものであれば、自動か手動かにかかわらずいかなるものであってもよい。
図1に戻って、認証登録・無効化装置1は、RFIDリーダ2および処理部3を備える。RFIDリーダ2は、図3に示すように、認識エリアA内のRFIDタグ10からのRFID信号(電波)を受信する。認識エリアA内は、複数のRFIDタグ10の存在を許容する。これら複数のRFIDタグ10が認識エリアA内で定期的に発信するRFID信号には、各RFIDタグ10に固有のID情報が含まれる。RFIDリーダ2は、これら複数のRFIDタグ10からのRFID信号を受信する。なお、認識エリアAは、認証登録・無効化装置1が認証装置として機能している際には、認証エリアとなる。
本実施形態において、RFIDタグ10はいわゆるセミアクティブ型である。セミアクティブ型のRFIDシステムではRFIDタグ10が起動されるエリアが後述するように特定されるため、認証登録・無効化のための操作を行う操作者は認識エリアAを把握しやすい。ただし、RFIDタグ10は、セミアクティブ型に限らず、いわゆるアクティブ型であってもよい。
RFIDタグ10がいわゆるセミアクティブ型であるため、認識エリアAを構成するトリガ磁界を発生する磁界発生手段21が存在する。磁界発生手段21は、トリガコイル21aおよびこのトリガコイル21aに磁界を発生させるトリガユニット21bとからなる。図2に示すように、トリガコイル21aは例えば建物の外側のドア5近傍の床に埋め込まれ、トリガユニット21bは壁51に取付けられ、図示しない配線でトリガコイル21aに接続される。
図3において、RFIDタグ10は認証用タグ10aと操作用タグ10bのいずれか一方に分類される。認証用タグ10aは認証に用いられる。したがって、権限を有する人物は、認証登録された認証用タグ10aが内蔵されたICカードのような被認証物を携帯する。ただし、この被認証物はカード形状に限定されず、携帯しやすい形状からなるものであれば、いかなるものであってもよい。
操作用タグ10bは、図4に示すように、人間の掌に収まる程度の寸法からなる登録・無効化指示装置40に内蔵されている。登録・無効化指示装置40は、切替用ボタン41および指示用ボタン42を有する。切替用ボタン41は登録および無効化を切り替えるためのボタンであり、このボタンの押下により、指示用ボタン42の指示が登録と無効化の間で切り替えられる。指示用ボタン42は、切替用ボタン41による切替えに応じて、認証用タグ10a(図2)を登録または無効化するためのボタンであり、例えば、ボタンの押下がすぐに解除された場合には仮登録または仮無効化の指示となり、長押しされた場合にはその仮登録または仮無効化の実行指示となる。
登録・無効化指示装置40は、また、LEDランプなどからなる報知手段43を有する。LEDランプ43は、点滅などによって、この登録・無効化指示装置40の操作者に、ボタン41,42の操作が実行されたことを報知する。
なお、RFIDタグ10(図3)が操作用タグ10bであるか認証用タグ10a(図3)であるかは、その発信するRFID信号に含まれる、認証用タグまたは操作用タグであることを示す識別子で判定される。したがって、この登録・無効化指示装置40に含まれる操作用タグ10bは、図示しないボタンの押下によって認証用タグと操作用タグとの間で切り替えられて、認証用タグと操作用タグのいずれにもなり得るものであってもよい。操作用タグ10bは、また、登録のための操作用タグと、無効化のための操作用タグとが、別個のものであってもよい。
図1に戻って、処理部3は、RFIDタグ認識部31、登録・無効化処理部32、認証処理部33およびメモリ上に構成された処理用テーブル4を有する。ここで、登録・無効化処理部32と認証処理部33とは、同時に処理を実行することはない。すなわち、認証登録または認証無効化を行っている間は、登録・無効化処理部32の処理が実行されるのに対して、開閉手段5の開放を許可するために認証を行っている間は、認証処理部33の処理が実行される。
RFIDタグ認識部31はRFIDタグ認識手段31aを含む。RFIDタグ認識手段31aは、RFIDリーダ2が受信する信号に基づいて、認識エリアA(図2)内に位置する全てのRFIDタグを認識して、処理用テーブル4に記録する。
登録・無効化処理部32は、仮状態設定手段32aおよび登録・無効化手段32bを含む。仮状態設定手段32aは、後述するように、一定の認証用タグについての状態を、仮登録または仮無効の状態に設定して処理用テーブル4に記録する。登録・無効化手段32bは、仮登録または仮無効の状態に設定されている一定の認証用タグの状態を、登録または無効に設定することにより、その認証用タグの認証登録または認証無効化を行い、処理用テーブル4に記録する。
認証処理部33は、認証手段33aおよび認証通知手段33bを含む。認証手段33aは、RFIDタグ認識手段31aが認識した全てのRFIDタグについて、処理用テーブル4を参照して登録されているか否かを判定する。認証通知手段33bは、認証手段33aが少なくとも1つの認証用タグが登録されていると判定すると、ドア5の開放を許可する信号をドア制御装置6に出力する。
次に、本実施形態に係る認証登録・無効化装置1の登録処理手順について図5(a)〜(e)を参照して説明する。なお、無効化処理手順についての説明は省略するが、登録処理手順の登録が無効化に置き換わるだけである。この登録処理は、企業の建物であれば新たに社員が入社した場合や、マンションであれば新たな住人が加わった場合などに実行される。
まず、図5(a)において、認識エリアAを利用してICカードに内蔵された認証用タグ10aの登録を行う操作者Oは、認識エリアAを目視で確認することはできないが、トリガコイル21a(図3)の取付場所を認識しているため、認識エリアAを概ね把握している。
この操作者Oは、例えば、一方の手に登録・無効化指示装置40を把持し、他方の手に登録対象である認証用タグ10a(「タグ1」とする)を内蔵するICカードを把持して、認識エリアA内に入る。認識エリアAに入ることで登録・無効化指示装置40内の操作用タグ10bおよび認証用タグ10a(「タグ1」)が磁界発生手段21(図3)によって起動されて、RFID信号を発信する。この時点では操作用タグ10bが発信するRFID信号は、指示についての情報を含まない。操作者Oが切替・操作用ボタン41,42(図4)を押下して仮登録の指示を行なうと、操作用タグ10bが発信するRFID信号には、仮登録指示が含まれる。そして、操作者Oが次に何らかの操作をするまで、認識エリアA内に位置する登録・無効化指示装置40内の操作用タグ10bは所定の時間間隔で仮登録指示を含むRFID信号を発信し続ける。
この仮登録指示を含むRFID信号をRFIDリーダ2が受信すると、仮状態設定手段32aは、図5(b)に示すようにその時点で認識エリア内Aに位置する認証用タグ10aを仮登録状態とする。登録対象である認証用タグ10a(「タグ1」)も磁界発生手段21によって起動されているため、RFID信号を発信している。この認証用タグ10a(「タグ1」)からのRFID信号をRFIDリーダ2が受信すると、RFIDタグ認識手段31aは、RFID信号を受信したことと、そのRFID信号に含まれる情報とから、認識エリアA内に位置する認証用タグ10a(「タグ1」)を認識する。そして、仮状態設定手段32aが、処理用テーブル4において、この認証用タグ10a(「タグ1」)の状態を仮登録状態に設定する。
このように操作用タグ10bが仮登録指示を含むRFID信号を発信し続けている間に、図5(c)に示すように、登録対象ではない認証用タグ10a(「タグ2」とする)が内蔵されたICカードの携帯者Mが認識エリアAを横切るとする。この場合、認証用タグ10a(「タグ2」)が認識エリアA内に入ったことで、その認証用タグ10a(「タグ2」)が磁界発生手段21(図3)によって起動されてRFID信号を発信する。この認証用タグ10a(「タグ2」)からのRFID信号をRFIDリーダ2が受信すると、RFIDタグ認識手段31a(図1)は、RFID信号を受信したことと、そのRFID信号に含まれる情報とから、認識エリアA内に位置する認証用タグ10a(「タグ2」)も認識する。これにより、仮状態設定手段32aが、この認証用タグ10a(「タグ2」)の状態も仮登録状態に設定する。
しかし、図5(d)に示すように、携帯者Mは単に認識エリアAを横切っただけであるため、携帯者Mが所持するICカードの認証用タグ10a(「タグ2」)は認識エリアAから出て、RFIDタグ認識手段31a(図1)は認証用タグ10a(「タグ2」)を認識しなくなる。そのため、仮状態設定手段32aは、処理用テーブル4からその認証用タグ10a(「タグ2」)を削除する。
次に、図5(e)に示すように、操作者Oが、周囲に登録対象ではないRFIDタグを含むICカードが存在しないことを確認してから登録・無効化指示装置40の操作用ボタン42を長押して本登録の指示を行うと、登録・無効化手段32bが、処理用テーブル4に記録された仮登録の状態の認証用タグ10a(「タグ1」)の状態を登録に設定する。これにより、認証用タグ10a(「タグ1」)が認証登録される。
第2の実施形態に係る登録・無効化指示装置1について説明する。本実施形態に係る装置1は、図1に示した第1の実施形態に係る登録・無効化指示装置1と同一の構成を有する。第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、登録処理手順である。その手順について、図6(a)〜(e)を参照して説明する。本実施形態においても、無効化処理手順についての説明は省略するが、登録処理手順の登録が無効化に置き換わるだけである。
図6(a)において、操作者Oは、一方の手に登録・無効化指示装置40を把持し、他方の手に登録対象である認証用タグ10a(「タグ1」とする)を内蔵するICカードを把持し、さらに、自己の認証用タグ10a(「タグ2」とする)を内蔵するICカードを携帯したまま認識エリアA内に入る。認識エリアAに入ることで登録・無効化指示装置40内の操作用タグ10bおよび認証用タグ10a(「タグ1」および「タグ2」)が磁界発生手段21(図3)によって起動されて、RFID信号を発信する。この時点で発信するRFID信号は、指示についての情報を含まない。操作者Oが切替・操作用ボタン41,42(図4)を押下して仮登録の指示を行なうと、操作用タグ10bが発信するRFID信号には、仮登録指示が含まれる。そして、操作者Oが次に何らかの操作をするまで、認識エリアA内に位置する登録・無効化指示装置40内の操作用タグ10bは所定の時間間隔で仮登録指示を含むRFID信号を発信し続ける。
この仮登録指示を含むRFID信号をRFIDリーダ2が受信しても、第1の実施形態の方法とは異なり、仮状態設定手段32a(図1)は、図5(b)に示したようにその時点では、認識エリア内Aに位置する認証用タグ10aを仮登録状態としない。一方、登録対象である認証用タグ10a(「タグ1」)および登録対象ではない認証用タグ10a(「タグ2」)も磁界発生手段21(図3)によって起動されているため、RFID信号を発信している。これら認証用タグ10a(「タグ1」および「タグ2」)からのRFID信号をRFIDリーダ2が受信すると、RFIDタグ認識手段31aは、RFID信号を受信したことと、それらRFID信号に含まれる情報とから、認識エリアA内に位置する認証用タグ10a(「タグ1」および「タグ2」)を認識する。図6(b)に示すように、仮状態設定手段32aは、処理用テーブル4を用いて、認証用タグ10a(「タグ1」および「タグ2」)を認識した時点からの経過時間をカウントする。
このように操作用タグ10bが仮登録指示を含むRFID信号を発信し続けている間に、図6(c)に示すように、認証用タグ10a(「タグ3」とする)が内蔵されたICカードの携帯者Mが認識エリアAに入るとする。この場合、認証用タグ10a(「タグ3」)が認識エリアA内に入ったことで、その認証用タグ10a(「タグ3」)が磁界発生手段21によって起動されてRFID信号を発信する。この認証用タグ10a(「タグ2」)からのRFID信号をRFIDリーダ2が受信すると、RFIDタグ認証手段31a(図1)は、RFID信号を受信したことと、そのRFID信号の情報とから、認識エリアA内に位置する認証用タグ10a(「タグ3」)も認識する。仮状態設定手段32aは、この認証用タグ10a(「タグ3」)についても、認識した時点からの経過時間をカウントする。
操作者Oは、仮登録のための条件である、登録対象の認証用タグ10a(「タグ1」)を含むICカードを認識エリアAに滞在させなければならない期間を把握している。したがって、操作者Oは、少なくともこの期間が経過するまで、登録対象の認証用タグ10a(「タグ1」)を含むICカードを認識エリアAに滞在させる。
図6(d)に示すように、本実施形態では、仮登録のためにはICカードをある程度の期間認識エリアAに滞在させる必要があるため、この所定の期間認識エリアAに滞在せずに認識エリアAを横切るICカードの認証用タグ(「タグ3」)は、仮登録の条件を満足せず、仮状態設定手段32aはこの認証用タグ(「タグ3」)を処理用テーブル4から削除する。
操作者Oが、登録対象のRFIDタグを内蔵するICカードを認識エリアAに滞在させなければならない期間を超えたことを確認してから、その登録対象の認証用タグ10a(「タグ1」)を含むICカードを認識エリアAから出すと、RFIDリーダ2がその認証用タグ10a(「タグ1」)からRFID信号を受信しなくなる。この時に認証用タグ10a(「タグ1」)が仮登録される。しかし、ここで、認識エリアAを操作者Oは概ね把握しているものの認証用タグ10a(「タグ1」)が仮登録されたか明確に把握できないため、登録・無効化指示装置40の図示しないスピーカからの報知音によって操作者Oに報知されてもよい。
前記期間以上認識エリアA内に滞在した認証用タグ10a(「タグ1」および「タグ2」)のうち、RFIDタグ認識手段31a(図1)が認識しなくなった認証用タグ10a(「タグ1」)については、認識しなくなった時点で、仮状態設定手段32aが処理用テーブル4から削除するのではなく仮登録状態とする。一方、操作者Oが携帯しているICカードの認証用タグ10a(「タグ2」)については、認識エリアAから出ないため、誤って認証登録されることがない。
このように本実施形態では、所定の期間以上認識エリアA内に滞在してからその後に認識エリアAから出たICカードの認証用タグ10a(「タグ1」)のみを仮登録状態とする。このICカードの動き、すなわち、所定期間以上認識エリアAに滞在してから認識エリアAから出るという動きは、操作者Oが登録作業を行っている間に意図されずに発生することがほとんどあり得ない。したがって、登録対象以外の認証用タグ10aが誤って仮登録状態になることを効果的に防止できる。
この後、図6(e)に示すように、操作者Oが登録・無効化指示装置40の操作用ボタン42を長押して本登録の指示を行うと、登録・無効化手段32bが、処理用テーブル4に記録された仮登録の状態の認証用タグ10a(「タグ1」)の状態を登録に設定する。これにより、認証用タグ10a(「タグ1」)が登録される。
第3の実施形態に係る登録・無効化指示装置1について説明する。本実施形態に係る装置1が、図2に示した第1および第2の実施形態に係る登録・無効化指示装置1と異なる点は、図7に示すように、認識エリアAを確定する起動エリアに磁界を発生する磁界発生手段(第1の磁界発生手段)21に加えて、別の磁界発生手段(第2の磁界発生手段)22も有する点である。この別の磁界発生手段22もトリガコイル22aおよびトリガユニット22bからなる。この第2の磁界発生手段22のトリガコイル22aは、第1の磁界発生手段21のトリガコイル21aに対して、ドア5および壁51をはさんで線対称の位置関係にある。そのため、第2のトリガコイル22aも、建物の内側のドア5近傍の床に埋め込まれている。この第2の磁界発生手段22も第1の磁界発生手段21とは別に磁界を生成するため、認識エリア(第1の認識エリア)Aに加えて別の認識エリア(第2の認識エリア)Bが存在する。各RFIDタグ10が発信するRFID信号には、いずれのトリガコイル21a,22aで起動されたかを示す情報、つまり認識エリアIDが含まれる。
本実施形態においては、第1および第2の磁界発生手段21,22が形成する磁界は一部が重なる。この重なった部分に入ったRFIDタグ10は、磁界の強さが大きい方の磁界発生手段21,22で起動されたものとして、発信するRFID信号にその磁界発生手段による認識エリアIDが含まれるようにすることができる。本実施形態では、第1および第2の磁界発生手段21,22が発生する磁界の大きさはほぼ同一とし、第1および第2の認識エリアA,Bの境界は、ドア5および壁51にほぼ一致する。このため、操作者Oは、ドア5周辺における認識エリアAの境界、つまり認識エリアAの内側および外側をほぼ正確に把握できる。
このように2つの認識エリアA,Bが存在するため、本実施形態においては、第2の認識エリアBについての認識エリアIDを含むRFID信号をRFIDリーダ2が受信すると、RFIDタグ認識手段31aは、そのRFID信号に含まれる認識エリアIDに基づいて、そのRFID信号を発信する当該RFIDタグ10は第2の認識エリアBに位置すると認識し、その場合、当該RFIDタグ10は第1の認識エリア内に位置しないと認識する。
次に、この第3の実施形態に係る装置の登録処理手順について、図8(a)〜(d)を参照して説明する。本実施形態が第2の実施形態の装置の登録処理手順と異なる点は、登録対象であるRFIDタグを内蔵するICカードを第1の認識エリアAに滞在させなければならない期間がない点と、操作者OがそのICカードを第1の認識エリアAから出すのに、第2の認識エリアBに向かって移動すればよい点である。なお、本実施形態においても、無効化処理手順についての説明は省略するが、登録処理手順の登録が無効化に置き換わるだけである。
図8(a)において、操作者Oは、一方の手に登録・無効化指示装置40を把持し、他方の手に登録対象である認証用タグ10a(「タグ1」とする)を内蔵するICカードを把持し、さらに、自己の認証用タグ10a(「タグ2」とする)を内蔵するICカードを携帯したまま認識エリアA内に入る。認識エリアAに入ることで登録・無効化指示装置40内の操作用タグ10bおよび認証用タグ10a(「タグ1」および「タグ2」)が磁界発生手段21(図7)によって起動されて、RFID信号を発信する。この時点で発信するRFID信号は、指示についての情報を含まない。操作者Oが操作用ボタン42(図4)を押下して仮登録の指示を行なうと、操作用タグ10bが発信するRFID信号には、仮登録指示が含まれる。そして、操作者Oが次に何らかの操作をするまで、認識エリアA内に位置する登録・無効化指示装置40内の操作用タグ10bは所定の時間間隔で仮登録指示を含むRFID信号を発信し続ける。
この仮登録指示を含むRFID信号をRFIDリーダ2(図1)が受信しても、仮状態設定手段32a(図1)は、その時点では、認識エリア内Aに位置する認証用タグ10aを仮登録状態としない。一方、登録対象である認証用タグ10a(「タグ1」)および登録対象ではない認証用タグ10a(「タグ2」)も磁界発生手段21(図7)によって起動されているため、RFID信号を発信している。これら認証用タグ10a(「タグ1」および「タグ2」)からのRFID信号をRFIDリーダ2が受信すると、RFIDタグ認識手段31a(図1)は、RFID信号を受信したことと、それらRFID信号に含まれる情報とから、認識エリアA内に位置する認証用タグ10a(「タグ1」および「タグ2」)を認識する。
図8(b)に示すように、操作者Oは、仮登録のために、登録対象の認証用タグ10a(「タグ1」)を含むICカードを第1の認識エリアAから第2の認識エリアBに移動させる。この際、第1および第2の認識エリアA,Bの境界は上述したようにドア5(図示のようにドア5が開放している場合にはドア5の延長線上)にほぼ一致するため、操作者Oは、開放したドア5を超えて建物の外側から内側にICカードを移動させるだけでよい。このように、本実施形態では、第1および第2の認識エリアA,Bの境界が明確であるため。操作者Oは操作しやすい。その一方、その境界を跨ぐには開放されているドア5を通過させるしかないため、登録対象ではないRFIDタグを内蔵するICカードの携帯者が操作者Oの目の前でドア5を通過しようとした場合、操作者Oはすぐに気が付いて阻止できる。したがって、登録対象ではない認証用タグが誤って仮登録されるのを確実に防止できる。
操作者Oが登録対象の認証用タグ10a(「タグ1」)を含むICカードを第1の認識エリアAから第2の認識エリアBに移動すると、RFIDリーダ2(図1)が受信するRFID信号に含まれる認識エリアIDが、第1の認識エリアAのIDから第2の認識エリアBのIDに切り替る。その一方、操作者Oが携帯しているICカードの認証用タグ10a(「タグ2」)については、認識エリアAに滞在したままであるため、RFIDリーダ2(図1)が受信するRFID信号に含まれる認識エリアIDは第1の認識エリアAのIDのままである。
図8(c)に示すように、認識エリアIDが、第1の認識エリアAのIDから第2の認識エリアBのIDに切り替った認証用タグ10a(「タグ1」)について、仮状態設定手段32a(図1)は、その切替りの時点で仮登録状態として処理用テーブル4に記録する。すなわち、図8(b)に示すように、処理用テーブル4における認証用タグ10a(「タグ1」)がエリアB内に認識されると、その時点で、図8(c)に示すように、処理用テーブル4における認証用タグ10a(「タグ1」)は仮登録状態に設定される。
この後、図8(d)に示すように、操作者Oが登録・無効化指示装置40の操作用ボタン42を長押して本登録の指示を行うと、登録・無効化手段32b(図1)が、処理用テーブル4に記録された仮登録の状態の認証用タグ10a(「タグ1」)の状態を登録に設定する。これにより、認証用タグ10a(「タグ1」)が登録される。
本実施形態では、このように認証中に用いられる第2の認識エリアBを登録・無効化にも利用することで、登録または無効化の対象ではない認証用タグが誤って登録または無効化されることを確実に防止できる。
また、本実施形態では、仮登録にはドア5を通過することが条件であり、登録または無効化の対象ではない認証用タグがドア5を通過することは阻止しやすいため、第2の実施形態のような、所定期間以上認識エリアA内に滞在するという条件は不要である。
以上のとおり、本発明に係る認証登録・無効化装置によれば、認証装置1のRFIDリーダの読取範囲がたとえ広くても、登録または無効化ではない認証用タグを誤って認証登録または認証無効されるのを防止できる。
なお、上記各実施形態では、1つのICカードの認証用タグの登録について説明したが、複数のICカードの認証用タグを同時に登録することも可能である。
また、各種指示は、登録・無効化指示装置のボタン操作でその操作用タグ10bからのRFID信号に含めて認証登録・無効化装置に入力されるものとしたが、操作用タグは、単に認識エリア内に位置するだけで、各種指示は認証登録・無効化装置に設けられた入力手段を介して入力されてもよい。
1 認証登録・無効化装置
2 RFIDリーダ
10 RFIDタグ
10a 認証用タグ
10b 操作用タグ
31a RFIDタグ認識手段
32a 仮状態設定手段
32b 登録・無効化手段
A 認識エリア

Claims (8)

  1. 認証用タグおよび操作用タグを含むRFIDタグのうち、前記認証用タグを、認証登録または認証無効化する装置であって、
    複数のRFIDタグが同時に存在することを許容する認識エリア内に位置する全てのRFIDタグが発信するRFID信号を受信するRFIDリーダと、
    前記RFIDリーダが受信する全てのRFID信号に基づいて、前記認識エリア内に位置する全てのRFIDタグを認識するRFIDタグ認識手段と、
    登録指示または無効化指示を受けている間に前記認識エリア内に位置すると前記RFIDタグ認識手段によって認識された全ての認証用タグのうち、所定の条件を満足する認証用タグの状態を、仮登録または仮無効に設定する仮状態設定手段と、
    実行指示を受けると、仮登録または仮無効の状態に設定されている認証用タグの状態を、登録または無効に設定して認証登録または認証無効化する登録・無効化手段とを備えた、認証登録・無効化装置。
  2. 請求項1に記載の認証登録・無効化装置において、
    前記登録指示または前記無効化指示、および前記実行指示は、前記認識エリア内に位置する前記操作用タグが発信するRFID信号に含まれる、認証登録・無効化装置。
  3. 請求項1または2に記載の認証登録・無効化装置において、
    前記認識エリアは、第1の起動源がRFIDタグを起動する第1の起動エリアによって画定される、認証登録・無効化装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の認証登録・無効化装置において、
    前記所定の条件は、登録指示または無効化指示を受けている間に前記認識エリア内に位置すると前記RFIDタグ認識手段によって最初に認識されてから所定期間中は前記RFIDタグ認識手段が当該認証用タグは前記認識エリア内に位置すると認識し、その後、前記RFIDタグ認識手段が当該認証用タグは前記認識エリア内に位置しないと認識することである、認証登録・無効化装置。
  5. 請求項3に記載の認証登録・無効化装置において、
    前記RFIDリーダは、前記認識エリアに隣接して前記認識エリアとは別の認識エリアであって、第2の起動源がRFIDタグを起動する第2の起動エリアによって画定される別の認識エリア内に位置する全てのRFIDタグが発信するRFID信号も受信し、
    前記RFIDリーダが受信するRFID信号は、そのRFID信号を発信するRFIDタグが前記第1および第2の起動源のいずれによって起動されたかを示す起動エリアIDを含み、
    前記RFIDタグ認識手段は、さらに、前記別の認識エリア内に位置するRFIDタグを認識し、
    前記所定の条件は、前記仮状態設定手段が登録指示または無効化指示を受けた後に、前記RFIDリーダが受信するRFID信号に含まれる前記起動エリアIDに基づいて、前記RFIDタグ認識手段が、当該認証用タグは前記認識エリア内に位置せず、別の認識エリア内に位置すると認識することである、認証登録・無効化装置。
  6. 請求項1から3のいずれか一項に記載の認証登録・無効化装置において、
    前記所定の条件は無条件であり、
    前記登録・無効化手段が、前記操作用タグが前記認識エリア内に位置している状態で実行指示を受けると、仮登録または仮無効の状態に設定されている認証用タグの状態を、登録または無効に設定することに代えて、前記登録・無効化手段が、前記操作用タグが前記認識エリア内に位置している状態で実行指示を受けると、その時点において前記認識エリア内に位置する認証用タグのうち、仮登録または仮無効の状態に設定されている認証用タグの状態を、登録または無効に設定する、認証登録・無効化装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の認証登録・無効化装置において、さらに、
    前記RFIDタグ認識手段が認識したRFIDタグのうち、認証用タグについて、前記登録・無効化手段が設定した状態に基づいて、認証登録されているか否かを判定する認証手段と、
    前記認証手段が認証登録されていると判定すると、認証登録されている旨の結果を出力する認証通知手段とを備えた、認証登録・無効化装置。
  8. 請求項7に記載の認証登録・無効化装置において、
    前記認証通知手段が前記結果を出力することによって、開閉手段の開放が許可される、認証登録・無効化装置。
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