JP6226833B2 - 電力変換装置 - Google Patents
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Description
特に、平滑用のコンデンサに小容量のものを採用した場合は、このLC共振現象が生じる確率が高くなる。
具体的には、直流リンク部の電圧を検出し、この検出電圧の交流成分を抽出し更にこの交流成分にゲインKを乗算して得られる信号により、q軸電圧指令を補正する。
これにより、直流リンク部の電圧が大きく振動して過電圧を発生することを防ぐことができるとしている。
コンデンサの電圧を検出する電圧検出部、この電圧検出部で検出した電圧の交流成分を抽出するフィルタ部、このフィルタ部からの出力に第一ゲインを乗算して出力する乗算器、この乗算器の出力をq軸電圧補正信号として出力するq軸電圧補償部、および乗算器の出力電圧によって流れるq軸電流成分を演算しq軸電流補正信号として出力するq軸電流補償部を備え、
q軸電流制御器は、q軸電流指令値にq軸電流補正信号を加算した値とq軸電流検出値との偏差が零となるようq軸電圧指令値を生成し、ゲート信号生成部は、d軸電圧指令値およびq軸電圧指令値にq軸電圧補正信号を加算した信号に基づきゲート信号を生成することにより、交流電源が有するインダクタンス成分LとコンデンサCとで形成されるLC共振現象による過電圧の発生を抑制するようにしたものである。
図1は、この発明の実施の形態1による電力変換装置の全体構成を示す図である。電力変換装置の主回路は、三相の交流電源1からの三相交流電圧を直流電圧に変換し、平滑用のコンデンサ6で構成される直流リンク部5に供給するコンバータ2と、直流リンク部5の直流電圧を可変電圧可変周波数の交流電圧に変換して交流負荷である交流モータ3に供給するインバータ4とからなる。
コンバータ2は、その内部の図示を省略しているが、通例、ダイオード素子を三相ブリッジに結線した構成で、インバータ4は、図示の通り、スイッチング素子Sとこれに逆並列に接続されたダイオード素子Dとを三相ブリッジに結線して構成される。
dq二軸直交座標系で演算するベクトル制御方式を採用し、大きくは、q軸上で実行する速度制御系と、d軸上で実行する励磁制御系と、本願発明の主要部である共振抑制制御ブロック9とから構成される。
d軸電流制御器10Dは、d軸電流指令値id*と図示しない電流検出部からのd軸電流検出値idとの偏差が零となるよう、PI制御等でd軸電圧指令値vd*を生成する。
この発明では、後述するように、電圧指令値に電圧補正信号を加算することで共振抑制を行うことから、適正な共振抑制の効果を得るためには、上述の無駄時間を補償する位相進み手段14が必要となるわけである。
共振周波数FLCは、電源周波数の6倍であるため、例えば、60Hz系統においては、FLC=360Hzとなる。1制御周期当たりの時間Tcを250μsとすると、1制御周期に相当する、共振周波数における位相角θcは、(1)式で表される。
従って、位相進み手段14としては、
32.4×1.5=48.6deg
の位相進みを実現する伝達機能を備えた回路構成に設計される。
なお、後述する実施の形態3、4では、Δiqのみを調整するものである。
DCリンク電圧Vdcが上昇したら、出力電力を上昇させ、DCリンク電圧Vdcの上昇を抑える。
即ち、q軸電圧vqが大きくなるように補正する。
即ち、q軸電圧vqが小さくなるように補正する。
これは、電流制御系の応答が上がると、共振抑制制御の電圧補正動作(360Hz)を打ち消してしまうためである。
もっとも、電圧補正の回路には、無駄時間を補償するため、制御周期の1.5倍に相当する位相だけ進める位相進め手段14を設けているので、差し引き、位相遅れ手段15は、上述したとおり、制御周期の0.5倍に相当する位相だけ遅らせるものとすればよい。
図4は、この発明の実施の形態2による電力変換装置における制御ユニット7の内部構成を示す図である。実施の形態1の図2の場合と異なるのは、共振抑制制御ブロック9内に、共振抑制制御調整部18を備えた点である。以下、この部分を中心に説明する。
図5は、共振周波数が電源周波数の6倍の周波数に一致する場合の交流モータ3の消費電力と、DCリンク電圧Vdcの振動の関係の一例を示している。左側(a)が負荷電力の小さい場合、右側(b)が負荷電力の大きい場合の、上段から順次、DCリンク電圧Vdc、モータ速度、出力電流を示している。
そこで、常に共振抑制の制御を行う先の実施の形態1とは異なり、この実施の形態2では、DCリンク電圧Vdcに過電圧を発生させる条件に応じて共振抑制制御の強弱を調整する共振抑制制御調整部18を新たに備えている。
即ち、乗算器13で設定する第一ゲインK1を、先の実施の形態1では、固定値としたが、この実施の形態2では、これに調整係数Nを乗算することで、実質的に、第一ゲインK1を、変化させるものと言える。
DCリンク電圧Vdcの共振成分VdcACを入力し、波高値導出手段19を用いて、共振電圧VdcACの振幅VHを導出する。波高値導出手段19は、包絡線検波のような動作をし、共振成分VdcACの振動の大きさを抽出する。
この共振成分の振幅VHの大小で共振抑制の必要性が判断できる。VHが大きいほど、共振抑制が必要であるので、調整係数Nを大きくし、VHが小さいほど、共振抑制は不必要であるので、調整係数Nを小さくすればよい。テーブル20を用いて、共振成分の振幅VHから調整係数Nを決定する。
逆に、共振成分の絶対値|VdcAC|の現在値が1サンプル前の値と比べて減少した場合(条件(ii)の(8)式)は、αを係数とするローパスフィルタを用いてVHを決定する。αは、0に近い小数を用いる。
図8は、この発明の実施の形態3による電力変換装置における制御ユニット7の内部構成を示す図である。先の実施の形態1の図2と異なる点は、共振抑制制御ブロック9において、電圧補正に係る制御系、即ち、電圧補正信号Vcmp*を生成する回路を省略している点である。
q軸電流検出値iq=q軸電流指令値iq*+q軸電流補正信号iqcmp*
が成立しており、q軸電流補正信号iqcmp*がq軸電流検出値iqに確実に反映されており、従って、電圧補正を採用しなくても、十分な共振抑制効果が得られることがわかる。事実、DCリンク電圧Vdcの振動成分も小さい値に抑制されていることがわかる。
以上の検討結果に基づき、この実施の形態3では、図8に示したように、電圧補正に係る制御系を省略し、その分、構成が簡便となる利点がある。
なお、電圧補正に係る制御系を省略するということは、例えば、図2において、位相進み手段14から出力する電圧補正信号Vcmp*を零に設定することと等価であることから、この実施の形態3に係る発明も、本願請求項1に記載の発明に属するものと言える。
図10は、この発明の実施の形態4による電力変換装置における制御ユニット7の内部構成を示す図である。先の実施の形態3の図8で説明した共振抑制制御ブロック9に、先の実施の形態2の図4で説明した共振抑制制御調整部18を付加したものである。
5 直流リンク部、6 コンデンサ、7 制御ユニット、8 電圧検出部、
9 共振抑制制御ブロック、10 速度制御器、10D d軸電流制御器、
10Q q軸電流制御器、12 ハイパスフィルタ、13,21 乗算器、
14 位相進み手段、15 位相遅れ手段、16 モータモデル、
17 ゲート信号生成部、18 共振抑制制御調整部、19 波高値導出手段、
20 テーブル。
Claims (6)
- 交流電源からの交流電圧を直流電圧に変換してコンデンサに供給するコンバータ、前記コンデンサの直流電圧を交流電圧に変換して交流負荷に供給するインバータ、dq二軸直交座標上のd軸電流指令値とd軸電流検出値との偏差が零となるようd軸電圧指令値を生成するd軸電流制御器、dq二軸直交座標上のq軸電流指令値とq軸電流検出値との偏差が零となるようq軸電圧指令値を生成するq軸電流制御器、および前記d軸電圧指令値および前記q軸電圧指令値に基づき前記インバータを駆動するゲート信号を生成するゲート信号生成部を備えた電力変換装置であって、
前記コンデンサの電圧を検出する電圧検出部、この電圧検出部で検出した電圧の交流成分を抽出するフィルタ部、このフィルタ部からの出力に第一ゲインを乗算して出力する乗算器、この乗算器の出力を電圧補正信号として出力するq軸電圧補償部、および前記乗算器の出力電圧によって流れるq軸電流成分を演算しq軸電流補正信号として出力するq軸電流補償部を備え、
前記q軸電流制御器は、前記q軸電流指令値に前記q軸電流補正信号を加算した値と前記q軸電流検出値との偏差が零となるよう前記q軸電圧指令値を生成し、前記ゲート信号生成部は、前記d軸電圧指令値および前記q軸電圧指令値に前記電圧補正信号を加算した信号に基づき前記ゲート信号を生成することにより、前記交流電源が有するインダクタンス成分Lと前記コンデンサCとで形成されるLC共振現象による過電圧の発生を抑制するようにしたことを特徴とする電力変換装置。 - データのサンプリングと演算を予め設定した制御周期で行う場合、前記制御周期に基づく無駄時間を補償するため、前記q軸電圧補償部は、前記電圧補正信号を前記制御周期の1.5倍に相当する位相だけ進める位相進み手段を備え、前記q軸電流補償部は、前記q軸電流補正信号を前記制御周期の0.5倍に相当する位相だけ遅らせる位相遅れ手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
- 前記q軸電流制御器の制御応答速度が前記LC共振現象の共振周波数に相当する速度に比較して十分高い場合、前記q軸電圧補償部を省略し、前記ゲート信号生成部は、前記d軸電圧指令値および前記q軸電圧指令値に基づき前記ゲート信号を生成するようにしたことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
- データのサンプリングと演算を予め設定した制御周期で行う場合、前記制御周期に基づく無駄時間を補償するため、前記q軸電流補償部は、前記q軸電流補正信号を前記制御周期の2倍に相当する位相だけ遅らせる位相遅れ手段を備えたことを特徴とする請求項3記載の電力変換装置。
- 前記フィルタ部で抽出した前記交流成分の波高値を出力する波高値導出手段を備え、前記第一ゲインを前記波高値に応じて変化させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
- 前記交流負荷は交流モータであり、
前記d軸電流指令値を零に設定するとともに、前記交流モータの速度指令値と速度検出値との偏差が零となるよう前記q軸電流指令値を生成する速度制御器を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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