JP6226241B2 - シャフトブラケットを有する近接二軸船の推進装置、船舶 - Google Patents

シャフトブラケットを有する近接二軸船の推進装置、船舶 Download PDF

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Description

この発明は、シャフトブラケットを有する近接二軸船の推進装置、船舶に関する。
船舶の推進装置においては、主機によりプロペラを回転させて推進力を得るのが一般的である。
船舶が一機の主機と一基のプロペラとを備えた、いわゆる一軸船の場合、船舶が大型化すると、当然ながら、一基のみのプロペラに作用する荷重度が増加する。十分な推進力を得るには、プロペラの回転速度を高めたり、プロペラの径を大きくする必要がある。すると、プロペラの周速が速くなるので、プロペラ翼端近傍の圧力が下がって、水中に気泡が生じる現象であるキャビテーションが過大に発生することがある。キャビテーションが発生すると、船尾船底を通じて船体が振動する。また、キャビテーションによってプロペラにエロージョンが生じることがあり、プロペラの耐久性に悪影響を及ぼす。
そこで、船舶を、二基の主機と二基のプロペラとを備えた二軸船とすることによって、上記のような問題が解決できることが知られている。二軸船とすると、一基当たりのプロペラの荷重度が低減されてプロペラ効率が向上し、キャビテーション発生を抑制することができる。
船尾に二基のプロペラを配置する例としては、オーバーラッピングプロペラ(OLP;Overlapping Propellers)方式、インターロックプロペラ方式、及び、プロペラを左右並列する方式などがある。
このうち、OLP方式では、二基のプロペラを前後にずらして配置し、船尾から見た場合に二基のプロペラの少なくとも一部が重なるように配置する。OLP方式を採用することで推進性能が一軸船から5〜10%程度改善できる。
インターロックプロペラ方式では、一方のプロペラの翼と翼との間に他方のプロペラの翼が入るように配置する。
プロペラを左右並列する方式では、プロペラを船長方向の同じ位置に並べて配置する。
国際公開第2006/095774号
しかしながら、OLP方式を用いた場合、後方に配置されたプロペラは、一回転する間に、前方のプロペラによって加速された速い流れと船幅方向(船の幅方向)中心近傍の遅い流れの中を交互に通過する。そのため、後方のプロペラのプロペラ翼に掛かる荷重が大きく変動する。その結果、OLP方式を用いた二軸船では、一軸船と比較して、後方のプロペラのプロペラ軸のベアリングに作用するベアリングフォースが過大となる可能性がある。
また、前方のプロペラの回転により、速度の速い回転流が新たに形成されるため、後方のプロペラは非常に複雑な流れの中で動作する必要があり、必然的にキャビテーションが発生する範囲が広がってしまう。その結果、過大な振動が発生する恐れがある。更に、前方のプロペラのプロペラ翼の先端からチップボルテックスキャビテーション(翼端渦キャビテーション)を発生した場合、発生した気泡が後方のプロペラのプロペラ翼面上で破裂するなどして、そのプロペラ翼にエロージョンを発生させる可能性もある。
また、インターロックプロペラ方式の場合、一方のプロペラの翼と他方のプロペラの翼とが干渉しないように、双方のプロペラの回転を制御しなければならず、回転制御が難しくなる。また、万が一、一方のプロペラの翼と他方のプロペラの翼とが干渉した場合、プロペラが損傷してしまう。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、キャビテーションやエロージョンなどの発生を抑制しつつ、推進性能を向上させることができるシャフトブラケットを有する近接二軸船の推進装置、船舶を提供することを目的とする。
この発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
この発明の第一態様によれば、船尾船体に設けられた左舷プロペラおよび右舷プロペラと、前記左舷プロペラおよび前記右舷プロペラの後方において、前記船尾船体の船幅方向中心に配置された1つの舵、または左舷舵および右舷舵からなる2つの舵を設け、前記左舷プロペラおよび前記右舷プロペラの前方にそれぞれ設けられ、前記左舷プロペラおよび前記右舷プロペラのプロペラ軸を回転自在に支持するシャフトブラケットと、を備え、前記船幅方向中心側における前記左舷プロペラのプロペラ翼の先端と前記右舷プロペラのプロペラ翼の先端との距離は、0mより大きく1.0m以下とされ、前記左舷プロペラおよび前記右舷プロペラの回転方向は、前記左舷プロペラおよび前記右舷プロペラの上部において船幅方向中心側から外側に向かって回転する外回りとされ前記シャフトブラケットは、前記左舷プロペラおよび前記右舷プロペラの前記プロペラ軸を回転自在に支持する軸支持部と、前記軸支持部から上方に向けて延び、前記軸支持部と船尾船体とを接続するストラットと、を備え、前記ストラットは、前記左舷プロペラおよび前記右舷プロペラの上部に対し、前記左舷プロペラおよび前記右舷プロペラの回転方向とは反対方向の流れを与えるように形成され、前記左舷プロペラおよび前記右舷プロペラのプロペラ直径をDpとしたとき、前記左舷プロペラ及び前記右舷プロペラの中心位置と、前記左舷プロペラおよび前記右舷プロペラの中心高さにおける前記舵の前縁との距離が、1.0Dp以下であり、前記船尾船体は、前記右舷プロペラおよび前記左舷プロペラと同じ高さの先端部の位置が、前記右舷プロペラと前記左舷プロペラの回転面の船首側の端の位置よりも船首側に位置する一軸船型の船尾構造を有し、前記軸支持部は、前記先端部の位置よりも船尾側に設けられ、前記ストラットは、前記右舷プロペラと前記左舷プロペラの回転面の船首側の端の位置よりも船首側であって、かつ、前記先端部の位置よりも船尾側に設けられて前記軸支持部から上方に向けて延び、前記船体に接続されている
このように、右舷プロペラおよび左舷プロペラを船幅方向中心の近傍に近接させて配置する(近接二軸方式と呼称)ので、船幅方向中心近傍の縦渦を効率良く回収することができ、推進性能を向上することができる。また、右舷プロペラおよび左舷プロペラは、インターロックプロペラ方式のように互いに干渉することもない。そして、右舷プロペラおよび左舷プロペラを並列で配置しているので、OLP方式に比較し、後方プロペラにおけるベアリングフォース過大、キャビテーション範囲拡大、エロージョンの発生などのリスクを大幅に抑制することができる。
また、ストラットにより、左舷プロペラおよび右舷プロペラの回転方向とは反対方向の流れが付与されるので、左舷プロペラおよび右舷プロペラ(10R)に対する流れの回転方向の速度が相対的に高まる。これによって、右舷プロペラ(10R)および左舷プロペラにおいて、より多くの前進方向の推力を発揮させることが可能となり、推進性能を向上させることができる。
さらに、舵の前縁を右舷プロペラおよび左舷プロペラに近づけることができ、右舷プロペラおよび左舷プロペラからの後流を舵面に確実に当てることができる。これによって、舵効きおよび推進性能を向上させることができる。
さらに、一軸船型の船尾構造を有する場合において、上記した各態様における作用効果を特に顕著に奏することができる。また、一軸船型の船尾構造は、二軸船型の船尾構造であるスケグを備える場合に比較し、船幅方向中心の近傍における内回りの縦渦を強めることができ、外回りに回転する右舷プロペラおよび左舷プロペラにおいて、流れを効率よく回収して推進性能を向上させることができる。
この発明の第態様によれば、前記シャフトブラケットは、前記左舷プロペラおよび前記右舷プロペラの前記プロペラ軸を回転自在に支持する軸支持部と、前記軸支持部と船尾船体とを接続するストラットと、を備え、前記軸支持部は、その下部の外周部に、放射状に延びる1枚以上のフィンを備え、前記各フィンは、前記左舷プロペラおよび前記右舷プロペラの下部に対し、前記左舷プロペラおよび前記右舷プロペラの回転方向とは反対方向の流れを与えるように形成されている。
このように構成することで、フィンにより、左舷プロペラおよび右舷プロペラの回転方向とは反対方向の流れが付与されるので、左舷プロペラおよび右舷プロペラに対する流れの回転方向の速度が相対的に高まる。これによって、右舷プロペラおよび左舷プロペラにおいて、より多くの前進方向の推力を発揮させることが可能となり、推進性能を向上させることができる。
この発明の第態様によれば、船舶は、第一又は様におけるシャフトブラケットを有する近接二軸船の推進装置を備えるようにしてもよい。
このような構成によれば、右舷プロペラおよび左舷プロペラを船幅方向中心の近傍に近接させて配置することで、推進性能の向上を図ることができる。右舷プロペラおよび左舷プロペラにおけるベアリングフォース、キャビテーション、エロージョンの発生などのリスクを大幅に抑制することができる。
この発明に係るシャフトブラケットを有する近接二軸船の推進装置、船舶によれば、キャビテーションやエロージョンなどの発生を抑制しつつ、推進性能を向上させることが可能となる。
この発明の第一実施形態に係るシャフトブラケットを有する近接二軸船の推進装置の構成を示す下面図である。 上記推進装置の構成を示す側面図である。 上記船舶の左右両舷のプロペラチップ間距離dと、船舶の推進性能との関係を示すグラフである。 上記推進装置を後方から見た図であり、右舷プロペラと左舷プロペラと渦との関係を模式的に示す概念図である。 この発明の第二実施形態に係るシャフトブラケットを有する近接二軸船の推進装置の構成を示す下面図である。 図5の要部拡大図であり、シャフトブラケットのストラットの断面形状を示す図である。 この発明の第二実施形態に係るシャフトブラケットを有する近接二軸船の推進装置を後方から見た図である。 この発明の第三実施形態に係るシャフトブラケットを有する近接二軸船の推進装置を後方から見た図である。
以下、この発明の実施形態に係るシャフトブラケットを有する近接二軸船の推進装置、船舶を図面に基づき説明する。
(第一実施形態)
図1は、第一実施形態に係るシャフトブラケットを有する近接二軸船の推進装置の構成を示す下面図である。図2は、推進装置の構成を示す側面図である。
ここでは、船舶として、多軸船の一種である一軸船型の船尾構造を有する二軸船(船舶、近接二軸船)1を例に説明する。
図1に示すように、この実施形態における二軸船1の推進装置は、右舷プロペラ10Rと、左舷プロペラ10Lと、舵40と、を備えている。
右舷プロペラ10Rは、船体の船尾である船尾船体3の船底4の右舷側の下方に設けられている。右舷プロペラ10Rは、右舷プロペラ軸12Rの一端に接続されている。船尾船体3の内部の右舷側に、右舷主機18Rが設けられている。右舷プロペラ軸12Rは、船底4に設けられたボッシング11Rを通して船尾船体3内部に貫通し、他端が右舷主機18Rに接続されている。右舷主機18Rは、右舷プロペラ軸12Rを介して右舷プロペラ10Rを回転させる。
左舷プロペラ10Lは、船尾船体3の船底4の左舷側の下方に設けられている。左舷プロペラ10Lは、左舷プロペラ軸12Lの一端に接続されている。船尾船体3の内部の左舷側には、左舷主機18Lが設けられている。左舷プロペラ軸12Lは、船底4に設けられたボッシング11Lを通して船尾船体3内部に貫通し、他端が左舷主機18Lに接続されている。左舷主機18Lは、左舷プロペラ軸12Lを介して左舷プロペラ10Lを回転させる。
図1、図2に示すように、右舷プロペラ軸12R、左舷プロペラ軸12Lは、船尾船体3から後方に突出した後端部が、右舷プロペラ10R、左舷プロペラ10Lの前方で、シャフトブラケット13R、13Lにより回転自在に支持されている。
シャフトブラケット13R、13Lは、右舷プロペラ軸12R、左舷プロペラ軸12Lを回転自在に支持する筒状支持部14R、14Lと、筒状支持部14R、14Lから上方に向けてV字状に延び、上端が船尾船体3の船底4に接続された複数のストラット15R、16R、15L、16Lと、を備えている。
右舷プロペラ10Rと左舷プロペラ10Lとは、互いのプロペラ翼が干渉しない程度の距離を隔てて船幅方向中心Cを中心として対称に配置されている。すなわち、この二軸船1は、OLP方式やインターロックプロペラ方式ではなく、右舷プロペラ10Rと左舷プロペラ10Lとを並列させた方式とされている。
ここで、右舷プロペラ10Rと左舷プロペラ10Lとの距離を、船幅方向中心C側における右舷プロペラ10Rの最外周部と左舷プロペラ10Lの最外周部との間隔であるプロペラチップ間距離dで表す。その場合、プロペラチップ間距離dは、プロペラ翼同士の接触の恐れがなく、かつ、縦渦を捉えられるように右舷プロペラ10Rと左舷プロペラ10Lとを船幅方向中心Cに近く配置できるよう、なるべく小さく設定するのが好ましい。具体的には、以下のようにして決定される。
すなわち、二軸船1は、右舷プロペラ10Rと左舷プロペラ10Lとを並列させた方式とするため、プロペラチップ間距離dは、0mより大きく設定する。プロペラチップ間距離dは、より好ましくは、0.1m以上とするのが好ましい。これは、加工誤差や組み立て誤差を考慮しても右舷プロペラ10Rと左舷プロペラ10Lとが干渉しないようにするためである。
また、プロペラチップ間距離dは、好ましくは1.0m以下、より好ましくは0.5m以下に設定する。これは、プロペラチップ間距離dをなるべく小さくすることで、船幅方向中心C近くの縦渦を捉え、推進性能をより向上させることができるからである。
図3は、本発明の第一実施の形態に係る船舶の左右両舷のプロペラチップ間距離dと、船舶の推進性能との関係を示すグラフである。
図3において、横軸は、右舷プロペラ10Rと左舷プロペラ10Lとのプロペラチップ間距離dの値を示している。縦軸は、船舶の推進性能指標であり、同じ船尾船体3に一組のプロペラおよび主機で推進させる一軸船とした場合の推進性能を1.0として正規化した値を示している。ここで、推進性能は馬力性能のことであり、同一速力を出すために必要な馬力が小さいほど性能が良い、すなわち燃費性能が良いことになる。従って、縦軸の推進性能指標の数値が小さくなるほど推進性能が良く、数値が大きくなるほど推進性能が悪い。したがって、一軸船と比較して推進性能を向上させるためには、推進性能を1.0以下にする必要がある。したがって、プロペラチップ間距離dの上限を、1.0mと設定するのが好ましい。
これは、例えば、以下のように説明される。図4は、右舷プロペラ10Rと左舷プロペラ10Lと渦との関係を模式的に示す概念図である。図4において、船幅方向中心線Cの近傍の領域80には、縦渦V2、V1が発生している。この領域80の縦渦V2、V1を効率良く回収して推進性能向上を図るために、二軸船の右舷プロペラ10R、左舷プロペラ10Lの回転方向は、右舷プロペラ10Rと左舷プロペラ10Lとの上部において船幅方向中心Cから外側に向かって回転する外回りR2,R1とする。
右舷プロペラ10Rと左舷プロペラ10Lは、その領域80と重なる領域S2、S1の範囲で、効率良く縦渦V1,V2を回収できる。そして、プロペラチップ間距離dを小さくすればするほど、領域S2及び領域S1を併せた面積が大きくなるため、推進性能をより向上させることができる。
また、右舷プロペラ10Rと左舷プロペラ10Lの中心高さは、同一の位置である必要はない。ただし、二軸船1の操縦性を考慮すると同一の位置であることが好ましい。
また、船尾船体3における右舷プロペラ10Rおよび左舷プロペラ10Lと同じ高さの先端部9の位置は、右舷プロペラ10Rと左舷プロペラ10Lの回転面の船首側の端の位置と比較して、船首側にあることが好ましい。
舵40は、右舷プロペラ10Rおよび左舷プロペラ10Lの後方であって、船幅方向中心C上に設けられている。
舵40は、右舷プロペラ10Rおよび左舷プロペラ10Lよりも後方側(船尾側)に配置されている。舵40は、翼断面形状で、船尾船体3の船底4から鉛直下方に延びる舵軸41に取り付けられている。舵40は、舵軸41とともに鉛直軸線回りに回転し、二軸船1の針路方向を変更する。
ここで、舵40の前縁40fと、右舷プロペラ10Rおよび左舷プロペラ10Lは、なるべく近接させるのが好ましい。これは、右舷プロペラ10Rおよび左舷プロペラ10Lにより生成される速い流れが舵40に流入し、舵効きが良くなるためである。具体的には、右舷プロペラ10Rおよび左舷プロペラ10Lのプロペラ直径をDpとしたとき、右舷プロペラ10Rおよび左舷プロペラ10Lの中心位置Pcと、右舷プロペラ10Rおよび左舷プロペラ10Lの中心高さPhにおける舵40の前縁40fpとの距離Lは、1.0Dp以下とするのが好ましい。
したがって、上述した第一実施形態のシャフトブラケットを有する近接二軸船の推進装置および船舶によれば、右舷プロペラ10Rおよび左舷プロペラ10Lを船幅方向中心Cの近傍に近接させて配置するので、船幅方向中心C近傍の縦渦を効率良く回収することができ、推進性能を向上することができる。また、右舷プロペラ10Rおよび左舷プロペラ10Lは、インターロックプロペラ方式のように互いに干渉することもない。それにより、二軸船1を容易に製造することが可能となる。そして、右舷プロペラ10Rおよび左舷プロペラ10Lを並列で配置しているので、OLP方式に比較し、後方プロペラにおけるベアリングフォース過大、キャビテーション範囲拡大、エロージョンの発生などのリスクを大幅に抑制することができる。
このようにして、二軸船1によれば、キャビテーションやエロージョンなどの発生を抑制しつつ、推進性能を向上させることが可能となる。
また、ボッシング11R,11Lの長さを最小限としてプロペラ軸12R,12Lを露出させ、その後端部をシャフトブラケット13R,13Lによって支持することで、副部抵抗を小さく抑えることが可能となる。これによっても推進性能の向上に寄与することができる。
また、上記二軸船1の推進装置によれば、左舷プロペラ10L及び右舷プロペラ10Rの中心位置Pcと、左舷プロペラ10Lおよび右舷プロペラ10Rの中心高さPhにおける舵40の前縁40fpとの距離Lが、1.0Dp以下であるようにした。これにより、舵40の前縁40fpを右舷プロペラ10Rおよび左舷プロペラ10Lに近づけることができ、右舷プロペラ10Rおよび左舷プロペラ10Lからの後流を舵40に流入させることができる。これによって、舵効きを向上させることができる。
加えて、上記二軸船1の推進装置によれば、船尾船体3は、一軸船型の船尾構造を有する場合において、上記した各作用効果を特に顕著に奏することができる。そして、一軸船型の船尾構造は、二軸船型の船尾構造であるスケグを備える場合に比較し、船幅方向中心Cの近傍における内回りの縦渦を強めることができ、外回りに回転する右舷プロペラ10Rおよび左舷プロペラ10Lにおいて、流れを効率よく回収して推進性能を向上させることができる。
(第一実施形態の変形例)
なお、上記第一実施形態では、二軸船1の船尾船体3が、一軸船型の船尾構造を有するものとしたが、これに限らない。船尾船体3において、舵40の前方に、船幅方向中心Cに沿って延びるスケグを備えるようにしてもよい。
(第二実施形態)
次に、この発明にかかるシャフトブラケットを有する近接二軸船の推進装置および船舶の第二実施形態について説明する。以下に説明する第二実施形態においては、第一実施形態とシャフトブラケット13R、13Lの構成のみが異なるので、第一実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複説明を省略する。
図5は、この発明の第二実施形態に係るシャフトブラケットを有する近接二軸船の推進装置の構成を示す下面図である。図6は、図5の要部拡大図であり、シャフトブラケットのストラットの断面形状を示す図である。図7は、この発明の第二実施形態に係るシャフトブラケットを有する近接二軸船の推進装置を後方から見た図である。
図5、図6、図7に示すように、この実施形態における二軸船1は、上記第一実施形態と同様の構成で設けられた右舷プロペラ10Rおよび左舷プロペラ10Lと、舵40と、を備えている。
右舷プロペラ軸12R、左舷プロペラ軸12Lは、右舷プロペラ10R、左舷プロペラ10Lの前方で、シャフトブラケット13R、13Lにより回転自在に支持されている。そして、この実施形態において、シャフトブラケット13R、13Lのストラット25R、26R、25L、26Lは、船底4から筒状支持部14R,14Lに向けて延びる方向に直交する断面形状が、翼断面形状とされている。さらに、ストラット25R、26R、25L、26Lは、右舷プロペラ10R、左舷プロペラ10Lの上部に対し、右舷プロペラ10R、左舷プロペラ10Lの回転方向とは反対方向の流れを与えるように形成されている。すなわち、右舷プロペラ10R、左舷プロペラ10Lは、右舷プロペラ10Rと左舷プロペラ10Lとの上部において船幅方向中心Cから外側に向かって外回りR2,R1に回転する。そこで、ストラット25R、26R、25L、26Lは、右舷プロペラ10Rと左舷プロペラ10Lとの上部において船幅方向外側から船幅方向中心C側に向かう流れFR1,FL1が生じるよう設けられている。具体的には、ストラット25R、26R、25L、26Lは、それぞれの前縁部25f,26fから後縁部25r、26rに向かって、プロペラ軸方向Spよりも船幅方向中心Cに漸次近づくよう傾斜して形成されている。
したがって、上述した第二実施形態のシャフトブラケットを有する近接二軸船の推進装置および船舶によれば、シャフトブラケット13R、13Lのストラット25R、26R、25L、26Lが翼断面形状とされ、外回りR2,R1で回転する右舷プロペラ10R、左舷プロペラ10Lの上部に対し、右舷プロペラ10R、左舷プロペラ10Lの回転方向とは反対方向の船幅方向外側から船幅方向中心C側に向かう流れFR1,FL1を与える。これにより、左舷プロペラ10Lおよび右舷プロペラ10Rに対する流れの回転方向の速度が相対的に高まる。その結果、右舷プロペラ10R、左舷プロペラ10Lで、シャフトブラケット13R、13Lのストラット25R、26R、25L、26Lを経た後流を効率よく回収することができ、推進性能を向上させることができる。
また、上記二軸船1の推進装置によれば、上記第一実施形態と同様、右舷プロペラ10Rおよび左舷プロペラ10Lを船幅方向中心Cの近傍に近接させて配置するので、船幅方向中心C近傍の縦渦を効率良く回収することができ、推進性能を向上することができる。また、右舷プロペラ10Rおよび左舷プロペラ10Lは、インターロックプロペラ方式のように互いに干渉することもない。それにより、二軸船1を容易に製造することが可能となる。そして、右舷プロペラ10Rおよび左舷プロペラ10Lを並列で配置しているので、OLP方式に比較し、後方プロペラにおけるベアリングフォース過大、キャビテーション範囲拡大、エロージョンの発生などのリスクを大幅に抑制することができる。
このようにして、二軸船1によれば、キャビテーションやエロージョンなどの発生を抑制しつつ、推進性能を向上させることが可能となる。
ところで、図5、図6に示したように、本実施形態の構成において、右舷プロペラ軸12Rと左舷プロペラ軸12Lとの間の距離が船体後方に向かって漸減して水平レーキを有するように、プロペラ軸方向Spを船幅方向中心Cに対して傾斜させ、右舷プロペラ軸12R、左舷プロペラ軸12Lや、左舷主機18L、右舷主機18Rを配置しても良い。
(第三実施形態)
次に、この発明にかかるシャフトブラケットを有する近接二軸船の推進装置および船舶の第三実施形態について説明する。以下に説明する第三実施形態においては、第二実施形態とシャフトブラケット13R、13Lの構成のみが異なるので、第二実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複説明を省略する。
図8は、この発明の第三実施形態に係るシャフトブラケットを有する近接二軸船の推進装置を後方から見た図である。
図8に示すように、この実施形態における二軸船1は、上記第二実施形態と同様の構成で設けられた右舷プロペラ10Rおよび左舷プロペラ10Lと、舵40と、を備えている。
右舷プロペラ軸12R、左舷プロペラ軸12Lは、右舷プロペラ10R、左舷プロペラ10Lの前方で、シャフトブラケット13R、13Lにより回転自在に支持されている。そして、この実施形態において、シャフトブラケット13R、13Lの筒状支持部14R、14Lは、その下部の外周部に、放射状に延びる1枚以上(本実施形態では4枚)のフィン45を備えている。
各フィン45は、筒状支持部14R,14Lから外周側に向けて延びる方向に直交する断面形状が、翼断面形状とされている。さらに、各フィン45は、右舷プロペラ10R、左舷プロペラ10Lの下部に対し、右舷プロペラ10R、左舷プロペラ10Lの回転方向とは反対方向の流れを与えるように形成されている。すなわち、右舷プロペラ10R、左舷プロペラ10Lは、右舷プロペラ10Rと左舷プロペラ10Lとの下部においては、外側から船幅方向中心Cに向かって回転する。そこで、各フィン45は、右舷プロペラ10Rと左舷プロペラ10Lとの下部において船幅方向中心C側から船幅方向外側に向かう流れFR2,FL2が生じるよう形成されている。具体的には、各フィン45は、それぞれの前縁部45fから後縁部45rに向かって、右舷プロペラ10Rと左舷プロペラ10Lとの下部において、船幅方向中心Cから船幅方向外側に漸次遠ざかるように、傾斜して形成されている。
したがって、上述した第三実施形態のシャフトブラケットを有する近接二軸船の推進装置および船舶によれば、シャフトブラケット13R、13Lに設けられたフィン45が翼断面形状とされ、右舷プロペラ10R、左舷プロペラ10Lの下部に対し、右舷プロペラ10R、左舷プロペラ10Lの回転方向とは反対方向の船幅方向中心C側から船幅方向外側に向かう渦状の流れFR2,FL2を付与することができる。これにより、左舷プロペラ10Lおよび右舷プロペラ10Rに対する流れの回転方向の速度が相対的に高まる。その結果、右舷プロペラ10R、左舷プロペラ10Lで、シャフトブラケット13R、13Lのフィン45を経た後流を効率よく回収することができ、推進性能を向上させることができる。
また、上記二軸船1の推進装置によれば、上記第一、第二実施形態と同様、右舷プロペラ10Rおよび左舷プロペラ10Lを船幅方向中心Cの近傍に近接させて配置するので、船幅方向中心C近傍の縦渦を効率良く回収することができ、推進性能を向上することができる。また、右舷プロペラ10Rおよび左舷プロペラ10Lは、インターロックプロペラ方式のように互いに干渉することもない。それにより、二軸船1を容易に製造することが可能となる。そして、右舷プロペラ10Rおよび左舷プロペラ10Lを並列で配置しているので、OLP方式に比較し、後方プロペラにおけるベアリングフォース過大、キャビテーション範囲拡大、エロージョンの発生などのリスクを大幅に抑制することができる。
このようにして、二軸船1によれば、キャビテーションやエロージョンなどの発生を抑制しつつ、推進性能を向上させることが可能となる。
なお、上記第三実施形態では、上記第二実施形態と同様のストラット25R、26R、25L、26Lを備える構成としたが、これに限らず、上記第一実施形態と同様のストラット15R、16R、15L、16Lを備えるようにしてもよい。
(その他の変形例)
なお、この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な形状や構成等は一例にすぎず、適宜変更が可能である。
1 二軸船(船舶、近接二軸船)
3 船尾船体
4 船底
9 先端部
10L 左舷プロペラ
10R 右舷プロペラ
11L,11R ボッシング
12L 左舷プロペラ軸
12R 右舷プロペラ軸
13R,13L シャフトブラケット
14R,14L 筒状支持部
15R,15L、16R,16L、25R,25L、26R,26L ストラット
18L 左舷主機
18R 右舷主機
40 舵
40f、40fp 前縁
41 舵軸
45 フィン
80 領域
C 船幅方向中心
d プロペラチップ間距離
Ls 基準線
V1,V2 縦渦

Claims (3)

  1. 船尾船体に設けられた左舷プロペラおよび右舷プロペラと、
    前記左舷プロペラおよび前記右舷プロペラの後方において、前記船尾船体の船幅方向中心に配置された1つの舵、または左舷舵および右舷舵からなる2つの舵を設け、
    前記左舷プロペラおよび前記右舷プロペラの前方にそれぞれ設けられ、前記左舷プロペラおよび前記右舷プロペラのプロペラ軸を回転自在に支持するシャフトブラケットと、を備え、
    前記船幅方向中心側における前記左舷プロペラのプロペラ翼の先端と前記右舷プロペラのプロペラ翼の先端との距離は、0mより大きく1.0m以下とされ、
    前記左舷プロペラおよび前記右舷プロペラの回転方向は、前記左舷プロペラおよび前記右舷プロペラの上部において船幅方向中心側から外側に向かって回転する外回りとされ、
    前記シャフトブラケットは、前記左舷プロペラおよび前記右舷プロペラの前記プロペラ軸を回転自在に支持する軸支持部と、前記軸支持部から上方に向けて延び、前記軸支持部と船尾船体とを接続するストラットと、を備え、
    前記ストラットは、前記左舷プロペラおよび前記右舷プロペラの上部に対し、前記左舷プロペラおよび前記右舷プロペラの回転方向とは反対方向の流れを与えるように形成され、
    前記左舷プロペラおよび前記右舷プロペラのプロペラ直径をDpとしたとき、前記左舷プロペラ及び前記右舷プロペラの中心位置と、前記左舷プロペラおよび前記右舷プロペラの中心高さにおける前記舵の前縁との距離が、1.0Dp以下であり、
    前記船尾船体は、前記右舷プロペラおよび前記左舷プロペラと同じ高さの先端部の位置が、前記右舷プロペラと前記左舷プロペラの回転面の船首側の端の位置よりも船首側に位置する一軸船型の船尾構造を有し
    前記軸支持部は、前記先端部の位置よりも船尾側に設けられ、
    前記ストラットは、前記右舷プロペラと前記左舷プロペラの回転面の船首側の端の位置よりも船首側であって、かつ、前記先端部の位置よりも船尾側に設けられて前記軸支持部から上方に向けて延び、前記船体に接続されているシャフトブラケットを有する近接二軸船の推進装置。
  2. 前記軸支持部は、その下部の外周部に、放射状に延びる1枚以上のフィンを備え、前記各フィンは、前記左舷プロペラおよび前記右舷プロペラの下部に対し、前記左舷プロペラおよび前記右舷プロペラの回転方向とは反対方向の流れを与えるように形成されている請求項1に記載のシャフトブラケットを有する近接二軸船の推進装置。
  3. 請求項1又は2に記載のシャフトブラケットを有する近接二軸船の推進装置を備える船舶。
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