JP6219804B2 - フライヤー - Google Patents
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Description
前記燃焼ガス通路は、前記油槽の外側面における一方の側に設けられた第1燃焼ガス通路および該油槽の外側面における他方の側に設けられた第2燃焼ガス通路からなり、
前記第1燃焼ガス通路および第2燃焼ガス通路は、流通口を介して前記排気ダクトに空間的に連通し、
前記流通口の開口部と前記油槽の外周面との間に、前記第1燃焼ガス通路および第2燃焼ガス通路を仕切る仕切り部材が設けられ、
前記第1燃焼ガス通路を移動した燃焼ガスおよび第2燃焼ガス通路を移動した燃焼ガスが、前記仕切り部材により、合流することなく前記流通口から前記排気ダクトへ移動するよう構成されたことを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、第1燃焼ガス通路および第2燃焼ガス通路が、流通口に対向する部分において仕切り部材により仕切られており、該第1燃焼ガス通路を移動した燃焼ガスと第2燃焼ガス通路を移動した燃焼ガスとが、流通口の手前部分で合流しないので、第1燃焼ガス通路から排気ダクト内へ燃焼ガスがスムーズに移動すると共に、第2燃焼ガス通路から排気ダクト内へ燃焼ガスがスムーズに移動する。これにより、燃焼ガスが排気ダクト内をスムースに上昇移動するのでドラフト効果が適切に発現するようになり、ガス燃焼手段におけるガス燃焼用の外部空気が本体内に取り込まれて該ガス燃焼手段へ供給可能となる。従って、ガス燃焼手段においては、ガスの燃焼に必要な量の空気が供給されて不完全燃焼が起こり難く、燃焼ガスに含まれる一酸化炭素の濃度が高くなることを防止し得る。
請求項2に係る発明によれば、第1燃焼ガス通路から排気ダクトへ移動した燃焼ガスにより発現するドラフト効果と、第2燃焼ガス通路から排気ダクトへ移動した燃焼ガスにより発現するドラフト効果とが同等となる。従って、第1燃焼ガス通路および第2燃焼ガス通路への燃焼ガスの移動がスムーズになり、ガス燃焼手段において適切な燃焼が連続するようになるので、燃焼ガスに含まれる一酸化酸素の濃度が上昇することを抑え得る。
前記排気ダクト内は、前記区画部材により、前記第1燃焼ガス通路に連通する第1ガス案内部および前記第2燃焼ガス通路に連通する第2ガス案内部が画成されていることを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、排気ダクト内が、第1燃焼ガス通路に連通する第1ガス案内部および第2燃焼ガス通路に連通する第2ガス案内部に区画されているので、第1燃焼ガス通路からダクト内へ移動した燃焼ガスと第2燃焼ガス通路からダクト内へ移動した燃焼ガスとが合流しないので、ドラフト効果が低減することを防止し得る。
請求項4に係る発明によれば、部品点数の増加が防止されると共に、製造コストを抑えることができる。
実施例のフライヤー20は、図1および図2に示すように、箱型形状をなす本体21と、調理油を貯留すると共に本体21に配設された油槽22と、油槽22の下部前側に設置されたガスバーナ(ガス燃焼手段)23とを備えている。油槽22は、揚げ調理用の食材(図示せず)を出し入れし得るように上方に開口した箱状に形成されている。図4〜図6に示すように、油槽22の外周囲には、ガスバーナ23におけるガスの燃焼により発生した燃焼ガスが移動可能な燃焼ガス通路24が画成されていると共に、油槽22の後部には、燃焼ガス通路24に空間的に連通する第1排気ダクト(排気ダクト)25が、立ち上がった状態に配設されている。このようなフライヤー20は、ガスバーナ23で発生した燃焼ガスが第1排気ダクト15に向けて燃焼ガス通路24を移動する際に、該燃焼ガスと油槽22との間で熱交換が行われて該油槽22が加熱され、加熱された油槽22に貯留された調理油が昇温するようになっている。燃焼ガス通路24を移動した燃焼ガスは、図5および図6に示すように、第1排気ダクト15内へ移動すると共に該第1排気ダクト15内を上昇移動して、上部に形成された第1排気口(排気口)67から外部へ排出されるよう構成されている。
本体21は、図1および図2に示すように、上方へ開口した略矩形の箱型に構成されている。本体21は、上面視において略矩形をなす下アウターパネル30と、この下アウターパネル30の外縁から立ち上がって該下アウターパネル30を囲むように設けられた縦アウターパネル31とを備えている。下アウターパネル30は、中央が下方へ凹となるよう段差状に形成されている(図4参照)。縦アウターパネル31は、下アウターパネル30の後縁から立ち上がった部分の立ち上がり高さが、該下アウターパネル30の前縁、左縁および右縁から立ち上がった部分よりも大きくなっている。そして、縦アウターパネル31における下アウターパネル30の後縁から立ち上がった部分の上縁には、上方に行くにつれて前方へ変位するよう傾斜したフード32が設けられている(図1、図4参照)。また、本体21の下部四隅には、下方へ延出する脚部27が配設されており、該本体21は、床面から上方へ離間して配置される。また、下アウターパネル30の前部には、スリット状をなす複数の開口からなる吸気口33が形成されており(図4参照)、第1排気ダクト25内を燃焼ガスが上昇移動することにより発生するドラフト効果により、ガスバーナ23でのガス燃焼用の空気が該吸気口33を介して本体21内へ取り込まれるよう構成されている。なお、本体21の下アウターパネル30および縦アウターパネル31は、例えばステンレス鋼板から形成されており、高温の調理油が付着しても変質し難く構成されている。
油槽22は、図1、図4および図5に示すように、上方へ開口すると共に下方へ凸となる箱状に形成されている。油槽22は、下方に位置する第1油貯留部40と、この第1油貯留部40の上側に該第1油貯留部40に連なって設けられた第2油貯留部41とを備えており、所定量の調理油が貯留可能に構成されている。油槽22は、所定量の調理油が貯留された状態において、第1油貯留部40に充満すると共に、第2油貯留部41の約1/2の深さまで充満するようになっている。また、第1油貯留部40の底部には、油槽22に貯留された調理油を抜き出すための油排出口42が形成されている。
油槽温度検知センサ95は、図6および図7(a)に示すように、細長の丸棒状に形成された温度検知部96を備えたサーミスタ等であり、装着口43bに挿通させた温度検知部96を、油槽22内に貯留した調理油に浸漬され得るようにセンサ取付部43に固定されている。従って、油槽温度検知センサ95は、調理油に浸漬した温度検知部96により該油槽温度を検知すると共に、検知データをガスコントローラ基板35へ入力するよう構成されている。
油槽22には、図2〜図6に示すように、複数のインナーパネル51,52,53,54,55から構成されたインナー箱体(箱体)50が配設されている。すなわち、油槽22には、第1油貯留部40の外側に、該第1油貯留部40を外側から覆うインナー箱体50が配設されている。インナー箱体50は、油槽22における第1油貯留部40の外側面から離間して配設されており、該油槽22の外周面との間に、ガスバーナ23で発生した燃焼ガスが移動する燃焼ガス通路24を画成している。
ガス燃焼手段としてのガスバーナ23は、ガスの流れにより無加圧の一次空気を吸引させる構造をなす所謂ブンゼンバーナが採用されている。ガスバーナ23には、図4に示すように、外部のガス供給源(図示せず)に接続されたガス供給管100が接続され、該ガス供給管100を介して燃焼用のガスが供給されるようになっている。ガス供給管100には、前述のガスコントローラ基板35により制御されるバルブユニット101が配設されており、ガスコントローラ基板35によるバルブユニット101のバルブ開閉制御に伴い、ガス供給管100からガスバーナ23に供給されるガスの供給量を調整し得るようになっている。
インナー箱体50を油槽22に固定することで、図4〜図6に示すように、該インナー箱体50と油槽22の第1油貯留部40との間に空間が画成される。すなわち、インナー箱体50と油槽22の第1油貯留部40との間に、燃焼室26と、燃焼ガス通路24とが画成されている。燃焼室26は、インナー箱体50の前インナーパネル52と第1油貯留部40の下前板部40bとの間に画成されている。また、燃焼ガス通路24は、インナー箱体50の左インナーパネル53と第1油貯留部40の下左板部40cとの間と、インナー箱体50の右インナーパネル54と第1油貯留部40の下右板部40dとの間と、インナー箱体50の後インナーパネル55と第1油貯留部40の下後板部40eとの間に画成されている。
燃焼ガス排出構造をなす第1排気ダクト25は、図2〜図4に示すように、空気流通方向が上下方向となる向きで、インナー箱体50の後インナーパネル55から油槽22に一体に形成された延長部分47に亘って固定される。第1排気ダクト25は、インナー箱体50の後インナーパネル55に形成された第1流通口59に空間的に連通するように配設され、後インナーパネル55および延長部分47に対して、左右中央より右側にオフセットして固定されている。
実施例のフライヤー20では、図3、図4および図6に示すように、第1流通口59と油槽22の外周面との間に、第1燃焼ガス通路24aおよび第2燃焼ガス通路24bを仕切る仕切り部材70が設けられている。この仕切り部材70は、第1燃焼ガス通路24aを移動した燃焼ガスおよび第2燃焼ガス通路24bを移動した燃焼ガスが、燃焼ガス通路24内で合流することなく第1流通口59から排気ダクト15内へ取り込まれるようにするためのものである。
第1流通口59に対する仕切り部材70の配設位置は、前述した第1燃焼ガス通路24aの最小流通面積M1および第2燃焼ガス通路24bの最小流通面積M2の面積比率に基いて設定される。すなわち、図8に示すように、第1燃焼ガス通路24aへの第1流通口59の開口面積をM3、第2燃焼ガス通路24bへの該第1流通口59の開口面積をM4とした場合に、第2燃焼ガス通路24bに対する第1流通口59の開口面積M4に対する第1燃焼ガス通路24aへの該第1流通口59の開口面積M3の面積比率(M3/M4)が、第1燃焼ガス通路24aの最小流通面積M1に対する第2燃焼ガス通路24bの最小流通面積M2の面積比率(M2/M1)と同じになるように、仕切り部材70が配設されている。ここで、実施例では、面積比率(M3/M4)と面積比率(M2/M1)とが同じとは、同じ場合や、±10%の範囲の場合も含んだ概念である。なお、実施例では、第1燃焼ガス通路24aの最小流通面積M1に対する第2燃焼ガス通路24bの最小流通面積M2の面積比率(M2/M1)が、約1.3となっている(第2燃焼ガス通路24bの最小流通面積M2が第1燃焼ガス通路24aの最小流通面積M1の1.3倍となっている)。これにより、第2燃焼ガス通路24bへの第1流通口59の開口面積M4に対する第1燃焼ガス通路24aへの該第1流通口59の開口面積M3の面積比率(M3/M4)が、約1.3(第1燃焼ガス通路24aへの開口面積M3が第2燃焼ガス通路24bの開口面積M4の約1.3倍)となるように、仕切り部材70が配設されている。
第1排気ダクト25には、図3〜図6に示すように、第1流通口59に整合する流入口65dから第1排気口67に亘り延在する区画部材75が配設されている。すなわち、区画部材75は、第1排気ダクト25内において、左右方向における中間部位に上下方向に延在するように設けられており、該第1排気ダクト25内は、上下方向へ延在する第1ガス案内部76および第2ガス案内部77が横並びに画成されている。区画部材75は、第1流通口59に位置する仕切り部材70に連なるように設けられている。従って、第1ガス案内部76は第1燃焼ガス通路24aだけに連通していると共に、第2ガス案内部77は第2燃焼ガス通路24bだけに連通している。
実施例のフライヤー20は、図5および図9に示すように、油槽22に貯留された調理油が調理温度まで昇温した状態で食材の調理を行う際に、該調理油の油面から発生する油煙や水蒸気等を吸引して外部へ排出する油煙排出構造を備えてする。すなわち、油槽22における第2油貯留部41を画成する板部において、上前板部41b、上左板部41cおよび上右板部41dには、該板部41b,41c,41dを厚み方向に貫通して、油槽22の油面上に発生した油煙や水蒸気等を該油槽22の外側へ吸引可能な吸気口46が画成されている。実施例では、上前板部41b、上左板部41cおよび上右板部41dの夫々に、矩形状をなす吸気口46が複数個(上前板部41bには12個、上左板部41cおよび上右板部41dには夫々14個ずつ)形成されている。
第4通路部材84には、図3〜図5および図9に示すように、前述した第2流通口60内に排気ファン86が配設されている。この排気ファン86は、図示省略したモータ等の駆動手段を備え、該駆動手段が駆動することで、油煙通路80内の油煙や水蒸気等を、該第2流通口60を介して排出するようになっている。なお、実施例では、排気ファン86として、クロスフローファンが採用されている。
油槽22の後側には、図2、図3、図5および図9に示すように、油煙通路80に空間的に連通する第2排気ダクト90が、立ち上がった姿勢で配設されている。油煙排出構造をなす第2排気ダクト90は、空気流通方向が上下方向となる向きで、インナー箱体50の後インナーパネル55から油槽22に一体に形成された延長部分47に亘って固定される。第2排気ダクト90は、第2油貯留部41の上後板部41eに配設された第4通路部材84に形成された第2流通口60に空間的に連通するように配設され、上後板部41eおよび延長部分47に対して、左右中央より左側にオフセットして第1排気ダクト25の左側に固定されている。第2排気ダクト90は、図3に示すように、後インナーパネル55および延長部分47に取り付けられる第3ダクト半体91と、第3ダクト半体91に取り付けられる第4ダクト半体92とを備えており、第3ダクト半体91および第4ダクト半体92を組み付けることで、上端に第2排気口93が形成される。また、第3ダクト半体91の下部には、第2流通口60に整合する流入口94が形成されている。このような第2排気ダクト90は、上後板部41eおよび延長部分47に第3ダクト半体91を固定することで、第2流通口60に配設された排気ファン86の一部が、流入口94を介して該第2排気ダクト90の下部内に収容される。
前述のように構成された実施例のフライヤー20では、油槽22内に所定量の調理油を貯留させたもとで、ガス供給管100を介して供給されるガスをガスバーナ23で燃焼させることで、燃焼室26内に燃焼ガスが発生する。燃焼室26に発生した燃焼ガスは、第1燃焼ガス通路24aおよび第2燃焼ガス通路24bの何れかへ移動する。第1燃焼ガス通路24aに移動した燃焼ガスは、油槽22における第1油貯留部40の下左板部40cおよび下後板部40eや両板部40c,40eに配設されたフィンに接触して熱交換しながら第1流通口59に向けて移動した後、第1排気ダクト25の第1ガス案内部76内を上昇移動して第1排気口67から外部へ排出される。一方、第2燃焼ガス通路24bに移動した燃焼ガスは、油槽22における第1油貯留部40の下右板部40dおよび下後板部40eや両板部40d,40eに配設されたフィンに接触して熱交換しながら第1流通口59に向けて移動した後、第1排気ダクト25の第2ガス案内部77内を上昇移動して第1排気口67から外部へ排出される。そして、燃焼ガスが第1ガス案内部76内および第2ガス案内部88内を上昇移動することで発現するドラフト効果により、本体21に形成された吸気口33を介して外部空気が該本体21内に取り込まれ、ガスバーナ23へ供給される。
本発明は、前述の実施例の構成に限定されず、以下のようにも変更することも可能である。
(1)仕切り部材は、実施例で例示した平板状のものに限らず、図10)に示すような形状であってもよい。図10(a)に示す第1変更例に係る仕切り部材70は、第1流通口59側から油槽22の下後板部40eに向かうにつれて、第1燃焼ガス通路24aおよび第2燃焼ガス通路24bのガス流通方向へ変位する傾斜状に形成したものである。仕切り部材70をこのような傾斜状に形成することで、第1燃焼ガス通路24aから第1流通口59側への燃焼ガスの移動および第2燃焼ガス通路24bから第1流通口59側への燃焼ガスの移動が一層スムーズになり、ドラフト効果がより発現し易くすることが期待できる。
図10(b)に示す第2変更例に係る仕切り部材70は、第1流通口59側から油槽22の下後板部40eに向かうにつれて、第1燃焼ガス通路24aおよび第2燃焼ガス通路24bのガス流通方向へ変位する凹湾曲状に形成したものである。第2変更例に係る仕切り部材70は、第1変更例に係る仕切り部材70と同等の作用効果が期待できる。
(2)仕切り部材は、区画部材と別体に構成して、インナー箱体または油槽に単独で取り付けるよう構成してもよい。
(3)仕切り部材は、第1排気ダクトや箱体に一体に形成してもよい。
(4)第1排気ダクトに配設される区画部材は、第1排気口まで延在しない短尺のものであってもよい。また、区画部材は、第1燃焼ガス通路からの燃焼ガスおよび第2燃焼ガス通路からの燃焼ガスが、何れも上方へ移動するようになっていることから、流通抵抗が増加しない場合には省略してもよい。
(5)油煙排出に使用される排気ファンは、実施例で例示したクロスフローファン(横流ファン)に限らず、シロッコファン(遠心ファン)やプロペラファン(軸流ファン)等であってもよい。
24b第2燃焼ガス通路,25第1排気ダクト(排気ダクト),26燃焼室,50箱体
59第1流通口(流通口),70仕切り部材,67第1排気口(排気口),75区画部材
76第1ガス案内部,77第2ガス案内部,M1 最小流通面積,M2 最小流通面積
M3 開口面積,M4 開口面積
Claims (4)
- 調理油が貯留される油槽(22)と、前記油槽(22)の外側面を囲んで該油槽(22)との間に燃焼室(26)および燃焼ガス通路(24)を形成する箱体(50)と、前記燃焼室(26)に臨むように前記箱体(50)に設置されたガス燃焼手段(23)と、前記油槽(22)を挟んで前記燃焼室(26)と反対側において前記箱体(50)に配設されて前記燃焼ガス通路(24)と連通する排気ダクト(25)とを備え、前記ガス燃焼手段(23)による燃焼ガスが、前記油槽(22)と熱交換しながら前記燃焼ガス通路(24)を移動した後に前記排気ダクト(25)内を上昇して外部へ排出されることで、前記ガス燃焼手段(23)へ燃焼用の空気が供給されるよう構成されたフライヤーにおいて、
前記燃焼ガス通路(24)は、前記油槽(22)の外側面における一方の側に設けられた第1燃焼ガス通路(24a)および該油槽(22)の外側面における他方の側に設けられた第2燃焼ガス通路(24b)からなり、
前記第1燃焼ガス通路(24a)および第2燃焼ガス通路(24b)は、流通口(59)を介して前記排気ダクト(25)に空間的に連通し、
前記流通口(59)の開口部と前記油槽(22)の外周面との間に、前記第1燃焼ガス通路(24a)および第2燃焼ガス通路(24b)を仕切る仕切り部材(70)が設けられ、
前記第1燃焼ガス通路(24a)を移動した燃焼ガスおよび第2燃焼ガス通路(24b)を移動した燃焼ガスが、前記仕切り部材(70)により、合流することなく前記流通口(59)から前記排気ダクト(25)へ移動するよう構成された
ことを特徴とするフライヤー。 - 前記第2燃焼ガス通路(24b)への前記流通口(59)の開口面積(M4)に対する前記第1燃焼ガス通路(24a)への該流通口(59)の開口面積(M3)の面積比率(M3/M4)が、前記第1燃焼ガス通路(24a)におけるガス移動方向と直交方向での最小流通面積(M1)に対する第2燃焼ガス通路(24b)におけるガス移動方向と直交方向での最小流通面積(M2)の開口比率(M2/M1)と同じになるように、前記仕切り部材(70)が配設されている請求項1記載のフライヤー。
- 前記排気ダクト(25)は、前記流通口(59)から排気口(67)に亘り延在して、前記仕切り部材(70)に連なるように設けられた区画部材(75)を備え、
前記排気ダクト(25)内は、前記区画部材(75)により、前記第1燃焼ガス通路(24a)に連通する第1ガス案内部(76)および前記第2燃焼ガス通路(24b)に連通する第2ガス案内部(77)が画成されている請求項1または2記載のフライヤー。 - 前記区画部材(75)は、前記仕切り部材(70)と一体に形成されている請求項3記載のフライヤー。
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