JP6199920B2 - 翼、翼を構成する方法及び翼の形状を変化させる方法 - Google Patents

翼、翼を構成する方法及び翼の形状を変化させる方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6199920B2
JP6199920B2 JP2015042477A JP2015042477A JP6199920B2 JP 6199920 B2 JP6199920 B2 JP 6199920B2 JP 2015042477 A JP2015042477 A JP 2015042477A JP 2015042477 A JP2015042477 A JP 2015042477A JP 6199920 B2 JP6199920 B2 JP 6199920B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wing
stable position
smart material
curvature
deformable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015042477A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015168429A (ja
JP2015168429A5 (ja
Inventor
エヌ.ガンジー ウメッシュ
エヌ.ガンジー ウメッシュ
ダブリュ.ロウ ロバート
ダブリュ.ロウ ロバート
Original Assignee
トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイティド
トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイティド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイティド, トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイティド filed Critical トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイティド
Publication of JP2015168429A publication Critical patent/JP2015168429A/ja
Publication of JP2015168429A5 publication Critical patent/JP2015168429A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6199920B2 publication Critical patent/JP6199920B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C3/00Wings
    • B64C3/38Adjustment of complete wings or parts thereof
    • B64C3/44Varying camber
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C3/00Wings
    • B64C3/38Adjustment of complete wings or parts thereof
    • B64C3/54Varying in area
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C3/00Wings
    • B64C3/38Adjustment of complete wings or parts thereof
    • B64C3/44Varying camber
    • B64C2003/445Varying camber by changing shape according to the speed, e.g. by morphing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C3/00Wings
    • B64C3/38Adjustment of complete wings or parts thereof
    • B64C3/54Varying in area
    • B64C2003/543Varying in area by changing shape according to the speed, e.g. by morphing
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/10Drag reduction
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Toys (AREA)

Description

本発明は、翼、翼を構成する方法及び翼の形状を変化させる方法に関する。
翼、安定板、及び旅客機若しくは超小型無人機などの航空機の他の空気力学的機能は、従来、航空機の想定作動条件の特定の揚力及び抗力特性を有する固定形状によって構成されている。航空機の速度及び高度、航空機の操縦、並びに天候及び他の環境要因は、空気力学的効率及び空気力学的機能の全体的性能に非常に影響を与える場合がある。
また、航空機の通常の飛行には、種々の気流条件も含まれ得る。例えば、航空機の多くは、1以上の種類の環境又は速度変化により作動する。これらの航空機は、最新の作動条件を提供する最適な揚力及び抗力特性を達成するために、翼の形状又は他の空気力学的機能の変化から利益を得ることができる。
飛行条件の変更時に揚力及び抗力特性を改善するのに用いられている既存の翼構造には、望ましくない重量ペナルティを更に負う、制限された形状変化機能しか含まれ得ない。これらの構造によって可能な翼形状のわずかな変化は、種々の作動環境を通して航空機の性能を最適化するのに十分ではない。
翼の形状を構成又は構築する及び変化させる装置及び方法が開示される。翼には、剛性構造化前縁部(rigidly structured leading edge portion)と、弾性中央部と、変形梁(morphing beam)を含んだ後縁部と、が含まれ得る。変形梁は、2つの位置、すなわち、翼の翼弦長(chord length of the wing)を最小化する第1の位置と翼の翼弦長を最大化する第2の位置との間を移動するように構成することができる。下記の翼の構造及び構築方法によって、大きな重量又は信頼性のペナルティを負うことなく、翼弦を大幅に変化させることができる。
開示されている実施形態の一態様は翼である。翼には、前縁部と、中央部と、変形梁を備えた後縁部と、が含まれる。
開示されている実施形態の別の態様は、翼を構成する方法である。当該方法には、剛性構造から翼の前縁部を形成することと、弾性構造から翼の中央部の外面を形成することと、が含まれる。当該方法には、変形梁から翼の後縁部を形成することが更に含まれる。
開示されている実施形態の別の態様は、翼の形状を変化させる方法である。当該方法には、変形梁を備えた後縁部を翼の弾性中央部に連結することが含まれる。変形梁には、スマートマテリアル(smart material)で形成された第1の部分と、弾性材料で形成された第2の部分と、が含まれる。当該方法には、変形梁の第1の部分におけるスマートマテリアルを駆動して(actuating)、翼の弾性中央部及び変形梁の弾性材料の形状を変化させることが更に含まれる。
添付図面を参照して本明細書の説明をするが、複数の図面全体において、同一の参照符号は、同一の部分について言及している。
図1Aは、第1の位置における後縁変形梁を含む翼の上面図である。 図1Bは、図1Aの翼を通した翼弦方向の断面図である。 図2Aは、第2の位置における後縁変形梁を備えた翼の上面図である。 図2Bは、図2Aの翼を通した翼弦方向の断面図である。 図3は、図1Aの翼を通した翼幅方向の断面図であり、翼の変形機能を示す、図2Aの翼を通した翼幅方向における断面図の点線表示を含む。
下記の装置及び方法の例は、軽量、効率的でかつ信頼性のあるモーフィング翼(morphing wing)の設計を可能にすることを意図する。翼の形状変化機能によって、翼の全体的な空気力学的効率を向上させることができるので、軽量で、信頼性のあるモーフィング翼は、特に航空産業において、非常に関心が高い。通常の飛行は、種々の気流条件、例えば、離着陸時に低速で、及び巡航条件時に高速で作動する航空機を必要とする。これらの種々の条件に最適な翼の構造が異なるので、固定翼又はわずかに変更可能な空気力学的機能を備えたものの使用において、同じ翼によってそれぞれの気流条件で実行するために妥協をする必要がある。可変モーフィング翼の使用は、その妥協の必要性を低減させ、これにより、全体的な空気力学的効率を向上させることができる。
図1Aは、第1の位置における後縁変形梁102を含む翼100の上面図である。翼100には、異なる構造の複数の部分が含まれている。前縁部104、すなわち、航空機の前方に最も近い翼100の部分には、航空機の作動時に翼100が受ける大きな値の揚力、ダウンフォース(down force)及び抗力に対処するのに十分な強度及び剛性を翼に付与する、十分な剛性構造の構造が含まれ得る。さらに、前縁部104には、外面であって、概して滑らかで、翼100の他の部分における気流を最適化するように形成された外面が含まれ得る。翼100の前縁部104を形成するのに用いられる材料の例としては、金属、複合材料、又は他の概して高強度の材料を挙げることができる。
また、翼100には、中央部106であって、前縁部104の長さに沿って延び、気流が前縁部104と中央部106との間をスムーズに十分移動可能なように前縁部104に固定された中央部106も含まれ得る。中央部106は、弾性の膨張可能な構造又は構造体から形成することができ、また、中央部106には、形成された外面又は膜、例えば、エラストマー膜、又は剛性スライディングスケール(sliding, rigid scale)の構造が含まれ得る。また、中央部106には、弾性材料を形成するのに用いられる他の構造も可能である。中央部106を構築するのに用いられる弾性構造は、翼100の翼弦が飛行条件に応じて変化できるように、中央部106が膨張及び収縮可能ないずれかの構造を含むものとする。
また、翼100の中央部106の外面は、内部空洞を画定し得る。内部空洞には、任意の形式の膨張可能かつ折り畳み可能な構造、又は、図1Aに示されている第1の位置と以下に説明する他の位置の双方における翼100の中央部106に構造的支持を付与するのに十分な形式が含まれ得る。例えば、中央部106の内部空洞には、1以上の構造リブ(structural rib)、膨張時にリブを形成する櫛形構造、又は強度を付与するアコーディオン若しくはばね型構造を形成するように、伸縮トラス(telescoping truss)が含まれ、膨張位置及び折畳み位置の両方において支持することができる。または、中央部106の内部空洞は、例えば、中央部106の外面がエラストマー膜である場合、翼100に構造を設けるように、高圧空気を用いて硬化させることができる。前縁部104を備えた翼100の数、及び中央部106を備えた翼100の数は、中央部106に要求される構造、強度及び膨張性の程度によって大きく変化させることができる。図1Aの例において、前縁部104は、航空機の結合部において翼100の3分の2超、及び翼先端部において翼100の2分の1を含む。
また、翼100には、後縁部108であって、中央部106の長さに沿って延び(extending along the length of the central portion)、気流が中央部106と後縁部108との間をスムーズに十分移動可能なように中央部106に固定された後縁部108も含まれ得る。さらに、翼100の後縁部108には、異なる構造の複数の部分、すなわち、中央部106の長さに沿って延びる変形梁102、及び変形梁102の長さに沿って延びる制御面部110も含まれ得る。後縁部108の制御面部110は、例えば、フラップ又はエルロンなどの1以上の公知の空気力学的機能から形成され、概して固定された翼構造の標準航空機において公知のものと同様の付加的な変形機能を翼100に付与するように構成することができる。
変形梁102は、翼100の最小翼弦長に相当する又は対応する(corresponding)第1の位置を保持するように構成することができる。変形梁102の第1の位置は、図1Aに示されている。短い又は最小の翼弦長の使用によって、安定した飛行動作、航空機が高い動圧及び航空機の重量に概して等しい揚力を受ける飛行の巡航型条件の最適化が可能になる。図1Aに示すように、変形梁102は、スマートマテリアルから形成された第1の部分112と、弾性材料から形成された第2の部分114より構成され得る。変形梁102のこの例示的な構造は、第1の部分112にスマートマテリアルを用い、相当の屈曲を誘導するために、弾性材料の単一側面における変形梁102の撓みを増幅するように構成されたユニモルフ(uni-morph)として一般に知られている。
本開示に関連して、「スマートマテリアル」という用語は、熱、電圧、磁場などの付加によって膨張又は収縮させることができるいずれかの材料を指し得る。スマートマテリアルの一部の例としては、圧電複合材料、電気活性高分子、形状記憶合金及びカーボンナノチューブ複合材料が挙げられる。スマートマテリアルの使用によって、大きな重量又は信頼性のペナルティを負うことなく、翼弦長を大幅に変化させることができる翼の構造が可能になる。さらに、翼幅方向に配向された、すなわち、翼100の根元から先端へ延びる方向に概して配向された第1の部分112にスマートマテリアルを有することによって、翼弦の方向に配向されたスマートマテリアルの駆動による構造よりもはるかに大きい駆動度が可能になる。
スマートマテリアルから形成された変形梁102の単一の第1の部分112により図1Aの例が示されているが、変形梁102に、第3の部分(図示せず。)であって、第1の部分112とは反対側の第2の部分114における弾性材料の長さを拡張する(extends)スマートマテリアルから形成された第3の部分を含めることも可能である。変形梁102のこの代替的構造は、バイモルフ(bi-morph)として一般に知られており、また、弾性材料の反対側のスマートマテリアルの2つの別個の部分を用いることによって、変形梁102の変形(deflection)を更に増幅させることができる。第1の部分におけるスマートマテリアルの使用、及び、第2の部分114の弾性材料との組合せにおける選択的な第3の部分におけるスマートマテリアルの使用は、第2の部分114の弾性材料の前端面及び後端面における膨張及び収縮の制限された量のみで、顕著な曲げ量を生じさせ得る。また、図2A及び2Bに関して更に説明されているように、翼100の後縁部108における屈曲によって、翼の中央部106の膨張又は収縮も生じる。
図1Bは、図1Aの翼100を通した翼弦方向の断面図である。翼弦方向は、翼100の前縁から後縁に概して延びる方向を示す。断面図では、前縁部104、中央部106及び後縁部108が更に詳細に示されている。具体的には、中央部106内に空洞116が示され、膨張可能かつ折り畳み可能な構造118、120も示され、これらは空洞116内に配置されている。図1Aに関して上述したように、構造118、120は、多くの形態を採ることができ、例えば、1以上の構造リブ、膨張時にリブを形成する櫛形構造、又は強度を付与するアコーディオン若しくはばね型構造(図示せず。)を採ることができ、膨張位置及び折畳み位置の両方において翼100に支持することができる。膨張可能かつ折り畳み可能な構造118、120は、中央部106の外面が形成されているか、又は、例えば、当該外面がエラストマー膜である場合、翼100の前縁部104と後縁部108との間に延びるように用いることができる。中央部106の外面が、スライディングスケール(sliding scale)などの剛性材料から代替的に形成されている場合、膨張可能かつ折り畳み可能な構造118、120は、空洞116内に必要ではない場合がある。
図2Aは、第2の位置における後縁部108及び変形梁102を備えた図1Aの翼の上面図である。第2の位置は、翼100の最大翼弦長に対応させる(correspond)ことができる。航空機が着陸する際に、変形梁102の所定の第2の位置を示した、翼100の大きな全面積を用いることができる。すなわち、航空機が減速し、非常に低い動圧において重量に等しい揚力を受ける場合、翼100の大きな面積が最適である。第2の位置には、図1A及び1Bに示され記載されている第1の部分と比較して、翼100の前縁部104と後縁部108間の距離の増加によって翼100の非常に膨張した中央部106が含まれている。
変形梁102の第1の部分112のスマートマテリアルが、第2の位置に変形梁102を配置するように駆動されると、翼100の第2の部分114の弾性材料は膨張し、外面は、前縁部104と後縁部108との間に延びる。変形梁102は、キャンバ方向(camber-wise direction)に、すなわち、翼100の上部から下部に概して延びる方向に、翼100が受ける高い値の揚力及びダウンフォースに耐える程度に高い曲げ剛性を有するように、そして同時に、第1の位置と第2の位置との間の移動を可能にする程度に翼100の翼弦方向に低い曲げ剛性を有するように、構成することができる。これらの曲げ剛性特性は、例えば異方性材料では一般的である。
図2Bは、図2Aの翼を通した翼弦方向の断面図である。図2Bは、図1Bと同様であるが、翼100の後縁部108が第1の位置ではなく、第2の位置にあるという相違がある。中央部106内の空洞116は膨張し、膨張可能かつ折り畳み可能な構造118、120は、空洞116内に十分に延びた位置により示されている。ここで、これらの構造118、120は、リブ又はトラスの形態で、翼100の中央部106に強度及び支持を付与する位置にある。この例において、中央部106の外面は、エラストマー材料から形成されており、これによって、変形梁102が第1の位置から第2の位置に移動すると、中央部106が伸びることができる。図2Bには示されていないが、変形梁102の第2の位置は、変形梁102が、翼100の概して水平な面から変形されて第1の位置から翼100のキャンバを変化させるような位置にすることができる。
図3は、図1Aの翼100を通した翼幅方向(span-wise direction)の断面図であり、翼100の変形機能を示す、図2Aの翼100を通した翼幅方向における断面図の点線表示を含む。これらの断面図において、前縁部104内の構造支持体は、トラスの形態で示されているが、前縁部104に強度を付与する他の構造的特徴も可能である。また、中央部106内の空洞116も、実線の断面図と一致する第1の位置と、点線の断面図と一致する第2の位置の双方において変形梁102とともに示されている。空洞116は、変形梁102の第1の位置と第2の位置との間で翼100の翼弦方向に沿ってサイズが増加する。
変形梁102が第1の位置から第2の位置に移動すると、第2の位置における翼100の点線表示と、第1の位置における翼100の実線表示の比較により示されているように、翼先端部が前方に変形する又は撓むことも可能である。変形梁102の第1の部分112におけるスマートマテリアルの駆動は、翼100の翼弦長が増加し、かつ翼100の全体的形状又は面積が変化するような駆動であり得る。すなわち、変形梁102の第1の部分112におけるスマートマテリアルの駆動によって、翼の中央部106における弾性材料の形状、変形梁102の第2の部分114における弾性材料の形状、及び前縁部の形状を変化させることができる。
変形梁102の第1の部分112のスマートマテリアルは、2つの安定位置、最小翼弦長の第1の位置と、最大翼弦長の第2の位置を保持するように構成することができる。または、変形梁102の第1の部分112のスマートマテリアルは、第1の位置と第2の位置との間の複数の中間位置を保持するように構成することができ、これによって、翼100の更なる翼弦長及び全体的な形状が可能になる。また、上述したように、スマートマテリアルから形成された変形梁102の任意の第3の部分を用いることもでき、これによって、変形梁102を付加的に屈曲することができる。
本明細書の例及び特許請求の範囲は、航空機の翼について言及しているが、変形機能は、風車の羽根、又はモータとともに用いられるロータ若しくはプロペラなどの翼形状が組み込まれる、いずれかの装置に適用することができる。したがって、「翼」という用語の使用は、航空及び航空機に関連するように限定することを意味しない。
前述の説明は、現在最も実用的な実施形態であると考えられるものについて言及している。ただし、本開示がこれらの実施形態に限定されず、逆に、法律の下で許可されているようなすべての変形例及び均等な構造を包含するようにその範囲を最も広く解釈する必要がある、添付の特許請求の範囲の趣旨及び範囲内に含まれる種々の変形例及び均等な構成に及ぶものとすることを理解する必要がある。
100 翼
102 後縁変形梁
104 前縁部
106 中央部
108 後縁部
110 制御面部
112 第1の部分
114 第2の部分
116 空洞
118 膨脹可能且つ折り畳み可能な構造

Claims (14)

  1. 翼であって、
    前縁部と、
    当該翼の根元から当該翼の先端まで当該翼の翼幅方向に延びる変形梁を備えた後縁部であって、前記変形梁が、該変形梁に含まれるスマートマテリアルの駆動によって当該翼の翼弦方向における屈曲を介して第1の安定位置から第2の安定位置まで翼幅方向の曲率が変化し、該後縁部の残部が該変形梁の翼幅方向の曲率に適合するように構成されている、後縁部と、
    前記変形梁と前記縁部との間に取り付けられた中央部であって、前記変形梁の翼幅方向の曲率の変化に適応するように当該翼の翼弦方向に該中央部の形状を変化させることによって当該翼の底面面積及び上面面積を変化させるように構成された中央部と、を具備する翼。
  2. 前記前縁部が剛性構造を備え、前記中央部が、該中央部の外面を形成する弾性構造を備え、前記弾性構造がエラストマー膜又はスライディングスケール構造の少なくとも一方を備える、請求項1に記載の翼。
  3. 前記中央部が、空洞を形成し、且つ、該空洞内に配置された膨張可能且つ折り畳み可能な構造を含む、請求項1に記載の翼。
  4. 前記変形梁の第1の安定位置が当該翼の最小翼弦長に相当し、前記変形梁の第2の安定位置が当該翼の最大翼弦長に相当する、請求項1に記載の翼。
  5. 前記変形梁が、前記スマートマテリアルで形成された第1の部分と、弾性材料で形成された第2の部分と、追加のスマートマテリアルで形成された第3の部分とを具備する、請求項1に記載の翼。
  6. 前記第2の部分が前記第1の部分におけるスマートマテリアルの駆動によって前記第1の安定位置から前記第2の安定位置まで当該翼の翼弦方向に屈曲させられる、請求項5に記載の翼。
  7. 前記第2の部分が前記第1の部分と前記第3の部分との間に挟まれ、前記第2の部分が、前記第1の部分におけるスマートマテリアル及び前記第3の部分におけるスマートマテリアルのいずれか一方の駆動によって前記第1の安定位置から前記第2の安定位置まで当該翼の翼弦方向に屈曲させられる、請求項5に記載の翼。
  8. 前記前縁部が前記変形梁におけるスマートマテリアルの駆動に応答して当該翼の先端において該前縁部の形状を変化させるように構成される、請求項1に記載の翼。
  9. 前記後縁部が、当該翼の翼幅方向に延在する制御面部を更に具備し、該制御面部が、前記変形梁の翼幅方向の曲率に適合するように構成される、請求項1に記載の翼。
  10. 前記制御面部が前記変形梁の後方に配設される、請求項9に記載の翼。
  11. 翼の後縁部の翼幅方向の曲率を変化させる方法であって、
    前記翼の根元から該翼の先端まで該翼の翼幅方向に延びる変形梁を含む後縁部であって、前記変形梁が、該変形梁に含まれるスマートマテリアルの駆動によって前記翼の翼弦方向における屈曲を介して第1の安定位置から第2の安定位置まで翼幅方向の曲率が変化し、該後縁部の残部が該変形梁の翼幅方向の曲率に適合するように構成されている、後縁部と、
    前記変形梁に固定された弾性の中央部であって、前記変形梁の翼幅方向の曲率の変化に適応するように前記翼の翼弦方向に形状を変化させるように構成された弾性の中央部と
    を有する翼において、
    前記変形梁が前記第1の安定位置にある状態で、前記第1の安定位置から前記第2の安定位置まで前記翼の翼弦方向に前記変形梁を屈曲させることによって、前記後縁部の残部が前記変形梁の翼幅方向の曲率に適合した状態で該変形梁の翼幅方向の曲率を変化させ、前記変形梁の翼幅方向の曲率の変化に適応するように前記翼の弾性の中央部の形状を変化させ、且つ前記翼の底面面積及び上面面積を変化させるために前記変形梁におけるスマートマテリアルを駆動するステップを含む、方法。
  12. 前記変形梁が、前記スマートマテリアルで形成された第1の部分と、弾性材料で形成された第2の部分と、追加のスマートマテリアルで形成された第3の部分とを具備し、前記第2の部分が前記第1の部分と前記第の部分との間に挟まれ、
    前記変形梁におけるスマートマテリアルを駆動するステップが、前記第1の部分におけるスマートマテリアル及び前記第2の部分におけるスマートマテリアルを駆動して前記第1の安定位置から前記第2の安定位置まで前記翼の翼弦方向に前記変形梁を屈曲させることを更に含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記翼の弾性の中央部がエラストマー膜又はスライディングスケール構造の少なくとも一方を含み、
    前記変形梁におけるスマートマテリアルを駆動するステップが、前記第1の安定位置から前記第2の安定位置まで前記翼の翼弦方向に前記変形梁を屈曲させることによって、前記変形梁の翼幅方向の曲率の変化に適応するように前記翼の弾性の中央部のエラストマー膜又はスライディングスケール構造の少なくとも一方の形状を変化させるために前記変形梁におけるスマートマテリアルを駆動することを更に含む、請求項11に記載の方法。
  14. 前記翼の弾性の中央部が、空洞を形成し、且つ、該空洞内に配置された膨張可能且つ折り畳み可能な構造を含み、
    前記変形梁におけるスマートマテリアルを駆動するステップが、前記第1の安定位置から前記第2の安定位置まで前記翼の翼弦方向に前記変形梁を屈曲させることによって、前記変形梁の翼幅方向の曲率の変化に適応するように前記膨張可能且つ折り畳み可能な構造の形状を変化させるために前記変形梁におけるスマートマテリアルを駆動することを更に含む、請求項11に記載の方法。
JP2015042477A 2014-03-05 2015-03-04 翼、翼を構成する方法及び翼の形状を変化させる方法 Expired - Fee Related JP6199920B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US14/198,012 2014-03-05
US14/198,012 US9457887B2 (en) 2014-03-05 2014-03-05 Smart material trailing edge variable chord morphing wing

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015168429A JP2015168429A (ja) 2015-09-28
JP2015168429A5 JP2015168429A5 (ja) 2017-05-25
JP6199920B2 true JP6199920B2 (ja) 2017-09-20

Family

ID=54016620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015042477A Expired - Fee Related JP6199920B2 (ja) 2014-03-05 2015-03-04 翼、翼を構成する方法及び翼の形状を変化させる方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9457887B2 (ja)
JP (1) JP6199920B2 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9944356B1 (en) * 2009-03-25 2018-04-17 Alexander T. Wigley Shape shifting foils
US9776705B2 (en) * 2014-07-29 2017-10-03 The Boeing Company Shape memory alloy actuator system for composite aircraft structures
CN106275388B (zh) * 2015-12-10 2018-04-10 哈尔滨工业大学深圳研究生院 一种基于平面连杆闭环单元的含复铰可变形机翼后缘机构
US10502086B2 (en) 2016-03-16 2019-12-10 General Electric Company System and method for actuating gas turbine engine components using integrated jamming devices
EP3272635B1 (en) * 2016-07-22 2020-01-08 Giovanni Galeotti Foil hinge system
FR3055307B1 (fr) * 2016-08-24 2018-09-14 Airbus Extension de voilure pour une aile d'aeronef
GB2555480A (en) * 2016-11-01 2018-05-02 Airbus Operations Ltd Actuatable aircraft component
CN106827991B (zh) * 2017-02-10 2019-09-13 哈尔滨工业大学 一种水空两栖飞行器双稳态机翼
KR101902698B1 (ko) 2017-04-28 2018-09-28 한국항공대학교산학협력단 변형 가능한 날개
US10167780B2 (en) 2017-05-25 2019-01-01 Pratt & Whitney Canada Corp. Tunable resonator
US11203409B2 (en) 2018-02-19 2021-12-21 Charles J. Fenske Geometric morphing wing with adaptive corrugated structure
US11046415B1 (en) * 2018-06-20 2021-06-29 United States of Americas as represented by the Secretary of the Air Force Multi-material printed control surface
CN110893906B (zh) 2018-09-12 2023-08-25 空中客车运作有限责任公司 空气动力学飞行器部件
WO2020059896A1 (ko) * 2018-09-17 2020-03-26 한국항공대학교산학협력단 변형 가능한 날개
US11427306B2 (en) * 2019-03-20 2022-08-30 The Boeing Company Piezoelectric thrust vector control for dual-mode unmanned aerial vehicle
GB2584996B (en) 2019-06-18 2023-08-02 Gkn Aerospace Services Ltd Adaptive structure
CN111688911B (zh) * 2020-05-26 2023-02-17 哈尔滨工业大学 一种基于四角星形剪叉机构与可变长度肋板的变形翼装置
EP4063258A3 (en) 2021-03-23 2023-02-22 Airbus Operations GmbH Wing for an aircraft
KR20230021842A (ko) * 2021-08-06 2023-02-14 이창만 항공기 날개
CN114560072A (zh) * 2022-03-02 2022-05-31 电子科技大学 一种基于阵列式结构驱动的变形机翼
CN115452308B (zh) * 2022-11-09 2023-03-14 中国空气动力研究与发展中心高速空气动力研究所 一种用于风洞中测定舵面操纵效率的偏转角可调结构

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1653903A (en) * 1924-03-25 1927-12-27 Hall Airways Corp Aircraft wing
US3904152A (en) * 1974-03-13 1975-09-09 Lockheed Aircraft Corp Variable area, variable camber wing for aircraft
US4824053A (en) * 1987-08-27 1989-04-25 Branko Sarh Telescopic wing
US5150864A (en) 1991-09-20 1992-09-29 Georgia Tech Research Corporation Variable camber control of airfoil
US5632841A (en) * 1995-04-04 1997-05-27 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Thin layer composite unimorph ferroelectric driver and sensor
US6060811A (en) * 1997-07-25 2000-05-09 The United States Of America As Represented By The United States National Aeronautics And Space Administration Advanced layered composite polylaminate electroactive actuator and sensor
DE19742314C2 (de) 1997-09-25 2000-06-21 Daimler Chrysler Ag Tragende Struktur
EP1328438A4 (en) * 2000-09-22 2009-04-01 Diversified Technologies Inc ROTOR BLADE WITH VARIABLE EDGE
US6803700B2 (en) * 2002-06-06 2004-10-12 Caterpillar Inc. Piezoelectric device
JP4568906B2 (ja) * 2004-12-16 2010-10-27 独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 飛行体用翼、飛行体用翼複合材およびその製造方法
JP4556046B2 (ja) * 2005-03-14 2010-10-06 独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 飛行体用翼及びフラップ並びに翼の形状制御方法
GB0624580D0 (en) 2006-12-08 2007-01-17 Imp Innovations Ltd Aerofoil member
US8402805B2 (en) * 2008-07-12 2013-03-26 The Boeing Company Method and apparatus for forming a corrugated web having a continuously varying shape
CN101503113A (zh) 2009-03-23 2009-08-12 哈尔滨工业大学 一种形状记忆弹簧驱动的可变后缘弯度机翼
US8573535B2 (en) * 2009-03-27 2013-11-05 Raytheon Company Shape-change material and method
US8684690B2 (en) * 2009-05-26 2014-04-01 Agustawestland North America, Inc Variable chord morphing helicopter rotor
JP5057404B2 (ja) * 2010-05-17 2012-10-24 独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 飛行体用翼、飛行体用翼複合材およびその製造方法
US8844879B2 (en) * 2011-12-12 2014-09-30 The Boeing Company Wing variable camber trailing edge tip
JP2013173417A (ja) * 2012-02-24 2013-09-05 Fuji Heavy Ind Ltd 可変翼構造
US10661885B2 (en) * 2012-05-16 2020-05-26 The Boeing Company Shape memory alloy active spars for blade twist
JP5906158B2 (ja) * 2012-08-10 2016-04-20 一般社団法人日本航空宇宙工業会 フラップ

Also Published As

Publication number Publication date
US20150251747A1 (en) 2015-09-10
US9457887B2 (en) 2016-10-04
JP2015168429A (ja) 2015-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6199920B2 (ja) 翼、翼を構成する方法及び翼の形状を変化させる方法
US10654557B2 (en) Morphing skin for an aircraft
US9856012B2 (en) Morphing wing for an aircraft
US8882049B2 (en) Airfoil system for cruising flight
EP2019203B2 (en) Wind turbine blade with cambering flaps
US6419187B1 (en) Profile
KR101995589B1 (ko) 액티브 거니 플랩
US11203409B2 (en) Geometric morphing wing with adaptive corrugated structure
US9284914B2 (en) Variable geometry structure
US10507909B2 (en) Helicopter aerofoil with trailing edge flap
KR102055015B1 (ko) 액티브 거니 플랩
GB2472023A (en) Steering flying vehicle by control of aerofoil
EP2965985A1 (en) Morphable structure
US10906631B2 (en) Lifting surface
US6984109B2 (en) Rotor blade pitch control assembly
JP5906158B2 (ja) フラップ
CN114379768A (zh) 流动控制装置
US20150240659A1 (en) Airfoil or rotor blade having a continuous trailing edge flap
US11453477B2 (en) Wing leading edge device and a wing having such a wing leading edge device
JP2018149890A (ja) モーフィング翼及び航空機
US12030627B2 (en) Adaptive structure
DK201270436A (en) Wind turbine blade having a flap
Shams et al. Airfoil System for Cruising Flight

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170410

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170410

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170410

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170530

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170711

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170725

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170824

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6199920

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees