JP6197021B2 - 浄水の処理方法及び浄水施設 - Google Patents

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Description

本発明は、浄水の処理方法に関するものであり、より詳しくは、浄水の処理で発生する汚泥の濃縮性や脱水効率が向上した浄水汚泥の処理方法及びその処理装置に関するものである。
従来より、浄水処理においては、懸濁物質を含有する被処理水(以下「原水」ともいう)に硫酸バンドやポリ塩化アルミニウム(PAC)等の無機凝集剤を注入し、懸濁物質を取り込んだ凝集フロックを形成させ、この凝集フロックを沈殿槽で沈降分離させることによって、懸濁物質を除去している。沈降分離された懸濁物質は汚泥(浄水汚泥)となり、沈殿槽から引き抜かれ通常は濃縮槽で濃縮した後、天日乾燥するか機械脱水して処分している。
原水として湖沼水やダム水を使用している場合には、高温時にアオコなどの藻類が発生し凝集不良を引き起こすことがある。
凝集不良時の凝集フロックは、沈降性も不良であり、沈殿槽で十分沈降しないので発生する汚泥も濃度が低いものとなる。そのため、濃縮槽でも満足できる濃度まで濃縮できないので低濃度のまま機械脱水しなければならない。
特に、脱水機がフィルタプレスの場合には、打ち込み時間が長くなり、かつ脱水ケーキも含水率が高く、フィルタからの脱水ケーキの剥離性が悪くなるという問題があり、更には、フィルタの洗浄に時間が掛かるといった問題も生じている。
特開平7−308700 特開平9−225208 特開昭55−84505 特公昭34− 612
上述した従来の浄水汚泥の処理方法では、浄水汚泥の濃縮性を改善するために、ポリアクリルアミド系のアニオン系高分子凝集剤を濃縮槽で併用することが検討されている。
この方法によれば、確かに、汚泥の濃縮性は著しく改善され、高濃度の汚泥が得られる。しかし、この濃縮汚泥を構成する凝集フロックは粘性の高いものとなり、この濃縮汚泥をフィルタプレスにより脱水した場合、フィルタからの脱水ケーキの剥離性が悪くなる恐れがある。
特許文献1では、浄水工程から生じる濃縮された汚泥にポリアクリル酸ソーダを添加しているが、濃縮汚泥は一般に高濃度である為、凝集剤との均一な混合が困難であり、汚泥と未反応の余剰凝集剤が残留する場合がある。凝集剤は粘着性を有するため、特にフィルタプレスで脱水した場合、ろ布からの脱水ケーキの剥離性が悪くなるおそれがある。
本発明は、上記課題を鑑み成されたものであり、その目的は、高濃度の濃縮汚泥を脱水や乾燥した場合に、脱水ケーキの剥離性を向上させ、適度な含水率の乾燥汚泥を生成する浄水汚泥の処理方法及びその処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の浄水汚泥処理方法は以下の構成とすることができる。
(1)被処理水に無機凝集剤を添加して凝集フロックを生成するフロック生成工程と、前記被処理水から分離した前記凝集フロックの汚泥に対し高分子凝集剤を添加して汚泥を濃縮する濃縮工程と、濃縮汚泥を脱水する脱水工程とを有する処理方法であって、高分子凝集剤として、0.1%塩粘度が2〜5mPa・sであり、かつ、コロイド当量が−9.0以下のポリ(メタ)アクリル酸塩を使用する。
(2)汚泥濃縮用の高分子凝集剤は、ポリアクリル酸ナトリウムを含むものが好ましく、より好ましくはポリアクリル酸ナトリウムを主成分とするものを使用する。
(3)汚泥の脱水工程は機械脱水が好ましく、フィルタを用いて脱水するフィルタプレス脱水が特に好ましい。
また、本発明の浄水汚泥処理装置は以下の構成とすることができる。
(4)処理装置は凝集混和手段と、凝集フロック生成手段と、濃縮手段と、脱水手段とを有する装置であって、凝集混和手段は無機凝集剤を添加した被処理水を急速撹拌して凝集フロックを生成し、その被処理水を凝集フロック形成手段が緩速攪拌して凝集フロックを増大させて汚泥を形成する。濃縮手段は被処理水から分離した凝集フロックの汚泥と高分子凝集剤を混合して汚泥を濃縮し、脱水手段は濃縮した汚泥を脱水する。ここで、濃縮手段が使用する高分子凝集剤は、0.1%塩粘度が2〜5mPa・sであり、かつ、コロイド当量が−9.0以下のポリ(メタ)アクリル酸塩を使用する。
(5)好ましい脱水手段は、フィルタを有し、加圧によりフィルタを介して汚泥から水分を除去するフィルタプレス型脱水手段である。
本発明によれば、浄水汚泥の濃縮性が改善され、高濃度汚泥を得ることができる。特定のポリ(メタ)アクリル酸塩を添加するだけで濃縮汚泥の剥離性が向上し、機械脱水の際に装置やフィルタの汚染が防止される上、適度な含水率の脱水ケーキを得ることができる。
本発明の浄水汚泥処理装置の一例を示す模式図である。 本発明の浄水汚泥処理方法を説明するフロー図である。
以下、本発明を具体的に説明するが、本発明は特定の具体例に限定されるものではない。
本発明は、図2に示すように、被処理水(原水)に凝集剤を添加して凝集フロックを生成する工程と、超固液分離して得た凝集フロックの汚泥に特定のポリ(メタ)アクリル酸塩を添加して濃縮する工程と、濃縮後の汚泥を脱水する工程とを有する。
先ず、フロックの生成工程に用いる凝集剤と、汚泥の濃縮工程に用いる高分子凝集剤について具体例を説明する。
[フロック生成用の凝集剤]
フロック生成用の凝集剤は特に限定されないが、一般に無機凝集剤を使用し、必要であれば他の凝集剤(高分子凝集剤等)と組み合わせて使用する。
無機凝集剤は特に限定されず、浄水処理に通常使用される無機凝集剤を使用することができる。具体的には、鉄系凝集剤とアルミニウム系凝集剤のいずれか一方又は両方を使用可能であり、より具体的には、硫酸バンド、ポリ塩化アルミニウム(PAC)、塩化アルミニウム、ポリ硫酸第二鉄(ポリ鉄)、塩化第二鉄及びこれらの混合物からなる群より選択されるいずれか1種以上を用いることができる。
なお、フロック成長促進の目的で、凝集助剤、pH調整剤、緩衝剤、高分子凝集剤から選択される1種以上の助剤を、無機凝集剤と一緒に或いは無機凝集剤とは別に添加してもよい。フロック成長用の高分子凝集剤は、無機凝集剤を添加、急速撹拌した後の被処理水に添加することが好ましい。
この高分子凝集剤は特に限定されないが、ポリ(メタ)アクリル酸塩系、ポリアクリルアミド系、ポリアクリルアミド共重合系、ポリアクリル酸エステル系、アクリル酸エステル共重合系等多様なものを用いることができるが、好ましくは、汚泥濃縮用と同じポリ(メタ)アクリル塩を使用する。
[汚泥濃縮用の高分子凝集剤]
汚泥濃縮の用途に用いる高分子凝集剤は、0.1%塩粘度が2〜5mPa・s、コロイド当量が−9.0以下のポリ(メタ)アクリル酸塩を含有するものであれば特に限定されないが、そのポリ(メタ)アクリル酸塩の含有量が少なくとも50質量%以上、好ましくは80質量%以上、特に好ましくは99質量%以上であって、実質的に上記ポリ(メタ)アクリル酸塩からなるものを用いる。
ここで、ポリ(メタ)アクリル酸塩は特に限定されず、例えば、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸カリウム、ポリアクリル酸アンモニウム、ポリメタクリル酸、ポリメタクリル酸ナトリウム、ポリメタクリル酸カリウム、ポリメタクリル酸アンモニウムからなる群より選択されるいずれか1種以上を用いることが可能であり、好ましくはポリアクリル酸ナトリウムである。
ポリ(メタ)アクリル酸塩はホモポリマー、コポリマーのいずれであってもよく、好ましくは、(メタ)アクリル酸又はその塩、マレイン酸又はその塩、ビニルスルホン酸又はその塩等を重合単位として含むコポリマー又はホモポリマーである。
ポリ(メタ)アクリル酸塩は、単独又は混合物として用いることができる。ポリ(メタ)アクリル酸塩の混合物を用いる場合は、混合物全体の0.1%塩粘度が2〜5mPa・sであり、かつ、混合物全体のコロイド当量が−9.0以下であることが好ましい。
なお、塩粘度は、1Nの塩化ナトリウム水溶液に、ポリ(メタ)アクリル酸塩をその濃度が0.1質量%になるよう溶解した試料を、B型粘度計にて25℃の条件で測定した値であり、単位はmPa・sである。
0.1%塩粘度が2未満では凝集フロックが十分に大きく成長せず、沈降性の改善が望めない。一方、0.1%塩粘度が5を超えると、脱水時に剥離不良を起こしたり、ケーキ含水率の上昇を招くことになる。このポリ(メタ)アクリル酸塩のコロイド当量は−9.0以下、より好ましくは−11.0〜−9.0であり、コロイド当量が−9.0より大きい値(すなわち、コロイド当量がゼロに近づく、あるいはプラスの値になる)となると、強固なフロックを形成せず脱水時に剥離不良を起こしたり、ケーキ含水率の上昇を招くことになる。
コロイド当量は以下の測定法で求めることができる値であって、単位はmeq/gである。ポリ(メタ)アクリル酸塩0.1%水溶液を調整し、メチルグリコールキトサン溶液(N/200)を5ml添加し、攪拌後、トイジンブルー指示薬を2〜3滴添加し、ポリビニル硫酸カリウム溶液(PVSK,N/400)で滴定し、変色して10秒以上保持する時点を終点とする。同上の操作で試料を添加せずにブランク試験を行い、下記式によりコロイド当量Avを算出する。
コロイド当量(Av)[meq/g] =
(ブランク滴定量ml−サンプル滴定量ml)×1/2×PVSKの力価
ポリ(メタ)アクリル酸塩の混合物を用いる場合、その混合物のコロイド当量値を直接測定してもよいが、各ポリ(メタ)アクリル酸塩のコロイド当量値(Av)[meq/g]が既知の場合は、個別のポリ(メタ)アクリル酸塩のコロイド当量(Av)に、そのポリ(メタ)アクリル酸塩が混合物全体に占める質量割合(個別質量/合計質量)を乗じた値を合算し、混合物全体のコロイド当量とする。
一般に、コロイド当量(meq/g)が−7以下の高分子凝集剤は高アニオン性であり、コロイド当量が−2.8以下で−7.0を超える高分子凝集剤は中アニオン性であり、コロイド当量が−0.7以下で−2.8を超える高分子凝集剤は低アニオン性である。本発明に用いるポリ(メタ)アクリル酸塩は、コロイド当量が−9.0以下、すなわち、高アニオン性凝集剤の中でもアニオン性がより高いことを特徴とする。
次に、この高分子凝集剤を用いる本発明の浄水汚泥処理装置と、本発明の浄水汚泥処理方法について説明する。
[浄水汚泥処理装置]
本発明の浄水汚泥処理装置は特に限定されず、実用化されている設備であればいかなる設備も用いることができる。例えば、横流式沈殿設備を有する浄水施設、高速凝集沈殿設備を有する浄水設備が挙げられる。高速凝集沈殿設備としてはスラリー循環型、スラッジ・ブランケット型いずれも適用可能である。
横流式沈殿設備を有する浄水施設を例として以下に具体的に説明する。
図1の10は浄水汚泥処理装置の一例を示しており、この浄水汚泥処理装置10は、フロックを凝集する凝集混和手段30と、フロックを増大(成長)させて汚泥を得る凝集フロック形成手段40と、分離したフロックの汚泥を濃縮する濃縮手段60と、濃縮した汚泥の脱水手段71とを有している。次に、各手段30、60、71の具体的構造を説明する。
凝集混和手段30は凝集混和槽31を1台以上有している。凝集混和槽31は、原水の供給源1に直接又は着水井等の前処理部を介して間接的に接続され、凝集混和槽31には原水(被処理水)が送水される。
凝集混和槽31と、それよりも上流側の装置(供給源1、配管21、着水井等)のうち、いずれか1台以上には供給手段35が接続されている。この供給手段35又は手作業により、無機凝集剤は、被処理水とは別に凝集混和槽31に直接注入されるか、被処理水と一緒に上流側の装置から凝集混和槽31に間接的に注入される。
凝集混和槽31には、攪拌羽、攪拌ポンプなどの攪拌手段が設置されている。この攪拌手段は、所定の撹拌エネルギーを付与する撹拌速度(回転数)が設定され、無機凝集剤が注入された被処理水を急速撹拌する。
ここで、撹拌エネルギーの指標の一例はG値であって、G値は、単位時間単位体積あたりの仕事量Pから被処理水の粘性係数μを除した値の平方根である(日本水道協会水道施設設計指針2000、P188より)。
凝集混和槽31での急速撹拌の結果、被処理水中の濁質が凝集して微細フロック(マイクロフロック)として成長する。
凝集フロック形成手段40は、無機凝集剤の供給手段35の下流側に設置される。凝集フロック形成手段40には必要に応じて他の凝集剤の供給手段を設置し、フロック成長用の高分子凝集剤を微細フロックが成長した被処理水に添加してもよく、この被処理水を下流側の凝集混和槽31又はフロック形成槽41で緩速攪拌する。例えば、緩速攪拌は、急速撹拌よりも低G値になるよう回転速度等が設定され、微細フロックは崩壊することなく凝集して巨大フロックへ成長する。
成長したフロックを固液分離するため、横流式沈殿設備では、凝集混和槽31又はフロック形成槽41の下流側に沈澱池51を設置することが好ましい。沈澱池51の構造は特に限定されないが、一般的にその内部に傾斜板又は傾斜管が設けられ、沈殿池51に被処理水を送水すると、巨大フロックを主に含む沈殿物(汚泥)と、巨大フロックが分離された液相とに分離される。
この液相は、ろ過塔とろ過膜(フィルタ)の少なくとも一方を含むろ過手段55に送られる。液相には、残留フロックや過剰な添加剤(高分子凝集剤)が残留する場合があるが、これら残留汚染物質は、例えば、ろ過砂(珪砂)やアンスラサイトが充填されたろ過塔を通過する間に除去され、浄水6となる。
他方、液相から沈降分離したフロックは、クラリファイヤ等の集積手段で集められ、浄水汚泥(スラッジ)として濃縮手段60へ送られる。
濃縮手段60は1台以上の濃縮槽65を有しており、必要に応じて濃縮槽65と沈澱池51の間に排泥池61等の他の設備が設置される。沈殿池51には汚泥引抜弁等の引抜装置が設けられており、浄水汚泥は定期的又は不定期に引き抜かれ、排泥池61に送られる。排泥池61は撹拌手段を有しており、浄水汚泥を撹拌しながら貯蔵する。
排泥池61又はその下流側には、浄水汚泥を濃縮槽65へ送る排泥装置(排泥ポンプ62)が接続されており、所定量の汚泥が所定間隔を空けて或いは連続して排泥池61から濃縮槽65に送られる。
濃縮槽65は、浄水汚泥を更に濃縮するための装置であれば特に限定されないが、重力濃縮又は機械濃縮、好ましくは重力濃縮を行い、濃縮槽65下部に沈降濃縮した汚泥を掻寄板等で掻き寄せ、脱水手段71へ送る。
この脱水手段は、機械脱水と乾燥(天日や熱乾燥)のいずれか一方の工程により脱水を行う装置であり、効率面から少なくとも機械脱水を行う。
この機械脱水は、多様な方法を採用可能であり、例えば、ベルトプレス型、遠心脱水型、スクリュープレス型、真空脱水型などを単独で或いは2種以上を組み合わせて使用することができるが、処理能力が高く、ランニングコストも低いという点でフィルタプレス型の脱水手段71が最も好ましい。
フィルタプレス型の脱水手段71は、ろ布走行式、ろ布固定式、ダイヤフラム型等特に限定されないが、いずれも、加圧により、ろ布(フィルタ)を介して汚泥固形分から水分を分離する装置である。
フィルタは特に限定されないが、例えば、単繊維径が0.1〜0.3mm程度の繊維を、不織布又は織布(朱子織、平織、綾織、杉綾織、フェルト、二重織等)としてシート状に成形したものであって、その材質も特に限定されず、例えば、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、レーヨン、アセテート、プロミックス、キュプラ、ビニロン、ビニリデン、ポリ塩化ビニル、アクリル、ポリエチレン、ポリウレタン、炭素繊維、フッ素繊維、ポリアミド等から選択されるいずれか1種以上の繊維を用いることができる。
いずれのフィルタを使用した場合も、浄水汚泥の水分は加圧によりフィルタを通過するが、固形分はフィルタを通過せず、脱水ケーキ75として残る。
濃縮汚泥は、その固形分濃度が高い程脱水効率が高いため、従来の装置では、ポリアクリルアミド系の高分子凝集剤を添加して、汚泥を濃縮することもあった。しかし、この方法では、濃縮汚泥の粘性が高く、脱水ケーキ75のフィルタ剥離性が悪化し、フィルタ目詰りや水切れ不良、ひいては脱水手段71への汚泥打ち込み量の低下や、脱水ケーキ75の含水率高止まりの原因となる。
この問題を解決するため、本発明の浄水汚泥処理装置10では、濃縮手段60に高分子凝集剤の供給手段45を設置し、この供給手段45又は手作業により、汚泥濃縮用の高分子凝集剤(ポリ(メタ)アクリル酸塩)を浄水汚泥に添加する。
供給手段45には溶解槽を設置することが好ましく、この溶解槽に高分子凝集剤を溶解(分散)した水溶液を収容する。流量制御手段等で高分子凝集剤水溶液の流量を調整すれば、所望量の高分子凝集剤を注入することができる。
供給手段45の設置場所は特に限定されないが、脱水手段71より上流側の装置、好ましくは濃縮槽65又は濃縮槽65より上流側の装置のうち1か所以上に接続されている。より好ましくは、供給手段45は、濃縮槽65と排泥池61との間の装置(配管23)、特に好ましくは、排泥ポンプ62の接続箇所と濃縮槽65の間の位置で配管23に接続されており、排泥池61で均一撹拌された汚泥は高分子凝集剤と、配管23、不図示の混合槽、又は濃縮槽65内で混合される。
次に、この浄水汚泥処理設備10を用いた浄水汚泥処理方法について説明する。
[浄水汚泥処理方法]
本発明で処理する被処理水は特に限定されないが、特に適しているのは河川水、湖沼水、貯水地水、雨水、伏流水、地下水、井水である。
必要であれば、被処理水の水質をジャーテストなどで予め調べ、水質に合わせて無機凝集剤の注入量を予め設定しておき、供給手段35或いは作業者の手作業により、被処理水1リットルあたり5〜200mg、好ましくは10〜100mgの範囲内で上記の無機凝集剤を注入し、凝集混和槽31で急速撹拌する。
次いで、微細フロックが成長した被処理水を緩速攪拌し、フロックを更に成長させる。緩速攪拌の開始前または緩速攪拌の間、必要であれば、フロック成長用の高分子凝集剤を適量(被処理水1リットル当たり0.05〜20mg程度)添加してもよい。更に、無機凝集剤若しくは高分子凝集剤と一緒に又はこれら凝集剤とは別に、pH調整剤、緩衝剤、凝集助剤、殺菌剤などの1種以上の添加剤を添加してもよい。
フロックが成長した被処理水は、沈澱池51で固液分離し、分離したフロック(浄水汚泥)を排泥池61に送泥する。沈澱池51では汚泥を撹拌し、固形分が均一分散された汚泥を排泥池61から濃縮槽65へ送る。
水道水、蒸留水、浄水6、被処理水から選択される1種以上の水に、汚泥濃縮用の高分子凝集剤を溶解(分散)させ、必要であれば他の添加剤(pH調整剤、緩衝剤、分散剤、殺菌剤、他の高分子凝集剤等)を1種以上添加して高分子凝集剤水溶液を作製し、供給手段45の溶解槽に収容しておく。
そして、所望量(例えば脱水前の汚泥1L当たり5〜100mg)の高分子凝集剤を汚泥に添加、混合する。汚泥と高分子凝集剤を混合する手段は特に限定されないが、濃縮槽65の前段(上流側)に混合槽を設置した場合はその混合槽で、混合槽を設置しない場合は配管23の水流で混合することが好ましい。
高分子凝集剤を混合後の汚泥を重力濃縮又は機械濃縮する。重力濃縮の場合、濃縮槽65又はそれよりも下流の槽で汚泥を静置するか、沈降(例:圧接沈降)が生じる程度の緩速度で汚泥を撹拌若しくは送液し、所定時間濃縮を行う。
沈降濃縮された汚泥は、上述したポリ(メタ)アクリル酸塩の添加で十分に濃縮された上、従来の凝集剤と比較して濃縮汚泥の粘性が低いので、続く脱水手段71で脱水が効率良く行われ、そのフィルタ汚れも防止される。
なお、本発明は、汚泥の濃縮工程で上記ポリ(メタ)アクリル酸塩を添加する方法及び装置であれば特に限定されず、フロック生成工程と汚泥濃縮工程の間、或いは、汚泥濃縮工程と脱水工程の間に他の工程を挿入してもよいし、これらの工程の1以上を複数回繰り返してもよく、更に、使用する装置、薬剤(添加剤)並びにその添加のタイミングも特に限定されない。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明する。
<実施例1>
図1の凝集混和手段30及び凝集フロック形成手段40に相当する浄水場から発生した引き抜き汚泥(DS:9.5g/L)に、高分子凝集剤としてポリアクリル酸ナトリウム(0.1%塩粘度が3.5mPa・s、コロイド当量が−9.4meq/g)を、引抜汚泥(含水)1L当たり20mg添加し、新東化学(株)社製の攪拌機「スリーワンモータ」で撹拌した後、24時間静置し、濃縮汚泥を作製した。なお、「DS」は、汚泥中の固形物乾燥質量を意味する(乾燥質量g/汚泥L)。
得られた濃縮汚泥(DS:32g/L)をフィルタプレス試験機で14kgf/cmで10分間圧搾し、脱水した。脱水終了後の脱水ケーキ含水率は73.2%でフィルタ表面の汚れは問題ないレベルで少なかった。
<比較例1>
ポリアクリル酸ナトリウムを使用しない以外は、実施例1と同様の条件で濃縮汚泥を作製したところ、得られた濃縮汚泥濃度DSは12g/Lであった。この濃縮汚泥を、実施例1と同様の条件でフィルタプレス処理したところ、脱水ケーキ含水率は80.8%であった。汚泥濃度が低かったため汚泥が十分打ち込めず、ケーキ含水率が高くなったものと考えられる。
<比較例2>
高分子凝集剤として、中アニオン性のアクリルアミド・アクリル酸ナトリウム共重合体(0.1%塩粘度が6.0mPa・s、コロイド当量が−2.5meq/g)を使用した以外は、実施例1と同様の条件で濃縮汚泥を作製したところ、得られた濃縮汚泥濃度DSは34g/Lであった。この濃縮汚泥を、実施例1と同様の条件でフィルタプレス処理したところ、脱水ケーキ含水率は72.8%であり、比較例1と比較して含水率の改善は見られたが、フィルタ表面に脱水ケーキの一部が付着していた。この汚れは水道水をかけて水洗したが完全には除去できなかった。
1 供給源
10 浄水汚泥処理装置
21、23 配管
30 凝集混和手段
31 凝集混和槽
35 無機凝集剤の供給手段
40 凝集フロック形成手段
41 フロック形成槽
45 高分子凝集剤の供給手段
51 沈澱池
55 ろ過手段
60 濃縮手段
61 排泥池
62 排泥ポンプ
65 濃縮槽
71 脱水手段(フィルタプレス型)

Claims (7)

  1. 被処理水に無機凝集剤を添加して凝集フロックを生成するフロック生成工程と、
    前記凝集フロックを沈殿させ、前記被処理水から分離させて汚泥とする沈殿工程と、
    前記汚泥を濃縮する濃縮工程と、
    濃縮した前記汚泥を脱水する脱水工程と、
    を有することを特徴とする浄水の処理方法において、
    前記濃縮工程は、前記被処理水から分離した前記凝集フロックの汚泥に対し、0.1%塩粘度が2〜5mPa・sであり、かつ、コロイド当量値が−9.0以下のポリ(メタ)アクリル酸塩を添加し、前記汚泥を濃縮することを特徴とする浄水の処理方法
  2. 前記ポリ(メタ)アクリル酸塩が、ポリアクリル酸ナトリウムである請求項1に記載の浄水の処理方法。
  3. 前記脱水工程は、フィルタプレスを用いた機械脱水である請求項1または請求項2に記載の浄水の処理方法。
  4. 前記被処理水が、河川水、湖沼水、貯水地水、雨水、伏流水、地下水、井水からなる群より選択される請求項1〜3のいずれか1項に記載の浄水の処理方法。
  5. 無機凝集剤を添加した被処理水を急速撹拌し、凝集フロックを生成する凝集混和手段と、
    前記被処理水を緩速攪拌し、前記凝集フロックを増大させ凝集フロック形成手段と、
    前記凝集フロックを沈殿させ、前記被処理水から分離させて汚泥とする沈殿池と、
    前記被処理水から分離した前記汚泥に、0.1%塩粘度が2〜5mPa・sであり、かつ、コロイド当量が−9.0以下のポリ(メタ)アクリル酸塩を混合して濃縮する濃縮手段と、
    濃縮した前記汚泥を脱水し、脱水ケーキを得る脱水手段と、
    を有することを特徴とする浄水施設
  6. 前記脱水手段は、フィルタプレス型脱水手段である請求項に記載の浄水施設
  7. 河川水、湖沼水、貯水地水、雨水、伏流水、地下水、井水からなる群より選択される前記被処理水の浄水処理に用いられる請求項5または請求項6に記載の浄水施設。
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