JP6196193B2 - 混雑緩和装置及び混雑緩和方法 - Google Patents

混雑緩和装置及び混雑緩和方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6196193B2
JP6196193B2 JP2014165843A JP2014165843A JP6196193B2 JP 6196193 B2 JP6196193 B2 JP 6196193B2 JP 2014165843 A JP2014165843 A JP 2014165843A JP 2014165843 A JP2014165843 A JP 2014165843A JP 6196193 B2 JP6196193 B2 JP 6196193B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
congestion
attraction
route
information
interest
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014165843A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016042275A (ja
Inventor
朋子 光井
朋子 光井
弾 三上
弾 三上
篤信 木村
篤信 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2014165843A priority Critical patent/JP6196193B2/ja
Publication of JP2016042275A publication Critical patent/JP2016042275A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6196193B2 publication Critical patent/JP6196193B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、経路上の混雑を緩和する技術に関する。
有名人のコンサート、スポーツの試合、オリンピックの開会式などのイベント開催時には、スタジアムなどの特定の場所に大量の人が集まる。そのため、イベント開始前や終了後には周辺道路や交通機関が混雑し、渋滞や事故などを起こす可能性がある。
非特許文献1では、リアルタイムの交通情報を運転手に提供することによって道路の渋滞を緩和させる効果を計測した。非特許文献1によると、渋滞し始めたときなど迂回路の容量に余裕がある場合にのみリアルタイムの交通情報に渋滞緩和の効果があることが確認されている。
吉井稔雄、桑原雅夫、「リアルタイム交通情報の提供効果」、土木学会論文集、公益社団法人土木学会、2000年7月、No. 653/IV-48、pp.39-48
しかしながら、非特許文献1のように、画一的な交通情報を提供するのみでは、例えば、車を運転しているすべての人が交通情報に従い迂回路を選択した場合は、迂回路が渋滞してしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、大量の人が集まるイベント会場の周辺地域において混雑を緩和することを目的とする。
第1の本発明に係る混雑緩和装置は、経路上でアトラクションを開催することで当該経路の混雑を緩和するための混雑緩和装置であって、前記経路上を歩く人の趣味趣向を示す興味情報を収集する興味情報収集手段と、前記経路の混雑状況を示す混雑情報を収集する混雑情報収集手段と、前記混雑情報と前記興味情報とに基づいて開催するアトラクションを決定するアトラクション決定手段と、前記経路上で前記アトラクション決定手段が決定したアトラクションを開催するアトラクション開催手段と、を有することを特徴とする。
上記混雑緩和装置において、前記興味情報は、経路上の人のそれぞれの趣味趣向に関する情報であることを特徴とする。
上記混雑緩和装置において、前記興味情報は、経路上の複数の人の趣味趣向の傾向を示す統計情報であることを特徴とする。
の本発明に係る混雑緩和方法は、経路上でアトラクションを開催することで当該経路の混雑を緩和するための混雑緩和装置による混雑緩和方法であって、前記経路上を歩く人の趣味趣向を示す興味情報を収集するステップと、前記経路の混雑状況を示す混雑情報を収集するステップと、前記混雑情報と前記興味情報とに基づいて開催するアトラクションを決定するステップと、前記アトラクションを決定するステップで決定したアトラクションを開催するステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、大量の人が集まるイベント会場の周辺地域において混雑を緩和することができる。
第1の実施の形態における混雑緩和装置を含む全体構成図である。 第1の実施の形態における混雑緩和装置1の処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態における混雑緩和装置を含む全体構成図である。 第2の実施の形態における混雑緩和装置1の処理の流れを示すフローチャートである。 空席情報を用いる実施例を説明するための図である。 別の経路上の人にアトラクションの音が聞こえないようにする実施例を説明するための図である。 A駅に流入する人を複数の経路全体で制御する実施例を説明する図である。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態における混雑緩和装置を含む全体構成図である。
図1に示す混雑緩和装置1は、例えばスタジアムで開催されたイベント終了後などに、スタジアム(出発地点)から駅(目的地点)へ向かう経路の途中にあるアトラクション会場において開催すべきアトラクションを決定する装置である。混雑緩和装置1が決定したアトラクションをアトラクション会場で開催して、混雑緩和に必要な程度の人をアトラクション会場に足止めすることで、駅に向かう経路の混雑緩和を行なう。図1に示す混雑緩和装置1は、混雑状況検出部11、興味情報収集部12、興味−アトラクション関連性推定部13、およびアトラクション決定部14を備える。混雑緩和装置1には、スタジアムから駅へ向かう経路の混雑状況を収集するためのセンサ111A,111Bが接続される。混雑緩和装置1が備える各部は、演算処理装置、記憶装置等を備えたコンピュータにより構成して、各部の処理がプログラムによって実行されるものとしてもよい。このプログラムは混雑緩和装置1が備える記憶装置に記憶されており、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
混雑状況検出部11は、センサ111A,111Bが収集した情報から、経路上の混雑状況を示す混雑情報を収集する。混雑情報としては、例えば人の流量あるいは経路上の地点における人数がある。
興味情報収集部12は、経路上の人の興味情報(趣味・趣向)を収集し、興味ごとにその興味を持つ人数(経路上の人)を算出する。興味情報収集部12は、経路上の人それぞれの興味を収集してもよいし、経路上の集団の興味の傾向を統計的に算出してもよい。
興味−アトラクション関連性推定部13は、興味情報収集部12が収集した興味情報とアトラクションとの関連性を推定する。例えば、興味情報収集部12が興味として「ゴルフ」を抽出した場合、アトラクション「バーチャルゴルフ」は興味「ゴルフ」と関連があり、アトラクション「ジェルネイル体験」は興味「ゴルフ」と関連がない、などのように関連性を推定する。本実施の形態においてアトラクションとは、マジックショーなどのショー、映画の上映、無料体験コーナーや新製品のお試しなど様々な人の興味をひきつける出し物を意味する。
アトラクション決定部14は、混雑状況検出部11の収集した混雑情報から、足止めが必要な量(流量、人数など)を求め、足止めが必要な量に対応する数の人が関心のあるアトラクションを決定する。アトラクション決定部14は、足止めが必要な人数を満たす興味を、興味情報収集部12が算出した興味ごとの人数に基づいて選択し、選択した興味と関連性のあるアトラクションをアトラクション会場で開催するアトラクションとして決定する。例えば、足止めが必要な人数が10人で、「ネイル」に興味がある人が5人、「ゴルフ」に興味がある人が10人の場合、興味「ゴルフ」と関連のあるアトラクション「バーチャルゴルフ」をアトラクション会場で開催するアトラクションとして決定する。
以上のように決定したアトラクションをアトラクション会場で開催することで、アトラクション会場に所望の人数の人が集まり、経路上の混雑を緩和できる。なお、アトラクション会場に大型の映像設備や音響設備などの映像表示装置を備えて、アトラクション決定部14の決定したアトラクション(映像)を表示してもよい。この場合、混雑緩和装置1と映像表示装置を接続し、アトラクション決定部14の決定したアトラクションの情報を映像表示装置へ送信する。
次に、第1の実施の形態における混雑緩和装置の動作について説明する。
図2は、第1の実施の形態における混雑緩和装置1の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、混雑状況検出部11が経路上の混雑状況を検出する(ステップS11)。混雑状況を検出する方法としては、センサ111A,111Bにカメラや奥行き情報を取得可能なデプスカメラを用いて画像を解析する方法、センサ111A,111Bに地面に埋め込まれた圧力センサを用いる方法などがある。例えば、画像を解析して人の数を計測する方法としては、特許第4914870号公報、特許第5419925号公報、および特開2013−156855号公報に開示されている方法を用いることができる。あるいは、参考文献1(中村、他6名、「マルチレーザスキャナを用いた通行人数の自動計測」、第3回情報科学技術フォーラム 一般講演論文集 第3分冊、社団法人電子情報通信学会、2004年8月20日、pp.195-196)に開示された、床上から約16cmの水平面をスキャンすることで通行人数を自動計測する技術を用いてもよい。図1では、2つのセンサ111A,111Bを経路上に配置し、アトラクション会場より前の経路に配置したセンサ111Aで混雑状況を検出し、アトラクション会場より後の経路に配置したセンサ111Bで緩和後の混雑状況を検出する。複数のセンサ111A,111Bを配置する必要はなく、センサ111Aのみ、あるいはセンサ111Bのみを配置してもよい。
そして、検出した混雑状況に基づいて、混雑の緩和が必要であるか否かを判定する(ステップS12)。混雑状況検出部11が検出した混雑状況があらかじめ設定した経路のキャパシティを超えた場合に混雑の緩和が必要であると判定する。例えば、スタジアムから駅に向かう経路のキャパシティが30人/分(1分間あたりに30人移動する人の流量を示す)と設定されており、混雑状況検出部11が40人/分の混雑状況を検出した場合に混雑の緩和が必要であると判定する。
混雑の緩和が必要である場合、興味情報収集部12は、経路上の人の興味を収集し、各興味を持つ人の数を算出する(ステップS13)。経路上の人の個々の興味を収集する場合は、参考文献2(平野、他2名、「Markov Logicを用いたテキストからのユーザ属性推定」、第27回人工知能学会全国大会論文集、一般社団法人人工知能学会、2013年、3E3−3)に開示された、Twitterなどのソーシャルメディアに投稿されている情報からユーザの属性(性別・年齢・職業・既婚/未婚など)を推定する技術を用いることができる。例えばスタジアムで開催されるイベントのチケットにICタグを付けておき、経路上に設置されたICタグリーダによりICタグからIDを取得し、取得したIDからチケット購入者の情報を得ることで、経路上の人それぞれとソーシャルメディアから抽出した属性とを結び付けることができる。経路上の人それぞれから収集した興味のデータの例を次表1に示す。
Figure 0006196193
興味情報収集部12が収集した表1を集計することで、経路上にいる人について、各興味を持つ人数を推定することができる。
別の方法として、経路上の集団の興味を統計的に算出する場合は、例えば、あらかじめアンケートなどで年代・性別ごとの興味に関するデータを正解データとして、年代と性別ごとに統計的に尤もらしい興味を推定する。年代・性別ごとの興味に関するデータを次表2に示す。表2中の信頼度は、その年代・性別に対する興味の尤もらしさを表す。例えば、「20代・女性」が「ネイル」に興味を持つ信頼度が0.7の場合、「20代・女性」の7割が興味を持っていると計算する。
Figure 0006196193
混雑状況検出部11が検出した混雑状況、例えば人の流量(人/分)から経路上にいる人の数を求め、求めた人数に経路上の人の各年代・性別ごとの割合と表2の信頼度をかけることで、経路上にいる集団について、各興味を持つ人数を推定することができる。経路上の人の各年代・性別ごとの割合は、スタジアムで開催されるイベントに参加する人の属性から推定する。
続いて、興味−アトラクション関連性推定部13は、興味情報収集部12が収集した興味情報とアトラクションの関連性を推定する(ステップS14)。関連性の推定には、あらかじめ人手で正解を付与した、興味とアトラクションが関連付けてある正解データを用いて学習したモデルを用いる。学習データの例を次表3に示す。
Figure 0006196193
正解データを用いて、関連性ありは「正例」、関連性なしは「負例」として、興味−アトラクション関連性推定モデルを学習する。モデルの学習には、参考文献3(Rong-En Fan, et al., “LIBLINEAR: A Library for Large Linear Classification”, Journal of Machine Learning Research, 2008, vol. 9, pp.1871-1874)などの識別学習器を用いることができる。なお、識別学習の特徴には、ユーザの興味だけでなく、年齢、既婚/未婚などの情報を用いてもよい。本実施の形態では、興味と年齢・性別を素性として用いる。
アトラクション会場で開催可能なアトラクションの一覧を保持しておき、各アトラクションに興味情報収集部12が収集した興味を関連付ける。1つのアトラクションに複数の興味が関連付けられてもよい。
そして、アトラクション決定部14は、興味情報と混雑状況に応じてアトラクションを決定する(ステップS15)。興味−アトラクション関連性推定部13により、興味とアトラクションの関連性が分かっているので、何に興味を持つ人がどのアトラクションに関心があるのか分かる。また、興味情報収集部12により、各興味を持つ人の数は分かっている。したがって、各興味を持つ人の数と、興味とアトラクションの関連性から各アトラクションに関心のある人の数が分かる。次表4に各アトラクションに関心のある人の数の例を示す。
Figure 0006196193
アトラクション決定部14は、足止めが必要な人数に近い関心のある人の数をもつアトラクションを選択する。例えば、スタジアムから駅に向かう経路のキャパシティが30人/分で、混雑状況検出部11が40人/分の混雑状況を検出した場合、10人/分程度を足止めする必要がある。スタジアムからアトラクション会場に到達するまでに5分かかるとすると、200人がアトラクション会場までの経路上に存在することになる。そのうち50人を足止めすればよいので、50人が興味を持つアトラクションを決定する。
アトラクションを開催後は、センサ111Bからのデータにより、アトラクション決定部14が決定したアトラクションを開催することによる混雑緩和結果をフィードバックして、開催するアトラクションを変更したり、足止めできなかった人数が興味を持つアトラクションを経路上の別のアトラクション会場で開催してもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、混雑状況検出部11が経路上の混雑状況を検出し、興味情報収集部12が経路上の人の興味情報を収集して興味ごとにその興味を持つ人数を算出し、興味−アトラクション関連性推定部13が興味情報とアトラクションとの関連性を推定し、アトラクション決定部14が経路の混雑状況から足止めする人数を求め、足止めが必要な数の人が関心のあるアトラクションを決定する。決定したアトラクションを経路上のアトラクション会場において開催することで、経路の混雑緩和を期待できる。その結果、アトラクションに興味のある人はアトラクションを楽しむことができ、アトラクションに興味のない人は混雑が緩和された経路を進むことができる。
[第2の実施の形態]
図3は、第2の実施の形態における混雑緩和装置を含む全体構成図である。
図3に示す混雑緩和装置1は、第1の実施の形態と同様に経路の混雑緩和のための装置であるが、第2の実施の形態では開催するアトラクションを決定せずに、別の経路で開催されているアトラクションに人を誘導することで経路の混雑を緩和する。
図3に示す混雑緩和装置1は、第1の実施の形態の混雑緩和装置とは、アトラクション決定部14の代わりに経路決定部15を備え、経路提示装置151を接続する点で異なる。
混雑状況検出部11、興味情報収集部12、および興味−アトラクション関連性推定部13は、第1の実施の形態の混雑緩和装置と同様であるので重複する説明は省略する。
経路決定部15は、B駅へ向かう経路で行われているアトラクションBの情報を保持し、混雑状況検出部11の収集した混雑情報から他の経路に誘導すべき人数を求め、誘導すべき人数が興味を持つアトラクションが開催されている経路を迂回経路として決定し、経路提示装置151にその経路を提示させる。経路提示装置151として、経路上の人が保持する携帯端末等を用いてもよい。
経路提示装置151は、迂回経路の情報を提示するときに、迂回経路で行われているアトラクションBの情報を直接的に表現してもよいし(例えばアトラクションBの名称を表示)、アトラクションBの情報を直接的に表現せずに、アトラクションBを間接的に表現した図を提示してもよい。例えば、アトラクションBが子供向けのアトラクションである場合、子供が興味を持つ絵を提示する。
次に、第2の実施の形態における混雑緩和装置の動作について説明する。
図4は、第2の実施の形態における混雑緩和装置1の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、混雑状況検出部11が経路上の混雑状況を検出し、混雑の緩和が必要であるか否かを判定する(ステップS21,S22)。図3では、センサ111がA駅に向かう経路の混雑状況を検出している。
混雑の緩和が必要である場合、興味情報収集部12は、経路上の人の興味を収集し、各興味を持つ人の数を算出する(ステップS23)。
興味−アトラクション関連性推定部13は、興味情報収集部12が収集した興味情報とアトラクションBの関連性を推定する(ステップS24)。
経路決定部15は、混雑状況及び興味情報とアトラクションBの関連性に応じて提示する経路を決定する(ステップS25)。興味−アトラクション関連性推定部13により、何に興味を持つ人がアトラクションBに関心があるのか分かり、興味情報収集部12により、各興味を持つ人の数は分かっているので、アトラクションBに関心のある人の数が分かる。そこで、経路決定部15は、駅Aに向かう経路から他の経路へ誘導させたい人数に近い関心のある人の数をもつアトラクションBが開催されている経路を迂回経路として選択する。
そして、経路提示装置151に経路決定部15が決定した経路を提示する(ステップS26)。
なお、図3の例では、迂回経路の候補としてB駅へ向かう経路のみが示されていたが、複数の経路のなかから誘導すべき人数の人が興味を持つアトラクションが開催されている経路を決定するものでもよい。あるいは、複数のスクリーンを持つシネマ・コンプレックスが迂回経路に存在する場合、経路決定部15が、誘導すべき人数の人が興味を持つ映画を決定し、迂回経路とともに決定した映画の情報を提示してもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、混雑状況検出部11が経路上の混雑状況を検出し、興味情報収集部12が経路上の人の興味情報を収集して興味ごとにその興味を持つ人数を算出し、興味−アトラクション関連性推定部13が興味情報とアトラクションとの関連性を推定し、経路決定部15が混雑する経路から他の経路に誘導したい人数が興味を持つアトラクションが開催されている経路を決定し、経路提示装置151がその経路を提示することで、経路の混雑の緩和に必要な人数を別の経路に誘導することができる。
[変形例1]
続いて、実施例の変形例について説明する。
上記で説明した実施例では、経路上の人の興味に基づいてアトラクションを決定したり、アトラクションが開催されている経路を提示したが、アトラクションの代わりにクーポンのように各ユーザに対する特別なサービスを決定して経路上の人が保持する携帯端末等に電子的に送信してもよい。
具体的には、興味−アトラクション関連性推定部13が、経路上の人の興味と経路上の店舗が提供するクーポンとの関連を求める。アトラクション決定部14が、次表5に示すように、各クーポンとそのクーポンに興味を示す人数を求め、混雑状況に応じた足止めに必要な人数に対応するクーポンを決定する。
Figure 0006196193
あるいは、経路決定部15が、興味情報と混雑状況に応じて、誘導すべき人数が興味を持つ店舗のある経路とともにクーポンを携帯端末等に配布する。
クーポンの配布による混雑緩和の効果が期待通りでなかった場合は、クーポンによる割引率を上げる、クーポンにさらなる優遇を付加する、などの足止めや誘導できる人数がさらに増すようにサービス内容を変更する。
[変形例2]
別の変形例としては、アトラクションや店舗などの収容可能な人数を示す許容状況を利用する例がある。混雑緩和装置1がアトラクション会場や店舗の許容状況を取得し、アトラクション会場や店舗において足止めや誘導したい人数を収容できない場合などは、混雑状況や許容状況を考慮してサービスを選択する。
例えば、図5に示す経路において、混雑緩和装置1が、スタジアムからA駅に向かう経路の混雑状況から、10人誘導する必要があると判定するとともに、ゴルフ練習場に関心のある人が10人いると推定した。ところが、ゴルフ練習場の空席が5人分であることを示す許容情報を受信していた場合、混雑緩和装置1は、B駅に向かう経路を提示しない。あるいは、ゴルフ練習場の空席がなくなるまで、B駅に向かう経路を提示してもよい。さらには、5人分しか空席がないため、10人のゴルフに興味がある人の中で、5人だけにB駅に向かう経路を提示して誘導してもよい。
また、A駅に向かう経路上のハンバーガーショップの空席が10人分であれば、A駅に向かう経路を提示してもよい。
[変形例3]
別の変形例としては、混雑緩和のために実施したアトラクションの情報が別の経路上の人に届かないように制御する例がある。具体的には、図6に示すように、A駅に向かう経路上で開催されているアトラクションの映像や音がB駅に向かう経路上の人に見えたり、聞こえたりしないように、参考文献4(植松、他2名、「エリア内の再生特性を考慮した音の局所的再生」、日本音響学会誌、一般社団法人日本音響学会、2006年、第62巻、第2号、pp.89-97)に記載の技術を用いてサウンドカーテン16を経路間に配置して特定のエリア内にのみアトラクションの音が聞こえるようにする。これにより、混雑緩和を実施した経路に別の経路上の人が流入しないことを期待できる。
[組み合わせ例]
上記で説明した実施例を組み合わせて、ある地点に流入する人の数を複数の経路全体で制御してもよい。例えば、図7に示すように、スタジアムからA駅に向かう経路にはルートA〜Cが存在し、ルートA〜Cのそれぞれは混雑していない適正な状態であっても、A駅に流入する人の数が多く、A駅に人を収容しきれない場合などは、第1の実施の形態の実施例を用いて、ルートAでアトラクションを開催して人を足止めする。さらに、これまで第2の実施の形態の実施例を組み合わせて、ルートCからB駅へ向かう経路上の店舗のクーポンを配布したり、映画館の空席情報に基づいて上映される映画の案内を提示することで、B駅への経路に人を誘導する。
1…混雑緩和装置
11…混雑状況検出部
12…興味情報収集部
13…アトラクション関連性推定部
14…アトラクション決定部
15…経路決定部
151…経路提示装置
16…サウンドカーテン
111,111A,111B…センサ

Claims (12)

  1. 経路上でアトラクションを開催することで当該経路の混雑を緩和するための混雑緩和装置であって、
    前記経路上を歩く人の趣味趣向を示す興味情報を収集する興味情報収集手段と、
    前記経路の混雑状況を示す混雑情報を収集する混雑情報収集手段と、
    前記混雑情報と前記興味情報とに基づいて開催するアトラクションを決定するアトラクション決定手段と、
    前記経路上で前記アトラクション決定手段が決定したアトラクションを開催するアトラクション開催手段と、
    を有することを特徴とする混雑緩和装置。
  2. 前記アトラクション決定手段は、前記混雑情報に基づいて足止めが必要な量を求め、前記興味情報に基づいて前記足止めが必要な量に対応する前記経路上の人が興味を示すアトラクションを決定することを特徴とする請求項1記載の混雑緩和装置。
  3. 前記興味情報は、経路上の人のそれぞれの趣味趣向に関する情報であることを特徴とする請求項1又は2に記載の混雑緩和装置。
  4. 前記興味情報は、経路上の複数の人の趣味趣向の傾向を示す統計情報であることを特徴とする請求項1又は2に記載の混雑緩和装置。
  5. 前記アトラクションは、前記興味情報に関連する内容であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の混雑緩和装置。
  6. 前記アトラクションは、前記経路上に配置された映像設備及び/又は音響設備を用いて出力されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の混雑緩和装置。
  7. 前記経路上に配置された映像設備及び/又は音響設備から出力されるアトラクションを、当該経路とは異なる経路から見る及び/又は聴くことができないように制御する視聴制御手段を有することを特徴とする請求項記載の混雑緩和装置。
  8. 前記混雑情報収集手段は、決定したアトラクションが開催された後の前記経路の混雑状況を示す混雑緩和後混雑情報を収集し、
    前記アトラクション決定手段は、前記混雑緩和後混雑情報に基づいて混雑緩和がより適正に行われるように前記アトラクションを変更することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の混雑緩和装置。
  9. 経路上でアトラクションを開催することで当該経路の混雑を緩和するための混雑緩和装置による混雑緩和方法であって、
    前記経路上を歩く人の趣味趣向を示す興味情報を収集するステップと、
    前記経路の混雑状況を示す混雑情報を収集するステップと、
    前記混雑情報と前記興味情報とに基づいて開催するアトラクションを決定するステップと、
    前記アトラクションを決定するステップで決定したアトラクションを開催するステップと、
    を有することを特徴とする混雑緩和方法。
  10. 前記アトラクションを決定するステップは、前記混雑情報に基づいて足止めが必要な量を求め、前記興味情報に基づいて前記足止めが必要な量に対応する前記経路上の人が興味を示すアトラクションを決定することを特徴とする請求項記載の混雑緩和方法。
  11. 前記興味情報は、経路上の人のそれぞれの趣味趣向に関する情報であることを特徴とする請求項9又は10に記載の混雑緩和方法。
  12. 前記興味情報は、経路上の複数の人の趣味趣向の傾向を示す統計情報であることを特徴とする請求項9又は10に記載の混雑緩和方法。
JP2014165843A 2014-08-18 2014-08-18 混雑緩和装置及び混雑緩和方法 Active JP6196193B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014165843A JP6196193B2 (ja) 2014-08-18 2014-08-18 混雑緩和装置及び混雑緩和方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014165843A JP6196193B2 (ja) 2014-08-18 2014-08-18 混雑緩和装置及び混雑緩和方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016042275A JP2016042275A (ja) 2016-03-31
JP6196193B2 true JP6196193B2 (ja) 2017-09-13

Family

ID=55591999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014165843A Active JP6196193B2 (ja) 2014-08-18 2014-08-18 混雑緩和装置及び混雑緩和方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6196193B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10970725B2 (en) 2017-11-29 2021-04-06 Universal Studios LLC System and method for crowd management and maintenance operations
JP6842199B2 (ja) * 2019-07-04 2021-03-17 株式会社MaaS Tech Japan プログラム及び情報処理装置
JP6931248B2 (ja) * 2019-07-04 2021-09-01 株式会社MaaS Tech Japan プログラム及び情報処理装置
JP7272988B2 (ja) * 2020-03-27 2023-05-12 トヨタ自動車株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び、システム
JP2022019316A (ja) * 2020-07-17 2022-01-27 株式会社デンソーテン 情報処理装置および情報処理方法
WO2023276133A1 (ja) * 2021-07-02 2023-01-05 三菱電機株式会社 クーポン配布装置、クーポン配布システムおよびクーポン配布方法
WO2024024013A1 (ja) * 2022-07-28 2024-02-01 日本電気株式会社 特典情報発行装置、システム及び方法、並びに、コンピュータ可読媒体
WO2024024014A1 (ja) * 2022-07-28 2024-02-01 日本電気株式会社 特典情報発行装置、システム及び方法、並びに、コンピュータ可読媒体

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001147965A (ja) * 1999-11-22 2001-05-29 Toshiba Corp 顧客ナビゲーションシステム及び顧客ナビゲーション方法
JP4405661B2 (ja) * 2000-11-22 2010-01-27 富士通株式会社 予約サーバ,ユーザ端末及び予約システム並びに予約方法
JP4457683B2 (ja) * 2004-02-03 2010-04-28 富士通株式会社 渋滞緩和プログラム
JP2007011904A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Pioneer Electronic Corp テーマパーク管理装置、テーマパーク管理方法、テーマパーク管理プログラム、および記録媒体
JP2011141773A (ja) * 2010-01-08 2011-07-21 Hitachi Ltd 自動改札システム
JP5594822B2 (ja) * 2010-03-20 2014-09-24 株式会社Pfu 特典提供システム、情報提供装置、情報提供プログラム、および、情報提供方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016042275A (ja) 2016-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6196193B2 (ja) 混雑緩和装置及び混雑緩和方法
US20120066705A1 (en) Content playback apparatus, content playback method, program, and integrated circuit
JP6681029B2 (ja) ルート・ロギング・システムおよび方法、並びにモバイルクライアント装置
US20130110633A1 (en) Adaptive presentation of guided tour information on mobile client terminal(s)
US20100138874A1 (en) Apparatus and system for interactive seat selection
US20200279006A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and program
US20220346683A1 (en) Information processing system and information processing method
US11748398B2 (en) Systems and methods for generating targeted media content
US20140012944A1 (en) Information distribution apparatus, signage system and method for distributing content data
WO2017040044A1 (en) Predicting acoustic features for geographic locations
CN112514404B (zh) 用于生成目标媒体内容的系统和方法
US20180181973A1 (en) Method of determining crowd dynamics
CN113194410A (zh) 一种5g与虚拟增强现实融合的旅游信息处理方法和系统
JP7086319B1 (ja) クーポン配布装置、クーポン配布システムおよびクーポン配布方法
JP6215796B2 (ja) 経路混雑緩和装置、その動作方法および経路混雑緩和プログラム
US10664513B2 (en) Automatic environmental presentation content selection
JP2017062704A (ja) 情報提示装置、情報提示方法及び情報提示プログラム
JP2022179841A (ja) 寄付装置、寄付方法、および寄付プログラム
JP5714306B2 (ja) コンテンツ選択装置、コンテンツ選択方法
JP5542469B2 (ja) 情報提示装置及び方法及びプログラム
KR101764189B1 (ko) 스마트 벤치를 이용한 광고 시스템 및 그 방법
KR20200020431A (ko) 자연공원 관광서비스 관리서버
KR102718516B1 (ko) 맞춤형 증강 현실 기반 관광 추천 시스템 및 방법
US20230291966A1 (en) Donation device, donation method, and donation program
Justus et al. The availability of interpretation media and tourists’ satisfaction with movie induced tourism in Kenya

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170815

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6196193

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150