JP6191907B2 - 照明装置および基台の設計方法 - Google Patents
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LED照明装置は、一般に、特許文献1に開示されているように、LEDが実装された発光モジュールが、基台となる板状のモジュールプレート(MP)の前面に配置され、当該MPが筒状の筐体の前方側の開口に嵌め込まれて保持された構成を有している。そして、LEDから発せられた光は、前方に出射される。
放熱性を向上させるには、例えば、基台の厚みを厚くして熱容量を増加させる方法がある。しかし、基台の厚みが増加すると、基台の体積が増加して基台の重量が増加するため、照明装置の重量も増加してしまう。
本発明は、上記問題点に鑑み、より簡便で正確に放熱性と軽量化が最適化された基台を有する照明装置を提供することを目的とする。
また、別の態様では、前記発熱領域と前記ケースとの間の前記基台の熱抵抗Rthは、以下の式2により規定されていることを特徴としてもよい。
また、別の態様では、平面視において、前記封止層が存在する領域は、前記発熱領域と一致していてもよい。
また、別の態様では、平面視において、前記封止層は、円形であってもよい。
また、別の態様では、平面視において、前記封止層は、円環状であってもよい。
また、別の態様では、前記発光部は、複数の前記発光モジュールから成り、前記複数の発光モジュールは、平面視で互いに間隔を開けて円環状に配置されていてもよい。
また、別の態様では、前記基台の他方の主面上に、放熱部を備え、平面視において、前記放熱部は前記発熱領域と重なっていてもよい。
また、本発明の一態様に係る照明装置における基台の設計方法は、発熱源である半導体発光素子が配された平面視で円形または円環状の発熱領域を有する発光部と、前記発熱領域が熱接続された状態で、一方の主面上に前記発光部が配された板状の基台と、少なくとも一端が開口した筒状であって、前記基台の外縁が前記一端側の内周面に接した状態で前記開口内に前記基台を保持するケースと、を備える照明装置における前記基台の設計方法であって、前記基台の平均厚みtは、以下の式8を満たすように設計されていることを特徴とする。
また、別の態様では、前記発熱領域と前記ケースとの間の前記基台の熱抵抗Rthは、以下の式2により規定されていることを特徴としてもよい。
≪実施形態1≫
[1.全体構成]
図1および図2は、実施形態1に係る照明装置100の外観を模式的に示す斜視図である。図1は、照明装置100を斜め前方から見た場合の斜視図であり、図2は、照明装置100を斜め後方から見た場合の斜視図である。図3は、照明装置100の内部構成を模式的に示す分解斜視図である。図4は、照明装置100の内部構成を模式的に示す断面図である。なお、図1〜図3において、矢印Yで示す方向を後方、その反対側を前方とする。照明装置100においては、光は主に前方に出射される。
[2.各部構成]
(1)モジュールプレート10
モジュールプレート10は、熱伝導性の材料(熱伝導率の高い材料)で形成された円板状の部材である。本実施形態におけるモジュールプレート10の形成に用いる材料としては、例えば、アルミニウムやマグネシウムなどの金属あるいはそれらの合金を挙げることができる。モジュールプレート10は、略均一な厚みを有している。モジュールプレート10の最も厚い部分の厚みtxと最も薄い部分の厚みtnとの差(tx−tn)は、例えば、txの5%以下である。平面度でいえば、例えば、厚み1mmで平面度0.05以下である。しかし、上記の値に特に限定されるものではなく、上記の値より大きくてもよい。なお、モジュールプレート10の厚みについては、出来るだけ均一であるのが好ましい。
モジュールプレート10には、発光モジュール21を固定するための貫通孔であるネジ孔12が設けられている。本実施形態においては、モジュールプレート10には、ネジ孔12が4つ設けられている。
発光部20は、発光モジュール21から成る。実施形態1に係る照明装置100においては、発光部20は、1つの発光モジュール21から構成されている。図5は、発光モジュール21の分解斜視図である。図5に示すように、発光モジュール21は、基板22と、基板22上において平面視円形の領域内に実装された複数のLED23と、複数のLED23を覆って基板22上に形成された平面視円形の封止層24とを有している。
基板22上には、複数個(一例として132個)のCOB(Chip on Board)タイプのLED23が実装され、これらのLED23を覆うように、蛍光体を含む透光性の樹脂から成る封止層24が配されている。LED23から出射される青色光の一部は、封止層24に混入された蛍光体により黄色光に波長変換され、変換されなかった青色光と混色されて白色光となり、封止層24の外部に放射される。LED23は、光と共に熱を発する。従って、LED23が配された領域が発熱領域25である。
発光モジュール21は、ネジ71によりモジュールプレート10上に熱結合状態で取り付けられている。具体的には、図5に示すように、発光モジュール21は、速結端子26a,26bを有するソケット26で覆われている。ソケット26には、ネジ71が挿通される貫通孔26cおよび26dがそれぞれ一対ずつ設けられている。基板22には、ネジ71が挿通される貫通孔22aが一対設けられている。貫通孔26cに挿通されたネジ71は、貫通孔22aに挿通され、ネジ孔12に螺合される。貫通孔26dに挿通されたネジ71は、そのままネジ孔12に螺合される。そして、ソケット26がモジュールプレート10にネジ留めされることによって発光モジュール21はモジュールプレート10の前面に押し付けられた状態で固定されている。発光モジュール21がモジュールプレート10に押し付けられた状態で固定されていることにより、発光モジュール21において発生する熱は、モジュールプレート10に効率よく伝導される。
ソケット26の速結端子26a,26bは、発光モジュール21の基板22上に設けられたアノード端子27aおよびカソード端子27bに接続される。速結端子26a,26bには、配線90a,90bの一端がそれぞれ接続されている。配線90a,90bの他端は、天井裏や壁内等に配設された外部の電源ユニット(不図示)にそれぞれ接続されている。これにより、配線90a,90bを介してLED23と外部の電源ユニットとが電気的に接続されている。
(3)カバー30
カバー30は、モジュールプレート10の前面に配置された発光モジュール21を覆うように装着されており、発光モジュール21を保護する部材である。
カバー30は、例えばアクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート等の透明な樹脂材料を射出成形して形成される。
このカバー30はモジュールプレート10の前面に、接着あるいはねじ止めなどにより固定されている。
ケース40は、全体として有底円筒形状をしており、筒壁に相当する筒状部41および筒底に相当する天板部42から成る。筒状部41の前方側の開口41aは、モジュールプレート10の外縁と略同じ径となっている。天板部42の中央部には、貫通孔43が設けられており、支持パイプ50の前端部51が嵌め込まれている。貫通孔43の径は、支持パイプ50の外径と略同じ大きさとなっている。
筒状部41の後端側および天板部42には、ケース40の内側と外側との間での空気の流通を図るための通気孔44が開設されている。また、筒状部41には、表面積を増すため、および機械的強度アップのためのビード45が略等間隔で複数形成されている。
また、支持パイプ50の前端部51と天板部42との接合は、カシメ加工に限られない。例えば、天板部42における貫通孔43の縁にパイプクランプを設置し、当該パイプクランプにより支持パイプ50に締結してもよいし、接着材で貫通孔43の縁と支持パイプ50を接合してもよい。
支持パイプ50は、伝熱性の良好な材料(例えばステンレス鋼などの金属や熱伝導性樹脂等)で形成された直管である。支持パイプ50は、その前端部51が天板部42の貫通孔43に嵌め込まれてカシメ加工などにより接合されている。
一方、支持パイプ50の後端部52は、取付部60の差し込み口62に差し込まれた状態で、取付部60に接合されている。支持パイプ50の内部の中空部には、発光モジュール21に接続された配線90a,90bが挿通されている。
(6)取付部60
図1〜図3に示すように、取付部60は、支持パイプ50の後端部52を天井などの造営材に固定する機能を有する。取付部60は、前方側から後方側に行くに従って径が拡がる円錐台状の外観形状を有する台座部61と、台座部61の前端側に設けられ、支持パイプ50の後端部52が差し込まれる差し込み口62と、台座部61の後端側に設けられたフランジ部63とを有している。フランジ部63には、挿通孔64が複数設けられており、挿通孔64にねじを挿通して造営材1にねじ込むことにより、フランジ部63が造営材1に固定される。
図4に示すように、電力供給用の配線90a,90bは、電源ユニット(不図示)から造営材1の貫通孔1a、取付部60の内部空間、支持パイプ50の内部空間、ケース40の内部空間、およびモジュールプレート10に設けられた配線用貫通孔14を通って、モジュールプレート10の前面11側までそれぞれ伸長している。そして、配線90a,90bの先端が、速結端子26a,26bにそれぞれ接続されている。
このような電力供給用の配線90a,90bを介して、電源ユニットから発光モジュール21に直流電力が供給され、LED23が点灯される。
[3.熱伝導と放熱性について]
(3−1.モジュールプレートにおける熱伝導について)
図6(a)は、モジュールプレート10における発熱領域25からの熱伝導の態様を模式的に示す図である。図6(b)は、照明装置100において、発熱領域25からの熱がモジュールプレート10およびケース40を介してケース40の周囲に存在する空気(以下、「周囲空気」という。)へと伝導する際の熱抵抗を模式的に示す一部切欠き断面図である。
なお、図6(a),(b)においては、わかりやすく示すために、モジュールプレート10の半径rbに対して厚みtを誇張して図示している。実際は、半径rbに対して厚みtは、非常に小さい。例えば、上記モジュールプレート10の説明の項で述べたように、モジュールプレート10の直径は、例えば、260mmであるので、半径rbは、例えば、130mmである。それに対して、モジュールプレート10の厚みtは、例えば、2mm〜数mm程度である。
上記のように円柱の径が拡大するように伝わる伝熱態様においては、熱が伝わる断面積Aは、円柱の周面の面積である。従って、発熱領域25とケース40との間(発熱領域25の外縁25aからモジュールプレート10の外縁13までの間)のモジュールプレート10の熱抵抗Rthは、上記伝熱の円柱の径をrとして、次の式2で表すことができる。
(3−2.照明装置100におけるモジュールプレートの放熱設計)
次に、照明装置におけるモジュールプレートの放熱設計について、より具体的に考察する。ここでは、モジュールプレートの厚みの設計についてのみ考察を行い、モジュールプレートの材質、ケースの材質および厚みについては、予め決まっているものとして、ここでの考察の対象としない。
照明装置の設計においては、想定される使用用途、適用される照明器具、使用環境等により、照明装置のサイズが予め決まっている場合が多い。すると、ケース‐空気間熱抵抗Rcaが予め決まる。そして、所望の輝度を得るために用いられる発光モジュールが選定されると、発光モジュールの発熱量およびLED23の許容上限温度Tmax(℃)が決まる。
ここで、式6で表されるRjcは、式2で表されるRthと同じものである。従って、式2,式5,式6より、モジュールプレートの厚みtは、次の式7で表される。
従って、放熱性と軽量化が最適化されたときのモジュールプレート10の厚みtは、次の式8で表される。
以上説明したように、式8に基づいて最適なモジュールプレート10の厚みを算出することにより、放熱性と軽量化が最適化されたモジュールプレートを有する照明装置を容易に実現することができる。
また、ここで、tの値としては、例えば、単位〔mm〕において、小数点以下2桁までを有効数字とし、小数点以下3桁を四捨五入した値を採用する。
≪実施形態2≫
実施形態1においては、発光部が1つの発光モジュールから成る場合について説明した。しかし、式2で表されるモジュールプレートの熱抵抗は、発光モジュールが1つの場合に限られない。以下、実施形態2に係る照明装置200について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明の重複を避けるため、実施形態1と同じ構成要素については、同符号を付して、その説明を省略する。以下、各変形例においても、同様である。
図7および図9に示すように、照明装置200において、発光部220は、複数の発光モジュール221から構成されている。本実施形態においては、発光部220は、6個の発光モジュール221から構成されている。発光モジュール221は、モジュールプレート210上に、平面視で円環状に互いに略等間隔を開けて配置されている。モジュールプレート210は、配線用貫通孔214が中央に1つ設けられている点および、発光モジュール221を固定するためのネジ孔の数および位置が異なる点において、実施形態1に係るモジュールプレート10と異なっている。それ以外においては、モジュールプレート210の基本的な構成はモジュールプレート10と同じであって、熱伝導性の材料から成る円板状の部材である。発光モジュール221の円環の中心は、モジュールプレート210の中心と略一致している。モジュールプレート210の外縁213は、ケース40の内周面46に接している。
図8に示すように、電力供給用の配線90a,90bからリード線91a,91bが分岐され、分岐されたリード線91a,91bの先端が速結端子26a,26bにそれぞれ接続されている。リード線91a,91bは、耐熱性の電線であって、例えば架橋ポリエチレン絶縁電線、シリコーンゴム絶縁電線、フッ素樹脂絶縁電線、シリコーンガラス耐熱電線などが用いられる。
照明装置200においては、複数の発光モジュール221が円環状に配置されている。従って、各発光モジュール221における封止層224のモジュールプレート210の中心Cから最も遠い点同士および最も近い点同士を結んでできる円環状の領域を、疑似的に、一つの大きな円環状の発熱領域225と捉えることができる。この場合、発熱領域225からモジュールプレート210およびケース40を介して周囲空気へと伝わる熱伝導の態様は、発熱領域225の外半径(中心Cから外縁225aまでの距離)をra、モジュールプレート210の半径をrbとして、実施形態1の場合と同様に考えることができる。即ち、照明装置200の構成においても、式8に基づいて放熱性と軽量化が最適化されたモジュールプレート210の厚みtを算出することができる。
また、個々の発光モジュール221におけるLED23の配置領域および封止層224の形状については、平面視円形に限定されない。例えば、LED23が直線的な列状に配置され、平面視矩形状の封止層224によりLED23が封止されていてもよい。
≪変形例≫
以上、本発明の構成を、実施形態1および2に基づいて説明したが、本発明は上記各実施形態に限られない。例えば、以下のような変形例を実施することができる。
実施形態1に係る照明装置100および、実施形態2に係る照明装置200においては、発熱領域の中心は、モジュールプレートの中心Cと一致していた。しかし、これに限られない。
図10(a)は、変形例1に係る照明装置300において、発熱領域25で発生した熱がモジュールプレート10およびケース40を介して周囲空気へと熱伝導する際の熱抵抗を模式的に示す一部切欠き断面図である。照明装置300においては、発熱領域25の中心C1(この場合は、封止層24の中心と同じである。)は、モジュールプレート10の中心C2からずれた位置に配置されている。
(変形例2)
変形例1に係る照明装置300においては、モジュールプレート10の中心C2は、発熱領域25の範囲内に位置していた。図10(c)に示す、変形例2に係る照明装置400のように、モジュールプレート10の中心C2が、発熱領域25の範囲外に位置する場合においても、変形例1の場合と同様に考えることができる。そして、上記各実施形態と同様にして、放熱性と軽量化が最適化されたモジュールプレートの厚みを算出することができる。
実施形態1,実施形態2,変形例1,変形例2においては、ケース40の内部は、配線90a,90bが通されている以外は空洞であったが、これに限られない。例えば、図11に示す変形例3に係る照明装置500のように、放熱部80がモジュールプレート210の後面215に取着されて、放熱部80がケース40内部に収容されていてもよい。
本変形例においては、実施形態2に係る照明装置200が放熱部80を備えた構成を例に説明したが、これに限られない。実施形態1に係る照明装置100および、変形例1,2に係る照明装置300,400の構成に、放熱部が適用されてもよい。
(変形例4)
実施形態2に係る照明装置200の発光部220は、複数の発光モジュール221が円環状に配置されて構成されていた。しかし、これに限られない。例えば、発光部が、円環状または円板状の基板と、当該基板上に円環状に配置された複数のLED23と、これら複数のLED23を封止するひと続きの円環状の封止体とから構成されていてもよい。
上記各実施形態および各変形例においては、発光部は基板上に形成されていたが、これに限られない。モジュールプレート上に発光部が直接形成されていてもよい。その場合は、モジュールプレート上に絶縁被膜を形成し、その上にLED23を実装してもよい。
≪補足≫
以上、本発明の一態様としての実施形態および変形例について説明した。本発明の一態様の構成およびその効果は、以下のようにまとめることができる。
上記構成によると、照明装置の設計において、放熱性と軽量化の両方の観点から最適化された基台の厚みを上記式に基づいて算出することができる。従って、従来のように複数種類のプロトタイプを作製して半導体発光素子の温度測定試験を行う手間を省略することができる。これにより、開発コスト抑制および開発期間の短縮を図ることができる。
本発明の別の態様に係る照明装置においては、前記発光部は、基板と、前記基板上に実装された複数の半導体発光素子と、前記複数の半導体発光素子を覆う封止層とを有する発光モジュールから成り、平面視において、前記封止層は、前記発熱領域に内接していてもよい。
本発明の別の態様に係る照明装置においては、平面視において、前記封止層が存在する領域は、前記発熱領域と一致していてもよい。
これにより、封止層により発熱領域をより正確に規定することができる。
本発明の別の態様に係る照明装置においては、平面視において、前記封止層の中心が前記基台の中心と一致するように配置された前記発光モジュールを1個備えてもよい。
本発明の別の態様に係る照明装置においては、平面視において、前記封止層は、円形であってもよい。
これにより、式2に基づいて基台の厚みを算出することができる。
これによっても、式2に基づいて基台の厚みを算出することができる。
本発明の別の態様に係る照明装置においては、前記発光部は、複数の前記発光モジュールから成り、前記複数の発光モジュールは、平面視で互いに間隔を開けて円環状に配置されていてもよい。
本発明の別の態様に係る照明装置においては、前記基台は、円板状であってもよい。
これにより、式2に基づいて基台の厚みを算出しやすい。
本発明の別の態様に係る照明装置においては、前記基台の他方の主面上に、放熱部を備え、平面視において、前記放熱部は前記発熱領域と重なっていてもよい。
本発明の一態様に係る基台の設計方法は、発熱源である半導体発光素子23が配された平面視で円形または円環状の発熱領域25を有する発光部20と、発熱領域25が熱接続された状態で、一方の主面11上に発光部20が配された板状の基台10と、少なくとも一端41bが開口した筒状であって、基台10の外縁13が一端41b側の内周面46に接した状態で開口41a内に基台10を保持するケース40と、を備える照明装置100における基台10の設計方法であって、基台10の平均厚みtは、以下の式8を満たすように設計されていることを特徴とする。
これにより、放熱性と軽量化が最適化された厚みを有する基台を、上記式8に基づいて効率的に設計することができる。
以上で説明した実施形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。実施形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、工程、工程の順序などは一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、実施形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明される。
11 前面(一方の主面)
13 外縁
15 後面(他方の主面)
20,220 発光部
21,221 発光モジュール
22 基板
23 LED(半導体発光素子)
24,224 封止層
25,225 発熱領域
25a,225a 外縁
40 ケース
41a 開口
41b 前端部(一端)
46 内周面
80 放熱部
100 照明装置
C 中心
C1 発熱領域(封止層)の中心
C2 モジュールプレート(基台)の中心
Claims (2)
- 発熱源である半導体発光素子が配された平面視で円形または円環状の発熱領域を有する発光部と、
前記発熱領域が熱接続された状態で、一方の主面上に前記発光部が配された板状の基台と、
少なくとも一端が開口した筒状であって、前記基台の外縁が前記一端側の内周面に接した状態で前記開口内に前記基台を保持するケースと、
を備える照明装置における前記基台の設計方法であって、
前記基台の平均厚みtは、式8を満たすように設計されている
[但し、Wは前記発熱領域から前記基台へと入力される熱流量、raは平面視における前記基台の中心から前記発熱領域の外縁までの距離、rbは平面視における前記基台の中心から前記基台の外縁までの距離、λthは前記基台の熱伝導率、Tmaxは前記半導体発光素子の許容上限温度、Taは前記照明装置の周囲空気の温度、Rcaは前記ケースの内周面から前記照明装置の周囲空気までの熱抵抗である。]
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