JP6189780B2 - 基板処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、有機発光ダイオードの有機層を基板上に形成する基板処理システムに関する。
有機発光ダイオード(OLED:Organic Light Emitting Diode)は、有機EL(Electroluminescence)の発光を利用した発光ダイオードである。近年、この有機発光ダイオードを用いた有機ELディスプレイは、薄型軽量、低消費電力であり、さらに応答速度、視野角、コントラスト比の面で優れている等の利点を有していることから、次世代のフラットパネルディスプレイ(FPD)として注目されている。
有機発光ダイオードは、例えば基板上の陽極と陰極の間に、有機層である正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層が陽極側からこの順で積層された構造を有している。かかる有機発光ダイオードを製造する際、特定の有機層に対しては、当該有機層の発光効率が低下したり、発光寿命が短くなる等の有機層の劣化を抑制するため、低酸素且つ低露点の雰囲気下での処理が要求される。
そこで、例えば特許文献1には、このような低酸素低露点雰囲気を維持することを目的とした有機ELディスプレイの製造装置が開示されている。具体的には、特許文献1の製造装置は、密封チャンバー内部に設置された有機EL製造ラインと、密封チャンバー内部に窒素ガスを供給する手段と、密封チャンバー内部に供給された窒素ガスをフィルタに通して密封チャンバー内部に戻す手段と、を有している。
特開2013−140721号公報
しかしながら、特許文献1に記載された製造装置では、有機EL製造ラインのすべての処理において低酸素低露点雰囲気が維持されるため、このような雰囲気制御が必要でない処理に対しても低酸素低露点雰囲気が維持される。このため、例えば製造装置の立ち上げ時には、大量の窒素ガスが必要となり、有機ELディスプレイの製造コストが高額化する。特に、近年の有機ELディスプレイの大型化に伴い、チャンバーのサイズが大きくなっており、窒素ガスの消費量の影響は顕著に現れる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、有機発光ダイオードの有機層を基板上に効率よく形成することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、有機発光ダイオードの有機層を基板上に形成する基板処理システムであって、前記有機層を基板上に塗布し、さらに当該有機層を乾燥させた後、前記有機層を焼成する焼成装置と、前記焼成装置で前記有機層を焼成後、基板の温度を調節する温度調節装置と、前記焼成装置と前記温度調節装置に基板を搬送する基板搬送装置と、を有し、前記焼成装置、前記温度調節装置及び前記基板搬送装置は、それぞれ、内部の雰囲気が、大気よりも低い所定の酸素濃度、且つ大気よりも低い所定の露点温度の雰囲気に維持される処理容器と、前記処理容器内に不活性ガスを供給するガス供給部と、前記処理容器内を排気する排気部と、前記処理容器内の雰囲気中の酸素と水分を除去する精製筒を有する精製機と、前記処理容器と前記精製機を接続する第1配管とを備え、当該精製機で精製された雰囲気を前記処理容器内に戻すガス循環システムと、前記焼成装置の処理容器内と第1配管内の雰囲気、前記温度調節装置の処理容器内と第1配管内の雰囲気、及び前記基板搬送装置の処理容器内と第1配管内の雰囲気を制御する制御部と、を有し、前記第1配管には、前記ガス供給部が接続され、前記第1配管は、前記精製機の内部において、前記精製筒が設けられる第2配管と、前記精製筒が設けられない第3配管に分岐し、前記制御部は、前記ガス供給部から前記処理容器内に不活性ガスを供給すると共に、前記排気部によって前記処理容器内を排気し、当該処理容器内の雰囲気を不活性ガスに置換して、大気よりも酸素濃度が低く、且つ大気よりも露点温度が低い雰囲気にする第1工程と、前記ガス供給部からの不活性ガスの供給を停止し、前記ガス循環システムを用いて、前記精製機で精製された雰囲気を前記処理容器内に戻し、前記処理容器内の雰囲気を所定の酸素濃度且つ所定の露点温度に維持する第2工程と、を行うように、前記ガス供給部、前記排気部及び前記ガス循環システムを制御し、前記制御部は、前記第1工程において、前記ガス供給部から供給される不活性ガスによって、前記第1配管内及び前記第3配管内の雰囲気を不活性ガスに置換し、大気よりも酸素濃度が低く、且つ大気よりも露点温度が低い雰囲気に制御し、前記制御部は、前記第1工程において、前記処理容器内の雰囲気が前記第2配管及び前記精製筒を通らないように制御することを特徴としている。
発明者らが鋭意検討した結果、特定の有機層、例えば正孔輸送層と発光層を基板上に塗布した後、当該基板を熱処理する際に、低酸素且つ低露点の雰囲気が必要であることが分かった。本発明の基板処理システムでは、熱処理を行う焼成装置と温度調節装置、及びこれら焼成装置と温度調節装置に基板を搬送する基板搬送装置において、ガス循環システムが設けられている。そうすると、これらの装置においては、例えばガス供給部を用いて処理容器の雰囲気を不活性ガスに置換した後、ガス循環システムを用いて処理容器の雰囲気をリサイクルすることができる。そして、処理容器の雰囲気のリサイクルを行っている間、処理容器内の雰囲気が所定の酸素濃度且つ所定の露点温度に維持された状態で、基板の熱処理を適切に行うことができる。
しかも、例えば焼成装置、温度調節装置、基板搬送装置の立ち上げ時、すなわち処理容器内の雰囲気を大気雰囲気の状態から立ち上げる際にのみ、ガス供給部から処理容器内に不活性ガスを供給する。一方、通常操業時には、処理容器の雰囲気をリサイクルして、ガス供給部からの不活性ガスの供給を停止できる。したがって、不活性ガスの消費量を少量に抑えることができ、基板の熱処理を効率よく行うことができる。
前記焼成装置における処理容器内の雰囲気制御と、前記温度調節装置における処理容器内の雰囲気制御と、前記基板搬送装置における処理容器内の雰囲気制御と、はそれぞれ個別に行われてもよい。
前記焼成装置の処理容器内の圧力と前記温度調節装置の処理容器内の圧力は、それぞれ大気より陽圧であって、且つ前記基板搬送装置の処理容器内の圧力より陰圧であってもよい。
前記精製機は、数の前記精製筒と、前記精製筒に水素ガスを含む再生ガスを供給する他のガス供給部と、前記精製筒内を排気する他の排気部と、を有し、前記制御部は、前記第2工程において、一の精製筒で前記処理容器内の雰囲気を精製しつつ、他の精製筒に対して前記他のガス供給部から再生ガスを供給すると共に、前記他の排気部によって前記精製筒内を排気して、当該他の精製筒を再生するように、他のガス供給部と前記他の排気部を制御してもよい。
前記基板処理システムは、前記処理容器内の雰囲気の酸素濃度を計測する酸素濃度計と、前記処理容器内の雰囲気の露点温度を計測する露点温度計と、をさらに有し、前記制御部は、前記酸素濃度計の計測結果と前記露点温度計の計測結果に基づいて、前記処理容器内の雰囲気を制御してもよい。
前記基板処理システムは、前記処理容器の内部を外部に対して開閉するためのドアをさらに有し、前記制御部は、前記酸素濃度計の計測結果に基づいて、前記ドアの開閉を制御してもよい。
前記焼成装置が備える前記ガス循環システムは、前記精製機で精製される前の雰囲気を冷却する冷却機と、前記冷却機で冷却された後であって前記精製機で精製される前の雰囲気中の異物を除去するフィルタと、をさらに有していてもよい。
前記温度調節装置が備える前記ガス循環システムは、前記処理容器内の雰囲気の温度を調節する温度調節機をさらに有していてもよい。
本発明によれば、有機発光ダイオードの有機層を基板上に適切且つ効率よく形成することができる。
有機発光ダイオードの製造方法の主な工程を示すフローチャートである。 有機発光ダイオードの構成の概略を示す側面図である。 有機発光ダイオードの隔壁の構成の概略を示す平面図である。 本実施の形態にかかる基板処理システムの構成の概略を示す平面図である。 焼成装置の構成の概略を示す縦断面図である。 焼成装置、温度調節装置、及び第3基板搬送装置の構成の概略を示す説明図である。 精製機の構成の概略を示す模式図である。 第1運転モードにおける雰囲気制御を示す説明図である。 第1運転モードにおける雰囲気制御を示す説明図である。 第2運転モードにおける雰囲気制御を示す説明図である。 第2運転モードにおける雰囲気制御を示す説明図である。 基板処理システム内に生じる気流の説明図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に示す実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
<1.有機発光ダイオードの製造方法>
先ず、有機発光ダイオードを製造する方法について説明する。図1は、有機発光ダイオードの製造方法の主な処理フローを示している。
先ず、図2に示すように有機発光ダイオード1を製造するに際しては、基板としてのガラス基板G上に陽極(アノード)10が形成される(図1の工程S1)。陽極10は、例えば蒸着法を用いて形成される。なお、陽極10には、例えばITO(Indium Tin Oxide)からなる透明電極が用いられる。
その後、陽極10上に図3に示すように隔壁20が形成される(図1の工程S2)。隔壁20は、例えばフォトリソグラフィー処理及びエッチング処理を行うことによって所定のパターンにパターニングされている。そして隔壁20には、スリット状の開口部21が列方向(X方向)と行方向(Y方向)に複数並べて形成されている。この開口部21の内部において、後述するように複数の有機層30〜34と陰極40が積層されて画素が形成される。なお、隔壁20には、例えば感光性ポリイミド樹脂が用いられる。
その後、隔壁20の開口部21内において、図2に示すように陽極10上に複数の有機層30〜34が形成される。具体的には、陽極10上に有機層である正孔注入層30が形成され(図1の工程S3)、正孔注入層30上に有機層である正孔輸送層31が形成され(図1の工程S4)、正孔輸送層31上に有機層である発光層32が形成され(図1の工程S5)、発光層32上に有機層である電子輸送層33が形成され(図1の工程S6)、電子輸送層33上に有機層である電子注入層34が形成される(図1の工程S7)。
その後、電子注入層34上に陰極(カソード)40が形成される(図1の工程S8)。陰極40は、例えば蒸着法を用いて形成される。なお、陰極40には、例えばアルミニウムが用いられる。
このようにして製造された有機発光ダイオード1では、陽極10と陰極40との間に電圧を印可することによって、正孔注入層30で注入された所定数量の正孔が正孔輸送層31を介して発光層32に輸送され、また電子注入層34で注入された所定数量の電子が電子輸送層33を介して発光層32に輸送される。そして、発光層32内で正孔と電子が再結合して励起状態の分子を形成し、当該発光層32が発光する。
<2.基板処理システム>
次に、本実施の形態にかかる基板処理システム100について説明する。図4は、基板処理システム100の構成の概略を示す説明図である。なお、基板処理システム100で処理されるガラス基板G上には予め陽極10、隔壁20及び正孔注入層30が形成されており、当該基板処理システム100では正孔輸送層31が形成される。
基板処理システム100は、外部との間で複数のガラス基板Gをカセット単位で外部から搬入出する搬入出ステーション101と、ガラス基板Gに対して所定の処理を施す複数の処理装置を備えた処理ステーション102とを一体に接続した構成を有している。
搬入出ステーション101には、カセット載置台110が設けられている。カセット載置台110は、複数のカセットCをX方向に一列に載置自在になっている。すなわち、搬入出ステーション101は、複数のガラス基板Gを保有可能に構成されている。
搬入出ステーション101には、X方向に延伸する搬送路111上を移動可能な基板搬送体112が設けられている。基板搬送体112は、鉛直方向及び鉛直周りにも移動自在であり、カセットCと処理ステーション102との間でガラス基板Gを搬送できる。なお基板搬送体112は、例えばガラス基板Gを吸着保持して搬送する。
処理ステーション102には、第1基板搬送装置120と、第2基板搬送装置121と、第3基板搬送装置122とが、搬入出ステーション101側からY方向にこの順で並べて配置されている。各基板搬送装置120、121、122には、ガラス基板Gを搬送する基板搬送体(図示せず)が設けられている。基板搬送体は、水平方向、鉛直方向及び鉛直周りにも移動自在であり、これら基板搬送装置120、121、122に隣接して設けられる各装置にガラス基板Gを搬送できる。
なお、第3基板搬送装置122には後述する焼成装置132、温度調節装置134、バッファ装置136が隣接されて設けられており、これら装置132、134、136の内部は低酸素且つ低露点の雰囲気(以下、低酸素低露点雰囲気という。)に維持される。このため、第3基板搬送装置122においても、その内部が低酸素低露点雰囲気に維持されている。以下の説明において、低酸素雰囲気とは大気よりも酸素濃度が低い雰囲気、例えば酸素濃度が10ppm以下の雰囲気をいい、また低露点雰囲気とは大気よりも露点温度が低い雰囲気、例えば露点温度が−70℃以下の雰囲気をいう。そして、かかる低酸素低露点雰囲気として、例えば窒素ガス等の不活性ガスが用いられる。
搬入出ステーション101と第1基板搬送装置120との間、及び第1基板搬送装置120と第2基板搬送装置121との間には、それぞれガラス基板Gを受け渡すためのトランジション装置123、124が設けられている。第2基板搬送装置121と第3基板搬送装置122の間には、ガラス基板Gを一時的に収容可能なロードロック装置125が設けられている。ロードロック装置125は、内部雰囲気を切り替え可能、すなわち大気雰囲気と低酸素低露点雰囲気に切り替え可能に構成されている。ロードロック装置125は、ゲートバルブ126を介して第3基板搬送装置122に接続されている。そして、処理ステーション102(基板処理システム100)において、ロードロック装置125の上流側(Y方向負方向側)では大気雰囲気下でガラス基板Gの処理と搬送が行われ、ロードロック装置125の下流側(Y方向正方向側)では低酸素低露点雰囲気下でガラス基板Gの処理と搬送が行われる。
第1基板搬送装置120のX方向正方向側には、ガラス基板G(正孔注入層30)上に正孔輸送層31を形成するための有機材料を塗布する塗布装置130が設けられている。塗布装置130では、インクジェット方法でガラス基板G上の所定の位置、すなわち隔壁20の開口部21の内部に有機材料が塗布される。なお、本実施の形態の有機材料は、正孔輸送層31を形成するための所定の材料を有機溶媒に溶解させた溶液である。
第2基板搬送装置121のX方向正方向側とX方向負方向側には、塗布装置130で塗布された有機材料を減圧乾燥する減圧乾燥装置131が複数積層されて、全部で例えば5つ設けられている。減圧乾燥装置131は、例えばターボ分子ポンプ(図示せず)を有し、その内部雰囲気を例えば1Pa以下まで減圧して、有機材料が乾燥されるようになっている。
第3基板搬送装置122のX方向正方向側には、減圧乾燥装置131で乾燥された有機材料を熱処理して焼成する、熱処理装置としての焼成装置132がゲートバルブ133を介して設けられている。焼成装置132の内部は、低酸素低露点雰囲気に維持されている。焼成装置132の構成については、後述する。なお、ゲートバルブ133に代えて、シャッタを用いてもよい。
第3基板搬送装置122のX方向負方向側には、焼成装置132で熱処理されたガラス基板Gを所定の温度、例えば常温(23℃±1℃)に調節する、熱処理装置としての温度調節装置134がゲートバルブ135を介して設けられている。温度調節装置134の内部は、低酸素低露点雰囲気に維持されている。そして、温度調節装置134には、その内部にガラス基板Gを載置する載置板(図示せず)が複数段に設けられ、当該載置板上のガラス基板Gが所定の温度に調節される。なお、ゲートバルブ135に代えて、シャッタを用いてもよい。
第3基板搬送装置122のY方向正方向側には、複数のガラス基板Gを一時的に収容するバッファ装置136がゲートバルブ137を介して設けられている。温度調節装置134の内部は、低酸素低露点雰囲気に維持されている。なお、ゲートバルブ137に代えて、シャッタを用いてもよい。
なお、処理ステーション102において、これら塗布装置130、減圧乾燥装置131、焼成装置132、温度調節装置134、バッファ装置136の数や配置は、任意に選択できる。
以上の基板処理システム100には、制御部140が設けられている。制御部140は、例えばコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、基板処理システム100におけるガラス基板Gの処理を制御するプログラムが格納されている。なお、前記プログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能なハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)、メモリーカードなどのコンピュータに読み取り可能な記憶媒体Hに記録されていたものであって、その記憶媒体Hから制御部140にインストールされたものであってもよい。
次に、以上のように構成された基板処理システム100を用いて行われるガラス基板Gの処理方法について説明する。
先ず、複数のガラス基板Gを収容したカセットCが、搬入出ステーション101に搬入され、カセット載置台110上に載置される。その後、基板搬送体112によって、カセット載置台110上のカセットCからガラス基板Gが順次取り出される。
カセットCから取り出されたガラス基板Gは、基板搬送体112によって処理ステーション102のトランジション装置123に搬送され、さらに第1基板搬送装置120によって塗布装置130に搬送される。そして塗布装置130では、インクジェット方法でガラス基板G(正孔注入層30)上に、正孔輸送層31用の有機材料が塗布される。この塗布装置130における塗布処理は、低酸素低露点雰囲気で行う必要はない。
次にガラス基板Gは、第1基板搬送装置120によってトランジション装置124に搬送され、さらに第2基板搬送装置121によって減圧乾燥装置131に搬送される。そして減圧乾燥装置131では、その内部雰囲気が減圧され、ガラス基板G上に塗布された有機材料が乾燥される。この減圧乾燥装置131における塗布処理は、低酸素低露点雰囲気で行う必要はない。
次にガラス基板Gは、第2基板搬送装置121によってロードロック装置125に搬送される。ロードロック装置125にガラス基板Gが搬入されると、その内部が低酸素且つ低露点雰囲気に切り替えられる。その後、ロードロック装置125の内部と、同様に低酸素且つ低露点雰囲気に維持された第3基板搬送装置122の内部とが連通させられる。
次にガラス基板Gは、第3基板搬送装置122によって焼成装置132に搬送される。この焼成装置132の内部も低酸素且つ低露点雰囲気に維持されている。そして焼成装置132では、熱板上に載置されたガラス基板Gが所定の温度、例えば200℃〜250℃に加熱され、当該ガラス基板Gの有機材料が焼成される。
次にガラス基板Gは、第3基板搬送装置122によって温度調節装置134に搬送される。この温度調節装置134の内部も低酸素且つ低露点雰囲気に維持されている。そして温度調節装置134では、ガラス基板Gが所定の温度、例えば常温に温度調節される。こうして、ガラス基板G(正孔注入層30)上に正孔輸送層31が形成される。
正孔輸送層31が形成されたガラス基板Gは、第3基板搬送装置122によってロードロック装置125に搬送される。ロードロック装置125にガラス基板Gが搬入されると、その内部が大気雰囲気に切り替えられる。その後、ロードロック装置125の内部と第2基板搬送装置121の内部とが連通させられる。
次にガラス基板Gは、第2基板搬送装置121、第1基板搬送装置120、基板搬送体112によって順次搬送され、カセット載置台110上のカセットCに収容される。こうして、基板処理システム100における一連のガラス基板Gの処理が終了する。
なお、温度調節装置134における温度調節が終了し、正孔輸送層31が形成されたガラス基板Gは、搬入出ステーション101のカセットCに戻されず、バッファ装置136から基板処理システム100の外部に搬出されてもよい。
<3.低酸素低露点雰囲気の制御>
次に、ロードロック装置125の下流側の装置、すなわち低酸素低露点雰囲気が要求される装置における雰囲気制御について説明する。かかる雰囲気制御を説明するにあたり、先ず、低酸素低露点雰囲気が要求される焼成装置132の構成について説明する。
図5に示すように焼成装置132は、内部を密閉可能な処理容器200を有している。処理容器200の内部には、ガラス基板Gを収容して熱処理する処理部210が形成されている。処理部210には、ガラス基板Gを載置する載置板211が鉛直方向に複数段、例えば15段に設けられている。また、処理部210の側方には、載置板211上のガラス基板Gを加熱するヒータ212が鉛直方向に複数、例えば2つ設けられている。
また、処理容器200の内部には、処理部210に所定の気体を供給する給気部220が形成されている。給気部220には、気体中の異物を除去するフィルタ221が鉛直方向に複数、例えば3つ設けられている。フィルタ221には、例えばHEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)が用いられる。また、給気部220の側方には、当該給気部220からフィルタ221を介して処理部210に気体を送風するためのファン222が設けられている。
なお、処理容器200において、載置板211、ヒータ212、フィルタ221、ファン222の数や配置は、任意に選択できる。
図5及び図6に示すように、処理容器200には、清浄な乾燥空気を供給する空気供給部230が給気管231を介して設けられている。空気供給部230には、例えば酸素濃度が大気と同じ21%、且つ水分濃度が1.029ppm以下、すなわち露点温度が−76℃以下であって、常温(23℃±1℃)の乾燥空気が貯留されている。給気管231は、後述する精製機263を介して給気部220に接続されている。そして、空気供給部230から給気部220に供給された乾燥空気は、フィルタ221を通って異物が除去された後、ファン222によって処理部210に供給される。なお、給気管231の接続箇所は本実施の形態に限定されず、例えば給気管231は給気部220に直接接続されていてもよい。
処理容器200には、不活性ガスである窒素ガスを供給するガス供給部240が給気管241を介して設けられている。ガス供給部240には、例えば酸素濃度が10ppm以下、且つ水分濃度が1.029ppm以下、すなわち露点温度が−76℃以下であって、常温(23℃±1℃)の窒素ガスが貯留されている。なお、本実施の形態では、不活性ガスとして窒素ガスを用いるが、低酸素低露点雰囲気を実現できれば、例えばアルゴンガス等の他の不活性ガスを用いてもよい。給気管241は、後述する精製機263を介して給気部220に接続されている。そして、ガス供給部240から給気部220に供給された窒素ガスは、フィルタ221を通って異物が除去された後、ファン222によって処理部210に供給される。なお、給気管241の接続箇所は本実施の形態に限定されず、例えば給気管241は給気部220に直接接続されていてもよい。
処理容器200には、当該処理容器200内の雰囲気、より厳密には処理部210内の雰囲気を排気する排気部250が設けられている。排気部250には、例えば真空ポンプなどの負圧発生装置が用いられる。排気部250と処理部210とは、排気管251を介して接続されている。
処理容器200には、当該処理容器200内の雰囲気、より厳密には処理部210内の雰囲気を精製して戻すガス循環システム260が設けられている。このガス循環システム260で循環される雰囲気は主として窒素ガスであるため、以下の説明においては、ガス循環システム260は窒素ガスを精製して戻すものとして説明する。ガス循環システム260は、冷却機261、フィルタ262、精製機263を有している。これら冷却機261、フィルタ262、精製機263は、処理部210と給気部220を接続する配管264において、処理部210側(上流側)からこの順で設けられている。
冷却機261は、処理部210からの窒素ガスを所定の温度、例えば常温まで冷却する。この所定の温度は、フィルタ262や精製機263に熱による損傷を与えない温度である。フィルタ262は、冷却機261で冷却された窒素ガス中の有機溶媒などの異物を除去する。
精製機263は、フィルタ262で異物が除去された窒素ガス中の酸素と水分を除去する。図7に示すように精製機263には、上述した空気供給部230の給気管231とガス供給部240の給気管241が接続されている。これら給気管231、241は、それぞれ精製機263内の配管264において上流側に接続されている。また、各給気管231、241には、それぞれバルブ232、242が設けられている。
配管264は、給気管231、241の下流側において、配管264aと配管264bに分岐されている。各配管264a、264bには、それぞれ窒素ガスの流れを制御するバルブ265、265が設けられている。配管264a側に流れた窒素ガスは、精製されて給気部220に供給される。一方、配管264b側に流れた窒素ガスは、精製されずにそのまま給気部220に供給される。
配管264aは、バルブ266、266を介してさらに2本の配管に分岐し、2つの精製筒267、267に接続されている。精製筒267の内部には、酸素や水分を除去するための触媒が充填されている。そして、窒素ガスが精製筒267を通過することで、窒素ガス中の酸素や水分が除去されて、当該窒素ガスが精製される。本実施の形態では、精製筒267によって窒素ガスは、精製筒267に入る前の窒素ガスの酸素濃度以下まで精製される。なお、精製筒267内で所定量の窒素ガスを精製すると触媒が劣化するため、一方の精製筒267で窒素ガスを精製しつつ、他方の精製筒267の触媒を交換する。このため、精製筒267、267を2つ設けている。
2本の配管264aには、精製筒267の下流側において、水素ガスを含む再生ガスを供給するガス供給部268が給気管269を介して設けられている。給気管269には、再生ガスの流れを制御するバルブ270、270が設けられる。そして、ガス供給部268から供給される再生ガスは、給気管269と配管264aを通って精製筒267に供給される。この再生ガスによって、精製筒267内の劣化した触媒が再生され、当該精製筒267が再生される。
また、2本の配管264aには、精製筒267の上流側において、精製筒267内の再生ガスを回収して排気する排気部271が排気管272を介して設けられている。排気管272には、再生ガスの流れを制御するバルブ273、273が設けられる。排気部271には、例えば真空ポンプなどの負圧発生装置が用いられる。そして、ガス供給部268から供給された再生ガスは、精製筒267を再生した後、配管264aと排気管272を通って排気部271に排気される。
なお、精製機263には、新たな窒素ガスを供給するためのガス供給部(図示せず)が設けられていてもよい。例えばこのガス供給部から供給される新たな窒素ガスの酸素濃度が10ppm以下である場合、当該ガス供給部は精製筒267の下流側の配管264aに接続される。そして、精製筒267で精製された窒素ガスに、適切な酸素濃度の新たな窒素ガスが加えられることで、所定の酸素濃度の窒素ガスが処理容器200内に供給される。一方、例えばガス供給部から供給される新たな窒素ガスの酸素濃度が10ppmより大きい場合、当該ガス供給部は精製筒267の上流側の配管264aに接続される。そして、ガス供給部からの新たな窒素ガスと処理容器200内の窒素ガスが精製筒267において精製されることで、所定の酸素濃度の窒素ガスが処理容器200内に供給される。
図6に示すように焼成装置132には、処理容器200内の雰囲気の酸素濃度を計測する酸素濃度計280、281と、処理容器200内の雰囲気の露点温度を計測する露点温度計282とが設けられている。一の酸素濃度計280と露点温度計282は、それぞれ例えばガス循環システム260の精製機263の下流側における配管264に設けられる。また、他の酸素濃度計281は、例えば処理容器200に設けられたドア290に設けられる。なお、酸素濃度計と露点温度計の数や配置は、任意に選択できる。
酸素濃度計280、281の計測結果と露点温度計282の計測結果は、それぞれ制御部140に送信される。制御部140では、これら計測結果に基づいて、処理容器200内の雰囲気が所定の酸素濃度(10ppm以下)と所定の露点温度(−70℃以下)になるように、ガス供給部240、排気部250、ガス循環システム260を制御する。なお、酸素濃度計280、281で計測結果が異なる場合には、両方の計測結果が所定の酸素濃度になるように制御する。
また、例えば焼成装置132のメンテナンス時には、処理容器200内の低酸素低露点雰囲気を大気雰囲気に置換してからドア290を開放する。すなわち、制御部140は、酸素濃度計280、281の両方の計測結果が21%に達した際に、ドア290を開放するように制御する。かかる場合、処理容器200内の雰囲気の酸素濃度が21%に達しない間はドア290が開放されないので、焼成装置132のメンテナンスを安全に行うことができる。なお、ドア290には、酸素濃度計280、281の計測結果が表示されるディスプレイ(図示せず)が設けられていてもよい。
なお、焼成装置132における各部の動作は、上述した制御部140によって制御される。
次に、温度調節装置134について説明する。温度調節装置134は、図6に示すように内部を密閉可能な処理容器300を有している。処理容器300の内部には、ガラス基板Gを載置する載置板(図示せず)が複数段に設けられ、さらに処理容器300内に供給される気体中の異物を除去するフィルタ(図示せず)や処理容器300内に気体を送付するためのファン(図示せず)が設けられている。なお、処理容器300の内部構成は任意であり、ここでは詳細な説明を省略する。
処理容器300には、清浄な乾燥空気を供給する空気供給部310が給気管311を介して設けられている。これら空気供給部310と給気管311は、それぞれ上述した焼成装置132の空気供給部230と給気管231と同様であるので説明を省略する。なお、給気管311は、後述する精製機341を介して処理容器300に接続されているが、給気管311の接続箇所は本実施の形態に限定されず、例えば給気管311は処理容器300に直接接続されていてもよい。
処理容器300には、不活性ガスである窒素ガスを供給するガス供給部320が給気管321を介して設けられている。これらガス供給部320と給気管321は、それぞれ上述した焼成装置132のガス供給部240と給気管241と同様であるので説明を省略する。なお、給気管321は、後述する精製機341を介して処理容器300に接続されているが、給気管321の接続箇所は本実施の形態に限定されず、例えば給気管321は処理容器300に直接接続されていてもよい。
なお、処理容器300には、乾燥空気用のイオナイザや、窒素ガス用のイオナイザが設けられていてもよい。
処理容器300には、当該処理容器300内の雰囲気を排気する排気部330が排気管331を介して設けられている。これら排気部330と排気管331は、それぞれ上述した焼成装置132の排気部250と排気管251と同様であるので説明を省略する。
処理容器300には、当該処理容器300内の雰囲気を精製して戻すガス循環システム340が設けられている。このガス循環システム340で循環される雰囲気は主として窒素ガスであるため、以下の説明においては、ガス循環システム340は窒素ガスを精製して戻すものとして説明する。ガス循環システム340は、精製機341と温度調節機342を有している。これら精製機341と温度調節機342は、処理容器300に接続される配管343において、上流側からこの順で設けられている。なお、温度調節機342の配置は本実施の形態に限定されず、温度調節機342は精製機341の上流側に設けられていてもよい。
精製機341は、処理容器300から排気された窒素ガス中の酸素と水分を除去する。精製機341の構成は、上述の図7に示した焼成装置132の精製機263と同様であるので説明を省略する。また、精製機341には、上述した空気供給部310の給気管311とガス供給部320の給気管321が接続されている。また、精製機341には、当該精製機341の精製筒を再生するための再生ガスを供給するガス供給部344が給気管345を介して設けられ、さらに精製筒を再生した後の再生ガスを排気する排気部346が排気管347を介して設けられる。これらガス供給部344、給気管345、排気部346、排気管347も、それぞれ上述した焼成装置132のガス供給部268、給気管269、排気部271、排気管272と同様であるので説明を省略する。
温度調節機342は、精製機341を通過した窒素ガスを所定の温度、例えば常温(23℃±1℃)に調節する。
温度調節装置134には、処理容器300内の雰囲気の酸素濃度を計測する酸素濃度計350、351と、処理容器300内の雰囲気の露点温度を計測する露点温度計352とが設けられている。これら酸素濃度計350、351と露点温度計352の構成や配置は、それぞれ上述した焼成装置132の酸素濃度計280、281と露点温度計282と同様であるので説明を省略する。また、これら酸素濃度計350、351と露点温度計352を用いた、処理容器300内の雰囲気制御と処理容器300に設けられたドア360の制御も、上述した焼成装置132と同様であるので説明を省略する。
なお、温度調節装置134における各部の動作は、上述した制御部140によって制御される。
次に、第3基板搬送装置122について説明する。第3基板搬送装置122は、図6に示すように内部を密閉可能な処理容器400を有している。処理容器400の内部には、ガラス基板Gを搬送する基板搬送体(図示せず)が設けられている。
処理容器400には、清浄な乾燥空気を供給する空気供給部410が給気管411を介して設けられている。これら空気供給部410と給気管411は、それぞれ上述した焼成装置132の空気供給部230と給気管231と同様であるので説明を省略する。なお、給気管411は、後述する精製機441を介して処理容器400に接続されているが、給気管411の接続箇所は本実施の形態に限定されず、例えば給気管411は処理容器400に直接接続されていてもよい。
処理容器400には、不活性ガスである窒素ガスを供給するガス供給部420が給気管421を介して設けられている。これらガス供給部420と給気管421は、それぞれ上述した焼成装置132のガス供給部240と給気管241と同様であるので説明を省略する。なお、給気管421は、後述する精製機441を介して処理容器400に接続されているが、給気管421の接続箇所は本実施の形態に限定されず、例えば給気管421は処理容器400に直接接続されていてもよい。
処理容器400には、当該処理容器400内の雰囲気を排気する排気部430が排気管431を介して設けられている。これら排気部430と排気管431は、それぞれ上述した焼成装置132の排気部250と排気管251と同様であるので説明を省略する。
処理容器400には、当該処理容器400内の雰囲気を精製して戻すガス循環システム440が設けられている。このガス循環システム440で循環される雰囲気は主として窒素ガスであるため、以下の説明においては、ガス循環システム440は窒素ガスを精製して戻すものとして説明する。ガス循環システム440は、精製機441を有している。精製機441は、処理容器400に接続される配管442に設けられている。
精製機441は、処理容器400から排気された窒素ガス中の酸素と水分を除去する。精製機441の構成は、上述の図7に示した焼成装置132の精製機263と同様であるので説明を省略する。また、精製機441には、上述した空気供給部410の給気管411とガス供給部420の給気管421が接続されている。また、精製機441には、当該精製機441の精製筒を再生するための再生ガスを供給するガス供給部443が給気管444を介して設けられ、さらに精製筒を再生した後の再生ガスを排気する排気部445が排気管446を介して設けられる。これらガス供給部443、給気管444、排気部445、排気管446も、それぞれ上述した焼成装置132のガス供給部268、給気管269、排気部271、排気管272と同様であるので説明を省略する。
なお、ガス循環システム440には、上述した焼成装置132のフィルタ262と同様に、精製機441で精製する前の窒素ガス中の異物を除去するフィルタ(図示せず)が設けられていてもよい。
第3基板搬送装置122には、処理容器400内の雰囲気の酸素濃度を計測する酸素濃度計450と、処理容器300内の雰囲気の露点温度を計測する露点温度計451とが設けられている。これら酸素濃度計450と露点温度計451の構成や配置は、それぞれ上述した焼成装置132の酸素濃度計280と露点温度計282と同様であるので説明を省略する。また、これら酸素濃度計450と露点温度計451を用いた処理容器400内の雰囲気制御も、上述した焼成装置132と同様であるので説明を省略する。
なお、第3基板搬送装置122における各部の動作は、上述した制御部140によって制御される。また、バッファ装置136においても、第3基板搬送装置122と同様の雰囲気制御が行われ、すなわち第3基板搬送装置122と同様に空気供給部410、ガス供給部420、排気部430、ガス循環システム440が設けられている。
次に、以上のように構成された焼成装置132、温度調節装置134、第3基板搬送装置122において行われる雰囲気制御について説明する。当該雰囲気制御は、第1運転モードと第2運転モードの2段階で行われる。第1運転モードは、例えば各装置132、134、122の立ち上げ時に行われる運転モードであって、具体的には処理容器200、300、400内の雰囲気が大気雰囲気の状態から各装置132、134、122を立ち上げる際の運転モードである。第2運転モードは、通常操業時の運転モードである。
先ず、第1運転モードについて説明する。図8に示すように焼成装置132では、ガス供給部240から処理容器200内に窒素ガスを供給すると共に、排気部250によって処理容器200内を排気する。そして、処理容器200内の雰囲気が、酸素濃度21%の大気雰囲気から窒素ガスに置換される。
同様にガス循環システム260においても、配管264内の雰囲気を窒素ガスに置換する。このとき、図9に示すようにガス循環システム260では、窒素ガスを配管264b側に流し、精製筒267を通過させない。酸素濃度の高い雰囲気を精製筒267に通すと、当該精製筒267の触媒がすぐに劣化してしまうため、第1運転モードでは、ガス供給部240からの窒素ガスを用いて配管264内の雰囲気を窒素ガスに置換する。
そして、第1運転モードは、処理容器200内の雰囲気と配管264内の雰囲気の酸素濃度がそれぞれ例えば100ppmになるまで行われる。ここで、第1運転モードではガス供給部240から窒素ガスを供給するが、第2運転モードではガス供給部240からの窒素ガスの供給を停止する。そうすると、窒素ガスの消費量をできるだけ少なくするためには、第1運転モードの運転時間をできるだけ短くするのが好ましい。そこで、第1運転モードは、酸素濃度が目標の10ppm以下に到達するまでは行わず、第2運転モードで酸素濃度を目標の10ppm以下にできる程度に行う。なお、第1運転モードで酸素濃度をどこまで下げるかは、任意に設定できる。
なお、第1運転モードを行うことによって、処理容器200内の雰囲気と配管264内の雰囲気の露点温度については、それぞれ目標の露点温度である−70℃以下になる。
第1運転モードでは、温度調節装置134と第3基板搬送装置122においても、上述した焼成装置132に対する雰囲気制御と同様の雰囲気制御が行われ、それぞれ処理容器300、400内の雰囲気の酸素濃度は100ppmになる。また、処理容器300、400内の雰囲気の露点温度も−70℃以下になる。
次に、第2運転モードについて説明する。図10に示すように焼成装置132では、ガス供給部240からの窒素ガスの供給と排気部250による排気をそれぞれ停止する。
また、ガス循環システム260を用いて、処理容器200内の窒素ガスを精製し、精製された窒素ガスを処理容器200内に戻す。具体的には、処理容器200から排気された窒素ガスを冷却機261で所定の温度まで冷却する。続いて、冷却された窒素ガスはフィルタ262を通り、当該窒素ガス中の有機溶媒などの異物が除去される。そして、図11に示すように精製機263において、窒素ガスを配管264a側に流し、精製筒267を通過させる。精製筒267では窒素ガスの酸素と水分が除去され、窒素ガスが精製される。精製筒267で精製された窒素ガスの酸素濃度は、精製筒267に入る前の窒素ガスの酸素濃度以下になっている。このように精製された窒素ガスは、処理容器200に戻される。このガス循環システム260における窒素ガスの精製を継続して行い、処理容器200内の雰囲気の酸素濃度は、目標の10ppm以下になる。
なお、本実施の形態では、処理容器200から排気された窒素ガスは1つの精製筒267を通過して精製されるが、当該窒素ガスの精製に際しては2つの精製筒267、267を同時に用いてもよい。上述したように第1運転モードで処理容器200内の雰囲気の酸素濃度が100ppmになり、第2運転モードで処理容器200内の雰囲気の酸素濃度が10ppm以下になる。この酸素濃度を100ppmから10ppmにするまでの間、例えば2つの精製筒267、267に窒素ガスを通過させれば、当該窒素ガスを効率よく精製することができる。
また、第2運転モードにおいて、一方の精製筒267で窒素ガスを精製している間に、他方の劣化した精製筒267を再生してもよい。例えば図10及び図11において点線で示したように、ガス供給部268から供給される再生ガスは、給気管269と配管264aを通って精製筒267に供給される。この再生ガスによって、精製筒267内の劣化した触媒が再生され、当該精製筒267が再生される。さらに精製筒267を再生した後の再生ガスは、配管264aと排気管272を通って排気部271に排気される。かかる場合、例えば精製筒267が劣化した場合、当該精製筒267を再生している間に、他の精製筒267を用いて窒素ガスを精製することができる。すなわち、精製筒267を再生中にも運転を止める必要がなく、基板処理のスループットを向上させることができる。
そして、第2運転モードにおいて、処理容器200内の雰囲気が所定の酸素濃度と所定の露点温度に維持された状態で、ガラス基板Gの焼成処理が適切に行われる。
第2運転モードでは、温度調節装置134と第3基板搬送装置122においても、上述した焼成装置132に対する雰囲気制御と同様の雰囲気制御が行われ、それぞれ処理容器300、400内の雰囲気の酸素濃度は目標の10ppm以下になる。したがって、温度調節装置134におけるガラス基板Gの温度調節と、第3基板搬送装置122におけるガラス基板Gの搬送とが、それぞれ適切に行われる。
第2運転モードは、処理容器200、300、400内の雰囲気が目標の酸素濃度と目標の露点温度に到達した後も、引き続き行われる。すなわち、通常操業時には、第2運転モードは継続して行われる。
なお、第2運転モードを終了し、例えば焼成装置132のメンテナンスを行う際には、ガス循環システム260による処理容器200内の雰囲気のリサイクルを停止する。そして、空気供給部230から乾燥空気を供給すると共に、排気部250によって処理容器200内を排気する。そして、処理容器200内の雰囲気が、窒素ガス(低酸素低露点雰囲気)から酸素濃度21%の乾燥空気に置換される。その後、大気雰囲気下で焼成装置132のメンテナンスを行い、当該メンテナンスが終了すると、再度、第1運転モードと第2運転モードを行って、処理容器200内を所定の低酸素低露点雰囲気に維持する。なお、この第2運転モードを終了した後の雰囲気制御については、温度調節装置134と第3基板搬送装置122に対しても同様に行われる。
本実施の形態によれば、第1運転モードにおいて処理容器200、300、400内の雰囲気を窒素ガスに置換して、当該雰囲気の酸素濃度をある程度まで下げる。続けて、第2運転モードにおいて、ガス循環システム260、340、440を用いて処理容器200、300、400内の雰囲気を精製して、当該雰囲気を所定の酸素濃度と所定の露点温度にする。このため、第2運転モードにおいて、処理容器200、300、400内の雰囲気が適切な低酸素低露点雰囲気に維持され、当該処理容器200、300、400内におけるガラス基板Gの熱処理や搬送を適切に行うことができる。
また、第1運転モードと第2運転モードでは、酸素濃度計280、281の計測結果と露点温度計282の計測結果に基づいて、処理容器200、300、400内の雰囲気が制御されるので、当該雰囲気がより確実に低酸素低露点雰囲気に維持される。
しかも、例えば各装置132、134、122の立ち上げ時、すなわち処理容器200、300、400内の雰囲気が大気雰囲気の状態から各装置132、134、122を立ち上げる際にのみ、第1運転モードを実行してガス供給部240、320、420から処理容器200、300、400内に窒素ガスを供給し、通常操業時には、第2運転モードを実行してガス供給部240、320、420からからの窒素ガスの供給を停止している。したがって、窒素ガスの消費量を少量に抑えることができ、ガラス基板Gの熱処理と搬送を効率よく行うことができる。
また、焼成装置132、温度調節装置134、第3基板搬送装置122において、上述した第1運転モードと第2運転モードの雰囲気制御は個別に行われる。このため、例えば焼成装置132のみをメンテナンスする場合でも、他の温度調節装置134、第3基板搬送装置122においては、通常操業を継続することができる。したがって、基板処理システム100における基板処理のスループットを向上させることができる。
また、基板処理システム100では、焼成装置132、温度調節装置134、第3基板搬送装置122に対してのみ、低酸素低露点雰囲気がされている。そして、他の装置である第1基板搬送装置120、第2基板搬送装置121、塗布装置130、減圧乾燥装置131には、窒素ガスが供給されず、低酸素低露点雰囲気に維持されていない。このように低酸素低露点雰囲気が必要な熱処理(搬送)にのみ窒素ガスが用いられるので、窒素ガスの消費量をより少量に抑えることができ、ガラス基板Gに対する正孔輸送層31の形成処理をさらに効率よく行うことができる。
次に、上述した第2運転モードにおける気流について、図12に基づいて説明する。図12中の矢印は気流の向きを示している。第2運転モードでは、図12に示すように焼成装置132の処理容器200内の圧力は、大気より陽圧であって、第3基板搬送装置122の処理容器400内の圧力より陰圧となっている。すなわち、第3基板搬送装置122から焼成装置132に向かう気流が生じる。同様に温度調節装置134の処理容器300内の圧力も、大気より陽圧であって、第3基板搬送装置122の処理容器400内の圧力より陰圧となっている。すなわち、第3基板搬送装置122から温度調節装置134に向かう気流が生じる。
なお、これら処理容器200、300、400内の圧力を上記関係に維持するため、ガス供給部268、344、443から供給される窒素ガスを用いて、処理容器200、300、400内の圧力を微調節してもよい。また、排気部250又は排気部271によって処理容器200内の雰囲気を排気してもよいし、或いはガス循環システム260を流れる雰囲気を、処理容器300と処理容器400に供給してもよい。
かかる場合、焼成装置132の処理容器200内や温度調節装置134の処理容器300内の清浄でない雰囲気が、それぞれ第3基板搬送装置122に流入するのを抑制できる。そうすると、この清浄でない雰囲気が、第3基板搬送装置122を介して、当該第3基板搬送装置122の上流側に流れるのを抑制できる。したがって、基板処理システム100におけるガラス基板Gの処理を適切に行うことができる。
なお、第3基板搬送装置122内の雰囲気は常温であるため、当該雰囲気が焼成装置132に大量に流れると、焼成装置132内の雰囲気の温度が低下してしまう。このため、焼成装置132の処理容器200内の圧力と、第3基板搬送装置122の処理容器400内の圧力との圧力差は、若干程度であるのが好ましい。
<4.他の実施の形態>
以上の基板処理システム100は、ガラス基板Gに正孔輸送層31を形成する処理を行っていたが、当該基板処理システム100を用いて、ガラス基板Gに発光層32を形成してもよい。発光層32を形成する際にも、ガラス基板Gの熱処理(発光層32の焼成処理とガラス基板Gの温度調節処理)において、低酸素低露点雰囲気が要求される。したがって、基板処理システム100を用いれば、ガラス基板Gに対する発光層32の形成処理を適切且つ効率よく行うことができる。
また、ガラス基板Gに正孔輸送層31を形成する基板処理システム100と、ガラス基板Gに発光層32を形成する基板処理システム100を接続して一体化してもよい。さらに、ガラス基板Gに正孔注入層30を形成する基板処理システムを接続して一体化してもよい。なお、正孔注入層30を形成する処理は低酸素低露点雰囲気が不要であり、当該正孔注入層30を形成する基板処理システムは、上記基板処理システム100における窒素ガスの供給や窒素ガスのリサイクルが省略されたものとなる。
なお、電子輸送層33と電子注入層34は、基板処理システム100の外部において蒸着法によってガラス基板G上に形成されてもよいし、正孔輸送層31と同様に基板処理システム100においてガラス基板G上に形成されてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1 有機発光ダイオード
10 陽極
30 正孔注入層
31 正孔輸送層
32 発光層
33 電子輸送層
34 電子注入層
40 陰極
100 基板処理システム
101 搬入出ステーション
102 処理ステーション
120 第1基板搬送装置
121 第2基板搬送装置
122 第3基板搬送装置
130 塗布装置
131 減圧乾燥装置
132 焼成装置
134 温度調節装置
140 制御部
200、300、400 処理容器
230、310、410 空気供給部
240、320、420 ガス供給部
250、330、430 排気部
260、340、440 ガス循環システム
261 冷却機
262 フィルタ
263、341、441 精製機
264、343、442 配管
267 精製筒
268、344、443 ガス供給部
271、346、445 排気部
280、281、350、351、450 酸素濃度計
282、352、451 露点温度計
290、360 ドア
342 温度調節機
G ガラス基板

Claims (8)

  1. 有機発光ダイオードの有機層を基板上に形成する基板処理システムであって、
    前記有機層を基板上に塗布し、さらに当該有機層を乾燥させた後、前記有機層を焼成する焼成装置と、
    前記焼成装置で前記有機層を焼成後、基板の温度を調節する温度調節装置と、
    前記焼成装置と前記温度調節装置に基板を搬送する基板搬送装置と、を有し、
    前記焼成装置、前記温度調節装置及び前記基板搬送装置は、それぞれ、
    内部の雰囲気が、大気よりも低い所定の酸素濃度、且つ大気よりも低い所定の露点温度の雰囲気に維持される処理容器と、
    前記処理容器内に不活性ガスを供給するガス供給部と、
    前記処理容器内を排気する排気部と、
    前記処理容器内の雰囲気中の酸素と水分を除去する精製筒を有する精製機と、前記処理容器と前記精製機を接続する第1配管とを備え、当該精製機で精製された雰囲気を前記処理容器内に戻すガス循環システムと
    前記焼成装置の処理容器内と第1配管内の雰囲気、前記温度調節装置の処理容器内と第1配管内の雰囲気、及び前記基板搬送装置の処理容器内と第1配管内の雰囲気を制御する制御部と、を有し、
    前記第1配管には、前記ガス供給部が接続され、
    前記第1配管は、前記精製機の内部において、前記精製筒が設けられる第2配管と、前記精製筒が設けられない第3配管に分岐し、
    前記制御部は、
    前記ガス供給部から前記処理容器内に不活性ガスを供給すると共に、前記排気部によって前記処理容器内を排気し、当該処理容器内の雰囲気を不活性ガスに置換して、大気よりも酸素濃度が低く、且つ大気よりも露点温度が低い雰囲気にする第1工程と、
    前記ガス供給部からの不活性ガスの供給を停止し、前記ガス循環システムを用いて、前記精製機で精製された雰囲気を前記処理容器内に戻し、前記処理容器内の雰囲気を所定の酸素濃度且つ所定の露点温度に維持する第2工程と、
    を行うように、前記ガス供給部、前記排気部及び前記ガス循環システムを制御し、
    前記制御部は、前記第1工程において、前記ガス供給部から供給される不活性ガスによって、前記第1配管内及び前記第3配管内の雰囲気を不活性ガスに置換し、大気よりも酸素濃度が低く、且つ大気よりも露点温度が低い雰囲気に制御し、
    前記制御部は、前記第1工程において、前記処理容器内の雰囲気が前記第2配管及び前記精製筒を通らないように制御することを特徴とする、基板処理システム。
  2. 前記焼成装置における処理容器内の雰囲気制御と、前記温度調節装置における処理容器内の雰囲気制御と、前記基板搬送装置における処理容器内の雰囲気制御と、はそれぞれ個別に行われることを特徴とする、請求項1に記載の基板処理システム。
  3. 前記焼成装置の処理容器内の圧力と前記温度調節装置の処理容器内の圧力は、それぞれ大気より陽圧であって、且つ前記基板搬送装置の処理容器内の圧力より陰圧であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の基板処理システム。
  4. 前記精製機は、
    数の前記精製筒と、
    前記精製筒に水素ガスを含む再生ガスを供給する他のガス供給部と、
    前記精製筒内を排気する他の排気部と、を有し、
    前記制御部は、前記第2工程において、一の精製筒で前記処理容器内の雰囲気を精製しつつ、他の精製筒に対して前記他のガス供給部から再生ガスを供給すると共に、前記他の排気部によって前記精製筒内を排気して、当該他の精製筒を再生するように、他のガス供給部と前記他の排気部を制御することを特徴とする、請求項のいずれか一項に記載の基板処理システム。
  5. 前記処理容器内の雰囲気の酸素濃度を計測する酸素濃度計と、
    前記処理容器内の雰囲気の露点温度を計測する露点温度計と、をさらに有し、
    前記制御部は、前記酸素濃度計の計測結果と前記露点温度計の計測結果に基づいて、前記処理容器内の雰囲気を制御することを特徴とする、請求項のいずれか一項に記載の基板処理システム。
  6. 前記処理容器の内部を外部に対して開閉するためのドアをさらに有し、
    前記制御部は、前記酸素濃度計の計測結果に基づいて、前記ドアの開閉を制御することを特徴とする、請求項に記載の基板処理システム。
  7. 前記焼成装置が備える前記ガス循環システムは、
    前記精製機で精製される前の雰囲気を冷却する冷却機と、
    前記冷却機で冷却された後であって前記精製機で精製される前の雰囲気中の異物を除去するフィルタと、をさらに有することを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の基板処理システム。
  8. 前記温度調節装置が備える前記ガス循環システムは、前記処理容器内の雰囲気の温度を調節する温度調節機をさらに有することを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の基板処理システム。
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