JP6175872B2 - 印刷装置およびコンテンツ編集プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、既存のコンテンツを用いて印刷可能な印刷装置、および、既存のコンテンツを編集可能なコンテンツ編集プログラムに関する。
従来、既存のファイルを用いて印刷可能な印刷装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。例えば、特許文献1に開示の画像印刷装置は、外部記憶媒体から既存のファイルを直接取り込んで印刷を行う、いわゆるダイレクト印刷機能を有する。画像印刷装置は、一度実行されたダイレクト印刷時の印刷条件を印刷履歴情報として、内部メモリに記憶する。画像印刷装置のユーザは、内部メモリに記憶された印刷履歴情報を利用することで、過去の印刷条件のダイレクト印刷を再度実行できる。
特開2008−87177号公報
印刷装置のユーザは、外部記憶媒体または内部メモリに記憶されている既存のコンテンツ(例えば、テキスト)を編集し、編集済みのコンテンツを印刷する場合がある。さらにユーザは既存のコンテンツを編集して、コンテンツの一部が各々異なる複数のコンテンツを大量に作成および印刷する場合がある。この場合、一つのコンテンツを作成するごとに、ユーザは外部記憶媒体または内部メモリから既存のコンテンツを読み出して、読み出した既存のコンテンツを編集する必要がある。したがって、ユーザはコンテンツの一部が異なる複数のコンテンツを、簡易且つ迅速に作成することが困難な場合があった。
本発明の目的は、コンテンツの一部が異なる複数のコンテンツを、ユーザが簡易且つ迅速に作成できる印刷装置およびコンテンツ編集プログラムを提供することである。
本発明の第一態様に係る印刷装置は、キャラクタを含むコンテンツを示すデータに基づいて、印刷媒体に前記コンテンツを印刷可能な印刷装置であって、あらかじめ作成された前記コンテンツを示す前記データである既存データを複数取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段によって取得された複数の前記既存データが各々示す複数の前記コンテンツのうちで、共通の前記キャラクタが共通の位置に配置された部分である共通ブロックを、前記複数の既存データに基づいて特定する共通ブロック特定手段と、前記共通ブロック特定手段で特定された前記共通ブロックに基づいて、前記共通ブロックを含む前記コンテンツを示す前記データである共通履歴データを作成する共通履歴データ作成手段とを備え、前記データ取得手段は、前記既存データを記憶する第一記憶手段から、前記既存データの少なくとも一つを取得し、更に、前記共通履歴データ作成手段によって作成された前記共通履歴データを、第二記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、前記第一記憶手段に記憶されている前記既存データが示す前記コンテンツと、前記第二記憶手段に記憶されている前記共通履歴データが示す前記コンテンツとを、所定の順序で選択可能に表示する表示制御手段とを備える。
本発明の第二態様に係る印刷装置は、キャラクタを含むコンテンツを示すデータに基づいて、印刷媒体に前記コンテンツを印刷可能な印刷装置であって、あらかじめ作成された前記コンテンツを示す前記データである既存データを複数取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段によって取得された複数の前記既存データが各々示す複数の前記コンテンツのうちで、共通の前記キャラクタが共通の位置に配置された部分である共通ブロックを、前記複数の既存データに基づいて特定する共通ブロック特定手段と、前記共通ブロック特定手段で特定された前記共通ブロックに基づいて、前記共通ブロックを含む前記コンテンツを示す前記データである共通履歴データを作成する共通履歴データ作成手段と、前記既存データまたは前記共通履歴データが示す前記コンテンツに対するユーザ操作に応じて、前記コンテンツを編集するコンテンツ編集手段とを備え、前記コンテンツ編集手段は、前記共通履歴データが示す前記コンテンツを編集する場合、前記コンテンツのうちで前記共通ブロックに対するユーザ操作を禁止する。
本発明の第三態様に係る印刷装置は、キャラクタを含むコンテンツを示すデータに基づいて、印刷媒体に前記コンテンツを印刷可能な印刷装置であって、あらかじめ作成された前記コンテンツを示す前記データである既存データを複数取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段によって取得された複数の前記既存データが各々示す複数の前記コンテンツのうちで、共通の前記キャラクタが共通の位置に配置された部分である共通ブロックを、前記複数の既存データに基づいて特定する共通ブロック特定手段と、前記共通ブロック特定手段で特定された前記共通ブロックに基づいて、前記共通ブロックを含む前記コンテンツを示す前記データである共通履歴データを作成する共通履歴データ作成手段とを備え、前記コンテンツは、前記キャラクタが改行された順に並ぶ行と、前記キャラクタが改段落された順に並ぶ段落とで構成され、前記共通ブロック特定手段は、前記行および前記段落の順序が等しい複数の前記コンテンツのうちで、共通の前記行において前記行の先頭から共通の前記キャラクタが並ぶ範囲を、前記共通ブロックに特定する。
本発明の第態様に係るコンテンツ編集プログラムは、キャラクタを含むコンテンツを示すデータを編集可能なコンピュータに、あらかじめ作成された前記コンテンツを示す前記データである既存データを複数取得するステップと、取得された複数の前記既存データが各々示す複数の前記コンテンツのうちで、共通の前記キャラクタが共通の位置に配置された部分である共通ブロックを、前記複数の既存データに基づいて特定するステップと、特定された前記共通ブロックに基づいて、前記共通ブロックを含む前記コンテンツを示す前記データである共通履歴データを作成するステップとを実行させ、前記既存データを複数取得するステップは、前記既存データを記憶する第一記憶手段から、前記既存データの少なくとも一つを取得し、更に、作成された前記共通履歴データを、第二記憶手段に記憶させるステップと、前記第一記憶手段に記憶されている前記既存データが示す前記コンテンツと、前記第二記憶手段に記憶されている前記共通履歴データが示す前記コンテンツとを、所定の順序で選択可能に表示するステップとを実行させる。
本発明の第一〜第四態様によれば、あらかじめ作成されたコンテンツを示す既存データが複数取得される。取得された複数の既存データが各々示す複数のコンテンツのうちで、共通のキャラクタが共通の位置に配置された部分である共通ブロックが、複数の既存データに基づいて特定される。特定された共通ブロックに基づいて、共通ブロックを含むコンテンツを示す共通履歴データが作成される。ユーザは共通履歴データが示すコンテンツを編集することで、コンテンツの一部が異なる複数のコンテンツを簡易且つ迅速に作成できる。
カバー6が閉じられた状態にあるテープ印字装置1の斜視図である。 カバー6が開かれた状態にあるテープ印字装置1およびテープカセット30の斜視図である。 テープ印字装置1の電気的構成を示すブロック図である。 メイン処理のフローチャートである。 履歴データ更新処理のフローチャートである。 順序入替処理のフローチャートである。 履歴データ呼出処理のフローチャートである。 第一具体例における、コンテンツの設定および印刷の流れを示す画面例である。 第一具体例における、共通履歴データの作成の流れを示す説明図である。 第一具体例における、履歴データに基づくコンテンツの表示順序を示す画面例である。 第二具体例における、履歴データに基づくコンテンツの表示順序を示す画面例である。 第三具体例における、共通履歴データの作成の流れを示す説明図である。
本発明を具体化した実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、参照する図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものであり、記載されている装置の構成などは、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
図1および図2を参照して、テープ印字装置1の概略構成について説明する。以下の説明では、図1および図2の右上側、左下側、右下側、左上側、上側、下側を、それぞれ、テープ印字装置1の後側、前側、右側、左側、上側、下側とする。
図1に示すように、テープ印字装置1の上面には、キャラクタ(文字、記号、数字など)を入力するためのキーボード3が設けられている。キーボード3の後側(紙面右上側)には、電源スイッチ、用途キー、カーソルキー等の機能キー群4が設けられている。用途キーは、後述する印字キー、テキストキー、確定キー、Escキー、全消去キー、キャンセルキーなどを含む。以下の説明では、キーボード3と機能キー群4とを総称する場合、操作部2という。機能キー群4の後側には、ディスプレイ5が設けられている。テープ印字装置1の上面の後部には、開閉可能なカバー6が設けられている。テープ印字装置1の左後角には、後述するカット機構(図示外)によって切断された印字済テープを受けるテープトレイ7が設けられている。
図2に示すように、ディスプレイ5の後側には、テープカセット30が着脱されるカセット装着部8が形成されている。本実施形態のテープカセット30は、略直方体状(箱型)の筐体であるカセットケースの内部に、キャラクタが印字されるテープや、テープの印字に使用されるインクリボンなどが収容されている。テープ印字装置1では、カセット装着部8に装着されたテープカセット30を用いて、キーボード3で入力されたキャラクタの印字が実行される。
カセット装着部8には、テープを搬送するためのテープ駆動軸11、使用済みのインクリボンを巻き取るためのリボン巻取軸9、キャラクタを印字するサーマルヘッド10(図3参照)などが設けられている。本実施形態では、サーマルヘッド10が、搬送されるテープに未使用のインクリボンを用いて印字を行なう。後述するテープの搬送方向におけるサーマルヘッド10の下流側には、印字済テープを切断するカット機構(図示外)が設けられている。
図3を参照して、テープ印字装置1の電気的構成について説明する。図3に示すように、テープ印字装置1は、制御基板上に形成される制御回路部400を備えている。制御回路部400は、CPU401、ROM402、CGROM403、RAM404、フラッシュメモリ410、入出力インターフェース411などを備え、これらがデータバスを介して接続されている。
ROM402には、CPU401がテープ印字装置1を制御するために実行する各種プログラムが記憶されている。CGROM403には、キャラクタを印字するための印字用ドットパターンデータが記憶されている。RAM404には、テキストメモリ、印字バッファ等、複数の記憶領域が設けられている。RAM404には、後述する各種設定値(共通履歴数A、通常履歴数B、候補データ数C、処理番号n)が記憶される。
フラッシュメモリ410には、テープに印刷するコンテンツを示すファイルである履歴データが記憶されている。本実施形態の履歴データは、キャラクタで構成された文字列を含むコンテンツを示す。履歴データは、文字列を示すテキストデータと、文字列の表示態様を示す設定情報(例えば、サイズ、書式、レイアウト、装飾画像など)とを含む。文字列のレイアウトは、キャラクタが改行された順に並ぶ行と、キャラクタが改段落された順に並ぶ段落とで定義されている。
フラッシュメモリ410の履歴データには、各履歴データが共通履歴データおよび通常履歴データのいずれであるかを示す種別データが割り振られている。共通履歴データは、複数の履歴データが各々示すコンテンツの共通ブロックを、コンテンツとして示す履歴データである。共通ブロックは、複数の履歴データが各々示すコンテンツのうちで、共通のキャラクタが共通の位置に配置された部分である。通常履歴データは、ユーザが設定および印刷したコンテンツを示す履歴データである。フラッシュメモリ410では、複数の履歴データを識別するための番号(以下、データ番号)が、各履歴データに昇順の通し番号で割り振られている。後述の履歴データ呼出処理(図7参照)では、データ番号に従って、複数の履歴データをディスプレイ5に切替表示可能である。
フラッシュメモリ410には、共通履歴上限数Amaxおよび通常履歴上限数Bmaxが記憶されている。共通履歴上限数Amaxは、フラッシュメモリ410に保存可能な共通履歴データの最大個数を示す。通常履歴上限数Bmaxは、フラッシュメモリ410に保存可能な通常履歴データの最大個数を示す。共通履歴上限数Amaxおよび通常履歴上限数Bmaxは、ユーザまたは製造者が設定または変更可能である。
入出力インターフェース411には、操作部2、液晶駆動回路(LCDC)405、駆動回路406、407、408などが接続されている。液晶駆動回路(LCDC)405は、ディスプレイ5に表示データを出力するためのビデオRAM(図示外)を有する。駆動回路406は、サーマルヘッド10を駆動するための電子回路である。駆動回路407は、リボン巻取軸9およびテープ駆動軸11を回転させるテープ送りモータ24を駆動するための電子回路である。駆動回路408は、カット機構(図示外)を動作させるカッターモータ25を駆動するための電子回路である。
図4〜図7を参照して、本実施形態に係るテープ印字装置1のメイン処理を説明する。メイン処理(図4)は、テープ印字装置1が電源オンされたことを契機に、ROM402のプログラムに基づいてCPU401によって実行される。この場合、CPU401は、初期状態の編集画面100(図8参照)をディスプレイ5に表示する。編集画面100は、ユーザが印刷対象のコンテンツ(つまり、文字列および表示態様)を設定するための画面である。
図4に示すように、メイン処理では、まず共通履歴数Aおよび通常履歴数Bが「0」に初期化される(S1)。共通履歴数Aは、フラッシュメモリ410に記憶されている共通履歴データの数量を示す。通常履歴数Bは、フラッシュメモリ410に記憶されている通常履歴データの数量を示す。ステップS1の実行後、ユーザが操作部2を用いて操作した内容に応じて、以下の処理が実行される。なお、ステップS1は、テープ印字装置1が初めて電源オンされた場合に実行される。テープ印字装置1が次回以降に電源オンされた場合は、ステップS1がスキップされて、以下の処理が実行される。
印刷実行を指示する操作が行われた場合、印刷を実行すると判断される(S3:YES)。この場合、編集画面100(図8参照)で設定されたコンテンツが印刷される(S5)。具体的には、編集画面100で設定されたコンテンツが、テープに印刷される。印字済テープが切断されることで、コンテンツが表記されたラベルが作成される。次いで、後述するように、フラッシュメモリ410に記憶されている履歴データを更新する履歴データ更新処理が実行される(S7)。
編集画面100でコンテンツを編集する操作が行われた場合、コンテンツ編集を実行すると判断される(S3:NO、S9:YES)。この場合、ユーザの操作内容に応じて、編集画面100でコンテンツが編集される(S11)。具体的には、編集画面100では、ユーザの操作に応じて、キャラクタの入力、削除、修正、改行、改段落等が実行されることで、文字列が設定される。さらにユーザの操作に応じて、文字列の表示態様(例えば、文字列のサイズ、書式、レイアウト、装飾態様など)が設定される。
履歴データの呼び出しを指示する操作が行われた場合(S3:NO、S9:NO、S13:YES)、後述するように、フラッシュメモリ410に記憶されている履歴データを編集画面100に呼び出す履歴データ呼出処理が実行される(S15)。尚、印刷実行、コンテンツ編集、およびデータ呼出とは異なる操作が行われた場合(S3:NO、S9:NO、S13:NO)、その操作に応じた設定処理が実行される(S17)。ステップS7、S11、S15、S17のいずれかの実行後、処理はステップS3に戻る。
図5に示すように、履歴データ更新処理(S7)では、まず候補データ数Cが「0」に初期化され、且つ、処理番号nが共通履歴数Aに「1」加算した値に設定される(S21)。候補データ数Cは、共通履歴データの作成元となる通常履歴データ(候補データ)の個数を示す。処理番号nは、処理対象となる履歴データを示す。後述するように、フラッシュメモリ410では、データ番号の昇順に沿って共通履歴データが先、通常履歴データが後となるように、複数の履歴データが記憶される。したがって、ステップS21で設定される処理番号nは、フラッシュメモリ410に記憶されている全ての通常履歴データのうちで、データ番号が最も小さい通常履歴データ(つまり、先頭の通常履歴データ)のページ番号を示す。
次いで、処理番号nが共通履歴数Aと通常履歴数Bとの加算値よりも大であるか否かが判断される(S23)。つまり、処理番号nがフラッシュメモリ410に記憶されている履歴データの総数よりも大であるか否かが判断される。処理番号nが共通履歴数Aと通常履歴数Bとの加算値以下である場合(S23:NO)、印刷対象データとn番目の履歴データとが取得されて、RAM404に記憶される(S24)。n番目の履歴データは、フラッシュメモリ410に記憶されている履歴データのうち、処理番号nと同じデータ番号の通常履歴データである。印刷対象データは、直前に実行されたコンテンツ印刷(S5)で印刷されたコンテンツを示す。印刷対象データは、履歴データと同様に、テキストデータおよび設定情報を含む。
ステップS24で取得された印刷対象データとn番目の履歴データとが比較される(S25)。ステップS25では、処理番号n(つまり、ページ番号がn)の通常履歴データおよび印刷対象データに各々含まれる設定情報に基づいて、各々のレイアウト(つまり、行および段落の順序)が比較される。さらに、処理番号nの通常履歴データおよび印刷対象データに各々含まれるテキストデータに基づいて、同一行且つ同一段落に含まれる各々の文字列が比較される。このとき、同一行において、行の先頭から共通のキャラクタが並ぶ範囲が、共通ブロックに特定される。これにより、処理番号nの通常履歴データおよび印刷対象データに基づいて、各々が示すコンテンツの共通ブロックが特定される。
ステップS25の比較結果に基づいて、印刷対象データのレイアウトとn番目の履歴データのレイアウトとが共通であるか否かが判断される(S27)。具体的には、印刷対象データとn番目の履歴データとで段落数が等しく、且つ各段落の行数が等しい場合、レイアウトが共通であると判断される(S27:YES)。この場合、ステップS25の比較結果に基づいて、印刷対象データの文字列とn番目の履歴データの文字列とが完全一致であるか否かが判断される(S29)。
文字列が完全一致する場合(S29:YES)、n番目の履歴データが通常履歴データの先頭に移動される(S31)。具体的には、n番目の履歴データのデータ番号が先頭の通常履歴データよりも一つ小さいデータ番号となるように、フラッシュメモリ410に記憶されている履歴データのデータ番号が昇順の通し番号で更新される。ステップS31の実行後、処理はメイン処理(図4)に戻る。
文字列が完全一致しない場合(S29:NO)、ステップS25の比較結果に基づいて、印刷対象データの文字列とn番目の履歴データの文字列とが部分一致であるか否かが判断される(S33)。文字列が部分一致する場合(S33:YES)、候補データ数Cが「1」加算される(S35)。印刷対象データが、候補データ数Cと同じ順序(つまり、C番目)の候補データとして、RAM404に保存される(S37)。候補データは、印刷対象データとn番目の履歴データとで部分一致した文字列で構成された共通ブロックを、コンテンツとして示す。候補データは、少なくとも部分一致した文字列を示すテキストデータを含む。
次いで、処理番号nが「1」加算される(S39)。レイアウトが共通でない場合(S27:NO)、および、文字列が全く一致しない場合も(S33:NO)、処理番号nが「1」加算される(S39)。ステップS39の実行後、処理はステップS23に戻る。
上記の処理では、フラッシュメモリ410に記憶されている通常履歴データが、印刷対象データと順次比較される(S25〜S39)。印刷対象データとレイアウトが共通し、且つ文字列が完全一致する通常履歴データ(完全一致データ)がある場合、完全一致データが先頭の通常履歴データに設定される(S29:YES、S31)。印刷対象データとレイアウトが共通し、且つ文字列が部分一致する通常履歴データ(部分一致データ)がある場合、部分一致データが候補データとして保存される(S33:YES、S37)。フラッシュメモリ410に複数の部分一致データがある場合、部分一致データと同数の候補データが保存される。
処理番号nが共通履歴数Aと通常履歴数Bとの加算値よりも大である場合(S23:YES)、印刷対象データが全ての通常履歴データと比較されたことを意味する。この場合、印刷対象データが通常履歴データの先頭に、新たな通常履歴データとして追加される(S41)。具体的には、印刷対象データが通常履歴データとして、フラッシュメモリ410に書き込まれる。書き込まれた通常履歴データのデータ番号が先頭の通常履歴データよりも一つ小さいデータ番号の通常履歴データとなるように、フラッシュメモリ410に記憶されている履歴データのデータ番号が昇順の通し番号で更新される。
ステップS41の実行後、通常履歴数Bが通常履歴上限数Bmax以上であるか否かが判断される(S43)。通常履歴数Bが通常履歴上限数Bmax未満である場合(S43:NO)、通常履歴数Bが「1」加算される(S45)。通常履歴数Bが通常履歴上限数Bmax以上である場合(S43:YES)、フラッシュメモリ410に記憶されている全ての通常履歴データのうちで、通常履歴数Bよりも大きいページ番号(つまり、B番目よりも後)の通常履歴データが、フラッシュメモリ410から削除される(S47)。これにより、印刷対象データが新たな通常履歴データとしてフラッシュメモリ410に追加された場合に、通常履歴データの個数が通常履歴上限数Bmaxを超えると、データ番号が最も大きい通常履歴データ(つまり、末尾の通常履歴データ)が削除される。
ステップS45、S47のいずれかの実行後、後述するように、フラッシュメモリ410に記憶されている共通履歴データの順序を入れ替える順序入替処理が実行される(S49)。ステップS49の実行後、処理はメイン処理(図4)に戻る。
図6に示すように、順序入替処理(S49)では、まず候補データ数Cが「1」未満であるか否かが判断される(S51)。候補データ数Cが「1」以上である場合(S51:NO)、処理番号nが「1」に更新され、且つ、共通履歴数Aに候補データ数Cが加算される(S53)。RAM404に保存されている候補データが、フラッシュメモリ410に記憶されている全ての履歴データの先頭に、新たな共通履歴データとして追加される(S55)。具体的には、候補データが共通履歴データとして、フラッシュメモリ410に書き込まれる。書き込まれた共通履歴データのデータ番号が先頭の履歴データよりも小さいデータ番号となるように、フラッシュメモリ410に記憶されている履歴データのデータ番号が昇順の通し番号で更新される。先頭の履歴データは、フラッシュメモリ410に記憶されている全ての履歴データのうちで、最もデータ番号の小さい履歴データである。これにより、共通履歴データのほうが通常履歴データよりも小さなデータ番号が割り振られる。なお、ステップS55が実行されると、RAM404から候補データが削除される。
次いで、フラッシュメモリ410に記憶されている共通履歴データが、包含関係順に並び替えられる(S57)。包含関係順は、共通ブロックが小さい共通履歴データほど(言い換えると、共通ブロックのキャラクタ数が少ない共通履歴データほど)、各共通履歴データを表示する優先度を示す順序の上流側に配置することを定める、共通履歴データの並び替え順序である。具体的には、ステップS57では、共通ブロックのキャラクタ数が少ない共通履歴データほどデータ番号が小さくなるように、フラッシュメモリ410に記憶されている共通履歴データのデータ番号が更新される。
次いで、処理番号nと同じ順番(つまり、n番目)の共通履歴データと同一の共通履歴データが、フラッシュメモリ410に記憶されているか否かが判断される(S59)。詳細には、フラッシュメモリ410に記憶されている全ての共通履歴データのうちで、n番目に記憶されている共通履歴データと同一の共通ブロックを示すものがある場合、n番目の共通履歴データと同一の共通履歴データがあると判断される(S59:YES)。この場合、n番目の共通履歴データと同一の共通履歴データが、フラッシュメモリ410から削除される(S61)。このとき、フラッシュメモリ410に記憶されている履歴データのデータ番号が昇順の通し番号で更新される。
ステップS61の実行後、共通履歴数Aが「1」減算される(S63)。処理番号nが「1」加算される(S65)。n番目の共通履歴データと同一の共通履歴データがない場合も(S59:NO)、処理はステップS65に進む。ステップS65の実行後、処理番号nが共通履歴数Aより小であるか否かが判断される(S67)。処理番号nが共通履歴数Aより小である場合(S67:YES)、処理はステップS59に戻る。これにより、フラッシュメモリ410では、全ての共通履歴データのうちで、同一の共通ブロックを示す共通履歴データの重複が排除される。
処理番号nが共通履歴数A以上である場合(S67:NO)、共通履歴数Aが共通履歴上限数Amax以上であるか否かが判断される(S69)。共通履歴数Aが共通履歴上限数Amaxより大である場合(S69:YES)、共通履歴上限数Amaxと同じ順番(つまり、Amax番目)以降の共通履歴データが、フラッシュメモリ410から削除される(S71)。具体的には、フラッシュメモリ410に記憶されている全ての共通履歴データのうちで、Amax番目よりもデータ番号が大きい共通履歴データが削除される。その後、フラッシュメモリ410に記憶されている履歴データのデータ番号が昇順の通し番号で更新される。ステップS71の実行後、および、共通履歴数Aが共通履歴上限数Amax以下である場合(S69:NO)、処理は履歴データ更新処理(図5)に戻る。候補データ数Cが「1」未満である場合も(S51:YES)、処理は履歴データ更新処理(図5)に戻る。
図7に示すように、履歴データ呼出処理(S15)では、まず共通履歴数Aと通常履歴数Bとの加算値が、「0」より大であるか否かが判断される(S81)。共通履歴数Aと通常履歴数Bとの加算値が「0」以下である場合(S81:NO)、フラッシュメモリ410に履歴データが記憶されていないため、処理はメイン処理(図4)に戻る。共通履歴数Aと通常履歴数Bとの加算値が「0」より大である場合(S81:YES)、フラッシュメモリ410に少なくとも一つの履歴データが記憶されている。この場合、処理番号nが「1」に更新される(S83)。次いで、処理番号nと同じデータ番号(つまり、n番目)の履歴データに基づいて、コンテンツが編集画面100に表示される(S85)。ステップS85では、フラッシュメモリ410からn番目の履歴データが読み出され、履歴データに基づいてコンテンツが表示される。
ステップS85の実行後、ユーザが操作部2を用いて操作した内容に応じて、以下の処理が実行される。履歴データを確定する操作が行われた場合(S87:YES)、編集画面100に表示されたコンテンツが、印刷対象のコンテンツとして設定される(S89)。具体的には、履歴データに含まれるテキストデータに基づいて、編集画面100に文字列が設定される。履歴データに含まれる設定情報に基づいて、編集画面100に文字列の表示態様が設定される。その後、処理はメイン処理(図4)に戻る。これにより、編集画面100に設定されたコンテンツを対象に、ユーザは印刷実行またはコンテンツ編集を実行できる。
履歴データを先に進める操作が行われた場合(S87:NO、S91:YES)、処理番号nが共通履歴数Aと通常履歴数Bとの加算値以上であるか否かが判断される(S93)。処理番号nが共通履歴数Aと通常履歴数Bとの加算値以上である場合(S93:YES)、表示中コンテンツの履歴データよりもデータ番号が大きい履歴データが、フラッシュメモリ410に存在しない。この場合、処理番号nが「1」に更新される(S95)。その後、処理はステップS85に戻る。これにより、編集画面100では、データ番号が最も大きい履歴データ(つまり、末尾の履歴データ)のコンテンツに代えて、データ番号が最も小さい履歴データ(つまり、先頭の履歴データ)のコンテンツが表示される。
処理番号nが共通履歴数Aと通常履歴数Bとの加算値未満である場合(S93:NO)、表示中コンテンツの履歴データよりもデータ番号が大きい履歴データが、フラッシュメモリ410に存在する。この場合、処理番号nが「1」加算される(S97)。その後、処理はステップS85に戻る。これにより、編集画面100では、表示中コンテンツに代えて、次にデータ番号が大きい履歴データのコンテンツが表示される。
履歴データを前に戻す操作が行われた場合(S87:NO、S91:NO)、処理番号nが「1」以下であるか否かが判断される(S99)。処理番号nが「1」以下である場合(S99:YES)、表示中コンテンツの履歴データよりもデータ番号が小さい履歴データが、フラッシュメモリ410に存在しない。この場合、処理番号nが共通履歴数Aと通常履歴数Bとの加算値に更新される(S101)。その後、処理はステップS85に戻る。これにより、編集画面100では、先頭の履歴データのコンテンツに代えて、末尾の履歴データのコンテンツが表示される。
処理番号nが「1」より大である場合(S99:NO)、表示中コンテンツの履歴データよりもデータ番号が小さい履歴データが、フラッシュメモリ410に存在する。この場合、処理番号nが「1」減算される(S103)。その後、処理はステップS85に戻る。これにより、編集画面100では、表示中コンテンツに代えて、次にデータ番号が小さい履歴データのコンテンツが表示される。
図8〜図12を参照して、図4に示すメイン処理の具体例を説明する。なお、以下の具体例は、フラッシュメモリ410に履歴データが記憶されていない状態で、メイン処理(図4)が開始された場合を例示する。
第一具体例を説明する。図8に示すように、ユーザが初期状態の編集画面100でコンテンツを編集する操作を行う(S11)。具体的には、ユーザは初期状態の編集画面100に、第一段落一行目の文字列「No.122aa」を入力する。ユーザは一行目の文字列の末尾に改行180を入力した後、第一段落二行目の文字列「Name:Suzuki」を入力する。改行180は、キャラクタの改行を示す記号である。複数の行は、キャラクタが改行された順(図8の例では、下方向)に並ぶ。さらにユーザは、文字列の表示態様(例えば、サイズ「オート」)を設定する。これにより、編集画面100では、コンテンツ110が設定される。その後、ユーザが印刷実行を指示する操作を行うと、コンテンツ110が表記されたラベル310が作成される(S5)。コンテンツ110を示す印刷対象データが、先頭の通常履歴データ(データ番号「1」の通常履歴データ)として、フラッシュメモリ410に保存される(S41)。
次に、ユーザが初期状態の編集画面100でコンテンツを編集する操作を行って、コンテンツ120を設定する(S11)。コンテンツ120は、第一段落一行目の文字列「Happy Birthday!」と、文字列の表示態様(例えば、サイズ「24pt」および装飾画像「リボン」)とを含む。その後、ユーザが印刷実行を指示する操作を行うと、コンテンツ120が表記されたラベル320が作成される(S5)。コンテンツ110のレイアウトは一段落二行であるのに対し、コンテンツ120のレイアウトは一段落一行である。コンテンツ110、120はレイアウトが共通しないので(S27:NO)、コンテンツ120を示す印刷対象データが、先頭の通常履歴データとしてフラッシュメモリ410に保存される(S41)。このとき、コンテンツ110の通常履歴データのデータ番号は、「2」に更新される。
次に、ユーザが初期状態の編集画面100でコンテンツを編集する操作を行って、コンテンツ130を設定する(S11)。コンテンツ130は、第一段落一行目の文字列「No.122bb」および第一段落二行目の文字列「Name:Ito」と、文字列の表示態様(例えば、サイズ「オート」)とを含む。その後、ユーザが印刷実行を指示する操作を行うと、コンテンツ130が表記されたラベル330が作成される(S5)。
図9に示すように、コンテンツ110、130はいずれも一段落二行であるため、レイアウトが共通する(S27:YES)。コンテンツ110、130は、第一段落一行目の文字列のうちで「No.122」が部分一致し、第一段落二行目の文字列のうちで「Name:」が部分一致する(S33:YES)。したがって、第一段落一行目の文字列「No.122」と第一段落二行目の文字列「Name:」とで構成される共通ブロックを示すコンテンツ210の候補データが、RAM404に保存される(S37)。次いで、コンテンツ130を示す印刷対象データが、先頭の通常履歴データとしてフラッシュメモリ410に保存される(S41)。このとき、コンテンツ110、120の通常履歴データのデータ番号は、それぞれ「3」および「2」に更新される。
さらに、RAM404に保存されたコンテンツ210の候補データが、フラッシュメモリ410に記憶されている履歴データの先頭に、共通履歴データとして保存される(S55)。このとき、コンテンツ110〜130の通常履歴データのデータ番号は、それぞれ「4」、「3」、「2」に更新される。これにより、フラッシュメモリ410では、コンテンツ210の共通履歴データ、コンテンツ130の通常履歴データ、コンテンツ120の通常履歴データ、コンテンツ110の通常履歴データの順に、四つの履歴データが記憶される。
その後、図10に示すように、ユーザが履歴データの呼び出しを指示する操作を行うと、まずデータ番号「1」の履歴データに基づいて、コンテンツ210が表示される(S83、S85)。ユーザが履歴データを先に進める操作を行う毎に、コンテンツ130、120、110が順に切替表示される(S91:YES、S93:NO、S97)。さらにユーザが履歴データを先に進める操作を行うと、再びコンテンツ210が切替表示される(S91:YES、S93:YES、S95)。
第二具体例を説明する。ユーザは第一具体例と同様に、コンテンツ110〜130の設定および印刷を行う。これにより、フラッシュメモリ410には、先述のようにコンテンツ210、130、120、110の順に、四つの履歴データが保存される。さらにユーザは、コンテンツ140を設定および印刷する(S11、S5)。図11に示すように、コンテンツ140は、第一段落一行目の文字列「No.56412」および第一段落二行目の文字列「Name:Tanaka」と、文字列の表示態様(例えば、サイズ「オート」)とを含む。
この場合、コンテンツ140は、コンテンツ130とレイアウトが共通する(S27:YES)。第一段落一行目の文字列のうちで「No.」が部分一致し、第一段落二行目の文字列のうちで「Name:」が部分一致する(S33:YES)。第一段落一行目の文字列「No.」と第一段落二行目の文字列「Name:」とで構成される共通ブロックを示すコンテンツ220の候補データが、RAM404に保存される(S37)。同様に、コンテンツ140がコンテンツ110と比較された場合も、コンテンツ220の候補データが保存される(S37)。そのため、二つのコンテンツ220の候補データが、RAM404に保存される。次いで、コンテンツ140を示す印刷対象データが、先頭の通常履歴データとしてフラッシュメモリ410に保存される(S41)。
さらに、RAM404に保存された二つのコンテンツ220の候補データが、フラッシュメモリ410に記憶されている履歴データの先頭に、共通履歴データとして保存される(S55)。コンテンツ220はコンテンツ210よりも、キャラクタ数が少ない。そのため、二つのコンテンツ220の共通履歴データが先、コンテンツ210の共通履歴データが後となるように、共通履歴データが並び替えられる(S57)。二つのコンテンツ220は同一の共通ブロックを示すため、一つのコンテンツ220の共通履歴データが削除される(S59〜S67)。
これにより、フラッシュメモリ410では、コンテンツ220の共通履歴データ、コンテンツ210の共通履歴データ、コンテンツ140の通常履歴データ、コンテンツ130の通常履歴データ、コンテンツ120の通常履歴データ、コンテンツ110の通常履歴データの順に、六つの履歴データが記憶される。その後、ユーザが履歴データの呼び出しを指示する操作を行うと、まずコンテンツ220が表示される(S83、S85)。ユーザが履歴データを先に進める操作を行う毎に、コンテンツ210、140、130、120、110が順に切替表示される。
第三具体例を説明する。図12に示すように、ユーザが初期状態の編集画面100でコンテンツを編集する操作を行う(S11)。具体的には、ユーザは初期状態の編集画面100に、第一段落一行目の文字列「No.122aa」を入力する。ユーザは第一段落一行目の文字列の末尾に改段落190を入力した後、第二段落一行目の文字列「Name:Suzuki」を入力する。改段落190は、キャラクタの改段落を示す記号である。複数の段落は、キャラクタが改段落された順(図12の例では、右方向)に並ぶ。さらにユーザは、文字列の表示態様(例えば、サイズ「オート」)を設定する。これにより、編集画面100では、コンテンツ150が設定される。その後、ユーザが印刷実行を指示する操作を行うと、コンテンツ150が表記されたラベル350が作成される(S5)。コンテンツ150を示す印刷対象データが、先頭の通常履歴データとしてフラッシュメモリ410に保存される(S41)。
次に、ユーザが初期状態の編集画面100でコンテンツを編集する操作を行って、コンテンツ160を設定する(S11)。コンテンツ160は、第一段落一行目の文字列「No.122bb」および第二段落一行目の文字列「Name:Ito」と、文字列の表示態様(例えば、サイズ「オート」)とを含む。その後、ユーザが印刷実行を指示する操作を行うと、コンテンツ160が表記されたラベル360が作成される(S5)。コンテンツ150、160はいずれも二段落一行であるため、レイアウトが共通する(S27:YES)。コンテンツ150、160は、第一段落一行目の文字列のうちで「No.122」が部分一致し、第二段落一行目の文字列のうちで「Name:」が部分一致する(S33:YES)。
したがって、第一段落一行目の文字列「No.122」と第二段落一行目の文字列「Name:」とで構成される共通ブロックを含むコンテンツ230の候補データが、RAM404に保存される(S37)。次いで、コンテンツ160を示す印刷対象データが、先頭の通常履歴データとしてフラッシュメモリ410に保存される(S41)。さらに、RAM404に保存されたコンテンツ230の候補データが、フラッシュメモリ410に記憶されている履歴データの先頭に、共通履歴データとして保存される(S55)。
これにより、フラッシュメモリ410では、コンテンツ230の共通履歴データ、コンテンツ160の通常履歴データ、コンテンツ150の通常履歴データの順に、三つの履歴データが記憶される。その後、ユーザが履歴データの呼び出しを指示する操作を行うと、コンテンツ230が表示される(S83、S85)。ユーザが履歴データを先に進める操作を行う毎に、コンテンツ160、150が順に切替表示される。
第一〜第三具体例に示すように、ユーザが編集画面100でコンテンツを設定および印刷するごとに(S5)、印刷対象データが通常履歴データとして保存されるのみならず、共通履歴データが自動的に生成および保存される(S7)。ユーザは共通履歴データを呼び出して(S15)、共通履歴データのコンテンツを編集することで(S11)、共通ブロックを構成するキャラクタを再入力することなく、共通ブロックを含む新たなコンテンツを作成できる。つまり、ユーザは共通ブロック以外の部分が異なる複数のコンテンツを、簡易且つ迅速に作成できる。
本実施形態では、ステップS11で共通履歴データのコンテンツを編集する場合、共通ブロックを構成するキャラクタの選択および編集は禁止される。例えば、図9に示すコンテンツ210を呼び出して編集する場合、第一段落一行目の文字列「No.122」および第一段落二行目の文字列「Name:」に対して、カーソルの位置合わせ、キャラクタの変更および削除等が禁止される。これにより、ユーザは共通ブロック以外の部分が異なる複数のコンテンツを、より正確に作成できる。
図10および図11に示すように、フラッシュメモリ410に記憶されている通常履歴データと共通履歴データとが、所定の順序で選択可能に表示される(S15)。これにより、ユーザは通常履歴データと共通履歴データとを必要に応じて選択的に使用できるため、コンテンツ編集の自由度が高まる。また、共通履歴データは通常履歴データよりも所定の順序(本実施形態では、データ番号の昇順)における上流側に表示されるため、共通履歴データのコンテンツは通常履歴データのコンテンツよりも先に表示される。これにより、ユーザは共通ブロック以外の部分が異なる複数のコンテンツを、より少ない操作回数で作成できる。さらに、共通ブロックが小さい共通履歴データから順に、複数の共通履歴データのコンテンツが表示される。これにより、ユーザによって使用される確率が高い共通ブロックを優先的に表示して、コンテンツ編集時の利便性を高めることができる。
図9および図12に示すように、行および段落の順序が等しい複数のコンテンツ(言い換えると、段落数が等しく、且つ各段落の行数が等しい複数コンテンツ)のうちで、共通の行において行の先頭から共通のキャラクタが並ぶ範囲が、共通ブロックに特定される(S25)。したがって、複数のコンテンツから、共通ブロックを正確且つ迅速に特定することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、あらかじめ作成されたコンテンツを示す複数の既存データとして、印刷対象データと通常履歴データとが取得される(S24)。取得された印刷対象データと通常履歴データとが各々示す複数のコンテンツのうちで、共通のキャラクタが共通の位置に配置された部分である共通ブロックが特定される(S25)。特定された共通ブロックに基づいて、共通ブロックを含むコンテンツを示す共通履歴データが作成される(S7)。ユーザは共通履歴データが示すコンテンツを編集することで(S11)、コンテンツの一部が異なる複数のコンテンツを簡易且つ迅速に作成できる。
上記実施形態において、テープ印字装置1が、本発明の「印刷装置」に相当する。テープが、本発明の「印刷媒体」に相当する。印刷対象データおよび通常履歴データが、本発明の「既存データ」に相当する。ステップS24を実行するCPU401が、本発明の「データ取得手段」に相当する。ステップS25を実行するCPU401が、本発明の「共通ブロック特定手段」に相当する。ステップS7を実行するCPU401が、本発明の「共通履歴データ作成手段」に相当する。ステップS55を実行するCPU401が、本発明の「記憶制御手段」に相当する。フラッシュメモリ410が、本発明の「第一記憶手段」および「第二記憶手段」に相当する。ステップS15を実行するCPU401が、本発明の「表示制御手段」に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、コンテンツに含まれるキャラクタは、数字およびアルファベットに限定されない。メイン処理(図4)は、テープ印字装置1で実行される態様に限定されず、キャラクタを含むコンテンツを示すデータを編集可能な装置およびプログラムに適用できる。例えば、コンテンツを編集するためのプログラムであるエディタに基づいて、パソコンでメイン処理(図4)が実行されてもよい。履歴データ更新処理(図5)の実行タイミングは、コンテンツ印刷の実行後に限定されない。例えば、編集画面100でコンテンツの編集を完了する指示が入力された場合に、履歴データ更新処理(図5)が実行されてもよい。履歴データ更新処理(図5)では、印刷対象データと通常履歴データとを比較するのに代えて、ユーザが指定した通常履歴データと他の通常履歴データとを比較することで、共通履歴データを作成してもよい。
1 テープ印字装置
2 操作部
5 ディスプレイ
10 サーマルヘッド
110、120、130、140、150、160、210、220、230 コンテンツ
401 CPU
402 ROM
404 RAM
410 フラッシュメモリ

Claims (8)

  1. キャラクタを含むコンテンツを示すデータに基づいて、印刷媒体に前記コンテンツを印刷可能な印刷装置であって、
    あらかじめ作成された前記コンテンツを示す前記データである既存データを複数取得するデータ取得手段と、
    前記データ取得手段によって取得された複数の前記既存データが各々示す複数の前記コンテンツのうちで、共通の前記キャラクタが共通の位置に配置された部分である共通ブロックを、前記複数の既存データに基づいて特定する共通ブロック特定手段と、
    前記共通ブロック特定手段で特定された前記共通ブロックに基づいて、前記共通ブロックを含む前記コンテンツを示す前記データである共通履歴データを作成する共通履歴データ作成手段とを備え、
    前記データ取得手段は、前記既存データを記憶する第一記憶手段から、前記既存データの少なくとも一つを取得し、
    更に、前記共通履歴データ作成手段によって作成された前記共通履歴データを、第二記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    前記第一記憶手段に記憶されている前記既存データが示す前記コンテンツと、前記第二記憶手段に記憶されている前記共通履歴データが示す前記コンテンツとを、所定の順序で選択可能に表示する表示制御手段と
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記既存データまたは前記共通履歴データが示す前記コンテンツに対するユーザ操作に応じて、前記コンテンツを編集するコンテンツ編集手段を備え、
    前記コンテンツ編集手段は、前記共通履歴データが示す前記コンテンツを編集する場合、前記コンテンツのうちで前記共通ブロックに対するユーザ操作を禁止することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記共通履歴データが示す前記コンテンツを、前記既存データが示す前記コンテンツよりも前記所定の順序における上流側に表示することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 前記表示制御手段は、複数の前記共通履歴データが示す前記コンテンツを表示する場合、前記共通ブロックが小さい前記共通履歴データから順に、前記複数の共通履歴データが示す前記コンテンツを前記所定の順序で表示することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の印刷装置。
  5. 前記コンテンツは、前記キャラクタが改行された順に並ぶ行と、前記キャラクタが改段落された順に並ぶ段落とで構成され、
    前記共通ブロック特定手段は、前記行および前記段落の順序が等しい複数の前記コンテンツのうちで、共通の前記行において前記行の先頭から共通の前記キャラクタが並ぶ範囲を、前記共通ブロックに特定することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の印刷装置。
  6. キャラクタを含むコンテンツを示すデータに基づいて、印刷媒体に前記コンテンツを印刷可能な印刷装置であって、
    あらかじめ作成された前記コンテンツを示す前記データである既存データを複数取得するデータ取得手段と、
    前記データ取得手段によって取得された複数の前記既存データが各々示す複数の前記コンテンツのうちで、共通の前記キャラクタが共通の位置に配置された部分である共通ブロックを、前記複数の既存データに基づいて特定する共通ブロック特定手段と、
    前記共通ブロック特定手段で特定された前記共通ブロックに基づいて、前記共通ブロックを含む前記コンテンツを示す前記データである共通履歴データを作成する共通履歴データ作成手段と、
    前記既存データまたは前記共通履歴データが示す前記コンテンツに対するユーザ操作に応じて、前記コンテンツを編集するコンテンツ編集手段とを備え、
    前記コンテンツ編集手段は、前記共通履歴データが示す前記コンテンツを編集する場合、前記コンテンツのうちで前記共通ブロックに対するユーザ操作を禁止することを特徴とする印刷装置。
  7. キャラクタを含むコンテンツを示すデータに基づいて、印刷媒体に前記コンテンツを印刷可能な印刷装置であって、
    あらかじめ作成された前記コンテンツを示す前記データである既存データを複数取得するデータ取得手段と、
    前記データ取得手段によって取得された複数の前記既存データが各々示す複数の前記コンテンツのうちで、共通の前記キャラクタが共通の位置に配置された部分である共通ブロックを、前記複数の既存データに基づいて特定する共通ブロック特定手段と、
    前記共通ブロック特定手段で特定された前記共通ブロックに基づいて、前記共通ブロックを含む前記コンテンツを示す前記データである共通履歴データを作成する共通履歴データ作成手段とを備え、
    前記コンテンツは、前記キャラクタが改行された順に並ぶ行と、前記キャラクタが改段落された順に並ぶ段落とで構成され、
    前記共通ブロック特定手段は、前記行および前記段落の順序が等しい複数の前記コンテンツのうちで、共通の前記行において前記行の先頭から共通の前記キャラクタが並ぶ範囲を、前記共通ブロックに特定することを特徴とする印刷装置。
  8. キャラクタを含むコンテンツを示すデータを編集可能なコンピュータに、
    あらかじめ作成された前記コンテンツを示す前記データである既存データを複数取得するステップと、
    取得された複数の前記既存データが各々示す複数の前記コンテンツのうちで、共通の前記キャラクタが共通の位置に配置された部分である共通ブロックを、前記複数の既存データに基づいて特定するステップと、
    特定された前記共通ブロックに基づいて、前記共通ブロックを含む前記コンテンツを示す前記データである共通履歴データを作成するステップとを実行させ、
    前記既存データを複数取得するステップは、前記既存データを記憶する第一記憶手段から、前記既存データの少なくとも一つを取得し、
    更に、作成された前記共通履歴データを、第二記憶手段に記憶させるステップと、
    前記第一記憶手段に記憶されている前記既存データが示す前記コンテンツと、前記第二記憶手段に記憶されている前記共通履歴データが示す前記コンテンツとを、所定の順序で選択可能に表示するステップと
    を実行させることを特徴とするコンテンツ編集プログラム。
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