JP6171742B2 - プリンター - Google Patents

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Description

本発明は、プリンターに関する。
電源から供給される電圧のリップルを除去する大容量の平滑コンデンサーを負荷の前段に設ける場合、電源投入時に平滑コンデンサーに定常時よりも大きな電流値の突入電流が流れることが知られている。この突入電流の流入を防止する回路として、例えば、特許文献1に開示の突入電流防止回路が知られている。特許文献1記載の突入電流防止回路は、電源投入直後にFETのオン抵抗が高い状態となって電流を制限し、平滑コンデンサーの充電が完了するとFETのオン抵抗が低下して、負荷に電流が供給されるようになる。
特開2005−45957号公報
上記従来の突入電流防止回路を介して電力の供給を受ける負荷側で、短絡が発生した場合、通常の電力供給状態では、例えば負荷側のマイコン等の制御により短絡を検出して電源を遮断できる。しかしながら、電源投入直後の突入電流防止回路によりスイッチング素子であるFETのオン抵抗が高い状態で、負荷側の短絡が発生すると、突入電流防止回路に搭載されたスイッチング素子に短絡電流が瞬間的に流れ、スイッチング素子が故障してしまう場合がある。例えば、突入電流防止回路の出力に負荷を接続するためのプラグ受けに、異なる規格の接続プラグ等の導体が挿入され、この状態で電源がオンにされた場合に、電源とグランド間の短絡が発生する。この場合、突入電流防止回路が電流を抑制しているため、負荷側の制御により短絡を検出できなかった。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、突入電流を抑制する回路に搭載されたスイッチング素子の短絡電流による故障の発生を低減することができる短絡保護回路、電源回路及び電源装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、第1スイッチング素子をオンすることにより負荷に駆動電圧を供給する電源回路の短絡保護回路であって、前記電源回路に前記負荷が接続された際の前記電源回路と前記負荷との接点の電圧の変化を検出する検出回路と、前記駆動電圧の値が所定値以上に立ち上がる前に、前記検出回路により前記接点の電圧の変化を検出した場合に、前記第1スイッチング素子をオフ状態にし、前記駆動電圧の値が前記所定値以上に立ち上がった以後は前記検出回路により前記接点の電圧の変化を検出しても前記第1スイッチング素子をオフ状態にしない切替回路と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、駆動電圧の値が所定値以上に立ち上がる前に、短絡等により負荷との接続用の接点の電圧が変化した場合に、第1スイッチング素子をオフ状態にすることができる。従って、駆動電圧の立ち上がりを制御して突入電流を抑制する第1スイッチング素子の短絡電流による故障の発生を低減することができる。
また、本発明は、上記短絡保護回路であって、前記切替回路の出力をラッチするラッチ回路と、前記ラッチ回路のラッチ出力に従って前記第1スイッチング素子のオン、オフを制御する第2スイッチング素子と、を備え、前記切替回路は、前記駆動電圧の値が前記所定値以上に立ち上がる前は、前記検出回路の出力を前記ラッチ回路に出力し、前記駆動電圧の値が前記所定値以上に立ち上がった後は、前記ラッチ回路への出力をオフにする第3スイッチング素子を備えることを特徴とする。
この構成によれば、ラッチ回路とスイッチング素子を用い、第1スイッチング素子をオフ状態にした場合に、接点の電圧の変化が収束しても第1スイッチング素子をオフ状態に保持できる。このため、例えば短絡の原因が確実に除去されるまで第1スイッチング素子をオフ状態とするなど、第1スイッチング素子の故障をより確実に低減できる。また、上記構成を第2スイッチング素子とラッチ回路により実現することにより、短絡保護回路の構成を簡略化できる。
また、本発明は、上記短絡保護回路であって、前記負荷との接点として、第1負荷に前記駆動電圧を供給する第1接点と、前記第1接点に正特性サーミスターを介して接続され、第2負荷が有するコイルに前記駆動電圧を供給する第2接点とを備え、前記第2負荷を接続するプラグ受けの電源端子に前記第2接点が接続され、前記プラグ受けの接地端子に接地線が接続され、前記検出回路は、前記第2接点が前記接地線と短絡して前記第1接点と前記第2接点との間に電位差が生じるとオンする第4スイッチング素子と、前記第4スイッチング素子の出力する前記駆動電圧を分圧する第1分圧回路とを備え、前記切替回路は、前記駆動電圧を分圧する第2分圧回路をさらに備え、前記第3スイッチング素子は、前記第2分圧回路の出力電圧をゲート電圧として入力し、前記出力電圧がゲート閾値電圧以上に立ち上がる前は、前記第1分圧回路の出力を前記ラッチ回路に出力し、前記出力電圧が前記ゲート閾値電圧以上に立ち上がった後は、前記第1分圧回路の出力の前記ラッチ回路への出力をオフにすることを特徴とする。
この構成によれば、複数の負荷に駆動電圧を供給可能な構成において、短絡を検出するマイコン等を搭載しない負荷に接続されるための第2接点について、短絡等が発生した場合に第1スイッチング素子をオフ状態にすることができる。さらに、駆動電圧が立ち上がる前と立ち上がった後とで異なる動作をする切替回路を、駆動電圧を分圧してスイッチングするスイッチング素子を用いて構成することで、回路構成をより簡略化できる。
また、上記目的を達成するために、本発明の電源回路は、電源と負荷との間に設けられた平滑コンデンサーへの充電電流を制限する電界効果トランジスターと、コンデンサーと抵抗素子とを有し、当該コンデンサーと当該抵抗素子に基づく時定数により変化するゲート電圧を前記電界効果トランジスターのゲート端子に与える時定数回路と、前記ゲート電圧が前記電界効果トランジスターのゲート閾値電圧を超えた場合に前記時定数回路のコンデンサーに接続され、当該コンデンサーを放電させ、前記ゲート電圧の上昇を抑えるゲート電圧抑制回路とを備える突入電流抑制回路、及び、前記突入電流抑制回路と前記負荷との接続用の接点の電圧の変化を検出する検出回路と、前記駆動電圧の値が所定値以上に立ち上がる前に、前記検出回路により前記接点の電圧の変化を検出した場合に、前記電界効果トランジスターをオフ状態にし、前記駆動電圧の値が前記所定値以上に立ち上がった以後は前記検出回路により前記接点の電圧の変化を検出しても前記電界効果トランジスターをオフ状態にしない切替回路と、を備える短絡保護回路を備えることを特徴とする。
この構成によれば、突入電流抑制回路により、ゲート電圧抑制回路がコンデンサーに接続されて当該コンデンサーを放電するので、電源投入時における電界効果トランジスターのゲート電圧を、ゲート閾値電圧程度に維持して、平滑コンデンサーに流れる突入電流のピークを低い値に抑える。そして、電源投入後に突入電流抑制回路において電界効果トランジスターのゲート電圧の上昇が抑えられ、駆動電圧が立ち上がる前に、短絡等により負荷との接続用の接点の電圧が変化した場合に、電界効果トランジスターがオフ状態にされる。従って、突入電流を効果的に抑えることが可能で、かつ、突入電流抑制回路に搭載された電界効果トランジスターの短絡電流による故障の発生を低減できる。
また、本発明の電源装置は、電源と、負荷と前記電源との間に設けられる平滑コンデンサーと、上記電源回路と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、突入電流抑制回路によって突入電流を効果的に抑えることが可能で、かつ、突入電流抑制回路に搭載された電界効果トランジスターの短絡電流による故障の発生を低減することが可能な、電源装置を提供できる。
本発明によれば、突入電流を抑制するスイッチング素子の短絡電流による故障の発生を低減する効果を奏する。
電源装置の構成の一例を示す図である。 突入電流抑制回路の回路図の一例を示す図である。 コンデンサー電源投入直後の各部の電圧変化を示す図である。 突入電流抑制回路のコンデンサー作用を示す説明図である。 短絡保護回路の動作手順を説明するフローチャートである。 電源投入後の各部の電圧及び電流の経時変化の一例を示す図である。 過電圧保護回路の構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1に、電源装置1の構成の一例を示す。電源装置1は、電源7と、スイッチ3と、電源回路10とを備える。電源回路10は、突入電流抑制回路11と、短絡保護回路13とを備える。
本実施形態では、電源装置1がプリンター5に内蔵され、プリンター5が備えるプリンターユニット6の各部に駆動電圧を供給する構成を例に挙げる。プリンターユニット6は、印刷媒体(ロール紙等)に文字や画像を印刷する印刷ヘッド、印刷媒体を搬送する搬送機構、印刷媒体をカットするカッターユニット等の図示しない構成を有する。プリンターユニット6は、各種の電子部品を備え、電源装置1に対する電気的な負荷となる回路である。具体的には、プリンターユニット6が備える印刷ヘッド、搬送機構を構成する搬送モーター、及びカッターユニットのカッター駆動モーター、及び、各種の制御回路が、電源装置1の駆動電圧によって駆動される。
電源装置1とプリンターユニット6は、例えば、プリンター5の筐体内部において別の基板に実装されている。電源装置1とプリンターユニット6とは、プリンター5の内部において電源回路10の出力端子12(第1接点)を介して電気的に接続されている。
また、プリンター5は、外部装置を接続するコネクター14を備えている。コネクター14は、キャッシュドロアー15を接続する端子であり、例えばRJ規格のプラグ受けで構成される。キャッシュドロアー15は、コネクター14に差し込み可能な接続プラグ16を有し、接続プラグ16をコネクター14に差し込むことにより、電源回路10と、キャッシュドロアー15が備えるソレノイドコイル102(コイル)とが接続される。
電源回路10は、出力端子12に接続されたプリンターユニット6、及び、コネクター14を介して接続されたキャッシュドロアー15に、駆動電圧となる直流の電圧(例えば、24V)を出力する。
突入電流抑制回路11とプリンターユニット6との間には平滑コンデンサー(平滑キャパシター)9が接続される。平滑コンデンサー9は、プリンターユニット6の入力ラインとアースとを接続し、入力コンデンサーとして機能する。すなわち、平滑コンデンサー9は、電源装置1が出力する電力を蓄積し、また電源装置1の電圧からリップルを除去して後段のプリンターユニット6を入力サージ電圧から保護する。平滑コンデンサー9の容量は、入力コンデンサーとして要求される電気的な仕様に応じて決定される。このプリンター5では、電源装置1が出力する電圧が多少降下した場合でも、駆動モーター等の電気部品の動作に要する電力を維持可能にする大きな容量(例えば、数千μF)が平滑コンデンサー9に要求されており、電解コンデンサーが好適に用いられている。
キャッシュドロアー15は、箱形の本体に、硬貨や紙幣等の現金を保管するドロアーを引き出し可能に備えた装置である。キャッシュドロアー15は、ドロアーを本体から突出させるバネ等の付勢部材(図示略)と、ドロアーを本体に係止するロック機構(図示略)とを備える。キャッシュドロアー15のロック機構はソレノイドコイル102を備え、ソレノイドコイル102に通電されると、ロックピン(図示略)が移動し、ロックが解除される構成となっている。上述のように接続プラグ16がコネクター14に接続されると、プリンターユニット6が備えるマイコン等の制御回路により、ソレノイドコイル102への通電オン/オフが切り替えられる。つまり、プリンターユニット6の制御回路の制御によって、電源回路10の駆動電圧をソレノイドコイル102に通電することにより、キャッシュドロアー15が開かれる。
電源7は、例えば、商用電源(図示せず)から供給される交流電力を直流電力に変換する電力変換装置を備え、直流電圧を出力する。スイッチ3は、電源7と出力端子12、14との間に介挿された常開接点であり、プリンター5を使用するオペレーターの操作により閉成(スイッチオン)することで電源7が電源回路10に電気的に接続され、電源回路10により出力端子12及びコネクター14に電圧が出力される。
突入電流抑制回路11は、スイッチ3が閉成してプリンターユニット6やキャッシュドロアー15に電源が投入されたときに、平滑コンデンサー9に流れる突入電流の電流値を抑える回路である。突入電流抑制回路11は、電源7と平滑コンデンサー9との間に設けられている。
短絡保護回路13は、正規の接続プラグ(例えば、接続プラグ16)以外の導体がコネクター14に挿入され、駆動電圧とグランド間の短絡が発生した場合に、短絡電流による突入電流抑制回路11の故障を防止、或いは故障の低減を図るための回路である。
コネクター14は、上述のように例えば箱形の接続プラグ16を挿入可能なプラグ受けであるため、棒状の物体を差し込み可能である。コネクター14内には、キャッシュドロアー15の回路に電気的に接続される複数の導体片が配置され、各々の導体片は、電源回路10が電圧を出力する接点104(図2)や、接地端子に接続されている。コネクター14に、接続プラグ16とは異なる形状のプラグ(例えば、USB Bコネクター)や金属棒等の異物が差し込まれた場合、これらの異物の表面に導体が存在すると、この導体がコネクター14内の複数の導体片を導通させる。これにより、電源回路10が電圧を出力する接点が短絡により接地され、突入電流抑制回路11に過大な電流が流れる。短絡保護回路13は、コネクター14内の導体片の短絡が発生した場合に、突入電流抑制回路11に流れる電流を速やかに遮断し、突入電流抑制回路11の故障防止または故障低減を図る。
次に、図2を参照しながら突入電流抑制回路11及び短絡保護回路13の詳細について説明する。まず、突入電流抑制回路11について説明する。
突入電流抑制回路11は、電界効果トランジスター(以下、FETという)30(第1スイッチング素子)と、時定数回路17と、ゲート電圧抑制回路18とを備えている。FET30は、P型の電界効果トランジスターであり、MOS(金属酸化膜型)が用いられ、電源回路10の出力ライン62に平滑コンデンサー9と直列に接続されている。具体的には、FET30は、ソース(ソース端子)を電源7の高電位側に、ドレイン(ドレイン端子)を平滑コンデンサー9に接続されている。FET30のドレインに、ゲート(ゲート端子)・ソース間電圧(以下、ゲート電圧Vgsとする)に応じたドレイン電流Idを操作することにより、平滑コンデンサー9を充電するスイッチング素子である。なお、ここでは、電源7の低電位側は、アースに接続されている。
時定数回路17は、FET30にゲート電圧Vgsを与える回路であり、CR時定数回路20と、抵抗21(抵抗素子)とを有している。
CR時定数回路20は、コンデンサー(キャパシター)23と、抵抗25(抵抗素子)とを備え、コンデンサー23がFET30のソース・ゲート間を接続し、抵抗25が、FET30のゲートとアース間を接続している。CR時定数回路20は、電源投入(スイッチ3の閉成)時、コンデンサー23の容量と抵抗25の値とによって決まる時定数でコンデンサー23の充電電圧を漸増させて、充電電圧の急激な上昇を抑え、コンデンサー23の充電電圧がFET30のゲート電圧Vgsとして与えられる。
また、抵抗21は、コンデンサー23に並列に接続されており、抵抗21と抵抗25が、電源7の電圧を分圧する。この抵抗21の両端電圧がコンデンサー23の充電電圧、すなわちFET30のゲート電圧Vgsの電圧の最大値を規定する。
ゲート電圧抑制回路18は、CR時定数回路20によって印加されるゲート電圧Vgsがゲート閾値電圧Vgsthを超えた場合に、CR時定数回路20のコンデンサー23を放電させることで当該コンデンサー23の充電電圧の上昇を抑え、ゲート電圧Vgsをゲート閾値電圧Vgsthの近傍の電圧に維持する回路である。
具体的には、このゲート電圧抑制回路18は、スイッチング素子としてのバイポーラトランジスター33(第2スイッチング素子)と、スイッチ制御回路35とを備えている。
バイポーラトランジスター33は、PNP型のトランジスターであり、そのエミッター33E、及びコレクター33Cをコンデンサー23の高電位側、及び低電位側に接続して設けられている。すなわち、バイポーラトランジスター33がオンすることで、時定数回路17のコンデンサー23の高電位側と低電位側が接続され、これにより当該コンデンサー23が放電される。コンデンサー23の放電が開始されると、電源7の電源電流の流入に伴う充電電圧の上昇が抑制されることから、ゲート電圧Vgsの上昇も抑えられて略一定の電圧値に維持されることとなる。
スイッチ制御回路35は、バイポーラトランジスター33のオン/オフを制御する回路であり、ゲート電圧Vgsがゲート閾値電圧Vgsthを超えてFET30にドレイン電流Idが流れたときにバイポーラトランジスター33をオンする。バイポーラトランジスター33がオンすることで、上述の通り、ゲート電圧Vgsの上昇が抑制され、ゲート電圧Vgsがそのときの電圧、すなわちゲート閾値電圧Vgsthの近傍に維持されることとなる。
スイッチ制御回路35の構成について詳述すると、スイッチ制御回路35は、スイッチング素子としてのバイポーラトランジスター39と、バイアス抵抗49と、抵抗51と、放電作動抵抗回路37とを備えている。
バイポーラトランジスター39は、NPN型のトランジスターである。時定数回路41は、FET30のドレインとアースとの間に接続され、FET30がオンしたときに抵抗49に流れる電流I2によりバイポーラトランジスター39のオン電圧を生成し、当該バイポーラトランジスター39にベース電流が流れる。抵抗51は、入力抵抗である。
この構成により、バイポーラトランジスター39は、FET30にドレイン電流Idが流れている間、バイアス抵抗49のオン電圧が印加されることでオンするスイッチとして機能する。上記バイポーラトランジスター33は、このバイポーラトランジスター39のスイッチに連動してオン/オフし、FET30にドレイン電流Idが流れている間に亘りオンする。
具体的には、PNP型のバイポーラトランジスター33のベース33Bは、電源回路10の入力ライン(コンデンサー23の高電位側)61にバイアス抵抗43を介して接続されている。また、このベース33Bは、上記バイポーラトランジスター39を介してアースに接続されており、このバイポーラトランジスター39がオンすると、ベース33Bに加わる電位が下がってオンする。上述の通り、バイポーラトランジスター39は、FET30にドレイン電流Idが流れている間に亘りオンし、その間、時定数回路17のコンデンサー23が継続して放電されることとなる。
このゲート電圧抑制回路18では、FET30から電解コンデンサー9の充電電流が流れたときにオンとなってコンデンサー23を放電させるスイッチング素子には、上述の通り、バイポーラトランジスター33、39が用いられている。これらバイポーラトランジスター33、39は、一般にFETよりもオン電圧が低いことから、FET30にドレイン電流Idが流れたときに、FETを用いた場合に比べて早いタイミングでオンしてコンデンサー23の放電を開始でき、突入電流抑制の立ち上がりを十分に早くできる。
放電作動抵抗回路37は、バイポーラトランジスター33のバイアス抵抗43とベース電流制限抵抗45とを備える。バイアス抵抗43は、電源回路10の入力ライン(高電位側)61とバイポーラトランジスター33のベース33Bに接続され、ベース電流制限抵抗45はベース33Bとスイッチ制御回路35のバイポーラトランジスター39のコレクター側に接続される。動作中、バイアス抵抗43にはバイポーラトランジスター33のベース・エミッター間電圧(約0.6V)が印加され、ベース電流制限抵抗45には電源電圧からバイポーラトランジスター33のベース・エミッター間電圧(約0.6V)とバイポーラトランジスター39のコレクター・エミッター間飽和電圧を差し引いた電圧が印加される。
コンデンサー19は、ドレイン電流Idによる平滑コンデンサー9の充電完了に伴ってスイッチ制御回路35の動作を停止するための回路であり、FET30のドレインとスイッチ制御回路35のバイアス抵抗49間に接続される。これにより、コンデンサー19とバイアス抵抗49を直列に接続した直列CR回路である時定数回路41が、平滑コンデンサー9と並列に接続される。
電源投入時には、FET30のドレイン電流Idがコンデンサー19と平滑コンデンサー9に分かれて充電電流If、Ieとして流れ込み、これらコンデンサー19と平滑コンデンサー9が充電される。この充電中には、コンデンサー19の後段のスイッチ制御回路35に充電電流Ifが流れ、この充電電流Ifによりスイッチ制御回路35が作動する。具体的には、充電電流Ifは、スイッチ制御回路35の抵抗51を流れる電流I1とバイアス抵抗49を流れる電流I2に分流され、この電流I2がバイアス抵抗49を流れることでバイポーラトランジスター39のオン電圧が発生し、当該バイポーラトランジスター39がオンする。
そして、平滑コンデンサー9が満充電に達したときには、コンデンサー19の充電電流Ifも停止することから、スイッチ制御回路35への電流が停止する。これにより、スイッチ制御回路35のバイアス抵抗49を流れる電流I2も停止することから、バイポーラトランジスター39がオフし、スイッチ制御回路35の動作が停止する。
スイッチ制御回路35の停止(バイポーラトランジスター39のオフ)に伴い、コンデンサー23を放電させているバイポーラトランジスター33もオフし、当該コンデンサー23の放電が停止する。このコンデンサー23の放電の停止により、コンデンサー23の充電電圧が上昇し、上記抵抗21、25によって電源7の電圧を分圧した値に達し、この充電電圧がゲート電圧VgsとしてFET30に印加される。
また、平滑コンデンサー9に並列に接続された時定数回路41は、平滑コンデンサー9の充電時には、コンデンサー19の容量とバイアス抵抗49の値によって決まる時定数にしたがって平滑コンデンサー9の充電電圧を漸増する。したがって、この時定数回路41の時定数を調整することで、平滑コンデンサー9の満充電に達するまでの時間を調整できるため、電源投入からスイッチ制御回路35の動作が停止するまでの時間、すなわち突入電流を抑制する時間が可変できる。
ここで、時定数回路41を構成するバイアス抵抗49には、抵抗51が接続されており、正確には、この抵抗51の成分も時定数に影響を与える。しかしながら、抵抗51を流れる電流I2は、バイポーラトランジスター39、33がオンしている場合、抵抗51の値にかかわらず、略一定となる。このため、時定数回路41の時定数を可変する抵抗成分はバイアス抵抗49と見なすことができる。
なお、バイポーラトランジスター39、33がオンしている場合、電流I2が抵抗51の値に依存せずに略一定となる理由は次の通りである。
すなわち、バイポーラトランジスター39がオンしている場合、バイアス抵抗49と抵抗51との接続点の電圧は、ベース・エミッター間電圧(約0.6V)に、抵抗51の電圧を足したものであるため、電流I2は、(0.6+抵抗51×電流I1)/バイアス抵抗49として表される。また電流I1は、バイポーラトランジスター39をオンさせるベース電流となる。バイポーラトランジスター33は、バイポーラトランジスター39がオンすることでオンするが、バイポーラトランジスター33のコレクター電流によりコンデンサー23の放電量が変動して、ゲート電圧Vgsがゲート閾値電圧Vgsthに制御される。このため、電流I1は、抵抗51の値に関わらず、ゲート電圧Vgsをゲート閾値電圧Vgsthにするように、バイポーラトランジスター39のコレクター電流を流す大きさである。また、抵抗51が大きくなれば、バイアス抵抗49に印加される電圧が大きくなり、電流I2が増えるが、抵抗51が大きくなったことよる電流I2の増加分は無視できる程度となる。このため、電流I2が抵抗51の値に依存せずに略一定となる。
次に、突入電流抑制回路11の動作について説明する。
図3はゲート電圧Vgs、ドレイン電流Id、及び平滑コンデンサー9の充電電圧Veについて、電源投入直後の変化を示す図である。なお、同図において、スイッチ3をオンして電源7の電圧が突入電流抑制回路11に投入された時点を時間t=0としている。
電源7のスイッチ3が閉じられると(時間t=0)、突入電流抑制回路11に電源7の電圧が与えられ、これに伴い、コンデンサー23が充電される。前述の通り、コンデンサー23の充電電圧は、CR時定数回路20の時定数に応じて漸増し、このコンデンサー23がゲート電圧Vgsとして与えられる。
すなわち、図3に示すように、時間t=0からゲート電圧Vgsが徐々に上昇し、FET30のゲート閾値電圧Vgsthを超えると(時間t=t1)、FET30がオンしてドレイン電流Idが流れ、これがコンデンサー19と平滑コンデンサー9の各々に充電電流If、Ieとして流れる。なお、ゲート閾値電圧Vgsthは、FET30の個体ごとに、固有の値を有するものである。
前述したように、ドレイン電流Idに伴い、コンデンサー19に充電電流Ifが流れ込むと、この充電電流Ifによりスイッチ制御回路35が作動し、バイポーラトランジスター33をオンさせ、コンデンサー23の放電を開始する。
図4は、コンデンサー23の放電による作用説明図である。
コンデンサー23の放電が開始すると、コンデンサー23は電源7による充電に抗して充電電圧の上昇が抑えられる。これにより、ゲート電圧Vgsの上昇が抑制されてゲート閾値電圧Vgsthの近傍の値に維持されることから、FET30のオン抵抗が高い状態に維持される。この高いオン抵抗により、FET30のドレイン電流Idが抑えられるため、平滑コンデンサー9に流れる充電電流Ieの電流値、すなわち電源投入時の突入電流が十分小さな値に抑制される(ステップS11)。
その後、コンデンサー19は、充電電流Ifにより充電され、このコンデンサー19の充電量が増大するにつれて、スイッチ制御回路35のバイアス抵抗49の電圧、すなわちオン電圧が下がり、バイポーラトランジスター39のベース電流が減少する。これに伴い、バイポーラトランジスター33のコレクター電流が減少するので、コンデンサー23の放電量が減少し、結果としてFET30のゲート電圧Vgsが微増する。これにより、バイポーラトランジスター33のオン抵抗が低くなり、ドレイン電流Id、及び充電電流Ieが増大する(ステップS12)。
このようにドレイン電流Id、及び充電電流Ieが増大とすると平滑コンデンサー9の充電量も増大し、平滑コンデンサー9の充電電圧Ve、及びコンデンサー19にかかる電圧が増大する。これにより、コンデンサー19を流れる充電電流Ifが増えるため、バイポーラトランジスター39のベース電流が増大し、バイポーラトランジスター33のコレクター電流が増大する。この結果、ステップS12とは反対に、コンデンサー23の放電量が増大し、FET30のゲート電圧Vgsが減少する(ステップS13)。
このようなステップS11〜S13の作用は、ゲート電圧Vgsをゲート閾値電圧Vgsthに維持するようにドレイン電流Idに負帰還をかける動きとなり、コンデンサー23の放電が継続している間は、図3に示すように、ゲート電圧Vgsがゲート閾値電圧Vgsthに維持される。この結果、FET30が比較的大きなオン抵抗状態で動作することから、ドレイン電流Id、すなわち平滑コンデンサー9に流れる充電電流Ieも十分に小さな値に一定に抑えられることとなる。
図3に示すように、平滑コンデンサー9が充電電流Ieの充電により満充電に達すると(時間t=t2)、コンデンサー19にも充電電流Ifが流れなくなる。即ち、コンデンサー19はスイッチ制御回路35へのドレイン電流の流入を止める。これにより、スイッチ制御回路35に充電電流Ifが流れないことから、バイポーラトランジスター39、バイポーラトランジスター33が共にオフし、このバイポーラトランジスター33によるコンデンサー23の放電が停止する。
これにより、コンデンサー23の充電電圧、すなわちゲート電圧Vgsは、電源7を分圧する抵抗21と抵抗25の電圧のうち、抵抗21にかかる電圧まで上昇し、ゲート電圧Vgsが一定となる定常状態となる。
そして定常状態では、プリンターユニット6が消費する電流が突入電流抑制回路11から適宜出力される。
次に、図2に戻り、プリンターユニット6及びキャッシュドロアー15に駆動電圧を供給する給電ラインについて説明する。図2に示す給電ラインVIN(A)は出力端子12に接続され、出力端子12に接続されたプリンターユニット6に電圧を供給する。また、VIN(B)は、図示しない電源ラインにより、平滑コンデンサー9の出力段、すなわちVIN(A)に接続され、VIN(A)からVIN(B)に電圧が出力される。
また、電源回路10は、コネクター14に給電するドロアーキック駆動回路(以下、DK駆動回路という)100を備える。
DK駆動回路100は、キャッシュドロアー15との接続部として機能し、キャッシュドロアー15に制御信号や、駆動電圧を供給する。
DK駆動回路100は、サーミスター101と、サーミスター101の出力端に接続されるFET103とを備える。DK駆動回路100は、コネクター14を介してソレノイドコイル102に接続される接点104,105を有する。接点104、105は、それぞれ、上述したようにコネクター14内の導体片に接続されている。コネクター14内には、キャッシュドロアー15との接続の際に、給電ラインVIN(A)に接続する端子や、接地線に接続した端子が形成されている。 キャッシュドロアー15が備える接続プラグ16(図1)がコネクター14に接続されると、ソレノイドコイル102は接点104、105を介して、サーミスター101及びFET103と直列に接続される。
サーミスター101は、電源回路10の出力ライン62と、ソレノイドコイル102の一端に接続される接点104(第2接点)とに接続されている。サーミスター101は、温度の上昇とともに電気抵抗が増大する正特性サーミスターである。すなわち、サーミスター101に電流が流れるとサーミスター101の抵抗により温度が上昇し、この温度上昇に伴ってサーミスター101の抵抗値が増大し、サーミスター101に流れる電流を抑制する。
ソレノイドコイル102の他端に接続される接点105は、FET103のドレインに接続されている。このソレノイドコイル102に電流が流れると、上述のようにキャッシュドロアー15のドロアーが外部に引き出し可能となる。
FET103は、Nチャネル型のFETであり、ドレインがソレノイドコイル102に接続され、ソースは接地され、ゲートが、上位装置であるプリンターユニット6の制御回路から供給される制御信号の入力端子に接続されている。プリンターユニット6の制御回路がFET103のゲートに制御信号を出力すると、FET103がオンになってDK駆動回路100に電流が流れ、ソレノイドコイル102に駆動電流が供給されて、ドロアーが開く構成となっている。
次に、短絡保護回路13の詳細な構成について説明する。短絡保護回路13は、図2に示す検出回路200と、切替回路300と、ラッチ回路510及びバイポーラトランジスター33を備える保持回路500とを備えて構成される。
検出回路200は、サーミスター101の電圧降下による接点104の電圧の変化を検出する回路である。検出回路200は、抵抗201と、バイポーラトランジスター202(第4スイッチング素子)と、第1分圧回路203とを備える。
抵抗201は、一方の端部を接点104に接続し、他方の端部をバイポーラトランジスター202のべースに接続している。
バイポーラトランジスター202は、PNP型のトランジスターである。バイポーラトランジスター202のエミッターは、電源回路10の出力ライン62に接続し、コレクターは、第1分圧回路203に接続している。
第1分圧回路203は、抵抗204と抵抗205とを直列に接続した構成を備える。抵抗204は、一方の端部をバイポーラトランジスター202のコレクターに接続し、他方の端部を抵抗205に接続している。抵抗205は、一方の端部を抵抗204に接続し、他方の端部を接地している。
抵抗204と抵抗205との接点は、第1分圧回路203の出力端子206であって、第1分圧回路203で分圧された出力ライン62の電圧が、出力端子206に表れる。抵抗205は、論理固定用のプルダウン抵抗として機能する。すなわち、抵抗205は、FET301がオフしている場合に、接点400の電圧レベルが不安定となるのを防止するために設けられている。なお、サーミスター101の電圧降下による接点104の電圧変化の検出精度を高めるため、抵抗205の抵抗値は、抵抗204の抵抗値よりも大きく設定しておくことが好ましい。例えば、抵抗204の抵抗値を10kΩ、抵抗205の抵抗値を200kΩとしてもよいし、抵抗204の抵抗値を1kΩ、抵抗205の抵抗値を20kΩとしてもよい。
検出回路200は、スイッチ3がオンの状態で、コネクター14に異なる規格のプラグやコネクター等の異物が挿入された場合に生じる、接点104の短絡を検出する回路である。接点104は、電源回路10にキャッシュドロアー15が接続された際の電源回路10とキャッシュドロアー15との接点の1つとなる。上記のようにコネクター14に異物が挿入されてコネクター14内の導体片どうしが導通した場合、DK駆動回路100の接点104が接地してサーミスター101に電流が流れる。サーミスター101の抵抗が、例えば、1Ωであるとすると、サーミスター101に0.6A程度の電流が流れると、サーミスター101での電圧降下が0.6Vとなる。サーミスター101での電圧降下が0.6V程度となると、バイポーラトランジスター202にベース電流が流れ、バイポーラトランジスター202がオンする。バイポーラトランジスター202がオンすると、電源回路10の出力ライン62の電圧が、バイポーラトランジスター202を介して第1分圧回路203の出力端子206に表れる。第1分圧回路203の出力端子206には、出力ライン62の電圧を第1分圧回路203で分圧した電圧が表れる。第1分圧回路203の分圧比により、出力端子206の電圧は、ほぼ出力ライン62の電圧と同程度の電圧が表れる。なお、以下では、出力ライン62の電圧を駆動電圧と呼ぶ。VIN(A)の出力電圧、及び、VIN(B)の入力電圧も、出力ライン62の駆動電圧と等しい。
切替回路300は、駆動電圧が所定値以上に立ち上がっているか否かを判定する機能を有する回路である。駆動電圧は、上述した突入電流抑制回路11の機能により、スイッチ3がオンにされてから平滑コンデンサー9に電荷が溜まるまでの間は漸増し、平滑コンデンサー9が充電された後に、プリンターユニット6やキャッシュドロアー15を駆動可能な所定の電圧に達する。つまり、切替回路300は、スイッチ3がオンにされた後、駆動電圧が所定の電圧まで高まったか否かを判定するものということができる。切替回路300の出力は、駆動電圧が所定値以上に立ち上がっているか否かにより変化し、この切替回路300の出力によって、スイッチ制御回路35が備えるバイポーラトランジスター33のオン/オフが切り替わる。
切替回路300は、FET301(第3スイッチング素子)と、第2分圧回路302とを備える。FET301は、Nチャネル型のFETであり、ドレインは接点400に接続し、ソースは接地し、ゲートは第2分圧回路302の出力端子305に接続している。なお、接点400は、第1分圧回路203の出力端子206に接続している。
第2分圧回路302は、抵抗303と抵抗304とを直列に接続した構成を備える。抵抗303は、一方の端部をVIN(B)に接続し、他方の端部を抵抗304に接続している。抵抗304は、FET301のゲート・ソース間に接続している。抵抗303と抵抗304との接点は、第2分圧回路302の出力端子305であって、第2分圧回路302で分圧された電圧が出力端子305に表れる。抵抗303の抵抗値は、例えば2000kΩとし、抵抗304の抵抗値は、例えば1000kΩとすることができる。
切替回路300のFET301は、VIN(B)の電圧が、所定電圧に立ち上がっていない場合、オフ状態となる。なお、以下の説明では、所定電圧として12Vを例に説明するが、所定電圧の値は任意の値に設定することが可能である。
VIN(B)の電圧が12Vよりも小さい場合、抵抗304での電圧降下が小さく、FET301のゲート電圧Vgsがゲート閾値電圧Vgsth以下となる。電源投入直後は、平滑コンデンサー9に電荷が溜まっておらず、VIN(B)の電圧は12Vよりも小さいので、FET301はオフ状態を維持する。この状態では、FET301がオフであるため、第1分圧回路203の出力端子206の電圧が、後段のラッチ回路510に供給される。なお、第1分圧回路203の出力端子206からラッチ回路510の備えるバイポーラトランジスター511のベースに供給される電圧信号を、以下ではシャットダウン信号と呼ぶ。シャットダウン信号が0.6V程度になると、バイポーラトランジスター511にベース電流が流れ、バイポーラトランジスター511がオンする。つまり、VIN(B)の電圧が立ち上がっていない状態で、出力端子206の出力電圧が例えば0.6V以上になると、切替回路300からラッチ回路510にシャットダウン信号が出力される。
一方、VIN(B)の電圧が12V以上に立ち上がった後は、FET301はオン状態となる。すなわち、VIN(B)の電圧が12V以上である場合、FET301のゲート電圧Vgsがゲート閾値電圧Vgsthよりも大きくなる。このため、FET301はオン状態となる。例えば、FET301のゲート閾値電圧Vgsthが4V程度であるとすると、駆動電圧(VIN(B))が12V以上に立ち上がると、FET301はオンする。FET301がオンするため、接点400はグランドに接続され、接点104の電圧は0Vとなる。このため、出力端子206の出力電圧にかかわらず、シャットダウン信号の電圧レベルは0Vになり、バイポーラトランジスター511はオフ状態を維持する。
保持回路500は、ラッチ回路510及びバイポーラトランジスター33を備える。保持回路500は、VIN(B)の電圧が、電源投入から所定電圧(例えば、12V)に立ち上がる前に、検出回路200により接点104の電圧の変化を検出した場合に、FET30をオフし、FET30に過電流が流れるのを防止する回路である。
ラッチ回路510は、バイポーラトランジスター511と、第3分圧回路512と、バイポーラトランジスター521と、第4分圧回路522とを備える。
ラッチ回路510は、直列に接続されたバイポーラトランジスター511及び第3分圧回路512と、直列に接続されたバイポーラトランジスター521及び第4分圧回路522とを、バイポーラトランジスター33のベースと、グランドとの間に並列に接続した構成を備える。
バイポーラトランジスター511は、NPN型のトランジスターである。バイポーラトランジスター511のコレクターは、第3分圧回路512の抵抗514に接続し、ベースは、第4分圧回路522の出力端子525に接続し、エミッターは接地している。
第3分圧回路512は、直列に接続した抵抗513及び514を備える。抵抗513の一方の端部は、バイポーラトランジスター33のベースに接続し、他方の端部は、抵抗514に接続している。抵抗514の一方の端部は、抵抗513に接続し、他方の端部はバイポーラトランジスター511のコレクターに接続している。第3分圧回路512の出力端子515は、バイポーラトランジスター521のベースに接続している。
バイポーラトランジスター521は、PNP型のトランジスターである。バイポーラトランジスター521のエミッターは、第3分圧回路512の抵抗513とバイポーラトランジスター33のベースとを接続する配線に接続し、ベースは、第3分圧回路512の出力端子515に接続し、コレクターは、第4分圧回路522の抵抗523に接続している。
第4分圧回路522は、直列に接続した抵抗523及び524を備える。抵抗523の一方の端部は、バイポーラトランジスター521のコレクターに接続し、他方の端部は、抵抗524に接続している。抵抗524は、抵抗523に接続すると共に、バイポーラトランジスター511のベース・エミッター間に接続されている。第4分圧回路522の出力端子525は、バイポーラトランジスター511のベースに接続している。また、第4分圧回路522の出力端子525は、ダイオード401を介して接点400に接続している。
保持回路500は、接点400の電圧が上昇して、バイポーラトランジスター511のベースに電圧レベルがハイのシャットダウン信号が印加されると、バイポーラトランジスター511がオンしてバイポーラトランジスター33をオンさせる。すなわち、バイポーラトランジスター511がオンすると、バイポーラトランジスター33に、電源7から供給されるベース電流が流れ、バイポーラトランジスター33がオンする。バイポーラトランジスター33がオンすると、FET30のゲート電圧が0Vになるため、FET30がオフ状態に固定される。
また、バイポーラトランジスター511がオンすることで、バイポーラトランジスター521にもベース電流が流れてバイポーラトランジスター521がオンするため、バイポーラトランジスター511は、オン状態に固定される。すなわち、接点400の電圧が0Vに低下したとしても、バイポーラトランジスター511のベースには、バイポーラトランジスター521のコレクター電流が流れるため、バイポーラトランジスター511は、オン状態に固定される。
コネクター14に、キャッシュドロアー15の接続プラグ以外の異物が挿入された状態で、スイッチ3がオンされた場合の短絡保護回路13の動作について、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
コネクター14に異物が挿入された状態で、スイッチ3がオンされると(ステップS21)、異物によりコネクター14で短絡が発生し、接点104と接地端子とを導通させ、接点104の電圧がグランドに低下する。検出回路200は、この接点104の短絡(電圧の変化)を検出する(ステップS22)。検出回路200がバイポーラトランジスター202のオンにより、接点104の短絡(電圧の変化)を検出すると、第1分圧回路203の出力端子206の電圧が上昇する。このとき、VIN(B)の電圧が12V以上に立ち上がっていない場合、FET301はオフ状態にある(ステップS23)。このため、第1分圧回路203の出力端子206の電圧レベルである、ハイレベルのシャットダウン信号がバイポーラトランジスター511のベースに印加され、ラッチ回路510のバイポーラトランジスター511がオンする。バイポーラトランジスター511がオンすることで、ラッチ回路510がバイポーラトランジスター33をオン状態に固定して、FET30をオフ固定する(ステップS24)。従って、DK駆動回路100の短絡によってFET30に大きな短絡電流が流れる前に、FET30をオフすることができるため、FET30の故障の発生を低減することができる。
次に、コネクター14に、キャッシュドロアー15の接続プラグ16を挿入して、スイッチ3をオンした場合の短絡保護回路13の動作について説明する。
コネクター14に接続プラグ16が挿入されている場合、接点104はソレノイドコイル102を介して接点105に接続される。この状態では、プリンターユニット6の制御回路によりFET103がオンされる前に、DK駆動回路100に電流が流れることがない。このため、検出回路200のバイポーラトランジスター202がオンすることもなく、短絡保護回路13が動作することはない。
また、平滑コンデンサー9が充電され、24Vの駆動電圧がキャッシュドロアー15に供給された場合、プリンターユニット6の制御回路がFET103をオンにすると、DK駆動回路100のサーミスター101に電流が流れる。このとき、バイポーラトランジスター202はオンになるが、VIN(B)の電圧が24Vに立ち上がっているため、FET301がオンして接点400の電圧は0Vとなる。このため、保持回路500は動作せず、FET30がオフされることはない。従って、突入電流抑制回路11はプリンターユニット6及びキャッシュドロアー15に継続して駆動電圧を供給できる。
図6には、電源投入後の電源回路10の各部の電圧及び電流の経時変化の一例を示す。なお、図6では、コネクター14にUSBの接続プラグを挿入し、スイッチ3が閉じられた時点を、経過時間t=0として示している。
図6中、Vaは電源回路10の入力ライン61の電圧を示し、図6の例では24Vである。また、Vbは接点400の電圧を示し、Vcは電源回路10の出力ライン62の電圧を示す。また、図6にはFET30のドレイン電流Idを合わせて示す。
スイッチ3が閉じられると、突入電流抑制回路11に電源7の電圧が与えられ、コンデンサー23が充電される。コンデンサー23の充電電圧が、FET30のゲート電圧Vgsとして与えられる。ゲート電圧Vgsが徐々に上昇し、FET30のゲート閾値電圧Vgsthを超えると、FET30がオンしてドレイン電流Idが流れる(例えば、図6に示すT1〜T2区間でドレイン電流Idが上昇する)。
ドレイン電流Idが流れると、サーミスター101に電流が流れるため、バイポーラトランジスター202がオンし、接点400の電圧が上昇を始める(例えば、図6に示すT2〜T3区間で接点400の電圧Vbが上昇する)。なお、電源回路10の入力ライン61の電圧Vaは、スイッチ3をオンした直後から24Vとなる。また、VIN(B)の電圧は、24Vに立ち上がっていないため、FET301はオフされたままである。このため、接点400の電圧がある程度(例えば、1.2V)まで上昇した場合、接点400の電圧が、シャットダウン信号としてバイポーラトランジスター511のベースに供給され、バイポーラトランジスター511がオンする。バイポーラトランジスター511がオンすることで、バイポーラトランジスター33もオンし、FET30のゲート電圧Vgsが0Vになる。FET30のゲート電圧Vgsが0Vになることで、FET30がオフ状態に固定される。図6では、T4で、FET30が強制オフし、ドレイン電流Idが流れなくなる様子を示す。このとき、電源回路10の出力ライン62の電圧Vcは、ほとんど上昇していないことがわかる。このように接続プラグの誤挿入による異常電流が流れると、即座にFET30をオフするため、FET30の故障を防止することができる。
以上説明したように、本発明を適用した実施形態に係る電源装置1は、FET30をオンすることにより負荷に駆動電圧を供給する電源回路10を有し、電源回路10は突入電流抑制回路11、及び、短絡保護回路13を備える。突入電流抑制回路11は、電源7と負荷であるプリンターユニット6及びコネクター14との間に設けられた平滑コンデンサー9への充電電流を制限するFET30と、コンデンサー23と、抵抗25とを有する。また、突入電流抑制回路11は、時定数回路17と、ゲート電圧抑制回路18とを備える。時定数回路17は、コンデンサー23と抵抗25に基づく時定数により変化するゲート電圧VgsをFET30のゲート端子に与える。ゲート電圧抑制回路18は、ゲート電圧がFET30のゲート閾値電圧を超えた場合に時定数回路17のコンデンサー23に接続され、コンデンサー23を放電させ、ゲート電圧の上昇を抑える。また、短絡保護回路13は、電源回路10にキャッシュドロアー15が接続された際の電源回路10とキャッシュドロアー15との接点の電圧の変化を検出する検出回路200を備える。また、短絡保護回路13は、さらに、駆動電圧の値が所定値以上に立ち上がる前に検出回路200により接点の電圧の変化を検出した場合に、FET30をオフ状態にし、駆動電圧の値が所定値以上に立ち上がった以後は検出回路200により接点の電圧の変化を検出してもFET30をオフ状態にしない切替回路300を備える。この構成によれば、突入電流抑制回路11により、ゲート電圧抑制回路18がコンデンサー23に接続されてコンデンサー23を放電するので、スイッチ3の閉成による電源投入時におけるFET30のゲート電圧を、ゲート閾値電圧程度に維持して、平滑コンデンサー9に流れる突入電流のピークを低い値に抑える。そして、短絡保護回路13により、駆動電圧の値が所定値以上に立ち上がる前に、短絡等により接点104の電圧が変化した場合に、FET30をオフ状態にすることができる。従って、FET30の短絡電流による故障の発生を低減することができる。
また、短絡保護回路13は、切替回路300の出力をラッチするラッチ回路510と、ラッチ回路510のラッチ出力に従ってFET30のオン、オフを制御するバイポーラトランジスター33と、を備え、切替回路300は、駆動電圧の値が所定値以上に立ち上がる前は、検出回路200の出力をラッチ回路510に出力し、駆動電圧の値が所定値以上に立ち上がった後は、ラッチ回路510への出力をオフにするFET301を備える。この構成によれば、ラッチ回路510とバイポーラトランジスター33とを用い、FET30をオフ状態にした場合に、接点の電圧の変化が収束してもFET30をオフ状態に保持できる。このため、例えば短絡の原因が確実に除去されるまでFET30をオフ状態とするなど、FET30の故障をより確実に低減できる。また、上記構成をバイポーラトランジスター33とラッチ回路510により実現することにより、短絡保護回路13の構成を簡略化できる。
また、短絡保護回路13は、負荷との接点として、プリンターユニット6に駆動電圧を供給する出力端子12(VIN(A))、VIN(A)にサーミスター101を介して接続され、ソレノイドコイル102に駆動電圧を供給する接点104を備え、プラグ受けとしてのコネクター14の電源端子に接点104が接続され、コネクター14の接地端子に接地線が接続される。また、検出回路200は、接点104が接地線と短絡して出力端子12(VIN(A))と接点104間に電位差が生じるとオンするバイポーラトランジスター202と、バイポーラトランジスター202の出力する駆動電圧を分圧する第1分圧回路203とを備える。切替回路300は、駆動電圧を分圧する第2分圧回路302をさらに備える。FET301は、第2分圧回路302の出力電圧をゲート電圧として入力し、出力電圧がゲート閾値電圧以上に立ち上がる前は、第1分圧回路203の出力をラッチ回路510に出力し、出力電圧がゲート閾値電圧以上に立ち上がった後は、第1分圧回路203の出力のラッチ回路510への出力をオフにする。
この構成によれば、短絡を検出するマイコン等を搭載しない負荷であるキャッシュドロアー15に接続されるための接点104について、短絡等が発生した場合にFET30をオフ状態にすることができる。さらに、駆動電圧が立ち上がる前と立ち上がった以後とで異なる動作をする切替回路300を、駆動電圧を分圧してスイッチングするFET301を用いて構成することで、回路構成をより簡略化できる。
なお、上記実施形態は本発明を適用した好ましい一態様を例示したものであり、本発明はこれに限定されない。例えば、電源装置1では、平滑コンデンサー9は、電解コンデンサーであるものとして説明したが、他の種類のコンデンサーであってもよい。また、平滑コンデンサー9は、電源回路10が備えるものとして説明したが、電源回路10の外部に設けられるものであってもよい。
また、例えば、上述した実施形態では、保持回路500を設けて、保持回路500の出力によりFET30をオフする構成を示した。本発明はこれに限定されず、例えば、電源回路10に電源7をシャットダウンするシャットダウン機能が備えられている場合には、切替回路300の出力するシャットダウン信号を、シャットダウン機能を動作させる端子に入力させて、電源回路10をシャットダウンする構成を採用することもできる。また、電源回路10の負荷として、プリンター5及びキャッシュドロアー15を例示したが、これに限らずに、任意の電気機器が負荷になり得る。
また、図2には示していないが、図7に示すように、カソード端子をロジック電源(3.3V)に接続し、アノード端子を、抵抗701を介して接点400とラッチ回路510とを接続する配線に接続したツェナーダイオード700を備える過電圧保護回路を接続してもよい。この構成では、ロジック電源の値が3.3V以上、例えば、5Vに上昇した場合に、ツェナーダイオード700のツェナー電圧よりも大きくなる。このため、ツェナーダイオード700を介してラッチ回路510のバイポーラトランジスター511にベース電流が流れ、バイポーラトランジスター511がオンして、FET30をオフにする。この図7の過電圧保護回路を用いた場合、プリンターユニット6の制御回路等に供給されるロジック電源の電圧が、定格電圧範囲を超える所定電圧(例えば、5V)まで上昇した場合に、FET30をオフにすることで電源装置1の電源供給を遮断する。これにより、ロジック電源が過電圧となった場合に、ロジック電源の供給を受けて動作する各種回路を保護できる。
1…電源回路、5…プリンター、6…プリンターユニット(負荷、第1負荷)7…電源、9…電解コンデンサー(平滑コンデンサー)、11…突入電流抑制回路、12…出力端子(第1接点)、13…短絡保護回路、14…プラグ受け、15…キャッシュドロアー(負荷、第2負荷)、17…時定数回路、18…ゲート電圧抑制回路、19…コンデンサー、23…コンデンサー、25…抵抗(抵抗素子)、30…FET(第1スイッチング素子)、33…バイポーラトランジスター(第2スイッチング素子)、35…スイッチ制御回路、39…バイポーラトランジスター、41…時定数回路、100…DK駆動回路、101…サーミスター、102…ソレノイドコイル(コイル)、104…接点(第2接点)、200…検出回路、202…バイポーラトランジスター(第4スイッチング素子)、203…第1分圧回路、300…切替回路、301…FET(第3スイッチング素子)、302…第2分圧回路、500…保持回路、510…ラッチ回路、512…第3分圧回路、522…第4分圧回路。

Claims (4)

  1. プリンターユニットへ電力供給をする電源と、
    外部装置に接続可能であり、前記外部装置の有する負荷へ駆動電流を供給する端子と、
    前記電源と前記負荷との間に設けられ前記駆動電流を供給する第1スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子がオンすることを遅延させる時定数回路と、
    前記第1スイッチング素子をオフにする第2スイッチング素子、を備える突入電流抑制回路
    記端子の端子電圧の変化を検出する検出回路と、
    前記電源が立ち上がったとき、前記検出回路により前記端子電圧の変化を検出した場合に、前記第2スイッチング素子により前記第1スイッチング素子をオフにし、その後は、前記検出回路により前記端子電圧の変化を検出しても前記第1スイッチング素子をオフにしない切替回路、を備える短絡保護回路を有し、
    前記短絡保護回路は、前記切替回路の出力をラッチするラッチ回路と、
    前記ラッチ回路のラッチ出力に従って前記第1スイッチング素子のオン、オフを制御する第2スイッチング素子、を備え、
    前記切替回路は、前記電源が立ち上がったとき前記検出回路の出力を前記ラッチ回路に出力し、その後は、前記ラッチ回路への出力をオフにする第3スイッチング素子を備えるプリンター。
  2. 前記検出回路は、前記端子が短絡した場合にオンする第4スイッチング素子と、前記第4スイッチング素子が出力する前記第1スイッチング素子の出力電圧を分圧する第1分圧回路を備え、
    前記切替回路は、前記第1スイッチング素子の出力電圧を分圧する第2分圧回路をさらに備え、
    前記第3スイッチング素子は、前記第2分圧回路の分圧電圧を制御信号として入力することにより、記電源が立ち上がったとき前記第4スイッチング素子がオンした場合、前記第1分圧回路の分圧電圧を前記ラッチ回路に出力し、その後、前記第1分圧回路の分圧電圧の前記ラッチ回路への出力をオフにする請求項1に記載のプリンター。
  3. 前記第1スイッチング素子と前記端子の間に正特性サーミスターを備える請求項1または請求項2に記載のプリンター。
  4. 前記外部装置はキャッシュドロワーである請求項1から請求項のいずれか1項に記載のプリンター。
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