JP6166036B2 - アイアン型ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、アイアン型ゴルフクラブヘッドに関する。
アイアン型ゴルフクラブ(アイアンクラブ)が知られている。アイアンクラブは、通常、番手を有する。複数の番手を含むアイアンセットが市販されている。一方、セットではなく、単品のアイアンクラブも市販されている。
アイアンクラブでは、地面(芝生等)に置かれたボールを打つ機会が多い。アイアンクラブでのショットでは、ソールが地面に接触することが多い。ショット時における接地抵抗が少ないアイアンヘッドが好ましい。換言すれば、抜けのよいアイアンヘッドが好ましい。
特許第3095052号公報は、トウ側ガイド面とヒール側ガイド面とを有するソール部を開示する。トウ側ガイド面及びヒール側ガイド面は、バック側後縁からフェース側前縁に亘って斜め上方に傾斜している。トウ側ガイド面は、トウ方向へ斜め上方に傾斜している。ヒール側ガイド面は、ヒール方向へ斜め上方に傾斜している。
特許第3095052号公報
新たなソール形状により、ヘッドの座り又は抜けの良さを改善できることが判明した。
本発明の目的は、アドレス時におけるヘッドの座りが良好であり、抜けが良好とされうるアイアン型ゴルフクラブヘッドの提供にある。
本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッドは、ソールとフェースとリーディングエッジとを備えている。上記ソールが、第1ソール面と、上記第1ソール面のトウ側に設けられた第1段差面と、上記第1段差面のトウ側に設けられた第2段差面と、を有している。上記第1段差面は、上記第1ソール面のトウ側縁から凹むように形成されている。上記第2段差面は、上記第1段差面のトウ側縁から凹むように形成されている。所定のライ角及びリアルロフト角で水平面上に載置された基準状態において、上記第1ソール面は、上記水平面に接する接地部を有している。
好ましくは、上記第1段差面及び上記第2段差面が、バック側に向かうにつれてヒール側となる方向に延在している。
好ましくは、上記フェースが複数のフェースラインを有している。好ましくは、上記フェースラインが、最長フェースラインを含む。上記最長フェースラインのトウ−ヒール方向中心位置がライン中心位置とされる。このとき、好ましくは、上記第1ソール面が、上記ライン中心位置に存在している。
好ましくは、上記第1ソール面と上記第1段差面との間に第1段差形成面が設けられている。好ましくは、上記第1段差面と上記第2段差面との間に第2段差形成面が設けられている。好ましくは、上記第1段差形成面により形成されている段差は、フェース側ほど小さくされている。好ましくは、上記第2段差形成面により形成されている段差は、フェース側ほど小さくされている。
好ましくは、上記リーディングエッジには段差が存在しない。
好ましくは、上記ソールは、上記第1ソール面のバック側に形成されたバック側段差面を更に有している。好ましくは、上記バック側段差面と上記第1段差面とが滑らかに連続している。
好ましくは、あらゆるフェース−バック方向位置におけるトウ−ヒール方向断面において、上記第2段差面の幅W2が、上記第1段差面の幅W1よりも大きい。
好ましくは、上記第1段差面の幅W1が、バック側に向かうにつれて大きくされている。好ましくは、上記第2段差面の幅W2が、バック側に向かうにつれて大きくされている
座り及び抜けの良いアイアン型ゴルフクラブヘッドが得られうる。
図1は、本発明の一実施形態に係るヘッドを、フェース面に正対する視点から見た図である。 図2は、図1のヘッドの正面図である。図2は、基準状態を示す。 図3は、図1のヘッドの背面図である。 図4は、図1のヘッドのトウ側面図である。 図5は、図1のヘッドの底面図である。 図6は、図1のヘッドの斜視図である。 図7は、図1のヘッドの斜視図である。 図8は、図1のヘッドの斜視図である。 図9は、図1のヘッドの底面図である。 図10は、図1のヘッドの底面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
[用語の定義]
本願では、基準垂直面、フェース−バック方向及びトウ−ヒール方向が定義される。シャフト孔の中心軸線Z1が水平面Hに対して垂直な平面P1に含まれ、且つ所定のライ角及びリアルロフト角で水平面H上にヘッド2が載置された状態が、基準状態とされる。上記平面P1が、基準垂直面とされる。所定のライ角及びリアルロフト角は、例えば製品カタログに掲載されている。
[トウ−ヒール方向]
本願においてトウ−ヒール方向とは、上記基準垂直面と上記水平面Hとの交線の方向である。
[フェース−バック方向]
本願においてフェース−バック方向とは、上記トウ−ヒール方向に対して垂直であり且つ上記水平面Hに対して平行な方向である。
[トウ−ヒール方向断面]
上記トウ−ヒール方向に対して平行であり且つ上記水平面Hに対して垂直である平面がPthとされる。本願においてトウ−ヒール方向断面とは、基準状態にあるヘッドの、上記平面Pthによる断面である。このトウ−ヒール方向断面は、フェース−バック方向の各位置において定まる。
[フェース−バック方向断面]
上記フェース−バック方向に対して平行であり且つ上記水平面Hに対して垂直である平面がPfbとされる。本願においてフェース−バック方向断面とは、基準状態にあるヘッドの、上記平面Pfbによる断面である。このフェース−バック方向断面は、トウ−ヒール方向の各位置において定まる。
[ライン中心位置]
最長のフェースラインにおけるトウ−ヒール方向中心位置が、ライン中心位置CLと定義される。ライン中心位置CLは、トウ−ヒール方向における位置である。ライン中心位置CLは、後述の図2に示されている。
[フェースセンター]
上記ライン中心位置におけるフェース面の上下方向中央点が、フェースセンターFcと定義される。
[ソール高さHs]
上記基準状態のヘッドにおいて、上記水平面Hからの高さが、ソール高さHsである(図2参照)。このソール高さHsは、上記水平面Hに対して垂直な方向に沿って測定される。ソール高さHsは、ソール面の各地点のそれぞれにおいて決定されうる。ソール高さHsが大きい地点ほど、接地しにくい傾向にある。
[ヘッド底面の平面視]
本願において、ヘッド底面の平面視が定義される。上記基準状態のヘッドにおいて、ヘッド底面を上記水平面Hに投影された投影像が、この平面視である。この投影における投影方向は、水平面Hに対して垂直な方向である。本願において、このヘッド底面の平面視は、単に、平面視とも称される。後述されるヘッド2において、ヘッド底面の平面視は、後述される図5である。
図1は、本発明の一実施形態に係るアイアンヘッド2をフェース面側から見た図である。この図1は、フェース面に正対する視点から見た図である。図2は、ヘッド2の正面図である。図2は、基準状態にあるヘッド2を示す。図3は、ヘッド2の背面図である。図4は、ヘッド2のトウ側面図である。図5は、ヘッド2の底面図である。図6、図7及び図8は、ヘッド2の斜視図である。これらの斜視図では、視点が相違している。
ヘッド2は、フェース4、バックフェース5、ホーゼル6及びソール8を有する。ホーゼル6は、シャフト孔6aを有する。バックフェース5は、バックキャビティcv5を有する。ヘッド2は、いわゆるキャビティバックアイアンである。
ヘッド2では、ヘッド本体mb1とフェースプレートfp1とが接合されている。図示しないが、ヘッド本体mb1は、フェースプレートfp1の形状に対応した開口を有している。この開口に、フェースプレートfp1が嵌め込まれている。図1及び図2には、ヘッド本体mb1とフェースプレートfp1との境界k1が示されている。図示しないが、バックキャビティcv5は、アンダーカット部を有している。ヘッド本体mb1とフェースプレートfp1との組み合わせは、アンダーカット部の形成を容易とする。
フェース4は、フェース面f4を有している。フェース面f4は、打球面である。ソール8は、ソール面f8を有している。ソール面f8は、ソール8の外面である。
図1が示すように、フェース面f4は、複数のフェースラインgvを有する。フェースラインgvは、溝である。複数のフェースラインgvは、等間隔で並んでいる。全てのフェースラインgvは平行である。
複数のフェースラインgvは、最長フェースラインgv1を含む。最長フェースラインgv1は、最も長いフェースラインgvである。複数の最長フェースラインgv1が設けられている。図1が示すように、本実施形態では、11本の最長フェースラインgv1が設けられている。なお、図2では、最もソール側に位置する最長フェースラインgv1のみが記載されており、他のフェースラインgvの記載が省略されている。
図4が示すように、ヘッド2は、リーディングエッジLeを有している。フェース−バック方向断面において、リーディングエッジLeは、最もフェース側の点である。
図5から図8が示すように、ソール面f8は、第1ソール面S1と、第1段差面D1と、第2段差面D2とを有する。更にソール面f8は、第3段差面D3を有する。
第1ソール面S1は、第1段差面D1のヒール側に位置する。上記基準状態において、上記水平面Hとの接触面(又は接触点)は、第1ソール面S1に位置する。すなわち、第1ソール面S1は、上記基準状態において、上記水平面Hと接触する接地部ct1を有する(図2参照)。この接地部ct1は、点であってもよいし、面であってもよい。
シャフト孔の中心軸線Z1とソール面f8との交点Pz(図2参照)は、第1ソール面S1に位置する。
第1ソール面S1は、ライン中心位置CLに存在している。トウ−ヒール方向における第1ソール面S1の存在範囲は、点Pzから位置CLまでの範囲を含む。点Pzから位置CLまでのトウ−ヒール方向範囲において、第1ソール面S1は滑らかに連続している。この構成は、アドレスにおけるヘッドの座りを良好としうる。ヘッドの座りとは、ヘッドの姿勢の安定性を意味する。
図2において符号HLで示されるのは、最長フェースラインgv1のヒール端のトウ−ヒール方向位置である。第1ソール面S1は、位置HLに存在している。トウ−ヒール方向における第1ソール面S1の存在範囲は、位置HLから位置CLまでの範囲を含む。位置HLから位置CLまでのトウ−ヒール方向範囲において、第1ソール面S1は滑らかに連続している。この構成は、アドレスにおけるヘッドの座りを良好としうる。
図2において符号TLで示されるのは、最長フェースラインgv1のトウ端のトウ−ヒール方向位置である。第1ソール面S1は、位置TLに存在していない。トウ−ヒール方向における第1ソール面S1の存在範囲は、位置TLを含まない。この構成は、第1段差面D1及び第2段差面D2の存在を許容する。
図示されていないが、第1ソール面S1には、部分的な凹部が設けられている。この部分的な凹部は、文字、マーク等を示している。例えば、この部分的な凹部は、番手を示す数字である。この部分的な凹部を除き、第1ソール面S1の全体は滑らかな連続面である。この部分的な凹部の幅は、好ましくは8mm以下であり、より好ましくは6mm以下である。
第1段差面D1は、第1ソール面S1のトウ側に設けられている。トウ−ヒール方向断面において、第1段差面D1は第1ソール面S1のトウ側に位置する。このトウ−ヒール方向断面での位置関係は、あらゆるフェース−バック方向位置において成立している。第1段差面D1の全体が滑らかな連続面を形成している。
第2段差面D2は、第1段差面D1のトウ側に設けられている。トウ−ヒール方向断面において、第2段差面D2は第1段差面D1のトウ側に位置する。このトウ−ヒール方向断面での位置関係は、あらゆるフェース−バック方向位置において成立している。第2段差面D2の全体が滑らかな連続面を形成している。
第3段差面D3は、第2段差面D2のトウ側に設けられている。トウ−ヒール方向断面において、第3段差面D3は第2段差面D2のトウ側に位置する。このトウ−ヒール方向断面での位置関係は、あらゆるフェース−バック方向位置において成立している。第3段差面D3の全体が滑らかな連続面を形成している。
図6が示すように、第1ソール面S1のトウ側に、第1段差形成面Sp1が設けられている。この第1段差形成面Sp1は、第1ソール面S1と第1段差面D1との間に位置する。本実施形態では、第1段差形成面Sp1は斜面である。トウ−ヒール方向断面において、第1段差形成面Sp1は、トウ側に向かうにつれてソール高さHsが高くなるように傾斜している。このトウ−ヒール方向断面における傾斜は、あらゆるフェース−バック方向位置において成立している。
図6が示すように、第1段差面D1のトウ側に、第2段差形成面Sp2が設けられている。この第2段差形成面Sp2は、第1段差面D1と第2段差面D2との間に位置する。本実施形態では、第2段差形成面Sp2は斜面である。トウ−ヒール方向断面において、第2段差形成面Sp2は、トウ側に向かうにつれてソール高さHsが高くなるように傾斜している。このトウ−ヒール方向断面における傾斜は、あらゆるフェース−バック方向位置において成立している。
図6が示すように、第2段差面D2のトウ側に、第3段差形成面Sp3が設けられている。この第3段差形成面Sp3は、第2段差面D2と第3段差面D3との間に位置する。本実施形態では、第3段差形成面Sp3は斜面である。トウ−ヒール方向断面において、第3段差形成面Sp3は、トウ側に向かうにつれてソール高さHsが高くなるように傾斜している。このトウ−ヒール方向断面における傾斜は、あらゆるフェース−バック方向位置において成立している。
図6が示すように、第3段差面D3のトウ側に、第4段差形成面Sp4が設けられている。この第4段差形成面Sp4は、第3段差面D3とトウ曲面部D4との間に位置する。本実施形態では、第4段差形成面Sp4は斜面である。トウ−ヒール方向断面において、第4段差形成面Sp4は、トウ側に向かうにつれてソール高さHsが高くなるように傾斜している。このトウ−ヒール方向断面における傾斜は、あらゆるフェース−バック方向位置において成立している。
図6が最も良く示すように、第1段差面D1は、第1ソール面S1のトウ側縁Eg1から凹むように形成されている。トウ−ヒール方向断面において、トウ側縁Eg1のソール高さHs1は、第1段差面D1のソール高さHsの最小値Hd1よりも小さい。このHs1<Hd1との関係は、あらゆるフェース−バック方向位置において成立している。
第2段差面D2は、第1段差面D1のトウ側縁Eg2から凹むように形成されている。トウ−ヒール方向断面において、トウ側縁Eg2のソール高さHs2は、第2段差面D2のソール高さHsの最小値Hd2よりも小さい。このHs2<Hd2との関係は、あらゆるフェース−バック方向位置において成立している。
第3段差面D3は、第2段差面D2のトウ側縁Eg3から凹むように形成されている。トウ−ヒール方向断面において、トウ側縁Eg3のソール高さHs3は、第3段差面D3のソール高さHsの最小値Hd3よりも小さい。このHs3<Hd3との関係は、あらゆるフェース−バック方向位置において成立している。
本実施形態では、ソール面f8に形成された全ての段差面D1、D2、D3が、トウ側に位置する段差面ほど凹んでいる。
ソール面f8に形成された全ての段差面D1、D2、D3において、ある段差面におけるトウ−ヒール方向断面におけるソール高さHsの最小値Hhminが、その段差面のトウ側に隣接する他の段差面のソール高さHsの最小値Htminよりも小さい。このHhmin<Htminとの関係は、あらゆるフェース−バック方向位置において成立している。
好ましくは、ソール面f8に形成された全ての段差面D1、D2、D3において、ある段差面におけるトウ−ヒール方向断面におけるソール高さHsの最大値Hhmaxが、その段差面のトウ側に隣接する他の段差面のソール高さHsの最小値Htminよりも小さい。好ましくは、このHhmax<Htminとの関係は、あらゆるフェース−バック方向位置において成立している。
トウ−ヒール方向断面において、トウ側縁Eg4のソール高さHs4は、トウ曲面部D4のソール高さHsの最小値Hd4よりも小さい。このHs4<Hd4との関係は、あらゆるフェース−バック方向位置において成立している。
トウ側縁Eg1、Eg2、Eg3及びE4はそれぞれ、稜線である。好ましくは、トウ−ヒール方向断面において、トウ側縁Eg1、Eg2、Eg3及びE4はそれぞれ、丸みを有している。この丸みの曲率半径は、上記稜線が視認できる程度に小さい。
図5が示すように、第1段差面D1は、バック側に向かうにつれてヒール側となる方向に延在している。この延在方向は、第1段差面D1のトウ−ヒール方向中心線Wc1によって判断される。トウ−ヒール方向断面における第1段差面D1の中心点がPd1とされるとき、この中心線Wc1は、中心点Pd1の集合である。本実施形態のように、中心線Wc1が曲線である場合、この曲線の接線の方向が、第1段差面D1の延在方向である。この接線は、フェース−バック方向の各位置において定まる。
図5が示すように、第2段差面D2は、バック側に向かうにつれてヒール側となる方向に延在している。この延在方向は、第2段差面D2のトウ−ヒール方向中心線Wc2によって判断される。トウ−ヒール方向断面における第2段差面D2の中心点がPd2とされるとき、この中心線Wc2は、中心点Pd2の集合である。本実施形態のように、中心線Wc2が曲線である場合、この曲線の接線の方向が、第2段差面D2の延在方向である。この接線は、フェース−バック方向の各位置において定まる。
図5が示すように、第3段差面D3は、バック側に向かうにつれてヒール側となる方向に延在している。この延在方向は、第3段差面D3のトウ−ヒール方向中心線Wc3によって判断される。トウ−ヒール方向断面における第3段差面D3の中心点がPd3とされるとき、この中心線Wc3は、中心点Pd3の集合である。本実施形態のように、中心線Wc3が曲線である場合、この曲線の接線の方向が、第3段差面D3の延在方向である。この接線は、フェース−バック方向の各位置において定まる。
上述の通り、第1ソール面S1と第1段差面D1との間に第1段差形成面Sp1が設けられている。また、第1段差面D1と第2段差面D2との間に第2段差形成面Sp2が設けられている。また、第2段差面D2と第3段差面D3との間に第3段差形成面Sp3が設けられている。
第1段差形成面Sp1により形成されている段差Ds1(図示されず)は、フェース側ほど小さくされている。この段差Ds1は、トウ−ヒール方向断面において測定される。段差形成面Sp1の始点におけるソール高さHsがHs1とされ、段差形成面Sp1の終点におけるソール高さHsがHb1とされるとき、上記段差Ds1は、差(Hb1−Hs1)である。段差形成面Sp1の始点とは、トウ側縁Eg1上の点である。段差形成面Sp1の終点は、谷線tg1である(図6参照)。この段差Ds1は、あらゆるフェース−バック方向位置において定まる。
第1段差面D1に基づく効果を高める観点から、段差Ds1の最大値は、0.2mm以上が好ましく、0.3mm以上がより好ましく、0.4mm以上がより好ましい。ヘッド重心を下げる観点から、段差Ds1の最大値は、1.0mm以下が好ましく、0.8mm以下がより好ましく、0.6mm以下がより好ましい。
第2段差形成面Sp2により形成されている段差Ds2(図示されず)は、フェース側ほど小さくされている。この段差Ds2は、トウ−ヒール方向断面において測定される。段差形成面Sp2の始点におけるソール高さHsがHs2とされ、段差形成面Sp2の終点におけるソール高さHsがHb2とされるとき、上記段差Ds2は、差(Hb2−Hs2)である。段差形成面Sp2の始点とは、トウ側縁Eg2上の点である。段差形成面Sp2の終点は、谷線tg2である(図6参照)。この段差Ds2は、あらゆるフェース−バック方向位置において定まる。
第2段差面D2に基づく効果を高める観点から、段差Ds2の最大値は、0.2mm以上が好ましく、0.3mm以上がより好ましく、0.4mm以上がより好ましい。ヘッド重心を下げる観点から、段差Ds2の最大値は、1.0mm以下が好ましく、0.8mm以下がより好ましく、0.6mm以下がより好ましい。
第3段差形成面Sp3により形成されている段差Ds3(図示されず)は、フェース側ほど小さくされている。この段差Ds3は、トウ−ヒール方向断面において測定される。段差形成面Sp3の始点におけるソール高さHsがHs3とされ、段差形成面Sp3の終点におけるソール高さHsがHb3とされるとき、上記段差Ds3は、差(Hb3−Hs3)である。段差形成面Sp3の始点とは、トウ側縁Eg3上の点である。段差形成面Sp3の終点は、谷線tg3である(図6参照)。この段差Ds3は、あらゆるフェース−バック方向位置において定まる。
第3段差面D3に基づく効果を高める観点から、段差Ds3の最大値は、0.2mm以上が好ましく、0.3mm以上がより好ましく、0.4mm以上がより好ましい。ヘッド重心を下げる観点から、段差Ds3の最大値は、1.0mm以下が好ましく、0.8mm以下がより好ましく、0.6mm以下がより好ましい。
第4段差形成面Sp4により形成されている段差Ds4(図示されず)は、フェース側ほど小さくされている。この段差Ds4は、トウ−ヒール方向断面において測定される。段差形成面Sp4の始点におけるソール高さHsがHs4とされ、段差形成面Sp4の終点におけるソール高さHsがHb4とされるとき、上記段差Ds4は、差(Hb4−Hs4)である。段差形成面Sp4の始点とは、トウ側縁Eg4上の点である。段差形成面Sp4の終点は、谷線tg4である(図6参照)。この段差Ds4は、あらゆるフェース−バック方向位置において定まる。
リーディングエッジLeよりもバック側において、第1段差形成面Sp1は消滅している。第1段差形成面Sp1はフェース側に向かうにつれて小さくなっており、リーディングエッジLeの近傍で消滅している。リーディングエッジLeにおいて、段差Ds1は存在しない。リーディングエッジLeよりもバック側において、第2段差形成面Sp2は消滅している。第2段差形成面Sp2はフェース側に向かうにつれて小さくなっており、リーディングエッジLeの近傍で消滅している。リーディングエッジLeにおいて、段差Ds2は存在しない。リーディングエッジLeよりもバック側において、第3段差形成面Sp3は消滅している。第3段差形成面Sp3はフェース側に向かうにつれて小さくなっており、リーディングエッジLeの近傍で消滅している。リーディングエッジLeにおいて、段差Ds3は存在しない。リーディングエッジLeよりもバック側において、第4段差形成面Sp4は消滅している。第4段差形成面Sp4はフェース側に向かうにつれて小さくなっており、リーディングエッジLeの近傍で消滅している。リーディングエッジLeにおいて、段差Ds4は存在しない。ヘッド2では、リーディングエッジLeに、段差が存在しない。
図5、6及び7が示すように、ソール面f8は、第1ソール面S1のバック側に形成されたバック側段差面Dbを更に有している。バック側段差面Dbと第1段差面D1とは、滑らかに連続している。
図6及び7が示すように、第1ソール面S1のバック側に、第5段差形成面Sp5が形成されている。第1ソール面S1とバック側段差面Dbとの間に、第5段差形成面Sp5が設けられている。第1ソール面S1のバック側縁Eg5の後方に、第5段差形成面Sp5が設けられている。
バック側縁Eg5は、稜線である。好ましくは、フェース−バック方向断面において、バック側縁Eg5は丸みを有している。この丸みの曲率半径は、上記稜線が視認できる程度に小さい。
第5段差形成面Sp5と第1段差形成面Sp1とは、滑らかに連続している。第1ソール面S1のトウ側縁Eg1とバック側縁Eg5とは、滑らかに連続している。
なお、本実施形態では、第1段差面D1とバック側段差面Dbとの境界は、次のように決定される。この境界の決定では、バック側段差面Dbよりも、第1段差面D1が優先される。すなわち、第1ソール面S1よりもトウ側に位置する部分が、第1段差面D1とされる。この第1段差面D1を除き、第1ソール面S1よりもバック側に位置する部分が、バック側段差面Dbとされる。
フェース−バック方向断面において、バック側縁Eg5のソール高さHs5は、バック側段差面Dbのソール高さHsの最小値Hd5よりも小さい。このHs5<Hd5との関係は、あらゆるトウ−ヒール方向位置において成立している。
図9において両矢印W1で示されるのは、第1段差面D1の幅である。この幅W1は、トウ−ヒール方向の幅である。この幅W1は、フェース−バック方向位置ごとに定まる。
図9において両矢印W2で示されるのは、第2段差面D2の幅である。この幅W2は、トウ−ヒール方向の幅である。この幅W2は、フェース−バック方向位置ごとに定まる。
図9において両矢印W3で示されるのは、第3段差面D3の幅である。この幅W3は、トウ−ヒール方向の幅である。この幅W3は、フェース−バック方向位置ごとに定まる。
好ましくは、あらゆるフェース−バック方向位置におけるトウ−ヒール方向断面において、上記幅W2が、上記幅W1よりも大きい。
好ましくは、あらゆるフェース−バック方向位置におけるトウ−ヒール方向断面において、上記幅W3が、上記幅W2よりも大きい。
好ましくは、上記幅W1は、バック側に向かうにつれて大きくされている。この幅W1は、バック側に向かうにつれて徐々に大きくされていてもよいし、バック側に向かうにつれて段階的に大きくされていてもよい。
好ましくは、上記幅W2は、バック側に向かうにつれて大きくされている。この幅W2は、バック側に向かうにつれて徐々に大きくされていてもよいし、バック側に向かうにつれて段階的に大きくされていてもよい。
好ましくは、上記幅W3は、バック側に向かうにつれて大きくされている。この幅W3は、バック側に向かうにつれて徐々に大きくされていてもよいし、バック側に向かうにつれて段階的に大きくされていてもよい。
本実施形態では、第1ソール面S1が接地部ct1を有している。また他の全ての段差面D1、D2及びD3は、第1ソール面S1よりも凹んでいる。よってアドレス時において、ヘッドの座りがよい。
第1段差面D1及び第2段差面D2が設けられているため、ソール面f8と地面との接触面積が小さくされる。よって、スイング時において、ソールの抜けがよい。すなわち、スイング時において、接地抵抗が低減される(効果A)。この効果Aは、第2段差面D2よりも凹んだ第3段差面D3の存在によって、更に高められている。
第1段差面D1及び第2段差面D2は、第1ソール面S1のトウ側に設けられている。よって、つま先上がりのライにおいて、スイング時におけるソールの抜けがよい(効果B)。この効果Bは、第2段差面D2のトウ側に設けられた第3段差面D3の存在によって、更に高められている。
第1段差面D1及び第2段差面D2が段階的に設けられているため、ソール高さHsが大きな段差面を1つ設ける場合と比較して、ソール高さHsの平均値を小さくすることができる。よって、上記効果Bが達成されつつ、ヘッド重心を低くすることができる(効果C)。この効果Cは、第2段差面D2よりも凹んだ第3段差面D3の存在によって、更に高められている。
本実施形態では、トウ側に位置するほど凹むように形成された段差面の数Ndが3とされた。この段差面の数Ndは、本実施形態の仕様に限定されない。この段差面の数Ndは、2以上が好ましく、3以上がより好ましい。この段差面の数Ndは、4以上であってもよい。この数Ndが過大である場合、ソール面の研磨が行いにくい場合がある。この観点から、この段差面の数Ndは、10以下が好ましく、8以下がより好ましく、6以下がより好ましく、5以下がより好ましい。また、段差面の形状は、本実施形態の形状に限定されない。
段差面の数Ndが4以上とされた場合であっても、上述の第1段差面D1と第2段差面D2との関係が、これらの段差面にも適用される。Nが1以上の整数とされ、ヒール側からN番目の段差面がDNとされ、ヒール側から(N+1)番目の段差面がD(N+1)とされる。段差面に起因する上述の効果を得る観点から、段差面DNと段差面D(N+1)との関係Rxは、Nの値に関わらず、上記段差面D1と段差面D2との関係Ryと同じとされるのが好ましい。この関係Ryに係る全ての記載は、上記関係Rxにも適用されうる。
図10は、アウトサイドインのスイング軌道とソール8との関係について説明するためのヘッドの底面図である。ゴルフプレーにおいて、フェースが開いた状態でのショットが必要な局面がある。この局面の例として、バンカーショット及びロブショットが挙げられる。ロブショットとは、高い弾道のアプローチショットである。フェースを開いて打球することで、高い弾道が得られる。
フェースを開いた状態でのショットでは、スイング軌道が、アウトサイドインになる。このアウトサイドインのスイング軌道における、接地面のヘッド2に対する相対移動方向が、図10において矢印で示されている。
上述の通り、第1段差面D1及び第2段差面D2は、バック側に向かうにつれてヒール側となる方向に延在している。このため、スイング軌道がアウトサイドインの場合に、第1段差面D1及び第2段差面D2の延在方向とスイング軌道とが直角に近い状態となる(図10参照)。このため、アウトサイドインのショットにおける接地面積が効果的に低減される。この接地面積の低減により、ヘッドの抜けが良好となる(効果D)。この効果Dは、第3段差面D3の存在によって、更に高められている。
第1ソール面S1は、ライン中心位置CLに存在している。アドレス時においては、フェースラインgvを地面と平行とされる傾向にある。第1ソール面S1が上記ライン中心位置に存在しているため、アドレス時におけるヘッドの座りが良好とされている(効果E)。
第1段差形成面Sp1により形成されている段差は、フェース側ほど小さくされている。また、第2段差形成面Sp2により形成されている段差は、フェース側ほど小さくされている。よって、リーディングエッジLeにおけるこれらの段差が小さくされ、フェース面f4の面積が拡大されている(効果F)。この効果Fは、第3段差形成面Sp3の存在によって、更に高められている。上記実施形態では、リーディングエッジLeにおいて、これらの段差が存在しない。よって、この効果Fが更に高められている。
ヘッドとボールとのインパクトの後半では、ソール面f8のバック寄りの部分が接地しやすい。インパクトの最終段階では、この傾向が顕著となる。なぜなら、スイングの進行に伴い、インパクトの間において、ヘッド2の姿勢は、バック側が下がるように変化していくからである。バック側段差面Dbにより、インパクトの最終段階における接地抵抗が抑制される。よって、ソールの抜けが良好となる(効果G)。
バック側段差面Dbと第1段差面D1とは滑らかに連続している。よって、ソールの抜けが良好となる(効果H)。特にスイング軌道がアウトサイドインの場合、バック側段差面Dbから第1段差面D1に接地エリアが移動しやすい。この場合、効果Hが高まる。
上記実施形態では、上記第1段差面の幅W1が、バック側に向かうにつれて大きくされている。インパクトの間において、芝、土又は砂は、ソール面f8のフェース側からバック側へと移動し、最終的には、ソール面f8のバック側へと排出される。この排出の性能が、異物排出性とも称される。幅W1が、バック側に向かうにつれて大きくされているため、異物排出性が高まる。
上記実施形態では、第2段差面D2の幅W2が、バック側に向かうにつれて大きくされている。よって、上記異物排出性が更に向上している。
上記実施形態では、第3段差面D3の幅W3が、バック側に向かうにつれて大きくされている。よって、上記異物排出性が更に向上している。
好ましくは、あらゆるフェース−バック方向位置におけるトウ−ヒール方向断面において、第2段差面D2の幅W2が、第1段差面D1の幅W1よりも大きい。これにより、スイング軌道がアウトサイドインの場合に、インパクトの後半における接地抵抗が効果的に抑制される(効果J)。スイング軌道がアウトサイドインの場合、スイングが進行するほど、ヘッド2の姿勢は、トウ側が下がるように変化していく。よって、上記効果Jが奏される。
好ましくは、あらゆるフェース−バック方向位置におけるトウ−ヒール方向断面において、第3段差面D3の幅W3が、第2段差面D2の幅W2よりも大きい。この場合、上記効果Jが高まる。
[リアルロフト角]
ヘッド2のリアルロフト角は限定されない。上述の通り、本実施形態は、フェースを開いた状態でのショットにおいて特に効果的である。リアルロフト角が大きいアイアンでは、フェースを開いた状態でのショットの機会が多い。この観点から、リアルロフト角は、38°以上が好ましく、39°以上がより好ましく、40°以上がより好ましく、42°以上がより好ましく、44°以上がより好ましい。通常、アイアンのリアルロフト角は、70°以下である。
本発明は、あらゆるアイアンゴルフクラブに適用されうる。
2・・・ヘッド
4・・・フェース
f4・・・フェース面
5・・・バックフェース
6・・・ホーゼル
8・・・ソール
f8・・・ソール面
S1・・・第1ソール面
D1・・・第1段差面
D2・・・第2段差面
D3・・・第3段差面
Db・・・バック側段差面
ct1・・・接地部
gv・・・フェースライン
gv1・・・最長フェースライン
Sp1・・・第1段差形成面
Sp2・・・第2段差形成面
Sp3・・・第3段差形成面
Sp4・・・第4段差形成面
Le・・・リーディングエッジ
CL・・・ライン中心位置

Claims (6)

  1. ソールとフェースとリーディングエッジとを備えており、
    上記ソールが、
    第1ソール面と、
    上記第1ソール面のトウ側に設けられた第1段差面と、
    上記第1段差面のトウ側に設けられた第2段差面と、
    を有しており、
    上記第1段差面は、上記第1ソール面のトウ側縁から凹むように形成されており、
    上記第2段差面は、上記第1段差面のトウ側縁から凹むように形成されており、
    所定のライ角及びリアルロフト角で水平面上に載置された基準状態において、上記第1ソール面が上記水平面に接する接地部を有しており、
    上記第1ソール面と上記第1段差面との間に第1段差形成面が設けられており、
    上記第1段差面と上記第2段差面との間に第2段差形成面が設けられており、
    上記第1段差形成面により形成されている段差は、フェース側ほど小さくされており、
    上記第2段差形成面により形成されている段差は、フェース側ほど小さくされており、
    上記第1段差面及び上記第2段差面が、バック側に向かうにつれてヒール側となる方向に延在しているアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  2. ソールとフェースとリーディングエッジとを備えており、
    上記ソールが、
    第1ソール面と、
    上記第1ソール面のトウ側に設けられた第1段差面と、
    上記第1段差面のトウ側に設けられた第2段差面と、
    を有しており、
    上記第1段差面は、上記第1ソール面のトウ側縁から凹むように形成されており、
    上記第2段差面は、上記第1段差面のトウ側縁から凹むように形成されており、
    所定のライ角及びリアルロフト角で水平面上に載置された基準状態において、上記第1ソール面が上記水平面に接する接地部を有しており、
    上記第1ソール面と上記第1段差面との間に第1段差形成面が設けられており、
    上記第1段差面と上記第2段差面との間に第2段差形成面が設けられており、
    上記第1段差形成面により形成されている段差は、フェース側ほど小さくされており、
    上記第2段差形成面により形成されている段差は、フェース側ほど小さくされており、
    上記フェースが複数のフェースラインを有しており、
    上記フェースラインが、最長フェースラインを含み、
    上記最長フェースラインのトウ−ヒール方向中心位置がライン中心位置とされるとき、 上記第1ソール面が、上記ライン中心位置に存在しているアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  3. ソールとフェースとリーディングエッジとを備えており、
    上記ソールが、
    第1ソール面と、
    上記第1ソール面のトウ側に設けられた第1段差面と、
    上記第1段差面のトウ側に設けられた第2段差面と、
    を有しており、
    上記第1段差面は、上記第1ソール面のトウ側縁から凹むように形成されており、
    上記第2段差面は、上記第1段差面のトウ側縁から凹むように形成されており、
    所定のライ角及びリアルロフト角で水平面上に載置された基準状態において、上記第1ソール面が上記水平面に接する接地部を有しており、
    上記第1ソール面と上記第1段差面との間に第1段差形成面が設けられており、
    上記第1段差面と上記第2段差面との間に第2段差形成面が設けられており、
    上記第1段差形成面により形成されている段差は、フェース側ほど小さくされており、
    上記第2段差形成面により形成されている段差は、フェース側ほど小さくされており、
    上記ソールが、上記第1ソール面のバック側に形成されたバック側段差面を更に有しており、
    上記バック側段差面と上記第1段差面とが滑らかに連続しているアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  4. ソールとフェースとリーディングエッジとを備えており、
    上記ソールが、
    第1ソール面と、
    上記第1ソール面のトウ側に設けられた第1段差面と、
    上記第1段差面のトウ側に設けられた第2段差面と、
    を有しており、
    上記第1段差面は、上記第1ソール面のトウ側縁から凹むように形成されており、
    上記第2段差面は、上記第1段差面のトウ側縁から凹むように形成されており、
    所定のライ角及びリアルロフト角で水平面上に載置された基準状態において、上記第1ソール面が上記水平面に接する接地部を有しており、
    上記第1ソール面と上記第1段差面との間に第1段差形成面が設けられており、
    上記第1段差面と上記第2段差面との間に第2段差形成面が設けられており、
    上記第1段差形成面により形成されている段差は、フェース側ほど小さくされており、
    上記第2段差形成面により形成されている段差は、フェース側ほど小さくされており、
    あらゆるフェース−バック方向位置におけるトウ−ヒール方向断面において、上記第2段差面の幅W2が、上記第1段差面の幅W1よりも大きいアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  5. ソールとフェースとリーディングエッジとを備えており、
    上記ソールが、
    第1ソール面と、
    上記第1ソール面のトウ側に設けられた第1段差面と、
    上記第1段差面のトウ側に設けられた第2段差面と、
    を有しており、
    上記第1段差面は、上記第1ソール面のトウ側縁から凹むように形成されており、
    上記第2段差面は、上記第1段差面のトウ側縁から凹むように形成されており、
    所定のライ角及びリアルロフト角で水平面上に載置された基準状態において、上記第1ソール面が上記水平面に接する接地部を有しており、
    上記第1ソール面と上記第1段差面との間に第1段差形成面が設けられており、
    上記第1段差面と上記第2段差面との間に第2段差形成面が設けられており、
    上記第1段差形成面により形成されている段差は、フェース側ほど小さくされており、
    上記第2段差形成面により形成されている段差は、フェース側ほど小さくされており、
    上記第1段差面の幅W1が、バック側に向かうにつれて大きくされており、
    上記第2段差面の幅W2が、バック側に向かうにつれて大きくされているアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  6. 上記リーディングエッジには段差が存在しない請求項1からのいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
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