JP6161360B2 - 索条牽引式輸送設備の車両 - Google Patents

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Description

本発明は、敷設された軌道上を索条により車両を牽引して輸送を行う索条牽引式輸送設備に用いられる車両に関する。
索条により客車や台車(以下、これらをまとめて車両という)を牽引して輸送を行う索条牽引式輸送設備は、旅客設備として人員の輸送を行うケーブルカーや、産業用設備として物資の輸送を行うインクライン等として知られている。索条牽引式輸送設備の一般的な構成としては、敷設されたレール上に車両を移動可能に配置し、この車両に接続された索条をウインチや滑車によって巻き掛け駆動することにより、車両がレールに沿って移動するように構成している。
索条牽引式輸送設備における車両は、このように索条に牽引されて移動するために、車両自体には駆動装置を設けておらず、したがって、走行音が静かであるとともにレールの構造も比較的簡易なために低コストであるという利点があり、自然環境もあまり損なわない点で優れている。また、車両の移動は車輪とレールとの摩擦抵抗によるものではないので、走行する傾斜が急であっても走行可能であり、傾斜地における輸送設備としても多用されている。
索条牽引式輸送設備が傾斜地で利用される場合には、山頂側の停留場に索条駆動用の滑車を配設してこの滑車に索条を巻き掛けて索条の両端に車両を連結するか、または一端に車両を連結し他端にはカウンターウエイトを連結して、いわゆるつるべ式に運行を行う方式が多く採用されている(例えば、特許文献1参照)。また、このようなつるべ方式によらず、ウインチにより索条を巻き取りまたは繰り出して運行を行う方式もある(例えば、特許文献2参照)。
一方、平坦な地形において利用される場合には、索条に一定の張力を負荷する必要性があることから、一般的に次のような構成が採用される。まず、索条は軌道に沿って無端のループ状に張り渡し、この索条は停留場等に備えた複数の滑車に巻き掛けられている。これらの滑車のうちのいずれか一箇所の滑車は、索条を巻き掛けた状態で移動可能に構成されており、この滑車に一定の力を作用させることにより索条に張力を負荷するようにしている。また、これとは別の滑車には、電動機等の動力源が連結され、これによって滑車が回転駆動されて索条が移動する(例えば、特許文献3参照)。車両は、ループ状になった索条の所定の位置に連結され、停留場間を往復移動する。
特開2002−87247号公報 特開2002−347609号公報 実開平5−89140号公報
上記した従来技術の索条牽引式輸送設備に用いられる車両の多くは、車輪と車体との間には格別な緩衝機構は設けられておらず、車輪と車体との位置関係が固定されたいわゆるリジッドタイプであった。このため、レールの継ぎ目等の走行面の状況が直に乗客に伝わり、乗り心地が硬く感じられていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、索条で車両を牽引して運行を行う索条牽引式輸送設備において、走行中の乗り心地が柔らかい乗り心地となる索条牽引式輸送設備の車両を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、前後に走行輪を備えてレール上を索条に牽引されて走行する台車と、該台車の前側の前記走行輪の内側に一対、後側の前記走行輪の内側に一対備えたリーフスプリングと、該リーフスプリングに支持される客車と、前記各一対の前記リーフスプリングの間にそれぞれ設けられた該客車と前記台車とを連結する2本を一組とした連結ロッドと、を備え、一組の前記連結ロッドそれぞれの前記客車側取り付け幅が前記台車側取り付け幅より広くなっており、かつ、前側の一組の前記連結ロッドが前記台車側から前記客車側に対して前方に向かうように構成され、後側の一組の前記連結ロッドが前記台車側から前記客車側に対して後方に向かうように構成されており、前記リーフスプリングの両端部がそれぞれピン及びシャックルを介して客車に連結されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、台車上に搭載する客車は、台車に対して左右方向及び前後方向の位置を2本一組の連結ロッドによって保持することができ、また、上下方向の振動や衝撃等はリーフスプリングにより緩衝されるので、走行中における乗り心地が柔らかくなる。
車両の側面図 車両の正面図 図1におけるA−A矢視図 図1におけるB−B矢視図
以下、本発明の具体的な実施の形態を図面を参照して説明する。図1は索条牽引式輸送設備の車両の側面図、図2は車両の正面図、図3は図1におけるA−A矢視図、図4は図1におけるB−B矢視図である。車両10は大別して、索条13に牽引される台車12と、乗客を収容する客車11とからなっている。なお、以下の説明においては、車両10の走行する方向を前後方向とし、これに直交する方向を横方向又は左右方向として表現する。
台車12の台車フレーム14は、左右に平行して敷設されたレール17間の中央位置で前後方向へ伸びる長尺状のメインフレーム15と、このメインフレーム15の上部に前後対称に固設された懸垂フレーム16とを備えている。メインフレーム15の中央部には、前後2台の握索機18を備えるとともに、前後の端部位置に索条ホルダ19を備えている。握索機18は、内蔵されたバネの作用力により索条13を挟着するようにしたものであって、これにより索条13は、握索機18ないし台車12に繋止されている。索条ホルダ19は、延線されている索条13を握索機18の握索位置へと導入するためのものである。
懸垂フレーム16は、メインフレーム15の上方の位置で左右方向へ延伸して横梁20を備えており、この横梁20の両先端部には支持軸21を備えている。支持軸21には、両端部に走行輪23を回転自在に備えた走行輪フレーム22を回動自在に枢支しており、レール17上を転動する前後の走行輪23へ加重が均等に分散されるようになっている。走行輪23は、図に示されたようにレール17の走行面が幅広の場合には、騒音等を考慮してソリッドゴムタイヤ等を採用してもよく、また他の形式のレールを走行する場合には、金属製の車輪を採用してもよい。一方、メインフレーム15の前端部と後端部には、左右両側方へ突出して案内輪24を回転自在に備えており、この案内輪24がレール17の垂直面に当接して台車12の走行方向をガイドする。さらに、台車12の前端と後端には排障器25を備えており、これによりレール17の走行面の障害物を排除するようにしている。
次に、懸垂フレーム16の横梁20の上部には、走行輪23からやや横方向内側へ寄った位置にリーフスプリング26を固設している。リーフスプリング26は、トラックやバス等のサスペンションに用いられるものと同様のものであって、車両10の進行方向と平行して前後左右の4カ所に配置されている。各リーフスプリング26の各端部は、ピン32及びシャックル31を介して客車11の下端部に連結され、客車11は上下移動可能に台車12に支持されている。
横梁20の中央上部には、板状部材を上方へ立設して牽引部27を形成しており(図3、図4参照)、一方、客車11下面の前端部及び後端部付近には、横方向へやや距離をあけて左右対称位置に牽引ブラケット28を固着している(図2、図3参照)。牽引部27と牽引ブラケット28とは、連結ロッド29により連結される。すなわち、連結ロッド29の一端部は、牽引部27の板状部材に形成された孔に嵌挿されるとともに、連結ロッド29に外嵌された緩衝ゴム30により板状部材を挟み込むことにより固定されている。連結ロッド29の他端部は、これと同様に客車11側牽引ブラケット28の垂直板状部を緩衝ゴム30により挟み込んで固定されている。
図3に示されているように、懸垂フレーム16に取り付けられる左右一組の連結ロッド29は、牽引部27側、すなわち台車12側の取り付け幅W1に対して客車11側の取り付け幅W2が広くなっており、平面視においてハ字形状となっている。これにより、台車12に対して客車11の前後方向の位置が保持されるとともに、左右方向の位置も保持される。このように、台車12に対する客車11の位置は、左右前後を2本一組の連結ロッド29で保持することができるので、台車12と客車11との連結構造を簡素に構成できる。
以上の構成により、索条13を駆動することにより車両10はレール17に沿って走行する。レール17によって形成される線路形状は、上記説明の図に示されたフラットな床面の客車11を用いる場合には、傾斜角度が7度程度までの起伏をもって形成されてもよく、また、客車11と台車12とは、上記した連結構造により横加速度が作用しても位置が保持される構成であるので、左右方向への曲線も形成することができる。また、走行中にレール17の継ぎ目や異物等の上を通過しても、これらの衝撃はリーフスプリング26によって緩衝されるので乗り心地が柔らかくなる。
10 車両
11 客車
12 台車
13 索条
14 台車フレーム
15 メインフレーム
16 懸垂フレーム
17 レール
18 握索機
19 索条ホルダ
20 横梁
21 支持軸
22 走行輪フレーム
23 走行輪
24 案内輪
25 排障器
26 リーフスプリング
27 牽引部
28 牽引ブラケット
29 連結ロッド
30 緩衝ゴム
31 シャックル
32 ピン
W1 取り付け幅
W2 取り付け幅

Claims (1)

  1. 前後に走行輪を備えてレール上を索条に牽引されて走行する台車と、該台車の前側の前記走行輪の内側に一対、後側の前記走行輪の内側に一対備えたリーフスプリングと、該リーフスプリングに支持される客車と、前記各一対の前記リーフスプリングの間にそれぞれ設けられた該客車と前記台車とを連結する2本を一組とした連結ロッドと、を備え、一組の前記連結ロッドそれぞれの前記客車側取り付け幅が前記台車側取り付け幅より広くなっており、かつ、前側の一組の前記連結ロッドが前記台車側から前記客車側に対して前方に向かうように構成され、後側の一組の前記連結ロッドが前記台車側から前記客車側に対して後方に向かうように構成されており、前記リーフスプリングの両端部がそれぞれピン及びシャックルを介して客車に連結されていることを特徴とする索条牽引式輸送設備の車両。
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