JP6150260B2 - 遊技台 - Google Patents

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本発明は、弾球遊技機(パチンコ機)や回胴遊技機(スロットマシン)に代表される遊技台に関する。

パチンコ機などの遊技台では、遊技盤の遊技領域に遊技球の落下の方向に変化を与える障害物や、遊技球が進入可能な入賞領域、始動領域や、可変入賞口などを設けているのが一般的である。これらに遊技球が進入すると賞球を払い出すなど遊技者に特典が与えられるようになっている(例えば、特許文献1、2等参照)。

こういった遊技台には、演出手段を備えたものがある。

特開2008−200302号公報 特許第4368929号公報

しかしながら、従来の遊技台は、演出手段に改良の余地がある。

本発明は上記事情に鑑み、演出手段に特徴を持った遊技台を提供することにある。

上記目的を解決する本発明の遊技台は、
複数種類の演出手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の演出手段のうちの一の演出手段は、第一の演出手段であり、
複数種類の先読み予告を実行可能に構成されており、
前記複数種類の先読み予告のうちの一の先読み予告は、第一の先読み予告であり、
前記複数種類の先読み予告のうちの一の先読み予告は、第二の先読み予告であり、
前記複数種類の先読み予告のうちの一の先読み予告は、第三の先読み予告であり、
前記第一の先読み予告は、前記第一の演出手段によって実行される先読み予告であり、
前記第一の先読み予告が実行されている或る状態において、前記第二の先読み予告が行われている場合があり、
前記第三の先読み予告は、先読みゾーン演出の先読み予告であり、
前記第三の先読み予告が実行されている状態において、前記第二の先読み予告が行われている場合がなく、
前記第三の先読み予告が実行されている状態において、保留アイコンが表示されている場合があり、
前記第三の先読み予告が実行されている状態において、前記第一の先読み予告が行われている場合がなく、
前記第三の先読み予告が実行されていない或る状態において、前記第一の先読み予告が行われている場合があり、
装飾図柄が停止表示されている状態において、前記第二の先読み予告が行われている場合がなく、
装飾図柄が変動表示されている状態であって前記第三の先読み予告が実行されていない或る状態において、前記第二の先読み予告が行われている場合がある、
ことを特徴とする。

本発明によれば、演出手段に特徴を持った遊技台を実現できる。

パチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 パチンコ機100を裏側から見た外観斜視図である。 遊技盤200を正面側(遊技者側)から見た略示正面図である。 制御部の回路ブロック図を示したものである。 (a)は特図の停止図柄態様の一例を示したものであり、(b)は装飾図柄の一例を示したものであり、(c)は普図の停止表示図柄の一例を示したものである。 主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。 主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。 (a)は当否判定用高確率テーブルを示す図であり、(b)は当否判定用低確率テーブルを示す図であり、(c)は、特図決定用テーブルを示す図である。 (a)は特図2変動時間決定用テーブルを示す図であり、(b)は特図1変動時間決定用テーブルを示す図である。 (a)は第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートであり、(b)は第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートであり、(c)は第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。 (a)は、主制御部300のCPU304が実行する特図先読み処理の流れを示すフローチャートであり、(b)は、主制御部300のRAM308に用意された事前判定結果記憶領域に事前判定情報が記憶されている一例を示す図である。 先読み予告制御処理の流れを示すフローチャートである。 (a)は、本実施形態における先読み予告の種類を示す図であり、(b)は、特定の図柄を用いた先読み予告の実行可否抽選テーブルの一つを示す図であり、(c)は、保留表示を用いた先読み予告の実行可否抽選テーブルの一つを示す図であり、(d)は、保留演出で爺のキャラクタの顔図柄が選択されるとともにオーラ演出も行われている保留表示を示す図である。 特図の図柄変動表示中に入賞があり、保留が増加した一例を示す図である。 特図の図柄変動表示中に入賞があり、保留が増加した他の一例を示す図である。 特図の図柄停止中に入賞があった場合の一例を示す図である。 非電サポ状態であるにも関わらず普図変動遊技に当選し、第2特図始動口232へ1球の入賞があったというケースを示す図である。 本実施形態に、背景演出による先読み予告を追加した具体例を示す図である。 図12に示す先読み予告制御処理の変形例の流れを示すフローチャートである。 図19に示す先読み予告制御処理の変形例に基づく先読み予告の一例を示す図である。 (a)は、先読み予告抽選処理の流れを示すフローチャートであり、(b)は、先読み予告実行処理の流れを示すフローチャートである。 第一の先読み予告(特定の図柄を用いた先読み予告)の実行可否抽選と第二の先読み予告(保留表示を用いた先読み予告)の実行可否抽選が別々に行われる例における先読み予告の具体例を示す図である。 第2実施形態における第1副制御部400の先読み予告制御処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態における先読み予告の一例を示す図である。 第一変更例における先読み予告の具体例を示す図である。 先読み予告を兼ねた保留表示の変化の一例を示す図である。 第二変更例における先読み予告の具体例を示す図である。 第二変更例における保留表示の表示態様の短い時間における変化を示す図である。

以下、図面を用いて、本発明の第一の遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)の実施形態(第1実施形態)について詳細に説明する。[実施形態1]
<全体構成>
まず、図1を用いて、本発明の第1実施形態に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。

パチンコ機100は、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面(遊技者側)に備える。

外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。

本体104は、外枠102の内部に備えられ、施錠機能付きで且つ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる扉部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。このパチンコ機100を設置した店舗(遊技店)の店員は、この本体104を開閉操作することが可能であり、本体104が開いたことを検出する本体開放センサ1041が設けられている。

前面枠扉106は、施錠機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部116とした扉部材である。遊技店の店員は、この前面枠扉106も開閉操作することが可能であり、前面枠扉106が開いたことを検出する前面枠扉センサ1061も設けられている。なお、この前面枠扉106には、開口部116にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124が設けられる空間を区画形成する。なお、本実施形態では、光源をLEDとするものもランプと称する。

球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、施錠機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。この球貯留皿付扉108は、前面枠扉106を開放した状態で操作可能となる開放レバー1081を押すことによって開く。また、球貯留皿付扉108が開いたことを検出する球貯留皿付扉センサ1082も設けられている。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図2参照)の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136に内蔵され、そのチャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部144と、を備える。また、図1に示すパチンコ機100には、下皿128が遊技球によって満タンになったことを検知する下皿満タン検知センサ(不図示)が設けられている。

発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。この発射装置110は、遊技者に球発射ハンドル134が継続的に発射操作されている間は、所定の発射期間(例えば0.6秒)の経過ごとに遊技球を遊技盤の遊技領域124へ向けて発射する。

遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部116から観察することができる。なお、図1では遊技領域124の具体的構成は図示省略してあり、その具体的構成は図3に示す。

図2は、図1のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。

パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。

払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。この払出装置152は、着脱自在なものであり、所定位置に装着されると、タンクレール154の下流端に接続する。

スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。すなわち、払出装置152は、遊技球に駆動力を与えてその遊技球を搬送する球送り装置の一種である。

払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の前面側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、所定の付与条件が成立したことに基づいて遊技者にその付与条件に応じた量の遊技価値(遊技球)をこの構成により付与する(払い出す)。

払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300(図4参照)を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400(図4参照)を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500(図4参照)を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600(図4参照)を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630(図4参照)を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源管理部660(図4参照)を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRAMクリア信号を主制御部300に出力するRAMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。

図3は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。

遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。

遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」と称する場合があり、特別図柄、第1特別図柄、第2特別図柄のうちの一つまたは複数を「特図」と称する場合がある。

演出装置206は、演出可動体224を動作して演出を行うものであり、詳細については後述する。

装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施形態では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLumineS3ence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。

普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。一方、装飾図柄表示装置208に表示される装飾図柄は、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214に表示される図柄を、演出を高めた形で表す図柄であり、装飾図柄表示装置208が、本発明にいう図柄表示手段の一例に相当する。

普図保留ランプ216は、保留している所定の第1の変動遊技(詳細は後述する普図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、普図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。

第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している所定の第2の変動遊技(詳細は後述する特図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ、第1特図用と第2特図用を合わせると8つ)まで保留することを可能としている。ここにいう保留とは、後述する始動情報に基づく各種判定処理(抽選処理等)の開始を保留することを意味する。

高確中ランプ222は、現在の図柄制御状態を示す報知を行なうためのランプ(報知手段)である。この高確中ランプ222は、電源が投入されてから大当り遊技の開始まで、現在の図柄制御状態を示す報知を行ない、それ以降は、現在の図柄制御状態を示す報知をしないように構成している。また図柄制御状態では、電源が再投入された場合には、電源が遮断される直前の図柄制御状態に復帰する。この図柄制御状態については後述するが、ここでの図柄制御状態として、通常状態、時短状態(電サポ状態)、および確変状態のうちのいずれの状態としてもよいし、特図確変ありの状態および特図確変なしの状態のうちの一方の状態としてもよい。

なお、本明細書では制御状態という遊技台(パチンコ機100)の内部における状態をさす文言を用いて説明するが、この制御状態という文言にはいわゆる遊技状態の概念が含まれる。

また、この演出装置206の周囲には、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234を配設している。

一般入賞口226は、本実施形態では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、図2に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として図1に示す上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施形態では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。

普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施形態では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。

第1特図始動口230は、本実施形態では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230は、遊技球が進入する入り口の大きさが変化しない第一の始動領域である。第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、図2に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。この第1特図始動口230は、始動領域の一つであり、自身の大きさが変化しない固定始動領域の一例に相当する。

第2特図始動口232は、本実施形態では普図始動口228の下側に1つだけ配設している。すなわち、第2特図始動口232は、遊技盤200の右側に設けられている。この第2特図始動口232の近傍には、ソレノイドによって左右に開閉自在な一対の羽根部材2321が設けられており、一対の羽根部材2321と第2特図始動口232を併せたものが、可変始動手段に相当し、一般には、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれる。一対の羽根部材2321は、第2特図始動口232への入賞の難易度を変更する部材である。すなわち、一対の羽根部材2321が閉じたままでは第2特図始動口232への入球は不可能であり、一対の羽根部材2321が閉じた態様は入賞困難な開閉態様である。一方、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に一対の羽根部材2321が所定の時間間隔、所定の回数で開閉し、第2特図始動口232への球の入球が可能(入賞容易状態)になり、一対の羽根部材2321が開いた開状態は入賞容易な状態である。すなわち、第2特図始動口232は、入り口(遊技球の進入口)の大きさが小サイズ(第1の大きさに相当)と大サイズ(第2の大きさに相当)のうちのいずれか一方のサイズからいずれか他方のサイズに変化する、遊技球の進入のしやすさが可変の可変始動領域であって、第二の始動領域の一例に相当する。この大サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも大きい。一対の羽根部材2321が開いた状態では、遊技領域124に進入した遊技球のうち、固定始動領域である第1特図始動口230に進入する遊技球よりも、可変始動領域である第2特図始動口232に進入する遊技球の方が多い。一方、小サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも小さいか、あるいは第1特図始動口230の入り口の大きさ以下である。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。

可変入賞口234は、本実施形態では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口234は、可変入賞開口と、ソレノイドによってその可変入賞開口を開閉自在な扉部材2341とを備えている。可変入賞開口は大入賞口と呼ばれることがあり、可変入賞口234はアタッカと呼ばれることがある。扉部材2341は、所定の閉状態およびその閉状態よりも遊技球の、可変入賞開口への進入が容易な開状態のうちのいずれか一方の状態からいずれか他方の状態に状態変更する。閉状態および開状態はともに静止状態であり、閉状態は所定の第1の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における閉状態は、扉部材2341が遊技盤200の遊技者側の面と一致した静止状態である。一方、開状態は所定の第2の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における開状態は、扉部材2341が遊技盤200に対して略垂直になるまで遊技者側に回動した静止状態である。可変入賞口234は、後述する大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。なお、閉状態には、完全に閉塞してしる状態の他、遊技球の進入が実質的に不可能な程度に少し開いている状態であってもよい。また、可変入賞口は、遊技球が通過したり入り込んだりすること等によって遊技球の入賞となるものであればよく、図3に示すものに限定されない。特図変動遊技に当選して第1特図表示装置212あるいは第2特図表示装置214が大当り図柄を停止表示した場合に扉部材2341が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。

さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。

上皿126に収容されている球は発射レールの発射位置に供給される。このパチンコ機100では、遊技者の球発射ハンドル134の操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。

<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。

この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。

ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。

ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技釘238などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。

演出可動体224は、本実施形態では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータと肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。

遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。

図1に示すスピーカ120や枠ランプ122等の装飾ランプ、図3に示す装飾図柄表示装置208、演出可動体224、および遮蔽装置246は、演出手段に相当し、これらの中でも装飾図柄表示装置208は演出表示手段の一例に相当する。

<制御部>
次に、図4を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。

パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源管理部660と、によって構成している。本実施形態では、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500はそれぞれ別の回路基板からなるものであるが、これら3つの制御部(300,400,500)は、共通の一つの回路基板からなるものであってもよいし、第1副制御部400と第2副制御部500が、主制御部300の回路基板とは別の共通の一つの回路基板からなるものであってもよい。したがって、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500それぞれを所定の制御手段ととらえることもできるし、これら3つの制御部(300,400,500)を併せた一つのものを所定の制御手段ととらえることもできるし、第1副制御部400および第2副制御部500を併せた一つのものを所定の制御手段ととらえることもできる。

<主制御部>
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。

主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよい。また、ROM306には所定情報等を表す各種のデータがアドレスごとに格納されており、以降の説明でテーブルというときには、ROM306内のいずれのアドレスを指定するかを決定するための条件を表形式にまとめたものをさす場合がある。これらの点は後述する第1副制御部400や第2副制御部500についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。

また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を導出する乱数値生成回路318(この回路には3つの乱数値生成回路を内蔵しているものとする)と、本体開放センサ1041、前面枠扉センサ1061、球貯留皿付扉センサ1082、および図1に示す下皿128が遊技球によって満タンになったことを検知する下皿満タン検知センサや、各始動口、入賞口の入り口および可変入賞口の内部に設けた球検出センサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を乱数値生成回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、第2特図始動口232や可変入賞口234等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334を接続している。

主制御部300は、遊技制御を行う遊技制御手段であって、後述する当否判定手段、始動情報先読手段、および事前判定手段を有する。

乱数値生成回路318は、基本回路302で使用する乱数値を生成する。この乱数値生成回路318における乱数の生成には、大別するとカウンタモードと乱数モードとの2種類の方法がある。カウンタモードでは、所定の時間間隔でカウントアップ(ダウン)する数値を取得して、その数値を乱数として導出する。乱数モードには、さらに2つの方法がある。乱数モードにおける一つ目の方法は、乱数の種を用いて所定関数(例えばモジュラス関数)による演算を行い、この演算結果を乱数として導出する。二つ目の方法は、0〜65535の範囲の数値がランダムに配列された乱数テーブルから数値を読み出し、その読み出した数値を乱数として導出する。乱数値生成回路318では、各種センサ320からセンサ回路322に入力される信号に重畳しているホワイトノイズを利用して不規則な値を取得する。乱数値生成回路318は、こうして取得した値を、カウンタモードでカウントアップ(ダウン)させるカウンタの初期値として用いたり、乱数の種として用いたり、あるいは乱数テーブルの読み出し開始位置を決定する際に用いる。

なお、第1特図始動口230に球が入賞したことを、各種センサ320のうちの球検出センサが検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、第1特図始動口230に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第1特図始動口230に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第2特図始動口232に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。さらに、乱数値生成回路318は、普図始動口228に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、普図始動口228に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、普図始動口228に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。

また、この明細書にいう球検出センサとしては、具体的には、一般入賞口226、第1特図始動口230、第2特図始動口232、可変入賞口234など所定の入賞口に入賞した球を検出するセンサや、普図始動口228を通過する球を検出するセンサがあげられる。

さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、制御状態を表す情報等)を出力する。

また、主制御部300には、電源管理部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本実施形態では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。低電圧信号は、主制御部300のCPU304を動作させるための電気系統に異常があることを表す電気系統異常信号であり、電圧監視回路338は電気系統異常信号出力手段の一例に相当する。

また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。主制御部300のCPU304は、遊技制御手段の一例に相当する。

また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400および払出制御部600との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400および払出制御部600にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400および払出制御部600からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。

<副制御部>
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路402には、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406が接続されている。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。

また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC416と、各種ランプ418の制御を行うための駆動回路420と、演出可動体224の駆動制御を行うための駆動回路422と、演出可動体224の現在位置を検出する演出可動体センサ424と、図1に示すチャンスボタン136の押下を検出するチャンスボタン検出センサ426と、演出可動体センサ424やチャンスボタン検出センサ426からの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、を接続している。

さらに、第1副制御部400には、装飾図柄表示装置(液晶表示装置)208および遮蔽装置246の制御を行うための第2副制御部500が接続されている。

第1副制御部400と第2副制御部500を併せた副制御手段は、遊技制御手段である主制御部300からの指令信号を受信し、受信した指令信号に基づいて、装飾図柄表示装置208等の演出手段を制御する。

<払出制御部、発射制御部、電源管理部>
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源管理部660について説明する。

払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて図2に示す払出装置152の払出モータ602を制御すると共に、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。

発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、図1に示す発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。

電源管理部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧を供給する。主制御部300、第1副制御部400、および発射制御部630は、払出制御部600から所定電圧の供給を受ける。また、電源管理部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施形態では、電源管理部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第1副制御部400と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。

<図柄の種類>
次に、図5(a)〜(c)を用いて、パチンコ機100の第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208、普通図柄表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。

図5(a)は特図の停止図柄態様(第1の図柄態様)の一例を示したものである。第1特図始動口230に球が入球したことを球検出センサである第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、第2特図始動口232に球が入球したことを球検出センサである第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特別図柄表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」(特図変動遊技)を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特別図柄表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」(特図変動遊技)を行う。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第1特別図柄表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第2特別図柄表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。以下、この「特図1又は2の変動表示」を開始してから特図1又は2の停止図柄態様を停止表示するまでの一連の表示を特図の変動停止表示と称することがある。この特図の変動停止表示は複数回、連続して行われることがある。

図5(a)には、図柄変動表示における停止図柄態様として「特図A」から「特図J」の10種類の特図が示されている。図5(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。

本実施形態では、特図の停止図柄態様として、6種類の大当り図柄(「特図A」から「特図F」)が用意されている。「特図A」は15ラウンド(R)特別大当り図柄であり、「特図C」は2R特別大当り図柄であって、突然確変と称される。これらの図柄(特図A,C)が停止表示されるとその後、制御状態は特図高確率普図高確率状態になる。「特図B」は15R大当り図柄であり、「特図D」は2R大当り図柄であって、突然時短と称される。特図Bまたは特図Dが停止表示されるとその後、制御状態は特図低確率普図高確率状態になる。「特図E」は、隠れ確変と称される2R大当り図柄であり、「特図F」は突然通常と称される2R大当り図柄である。特図Eが停止表示されるとその後、制御状態は特図高確率普図低確率状態になる。特図Fが停止表示されるとその後、制御状態は特図低確率普図低確率状態になる。

ここにいうラウンドとは、所定量の遊技価値(所定球数)を獲得することができるチャンスの回数をいう。本実施形態では、図3に示す可変入賞口234の作動回数を表すものであり、15ラウンドとは、可変入賞口234の1または複数回の開閉動作を1回(1回の作動)として、この作動が15回続くことを意味する。すなわち、1回の作動が、開閉状態が第1の開閉状態(ここでは閉状態)から第2の開閉状態(ここでは開状態)に変化する特定変化の一例に相当し、可変入賞口234は、大当り遊技中に、この特定変化を複数の定数回(15ラウンドの場合であれば15回)行うものである。各ラウンドは所定のラウンド終了条件(例えば所定球数(一例として10球)の遊技球の進入、所定量の遊技価値(所定球数)の獲得、ラウンド開始から所定時間の経過などのうちのうちの1または複数)が成立することにより終了する。本実施形態のパチンコ機100では、後述するように、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。大当りと、特別大当りあるいは時短大当りとの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(特別大当りあるいは時短大当り)か低い(大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。本実施形態では、大当り遊技中には特図低確率状態へ移行し、特図A、特図C、および特図Eに当選した場合には、大当り遊技終了後、次に大当りするまで特図高確率状態が維持される。一方、特図B、特図D、および特図Fに当選した場合には、大当り遊技終了後も特図低確率状態のままである。特図低確率状態は第1の確率制御状態の一例に相当する。また、大当り遊技終了後に特図高確率状態になることを特図確変と称することもあり、大当り遊技終了後に大当りに当選する確率が高くなっている状態(特図高確率状態)は、遊技者の有利度が高くなる制御状態であって第2の確率制御状態の一例に相当する。この特図高確率状態を確変状態と称することがある。なお、本明細書では制御状態という遊技台(パチンコ機100)の内部における状態をさす文言を用いて説明するが、この制御状態という文言にはいわゆる遊技状態の概念が含まれる。この確率制御状態の移行は主制御部300が行い、主制御部300は、確率制御状態移行手段の一例に相当する。

また、特図A〜Dに当選すると、いずれも大当り遊技終了後、電チューサポート(電サポ)有りの状態(以下、電サポ状態と称する)に移行する。電サポ状態とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くする等して、遊技者の有利度が非電サポ状態より高い所定状態のことをいう。この電サポ状態は、このパチンコ機100に用意された制御状態の一つであり、時短状態と称されることもある。すなわち、電サポ状態(時短状態)は、大当り遊技の終了を条件に開始される。なお、厳密にいえば、「電サポ状態」はあくまでも普図がらみの状態であり、「時短状態」は特図がらみの状態または普図および特図がらみの状態である。主制御部300のRAM308には時短フラグも用意されており、時短フラグがオンに設定されていると、電サポ状態であり、普図高確率状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技に当選しやすくなる(普図確変)。例えば、普図変動遊技の当選確率が、普図低確率状態(非電サポ状態)では1/101であるのに対し、普図高確率状態(電サポ状態)では99/101に上昇する。また、電サポ状態の方が、非電サポ状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。例えば、非電サポ状態では10秒の普図変動遊技の変動時間が電サポ状態では1.2秒に短縮される。また、電サポ状態では、非電サポ状態に比べて、第2特図始動口232の一対の羽根部材2321の1回の開放における開放時間が長くなりやすい(電チュー開放期間延長)。例えば、非電サポ状態では0.3秒の電チュー開放期間が電サポ状態では1.7秒に延長される。さらに、電サポ状態では非電サポ状態に比べて、一対の羽根部材2321は多く開きやすい(電チュー開放回数増加)。例えば、普図始動口228への1回の入賞につき非電サポ状態では1回しか開かない一対の羽根部材2321が、電サポ状態では3回開く(例えば、1.7秒開放することを3回繰り返し、開放と開放の間の閉鎖時間は1.6秒)。電チュー開放期間延長や電チュー開放回数増加により、第2特図始動口232に入球する確率が高まる。なお、時短フラグは、大当り遊技中にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、非電サポ状態が維持される。これは、大当り遊技中に電サポ状態であると、大当り遊技中に可変入賞口234に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に第2特図始動口232に多くの遊技球が入球し、大当り中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。なお、本実施形態では、電サポ状態(時短状態)では、普図確変、普図変短、電チュー開放期間延長、および電チュー開放回数増加の総てが行われるが、これらのうちの少なくともいずれか一つが行われれば、遊技者の有利度が高い状態になり、電サポ状態(時短状態)としてもよい。あるいは、第2特図始動口232に入球する確率が高まる、電チュー開放期間延長または電チュー開放回数増加のうちのいずか一方が行われれば、電サポ状態(時短状態)としてもよい。非電サポ状態では、電サポ状態よりも遊技球が第2特図始動口232に進入し難い。上述のごとく、第2特図始動口232は、遊技球が進入する入り口の大きさが小サイズと大サイズのうちのいずれか一方のサイズからいずれか他方のサイズに変化するものである。この第2特図始動口232は、入り口が、電サポ状態では非電サポ状態よりも長期間にわたって大サイズである。本実施形態では、特図Aおよび特図Cが停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、次に大当り遊技が開始されるまで電サポ状態(普図高確率状態)が維持され、特図Bおよび特図Dが停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、特図変動遊技が100回行われる間、電サポ状態が維持され、101回目には非電サポ状態(普図低確率状態)に移行する。一方、電サポ無しの大当り(特図E,特図F)に当選した場合には、大当たり遊技終了後に電サポ状態に移行しない。非電サポ状態では、第2特図始動口232は、入り口が小サイズに維持される。一方、上述のごとく、電サポ状態では、第2特図始動口232は、入り口が大サイズになり、遊技球の進入率が高められる。すなわち、非電サポ状態では、遊技球が可変始動領域である第2特図始動口232に第1の進入率で進入するのに対して、電サポ状態では、遊技球が第2特図始動口232に上記第1の進入率よりも進入率が高い第2の進入率で進入する。したがって、非電サポ状態が第一の進入率制御状態の一例に相当し、電サポ状態が第二の進入率制御状態の一例に相当する。この進入率制御状態の移行も主制御部300が行い、主制御部300は、進入率制御状態移行手段の一例にも相当する。

さらに、本実施形態では、大当り図柄の他に小当り図柄として2種類の停止図柄が用意されている。図5(a)に示す、特図Gは第1小当り図柄であり、特図Hは第2小当り図柄である。小当り遊技では、可変入賞口234の扉部材2341が所定回(例えば15回)作動し、その扉部材2341は、1回の作動につき開状態を最大で1.5秒間しか維持しない。小当りにおける扉部材2341の開放では、例えば、1回目の開放で、遊技球が所定球数(例えば10球)進入してしまうと、あるいは所定量の遊技価値(所定球数)を獲得してしまうと、2回目以降の開放は行われない。小当り遊技中には、特図低確率普図低確率状態へ移行する。小当りは、小当り遊技前後で制御状態が変化しない役であり、小当り遊技終了後には小当り遊技開始前の制御状態に復帰する。

大当り遊技および小当り遊技では、可変入賞口234の扉部材2341が1または複数回の開閉動作を行い、遊技者の有利度が相対的に高い状態になる。

また、本実施形態では、ハズレ図柄も2種類用意されている。図5(a)に示す、特図Iは第1ハズレ図柄であり、特図Jは第2ハズレ図柄である。ハズレ図柄が停止表示されると、可変入賞口234の扉部材2341は開閉動作を行わず、遊技者の有利度が相対的に低い状態になる。なお、「特図I」と「特図J」以外のハズレ図柄(例えば、第3のハズレ図柄等)をさらに用意しておいてもよく、本実施形態ではハズレ図柄は複数種類の図柄を含むものである。

以上説明したように、本実施形態のパチンコ機100では、遊技者の有利度が高い第2の有利度の当り制御状態(大当り制御状態および小当り制御状態)と、第2の有利度よりは有利度が低い第1の有利度のハズレ制御状態(通常制御状態の一例に相当)とが用意され、パチンコ機100は当り制御状態(第一の制御状態)とハズレ制御状態(第二の制御状態)のうちのいずれか一方の制御状態をとる。これらの制御状態の移行も主制御部300のCPU304が行い、主制御部300のCPU304は、制御状態移行手段の一例にも相当する。

また、大当りには、遊技者に相対的に有利な大当りと相対的に不利な大当りがある。ラウンド数で見れば、15R特別大当り(特図A)および15R大当り(特図B)が有利な大当りに相当し、2R系の大当り(特図C〜特図F)が不利な大当りに相当する。また、確変付きか否かで見れば、15R特別大当り(特図A)、突然確変(特図C)、隠れ確変(特図E)が有利な大当りに相当し、15R大当り(特図B)、突然時短(特図D)、突然通常(特図F)が不利な大当りに相当する。これらの遊技者に相対的に有利な大当りの当否判定結果は、特定の当否判定結果の一例に相当し、遊技者に相対的に有利な大当りの図柄態様を停止表示した後に、通常制御状態から遊技者に相対的に有利な大当り制御状態に制御状態が移行する。

なお、本実施形態のパチンコ機100には、大当り図柄1として「特図A」以外の図柄も用意されており、大当り図柄2等の他の図柄についても同様である。

第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、当否判定結果(抽選結果)を報知する報知手段であって、図柄変動を開始してから当否判定の結果に対応した図柄態様(特図A〜と特図J)を停止表示するまでの図柄変動表示を行う。

図5(b)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。第1特図始動口230または第2特図始動口232に球が入賞したこと、すなわち、第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。すなわち、装飾図柄表示装置208は、第1特別図柄表示装置212および第2特別図柄表示装置214とは別に、装飾図柄を変動表示するものである。そして、装飾図柄の組合せである停止図柄態様(第2の図柄態様)を停止表示する。15R特別大当りである「特図A」や2R特別大当りである「特図C」を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ“装飾図柄の組合せ2”(例えば「装飾3−装飾3−装飾3」や「装飾5−装飾5−装飾5」等)を停止表示する。15R大当りである「特図B」を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、同じ偶数の装飾図柄が3つ並んだ“装飾図柄の組合せ1”(例えば「装飾2−装飾2−装飾2」や「装飾4−装飾4−装飾4」等)を停止表示する。また、隠れ確変である「特図E」や、突然通常である「特図F」や、小当りである「特図G」,「特図H」を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾1−装飾2−装飾3」といった“装飾図柄の組合せ3”を停止表示し、突然確変である「特図C」や、突然時短である「特図D」を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾1−装飾3−装飾5」といった“装飾図柄の組合せ4”を停止表示する。また、ハズレである「特図I」,「特図J」を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、“装飾図柄の組合せ1”〜“装飾図柄の組合せ4”以外の装飾図柄の組合せ(例えば、ばらけ目)を停止表示する。以下、装飾図柄表示装置208において、この「装飾図柄の変動表示」を開始してから装飾図柄の停止図柄態様(例えば、“装飾図柄の組合せ2”)を停止表示するまでの一連の表示を装飾図柄の変動停止表示と称することがある。

なお、特図1や特図2の停止図柄態様(図5(a)参照)と、装飾図柄表示装置208の左中右の各図柄表示領域208a〜cに表示される一つの装飾図柄の停止図柄態様(同図(b)参照)は、装飾図柄(同図(b)参照)の方が大きい。

図5(c)は普図の停止図柄態様(第2の図柄態様)の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、当り図柄である「普図A」と、ハズレ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを球検出センサであるゲートセンサが検出したことに基づいて、普図表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」(普図変動遊技)を行う。そして、変動時間が経過した後に、当り図柄である「普図A」とハズレ図柄である「普図B」の内のいずれか一方の図柄を停止表示する。この図5(c)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。

以下、この「普図の変動表示」を開始してから普図の停止図柄態様を停止表示するまでの一連の表示を普図の変動停止表示と称することがある。普図表示装置210は補助図柄報知手段の一例に相当する。

<主制御部メイン処理>
次に、図6を用いて、図4に示す主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。

図4に示す主制御部300のRAM308には、大当り用特図1乱数カウンタ、小当り用特図1乱数カウンタ、ハズレ用特図1乱数カウンタ、およびこれらのカウンタの特図2用のカウンタが設けられている。また、そのRAM308には、特図1の保留数、特図1当選乱数値、大当り用特図1乱数値、小当り用特図1乱数値、ハズレ用特図1乱数値、特図1当否判定結果、特図1決定結果、特図1変動時間、およびこれらの、保留数や乱数値や結果の特図2用のものがそれぞれが記憶される。またRAM308には、当否判定(抽選)の開始を保留することができる最大数(この例では4つ)の領域に区分けされた保留記憶部が特図1と特図2で別々に用意されている。特図1の保留記憶部には、後述するように、特図1当選乱数値、大当り用特図1乱数値、小当り用特図1乱数値、ハズレ用特図1乱数値、および特図1変動時間決定用乱数値の5つの乱数値を1セットにしてこれら5つの乱数値が入賞順(保留順)に1セットずつ1領域ごとに格納される。

上述したように、図4に示す主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図6に示す主制御部メイン処理を実行する。

ステップS101では、初期設定1を行う。この初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、本実施形態では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。

ステップS103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する。

ステップS105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660が第2副制御部500を介して主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本実施形態では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。

ステップS107では、初期設定2を行う。この初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタタイマ312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。

ステップS109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップS113)に進む。

具体的には、最初に、図2に示す電源基板182に設けたRAMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進み、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS111に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS113に進む。同様に電源ステータスの情報が「サスペンド」以外の情報を示している場合にもステップS113に進む。

ステップS111では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS115内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、図4に示す主制御部300における基本回路302に搭載されているRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS111では、その送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。

ステップS113では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS113)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。

ステップS115では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数カウンタ、大当り用特図乱数値カウンタ、小当り用特図乱数値カウンタ、およびハズレ用特図乱数値カウンタの初期値をそれぞれ生成するための4つの初期値生成用乱数カウンタと、普図タイマ乱数値、特図1変動時間決定用乱数値、および特図2変動時間決定用乱数値をそれぞれ生成するための3つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図タイマ乱数値として取り得る数値範囲が0〜20とすると、RAM308に設けた普図タイマ乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が21であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、このステップS115の処理を繰り返し実行する。

<主制御部タイマ割込処理>
次に、図7を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。

図4に示す主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約4msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。

ステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。

ステップS203では、WDT314のカウント値が初期設定値(本実施形態では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDT314を定期的に(本実施形態では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。

ステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、各種の球検出センサを含む図4に示す各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。

また、ステップS205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図4に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口234、230やこれらの始動口230、232、228への入賞があったと判定する。例えば、一般入賞口226への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口226へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。

ステップS207およびステップS209では、基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS115で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値、普図タイマ乱数、大当り用特図1乱数値、小当り用特図1乱数値、ハズレ用特図1乱数値、特図1変動時間決定用乱数値、大当り用特図2乱数値、小当り用特図2乱数値、ハズレ用特図2乱数値、および特図2変動時間決定用乱数値それぞれを生成するための乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットすると共に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。また、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、特図乱数生成用の乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。なお、本実施形態では特図1に関する乱数値を取得するためのカウンタと特図2に関する乱数値を取得するためのカウンタとを別に設けたが、同一のカウンタを用いてもよい。

ステップS211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。

ステップS213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特図表示装置212に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。

ステップS215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口234、230や始動口230、232、228に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。

また、ステップS217では、入賞受付処理を行う。この入賞受付処理では、第1特図始動口230に入賞があり、且つ、保留している特図1変動遊技の数が所定数(本実施形態では4)未満である場合には、所定の始動情報を取得する。すなわち、保留数が所定数未満であれば、特図1当選乱数値、大当り用特図1乱数値、小当り用特図1乱数値、ハズレ用特図1乱数値、および特図1変動時間決定用乱数値を取得する。ここで取得した特図1当選乱数値は、ハードウェア乱数を加工した値(ハードウェア乱数の値+Rレジスタの値+1)である。一方、大当り用特図1乱数値、小当り用特図1乱数値、ハズレ用特図1乱数値、および特図1変動時間決定用乱数値は、RAM308に設けられたソフトウェア乱数カウンタから導出されたソフトウェア乱数を加工した値(ソフトウェア乱数の値+Rレジスタの値+1)である。図4に示す乱数値生成回路318、RAM308に設けられたソフトウェア乱数カウンタ、および乱数加工を施す主制御部300を併せたものが、始動情報を生成して導出するものであり、始動情報導出手段(第1の始動情報導出手段,第2の始動情報導出手段)の一例に相当する。ここで取得された各種乱数値(始動情報)は、RAM308に設けた特図1の保留記憶部の、入賞順(保留順)に応じた空いている領域に、1セットの始動情報として記憶される。この特図1の保留記憶部は、第1特図始動口230(第1の始動領域)に遊技球が進入した場合に取得した始動情報を所定の第1上限個数(ここでは4個)まで記憶可能な第1の始動情報記憶手段に相当する。このとき各種乱数値(始動情報)をRAM308に設けた一時領域に一旦記憶し、その一時領域に記憶された値を特図1の保留記憶部に記憶してもよく、この場合、一時領域を第1の始動情報記憶手段としてもよいし、特図1の保留記憶部および一時領域を第1の始動情報記憶手段としてもよい。また、主制御部300のCPU304は、RAM308に記憶されている特図1の保留数の値に1を加算し、特図1の保留数が1増加する。したがって、主制御部300のCPU304が保留手段の一例に相当する。また、特図2についても、特図1と同様に始動情報である各乱数値を取得し、取得した乱数値をRAM308に設けた特図2の保留記憶部に、1セットの始動情報として同様に記憶され、さらに、RAM308に記憶されている特図2の保留数の値に1を加算する。特図2の保留記憶部は、第2特図始動口232(第2の始動領域)に遊技球が進入した場合に取得した始動情報を所定の第2上限個数(ここでは4個)まで記憶可能な第2の始動情報記憶手段に相当する。このとき各種乱数値(始動情報)をRAM308に設けた一時領域に一旦記憶し、その一時領域に記憶された値を特図2の保留記憶部に記憶してもよく、この場合一時領域を第2の始動情報記憶手段としてもよいし、特図2の保留記憶部および一時領域を第2の始動情報記憶手段としてもよい。さらに、始動情報記憶手段は、CPU304のレジスタであってもよい。

また、普図始動口228を球が通過したことを検出し、且つ、保留している普図変動遊技の数が所定数(本実施形態では4)未満の場合には、そのタイミングにおける普図当選乱数値生成用の乱数カウンタの値を始動情報である普図当選乱数値として取得し、RAM308に設けた特図用とは別の乱数値記憶領域に記憶する。また、この入賞受付処理では、所定の球検出センサにより、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228、または可変入賞口234の入賞(入球)を検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228、および可変入賞口234の入賞(入球)の有無を示す入賞受付情報を設定する。

なお、特図の始動情報にしても普図の始動情報にしても、保留数がそれぞれの所定数以上であれば始動情報を取得せずに、ステップS219に進む。

ステップS219では、払出要求数送信処理を行う。図4に示す払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。

ステップS221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。

また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、当り図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、ハズレ図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄(図5(c)に示す普図A)およびハズレ図柄(図5(c)に示す普図B)いずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。

また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。このようにして一対の羽根部材2321の開放制御を行う主制御部300のCPU304が、可変始動領域制御を行う可変始動領域制御手段の一例に相当する。一方、非電サポ状態であれば、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定するとともに、第2特図始動口232の羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)には、何ら信号を出力しない。こうすることで、羽根部材2321は閉じた状態のままになる。なお、羽根部材2321を閉じた状態に維持するための信号を必ず出力するようにしてもよい。

また、電サポ状態であった場合には、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する処理では、所定の閉鎖期間(例えば0.1秒間)、羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。

また、電サポ状態であった場合には、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理において、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果がハズレであれば、後述するように、普図ハズレフラグがオンされる。この普図ハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS223に移行するようにしている。

続いて、ステップS223では普図関連抽選処理を実行する。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。また、当り判定の結果に関わらず、次に上述の普図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。

続いて、特図先読み処理(ステップS224)が実行される。この特図先読み処理については後述する。

次に、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行い(ステップS225)、次いで、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS227)。特図2状態更新処理は、特図2の状態に応じて、次の8つの処理のうちの1つの処理を行う。例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、第2特別図柄表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。

また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。

また、主制御部300のRAM308には、15R大当りフラグ、2R大当たりフラグ、第1小当たりフラグ、第2小当たりフラグ、第1ハズレフラグ、第2ハズレフラグ、確変フラグ、および時短フラグそれぞれのフラグが用意されている。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、後述する特図関連抽選処理における特図決定結果(特図の停止図柄態様)に基づいて第2特図表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は、15R特別大当たり図柄(特図A)、15R大当たり図柄(特図B)、2R特別大当たり図柄(特図C)、突然時短図柄(特図D)、隠れ確変図柄(特図E)、突然通常図柄(特図F)、第1小当たり図柄(特図G)、第2小当たり図柄(特図H)、第1ハズレ図柄(特図I)、および第2ハズレ図柄(特図J)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するためにRAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた電サポ回数記憶部に値がセットされている場合には、その値が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中でなければ、時短フラグをオフする。さらに、大当り遊技中や小当り遊技中にも、時短フラグをオフする。すなわち、主制御部300のCPU304は、大当り遊技状態中および小当り遊技状態中(第二の制御状態中)である場合に、非電サポ状態(第一の進入率制御状態)に移行させる。

また、後述するコマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。

また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、大当りフラグがオンされる。この大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するためにRAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド入賞演出設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に5Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。

また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口234に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口234の扉部材2341の開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材2341を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド大入賞口開放設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に7Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。

また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口234の扉部材2341の開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材2341を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。

また、この扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(本実施例では15ラウンドか2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するためにRAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。

以上説明したように、主制御部300のCPU304は、大当り遊技状態中に、可変入賞口234の扉部材2341の開閉状態の変化制御を行う可変入賞制御手段の一例に相当する。なお、主制御部300のROM306には、可変入賞口234の扉部材2341の開閉パターンが記憶されており、主制御部300のCPU304は、そのROM306から、特図変動遊技の当否判定に応じた開閉パターンを取得する。

また、主制御部300のCPU304は、特図決定結果が表す停止図柄態様に基づいて、大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた確変フラグや時短フラグをオンに設定する。すなわち、主制御部300のCPU304は、後述する特図抽選処理で特図決定結果が「特図A」や「特図C」である場合には確変フラグと時短フラグの双方をオンに設定する。また、特図決定結果が「特図E」である場合には確変フラグと時短フラグのうち確変フラグのみをオンに設定する。さらに、特図決定結果が「特図B」や「特図D」である場合には確変フラグと時短フラグのうち時短フラグのみをオンに設定するとともにRAM308に設けられた電サポ回数記憶部に電サポ回数100回をセットする。確変フラグがオンに設定されていると、特図高確率状態(確率変動中)であり、大当り遊技終了後に大当りに当選する確率が高くなっている状態(特図高確率状態)である。一方、確変フラグがオンに設定されていない(オフに設定されている)と、特図低確率状態である。したがって、確変フラグの設定状態は、当否判定(特図の抽選)の結果に影響を与える。また、時短フラグがオンに設定されていると電サポ状態であり、電チューが開きやすい(例えば当りやすい)、一回の当りに基づく開放時間が長い、一回の当りに基づく開放回数が多いなど可変始動領域制御が遊技者に有利になるように行われる。反対に、時短フラグがオフに設定されていると非電サポ状態であり、可変始動領域制御が遊技者に不利になるように行われる。したがって、時短フラグの設定状態は、可変始動領域制御にも影響を与える。よって、確変フラグおよび/または時短フラグの設定状態を表す情報は、遊技制御情報の一例に相当し、主制御部300のCPU304は遊技制御情報決定手段の一例に相当する。

さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド終了演出設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に6Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。

また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。さらに、特図2変動遊技の結果がハズレであれば、ハズレフラグがオンされる。このハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次の処理に移行するようにしている。

特図2状態更新処理が終了すると、特図1状態更新処理を行う。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。

ステップS225およびステップS227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。この特図関連抽選処理を実行する主制御部300のCPU304が当否判定手段の一例に相当する。主制御部300は、最初に特図2についての処理(特図2関連抽選処理)を行い、その後、特図1についての処理(特図1関連抽選処理)を行う。このように、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、同じタイミングで、第1特図始動口230に遊技球が進入したことに基づいて始動情報を取得し、かつ第2特図始動口232に遊技球が進入したことに基づいて始動情報を取得した場合や、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合や、特図2変動遊技の開始条件と特図1変動遊技の開始条件の両方が成立している場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。すなわち、本実施形態のパチンコ機100は、特図2優先変動を行うものであり、第2特図始動口232への入賞に基づく抽選(特図2の当否判定)を、第1特図始動口230への入賞に基づく抽選(特図1の当否判定)よりも優先して行う。言い換えれば、本実施形態のパチンコ機100では、第1の特別始動領域に遊技球が進入した場合に第1の乱数値記憶領域に乱数値を最大保留数まで格納し、第2の特別始動領域に遊技球が入賞した場合に第2の乱数値記憶領域に乱数値を最大保留数まで格納する入賞記憶部と、前記第1の乱数値記憶領域および前記第2の乱数値記憶領域の両方に乱数値が記憶されている場合に、前記第1の乱数値記憶領域に前記乱数値が記憶された時期および前記第2の乱数値記憶領域に前記乱数値が記憶された時期とは無関係に該第2の乱数値記憶領域に記憶されている乱数値に基づいて当否判定を行うとともに、前記第1の乱数値記憶領域に乱数値が記憶されておらず、かつ前記第2の乱数値記憶領域に乱数値が記憶されている場合には、該第2の乱数値記憶領域に記憶されている乱数値に基づいて当否判定を行い、前記第2の乱数値記憶領域に乱数値が記憶されておらず、かつ前記第1の乱数値記憶領域に乱数値が記憶されている場合には、該第1の乱数値記憶領域に記憶されている乱数値に基づいて当否判定を行う当否判定手段を備えている。また、第1特図表示装置212あるいは第2特図表示装置214による特図変動遊技の大当り判定の結果の報知は、主制御部300で行われ、第2特図始動口232への入賞に基づく当否判定の結果報知が、第1特図始動口230への入賞に基づく当否判定の結果報知よりも優先して行われ、当否判定が行われていない始動情報として、特図1の始動情報と特図2の始動情報のうちの特図1の始動情報のみが残っている状態で、特図2の始動情報が新たに記憶された場合には、新たに記憶された特図2の始動情報に基づく当否判定の結果の報知が、既に記憶されていた特図1の始動情報に基づく当否判定の結果の報知よりも先に行われる。また、始動情報を取得する始動情報取得手段は、第1の始動情報記憶手段および第2の始動情報記憶手段のうちの両方に始動情報が記憶されている場合には、該第2の始動情報記憶手段から始動情報を取得し、該第1の始動情報記憶手段および該第2の始動情報記憶手段のうちの一方に始動情報が記憶されている場合には、始動情報が記憶されている始動情報記憶手段から始動情報を取得するものである。なお、ステップS225の特図2状態更新処理に続いて先に特図2関連抽選処理を行い、それから、ステップS227の特図1状態更新処理を行い、その後、特図1関連抽選処理を行うようにしてもよい。

特図2関連抽選処理では、特図2についての、当否判定(抽選)の実行、停止表示する特図の決定、ならびに変動時間の決定を行う。特図関連抽選処理を実行する主制御部300のCPU304が当否判定手段の一例に相当する。特図2関連抽選処理では、最初に、所定条件を充足したか否かを判定する。ここでの判定では、まず、所定の当否判定禁止条件が不成立であるか否かの判定を行う。すなわち、第2特図表示装置214が特図変動表示中であるか、または停止表示中であるか否かを判定し、いずれかの表示中である場合には主制御部タイマ割込処理に戻り、いずれの表示中でもない場合には、特図作動中に設定されているか特図非作動中に設定されているかを判定し、特図作動中に設定されていれば主制御部タイマ割込処理に戻り、特図非作動中に設定されていれば、当否判定禁止条件が不成立であったことになり、今度は、所定の当否判定条件が成立しているか否かの判定を行う。当否判定条件についての判定は、RAM308に設けた特図2の保留記憶部を参照し、特図2変動遊技の保留数が0より大きいか否かを判定する。保留数が0であれば、主制御部タイマ割込処理に戻る。反対に、保留数が1以上であれば、所定の当否判定条件が成立していることになり、RAM308に設けられた特図2の保留記憶部から、最も過去に格納した始動情報である1セット分の乱数値(特図2当選乱数値、大当り用特図2乱数値、小当り用特図2乱数値、ハズレ用特図2乱数値、および特図2変動時間決定用乱数値)を取得し、その保留記憶部にまだ格納されている始動情報(乱数値のセット)を、今記憶されている領域から隣の領域に移し替える。すなわち、最も過去に格納した始動情報を特図2の保留記憶部から取り出し、さらに特図2の保留記憶部に始動情報が格納されていれば、N番目に古い始動情報を特図2の保留記憶部におけるN−1番目に古い始動情報として設定したことになる。また、RAM308に記憶している保留数を1減算する。RAM308の特図2の保留記憶部から1セット分の乱数値(特図2当選乱数値、大当り用特図2乱数値、小当り用特図2乱数値、ハズレ用特図2乱数値、および特図2変動時間決定用乱数値)を取得する処理を行う主制御部300のCPU304が、第2の始動情報取得手段の一例に相当する。

図8(a)は当否判定用高確率テーブルを示す図であり、同図(b)は当否判定用低確率テーブルを示す図である。これらのテーブルは、主制御部300のROM306に記憶されている。

主制御部300のCPU304は、RAM308の保留記憶部から始動情報を取り出すと、確変フラグを参照し、確変フラグがオンであれば特図高確率状態であるため、特図2当選乱数値(取り得る数値範囲は0〜65535)が同図(a)に示す当否判定用高確率テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、特図2当否判定結果として「大当り」、「小当り」または「ハズレ」を導出する。一方、確変フラグがオフであれば特図低確率状態であるため、特図2当選乱数値が同図(b)に示す当否判定用高確率テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、特図2当否判定結果として「大当り」、「小当り」または「ハズレ」を導出する。「大当り」、「小当り」または「ハズレ」を導出することが当否判定に相当する。

次いで、特図2当否判定結果に基づいて特図2の図柄を決定する。

図8(c)は、特図決定用テーブルを示す図である。このテーブルも、主制御部300のROM306に記憶されている。この特図決定用テーブルは、当否判定結果ごとに特図の停止図柄態様(図5(a)参照)に対応した乱数範囲が規定されている。

主制御部300のCPU304は、特図2当否判定結果が大当りの場合であれば、RAM308の保留記憶部から先に取得した1セット分の乱数値のうちの大当り用特図2乱数値(取り得る数値範囲は0〜99)が、同図(c)に示す特図決定用テーブル中の、当否判定結果が大当りのうちのいずれの乱数範囲に属するかを判定し、特図2決定結果として「特図A」〜「特図F」を決定する。また、特図2当否判定結果が小当りの場合であれば、RAM308の保留記憶部から先に取得した1セット分の乱数値のうちの小当り用特図2乱数値(取り得る数値範囲は0〜99)が、同図(c)に示す特図決定用テーブル中の、当否判定結果が小当りのうちのいずれの乱数範囲に属するかを判定し、特図2決定結果として「特図G」または「特図H」を決定する。さらに、特図2当否判定結果がハズレの場合であれば、RAM308の保留記憶部から先に取得した1セット分の乱数値のうちのハズレ用特図2乱数値(取り得る数値範囲は0〜99)が、同図(c)に示す特図決定用テーブル中の、当否判定結果がハズレのうちのいずれの乱数範囲に属するかを判定し、特図2決定結果として「特図I」または「特図J」を決定する。ここで決定した特図2決定結果は、第2特図表示装置214によって停止表示されることになる特図2の図柄態様を表す情報である。

続いて、特図2決定結果に基づいて特図2の図柄変動表示における図柄変動時間(特図2変動時間)を決定する。ここでの変動時間の決定には、RAM308の保留記憶部から先に取得した1セット分の乱数値のうちの特図2変動時間決定用乱数値(取り得る数値範囲は0〜65535)が用いられる。

図9(a)は、特図2変動時間決定用テーブルを示す図である。このテーブルも、主制御部300のROM306に記憶されている。この特図2変動時間決定用テーブルは、テーブル1〜5で構成されており、テーブル1は特図2決定結果が15Rの大当り図柄(特図A,B)であったときに用いられるテーブルであり、テーブル2は特図2決定結果が2R大当り図柄(特図C〜特図F)や小当り図柄(特図G,H)であった場合に用いられるテーブルであり、テーブル3〜5は特図2決定結果がハズレ図柄(特図I,J)であったときに用いられるテーブルである。

テーブル1〜5の各テーブルは、変動時間と、特図2変動時間決定用乱数値の乱数選択範囲との対応関係が規定されている。また、この図9(a)に示す各テーブルには、各変動時間に対応した装飾図柄表示装置208における演出態様を表す変動パターンの名称も参考までに示されている。本実施形態では、特図の変動時間と装飾図柄表示装置208の演出態様は、1対1に対応付けられている。主制御部300が、特図の変動時間に対応した装飾図柄表示装置208の演出態様まで決定してもよいが、本実施形態では、ここで決定された変動時間を表す情報を、第1副制御部400に送信し、第1副制御部400が、変動時間に対応した装飾図柄表示装置208における演出態様を決定する。本実施形態では、10種類の変動パターンが用意されている。これらの変動パターンには、リーチ演出を伴う変動パターンと、リーチ演出を伴わない変動パターンとがある。本実施形態では、リーチ演出として、ノーマルリーチ、スーパーリーチA、およびスーパーリーチBが用意されている。ノーマルリーチとは、一般に2つの図柄表示領域(例えば、図3に示す左右図柄表示領域208a、208c)が等しい装飾図柄を停止表示し、残りの1つの図柄表示領域(例えば中図柄表示領域208b)が変動表示している状態(リーチ状態)のこと、すなわち、変動表示している図柄表示領域が特定の図柄(停止表示している図柄表示領域と等しい図柄)を停止表示すれば所定の大当り図柄の組合せ(図5(b)に示す“装飾図柄の組合せ1”や“装飾図柄の組合せ2”)を停止表示することとなる状態のことである。

スーパーリーチA(以下、単に“リーチA”と称する場合がある)やスーパーリーチB(以下、単に“リーチB”と称する場合がある)は、ノーマルリーチにさらに特殊な変動表示等を加味して演出効果を向上させたリーチの一種である。

なお、スーパーリーチとしては、ロングリーチ、ノーマル逆転リーチ、ダブルラインリーチ等が知られており、さらには、特別マルチラインリーチ、全回転リーチ、特別全回転リーチ等のスペシャルリーチも知られている。本明細書で単にリーチというときには、ノーマルリーチとスーパーリーチとスペシャルリーチを含んだ装飾図柄の変動態様を意味する。このリーチは、特図の当否判定(抽選)の結果が当りの判定結果になることを、その当否判定を行った後であってその当否判定の結果を報知する前に遊技者に予告する演出であり、リーチを行うか否かは、その当否判定を行った後に決定される。リーチなしは、特図の変動時間が相対的に短く、スーパーリーチは特図の変動時間が相対的に長く、ノーマルリーチは特図の変動時間がリーチなしとスーパーリーチの間の時間になる。

特図2決定結果が特図Aあるいは特図Bであった場合(テーブル1参照)には、ともに電サポ付きの15Rの大当り図柄であり、テーブル1に示すように、65秒の最長変動時間が最も選ばれやすく、15秒の変動時間が最も選ばれにくい。なお、この場合には、装飾図柄表示装置208ではリーチ演出が行われ、装飾図柄表示装置208で、スーパーリーチBに発展すると15R大当りの可能性が高くなり、スーパーリーチAに発展しても15R大当りの可能性があることになる。すなわち、スーパーリーチBやスーパーリーチAは15R大当りの信頼度が他のリーチ態様よりも高いリーチ態様である。

特図2決定結果が2R大当り図柄(特図C〜特図F)や、小当り図柄(特図G,H)であった場合(テーブル2参照)には、一律に12秒の変動時間が選ばれる。なお、この場合には、装飾図柄表示装置208ではリーチなしの変動後に停止表示された装飾図柄の組合せ(装飾図柄の組合せ3,装飾図柄の組合せ4)を一旦消灯させる、いわゆるチャンス目全消灯が行われる。

特図2決定結果がハズレ図柄(特図I,J)であった場合には、電サポ状態であるか否かと、特図2の保留数とに応じて使用されるテーブルが異なる。主制御部300のCPU304は、時短フラグと、RAM308に記憶されている特図2の保留数を参照して、使用するテーブルを決定する。

特図2決定結果がハズレ図柄(特図I,J)であって、電サポ状態かつ特図2の保留数が1〜3である場合には、テーブル3を使用する。この場合には、電サポ状態であり、特図2の消化を早めるため、1.5秒の最短変動時間が一律に選ばれ、装飾図柄表示装置208では、リーチ演出が行われず、超短縮変動が行われることになる。

特図2決定結果がハズレ図柄(特図I,J)であって、電サポ状態かつ特図2の保留数が0である場合には、テーブル4を使用する。この場合には、特図2の保留を貯めるため、ある程度長めの8秒の変動時間が一律に選ばれ、装飾図柄表示装置208では、リーチ演出が行われない。

特図2決定結果がハズレ図柄(特図I,J)であって、非電サポ状態である場合には、特図2の保留数に関わらず、テーブル5を使用する。非電サポ状態で第2特図始動口232への入賞があった場合は、普図低確率状態のもと普図変動遊技に当選したという稀なケースであり、特図2優先変動機では、特図1変動遊技が連続して行われている状態で特図2変動遊技が割り込んで優先消化されるケースになる。この場合には、特図2の変動時間を短縮したり超短縮することなく、テーブル5に示すように、8秒の変動時間(リーチなしのハズレ)が高確率で選択され、低確率ではあるが、10秒、40秒、あるいは60秒の変動時間が選択されることがある。10秒、40秒、あるいは60秒の変動時間が選択された場合には、装飾図柄表示装置208では、リーチ演出が行われる。

以上説明したようにして、特図2変動時間を決定し、特図2関連抽選処理(ステップS229)は終了する。

続いて、特図1関連抽選処理(ステップS231)を行う。この特図1関連抽選処理で行う各処理は、上述の特図2関連抽選処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一である。すなわち、特図1関連抽選処理では、RAM308の特図1の保留記憶部から1セット分の乱数値(特図1当選乱数値、大当り用特図1乱数値、小当り用特図1乱数値、ハズレ用特図1乱数値、および特図1変動時間決定用乱数値)を取得し、1セット分の乱数値(始動情報)に基づいて、特図1についての、当否判定(抽選)の実行、停止表示する特図の決定、ならびに変動時間の決定を行う。当否判定の実行では、図8(a)および同図(b)に示す当否判定用テーブルが用いられ、特図の決定には、同図(c)に示す特図決定用テーブルが用いられる。変動時間の決定には、図9(b)に示す変動時間決定用テーブルが用いられる。

図9(b)は、特図1変動時間決定用テーブルを示す図である。このテーブルも、主制御部300のROM306に記憶されている。この特図1変動時間決定用テーブルは、テーブル6〜9で構成されており、テーブル6は、特図1決定結果が15Rの大当り図柄(特図A,B)であったときに用いられるテーブルであり、図9(a)に示すテーブル1の内容と同じ内容である。テーブル7は、特図1決定結果が2R大当り図柄(特図C〜特図F)や小当り図柄(特図G,H)であった場合に用いられるテーブルであり、図9(a)に示すテーブル2の内容と同じ内容である。

テーブル8および9は、特図1決定結果がハズレ図柄(特図I,J)であったときに用いられるテーブルである。特図1決定結果がハズレ図柄(特図I,J)であった場合にも、電サポ状態であるか否かと、特図1の保留数とに応じて使用されるテーブルが異なる。

特図1決定結果がハズレ図柄(特図I,J)であって、非電サポ状態かつ特図1の保留数が3である場合には、テーブル8を使用する。この場合には、特図1の消化を早めるため、3秒の短い変動時間が選択される確率が高く、3秒の変動時間が選択されると、装飾図柄表示装置208では、リーチ演出が行われず、短縮変動が行われることになる。

特図1決定結果がハズレ図柄(特図I,J)であって、非電サポ状態かつ特図1の保留数が0〜2である場合あるいは電サポ状態である場合(保留数は無関係)には、テーブル9を使用する。このテーブル9は、図9(a)に示すテーブル5の内容と同じ内容である。

ステップS231の特図1関連抽選処理に続いて行われるステップS233では、コマンド設定送信処理を行い、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は本実施形態では16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本実施形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンド、特図保留増加コマンド、普図保留増加コマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。

具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオン、オフするようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始コマンドの場合であればコマンドデータに、特図停止図柄を表す情報、制御状態を表す情報(時短フラグおよび確変フラグの設定状態を表す情報)、特図変動時間を表す情報などを示す情報を含み、図柄変動停止コマンドの場合であれば、特図停止図柄を表す情報(特図決定結果)、制御状態を表す情報などを含み、入賞演出開始コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、制御状態を表す情報などを含み、当りラウンド数指定コマンドの場合であれば制御状態を表す情報、当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、第1特図始動口230への入賞の有無、第2特図始動口232への入賞の有無、可変入賞口234への入賞の有無などを含む。

また、上述の一般コマンド回転開始設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、特図停止図柄を表す情報(特図決定結果)、制御状態を表す情報、特図変動時間を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。

上述の一般コマンド回転停止設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、特図停止図柄を表す情報(特図決定結果)、制御状態を表す情報などを示す情報を設定する。

上述の一般コマンド入賞演出開始設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、制御状態を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。入演出開始コマンドを受信した第1副制御部400は、その入演出開始コマンドに基づいて第2副制御部500に入賞演出制御コマンドを送信する。入賞演出制御コマンドを受信した第2副制御部500は、装飾図柄表示装置208に、大当り遊技が開始されることを遊技者に報知する画像を所定のオープニング演出期間(例えば3秒間)表示させ、大当り遊技が開始する。

上述の一般コマンド終了演出開始設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、制御状態を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。終了演出開始コマンドを受信した第1副制御部400は、その終了演出開始コマンドに基づいて第2副制御部500に終了演出制御コマンドを送信する。終了演出制御コマンドを受信した第2副制御部500は、装飾図柄表示装置208に大当りを終了することを遊技者に報知する画像を所定の終了演出期間(例えば3秒間)表示させ、大当り遊技が終了する。

上述の一般コマンド大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している当りラウンド数、現在のラウンド数、制御状態を表す情報などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している現在のラウンド数、制御状態を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。

また、このステップS215では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理は、先の入賞受付処理(ステップS217)で始動情報を取得した場合に、始動情報を取得した入賞受付処理のタイマ割込処理と同じタイマ割込処理におけるステップS215で実行される。一般コマンド特図保留増加処理では、特図保留増加コマンドのコマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、制御状態を表す情報、事前判定した特図1あるいは特図2の情報(後述する、停止図柄情報あるいは未判定情報)を設定する。

さらに、このステップS215では一般コマンド普図保留増加処理も行われる。この一般コマンド普図保留増加処理では、普図保留増加コマンドのコマンドデータに、制御状態を表す情報等を設定する。また、主制御部300から第1副制御部400には、普図絡みのコマンドとして、普図の変動表示が開始した(する)ことを表す普図変動開始コマンドも送信される。なお、主制御部300から第1副制御部400には、普図の変動表示が停止した(する)ことを表す普図変動停止コマンドや、一対の羽根部材2321が開放を開始した(する)ことを表す電チュー開放開始コマンドや、一対の羽根部材2321が閉鎖した(する)ことを表す電チュー閉鎖コマンドを送信するようにしてもよい。

第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。また、第1副制御部400では、コマンドに含まれている当りラウンド数と現在のラウンド数に基づき、当り全ラウンドが終了するまでの残りラウンド数を取得する。

また、このコマンド設定送信処理では、図4に示す払出制御部600にもコマンドを送信する。払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。

次に、図7に示す主制御部タイマ割込処理では、外部出力信号設定処理(ステップS235)を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。

ステップS237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、上述のステップ205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、ガラス枠開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視し、ガラス枠開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、ガラス枠開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、図4に示す各種ソレノイド332を駆動して第2特図始動口232や、可変入賞口234の開閉を制御したり、駆動回路324、326、330を介して普通図柄表示装置210、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS219)で設定した出力予定情報をI/O310の出力ポートを介して第1副制御部400に出力する。

ステップS239では、電源の遮断(電断)を検出したか否かを判定するために、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS241に進み、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS243に進む。

ステップS241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割り込み許可の設定などを行い、その後、図6に示す主制御部メイン処理に復帰する。

一方、ステップS243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断時処理を行い、その後、図6に示す主制御部メイン処理に復帰する。
<第1副制御部400の処理>
図10を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。なお、同図(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。

まず、同図(a)のステップS301では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、ステップS301の初期設定が実行される。この初期設定では、図4に示すI/Oポート410の初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。

ステップS303では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS305の処理に移行する。

ステップS305では、タイマ変数に0を代入する。

ステップS307では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。このコマンド処理では、復電時サブ側フラグ設定処理等が行われるが、詳細については後述する。

ステップS309では、演出制御処理を行う。例えば、S307で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。また、この演出制御処理では、始動入賞時サブ側先読み予告実行処理、変動開始時サブ側予告実行処理、および復電時サブ側フラグ設定処理も行われる。これらの各処理については詳しくは後述する。

ステップS311では、図1に示すチャンスボタン136の押下を検出していた場合、ステップS309で更新した演出データをチャンスボタン136の押下に応じた演出データに変更する処理を行う。

ステップS313では、S309で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。

ステップS315では、S309で読み出した演出データの中に各種ランプ418の駆動回路420への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。

ステップS317では、S309で読み出した演出データの中に演出可動体224の駆動回路422への命令がある場合には、この命令を駆動回路422に出力する。

ステップS319では、S309で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行い、S303へ戻る。

次に、図10(b)を用いて、第1副制御部400のコマンド受信割込処理について説明する。図10(b)は、第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が、主制御部300が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS331では、主制御部300が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶し、このコマンド受信割込処理が終了する。

次に、図10(c)を用いて、第1副制御部400のCPU404によって実行する第1副制御部タイマ割込処理について説明する。図10(c)は、第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。第1副制御部400は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。

第1副制御部タイマ割込処理のステップS341では、図10(a)に示す第1副制御部メイン処理におけるステップS303において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS303において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。

第1副制御部タイマ割込処理のステップS343では、ステップS319で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、演出用乱数値の更新処理等を行い、このタイマ割込処理が終了する。
<第2副制御部500の処理>
第2副制御部500では、第1副制御部400から送信されてきた制御コマンドに基づいて、装飾図柄表示装置208の制御を実行する。第2副制御部500には、装飾図柄表示装置208に画像を表示する画像制御部が接続されている。この画像制御部は、VRAM(ビデオRAM)およびGPU(グラフィックス プロセッシング ユニット)を有する。GPUは、第2副制御部500のROMに記憶された絵柄情報等を第2副制御部500のCPUからの信号に基づいて読み出してVRAMの表示領域(ワークエリア)を使用して表示画像を生成し装飾図柄表示装置208に画像を表示する。

より具体的に説明すると、第2副制御部500のCPUは、最初に、画像データの転送指示を行う。ここでは、まず、VRAMの表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていない表示領域に記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPUは、GPUのアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROMの転送元アドレス)、VRAM座標(VRAMの転送先アドレス)などを設定した後、ROMからVRAMへの画像データの転送開始を指示する命令を設定する。GPUは、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROMからVRAMに転送する。その後、GPUは、転送終了割込信号をCPUに対して出力する。

次いで、GPUからの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合は、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPUは、VRAMに転送した画像データに基づいてVRAMの表示領域AまたはBに表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAMの座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をGPUに指示する。GPUはアトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。一方、GPUからの転送終了割込信号が未入力の場合は、転送終了割込信号が入力されるのを待つ。

続いて、描画指示を行う。この描画指示では、CPUは、GPUに画像の描画開始を指示する。GPUは、CPUの指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。

描画指示が行われると、画像の描画終了に基づくGPUからの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が未入力の場合には、生成終了割込み信号が入力されるのを待ち、生成終了割込み信号が入力された場合には、RAMの所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタを、インクリメント(+1)して処理を終了する。

また、第2副制御部500では、第1副制御部400から送信されてきた制御コマンドに基づいて、遮蔽装置246の制御も実行する。

<特図先読み処理>
次いで、図7に示す主制御部タイマ割込処理における特図先読み処理(ステップS224)について詳述する。

図11(a)は、主制御部300のCPU304が実行する特図先読み処理の流れを示すフローチャートである。

まず、ステップS224aでは、特図2の始動情報の増加があったか否か、すなわちRAM308に設けた特図2の保留記憶部に、特図2についての始動情報(1セット分の乱数値)が追加されたか否かを判定し、増加していれば(追加されていれば)、増加した特図2の始動情報を先読みして特図2の停止図柄を事前判定する(ステップS224b)。このステップS224bでは、まず、特図2の保留記憶部から特図2の始動情報を先読みする。すなわち、第2特図始動口232への入賞を契機にして、その入賞に基づいて生成された始動情報を先読みする。したがって、当否判定(図7に示すステップS229における特図2関連抽選処理)で始動情報が取得される前に、その始動情報が先読みされることになる。この先読みを行う主制御部300のCPU304が始動情報先読手段の一例に相当する。なおここでは、特図2の保留記憶部から特図2の始動情報を先読みしているが、特図2の保留記憶部以外の領域から特図2の始動情報を先読みしてもよい。また、例えば、入賞受付処理において、RAM308に用意された特図2の保留記憶部の他に、CPU304のレジスタにも始動情報を記憶しておき、特図2関連抽選処理における当否判定時には、RAM308とCPU304のレジスタのうちのいずれか一方から始動情報を取得し、ここでの先読み時には他方から始動情報を取得する態様であってもよい。さらに、ここでの先読みは、入賞分(保留増加分)だけを先読みしたが総てを先読みしてもよい。

なお、ここでの先読みとは始動情報を当否判定(本抽選)の前に先に読むことを意味するが、以降の説明では、先読みという言葉を、先(当否判定(本抽選)の結果等)を読むという意味で使用することがある。

主制御部300のROM306には、図8(a)に示す当否判定用高確率テーブルの内容と同じ内容の事前判定用高確率テーブルや、同図(b)に示す当否判定用低確率テーブルの内容と同じ内容の事前判定用低確率テーブルや、同図(c)に示す特図決定用テーブルの内容と同じ内容の特図事前判定用テーブルが用意されている。

主制御部300のCPU304は、始動情報を先読みすると、将来行われる特図2関連抽選処理における当否判定結果と停止する図柄を、先読みした始動情報に基づいて事前判定する。すなわち、主制御部300のCPU304は、まず、確変フラグを参照し、事前判定用高確率テーブルと事前判定用低確率テーブルのうちのいずれか一方のテーブルを選択し、選択したテーブルを用いて、先読みした始動情報のうちの特図2当選乱数値に基づいて、当否判定の結果が、大当りの当否判定結果になるか、小当りの当否判定結果になるか、ハズレの当否判定結果になるかを事前判定する。すなわち、第2特図始動口232への入賞を契機にして、その入賞に基づいて生成された始動情報に基づく当否判定結果が、大当りの当否判定結果(特定の当否判定結果)になるか否かを事前判定する。この事前判定を行う主制御部300のCPU304が事前判定手段の一例に相当し、ここで事前判定した結果は特図2当否事前判定結果として扱われる。

次いで、主制御部300のCPU304は、特図事前判定用テーブルを用いて、特図2当否事前判定結果にしたがって、大当り図柄、小当り図柄、ハズレ図柄の事前判定を行う。すなわち、特図2当否事前判定結果が大当りであった場合には、先読みした始動情報のうちの大当り用特図2乱数値に基づいて、停止図柄となる大当り図柄の事前判定を行い、特図2当否事前判定結果が小当りであった場合には、先読みした始動情報のうちの小当り用特図2乱数値に基づいて、停止図柄となる小当り図柄の事前判定を行い、特図2当否事前判定結果がハズレであった場合には、先読みした始動情報のうちのハズレ用特図2乱数値に基づいて、停止図柄となるハズレ図柄の事前判定を行う。ここでの特図の事前判定も、先読みした始動情報に基づく当否判定(特図2関連抽選処理)が行われる前に実行され、ここで事前判定した結果は特図2事前判定結果として扱われる。なお、大当り図柄の事前判定は、複数種類用意された大当りの種類のうちいずれの種類の大当りかを事前判定していることに相当し、小当り図柄の事前判定やハズレ図柄の事前判定も同様である。

ステップS224bに続くステップS224cでは、ステップS224bで得た特図2の停止図柄情報(特図2事前判定結果)を、RAM308に用意された特図2事前判定結果記憶領域に記憶し、ステップS224dに進む。

一方、ステップS224aにおける判定で特図2の始動情報が増加していなければステップS224dに進み、特図2の始動情報の先読みや事前判定は行われない。

ステップS224dでは、今度は、特図1の始動情報の増加があったか否か、すなわちRAM308に設けた特図1の保留記憶部に1セット分の乱数値が追加されたか否かを判定し、増加していれば(追加されていれば)、大当り遊技状態中であるか否かを判定する(ステップS224e)。大当り遊技中でなければ、今度は、現在の制御状態が電サポ状態であるか否かを、RAM308に用意された時短フラグを参照して判定し(ステップS224f)、現在の制御状態が非電サポ状態であれば(時短フラグがオフ状態であれば)、ステップS224gに進む。

ステップS224gでは、上述のステップS224bと同様に、まず、特図1の保留記憶部から特図1の始動情報を先読みする。次いで、ステップS224bと同様に、先読みした始動情報に基づいて特図1当否事前判定結果を得る。続いて、ステップS224bと同様に、その特図1当否事前判定結果に応じて、特図1事前判定結果を取得する。

ステップS224gに続くステップS224hでは、ステップS224gで得た特図1の停止図柄情報(特図1事前判定結果)を、RAM308に用意された特図1事前判定結果記憶領域に記憶し、図7に示す主制御部タイマ割込処理に復帰する。

図11(b)は、主制御部300のRAM308に用意された事前判定結果記憶領域に事前判定情報が記憶されている一例を示す図である。

図11(b)に示すように、特図1事前判定結果記憶領域3081および特図2事前判定結果記憶領域3082はともに、最大保留数に応じた4つの領域に区分けされされている。区分けされた特図1事前判定結果記憶領域3081における4つの領域には、ステップS224gで事前判定された特図1の停止図柄情報(特図1事前判定結果)が格納される。また、同じく区分けされた特図2事前判定結果記憶領域3082における4つの領域には、ステップS224bで事前判定された特図2の停止図柄情報(特図2事前判定結果)が格納される。この図11(b)に示す例では、特図1事前判定結果記憶領域3081には、保留4つ分の情報が記憶されており、最も新しい保留(保留4)に対応した領域に、15R特別大当りの特図Aを表す情報が格納されており、残りの3つの領域(保留1〜3)には、ハズレの特図(特図I又は特図J)を表す情報が格納されている。また、この図11(b)に示す例は、非電サポ状態における例であり、特図2事前判定結果記憶領域3082には、一つも特図2事前判定結果が格納されていない。

なお、図11(a)に示す先読み処理では、特図の停止図柄の事前判定までしか行わなかったが、先読みした始動情報のうちの特図変動時間決定用乱数値に基づいて、特図の変動時間の事前判定まで行い、変動時間の事前判定結果(特図変動時間事前判定結果)を事前判定結果記憶領域に記憶してもよい。また、変動時間に代えて、装飾図柄表示装置208における演出態様(変動パターン)を事前判定してもよい。上述のごとく、本実施形態では、特図の変動時間と装飾図柄表示装置208の演出態様は、1対1に対応付けられており、変動時間を選択しているということは変動パターンを選択していると見ることもできる。さらに、演出態様をグループ分けしておき、例えば、「はずれ・ノーマルリーチハズレ」のグループか「リーチAはずれ・リーチBハズレ」のグループかのみを抽選するようにしてもよい。あるいは、「ノーマルリーチ当り、ノーマルリーチハズレ、リーチA当り、リーチB当り、リーチA当り、リーチB当り」のリーチ演出のグループに属するか、「超短縮ハズレ、短縮ハズレ、ハズレ、チャンス目全消灯」のリーチなしのグループに属するかを事前判定するにとどめてもよい。

RAM308の事前判定結果記憶領域に新たに記憶された事前判定情報(特図事前判定結果を表す情報)は、事前判定した特図1あるいは特図2の情報として特図保留増加コマンドのコマンドデータに含められ、主制御部300から第1副制御部400に送信される。すなわち、事前判定情報が新たに記憶された特図先読み処理(ステップS224)のタイマ割込処理と同じタイマ割込処理におけるステップS215で、第1副制御部400に、新たに記憶された事前判定情報は送信される。

一方、ステップS224dにおける判定で特図1の始動情報が増加していなければ、図7に示す主制御部タイマ割込処理に復帰し、特図1の始動情報の先読みや事前判定は行わない。また、ステップS224eにおいて大当り遊技中であった場合、および現在の制御状態が電サポ状態(時短フラグがオン状態)であった場合にも、特図1の始動情報の先読みや事前判定は行わず、これらの場合には、今回増加した特図1の始動情報に基づく当否判定や停止図柄の事前判定が行われていないことを表す「未判定」情報を、特図1事前判定結果記憶領域に記憶し(ステップS224i)、図7に示す主制御部タイマ割込処理に復帰する。なお、本実施形態では、未判定情報設定条件(ここでは大当り遊技中かあるいは電サポ状態中)が成立していれば、始動情報自体の先読みも行わないが、先読みは行って事前判定は行わない態様であってもよく、さらには、先読みおよび事前判定は行うが、その結果を主制御部300から第1副制御部400へ送らない態様であってもよい。

主制御部300は、以上説明した特図先読み処理を実行した後、特図関連抽選処理(ステップS229,S231)を実行し、特図先読み処理で対象になった先読みした始動情報と同じ始動情報に基づいて、特図当否判定結果、特図決定結果、および特図の変動時間を改めて得る。

なお、本実施形態では、主制御部300は特図事前判定結果まで得ているが、主制御部300では特図事前判定結果を得ずに、先読みした始動情報を特図保留増加コマンドのコマンドデータに含めて第1副制御部400に送信し、第1副制御部400が、必要に応じて、特図事前判定結果を得る態様であってもよい。

<先読み予告制御処理>
次いで、図10(a)に示す第1副制御部メイン処理における演出制御処理(ステップS309)で実行される先読み予告制御処理について詳述する。

図12は、先読み予告制御処理の流れを示すフローチャートである。

図12に示す先読み予告制御処理は、第1副制御部メイン処理における演出制御処理(ステップS309)で実行されるルーチン処理である。まず、ステップS3091aでは、第1副制御部400のCPU404は、主制御部300から新たな保留情報が送られてきたか否かを判定する。すなわち、新たな特図保留増加コマンドを受信したか否かを判定し、受信していれば、現在の状態が、図柄停止中でないか否かを判定する(ステップS3091b)。本実施形態では、第1副制御部400のRAM408には、図柄停止中フラグが用意されている。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300から図柄停止コマンドを受信すると、その図柄停止中フラグをオンにする。オンにされた図柄停止中フラグは、第1副制御部400が、入賞演出開始コマンドあるいは図柄変動開始コマンドを受信すると、オフされる。したがって、図柄停止中フラグは、第1副制御部400が、図柄停止コマンドを受信してから、入賞演出開始コマンドあるいは図柄変動開始コマンドを受信するまでオンされたままである。ステップS3091bにおける判定では、この図柄停止中フラグがオンであるか否かを判定し、オフされていれば図柄停止中ではなく、ステップS3091cにおいて先読み予告の実行可否抽選を行う。

なおここでは、図柄停止中フラグを使用したが、図柄変動中であることを表す変動中フラグを使用してステップS3091bの判定を行ってもよい。

本実施形態では、装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dの左側には、特図1保留表示領域が用意されており、その右側には特図2保留表示領域が用意されている。演出表示領域208dの、特図1保留表示領域と特図2保留表示領域を併せた領域が第二の表示領域の一例に相当する。特図1保留表示領域には、特図1の保留記憶部に記憶されている1セットの始動情報に対応する保留表示が、特図1の保留記憶部に始動情報が記憶された順(入賞順)に古いものから順番に左側から並べて表示される。保留表示は、始動情報記憶手段(RAM308の特図の保留記憶部)に始動情報が記憶されていること、あるいは記憶されていたことを表す表示である。特図2保留表示領域には、特図2の保留記憶部に記憶されている1セットの始動情報に対応する保留表示が、特図2の保留記憶部に始動情報が記憶された順(入賞順)に古いものから順番に左側から並べて表示される。すなわち、始動情報記憶手段に記憶されている始動情報ごとに保留表示が行われ、保留表示の数は保留数に相当する。装飾図柄表示装置208は始動保留表示手段の一例に相当する。この保留表示におけるデフォルトの表示態様は、本実施形態では、丸い図形を無模様かつ一色で表示する態様になり、第一の態様の一例に相当する。第1副制御部400は、特図保留増加コマンドを受信する度に、第2副制御部500に保留増加コマンドを送信し、第2副制御部500は、その保留増加コマンドに基づいて、装飾図柄表示装置208を制御し、保留表示の数を1つ増加させる。一方、第1副制御部400は、保留消化の合図となる図柄変動開始コマンドを受信する度に第2副制御部500に保留減少信号を送信し、第2副制御部500は、その保留減少信号に基づいて、装飾図柄表示装置208を制御し、保留表示の数を1つ減少させる。

図13(a)は、本実施形態における先読み予告の種類を示す図である。

本実施形態における先読み予告は、図7に示す特図関連抽選処理(ステップS229,S231)で行われる当否判定の結果が大当りになる可能性があることを予告するための演出であって、本発明にいう予告の一例に相当する。より具体的に説明すれば、本実施形態では、大当りにも、遊技者に相対的に有利な大当り(例えば、15R特別大当り:特図A、15R大当り:特図B)と相対的に不利な大当り(例えば、2R系の大当り:特図C〜特図F)が用意されており、先読み予告は、有利な大当りになる可能性があることを予告するための演出である。なお、2R系の大当りでも確変付きの大当り(特図C,特図E)は有利な大当りとしてもよい。また、本実施形態における先読み予告は、上記特図関連抽選処理(ステップS229,S231)で始動情報を取得するよりも先に取得した始動情報(先読みした始動情報)に基づいて行われる予告である。すなわち、先読み予告は、先読みした始動情報に基づく事前判定結果に基づいて行われる。

また、ここでの先読み予告には、事前判定結果が有利な大当りでなくても、有利な大当りになるかのように偽りで予告する偽の先読み予告も含まれる。すなわち、先読み予告は、当否判定の結果が有利な大当りになる可能性があることを表したり、遊技者に示唆する予告であったり、あるいは当否判定の結果が有利な大当りになることを遊技者に期待させる予告であるといえる。

さらに、本発明にいう予告は、「当たった場合には2400発の出球だよ」といった情報や「当たれば15回(15R)のチャンスだよ」といった情報を報知するものであってもよく、また、ハズレになる可能性があることを報知するものであってもよい。

本実施形態では、保留表示の表示態様を変化させることで、保留表示を用いた先読み予告を行う。この保留表示を用いた先読み予告は、実行開始タイミングが入賞時であり、実行領域は、装飾図柄表示装置208における演出表示領域208dの、特図1保留表示領域と特図2保留表示領域を併せた領域(第二の表示領域)になる。なお、保留が0の状態で入賞があった場合には、当該入賞に基づく当否判定はすぐに行われ、特図の図柄変動表示もすぐに開始されるため、当該入賞に基づく保留表示を行わないことも考えられるが、あえて、その入賞に基づく図柄変動表示を開始した直後の数秒間行うようにしてもよい。この場合には、先読みした始動情報に基づく当否判定結果を報知する図柄変動表示(先読みした始動情報に対応した図柄変動表示)中に先読み予告の演出が行われることになる。保留表示を用いた表示態様は所定の態様の一例に相当し、装飾図柄表示装置208が、予告手段の一例に相当する。

また、遮蔽装置246を駆動させることで、役物作動による先読み予告も行う。この役物作動による先読み予告は、実行開始タイミングが図柄変動停止時であり、実行領域は、装飾図柄表示装置208よりも遊技者側の領域になる。先読み予告における図柄変動停止時とは、先読みした始動情報に対応した図柄変動表示及び当該図柄変動表示よりも前の図柄変動表示の少なくとも一方の停止時になる。より詳細に説明すれば、保留が0の状態で入賞があった場合には、当該入賞に基づく当否判定はすぐに行われ、特図の図柄変動表示もすぐに開始されるため、先読みした始動情報に対応した図柄変動表示の停止時が、先読み予告の実行開始時になる。

また、装飾図柄表示装置208に特定のキャラクタやシンボル等の図柄を登場させることでも先読み予告を行う。この特定の図柄を用いた先読み予告の実行開始タイミングは、入賞後の最初の図柄変動開始コマンドを受信してから所定時間経過後の当該図柄変動開始コマンドによって開始された図柄変動表示中になる。したがって、保留が0の状態で入賞があった場合には、当該入賞に基づく当否判定はすぐに行われ、特図の図柄変動表示もすぐに開始されるため、先読みした始動情報に基づく当否判定結果を報知する図柄変動表示(先読みした始動情報に対応した図柄変動表示)が開始されてから所定時間経過後の当該図柄変動表示中になる。保留が1以上の状態で入賞があった場合には、上記当該図柄変動表示よりも前に行われる図柄変動表示中になる。また、その実行領域は、装飾図柄表示装置208における、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cになる。以下、これらの領域208a〜208cを併せた領域を第一の表示領域と称する。この第一の表示領域は、特図1保留表示領域と特図2保留表示領域を併せた第二の表示領域よりも広い領域である。特定の図柄を用いた表示態様も所定の態様の一例としてもよい。

さらに、装飾図柄の色や明暗を変化させることでも先読み予告を行う。本実施形態では、装飾図柄を黒く表示させるブラックアウトの態様によって先読み予告を行う。この装飾図柄のブラックアウトを用いた先読み予告は、実行開始タイミングが図柄変動停止時であり、実行領域は第一の表示領域になる。

なお、先読み予告は画像や役物を用いた予告に限らず、音や光を用いた予告であってもよい。また、先読み予告の予告態様と、実行開始タイミングと、実行領域は、図13(a)に示した組合せには限られず、適宜組合せてもよい。

図12に示すステップS3091cにおける先読み予告の実行可否抽選では、保留表示を用いた先読み予告、役物作動による先読み予告、特定の図柄を用いた先読み予告、および装飾図柄のブラックアウトを用いた先読み予告それぞれの先読み予告の実行可否抽選を行う。ここでは、特定の図柄を用いた先読み予告の実行可否抽選と、保留表示を用いた先読み予告の実行可否抽選について説明する。

図13(b)は、特定の図柄を用いた先読み予告の実行可否抽選テーブルの一つを示す図であり、同図(c)は、保留表示を用いた先読み予告の実行可否抽選テーブルの一つを示す図である。

第1副制御部400のCPU404は、ステップS3091cを実行するタイミングで4種類の専用乱数を取得する。特定の図柄を用いた先読み予告の実行可否抽選では、取り得る範囲が0〜255の専用乱数を取得し、特定の図柄を用いた先読み予告の実行可否抽選テーブルを用いて、取得した専用乱数に基づいて実行可否抽選を行う。図13(b)に示す実行可否抽選テーブルは、特図保留増加コマンドに含まれていた特図事前判定結果がハズレ図柄である場合に使用される抽選テーブルであり、いわゆる偽の先読み予告の実行可否抽選テーブルに相当する。特定の図柄を用いた先読み予告の実行可否抽選テーブルとしては、この他に、特図事前判定結果に応じて複数種類の実行可否抽選テーブル(例えば、15R大当り用の実行可否抽選テーブル等)が用意されており、いずれの実行可否抽選テーブルも第1副制御部400のROM406に記憶されている。先読み予告の実行可否抽選では、特図保留増加コマンドに含まれていた特図事前判定結果に基づいて、使用する実行可否抽選テーブルを選択し、実行可否抽選を行う(以下、同じ)。特定の図柄を用いた先読み予告の実行可否抽選テーブルには、保留数ごとに、非実行と実行の乱数範囲が規定されている。図13(b)に示すハズレ時の実行可否抽選テーブルでは、実行確率は非実行確率よりも大幅に低く、また、保留数が少ないほど実行確率は高い。ここでは不図示の、特図事前判定結果が特図Aまたは特図Bであった場合に使用される15R大当り用の実行可否抽選テーブル(真の先読み予告の実行可否抽選テーブルに相当)では、実行確率は非実行確率よりも高い。したがって、ハズレ時の実行可否抽選テーブルにおける先読み予告の実行確率よりも、大当り時の実行可否抽選テーブルにおける先読み予告の実行確率の方が高い。

保留表示を用いた先読み予告の実行可否抽選では、取り得る範囲が0〜4095の専用乱数を取得し、保留表示を用いた先読み予告の実行可否抽選テーブルを用いて、取得した専用乱数に基づいて実行可否抽選を行う。図13(c)に示す実行可否抽選テーブルも、特図保留増加コマンドに含まれていた特図事前判定結果がハズレ図柄である場合に使用される抽選テーブルであり、いわゆる偽の先読み予告の実行可否抽選テーブルに相当する。保留表示を用いた先読み予告の実行可否抽選テーブルとしても、この他に、特図事前判定結果に応じて複数種類の実行可否抽選テーブル(例えば、15R大当り用の実行可否抽選テーブル等)が用意されており、いずれの実行可否抽選テーブルも第1副制御部400のROM406に記憶されている。保留表示を用いた先読み予告の実行可否抽選テーブルでは、保留数の区別はなく、保留演出とオーラ演出といった予告態様ごとに乱数範囲が規定されている。保留演出では、保留表示の図柄が決定される。ここでは、デフォルトの無模様且つ一色の丸形の図形図柄(−)か、爺のキャラクタの顔図柄か、姫のキャラクタの顔図柄か、殿のキャラクタの顔図柄が選択される。

図13(d)は、保留演出で爺のキャラクタの顔図柄が選択されるとともにオーラ演出も行われている保留表示を示す図である。

オーラ演出では、保留表示の図柄(図13(d)では爺のキャラクタの顔図柄2901)から光が発散している様子を表す光のオーラ2902を付加するか否かが決定されるとともに、その光のオーラ2902の色も決定される。図13(c)に示す実行可否抽選テーブルでは、“−”が光のオーラなしを表し、“青”が青い光のオーラを付加することを表し、“黄”が黄色い光のオーラを付加することを表し、“赤”が赤い光のオーラを付加することを表す。

図13(c)に示すハズレ時の実行可否抽選テーブルでも、実行確率は非実行確率よりも大幅に低い。すなわち、3918/4069の確率で非実行になり、デフォルトの保留表示が第二の表示領域に表示される。一方、ここでは不図示の15R大当り用の実行可否抽選テーブル(真の先読み予告の実行可否抽選テーブルに相当)では、実行確率は非実行確率よりも高い。したがって、ハズレ時の実行可否抽選テーブルにおける先読み予告の実行確率よりも、大当り時の実行可否抽選テーブルにおける先読み予告の実行確率の方が高い。

なお、オーラ演出は一切行わないようにしてもよい。また、特図事前判定結果がハズレの場合には、このステップS3091cにおける先読み予告の実行可否抽選を実行しないようにし、小当りの場合に限って偽の先読み予告を実行可能にしてもよい。

さらに、保留表示は、保留の消化に基づくシフト表示のたびに、色や図柄や形状が変化する態様であってもよい。また、保留表示は、特定の図柄を用いた先読み予告によって特定の図柄が出現するたびに、色や図柄や形状が変化する態様であってもよい。加えて、保留表示にステップアップ予告を絡め、保留表示が表す保留に基づく図柄変動表示の実行が近づくにつれて、期待度が高まる色や図柄や形状に段階的に変化していくようにしてもよい。

また、ここでは説明を省略した、役物作動による先読み予告、および装飾図柄のブラックアウトを用いた先読み予告の実行可否抽選も、同様に行われる。

なお、図13(a)に示す4つの予告態様の中で、相互に関連性をもたせてもよい。例えば、所定の予告態様による先読み予告の実行可否を、他の予告態様による先読み予告の実行可否に基づいて決定してもよい。また、複数種類の予告態様のうち所定数以上の種類の予告態様が実行されると、大当り確定といった演出を行ってもよい。

図12に示すステップS3091cに続いて実行されるステップS3091dでは、先読み予告の実行可否抽選に当選したものがあるか否かを判定し、一種類の先読み予告にも当選していなければ、この先読み予告制御処理は終了になる。反対に、少なくとも一種類の先読み予告に当選していれば、当選した種類の先読み予告を、当選した予告態様で実行することを第二副制御部500に指示し(ステップS3091e)、この先読み予告制御処理は終了になる。第2副制御部500は、その指示に基づいて、図13(a)に示す実行開始タイミングで、装飾図柄表示装置208あるいは遮蔽装置246を制御し、先読み予告を実行させる。装飾図柄表示装置208あるいは遮蔽装置246は、予告手段の一例に相当する。

一方、ステップS3091aにける判定で、新たな特図保留増加コマンドを受信していなければ先読み予告制御処理は終了になる。また、ステップS3091bにおける判定で、RAM408の図柄停止中フラグがオンされていれば、図柄停止中であり、この場合も、先読み予告制御処理は終了になる。したがって、特図の図柄停止中に新たな始動情報を取得しても、先読み予告の実行可否抽選(ステップS3091c)は行われず、先読み予告も行われない。その結果、保留表示は、デフォルトの表示態様で表示される。こうすることで、遊技者が、装飾図柄表示装置208に停止表示された装飾図柄の図柄態様を、見落としたり認識しにくくなってしまうことを低減させることができ、遊技の興趣をより向上することができる場合がある。また、期待できる場面を明確にして楽しませることが可能になる場合がある。さらに、図柄変動中と図柄停止中が明確になり、遊技者の集中力を持続させることができる場合がある。加えて、図柄変動中に目を向けさせて楽しませることが可能になる場合がある。なお、図柄変動停止ウェイト時に演出を開始しようとすると処理が間に合わない場合もあるが、そのような場合でも本実施形態によれば問題ない。

なお、以上説明した先読み予告制御処理は、第1副制御部メイン処理における演出制御処理(ステップS309)で実行されるルーチン処理であったが、コマンド設定処理(ステップS307)において特図保留増加コマンドを受信したと判定された第1副制御部メイン処理における演出制御処理(ステップS309)で実行されるようにすれば、ステップS3091aの処理は不要になる。

続いて、本実施形態における先読み予告の具体例について説明する。以下の具体例を用いた説明では、特に断りのない限り、非電サポ状態における例とする。また、デフォルトの保留表示は、無模様かつ灰色一色の丸形図形の図柄であり、白丸は、保留表示がされていないことを表す。

図14は、特図の図柄変動表示中に入賞があり、保留が増加した一例を示す図である。

図14(a)に示す装飾図柄表示装置208における第二の表示領域(208d)には、特図1について、いずれもデフォルトの2つの保留表示が表示されている。以下、古い方の保留(以下、保留1と称する)を表す保留表示を第一保留表示291と称し、新しい方の保留(以下、保留2と称する)を表す保留表示を第二保留表示292と称する。なお、特図2についての保留表示は一つも表示されていない。また、図14(a)等には、特図1表示装置212、および特図2表示装置214が示されている。図14(a)に示す特図1表示装置212では、図柄変動表示(以下、当該図柄変動表示と称する)が行われており、同図(a)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の図柄変動表示に併せて、装飾図柄の変動表示が行われている。

図14(b)では、当該図柄変動表示が行われている最中に、第1特図始動口230へ1球の入賞があり、特図1の保留が増加する。ここで増加した保留(以下、保留3と称する)を表す保留表示を第三保留表示293と称する。保留3の始動情報に基づく先読み予告の実行可否抽選では、図13(a)に示す4種類の先読み予告のうち、特定の図柄を用いた先読み予告(特定図柄表示)の実行可否抽選のみに当選した。その結果、第三保留表示293はデフォルトの表示態様で表示されている。

やがて、当該図柄変動表示が終了し、図14(c)に示す装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。

図14(d)では、特図1の保留1に基づく図柄変動表示が開始され、図14(d)に示す装飾図柄表示装置208の第一の表示領域(208a〜208c)では、装飾図柄の変動表示が行われている。特図1の保留1に基づく図柄変動表示を開始してから所定時間(例えば、5秒)が経過すると、図14(e)に示すように、上記第一の表示領域(208a〜208c)には、装飾図柄の変動表示に重なるようにして、特定の図柄としての家紋の図柄2081が大きく表示され、家紋の図柄2081を用いた先読み予告が実行されている。この先読み予告は、保留3の始動情報に基づく先読み予告である。

そして、特図1の保留1に基づく図柄変動表示が終了する前に、家紋の図柄2081を用いた先読み予告は終了し、図14(f)に示す装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。

図15は、特図の図柄変動表示中に入賞があり、保留が増加した他の一例を示す図である。以下、図14に示す例との相違点について説明する。

この図15に示す例では、保留3の始動情報に基づく先読み予告の実行可否抽選で、図13(a)に示す4種類の先読み予告のうち、特定の図柄を用いた先読み予告(特定図柄表示)の実行可否抽選の他に、保留表示を用いた先読み予告にも当選し、その結果、第三保留表示293は爺のキャラクタの顔図柄で表示されている。なお、光のオーラ2902は付加されていない。ここで表示を開始された、爺のキャラクタの顔図柄の保留表示293は、その保留表示293の保留が消化されるまで表示態様を変化させることなく表示され続ける。

図15(e)に示す装飾図柄表示装置208では、爺のキャラクタの顔図柄の保留表示293が表示されている状態で、その保留表示293の始動情報に基づく先読み予告である、家紋の図柄2081を用いた先読み予告も実行されている。すなわち、保留3の始動情報に基づいて2種類の先読み予告が重複して実行されており、保留3は遊技者に大変期待できる保留(アツい保留)と受け止められる。

図16は、特図の図柄停止中に入賞があった場合の一例を示す図である。

図16(a)に示す装飾図柄表示装置208における第二の表示領域(208d)には、特図1についての、第一保留表示291と第二保留表示292が表示されている。なお、特図2についての保留表示は一つも表示されていない。また、図16(a)等には、特図1表示装置212、および特図2表示装置214が示されている。図16(a)に示す特図1表示装置212では、図柄変動表示(以下、当該図柄変動表示と称する)が行われており、同図(a)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の図柄変動表示に併せて、装飾図柄の変動表示が行われている。

図16(b)では、当該図柄変動表示が終了し、同図(b)に示す特図1表示装置212には、図5(a)に示す特図Iの停止図柄が表示され、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。この停止図柄が表示されている状態で、第1特図始動口230へ1球の入賞があり、特図1の保留が増加する。ここでは図柄停止中であるため、増加した保留(保留3)の始動情報に基づく先読み予告については、実行可否抽選(図12に示すステップS3091c)も行われず、図16(c)に示すように、第三保留表示293はデフォルトの表示態様で表示されている。

図16(d)では、特図1の保留1に基づく図柄変動表示が開始され、同図(d)に示す装飾図柄表示装置208の第一の表示領域(208a〜208c)では、装飾図柄の変動表示が行われている。同図(e)では、その装飾図柄の変動表示の演出として装飾図柄の仮停止表示が行われている。すなわち、特図1表示装置212では図柄変動表示中であるにもかかわらず、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が停止したかのように見える仮停止表示が行われている。ここではハズレに対応した装飾図柄の組合せになる「装飾7−装飾6−装飾2」が仮停止表示されている。この装飾図柄の仮停止表示中に、第1特図始動口230へ1球の入賞があり、特図1の保留が増加する。ここでは装飾図柄は停止表示されているものの演出上の仮停止であって特図1表示装置212では図柄変動表示中であるため、増加した保留の始動情報に基づく先読み予告の実行可否抽選(図12に示すステップS3091c)は行われ、保留表示を用いた先読み予告に当選し、その結果、ここで増加した保留を表す保留表示294は、光のオーラ2902が付加された爺のキャラクタの顔図柄で表示されている。こうすることで、ハズレ図柄の仮停止表示中であっても遊技者に期待を持たせることができる場合がある。なお、ここで表示を開始された、光のオーラ2902が付加された爺のキャラクタの顔図柄の保留表示294は、その保留表示294の保留が消化されるまで表示態様を変化させることなく表示され続ける。

図16(f)では、仮停止表示されていた装飾図柄が変動表示を再開させ、やがて、特図1表示装置212は図柄変動表示を終了して、図5(a)に示す特図Iの停止図柄を表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示(本停止表示)される(同図(g)参照)。すなわち、擬似連が行われたことになる。

そして、図16(h)では、特図1の保留2に基づく図柄変動表示が開始されている。

図17は、非電サポ状態であるにも関わらず普図変動遊技に当選し、第2特図始動口232へ1球の入賞があったというケースを示す図である。

図17(b)では、特図1の図柄変動表示が終了し、特図1表示装置212には、図5(a)に示す特図Iの停止図柄が表示され、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。この特図の図柄停止表示中に、普図変動遊技の当選によって、第2特図始動口232の一対の羽根部材2321が開放し、第2特図始動口232へ1球の入賞があり、特図2の保留が増加する。ここでも図柄停止中であるため、増加した特図2の保留の始動情報に基づく先読み予告については、実行可否抽選(図12に示すステップS3091c)も行われず、図17(c)に示すように、特図2の保留を表す保留表示295はデフォルトの表示態様で表示されている。

特図2の保留を表す保留表示295は、こうして第二の表示領域(208d)に表示されるが、特図2優先変動機であるため、特図2の保留はすぐに消化され、その保留表示295もすぐに消えてしまう(図17(d)参照)。

なお、非電サポ状態における第2特図始動口232への入賞に基づく先読み予告の実行可否抽選、あるいはその先読み予告は、図柄変動停止中といった特定タイミングか否かに関わらず、一律に行わないようにしてもよい。さらに、非電サポ状態における第2特図始動口232への入賞に基づく始動情報の先読み、あるいは先読みをした始動情報に基づく事前判定も、一律に行わないようにして、上記「未判定」情報と同じ取り扱いにしてもよい。また、特図2優先変動機では、特図1の保留がある状態で、特図2の保留が割り込んだ場合には、割り込んできた特図2の保留に対応した始動情報に基づく先読み予告を非実行としたり、さらにはその始動情報の先読みや先読みをした始動情報に基づく事前判定も一律に行わないようにして、上記「未判定」情報と同じ取り扱いにしてもよい。

また、本実施形態では、RAM308の特図1あるいは特図2事前判定結果記憶領域に「未判定」情報が記憶されていると、その「未判定」情報が記憶された保留についての始動情報に基づく先読み予告については、実行可否の抽選すら行わないが、仮に抽選したとしても報知しなければよい。また、「未判定」情報が記憶された保留を表す保留表示を所定の表示態様(例えば、「未判定」情報専用の表示態様)で行うようにしてもよい。

図18は、本実施形態に、背景演出による先読み予告を追加した具体例を示す図である。

この図18に示す例では、装飾図柄表示装置208に、殿ゾーンと表示された背景画像が表示されている。この背景画像が表示されること自体が先読み予告の実行に相当する。

図18の左側に示す(I)図では、第二の保留表示292が表す保留2の始動情報を先読みし、その先読みした保留2の始動情報に基づく先読み予告として、殿ゾーンと表示された背景画像が表示されている。この背景画像は、保留2が消化されるまで、図柄変動表示が停止しても表示され続けるものであり、この点では、保留表示と同じである。その(I)図の(b)では、特図の図柄変動表示が行われている最中に、第1特図始動口230へ1球の入賞があり、特図1の保留が増加する。ここでは特図の図柄変動表示中であるため、増加した保留(保留3)の始動情報に基づく先読み予告の実行可否抽選(図12に示すステップS3091c)が行われ、保留表示を用いた先読み予告に当選し、その結果、ここで増加した保留3を表す保留表示293は、光のオーラ2902が付加された爺のキャラクタの顔図柄で表示されている。したがって、異なる保留(ここでは保留2と保留3)に対応した始動情報それぞれに基づく、予告対象が異なる異なる種類(背景演出と保留表示)の先読み予告が行われている。

なお、異なる種類の予告態様による先読み予告、あるいは所定の種類の予告態様による先読み予告が実行されている場合に、他の種類の予告態様による先読み予告を行わないようにしてもよい。例えば、図18(I)の例では、殿ゾーンと表示された背景画像による先読み予告が実行されているため、保留表示を用いた先読み予告は行われず、(I)図の(b)で表示されている、光のオーラ2902が付加された爺のキャラクタの顔図柄の保留表示293は、当該保留(保留3)が「未判定」情報であったことに基づく保留表示としてもよい。

図18の右側に示す(II)図でも、第二の保留表示292が表す保留2の始動情報を先読みし、その先読みした保留2の始動情報に基づく先読み予告として、殿ゾーンと表示された背景画像が表示されている。その(II)図の(c)では、特図の図柄変動表示が終了し、特図の停止図柄が表示されている。この特図の図柄停止表示中に、第1特図始動口230へ1球の入賞があり、特図1の保留が増加する。ここでは図柄停止中であるため、増加した特図1の保留(保留3)の始動情報に基づく先読み予告については、実行可否抽選(図12に示すステップS3091c)も行われず、(II)図の(c)に示すように、増加した保留3を表す保留表示293はデフォルトの表示態様で表示されている。すなわち、たとえ、異なる対象の先読み予告や、異なる種類の先読み予告が実行されている最中であっても、入賞タイミングが図柄停止中であれば、今回増加した保留の始動情報に基づく先読み予告は実行されない。

次に、図12に示す先読み予告制御処理の変形例について説明する。

図19は、図12に示す先読み予告制御処理の変形例の流れを示すフローチャートである。ここでは図12に示す先読み予告制御処理との相違点を中心に説明する。

図12に示す先読み予告制御処理では、新たな保留情報があれば、特図が図柄停止中であるか否かを判定していた(ステップS3091b)。しかしながら、この変形例では、ステップS3092aの判定で新たな保留情報があれば、まずは、図12に示すステップS3091cと同様な先読み予告実行可否抽選を行う(ステップS3092b)。次いで、図12に示すステップS3091dと同様に先読み予告の実行可否抽選に当選したものがあるか否かを判定し(ステップS3092c)、一種類の先読み予告にも当選していなければ、この先読み予告制御処理は終了になる。反対に、少なくとも一種類の先読み予告に当選していれば、ここで、図12に示すステップS3091bと同様にして特図が図柄停止中であるか否かを判定し(ステップS3092d)、図柄停止中フラグがオフされていれば図柄停止中ではなく、ステップS3092bで当選した種類の先読み予告を、当選した予告態様で実行することを第二副制御部500に指示し(ステップS3092e)、先読み予告制御処理は終了になる。一方、ステップS3092dにおける判定で、図柄停止中フラグがオンされていれば図柄停止中であり、第二副制御部500に先読み予告の実行指示を行うことなく、先読み予告制御処理は終了になる。

この変形例では、ステップS3092bで先読み予告の実行可否抽選に当選したにも関わらず、当選した先読み予告の始動情報が図柄停止表示中に取得されたものであった場合には、第1副制御部400のRAM408に、ステップS3092bで当選した種類の先読み予告と当選した予告態様を表す先読み予告情報を記憶させておき、第1副制御部400は、図柄変動開始コマンドを受信すると(図柄変動表示が開始されると)、RAM408に記憶させておいた先読み予告情報を第二副制御部500に送信する。こうすることで、先読み予告が、図柄の変動表示の開始と同時に開始される。

図20は、図19に示す先読み予告制御処理の変形例に基づく先読み予告の一例を示す図である。

図20(a)では、特図1の図柄変動表示が開始されており、その装飾図柄表示装置208には、特図1についての、保留1を表す第一保留表示291と、保留2を表す第二保留表示292が表示されている。

図20(b)では、特図1の図柄変動表示が終了し、特図1表示装置212には、図5(a)に示す特図Iの停止図柄が表示され、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。この特図の図柄停止表示中に、第1特図始動口230へ1球の入賞があり、特図1の保留が増加する。この変形例では、増加した保留の始動情報に基づく先読み予告の実行可否抽選(図19に示すステップS3092b)は行われ、保留表示を用いた先読み予告に当選し、第1副制御部400のRAM408には、保留表示の表示態様を、デフォルトの表示態様から、光のオーラは付加されていない爺のキャラクタの顔図柄による表示態様に変更して先読み予告を実行する先読み予告情報が記憶される。しかし、入賞時には図柄停止中であったため、次の図柄変動表示が開始されるまで、図20(c)に示すようにデフォルトの保留表示293が表示される。

そして、図20(d)では、特図1の保留1に基づく図柄変動表示が開始され、その図柄変動表示の開始と同時に保留表示293の表示態様がデフォルトの表示態様から光のオーラは付加されていない爺のキャラクタの顔図柄による表示態様に変化する。

なお、この変形例では、保留表示の表示態様を先読み予告の表示態様に、次の図柄変動表示の開始と同時に変化させているが、次の図柄変動表示が開始してから所定時間(例えば、3秒)経過後に変化させてもよい。

次に、図12に示す先読み予告制御処理を先読み予告抽選処理と先読み予告実行処理に分けて制御を行う例について説明する。

まずこの例では、主制御部300の特図先読み処理では、図11に示すステップS224eにおける判定やステップS224fにおける判定は省略されており、特図1の始動情報が増加していれば、一律に始動情報を先読みして停止図柄を事前判定する。すなわち、特図1事前判定結果記憶領域には「未判定」情報が記憶されることはなく、特図1事前判定結果が必ず記憶される。

また、この例では、特定の図柄を用いた先読み予告を第一の先読み予告とし、保留表示を用いた先読み予告を第二の先読み予告とする。すなわち、装飾図柄表示装置208における、上記第一の表示領域(208a〜c)に表示される先読み予告を第一の先読み予告とし、その第一の表示領域よりも狭い上記第二の表示領域(208d)に表示される先読み予告を第二の先読み予告とする。

図21(a)は、先読み予告抽選処理の流れを示すフローチャートである。

図21(a)に示す先読み予告抽選処理は、第1副制御部メイン処理における演出制御処理(ステップS309)で実行されるルーチン処理である。

この先読み予告抽選処理では、ステップS3093aの判定で新たな保留情報があれば、ステップS3093cで特図が図柄停止中でないか否かを判定する前に、ステップS3093bにおいて所定条件を充足しているか否かを判定する。ここにいう所定条件とは、今回受信した特図保留増加コマンドに含まれていた制御状態を表す情報が大当り遊技状態を表す情報であって特図識別情報が特図1を示す情報ではないという条件であったり、制御状態を表す情報が電サポ状態(時短状態)を表す情報であって特図識別情報が特図1を示す情報ではないという条件になる。すなわち、大当り遊技状態中における第1特図始動口230への入賞に基づく保留増加ではなく、かつ電サポ状態(時短状態)中における第1特図始動口230への入賞に基づく保留増加でもない場合には、所定条件を充足したことになり、特図が図柄停止中でないか否かを判定するステップS3093cに進む。反対に、大当り遊技状態中における第1特図始動口230への入賞に基づく保留増加であったり、あるいは電サポ状態(時短状態)中における第1特図始動口230への入賞に基づく保留増加であった場合には、この先読み予告制御処理は終了になる。

ステップS3093cにおける判定で特図が図柄停止中でなければ、第一の表示領域(208a〜c)に表示される第一の先読み予告(特定の図柄を用いた先読み予告)の実行可否抽選を、図13(b)に示す実行可否抽選テーブル等を用いて行い(ステップS3093d)、ステップS3093eに進む。一方、ステップS3093cにおける判定で特図が図柄停止中であれば、ステップS3093dの第一の先読み予告の実行可否抽選は行わずにステップS3093eに進む。

ステップS3093eでは、第一の表示領域(208a〜c)よりも狭い第二の表示領域(208d)に表示される第二の先読み予告(保留表示を用いた先読み予告)の実行可否抽選を、図13(c)に示す実行可否抽選テーブル等を用いて行い(ステップS3093e)、この先読み予告抽選処理は終了になる。

図21(b)は、先読み予告実行処理の流れを示すフローチャートである。

この先読み予告実行処理は、第一の先読み予告(特定の図柄を用いた先読み予告)の実行可否抽選(ステップS3093d)が行われた場合には、その第一の先読み予告の予告対象になる当否判定の結果を導出する当否判定の際に用いられる始動情報が生成された入賞後の最初の図柄変動開始コマンドを受信したことに基づいて、第1副制御部メイン処理における演出制御処理(ステップS309)で実行される。

また、第二の先読み予告(保留表示を用いた先読み予告)の実行可否抽選が行われた場合には、その第一の先読み予告の予告対象になる当否判定の結果を導出する当否判定の際に用いられる始動情報が生成された入賞に基づいて、第1副制御部メイン処理における演出制御処理(ステップS309)で実行される。すなわち、この場合には、図21(a)に示す先読み予告抽選処理に続いて実行される。

図21(b)に示す先読み予告実行処理では、先読み予告の実行可否抽選(ステップS3093dあるいはステップS3093e)で当選したか否かを判定し(ステップS3094a)、当選していなければ、この先読み予告実行処理は終了になる。一方、当選していれば、当選した種類の先読み予告を、当選した予告態様で実行することを第二副制御部500に指示し(ステップS3094b)、先読み予告実行処理は終了になる。なお、第一の先読み予告(特定の図柄を用いた先読み予告)も実行を指示する場合には、指示後、所定時間(例えば、5秒)が経過してから先読み予告が開始される。

図21を用いて説明した制御によれば、図柄停止表示中は、保留表示を用いた先読み予告を、特定の図柄を用いた先読み予告の実行確率よりも高い実行確率で行うことになる。すなわち、図21を用いて説明した制御では、図柄停止表示中における特定の図柄を用いた先読み予告の実行確率は0%であって、図柄停止表示中における保留表示を用いた先読み予告の実行確率は0%より高い所定確率である。なお、図柄停止表示中における特定の図柄を用いた先読み予告の実行確率は、図柄停止表示中における保留表示を用いた先読み予告の実行確率よりも低ければ、0%より高い確率であってもよい。

図22は、第一の先読み予告(特定の図柄を用いた先読み予告)の実行可否抽選と第二の先読み予告(保留表示を用いた先読み予告)の実行可否抽選が別々に行われる例における先読み予告の具体例を示す図である。

図22(a)では、特図1の図柄変動表示が開始されており、その装飾図柄表示装置208には、特図1についての、保留1を表す第一保留表示291と、保留2を表す第二保留表示292が表示されている。

図22(b)では、特図1の図柄変動表示が終了し、特図1表示装置212には、図5(a)に示す特図Iの停止図柄が表示され、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。この特図の図柄停止表示中に、第1特図始動口230へ1球の入賞があり、特図1の保留が増加する。この例では、増加した保留の始動情報に基づく第二の先読み予告(保留表示を用いた先読み予告)の実行可否抽選(図21に示すステップS3093e)は行われ、第二の先読み予告に当選し、図22(c)に示すように、光のオーラは付加されていない爺のキャラクタの顔図柄による表示態様の保留表示293が第二の表示領域(208d)に表示される。

続いて、図22(d)では、特図1の保留1に基づく図柄変動表示が開始される。その保留1に基づく図柄変動表示中に第1特図始動口230へ1球の入賞がまたあり、特図1の保留が増加する。ここでは、増加した保留の始動情報に基づく、第一の先読み予告(特定の図柄を用いた先読み予告)と第二の先読み予告(保留表示を用いた先読み予告)双方の実行可否抽選(図21に示すステップS3093d,e)が行われ、第一の先読み予告のみに当選し、図22(e)に示すように、ここで増加した保留の始動情報に基づく、家紋の図柄2081を用いた先読み予告が、第一の表示領域(208a〜c)に表示される。なお、ここで増加した保留を表す保留表示294はデフォルトの表示態様で表示されている。

そして、特図1の保留1に基づく図柄変動表示が終了する前に、家紋の図柄2081を用いた先読み予告は終了し、図22(f)に示す装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。

以上説明した例によれば、装飾図柄の停止表示時に、その停止表示が行われる第一の表示領域を遮る演出(先読み予告)がなくなり、装飾図柄の停止図柄態様が認識し易くなる場合がある。また、期待できる場面を明確にして楽しませることが可能になる場合がある。さらに、図柄変動中と図柄停止中が明確になり易くなり、集中力を持続させることができる場合がある。これらの結果、遊技の興趣をより向上することができる場合がある。

また、この例では、第一の先読み予告を特定の図柄を用いた先読み予告とし、第二の先読み予告を保留表示を用いた先読み予告としたが、第一の先読み予告と第二の先読み予告は、この逆であってもよい。すなわち、図柄停止表示中は、特定の図柄を用いた先読み予告を、保留表示を用いた先読み予告の実行確率よりも高い実行確率で行うようにしてもよい。この場合には、図柄停止表示中における保留表示を用いた先読み予告の実行確率は、0%であってもよいし、0%より高い所定確率であってもよい。こうすることで、図柄停止中であることが認識し易く、且つ図柄停止中の保留増加を、期待感を持って見ることができ、遊技の興趣をより向上することができる場合がある。

さらに、これまでに説明した実施形態やその変形例は、制御状態(例えば、確変状態/非確変状態、あるいは電サポ状態/非電サポ状態)に応じて、適宜組み合わせて実行してもよい。

続いて、本発明の第二の遊技台の実施形態(第2実施形態)について説明する。以下、第1実施形態の遊技台との相違点を中心に説明し、重複する説明は省略することがある。また、これまでに説明した構成要素と同じ構成要素には、これまでに用いた符号と同じ符号を付して説明する。

第2実施形態においても、上記例と同じく、主制御部300の特図先読み処理では、図11に示すステップS224eにおける判定やステップS224fにおける判定は省略されている。

図23は、第2実施形態における第1副制御部400の先読み予告制御処理の流れを示すフローチャートである。ここでも図12に示す先読み予告制御処理との相違点を中心に説明する。

図12に示す先読み予告制御処理では、新たな保留情報があれば、特図が図柄停止中でなければ先読み予告の実行可否抽選が行われていた(ステップS3091c)。しかしながら、この第2実施形態の先読み予告制御処理では、ステップS3096aの判定で新たな保留情報があれば、ステップS3096cで特図が図柄停止中でないか否かを判定する前に、ステップS3096bにおいて所定条件を充足しているか否かを判定する。ここにいう所定条件も、図21(b)に示すステップS3093bにおける所定条件と同じであり、大当り遊技状態中における第1特図始動口230への入賞に基づく保留増加ではなく、かつ電サポ状態(時短状態)中における第1特図始動口230への入賞に基づく保留増加でもない場合には、所定条件を充足したことになって、特図が図柄停止中でないか否かを判定するステップS3096cに進む。反対に、大当り遊技状態中における第1特図始動口230への入賞に基づく保留増加であったり、あるいは電サポ状態(時短状態)中における第1特図始動口230への入賞に基づく保留増加であった場合には、この先読み予告制御処理は終了になる。

ステップS3096cにおける判定で、特図が図柄停止中でなければ、先読み予告の実行可否抽選を行う(ステップS3096d)。一方、ステップS3096cにおける判定で、特図が図柄停止中であれば、この先読み予告制御処理を終了する前に、現在停止表示中の図柄変動表示における図柄停止前後で制御状態が変わらないか否かを判定し(ステップS3096e)、制御状態が変わらなければステップS3096dにおける先読み予告の実行可否抽選を行い、制御状態が変わるようであれば、先読み予告の実行可否抽選を行わずに、この先読み予告制御処理を終了する。この第2実施形態では、主制御部300は、RAM308に設けられた電サポ回数記憶部の回数を表す情報を、図柄変動停止コマンドに含めて第1副制御部400に送信する。また、図柄変動停止コマンドには、制御状態を表す情報(時短フラグの設定状態を表す情報等)も含まれている。ステップS3096eは、図柄停止中であった場合に実行される処理であり、ステップS3096eを実行するときの第1副制御部400は図柄停止コマンドを受信している。このステップS3096eにおける判定では、図柄停止コマンドに含まれている電サポ回数記憶部の回数を表す情報と、時短フラグの設定状態を表す情報に基づき判定を行う。すなわち、電サポ回数記憶部の回数を表す情報が1以上であれば、今回の図柄変動表示も次回の図柄変動表示も電サポ状態で行われ、図柄停止前後で制御状態は変わらない。また、電サポ回数記憶部の回数を表す情報が0であって、時短フラグがオフであれば、今回の図柄変動表示も次回の図柄変動表示も非電サポ状態で行われ、図柄停止前後で制御状態は変わらない。一方、電サポ回数記憶部の回数を表す情報が0であって、時短フラグがオンであれば、今回の図柄変動表示が行われているときの制御状態(現在の制御状態)は電サポ状態(第一通常制御状態に相当)であるのに対して、次回の図柄変動表示が行われているときの制御状態は非電サポ状態(第二通常制御状態に相当)になり、図柄停止前後で制御状態が変わる。したがって、第2実施形態では、次回の図柄の変動表示中の制御状態が非電サポ状態(第二通常制御状態に相当)になる今回の電サポ状態(第一通常制御状態に相当)における図柄変動表示を終了して図柄態様を停止表示中に保留が増加した場合、すなわち新たな始動情報が記憶された場合には、その新たな始動情報に基づく先読み予告については、実行可否抽選さえも行われず、非実行になる。

なお、ここでは電サポ状態から非電サポ状態への制御状態の切り替わりを見ているが、確変状態から非確変状態への制御状態の切り替わりを見てもよい。すなわち、遊技者に対する有利度が相対的に有利な通常制御状態から不利な通常制御状態への制御状態の切り替わりを見てもよい。確変状態から非確変状態への制御状態の切り替わりを見ることによって、確変中に第一の表示領域(208a〜208c)で確変用演出が行われている場合には、確変用演出の余韻を楽しませることができる場合がある。

図24は、第2実施形態における先読み予告の一例を示す図である。この図24には、第2特図始動口232とその一対の羽根部材2321が示されている。

図24(a)では、電サポ状態であり、特図2の図柄変動表示(以下、今回の図柄変動表示と称する)の最中に、第2特図始動口232の一対の羽根部材2321が開く。今回の図柄変動表示は、図5(a)に示す特図D(突然時短)の大当り遊技を終了してから100回目の図柄変動表示であり、次回(101回目)の図柄変動表示からは非電サポ状態に移行する。図24(b)では、今回の図柄変動表示が終了し、特図2表示装置214には、図5(a)に示す特図Iの停止図柄が表示され、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。図24(c)に示すように、この特図2の図柄停止表示中に、第2特図始動口232へ1球の入賞があり、特図2の保留が増加する。ここでは制御状態切替直前の図柄停止中であるため、増加した特図2の保留の始動情報に基づく先読み予告については、実行可否抽選(図19に示すステップS3096d)も行われず、図24(c)に示すように、特図2の保留を表す保留表示293はデフォルトの表示態様で表示されている。

次回の図柄変動表示では、制御状態は非電サポ状態に移行し、第2特図始動口232の一対の羽根部材2321はほとんど開かなくなる。

以上説明した第2実施形態によれば、遊技状態の変化を認識し易くできる場合がある。また、期待できる場面を明確にして楽しませることが可能になる場合もある。これらの結果、遊技の興趣をより向上することができる場合がある。

なお、主制御部300における制御状態の切り替えは、100回目の図柄変動停止コマンドの送信に基づいて、電サポ状態から非電サポ状態に切り替えてもよいし、100回目の図柄変動停止コマンドの送信を待たずに、100回目の図柄変動表示中に、電サポ状態から非電サポ状態に切り替えてもよい。例えば、100回目の図柄変動開始コマンドを送信するための処理終了に基づいて切り替えてもよい。あるいは、101回目の図柄変動開始コマンドの送信に基づいて切り替えてもよいし、100回目の図柄変動停止コマンドの送信後、確定表示の時間(例えば、0.6秒)の経過に基づいて切り替えてもよい。一方、第1副制御部400では、これらの切り替えタイミングに併せた制御を行えばよく、第1副制御部400自身が、図柄変動表示の回数をカウントしている場合には、コマンド受信に基づかなくても制御可能である。

続いて、本実施形態の様々な変更例について説明する。

図25は、第一変更例における先読み予告の具体例を示す図である。

この第一変更例では、図柄停止中の入賞によって増加した保留の始動情報の増加についても先読み予告を行う。ただし、図柄停止中の入賞によって増加した保留の始動情報に基づく先読み予告の実行可否抽選における当選確率は、図柄変動表示中の入賞によって増加した保留の始動情報に基づく先読み予告の実行可否抽選における当選確率よりも低い。図柄停止中の図25(c)では、図柄停止中の入賞によって増加した保留を表す保留表示293が、爺のキャラクタの顔図柄の表示態様によって表示されている。

また、図柄停止中に表示を開始する保留表示は、先読み予告の、期待度(信頼度)に応じた表示態様を格下げして表示するようにしてもよい。この場合には、図25に示す例では、図柄停止中の入賞によって増加した保留の始動情報に基づく先読み予告の実行可否抽選では、光のオーラが付加された爺のキャラクタの顔図柄による保留表示に当選したが、図柄停止中には、期待度(信頼度)が低い表示態様に格下げして表示するため、図25(c)では、保留表示293が、光のオーラが付加されていない爺のキャラクタの顔図柄の表示態様によって表示されている。そして、図柄の変動表示が開始されると、保留表示293の表示態様を、実行可否抽選で当選した表示態様、すなわちこの場合には光のオーラが付加された爺のキャラクタの顔図柄の表示態様に戻してもよい。

図26は、先読み予告を兼ねた保留表示の変化の一例を示す図である。

図26(b)では、図柄変動表示中に増加した保留の始動情報に基づく先読み予告が開始されている。ここでは、保留表示293を用いた先読み予告が行われており、その保留表示293は、光のオーラ2902が付加された爺のキャラクタの顔図柄の表示態様である。

この保留表示293の表示態様は、当該図柄変動表示中に変化し、光のオーラ2902が消える(同図(c)参照)。

図27は、第二変更例における先読み予告の具体例を示す図である。

この第二変更例では、装飾図柄表示装置208における、左図柄表示領域208aの遊技者から見て左側に特図1保留表示領域が用意されており、右図柄表示領域208cの遊技者から見て右側に特図2保留表示領域が用意されている。これらの保留表示領域では、保留記憶部に始動情報が記憶された順(入賞順)に古いものから順番に下から並べて表示される。

また、各保留表示領域の下には、図柄変動表示を開始した保留、すなわち消化された保留を表す保留表示がシフト表示される消化保留表示領域2085が設けられている。

図27(a)では、特図1の保留1を表す第一保留表示291が、デフォルトの図柄(無模様かつ灰色一色の丸形図形の図柄)に光のオーラ2902が付加された表示態様で表示されている。この第一保留表示291は、先読み予告を兼ねた保留表示である。

図27(c)では、その第一保留表示291が表す保留1に基づく図柄変動表示が開始され、第一保留表示291が消化保留表示領域2085にシフト表示された様子を示している。なお、今まで、第一保留表示291が表示されていた位置には、第二保留表示292が表示されている。消化保留表示領域2085に、第一保留表示291が表示されている時間は1秒以下、あるいは2秒以下程度の短い時間である。この第二変更例では、第一保留表示291が、消化保留表示領域2085にシフトした瞬間に、保留表示の表示態様が変化する場合がある。図27(c)では、光のオーラ2902はなくなったが爺のキャラクタの顔図柄の表示態様に変化している。第二変更例における遊技台では、光のオーラ2902の付加(第一特定表示態様)と、キャラクタの顔図柄(第二特定表示態様)とでは、遊技者の期待度が異なる。例えば、光のオーラ2902の付加(第一特定表示態様)よりもキャラクタの顔図柄(第二特定表示態様)の方が期待度が高く、光のオーラ2902が付加されたキャラクタの顔図柄の表示態様(第二特定表示態様かつ第二特定表示態様)の期待度がもっとも高い。図27(c)では、遊技者の期待度が上昇する方向に保留表示の表示態様が変化している。なお、遊技者の期待度が下降する方向に保留表示の表示態様が変化する場合があってもよい。

また、登場するキャラクタ間でも期待度を異ならせてもよい。例えば、爺、姫、殿の順番で期待度が高くなるようにしてもよい。なお、遊技者の期待度は、先読み予告の信頼度でもあり、例えば、光のオーラが付加された殿の顔図柄の表示態様の保留表示が出現すると、その保留表示で表された保留の図柄変動表示では大当りが確実になるようにしておけば、その表示態様の保留表示の信頼度は、100%であり、遊技者の期待度も100%になる。

図27(d)には、保留1に基づく図柄変動表示が開始されてからしばらく時間が経過した様子が示されており、消化保留表示領域2085から第一保留表示291が消えている。ただし、保留1に基づく図柄変動表示中は、消化保留表示領域2085に第一保留表示291を継続して表示するようにしてもよい。また、消化保留表示領域2085における表示は、先読みした始動情報による事前判定結果に基づく表示ではなく、保留1の始動情報に基づく本抽選(当否判定)の結果に基づく表示としてもよい。すなわち、保留1に基づく図柄変動の開始時に当否判定結果に基づいて、消化保留表示領域2085における表示態様を抽選により改めて決定してもよい。

図28は、第二変更例における保留表示の表示態様の短い時間における変化を示す図である。

ここにいう短い時間とは、例えば、保留が0の状態で入賞があった場合に、当該入賞に基づく当否判定はすぐに行われ、特図の図柄変動表示もすぐに開始されるため、当該入賞に基づく保留表示を行わないことも考えられるが、あえて、その入賞に基づく図柄変動表示を開始した直後の数秒の間に保留表示を行うようにした場合の数秒間であったり、図27を用いて説明した消化保留表示領域2085に保留表示が表示されている時間であったりする。図28では、左から右に向かって保留表示の表示態様が変化していく様子が示されており、右端の表示態様まで変化すると、その保留表示は消える。

図28(a)〜図28(e)に示す例ではいずれも、消える直前の表示態様が光のオーラ2902が付加された表示態様である。また、図28(c)〜図28(e)に示す例ではいずれも、光のオーラ2902が、付加されていない表示態様から付加された表示態様に最後に変化する。さらに、図28(a)、同図(b)、同図(d)に示す例ではいずれも、途中から、爺のキャラクタの顔図柄の表示態様に変化している。遊技者にとって、キャラクタの顔図柄等の特定の図柄は、時間が短いために、どのキャラクタの顔図柄であったか等を見落としがちである。特に、光のオーラ2902が付加された表示態様では、特定の図柄の識別が困難になりやすい。図28(a)や同図(b)や同図(d)では、爺のキャラクタの顔図柄の表示態様に変化したことを識別しにくく、図28(c)や同図(e)でも、特定の図柄に変化してはいないが、変化したのではないかといった疑念が生じる。

そこで、第二変更例では、図28(f)〜同図(j)に示す例のように、短い時間の中では、図柄を変更しないようにしている。すなわち、図28(f)〜図28(h)では、最初から最後まで光のオーラ2902が付加されているものの、同図(f)では、図柄なしのままであり、同図(g)では、爺のキャラクタの顔図柄のままであり、同図(h)では、デフォルトの図柄のままである。また、図28(i)〜同図(k)では、最初から最後まで光のオーラ2902が付加されておらず、同図(f)および同図(j)では、図柄も同じままである。さらに、同図(k)では、図柄が、デフォルトの図柄から爺のキャラクタの顔図柄に変化するが、光のオーラ2902が付加されていない分、その変化がわかりやすい。

また、図28(l)および同図(m)では、最後に光のオーラ2902が付加されるが、同図(l)では、爺のキャラクタの顔図柄から図柄なしに変化するため、その変化がまだわかりやすく、同図(m)では、最初から最後まで爺のキャラクタの顔図柄のままである。

さらに、図28(n)では、最後に図柄なしから爺のキャラクタの顔図柄に変化するが、その変化に合わせて光のオーラ2902が消えるため、図柄の変化がわかりやすい。

以上説明した実施形態や変形例や変更例の他にも、様々な態様が考えられる。以下、これまで説明したことも含めて、様々な態様についてまとめて記載する。

特図1と特図2で、特図1が図柄変動表示中であっても、特図2が停止中であれば、第2特図始動口232への入賞に基づく始動情報を先読みして行う先読み予告は実行しないようにしてもよい。

また、特図の図柄停止中の入賞に基づいて始動情報を取得すると、その入賞時に先読み予告の実行可否および実行する場合には予行態様を決定しておき、先読み予告を実行する場合には、図柄変動表示が開始されたら、入賞時に決定した予告態様で先読み予告を行うようにしてもよい。さらに、先読みした始動情報に基づく事前判定結果がハズレの場合には、図柄変動表示が開始されても先読み予告は行わず、先読みした始動情報に基づく事前判定結果が大当りの場合には、図柄変動表示が開始されると先読み予告を開始するようにしてもよい。

また、特図の図柄停止中の入賞に基づいて始動情報を取得した場合には、その始動情報の先読み自体を行わない態様であってもよいし、先読みは行うが先読み予告の実行可否抽選自体を行わない態様であってもよい。

また、保留が0の状態における特図の図柄停止中に入賞があった場合には、その入賞に基づく先読み予告は実行せず、保留が1以上の状態における特図の図柄停止中に入賞があった場合には、その入賞に基づく先読み予告は所定の確率で実行する態様であってもよい。この態様では、保留表示を用いて第二の表示領域で行う先読み予告であっても、保留が1以上の状態では実行可能としてよい。

また、副制御部側(第1副制御部400または/および第2副制御部500)が、図柄変動開始コマンドと特図事前判定結果を同じタイミングで受信した場合には、その特図事前判定結果に基づく先読み予告は実行可能としてよい。

さらに、電源が遮断されたが瞬時に復帰したタイミングが図柄停止中であって、入賞に基づいて始動情報を取得した場合には、先読みした当該始動情報に基づく先読み予告を実行しない態様であってもよいし、特定の図柄を用いて第一の表示領域で行う先読み予告に限って行わない態様であってもよい。また、所定の時点での保留を全て消化するまでは、先読み予告を一切行わない態様であっても、特定の図柄を用いて第一の表示領域で行う先読み予告に限って行わない態様であってもよい。

また、主制御部300側では特図事前判定情報を副制御部側に送信するが、副制御部側では、始動情報の先読みや事前判定を行わない態様であってもよいし、反対に、主制御部300側では先読みした始動情報を副制御部側に送信し、副制御部側で、先読みされた始動情報に基づいて事前判定を行う態様であってもよい。

また、図柄変動表示中は、先読みした始動情報に基づいて、デフォルトの表示態様および先読み予告を兼ねた予告態様のうちから決定した態様の保留画像の表示(保留表示)を開始し、図柄停止中は、先読みした始動情報には基づかずに、デフォルトの表示態様の保留画像の表示(保留表示)を開始するようにしてもよい。

また、以上の説明では特図が2種類あるものであったが、特図が1種類のものであってもよい。この場合には、上述の説明において「特図2」を単なる「特図」と読み替えて、特図2に関する処理と同じ処理が行われる。さらに、上記実施形態では、特図2優先変動機を例にあげて説明したが、入賞順変動機や同時変動機であってもよい。また、特図1に関する処理を、特図2に関する処理と同様に行うようにしてもよい。さらに、入賞順変動の場合は、電サポ状態中であっても特図1の図柄変動が行われることを想定しなければならず、非電サポ状態中でも特図2の図柄変動が行われることを想定しなければならないため、特図1の保留表示と特図2の保留表示を分けずに合わせた形で表示してもよい。

さらにここでは、本発明をパチンコ機に適用した例を説明したが、本発明は、回動遊技機(スロットマシン)にも適用することが可能である。

以上の説明では『遊技球が始動領域(例えば、第1特図始動口230、第2特図始動口232)に進入したことに基づいて取得した始動情報(例えば、特図当選乱数値、大当り用特図乱数値、小当り用特図乱数値、ハズレ用特図乱数値、および特図変動時間決定用乱数値)を記憶可能な始動情報記憶手段(例えば、RAM308に設けた特図1および特図2の保留記憶部)と、前記始動情報記憶手段に記憶されている始動情報を取得し、取得した始動情報に基づいて当否判定を行って当否判定結果を導出する当否判定手段(例えば、主制御部300のCPU304)と、図柄の変動表示を行い該図柄の変動表示を終えると前記当否判定の結果を表す図柄態様を停止表示する図柄変動表示を行う図柄表示手段(例えば、装飾図柄表示装置208)と、前記当否判定の結果が特定の当否判定結果である場合に通常制御状態から大当り制御状態に制御状態を移行させる制御状態移行手段(例えば、主制御部300のCPU304)と、前記当否判定手段による所定の始動情報に基づく当否判定の結果に係る情報を所定の態様(例えば、保留表示を用いた表示態様あるいは特定の図柄を用いた表示態様)で報知する予告を、該当否判定手段が該所定の始動情報を取得するよりも先に取得した該所定の始動情報に基づいて実行可能な予告手段(例えば、装飾図柄表示装置208)と、を備えた遊技台であって、前記予告手段(例えば、装飾図柄表示装置208)は、前記図柄の変動表示中に前記始動情報記憶手段が記憶した始動情報に基づく前記所定の態様の予告を、前記図柄態様を停止表示中に前記始動情報記憶手段が記憶した始動情報に基づく該所定の態様の予告の実行確率よりも高い実行確率で実行する(例えば、図16参照)ものであることを特徴とする遊技台。』について説明した。

ここにいう所定の実行確率とは、100%であってもよい、100%未満であってもよい(以下、同じ)。

また、ここにいう、前記図柄態様を停止表示中に前記始動情報記憶手段が記憶した始動情報に基づく該所定の態様の予告の実行確率は、0%であってもよいし、0%よりも高い%であってもよい。

さらに、前記予告手段は、前記予告を、前記当否判定手段が該所定の始動情報を取得するよりも先に取得した該所定の始動情報に基づいて所定の実行確率で実行するものであってもよい。なお、当否判定手段が該所定の始動情報を取得するよりも先に取得した該所定の始動情報は、前記始動情報記憶手段から取得したものであってもよいし、該始動情報記憶手段とは異なる場所から取得したものであってもよい。

ここで、前記予告手段は、前記図柄態様を停止表示中に前記始動情報記憶手段が記憶した始動情報に基づく前記所定の態様の予告を、非実行とするかあるいは前記図柄の変動表示中に前記始動情報記憶手段が記憶した始動情報に基づく該所定の態様の予告の実行確率よりも低い実行確率で実行するものであってもよい。すなわち、前記図柄態様を停止表示中に前記始動情報記憶手段が記憶した始動情報に基づく前記所定の態様の予告の実行確率は、前記図柄の変動表示中に前記始動情報記憶手段が記憶した始動情報に基づく該所定の態様の予告の実行確率よりも低いことを特徴とする遊技台であってもよい。

また、遊技球の入賞が困難な第一状態と遊技球の入賞が該第一状態よりも容易となる第二状態とに状態変化可能な可変入賞手段を備え、遊技状態移行手段は、前記当否判定の結果が特定の当否判定結果である場合には、前記可変入賞手段が前記第一状態を維持する通常制御状態から該可変入賞手段が前記第一状態と前記第二状態との間で状態変化を繰り返す大当り制御状態に制御状態を移行させるものであってもよい。

また、前記予告手段は、前記予告を実行するか否かの実行可否抽選によって予告を行うことが決定されても当該予告を行わない場合もあるし、あるいは該実行可否抽選自体を行わないことで当該予告を行わない場合もある。

さらに、前記当否判定手段による所定の始動情報に基づく当否判定の結果に係る情報とは、例えば、前記特定の当否判定結果になる可能性があることを表す情報であってもよいし、該特定の当否判定結果とは異なる当否判定結果になる可能性があることを表す情報であってもよいし、前記大当り制御状態に関する情報(例えば、「当たった場合には2400発の出球だよ」といった情報や「当たれば15回のチャンス」といった情報)であっってもよい。

なお、前記予告手段は、前記当否判定手段による所定の始動情報に基づく当否判定の結果が前記特定の当否判定結果になる可能性があることを報知する予告を実行するものであってもよい。

また、前記予告手段は、前記予告を該当否判定手段が該所定の始動情報に基づく当否判定を行うよりも前に開始するものであってもよい。すなわち、前記予告手段は、前記当否判定手段による所定の始動情報に基づく当否判定の結果に係る情報を所定の態様で報知する予告を、該当否判定手段による当否判定前に実行可能なものであってもよい。

また、図柄変動を開始してから前記当否判定の結果に対応した図柄態様を停止表示するまでの図柄変動表示を前記始動情報記憶手段に記憶されている始動情報ごとに行う図柄表示手段を備えた態様であれば、前記予告演出制御手段は、所定の始動情報に対応した図柄変動表示中及び当該図柄変動表示よりも先に実行される図柄変動表示中の少なくとも一方で該所定の始動情報に基づく当否判定の結果が前記特定の当否判定結果になることを報知するための予告を実行するものであってもよい。

また、前記予告手段は、前記当否判定手段による所定の始動情報に基づく当否判定の結果が前記特定の当否判定結果になる可能性があることの予告についての実行可否が該当否判定手段が該所定の始動情報に基づく当否判定を行うよりも前に決定される予告を実行するものであってもよい。

また、前記予告演手段は、前記予告を、前記始動情報記憶手段に前記所定の始動情報が記憶されたことに基づいて実行するものであってもよいし、あるいは前記予告を、前記始動情報記憶手段に前記所定の始動情報が記憶されたことを表すコマンドを受信したことに基づいて実行するものであってもよい。

なお、ここにいう予告は、いわゆる先読み予告を含む。

また、これまでの説明においては『前記図柄表示手段(例えば、装飾図柄表示装置208)は、図柄の変動表示を開始してから該図柄の仮停止表示(例えば、図16(e)参照)を行った後、前記当否判定の結果を表す図柄態様を本停止表示する(例えば、図16(g)参照)図柄変動表示を行うものであって、前記予告手段(例えば、装飾図柄表示装置208)は、前記図柄の仮停止表示中に前記始動情報記憶手段が記憶した始動情報に基づく前記所定の態様(ここでは、例えば、保留表示を用いた表示態様)の予告を、当該図柄の仮停止表示が行われた図柄変動表示中に所定の実行確率で実行する(例えば、図16(e)参照)ものであることを特徴とする遊技台。』についても説明がなされている。

ここでは、仮停止表示を行った後、図柄の変動表示を再開させてもよいし、再開させずに本停止表示に移行する図柄変動表示であってもよい。なお、仮停止表示後に図柄の変動表示を再開させる場合には、いわゆる擬似連になる。

また、これまでの説明においては『前記予告手段(例えば、装飾図柄表示装置208)は、前記当否判定手段による所定の始動情報に基づく当否判定の結果が前記特定の当否判定結果になる可能性があることを、前記所定の態様(ここでは例えば、特定の図柄を用いた表示態様)とは異なる態様(ここでは例えば、保留表示を用いた表示態様)で報知する第二の予告を、該当否判定手段が該所定の始動情報を取得するよりも先に取得した該所定の始動情報に基づいて所定の実行確率で実行するものであって、前記図柄態様を停止表示中に前記始動情報記憶手段が記憶した始動情報に基づく該第二の予告を、該図柄態様を停止表示中に該始動情報記憶手段が記憶した始動情報に基づく前記所定の態様の予告の実行確率よりも高い実行確率で実行するものであることを特徴とする遊技台。』についても説明がなされている。

また、これまでの説明においては『演出の画像を表示する画像表示手段(例えば、装飾図柄表示装置208)を備え、前記予告手段は、前記所定の態様の予告として、前記画像表示手段における第一の表示領域(例えば、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cを併せた領域)での予告(例えば、特定の図柄を用いた先読み予告)を実行し、該所定の態様とは異なる態様で報知する第二の予告(例えば、保留表示を用いた先読み予告)として、該画像表示手段における、該第一の表示領域よりも狭い第二の表示領域(例えば、演出表示領域208dの一部)での予告を実行するものであることを特徴とする遊技台。』についても説明がなされている。

また、これまでの説明においては『遊技球が始動領域(例えば、第1特図始動口230、第2特図始動口232)に進入したことに基づいて取得した始動情報(例えば、特図当選乱数値、大当り用特図乱数値、小当り用特図乱数値、ハズレ用特図乱数値、および特図変動時間決定用乱数値)を記憶可能な始動情報記憶手段(例えば、RAM308に設けた特図1および特図2の保留記憶部)と、前記始動情報記憶手段に記憶されている始動情報を取得し、取得した始動情報に基づいて当否判定を行って当否判定結果を導出する当否判定手段(例えば、主制御部300のCPU304)と、図柄の変動表示を行い該図柄の変動表示を終えると前記当否判定の結果を表す図柄態様を停止表示する図柄変動表示を行う図柄表示手段(例えば、装飾図柄表示装置208)と、前記当否判定の結果が特定の当否判定結果である場合に通常制御状態から大当り制御状態に制御状態を移行させる制御状態移行手段(例えば、主制御部300のCPU304)と、前記当否判定手段による所定の始動情報に基づく当否判定の結果に係る情報を所定の態様で報知する予告を、該当否判定手段が該所定の始動情報を取得するよりも先に取得した該所定の始動情報に基づいて所定の実行確率で実行する予告手段(例えば、装飾図柄表示装置208)と、を備えた遊技台であって、前記制御状態移行手段(例えば、主制御部300のCPU304)は、所定条件が成立したことに基づいて、前記通常制御状態のうちの第一通常制御状態(例えば、電サポ状態)から、該第一通常制御状態とは遊技者に対する有利度が異なる第二通常制御状態(例えば、非電サポ状態)に制御状態を移行させるものであり、前記予告手段(例えば、装飾図柄表示装置208)は、前記図柄の変動表示中に前記始動情報記憶手段が記憶した始動情報に基づく前記所定の態様の予告を、次回の図柄の変動表示中の制御状態が前記第二通常制御状態になる今回の前記第一通常制御状態における図柄変動表示を終了して前記図柄態様を停止表示中に該始動情報記憶手段が記憶した始動情報に基づく前記所定の態様の予告の実行確率よりも高い実行確率で実行する(例えば、図24参照)ものであることを特徴とする遊技台。』についても説明がなされている。

なお、前記予告手段は、次回の図柄の変動表示中の制御状態が前記第二通常制御状態になる前記第一通常制御状態における今回の図柄変動表示を終了して前記図柄態様を停止表示中に該始動情報記憶手段が記憶した始動情報に基づく前記所定の態様の予告を、非実行とするか、あるいは該今回の図柄の変動表示中に前記始動情報記憶手段が記憶した始動情報に基づく該所定の態様の予告の実行確率よりも低い実行確率で実行するものであってもよい。すなわち、次回の図柄の変動表示中の制御状態が前記第二通常制御状態になる今回の前記第一通常制御状態における図柄変動表示を終了して前記図柄態様を停止表示中に該始動情報記憶手段が記憶した始動情報に基づく前記所定の態様の予告の実行確率は、該今回の図柄の変動表示中に前記始動情報記憶手段が記憶した始動情報に基づく該所定の態様の予告の実行確率よりも低いことを特徴とする遊技台であってもよい。

また、前記第二通常制御状態は、前記第一通常制御状態に比べて遊技者に対する有利度が不利な状態であってもよい。

さらに、前記制御状態移行手段は、遊技球が所定の始動領域に進入し難い進入困難制御状態(第二通常制御状態)と、該進入困難制御状態よりも遊技球が該所定の始動領域に進入し易い進入容易制御状態(第一通常制御状態)との間で制御状態を移行させるものであってもよい。ここで、上記所定の始動領域は、遊技球の入賞が可能な大サイズと遊技球の入賞が不能な小サイズとの間で入賞開口の大きさを変えることが可能な可変始動領域であってもよい。

以上の記載では、
『 複数種類の演出手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の演出手段のうちの一の演出手段は、第一の演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208]であり、
複数種類の先読み予告を実行可能に構成されており、
前記複数種類の先読み予告のうちの一の先読み予告は、第一の先読み予告[例えば、図22に示す保留表示を用いた先読み予告]であり、
前記複数種類の先読み予告のうちの一の先読み予告は、第二の先読み予告[例えば、図22(e)に示す特定の図柄(家紋の図柄2081)を用いた先読み予告の表示や役物作動による先読み予告や装飾図柄のブラックアウトによる先読み予告]であり、
前記複数種類の先読み予告のうちの一の先読み予告は、第三の先読み予告[例えば、先読みゾーン演出(図18に示す殿ゾーン)]であり、
前記第一の先読み予告は、前記第一の演出手段によって実行される予告[例えば、装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dにおける保留表示領域で実行される予告]であり、
前記第一の先読み予告が実行されている状態であっても第二の先読み予告が実行開始される場合[例えば、図15(e)に示す場合や図22(e)に示す場合]があるように構成されており、
前記第三の先読み予告が実行されている状態では、第二の先読み予告が実行開始されない[例えば、段落0265の記載では実行開始されない]ように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。

また、
『 前記第一の演出手段は、表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208]であり、
前記第三の先読み予告は、先読みゾーン演出予告[例えば、図18に示す殿ゾーン]であり、
前記第一の演出手段に、前記第三の先読み予告に対応して表示される背景画像[例えば、図18に示す、殿ゾーンと表示された背景画像]の表示が行われるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。

また、
『 前記第一の先読み予告は、保留アイコンを先読み予告の表示態様[例えば、図15や図22に示す爺のキャラクタの顔図柄による表示態様の保留表示293]で表示することによって実行される先読み予告である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。

また、
『 前記複数種類の演出手段のうちの一の演出手段は、第二の演出手段であり、
前記第二の演出手段は、可動手段[例えば、遮蔽装置246]であり、
前記第二の先読み予告は、前記第二の演出手段が動作することによって実行される先読み予告[例えば、役物作動による先読み予告]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。

また、
『 前記第一の演出手段は、表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208]であり、
前記可動手段は、前記表示手段よりも遊技者側に設けられた手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。

また、
『 前記可動手段は、第一の位置から第二の位置に移動可能な手段であり、
前記第二の位置は、前記第一の位置[例えば、装飾図柄表示装置208の表示画面よりも外側の位置]よりも、前記可動手段が前記表示手段にオーバーラップする部分が大きくなる位置[例えば、装飾図柄表示装置208の表示画面内の位置]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。

また、
『 前記第二の先読み予告は、前記第一の先読み予告が実行されている状態で開始された後、該第一の先読み予告が実行されている途中で終了する場合[例えば、図15(f)に示す場合や図22(f)に示す場合]がある先読み予告である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。

また、
『 前記第二の先読み予告の予告対象と、前記第一の先読み予告の予告対象は同一[例えば、図15に示す例では同図(b)のタイミングで増加している第3保留で同一]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。

また、
『 前記第二の先読み予告の予告対象[例えば、図22に示す例では同図(e)のタイミングで増加している第3保留]と、前記第一の先読み予告の予告対象[例えば、図22に示す例では同図(c)のタイミングで増加している第3保留]とは異なる、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。

また、
『 前記第一の先読み予告が実行されていない状態であっても前記第二の先読み予告が実行開始される場合[例えば、図14(e)に示す場合]があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。

また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1に示すパチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の記載では、
『 複数種類の演出手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の演出手段のうちの一の演出手段は、第一の演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208]であり、
複数種類の先読み予告を実行可能に構成されており、
前記複数種類の先読み予告のうちの一の先読み予告は、第一の先読み予告[例えば、図22に示す保留表示を用いた先読み予告(図21(a)では第二の先読み予告)]であり、
前記複数種類の先読み予告のうちの一の先読み予告は、第二の先読み予告[例えば、図22(e)に示す特定の図柄(家紋の図柄2081)を用いた先読み予告の表示(図21(a)では第一の先読み予告)]であり、
前記複数種類の先読み予告のうちの一の先読み予告は、第三の先読み予告[例えば、先読みゾーン演出(図18に示す殿ゾーン)]であり、
前記第一の先読み予告は、前記第一の演出手段によって実行される先読み予告[例えば、装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dにおける保留表示領域で実行される予告]であり、
前記第一の先読み予告が実行されている或る状態において、前記第二の先読み予告が行われている場合[例えば図22(e)に示す場合]があり、
前記第三の先読み予告は、先読みゾーン演出の先読み予告[例えば、殿ゾーンといった先読みゾーンに突入して大当りを予告する先読み予告]であり、
前記第三の先読み予告が実行されている状態において、前記第二の先読み予告が行われている場合がなく[例えば、段落0263の記載では「異なる種類の予告態様による先読み予告、あるいは所定の種類の予告態様による先読み予告が実行されている場合に、他の種類の予告態様による先読み予告を行わないようにしてもよい。」]、
前記第三の先読み予告が実行されている状態において、保留アイコンが表示されている場合[例えば、図18(1)等に示す場合]があり、
前記第三の先読み予告が実行されている状態において、前記第一の先読み予告が行われている場合がなく[例えば、段落0263の記載では「保留表示を用いた先読み予告は行われず」]、
前記第三の先読み予告が実行されていない或る状態[例えば、第1特図始動口230に入賞があった状態]において、前記第一の先読み予告が行われている場合[例えば、図22(c)に示す場合]があり、
装飾図柄が停止表示されている状態において、前記第二の先読み予告が行われている場合がなく[例えば、図21(a)に示すステップS3093cからステップS3093eに進みステップS3093dが実行されない]、
装飾図柄が変動表示されている状態であって前記第三の先読み予告が実行されていない或る状態[例えば、第1特図始動口230に入賞があった状態]において、前記第二の先読み予告が行われている場合[例えば、図22(e)に示す場合]がある、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、
『 上に記載の「前記第三の先読み予告が実行されていない或る状態において、前記第一の先読み予告が行われている場合がある、」とは、「装飾図柄が停止表示されている状態と装飾図柄が変動表示されている状態の両方[例えば、図21(a)に示すステップS3093eは両方で実行される]を含む状態であって、前記第三の先読み予告が実行されていない或る状態において、前記第一の先読み予告が行われている場合がある、」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 装飾図柄が停止表示されている状態と、装飾図柄が変動表示されている状態とに分けて、前記第一の先読み予告の実行確率が設定されていない[例えば、図13(c)に示す実行可否抽選テーブル]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の演出手段は、表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208]であり、
前記第三の先読み予告は、前記表示手段によって実行される先読み予告[例えば、装飾図柄表示装置208にゾーン名が表示される先読み予告]であり、
前記第一の演出手段に、前記先読みゾーン演出に対応して表示される背景画像[例えば、図18に示す、殿ゾーンと表示された背景画像]の表示が行われるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の先読み予告は、保留アイコンを先読み予告の表示態様[例えば、図22に示す爺のキャラクタの顔図柄による表示態様の保留表示293]で表示することによって実行される先読み予告である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の先読み予告は、前記表示手段によって実行される先読み予告[例えば、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cで実行される予告]であり、
前記第二の先読み予告は、保留アイコンよりも大きな画像[例えば、家紋の図柄2081]を表示することによって実行される先読み予告である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記複数種類の演出手段のうちの一の演出手段は、第二の演出手段であり、
前記第一の演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208]よりも前記第二の演出手段の方が遊技者側に設けられており、
前記第二の演出手段は、可動手段[例えば、遮蔽装置246]であり、
前記複数種類の先読み予告のうちの一の先読み予告は、第四の先読み予告であり、
前記第四の先読み予告は、前記第二の演出手段が動作することによって実行される先読み予告[例えば、役物作動による先読み予告]であり、
前記可動手段は、第一の位置[例えば、装飾図柄表示装置208の表示画面よりも外側の位置]から第二の位置[例えば、装飾図柄表示装置208の表示画面内の位置]に移動可能な手段であり、
前記第一の位置よりも前記第二の位置の方が、前記可動手段が前記表示手段にオーバーラップする部分が大きい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記複数種類の演出手段のうちの一の演出手段は、第二の演出手段であり、
前記第一の演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208]よりも前記第二の演出手段の方が遊技者側に設けられており、
前記第二の演出手段は、可動手段[例えば、遮蔽装置246]であり、
前記複数種類の先読み予告のうちの一の先読み予告は、第四の先読み予告であり、
前記第四の先読み予告は、前記第二の演出手段が動作することによって実行される先読み予告[例えば、役物作動による先読み予告]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 或る保留を予告対象として前記第一の先読み予告の実行が開始[例えば、図22(c)]した後、該或る保留を予告対象として前記第二の先読み予告の実行が開始される場合[例えば、図22(e)に示す場合]がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の先読み予告が実行されている状態において前記第二の先読み予告の実行が開始される場合[例えば、図22(e)に示す場合]があり、
前記第一の先読み予告が実行されている状態において開始された前記第二の先読み予告が、該第一の先読み予告が実行されている途中で終了する[例えば、図22(e)〜同図(f)の間]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1に示すパチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。

以下、これまで説明したことも含めて付記する。

(付記1)
図柄を停止表示可能な図柄表示部と、
遊技球が始動領域に進入した場合に、始動情報を導出する始動情報導出手段と、
前記導出した始動情報を所定の上限数まで記憶可能な始動情報記憶手段と、
前記始動情報記憶手段から始動情報を取得する始動情報取得手段と、
前記取得した始動情報に基づいて当否判定を行う当否判定手段と、
所定の変動表示時間に亘って前記図柄を変動表示させた後、前記当否判定の結果に対応した図柄態様を停止表示する図柄変動停止表示を前記図柄表示部で行うよう制御する図柄表示制御手段と、
前記当否判定の結果が特定の当否判定結果である場合に、遊技者に対する有利度が第一の有利度である通常遊技状態から該第一の有利度よりも前記有利度が高い第二の有利度である特別遊技状態に制御状態を移行させる特別遊技移行制御手段と、
前記始動情報記憶手段に記憶されている始動情報が前記当否判定手段による当否判定の結果が特定の当否判定結果になるか否かの事前予告報知を、前記当否判定手段による当否判定の実行よりも前に実行する事前予告報知手段と、
を備えた遊技台であって、
前記事前予告報知手段は、前記図柄停止表示中に前記始動情報記憶手段が始動情報を記憶した場合は、該図柄停止表示中に該始動情報についての事前予告報知を非実行とする、ことを特徴とする遊技台。

ここにいう事前予告報知を非実行とは、事前予告報知の抽選のみを実行しない、抽選は実行するが事前予告報知は実行しない(図柄変動後も実行しない)、抽選は実行しておき図柄変動後に事前予告報知を実行するなど、種々のパターンを含む。

(付記2)
付記1に記載の遊技台において、
前記図柄表示制御手段は、所定の変動表示時間に亘って前記図柄を変動表示させた後、該図柄の仮停止表示を経て、前記当否判定の結果に対応した図柄態様を停止表示する図柄変動停止表示を前記図柄表示部で行うよう制御し、
前記事前予告報知手段は、前記図柄仮停止表示中に前記始動情報記憶手段が始動情報を記憶した場合は、該図柄仮停止表示中に該始動情報についての事前予告報知を実行する、ことを特徴とする遊技台。

ここにいう仮停止表示とは、いわゆる揺れ変動中であってもよく、いわゆる擬似連中の疑似停止も含む。

(付記3)
付記1又は2に記載の遊技台において、
前記事前予告報知手段は、前記事前予告報知のうちの第一事前予告報知と第二事前予告報知を実行可能であり、前記図柄停止表示中に前記始動情報記憶手段が始動情報を記憶した場合は、該図柄停止表示中に該始動情報についての前記第一事前予告報知を非実行とする、
ことを特徴とする遊技台。

ここにいう第一事前予告報知とは、例えば図柄表示部で行われる保留先読み演出表示であってもよい。また、第二事前予告報知とは、例えば保留表示部で行われる保留先読み演出表示(保留表示態様を変化させるなど)であってもよい。

また、第一事前予告報知を非実行とは、第一事前予告報知の抽選結果を踏まえて、該図柄停止中に第二事前予告報知(他の事前予告報知も含む)を行っても、図柄変動開始後に第一事前予告報知(第二事前予告報知)を行ってもよい。

(付記4)
付記1〜3に記載の遊技台において、
前記事前予告報知が実行される領域である第一領域と該第一領域よりも狭い第二領域を有する事前予告報知部を備え、
前記事前予告報知手段は、前記図柄停止表示中に前記始動情報記憶手段が始動情報を記憶した場合は、前記事前予告報知部の第一領域では、該図柄停止表示中に該始動情報についての事前予告報知を非実行とする、
ことを特徴とする遊技台。

ここにいう第一領域とは、例えば図柄表示部であってもよく、該第一領域よりも狭い第二領域とは、例えば、保留表示部であってもよい。

また、事前予告報知を非実行とは、第一領域での事前予告報知抽選結果を踏まえて、該図柄停止中に第二領域で事前予告報知を行っても、図柄変動開始後に第一領域(第二領域)で事前予告報知を行ってもよい。

(付記5)
付記1〜4に記載の遊技台において、
所定条件が成立したことに基づいて、前記通常遊技状態のうちの第一通常遊技状態から第二通常遊技状態に制御状態を移行させる通常遊技状態移行制御手段を備え、
前記事前予告報知手段は、前記図柄停止表示中であって該図柄停止表示直前の図柄変動中の遊技状態が前記第一通常遊技状態かつ該図柄停止表示直後の図柄変動中の遊技状態が前記第二通常遊技状態である図柄停止表示中に、前記始動情報記憶手段が始動情報を記憶した場合は、該図柄停止表示中に該始動情報についての事前予告報知を非実行とする、
ことを特徴とする遊技台。

なお、以上説明した実施形態や付記の記載それぞれにのみ含まれている構成要件であっても、その構成要件を他の、実施形態や付記に適用してもよい。

100 パチンコ機
136 チャンスボタン
208 装飾図柄表示装置
208a 左図柄表示領域
208b 中図柄表示領域
208c 右図柄表示領域
208d 演出表示領域
212 第1特図表示装置
214 第2特図表示装置
230 第1特図始動口
232 第2特図始動口
2321 羽根部材
234 可変入賞口
2341 扉部材
300 主制御部
304 CPU
306 ROM
308 RAM
400 第1副制御部
404 CPU
406 ROM
408 RAM
500 第2副制御部
600 払出制御部
291〜295 保留表示

Claims (11)

  1. 複数種類の演出手段を備えた遊技台であって、
    前記複数種類の演出手段のうちの一の演出手段は、第一の演出手段であり、
    複数種類の先読み予告を実行可能に構成されており、
    前記複数種類の先読み予告のうちの一の先読み予告は、第一の先読み予告であり、
    前記複数種類の先読み予告のうちの一の先読み予告は、第二の先読み予告であり、
    前記複数種類の先読み予告のうちの一の先読み予告は、第三の先読み予告であり、
    前記第一の先読み予告は、前記第一の演出手段によって実行される先読み予告であり、
    前記第一の先読み予告が実行されている或る状態において、前記第二の先読み予告が行われている場合があり、
    前記第三の先読み予告は、先読みゾーン演出の先読み予告であり、
    前記第三の先読み予告が実行されている状態において、前記第二の先読み予告が行われている場合がなく、
    前記第三の先読み予告が実行されている状態において、保留アイコンが表示されている場合があり、
    前記第三の先読み予告が実行されている状態において、前記第一の先読み予告が行われている場合がなく、
    前記第三の先読み予告が実行されていない或る状態において、前記第一の先読み予告が行われている場合があり、
    装飾図柄が停止表示されている状態において、前記第二の先読み予告が行われている場合がなく、
    装飾図柄が変動表示されている状態であって前記第三の先読み予告が実行されていない或る状態において、前記第二の先読み予告が行われている場合がある、
    ことを特徴とする遊技台。
  2. 請求項1に記載の遊技台であって、
    請求項1に記載の「前記第三の先読み予告が実行されていない或る状態において、前記第一の先読み予告が行われている場合がある、」とは、「装飾図柄が停止表示されている状態と装飾図柄が変動表示されている状態の両方を含む状態であって、前記第三の先読み予告が実行されていない或る状態において、前記第一の先読み予告が行われている場合がある、」のことである、
    ことを特徴とする遊技台。
  3. 請求項1又は2に記載の遊技台であって、
    装飾図柄が停止表示されている状態と、装飾図柄が変動表示されている状態とに分けて、前記第一の先読み予告の実行確率が設定されていない、
    ことを特徴とする遊技台。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記第一の演出手段は、表示手段であり、
    前記第三の先読み予告は、前記表示手段によって実行される先読み予告であり、
    前記第一の演出手段に、前記先読みゾーン演出に対応して表示される背景画像の表示が行われるように構成されている、
    ことを特徴とする遊技台。
  5. 請求項4に記載の遊技台であって、
    前記第一の先読み予告は、保留アイコンを先読み予告の表示態様で表示することによって実行される先読み予告である、
    ことを特徴とする遊技台。
  6. 請求項4又は5に記載の遊技台であって、
    前記第二の先読み予告は、前記表示手段によって実行される先読み予告であり、
    前記第二の先読み予告は、保留アイコンよりも大きな画像を表示することによって実行される先読み予告である、
    ことを特徴とする遊技台。
  7. 請求項乃至6のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記複数種類の演出手段のうちの一の演出手段は、第二の演出手段であり、
    前記第一の演出手段よりも前記第二の演出手段の方が遊技者側に設けられており、
    前記第二の演出手段は、可動手段であり、
    前記複数種類の先読み予告のうちの一の先読み予告は、第四の先読み予告であり、
    前記第四の先読み予告は、前記第二の演出手段が動作することによって実行される先読み予告であり、
    前記可動手段は、第一の位置から第二の位置に移動可能な手段であり、
    前記第一の位置よりも前記第二の位置の方が、前記可動手段が前記表示手段にオーバーラップする部分が大きい、
    ことを特徴とする遊技台。
  8. 請求項1乃至のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記複数種類の演出手段のうちの一の演出手段は、第二の演出手段であり、
    前記第一の演出手段よりも前記第二の演出手段の方が遊技者側に設けられており、
    前記第二の演出手段は、可動手段であり、
    前記複数種類の先読み予告のうちの一の先読み予告は、第四の先読み予告であり、
    前記第四の先読み予告は、前記第二の演出手段が動作することによって実行される先読み予告である、
    ことを特徴とする遊技台。
  9. 請求項1乃至のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    或る保留を予告対象として前記第一の先読み予告の実行が開始した後、該或る保留を予告対象として前記第二の先読み予告の実行が開始される場合がある、
    ことを特徴とする遊技台。
  10. 請求項1乃至9のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記第一の先読み予告が実行されている状態において前記第二の先読み予告の実行が開始される場合があり、
    前記第一の先読み予告が実行されている状態において開始された前記第二の先読み予告が、該第一の先読み予告が実行されている途中で終了する、
    ことを特徴とする遊技台。
  11. 請求項1乃至10のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記遊技台は、ぱちんこ機である、
    ことを特徴とする遊技台。
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