JP6143516B2 - 挿入装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡システム等を例とする挿入装置に関し、特に、管路を切り替えることで、挿入部に設けられたバルーン及びオーバーチューブに設けられたバルーンの制御を行う挿入装置に関する。
一般に、消化管検査においては、内視鏡を用いることが知られている。このような内視鏡の挿入部を深部消化管、例えば小腸へ挿入する場合、単に挿入部を押し入れていくだけでは、複雑な腸管の屈曲のため挿入部先端に力が伝わりにくく、深部への挿入は困難である。
例えば、内視鏡は、深部挿入によりできた内視鏡の余分な屈曲や撓みを伸ばそうとして引き戻してくると、挿入部先端も抜けてくるため、屈曲や撓みが取れず、深部挿入が困難になってしまう。
そこで、例えば特許文献1には、内視鏡の挿入部の先端部に第1のバルーンを設けるとともに、挿入補助具の先端部に第2のバルーンを設けたダブルバルーン式の内視鏡システムが開示されている。このダブルバルーン式の内視鏡システムは、第1のバルーンや第2のバルーンを膨張させることによって、挿入部や挿入補助具を小腸等の腸管内に固定させることができる。したがって、第1のバルーンや第2のバルーンの膨張、収縮を繰り返しながら、挿入部と挿入補助具を交互に挿入することによって、挿入部を小腸等の複雑に屈曲した腸管の深部に挿入することができる。
特開2006−130013号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている従来のダブルバルーン式の内視鏡システムは、バルーン制御装置内に第1のバルーン及び第2のバルーンそれぞれを別々に吸引または加圧を行うためのポンプと、それぞれのバルーン管路内の圧力を検知する独立した複数の圧力検知手段とを備えていた。
このように、従来のダブルバルーン式の内視鏡システムは、2つの加圧用のポンプと、2つの吸引用のポンプと、2つの圧力検知手段とを備えているため、バルーン制御装置が大型化し、制御も複雑であるという課題があった。
そこで、本発明は、システムを小型化するとともに、実際の使用状況に合わせてバルーンを選択的に膨張または収縮することができる挿入装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の挿入装置は、体腔内に挿入する細長い第1の挿入部に設けられる第1のバルーンに連通する第1の管路と、前記第1の挿入部を内挿する第2の挿入部に設けられる第2のバルーンに連通する第2の管路と、加圧ポンプから供給される流体を、前記第1の管路または前記第2の管路に対して供給する第3の管路と、一端が大気中に開放され、流体を外部に放出するための第4の管路と、前記第1の管路に前記第3の管路を接続し、前記第2の管路に前記第4の管路を接続する第1の状態と、前記第2の管路に前記第3の管路を接続し、前記第1の管路に前記第4の管路を接続する第2の状態とを、選択的に切り替える切替弁と、選択的に前記第1の状態と前記第2の状態とを切り替えるように、前記切替弁を動作させるアクチュエータと、を備え、前記切替弁は、前記第1の管路と前記第3の管路とを連通する第6の管路と、前記第2の管路と前記第3の管路とを連通する第7の管路と、前記第1の管路または前記第2の管路と前記第4の管路とを連通する第8の管路とを備える
本発明の挿入装置によれば、システムを小型化するとともに、実際の使用状況に合わせてバルーンを選択的に膨張または収縮することができる。
第1の実施の形態に係る内視鏡システムの全体構成を示す構成図である。 第1の状態における内視鏡バルーン制御装置の内部構成を説明するための図である。 第2の状態における内視鏡バルーン制御装置の内部構成を説明するための図である。 第1の状態における内視鏡バルーン制御装置7aの内部構成を説明するための図である。 第2の状態における内視鏡バルーン制御装置7aの内部構成を説明するための図である。 第1の状態における内視鏡バルーン制御装置7bの内部構成を説明するための図である。 第2の状態における内視鏡バルーン制御装置7bの内部構成を説明するための図である。 第1の状態における内視鏡バルーン制御装置7cの内部構成を説明するための図である。 第2の状態における内視鏡バルーン制御装置7cの内部構成を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
まず、図1〜図3を用いて、第1の実施の形態の内視鏡システムの構成について説明する。図1は、第1の実施の形態に係る内視鏡システムの全体構成を示す構成図であり、図2は、第1の状態における内視鏡バルーン制御装置の内部構成を説明するための図であり、図3は、第2の状態における内視鏡バルーン制御装置の内部構成を説明するための図である。
図1に示すように、挿入装置としての内視鏡システム1は、内視鏡2と、オーバーチューブ3と、光源装置4と、ビデオプロセッサ5と、モニタ6と、内視鏡バルーン制御装置7と、リモートコントローラ8とを有して構成されている。
内視鏡2は、例えば消化管内内視鏡検査に用いられるもので、体腔内に挿入するための細長い挿入部2Bと、この挿入部2Bの基端側に設けられた操作部2Aと、を有している。 また、挿入部2Bの先端部内には、図示しない照明光学系及び撮像素子であるCCDを含む観察光学系が設けられており、被検体の消化管内の観察部位を照明し、被検体の消化管内の観察像を得ることが可能である。
操作部2Aには、ユニバーサルコード2Cが延出されている。このユニバーサルコード2C内には、図示しない信号線及びライトガイドケーブルが設けられている。このユニバーサルコード2Cの基端部は、光源装置4のコネクタ4a、ビデオプロセッサ5のコネクタ5aに接続される。これにより、内視鏡2の照明光学系には、ユニバーサルコード2C内のライトガイドケーブルを介して光源装置4からの照明光が供給されて観察部位を照明し、CCDから出力される消化管内の撮像信号をビデオプロセッサ5に出力する。
このような内視鏡2は、手術時、オーバーチューブ3に挿通されて用いられるようになっている。なお、オーバーチューブ3の構成については後述する。
光源装置4は、ライトガイドケーブル内のライトガイド(図示せず)を介して内視鏡2に設けられた照明光学系に対して照明光を供給するための光源装置である。
ビデオプロセッサ5は、内視鏡2のCCDからの撮像信号に信号処理を施し、撮像信号に基づく画像データ(例えば内視鏡ライブ画像データ)をモニタ6に供給する。
モニタ6は、接続ケーブル5Aによりビデオプロセッサ5に接続されている。モニタ6は、ビデオプロセッサ5からの画像データに基づく内視鏡画像を表示する。
本実施の形態の内視鏡システム1では、第1の挿入部としての挿入部2Bの先端外周部には、固定用の第1のバルーンとしてのバルーン9が取り付けられている。このバルーン9には、挿入部2Bの基端部側から先端部側にかけて挿入部2Bに沿って設けたエア供給チューブ10が接続されている。
エア供給チューブ10の操作部2A側基端部は、操作部2Aの下部に設けられたコネクタ2aに接続されている。このコネクタ2aには、内視鏡バルーン送気用チューブ(以下、第1送気用チューブと称す)13の一端に設けられたコネクタ13Aが接続される。また、この第1送気用チューブ13の他端に設けられたコネクタ13Bは、内視鏡バルーン制御装置7のコネクタ7Aに接続される。これにより、内視鏡バルーン制御装置7からの送気によりバルーン9内を膨らませて腸管などの消化管に一時固定する。
オーバーチューブ3は、内視鏡2の挿入部2Bを挿通させて挿入部2Bを、例えば、消化管に挿入する際のガイドを行うもので、内視鏡2の挿入部2Bの外径よりも若干大きな内径を有している。また、このオーバーチューブ3は、内視鏡2の挿入部2Bと同様に可撓性を有する構成となっている。さらに、このオーバーチューブ3の先端外周部にはチューブ固定用のバルーン11が取り付けられている。
バルーン11には、オーバーチューブ3の基端部側から先端部側にかけて設けられたエア供給チューブ12が接続されている。
エア供給チューブ12のバルーン11とは逆側の基端部(オーバーチューブ3の内視鏡2を挿入する挿入口側)は、オーバーチューブ3の挿入口近傍に設けられたコネクタ3aに接続されている。このコネクタ3aには、オーバーチューブバルーン送気用チューブ(以下、第2送気用チューブと称す)14の一端に設けられたコネクタ14Aが接続される。また、この第2送気用チューブ14の他端に設けられたコネクタ14Bは、内視鏡バルーン制御装置7のコネクタ7Bに接続される。これにより、内視鏡バルーン制御装置7からの送気によりバルーン11内を膨らませて腸管などの消化管に一時固定する。
内視鏡バルーン制御装置7は、内視鏡2のバルーン9の送気流量等の各種動作を制御するものである。この内視鏡バルーン制御装置7の一面には、接続ケーブル8Aを介して、リモートコントローラ8が接続されている。このリモートコントローラ8は、接続ケーブル8Aを介して、後述する内視鏡バルーン制御装置7の内部に設けられた電磁石制御部21及び送気ポンプ/電磁弁制御部22に電気的に接続されている。
本実施の形態において、内視鏡バルーン制御装置7は、術中、術者によるリモートコントローラ8の操作によって、内視鏡2のバルーン9及びオーバーチューブ3のバルーン11の送気流量等の各種動作を制御するものである。
ここで、内視鏡バルーン制御装置7の詳細な構成について説明する。
図2に示すように、内視鏡バルーン制御装置7は、電磁石制御部21と、送気ポンプ/電磁弁制御部22と、送気ポンプ23と、圧力検出部24と、管路切替部25と、第1のバルーン管路26と、第2のバルーン管路27と、第3のバルーン管路28と、第4のバルーン管路29と、第5のバルーン管路30a及び30bと、第1の電磁弁31と、第2の電磁弁32とを有して構成されている。
管路切替部25は、シリンダ33と、第1の電磁石34と、第2の電磁石35と、管路切替ピストン36と、第1の永久磁石37と、第2の永久磁石38とを有して構成されている。また、管路切替ピストン36には、管路39、40及び41が設けられている。
第1の管路としての第1のバルーン管路26は、挿入部2Bの先端外周部に設けられているバルーン9に連通している。即ち、第1のバルーン管路26は、図1に示すエア供給チューブ10及び第1送気用チューブ13を含む構成となっている。また、第1のバルーン管路26は、第1の電磁弁31を介して第5のバルーン管路30aに連通している。第5の管路としての第5のバルーン管路30aは、流体を外部に放出する放出弁に連通している。また、第1の電磁弁31は、第5のバルーン管路30aを開閉する開閉弁を構成する。
第2の管路としての第2のバルーン管路27は、挿入部2Bの長手方向と略同軸に延出し、挿入部2Bを内挿するオーバーチューブ3の先端外周部に設けられているバルーン11に連通している。即ち、第2のバルーン管路27は、図1に示すエア供給チューブ12及び第2送気用チューブ14を含む構成となっている。また、第2のバルーン管路27は、第2の電磁弁32を介して第5のバルーン管路30bに連通している。第5の管路としての第5のバルーン管路30bは、一端が流体を外部に放出する放出弁に連通している。また、第2の電磁弁32は、第5のバルーン管路30bを開閉する開閉弁を構成する。
第3の管路としての第3のバルーン管路28は、送気ポンプ23、圧力検出部24及び管路切替部25に連通している。第3のバルーン管路28は、管路切替ピストン36の管路39を介して第1のバルーン管路26に連通し、管路切替ピストン36の管路40を介して第2のバルーン管路27に連通する。これにより、第3の管路としての第3のバルーン管路28は、送気ポンプ23から供給される流体を、第1のバルーン管路26または第2のバルーン管路27に対して供給する。
第4の管路としての第4のバルーン管路29は、一端が流体を外部に放出する放出弁に連通しており、他端が管路切替部25に連通している。第4のバルーン管路29は、管路切替ピストン36の管路41を介して第1のバルーン管路26または第2のバルーン管路27に連通する。
第1の電磁石34は、シリンダ33の図2に向かって下側の所定の位置に固定され、第2の電磁石35は、シリンダ33の図2に向かって上側の所定の位置に固定されている。また、第1の電磁石34及び第2の電磁石35は、それぞれ電磁石制御部21に電気的に接続されており、電磁石制御部21の制御により磁力を発生する。
また、シリンダ33内には、管路切替ピストン36が摺動可能に配置されている。この管路切替ピストン36の図2に向かって下側に第1の永久磁石37が固着され、図2に向かって上側に第2の永久磁石38が固着されている。
第1の永久磁石37は、第1の電磁石34に磁力が発生した際に、第1の永久磁石37と第1の電磁石34との間に引力が発生するように極性が設定されている。また、第2の永久磁石38は、第2の電磁石35に磁力が発生した際に、第2の永久磁石38と第2の電磁石35との間に引力が発生するように極性が設定されている。
電磁石制御部21及び送気ポンプ/電磁弁制御部22には、リモートコントローラ8が電気的に接続されている。このリモートコントローラ8には、バルーン膨張スイッチ8a、バルーン収縮スイッチ8b、及び、膨張バルーン切替スイッチ8cが設けられている。操作者がこれらのスイッチを操作すると、バルーン膨張スイッチ8a及びバルーン収縮スイッチ8bからの操作信号は、送気ポンプ/電磁弁制御部22に供給され、膨張バルーン切替スイッチ8cからの操作信号は、電磁石制御部21に供給される。
電磁石制御部21は、膨張バルーン切替スイッチ8cから膨張させるバルーンを切り替えるための操作信号が供給されると、第1の電磁石34または第2の電磁石35に電流を供給する。
まず、第1の電磁石34に電流が供給された場合について説明する。第1の電磁石34に電流が供給されると、第1の電磁石34に磁力が発生し、第1の電磁石34と第1の永久磁石37との間に引力が発生する。これにより、管路切替ピストン36がシリンダ33内を下側に移動し、図2に示す状態となる。
このとき、図2に示すように、第1のバルーン管路26は、管路切替ピストン36の管路39を介して第3のバルーン管路28に接続され、第2のバルーン管路27は、管路切替ピストン36の管路41を介して第4のバルーン管路29に接続される。
このように、第1のバルーン管路26と第3のバルーン管路28とが連通することにより、内視鏡2の挿入部2Bに設けられたバルーン9と送気ポンプ23とが連通し、バルーン9を膨張または収縮することができる。本実施の形態では、図2に示すような第1のバルーン管路26と第3のバルーン管路28とが連通している状態を第1の状態という。
このような第1の状態で、バルーン膨張スイッチ8aが押されると、送気ポンプ/電磁弁制御部22が送気ポンプ23を制御し、送気ポンプ23からの流体がバルーン9に供給され、バルーン9を膨張させることができる。また、このような第1の状態で、バルーン収縮スイッチ8bが押されると、送気ポンプ/電磁弁制御部22が第1の電磁弁31を開くように制御する。これにより、第1のバルーン管路26と第5のバルーン管路30aとが連通し、バルーン9内の流体が外部に放出され、バルーン9を収縮させることができる。
次に、第2の電磁石35に電流が供給された場合について説明する。第2の電磁石35に電流が供給されると、第2の電磁石35に磁力が発生し、第2の電磁石35と第2の永久磁石38との間に引力が発生する。これにより、管路切替ピストン36がシリンダ33内を上側に移動し、図3に示す状態となる。
このとき、図3に示すように、第1のバルーン管路26は、管路切替ピストン36の管路41を介して第4のバルーン管路29に接続され、第2のバルーン管路27は、管路切替ピストン36の管路40を介して第3のバルーン管路28に接続される。
このように、第2のバルーン管路27と第3のバルーン管路28とが連通することにより、オーバーチューブ3に設けられたバルーン11と送気ポンプ23とが連通し、バルーン11を膨張または収縮することができる。本実施の形態では、図3に示すような第2のバルーン管路27と第3のバルーン管路28とが連通している状態を第2の状態という。
このような第2の状態で、バルーン膨張スイッチ8aが押されると、送気ポンプ/電磁弁制御部22が送気ポンプ23を制御し、送気ポンプ23からの流体がバルーン11に供給され、バルーン11を膨張させることができる。また、このような第2の状態で、バルーン収縮スイッチ8bが押されると、送気ポンプ/電磁弁制御部22が第2の電磁弁32を開くように制御する。これにより、第2のバルーン管路27と第5のバルーン管路30bとが連通し、バルーン11内の流体が外部に放出され、バルーン11を収縮させることができる。
このように、切替弁としての管路切替ピストン36は、第1のバルーン管路26に第3のバルーン管路28を接続し、第2のバルーン管路27に第4のバルーン管路29を接続する第1の状態と、第2のバルーン管路27に第3のバルーン管路28を接続し、第1のバルーン管路26に第4のバルーン管路29を接続する第2の状態とを選択的に切り替える。
そして、アクチュエータとしての第1の電磁石34及び第2の電磁石35は、選択的に第1の状態と第2の状態とを切り替えるように、切替弁としての管路切替ピストン36を動作させる。
加圧ポンプとしての送気ポンプ23は、送気ポンプ/電磁弁制御部22からの制御に基づき、第3のバルーン管路28に流体を供給し、この第3のバルーン管路28を介して第1のバルーン管路26または第2のバルーン管路27に対して流体を供給する。これにより、第3のバルーン管路28に供給された流体は、上述したように、第1の状態では挿入部2Bに設けられたバルーン9に供給され、第2の状態ではオーバーチューブ3に設けられたバルーン11に供給される。
圧力検出部24は、第3のバルーン管路28を通過する流体の圧力を検出し、この圧力の測定結果を含む圧力測定信号を生成し、電磁石制御部21及び送気ポンプ/電磁弁制御部22に出力する。
電磁石制御部21は、圧力検出部24からの圧力測定信号に基づき、第1の電磁石34及び第2の電磁石35のON/OFFを制御できるようにする。具体的には、電磁石制御部21は、圧力検出部24が検出した圧力値が大気圧と同じになった場合、膨張バルーン切替スイッチ8cを操作することによって、第1の状態から第2の状態、あるいは、第2の状態から第1の状態に切り替え可能となるように、第1の電磁石34及び第2の電磁石35のON/OFFを制御する。
送気ポンプ/電磁弁制御部22は、バルーン膨張スイッチ8aまたはバルーン収縮スイッチ8bが操作されたことを示す操作信号が供給されると、送気ポンプ23を制御するとともに、圧力検出部24からの圧力測定信号に基づき、第1の電磁弁31及び第2の電磁弁32の開閉を制御する。
次に、このように構成された内視鏡システム1の作用について説明する。
まず、内視鏡2の挿入部2Bに設けられたバルーン9を膨張、収縮するモード(第1の状態)について説明する。
第1の状態では、電磁石制御部21の制御により第1の電磁石34がON、第2の電磁石35がOFFする。これにより、第1の電磁石34と第1の永久磁石37とが引き合い、管路切替ピストン36が第1の電磁石34側に移動する。このとき、管路切替ピストン36内に設けられた管路39を介して、第1のバルーン管路26が第3のバルーン管路28と連通する。
ここで、バルーン膨張スイッチ8aが押されると、送気ポンプ/電磁弁制御部22の制御により送気ポンプ23が動作し、流体の送気が開始される。送気された流体の圧力は、圧力検出部24によって検出され、送気ポンプ/電磁弁制御部22に送信される。送気ポンプ/電磁弁制御部22は、圧力検出部24で検出された圧力値が予め設定された設定値に達するまで送気ポンプ23を動作させる。検出された圧力値が予め設定された設定値に達すると、計測される圧力が設定値の近辺を保つように、送気ポンプ/電磁弁制御部22により送気ポンプ23の制御及び第1の電磁弁31の開閉が制御され、バルーン9内への送気/排気が適宜行われる。
例えば、送気ポンプ/電磁弁制御部22は、検出された圧力値が予め設定された設定値に達していない場合、第1の電磁弁31を閉状態にし、検出された圧力値が予め設定された設定値に達すると、第1の電磁弁31を閉状態と開状態とに交互に切り替える。また、送気ポンプ/電磁弁制御部22は、バルーン9内への送気/排気を行う際には、第2の電磁弁32を開状態とする。
次に、バルーン収縮スイッチ8bが押されると、送気ポンプ/電磁弁制御部22の制御により第1の電磁弁31が開状態となり、第1のバルーン管路26と第5のバルーン管路30aとが連通する、これにより、第1のバルーン9内の流体が大気中に放出されることで、バルーン9の収縮が行われる。送気ポンプ/電磁弁制御部22は、圧力検出部24で検出される圧力値が大気圧になるまで、第1の電磁弁31を開状態にする。
このような第1の状態では、第2のバルーン管路27は、管路切替ピストン36内に設けられた管路41を介して第4のバルーン管路29と連通している。第4のバルーン管路29は、一端が大気中に開放されている。そのため、第2のバルーン管路27は、バルーン11自体の収縮力に加え、バルーン11の外表面にかかる体腔内圧と、バルーン11の内表面にかかる大気圧との差により自然収縮している。さらに、上述したように、第2の電磁弁32も送気ポンプ/電磁弁制御部22の制御により開状態にされており、第5のバルーン管路30bを経由してバルーン11内の流体が排気されるため、速やかに排気が行われる。
なお、例えば、第4のバルーン管路29の近辺に、送気ポンプ23がバルーン9またはバルーン11を加圧する際に正圧を作るのに必要な流体の一部をそこから引いてくる、小型のサブタンクを設けるようにしてもよい。そして、バルーン9またはバルーン11自体の収縮力のみでバルーン9またはバルーン11内の流体を大気中に開放することが困難な場合、その小型のサブタンクの負圧でバルーン9またはバルーン11の収縮アシストを行うようにしてもよい。
また、例えば、外部に連通している第4のバルーン管路29の先端に、病院に一般的に配置されている陰圧チューブを接続することができるコネクタを設け、この陰圧チューブを用いてバルーン9またはバルーン11の収縮アシストを行うようにしてもよい。この場合、流量計及び管路切断弁を介して陰圧チューブと第4のバルーン管路29とを接続するようにする。そして、バルーン9またはバルーン11から吸引される流体の流量を流量計を用いて検出し、検出した流量が所定の時間変化がない場合、バルーン9またはバルーン11が破れていると判断し、管路切断弁を閉じて、陰圧チューブと第4のバルーン管路29との接続を切断するようにする。
次に、オーバーチューブ3に設けられたバルーン11を膨張、収縮させるモード(第2の状態)について説明する。
第2の状態では、電磁石制御部21の制御により第1の電磁石34がOFF、第2の電磁石35がONする。これにより、第2の電磁石35と第2の永久磁石38とが引き合い、管路切替ピストン36が第2の電磁石35側に移動する。このとき、管路切替ピストン36内に設けられた管路40を介して、第2のバルーン管路27が第3のバルーン管路28と連通する。
バルーン膨張スイッチ8aまたはバルーン収縮スイッチ8bが押された際の作用は、上述したバルーン9を膨張または収縮させる場合と同様である。
次に、第1の状態と第2の状態との切り替えについて説明する。
第1の状態から第2の状態に切り替える、または、第2の状態から第1の状態に切り替える場合、圧力検出部24で検出される圧力が大気圧と同等である場合のみ、膨張バルーン切替スイッチ8cが押されると、電磁石制御部21の制御により、第1の電磁石34及び第2の電磁石35のON、OFFが切り替わる。
例えば、第1のモードから第2のモードに切り替える場合、第1の電磁石がONからOFFに切り替わり、第2の電磁石がOFFからONに切り替わる。これによって、管路切替ピストン36がシリンダ33内を所定の方向に移動し、第3のバルーン管路28に連通するバルーン管路が第1のバルーン管路26から第2バルーン管路27に切り替えが行われる。
以上のように、内視鏡システム1は、管路切替部25を用いて第3のバルーン管路28が第1のバルーン管路26または第2のバルーン管路27に接続するようにし、送気ポンプ23からの流体をバルーン9またはバルーン11に選択的に供給するようにした。また、内視鏡システム1は、管路切替部25を用いて第3のバルーン管路28に連通していない第1のバルーン管路26または第2のバルーン管路27が、外部に連通している第4のバルーン管路29に接続し、バルーン9またはバルーン11内の流体を外部に放出するようにした。さらにこれにより、内視鏡システム1は、吸引ポンプを設けることなく、送気ポンプ23を1つ設けるだけで、2つのバルーン9及び11の膨張及び収縮を行うことができるため、システムが非常に小型化することができる。
よって、本実施の形態の内視鏡システムによれば、システムを小型化するとともに、実際の使用状況に合わせてバルーンを選択的に膨張または収縮することができる。
(変形例)
次に、第1の実施の形態の変形例について説明する。
第1の実施の形態では、管路切替部25の第1の電磁石34及び第2の電磁石35のON/OFFを制御することで、第3のバルーン管路28に連通するバルーン管路を切り替えて、バルーン9またはバルーン11に選択的に流体を供給していたが、変形例では、このような第1の電磁石34及び第2の電磁石35の制御を行わずに、バルーン9またはバルーン11に選択的に流体を供給することができる内視鏡システムについて説明する。
図4は、第1の状態における内視鏡バルーン制御装置7aの内部構成を説明するための図であり、図5は、第2の状態における内視鏡バルーン制御装置7aの内部構成を説明するための図である。なお、図4及び図5において、図2及び図3と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図4及び図5に示すように、変形例の内視鏡バルーン制御装置7aは、第1の実施の形態の内視鏡バルーン制御装置7から電磁石制御部21及び管路切替部25が削除されるとともに、圧力に応じて開閉するピンチバルブ51〜56を有して構成されている。
第1のバルーン管路26は、ピンチバルブ51を介して第3のバルーン管路28に連通し、ピンチバルブ52を介して第4のバルーン管路29に連通し、ピンチバルブ53を介して第5のバルーン管路30aに連通する。
また、第2のバルーン管路27は、ピンチバルブ54を介して第3のバルーン管路28に連通し、ピンチバルブ55を介して第4のバルーン管路29に連通し、ピンチバルブ56を介して第5のバルーン管路30bに連通する。
図4に示す第1の状態では、ピンチバルブ51が開状態、ピンチバルブ52及び53が閉状態となり、第1のバルーン管路26が第3のバルーン管路28に接続される。これにより、送気ポンプ23から第3のバルーン管路28に供給された流体が第1のバルーン管路26を介してバルーン9に供給され、バルーン9が膨張する。
また、図4に示す第1の状態では、ピンチバルブ54が閉状態、ピンチバルブ55及び56が開状態となり、第2のバルーン管路27が第4のバルーン管路29及び第5のバルーン管路30bに接続される。これにより、バルーン11内の流体が第4のバルーン管路29及び第5のバルーン管路30bを介して外部に放出され、バルーン11が収縮する。
一方、図5に示す第2の状態では、ピンチバルブ54が開状態、ピンチバルブ55及び56が閉状態となり、第2のバルーン管路27が第3のバルーン管路28に接続される。これにより、送気ポンプ23から第3のバルーン管路28に供給された流体が第2のバルーン管路27を介してバルーン11に供給され、バルーン11が膨張する。
また、図5に示す第2の状態では、ピンチバルブ51が閉状態、ピンチバルブ52及び53が開状態となり、第1のバルーン管路26が第4のバルーン管路29及び第5のバルーン管路30aに接続される。これにより、バルーン9内の流体が第4のバルーン管路29及び第5のバルーン管路30aを介して外部に放出され、バルーン9が収縮する。
以上のように、変形例の内視鏡バルーン制御装置7aは、第1の実施の形態と同様に1つの送気ポンプ23を用いて、バルーン9及び11を選択的に膨張または収縮することができる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態の内視鏡システムの構成は、第1の実施の形態の内視鏡バルーン制御装置7に代わり、内視鏡バルーン制御装置7bを用いて構成される。以下に、内視鏡バルーン制御装置7bの詳細な構成について説明する。
図6は、第1の状態における内視鏡バルーン制御装置7bの内部構成を説明するための図であり、図7は、第2の状態における内視鏡バルーン制御装置7bの内部構成を説明するための図である。なお、図6及び図7において、図2及び図3と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図6及び図7に示すように、本実施の形態の内視鏡バルーン制御装置7bは、第1のバルーン管路26が第1の電磁弁31を介して第4のバルーン管路29に連通し、第2のバルーン管路27が第2の電磁弁32を介して第4のバルーン管路29に連通して構成されている。そして、本実施の形態の内視鏡バルーン制御装置7bは、図2及び図3の第5のバルーン管路30a及び30bが削除されて構成されている。その他の構成は、第1の実施の形態の内視鏡バルーン制御装置7と同様である。
次に、このように構成された内視鏡バルーン制御装置7bの作用について説明する。
図6に示す送気ポンプ23とバルーン9とが連通している第1の状態において、バルーン膨張スイッチ8aが押されると、送気ポンプ/電磁弁制御部22の制御により、第1の電磁弁31が閉状態になるとともに、送気ポンプ23から送気が開始される。これにより、送気ポンプ23から送気された流体がバルーン9に供給され、バルーン9が膨張する。
また、バルーン9が膨張しているときに、バルーン収縮スイッチ8bが押されると、送気ポンプ/電磁弁制御部22の制御により、第1の電磁弁31が開状態になるとともに、送気ポンプ23からの送気が停止する。これにより、バルーン9に連通している第1のバルーン管路26が、外部に連通している第4のバルーン管路29に連通する。この結果、バルーン9内の流体が内視鏡バルーン制御装置7bの外部に放出され、バルーン9が収縮する。
また、この第1の状態では、第2のバルーン管路27が管路切替ピストン36の管路41を介して第4のバルーン管路29に連通する。さらに、送気ポンプ/電磁弁制御部22の制御により第2の電磁弁32が開状態となる。これにより、バルーン11内の流体は、第4のバルーン管路29を介して外部に放出されることになる。
一方、図7に示す送気ポンプ23とバルーン11とが連通している第2の状態において、バルーン膨張スイッチ8aが押されると、送気ポンプ/電磁弁制御部22の制御により、第2の電磁弁32が閉状態になるとともに、送気ポンプ23から送気が開始される。これにより、送気ポンプ23から送気された流体がバルーン11に供給され、バルーン11が膨張する。
また、バルーン11が膨張しているときに、バルーン収縮スイッチ8bが押されると、送気ポンプ/電磁弁制御部22の制御により、第2の電磁弁32が開状態になるとともに、送気ポンプ23からの送気が停止する。これにより、バルーン11に連通している第2のバルーン管路27が、内視鏡バルーン制御装置7bの外部に連通している第4のバルーン管路29に連通する。この結果、バルーン11内の流体が外部に放出され、バルーン11が収縮する。
また、この第2の状態では、第1のバルーン管路26が管路切替ピストン36の管路41を介して第4のバルーン管路29に連通する。さらに、送気ポンプ/電磁弁制御部22の制御により第1の電磁弁31が開状態となる。これにより、バルーン9内の流体は、第4のバルーン管路29を介して外部に放出されることになる。なお、第1の状態と第2の状態との切り替えの作用については、第1の実施の形態と同様である。
以上のように、内視鏡バルーン制御装置7bは、図2の第5のバルーン管路30aを用いずに、第1のバルーン管路26を第1の電磁弁31を介して第4のバルーン管路29に連通するように構成し、バルーン9の膨張及び収縮の制御を行うようにした。また、内視鏡バルーン制御装置7bは、図2の第5のバルーン管路30bを用いずに、第2のバルーン管路27を第2の電磁弁32を介して第4のバルーン管路29に連通するように構成し、バルーン11の膨張及び収縮の制御を行うようにした。
この結果、第2の実施の形態の内視鏡バルーン制御装置7bは、第1の実施の形態の内視鏡バルーン制御装置7よりバルーン管路の数を削減することができ、第2の実施の形態の内視鏡システムは、第1の実施の形態の内視鏡システム1より、さらにシステムの小型化を実現することができる。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態の内視鏡システムの構成は、第1の実施の形態の内視鏡バルーン制御装置7に代わり、内視鏡バルーン制御装置7cを用いて構成される。以下に、内視鏡バルーン制御装置7cの詳細な構成について説明する。
図8は、第1の状態における内視鏡バルーン制御装置7cの内部構成を説明するための図であり、図9は、第2の状態における内視鏡バルーン制御装置7cの内部構成を説明するための図である。なお、図8及び図9において、図2及び図3と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図8及び図9に示すように、本実施の形態の内視鏡バルーン制御装置7cは、第1の実施の形態の内視鏡バルーン制御装置7から第4のバルーン管路29と、管路切替ピストン36内の管路41が削除されて構成されている。その他の構成は、第1の実施の形態の内視鏡バルーン制御装置7と同様である。
次に、このように構成された内視鏡バルーン制御装置7cの作用について説明する。
図8に示す送気ポンプ23とバルーン9とが連通している第1の状態において、バルーン膨張スイッチ8aが押されると、送気ポンプ/電磁弁制御部22の制御により、第1の電磁弁31が閉状態になるとともに、送気ポンプ23から送気が開始される。これにより、送気ポンプ23から送気された流体がバルーン9に供給され、バルーン9が膨張する。
また、バルーン9が膨張しているときに、バルーン収縮スイッチ8bが押されると、送気ポンプ/電磁弁制御部22の制御により、第1の電磁弁31が開状態になるとともに、送気ポンプ23からの送気が停止する。これにより、バルーン9に連通している第1のバルーン管路26が、外部に連通している第5のバルーン管路30aに連通する。この結果、バルーン9内の流体が内視鏡バルーン制御装置7bの外部に放出され、バルーン9が収縮する。
また、この第1の状態では、送気ポンプ/電磁弁制御部22の制御により第2の電磁弁32が開状態となり、第2のバルーン管路27と第5のバルーン管路30bとが連通する。これにより、バルーン11内の流体は、第5のバルーン管路30bを介して外部に放出されることになる。
一方、図9に示す送気ポンプ23とバルーン11とが連通している第2の状態において、バルーン膨張スイッチ8aが押されると、送気ポンプ/電磁弁制御部22の制御により、第2の電磁弁32が閉状態になるとともに、送気ポンプ23から送気が開始される。これにより、送気ポンプ23から送気された流体がバルーン11に供給され、バルーン11が膨張する。
また、バルーン11が膨張しているときに、バルーン収縮スイッチ8bが押されると、送気ポンプ/電磁弁制御部22の制御により、第2の電磁弁32が開状態になるとともに、送気ポンプ23からの送気が停止する。これにより、バルーン11に連通している第2のバルーン管路27が、内視鏡バルーン制御装置7bの外部に連通している第5のバルーン管路30bに連通する。この結果、バルーン11内の流体が外部に放出され、バルーン11が収縮する。
また、この第2の状態では、送気ポンプ/電磁弁制御部22の制御により第1の電磁弁31が開状態となり、第1のバルーン管路26と第5のバルーン管路30aとが連通する。これにより、バルーン9内の流体は、第5のバルーン管路30aを介して外部に放出されることになる。なお、第1の状態と第2の状態との切り替えの作用については、第1の実施の形態と同様である。
以上のように、内視鏡バルーン制御装置7cは、図2の第4のバルーン管路29を用いずに、第5のバルーン管路30aまたは30bを用いてバルーン9またはバルーン11を収縮させるようにした。
この結果、第3の実施の形態の内視鏡バルーン制御装置7cは、第1の実施の形態の内視鏡バルーン制御装置7よりバルーン9及び11の収縮能力が低くなるが、バルーン管路の数を削減することができ、第3の実施の形態の内視鏡システムは、第1の実施の形態の内視鏡システム1より、さらにシステムの小型化を実現することができる。
本発明は、上述した実施の形態及び変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
1,1a,1b,1c…内視鏡システム、2…内視鏡、2A…操作部、2B…挿入部、3…オーバーチューブ、4…光源装置、5…ビデオプロセッサ、6…モニタ、7,7a,7b,7c…内視鏡バルーン制御装置、8…リモートコントローラ、9…バルーン、10…エア供給チューブ、11…バルーン、12…エア供給チューブ、13…第1送気用チューブ、14…第2送気用チューブ、21…電磁石制御部、22…送気ポンプ/電磁弁制御部、23…送気ポンプ、24…圧力検出部、25…管路切替部、26…第1のバルーン管路、27…第2のバルーン管路、28…第3のバルーン管路、29…第4のバルーン管路、30a,30b…第5のバルーン管路、31…第1の電磁弁、32…第2の電磁弁、33…シリンダ、34…第1の電磁石、35…第2の電磁石、36…管路切替ピストン、37…第1の永久磁石、38…第2の永久磁石、39〜41…管路、51〜56…ピンチバルブ。

Claims (4)

  1. 体腔内に挿入する細長い第1の挿入部に設けられる第1のバルーンに連通する第1の管路と、
    前記第1の挿入部を内挿する第2の挿入部に設けられる第2のバルーンに連通する第2の管路と、
    加圧ポンプから供給される流体を、前記第1の管路または前記第2の管路に対して供給する第3の管路と、
    一端が大気中に開放され、流体を外部に放出するための第4の管路と、
    前記第1の管路に前記第3の管路を接続し、前記第2の管路に前記第4の管路を接続する第1の状態と、前記第2の管路に前記第3の管路を接続し、前記第1の管路に前記第4の管路を接続する第2の状態とを、選択的に切り替える切替弁と、
    選択的に前記第1の状態と前記第2の状態とを切り替えるように、前記切替弁を動作させるアクチュエータと、
    を備え
    前記切替弁は、前記第1の管路と前記第3の管路とを連通する第6の管路と、前記第2の管路と前記第3の管路とを連通する第7の管路と、前記第1の管路または前記第2の管路と前記第4の管路とを連通する第8の管路とを備えることを特徴とする挿入装置。
  2. 前記第1の管路及び前記第2の管路は、それぞれ一端が大気中に開放され、前記流体を外部に放出するための第5の管路に接続され、
    前記第1の管路及び前記第2の管路のうち、前記第3の管路と連通している方の管路と接続した前記第5の管路を開閉する開閉弁を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の挿入装置。
  3. 前記第3の管路内の流体の圧力を検出する圧力検出部と、
    前記圧力検出部が予め設定した圧力を上回ったことを検出した場合、前記開閉弁を開放させる開閉弁制御部と、を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の挿入装置。
  4. 前記第1の管路及び前記第2の管路の少なくとも1つは、前記第4の管路と接続し、
    前記第1の管路及び前記第2の管路のうち、前記第3の管路と連通している方の管路と接続した前記第4の管路を開閉する開閉弁を備えることを特徴とする請求項1に記載の挿入装置。
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