JP6131131B2 - 車両用制動システム - Google Patents
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Description
また、特許文献1では、スレーブシリンダと連通されたVSA装置でABS(アンチロック・ブレーキ・システム)機能を発揮させる点についても開示されている。ABSは、車両において、車輪のロックにより滑走が発生するのを低減するシステムとして知られている。
本発明によれば、モータシリンダ装置で高い液圧を発生させた場合に、ABS機能が動作するときであっても、電流検出部の検出値に予め定められた値で制限をかけた制限電流値を求めてモータを制御するようにしているので、モータシリンダ装置による制動力に変動が生じることを低減又は防止することができる。
本発明によれば、モータが正回転(液圧を高める方向に回転)しても、逆回転(液圧を低くする方向に回転)しても、電流検出部の検出値に予め定められた値で制限をかけた制限電流値を適切に求めることができる。
本発明によれば、電流検出部で検出した検出値の変化の大きさにかかわらず、制限電流値を適切に求めることができる。
本発明によれば、液圧の加減圧が繰り返されるABS装置の動作中に、電流検出部の検出値に予め定められた値で制限をかけた制限電流値を求めてモータを制御するようにするので、モータシリンダ装置による制動力に変動が生じることを低減又は防止することができる。
本発明によれば、モータの逆方向の回転の際に当該逆回転を戻すような反力トルクが働いてモータが発電して電流を生じても、その余剰な電流分を、電流検出部の検出値に予め定められた値で制限をかけた制限電流値を求めることでカットすることができる。そして、その余剰分をカットした電流の検出値に基づいてモータを制御するようにしているので、モータシリンダ装置による制動力に変動が生じることを防止することができる。
図1は、本発明の一実施形態である車両用制動システム10の概略構成図である。この車両用制動システム10は、ガソリン車、ディーゼル車、電気自動車(燃料電池車を含む)、ハイブリッド車等の各種車両に搭載することができる摩擦制動システムである。
この第2遮断弁60a及び第1遮断弁60bにおけるノーマルオープンとは、ノーマル位置(消磁(非通電)時の弁体の位置)が開位置の状態(常時開)となるように構成されたバルブをいう。なお、図1において、第2遮断弁60a及び第1遮断弁60bは励磁時の状態を示す(後記する第3遮断弁62も同様)。
このストロークシミュレータ64は、第1液圧路58b上であって、第1遮断弁60bよりもマスタシリンダ34側に配置されている。前記ストロークシミュレータ64には、分岐液圧路58cに連通する液圧室65が設けられ、前記液圧室65を介して、マスタシリンダ34の第1圧力室56bから導出されるブレーキ液が吸収可能に設けられる。
液圧路は、大別すると、マスタシリンダ34の第2圧力室56aと複数のホイールシリンダ32FR、32RLとを接続する第2液圧系統70aと、マスタシリンダ34の第1圧力室56bと複数のホイールシリンダ32RR、32FLとを接続する第1液圧系統70bとから構成される。
駆動力伝達部73は、モータ72の回転駆動力を伝達するギア機構(減速機構)78と、この回転駆動力をボールねじ軸(スクリュー)80aの直線方向駆動力に変換するボールねじ構造体80と、を含む駆動力伝達機構74を有している。
シリンダ部76のシリンダ本体82には、2つのリザーバポート92a、92bと、2つの出力ポート24a、24bが設けられる。この場合、リザーバポート92a(92b)は、第2リザーバ84内のリザーバ室と通じるように設けられる。
また、シリンダ本体82内には、出力ポート24aからホイールシリンダ32FR、32RL側へ出力されるブレーキ液圧を発生させる第2液圧室98aと、他の出力ポート24bからホイールシリンダ32RR、32FL側へ出力されるブレーキ液圧を発生させる第1液圧室98bとが設けられる。
この第2ブレーキ系110a及び第1ブレーキ系110bは、それぞれ同一構造からなるため、第2ブレーキ系110aと第1ブレーキ系110bとで対応するものには同一の参照符号を付すと共に、第2ブレーキ系110aの説明を中心にして、第1ブレーキ系110bの説明を括弧書きで適宜付記する。
なお、第2ブレーキ系110aにおいて、導入ポート26aに近接する液圧路上には、モータシリンダ装置16の出力ポート24aから出力され、モータシリンダ装置16の第2液圧室98aで発生したブレーキ液圧を検知する圧力センサPhが設けられる。
次に、前記の最大許容駆動電圧の算出について説明する。入力部261は、電流センサ250(図2)による駆動電流iu,iv,iwの検出値からモータ72の電流実効値であるモータ電流実効値を求めて、これを電流絶対値制限部271に出力する。
また、この例では、電流絶対値制限部271への入力として振幅がプラスの所定値からマイナスの所定値の範囲である例を図示したが、この振幅が大きい程、すなわち、電流絶対値制限部271への入力値となるモータ電流実効値の変化の幅が大きい程、プラス及びマイナスの遮断値も大きくする。
電流絶対値制限部271は、このようにモータ電流実効値に混在している前記の余剰な電流をカットするために設けられるものである。そのため、前記の遮断値は、モータ電流実効値に混在している余剰な電流分程度がカットできるような適切な値に設定する。
図5(a)には、この場合の図3のモータ電流実効値(符号311)の変化を示している。目標ブレーキ圧301の急上昇に追従して、モータ電流実効値311が上昇している。しかし、図5(b)に示す実ブレーキ圧302は、モータ電流実効値311が最大許容駆動電圧(図3)で制限されても、変動はない(符号304部分)。
しかし、図6の例では、車両挙動安定化装置18がABS装置として動作しているので、電流絶対値制限部271は制限電流値(図3)を出力し、この制限電流値に基づいて、最大許容駆動電圧、ひいては駆動電圧(図3)が決定する。そして、その駆動電圧に基づいて最大許容駆動デューティ比312が決められる。
このように、本実施形態の車両用制動システム10によれば、モータシリンダ装置16で高い液圧を発生させた場合に、車両挙動安定化装置18がABS装置として動作するときであっても、モータシリンダ装置16による制動力に変動が生じることを低減又は防止することができる。
よって、モータ72が正回転、逆回転しても、電流センサ250(図2)の検出値に予め定められた値で制限をかけた制限電流値(図3)を適切に求めることができる。
よって、電流センサ250(図2)で検出した検出値の変化の大きさにかかわらず、制限電流値(図3)を適切に求めることができる。
よって、液圧の加減圧が繰り返されるABS機能の動作中に、制限電流値を求めてモータ72を制御するようにするので、モータシリンダ装置16による制動力に変動が生じることを低減又は防止することができる。
本発明は、かかる内容に限定されるものではなく、モータ電流実効値に代え、モータ72の各相の最大電流値(駆動電流iu,iv,iwの最大値)の絶対値を用いて、電流絶対値制御部271が制限電流値を求めるようにしてもよい。
16 モータシリンダ装置
18 車両挙動安定化装置(ABS装置)
30a〜30d ディスクブレーキ機構(制動力発生装置)
72 モータ
230 制御装置(制御部)
250 電流センサ(電流検出部)
271 電流絶対値制限部(制限電流部)
Claims (4)
- 車両の制動力を液圧で発生させる制動力発生装置と、
ブレーキペダルの操作を検出する操作検出部と、
前記操作検出部による操作の検出に応じてモータで駆動して前記制動力発生装置を液圧で動作させるモータシリンダ装置と、
前記モータシリンダ装置と連通され前記制動力発生装置による車輪のアンチロック制御を行うABS装置と、
前記モータへの供給電流を検出する電流検出部と、
前記電流検出部で検出した検出値に所定値で制限をかけた制限電流値を求める制限電流部と、
前記制限電流部で求めた制限電流値に基づいて前記モータを制御する制御部と、
を備え、
前記制限電流部は、前記電流検出部で検出した検出値が前記所定値を上回ってから又は下回ってから前記所定値に再び戻るまで前記検出値に制限をかけることを特徴とする車両用制動システム。 - 車両の制動力を液圧で発生させる制動力発生装置と、
ブレーキペダルの操作を検出する操作検出部と、
前記操作検出部による操作の検出に応じてモータで駆動して前記制動力発生装置を液圧で動作させるモータシリンダ装置と、
前記モータシリンダ装置と連通され前記制動力発生装置による車輪のアンチロック制御を行うABS装置と、
前記モータへの供給電流を検出する電流検出部と、
前記電流検出部で検出した検出値に所定値で制限をかけた制限電流値を求める制限電流部と、
前記制限電流部で求めた制限電流値に基づいて前記モータを制御する制御部と、
を備え、
前記制限電流部は、前記電流検出部で検出した検出値の変化が大きい程、前記所定値も大きく又は小さくすることを特徴とする車両用制動システム。 - 車両の制動力を液圧で発生させる制動力発生装置と、
ブレーキペダルの操作を検出する操作検出部と、
前記操作検出部による操作の検出に応じてモータで駆動して前記制動力発生装置を液圧で動作させるモータシリンダ装置と、
前記モータシリンダ装置と連通され前記制動力発生装置による車輪のアンチロック制御を行うABS装置と、
前記モータへの供給電流を検出する電流検出部と、
前記電流検出部で検出した検出値に所定値で制限をかけた制限電流値を求める制限電流部と、
前記制限電流部で求めた制限電流値に基づいて前記モータを制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記操作検出部による操作により前記モータシリンダ装置により予め定められた値以上の液圧を発生させている際に、前記ABS装置により前記制動力発生装置を液圧で動作させて車輪のアンチロック制御を行う場合には、前記モータを前記モータシリンダ装置により液圧を高める方向とは逆方向に回転させることで、前記モータシリンダ装置により発生させる液圧を低減することを特徴とする車両用制動システム。 - 前記制限電流部は、前記ABS装置が車輪のアンチロック制御を行っているときに前記制限電流値を求め、
前記制御部は、前記ABS装置が前記車輪のアンチロック制御を行っていないときには、前記制限電流値に代えて前記電流検出部で検出した検出値に基づいて前記モータの出力を制御することを特徴とする請求項1〜3の何れかの一項に記載の車両用制動システム。
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