JP6124632B2 - 回収現像剤容器及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置などにおいて、感光体や中間転写体などから除去され、回収された現像剤などの、回収現像剤を収容する回収現像剤容器、及びこれを備えた画像形成装置に関するものである。
例えば電子写真方式の画像形成装置では、電子写真感光体(感光体)に形成したトナー像を転写材に転写した後に感光体の表面に残留したトナーを除去し、回収現像剤(回収トナー)として回収現像剤容器(回収トナーボックス)に回収することが行われている。同様に、転写材に転写するためのトナー像が感光体から一旦転写される中間転写体や、感光体からトナー像が転写される転写材を担持して搬送する転写材担持体から除去されたトナーを回収トナーボックスに回収することも行われている。回収トナーボックスは、回収されたトナーで満杯になった場合は、交換や清掃が必要となる。
従来、画像形成装置の装置本体の省スペース化と、回収トナーボックスの充填率向上とを両立させるために、回収トナーボックスの内部に回収トナーを搬送するための搬送部材を設けたものがある(特許文献1、2)。
このような内部に搬送部材を設けた回収トナーボックスは、細長い略矩形状に形成され、回収トナーを内部の空間に貯蔵する容器本体と、該容器本体を上部から閉塞する蓋部材と、搬送部材と、を有する構成とされる。搬送部材は、容器本体における回収トナーの収容上限に沿って設けられると共に、トナー受取口から落とし込まれた回収トナーを回収トナーボックスの長手方向及び短手方向に沿って拡散させるように構成される。そして、従来、搬送部材は、下側の容器本体で支持され、上側の蓋部材は、その搬送部材を挟むだけの簡易な構成となっている。
回収トナーボックスは、その交換に際して、サービスマンが拠点に持ち帰って分割し、回収トナーの廃棄と回収トナーボックスの清掃とを行った後に、組み立てて再利用されることがある。交換パーツの費用の削減などのためである。また、近年、ランニングコスト低減の要求はますます厳しくなり、交換部品の低コスト化、メンテナンス部品の耐久性の向上が求められている。そのため、回収トナーボックスは大容量化している。
特開2002−148884号公報 特開2009−276631号公報
しかしながら、サービスマンが回収トナーボックスを再利用するために拠点に持ち帰り、分解して清掃することは手間である。
一方、ユーザ先で回収トナーボックスを分解して再度組み立てる場合には、回収トナーの満杯状態を検知するための検知部の交換あるいは清掃も必要となる。そして、回収トナーボックスが大容量化すると、回収トナーボックスから回収トナーを取り出す作業に時間がかかるようになる。
そのため、回収トナーを取り出すために、回収トナーボックスごと廃棄する場合がある。その結果、再利用可能な上側の蓋部材や搬送部材まで廃棄することになり、交換パーツの費用がかかるため、ランニングコストが下がらない要因となる。
したがって、本発明の目的は、回収現像剤容器の容器本体の交換あるいは清掃を容易として、回収現像剤容器の交換、清掃といったメンテナンスを容易とすることのできる回収現像剤容器及びこれを備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る回収現像剤容器及び画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、画像形成装置において回収される現像剤を収容する回収現像剤容器において、前記回収される現像剤を収容する容器本体と、前記容器本体に対して分割可能に結合され、前記容器本体を閉塞する蓋部材と、前記容器本体に収容された現像剤を搬送する回転可能な搬送部材と、前記蓋部材に設けられ、前記搬送部材を保持する保持部と、を備え、前記蓋部材と前記容器本体とが分割される際に、前記容器本体に対して前記蓋部材と前記搬送部材が一体的に取り外し可能であり、前記容器本体は、前記蓋部材と前記容器本体とが結合された際に前記搬送部材を支持する支持部を有することを特徴とする回収現像剤容器である。
本発明の他の態様によると、画像形成装置において回収される現像剤を収容する回収現像剤容器において、前記回収される現像剤を収容する容器本体と、前記容器本体に対して分割可能に結合され、前記容器本体を閉塞する蓋部材と、前記容器本体に収容された現像剤を搬送する回転可能な搬送部材と、前記蓋部材に設けられ、前記搬送部材を保持する保持部と、を備え、前記蓋部材と前記容器本体とが分割される際に、前記容器本体に対して前記蓋部材と前記搬送部材が一体的に取り外し可能であり、前記保持部は、前記搬送部材の回転軸線方向の両端部側を保持するように前記蓋部材の本体に貼り付けられた可撓性のシート部材で形成されていることを特徴とする回収現像剤容器が提供される。
また、本発明の他の態様によると、現像剤で画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段において回収された現像剤を搬送する回収現像剤搬送手段と、前記回収現像剤搬送手段で搬送された現像剤を収容する上記本発明の回収現像剤容器と、を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明によれば、回収現像剤容器の容器本体の交換あるいは清掃を容易として、回収現像剤容器の交換、清掃といったメンテナンスを容易とすることができる。
本発明の一実施例に係る回収トナーボックスを備えた画像形成装置の模式的な断面図である。 本発明の一実施例に係る回収トナーボックスの概略斜視図である。 本発明の一実施例に係る回収トナーボックスの模式的な断面図である。 本発明の一実施例に係る回収トナーボックスにおける回収トナーの堆積状態の推移を示す模式的な断面図である。 本発明の一実施例に係る回収トナーボックスにおける回収トナーの堆積状態の推移を示す模式的な断面図である。 本発明の一実施例に係る回収トナーボックスにおける回収トナーの堆積状態の推移を示す模式的な断面図である。 本発明の一実施例に係る回収トナーボックスにおける回収トナーの堆積状態の推移を示す模式的な断面図である。 本発明の一実施例に係る回収トナーボックスの分割状態における蓋部材の概略斜視図である。 本発明の一実施例に係る回収トナーボックスにおける保持部と支持部との関係を説明するための説明図である。 本発明の他の実施例に係る回収トナーボックスの模式的な断面図である。 本発明に係る回収トナーボックスにおける搬送部材の他の保持方法を説明するための要部の模式的な断面図である。
以下、本発明に係る回収現像剤容器及び画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
1.画像形成装置
先ず、本発明の一実施例に係る回収現像剤容器を備えた画像形成装置の全体構成について説明する。
図1は、本実施例の画像形成装置100の概略構成を模式的に示す。本実施例では、画像形成装置は、電子写真方式を利用した中間転写方式のプリンタである。また、本実施例では、回収現像剤容器は、回収現像剤として、画像形成装置が備える感光体及び中間転写体から回収される転写工程後の残留トナー(転写残トナー)を収容する。
ここで、画像形成装置100及びその要素に関して、前方(正面)とは、操作者が通常そこから画像形成装置100の操作をする側であって、後方(背面)とは、その前方とは反対側である。本実施例では、前方と後方とを結ぶ線に沿う方向(以下「奥行方向」ともいう。)は、後述する感光体の回転軸線方向に略平行であり、前方は図1の紙面手前側、後方は図1の紙面奥側に対応する。また、画像形成装置100及びその要素に関して、上とは、その本来の使用方法により使用可能な状態における重力方向の上を意味し、下とは、その本来の使用方法により使用可能な状態における重力方向の下を意味する。
画像形成装置100の装置本体110内には、画像形成手段としてのプリンタ部101、回収現像剤搬送手段としての回収トナー搬送装置102、及び回収トナーを収容する回収現像剤容器としての回収トナーボックス1などが設けられている。
プリンタ部101は、第1の像担持体としての回転可能なドラム型の感光体(感光体ドラム)111を有する。感光体111は、図中矢印R1方向に回転駆動される。感光体111の周囲には、その回転方向に沿って順に、次の各手段が配置されている。先ず、帯電手段としての帯電器112が配置されている。次に、露光手段(画像書き込み手段)としての露光装置(レーザースキャナー)113が配置されている。次に、現像手段としての現像装置114が配置されている。次に、転写装置115が配置されている。次に、感光体クリーニング手段としての感光体クリーナ116が配置されている。
転写装置115は、第2の像担持体としての無端ベルト状の中間転写体(中間転写ベルト)151を有する。中間転写体151は、支持部材としての複数の張架ローラに所定の張力をもって掛け回されており、図中矢印R2方向に回転駆動される。中間転写体151の内周面側には、1次転写手段としてのローラ型の1次転写部材である1次転写ローラ152が配置されている。1次転写ローラ52は、感光体111と中間転写体151とが接触する1次転写部N1を形成している。また、中間転写体151の外周面側において、複数の張架ローラのうち1つに対向して、2次転写手段としてのローラ型の2次転写部材である2次転写ローラ153が配置されている。2次転写ローラ153は、中間転写体151と接触して2次転写部N2を形成している。また、中間転写体151の外周面側において、複数の張架ローラのうち1つに対向して、中間転写体クリーニング手段としての中間転写体クリーナ154が配置されている。
また、画像形成装置100には、紙などの転写材Pを収容し、転写材Pを所定のタイミングで1枚ずつ2次転写部N2へと供給する転写材供給装置(図示せず)、転写材Pに転写されたトナー像を写材Pに定着させる定着装置(図示せず)などが設けられている。
画像形成時には、感光体111が図中矢印R1方向に所定の速度で回転駆動される。そして、回転する感光体111の表面は、帯電器112によって所定の極性の所定の電位に略一様に帯電させられる。次いで、帯電処理された回転する感光体111の表面は、露光装置113によって画像情報に応じて走査露光され、これにより感光体111上に画像情報に応じた静電潜像(静電像)が形成される。次いで、感光体111に形成された静電潜像は、現像装置114によって現像剤としてのトナーを用いて、トナー像として現像される。次いで、感光体111に形成されたトナー像は、1次転写部N1において、1次転写ローラ152の作用により、中間転写体151に転写(1次転写)される。次いで、中間転写体151に転写されたトナー像は、2次転写部N2に搬送されてきた転写材Pに転写(2次転写される。トナー像が転写された転写材Pは、定着装置に搬送されて、ここで加熱及び加圧されることでその上にトナー像が定着され、その後画像形成装置100の外部に排出される。
一方、1次転写工程後に感光体111の表面に残留したトナー(1次転写残トナー)は、感光体クリーナ116によって感光体111の表面から除去される。感光体クリーナ116は、回転する感光体111の表面から、クリーニングブレードなどのクリーニング部材116aによって掻き取るなどして1次転写残トナーを除去し、回収トナー溜まり部116bに回収する。回収トナー溜まり部116bに回収されたトナーは、後述する回収トナー搬送装置102の第1の落下路121aへと押し出されるか又は積極的に搬送部材によって搬送される。また、2次転写工程後に中間転写体151の表面に残留したトナー(2次転写残トナー)は、中間転写体クリーナ154によって中間転写体151の表面から除去される。中間転写体クリーナ154は、回転する中間転写体151の表面から、クリーニングブレードなどのクリーニング部材154aによって掻き取るなどして2次転写残トナーを除去し、回収トナー溜まり部154bに回収する。回収トナー溜まり部154bに回収されたトナーは、後述する回収トナー搬送装置102の第2の落下路121bへと押し出されるか又は積極的に搬送部材によって搬送される。
上述のように、プリンタ部101における画像形成プロセスで発生した感光体111上及び中間転写体151上の転写残トナーは、感光体クリーナ11及び中間転写体クリーナ12によって回収される。そして、この回収トナーは、回収トナー搬送装置102によって、回収トナーボックス1へ搬送される。
回収トナー搬送装置102は、第1の落下路121a、第2の落下路121b、上流側パイプ122、バッファ部123、下流側パイプ124などを有する。第1の落下路121aは、感光体クリーナ116に連結され、感光体クリーナ116から排出された回収トナーがその内部を落下する。第2の落下路121bは、中間転写体クリーナ154に連結され、中間転写体クリーナ154から排出された回収トナーがその内部を落下する。上流側パイプ122は、第1、第2の落下路121a、121bにそれぞれ連結され、それらから排出された回収トナーを搬送する。上流側パイプ122の内部には、搬送手段としての回転可能なスクリュー122aが配置されている。バッファ部123は、上流側パイプ122に連結され、上流側パイプ122を搬送されてきた回収トナーを一時的に収容し、下流側パイプ124に送り出す。バッファ部123には、その内部に収容した回収トナーを攪拌及び搬送する攪拌搬送手段としての回転可能な攪拌羽根123a、123bが配置されている。下流側パイプ124は、一端部がバッファ部123に連結されると共に、他端部が回収トナーボックス1に着脱可能に連結され、バッファ部123から送り出された回収トナーを搬送して、回収トナーボックス1に送る。下流側パイプ124の内部には、搬送手段として回転可能なスクリュー124aが配置されている。
2.回収トナーボックス
次に、本実施例の回収トナーボックス1について更に説明する。
図2は、本実施例の回収トナーボックス1を後方斜め上方から見た外観を示す。また、図3は、回収トナーボックス1の図1中のA−A線断面を、回収トナー搬送装置102の一部と共に示す。
本実施例では、回収現像剤容器としての回収トナーボックス1は、画像形成装置100において回収される現像剤として、感光体クリーナ116及び中間転写体クリーナ154からの回収トナーTを収容する。この回収トナーボックス1は、回収トナーTを収容する容器本体10と、容器本体10に対して分割可能に結合され、容器本体10を閉塞する蓋部材20と、を有する。また、この回収トナーボックス1は、容器本体10に収容された回収トナーTを搬送する回転可能な搬送部材としての、搬送スクリュー30(30a、30b、30c)を有する。また、この回収トナーボックス1は、蓋部材20に設けられ、搬送スクリュー30(30a、30b、30c)を保持する保持部としての後述する保持板25の保持溝26を有する。そして、本実施例では、この搬送スクリュー30(30a、30b、30c)は、蓋部材20と容器本体10とが分割される際に、蓋部材20に保持されて容器本体10に対し取り外し可能とされている。つまり、本実施例では、蓋部材20と容器本体10とが分割される際に、容器本体10に対して、蓋部材20と搬送スクリュー30(30a、30b、30c)が一体的に取り外し可能とされている。以下、詳しく説明する。
回収トナーボックス1は、全体として画像形成装置100の奥行方向(前方と後方とを結ぶ線に沿う方向)に細長い略矩形の箱形に形成されている。そして、本実施例では、この回収トナーボックス1は、回収トナーTを収容する容器本体10と、容器本体10の開口部14(図4a参照)を閉塞するための蓋部材20とに、上下に分割可能な構成となっている。
容器本体10は、画像形成装置100の奥行方向に細長く、底部11と、底部11を取り巻いて起立する側壁12とを有し、側壁12の上端側の縁部13によって、上部開口部14(図4a参照)が形成されている。容器本体10は、その内部の空間(回収トナー収納部)15に回収トナーTが収納される。また、本実施例では、容器本体10には、回収トナーボックス1に回収された回収トナーTが所定の量に達したことを検知するための検知部として、回収トナーボックス1が満杯状態になったことを検知するための検知窓16が設けられている。本実施例では、検知窓16は、容器本体10の長手方向に沿って延びる側壁12aのうち一方に設けられている。より詳細には、該側壁12aの長手方向における中央よりも後方において、回収トナーボックス1の満杯状態を検知し得る高さに配置されている。なお、回収トナーボックス1の満杯状態とは、回収トナーボックス1の少なくとも一部の交換あるいは清掃などのメンテナンスが必要となるレベルとして予め設定されたレベルまで、回収トナーボックス1に回収された回収トナーTの容量が増加した状態を言う。
ここで、本実施例では、画像形成装置100の装置本体110側に、検知手段としての反射型又は透過型の光センサ、あるいは透磁率検出型のトナー濃度/残量センサとされる満杯検知センサ(以下、単に「センサ」ともいう。)103(図1)が設けられている。センサ103は、検知窓16を通して回収トナーボックス1内のトナーを検知し、その検知信号を画像形成装置100の装置本体110が備える制御部(図示せず)に入力するように構成される。そして、回収トナーボックス1の内部の検知窓16に接触する回収トナーTの有無による、センサ103からの検知信号の変化によって、制御部(図示せず)が回収トナーボックス1の満杯状態を検知する。ただし、このようなセンサ103は、回収トナーボックス1側に設けられていてもよい。
蓋部材20は、画像形成装置100の奥行方向に細長く、頂板21と、頂板21を取り巻いて下方に延びる縁部22(図5)とを有する。そして、蓋部材20は、その縁部22を容器本体10の縁部13に適合させて上方から被せることで、容器本体10の開口部14を閉塞することができる。蓋部材20の長手方向における後方の端部近傍の頂板21上には、蓋部材20の長手方向に沿って延びる略円筒状のトナー受取部23が形成されている。蓋部材20の長手方向におけるトナー受取部23の後方端部は開口しており、この開口部がトナー受取口24とされている。回収トナー搬送装置102の下流側パイプ124は、トナー受取口24からトナー受取部23に侵入させられる。そして、本実施例では、回収トナーTは、そのトナー受取部23内に配置された下流側パイプ124の開口部124bを通して、回収トナーボックス1内へ落下させられて、搬送される。
搬送スクリュー30は、回収トナーボックス1内に落下させられた回収トナーTを、回収トナーボックス1の長手方向及び短手方向に沿って拡散させるように搬送して、回収トナーボックス1に効率良く回収トナーTを充填するために設けられている。本実施例では、3個の搬送スクリュー30(30a、30b、30c)が設けられている。各搬送スクリュー30は、回転軸31と、回転軸31の周りに螺旋状に設けられた搬送羽根32と、を有し、重力方向と交差する方向(本実施例では略水平方向)に回収トナーTを搬送することができる。本実施例では、各搬送スクリュー30は、回転軸31の長手方向(回転軸線方向)が、回収トナーボックス1の長手方向(すなわち、画像形成装置100の奥行方向)と略平行、かつ、略水平方向を向くように配置されている。また、各搬送スクリュー30は、回転軸31がその長手方向の両端部において、詳しくは後述するように回転可能に支持される。そして、各搬送スクリュー30は、画像形成装置100の装置本体110側にある駆動手段としての駆動モータ(図示せず)からの駆動力が伝達されることにより回転駆動される。この駆動力は、搬送スクリュー30の回転軸31の長手方向の一方の端部(本実施例では後方の端部)に設けられた駆動受部33を介して、搬送スクリュー30に伝達される。搬送スクリュー30の駆動受部33は、容器本体10の外部に突出して配置されている。これにより、各搬送スクリュー30は、回収トナーボックス1内の回収トナーTを搬送し、トナーTの粉面を均す。3個の搬送スクリュー30は、回収トナーボックス1の短手方向に略等間隔に配置されており、そのうち中央の搬送スクリューを第1の搬送スクリュー30aとし、その両脇に配置された搬送スクリューをそれぞれ第2、第3の搬送スクリュー30b、30cとする。
ここで、本実施例では、蓋部材20と容器本体10とは重力方向上下に分割可能である。そして、本実施例では、搬送スクリュー30の回転軸線方向を法線とする断面において、蓋部材20と容器本体10との分割位置Sは、搬送スクリュー30の回転軸線に対して同じか又は上側の位置にある。本実施例では、蓋部材20と容器本体10との分割位置Sは、容器本体10の縁部13の大部分を含む平面(分割面)Sで代表される。本実施例では、この分割面Sは略水平である。また、本実施例では、上述のように、回収トナーボックス1に回収された回収トナーが所定の量に達したことを検知するための検知部としての検知窓16を有する。そして、本実施例では、蓋部材20と容器本体10との分割位置としての上記分割面Sは、検知窓16に対して上側の位置にある。これにより、回収トナーボックス1が満杯状態のときに蓋部材20と容器本体10とに分割しても、回収トナーTが、容器本体10から溢れないようにすることが可能となる。
本実施例では、回収トナーボックス1は、画像形成装置100の装置本体110から、前方(図2及び図3中の矢印E方向)に引き出すようにして取り出すことができる。このとき、回収トナー搬送装置102の下流側パイプ124は、回収トナーボックス1の蓋部材20に形成されたトナー受取部23から離脱される。また、回収トナーボックス1は、上記とは逆方向に押し込むようにして、画像形成装置100の装置本体110に装着することができる。このとき、回収トナー搬送装置102の下流側パイプ124は、回収トナーボックス1の蓋部材20に形成されたトナー受取部23に挿入される。
3.回収動作
次に、回収トナーボックス1への回収トナーTの回収動作について更に説明する。
図3に示すように、回収トナーTは、画像形成装置100の装置本体110内で、上流側パイプ122内のスクリュー122aによってバッファ部123に搬送される。次いで、回収トナーTは、下流側パイプ124内をスクリュー124aによって搬送されて回収トナーボックス1に搬送される。
図4a〜図4dは、回収トナーボックス1内の回収トナーTの堆積状態の推移を模式的に示している。各図には、図3中のB−B断面、及び該B−B断面図内のC−C断面とD−D断面とを示す。各図中、点々を付した部分は回収トナーTの粉面を表し、ハッチングを付した部分は回収トナーTの断面を示す。
図4aは、回収トナーボックス1の使用開始初期の回収トナーTの堆積状態を示している。中央の第1の搬送スクリュー30aは、回転駆動されることで、回収トナーボックス1の長手方向に沿って後方から前方(B−B断面図中の下方から上方)へ回収トナーTを搬送する。また、両脇の第2、第3の搬送スクリュー30b、30cは、回転駆動されることで、回収トナーボックス1の長手方向に沿って前方から後方(B−B断面図中の上方から下方)へ回収トナーTを搬送する。D−D断面において、第1の搬送スクリュー30aの位置まで堆積した回収トナーTは、検知窓16の位置まで堆積することなく、回収トナーボックス1の長手方向の前方(B−B断面図中の下方から上方)へ搬送される。
図4bは、回収トナーボックス1の満杯までの使用期間の中盤の回収トナーTの堆積状態を示している。C−C断面において、回収トナーTは、それ以上回収トナーボックス1の長手方向の前方へ搬送できないため、短手方向(B−B断面図中の左右方向)へ堆積していく。
図4cは、回収トナーボックス1の満杯までの使用期間の後半の回収トナーTの堆積状態を示している。両脇の第2、第3の搬送スクリュー30b、30cの位置まで到達した回収トナーTは、回収トナーボックス1の長手方向の後方(B−B断面図中の上方から下方)へ搬送される。これにより、回収トナーTは、容器本体10の長手方向に沿って延びる側壁12aの内面にも接触して堆積するようになる。
図4dは、回収トナーボックス1の満杯状態における回収トナーTの堆積状態を示している。このとき、回収トナーTは、回収トナーボックス1の長手方向の後方へも搬送できなくなり、さらに容器本体10の長手方向に沿って延びる側壁12の内面方向(B−B断面図の左右方向)に堆積した状態になる。回収トナーTの粉面は、検知窓16の位置まで堆積し、回収トナーボックス1の交換あるいは清掃が必要な状態となる。
ここで、従来は、回収トナーボックスが満杯になると、回収トナーボックスを画像形成装置の装置本体から取り出し、新品の回収トナーボックスに交換するか、使用済みの回収トナーボックスを清掃して再利用していた。再利用する際には、回収トナーボックスのトナー受取口から回収トナーを取り出していた。しかし、例えば耐久性の向上したプリンタなどにおいては、回収トナーボックスの容量が大きくなっている。トナー受取口の大きさに対して回収トナーの量が多いため、回収トナーボックスから回収トナーを取り除く作業が手間になる。
また、回収トナーボックスの充填率向上のために搬送スクリューが設けられている場合、回収トナーボックスの全体を新品に交換すると、ランニングコストが高くなりやすい。
一方、回収トナーボックスから回収トナーを取り除く作業を容易にするために、蓋部材と容器本体とに分割して、回収トナーボックスを清掃、再利用することができる。この場合でも、従来の回収トナーボックスでは、回収トナーにまみれた搬送スクリュー自体を容器本体から取り出す必要があった。その際に、周囲を汚さないように、搬送スクリューの取り扱いや清掃に注意を払う必要があった。また、清掃手番を短縮するため、容器本体を新品に交換する場合でも、回収トナーにまみれた搬送スクリューの清掃や取り扱いに注意を払う必要があった。
4.搬送スクリューの保持
次に、本実施例の回収トナーボックス1における搬送スクリュー30の保持に係る構成について更に説明する。
本実施例では、前述のような従来の課題に鑑みて、回収トナーボックス1の分割と再利用を容易にした。具体的には、回収トナーボックス1を蓋部材20と容器本体10とに分割したときに、搬送スクリュー30が蓋部材20側に付いてくるようにした。本実施例では、3個の搬送スクリュー30a、30b、30cの全てが蓋部材20と一緒に容器本体10から取り外せるようにした。これにより、操作者は、回収トナーTにまみれた搬送スクリュー30に直接触れることなく、容器本体10を交換あるいは清掃することが可能となる。また、蓋部材20及びこれと一緒に取り外された搬送スクリュー30は、必要に応じて清掃されて、交換あるいは清掃された容器本体10と共に再利用することができる。したがって、回収トナーボックス1の交換部品を最小限にすることができる。また、短時間での回収トナーボックス1のメンテナンスが可能となる。
例えば、サービスマンは、満杯状態になった回収トナーボックス1の容器本体10から別の容器に回収トナーTを移し、その容器本体10を清掃するなどして、先に取り外した蓋部材20及び搬送スクリュー30と共に再利用することができる。あるいは、サービスマンは、新品又は清掃された交換用の容器本体10を拠点からユーザ先に持参する。そして、満杯状態になった回収トナーボックス1の容器本体10をその持参した容器本体10に交換すると共に、蓋部材20及び搬送スクリュー30はユーザ先の既に利用されているものを再利用する。交換した満杯状態の容器本体10は、サービスマンが拠点に持ち帰り、廃棄したり、別途清掃して再利用したりすることができる。
図5は、本実施例の回収トナーボックス1を蓋部材20と容器本体20とに分割したときの蓋部材20を、前方斜め下方から見た外観を示す。本実施例では、蓋部材20は、蓋部材20と容器本体10とが分割される際に搬送スクリュー30を保持する保持部材として、2個の保持板25、25を有する。各保持板25、25は、蓋部材20の長手方向の前方及び後方において、蓋部材20の短手方向に沿って延びる縁部22a、22aの内側に沿うように配置されている。図5には、蓋部材20の長手方向の後方の保持板25の構成が表れているが、前方の保持板25もこれと実質的に対称の構成である。保持板25は、蓋部材20の短手方向に細長い板状部材であり、第1、第2、第3の搬送スクリュー30a、30b、30cのそれぞれに対応するように、保持部として上方が開放された略U字形の保持溝26a、26b、26cが形成されている。
保持板25は、各保持溝26(26a、26b、26c)によって第1、第2、第3の搬送スクリュー30a、30b、30cの回転軸31の端部近傍をそれぞれ受ける。そして、保持板25は、蓋部材20の縁部22aとの間にこの回転軸31を挟むようにして、蓋部材20に取り付けられている。したがって、蓋部材20を容器本体10から取り外すと、搬送スクリュー30は、保持板25、25によってその長手方向の両端部側が保持されて、蓋部材20と一緒に容器本体10から取り外される。
このような構成により、回収トナーボックス1を蓋部材20と容器本体10とに分割し、容器本体10の交換あるいは清掃をする際に、操作者は搬送スクリュー30に触れる必要がなくなる。その結果、回収トナーボックス1のメンテナンスが容易になる。また、ユーザ先においては、回収トナーTが堆積している容器本体10のみを交換し、蓋部材20を新品の容器本体20と結合するだけで再利用可能になるため、搬送スクリュー30の清掃や組立の手間がなくなり、交換パーツの費用も最小限にすることができる。
更に説明すると、本実施例では、保持板25は、合成樹脂で作製された、可撓性のシート部材で形成されている。この保持板25の蓋部材20の縁部22a側の面に、固定手段としての両面テープ27が貼り付けられている。保持板25は、この両面テープ27によって、蓋部材20の縁部22aの内面(蓋部材20の本体)に貼り付けられて固定されている。なお、保持部材としての保持板25は、両面テープの他、接着、溶着、係合、嵌合などの任意の固定手段により蓋部材20に固定することができる。搬送スクリュー30は、保持板25の保持溝26に対してガタ(例えば、2mm程度の遊び)がある状態で、蓋部材20に取り付けられている。
一方、本実施例では、蓋部材20と容器本体10とが結合されているときは、搬送スクリュー30は、容器本体10によって支持される。つまり、容器本体10は、蓋部材20と容器本体10とが結合された際に搬送スクリュー30を支持する支持部を有する。より詳細には、容器本体10の長手方向の前方及び後方において容器本体10の短手方向に沿って延びる側壁12b、12bの縁部13に、支持部として上方が開放された略U字形の軸受部17が形成されている。本実施例では、第1、第2、第3の搬送スクリュー30a、30b、30cのそれぞれに対応するように、上記各側壁12bに3個ずつ軸受部17a、17b、17cが形成されている。蓋部材20が容器本体10に結合される際に、蓋部材20の保持板25で保持された各搬送スクリュー30の回転軸31の長手方向の両端部近傍が、容器本体10の軸受部17a、17b、17cに落とし込まれる。このとき、保持板25、25は、容器本体10の側壁12b、12bの内側に配置される。そして、各搬送スクリュー30は、その回転軸31の両端部近傍が、容器本体10の軸受部17と蓋部材20の縁部22aとに挟まれるようにして回転可能に支持される。図2には、容器本体10の長手方向の後方の軸受部17の構成が表れているが、前方の軸受部17もこれと実質的に対称の構成である。搬送スクリュー30は、容器本体10の軸受部17に対してガタが少ない(例えば、0.1mm以下の遊び)状態で、容器本体10に支持される。つまり、本実施例では、図6に示すように、保持部(保持溝)26及び蓋部材20と搬送スクリュー30との遊びX、X’は、蓋部材20が容器本体10に装着された際の支持部(軸受部)17及び蓋部材20と搬送スクリュー30との遊びY、Y’よりも大きい。なお、上記X、Yは、容器本体10の開口部14が形成する平面に沿う方向における遊び、上記X’、Y’は、該平面と略直交する方向に沿う方向における遊びである。
このように、搬送スクリュー30の位置は、蓋部材20と容器本体10との結合時に定まり、搬送スクリュー30の回転時の摺擦面を容器本体10に持たせる。これにより、再利用する保持板25の摩耗を抑え、耐久性を向上することが可能となる。
なお、本実施例では、保持板25は、蓋部材20を容器本体10に取り付ける際に容器本体10の縁部13と干渉しないように、その下方の端部25a側が蓋部材20の長手方向の中央側(内側)に向けて湾曲させられている。
また、本実施例では、蓋部材20と容器本体10との結合手段には、操作者が手で回すことのできるビス28、28(図2、図5)を採用した。本実施例では、このビス28、28は、蓋部材20の頂板21からの落下を防止するための落下防止部材(図示せず)によって、蓋部材20と一体のユニットとされている。落下防止部材は、例えばビス28の回転を可能とすると共に、ビス28が蓋部材20から離脱しようとするのを係合することで止める、ビス28側及び/又は蓋部材20側に設けられた突起状部材とすることができる。そのため、操作者は、特別な工具を用いずに、容器本体10を交換あるいは清掃することが可能となり、回収トナーボックス1のメンテナンス時のダウンタイム(画像出力ができない期間)を低減でき、ランニングコストの低減に貢献できる。
以上、本実施例によれば、回収トナーボックス1の容器本体10のみの交換あるいは清掃を容易にし、再利用可能な部品については手間をかけずに再利用することが可能となる。したがって、本実施例によれば、回収トナーボックス1の容器本体10の交換あるいは清掃を容易として、回収トナーボックス1の交換、清掃といったメンテナンスを容易とすることができる。
実施例2
次に、本発明に係る他の実施例について説明する。本実施例の回収現像剤容器、及びこれを備えた画像形成装置の基本的な構成及び動作は、実施例1のものと同じである。したがって、実施例1のものと同一又はそれに相当する機能、構成を有する要素には同一符号を付して、詳しい説明は省略する。
図7は、本実施例の回収トナーボックス1における図1のA−A線断面に対応する断面図である。本実施例では、回収トナーボックス1内の回収トナーTの充填率を高めるため、搬送スクリュー30が水平面(通常、画像形成装置100が設置された地面(設置面))Hに対して傾斜している。本実施例では、回収トナーボックス1の長手方向の前方(図7中の左側)が高くなるように傾斜している。これにより、回収トナーボックス1の長手方向の前方(図7中の左側)の容積を有効に活用することが可能となる。つまり、図3に示す実施例1の回収トナーボックス1と比較するとわかるように、回収トナーボックス1の長手方向の前方により多くの回収トナーTを蓄積できるようになる。
この場合、本実施例のように、蓋部材20と容器本体10との分割面Sも、水平面Hに対して傾斜させることができる。このように、本実施例では、搬送スクリュー30は、その回転軸線方向が水平面に対して傾斜するように配置されている。また、本実施例では、蓋部材20と容器本体10との分割位置を含む平面(分割面)Sは、水平面に対して傾斜している。これにより、搬送スクリュー30の高さが低くなる側の回収トナーボックス1の高さを増すことなく、回収トナーボックス1の分割時のトナー漏れを抑制することが容易となる。
つまり、分割面Sが傾斜している場合でも、回収トナーTも搬送スクリュー30の傾斜にならって搬送されるため、回収トナーボックス1内の回収トナーTの粉面は、図7に示すように傾斜する。この場合でも、搬送スクリュー30の回転軸線方向を法線とする断面において、蓋部材20と容器本体10の分割面Sは、搬送スクリュー30の回転軸線に対して、同じか又はより高さが高い位置とする。また、分割面Sは、検知窓16の位置よりも高い位置とする。これにより、回収トナーボックス1が満杯状態のときに蓋部材10と容器本体10とを分割しても、回収トナーTが容器本体10から溢れないようにすることが可能となる。分割面Sが搬送スクリュー30の傾斜に対応して傾斜していることで、回収トナーボックス1の高さを増すことなく、搬送スクリュー30の回転軸線方向のいずれの位置においても、分割面Sを搬送スクリュー30の回転軸線よりも高い位置とすることができる。その結果、搬送スクリュー30が傾斜した回収トナーTの充填率の高い回収トナーボックス1においても、回収トナーボックス1の分割、交換を容易とすることができる。
なお、本実施例のように、搬送スクリュー30を傾斜させる場合、検知窓16は、搬送スクリュー30の回転軸線方向に沿う方向において、中央よりも該回転軸線がより高くなる側に設けられていることが好ましい。本実施例では、検知窓16は、容器本体10の長手方向における前方の端部近傍に設けられている。これにより、より多くの回収トナーTが充填された段階で、回収トナーボックス1の満杯状態を検知することができる。
以上、本実施例によれば、実施例1と同様の効果が得られると共に、回収トナーボックス1内の回収トナーTの充填率を高めることができる。
その他の実施例
以上、本発明を具体的な実施例に即して説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではない。
上述の実施例では、蓋部材と容器本体とが分割された際に蓋部材によって搬送部材を保持するための保持部材を蓋部材に設け、蓋部材と容器本体とが結合された際には容器本体によって搬送部材を支持するものとした。これにより、上述のように、保持部材の摩耗を抑制するなどの効果が得られる。ただし、本発明は、斯かる態様に限定されるものではない。例えば、図8に示すように、蓋部材20と容器本体10とが結合された際も(図8(a))、分割された際も(図8(b))、蓋部材20に設けられた支持部(軸受部)29、29によって搬送部材30が回転可能に支持されるようにしてもよい。この場合も、蓋部材20と容器本体10とが分割された際には、搬送部材30は、保持部としての上記支持部(軸受部)29、29を介して蓋部材20に保持される。
また、回収現像剤は、像担持体から除去され回収されたものに限定されるものではない。例えば、画像形成装置内に飛散した現像剤を回収する手段(静電的又は磁気的に現像剤を引き付けて回収する飛散現像剤回収装置など)などを有する場合には、回収現像剤はそのような手段によって回収された現像剤であってもよい。
また、回収現像剤は、トナーに限定されるものではない。例えば、トナーとキャリアとを備えた二成分現像剤を用いる現像装置において、トナーと共にキャリアをも補給することで、キャリアを徐々に新しいものに入れ替える、いわゆる、トリクル方式が知られている。例えばこの方式を採用する場合などにおいて、回収現像剤は、現像装置からのトナー、キャリア、あるいはトナー及びキャリアであってもよい。
また、上述の実施例では、複数の搬送部材の全てを蓋部材に保持して容器本体から取り外せるようにした。これにより、容器本体の交換あるいは清掃を可及的に容易にすることができる。ただし、搬送部材が複数設けられている場合に、所望により少なくとも1つの搬送部材を蓋部材に保持して容器本体から取り外せるようにすることで、相応の効果を得ることができる。
1 回収トナーボックス
10 容器本体
16 検知窓
17 軸受部
20 蓋部材
24 回収トナー受取口
25 保持部材
26 保持溝
30 搬送スクリュー
100 画像形成装置
101 プリンタ部
102 回収トナー搬送装置
116 感光体クリーナ
154 中間転写体クリーナ
S 回収トナーボックスの分割面
T 回収トナー

Claims (10)

  1. 画像形成装置において回収される現像剤を収容する回収現像剤容器において、
    前記回収される現像剤を収容する容器本体と、
    前記容器本体に対して分割可能に結合され、前記容器本体を閉塞する蓋部材と、
    前記容器本体に収容された現像剤を搬送する回転可能な搬送部材と、
    前記蓋部材に設けられ、前記搬送部材を保持する保持部と、を備え、
    前記蓋部材と前記容器本体とが分割される際に、前記容器本体に対して前記蓋部材と前記搬送部材が一体的に取り外し可能であり、
    前記容器本体は、前記蓋部材と前記容器本体とが結合された際に前記搬送部材を支持する支持部を有することを特徴とする回収現像剤容器。
  2. 前記保持部と前記搬送部材との遊びは、前記支持部と前記搬送部材との遊びよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の回収現像剤容器。
  3. 前記保持部は、前記搬送部材の回転軸線方向の両端部側を保持するように前記蓋部材の本体に貼り付けられた可撓性のシート部材で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の回収現像剤容器。
  4. 画像形成装置において回収される現像剤を収容する回収現像剤容器において、
    前記回収される現像剤を収容する容器本体と、
    前記容器本体に対して分割可能に結合され、前記容器本体を閉塞する蓋部材と、
    前記容器本体に収容された現像剤を搬送する回転可能な搬送部材と、
    前記蓋部材に設けられ、前記搬送部材を保持する保持部と、を備え、
    前記蓋部材と前記容器本体とが分割される際に、前記容器本体に対して前記蓋部材と前記搬送部材が一体的に取り外し可能であり、
    前記保持部は、前記搬送部材の回転軸線方向の両端部側を保持するように前記蓋部材の本体に貼り付けられた可撓性のシート部材で形成されていることを特徴とする回収現像剤容器。
  5. 前記搬送部材は、回転軸と、前記回転軸の周りに設けられた搬送羽根と、を有し、重力方向と交差する方向に現像剤を搬送することができることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の回収現像剤容器。
  6. 前記蓋部材と前記容器本体とは上下に分割可能であり、
    前記搬送部材の回転軸線方向を法線とする断面において、前記蓋部材と前記容器本体との分割位置は、前記搬送部材の回転軸線に対して同じか又は上側の位置にあることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の回収現像剤容器。
  7. 前記回収現像剤容器に回収された現像剤が所定の量に達したことを検知するための検知部を有し、
    前記蓋部材と前記容器本体との分割位置は、前記検知部に対して上側の位置にあることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の回収現像剤容器。
  8. 前記搬送部材は、その回転軸線方向が水平面に対して傾斜するように配置されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の回収現像剤容器。
  9. 前記蓋部材と前記容器本体との分割位置を含む平面は、水平面に対して傾斜していることを特徴とする請求項に記載の回収現像剤容器。
  10. 現像剤で画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段において回収された現像剤を搬送する回収現像剤搬送手段と、
    前記回収現像剤搬送手段で搬送された現像剤を収容する請求項1〜9のいずれか一項に記載の回収現像剤容器と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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