JP6116234B2 - 撮像装置および撮像装置の制御方法 - Google Patents

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本発明は、外部機器との無線通信を実行可能な撮像装置に関する。
デジタルカメラに無線LAN等の無線通信機能を搭載し、撮影したデータを、無線通信を介して伝送する撮像装置がある。しかし、デジタルカメラ等の携帯機器では電源が限られた容量の電池であるため、電流容量に限りがある。この場合に、無線通信といった消費電力の大きな機能を付加すると消費電流の超過してしまい、動作不可能になってしまうという問題があった。
そこで、このような問題を解決するために、例えば消費電流のピーク値を下げるために、送信出力を設定できるようにし、設定した送信出力に応じてデジタルカメラの動作モードを変更したり、デジタルカメラに供給する電力量を制御したりする撮像装置が提案されている(特許文献1)。
特開2006−270537号公報
しかしながら、特許文献1では、無線通信を行ったときは撮像装置のカメラとしての動作が制限されることとなり、無線通信を行っているときは撮影することができず、撮像装置としての機能を果たさないといった問題があった。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、撮像装置としての機能を損なうことなく、無線通信を行うことが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明の撮像装置は、
鏡筒を沈胴位置と撮影位置とを含む移動範囲内で移動させる移動手段と、外部装置と無線通信を行うための無線通信手段と、無線通信手段による無線通信処理に応じて、移動手段による鏡筒の移動を制御する制御手段と、撮像装置のモードを設定するモード設定手段と、を有し、制御手段は、撮像装置のモードが撮影モードに設定されているときには、無線通信手段により所定の無線通信処理を行う場合に、鏡筒の移動を規制し、撮像装置のモードが再生モードに設定されているときには、所定の無線通信処理を行う場合に、無線通信手段による所定の無線通信処理の前に、鏡筒を沈胴位置に移動させることを特徴とする。
または、上述の課題を解決するため、本発明の撮像装置は、
鏡筒を沈胴位置と撮影位置とを含む移動範囲内で移動させる移動手段と、外部装置と無線通信を行うための無線通信手段と、無線通信手段による無線通信処理に応じて、移動手段による鏡筒の移動を制御する制御手段と、撮像装置のモードを設定するモード設定手段と、を有し、制御手段は、撮像装置のモードが再生モードに変更されてから設定時間が経過したことに応じて、鏡筒を自動的に沈胴位置に移動させ、制御手段は、無線通信手段により所定の無線通信処理を行う場合は、設定時間が経過していなくても、鏡筒を沈胴位置へ移動させることを特徴とする。
または、上述の課題を解決するため、本発明の撮像装置は、
鏡筒を沈胴位置と撮影位置とを含む移動範囲内で移動させる移動手段と、外部装置と無線通信を行うための無線通信手段と、無線通信手段による無線通信処理に応じて、移動手段による鏡筒の移動を制御する制御手段と、を有し、制御手段は、所定の条件を満たしたことに応じて、鏡筒を自動的に沈胴位置に移動させ、制御手段は、無線通信手段により所定の無線通信処理を行う場合には、所定の条件を満たしていなくても、鏡筒を沈胴位置へ移動させることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、撮像装置としての機能を損なうことなく、無線通信を行うことが可能な撮像装置を提供することができる。
デジタルカメラ100の構成を示すブロック図 MACアドレス取得処理時の表示画面の一例 MACアドレス取得処理時の無線通信処理と鏡筒の移動処理の排他処理を示すフローチャート 無線接続モード時の表示画面の一例 無線接続モード時の無線通信処理と鏡筒の移動処理の排他処理を示すフローチャート アシストGPS時の表示画面の一例 撮影モードにおけるアシストGPS時の無線通信処理と鏡筒の移動処理の排他処理を示すフローチャート 再生モードにおけるアシストGPS時の無線通信処理と鏡筒の移動処理の排他処理を示すフローチャート
以下に、本発明を実施するための形態について、添付の図面を用いて詳細に説明する。
尚、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されてもよい。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態の撮像装置の一例であるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。なお、ここでは無線通信機能付撮像装置の一例としてデジタルカメラについて述べるが、無線通信機能付撮像装置はこれに限られない。例えば、カメラ付き携帯電話等の撮像装置であってもよい。また、デジタルカメラは撮影モードと再生モードを有し、これらのもードは、ユーザのモード設定操作により変更可能である。
制御部101は、入力された信号や、後述のプログラムに従ってデジタルカメラ100の各部を制御する。なお、制御部101が装置全体を制御する代わりに、複数の制御部で処理を分担してデジタルカメラ100全体を制御してもよい。
102は、画像を撮影するための撮影部である。撮影部102は、撮影光学系や撮影光学系の光軸方向に移動可動な鏡筒を具備しており、不図示の駆動源により鏡筒が所定の移動範囲内で移動可能な構成となっている。また、鏡筒の移動は、制御部101の制御により実行される。撮影モード時はユーザからのズーム操作や、AF(オートフォーカス)などの操作や撮影条件に応じて鏡筒が駆動され、所定の撮影位置の範囲内で移動する。再生モード時にはデジタルカメラ100の筐体内に鏡筒が格納される収納位置(沈胴位置)に移動する。本実施形態のデジタルカメラは、撮影モードから再生モードに設定が切り替えられた場合に、鏡筒が収納位置に自動的に移動して沈胴状態となる。再生モードに変更されてから、鏡筒の沈胴処理が自動的に行われるまでの鏡筒収納時間をユーザが設定可能である。この鏡筒収納時間の時間設定は、操作部105や表示部106を用いてユーザが設定する。再生モードに変更されてから設定された鏡筒収納時間が経過すると、鏡筒の沈胴処理が開始され、収納位置に移動するように構成されている。
撮像部102で撮像された画像データはバッファメモリに蓄えられた後、制御部101にて所定の画像処理が施された後、記録媒体107に記録される。
不揮発性メモリ103は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリであり、制御部101で実行される後述のプログラム等が格納される。制御部101は、不揮発性メモリ103に格納されているプログラムに基づいて、各部を制御し、後述の処理を実現する。
作業用メモリ104は、撮像部102で撮像された画像データを一時的に保持するバッファメモリや、表示部106の画像表示用メモリ、制御部101の作業領域等として使用される。
操作部105は、ユーザがデジタルカメラ100に対する指示をユーザから受け付けるために用いられる。操作部105は、ユーザがデジタルカメラ100の電源のON/OFFを指示するための電源ボタンや、撮影を指示するためのレリーズスイッチ、再生も度―と撮影モードとを切り替えるためのモード設定ボタン、ズームレバー、無線通信設定ボタンなどの操作部材を含む。また、表示部106に形成されるタッチパネルも操作部105に含まれ、タッチパネルを用いて、ユーザからの指示を受け付けるように構成してもよい。
表示部106は、画像の表示や、対話的な操作のための文字表示などを行う。画像の表示としては、撮影モードにおけるスル―画像の表示、再生モードにおける記録媒体107に既に記録されている撮影した画像データの表示等がある。なお、表示部106は必ずしもデジタルカメラ100が備える必要はない。デジタルカメラ100は外部の表示部と接続することができ、外部の表示部の表示を制御する表示制御機能を有していても本発明は実現可能である。
記録媒体107は、撮像部102により撮像された画像データを記録することができる。記録媒体107は、デジタルカメラ100に着脱可能なよう構成してもよいし、デジタルカメラ100に内蔵されていてもよい。すなわち、デジタルカメラ100は少なくとも記録媒体107にアクセスする手段を有していればよい。
無線通信部110は、外部装置と無線接続するための無線通信モジュールである。本実施形態では、無線通信部110は、外部装置と無線通信を行なうことができ、MACアドレス(マックアドレス)情報を格納している。また、本実施形態のデジタルカメラ100では、制御部101は、無線通信に関連する処理が発生した場合のみに無線通信部110を動作させるよう制御あしている。
次に、本実施形態のデジタルカメラ100が無線通信を行う際の、無線通信部110による無線通信処理と撮像部102の鏡筒の移動処理の排他処理について説明する。
撮影動作の中でも、鏡筒を移動させる処理は、大きな電力を消費する。そのため、無線通信処理と鏡筒の移動処理が同時に行われると、電力量が超過し、動作不可能になってしまう可能性がある。そのため、本発明では、無線通信処理と鏡筒の移動処理について排他処理を行うように制御している。撮影動作全体の禁止や無線通信処理以外の処理全てを禁止するのではなく、特に電力の消費量が大きい鏡筒の移動処理と無線通信処理とを排他処理するので、デジタルカメラとしての機能を損なうことなく、無線通信を行うことが可能となる。
本実施形態では、デジタルカメラ100にて無線通信処理と鏡筒の移動処理の排他処理を行うのは4つの場合がある。
第1の排他処理は、MACアドレス情報取得時に行われる。
MACアドレスは無線通信部110に格納されているので、MACアドレスを取得するためには無線通信部110へのアクセスが必要である。再生モード時において、鏡筒の沈胴処理が自動的に開始される前は、鏡筒が撮影位置に出ている状態である。この場合、無線通信部110に格納されているMACアドレスにアクセスしている間に、鏡筒収納時間を経過すると鏡筒の沈胴処理が行われてしまうことになることになるので、無線通信処理と鏡筒の移動処理の排他処理を行っている。また、MACアドレスの取得は、撮影モード時にも可能である。撮影モード時は、ズームレバーへの操作に応じて、ズーム処理が行われ、それにともない鏡筒が移動する。したがって、撮影モード時でもMACアドレスの取得中に鏡筒の移動処理が行われてしまう恐れがあるので、線通信処理と鏡筒の移動処理の排他処理を行う。
以下、MACアドレス情報取得時の無線通信処理と鏡筒の移動処理の排他処理について図2及び図3を用いて説明する。
図2は、MACアドレスを取得する際のデジタルカメラ100の表示画面を示す図である。また図3は、デジタルカメラ100でMACアドレスを取得する際のデジタルカメラ100の動作を示すフローチャートである。
このフローチャートに示される各処理は、デジタルカメラ100の制御部101が、不揮発性メモリ103に記録されているプログラムを実行し、プログラムに従いデジタルカメラ100の各部を制御することにより実現される。
図3の処理は、図2のメニュー画面200が表示された場合に実行される処理である。
ステップ300では、制御部101は、操作部105に対して、通信モードに遷移する指示が入力されるかを監視する。つまり、ユーザが操作部105を操作することにより「無線LANの設定」の項目が選択されたを監視する。通信モードに遷移する指示が入力された場合は、図2の201のような無線LAN設定画面が表示部106に表示される。
ステップ301では、操作部105に対して、MACアドレス取得の指示が行われたか、つまり、「MACアドレスの確認」の項目が選択されたがを監視する。
MACアドレス取得指示がおこなわれると、まず、ステップ302において、鏡筒の移動動作をホールドし、鏡筒を移動させる操作が行われた場合、鏡筒収納時間を経過し多場合であっても、鏡筒の移動が行われないようにする。
次に、ステップ303にて、MACアドレス取得のために無線通信部110に電力を供給して起動させ、ステップ304にて無線通信部110内のMACアドレス情報を取得する。そして、取得した取得したMACアドレス情報を作業用メモリ104に表示用データとして格納する。MACアドレスの取得が終わると、ステップ305にて無線通信部110の動作を終了させ、電源の供給を停止させる。
無線通信部110の終了を確認した後、ステップ306では、ステップ302で行った鏡筒動作のホールドを解除する。ステップ307にて、ステップ304にて作業用メモリ104に取得したMACアドレス情報を図2の202で示すように表示部106に表示する。
尚、ステップ306とステップ307は並列処理または処理を入れ替えることも可能である。
このような排他処理を行うことで、MACアドレス取得のため、無線通信部110を起動している間は、鏡筒の移動処理が規制され、鏡筒の移動処理が行われなくなるため、消費電力を抑えることができる。
第2の排他処理は外部装置との無線接続モードで行われる。
無線接続モードは画像再生モード時に利用可能な機能である。無線接続モードでは、外部装置と無線接続し、デジタルカメラ100に記録されているデータを送信することができる。この場合も、筐体内に鏡筒を格納する鏡筒収納時間が経過する前に、無線メニューへ移行すると、無線接続中に、鏡筒の沈胴処理が行われてしまうことになることになってしまう。そこで、無線接続モード時にも無線通信処理と鏡筒の移動処理の排他処理を行っている。
無線接続モード時の無線通信処理と鏡筒の移動処理の排他処理を、図4、図5を参照して説明する。
図4は、無線接続モード時のデジタルカメラ100の表示画面を示す図である。また図5は、無線接続モード時のデジタルカメラ100の動作を示すフローチャートである。
このフローチャートに示される各処理は、デジタルカメラ100の制御部101が、不揮発性メモリ103に記録されているプログラムを実行し、プログラムに従いデジタルカメラ100の各部を制御することにより実現される。
ステップ501では、制御部101は、表示部106に、図4の401に示ような無線接続モード開始操作を指示するためのアイコン含む表示画面おいて、図4の402の無線接続モードアイコンが選択されるか監視する。
図4の402のアイコンが選択されると、ステップ502で、鏡筒の状態を確認し、未収納で撮影位置にある場合は、ステップ503で鏡筒収納処理を行う。ステップ503では、撮影位置にある鏡筒を収納位置に移動させる鏡筒収納処理を実行する。
鏡筒収納処理が完了し鏡筒が収納状態であることが確認できたら、ステップ504に進み、無線接続処理を実行するために無線通信部110に電力を供給し、起動させる。そして、無線接続モードを開始するために図4の403の無線通信設定画面を表示ささせる。無線通信設定画面には、接続先を選択するためのアイコンが表示されており、ユーザにより選択された接続先に応じて、無線通信部110が無線接続処理を開始する。接続先の選択後に、無線通信部110を起動させ、無線通信処理を開始させてもよい。この無線接続モードにおいては、外部装置と無線接続し、デジタルカメラ100の記録媒体107に記録されている撮影画像を、接続されている外部機器に送信することが可能となる。
ステップ506では、無線接続モード終了操作を指示する図4の404のアイコンが選択されるか監視する。
図4の404のアイコンが選択されると、ステップ507にて無線通信部110の処理を終了させ電力の供給を停止する。そして、再生モードの図4の401表示画面を表示させる。
このように、無線接続モード時には、鏡筒を沈胴位置に移動が完了して収納状態にしてから、無線通信部110を起動させて無線通信処理を開始する。そのため、鏡筒収納時間の経過したとしても、既に鏡筒は収納状態にあり、沈胴処理は行われなくなるので、無線通信処理と沈胴処理が同時に行われてしまい電力量が超過してしまうのを防ぐことができる。
第3の排他処理は撮影モードにおけるアシストGPS機能による軌道データ受信時である。
通常のGPSでは人工衛星からの電波を受信して現在地の測位を行うが、アシストGPS機能ではネットワーク通信網を利用して観測可能範囲にいる衛星の軌道データを、GPSの位置情報算出のための補助情報(アシストデータ)として取得する。そのため、現在地の測位を行う際に、測位時間の短縮や室内の窓際などでの測位が可能となる。
本実施形態のデジタルカメラ100は、撮影モードにおいても再生モードにおいても、アシストGPS機能をもちいて、軌道データの受信が可能である。撮影モード時は、鏡筒が撮影位置にあり、ユーザからのズーム操作等に応じて鏡筒が移動可能な状態で、軌道データの受信が発生しうる。そこで、撮影モード時にアシストGPS機能による軌道データ受信する際には、以下のように無線通信処理と鏡筒の移動処理の制御を行っている。
図6は、デジタルカメラ100でアシストGPS機能を利用する際の表示画面を示している。図7は、デジタルカメラ100で撮影モード時にアシストGPS機能を利用する際のデジタルカメラ100の動作を示すフローチャートである。
このフローチャートに示される各処理は、デジタルカメラ100の制御部101が、不揮発性メモリ103に記録されているプログラムを実行し、プログラムに従いデジタルカメラ100の各部を制御することにより実現される。
図6の601の表示画面はGPS設定画面である。この画面において、ユーザによりアシストGPS機能のアシストデータ取得指示がおこなわれると図6の602のアシストデータ取得画面が表示される。実際には、GPS設定画面において、アシスト機能を「入」に設定した状態で、「最新のデータを取得」が選択されると602のアシストデータ取得画面が表示される。
ステップ701では、制御部101は、アシストデータ取得画面602において、OKアイコン603が選択され、アシストデータの更新の指示がおこなれたかを監視する。
OKアイコン603が選択されると、表示部106に図6の604のようなアクセスポイント検索の画面を表示し、ステップ702で、鏡筒をホールドし、鏡筒の移動処理を規制して、鏡筒の移動を禁止する。そして、ステップ703でアクセスポイント接続のために、無線通信部110に電力を供給して起動させる。
無線通信部110の起動後、ステップ704でアクセスポイントとのネットワーク接続、その後、サーバー接続を行い、サーバから、アシストデータとして軌道データを取得する。次に、ステップ705で、作業用メモリ104に取得した軌道データを格納し、取得結果に関する情報を図6の608で示すように表示部106に表示する。
図6の608の表示画面において、ユーザの操作により609のOKアイコンが選択されると、アシストデータの取得モードが終了するため、ステップ706において、無線通信部110を終了させて電力の供給を停止する。無線通信部110の動作の終了を確認した後、ステップ707において、ステップ702で行った鏡筒のホールドを解除し、鏡筒を移動可能な状態にする。
上記説明においては、OKアイコン609が選択されてから無線通信部110を終了させたが、軌道データの取得が完了したら、OKアイコン609の選択を待たずに、無線通信部110の動作の終了させてもよい。
第4の排他処理は再生モードにおけるアシストGPS機能による軌道データ受信時である。
筐体内に鏡筒を格納する鏡筒収納時間が経過する前に、アシストGPS機能における軌道データ受信を行うと、無線接続中に、鏡筒の沈胴処理が行われてしまうことになることになってしまう。そこで、再生モードにおけるアシストGPS機能による軌道データ受信時も無線通信処理と鏡筒の移動処理の排他処理を行っている。
以下、再生モードにおけるアシストGPS機能による軌道データ受信時の無線通信処理と鏡筒の移動処理の排他処理について図6,図8を参照して説明する。
図8は、再生モード時にアシストGPS機能における軌道データ受信する際のデジタルカメラ100の動作を示すフローチャートである。このフローチャートに示される各処理は、デジタルカメラ100の制御部101が、不揮発性メモリ103に記録されているプログラムを実行し、プログラムに従いデジタルカメラ100の各部を制御することにより実現される。
図6の601の表示画面はGPS設定画面である。この画面において、ユーザによりアシストGPS機能のアシストデータ取得指示がおこなわれると図6の602のアシストデータ取得画面が表示される。実際には、GPS設定画面において、アシスト機能を「入」に設定した状態で、「最新のデータを取得」が選択されると602のアシストデータ取得画面が表示される。
ステップ800では、制御部101は、アシストデータ取得画面602において、OKアイコン603が選択され、アシストデータの更新の指示がおこなれたかを監視する。
OKアイコン603が選択されると、表示部106に図6の604のようなアクセスポイント検索の画面を表示し、ステップ802で、鏡筒が収納位置へあるかを確認する。鏡筒が沈胴位置に収納されていない場合は、ステップ803で鏡筒を沈胴位置へ移動させて鏡筒を収納させる。
そして、ステップ804で無線通信部110に電力を供給して起動させる。
無線通信部110の起動後、ステップ805でアクセスポイントとのネットワーク接続、その後、サーバー接続を行い、サーバから、アシストデータとして軌道データを取得する。次に、ステップ806で、作業用メモリ104に取得した軌道データを格納し、取得結果に関する情報を図6の608で示すように表示部106に表示する。
図6の608の表示画面において、ユーザの操作により609のOKアイコンが選択されると、アシストデータの取得モードが終了するため、ステップ807において、無線通信部110を終了させて電力の供給を停止する。
上記説明においては、OKアイコン609が選択されてから無線通信部110を終了させたが、軌道データの取得が完了したら、OKアイコン609の選択を待たずに、無線通信部110の動作の終了させてもよい。
上述第3の排他処理及び第4の排他処理においては、アシストGPS機能における軌道データの取得時に、鏡筒の制御を行ったが、撮影モードと再生モードとで異なる鏡筒制御を行った。これは、撮影モードにおいては、軌道データ取得後には再び撮影画面に遷移し、撮影操作が行われるため、再生モード時のように鏡筒を収納位置に移動させてしまうと、撮影画面に遷移したときに再び鏡筒を撮影位置に移動させなければならない。そのため、撮影モード時は軌道データ取得時に、鏡筒を収納位置に移動させるよりも、鏡筒をホールドし、移動できないように制御したほうが望ましい。それに対し、再生モード時は、元々、鏡筒収納時間が経過した場合に、自動的に鏡筒が収納位置に移動することになっているので、鏡筒を収納位置に移動させたとしても問題ない。また、軌道データ取得時に鏡筒が未収納状態であっても、軌道データ取得中に鏡筒収納時間が経過することが考えられる。その場合、軌道データ取得中に撮影モード時のように鏡筒の移動処理の規制をし、それと同時に鏡筒収納時間を経過したかの管理を行うよりも、軌道データ取得前に、鏡筒を収納させたほうが管理が簡単となる。
また、上述の説明において、無線通信部110を起動させる際に電力の供給を行い、無線通信部110を終了させる際には、終了後に電力の供給を停止すると説明した。しかし、無線通信部110の終了時に、完全に無線通信部110への電力の供給を停止させる必要はなく、一部の機能のみを利用可能なスリープ状態とし、少量の電力のみを供給するように切り替えるようにしてもよい。
また、上述の説明では、無線通信処理と鏡筒の移動処理の排他処理のために行う鏡筒の移動処理の制御として、鏡筒を無線通信を開始させる前に収納位置へ移動させる処理と、鏡筒の移動を規制する処理について説明した。どちらの処理を適応するかについては、第3の排他処理と第4の排他処理のように、撮影モードであるか再生モードであるかに応じて設定するだけでなく、他の方法も考えられる。
例えば第2の排他処理の無線接続モードのように、画像データ等の比較的大きいデータを無線通信により送受信する際には、送受信に時間がかかるため、鏡筒を収納位置に移動させるとよい。それに対し、第1の排他処理のように、MACアドレスのような予め決められた比較的小さなデータを取得するのみであれば、データの取得に時間がかからず、鏡筒の収納位置への移動のほうが時間がかかってしまうことが考えられる。そのため、収納位置に移動せずに、鏡筒の移動の規制のみを行うようにするとよい。
また、デジタルカメラ100には、再生モード中に、シャッターボタン(不図示)を操作することに応じて、撮影モードへの切り換えおよび鏡筒の撮影位置への移動を行うという機能を有している。しかし、無線通信処理を行っている場合は、シャッターボタンを操作しても、撮影モードへの切り換えおよび鏡筒の撮影位置への移動は行わないようにする。または、シャッターボタンを操作したときに、撮影モードへの切り換えは実行したとしても、無線通信処理が終了されるまでは、鏡筒の撮影位置への移動は行わないようにしてもよい。
(その他の実施形態)
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
また、上述の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いてプログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのプログラムを実行する場合も本発明に含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給、インストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリでもよい。
また、プログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータプログラムを記憶し、接続のあったクライアントコンピュータがコンピュータプログラムをダウンロードしてプログラムするような方法も考えられる。

Claims (12)

  1. 鏡筒を沈胴位置と撮影位置とを含む移動範囲内で移動させる移動手段と、
    外部装置と無線通信を行うための無線通信手段と、
    前記無線通信手段による無線通信処理に応じて、前記移動手段による鏡筒の移動を制御する制御手段と、
    像装置のモードを設定するモード設定手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記撮像装置のモードが撮影モードに設定されているときには、前記無線通信手段により所定の無線通信処理を行う場合に、前記鏡筒の移動を規制し、前記撮像装置のモードが再生モードに設定されているときには、前記所定の無線通信処理を行う場合に、前記無線通信手段による前記所定の無線通信処理の前に、前記鏡筒を前記沈胴位置に移動させることを特徴とする撮像装置。
  2. 鏡筒を沈胴位置と撮影位置とを含む移動範囲内で移動させる移動手段と、
    外部装置と無線通信を行うための無線通信手段と、
    前記無線通信手段による無線通信処理に応じて、前記移動手段による鏡筒の移動を制御する制御手段と、
    像装置のモードを設定するモード設定手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記撮像装置のモードが再生モードに変更されてから設定時間が経過したことに応じて、前記鏡筒を自動的に沈胴位置に移動させ、
    前記制御手段は、前記無線通信手段により所定の無線通信処理を行う場合は、前記設定時間が経過していなくても、前記鏡筒前記沈胴位置へ移動させることを特徴とする撮像装置。
  3. 前記撮像装置のモードが再生モードに変更されてから前記鏡筒が自動的に沈胴位置へ移動するまでの前記設定時間をユーザに設定させる時間設定手段を有することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  4. 鏡筒を沈胴位置と撮影位置とを含む移動範囲内で移動させる移動手段と、
    外部装置と無線通信を行うための無線通信手段と、
    前記無線通信手段による無線通信処理に応じて、前記移動手段による鏡筒の移動を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、所定の条件を満たしたことに応じて、前記鏡筒を自動的に沈胴位置に移動させ、
    前記制御手段は、前記無線通信手段により所定の無線通信処理を行う場合には、前記所定の条件を満たしていなくても、前記鏡筒を前記沈胴位置へ移動させることを特徴とする撮像装置。
  5. 前記所定の無線通信処理とは、前記無線通信手段により外部装置から所定の情報を取得する処理であることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記所定の情報とは、前記撮像装置の位置情報を算出するための軌道データであることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  7. 前記所定の情報とは、マックアドレスであり、
    前記制御手段は、前記無線通信手段により外部装置からマックアドレスを取得している場合は、前記鏡筒の移動処理を禁止することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  8. 前記制御手段は、前記所定の情報を取得する場合、前記鏡筒を前記沈胴位置へ移動させてから、前記所定の情報を取得する処理を実行するように制御することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  9. 鏡筒を沈胴位置と撮影位置とを含む移動範囲内で移動させる移動手段と、外部装置と無線通信を行うための無線通信手段とを有する撮像装置の制御方法であって、
    前記無線通信手段による無線通信処理に応じて、前記移動手段による鏡筒の移動を制御する制御工程と、
    前記撮像装置のモードを設定するモード設定工程と、を有し、
    前記制御工程は、前記撮像装置のモードが撮影モードに設定されているときには、前記無線通信手段により所定の無線通信処理を行う場合に、前記移動手段による前記鏡筒の移動を規制し、前記撮像装置のモードが再生モードに設定されているときには、前記所定の無線通信処理を行う場合に、前記無線通信手段による前記所定の無線通信処理の前に、前記移動手段により前記鏡筒を前記沈胴位置に移動させることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  10. 鏡筒を沈胴位置と撮影位置とを含む移動範囲内で移動させる移動手段と、外部装置と無線通信を行うための無線通信手段とを有する撮像装置の制御方法であって、
    前記無線通信手段による無線通信処理に応じて、前記移動手段による鏡筒の移動を制御する制御工程と、
    前記撮像装置のモードを設定するモード設定工程と、を有し、
    前記制御工程は、
    前記撮像装置のモードが再生モードに変更されてから設定時間が経過したことに応じて、前記移動手段により前記鏡筒を自動的に沈胴位置に移動させ、
    前記無線通信手段により所定の無線通信処理を行う場合は、前記設定時間が経過していなくても、前記移動手段により前記鏡筒を前記沈胴位置へ移動させる
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  11. 鏡筒を沈胴位置と撮影位置とを含む移動範囲内で移動させる移動手段と、外部装置と無線通信を行うための無線通信手段とを有する撮像装置の制御方法であって、
    前記無線通信手段による無線通信処理に応じて、前記移動手段による鏡筒の移動を制御する制御工程と、を有し、
    前記制御工程は、
    所定の条件を満たしたことに応じて、前記移動手段により前記鏡筒を自動的に沈胴位置に移動させ、
    前記制御工程は、前記無線通信手段により所定の無線通信処理を行う場合には、前記所定の条件を満たしていなくても、前記移動手段により前記鏡筒を前記沈胴位置へ移動させる
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  12. 請求項9ないし11のいずれか1項に記載の撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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