JP6115902B2 - 清掃装置 - Google Patents
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Description
また、前述した清掃空間に掻き出された塵埃等の汚れを前記排出口へ円滑に導くためには、前記排出口に吸引手段を連設して、前記清掃空間内の流体を吸引することが考えられるが、このような対策においても、その吸引力が、前記ノズルから噴射される新たな流体へ作用してしまい、前記被清掃体に衝突する際の勢いが削がれて、塵埃等の掻き出し作用が低下してしまうことが想定され、十分な解決手段とはなり得ない。
これによって、被清掃体の内部に入り込んだ汚れを除去することができる。
そして、前述した清掃作業を、前記清掃ヘッドを前記清掃部位の面方向に移動させつつ行なうことにより、被清掃体の全面について行なわれる。
この結果、前記流体が被清掃体に吹き付けられることによってその内部の汚れが掻き出され、この掻き出された汚れが前記流体とともに前記吸引路へ導かれるので、噴出される流体による清掃効果を維持しつつ、掻き出された汚れの捕獲を確実に行なうことができ、効果的な清掃を行なうことができる。
この結果、前記流体が、被清掃体に,その面方向において無軌道状に噴射されることとなり、前述した汚れの掻き出し作用が増幅され、清掃効果が高められる。
このような構成とすることにより、前記噴射管内に送り込まれる流体の流入量、すなわち、前記噴射管から噴射される流体の噴射量を確保し、これによって、前記噴射管の下流側端部の鞭打ち状の動きを円滑に行なわせることができる。
このような構成とすることにより、前記液体を、前記流体とともに被清掃体に吹き付けてその清掃を行なうことができるので、前記液体により埃を吸着除去し、清浄効果を高めることができる。
このように微細化された前記液体は、前記被清掃体の隙間へ容易に入り込み、この隙間内の埃を吸着して除去する。
この結果、洗浄を効率よく行なうことができる。
したがって、前記液体を送り込む機器を不要にすることができる。
したがって、前記流体を被清掃体に噴射することによる、内部に入り込んだ汚れを掻き出す作用、この掻き出した汚れを前記流体とともに吸引路へ円滑に導くことによる、汚れの再付着防止作用、および、この汚れの捕獲作用を確実に実施することができ、効果的な清掃作業を行なうことができる。
図1は、本実施形態の清掃装置1の構成図で、この清掃装置1は、後述する被清掃体Wに接触させられて、その清掃をなす清掃ヘッド2と、この清掃ヘッド2に清掃用の流体を加圧して供給する流体供給手段3と、前記清掃ヘッド2によって掻き出された汚れを吸引する吸引手段4とによって構成されている。
一方、前記先部材6の基端部外面には、この先部材6が前記ヘッド本体5の正規位置に装着された際に、前記ヘッド本体5に設けられているロックレバー12の係止爪12aが係合させられる係合凹部6dが形成されている。
また、前記吸引手段としては、吸引式の集塵機等が用いられ、内部にフィルターが装着されて、吸引した流体から塵埃を分離して捕獲するようになっている。
清掃作業を開始するのに先立って、作業員は、前記流体供給手段3および前記吸引手段4を起動し、前記吸気管11を握って清掃ヘッド2を持ち、前記先部材6の先端開口部2aを被清掃体Wに突き当てる。
この状態において、図7に示すように、前記被清掃体Wの面近傍に清掃空間Aが形成される。
したがって、前記清掃空間A内において、前記流体の一方向の流れが形成される。
したがって、掻き出された汚れが確実に前記吸引路6bを経て前記吸引手段4へ導かれ、この吸引手段4において確実に捕獲される。
たとえば、前記先部材2を複数設け、それぞれの先部材2の先端形状に変化を付けたり、あるいは、それぞれの開口部の形状を相互に異なる形状とすることもできる。
この先部材の交換は、前記ロックレバー12の操作によって容易に行なうことができる。
この実施形態は、前記噴射管9に変更を加えたもので、前記噴射管9が装着され、この噴射管9を前記開閉弁7に接続する前記接続部材9aの内径D1を、前記噴射管9の内径D2とほぼ等しく形成したものである。
したがって、洗浄作用を効率よく維持することができる。
この実施形態は、前記噴射管9内に、液体を送り込む給液管21を、前記噴射管9の内壁との間に隙間を保持した状態で内装したものである。
このように、空気と液体による洗浄を行なうことにより、前記被清掃体の汚れを液体に付着させて除去することができ、その洗浄効果を高めることができる。
そして、この給液管21の振動により、この給液管21から送り出される前記液体が滴状若しくは霧状となされて前記流体に混合させられた後に、前記被清掃体Wに吹き付けられる。
本実施形態は、前記噴射管9内の、前記給液管21の下流側の端部近傍に、前記噴射管9内を流れる流体を加速することにより、前記給液管21の下流側の端部近傍を減圧するオリフィス26を形成した構成としたものである。
本実施形態においては、前記噴射管9内部を全長にわたって均一な内径とするとともに、前記給液管21の先端部を、前記噴射管9の先端部近傍に位置させた構成としている。
2 清掃ヘッド
2a 開口部
3 流体供給手段
4 吸引手段
5 ヘッド本体
6 先部材
6a 隔壁
6b 吸引路
6c 給気路
6d 係合凹部
7 開閉弁
7a 操作レバー
8 流体供給管
9 噴射管
9a 接続部材
10 吸引ホース
11 吸引管
11a 止着部
11b 貫通孔
12 ロックレバー
12a 係止爪
12b 操作ボタン
13 枢軸
14 付勢部材
15 支持ピン
16 プロテクトチューブ
17 パッキン
20 先部材
21 給液管
22 給液手段
23 液体タンク
24 ポンプ
25 開閉弁
26 オリフィス
27 アタッチメント
28 貯液ボトル
29 導液管
30 フィルター
A 清掃空間
D 負圧領域
L 液体
W 被清掃体
Claims (7)
- 被清掃部位に流体を吹き付けて、この被清掃体に付着した汚れを剥がすとともに、この剥がされた汚れを捕捉するようにした清掃装置であって、前記被清掃体に向けられる開口部を有し、この開口部が前記被清掃体に押し当てられることにより前記被清掃体の表面に清掃空間を形成する清掃ヘッドと、この清掃ヘッドに流体を供給する流体供給手段と、前記剥がされた汚れを前記清掃空間内の流体とともに吸引した後に分離捕捉する吸引手段とを備え、前記清掃ヘッドには、前記流体が前記開口部へ向けて案内される給気路が形成されているとともに、この給気路と分離して併設され、前記清掃空間と前記吸引手段とを連通する吸引路が形成され、前記給気路と吸引路とが、前記開口部の面方向にずれて設けられており、前記給気路内に、可撓性材料によって形成された噴射管が配設されており、前記噴射管内に、液体を送り込む給液管が、前記噴射管の内壁との間に隙間を保持した状態で内装されていることを特徴とする清掃装置。
- 前記噴射管の上流側の端部が、前記清掃ヘッドに固定されているとともに前記流体供給手段へ連通され、残余の部位が、前記給気路を経て前記清掃空間に位置させられていることを特徴とする請求項1に記載の清掃装置。
- 前記清掃ヘッドが、前記流体供給手段および前記吸引手段が接続されたヘッド本体と、このヘッド本体に着脱可能に装着され、前記開口部、前記給気路、および、前記吸引路が形成された先部材とによって構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の清掃装置。
- 前記ヘッド本体に、可撓性材料によって形成された噴射管の上流側の端部が固定され、前記ヘッド本体に前記先部材を装着した際に、前記噴射管の残余の部位が、前記先部材に形成されている給気路内に位置させられるようになされていることを特徴とする請求項3に記載の清掃装置。
- 前記先部材が複数設けられ、それぞれの先部材に形成されている前記開口部の形状が、相互に異なる形状となされていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の清掃装置。
- 前記噴射管と前記流体供給手段との接続をなす接続部材の内径が、前記噴射管の内径と略同一となされていることを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れかに記載の清掃装置。
- 前記噴射管内の、前記給液管の下流側の端部近傍に、前記噴射管内を流れる流体を加速することにより、前記給液管の下流側の端部近傍を減圧するオリフィスが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の清掃装置。
Applications Claiming Priority (3)
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JP2014013768 | 2014-01-28 | ||
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Family Applications (1)
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JP2015559975A Active JP6115902B2 (ja) | 2014-01-28 | 2015-01-28 | 清掃装置 |
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2015
- 2015-01-28 JP JP2015559975A patent/JP6115902B2/ja active Active
- 2015-01-28 WO PCT/JP2015/052349 patent/WO2015115477A1/ja active Application Filing
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