JP6108471B2 - 向上された快適さを具えるヘッドギアストラップ部材 - Google Patents

Description

本願は、35U.S.C.§119(e)の下、２０１０年１２月１３日出願の米国特許仮出願第61/422,243号の優先権を主張し、その内容は、参照によって本願明細書に盛り込まれるものとする。

本発明は、人間頭部に対し、呼吸マスクのような装置を固定するために使用されるヘッドギアに関し、特に、このようなヘッドギアにおいて使用されるストラップ部材であって、ユーザによって装着される際にこのようなストラップ部材の快適さを改善する特徴を有するストラップ部材に関する。

非侵襲的に、すなわち、患者に挿管することなく又は患者の食道に気管チューブを外科的に挿入することなく、患者の気道に呼吸ガスのフローを供給することが必要である又は望ましい多くの状況がある。例えば、非侵襲性ベンチレーションとして知られる技法を使用して患者に対する肺換気を行うことが知られている。更に、特に閉塞性睡眠時無呼吸（ＯＳＡ）のような睡眠時無呼吸症候群又はうっ血性心不全のような医学的疾患を処置するために、持続的気道陽圧法（ＣＰＡＰ）又は患者の呼吸周期によって変化する可変気道圧力を供給することが知られている。

非侵襲性ベンチレーション及び圧力サポート治療は、一般にヘッドギアアセンブリによって患者の顔に固定されるマスクコンポーネントを含む呼吸患者インタフェース装置を配置することを必要とする。マスクコンポーネントは、これらに限定されるものではないが、患者の鼻を覆う鼻マスク、患者の鼻孔内で受け取られる鼻プロングを有する鼻クッション、鼻及び口腔を覆う鼻／口のマスク、又は患者の顔を覆うフルフェースマスクでありうる。患者の頭部の上／周りにフィットするように適応された１又は複数のストラップを有するヘッドギアによって、着用者の顔にそのような装置を維持することが知られている。このような呼吸患者インタフェース装置は、一般に長期間装着されるので、患者にとって快適である態様で、ヘッドギアがマスクコンポーネントを所望の位置に維持することが重要である。

このような呼吸患者インタフェース装置の一例は、ResMed社から入手可能なSwift LTである。図１は、概して１として示されるこのような装置の例を示し、装置１は、図示されるようにヘッドギア４を通じて患者の頭部に固定されるように適応される鼻枕マスク２を有する。ヘッドギア４は、鼻マスク２に結合され、患者の頭部の上側部分の付近に配置される第１のストラップ部材６を有する。ヘッドギア４は更に、第２のストラップ部材８を有し、第２のストラップ部材２は、患者頭部のいずれかの側で第１のストラップ部材に結合され、患者頭部の後の中央部分の付近の、第１のストラップ部材の下に配置される。このような構造は、患者頭部にマスクを固定するには一般に十分であるが、今もなお改善の余地を残す。

従って、本発明の目的は、患者インタフェース装置を患者の頭部に固定するための改善されたストラップ部材であって、従来のストラップ部材の欠点を克服するストラップ部材を提供することである。

本発明の目的は、本発明の一実施形態にしたがって、シリコン材料から形成されるストラップ部分と、ストラップ部分と関連付けられる通気性構造素子と、を有するストラップ部材を提供することによって達成される。

知られている呼吸患者インタフェース装置の等角図。 本発明の特定の実施形態による、変更された表面特性をもつストラップ部材の一部の断面図。 本発明の特定の実施形態による、変更された表面特性をもつストラップ部材の一部の断面図。 特定の関心のある領域の例を示す患者頭部の正面図。 特定の関心のある領域の例を示す患者頭部の側面図。 本発明の１つの特定の実施形態により、変更された表面特性をもつ更に別のストラップ部材の一部を示す断面図。 本発明の１つの特定の実施形態により、その重さ及び／又は可撓性を変えるように変更されたストラップ部材の一部の立面図。 ライン４Ｂに沿って切り取られた図４Ａのストラップ部材の一部の断面図。 本発明の１つの特定の実施形態により、その重さ及び／又は可撓性及び／又は通気性を変えるために変更されたストラップ部材の一部の立面図。 ライン５Ｂに沿って切り取られた図５Ａのストラップ部材の一部の断面図。 本発明の１つの特定の実施形態により、その重さ及び／又は可撓性を変えるように変更された別のストラップ部材の一部の断面図。 本発明の特定の実施形態によるストラップ部材の一部を示す等角図。 本発明の特定の実施形態によるストラップ部材の一部を示す立面図。 本発明の特定の実施形態によるストラップ部材の一部を示す断面図。 本発明の特定の実施形態による、ユーザにとっての快適さを改善するように変更されたストラップ部材の一部の断面図。 本発明の特定の実施形態による、ユーザにとっての快適さを改善するように変更されたストラップ部材の一部の断面図。 本発明の特定の実施形態による、ユーザにとっての快適さを改善するように変更されたストラップ部材の一部の断面図。 本発明の特定の実施形態による、ストラップ部材の一部の断面図。 本発明の特定の実施形態による、ストラップ部材の一部の立面図。

ここで使用されるとき、「a」、「an」及び「the」の単数形は、文脈が他の場合を明確に示さない限り、複数の参照を含む。ここで使用されるとき、２又はそれ以上の部分又はコンポーネントが「結合される」という記述は、部品が、連結がある限り、直接的に又は間接的に、すなわち１又は複数の中間部品又はコンポーネントを通じて、一緒に連結され又は作動することを意味する。ここで使用されるとき、「直接的に結合される」とは、２つの構成要素が直接互いと接触することを意味する。ここで使用されるとき、「固定的に結合される」又は「固定される」とは、２つのコンポーネントが、互いに対し一定の向きを維持しながら、一体となって移動するように結合されることを意味する。

ここで使用されるとき、「単一（unitary）」という語は、コンポーネントが、１つの部品又はユニットとして生成されることを意味する。すなわち、別々に生成され、その後ユニットとして一緒に結合される部品を含むコンポーネントは、「単一」コンポーネント又は本体でない。ここで使用されるとき、２又はそれ以上の部品又はコンポーネントが互いに「係合する」という記述は、部品が互いに対して、直接的に又は１又は複数の中間部品又はコンポーネント通じて、互いに対し力を及ぼすことを意味する。ここで使用されるとき、「数」という語は、１又は１より大きい整数（すなわち複数）を意味する。

非限定的な例として上、下、左、右、上方、下方、前、後又はそれらの派生語のような方向を表す言い回しは、図面に示される構成要素の向きに関連するものであり、明確に示されない限り、請求項を制限しない。同様の数字は、全体を通じて同様の構成要素をさす。

本発明は、例えばマスクのような医療装置を患者の頭部に固定するためのヘッドギアにおいて使用されるストラップ部材を目的とする。このようなヘッドギア及びストラップ部の一例は、図１の患者インタフェース装置を有する。本発明は、本発明のストラップ部材が、単一の部品又はストリップとして概してシリコンから形成されることを企図する。しかしながら、本発明は、伸縮性の有無にかかわらず、可撓性材料から製造されるすべての可撓性ストラップに適用されることが意図されることが理解されるべきである。シリコンに代わって用いられることができる他の一般的な材料は、非限定的な例として、熱可塑性物質エラストマ（ＴＰＥ）、熱可塑性ポリウレタン（ＴＰＵ）及びビニルを含む。

本発明は、１又は複数の通気性向上素子又は重さ低減素子を提供することによって、従来のシリコンストラップ（又は同様の材料から形成されるストラップ）を改善することを目指す。ストラップ部材に使用されるシリコン又は他のゴム様材料は、多くの場合、患者の皮膚に対する障壁であり、これは、ホットスポットを生成し、汗をエントラップしうる。通気性向上素子は、この問題に対処し、ストラップ部材としてシリコン材料の中実部品を使用する場合には可能ではないが、空気がユーザの皮膚の上を通過することを可能にし、それによって、ストラップ部材の「通気性」を増大し、すなわち、ホットスポット及び水分蓄積を回避する機構を提供する。重さ低減機構は、ユーザの顔上にある材料の重さ又はかさ（bulk）を低減する。通気性向上素子及び重さ低減機構は共に、ヘッドギアをユーザにとってより快適なものにしようとする。通気性向上素子及び重さ低減機構は、個別に又は組み合わせて、使用されることができる。

図２Ａ及び図２Ｂは、本発明の原理により、ストラップ部材の一部の例示的な実施形態を示す。図２Ａは、ストラップ部材１０が、好適にはシリコン又は他の適切な材料から形成されるストラップ部分１２を含む例示の実施形態を示す。ストラップ部分１２は、非限定的な例として、ストラップ１２の摩擦又は感触のような表面特性を変更するために、通気性向上素子としてコーティング１４によりコーティングされている。このようなコーティングは、非限定的な例として、シリコン、ラバー、ファブリック又は他の適切な材料を含みうる。コーティング１４は、シリコンストラップ部分１２の片側又は両側に適用されることができるとともに、側部全体に適用されることができ、又は例えば図２Ｂの例示のストラップ部材２０によって示されるように、側部の選択された領域に部分的に適用されることができる。

本発明は更に、必要な特定のロケーションにおいて表面の仕上げを局所的に変更するために、予め規定されたパターンで部分的なコーティングを提供することを企図する。図２Ｃ及び図２Ｄは、ストラップ部材の増大された摩擦（すなわち、グリップ）が望ましい場合の、患者の頭部上の例示のロケーションを示す。このようなロケーションは、非限定的な例として、額領域２２、鼻領域２４、頬又は頬骨領域２６、顎領域２８、及び頭部の側部／こめかみ領域２９を含むことができる。

図３は、本発明の原理による、ストラップ部材３０の一部の別の例示的な実施形態を示す。上述されるストラップ部材１０及び２０と同様に、ストラップ部材３０は、シリコンストラップ部分３２を有する。しかしながら、上述されるストラップ部材１０及び２０とは異なり、シリコンストラップ部分３２は、材料でコーティングされておらず、その代わりに、それ自体が部分的に他の構造に作り上げられる。より具体的には、使用中、ユーザの表面に当接するストラップ部分３２の下側部分３４が、通気性向上素子として、幾つかのマイクロバンプ３６を含むように形成されている。マイクロバンプは、離散的で概してドーム様のバンプ、又は細長いリッジ様のバンプ（スピードバンプと同様）、又はそれらの組み合わせとして、形成されることができる。このような構造は、例えばストラップ３０の摩擦又は感触のようなストラップ部材３０の表面特性を変更するのに役立つ。マイクロバンプ３６は、更に、空気のフローがユーザの皮膚の上を通過することを可能にするように、ストラップの残りの部分をユーザの表面から離して持ち上げ、それによって、ストラップ部材の「通気性」、すなわち、ユーザの皮膚上の気流、を増大する。

図４Ａ及び図４Ｂは、本発明の原理によるストラップ部材４０の一部の別の例示的な実施形態の立面図及び断面図をそれぞれ示す。ストラップ部材４０は、距離ｄ離れて配置された下側及び上側のシリコン部分４２、４４から概して形成され（図４Ｂ）、下側及び上側のシリコン部分は、第１の縁部４６及び第２の縁部４８において結合されている（図４Ａ）。下側部分４２の表面４３は、ユーザの表面と接触する。シリコン部分４４は、その中に形成された幾つかの切欠部５０を有し、切欠部は、下側及び上側部分４２及び４４の間の空間に形成されるエアポケット５２へのアクセスを提供し、それゆえ、重さ低減機構として機能する。このような構造は、ストラップの重さを変更するように、ストラップに中空のセクションを組み込む例示の実施形態を示す。ユーザにとっての快適さを改善するために、ストラップの重さを低減することが望ましい。中空のセクションを設けるこのような技法は、望ましい場合、切欠部５０のサイズ、数、及び／又は間隔を特定のロケーションにおいて変えることによって、ストラップの可撓性を変更するためにも利用されることができる。上側部分４４は、概して円形のものとして図４Ｂ及び図４Ｂに示されているが、他のジオメトリ、サイズ、数、構造及びコンフィギュレーションが、上側部分及びその中に規定される切欠部に関して企図される。

図５Ａ及び図５Ｂは、本発明の原理によるストラップ部材５４の部分の別の例示の実施形態の立面図及び断面図を示す。ストラップ部材５４は、概して、その中に形成される幾つかのアパーチャ５８を有するシリコン本体部分５６から形成される。アパーチャ５８は、ストラップ部材の重さを軽量化し、更に、ストラップ部材によってカバーされる皮膚の量を低減することを助け、これは、通気性を増大する。従って、アパーチャ５８は、通気性向上素子及び重さ低減機構の両方として機能する。形状は概して矩形のものとして示されているが、各々のアパーチャ５８の形状は変えられることができ（非制限的な例として、四角形、円形、三角形、可変）、このような矩形の形状に制限されないことが理解されるべきである。更に、特定の用途の所望のニーズを満たすようにストラップ部材５４の重さ、通気性及び相対スチフネスのうち１又は複数を調整するために、このようなアパーチャ５８のサイズ、配置及び量のうち１又は複数が、選択的に変えられることできることが理解されるべきである。

図６は、本発明の原理により、その重さ及び／又は可撓性を変えるように変更された別のストラップ部材６０の例示的な実施形態を示す。より詳しくは、ストラップ部材６０は、シリコンストラップ部分６２と、重さ低減機構としてそれに結合されるシリコンフォーム（発泡体）層６４と、を有する。このような複合材料構造は、シリコンの所望の特性を与えるが、シリコンのみから作られるストラップ部材よりも軽量なストラップ部材を提供するために使用されることができる。

図７Ａ、図７Ｂ及び図７Ｃは、本発明の原理により、概して複合材料のサンドイッチ構造として形成されるストラップ部材７０の一部の例示的な実施形態を示す等角図、立面図及び断面図を示す。ストラップ部材７０は、好適にはシリコン又は他の適切な材料から形成される下側及び上側の部分又は層７２、７４及びその間に配置される中央部分又は層７６から、形成される。層７６は、好適には、層７２及び７４（非限定的な例としてファブリック又はフォーム）より柔軟性のある媒体から形成される。下側及び上側部分７２、７４は、幾つかの切欠部７８を有し、切欠部を通じて、中央部分７６の選択された部分８０が突き出ることができ、ゆえに、患者の皮膚と接触することができる。以下の説明から理解されることができるように、層７６は、通気性向上素子として機能する。

切欠部７８は、下側及び上側部分７２及び７４の両方にあるように示されているが、下側及び上側部分７２、７４の片方にのみ形成されてもよい。更に、ストラップ部材７０の別の変更例は、上側部分７４を有さずに形成される。このような実施形態において、ストラップ部材７０は、下側部分７２及び中央部分７６のみを有する。このような実施形態は、例えばストラップ部材７０の摩擦又は感触のような表面特性を変更するために用いられることができる。更に、このような構造は、患者の皮膚から外側にシリコン部分（７２又は７４）を持ち上げること、及び／又はストラップ部材７０を通る概して多孔質の経路を提供すること、の一方又は両方によって、ストラップ部材の通気性を改善するために用いられることができる。

図８、図９及び図１０は、本発明の原理により、例示的なストラップ部材９０、１００及び１１０の部分の断面図を示す。図８を参照して、ストラップ９０は、好適にはシリコン又は他の適切な材料から形成されるストラップ部分９２を有し、ストラップ部分９２は、好適にはゲル又は他の同様の材料のようなコーティング９４によってコーティングされる。本実施例におけるゲルは、封入されることなく、ストラップ部分９２の一方に加えられる。使用中、ゲルは、ストラップ９０を人間身体上の適当な位置にとどまらせるための特定の粘着性を提供する。

図９を参照して、ストラップ１００は、好適にはシリコン又は他の適切な材料から形成されるストラップ部分１０２、及びシリコン又は他の適切な材料の層１０６に封入される、好適にはゲル又は他の同様の材料から形成される二次的材料１０４を有する。ストラップ１００の構造は、ストラップの快適さ及び適合性を高める。ストラップのすべての又は少なくとも大きいセクションが二次的材料１０４で充填されるストラップ１００の代替例として、図１０は、二次的材料１０４がより小さい部分１０８に選択的に分離されている例示のストラップ部材１１０を示す。非制限的な例として水又は空気のような他の媒体が、ストラップ１００又は１１０の感触及び快適さを変更するための二次的材料として、使用されることもできる。

図１１Ａ及び図１１Ｂは、本発明の原理による、ストラップ部材１２０の一部の例示的な実施形態の断面図及び立面図をそれぞれ示す。ストラップ部材１２０の左部分１２２は、通気性向上素子として機能する幾つかのマイクロホール又はアパーチャ１２４を有する実施形態を示す。アパーチャ１２４は、空気又は汗が通過することができる経路を提供するように、ストラップ１２０を通って延在する。ストラップ部材１２０の右部分１２６は、ストラップ部材１２０に配置されるリザーバ１３０まで、ストラップ部材１２０の中に部分的に延在する幾つかのマイクロホール又はアパーチャ１２８を有する実施形態を示す。このような構造の使用によって、ストラップ１２０は、「通気性」があり、従って、ユーザによって一層快適になる。

前述の説明から、本発明が、シリコン又は同様の材料から形成されるヘッドギアにおいて使用される中実の部品ストラップ部材に対する改善を与えることが理解されることができる。これらの改善は、ユーザ上のストラップ部材の快適さを高める。特に、本発明は、ストラップ部材の下のユーザの皮膚が、空気の流れを受ける機会をもつことによって乾いたままであることを可能にする改善された「通気性」を提供し、及び／又はストラップ部材の重さを低減する。可能な限り、通気性向上素子の各々は、他の通気性向上素子及び／又は重さ低減機構の１又は複数と組み合わせて使用されることができる。同様に、可能な限り、重さ低減機構の各々は、他の重さ低減機構及び／又は通気性向上素子の１又は複数と組み合わせて使用されることができる。

請求項において、括弧内に示されるいかなる基準符号も請求項を制限するものとして解釈されるべきでない。「含む、有する」という語は、請求項に列挙されるもの以外の構成要素の存在を除外しない。幾つかの手段を列挙する装置の請求項において、これらの手段の幾つかは、同じ１つのハードウェアアイテムによって具体化されることができる。構成要素に先行する「a」又は「an」の語は、このような構成要素の複数の存在を除外しない。幾つかの手段を列挙する装置の請求項において、これらの手段の幾つかは、同じ１つのハードウェアアイテムによって具体化されることができる。特定の構成要素が相互に異なる依存請求項に列挙されているという単なる事実は、これらの構成素子が組み合わせにおいて使用されることができないことを示さない。

本発明は、最も実際的で好適な実施形態であると現在考えられるものに基づいて説明の目的で詳しく記述されたが、このような詳細は説明のみを目的とし、本発明は、開示される実施形態に制限されず、添付の請求項の精神及び範囲内にある変形及び等価な構成をカバーすることが意図されることが理解されるべきである。例えば、本発明は更に、可能な限り、任意の実施形態の１又は複数の特徴が、任意の他の実施形態の１又は複数の特徴と組み合わせられることができることを企図することが理解されるべきである。

Claims (1)

1. 患者の頭部にマスクを固定するためのストラップ部材であって、
   シリコン材料を含む第１の材料から形成されるストラップ部分と、
   前記ストラップ部分に関連付けられた通気性向上素子と、
   を有し、
   前記通気性向上素子は、前記ストラップ部分に配されたリザーバ及び複数のアパーチャを含み、前記リザーバは、前記複数のアパーチャと連通し、前記複数のアパーチャ及び前記リザーバは、空気が前記ストラップ部分を通過することを可能にする経路を提供する、
   ストラップ部材。

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