JP6101633B2 - 色付コンタクトレンズ - Google Patents

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Description

本発明は、色付コンタクトレンズに係り、特に特定部分に対して着色領域を設けることにより装用者の眼に対してコスメティック(美容)効果を与える色付コンタクトレンズに関する。

従来から、眼の角膜に重ね合されて装用されるコンタクトレンズの一種として、色付コンタクトレンズが、幾つか提案されている。例えば、特開昭60−235115号公報(特許文献1)には、角膜を通じて虹彩の色が見える虹彩領域に重ね合される着色領域である虹彩着色部を有することで、所謂黒目の部分を本来と異なる色に見えるようにするものが提案されている。

また、特表2008−511025号公報(特許文献2)には、角膜と強膜の境界線(リンバル)を跨いで内周側と外周側に広がって重ね合される着色領域である環状着色帯を設けて、強膜の部分までも着色した色付コンタクトレンズが提案されている。この色付コンタクトレンズは、角膜の外径を大きく且つ外縁をはっきりと強調して明確にさせることで、眼ひいては顔全体の表情を可愛くみせたり明るくみせたりすることが出来るものとされており、既に市場に提供されている。

ところが、このような特許文献1や特許文献2に記載の色付コンタクトレンズでは、確かに装用者の表情の観察者による評価イメージを異ならせ得るものの、それらが観察者に違和感を感じさせる場合がしばしばあり、問題となっていた。具体的には、従来構造の色付コンタクトレンズを装用すると、装用者が観察者と向かい合って観察者に視線を向けている場合でも、観察者には、装用者の視線が観察者自身へ向けられているように感じられない場合があった。

また、夜間など比較的周囲が暗くなる場合には、装用者の瞳孔径が大きくなることにより、着色領域の内周領域が視野に入る場合があり、装用者の視覚を遮り、一層暗く感じさせたり、安全な視野を確保出来ないおそれがあった。特に、環状着色帯の内周縁部が視野に入り易く、環状着色帯を有する色付コンタクトレンズを常用した場合に斜視になるおそれもあった。これに対して、環状着色帯の内径を大きくすることも考えられるが、この場合、環状着色帯の幅(内径と外径の差)が小さくなり、角膜と強膜の境界線(リンバル)から環状着色帯の内周縁部が外れやすくなって、かえって装用者の外観を損なうおそれがあった。

加えて、コンタクトレンズは鼻側へ比較的動きにくいことから、装用者が視線を真横に向けた場合等に、装用者の眼球の動きにコンタクトレンズが追従出来ず、特に鼻側において装用者のリンバルから環状着色帯の内周縁部が大きく外れて位置してしまい、観察者に違和感を与える場合もあった。これに対して、環状着色帯の内径を小さくすることも考えられるが、この場合、レンズ中央に位置する光学部の外径を小さくせざるを得ず、視野自体が狭くなってしまい採用し得る対策ではなかった。

特開昭60−235115号公報 特表2008−511025号公報

本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、観察者に違和感を感じさせることなく装用者の眼に対してコスメティック(美容)効果を与えると共に、装用者の視野の低下を改善することが出来る、新規な構造の色付コンタクトレンズを提供することにある。

かかる課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明者等は、観察者からみた装用者の視線は、一般に白目と言われる強膜上における黒目、即ち角膜の位置によって判断される一方、角膜上に装用されたコンタクトレンズは視軸に対して僅かに耳側に偏倚して安定することが多いことが、色付コンタクトレンズの装用者の外観に違和感を与えたり、視野の低下をもたらす原因となっていることを見い出し、かかる見地に基づき本発明を完成するに至ったのである。

本発明の特徴とするところは、装用される眼の虹彩領域に重ね合される虹彩着色部と、角膜と強膜の境界線を跨いで内周側と外周側に広がって重ね合される環状着色帯の両方を有している色付コンタクトレンズにおいて、前記虹彩着色部および前記環状着色帯の中心が、レンズ幾何中心を通る径方向線上において、該レンズ幾何中心から一方の側にずらされている一方、前記径方向線が前記装用される眼の左右方向に延びる位置で安定するようにレンズ周方向位置を位置決めする位置決め手段が設けられていると共に、前記虹彩着色部の中心と、該虹彩着色部の外周側に設けられた前記環状着色帯の中心とが、前記径方向線上で相互に離隔している色付コンタクトレンズを、特徴とする。
本発明の色付コンタクトレンズによれば、虹彩着色部と環状着色帯の中心が径方向線上で相互に離隔されていることから、虹彩着色部と環状着色帯を設ける位置の設計自由度を向上することが出来る。これにより、個人差や所望のコスメティック効果にあわせて、虹彩着色部と環状着色部を最適な位置に設けることが出来る。
なお、本願の明細書及び図面に開示された本発明は、上記の本発明の特徴に拘わらず、以下の第一〜第四の態様に係る発明を含む。
本発明の第一の態様は、装用される眼の虹彩領域に重ね合される虹彩着色部と、角膜と強膜の境界線を跨いで内周側と外周側に広がって且つ瞳孔から外周側に離隔した位置に重ね合される視力矯正機能をもたない環状着色帯を有している色付コンタクトレンズにおいて、前記環状着色帯の中心が、レンズ幾何中心を通る径方向線上において、該レンズ幾何中心から一方の側にずらされて、該環状着色帯の外周縁が該レンズ幾何中心に対して該径方向線上で偏倚して位置設定されている一方、前記径方向線が前記装用される眼の左右方向に延びる位置で安定するようにレンズ周方向位置を位置決めする位置決め手段が設けられており、前記レンズ幾何中心に対する前記環状着色帯の中心のずれ量が0mmより大きく且つ1.7mm以下とされていると共に、前記環状着色帯の外周縁部および内周縁部が楕円形状とされて、0.75〜3.0mmの幅寸法で周方向に延びており、該環状着色帯の長軸が前記径方向線と一致していると共に、該環状着色帯の内周縁部の最小径が8mmより大きくされて、夜間の広がった瞳孔径でも視野に入られないようになっている一方、前記虹彩着色部が前記環状着色帯よりも高い光透過性とされており、該虹彩着色部の外周縁部が楕円形状とされて前記環状着色帯の内周縁部につながって形成されていると共に、該虹彩着色部の内周縁部が円形状とされており、該虹彩着色部の内径が5mm以上とされていることを、特徴とする。

本態様に従う構造とされた色付コンタクトレンズによれば、レンズ幾何中心を通る径方向線上において、環状着色帯の中心がレンズ幾何中心から一方の側にずれた状態で、環状着色帯が設けられている。従って、本態様の色付コンタクトレンズを、環状着色帯の中心がずらされた一方の側が鼻側に位置するように装着することにより、装用時の色付コンタクトレンズが耳側にずれた位置で安定した際に、装用者の視軸すなわち角膜の位置と環状着色帯の位置のずれが低減乃至解消されて概ね一致することとなる。これにより、従来構造の色付コンタクトレンズのように、装用者の角膜の位置と環状着色帯の位置がずれる不具合が低減乃至は解消されることから、装用者が観察者と向かい合って観察者に視線を向けている場合に、装用者の視線が観察者へ向けられておらず、やや外方を見ているように感じるといった問題が解消されることとなる。

さらに、本態様の色付コンタクトレンズによれば、環状着色帯の中心がレンズ幾何中心からずれている方向に延びる径方向線が、装用された際に眼の左右方向に延びる位置で安定するように、装用時のレンズ周方向位置を位置決めする位置決め手段が設けられている。これにより、本態様の色付コンタクトレンズを、環状着色帯の中心がずらされた一方の側が鼻側に位置するように装着するだけで、装用時の環状着色帯の位置を、装用者の角膜からの位置ずれを低減乃至は回避して、当該位置に安定させることが出来る。従って、装用時の色付コンタクトレンズが回転して、中心がずらされた環状着色帯が耳側や上下側に移動して、観察者に違和感を与えたり、装用者の視界を遮る等の不具合が発生することが未然に防止されている。

また、夜間等の暗所では、散瞳により装用者の瞳孔径が大きくなることから、レンズ幾何中心と環状着色帯の中心が一致した従来構造のコンタクトレンズでは、耳側にずれて安定した装着状態において、特に鼻側の視野が環状着色帯の影響を受け易かった。この点、本態様の色付コンタクトレンズによれば、環状着色帯が鼻側にずらされており、角膜からの位置ずれが低減乃至は回避されていることから、環状着色帯の内径の大径化を伴うことなく、従来構造に比して鼻側の視野への環状着色帯の影響を低減乃至は回避出来る。従って、暗所で瞳孔径が大きくなる場合でも、環状着色帯による視野低下やそれによる斜視の発生のおそれを低減乃至は解消することが出来る。

加えて、本態様の色付コンタクトレンズによれば、環状着色帯が鼻側ずらされており、角膜からの位置ずれが低減乃至は回避されていることから、環状着色帯の内径の大径化を伴うことなく、従来構造に比して視線を真横に向けた際の鼻側における装用者の角膜と環状着色帯の位置ずれを十分に小さくすることが出来、観察者へ違和感を与えるおそれを低減乃至は解消することが出来る。
なお、本発明の上記第一の態様には、「装用される眼の虹彩領域に重ね合される虹彩着色部の中心が、レンズ幾何中心を通る径方向線上において、該レンズ幾何中心から一方の側にずらされている」態様を組み合わせて採用することもできる。

また、本態様の色付コンタクトレンズによれば、レンズ幾何中心に対する前記環状着色帯の中心のずれ量が0mmより大きく且つ1.7mm以下の範囲で調整されている。統計上、コンタクトレンズは視軸に対して0.5mm程度耳側にずれて安定することが多いことを考慮すると、ずれ量を上記範囲に設定することにより、本態様の色付コンタクトレンズを、環状着色帯の中心がずらされた一方の側が鼻側に位置するように装着することにより、装用時の環状着色帯を装用者の角膜に一層有利に一致させることが出来る。
なお、人と対面する時など近方視時は輻輳によりさらに内側に視軸が移動することから、虹彩着色部と環状着色帯の両方を設ける場合には、上記の範囲で環状着色帯及び虹彩着色部のずれ量をそれぞれ設定した方が望ましく、より好ましくは環状着色帯のずれ量より虹彩着色部のずれ量が大きくされる。ただし、コスメティック効果の観点からは、それらの中心のレンズ幾何中心からのずれ量は、所望のコスメティック効果により任意に設定されるものであり、相互に同一でもよいし、互いに異ならされていてもよい。

なお、本発明の色付コンタクトレンズにおいて、前記虹彩着色部と該虹彩着色部の外周側に設けられた前記環状着色帯の両方を有しており、該虹彩着色部と該環状着色帯が同心状態で形成されている態様を組み合わせて採用することもできる

本態様によれば、虹彩着色部とその外周側に位置する環状着色帯が同心的に形成されていると共に、レンズ幾何中心から偏心されていることから、虹彩着色部と環状着色帯の中心がずらされた一方の側が鼻側に位置するように装着するだけで、装用時の虹彩着色部と環状着色帯の位置を、装用者の角膜に有利に位置合わせしつつ、高いコスメティック効果を違和感なく有利に実現することが出来る。

さらに、人の眼の虹彩の内周縁部および外周縁部は円形である場合が一般的であるが、本態様の色付コンタクトレンズによれば、虹彩着色部の内周縁部円形状とされていることから、虹彩着色部を装用者の虹彩に対応位置させることが出来所望のコスメティック効果が有利に得られる。

人の眼の角膜の外周縁部は横楕円形である場合が一般的であるが、本態様の色付コンタクトレンズによれば、環状着色帯外周縁部が楕円形状とされていることから、一層有利に環状着色帯の外周縁部を装用者の角膜の外周縁部に対応位置させることが出来ると共に、一層違和感なく装用者の角膜の外径を大きく且つ外縁をはっきりと強調することが可能となる。なお、環状着色帯の内周縁部は、外周縁部と相似形状で外周縁部よりも小さな楕円形状とされて、所望のコスメティック効果により任意に決定され得る。

本発明の第の態様は、前記第一の態様に記載の色付コンタクトレンズにおいて、レンズ中央部分に設けられた光学部と該光学部を囲む周縁部が設けられており、前記位置決め手段が、前記径方向線を挟んだ両側において前記周縁部が薄肉化された一対のスラブオフ領域を設けることにより構成されているものである。

本態様によれば、位置決め手段を従来から公知のダブルスラブオフ構造により簡単に構成することが出来る。しかも、一方のスラブオフと他方のスラブオフの上下を反転させた2つの位置で安定状態を発現させることが出来る。従って、両眼が同一視力の装用者の場合は、環状着色帯の中心がずらされた一方の側が鼻側に位置するように装着しさえすれば、同一のレンズを上下反転させて右眼用、左眼用に用いることも出来る。

本発明の第三の態様は、前記第一の態様に記載の色付コンタクトレンズにおいて、レンズ中央部分に設けられた光学部と該光学部を囲む周縁部が設けられており、前記位置決め手段が、前記径方向線を挟んだ一方の側よりも他方の側の周辺部を厚肉にしたプリズムバラスト構造により構成されているものである。

本態様によれば、位置決め手段を従来から公知のプリズムバラスト構造により簡単に構成することが出来る。また、重力作用を利用してコンタクトレンズの周方向での位置決めを安定し実現することが可能となる

本発明の第の態様は、前記第の態様に記載の色付コンタクトレンズにおいて、前記環状着色帯の中心が、前記径方向線から、前記周辺部が薄肉とされた前記一方の側にさらに偏倚されているものである。

一般に、装用されたコンタクトレンズは、重力の作用でレンズ幾何中心が視軸よりも下方にずれた位置で安定することが多い。本態様の色付コンタクトレンズによれば、プリズムバラストにより重力作用を利用してコンタクトレンズを安定して位置決めする一方、環状着色帯の中心を、径方向線から周辺部が薄肉とされた一方の側、即ち、上方側に偏倚させている。これにより、重力によるレンズ幾何中心を角膜の下方側で安定位置させつつ、上方に偏倚させた環状着色帯を角膜に巧く位置決めすることが出来、色付コンタクトレンズの装用者の外観や視野の向上を一層有利に図ることが出来る。

本発明の色付コンタクトレンズにおいて、前記虹彩着色部が環状とされている一方、レンズ中央部分に光学部が設けられており、該光学部の光学幾何中心が該虹彩着色部の中心と一致されていると共に、該光学部の外径が、虹彩着色部の内径以下とされている態様を組み合わせて採用することもできる

本態様によれば、光学部の幾何中心がレンズ幾何中心よりも径方向線上で一方の側にずらされた虹彩着色部の中心と一致されていることから、レンズ装用時に光学部の幾何中心を虹彩着色部と同様に装用者の視軸により近付けさせることが出来る。その結果、光学部の外径を虹彩着色部の内径以下となるように小さくしても充分な光学特性を得ることが出来る。これにより、色付コンタクトレンズの厚さ寸法を小さくすることが可能となるのである

本発明に従う構造とされた色付コンタクトレンズによれば、レンズ幾何中心を通る径方向線上において、環状着色帯の中心がレンズ幾何中心から一方の側にずれた状態で、環状着色帯が設けられている。これにより、色付コンタクトレンズを装用した際に、レンズ装用者の視軸、即ち角膜の位置と色付コンタクトレンズの環状着色帯の位置を概ね一致させることが出来る。その結果、従来構造の色付コンタクトレンズのように、装用者の角膜の位置と環状着色帯の位置がずれる不具合を低減乃至は解消出来、かかる位置ずれにより観察者に違和感を与えたり、装用者の視野を低下させるといった問題が解消出来る。

本発明の第一の実施形態である色付コンタクトレンズおよび装用状態を示す正面説明図。 本発明の第二の実施形態としての色付コンタクトレンズの正面図。 本発明の第三の実施形態としての色付コンタクトレンズの正面図。 本発明の第四の実施形態としての色付コンタクトレンズの正面図。 本発明の第五の実施形態としての色付コンタクトレンズの正面図。 本発明の第六の実施形態としての色付コンタクトレンズの正面図。 本発明の第七の実施形態としての色付コンタクトレンズの正面図。 本発明の第八の実施形態としての色付コンタクトレンズの正面図。 従来構造としての色付コンタクトレンズの正面図。

以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。

本発明の第一の実施形態としての色付コンタクトレンズ10について、図1(a)〜(c)を用いて説明する。図1(a)には色付コンタクトレンズ10の正面説明図が示されている。この色付コンタクトレンズ10は、従来公知の色付コンタクトレンズに従った外形形状を有しており、図1(b)にモデル的に示す眼球12の角膜14の表面に重ね合されて装用されるように、球状凸面形状とされた前面16と球状凹面形状とされた後面(図示せず)とを有する部分的な球殻形状をもって形成されている。なお、図1(b)では、理解を容易とするために、眼球12の角膜14及び後述する強膜34、角膜14と強膜34の境界線36、瞳孔45の外形及び視軸52を実線で示し、載置される色付コンタクトレンズ10の後述するレンズ幾何中心20、径方向線22、エッジ部28、直交経線48を仮想線(2点鎖線)で示している。

なお、色付コンタクトレンズ10の材質は限定されるものでなく、RGPレンズ(酸素透過性レンズ)やPMMA(ポリメチルメタアクリレート)等のハードレンズの他、PHEMA(ポリヒドロキシエチルメタクリレート)等の含水性やアクリル系エラストマー等の非含水性或いはシリコーンハイドロゲル等の高酸素透過性の如きソフトコンタクトレンズが、何れも採用され得る。特に、ソフトコンタクトレンズは、ハードコンタクトレンズに比して、一般に大径で強膜34の部分も充分に覆い、且つ装用時の角膜14上での移動量も小さいことから、本発明において好適に採用され得る。

より詳細には、色付コンタクトレンズ10は、角膜14に重ね合されるレンズ中央部分に対して特定の光学特性を持たせた光学部18を有し、近視や遠視、老視等の視力異常に対する矯正機能を与え得るようになっている。なお、本発明は光学部18に矯正機能を与えた視力補正用コンタクトレンズの他、光学部18が特定の光学特性を持たない非視力補正用コンタクトレンズにも適用可能であることはもちろんである。非視力補正用コンタクトレンズとして提供される場合には、専らコスメティックレンズ(美容又はおしゃれ用のコンタクトレンズ)として提供される。

図1(a)に示す正面視において、色付コンタクトレンズ10の光学部18は、レンズ幾何中心20を通って眼球12に装用された際に装用された眼球12の左右方向(図1中左右方向)に延びる径方向線22上において該レンズ幾何中心20から一方の側(図1中右側)にずれた中心点24上に広がる円形状で形成されている。また、レンズ外周部分には、光学部18の周りを囲むようにして非光学領域としての周縁部26が、所定幅の円環帯形状をもってレンズ幾何中心20上に形成されている。更にまた、レンズ外周縁部には、色付コンタクトレンズ10の前後両面を滑らかに繋ぐエッジ部28が全周に亘って円環形状で形成されている。ここにおいて、光学部18は、その光学部幾何中心30が中心点24と一致せしめられている。

そして、色付コンタクトレンズ10は、その外径寸法が、眼球12の黒目部分である角膜14を全体に覆い、且つ白目部分である強膜34の部分まで所定幅で覆い得るようになっている。即ち、角膜14と強膜34の境界線(リンバル)36が、色付コンタクトレンズ10の外周縁であるエッジ部28よりも内周側に位置するようになっている。なお、角膜14は、眼の虹彩の色を外部から視認出来る領域である。

さらに、色付コンタクトレンズ10は、装用される眼球12において、角膜14を通して虹彩が視認出来る虹彩領域38(図1(b)参照)に重ね合される略環状に広がる虹彩着色部40と、この虹彩着色部40の外周側に設けられて角膜14と強膜34の境界線36を跨いで内周側と外周側に広がって重ね合される環状着色帯42を有している。虹彩着色部40および環状着色帯42の中心は、レンズ幾何中心20を通る径方向線22上において、レンズ幾何中心20から一方の側にずらされた中心点24上に重なるように位置されており、光学部18と同心状に形成されている。なお、虹彩着色部40の中心のレンズ幾何中心20に対するずれ量は0.2〜2.0mmの範囲で設定されるのが望ましい。また環状着色帯42の中心のレンズ幾何中心20に対するずれ量は0mmより大きく且つ1.7mm以下の範囲で設定されるのが望ましい。本実施形態においては、それらのずれ量は同一とされている。

虹彩着色部40は、角膜14を通して視認出来る虹彩に対して異なる色彩を付加することにより、装用者の眼に異なる印象を与えることを意図するものである。従って、虹彩着色部40は、虹彩に近い形状のドットパターンで構成されており、虹彩着色部40の内周縁部43および外周縁部44の形状は、一般的な人の眼の虹彩の形状に近似させ得るように、円形とされている。虹彩着色部40の内周縁部43の径寸法は、装用者の視野の妨げにならないように瞳孔45の外径よりも大きくされることが望ましい。さらに、虹彩着色部40の外周縁部44の径寸法は、環状着色帯42と重なり合う程度の大きさとされている。

具体的には、虹彩着色部40の内径は5mm以上、また夜間の瞳孔径の広がりを考慮すると、8mm以上であることが望ましい。また、虹彩着色部40が瞳孔45まで覆う場合を考慮して、虹彩着色部40の濃度を環状着色帯42の濃度より小さくしたり、虹彩着色部40のドットパターンを構成する色付ドット46の径を内周側に向かうに従って小さくすることが望ましい。さらに、色付ドット46の着色剤として光の透過性の高いものを採用することも好適である。

特に、本実施形態の色付コンタクトレンズ10においては、光学部18の外径が虹彩着色部40の内径と略同一か、それよりも僅かに小さくされており、虹彩着色部40が光学部18を構成しないようになっている。

環状着色帯42は、装用者の角膜14と強膜34の両方に跨ってそれらの境界線36上を全周に亘って略一定の幅寸法で延びており、虹彩着色部40と同様に、内周縁部56および外周縁部58の形状は円形とされている。環状着色帯42は、角膜14の外径を大きく且つ外縁をはっきりと強調することを意図するものであることから、虹彩着色部40に比べて明度が低く、全体に亘って着色が行われる。従って、環状着色帯42の内径は、装用者の視野の妨げにならないよう、瞳孔45から大きく離隔されており、角膜14の外縁から僅かに内側に入り込む程度の大きさとされている。環状着色帯42の外径は、角膜14の外径よりも僅かに大きくされており、環状着色帯42の幅寸法は、角膜14を違和感なく大きくくっきりと強調し得る程度の大きさとされている。

具体的には、環状着色帯42は、目的とするコスメティック効果等を充分に発揮させるために、0.75〜3.0mmの径方向の幅寸法をもって形成されることが好適であり、より好適には1.0〜2.5mmの径方向の幅寸法で形成される。また、環状着色帯42の濃度分布については、特に限定するものではない。すなわち、環状着色帯42の濃度は一様でもよいし、あるいは径方向で変化しており、径方向において内周側から外周側に向かって濃度が小さくなる部分が設けられていてもよい。

このような虹彩着色部40や環状着色帯42の形成方法は特に限定されるものでなく、従来から公知の任意の方法で形成し得る。例えば特開平3−54519号公報等に記載されているように、コンタクトレンズの成形モノマーを注型してコンタクトレンズを成形する際に着色したり、成形されたコンタクトレンズに対して手描きや写真印刷、スクリーン印刷等によって形成することも可能である。なお、虹彩着色部40や環状着色帯42を形成するコンタクトレンズの表面である被着面が球面状であることや、量産性、着色精度、色の再現性等を考慮すると、パッド印刷又はインクジェット印刷が有利に採用され得る。

さらに、色付コンタクトレンズ10の周縁部26には、レンズ幾何中心20を通って径方向線22に直交して延びる直交経線48方向で、光学部18を挟んだ両側に、例えば、特開2009−169104号公報に記載されているような従来から公知のスラブオフ領域50,50が設けられている。スラブオフ領域50,50は、径方向線22方向で光学部18を挟んだ両側に位置する部分に比して薄肉とされており、両スラブオフ領域50、50によって、周方向位置決め手段としてのダブルスラブオフ構造が構成されている。両スラブオフ領域50、50を与える薄肉面は、レンズ後面(図示せず)に設定されており、装用状態において色付コンタクトレンズ10が角膜表面に沿うように変形することによって、レンズ後面に設定された薄肉形状がレンズ前面16に現れるようにされている。これら両スラブオフ領域50、50は、直交経線48に関して線対称形状とされると共に、径方向線22に関して線対称形状とされている。

このような構造とされた色付コンタクトレンズ10は、眼球12への装用状態において、スラブオフ領域50、50と眼瞼との相互作用によって、径方向線22が装用される眼球12の左右方向に延びる位置で安定するように、色付コンタクトレンズ10の装用中における回転防止が有効に為され得るようになっているのである。

ところで、従来構造の色付コンタクトレンズ76においては、図に示すように、角膜14上に装用される色付コンタクトレンズ76の光学部幾何中心30はレンズ幾何中心20と一致されており、虹彩着色部40および環状着色帯42の中心も、レンズ幾何中心20と一致されている。そのため、図(a)に示す従来構造の色付コンタクトレンズ76を、図1(b)にモデル的に示す眼球12上に装着すると、図(b)に示される通り色付コンタクトレンズ76のレンズ幾何中心20が、眼球12の瞳孔45の中心たる視軸52に対してずれた状態で安定することとなる。その結果、虹彩着色部40や環状着色帯42が角膜14の所定位置に載置されず、色付コンタクトレンズの装用者の外観に違和感を与えたり、虹彩着色部40や環状着色帯42が装用者の視野を妨げる原因となっていた。また、光学部幾何中心30が視軸52に対してずれた状態で安定することから、光学部18の外径を大きめに設定することが避けられず、虹彩着色部40が光学部18内に入り込み、装用者の視野に影響を与えるおそれがある。

一方、図1(a)に示す本実施形態に従う構造とされた色付コンタクトレンズ10においては、上述のとおり虹彩着色部40および環状着色帯42の中心が位置する中心点24は、装用時の安定位置を考慮して、径方向線22上でレンズ幾何中心20から一方の側(図1中右側)にずらされている。それ故、図1(b)にモデル的に示す眼球12上に色付コンタクトレンズ10を装着すると、図1(c)に示される通り、眼球12の瞳孔45の中心たる視軸52に対して、径方向線22方向(眼球12の左右方向)において略同じ位置に配設することが出来るのである。その結果、虹彩着色部40や環状着色帯42が角膜14に適合した所定位置に載置することが可能となり、従来構造の色付コンタクトレンズ76に見られたような、装用者の外観に違和感を与えたり、視野の低下をもたらす等の不具合を十分に改善することが出来るのである。

加えて、本実施形態においては、図1に示すように、光学部幾何中心30も、虹彩着色部40および環状着色帯42の中心が位置された中心点24に一致されていることから、眼球12の瞳孔45中心たる視軸52と、径方法で同じ位置とすることが出来るのである。従って、従来構造の色付コンタクトレンズ76より、光学部18の中心に近い部分を瞳孔45の中心に一層近づけることが出来ることから、よりよい光学特性を得ることが可能となる。それ故、光学部18の外径を虹彩着色部40の内径以下としても、十分な光学特性を得ることが出来る。そして、従来よりも小径の光学部18の採用が可能となることによって、色付コンタクトレンズ10の厚さ寸法を小さくすることが可能となる。

また、本実施形態の色付コンタクトレンズ10においては、眼球12への装用状態において、スラブオフ領域50、50と眼瞼との相互作用によって、直交経線48が装用眼の上下方向となるレンズ回転位置で安定せしめられる。これにより、本実施形態の色付コンタクトレンズ10を、虹彩着色部40および環状着色帯42の中心がずらされた一方の側が鼻側に位置するように装着するだけで、虹彩着色部40および環状着色帯42が装用者の角膜14の所望部位から位置ずれしてしまう不具合を低減乃至は回避して、所望の部位に位置決めして安定させることが出来る。それ故、装用時の色付コンタクトレンズが回転して、中心がずらされた虹彩着色部40および環状着色帯42が耳側や上下側に移動して、観察者に違和感を与えたり、装用者の視界を遮る等の不具合が発生することが未然に防止される。加えて、両眼が同一視力の装用者の場合は、同一のレンズを上下反転させて右眼用、左眼用に用いることも出来る。さらに、本実施形態における色付コンタクトレンズ10は、必ずしも左右一対で提供される必要は無いが、左右一対で提供されることによって、更に優れた不具合防止効果を得ることが出来る。

なお、本実施形態の色付コンタクトレンズ10においては、虹彩着色部40および環状着色帯42の両方を設けた場合について説明を行ってきたが、本発明はどちらか一方だけが設けられている場合にでも同様に適用可能である。

次に、図2〜図8を用いて本発明の第二〜第八の実施形態としての色付コンタクトレンズ54,60,61,63,64,72,74について説明する。なお、以下の説明において、前述の第一の実施形態と同様の構造とされた部材および部位については、図中に第一の実施形態と同一の符号を付することにより、その詳細な説明を省略する。

図2(a)に示すように、本発明の第二の実施形態の色付コンタクトレンズ54は、第一の実施形態における色付コンタクトレンズ10の環状着色帯42の形状が異ならされたものである。具体的には、環状着色帯42の内周縁部56および外周縁部58が楕円形状とされており、その内周縁部56および外周縁部58の長軸が、径方向線22と一致しているものである。

図1(b)に示すように、人の眼球12の角膜14及び強膜34の境界線36は横楕円形である場合が多く、本実施形態によれば、図2(a)に示すように、環状着色帯42の内周縁部56および外周縁部58が楕円形状とされている。従って、図2(b)に示すように、色付コンタクトレンズ54を眼球12上に重ね合せて装用した際には、環状着色帯42の内周縁部56および外周縁部58が装用者の角膜14及び強膜34の境界線36の内周側・外周側に跨って対応位置させることが出来、一層違和感なく装用者の角膜14の外径を大きく且つ外縁をはっきりと強調することが可能となるのである。

また、眼球12の個体差やスラブオフ領域50,50のつけ方などにより、色付コンタクトレンズ54が径方向線22から若干傾いて安定する場合があることを考慮すると、環状着色帯42を見込み分だけ傾けて形成してもよい。

図3(a)に、本発明の第三の実施形態としての色付コンタクトレンズ60の正面図を示す。本実施形態の色付コンタクトレンズ60は、第一の実施形態における色付コンタクトレンズ10に比べて、環状着色帯42の中心がレンズ幾何中心20に一致されている点で異なっている。要するに、本実施形態では虹彩着色部40と環状着色帯42の中心が径方向線22上で相互に離隔している。

この場合でも、図3(b)に示すように色付コンタクトレンズ60を図1(b)に示す眼球12上に重ね合せて装着した場合には、図3(b)に示すように、虹彩着色部40の中心が位置する中心点24を、眼球12の瞳孔45の中心たる視軸52と、径方向線22方向(眼球12の左右方向)で略同じ位置とすることが出来、視軸52と虹彩着色部40のずれを低減することが出来る。それ故、従来構造の色付コンタクトレンズ76に見られたような、装用者の外観に違和感を与えたり、視野の低下をもたらす、といったことを抑えられ得るのである。

このように、環状着色帯42と虹彩着色部40のどちらか一方の中心だけを、眼球12の瞳孔45中心たる視軸52と径方向線22方向で同じ位置としても、装用者の外観に違和感を与えたり、視野の低下をもたらす、といったことを抑えられ得るのである。

図4(a)に、本発明の第四の実施形態としての色付コンタクトレンズ61の正面図を示す。本実施形態の色付コンタクトレンズ61は、第三の実施形態における色付コンタクトレンズ60に比べて、環状着色帯42の中心がレンズ幾何中心20から径方向線22上で、一方の側にずらされた中心点24と異なる中心ポイント62に位置されている点で異なっている。

これにより、図4(b)に示すように色付コンタクトレンズ61を図1(b)に示す眼球12上に重ね合せて装着した場合には、図4(b)に示すように、環状着色帯42の中心が位置する中心ポイント62を、眼球12の瞳孔45の中心たる視軸52に近付けることが出来、レンズ幾何中心20に対する環状着色帯42のずれ量よりも虹彩着色部40のずれ量が大きくされている。これにより、統計上角膜中心よりも鼻側に視軸52があることや、人と対面する時など近方視時は輻輳によりより内側に視軸52が移動することに対応して、より一層違和感のないコスメティック効果が得られるのである。

このように、環状着色帯42と虹彩着色部40の中心の位置およびレンズ幾何中心20が全て異なる位置にあったとしても、装用者の外観に違和感を与えたり、視野の低下をもたらす、といったことを抑えられ得るのである。

また、統計上、コンタクトレンズは後述する視軸52に対して0.5mm程度耳側にずれて安定することが多いことが知られている。その点を考慮して、好ましくはレンズ幾何中心20に対する虹彩着色部40の中心のずれ量が0.2〜2.0mmおよび/又は環状着色帯42の中心のずれ量が0mmより大きく且つ1.7mm以下の範囲で設定されること、より好ましくはレンズ幾何中心20に対する虹彩着色部40の中心のずれ量が0.4〜1.0mmおよび/又は環状着色帯42の中心のずれ量が0.1〜0.7mmの範囲で設定されること、が望ましい。

図5(a)に、本発明の第五の実施形態としての色付コンタクトレンズ63の正面図を示す。本実施形態の色付コンタクトレンズ63は、第二の実施形態における色付コンタクトレンズ54の環状着色帯42の位置が異ならされたものである。具体的には、環状着色帯42の中心位置が、レンズ幾何中心20と一致されているものである。

本実施形態においても、図5(b)に示すように色付コンタクトレンズ63を図1(b)に示す眼球12上に重ね合せて装着した場合には、図5(b)に示すように、虹彩着色部40の中心点24を、眼球12の瞳孔45の中心たる視軸52と、径方向線22方向(眼球12の左右方向)で略同じ位置とすることが出来る。それ故、従来構造の色付コンタクトレンズ76に見られたような、装用者の外観に違和感を与えたり、視野の低下をもたらす、といった現象を抑えることが可能となるのである。

図6(a)に、本発明の第六の実施形態としての色付コンタクトレンズ64の正面図を示す。本実施形態の色付コンタクトレンズ64は、第一の実施形態における色付コンタクトレンズ10の環状着色帯42と虹彩着色部40と光学部18の位置が異ならされている。具体的には、同心的に設けられたそれらの中心点66を、第一実施形態の中心点24に比して、径方向線22を挟んだ一方の側上方(図6中上方)にさらにずらしたものである。これは、眼球12上に装用されたコンタクトレンズは、一般に、重力の作用でレンズ幾何中心20が視軸52よりも下方にずれた位置で安定するが多い点を考慮したものである。

さらに色付コンタクトレンズ64は、レンズ全体形状において、従来から公知の所謂プリズムバラスト形状を呈している。即ち、プリズムバラスト型の色付コンタクトレンズ64は、直交経線48が延びる方向(図6中、の上下方向)において、下方に行くに従って連続的にレンズ厚さが厚くなるように構成されており、これによって色付コンタクトレンズ64の装用中における回転防止が有効に防止され、レンズ周方向位置を位置決めする位置決め手段が構成されるようになっている。また、そのような構成の色付コンタクトレンズ64は、そのレンズ下部が厚くなり過ぎ、装用感を悪化せしめるところから、レンズ前面16の少なくとも下部を切除して、スラブオフ領域68を形成せしめ、それによって、例えば球面形状、円錐形状、非球面形状等のスラブオフ面70がレンズ前面16の少なくとも下部に形成されて、装用感が向上せしめられるようになっているのである。

このような構造とされた図6(a)に示す色付コンタクトレンズ64を図1(b)に示す眼球12上に重ね合せて装着した際に、重力の作用によりレンズ幾何中心20が視軸52よりも下方にずれた位置で安定した場合に、図6(b)に示すように、光学部18と虹彩着色部40と環状着色帯42の中心点66を、眼球12の瞳孔45の中心たる視軸52と、略一致させることが出来る。それ故、環状着色帯42と虹彩着色部40の中心位置が視軸52とずれていることにより発生していた、装用者の外観の違和感や視野の低下といった問題の発生を一層有利に低減乃至は解消することが可能となるのである。また、視野にあたる瞳孔45に光学部18の中心部を位置させることが出来るため、図6(b)に示すように光学部18の外径をより一層小さく(例えば虹彩着色部40の内径以下)とすることも可能となり色付コンタクトレンズ64の厚さ寸法を一層小さくすることも出来る。

図7(a)に、本発明の第七の実施形態としての色付コンタクトレンズ72の正面図を示す。本実施形態の色付コンタクトレンズ72は、第二の実施形態における色付コンタクトレンズ54の環状着色帯42と虹彩着色部40と光学部18の位置が異ならされたものである。具体的には、同心的に設けられたそれらの中心点66を、第二実施形態の中心点24に比して、径方向線22を挟んだ一方の側(図7中上方)にさらにずらしたものである。なお、色付コンタクトレンズ72には、第の実施形態の色付コンタクトレンズ64と同様、レンズ全体形状をプリズムバラスト型となすころにより、位置決め手段が構成されており、レンズ前面16の下部には、スラブオフ領域68およびスラブオフ面70が形成されている。

このような構造とされた図7(a)に示す色付コンタクトレンズ72を図1(b)に示す眼球12上に重ね合せて装着した場合には、図7(b)に示すように光学部18と虹彩着色部40と環状着色帯42の中心点66を、眼球12の瞳孔45の中心たる視軸52と、略一致させることが出来る。それ故、前記実施形態と同様に、環状着色帯42と虹彩着色部40の中心位置が視軸52とずれていることにより発生していた、装用者の外観の違和感や視野の低下といった現象を無くすることが可能となるのである。また、視野にあたる瞳孔45に光学部18の中心部をもってくることが出来るため、図7に示すように光学部18を小径化することも可能となる。

図8(a)に、本発明の第八の実施形態としての色付コンタクトレンズ74の正面図を示す。本実施形態の色付コンタクトレンズ74は、第七の実施形態における色付コンタクトレンズ72の環状着色帯42の内周縁部56の形状が異ならされたものである。具体的には、その形状が円形とされているものである。

この場合ももちろん、前記実施形態と同様に、環状着色帯42と虹彩着色部40の中心位置が視軸52とずれていることにより発生していた、装用者の外観の違和感や視野の低下といった現象を無くすることが可能となる。また、環状着色帯42の幅を太く出来るので、顔全体の表情をより可愛くみせることが出来る。

以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、これはあくまでも例示であって、本発明はかかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものでなく、当業者の知識に基づいて種々なる改良,修正等を加えた態様において実施され得るものであり、また、一々列挙しないが、そのような実施態様が本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。

例えば、前述の実施形態においては、虹彩着色部40と同心状に形成された光学部18の外径が、虹彩着色部40の内径と同等かそれよりも小さく出来る例を示したが、これに限定されず、単に光学部18の外径を虹彩着色部40の内径よりも大きくしたものや、光学部18の光学部幾何中心30をレンズ幾何中心20に一致させつつ光学部18の外径を虹彩着色部40の内径よりも大きくしたものも、本発明に含まれることは勿論である。

また、本発明の色付コンタクトレンズに採用される位置決め手段は、コンタクトレンズの周方向の位置決めを為し得るものであれば、何れも採用可能であり、例示の実施形態に記載したスラブオフやプリズムバラスト等の他、従来から公知の任意の位置決め手段が採用可能である。

加えて、虹彩着色部40や環状着色帯42の形状は、例示のものに限定されず、所望のコスメティック効果に応じて、適宜変更可能である。例えば、環状着色帯42の幅寸法を例示のものよりも大きく形成し、所謂黒目部分を一層大きく強調することも可能である。また、虹彩着色部40の形状は、ドットパターンに限定されず、虹彩領域38を着色し得るパターンであれば任意の形状が採用可能である。

10,64:色付コンタクトレンズ、12:眼、14:角膜、18:光学部、20:レンズ幾何中心、22:径方向線、24:中心点、26:周縁部、34:強膜、36:境界線、38:虹彩領域、40:虹彩着色部、42:環状着色帯、43:内周縁部、44:外周縁部、45:瞳孔、50:スラブオフ領域、52:視軸、56:内周縁部、58:外周縁部、66:中心点

Claims (1)

  1. 装用される眼の虹彩領域に重ね合される虹彩着色部と、角膜と強膜の境界線を跨いで内周側と外周側に広がって重ね合される環状着色帯の両方を有している色付コンタクトレンズにおいて、
    前記虹彩着色部および前記環状着色帯の中心が、レンズ幾何中心を通る径方向線上において、該レンズ幾何中心から一方の側にずらされている一方、前記径方向線が前記装用される眼の左右方向に延びる位置で安定するようにレンズ周方向位置を位置決めする位置決め手段が設けられていると共に、
    前記虹彩着色部の中心と、該虹彩着色部の外周側に設けられた前記環状着色帯の中心とが、前記径方向線上で相互に離隔している
    ことを、特徴とする色付コンタクトレンズ。
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