JP6101541B2 - 振動滴下用ノズル - Google Patents
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Description
特許文献1には、「ノズルの先端部には、前記滴下原液の滴下方向に向かうエッジが形成されていることを特徴とする前記請求項1〜4のいずれか1項に記載の滴下ノズル装置。」(特許文献1の請求項5)が開示されている。また、「前記ノズルは、その先端部の少なくとも前記滴下原液と接触する部分が撥水性材料で形成されてなることを特徴とする前記請求項1〜5のいずれか1項に記載の滴下ノズル装置。」という手段も開示されている(特許文献1の請求項6)。さらに詳しくは、「前記ノズル4の先端開口部における滴下球が形成される部分、たとえばエッジ4Bが形成されていないときにはノズル4の先端開口部、またはエッジ4Bが形成されているときにはそのエッジ4Bは、撥水性材料で形成されていることが好ましい。」(特許文献1の段落番号0042欄)と開示されている。これらの手段を用いると、ノズルの先端部と液滴とを円滑に分離することができ(特許文献1の段落番号0021(5)欄参照)、真球に近い液滴を滴下ノズル装置から滴下することができることにより、ほぼ真球に形成された多数の重ウラン酸アンモニウム粒子を均一に製造することができる(特許文献1の段落番号0021(8)欄参照)という技術的効果を奏する。つまり、特許文献1に記載された従来技術においては、ノズルの先端部にエッジを設けることによって、ノズルの先端開口部における液切れを改善し、ノズルの先端開口部から落下する液滴の直径分布を均一にすることができる。
この発明の発明者らの検討によると、特許文献1に開示されるように、ノズルの先端部にエッジを設け、ノズルの先端部の少なくとも滴下原液と接触する部分を撥水性材料によって形成した場合に、ノズルの振動によって、ノズル本体の開口部から突出した滴下原液が、撥水性材料で形成されたノズル本体の開口部を越えて、撥水性を有さないノズル本体の外周面に滴下原液が付着してしまうという問題が発生することを見出した。
ノズル本体の外周面に付着する滴下原液は、濡れ及びノズルの振動によって鉛直上向きに徐々に這い上がり、ノズル本体の基部近傍に滞留する。ノズル本体の外周面又はノズル本体の基部近傍に滞留した滴下原液は、多量の滴下原液が集合した後に大径の液滴となって落下することがある。ノズル本体の外周面又はノズル本体の基部近傍から落下する大径の液滴は、ノズル本体の開口部から滴下される液滴よりも粒径が大きいという問題がある。また、ノズル本体の開口部から滴下される液滴の直径分布が均一であっても、ノズル本体の外側面又はノズル本体の基部近傍から大径の液滴が落下してしまうために、全体として得られる液滴の直径分布が不均一になるという問題がある。
(1) 先端部に開口部を有するノズル本体をその軸線方向に振動させ、滴下原液を前記開口部から滴下する振動滴下用ノズルであって、
前記先端部が、開口部に付着する液滴を、滴下原液である液滴の落下を阻害することなく覆う覆い部を有し、
前記覆い部が、前記開口部より吐出される液滴の容積よりも大きな内部空間容積を有すると共に、滴下原液をはじく性質を有する接液面を有することを特徴とする振動滴下用ノズルであり、
(2) 前記接液面が、前記滴下原液の溶媒又は分散媒が水であるときには撥水性であり、前記滴下原液の溶媒又は分散媒が有機溶剤であるときには親水性であることを特徴とする前記(1)に記載の振動滴下用ノズルであり、
(3) 前記覆い部が、ノズル本体の先端部に着脱可能であることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の振動滴下用ノズルであり、
(4) 前記覆い部が、熱収縮性プラスチックで形成されてなることを特徴とする前記(3)に記載の振動滴下用ノズルであり、
(5) 前記覆い部は、その外側の表面が、滴下原液をはじく性質を有する領域を有し、
その領域の軸線方向の長さは、ノズル本体に付与される振動の振幅よりも大きいことを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれか一項に記載の振動滴下用ノズルであり、
(6) 前記ノズル本体は、その外表面が滴下原液に対してはじく性質を有する物質で形成されてなることを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれか一項に記載の振動滴下用ノズルであり、
(7) 前記ノズル本体の、前記滴下原液に接する内部表面が、前記滴下原液の溶媒又は分散媒が水であるであるときには親水性であり、前記滴下原液の溶媒又は分散媒が有機溶剤であるときには親油性であることを特徴とする前記請求項1〜6のいずれか一項に記載の振動滴下用ノズルであり、
(8) 前記ノズル本体は、その先端部に複数の開口部を有することを特徴とする前記(1)〜(7)のいずれか一項に記載の振動滴下用ノズルであり、
(9) 前記複数の開口部は、他の開口部の口径と異なる口径を有する開口部を含むことを特徴とする前記(8)に記載の振動滴下用ノズルであり、
(10) 前記ノズル本体は、開口部からの滴下を阻止することのできる着脱可能な栓体を有することを特徴とする前記(8)又は(9)に記載の振動滴下用ノズルである。
液滴は覆い部の接液面に付着せず、覆い部の内部空間に滞留しないことから、覆い部の内部空間に滞留した液滴が、大粒径の液滴となって落下することがない。
また、開口部から突出した滴下原液は覆い部の接液面によって斥力を与えられるので、速やかに開口部と滴下原液が分離し、液滴が落下することが促される。故に、開口部から突出した滴下原液が開口部から分離せず、開口部近傍で滴下原液の液だまりが形成されることがない。
よって、開口部における液切れを改善することができ、開口部から滴下される液滴の粒径を一定にすることができる。
滴下原液として用いられる水溶液としては、硝酸ウラニルを水に溶解してなる硝酸ウラニル水溶液、ポリビニルアルコール樹脂やアルカリ条件下で凝固する性質を有する樹脂の水溶液、ポリエチレングリコール水溶液、メトローズ水溶液、等を挙げることができる。
滴下原液として特に好ましいのは、特許文献2において開示された懸濁液、すなわち、アルギン酸ナトリウム水溶液中に、重金属の炭酸塩の粉末を懸濁させた懸濁液である。
滴下原液において用いられる有機溶剤としては、例えば、トルエン、キシレン、ベンゼン、四塩化炭素、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、トリクロロエチレン、クロロホルム、モノクロロベンゼン、ジクロロエチリデン、酢酸メチル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等が挙げられ、これらの溶液を2種類以上混合してもよい。これらの有機溶剤に溶解される溶質、又は懸濁される分散質としては、ノズル本体2から適当な大きさの液滴が得られる限りにおいて、さまざまの物を使用することができる。
なお、滴下原液の粘度は、ノズル本体2から適当な大きさの液滴が得られる限りにおいて、さまざまの値を採用することができる。この発明における滴下原液の粘度は、通常、10℃で10〜500cPsが好適である。
好適なノズル本体3は、例えば、ノズル本体3が滴下原液をはじく性質を有する物質で形成することができる。ノズル本体3が滴下原液をはじく性質を有する物質で形成されていると、ノズル本体の外表面もまた滴下原液をはじく性質を有することになるので、ノズル本体3の外表面に滴下原液が付着滞留することが防止される。ノズル本体3の外表面に滴下原液が付着滞留することが防止されると、ノズル本体3が振動しているうちにノズル本体3の外表面に付着する滴下原液の容積が増大し、ついにはノズル本体3の外表面から滴下原液が落下するという現象を引き起こさないようにすることができる。
滴下原液をはじく性質を有する物質として、滴下原液の溶媒又は分散媒が水である場合には、例えば、滴下原液の滴との接触角が90度以上となる撥水性物質、例えば、シリコーン化合物、フルオロアルキル基を有する有機ケイ素化合物、フルオロアルキル基を有するポリオレフィン等を挙げることができる。
滴下原液の溶媒又は分散媒が有機溶剤である場合には、例えば、滴下原液の滴との接触角が90度以上となる親水性物質、例えば水酸基またはカルボキシル基を持ったポリマーが挙げられ、さらに具体的には、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリアクリル酸(PAA)、及びポリエチレン−アクリル酸(EAA)を挙げることができる。
ノズル本体の内表面9が滴下原液に対して親和性を有する材料で形成されていると、ノズル本体3の内部を滴下原液が移動する際の抵抗が小さく、ノズル本体3の内部に存在する滴下原液がノズル本体3の先端部6へと円滑に移送されることができる。そのため、親和性を有しない材料で形成されている場合に比べて、滴下原液に加える圧力を小さくしたり、ノズル本体3の振動速度を小さくしたりすることができる。ノズル本体3の滴下原液に接する内表面を、滴下原液に対して親和性のある材料で形成する手段として、ノズル本体の内表面9に親和性のある材料をコーティング等すること、ノズル本体の内表面9に親和性のある材料で形成されたチューブを挿入配置すること等を挙げることができる。滴下原液に対して親和性のある材料で形成されたチューブをノズル本体の内部に挿入配置する場合、そのチューブの外表面とノズル本体の内表面とに間隙が生じないように、チューブの外表面をノズル本体の内表面9に密着させることが、好ましい。
(1)図1に示されるように、肉薄の円筒管であるノズル本体3の先端部外周に装着される円筒状の装着部と、ノズル本体3の先端部6から、ノズル本体3の軸線方向に沿って順次に拡径していくテーパ形状に形成された傘部とを有する形状、
(2)図4に示されるように、ノズル本体3における開口部5から、ノズル本体3の軸線方向に直交する断面における内面輪郭線が湾曲線に形成された形状、
(3)図示していないが、図1に示されるような薄肉の円筒管であるノズル本体3の先端部外周面に装着される円筒状の装着部と、ノズル本体3の下端部と一致する位置にある装着部の下端部からノズル本体3の軸線と直交する方向にノズル本体3の外側に円盤状に張り出した鍔部と、その鍔部の外周縁から、ノズル本体3の軸線方向に沿って延在すると共に、ノズル本体3の軸線と同じ軸線を有するように形成された円筒部とを有する形状等を挙げることができる。
いずれの形状であっても、覆い部は、ノズル本体3の軸線に沿ってノズル本体3における開口部5から覆い部の下端までの範囲において覆い部により囲繞される領域を有し、この領域を内部空間と称される。
覆い部4の内部空間が占める容積を内部空間容積と称する。
この発明における覆い部4の内部空間容積は、開口部5より吐出される液滴の容積よりも大きい。
(1)ノズル本体3が比較的高速度で振動する場合について考える。
まず、一回の振動の間に開口部5から圧出される滴下原液量が、ノズル本体3の静止時に開口部5によって懸垂保持される滴下原液量(以下、「Lsmax」という)よりも大きい場合を考える。一回の振動とは、ノズル本体3が最下部の位置から鉛直上向きへの移動を開始し、途中でノズル本体3が鉛直下向きへと移動方向を変え、再度、ノズル本体3が最下部の位置に戻ってくるまでの移動を言う。この場合、ノズル本体3に付与された一回の振動が完了した後、若しくはノズル本体3に付与された一回の振動が完了する途中の段階で、ノズル本体3の開口部5から突出する滴下原液の容積は、ノズル本体3の振動時にLsmaxよりも大きくなり、一時的にノズル本体3の開口部5から滴下原液が分離される。ノズル本体3が高速振動していると、一回の振動の途中の段階において、一時的にノズル本体3の開口部5から分離された滴下原液の初期の落下速度よりも、ノズル本体3の振動速度の方が大きいことがある。つまり、高速で鉛直下向きに移動するノズル本体3の先端が、ノズル本体3の開口部5から一時的に分離した直後の滴下原液に追いついてしまう。ノズル本体3が一回の振動の途中であって、ノズル本体3が鉛直下向きに移動している間は、ノズル本体3の開口部5から滴下原液は完全に分離しない。ノズル本体3が一回の振動を完了し、ノズル本体3が鉛直上向きへの移動を開始した後に、ノズル本体3の開口部5から突出した滴下原液には、それまで鉛直下向きへと移動している間に、開口部5から突出した滴下原液の全体が受けていた覆い部4による強い下向きの力に基づく大きい慣性力と重力とが加わる。この慣性力と重力とによって、滴下原液は開口部5から完全に分離され、液滴として落下する。よって、開口部5から落下する液滴の容積は、Lsmaxよりも大きく、ノズル本体3の一振動によって吐出される滴下原液の容積と略同一となる。
次に、一回の振動の間に開口部5から圧出される滴下原液量が、Lsmaxよりも小さい場合を考える。この場合、一回の振動を終え、最下部の位置に戻って来た時には、開口部5に懸垂保持される滴下原液の量はLsmaxよりも小さい。一回の振動を終えた後に開口部5に懸垂保持される滴下原液に加わる、前述した慣性力と重力との合力が、開口部5が液滴を懸垂保持することのできる力よりも大きいので、滴下原液は開口部5から完全に分離されて、液滴が落下する。よって、この場合も、開口部5から落下する液滴の容積は、ノズル本体3の位置振動によって吐出される滴下原液の容積と略同一となる。
(2)上記(1)以外の場合では、ノズル本体3に振動が付与され、振動が付与される毎にノズル本体3の開口部5から突出する滴下原液の液量が増加し、やがてノズル本体3の開口部5が突出した滴下原液を懸垂保持することができなくなると、懸垂保持されていた滴下原液が液滴として落下する。よって、開口部5から落下する液滴の容積は、Lsmaxと略同一となる。
ノズル本体3と覆い部4とが不離不可分に一体に形成されている例として、図4に示されるように、肉厚の円筒管体であるノズル本体3と、そのノズル本体3の一端の基部7の外周面に設けられた接続部8と、ノズル本体3の一端から他端へと貫通し、滴下原液を流通移送させる流通路がノズル本体3の基部7側の一端で開口する滴下原液流入口10と、他端で開口する開口部5と、その開口部5から内径が軸線方向に沿って大きくなるように変化することにより軸線方向に沿う断面において椀状に輪郭線が形成される内壁面を有する覆い部4とを有する覆い部付きノズル本体が挙げられる。図4に示される例においては、覆い部4、特に傘部の内側形状は椀の内側形状となっている。
すなわち、滴下原液の溶媒又は分散媒が水であるときには、接液面11は撥水性を有する部材乃至材料で形成される。滴下原液の溶媒又は分散媒が水である場合には、例えば、滴下原液の滴との接触角が90度以上となる撥水性物質、例えば、シリコーン化合物、フルオロアルキル基を有する有機ケイ素化合物、フルオロアルキル基を有するポリオレフィン等で接液面11を形成することができる。
滴下原液の溶媒又は分散媒が有機溶剤である場合には、例えば、滴下原液の滴との接触角が90度以上となる親水性物質、例えば水酸基またはカルボキシル基を持ったポリマーが挙げられ、さらに具体的には、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリアクリル酸(PAA)、ポリエチレン−アクリル酸(EAA)、及びステンレス、銅に代表される金属等で接液面11を形成することができる。
撥水性又は親水性の接液面11は、例えば、覆い部4自体を撥水性又は親水性の部材乃至材料で形成すること、又は覆い部4の内表面を、撥水性又は親水性の部材乃至材料で被覆することにより形成することができる。
接液面11が滴下原液をはじく性質を有することによって、開口部5から分離し、落下する液滴が、覆い部4の内周面である接液面11に付着して、覆い部4の内表面に滞留することなく、液滴がスムーズに落下する。覆い部4を設けることによって、開口部5の液切れが悪化することを防止することができる。
栓体15を用いて所望しない粒径を与える開口部5からの滴下を阻止することによって、開口部5が一個であるノズル本体3を使用する場合に発生していたところの、開口径の異なる開口部5を有する複数種のノズル本体を用意しておいて必要に応じて複数のノズル本体から所定の1個のノズル本体を選択するという煩雑さ、ノズル本体を交換するという作業上の無駄等をなくすることができる。また、先端部6が同じ大きさの開口部5を複数有する振動滴下用ノズル2において、適当な数の開口部5を除き、その他の開口部5からの滴下を、栓体15を用いて阻止することによって、1基のノズル本体3から得られる液滴の数を調節することができる。
2 振動滴下装置本体
3 ノズル本体
4 覆い部
5 開口部
6 先端部
7 基部
8 接続部
9 ノズル本体の内表面
10 滴下原液導入口
11 接液面
12 覆い部の外側の表面
13 覆い部の芯体
14 覆い部の撥液面
15 栓体
Claims (10)
- 先端部に開口部を有するノズル本体をその軸線方向に1.0mmから4.0mmの振幅 で振動させ、滴下原液を前記開口部から滴下する振動滴下用ノズルであって、
前記先端部が、前記開口部に付着する液滴を、前記滴下原液である液滴の落下を阻害することなく覆う覆い部を有し、
前記覆い部が、前記開口部より吐出される液滴の容積よりも大きな内部空間容積と、前 記滴下原液をはじく性質を有する接液面とを有するとともに、
前記覆い部の外側の表面が、前記滴下原液をはじく性質を有する領域を有し、
前記領域の軸線方向の長さは、前記ノズル本体に付与される振動の振幅よりも大きいことを特徴とする振動滴下用ノズル。 - 前記接液面が、前記滴下原液の溶媒又は分散媒が水であるときには撥水性であり、前記滴下原液の溶媒又は分散媒が有機溶剤であるときには親水性であることを特徴とする前記請求項1に記載の振動滴下用ノズル。
- 前記覆い部が、前記ノズル本体の先端部に着脱可能であることを特徴とする前記請求項1又は請求項2に記載の振動滴下用ノズル。
- 前記覆い部が、熱収縮性プラスチックで形成されてなることを特徴とする前記請求項3に記載の振動滴下用ノズル。
- 前記ノズル本体は、前記軸線方向に20回/秒から120回/秒の振動数で振動させら れることを特徴とする前記請求項1〜4のいずれか一項に記載の振動滴下用ノズル。
- 前記ノズル本体は、その外表面が前記滴下原液をはじく性質を有する物質で形成されてなることを特徴とする前記請求項1〜5のいずれか一項に記載の振動滴下用ノズル。
- 前記ノズル本体の、前記滴下原液に接する内部表面が、前記滴下原液の溶媒又は分散媒が水であるときには親水性であり、前記滴下原液の溶媒又は分散媒が有機溶剤であるときには撥水性であることを特徴とする前記請求項1〜6のいずれか一項に記載の振動滴下用ノズル。
- 前記ノズル本体は、その先端部に複数の前記開口部を有することを特徴とする前記請求項1〜7のいずれか一項に記載の振動滴下用ノズル。
- 前記複数の開口部は、他の前記開口部の口径と異なる口径を有する前記開口部を含むことを特徴とする前記請求項8に記載の振動滴下用ノズル。
- 前記ノズル本体は、前記開口部からの滴下を阻止することのできる着脱可能な栓体を有することを特徴とする前記請求項8又は9に記載の振動滴下用ノズル。
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