JP6080740B2 - 画像領域分割装置、画像領域分割方法および画像領域分割プログラム - Google Patents

画像領域分割装置、画像領域分割方法および画像領域分割プログラム Download PDF

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本発明は、クラスタリング手法に関し、特に画像を重なりのない領域に分割する画像領域分割装置、画像領域分割方法および画像領域分割プログラムに関する。
従来、画像領域を分割する手法として、非特許文献1に示すように連結成分ラベリングという手法があった。連結成分ラベリングは、線画や一般画像から抽出されたエッジ画像等の2値画像を入力として、線やエッジ等の境界で隔てられた連続した領域を抽出する。
連結成分ラベリングに入力される2値画像は下記の形式である。
Figure 0006080740
ここで、1≦y≦m、1≦x≦nであり、mは高さ、nは幅を表す。
連結成分ラベリングのアルゴリズムの一例を下記表1に示す。連結成分ラベリングは、例えば下記表1に示す「Algorithm 1 連結成分ラベリング」のステップ1〜36のように実行される。
Figure 0006080740
例えば、図3に示す画像データ(画像1)が、表1に示す連結成分ラベリングのアルゴリズムに入力されたとする。図3において、白いピクセルは領域、黒いピクセルは境界を表す。四角形を形成する境界が領域を内側と外側に分離している。
この場合、連結成分ラベリングの結果は、図4に示すような結果(結果1)となる。境界部分には0、外側の領域には1、内側の領域には2のラベルが付与される。
一方、画像処理の手法として様々な手法が知られている。例えば、画像を細線化する手法として、非特許文献2に示すようなZhang−Suen Thinning法が知られている。また、クラスタリング手法として、非特許文献3に示すようなk−meansクラスタリングが知られている。
田村秀行編著、「コンピュータ画像処理」、第1版、株式会社オーム社、平成14年12月、p.149-151 T.Y.Zhang and C.Y.Suen, "A Fast Parallel Algorithm for Thinning Digital Patterns", Communication of the ACM, March 1984, Volume 27, Number 3, pp.236-239 C.M.ビショップ著、「パターン認識と機械学習 下」、初版、シュプリンガー・ジャパン株式会社、2008年8月、p.140-143
上述した連結成分ラベリングでは、4近傍で連結したピクセルを一つの領域とするので、境界が完全に連結していないと領域を分離することができないという問題があった。
例えば、図5に示す画像データ(画像2)の様に境界がとぎれていると、外側と内側の領域がつながってしまい適切な領域分割ができなかった。この場合の、連結成分ラベリングの結果(結果2)を図6に示す。
したがって、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、点線による線画、閉じていない隙間の空いた線画、ノイズを含む画像やぼやけた画像のエッジ抽出結果など、完全に連結していない境界を持つ画像に対しても適切に領域を分割することができる画像領域分割装置、画像領域分割方法および画像領域分割プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像領域分割装置は、入力データを指定された領域数で分割する画像領域分割装置であって、前記入力データの隣接関係から推移行列を計算する推移行列計算手段と、前記推移行列からランダムウォーク特徴量を計算するランダムウォーク特徴量計算手段と、前記ランダムウォーク特徴量から候補間の類似度を計算する類似度計算手段と、前記入力データの隣接関係および前記ランダムウォーク特徴量から候補間の乖離情報を計算する乖離情報計算手段と、前記候補間の類似度および前記候補間の乖離情報から候補の特徴量を計算する候補特徴量計算手段と、前記候補の特徴量をクラスタリングする候補クラスタリング手段と、前記ランダムウォーク特徴量、および、前記候補クラスタリング手段によるクラスタリング結果から領域番号を計算する領域番号計算手段とを備えるものである。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る画像領域分割方法は、入力データを指定された領域数で分割する画像領域分割方法であって、推移行列計算手段によって、前記入力データの隣接関係から推移行列を計算する推移行列計算ステップと、ランダムウォーク特徴量計算手段によって、前記推移行列からランダムウォーク特徴量を計算するランダムウォーク特徴量計算ステップと、類似度計算手段によって、前記ランダムウォーク特徴量から候補間の類似度を計算する類似度計算ステップと、乖離情報計算手段によって、前記入力データの隣接関係および前記ランダムウォーク特徴量から候補間の乖離情報を計算する乖離情報計算ステップと、候補特徴量計算手段によって、前記候補間の類似度および前記候補間の乖離情報から候補の特徴量を計算する候補特徴量計算ステップと、候補クラスタリング手段によって、前記候補の特徴量をクラスタリングする候補クラスタリングステップと、領域番号計算手段によって、前記ランダムウォーク特徴量、および、前記候補クラスタリングステップによるクラスタリング結果から領域番号を計算する領域番号計算ステップとを含むものである。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る画像領域分割プログラムは、入力データを指定された領域数で分割する画像領域分割プログラムであって、コンピュータに、前記入力データの隣接関係から推移行列を計算する推移行列計算ステップと、前記推移行列からランダムウォーク特徴量を計算するランダムウォーク特徴量計算ステップと、前記ランダムウォーク特徴量から候補間の類似度を計算する類似度計算ステップと、前記入力データの隣接関係および前記ランダムウォーク特徴量から候補間の乖離情報を計算する乖離情報計算ステップと、前記候補間の類似度および前記候補間の乖離情報から候補の特徴量を計算する候補特徴量計算ステップと、前記候補の特徴量をクラスタリングする候補クラスタリングステップと、前記ランダムウォーク特徴量、および、前記候補クラスタリングステップによるクラスタリング結果から領域番号を計算する領域番号計算ステップとを実行させるものである。
本発明によれば、画像入力データの領域を適切に分割することができる。例えば、点線による線画、閉じていない隙間の空いた線画、ノイズを含む画像やぼやけた画像のエッジ抽出結果など、完全に連結していない境界を持つ画像に対しても適切に領域を分割することができる。
本発明の一実施形態に係る画像領域分割装置の概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像領域分割装置の動作を示すフローチャートである。 境界が完全に連結している画像データ(画像1)を示す図である。 画像1に連結成分ラベリングを実行した結果(結果1)を示す図である。 境界がとぎれている画像データ(画像2)を示す図である。 画像2に連結成分ラベリングを実行した結果(結果2)を示す図である。 画像2に細線化を実行した結果を示す図である。 図7に示すデータから候補点を取得した様子を示す図である。 特徴量に対してクラスタリングした結果を示す図である。 画像2の領域番号を計算した結果を示す図である。 画像2の領域を分割した結果を示す図である。 ノード1とノード2の間の最短経路の一例を示す図である。 境界がある場合におけるノード1とノード2の間の最短経路の一例を示す図である。 ランダムウォーク特徴量を説明する図である。 境界がある場合におけるランダムウォーク特徴量を説明する図である。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像領域分割装置100の概略構成を示す図である。画像領域分割装置100は、2値画像Image(y、x)、画像サイズ(m、n)、クラスタ数N、候補数N、候補尤度の閾値η、特徴量次元数dim、再帰確率c、候補間距離の重み係数τ、乖離情報の重み係数δを入力とし、Nr個の領域に分割した領域番号を出力するものである。画像領域分割装置100は、入力部110と、記憶部120と、演算部130と出力部140とを備える。
入力部110は、ネットワークまたはファイルなどから、2値画像Image、画像サイズ(m、n)、クラスタ数N、候補数N、候補尤度の閾値η、特徴量次元数dim、再帰確率c、候補間距離の重み係数τ、乖離情報の重み係数δを入力し、記憶部120に蓄積する。
記憶部120は、入力部110に入力されたデータや演算部130で計算されたデータを蓄積する。記憶部120に蓄積されたデータは演算部130から参照される。
演算部130は、推移行列計算手段としての推移行列計算部131、ランダムウォーク特徴量計算手段としてのランダムウォーク特徴量計算部132、類似度計算手段としての類似度計算部133、乖離情報計算手段としての乖離情報計算部134、候補特徴量計算手段としての候補特徴量計算部135、候補クラスタリング手段としての候補クラスタリング部136、および、領域番号計算手段としての領域番号計算部137を備える。演算部130は、記憶部120からデータを読み込んで処理し、出力部140に出力する。
推移行列計算部131は、入力部110に入力された2値画像Imageを細線化する。細線化には様々な手法があるが、例えば、非特許文献2にZhang−Suen Thinning法が紹介されている。Zhang−Suen Thinning法は、例えば下記表2に示す「Algorithm 2 Zhang−Suen Thinning」のステップ1〜30のようなアルゴリズムで実行される。
Figure 0006080740
次に、推移行列計算部131は、隣接行列A:N×N、N=m・nを下記のように作成する。
Figure 0006080740
ここで、i、jはノード番号である。また、ノード番号と座標(y、x)との関係は下記のようになる。
Figure 0006080740
ここで、記号「÷」は整数除算を表し、記号「mod」は剰余を表す。
また、式(2)におけるBは境界集合であり、境界集合Bは、下記のように表される。
Figure 0006080740
推移行列計算部131は、隣接行列Aから、推移行列P:N×Nを下記のように計算する。
Figure 0006080740
ここで、
Figure 0006080740
であり、また、
Figure 0006080740
である。
ランダムウォーク特徴量計算部132は、まず、画像からN個の格子点を取得し、候補点集合σを下記のように作成する。
Figure 0006080740
次に、ランダムウォーク特徴量計算部132は、各候補点を始点とするリスタートありランダムウォークでランダムウォーク特徴量を計算する。σを始点とするリスタートありランダムウォークは次式で示される。
Figure 0006080740
ここで、
Figure 0006080740
であり、また、
Figure 0006080740
である。ここで、式(10)におけるcは、再帰確率(0<c<1)である。
また、式(10)におけるzは、下記の連立方程式を解くことにより得られる。
Figure 0006080740
ここで、INpはN次元の単位行列である。
また、ランダムウォーク特徴量Zは、下記のようにして得られる。
Figure 0006080740
このように、本実施形態に係るランダムウォーク特徴量計算部132は、境界によって領域ピクセル間の往来が阻害される度合いを計算することで領域ピクセル間の隔たりを適切に評価することができる。
例えば、4近傍での最短距離(市街地距離)ではノード1とノード2の間の最短経路は図12のようになる。なお、以下、図12〜図15において、ノード1および2は、丸囲み数字で表す。ノード1とノード2の間に境界があっても、図13のように迂回できる場合は距離が変わらないため、境界の影響を評価できない。
これに対し、本実施形態に係るランダムウォーク特徴量計算部132は、図14に示すように、ノード1とノード2を結ぶ全ての経路を考慮する。このため、図15に示すように境界があると、いくつかの経路が阻害されるため、ランダムウォーク特徴量計算部132は、境界の影響を評価することができる。
類似度計算部133は、ランダムウォーク特徴量Zから、候補の類似度行列Kを下記のように計算する。
Figure 0006080740
ここで、
Figure 0006080740
である。また、式(14)のexpは指数関数、式(15)のlnは自然対数を表す。また、
Figure 0006080740
である。
乖離情報計算部134は、境界集合Bおよびランダムウォーク特徴量Zから候補間の乖離情報gijを計算する。乖離情報計算部134は、まず、ランダムウォーク特徴量Zから、候補尤度行列を下記のように計算する。
Figure 0006080740
乖離情報計算部134は、次に、下記の表3〜表6に示すアルゴリズムの手順に従って乖離情報gijを計算する。
Figure 0006080740
Figure 0006080740
Figure 0006080740
Figure 0006080740
このように、本実施形態に係る乖離情報計算部134は、境界における候補間の相関を計算することにより、2つの候補を分離すべき程度を適切に評価することができる。
候補特徴量計算部135は、候補点のランダムウォーク特徴量を非線型変換ψ(・)で高次元空間に写像し、分散が最大となる部分空間に射影する。候補特徴量計算部135は、この際同時に、境界を挟んだ候補の相関を最小化する。
部分空間への射影は、次式で与えられる。
Figure 0006080740
ここで、wはψ(・)と同次元のベクトルであり、bはスカラー定数である。また、分散の値は下記の式で求められる。
Figure 0006080740
ここで、
Figure 0006080740
である。
また、境界をはさんだ候補の相関は下記の式で求められる。
Figure 0006080740
以上から、目的関数は次式のようになる。
Figure 0006080740
ここで、
Figure 0006080740
である。
また、式(22)において、δは乖離情報の重み係数であり、式(21)において、γは正則化パラメータである。
ここで、類似度と非線型変換には下記の関係がある。
Figure 0006080740
したがって、式(21)は、
Figure 0006080740
の固有値問題を解くことで得られる。ここで、
Figure 0006080740
である。また、
Figure 0006080740
である。固有値λの順番は実部の降順とする。すなわち、
Figure 0006080740
とする。また、λに対応する固有ベクトルをxとすると、候補集合の特徴量Fは、
Figure 0006080740
となる。ここで、
Figure 0006080740
である。
このように、本実施形態に係る候補特徴量計算部135は、候補間の類似度と乖離情報という複数の情報を適切に統合することにより、候補のクラスタリングを容易に行うことを可能にする。
候補クラスタリング部136は、候補の特徴量Fおよび領域数Nを指定して、階層的クラスタリング(最短距離法)で候補をクラスタリングする。そのアルゴリズムを下記の表7および表8に示す。
Figure 0006080740
Figure 0006080740
領域番号計算部137は、まず、寄与係数行列C(N×N)を計算する。寄与係数行列は、下記の連立方程式を解くことで得られる。
Figure 0006080740
ここで、Z′は下記に示すような縮小滞在確率行列である。
Figure 0006080740
また、Qは下記に示すような候補対応行列である。
Figure 0006080740
また、ノード番号iの領域番号、region(i)は、
Figure 0006080740
となる。ここで、
Figure 0006080740
である。
出力部140は、領域番号regionに対して、細線化で削除した境界を元に戻して領域分割結果を作成し、ネットワークまたはファイルなどに出力する。
続いて、図2に示すフローチャートを参照しながら、本発明の一実施形態に係る画像領域分割装置100の動作を説明する。
入力部110は、ネットワークまたはファイルなどから、データおよびパラメータを入力する(ステップS101)。
推移行列計算部131は、データの隣接関係から推移行列を計算する(ステップS102)。
ランダムウォーク特徴量計算部132は、推移行列からランダムウォーク特徴量を計算する(ステップS103)。
類似度計算部133は、各候補点を始点とするランダムウォーク特徴量の分布を比較して候補間の類似度を計算する(ステップS104)。
乖離情報計算部134は、データの隣接関係およびランダムウォーク特徴量から候補間の乖離情報を計算する(ステップS105)。この際、境界によって2つの領域(例えば領域aと領域b)が分離されている場合、境界の一方で、領域aの尤度(ランダムウォーク特徴量)が大きく、領域bの尤度が小さくなり、境界の他方では、領域aの尤度が小さく、領域bの尤度が大きくなる。この性質を利用し、2つの候補a、bについて下記のように乖離情報を求め、全ての境界についてその情報を統合する。
・境界を挟んで2つの候補a、bの尤度が大きい。
・境界の同じ側ではaの尤度が大きく、bの尤度が小さい。
・境界を挟んで同じ候補は尤度が小さい。
候補特徴量計算部135は、候補間の類似度および乖離情報から、類似度が高い候補がより近くに、かつ、乖離情報が大きい候補が遠くに配置されるような候補の特徴量を計算する(ステップS106)。
候補クラスタリング部136は、候補の特徴量をクラスタリングする(ステップS107)。
領域番号計算部137は、ランダムウォーク特徴量および候補のクラスタリング結果から領域番号を計算する(ステップS108)。
出力部140は、領域番号を、ネットワークまたはファイルなどに出力する(ステップS109)。
続いて、本実施形態に係る画像領域分割装置100の動作について、具体的な動作例を示して説明する。
本動作例においては、入力部110に、図5に示す画像データ(画像2:m=11、n=11)、ならびに、N=2、N=9、η=0.05、dim=2、c=0.05、τ=2およびδ=1が入力されたものとする。
推移行列計算部131は、まず、図5に示す画像データ(画像2)を細線化する。図7に、画像2の細線化結果を示す。図7に示すように、境界集合Bは、
Figure 0006080740
となる。
続いて、推移行列計算部131は、式(2)によって隣接行列Aを作成し、また、式(6)によって推移行列Pを計算する。
次に、推移行列計算部131は、格子点上から、図8に示すようなN個の候補点を取得する。取得した候補点は、以下のようになる。
Figure 0006080740
ランダムウォーク特徴量計算部132は、ガウスの消去法等を用いて、式(12)からz、j=1、・・・、Nを計算する。
類似度計算部133は、式(14)から、候補間の類似度を計算し、下記表9に示すような類似度行列を得る。
Figure 0006080740
乖離情報計算部134は、表3に示した「Algorithm 3:乖離情報計算」の手順に従って、乖離情報gijを計算する。計算された乖離情報gijを、下記表10に示す。
Figure 0006080740
候補特徴量計算部135は、式(28)から候補特徴量を計算する。計算された候補特徴量を下記表11に示す。
Figure 0006080740
候補クラスタリング部136は、候補特徴量計算部135が計算した表11に示す特徴量を、表7に示した「Algorithm 7:階層的クラスタリング(最短距離法)」でクラスタリングする。候補クラスタリング部136によるクラスタリングの結果を図9に示す。クラスタ数N=2が指定されているので、クラスタリング結果は候補5と他の候補となる。また、クラスタインデックスは、以下のようになる。
Figure 0006080740
領域番号計算部137は、式(32)から領域番号を計算する。計算された領域番号を図10に示す。
出力部140は、図11に示すような領域分割結果を出力する。
(変形例)
以下、本実施形態の変形例について説明する。
推移行列計算部131は、候補点集合の作成方法として、N個のノードをランダムに選択してもよい。
類似度計算部133は、候補の類似度行列を下記のように計算してもよい。
Figure 0006080740
または、類似度計算部133は、候補の類似度行列を下記のように計算してもよい。
Figure 0006080740
候補クラスタリング部136は、候補の特徴量をk−meansクラスタリングでクラスタリングしてもよい。k−meansクラスタリングについては、例えば、非特許文献3に紹介されている。
このように、本実施形態によれば、点線による線画、閉じていない隙間の空いた線画、ノイズを含む画像やぼやけた画像のエッジ抽出結果など、完全に連結していない境界を持つ画像に対しても適切に領域分割を行うことができる。
また、本実施形態は隣接行列が定義できるデータに対しても適用が可能であり、画像以外のデータのクラスタリングを行うこともできる。
さらに、本実施形態は候補の類似度と乖離情報といった複数の情報を統合することが可能であり、データが持つ複数の情報を統合するクラスタリングを行うことができる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、本発明について装置を中心に説明してきたが、本発明は装置が備えるプロセッサにより実行される方法、プログラム、またはプログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
100 画像領域分割装置
110 入力部
120 記憶部
130 演算部
131 推移行列計算部
132 ランダムウォーク特徴量計算部
133 類似度計算部
134 乖離情報計算部
135 候補特徴量計算部
136 候補クラスタリング部
137 領域番号計算部
140 出力部

Claims (3)

  1. 入力データを指定された領域数で分割する画像領域分割装置であって、
    前記入力データの隣接関係から推移行列を計算する推移行列計算手段と、
    前記推移行列からランダムウォーク特徴量を計算するランダムウォーク特徴量計算手段と、
    前記ランダムウォーク特徴量から候補間の類似度を計算する類似度計算手段と、
    前記入力データの隣接関係および前記ランダムウォーク特徴量から候補間の乖離情報を計算する乖離情報計算手段と、
    前記候補間の類似度および前記候補間の乖離情報から候補の特徴量を計算する候補特徴量計算手段と、
    前記候補の特徴量をクラスタリングする候補クラスタリング手段と、
    前記ランダムウォーク特徴量、および、前記候補クラスタリング手段によるクラスタリング結果から領域番号を計算する領域番号計算手段とを備えることを特徴とする画像領域分割装置。
  2. 入力データを指定された領域数で分割する画像領域分割方法であって、
    推移行列計算手段によって、前記入力データの隣接関係から推移行列を計算する推移行列計算ステップと、
    ランダムウォーク特徴量計算手段によって、前記推移行列からランダムウォーク特徴量を計算するランダムウォーク特徴量計算ステップと、
    類似度計算手段によって、前記ランダムウォーク特徴量から候補間の類似度を計算する類似度計算ステップと、
    乖離情報計算手段によって、前記入力データの隣接関係および前記ランダムウォーク特徴量から候補間の乖離情報を計算する乖離情報計算ステップと、
    候補特徴量計算手段によって、前記候補間の類似度および前記候補間の乖離情報から候補の特徴量を計算する候補特徴量計算ステップと、
    候補クラスタリング手段によって、前記候補の特徴量をクラスタリングする候補クラスタリングステップと、
    領域番号計算手段によって、前記ランダムウォーク特徴量、および、前記候補クラスタリングステップによるクラスタリング結果から領域番号を計算する領域番号計算ステップとを含むことを特徴とする画像領域分割方法。
  3. 入力データを指定された領域数で分割する画像領域分割プログラムであって、コンピュータに、
    前記入力データの隣接関係から推移行列を計算する推移行列計算ステップと、
    前記推移行列からランダムウォーク特徴量を計算するランダムウォーク特徴量計算ステップと、
    前記ランダムウォーク特徴量から候補間の類似度を計算する類似度計算ステップと、
    前記入力データの隣接関係および前記ランダムウォーク特徴量から候補間の乖離情報を計算する乖離情報計算ステップと、
    前記候補間の類似度および前記候補間の乖離情報から候補の特徴量を計算する候補特徴量計算ステップと、
    前記候補の特徴量をクラスタリングする候補クラスタリングステップと、
    前記ランダムウォーク特徴量、および、前記候補クラスタリングステップによるクラスタリング結果から領域番号を計算する領域番号計算ステップとを実行させるための画像領域分割プログラム。
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