JP6079879B2 - 配信装置、配信システム及び配信方法 - Google Patents

配信装置、配信システム及び配信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6079879B2
JP6079879B2 JP2015522628A JP2015522628A JP6079879B2 JP 6079879 B2 JP6079879 B2 JP 6079879B2 JP 2015522628 A JP2015522628 A JP 2015522628A JP 2015522628 A JP2015522628 A JP 2015522628A JP 6079879 B2 JP6079879 B2 JP 6079879B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
distribution
sensor device
local
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015522628A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2014199729A1 (ja
Inventor
木代 雅巳
雅巳 木代
敬三 村上
敬三 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP6079879B2 publication Critical patent/JP6079879B2/ja
Publication of JPWO2014199729A1 publication Critical patent/JPWO2014199729A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/04Generating or distributing clock signals or signals derived directly therefrom
    • G06F1/08Clock generators with changeable or programmable clock frequency
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/02Details
    • H04J3/06Synchronising arrangements
    • H04J3/0635Clock or time synchronisation in a network
    • H04J3/0638Clock or time synchronisation among nodes; Internode synchronisation
    • H04J3/0658Clock or time synchronisation among packet nodes
    • H04J3/0661Clock or time synchronisation among packet nodes using timestamps
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/04Generating or distributing clock signals or signals derived directly therefrom
    • G06F1/10Distribution of clock signals, e.g. skew
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/04Generating or distributing clock signals or signals derived directly therefrom
    • G06F1/12Synchronisation of different clock signals provided by a plurality of clock generators
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/04Generating or distributing clock signals or signals derived directly therefrom
    • G06F1/14Time supervision arrangements, e.g. real time clock
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q9/00Arrangements in telecontrol or telemetry systems for selectively calling a substation from a main station, in which substation desired apparatus is selected for applying a control signal thereto or for obtaining measured values therefrom
    • H04Q9/04Arrangements for synchronous operation
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04GELECTRONIC TIME-PIECES
    • G04G5/00Setting, i.e. correcting or changing, the time-indication
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/02Details
    • H04J3/06Synchronising arrangements
    • H04J3/0635Clock or time synchronisation in a network
    • H04J3/0638Clock or time synchronisation among nodes; Internode synchronisation
    • H04J3/0658Clock or time synchronisation among packet nodes
    • H04J3/0661Clock or time synchronisation among packet nodes using timestamps
    • H04J3/0667Bidirectional timestamps, e.g. NTP or PTP for compensation of clock drift and for compensation of propagation delays

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

本発明は、配信装置、配信システム及び配信方法に関する。
加速度センサや変位センサ等に代表されるセンサを備えたセンサ機器を、建屋や橋梁等の構造物に取付け、構造物の状態を監視する、モニタリング技術が知られている(非特許文献1)。モニタリング技術で利用されるセンサ機器は、一定の周期で、構造物の状態(加速度や位置等)の変化を検出する処理を実行する。当該処理の結果は、時刻情報と共に、当該センサ機器等に一時的に記録される。そして、記録された結果は、例えばネットワーク等を介して、外部の装置に送信される。
センサ機器は、状態の変化を検出するための処理を、一定の周期で実行する。当該周期は、モニタリングの目的又は対象により、極めて短い周期となり得る。例えば、常時微動や地震に由来する振動を解析するためには、加速度センサが、5−10ミリ秒程度の一定の周期で、加速度を測定し続ける必要がある。
一方、センサ機器は、構造物に加わる振動等を感知して記録するために、外部から提供される時刻情報を用いて、時刻を同期する。これらのセンサ機器は、時刻を管理する外部の装置とネットワークで接続され、NTP(Network Time Protocol)や、RBS(Reference Broadcast Synchronization)といったプロトコルを用いて、時刻を同期する(非特許文献2、3)。NTPのようなプロトコルを用いる場合には、伝送遅延時間を考慮して、時刻情報を補正する技術が利用される(非特許文献4)。
特許文献1は、電波時計の受信機能を有する複数の機器が、標準電波により基準時刻を取得することにより、全ての機器の時刻を同期させる技術を開示している。
特許文献2は、GPS由来の時刻と、安定的で高精度の原振クロック由来の時刻との差分の時間を用いて、時刻の補正量を決定し、Synchronous Ethernet(登録商標)を介して、互いに接続された基地局や通信装置の時刻同期を行う技術を開示している。
特許文献3は、クライアントからサーバに送信された時刻同期要求が一定数に達したとき、NTPを用いて時刻同期を実行する、時刻同期システムを開示している。
特許文献4は、NTPクライアントから時刻同期要求を受け取ったNTPサーバが、NTPクライアントに対して判定情報を送信し、クライアントが判定情報を用いて時刻同期を行うか否かを判定する技術を開示している。
特開2007−18211号公報 特開2010−278546号公報 特開2003−110562号公報 特開2012−202897号公報
坂上智他、"MEMS応用感振センサと構造ヘルスモニタリング"、富士時報 Vol.84 No.4 2011、269-273頁 鈴木誠他、"無線センサネットワークにおける時刻同期技術の研究動向"、森川研究室 技術研究報告書 No.2008001、2008年4月24日 "電子情報通信学会「知識ベース」"、電子情報通信学会、2010 吉田昌司他、"IEEE1588によるサンプリング同期を備えたリアルタイムイーサネット(登録商標)光伝送機能の開発"、電気学会、2010年8月31日
例えばモニタリングに使用されるような機器は、外部の装置から提供される時刻情報を用いて、自らのローカル時計の時刻を補正する。そして、機器は、ローカル時刻を用いて、一定の周期で実行した処理の結果を記録する。
ここで、従来の技術においては、外部の装置から提供される時刻情報の示す時刻と、機器のローカル時刻とが、大幅に異なる場合であっても、機器は、ローカル時刻の補正を実行する。その結果、機器による処理の結果が、一定の周期で記録されなくなり、後に結果の解析を行う際に、不都合を生ずる可能性がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、機器が安定した周期で処理を実行可能なように時刻情報を配信することを目的とする。
上述した課題を解決し目的を達成するため、本発明の一実施形態における配信装置は、
時刻情報を一以上の機器に配信する配信装置であって、
当該配信装置のローカル時刻を一度に補正する補正量を示す補正量情報を格納する格納部と、
基準時刻を取得する取得部と、
取得された前記基準時刻と、前記ローカル時刻との差分を求める算出部と、
求められた前記差分が、前記補正量より大きい場合に、前記補正量だけ前記ローカル時刻を補正する補正部と、
補正された前記ローカル時刻を示す時刻情報を前記機器に配信する配信部と、
を有し、
前記格納部は、前記時刻情報を配信する周期を示す周期情報をさらに格納し、
前記配信部は、前記周期に基づいて、補正された前記ローカル時刻を示す時刻情報を前記センサ機器に配信するか、又は、前記センサ機器より所定の周期に従って送信される時刻配信要求を受信し、該時刻配信要求に応じて、補正された前記ローカル時刻を示す時刻情報を前記センサ機器に配信し、
前記周期は、前記センサ機器が実行する処理の時刻同期あるいは実行周期の誤差許容量と、前記センサ機器のローカル時計の誤差及び前記配信装置のローカル時計の誤差の和とに基づいて決定される
また、本発明の一実施形態における配信システムは、
一以上の機器と、時刻情報を前記機器に配信する配信装置とを含む配信システムであって、
前記配信装置は、
当該配信装置のローカル時刻を一度に補正する補正量を示す補正量情報を格納する格納部と、
基準時刻を取得する取得部と、
取得された前記基準時刻と、前記ローカル時刻との差分を求める算出部と、
求められた前記差分が、前記補正量より大きい場合に、前記補正量だけ前記ローカル時刻を補正する第一補正部と、
補正された前記ローカル時刻を示す時刻情報を前記機器に配信する配信部と、
を有し、
前記機器は、
前記配信部により配信された前記時刻情報を受信する受信部と、
受信した前記時刻情報の示す時刻と一致するように、当該機器のローカル時刻を補正する管理部と、
を有し、
前記格納部は、前記時刻情報を配信する周期を示す周期情報をさらに格納し、
前記配信部は、前記周期に基づいて、補正された前記ローカル時刻を示す時刻情報を前記センサ機器に配信するか、又は、前記センサ機器より所定の周期に従って送信される時刻配信要求を受信し、該時刻配信要求に応じて、補正された前記ローカル時刻を示す時刻情報を前記センサ機器に配信し、
前記周期は、前記センサ機器が実行する処理の時刻同期あるいは実行周期の誤差許容量と、前記センサ機器のローカル時計の誤差及び前記配信装置のローカル時計の誤差の和とに基づいて決定される
また、本発明の一実施形態における配信方法は、
時刻情報を一以上の機器に配信する配信方法であって、
基準時刻を取得する取得段階と、
取得された前記基準時刻と配信装置のローカル時刻との差分を求める算出段階と、
求められた前記差分が、前記ローカル時刻を一度に補正する補正量より大きい場合に、前記補正量だけ前記ローカル時刻を補正する補正段階と、
補正された前記ローカル時刻を示す時刻情報を前記機器に配信する配信段階と、
を有し、
前記時刻情報を配信する周期を示す周期情報をさらに格納し、
前記配信段階では、前記周期に基づいて、補正された前記ローカル時刻を示す時刻情報を前記センサ機器に配信するか、又は、前記センサ機器より所定の周期に従って送信される時刻配信要求を受信し、該時刻配信要求に応じて、補正された前記ローカル時刻を示す時刻情報を前記センサ機器に配信し、
前記周期は、前記センサ機器が実行する処理の時刻同期あるいは実行周期の誤差許容量と、前記センサ機器のローカル時計の誤差及び前記配信装置のローカル時計の誤差の和とに基づいて決定される。
本発明によれば、機器が安定した周期で処理を実行可能なように時刻情報を配信できる。
本発明の一実施形態における配信システムの構成例を表す図。 本発明の一実施形態におけるセンサ機器の設置例を表す図。 本発明の一実施形態におけるセンサ機器の設置例を表す図。 本発明の一実施形態におけるセンサ機器の設置例を表す図。 本発明の一実施形態における配信装置のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態におけるセンサ機器のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における配信装置とセンサ機器の機能ブロック図。 本発明の一実施形態における配信装置のローカル時刻補正処理を表すフローチャート。 本発明の一実施形態における配信装置の時刻配信処理を表すフローチャート。 本発明の一実施形態における配信システムの動作例を表すシーケンス図。 本発明の効果を説明するための図。 本発明の効果を説明するための図。 本発明の効果を説明するための図。 本発明の効果を説明するための図。 本発明の効果を説明するための図。 本発明の一実施形態における配信システムの他の構成例を表す図。 本発明の一実施形態における配信システムの他の構成例を表す図。 本発明で用いられるパラメータの決定処理を表すフローチャート。 時刻の配信周期を決定するためのパラメータの例を表す図。 本発明で用いられるパラメータの決定処理を表すフローチャート。 時刻の配信周期を決定するためのパラメータの例を表す図。 本発明の効果を説明するための図。 本発明の一実施形態における配信装置とセンサ機器の機能ブロック図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
1.システムの概要
2.ハードウェア構成
2.1 配信装置
2.2 センサ機器
3.機能構成
3.1 配信装置
3.2 センサ機器
4.動作例
4.1 ローカル時刻補正処理
4.2 時刻配信処理
4.3 配信システムの動作シーケンス
5.作用効果
6.変形例
7.パラメータの決定方法
≪ 1. システムの概要 ≫
図1は、本発明の一実施形態における配信システム1の概要を表す図である。配信システム1は、配信装置100と、一以上のセンサ機器200と、サーバ300とを含む。配信装置100は、インターネットやイントラネットのようなネットワークを介して、サーバ300と接続されている。また、配信装置100は、有線若しくは無線LAN(Local Area Network)、PAN(Personal Area Network)、又は専用の信号線等により、センサ機器200と接続されている。
サーバ300は、例えば、サーバ用途向けのコンピュータにより構成される。サーバ300は、例えばNTPを用いて、正確な現在時刻を示す時刻情報を、配信装置100に提供する。例えば、サーバ300は、GPS(Global Positioning System)衛星から受信した電波を用いて、正確な現在時刻を取得することができる。また、サーバ300は、送信局から受信した標準電波により、正確な現在時刻を取得してもよい。また、サーバ300は、筐体の内部に備える原子時計を用いて正確な現在時刻を取得してもよい。また、サーバ300は、外部のNTPサーバと時刻同期することにより、正確な現在時刻を取得してもよい。サーバ300は、上述した手段を用いて正確な現在時刻を取得し、その時刻を示す時刻情報を、配信装置100に提供する。なお、以下では、上述した手段により取得された正確な現在時刻を、「基準時刻」と呼ぶ。
配信装置100は、サーバ300から提供された基準時刻を用いて、配信装置100の備えるローカル時計の時刻(以下、ローカル時刻とする)を補正する。そして、配信装置100は、一定の周期で、ローカル時刻を示す時刻情報を、センサ機器200に配信する。
ここで、配信装置100は、取得された基準時刻に対して、ローカル時刻を一度に補正できる最大量(以下、補正量とする)を予め保持している。従って、サーバ300から新たに受信した基準時刻と、ローカル時刻との差分が、補正量より大きい場合には、配信装置100は、ローカル時刻を、補正量の範囲内で進めた(あるいは遅らせた)時刻を、新たなローカル時刻とする。
例えば、補正量が0.0002秒であり、ローカル時刻が12:00:00.0000である場合に、取得された基準時刻が12:00:00.0020であるとき、ローカル時刻は、「12:00:00.0001」又は「12:00:00.0002」に補正される。また、補正量が0.0002秒であり、ローカル時刻が12:00:00.0000である場合に、取得された基準時刻が11:59:59.9980であるとき、ローカル時刻は、「11:59:59.9998」又は「11:59:59.9999」に補正される。
センサ機器200は、加速度センサ、変位センサ、歪センサ又は温度センサ等のセンサを有し、一定の間隔で、それらセンサによる状態の取得処理を実行する。また、センサ機器200は、配信装置100から配信された時刻情報を用いて、センサ機器200の備えるローカル時計の時刻を補正する。すなわち、センサ機器200は、配信装置100によって補正された時刻に従って、各処理を実行することにより、安定した時間間隔で、処理を実行し続けることができる。すなわち、配信装置100とセンサ機器200のローカル時刻が大幅に補正されることにより、処理の結果が記録されない期間ができてしまう問題を回避することができる。これは、一定間隔の測定データを必要とする解析処理を行う上で、好都合である。また、センサ機器が複数ある場合、一定間隔かつ同時に同期してデータを測定することができるという利点がある。
なお、図2、図3、図4は、センサ機器200が、建屋や橋梁に設置された例を表す。図2では、加速度センサを有するセンサ機器が、ビルのフロアごとに設けられている。このようなセンサ機器により、地震によるビルの揺れを、フロアごとに観測することができる。また、図3では、橋の揺れを観測するため、加速度センサを有するセンサ機器が、橋の各所に設けられている。さらに、図4では、橋の強度や歪み等を観測するため、温度センサを有するセンサ機器や、変位センサを有するセンサ機器が、橋の各所に設けられている。これらのセンサ機器200は、上述したように、配信装置100から配信される時刻情報を用いて、状態を測定する処理を一定間隔かつ同時に(すなわち、同期して)実行する。
また、配信装置100とセンサ機器200は、有線LANの同一セグメント内に配置され、かつ、ネットワーク上に他の機器接続を接続しない構成とすることが、特に好ましい。このような構成は、安定した精度1msの時刻同期性能をもたらす。
以下、上記の配信システム1を構成する要素を詳細に説明する。
≪ 2. ハードウェア構成 ≫
図5、図6を用いて、本発明の一実施形態における配信装置100及びセンサ機器200のハードウェア構成例を説明する。
≪ 2.1 配信装置 ≫
図5は、本発明の一実施形態における配信装置100のハードウェア構成例を表す。配信装置100は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、HDD(Hard Disk Drive)/SSD(Solid State Drive)14と、NIC(Network Interface Card)15と、RTC(Real Time Clock)16とを有する。
CPU11は、配信装置100の動作制御を行うプログラムを実行する。ROM12は、CPU11が実行するシステムプログラムを記憶する。RAM13は、CPU11のワークエリアを構成する。HDD/SSD14は、CPU11が実行するOSやアプリケーション等のプログラムやデータ等を記憶する。NIC15は、有線の通信インターフェースとその制御装置を含み、センサ機器200やサーバ300と通信を行うために用いられる。RTC16は、ローカル時刻を管理するための装置である。バス18は、当該配信装置100を構成する上記の装置を相互に接続し、データのやり取りを行う。
上記構成により、本発明の一実施形態における配信装置100は、取得した基準時刻に対して、予め定められた補正量の範囲内でローカル時刻を補正し、そのローカル時刻をセンサ機器に配信することができる。
なお、配信装置100は、NIC15と共に、又はNIC15に代えて、無線LANにより通信を行うための無線LANモジュールや、Bluetooth(登録商標)若しくはZigBee(登録商標)により通信を行うための通信モジュールを有してもよい。また、詳細は後述するが、配信装置100が、GPS受信機、原子時計又は電波時計を有していてもよい。また、配信装置100は、ユーザからの入力を受け付ける、キーボードやマウスのような、入力装置を備えていてもよい。さらに、配信装置100は、ユーザに対して情報を提示する、ディスプレイを備えていてもよい。
≪ 2.2 センサ機器 ≫
図6は、本発明の一実施形態におけるセンサ機器200のハードウェア構成例を表す。図6のセンサ機器200は、加速度センサを有する場合のセンサ機器の構成例である。センサ機器200は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、NIC24と、RTC25と、加速度センサ26とを有する。
CPU21は、センサ機器200の動作制御を行うプログラムを実行する。ROM22は、CPU21が実行するプログラムを記憶する。RAM23は、CPU21のワークエリアを構成する。NIC24は、有線の通信インターフェースとその制御装置を含み、配信装置100と通信を行うために用いられる。RTC25は、ローカル時刻を管理するための装置である。加速度センサ26は、当該センサにかかる加速度を検出する装置である。バス27は、当該センサ機器200を構成する上記の装置を相互に接続し、データのやり取りを行う。
上記構成により、本発明の一実施形態におけるセンサ機器200は、配信装置100から配信された時刻情報を用いて、ローカル時刻を補正し、所定の処理を一定間隔で実行することができる。
なお、センサ機器200は、NIC24と共に、又はNIC24に代えて、無線LANにより通信を行うための無線LANモジュールや、Bluetooth(登録商標)若しくはZigBee(登録商標)により通信を行うための通信モジュールを有してもよい。
≪ 3. 機能構成 ≫
次に、図7を用いて、本発明の一実施形態における配信装置100及びセンサ機器200の機能構成を説明する。なお、図7には、配信装置100及びセンサ機器200が備える様々な要素のうち、本実施形態の説明に特に関連する要素が示されている。
≪ 3.1 配信装置 ≫
配信装置100は、基準時刻取得部101と、ローカル時刻管理部102と、算出部103と、補正部104と、時刻情報配信部105と、周期情報格納部151と、補正量情報格納部152と、閾値情報格納部153とを有する。このうち、周期情報格納部151と、補正量情報格納部152と、閾値情報格納部153は、図5のHDD/SSD14により実現される。
周期情報格納部151は、時刻情報をセンサ機器200に配信する周期T(単位:秒)を示す周期情報を格納する。周期Tは、後述するパラメータ決定方法によって、ユーザにより予め決定される。
補正量情報格納部152は、当該配信装置100のローカル時刻を一度に補正できる補正量Bを示す補正量情報を格納する。補正量Bは、後述するパラメータ決定方法によって、ユーザにより予め決定される。補正量Bは、センサ機器200の処理の実行周期の、誤差の許容範囲に応じて、決定される。
閾値情報格納部153は、取得された基準時刻と、当該配信装置100のローカル時刻との差分の閾値Sを示す閾値情報を格納する。取得された基準時刻と、ローカル時刻との差分が、閾値Sより大きい場合、ローカル時刻は、取得された基準時刻に合わせて補正してもよい。これは、基準時刻とローカル時刻との差分が著しく大きい場合には、センサ機器200の処理結果とともに記録される時刻が、実際の時刻と乖離し、後の分析に支障をきたす可能性があるためである。したがって、閾値Sは、上述した補正量Bより十分大きい値が設定される。
基準時刻取得部101は、主にCPU11及びNIC15の処理によって実現され、外部のサーバ300から、基準時刻を表す時刻情報を取得する。基準時刻取得部101は、例えば、NTPクライアントの機能を用いて、サーバ300から、時刻情報を取得することができる。基準時刻取得部101は、任意のプロトコルを用いて、サーバ300から、時刻情報を取得することができる。
なお、詳しくは後述するが、基準時刻取得部101は、NIC15を介して、サーバ300から基準時刻を取得することなく、自ら基準時刻を取得してもよい。例えば、配信装置100が、GPS受信機又は電波時計を備えており、基準時刻取得部101は、これらの装置を通じて、基準時刻を取得してもよい。
また、基準時刻取得部101は、任意のタイミングで、基準時刻を取得することができる。
ローカル時刻管理部102は、主にCPU11及びRTC16の処理によって実現され、当該配信装置100内のローカル時刻を管理する。ローカル時刻は、当該配信装置の内部で保持されてもよいし、外部の装置から取得されてもよい。
算出部103は、主にCPU11の処理によって実現され、基準時刻取得部101により取得された基準時刻と、ローカル時刻管理部102から取得されたローカル時刻との差分Dを算出する。
補正部104は、主にCPU11の処理によって実現され、算出部103によって算出された差分Dの大きさに応じて、ローカル時刻管理部102によって管理されるローカル時刻をどの程度補正するか決定する。このとき、補正部104は、補正量情報格納部152に格納された補正量情報と、閾値情報格納部153に格納された閾値情報とを参照し、決定を行う。そして、補正部104は、以下の条件に従って、ローカル時刻を補正する。
(1)差分D≦補正量B :ローカル時刻を基準時刻に合わせる
(2)補正量B<差分D≦閾値S:ローカル時刻を補正量の範囲内で基準時刻に近づける
(3)閾値S<差分D :ローカル時刻を基準時刻に合わせる
(4)配信装置の起動直後 :ローカル時刻を基準時刻に合わせる
なお、(4)に示すように、配信装置100の起動直後は、ローカル時刻管理部102によって管理されるローカル時刻が、実際の時刻と大きくずれている可能性があるため、ローカル時刻を基準時刻に合わせる。
時刻情報配信部105は、主にCPU11及びNIC15の処理によって実現される。時刻情報配信部105は、周期情報格納部151によって格納される周期情報を参照し、一定の周期Tで、ローカル時刻管理部102によって管理されるローカル時刻を含む時刻情報を、センサ機器200に配信する。時刻情報配信部105は、例えば、NTPを用いて、センサ機器200に時刻情報を配信する。時刻情報配信部105は、NTPを用いる場合には、センサ機器200から送信された時刻配信要求に応じて、時刻情報を配信する。ここで、配信される時刻情報は、ネットワークの伝播遅延時間に応じて、適宜補正されてもよい。時刻情報を補正する手法は、例えば、非特許文献4に記載されている方法を用いることができる。時刻情報配信部105は、任意のプロトコルを用いて、センサ機器200に時刻情報を配信することができる。
なお、時刻情報配信部105は、直前に時刻情報を配信した時刻を保持しておき、その時刻に周期Tを加えた時刻を、次回の時刻情報の配信時刻とする。
以上の機能により、本発明の一実施形態における配信装置100は、予め定められた補正量の範囲で補正された時刻を示す時刻情報を、センサ機器200に配信することができる。その結果、センサ機器200は、処理の実行周期の誤差許容量の範囲内で、測定処理を実行し続けることができる。
≪ 3.2 センサ機器 ≫
センサ機器200は、時刻情報受信部201と、ローカル時刻管理部202と、処理実行部203と、処理結果格納部251とを有する。
時刻情報受信部201は、主にCPU21及びNIC24の処理によって実現され、配信装置100の時刻情報配信部105から送信された時刻情報を受信する。時刻情報受信部201は、例えば、NTPを用いて、配信装置100から時刻情報を受信する。時刻情報受信部201は、任意のプロトコルを用いて、配信装置100から時刻情報を受信することができる。
ローカル時刻管理部202は、主にCPU21及びRTC25の処理によって実現され、当該センサ機器200のローカル時刻を管理する。ローカル時刻管理部202は、ローカル時刻を、時刻情報受信部201によって受信された時刻情報の示す時刻に合わせる。
処理実行部203は、主にCPU21及び加速度センサ26の処理によって実現され、一定の間隔で、加速度センサ26に加わる加速度を測定する。例えば、構造物に加わる、地震に由来する振動を測定する場合には、処理実行部203は、5−10ミリ秒程度の間隔で、加速度の測定処理を実行する。処理の実行周期は、測定の目的(地震による揺れの検知、建物等の強度の異常の検知等)、測定対象となる構造物(建屋、橋梁等)、測定データ(振動、歪み、変位、温度等)によって異なり得る。
なお、処理実行部203は、加速度センサの処理による測定処理だけでなく、任意のセンサによる測定処理を、一定の間隔で実行してもよい。また、処理実行部203は、センサを使用しない一般的な情報処理を、一定の間隔で実行してもよい。
処理結果格納部251は、図6のROM22により実現され、処理実行部203による処理の結果を、その処理が実行されたローカル時刻とともに格納する。
以上の機能により、本発明の一実施形態におけるセンサ機器200は、処理の実行周期の誤差許容量を超えない範囲で、測定処理を実行することができる。
なお、時刻情報受信部201は、NTPを用いて時刻情報を受信する場合には、所定の周期に従って、配信装置100へと時刻配信要求を送信し、その応答として、時刻情報を受信する。所定の周期は、図7の配信装置100の周期情報格納部151に格納される周期情報の示す周期と同様である。従って、図23に示すように、センサ機器200が、図7の周期情報格納部151と同様の機能を有する、周期情報格納部252を有していてもよい。すやわち、時刻情報受信部201は、周期情報格納部252に格納された周期情報に従って、時刻情報を配信装置100から受信することができる。また、センサ機器から送信される各種情報を受信することも可能である。
また、NTPが用いられる場合には、配信される時刻情報は、ネットワークの伝播遅延時間に応じて、適宜補正されてもよい。時刻情報を補正する手法は、例えば、非特許文献4に記載されている方法を用いることができる。
≪ 4.動作例 ≫
次に、図8−図10を用いて、本発明の一実施形態における配信装置100の処理フローと、配信システム1の動作例を説明する。以下では、配信装置100の処理を、ローカル時刻補正処理と、時刻配信処理に分けて説明する。
≪ 4.1 ローカル時刻補正処理 ≫
図8は、本発明の一実施形態における配信装置100のローカル時刻補正処理を表すフローチャートである。
まず、基準時刻取得部101は、基準時刻を取得する(ステップS101)。
次に、算出部103は、ステップS101で取得された基準時刻と、ローカル時刻管理部102の管理するローカル時刻との差分Dを算出する(ステップS102)。
次に、補正部104は、ステップS102で算出された差分Dの大きさに応じて、ローカル時刻管理部102によって管理されるローカル時刻をどの程度補正するか決定する。ここで、当該配信装置100が起動直後である場合(すなわち、当該処理フローが起動後初めて実行される場合)、ステップS109に進む(ステップS103のYes)。そうでない場合には、ステップS104に進む(ステップS103のNo)。
次に、補正部104は、ステップS102で算出された差分Dと、閾値情報格納部153に格納された閾値Sとを比較する(ステップS104)。そして、差分Dが、閾値Sより大きい場合には、ステップS109に進む(ステップS105のYes)。そうでない場合には、ステップS106に進む(ステップS105のNo)。
次に、補正部104は、ステップS102で算出された差分Dと、補正量情報格納部152に格納された補正量Bとを比較する(ステップS106)。そして、差分Dが、補正量Bより大きい場合には、ステップS108に進む(ステップS107のYes)。そうでない場合には、ステップS109に進む(ステップS107のNo)。
そして、ステップS108において、補正部104は、ローカル時刻が基準時刻に近づくように、ローカル時刻を補正量の範囲内で補正する。
また、ステップS109において、補正部104は、ローカル時刻を基準時刻と一致させる。
≪ 4.2 時刻配信処理 ≫
図9は、本発明の一実施形態における配信装置100の時刻配信処理を表すフローチャートである。
まず、時刻情報配信部105は、ローカル時刻管理部102によって管理されるローカル時刻を読み出す(ステップS201)。
次に、時刻情報配信部105は、周期情報格納部151に格納される周期情報を読み出す(ステップS202)。
次に、時刻情報配信部105は、直前に時刻情報を配信した時刻と、ステップS202で読み出した周期Tとを加えた時刻が、ステップS201で読み出したローカル時刻と等しいか(あるいはローカル時刻を経過しているか)判定する。その結果、等しい(あるいはローカル時刻を経過している)場合には(ステップS203のYes)、ステップS204に進み、時刻情報配信部105は、ローカル時刻を示す時刻情報を、センサ機器200に配信する。一方、等しくない場合(あるいはローカル時刻を経過していない場合)、ステップS201に戻る(ステップS203のNo)。
≪ 4.3 配信システムの動作シーケンス ≫
図10は、本発明の一実施形態における配信システム1の動作例を表すシーケンス図である。ここでは、代表的に、一のセンサ機器200のみが示されている。
まず、配信装置100の時刻情報配信部105は、ローカル時刻管理部102の管理するローカル時刻を取得し、このローカル時刻を、時刻情報として、センサ機器200の時刻情報受信部201に送信する(ステップS301)。
次に、配信装置100の時刻情報配信部105は、ステップS301で時刻情報を配信した時刻を、内部的に記憶する(ステップS302)
次に、配信装置100の基準時刻取得部101は、サーバ300から基準時刻を取得する(ステップS303)
次に、配信装置100の算出部103は、ステップS303で取得された基準時刻と、ローカル時刻管理部102の管理するローカル時刻との差分Dを算出する(ステップS304)。
次に、配信装置100の補正部104は、ステップS304で算出された差分Dと、閾値情報格納部153に格納された閾値Sとを比較する(ステップS305)。ここでは、差分Dが、閾値S以下であるものとして、次の処理に進む。
次に、配信装置100の補正部104は、ステップS304で算出された差分Dと、補正量情報格納部152に格納された補正量Bとを比較する(ステップS306)。ここでは、差分Dが、補正量より大きいものとして、次の処理に進む。
次に、配信装置100の補正部104は、ローカル時刻が、ステップS303で取得された基準時刻に近づくように、ローカル時刻を補正量の範囲内で補正する(ステップS307)。
次に、配信装置100の時刻情報配信部105は、ステップS307で補正されたローカル時刻が、ステップS302で記憶した時刻に周期を加えた時刻を経過していることを検出し、ローカル時刻を、時刻情報として、センサ機器200に送信する(ステップS308)。
次に、配信装置100の時刻情報配信部105は、ステップS308で時刻情報を配信した時刻を、内部的に記憶する(ステップS309)。
以下、同様の処理動作を繰り返すことにより、本発明の一実施形態における配信装置100は、基準時刻に対して、ローカル時刻を徐々に補正し、そのローカル時刻を、センサ機器に配信することができる。その結果、ローカル時刻を受信したセンサ機器は、安定した周期で、所定の処理を実行することができる。
なお、配信装置100の補正部104は、ステップS309の後、再度の基準時刻を取得することなく、ローカル時刻をさらに補正してもよい。配信装置100の補正後のローカル時刻と、基準時刻との差分D2は、ステップS304で算出された差分Dから、ステップS307でのローカル時刻の補正量を引いた量である。従って、補正部104は、ステップS309の後、当該差分D2と、補正量Bとを比較し、さらなるローカル時刻の補正量を決定することができる。このような処理を繰り返すことにより、配信装置100のローカル時刻は、最終的に基準時刻と一致する。
≪ 5.作用効果 ≫
次に、図11−図15及び図22を用いて、上述した本発明の一実施形態における配信装置100により得られる効果を説明する。
図11は、本発明の一実施形態における配信装置100が、三つのセンサ機器に対して、時刻情報を配信する様子を表す。ここでは、基準時刻と、配信装置100のローカル時刻との差分Dが、補正量Bの範囲内に収まった場合(上述の(1)差分D≦補正量Bの場合)の例が示されている。この例では、基準時刻が、配信装置100のローカル時刻に対して、一定時間進んでいるが(差分D)、その差分は、補正量B以下である。従って、ローカル時刻は、基準時刻と一致するように補正される。その後、配信装置100は、補正後のローカル時刻に従って、時刻情報を配信する。従って、各センサ機器が時刻情報を受信後、処理する周期は、一時的に、差分Dだけ短くなる。しかしながら、そのような周期の変化は、センサ機器の要求する処理実行間隔の精度を満たすものである。なお、ここでは、基準時刻が、配信装置100のローカル時刻よりも進んでいる例を示したが、基準時刻が、配信装置100のローカル時刻よりも遅れている場合も、同様である。
図12は、本発明によらない従来の配信装置による、時刻情報の配信を模式的に表す。ここでは、基準時刻と、配信装置のローカル時刻との差分Dが、補正量Bの範囲内に収まっていない場合((2)補正量B<差分D≦閾値S)の例が示されている。本発明によらない配信装置は、基準時刻とローカル時刻との差分の大きさによらず、ローカル時刻を、基準時刻に合わせる。従って、配信装置は、補正後のローカル時刻に従って、時刻情報を配信した結果、各センサ機器による処理の実行周期が、要求を満たさなくなってしまう。なお、ここでは、基準時刻が、配信装置のローカル時刻よりも進んでいる例を示したが、基準時刻が、配信装置のローカル時刻よりも遅れている場合も、同様である。
一方、図13は、本発明の一実施形態における配信装置100による、時刻情報の配信を模式的に表す。ここでは、図12と同様に、基準時刻と、配信装置のローカル時刻との差分Dが、補正量Bの範囲内に収まっていない場合((2)補正量B<差分D≦閾値S)の例が示されている。本発明の一実施形態における配信装置100は、上述したように、補正量Bを限度として、ローカル時刻を、基準時刻に合わせる。従って、例えば、基準時刻そのものの精度不足や、基準時刻を提供するサーバ300と配信装置100との間の通信遅延が発生しても、一定の周期を保ちながら、センサ機器に対して時刻情報を配信することができる。その結果として、センサ機器は、安定した周期で、測定処理を実行することができる。
図14は、図13に示される補正処理の後、本発明の一実施形態における配信装置100が、さらにローカル時刻を補正することにより、基準時刻とローカル時刻とが同期される例を表している。図1において、配信装置100は、取得した基準時刻に近づくように、ローカル時刻を補正量Bだけ補正する。この後、配信装置100は、再度の基準時刻取得前に、再度、ローカル時刻を、補正量Bの範囲で補正する。配信装置100は、ローカル時刻が、基準時刻と一致するまで、同様の処理を繰り返す。このようにすることで、配信装置100は、ローカル時刻を、補正量Bの範囲で、徐々に基準時刻にあわせていることができる。その結果、時刻情報の配信周期の変化が一定の範囲に収まり、センサ機器は、安定した周期で、測定処理を実行することができる。
一方、図15は、センサ機器200が、外部のサーバ300等から、直接基準時刻を取得する、従来の例を表す。図からわかるように、センサ機器は、それぞれの経路で外部のサーバ300から基準時刻を取得する。その結果、時刻同期の周期や、時刻そのものに、誤差が発生してしまう。
なお、図22は、配信装置100とセンサ機器とが、NTPによって時刻同期を行う場合の、時刻配信の様子を表す。図11の例では、配信装置100のローカル時刻が基準時刻と同期された後に、ローカル時刻を各センサ機器に配信する。一方、図22の例では、配信装置100が、基準時刻を取得した後に、各センサ機器から時刻同期要求を受信し、各センサ機器に時刻情報を配信する。なお、上述したように、配信装置100又はセンサ機器は、ネットワークの伝播遅延時間等を考慮して、時刻情報を適宜補正して用いる。これにより、センサ機器とは、既に普及しているNTPを用いて、安定した周期で、測定処理を実行することができる。
≪ 6.変形例 ≫
次に、図16、図17を用いて、本発明の変形例について説明する。
図16は、図1に示される配信システム1と異なる、配信システム1Aの構成例を示す。配信システム1Aは、図1の配信システム1と異なり、配信装置100が、単独で基準時刻を取得する。このために、配信装置100は、GPS受信機又は電波時計を備える。このような構成とすることで、配信システムの構成を簡略化することができる。
図17は、図1、図16に示される配信システムと異なる、配信システム1Bの構成例を示す。配信システム1Bは、図16に示される配信システム1Aと同様に、配信装置100が、単独で基準時刻を取得することができる。一方、配信システム1Bの配信装置100とセンサ機器200とは、同期クロックを送信するための信号線と、同期クロックと対応するデジタル時刻情報を送信するための信号線で接続されている。一般に、デジタル値で時刻を配信する場合は、通信遅延時間のばらつきの影響を受けやすいが、同期クロックを用いると、そのような遅延を受けずに時刻を配信できる。
≪ 7.パラメータの決定方法 ≫
次に、図18−図21を用いて、配信装置100が時刻情報を配信する際に用いる周期Tと、ローカル時刻を補正する際に用いる補正量Bとを決定する方法を説明する。周期T及び補正量Bは、配信装置100やセンサ機器200が設置される前に、以下の方法に従って決定され、周期情報及び補正量情報として、それぞれ、周期情報格納部及び補正情報格納部に格納される。
まず、図18、図19を用いて、センサ機器の時刻への許容誤差(又は処理の実行周期の許容誤差)と、センサ機器のローカル時計の精度とに基づき、周期Tと補正量Bを決定する方法を説明する。なお、以下の例では、補正量Bが、ローカル時刻を遅らせるように補正する補正量B1(負の値、単位:秒)と、ローカル時刻を進めるように補正する補正量B2(正の値、単位:秒)で表される(|B1|=B2=B)。しかし、一般的には、補正量の範囲の最小値B1、最大値をB2としても、以下の式は成り立つ。
ステップS301において、ユーザにより、センサ機器200の測定対象(例えば、地震による構造物への振動の度合い等)が決定されると、センサ機器の時刻への許容誤差(又は処理の実行周期の許容誤差)が決定される。ここで、センサ機器の時刻への許容誤差は、A1(単位:秒)及びA2(単位:秒)で表される。なお、A1は負の値であり、|A1|=A2である(但し、一般的には、許容誤差の最小値をA1、最大値をA2とすれば、以下の式は成立する)。
ステップS302において、センサ機器の時刻への許容誤差A1、A2に収まるように、補正量B1、B2が選択される。A1、A2、B1、B2の関係は、以下のような式によって表される。
A1≦B1≦A2
A1≦B2≦A2
理論上は、A1=B1、A2=B2となるように、B1、B2が選択され得る。しかし、通信路の遅延や処理の実行負荷など、他の要因によってさらなる誤差が加味される可能性があるため、例えば、B1=A1/5、B2=A2/5のように、ある程度余裕を持たせた値が選択されることが望ましい。
ステップS303において、センサ機器200のローカル時計の精度が選定される。センサ機器200のローカル時計の精度は、センサ機器200に搭載されるRTC25の性能によって決定される。ローカル時計の精度は、x1(負の値、単位:ppm、Parts per Million)及びx2(正の値、単位:ppm)で表される。なお、ここでは、説明のために、x1を負の値、x2を正の値としているが、x1、x2は、共に正の値又は負の値であってもよい。
ステップS304において、配信装置100が時刻情報を配信する周期Tが決定される。周期Tは、当該周期Tの間に蓄積したセンサ機器200のローカル時計の誤差が、センサ機器200の時刻への許容誤差を越えないように、選択される必要がある。従って、周期Tは、以下の式を満たすように選択される。
A1≦T・x1/1000000≦A2
A1≦T・x2/1000000≦A2
ステップS305において、ステップS304で選択されたTが、配信システム1の構成上、妥当な値である場合には、この値が、周期情報として、周期情報格納部151に格納される。一方、ステップS304で選択されたTが妥当な値でない場合(配信システム上、周期Tで時刻を配信すると処理負荷やネットワーク負荷が大きすぎる等)、ステップS303に戻り、ローカル時計の精度と周期Tが再度選定される。
配信装置100は、上記の方法により求められた周期T及び補正量B(B1、B2)を用いることにより、センサ機器200の時刻又は実行周期に対する許容誤差の範囲内で、安定した時刻配信を行うことができる。
なお、図19は、上記の方法によって選択された各パラメータの一例を示している。
次に、図20、図21を用いて、さらに配信装置のローカル時計の精度を考慮して、周期Tと補正量Bを決定する方法を説明する。以下の説明において、センサ機器200の時刻への精度A1、A2、補正量B1、B2、センサ機器の200のローカル時計の精度x1、x2は、図18、図19を用いて既に説明した通りである。
ステップS401において、図18のステップS301と同様に、センサ機器の時刻への許容誤差(又は処理の実行周期の許容誤差)A1、A2が決定される。
ステップS402において、図18のステップS302と同様に、補正量B1、B2が選択される。
ステップS403において、図18のステップS303と同様に、センサ機器200のローカル時計の精度x1、x2が選定される。
ステップS404において、配信装置100のローカル時計の精度が選定される。配信装置100のローカル時計の精度は、配信装置100に搭載されるRTC16の性能によって決定される。ローカル時計の精度は、y1(負の値、単位:ppm)及びy2(正の値、単位:ppm)で表される。なお、ここでは、説明のために、y1を負の値、y2を正の値としているが、y1、y2は、共に正の値又は負の値であってもよい。
ステップS405において、配信装置100が時刻情報を配信する周期Tが決定される。周期Tは、当該周期Tの間に、配信装置100のローカル時計の誤差と、センサ機器200のローカル時計の誤差との和が、センサ機器200の時刻への許容誤差を越えないように、選択される必要がある。従って、周期Tは、以下の式を満たすように選択される。
A1≦B2+T・(x2−y1)/1000000≦A2
A1≦B1+T・(x1−y2)/1000000≦A2
なお、(x2−y1)及び(x1−y2)は、配信装置100のローカル時計の誤差と、センサ機器200のローカル時計の誤差との和を表す(y1、x1は負の値)。
ステップS406において、ステップS405で選択されたTが、配信システム1の構成上、妥当な値である場合には、この値が、周期情報として、周期情報格納部151に格納される。一方、ステップS405で選択されたTが妥当な値でない場合、ステップS402に戻り、補正量B1、B2と、センサ機器及び配信装置のローカル時計の精度x1、x2、y1、y2と、周期Tとが、再度選定される。
配信装置100は、上記の方法により求められた周期T及び補正量B(B1、B2)を用いることにより、センサ機器200の時刻又は実行周期に対する許容誤差の範囲内で、より安定して時刻配信を行うことができる。
なお、図21は、上記の方法によって選択された各パラメータの一例を示している。
本国際出願は2013年6月12日に出願した日本国特許出願第2013−123863号に基づく優先権を主張するものであり、その全内容を本国際出願に援用する。
1、1A、1B 配信システム
100 配信装置
101 基準時刻取得部
102 ローカル時刻管理部
103 算出部
104 補正部
105 時刻情報配信部
151 周期情報格納部
152 補正量情報格納部
153 閾値情報格納部
200 センサ機器
201 時刻情報受信部
202 ローカル時刻管理部
203 処理実行部
251 処理結果格納部
300 サーバ

Claims (13)

  1. 時刻情報を一以上のセンサ機器に配信する配信装置であって、
    当該配信装置のローカル時刻を一度に補正する補正量を示す補正量情報を格納する格納部と、
    基準時刻を取得する取得部と、
    取得された前記基準時刻と、前記ローカル時刻との差分を求める算出部と、
    求められた前記差分が、前記補正量より大きい場合に、前記補正量だけ前記ローカル時刻を補正する補正部と、
    補正された前記ローカル時刻を示す時刻情報を前記センサ機器に配信する配信部と、
    を有し、
    前記格納部は、前記時刻情報を配信する周期を示す周期情報をさらに格納し、
    前記配信部は、前記周期に基づいて、補正された前記ローカル時刻を示す時刻情報を前記センサ機器に配信するか、又は、前記センサ機器より所定の周期に従って送信される時刻配信要求を受信し、該時刻配信要求に応じて、補正された前記ローカル時刻を示す時刻情報を前記センサ機器に配信し、
    前記周期は、前記センサ機器が実行する処理の時刻同期あるいは実行周期の誤差許容量と、前記センサ機器のローカル時計の誤差及び前記配信装置のローカル時計の誤差の和とに基づいて決定される、
    配信装置。
  2. 前記周期は、以下の式によって計算される
    A1≦B2+T・(x2−y1)/1000000≦A2
    A1≦B1+T・(x1−y2)/1000000≦A2
    請求項1に記載の配信装置。
  3. 前記補正量は、前記センサ機器が実行する処理の時刻同期あるいは実行周期の誤差許容量に基づいて決定される、
    請求項1又は2に記載の配信装置。
  4. 前記取得部は、GPS、NTP、電波時計又は原子時計により得られた基準時刻を取得する、
    請求項1乃至何れか一項に記載の配信装置。
  5. 前記取得部は、外部のシステムから基準時刻を取得する、
    請求項1乃至何れか一項に記載の配信装置。
  6. 前記配信部は、同期クロックと、該同期クロックに対応した前記時刻情報とを、前記センサ機器に配信する、
    請求項1乃至何れか一項に記載の配信装置。
  7. 前記補正量は、前記配信に係る通信の遅延に基づく値である、
    請求項1乃至何れか一項に記載の配信装置。
  8. 前記補正部は、当該配信装置の起動した直後に求められた前記差分が、前記補正量より大きい場合には、前記基準時刻と前記ローカル時刻とが一致するように、前記ローカル時刻を補正する、
    請求項1乃至何れか一項に記載の配信装置。
  9. 前記補正部は、前記差分が所定の閾値より大きい場合には、前記基準時刻と前記ローカル時刻とが一致するように、前記ローカル時刻を補正する、
    請求項1乃至何れか一項に記載の配信装置。
  10. 前記配信部は、前記取得部が前記基準時刻を取得できない場合には、前記ローカル時刻を示す時刻情報を前記センサ機器に送信する、
    請求項1乃至何れか一項に記載の配信装置。
  11. 一以上のセンサ機器と、時刻情報を前記センサ機器に配信する配信装置とを含む配信システムであって、
    前記配信装置は、
    当該配信装置のローカル時刻を一度に補正する補正量を示す補正量情報を格納する格納部と、
    基準時刻を取得する取得部と、
    取得された前記基準時刻と、前記ローカル時刻との差分を求める算出部と、
    求められた前記差分が、前記補正量より大きい場合に、前記補正量だけ前記ローカル時刻を補正する第一補正部と、
    補正された前記ローカル時刻を示す時刻情報を前記センサ機器に配信する配信部と、
    を有し、
    前記センサ機器は、
    前記配信部により配信された前記時刻情報を受信する受信部と、
    受信した前記時刻情報の示す時刻と一致するように、当該センサ機器のローカル時刻を補正する時刻管理部と、
    を有し、
    前記格納部は、前記時刻情報を配信する周期を示す周期情報をさらに格納し、
    前記配信部は、前記周期に基づいて、補正された前記ローカル時刻を示す時刻情報を前記センサ機器に配信するか、又は、前記センサ機器より所定の周期に従って送信される時刻配信要求を受信し、該時刻配信要求に応じて、補正された前記ローカル時刻を示す時刻情報を前記センサ機器に配信し、
    前記周期は、前記センサ機器が実行する処理の時刻同期あるいは実行周期の誤差許容量と、前記センサ機器のローカル時計の誤差及び前記配信装置のローカル時計の誤差の和とに基づいて決定される、
    配信システム。
  12. 前記センサ機器は、前記時刻情報を受信する周期を示す周期情報を格納する格納部を有し、
    前記受信部は、前記周期に基づいて、前記配信装置の配信部に時刻配信要求を送信し、
    前記配信部は、前記時刻配信要求に応じて前記時刻情報を配信する、
    請求項11に記載の配信システム。
  13. 配信装置による、時刻情報を一以上のセンサ機器に配信する配信方法であって、
    基準時刻を取得する取得段階と、
    取得された前記基準時刻と前記配信装置のローカル時刻との差分を求める算出段階と、
    求められた前記差分が、前記ローカル時刻を一度に補正する補正量より大きい場合に、前記補正量だけ前記ローカル時刻を補正する補正段階と、
    補正された前記ローカル時刻を示す時刻情報を所定の周期で前記センサ機器に配信する配信段階と、
    を有し、
    前記時刻情報を配信する周期を示す周期情報をさらに格納し、
    前記配信段階では、前記周期に基づいて、補正された前記ローカル時刻を示す時刻情報を前記センサ機器に配信するか、又は、前記センサ機器より所定の周期に従って送信される時刻配信要求を受信し、該時刻配信要求に応じて、補正された前記ローカル時刻を示す時刻情報を前記センサ機器に配信し、
    前記周期は、前記センサ機器が実行する処理の時刻同期あるいは実行周期の誤差許容量と、前記センサ機器のローカル時計の誤差及び前記配信装置のローカル時計の誤差の和とに基づいて決定される、
    配信方法。
JP2015522628A 2013-06-12 2014-04-22 配信装置、配信システム及び配信方法 Active JP6079879B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013123863 2013-06-12
JP2013123863 2013-06-12
PCT/JP2014/061328 WO2014199729A1 (ja) 2013-06-12 2014-04-22 配信装置、配信システム及び配信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6079879B2 true JP6079879B2 (ja) 2017-02-15
JPWO2014199729A1 JPWO2014199729A1 (ja) 2017-02-23

Family

ID=52022031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015522628A Active JP6079879B2 (ja) 2013-06-12 2014-04-22 配信装置、配信システム及び配信方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9519306B2 (ja)
EP (1) EP3009897B1 (ja)
JP (1) JP6079879B2 (ja)
CN (1) CN104981742B (ja)
WO (1) WO2014199729A1 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9471092B2 (en) * 2012-02-03 2016-10-18 MCube Inc. Distributed MEMS devices time synchronization methods and system
KR101896373B1 (ko) * 2014-06-24 2018-09-11 인텔 코포레이션 펌웨어 센서 계층
CN105429724B (zh) * 2015-10-20 2018-03-23 北京小鸟听听科技有限公司 时钟校正方法、时钟校正装置及音箱
JP6739058B2 (ja) * 2016-08-03 2020-08-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 通信システム、端末、通信システムの時刻補正方法、及びプログラム
CN106325059A (zh) * 2016-10-26 2017-01-11 中国计量大学 一种数字时钟的蓝牙校准方法
CN108631897B (zh) * 2017-03-17 2019-10-22 杭州海康威视数字技术股份有限公司 一种网络校时方法及装置
CN107195308B (zh) * 2017-04-14 2021-03-16 苏州科达科技股份有限公司 音视频会议系统的混音方法、装置及系统
JP6982510B2 (ja) * 2018-01-26 2021-12-17 セイコーソリューションズ株式会社 時刻配信装置、および時刻調整方法
JP2019158734A (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 セイコークロック株式会社 計時装置、計時システム、及び計時方法
US11019585B1 (en) * 2018-07-24 2021-05-25 Sprint Communications Company L.P. Network generated precision time
JP2020072334A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 セイコーエプソン株式会社 センサーデータ処理システム及びセンサーデータ同期システム
JP2020119225A (ja) * 2019-01-23 2020-08-06 セイコーエプソン株式会社 管理方法、構造物監視装置および構造物監視システム
CN110620632B (zh) * 2019-09-12 2021-02-23 华为技术有限公司 一种时间同步方法及装置
JP7318557B2 (ja) * 2020-02-18 2023-08-01 トヨタ自動車株式会社 コミュニケーションシステム、制御方法及び制御プログラム
CN111399367A (zh) * 2020-03-20 2020-07-10 深圳市帅鸽美羽科技有限公司 基于鸽钟设备的时间校正方法、服务器及存储介质
JP7248044B2 (ja) 2021-02-26 2023-03-29 株式会社安川電機 コントローラ、機器制御システム、時刻同期方法、および時刻同期プログラム
JP7382980B2 (ja) * 2021-02-26 2023-11-17 株式会社安川電機 コントローラ、機器制御システム、時刻同期方法、および時刻同期プログラム
US11940835B2 (en) * 2022-02-25 2024-03-26 FMAD Engineering (SNG) Pte. Ltd. Clock disciplining and synchronizing
WO2024018787A1 (ja) * 2022-07-20 2024-01-25 株式会社オートネットワーク技術研究所 車載装置、時刻同期方法および時刻同期プログラム
JP2024109258A (ja) * 2023-02-01 2024-08-14 オムロン株式会社 制御装置、制御システム、方法およびプログラム
KR102685016B1 (ko) * 2024-01-11 2024-07-16 주식회사 두잇 지하구조물 모니터링 시스템 및 방법

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11212926A (ja) * 1998-01-27 1999-08-06 Nec Commun Syst Ltd Unixシステムにおけるシステム時刻補正方法
JP2002031693A (ja) * 2000-07-17 2002-01-31 Mitsubishi Electric Corp エレベーターの時刻修正装置及びその修正方法
JP2006349364A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Toyota Infotechnology Center Co Ltd 時刻補正方法
JP2007263753A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Fujitsu Ltd テレメーターシステムの子局装置
JP2011214937A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Sogo Keibi Hosho Co Ltd プログラム、機器
JP2012211881A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Yokogawa Electric Corp ネットワーク機器、および同機器における時刻同期方法
JP2013096974A (ja) * 2011-11-07 2013-05-20 Japan Radio Co Ltd 時刻制御装置及び時刻制御方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003110562A (ja) 2001-09-27 2003-04-11 Nec Eng Ltd 時刻同期システム及び時刻同期方法
US7352715B2 (en) * 2001-11-30 2008-04-01 Cellnet Innovations, Inc. Time synchronization using dynamic thresholds
US9565275B2 (en) * 2012-02-09 2017-02-07 Rockwell Automation Technologies, Inc. Transformation of industrial data into useful cloud information
CN100535824C (zh) * 2004-09-23 2009-09-02 华为技术有限公司 提高卫星时间同步脉冲保持性能的方法
US7508274B2 (en) * 2005-05-25 2009-03-24 Radioframe Networks, Inc. PLL with phase clipping and resynchronization
JP2007018211A (ja) 2005-07-07 2007-01-25 Yamatake Corp 自律型データロガー
US7710944B1 (en) * 2006-09-15 2010-05-04 Itt Manufacturing Enterprises, Inc. Method and apparatus for time-of-day synchronization between network nodes
US8073976B2 (en) * 2008-03-27 2011-12-06 Microsoft Corporation Synchronizing clocks in an asynchronous distributed system
JP5260408B2 (ja) 2009-05-26 2013-08-14 株式会社日立製作所 時刻同期網及び通信装置
CN102483771B (zh) * 2009-08-17 2016-03-09 皇家飞利浦电子股份有限公司 使患者监测设备与中央服务器同步的系统和方法
JP2012202897A (ja) 2011-03-28 2012-10-22 Nomura Research Institute Ltd クライアント端末、サーバ端末、時刻同期方法、プログラム
JP5649505B2 (ja) * 2011-04-19 2015-01-07 株式会社東芝 同期制御システム
CN102355319B (zh) * 2011-08-17 2015-07-08 中国科学院深圳先进技术研究院 无线传感器网络中的时间同步方法及系统
US8959381B2 (en) * 2012-09-05 2015-02-17 Khalifa University of Science, Technology, and Research Method and system for clock offset and skew estimation

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11212926A (ja) * 1998-01-27 1999-08-06 Nec Commun Syst Ltd Unixシステムにおけるシステム時刻補正方法
JP2002031693A (ja) * 2000-07-17 2002-01-31 Mitsubishi Electric Corp エレベーターの時刻修正装置及びその修正方法
JP2006349364A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Toyota Infotechnology Center Co Ltd 時刻補正方法
JP2007263753A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Fujitsu Ltd テレメーターシステムの子局装置
JP2011214937A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Sogo Keibi Hosho Co Ltd プログラム、機器
JP2012211881A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Yokogawa Electric Corp ネットワーク機器、および同機器における時刻同期方法
JP2013096974A (ja) * 2011-11-07 2013-05-20 Japan Radio Co Ltd 時刻制御装置及び時刻制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2014199729A1 (ja) 2014-12-18
EP3009897A4 (en) 2017-02-01
CN104981742B (zh) 2017-09-19
CN104981742A (zh) 2015-10-14
EP3009897B1 (en) 2024-01-03
JPWO2014199729A1 (ja) 2017-02-23
EP3009897A1 (en) 2016-04-20
US20150346760A1 (en) 2015-12-03
US9519306B2 (en) 2016-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6079879B2 (ja) 配信装置、配信システム及び配信方法
CN110249372B (zh) 传感系统及时间同步方法
Koo et al. Time synchronization for wireless sensors using low-cost gps module and arduino
KR101484871B1 (ko) 마스터 장치와 슬레이브 장치 및 시각 동기 방법
JP2016535852A (ja) 飛行時間型計測器のための時間プロトコルに基づくタイミングシステム
Volgyesi et al. Time synchronization services for low-cost fog computing applications
Kim et al. Synchronized sensing for wireless monitoring of large structures
US11683772B2 (en) Continuous synchronization of multiple radio devices to physical time
WO2016177090A1 (zh) 时钟同步方法及装置
JP2011193457A (ja) 時間同期を行うためのシステムおよび方法
CN114785445B (zh) 一种风洞测压系统的时钟同步实现方法
CN106712889A (zh) 一种授时装置、方法及系统
JP5372315B2 (ja) テレメーターシステムの子局装置
CN103441832B (zh) 基于ptp的时钟同步方法、系统和设备
JP7073920B2 (ja) 時刻付与方法、時刻付与装置及びプログラム
WO2022244156A1 (ja) 測定器、測定方法および時刻同期システム
KR102064575B1 (ko) 디바이스 간의 시각 동기 정밀도를 향상시키는 방법, 장치, 시스템 및 컴퓨터 프로그램
WO2015033532A1 (ja) 時刻同期システム
KR102093223B1 (ko) 전력 제어 시스템의 시간 동기화 장치 및 그 방법
CN109286461B (zh) 用于匹配在检测传感器数据时的时间戳的方法
CN110098971A (zh) 一种网络链路不对称测量方法和网络节点
CN115811374B (zh) 信息收集系统和信息收集方法
EP2398173A1 (en) Remote I/O system and synchronization method in the same
US20230308378A1 (en) Trusted or attested packet timestamping
US20240255898A1 (en) Measuring device, measuring method, and time synchronization system

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6079879

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250