JP6074271B2 - 工具取付治具、ブレーキ検査装置、ブレーキ検査方法、およびパーキングブレーキ - Google Patents

工具取付治具、ブレーキ検査装置、ブレーキ検査方法、およびパーキングブレーキ Download PDF

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Description

本発明は、パーキングブレーキに設けられるケーブルの張り具合を検査するための検査技術に関する。
駐車等を行う際に車両を制動状態に保持するため、車両にはレバー操作やペダル操作によって作動するパーキングブレーキが搭載されている(特許文献1参照)。例えば、レバー操作式のパーキングブレーキは、車体のフロアパネルに固定されるラチェットプレートと、ラチェットプレートに回動自在に設けられるブレーキレバーとを有している。また、ブレーキレバーにはケーブルを介してブレーキ機構が接続されており、ブレーキレバーを引き上げてケーブルを牽引することでパーキングブレーキを作動させることが可能となる。なお、ブレーキレバーはラチェットプレートに取り付けられるため、乗員の解除操作が為されるまでブレーキレバーは引き上げ位置に保持される。
特開2012−1131号公報
ところで、車両製造時においては、ブレーキレバーやブレーキペダル(以下、まとめてブレーキレバーと記載する)の操作力を所定の目標値に調整するため、作業者がブレーキレバーの操作力を確認しながら、ブレーキレバーに接続されるケーブルの張り具合を調整している。すなわち、作業者によってブレーキレバーが軽いと感じられた場合には、ケーブルを強く張るように調整作業が行われる一方、作業者によってブレーキレバーが重いと感じられた場合には、ケーブルを弱く張るように調整作業が行われていた。しかしながら、ブレーキレバーを操作する作業者の感覚に従ってケーブルの張り具合を調整することは、ブレーキレバーの操作力にバラツキを発生させる要因となっていた。このため、ブレーキレバーの操作力つまりケーブルの張り具合を定量的に検査することが望まれていた。
本発明の目的は、ケーブルの張り具合を定量的に検査することにある。
本発明の工具取付治具は、車体に設けられるベース部材と、前記ベース部材に回動自在に設けられる操作部材と、前記操作部材に接続されるケーブルと、を有するパーキングブレーキに適用され、トルク工具を用いて前記ケーブルの張り具合を検査する際に使用される工具取付治具であって、治具本体に設けられ、前記操作部材に係合する第1係合部と、前記治具本体に設けられ、前記操作部材に係合する第2係合部と、前記治具本体に設けられ、前記トルク工具に係合する第3係合部と、前記治具本体に設けられ、前記操作部材に係合する第4係合部と、を有する。また、本発明の工具取付治具は、車体に設けられるベース部材と、前記ベース部材に回動自在に設けられる操作部材と、前記操作部材に接続されるケーブルと、を有するパーキングブレーキに適用され、トルク工具を用いて前記ケーブルの張り具合を検査する際に使用される工具取付治具であって、治具本体に設けられ、前記操作部材に係合する第1係合部と、前記治具本体に設けられ、前記操作部材に係合する第2係合部と、前記治具本体に設けられ、前記トルク工具に係合する第3係合部と、を有し、前記第1係合部は、前記操作部材の回動中心に挿入される係合ピンである。
本発明のブレーキ検査装置は、車体に設けられるベース部材と、前記ベース部材に回動自在に設けられる操作部材と、前記操作部材に接続されるケーブルと、を有するパーキングブレーキに適用され、前記ケーブルの張り具合を検査する際に使用されるブレーキ検査装置であって、装置本体に設けられ、前記操作部材に係合する第1係合部と、前記装置本体に設けられ、前記操作部材に係合する第2係合部と、前記装置本体に設けられ、作業者によって操作される把持部と、前記装置本体または前記把持部に設けられ、前記把持部に入力される操作力を検出する操作力検出部と、を有する。
本発明のブレーキ検査方法は、車体に設けられるベース部材と、前記ベース部材に回動自在に設けられる操作部材と、前記操作部材に接続されるケーブルと、を有するパーキングブレーキに適用され、工具取付治具およびトルク工具を用いて前記ケーブルの張り具合を検査するブレーキ検査方法であって、前記工具取付治具に設けられる第1係合部および第2係合部を前記操作部材に係合させる治具取付工程と、前記工具取付治具に設けられる第3係合部に、操作力検出部を備えた前記トルク工具を係合させる工具取付工程と、前記トルク工具を操作して前記操作部材を基準範囲に回動させたときに、前記トルク工具に入力される操作力が基準値に達することを前記操作力検出部によって確認する検査工程と、を有する。
本発明のブレーキ検査方法は、車体に設けられるベース部材と、前記ベース部材に回動自在に設けられる操作部材と、前記操作部材に接続されるケーブルと、を有するパーキングブレーキに適用され、把持部および操作力検出部を備えたブレーキ検査装置を用いて前記ケーブルの張り具合を検査するブレーキ検査方法であって、前記ブレーキ検査装置に設けられる第1係合部および第2係合部を前記操作部材に係合させる装置取付工程と、前記把持部を操作して前記操作部材を基準範囲に回動させたときに、前記把持部に入力される操作力が基準値に達することを前記操作力検出部によって確認する検査工程と、を有する。
本発明のパーキングブレーキは、車体に設けられるベース部材と、前記ベース部材に回動自在に設けられる操作部材と、前記操作部材に接続されるケーブルと、を有するパーキングブレーキであって、前記操作部材に設けられ、前記操作部材を回動自在に支持するとともに端部に係合部を備える支持軸、を有し、前記ケーブルの張り具合を検査する際には、トルク工具が工具取付治具を介して前記係合部に取り付けられる。
本発明のパーキングブレーキは、車体に設けられるベース部材と、前記ベース部材に回動自在に設けられる操作部材と、前記操作部材に接続されるケーブルと、を有するパーキングブレーキであって、前記操作部材に設けられ、前記操作部材を回動自在に支持するとともに端部に係合部を備える支持軸、を有し、前記ケーブルの張り具合を検査する際には、ブレーキ検査装置が前記係合部に取り付けられる。
本発明によれば、パーキングブレーキの操作部材にトルク工具やブレーキ検査装置を取り付けることができるため、トルク工具やブレーキ検査装置を用いてケーブルの張り具合を定量的に検査することが可能となる。
パーキングブレーキの構造を示す説明図である。 パーキングブレーキの構造を示す説明図である。 (a)〜(f)は本発明の一実施の形態である工具取付治具を示す図面である。 本発明の一実施の形態であるブレーキ検査方法を示すフローチャートである。 治具取付工程を示す説明図である。 工具取付工程を示す説明図である。 検査工程を示す説明図である。 (a)および(b)はトルクレンチに設けられる操作力検出部の構造の一例を示す説明図である。 (a)〜(e)は本発明の一実施の形態であるブレーキ検査装置を示す図面である。 本発明の一実施の形態であるブレーキ検査方法を示すフローチャートである。 装置取付工程を示す説明図である。 検査工程を示す説明図である。 本発明の一実施の形態であるパーキングブレーキを示す説明図である。 (a)〜(f)は本発明の他の実施の形態である工具取付治具を示す図面である。 ブレーキレバーに対して工具取付治具およびトルクレンチを取り付けた状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1および図2はパーキングブレーキ10の構造を示す説明図である。図1にはパーキングブレーキ10の解除状態が示されている。また、図2にはパーキングブレーキ10の制動状態が示されている。
図1に示すように、車体を構成するフロアパネル11には、ボルト部材等を用いてベース部材12が固定されている。ベース部材12にはラチェットプレート13が固定されており、ラチェットプレート13には複数の噛合歯14が円弧状に並んで形成されている。乗員に操作されるブレーキレバー(操作部材)15には支持軸16が取り付けられており、ブレーキレバー15は支持軸16を回動中心としてベース部材12に回動自在に設けられている。また、ブレーキレバー15には、噛合プレート17が回動自在に組み込まれている。噛合プレート17の一端部には爪部18が形成されており、噛合プレート17の他端部には回動ピン19を介してプッシュロッド20が連結されている。プッシュロッド20にはリターンスプリング21が組み付けられており、プッシュロッド20の先端部はブレーキレバー15から突出している。さらに、ブレーキレバー15にはガイドプレート22が固定されており、ガイドプレート22にはケーブル23が巻き掛けられている。ケーブル23の一端部は調整ナット24を用いてガイドプレート22に接続されており、ケーブル23の他端部は図示しない後輪等に設けられるブレーキ機構25に接続されている。図2に矢印X1で示すように、乗員によってブレーキレバー15が引き上げられると、ブレーキレバー15と共に回動するガイドプレート22によってケーブル23が矢印X2方向に引き込まれる。このケーブル23の引き込みによって、図示しないブレーキシューやブレーキパッドが操作され、ブレーキ機構25が制動状態に制御される。このように、パーキングブレーキ10は、車体に設けられるベース部材12と、ベース部材12に回動自在に設けられるブレーキレバー15と、ブレーキレバー15に接続されるケーブル23とを有している。
図2に示すように、リターンスプリング21によってプッシュロッド20は矢印A1方向に付勢されており、プッシュロッド20に連結される噛合プレート17は矢印A2方向に付勢される。このように、バネ力によって噛合プレート17の爪部18をラチェットプレート13側に付勢することにより、噛合歯14と爪部18とを噛み合わせてブレーキレバー15を引き上げ位置に保持することができ、パーキングブレーキ10を作動状態に保持することが可能となる。このように、パーキングブレーキ10を作動状態に保持するため、ベース部材12とブレーキレバー15との間にはラチェットプレート13や噛合プレート17等によって構成されるラチェット機構26が設けられている。また、乗員によってプッシュロッド20の先端部が矢印B1方向に押し込まれると、噛合プレート17が矢印B2方向に回動して噛合歯14と爪部18との噛み合いが解除される。このように、乗員がプッシュロッド20を押し込むことにより、ラチェット機構26の噛み合いを解除してブレーキレバー15を図2の制動位置から図1の解除位置に戻すことができ、パーキングブレーキ10を作動状態から解除状態に切り換えることが可能となる。なお、図1に示すように、ブレーキレバー15には下方に伸びるストッパ27が設けられており、ストッパ27がベース部材12に接触することによってブレーキレバー15は解除位置で停止する。
ところで、ブレーキレバー15に対するケーブル23の取付工程においては、ブレーキレバー15の操作力(以下、レバー操作力と記載する)が目標範囲に収まるように、作業者によって調整ナット24の締め込み量が調整されている。すなわち、レバー操作力が目標値よりも小さい場合には、ケーブル23の張り具合が弱い状態であるため、調整ナット24を締め込むことでケーブル23の張り具合が強められる。一方、レバー操作力が目標値よりも大きい場合には、ケーブル23の張り具合が強い状態であるため、調整ナット24を緩めることでケーブル23の張り具合が弱められる。なお、レバー操作力の目標範囲としては、例えば、ブレーキレバー15を3ノッチまで引き上げたときのレバー操作力が200N未満であり、ブレーキレバー15を4ノッチまで引き上げたときのレバー操作力が200N以上であることが挙げられる。なお、ブレーキレバー15を3ノッチまで引き上げたときの位置とは、ラチェットプレート13に形成される下から3番目の噛合歯14に噛合プレート17の爪部18が噛み合うときの位置である。同様に、ブレーキレバー15を4ノッチまで引き上げたときの位置とは、ラチェットプレート13に形成される下から4番目の噛合歯14に噛合プレート17の爪部18が噛み合うときの位置である。
続いて、レバー操作力の検査つまりケーブル23の張り具合を検査するためのブレーキ検査方法について説明するとともに、この検査方法に使用される工具取付治具30について説明する。図3(a)〜(f)は本発明の一実施の形態である工具取付治具30を示す図面である。図3(a)は工具取付治具30の正面図であり、図3(b)は工具取付治具30の平面図であり、図3(c)は工具取付治具30の底面図である。図3(d)は工具取付治具30の左側面図であり、図3(e)は工具取付治具30の右側面図であり、図3(f)は工具取付治具30の背面図である。また、図4は本発明の一実施の形態であるブレーキ検査方法を示すフローチャートである。さらに、図5は治具取付工程を示す説明図であり、図6は工具取付工程を示す説明図であり、図7は検査工程を示す説明図である。
図3(a)〜(f)に示すように、工具取付治具30は、平板状の治具本体31を有している。治具本体31の一端部には、治具本体31の幅方向の一方に伸びる係合片(第1係合部)32が設けられるとともに、治具本体31の幅方向の他方に伸びる係合片(第4係合部)33が設けられている。また、治具本体31の他端部には、治具本体31の厚み方向の一方に伸びる係合凸部(第2係合部)34が設けられるとともに、治具本体31の厚み方向の他方に伸びる係合凸部(第3係合部)35が設けられている。
次いで、ブレーキ検査方法について説明する。図4に示すように、ステップS1においては、ブレーキレバー15に対して工具取付治具30を取り付ける治具取付工程が実施される。図5に示すように、治具取付工程においては、フック状の係合片32をガイドプレート22の鍔部36に係合させ、係合凸部34をストッパ27の近傍に設けられる凹部37に係合させる。このように、ブレーキレバー15に係合片32および係合凸部34を係合させることにより、ブレーキレバー15に工具取付治具30が取り付けられる。図4に示すように、ステップS2においては、工具取付治具30に対してトルク工具であるトルクレンチ40を取り付ける工具取付工程が実施される。図6に示すように、工具取付工程においては、工具取付治具30の係合凸部35に対してトルクレンチ40のレンチ部41を係合させる。このように、ブレーキレバー15には、工具取付治具30を介してトルクレンチ40が取り付けられる。
図4に示すように、ステップS3においては、ブレーキレバー15を基準範囲に操作したときに、レバー操作力が基準値に達しているか否かを判定する検査工程が実施される。図7に示すように、検査工程においては、トルクレンチ40のグリップ部43が作業者によって掴まれ、トルクレンチ40が矢印X3方向に操作される。このとき、トルクレンチ40は工具取付治具30を介してブレーキレバー15に取り付けられることから、トルクレンチ40と共にブレーキレバー15が制動位置に向けて引き上げられる。そして、作業者は、ブレーキレバー15が3ノッチの位置に到達してから、ブレーキレバー15が4ノッチの位置に到達する前に、トルクレンチ40の操作力(以下、工具操作力と記載する)が基準値に到達したことを示す感触や音のシグナルが発せられるか否かを確認する。すなわち、ブレーキレバー15を所定の基準範囲(例えば3ノッチ以上4ノッチ未満)に回動させた状態のもとで、工具操作力が基準値に到達するか否かが判定される。
なお、後述するように、トルクレンチ40には操作力検出部42が設けられており、工具操作力が基準値を上回る場合には、図7に一点鎖線で示すように、作業者が把持するグリップ部43が回動することになる。これにより、作業者は、トルクレンチ40を操作する際の感覚や音に基づいて、工具操作力が基準値に到達したことを認識することが可能となる。また、ブレーキレバー15が基準範囲に回動しているか否かについては、噛合歯14と爪部18とが噛み合う際に発生する振動や音などに基づいて作業者が判断することになる。つまり、ブレーキレバー15が基準範囲に回動しているか否かについては、ラチェット機構26の作動状態に基づいて作業者が判断することになる。
続いて、ステップS4では、検査工程で確認された工具操作力が適正であったか否かが判定される。検査工程で確認された工具操作力が適正であると判定された場合、つまりブレーキレバー15が基準範囲に回動した状態のもとで工具操作力が基準値に達した場合には、ケーブル23の張り具合が適正であることから調整ナット24の再調整を行うことなくルーチンを抜ける。一方、前述の検査工程で確認された工具操作力が適正ではない場合、つまりブレーキレバー15が基準範囲に達する前に工具操作力が基準値に達した場合や、ブレーキレバー15が基準範囲を超えた後に工具操作力が基準値に達した場合には、ステップS5に進み、調整ナット24の再調整工程が実施される。ブレーキレバー15が基準範囲に達する前に工具操作力が基準値に達していた場合には、ケーブル23の張り具合が強いことから調整ナット24が緩められる。一方、ブレーキレバー15が基準範囲を超えた後に工具操作力が基準値に達した場合には、ケーブル23の張り具合が弱いことから調整ナット24が締められる。この再調整工程の実施後には、再びステップS3において検査工程が実施され、工具操作力が適正であると判定されるまで再調整工程および検査工程が繰り返される。
ここで、図8(a)および(b)はトルクレンチ40に設けられる操作力検出部42の構造の一例を示す説明図である。図8(a)には工具操作力が基準値に到達する前の状態が示され、図8(b)には工具操作力が基準値に到達した後の状態が示されている。図8(a)に示すように、トルクレンチ40の工具本体部44には取付軸45が設けられており、取付軸45にはレンチ部41が回動自在に取り付けられている。また、工具本体部44には操作力検出部42が組み込まれており、この操作力検出部42は、工具本体部44に収容されるスプリング46と、工具本体部44に移動自在に収容されるピストン部47と、レンチ部41およびピストン部47を連結するロッド部48とを備えている。図8(a)に示すように、ロッド部48とピストン部47との連結部位はトルクレンチ40の中心線CLの上に設定されており、ロッド部48とレンチ部41との連結部位はトルクレンチ40の中心線CLから外れて設定される。これにより、工具本体部44に対してレンチ部41が回動すると、図8(b)に示すように、ロッド部48を介してピストン部47がスプリング46の圧縮方向に押し込まれる。すなわち、作業者がトルクレンチ40を操作する場合において、工具操作力がスプリング46を圧縮する推力に到達する迄は、図8(a)に示すように、工具本体部44が回動せずにピストン部47の静止位置が保持される。一方、作業者がトルクレンチ40を操作する際に、工具操作力がスプリング46を圧縮する推力に到達した場合には、図8(b)に示すように、ピストン部47が押し込まれて工具本体部44が回動する。
すなわち、トルクレンチ40からシグナルが発せられる工具操作力の基準値を、レバー操作力の目標値(例えば200N)に対応する大きさに設定しておくことにより、トルクレンチ40を用いて間接的にレバー操作力が目標値に到達したか否かを確認することが可能となる。このように、トルクレンチ40を用いて前述した検査工程を実施することにより、トルクレンチ40を用いてケーブル23の張り具合が適正であるか否かを定量的に判定することが可能となる。これにより、パーキングブレーキ10の調整状態のバラツキを所定範囲に管理することができ、後工程におけるケーブル23の張り具合の手直し作業を解消することが可能となる。さらに、トルクレンチ40を用いてレバー操作力を判定することができるため、作業者の感覚に頼った従来の検査工程に比べて作業者の訓練工数を大幅に削減することが可能となる。
しかも、ブレーキレバー15に対して工具取付治具30を取り付けることにより、前述したブレーキ検査方法を実施する際に、汎用工具であるトルクレンチ40を用いることができるため、検査コストを削減することが可能となる。また、工具取付治具30には、治具本体31の幅方向の一方に伸びる係合片32が設けられるだけでなく、治具本体31の幅方向の他方に伸びる係合片33が設けられている。これにより、右ハンドル仕様の車両と左ハンドル仕様の車両とにおいて、ブレーキレバー15の構造が左右対称となる場合においても、工具取付治具30の上下を反転させることで他方の係合片33をガイドプレート22に係合させることが可能となる。すなわち、工具取付治具30の汎用性を高めることができるため、この点からも検査コストを削減することが可能となる。また、様々な車種のブレーキレバー15を設計する際に、工具取付治具30の係合片32,33や係合凸部34の寸法等を織り込むことにより、工具取付治具30の汎用性を更に高めても良い。
なお、図3に示す場合には、工具取付治具30の治具本体31に対して、2つの係合片32,33を取り付けているが、これに限られることはない。例えば、係合片32または係合片33の一方だけを、治具本体31に対して取り付けても良い。また、図示する場合には、2つの係合片32,33が別体に形成されているが、これに限られることはなく、係合片32,33を一体に形成しても良く、係合片32,33および治具本体31を一体に形成しても良い。また、治具本体31、係合片32、係合片33、係合凸部34、係合凸部35の各形状は、図示する形状に限られることはなく、取付対象となるブレーキレバー15の形状に合わせて変更しても良いことはいうまでもない。例えば、工具取付治具30に設けられる第1〜第4係合部について、図示するような凸形状に形成しても良く、貫通孔や窪みなどの凹形状に形成しても良い。さらに、検査時に用いられるトルク工具として、スプリング46のバネ力によって工具操作力を検出するタイプのトルクレンチ40を用いているが、これに限られることはない。例えば、圧力センサ等によって工具操作力を検出するタイプのトルク工具を用いても良い。
前述の説明では、ブレーキレバー15に対して工具取付治具30を取り付けた後に、工具取付治具30に対してトルクレンチ40を取り付けているが、これに限られることはない。例えば、前述した工具取付治具30とトルクレンチ40とを一体に組み合わせたブレーキ検査装置50を採用しても良い。ここで、図9(a)〜(e)は本発明の一実施の形態であるブレーキ検査装置50を示す図面である。図9(a)はブレーキ検査装置50の正面図であり、図9(b)はブレーキ検査装置50の平面図であり、図9(c)はブレーキ検査装置50の底面図である。図9(d)はブレーキ検査装置50の左側面図であり、図9(e)はブレーキ検査装置50の右側面図である。また、図10は本発明の一実施の形態であるブレーキ検査方法を示すフローチャートである。さらに、図11は装置取付工程を示す説明図であり、図12は検査工程を示す説明図である。なお、図9、図11および図12に示す部材において、図3、図5〜図7に示す部材と同様の部材については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図9(a)〜(e)に示すように、ブレーキ検査装置50は、平板状の装置本体51を有している。装置本体51の一端部には、装置本体51の幅方向の一方に伸びる係合片(第1係合部)52が設けられており、装置本体51の他端部には、装置本体51の厚み方向の一方に伸びる係合凸部(第2係合部)53が設けられている。また、装置本体51の他端部には、作業者に掴まれる把持部54が設けられている。把持部54には操作力検出部42が組み込まれており、この操作力検出部42は、図8(a)および(b)に示す操作力検出部42と同じ構造を備えている。すなわち、把持部54に入力される操作力が基準値を上回る場合には、図12に一点鎖線で示すように、装置本体51に対して把持部54が回動することになる。これにより、作業者は、ブレーキ検査装置50を操作する際の感覚や音に基づいて、把持部54に入力される操作力が基準値に到達したことを認識することが可能となる。
次いで、ブレーキ検査方法について説明する。図10に示すように、ステップS11においては、ブレーキレバー15に対してブレーキ検査装置50を取り付ける装置取付工程が実施される。図11に示すように、装置取付工程においては、フック状の係合片52をガイドプレート22の鍔部36に係合させ、係合凸部53をストッパ27の近傍に設けられる凹部37に係合させる。このように、ブレーキレバー15に係合片52および係合凸部53を係合させることにより、ブレーキレバー15にブレーキ検査装置50が取り付けられる。そして、図4に示すように、ステップS12においては、ブレーキレバー15を基準範囲に操作したときに、レバー操作力が基準値に達しているか否かを判定する検査工程が実施される。図12に示すように、検査工程においては、ブレーキ検査装置50の把持部54が作業者によって掴まれ、ブレーキ検査装置50が矢印X3方向に操作される。このとき、ブレーキ検査装置50はブレーキレバー15に取り付けられることから、ブレーキ検査装置50と共にブレーキレバー15が制動位置に向けて引き上げられる。そして、作業者は、ブレーキレバー15が3ノッチの位置に到達してから、ブレーキレバー15が4ノッチの位置に到達する前に、ブレーキ検査装置50の操作力(以下、装置操作力と記載する)が基準値に到達したことを示す感触や音のシグナルが発せられるか否かを確認する。すなわち、ブレーキレバー15を所定の基準範囲(例えば3ノッチ以上4ノッチ未満)に回動させた状態のもとで、装置操作力が基準値に到達するか否かが判定される。
続いて、ステップS13では、検査工程で確認された装置操作力が適正であったか否かが判定される。検査工程で確認された装置操作力が適正であると判定された場合、つまりブレーキレバー15が基準範囲に回動した状態のもとで装置操作力が基準値に達した場合には、ケーブル23の張り具合が適正であることから調整ナット24の再調整を行うことなくルーチンを抜ける。一方、前述の検査工程で確認された装置操作力が適正ではない場合、つまりブレーキレバー15が基準範囲に達する前に装置操作力が基準値に達した場合や、ブレーキレバー15が基準範囲を超えた後に装置操作力が基準値に達した場合には、ステップS14に進み、調整ナット24の再調整工程が実施される。ブレーキレバー15が基準範囲に達する前に装置操作力が基準値に達していた場合には、ケーブル23の張り具合が強いことから調整ナット24が緩められる。一方、ブレーキレバー15が基準範囲を超えた後に装置操作力が基準値に達した場合には、ケーブル23の張り具合が弱いことから調整ナット24が締められる。この再調整工程の実施後には、再びステップS12において検査工程が実施され、装置操作力が適正であると判定されるまで再調整工程および検査工程が繰り返される。
このように、ブレーキ検査装置50を用いてケーブル23の張り具合を検査する場合であっても、前述した工具取付治具30およびトルクレンチ40を用いた検査方法と同様の効果を得ることが可能となる。すなわち、ブレーキ検査装置50からシグナルが発せられる装置操作力の基準値を、レバー操作力の目標値(例えば200N)に対応する大きさに設定しておくことにより、ブレーキ検査装置50を用いて間接的にレバー操作力が目標値に到達したか否かを確認することが可能となる。このように、ブレーキ検査装置50を用いて前述した検査工程を実施することにより、ブレーキ検査装置50を用いてケーブル23の張り具合が適正であるか否かを定量的に判定することが可能となる。また、図示するブレーキ検査装置50を用いた場合には、ブレーキ検査装置50をブレーキレバー15に対して直に取り付けることができるため、ブレーキ検査方法の簡素化を達成することができ、検査工数および検査コストを削減することが可能となる。
また、図9に示す場合には、ブレーキ検査装置50の把持部54に対して操作力検出部42を設けているが、これに限られることはなく、装置本体51に対して操作力検出部42を設けても良い。このように、装置本体51に操作力検出部42を設けた場合であっても、把持部54に入力される操作力が基準値を上回る場合には、図12に一点鎖線で示すように、装置本体51に対して把持部54を回動させることが可能となる。また、図9に示す場合には、ブレーキ検査装置50の装置本体51に対して、1つの係合片52を取り付けているが、これに限られることはない。例えば、図9(a)に一点鎖線で示すように、装置本体51に対してブレーキレバー15に係合する係合片(第3係合部)55を設けても良い。これにより、前述した工具取付治具30と同様に、ブレーキ検査装置50の上下を反転させることで他方の係合片33をガイドプレート22に係合させることが可能となる。すなわち、ブレーキ検査装置50の汎用性を高めることができるため、この点からも検査コストを削減することが可能となる。また、様々な車種のブレーキレバー15を設計する際に、ブレーキ検査装置50の係合片52,55や係合凸部53の寸法等を織り込むことにより、ブレーキ検査装置50の汎用性を更に高めても良い。
また、装置本体51、係合片52、係合凸部53、係合片55の各形状は、図示する形状に限られることはなく、取付対象となるブレーキレバー15の形状に合わせて変更しても良いことはいうまでもない。例えば、ブレーキ検査装置50に設けられる第1〜第3係合部について、図示するような凸形状に形成しても良く、貫通孔や窪みなどの凹形状に形成しても良い。さらに、ブレーキ検査装置50に組み込まれる操作力検出部42として、スプリング46のバネ力によって装置操作力を検出するタイプの操作力検出部42を用いているが、これに限られることはない。例えば、圧力センサ等によって装置操作力を検出するタイプの操作力検出部を採用しても良い。
前述した工具取付治具30やブレーキ検査装置50においては、係合片32,52をブレーキレバー15のガイドプレート22に係合させているが、これに限られることはない。例えば、工具取付治具30やブレーキ検査装置50をブレーキレバー15の回動中心に対して取り付けても良い。ここで、図13は本発明の一実施の形態であるパーキングブレーキ60を示す説明図である。また、図14(a)〜(f)は本発明の他の実施の形態である工具取付治具61を示す図面である。図14(a)は工具取付治具61の正面図であり、図14(b)は工具取付治具61の平面図であり、図14(c)は工具取付治具61の底面図である。図14(d)は工具取付治具61の左側面図であり、図14(e)は工具取付治具61の右側面図であり、図14(f)は工具取付治具61の背面図である。さらに、図15はブレーキレバー15に対して工具取付治具61およびトルクレンチ40を取り付けた状態を示す説明図である。なお、図13〜図15に示す部材について、図1、図3および図6に示す部材と同様の部材については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図13に示すように、乗員に操作されるブレーキレバー15には支持軸62が設けられており、ブレーキレバー15は支持軸62を回動中心としてベース部材12に回動自在に設けられている。図13の拡大部分に示すように、ブレーキレバー15を回転自在に支持する支持軸62の端部には、係合部としての係合穴63が形成されている。また、図14(a)〜(f)に示すように、工具取付治具61は、平板状の治具本体31を有している。治具本体31の一端部には、治具本体31の厚み方向の一方に伸びる係合ピン(第1係合部)64が設けられている。また、治具本体31の他端部には、治具本体31の厚み方向の一方に伸びる係合凸部(第2係合部)34が設けられるとともに、治具本体31の厚み方向の他方に伸びる係合凸部(第3係合部)35が設けられている。
図15に示すように、ブレーキレバー15に対して工具取付治具61を取り付ける際には、ブレーキレバー15の係合穴63に対して工具取付治具61の係合ピン64を係合させ、ブレーキレバー15の凹部37に対して工具取付治具61の係合凸部34を係合させる。そして、工具取付治具61の係合凸部35に対してトルクレンチ40のレンチ部41を係合させる。このように、工具取付治具61を介してブレーキレバー15にトルクレンチ40を取り付けることにより、トルクレンチ40を引き上げる際の回動中心とブレーキレバー15の回動中心とを一致させることが可能となる。これにより、ケーブル23の張り具合を検査する際には、前述した各ブレーキ検査方法と同様の効果が得られるだけでなく、トルクレンチ40によるレバー操作力の推定精度を高めることが可能となる。また、トルクレンチ40とブレーキレバー15との回動中心を一致させることにより、工具取付治具61の係合ピン64つまり支点を一点に保持することができるため、トルクレンチ40をスムーズに操作することが可能となる。
なお、前述の説明では、支持軸62に係合穴63を形成し、この係合穴63に工具取付治具61の係合ピン64を挿入しているが、この取付構造に限られることはない。例えば、支持軸62の端部に、係合部として突出する係合ピンを形成しても良い。この場合には、工具取付治具61に第1係合部として係合穴や係合凹部等を形成することにより、支持軸62の係合ピンに対して工具取付治具61を取り付けることが可能となる。また、図15に示す場合には、パーキングブレーキ60のブレーキレバー15に対して、工具取付治具61を介してトルクレンチ40を取り付けているが、これに限られることはない。支持軸62の係合穴63等の係合部に対応する第1係合部を備えたブレーキ検査装置50を準備し、このブレーキ検査装置50をブレーキレバー15に取り付けても良いことはいうまでもない。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。前述の説明では、操作部材としてブレーキレバー15を備えたパーキングブレーキ10,60を例に挙げて説明したが、これに限られることはなく、操作部材としてブレーキペダルを備えたパーキングブレーキに対して本発明を適用しても良い。この場合においても、ブレーキペダルの形状に合わせて、工具取付治具30,61やブレーキ検査装置50の各係合部の形状を設定することにより、本発明を有効に適用することが可能となる。
10 パーキングブレーキ
11 フロアパネル(車体)
12 ベース部材
15 ブレーキレバー(操作部材)
23 ケーブル
26 ラチェット機構
30 工具取付治具
31 治具本体
32 係合片(第1係合部)
33 係合片(第4係合部)
34 係合凸部(第2係合部)
35 係合凸部(第3係合部)
40 トルクレンチ(トルク工具)
42 操作力検出部
50 ブレーキ検査装置
51 装置本体
52 係合片(第1係合部)
53 係合凸部(第2係合部)
54 把持部
55 係合片(第3係合部)
60 パーキングブレーキ
61 工具取付治具
62 支持軸
63 係合穴(係合部)
64 係合ピン(第1係合部)

Claims (10)

  1. 車体に設けられるベース部材と、前記ベース部材に回動自在に設けられる操作部材と、前記操作部材に接続されるケーブルと、を有するパーキングブレーキに適用され、トルク工具を用いて前記ケーブルの張り具合を検査する際に使用される工具取付治具であって、
    治具本体に設けられ、前記操作部材に係合する第1係合部と、
    前記治具本体に設けられ、前記操作部材に係合する第2係合部と、
    前記治具本体に設けられ、前記トルク工具に係合する第3係合部と、
    前記治具本体に設けられ、前記操作部材に係合する第4係合部と、
    を有する、工具取付治具。
  2. 車体に設けられるベース部材と、前記ベース部材に回動自在に設けられる操作部材と、前記操作部材に接続されるケーブルと、を有するパーキングブレーキに適用され、トルク工具を用いて前記ケーブルの張り具合を検査する際に使用される工具取付治具であって、
    治具本体に設けられ、前記操作部材に係合する第1係合部と、
    前記治具本体に設けられ、前記操作部材に係合する第2係合部と、
    前記治具本体に設けられ、前記トルク工具に係合する第3係合部と、
    を有し、
    前記第1係合部は、前記操作部材の回動中心に挿入される係合ピンである、工具取付治具。
  3. 車体に設けられるベース部材と、前記ベース部材に回動自在に設けられる操作部材と、前記操作部材に接続されるケーブルと、を有するパーキングブレーキに適用され、前記ケーブルの張り具合を検査する際に使用されるブレーキ検査装置であって、
    装置本体に設けられ、前記操作部材に係合する第1係合部と、
    前記装置本体に設けられ、前記操作部材に係合する第2係合部と、
    前記装置本体に設けられ、作業者によって操作される把持部と、
    前記装置本体または前記把持部に設けられ、前記把持部に入力される操作力を検出する操作力検出部と、
    を有する、ブレーキ検査装置。
  4. 請求項3記載のブレーキ検査装置であって、
    前記把持部に入力される操作力が基準値を上回る場合に、前記把持部は前記装置本体に対して回動する、ブレーキ検査装置。
  5. 請求項3または4記載のブレーキ検査装置であって、
    前記装置本体に設けられ、前記操作部材に係合する第3係合部を有する、ブレーキ検査装置。
  6. 車体に設けられるベース部材と、前記ベース部材に回動自在に設けられる操作部材と、前記操作部材に接続されるケーブルと、を有するパーキングブレーキに適用され、工具取付治具およびトルク工具を用いて前記ケーブルの張り具合を検査するブレーキ検査方法であって、
    前記工具取付治具に設けられる第1係合部および第2係合部を前記操作部材に係合させる治具取付工程と、
    前記工具取付治具に設けられる第3係合部に、操作力検出部を備えた前記トルク工具を係合させる工具取付工程と、
    前記トルク工具を操作して前記操作部材を基準範囲に回動させたときに、前記トルク工具に入力される操作力が基準値に達することを前記操作力検出部によって確認する検査工程と、
    を有する、ブレーキ検査方法。
  7. 車体に設けられるベース部材と、前記ベース部材に回動自在に設けられる操作部材と、前記操作部材に接続されるケーブルと、を有するパーキングブレーキに適用され、把持部および操作力検出部を備えたブレーキ検査装置を用いて前記ケーブルの張り具合を検査するブレーキ検査方法であって、
    前記ブレーキ検査装置に設けられる第1係合部および第2係合部を前記操作部材に係合させる装置取付工程と、
    前記把持部を操作して前記操作部材を基準範囲に回動させたときに、前記把持部に入力される操作力が基準値に達することを前記操作力検出部によって確認する検査工程と、
    を有する、ブレーキ検査方法。
  8. 請求項6または7記載のブレーキ検査方法において、
    前記操作部材が前記基準範囲まで回動したことは、前記ベース部材と前記操作部材との間に設けられるラチェット機構の作動状態に基づいて判断される、ブレーキ検査方法。
  9. 車体に設けられるベース部材と、前記ベース部材に回動自在に設けられる操作部材と、前記操作部材に接続されるケーブルと、を有するパーキングブレーキであって、
    前記操作部材に設けられ、前記操作部材を回動自在に支持するとともに端部に係合部を備える支持軸、を有し、
    前記ケーブルの張り具合を検査する際には、トルク工具が工具取付治具を介して前記係合部に取り付けられる、パーキングブレーキ。
  10. 車体に設けられるベース部材と、前記ベース部材に回動自在に設けられる操作部材と、前記操作部材に接続されるケーブルと、を有するパーキングブレーキであって、
    前記操作部材に設けられ、前記操作部材を回動自在に支持するとともに端部に係合部を備える支持軸、を有し、
    前記ケーブルの張り具合を検査する際には、ブレーキ検査装置が前記係合部に取り付けられる、パーキングブレーキ。
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