JP6057172B2 - タッチ入力受付機能付き可視表示器およびこれを備える照明装置 - Google Patents
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Description
また、第1透光窓は、光拡散性を有することとしてもよい。
また、複数の発光素子は、等間隔に配列され、第2基板と第1透光窓との間の距離をL1、隣り合う発光素子の間隔をL2、発光素子の配光角をθとしたとき、以下の関係を満たすこととしてもよい。
また、第1透光窓および第2透光窓の少なくとも一方が複数の発光素子から出射された光の波長を変換する波長変換材料を含有することとしてもよい。
また、波長変換材料の濃度が、第1透光窓および第2透光窓の長手方向に単調に変化することとしてもよい。
本発明に係る照明装置は、前面パネルと、第1基板と、タッチセンサと、第2基板と、線状光源と、光源ユニットと、制御部とを備える。前面パネルは、長尺の第1透光窓を有する。第1基板は、前面パネルの背面側において前面パネルに対向配置されると共に第1透光窓に沿う長尺の第2透光窓を有する。タッチセンサは、第1基板の前面に第2透光窓に沿って実装される。第2基板は、第1基板の背面側において第1基板に隙間を空けて対向配置される。線状光源は、第2基板の前面に第2透光窓に沿って実装され、複数の発光素子を有する。制御部は、タッチセンサにより検出されたタッチ位置に応じて複数の発光素子の点灯を個別に制御すると共に光源ユニットの光出力を制御する。
<第1の実施形態>
[概略構成]
図1に本発明の第1の実施形態に係るデスクスタンドの外観図を示す。デスクスタンド1は、ベース10、アーム20およびヘッド30を備える。
アーム20は、第1アーム21と第2アーム22とを有する。第1アーム21と第2アーム22は、ヒンジ23で屈曲自在に連結され、第2アーム22とベース10は、ヒンジ24で屈曲自在に連結されている。第2アーム22は、タッチ入力受付機能付きの可視表示器80を有している。
デスクスタンド1がヒンジ23、24を有しているので、光源ユニット40の高さおよび向きを自在に調節することができる。また、デスクスタンド1が旋回部12を有しているので、光源ユニット40の旋回角を自在に調節することができる。
[可視表示器の構造]
図2は、可視表示器の構造を示す分解斜視図であり、図3は、可視表示器の構造を示す縦断面図である。可視表示器80は、前面パネル100、タッチセンサモジュール130、LEDモジュール140、および、背面カバー150を備える。本実施の形態では、前面パネル100および背面カバー150は、第2アーム22を構成する部材としても兼用されている。
従って、第2基板141と透光窓104との間の距離L1が、以下の関係を満たせば、透光窓104の位置において隣り合うLED145の光の照射範囲を重ねることができ、その結果、透光窓104の長手方向の輝度ムラを低減することができる。
L1≧L2/(2tan(θ/2))
なお、配光角θは、LED145の正面(第2基板141に垂直な方向)の光の強度を100%としたとき、光の強度が50%となる角度である。
[可視表示器の動作]
図5に、可視表示器の動作のフローを示す。また、図6に、可視表示器の動作例を示す。なお、透光窓103は、光源ユニット40の点灯または消灯の表示に割り当てられ、透光窓104は、光源ユニット40の光出力のレベルの表示に割り当てられている。
[まとめ]
本実施の形態では、透光窓104が一本の長尺な形状なので、「透光窓の個数と出力の調整の段階数とが同じ」という誤解を生じさせない。従って、光出力の調整の段階数が少ない印象を与えるのを防止できる。
第1の実施形態では、長尺の透光窓が直線状であるのに対し、第2の実施形態では、長尺の透光窓が円環状である。以下、第1の実施の形態と異なる点だけを説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る可視表示器の分解斜視図である。可視表示器280は、前面パネル200、タッチセンサモジュール230およびLEDモジュール240を備える。
図8に可視表示器の動作例を示す。図8(a)には、タッチ位置0〜10と、透光窓203、204と、LED243、245との位置関係が示されている。図8(b)の状況では、タッチ位置Kが、K=5と特定され、その結果LED245のaからeまでが点灯される。これにより、透光窓204の0から5までの範囲が明部となり、6から10までの範囲が暗部となる。また、図8(c)の状況では、タッチ位置Kが、K=8と特定され、その結果LED245のaからhまでが点灯される。これにより、透光窓204の0から8までの範囲が明部となり、9および10の範囲が暗部となる。
<第3の実施形態>
第1の実施形態では、長尺の透光窓が1本であるのに対し、第3の実施形態では、長尺の透光窓が2本である。これは、光源ユニット40の光出力の調整対象が2種類(例えば、明るさと色)の場合に利用できる。以下、第1の実施の形態と異なる点だけを説明する。
前面パネル300は、蓋部材310と導光部材320とを含む。蓋部材310は、平板部311を有する。平板部311には、円形の貫通孔313と、長尺の貫通孔314a、314bとを有する。導光部材320は、円板部323と、長尺部324a、324bと、基部325とを有する。円板部323は、蓋部材310の貫通孔313に嵌め込まれる。これにより、前面パネル300の透光窓303が形成される。また、長尺部324a、324bは、それぞれ蓋部材310の貫通孔314a、314bに嵌め込まれる。これにより、前面パネル300の透光窓304a、304bが形成される。
LEDモジュール340は、第2基板341と、LED343、345と、コネクタ346と、制御部347とを含む。LED345は、20個あり、これらが2列に直線状に等間隔に配列されて線状光源344a、344bを構成している。線状光源344a、344bは、第2基板341の前面において第1基板331の貫通孔334a、344bに沿って実装されている。
<第4の実施形態>
第1の実施形態では、点灯させるLEDの個数にかかわらずLEDの個々の輝度を固定的にL0としているのに対し、第4の実施形態では、点灯させるLEDの個数に応じてLEDの個々の輝度を変化させる。以下、第1の実施の形態と異なる点だけを説明する。
制御部147は、透光窓104へのタッチ検出であれば(ステップS23:No)、そのタッチ位置Kに応じたLED145の輝度Lkを特定する(ステップS28A)。輝度Lkの特定は、例えば、タッチ位置Kと輝度Lkとを対応付けたテーブルの参照により実現することができる。このテーブルは、制御部147に予め組み込まれているものとする。そして、制御部147は、特定した輝度LkでLED145(aからkまで)を点灯させる(ステップS28B)。
(1)可視表示器の表示色
上記実施の形態では、可視表示器の表示色は特に言及されていない。表示色は、LEDの色により任意に設定することができる。LEDの色としては、例えば、赤色、橙色、緑色、青色、白色などが一般に入手可能である。また、白色の場合は、電球色、温白色、白色、昼白色、昼光色などが一般に入手可能である。
なお、表示色は透光窓の長手方向に均一である必要はなく、透光窓の長手方向に沿って異ならせることとしてもよい。これは、例えば、線状光源を構成する各LEDの色を異ならせることで実現することができる。また、透光窓に波長変換材料を含有させる場合は、透光窓の長手方向に波長変換材料の濃度を単調に変化させることでも実現することができる。
(2)第1基板の透光窓
上記実施の形態では、第1基板の貫通孔133、134が透光窓となっているが、本発明は、これに限られない。第1基板の貫通孔133、134に光透過性材料を充填したり、光透過性部材を嵌め込んだりしてもよい。また、これらの光透過性材料や光透過性部材に光拡散性を持たせてもよい。
上記実施の形態では、可視表示器のLEDを複数点灯させるときは、何れも同じ輝度で点灯させている。例えば、図6(b)の例では、LED145(a〜e)の何れも同じ輝度である。しかしながら、本発明は、これに限られない。例えば、LED145(e)の輝度を、それ以外の明部のLED145(a〜d)の輝度と異ならせてもよい。これにより、明部と暗部の境界を明確化したり曖昧化したりできる可能性がある。
上記実施の形態では、ベースが机上に載置されるデスクスタンドを例に挙げて説明しているが、本発明は、これに限られない。例えば、ベースが天井に取り付けられる照明装置でもよい。また、ベースが床上に載置されるフロアスタンドでもよい。
また、上記実施の形態では、可視表示器は光源ユニットと一体であるが、本発明は、これに限られない。可視表示器と光源ユニットが別体でもよい。例えば、光源ユニットが部屋の天井に設けられ、可視表示器が部屋の壁に設けられていてもよい。
(5)変形例の組み合わせ
上記実施の形態および変形例を適宜組み合わせることとしてもよい。
10 ベース
20 アーム
30 ヘッド
40 光源ユニット
70 電源配線
80 可視表示器
100 前面パネル
103 透光窓
104 透光窓
110 蓋部材
111 平板部
112 周壁部
113、114 貫通孔
120 導光部材
123 円板部
124 長尺部
125 基部
130 タッチセンサモジュール
131 第1基板
133、134 貫通孔
135、136 タッチセンサ
140 LEDモジュール
141 基板
143、145 LED
144 線状光源
146 コネクタ
147 制御部
150 背面カバー
151 箱部
152 周壁部
Claims (9)
- タッチ入力受付機能付き可視表示器であって、
長尺の第1透光窓を有する前面パネルと、
前記前面パネルの背面側において前記前面パネルに対向配置されると共に前記第1透光窓に沿う長尺の第2透光窓を有する第1基板と、
前記第1基板の前面に前記第2透光窓に沿って実装されたタッチセンサと、
前記第1基板の背面側において前記第1基板に隙間を空けて対向配置された第2基板と、
前記第2基板の前面に前記第2透光窓に沿って実装された、複数の発光素子を有する線状光源と、
を備える可視表示器。 - 前記第2透光窓は、前記第1基板に設けられた貫通孔である、請求項1に記載の可視表示器。
- 前記第1透光窓は、光拡散性を有する、請求項2に記載の可視表示器。
- 前記複数の発光素子は、等間隔に配列され、
前記第2基板と前記第1透光窓との間の距離をL1、隣り合う発光素子の間隔をL2、発光素子の配光角をθとしたとき、
L1≧L2/(2tan(θ/2))
の関係を満たす、請求項1に記載の可視表示器。 - 前記第1透光窓および前記第2透光窓の少なくとも一方が前記複数の発光素子から出射された光の波長を変換する波長変換材料を含有する、請求項1に記載の可視表示器。
- 前記波長変換材料の濃度が、前記第1透光窓および前記第2透光窓の長手方向に単調に変化する、請求項5に記載の可視表示器。
- さらに、前記タッチセンサにより検出されたタッチ入力に基づいて前記複数の発光素子の点灯を個別に制御する制御部を備える、
請求項1に記載の可視表示器。 - 長尺の第1透光窓を有する前面パネルと、
前記前面パネルの背面側において前記前面パネルに対向配置されると共に前記第1透光窓に沿う長尺の第2透光窓を有する第1基板と、
前記第1基板の前面に前記第2透光窓に沿って実装されたタッチセンサと、
前記第1基板の背面側において前記第1基板に隙間を空けて対向配置された第2基板と、
前記第2基板の前面に前記第2透光窓に沿って実装された、複数の発光素子を有する線状光源と、
光源ユニットと、
前記タッチセンサにより検出されたタッチ位置に応じて前記複数の発光素子の点灯を個別に制御すると共に前記光源ユニットの光出力を制御する制御部と、
を備える照明装置。 - 前記制御部は、前記光源ユニットの光出力が大きいほど、前記複数の発光素子の個々の光出力を大きくする、
請求項8に記載の照明装置。
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