JP6055806B2 - 充放電検査装置のプローブ清掃装置 - Google Patents

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Description

本発明は、充放電検査装置のプローブを清掃するための装置及び方法に関する。
近時、リチウムイオン電池に代表される、充電して繰り返し使用することのできる二次電池が、様々な電気機器や電子機器、ハイブリッド自動車、電気自動車等に採用されている。二次電池の技術開発は急速に進展しており、エネルギ密度の向上、小型化、軽量化、長寿命化が図られている。一方、その製造工程には非常に高い加工精度が要求されるようになってきており、信頼性の確保が重要になっている。
一般に、リチウムイオン電池等は、単一の電池では出力電圧値が低くその用途が限られてしまうため、高出力を確保するために単電池を直列に組み合わせた組電池の状態で使用されることが多い。組電池の中の一個の電池のみが不良であったとしても組電池全体の性能に影響が及ぶことから、電池製造時の充放電試験では、個々の電池について全数検査を実施している。また、この種の二次電池は、組立て後に内部の電極を活性化する必要があり、そうした目的でも複数回の充放電試験が行われる。
従って、二次電池の活性化や性能試験に用いられる充放電検査装置には、多数個の電池を一括に充電しまたは放電させることのできる機能が求められる。そのために、充放電検査装置は、搬入されるトレー(または、パレット)に収容された多数個の電池の各々の電極に接続可能な多数のプローブを備えている(例えば、下記特許文献を参照)。
特開2010−078576号公報
二次電池の充放電試験に際し、電池の電極と充放電検査装置のプローブとの間で接触不良(ルーズコンタクト)が起こると、適正に二次電池を充電しまたは放電させることができない。接触不良の主たる原因は、電極に接するプローブの先端部に酸化物その他の付着物が堆積することである。
従来は、接触不良が検出される都度、接触不良を起こしている可能性の高いプローブを人の手によって清掃していた。複数の充放電検査装置を配備した工場内のラインにおいても、その清掃作業の間はライン全体(のトレーの搬送及び充放電検査装置の稼働)を停止せざるを得ないので、ラインの遊休時間が増えるとともに、単位時間あたりの試験可能な電池の数が減少してしまう。このことは、二次電池の大量生産にとって明白な不利となる。
加えて、プローブの清掃作業に従事する者に帯電した静電気が、充放電検査装置に何らかのトラブルを生じさせる可能性も否定できない。
本発明は、充放電検査装置のプローブの清掃作業の効率化を実現することを所期の目的としている。
上述した課題を解決するべく、本発明では、トレーに収められた状態で搬入される複数個の二次電池の電極にプローブを接続して当該二次電池の充電または放電を実施する充放電検査装置のプローブを清掃するためのものであって、前記トレーと同じように前記充放電検査装置に搬入可能な筐体と、前記筐体に支持され当該筐体が前記充放電検査装置に搬入されたときに前記プローブに対面する清掃用ブラシと、前記清掃用ブラシを駆動してこれをプローブに対して摺動せしめる駆動機構とを具備する充放電検査装置のプローブ清掃装置を構成した。前記清掃用ブラシ及びこれを支持する支持体は導電性のものとし、これらが前記筐体を介して接地されることが好ましい。
前記充放電検査装置において、二次電池の一方側の電極に接続される一方側のプローブと、同二次電池の他方側の電極に接続される他方側のプローブとが互いに対向するように配置されている場合には、前記一方側のプローブに対面する清掃用ブラシ、及び前記他方側のプローブに対面する清掃用ブラシを両備し、双方のプローブを同時に清掃するものとすることが好ましい。
前記清掃用ブラシが所定の方向に拡張しており、一つの清掃用ブラシが同方向に沿って並ぶ複数のプローブに接触することでそれら複数のプローブを同時に清掃するものであれば、複数のプローブを一括して清掃することが可能であり、清掃作業に要する時間の短縮に寄与し得る。
前記駆動機構が、前記清掃用ブラシの駆動源となる電動モータ及び当該電動モータに電力を供給するバッテリとを要素として有し、前記電動モータ及び前記バッテリが前記筐体に設けられていれば、外部からの動力伝達を必要としない自立したプローブ清掃装置が実現され、既製の充放電検査装置に改変を加えることなく当該プローブ清掃装置を使用してプローブの清掃を行うことが可能となる。
また、前記清掃用ブラシの上縁及び下縁がそれぞれ前記筐体の上縁よりも下方かつ筐体の下縁よりも上方に収まっており、前記プローブの清掃の際には当該プローブの先端部が筐体の内部空間に進入して清掃用ブラシに当接するものとすることが好ましい。
本発明によれば、充放電検査装置のプローブの清掃作業の効率化が実現される。
本発明の一実施形態のプローブ清掃装置及び充放電検査装置を示す斜視図。 同実施形態のプローブ清掃装置及び充放電検査装置を示す斜視図。 同実施形態のプローブ清掃装置及び充放電検査装置を示す正断面図。 同実施形態のプローブ清掃装置及び充放電検査装置を示す正断面図。 充放電検査装置を用いて二次電池の充放電試験を実行する模様を示す正断面図。
本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。図1ないし図5に示す充放電検査装置2は、トレー3に収められた状態で搬入される複数個の二次電池4の各々の電極にプローブを接続し、当該二次電池4の充電または放電を伴う検査を実施する既知のものである。
図5に、検査対象の二次電池4及び二次電池搬送用のトレー3を示している。本実施形態における二次電池4は、円筒状の外形をなす乾電池型のリチウムイオン電池であり、その一方の端面に突き出た正極が設けられ、他方の端面に突き出ていない負極が設けられている。
トレー3は、平面視略方形状をなす四方の周壁31に包囲される内部空間に複数個の二次電池4を収容して支持する、上方に開放した扁平な箱体である。トレー3の底壁32の上向面からは、上方に向けて多数の柱状体321が突出している。これら柱状体321は、トレー3の内部空間において前後左右に沿って等間隔に並んでいる。前後または左右に隣接する二本の柱状体321の間隔は、ちょうど二次電池4の外径寸法に等しい。
柱状体321は、個々の二次電池4が配置される領域を区画するとともに、トレー3内で二次電池4が傾倒しないように支える役割を担う。各二次電池4は、四隅に柱状体321が起立している各領域内に挿入され、それら四隅の柱状体321によって保持される。トレー3に収容された二次電池4の正極は上方を向き、負極は下方を向く。また、トレー3の底壁32における、個々の二次電池4を保持する領域に面した部位には、上下に貫通した孔322を穿ってある。
充放電検査装置2は、トレー3に収容された二次電池4の一方側の電極即ち正極に接続される一方側のプローブである正極用プローブ211と、同二次電池4の他方側の電極即ち負極に接続される他方側のプローブである負極用プローブ221とを備えている。正極用プローブ211及び負極用プローブ221はそれぞれ、一個のトレー3に収容される二次電池4の最大個数に対応する本数存在する。一個のトレー3に二次電池4が前後及び左右に十六個ずつ、都合二百五十六個収容されるとすると、正極用プローブ211及び負極用プローブ221もまた前後方向及び左右方向に沿って十六本ずつ配列され、合計二百五十六本設けられる。
正極用プローブ211は、上下方向に伸長し、二次電池4の正極に接触する先端部を下方に向けた金属製の棒材(プローブピン)を主体とする。正極用プローブ211は、その基端部即ち上端部を、塩化ビニル等の絶縁材料を素材とする基板212に支持させている。充放電検査装置2の上部フレーム21は、正極用プローブ211が固定された基板212を包含し、エアシリンダまたは液圧シリンダ等のアクチュエータ23によりその高さ位置を上下動させることが可能である。
負極用プローブ221もまた、上下方向に伸長し、二次電池4の負極に接触する先端部を上方に向けた金属製の棒材(プローブピン)を主体とする。負極用プローブ221と正極用プローブ211とは、上下方向に沿って互いに対向する。負極用プローブ221は、その基端部即ち下端部を、塩化ビニル等の絶縁材料を素材とする基板222に支持させている。充放電検査装置2の下部フレーム22は、負極用プローブ221が固定された基板222を包含し、エアシリンダまたは液圧シリンダ等のアクチュエータ24によりその高さ位置を上下動させることが可能である。
二次電池4の充電及び/または放電を伴う二次電池4の充放電試験を行う際には、検査対象となる複数個の二次電池4をトレー3に収めた上、そのトレー3を充放電検査装置2の上部フレーム21と下部フレーム22との間の領域に搬入する。図1の矢印Iは、トレー3を充放電検査装置2に搬入する際の搬入経路を表している。
トレー3を充放電検査装置2に搬入すると、トレー3の上方に所在する上部フレーム21に固定された正極用プローブ211の各々がトレー3内の各二次電池4にそれぞれ対面し、かつトレー3の下方に所在する下部フレーム22に固定された負極用プローブ221の各々がトレー3内の各二次電池4にそれぞれ対面する状況となる。
しかして、アクチュエータ23を作動させて上部フレーム21をトレー3に近づけるように下降させると、下方を向いた正極用プローブ211の先端部がトレー3の内部空間に進入し、トレー3に収められた二次電池4の正極に当接する。並びに、アクチュエータ24を作動させて下部フレーム22をトレー3に近づけるように上昇させると、下方を向いた負極用プローブ221の先端部がトレー3の底壁32に穿たれた貫通孔322を介してトレー3の内部空間に進入し、トレー3に収められた二次電池4の負極に当接する。
図5は、正極用プローブ211及び負極用プローブ221をそれぞれ二次電池4の正極及び負極に当接させた状態を示している。その上で、所要の電源(図示せず)から供給される電源電圧を二次電池4に接続したプローブ211、221に印加して二次電池4を充電し、及び/または、既に二次電池4に充電されている電荷をプローブ211、221を介して放電させる。さらに、二次電池4の充放電の際にプローブ211、221を流れる電流の大きさや、二次電池4の端子間電圧即ち両プローブ211、221間の電圧を計測する。
二次電池4の充放電試験が完了したならば、上部フレーム21をトレー3から引き離すように上昇させるとともに、下部フレーム22をトレー3から引き離すように下降させる。これにより、正極用プローブ211及び負極用プローブ221がそれぞれ二次電池4の正極及び負極から離間し、かつこれらプローブ211、221がトレー3の内部空間から脱出する。そして、トレー3を充放電検査装置2から搬出する。図1の矢印Oは、トレー3を充放電検査装置2から搬出する際の搬出経路を表している。
以後、同様に、新たな検査対象の二次電池4を収めたトレー3を充放電検査装置2に搬入し、正極用プローブ211及び負極用プローブ221を二次電池4の正極及び負極に接続して、当該二次電池4の充放電を実行後、トレー3を充放電検査装置2から搬出する、という手順を反復する。
二次電池4の充放電試験において、二次電池4の電極と充放電検査装置2のプローブ211、221との間で接触不良が起こると、適正に二次電池4を充電しまたは放電させることができない。接触不良の主たる原因は、電極に接するプローブ211、221の先端部に酸化物その他の付着物が堆積することである。
そこで、本実施形態では、充放電検査装置2のプローブ211、221に対面する清掃用ブラシ及び当該清掃用ブラシを駆動する駆動機構15を備えるプローブ清掃装置1を充放電検査装置2に搬入し、駆動機構15により清掃用ブラシを駆動することで、プローブ211、221の先端部の付着物を人手によらずに清掃する。
図1ないし図4に、本実施形態のプローブ清掃装置(クリーニングトレー)1を示す。本プローブ清掃装置1は、二次電池搬送用のトレー3と同じように充放電検査装置2に搬入可能な筐体11と、筐体11に支持され当該筐体11が前記充放電検査装置2に搬入されたときにプローブ211、221に対面する清掃用ブラシ12、13と、清掃用ブラシ12、13をプローブ211、221に対して摺動せしめる駆動機構15とを具備してなる。
筐体11は、平面視略方形状をなす四方の周壁111に包囲される内部空間に清掃用ブラシ12、13及び駆動機構15を収容して支持する、上方及び下方に開放した扁平な枠体である。筐体11の周壁111は、二次電池搬送用のトレー3の周壁31と同一またはほぼ同一の外形をなし、かつトレー3の周壁31と同一またはほぼ同一の外寸を有している。このため、トレー3を搬送するための搬送機構(ローラコンベア、ベルトコンベア、リニアモータ151台車、ロボットアーム、フォークリフト、等々)と同じ機構を用いて、本プローブ清掃装置1を充放電検査装置2に搬入し、また充放電検査装置2から搬出することが可能となっている。
清掃用ブラシ12、13は、プローブ211、221の先端部の付着物を擦り落として除去することのできる線径の細いブラシである。清掃用ブラシ12、13は、例えばステンレス鋼その他の金属のような導電材料を素材として作製する。図1及び図3に示すように、清掃用ブラシ12、13は左右方向に拡張した長尺なものとなっている。これは、一つの清掃用ブラシ12、13が同左右方向に沿って並ぶ複数のプローブ211、221に接触することで、それら複数のプローブ211、221を同時に清掃するためである。
加えて、本実施形態では、図1に示しているように、複数本の清掃用ブラシ12、13を、当該清掃用ブラシ12、13が拡張する左右方向に対して交差する前後方向に沿って配列している。これは、各清掃用ブラシ12、13が同前後方向に沿って並ぶ複数のプローブ211、221に接触することで、それら複数のプローブ211、221を同時に清掃するためである。
図3及び図4に示しているように、プローブ清掃装置1の筐体11内には、上下二列に清掃用ブラシ12、13を配置しており、上側の清掃用ブラシ12が充放電検査装置2の正極用プローブ211に対面し、下側の清掃用ブラシ13が負極用プローブ221に対面する。これら清掃用ブラシ12、13はともに、単一のブラシ支持体14に支持させている。ブラシ支持体14は、筐体11内で左右方向に沿って往復動可能であるよう、筐体11に支持させてある。
駆動機構15は、清掃用ブラシ12、13の駆動源となる電動モータ151、及び当該電動モータ151に電力を供給するバッテリ152をその要素として有する。電動モータ151は、例えば直流のブラシレスモータとする。電動モータ151には、当該モータ151により回転駆動される駆動軸151aを連結しており、その駆動軸151aにブラシ支持体14を往復動させるための偏心カム152aを固定している。駆動軸151a及び偏心カム152aは、前後方向に伸長している。
偏心カム152aの外周面は、ブラシ支持体14の一方の側面に接する。また、ブラシ支持体14の他方の側面とこれに対向する筐体11の周壁111の内向面との間には、ブラシ支持体14を偏心カム152aに向けて付勢するコイルスプリング等の弾性付勢部材153を配設してある。
電動モータ151によって駆動軸151a及び偏心カム152aを回転駆動すると、偏心カム152aの外周面に形成されたカムローブに押圧されるブラシ支持体14が、弾性付勢部材153の発揮する弾性付勢力に抗して、弾性付勢部材153側に向かって水平移動する。しかる後、カムローブが駆動軸151aを中心に180°回転してブラシ支持体14の側面に接さない反対側に変位すると、今度は弾性付勢部材153に押圧されたブラシ支持体14が偏心カム152a側に向かって水平移動する。これが繰り返されることで、ブラシ支持体14及びこれに支持された清掃用ブラシ12、13が左右方向に沿って水平に振動することとなる。
充放電検査装置2のプローブ211、221の清掃作業を行う際には、上述したプローブ清掃装置1を充放電検査装置2の上部フレーム21と下部フレーム22との間の領域に搬入する。図1の矢印Iは、当該プローブ清掃装置1を充放電検査装置2に搬入する際の搬入経路を表している。
図2及び図3に示すように、プローブ清掃装置1を充放電検査装置2に搬入すると、プローブ清掃装置1の上方に所在する上部フレーム21に固定された正極用プローブ211の各々がプローブ清掃装置1内の上側の清掃用ブラシ12に対面し、かつプローブ清掃装置1の下方に所在する下部フレーム22に固定された負極用プローブ221の各々がプローブ清掃装置1内の下側の清掃用ブラシ13に対面する状況となる。
しかして、アクチュエータ23を作動させて上部フレーム21をプローブ清掃装置1に近づけるように下降させると、下方を向いた正極用プローブ211の先端部が筐体11の内部空間に進入し、上側の清掃用ブラシ12に当接する。並びに、アクチュエータ24を作動させて下部フレーム22をプローブ清掃装置1に近づけるように上昇させると、下方を向いた負極用プローブ221の先端部が筐体11の内部空間に進入し、下側の清掃用ブラシ13に当接する。
図4は、正極用プローブ211及び負極用プローブ221をそれぞれ清掃用ブラシ12、13に当接させた状態を示している。その上で、プローブ清掃装置1の電動モータ151を起動して駆動軸151a及び偏心カム152aを回転させると、清掃用ブラシ12、13が左右方向に振動して、プローブ211、221の先端部をブラッシングすることができる。清掃用ブラシ12、13の振動の周期は、例えば毎秒一往復とする。また、清掃用ブラシ12、13によってプローブ211、221を清掃する期間の長さは、例えば十秒とする。清掃用ブラシ12、13及びブラシ支持体14を導電材料を用いて作製し、これらが筐体11を介して(さらに、筐体11を載置している搬送レールやステージ等を通じて)電気的に接地されるようにすれば、清掃作業中に清掃用ブラシ12、13が帯電することがない。
プローブ211、221の清掃が完了したならば、上部フレーム21をプローブ清掃装置1から引き離すように上昇させるとともに、下部フレーム22をプローブ清掃装置1から引き離すように下降させる。これにより、図3に示しているように、正極用プローブ211及び負極用プローブ221がそれぞれ清掃用ブラシ12、13から離間し、かつこれらプローブ211、221が筐体11の内部空間から脱出する。そして、プローブ清掃装置1を充放電検査装置2から搬出する。図1の矢印Oは、プローブ清掃装置1を充放電検査装置2から搬出する際の搬出経路を表している。
電動モータ151の起動及び停止は、自動的に切り替えられることが好ましい。例えば、プローブ清掃装置1の筐体11に、充放電検査装置2の上部フレーム21または下部フレーム22の接近を検出することができるリミットスイッチや近接センサ等(図示せず)を設置しておき、当該リミットスイッチ等を介して上部フレーム21または下部フレーム22の接近を検出したときに電動モータ151が起動されるように構成する。
さすれば、プローブ清掃装置1を充放電検査装置2に搬入後、上部フレーム21または下部フレーム22がプローブ清掃装置1に近づくように変位する過程で、上部フレーム21または下部フレーム22の所定部位が上記リミットスイッチ等に当接または近接して、電動モータ151を起動状態に切り替えることができる。また、プローブ211、221の清掃の完了後、上部フレーム21または下部フレーム22がプローブ清掃装置1から遠ざかるように変位する過程で、上部フレーム21または下部フレーム22の所定部位が上記リミットスイッチ等に当接または近接しなくなり、電動モータ151を停止状態に切り替えることができる。
本実施形態では、トレー3に収められた状態で搬入される複数個の二次電池4の各々の電極にプローブ211、221を接続して当該二次電池4の充電または放電を実施する充放電検査装置2のプローブ211、221を清掃するためのものであって、前記トレー3と同じように前記充放電検査装置2に搬入可能な筐体11と、前記筐体11に支持され当該筐体11が前記充放電検査装置2に搬入されたときに前記プローブ211、221に対面する清掃用ブラシ12、13と、前記清掃用ブラシ12、13を駆動してこれをプローブ211、221に対して摺動せしめる駆動機構15とを具備する充放電検査装置2のプローブ清掃装置1を構成した。
本実施形態によれば、人手によらずに充放電検査装置2のプローブ211、221の清掃作業を実施することが可能となる。特に、本実施形態のプローブ清掃装置1は、二次電池搬送用のトレー3と同じように充放電検査装置2に搬入し、かつ二次電池4の充放電試験時と同等の位置にプローブ211、221を配置した状態でプローブ211、221の清掃を行うことが可能である。従って、複数の充放電検査装置2を配備した工場内のラインにおいて、何れかの充放電検査装置2のプローブ211、221を清掃している間にライン全体(のトレー3の搬送及び充放電検査装置2の稼働)を停止させる必要がなくなり、ラインの遊休時間が削減される。
プローブ清掃装置1が予め定められたスケジュールに沿ってラインの各充放電検査装置2を巡回し、当該充放電検査装置2のプローブ211、221の清掃を行うようにすることも考えられる。さすれば、電池4の電極と充放電検査装置2のプローブ211、221との接触不良の予防が可能となり、ラインの遊休時間の一層の削減に寄与する。
加えて、プローブ211、221の清掃作業に従事する者に帯電した静電気が充放電検査装置2にトラブルを生じさせる問題も回避される。
また、前記駆動機構15が、前記清掃用ブラシ12、13の駆動源となる電動モータ151及び当該電動モータ151に電力を供給するバッテリ152とを要素として有し、前記電動モータ151及び前記バッテリ152が前記筐体11に設けられていることから、プローブ211、221の清掃作業中にプローブ清掃装置1に対して外部から電力または動力の供給が不要であり、既製の充放電検査装置2に何ら改変を加えることなくプローブ211、221の清掃を実施できる。プローブ清掃装置1のバッテリ152への充電は、充放電検査装置2外にある充電ステーション(図示せず)において行うことができる。
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。特に、清掃用ブラシ12、13の形状や数、清掃用ブラシ12、13を駆動する駆動機構15の具体的態様は、上記実施形態におけるものには限定されない。
その他各部の具体的構成は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明は、二次電池の活性化や性能試験を行う充放電検査装置のプローブの清掃に用いることができる。
1…プローブ清掃装置
11…筐体
12、13…清掃用ブラシ
15…駆動機構
151…電動モータ
152…バッテリ
2…充放電検査装置
211…一方側の(正極用)プローブ
221…他方側の(負極用)プローブ
3…トレー
4…二次電池

Claims (4)

  1. トレーに収められた状態で搬入される複数個の二次電池の電極にプローブを接続して当該二次電池の充電または放電を実施する充放電検査装置のプローブを清掃するためのものであって、
    前記トレーと同じように前記充放電検査装置に搬入可能な筐体と、
    前記筐体に支持され当該筐体が前記充放電検査装置に搬入されたときに前記プローブに対面する清掃用ブラシと、
    前記清掃用ブラシを駆動してこれをプローブに対して摺動せしめる駆動機構と
    を具備し、導電性の前記清掃用ブラシ及びこれを支持する導電性の支持体が前記筐体を介して接地され
    前記清掃用ブラシの上縁及び下縁がそれぞれ前記筐体の上縁よりも下方かつ筐体の下縁よりも上方に収まっており、前記プローブの清掃の際には当該プローブの先端部が筐体の内部空間に進入して清掃用ブラシに当接するプローブ清掃装置。
  2. 前記充放電検査装置において、二次電池の一方側の電極に接続される一方側のプローブと、同二次電池の他方側の電極に接続される他方側のプローブとが互いに対向するように配置されており、
    前記一方側のプローブに対面する清掃用ブラシ、及び前記他方側のプローブに対面する清掃用ブラシを両備し、双方のプローブを同時に清掃する請求項1記載のプローブ清掃装置。
  3. 前記清掃用ブラシが所定の方向に拡張しており、一つの清掃用ブラシが同方向に沿って並ぶ複数のプローブに接触することでそれら複数のプローブを同時に清掃する請求項1または2記載のプローブ清掃装置。
  4. トレーに収められた状態で搬入される複数個の二次電池の電極にプローブを接続して当該二次電池の充電または放電を実施する充放電検査装置のプローブを清掃するためのものであって、
    前記トレーと同じように前記充放電検査装置に搬入可能な筐体と、
    前記筐体に支持され当該筐体が前記充放電検査装置に搬入されたときに前記プローブに対面する清掃用ブラシと、
    前記清掃用ブラシを駆動してこれをプローブに対して摺動せしめる駆動機構と
    を具備し、前記駆動機構が、前記清掃用ブラシの駆動源となる電動モータ及び当該電動モータに電力を供給するバッテリを要素として有し、前記電動モータ及び前記バッテリが前記筐体に設けられているプローブ清掃装置。
JP2014209203A 2014-10-10 2014-10-10 充放電検査装置のプローブ清掃装置 Active JP6055806B2 (ja)

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