JP6045962B2 - 入力装置及びそれを用いた電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、メモ帳などの媒体に記入した手書き入力を位置座標として検知することができる入力装置、及びそれを用いた電子機器に関する。
特許文献1には、手書き入力機能を有する手帳装置に関する発明が開示されている。特許文献1では、タッチパネルの表面に用紙束を配置し、筆記具により用紙に手書きすると、その筆跡を電子筆跡としてPDAに入力できるとしている(特許文献1の[0006]欄等参照)。
また特許文献2には、筆記データ入力装置に関する発明が開示されている。特許文献2では、透明なタブレットと、筆跡残存シートとを開閉可能に取り付けており、タブレットは、手書きされた際の筆圧に基づいてその位置情報を検出する感圧式の座標位置入力装置である(特許文献2の[0005]欄等参照)。また特許文献2では、バーコード情報を読み取るためのバーコードセンサを有し、バーコードセンサにより定型用紙から読み取ったバーコード情報に基づいてその書式を決定することが可能とされている(特許文献2の[0008]欄、[0009]欄参照)。
特開2006−172230号公報 特開平9−91083号公報
特許文献2では、用紙の書式をバーコードで読み取って認識している。このため、入力装置側にバーコードセンサが必要となり、部品点数が増え生産コストの上昇が問題となった。また、入力装置の小型化・薄型化にも不利であった。さらに用紙が位置ずれを有して配置されると、バーコードを正確に読み取れず、用紙を再配置する必要があるなど使用者に負担を強いる構成となっていた。
そこで本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、特に、媒体の種別情報を、部品点数を増やすことなく取得でき、生産コストの低減及び小型化・薄型化を図ることが可能な入力装置及びそれを用いた電子機器を提供することを目的としている。
本発明は媒体表面への操作体による手書き箇所を位置座標として取得することが可能な入力装置であって、
前記媒体の裏面側に配置して前記位置座標を検知可能な入力検知部と、前記位置座標を処理するための制御部と、を有し、
前記入力検知部は、前記媒体の種別を認識するために前記媒体に対し前記操作体により所定の入力操作をした際に得られる第1の位置座標と、前記媒体への手書き入力により得られる第2の位置座標との双方を検知可能とされ
前記制御部では、位置座標による種別認識エリアを記憶しており、前記第1の位置座標が、前記種別認識エリア外にあるときは、認識エラーとされ、前記種別認識エリア内であるときは、前記第1の位置座標が、前記種別認識エリアを複数に分割したいずれの小エリアに位置しているかを判別し、その判別結果により、前記媒体の種別情報が取得されることを特徴とするものである。このように本発明によれば、手書き入力を検知するための入力検知部により、媒体の種別を認識するための第1の位置座標も検知することができる。したがって部品点数を増やすことなく種別情報の取得が可能であり、生産コストを抑制できるとともに小型化・薄型化を図ることが可能になる。また、適切かつ簡単に媒体の種別情報を取得できる。
また本発明では、前記第1の位置座標の前記小エリア内での位置ずれに基づいて、前記入力検知部に対する前記媒体の位置補正情報が取得されることが好ましい。
また本発明では、前記媒体を備えた入力装置であり、
前記媒体の表面には、前記媒体の種別を識別するための種別表示が表示されており、前記媒体を前記入力検知部の表面に設置した状態で、前記種別表示上を前記操作体により入力操作することで前記入力検知部により得られる前記第1の位置座標に基づいて前記媒体の種別情報が前記制御部により取得されることが好ましい。このように媒体には種別表示が設けられており、使用者は、手書き入力を行うよりも最初に操作体を用いて、前記種別表示を入力操作する。これにより、入力検知部側では第1の位置座標を取得できる。このときの入力検知部は、手書き入力による第2の位置座標を検知するための入力検知部と同じであるので、種別認識のために、別の検知部が必要ではなく、したがって部品点数の増加を抑制でき、生産コストを抑えることができ、また小型化・薄型化に寄与できる。
また本発明では、前記種別表示は、複数のドットからなるパラメータで構成され、いずれかの前記ドットを前記操作体により押圧して得られる前記第1の位置座標に基づいて前記媒体の種別情報が取得されることが好ましい。これにより使用者にも過度の負担を強いることなく、簡単に媒体の種別情報の取得が可能である。
また本発明における電子機器は、上記に記載された入力装置と、カバーケースと、情報機器端末と、を有し、
前記カバーケースの内面を二分した第1の内面に前記情報機器端末を支持可能とされ、第2の内面にタブレット型の前記入力検知部を配置可能とされており、前記入力装置から前記情報機器端末に、前記入力検知部の表面に配置された前記媒体の種別情報と、前記媒体への手書き入力により得られた前記第2の位置座標とが送信されることを特徴とするものである。このように入力装置と情報機器端末とを一体化した電子機器を構成でき、持ち運びを自由にできる。そして入力装置側で入力した情報を情報機器端末側で適切に表示等させることができる。
また本発明では、前記情報機器端末には表示部が設けられており、前記媒体の種別情報に基づいて前記表示部には前記種別情報に基づいた前記媒体表面の形態が表示され、前記第2の位置座標に基づいて前記表示部には前記手書き情報が表示されることが好ましい。情報機器端末では、媒体の種別に合わせた表示を行うことができ、また媒体側で手書き入力した情報を、情報機器端末側でもリアルタイムで表示させることができる。
また本発明では、前記制御部にて取得された前記入力検知部に対する前記媒体の位置補正情報が前記情報機器端末に送信されて、前記位置補正情報に基づいて、前記表示部内での表示が補正されることが好ましい。
本発明によれば、手書き入力の位置座標(第2の位置座標)を検知するための入力検知部により、媒体の種別を認識するための第1の位置座標も検知することができ、制御部では、第1の位置座標に基づいて媒体の種別情報を取得することができる。したがって部品点数を増やすことなく種別情報の取得が可能であり、生産コストを抑制できるとともに小型化・薄型化を図ることが可能になる。
図1は、本実施形態における入力装置、及びそれを用いた電子機器の斜視図である。 図2は、本実施形態における入力装置に、メモ帳及び情報機器端末をセットした状態を示す電子機器の正面図である。 図3は、筆記具(操作体)を用いて、メモ用紙に表示された点パラメータを入力操作する書式認識ステップを示す電子機器の正面図である。 図4は、情報機器端末の表示部にメモ帳の書式(フォーマット)が表示された状態を示す電子機器の正面図である。 図5は、メモ用紙に筆記具を用いて文字等を記入する手書き入力ステップを示す電子機器の正面図である。 図6は、本実施形態における入力装置及びそれを用いた電子機器のブロック図である。 図7は、書式認識ステップ、位置補正ステップ及び手書き入力ステップを示すフローチャートである。 図8は、複数のドットからなるパラメータで構成された種別表示と識別認識エリアとの関係を示す概念図である。 図9は、位置補正情報の算出の一例を示す概念図である。 図10は、メモ用紙に手書き入力された文字を、情報機器端末の表示部側で位置補正をした状態を示す電子機器の正面図である。 図11(a)〜図11(d)は、種別表示の具体例を示す拡大正面図である。 図12(a)〜図12(c)は、異なる書式の各メモ用紙に表示された種別表示を示す正面図である。 図13は、種別表示及び種別表示とは別に位置決めマーカを備えたメモ用紙と、メモ用紙下に配置されるタッチパネルとの正面図(ただし図13では、説明しやすいようにメモ用紙とタッチパネルとをずらして図示した)である。 図14は、抵抗式タッチパネル(入力検知部)の部分拡大正面図である。 図15は、静電容量式タッチパネル用のペンの部分側面図である。 図16は、図1とは別の実施形態を示す入力装置及びそれを用いた電子機器の正面図(ただし図16では、メモ用紙及びタッチパネルを入力装置及び電子機器とは別に図示した)である。 図17(a)〜図17(c)は、図1や図16とは違った入力装置の使用状態を示す正面図である。 図18(a)(b)は、図1や図16と一部で異なる入力装置の縦断面図である。
図1には本実施形態における入力装置1と、情報機器端末2と、メモ帳3とが図示されている。
入力装置1は、タブレット型のタッチパネル4(入力検知部)を備える。タッチパネル4はカバーケース5(支持部)の内面5aに一方の側端部4aが固定されており、側端部4aを回動軸として回動可能に支持されている。
カバーケース5の材質は特に限定するものでなく、皮、プラスチック、布、金属板等である。カバーケース5は可撓性であってもよいし剛性であってもよい。厚みについても特に限定しないが、あまり厚いと持ち運びに不便なので、数mm程度であることがよい。
図1に示すようにカバーケース5の内面5aは、真ん中から二分されており、第1の内面5bに情報機器端末2を支持するための複数のポケット保持部6が設けられている。情報機器端末2の四隅をポケット支持部6に挿入することで情報機器端末2を第1の内面5b上に保持することができる。このとき第1の内面5bに設けられたコネクタ7に情報機器端末2を接続する。これにより入力装置1側と電気的に接続された状態にできる。
図1に示すように第2の内面5cには、外面(カバーケース5の表面)5d側にまで貫通する横長の挿入口8が設けられている。例えば、カバーケース5の外面5d側にメモ帳3を配置し、メモ帳3の1ページ目のメモ用紙3aをメモ帳3から破らずに、挿入口8に挿入してメモ用紙3aを第2の内面5cに位置させる。よって、挿入口8の幅寸法(X方向への長さ)は、メモ帳3の幅寸法に合わせて設定される。このとき、タブレット型のタッチパネル4を第2の内面5c側に側端部4aを軸中心に回倒しておき、タッチパネル4の表面4bに1ページ目のメモ用紙3aを被せた状態にする。よってタッチパネル4はメモ用紙3aに対する下敷きとなっている。情報機器端末2及びメモ帳3をセットした状態(電子機器10)を正面から見た図が図2である。
情報機器端末2は、この実施形態では、スマートフォンやタブレット型コンピュータ等の携帯機器である。情報機器端末2の表面には表示部2aが設けられている。
メモ帳3(媒体)は、本実施形態の入力装置1に使用される専用のメモ帳である。図1、図2に示すようにメモ帳3には、横線(罫線)11のほかに種別表示12などが印刷されている。
メモ帳3の材質は特に限定するものでないが、紙媒体であることが好適である。紙媒体であれば、筆記具(操作体)で手書きができ、また薄くて可撓性であり違うページに取り換えやすい。特にタッチパネル4が抵抗式タッチパネルである場合は、メモ用紙3aに手書きした箇所を筆圧によりタッチパネル4側で撓ませることが必要であり、したがって使用する媒体は可撓性や軟質な材質であることが好適である。ただし、タッチパネル4に静電容量式タッチパネルを用いた場合、媒体にはホワイトボードのような剛性の材質を使用することもできる。
タッチパネル4の表面4bは、平坦な面である。これにより、メモ用紙3aを平らな表面4bに載置でき、メモ用紙3aに安定して手書きすることができる。
タッチパネル4は抵抗式タッチパネルであることが好適である。抵抗式タッチパネルは、2枚の基板が空気層を介して対向しており、各基板の内面にITO等からなる電極が設けられている。図14に示すように、一方の基板にはX方向電極14がY方向に間隔を空けて複数本配置され、他方の基板にはY方向電極15がX方向に間隔を空けて複数本配置されている。少なくともタッチパネル4の表面4b側に配置される基板は可撓性の基板であり、表面4bが押圧されると、その押圧された箇所にてX方向電極14とY方向電極15とが接触し電流が流れる。このとき各基板のそれぞれの電極の抵抗による分圧比を測定することで押圧された位置を測定することができる。抵抗式タッチパネルを用いることで、押圧された箇所(筆跡)の位置座標を適切に得ることができ、また少ない部品点数で構成できるので生産コストを抑制することができる。
またタッチパネル4には静電容量式タッチパネルを用いることもできる。静電容量式タッチパネルもITO等で形成されたX方向電極及びY方向電極を備える構成にできるが、電極配置を特に限定するものではない。例えば、静電容量式タッチパネルでは、操作体と各電極との間で静電容量が生じ、このときの静電容量変化に基づいて操作体の位置座標を得ることができる。なお本実施形態では、静電容量式タッチパネルにおける検出原理を限定するものではない。静電容量式タッチパネルでは、タッチパネル4の表面4b側の基板は可撓性でなくてもよくガラス等の剛性の材質であってもよい。静電容量式タッチパネルでは、操作体と電極との間で静電容量を生じさせる必要性から、図15に示すように、使用する筆記具17のペン先17aと電極との間で静電容量が生じるように導電性を持った専用の筆記具17を用いることが必要である。
タッチパネル4は透明であっても不透明であってもよい。なお透明なタッチパネル4は、真ん中が透明で、その周囲が金属配線を這わせるために加飾された額縁部となっている。
図6に示すように本実施形態における入力装置1は、タッチパネル4(入力検知部)と制御部20とを有して構成される。図6に示すようにタッチパネル4は、種別検知部22と手書き入力検知部23とを備える。各検知部22,23は、タッチパネル4の領域で分けられている。
制御部20は、コントロール部24、保存部34、位置補正部53及び書式記憶部37を有する。
コントロール部24では、媒体の種別情報や手書き情報、位置補正情報を取得する。「種別」とは、書式(レイアウト)の種類や、文書の種類、書籍の種類、手書き入力の際の情報機器端末側における表現(手書き入力を表示するのか、あるいは手書き入力に基づいて音声を出力するのか等)の違い等をさす。
保存部34は、タッチパネル4にて検知された位置座標等を保存する機能を備える。
位置補正部53では、タッチパネル4(入力検知部)に対するメモ用紙3aの位置補正情報を取得する。
また書式記憶部37には、メモ用紙3aに印刷された種別表示12に対応した書式データを記憶している。
さらに入力装置1はIFドライバ38(出力部)を備える。
入力装置1と情報機器端末2との間は、IFドライバ38,29を介して有線あるいは無線にて電気的に接続されている。これにより入力装置1側から情報機器端末2に媒体の種別情報や手書き情報、位置補正情報を送信可能となっている。
また情報機器端末2は表示部30やエラー通知部58を備えている。
次に、本実施形態における電子機器10を用いて、メモ用紙3aに手書き入力した際の入力装置1における位置座標の処理及び、情報機器端末2の表示部2aへの表示について図3ないし図7、図11等を用いて説明する。
まず図3に示すように筆記具(操作体)25を用いて、メモ用紙3aの上方に表示された種別表示12を入力操作する。なおこの実施形態では、タッチパネル4に抵抗式タッチパネルを用いており、筆記具25は市販されている鉛筆、シャープペンシル、ボールペン、万年筆などであり特に限定するものではない。
図3に示すように種別表示12は、複数のドットで表されている。図11(a)は、図3に示す種別表示12を拡大して示したものである。図11(a)に示すように、種別表示12は、全部で16個のドット26a〜26pで表されている。これらドットのうち、第1のドット26a、第2のドット26b、第3のドット26c、第4のドット26d、第5のドット26e、第6のドット26f、第7のドット26g、第8のドット26hの8個のドットと、第9のドット26iから第16のドット26pの8個のドット(図示の通り、第9のドット26i、第10のドット26j、第11のドット26k、第12のドット26l、第13のドット26m、第14のドット26n、第15のドット26o、第16のドット26p)とで、それぞれリング表示27,28を構成している。
図11(a)に示すように、左側のリング表示27の第1のドット26aと、右側のリング表示28の第14のドット26nとが黒く塗りつぶされている。このように黒く塗りつぶされたドット26a,26nは、メモ用紙3aの書式(種別)を表したパラメータであり、これらドット26a,26nを図3に示すように筆記具25で押圧する(図7のステップST1)。
図11(a)に示す種別表示12では、一方のリング表示27を構成する8個のドット26a〜26hと、もう一方のリング表示28を構成する8個のドット26i〜26pとの組み合わせで64種類のメモ帳の種類(書式等)を識別することが可能である。すなわち例えば図12(a)に示すように罫線が設けられていない無地のメモ用紙3b、図12(b)に示すように横線11からなる罫線が表示されたメモ用紙3a(図1、図2と同じ)、図12(c)に示すように横線11と縦線29からなる罫線が表示されたメモ用紙3cではそれぞれ書式(フォーマット)が異なるので、各メモ用紙3a〜3cに表示された種別表示12では黒く塗られたドットの組み合わせが異なっている。メモ用紙3bでは、第3のドット26cと第16のドット26pが黒く塗りつぶされている。メモ用紙3aでは、第1のドット26aと、第14のドット26nとが黒く塗りつぶされている。またメモ用紙3cでは、第2のドット26bと第10のドット26jとが黒く塗りつぶされている。このように書式ごとに筆記具25で入力操作するためのドットの組み合わせが異なっているのである。
種別表示12は図11(a)のように複数のドット26a〜26pによるパラメータに限定されるものでない。例えば、図11(b)に示すように、X方向に長さが異なる複数の線31a〜31dからなるパラメータ、図11(c)に示すように、X方向からY方向に向けて傾きが異なる複数の線32a〜32dからなるパラメータ、図11(d)に示すように、文字や数字等の図形33a〜33dからなるパラメータを例示できる。図11(b)〜図11(d)に示す各パラメータを用いた場合は、筆記具25にて、これら線や図形をなぞることが、種別表示への入力操作とされる。
図3に示すように筆記具25で黒く塗りつぶされた各ドット26a,26nを押すと、抵抗式のタッチパネル4では押圧された位置の位置座標を検知する。種別表示12への入力操作に伴って検知された位置座標を本明細書では「第1の位置座標」と称する。種別表示12と対向する、その裏面側に配されたタッチパネル4の領域は、種別検知部22(図6参照)であり、この種別検知部22内にて第1の位置座標を取得できる。
第1の位置座標は図6に示す保存部34にて保存される。コントロール部24では、保存部34に第1の位置座標が保存されたことを受けて、図6に示す書式記憶部37から書式データを読み込み(図7のステップST6)、第1の位置座標を書式データに照らし合わせて、メモ用紙3aの書式、すなわち5本の横線が等間隔に引かれた書式を備えるメモ用紙3aであることをコントロール部24にて認識する(図7のステップST9における書式情報の取得)。
書式情報を取得したら、入力装置1から情報機器端末2に書式情報を送信する(図7のステップST10)。これにより図4に示すように、情報機器端末2の表示部2aには、メモ用紙3aの横線11が表示される(図7のステップST11)。表示部2aに表される横線11のX方向の長さやY方向への間隔は、表示部2aとメモ用紙3aとの大きさの比率に合わせて制御される。
続いて図5に示すように筆記具25によりメモ用紙3aに手書き入力する。図5に示すようにメモ用紙3a上に「C」の文字を手書きした。このときメモ用紙3aの下に位置するタッチパネル4の手書き入力検知部23(図6参照)では、「C」を書いたときの筆圧で押圧されて連続的に位置座標が検知される(図7のステップST12)。手書き入力に伴って検知された位置座標を本明細書では「第2の位置座標」と称する。
このとき入力装置1から情報機器端末2に第2の位置座標(手書き情報、即ちメモ用紙3a表面の形態)が送信され(図7のステップST13)、情報機器端末2の表示部2aに「C」の文字が表示される(図7のステップST14)。
本実施形態における入力装置1及びそれを用いた電子機器10の特徴は、同じタッチパネル(入力検知部)4にて、メモ用紙(媒体)3aに表示された種別表示12を筆記具25にて入力操作したことで得られる第1の位置座標と、メモ用紙(媒体)への手書き入力により得られた第2の位置座標とを検知し、制御部20にて第1の位置座標に基づいてメモ用紙3aの書式情報(種別情報)を取得する点にある。このように、媒体の種別情報と、手書き情報を得るのに必要な位置座標の検知を共通のタッチパネル(入力検知部)4で実行し、タッチパネル4にて得られた第1の位置座標に基づいて種別情報を取得できるので、部品点数を増やすことなく種別情報の取得が可能であり、生産コストを抑制できるとともに小型化・薄型化を図ることが可能になる。
本実施形態の入力装置1では、メモ用紙3aに表示された種別表示12への入力操作により、メモ用紙3aの書式(種別)を認識するだけでなく、メモ用紙3aがタッチパネル4に対して位置ずれを有する状態で設置されたときにその位置補正情報も取得することができる。図7のフローチャートに基づいて、種別情報、及び位置補正情報の取得タイミングや取得方法等について説明する。
図7のステップST1に示すように、筆記具25にて種別表示12への入力操作を行い、タッチパネル4にて第1の位置座標を検知する。図8には、メモ用紙3aに表示された種別表示12(16個のドット26a〜26p)と、タッチパネル4の種別検知部22に設定された種別認識エリア35,36(点線で示されている)との位置関係が示されている。
図8に示すように種別認識エリア35,36は、種別表示12よりも広く設定され、また各ドット間も種別認識エリア35,36として設定されている。よって各種別認識エリア35,36は連続した(間欠的でない)リング状のエリア(位置座標範囲)として設定されている。図8に示すように、種別認識エリア35,36を各ドット26a〜26pの幅(直径)よりも広く設定したのは、黒く塗りつぶされた各ドット26a,26nを筆記具25で押圧するとき、多少、押圧位置がずれても種別情報を取得できるようにするためである。
制御部20では、筆記具25の押圧により得られる第1の位置座標が、種別認識エリア35,36内にあるか否かを検知し(図7のステップST2)、図8のように第1の位置座標(押圧位置)P1が、種別認識エリア35,36の外で検知された場合、エラー通知信号を作成する(図7のステップST3)。そして、エラー通知信号は、情報機器端末2に送信され(図7のステップST4)、情報機器端末2では、エラー通知部58(図6参照)にて、例えばエラー音や点滅表示、あるいは「もう一度、黒色のドットを押してください」などのエラーメッセージを出力する。
図8に示すように第1の位置座標(押圧位置)P2が、種別認識エリア35内で検知されたとき、図7のステップST5に移行する。なお、図8に示すように、筆記具25で第14のドット26nを押圧したときに得られる第1の位置座標P3も種別エリア36内に検知されることがステップST5に移行する条件である。
図8に示すように、種別認識エリア35,36は、各ドット26a〜26iに合わせてそれぞれ小エリア35a〜35h、36i〜36pに分割されている。
図7に示すステップST5では、第1の位置座標(押圧位置)P2,P3が、どの小エリア内に存在しているかを検知する。
続いて、図7のステップST6では、図6に示す書式記憶部37から書式データを読み込む。そして、検知された各第1の位置座標(押圧位置)P2,P3と、書式データを照らし合わせ、各第1の位置座標P2,P3が小エリア35a,36内に存在するときの書式データから書式情報を引き出す。
次に図7のステップST7では位置補正を行うか否かを決定する。図9は、位置補正情報の取得方法の一例を示す。なお、図9における小エリア(ブロック)35aは図8と異なるが、小エリア35aの形状は特に限定されるものでなく図9のような正方形や、そのほか矩形状やひし形、台形、更にはドットよりも一回り大きい円形状等に設定することが可能である。
図9に示すように、第1の位置座標(押圧位置)P2は、小エリア35a内にあるが第1のドット26aの中心座標O1からはずれた位置にある。なお、第1の位置座標は、一点でなく、ペン先の太さにより、所定の範囲として得られる。この実施形態では、中心座標O1が基準位置座標であり、第1の位置座標P2が中心座標O1から外れている場合(中心座標O1を含んでいない)には、位置補正を実行する。
図9では、第1の位置座標P2が、中心座標O1から外れた位置にあるため、第1の位置座標P2(の中心)と中心座標O1との間の距離L1が位置ずれの距離となる。また位置ずれの方向はX1方向であり、位置ずれ方向も位置補正情報となる。
あるいは、第1のドット26a内を基準位置座標の範囲とし、例えば、第1の位置座標P2の全体が基準位置座標の範囲から外れている場合には位置補正を実行する。
図9に示すように、第1の位置座標P2は、第1のドット26aの中心座標O1からX1方向にL1だけ離れた位置にある。このとき第1のドット26aの半径はL2であるため、第1の位置座標P2は、第1のドット26a(基準位置座標の範囲)からL3(=(L1−L2))だけ離れた位置にある。よって第1の位置座標P2は、基準位置座標の範囲に対してX1方向にL3だけずれた位置にあり、方向がX1方向で、かつ位置ずれの距離がL3との位置補正情報が得られる。
次に、図9に示すように、第1の位置座標P4が、基準位置座標の範囲から外れた位置にある場合を説明する。
第1の位置座標P4が第1のドット26aから外側に外れており、しかも第1のドット26aの中心座標O1からX2方向とY1方向との間に傾いた位置にあるとき、X2方向からY1方向にθ1だけ傾いた方向でかつ、位置ずれの距離がL4との位置補正情報を得ることができる。
位置補正情報を算出するための基準位置座標をどの位置、範囲にするかは任意に決定できるが、基本的には図9で説明したように、第1のドット26aの中心座標O1、あるいは中心座標O1を含んだ一定の範囲とすることが好適である。
このように位置補正情報は、第1のドット26a(基準位置座標の範囲)からの位置ずれ量(距離)の他に、中心座標O1からの位置ずれ量から導き出すものであっても良い。この場合、制御部20にて予め位置ずれの距離L1が第1のドット26aに近似する大きさであれば、位置補正情報を得なくても良いとすることもできる。
媒体であるメモ用紙3aがタッチパネル4に対して正確な位置に設置されず位置ずれを生じた状態では使用者が種別表示12を正しく入力操作したと思っても、実際には図9に示すように入力操作により得られる第1の位置座標P2,P4は基準位置座標からずれた位置にて検知される。よって位置補正情報に基づいて、タッチパネル4に対するメモ用紙3aの位置ずれを情報機器端末2の表示側で補正することが必要になる。
図9に示すように位置補正情報が得られた場合は、図7のステップST7からステップST8に移行する。
なお図8に示す第1の位置座標P3側でも、図9と同様の位置補正情報を取得し、例えば、得られた複数の位置補正情報の平均値をとる。
なおメモ用紙3aが正しくタッチパネル4上に配置された状態であれば、第1の位置座標P2,P3は、基準位置座標からずれず、位置補正は必要ないので、図7のステップST7からステップST9に移行する。
図7に示すように、ステップST10では、書式情報が情報機器端末2に送信される。
図7のステップST11では、書式情報に基づいて情報機器端末2の表示部2aに図4のようにメモ用紙3aの横線11を表示する。
続いて、図10に示すように、筆記具25にてメモ用紙3aに「C」の文字を手書きしたとする。このとき、メモ用紙3aがタッチパネル4に対して位置ずれを生じていない場合は図10に表示したように、位置補正しなくても問題ない。
位置ずれを生じている場合、位置補正をしないと、メモ用紙3aに「C」の文字を手書き入力(図示せず)したとき、情報機器端末2の表示部2aでは、図10の点線で示したCの文字39のように位置がずれて表示されてしまう。
このため、位置補正情報を加味して補正した第2の位置座標を、入力装置1から情報機器端末2に送信することで、メモ用紙3aに手書きしたCの文字40と対応する表示部2a内での位置にCの文字41を補正して表示することが可能になる。
このように本実施形態では、種別表示12を筆記具25で入力操作した際に得られた第1の位置座標を用いて、メモ用紙3aの種別情報(書式)のみならず、位置補正情報も取得することを可能にしている。これにより、種別情報と位置補正情報との取得を迅速に行うことができる。また第1の位置座標を用いるだけで種別情報と位置補正情報とを得ることができるので制御部20では、信号処理が少なくて済み、制御部20への負担を軽減できる。また使用者は、種別表示12を入力操作するだけで足りるので、使用者への入力操作負担も軽減できる。
図11(a)に示すドット26a〜26pを種別表示12として用いることで、距離及び方向(角度)の位置補正情報(図9を参照)を得ることができる。また図11(b)に示すX方向に平行に引かれた線31a〜31d等を使用しても距離及び方向(角度)の位置補正情報を得ることができるが、例えば、図11(b)と図11(c)とをそれぞれ用いて、距離の位置補正情報は図11(b)の線31a〜31dのパラメータから算出し、方向(角度)の位置補正情報は図11(c)の線32a〜32dのパラメータから得ることも可能である。例えばあるメモ用紙の種別表示として図11(b)の線31aと図11(c)の線32aとを組み合わせ、筆記具25にてそれぞれの線31a,32a上をなぞらせる。このとき、線31a側では、タッチパネル4により得られた第1の位置座標に基づいて得られた筆跡が、線31aに対してどの程度ずれているかを算出し、線32a側では、タッチパネル4により得られた第1の位置座標に基づいて得られた筆跡が、線32aに対してどの程度傾いているかを算出する。これにより位置ずれの距離及び方向(角度)の位置補正情報を得ることができる。
なお、図11(b)、(c)の線を使用する場合、図11(d)の文字を使用する場合、その基準座標は、予めタッチパネル4の種別検知部22に正しくメモ用紙3aなどの媒体を載置した際の位置情報をコントロール部24に記憶、保存させておき、その都度、ずれ量の算出に用いている。
図13に示す別の実施形態では、メモ用紙3aに種別表示12だけでなく、メモ用紙3aの隅に位置合わせ用のマーク48,49が表示されている。使用者は筆記具25を用いて、種別表示12にて黒く塗りつぶされたドット26aを押圧するとともに、マーク48,49の部分も押圧する。これにより、タッチパネル4側では、3点の位置座標p5〜p7が得られる。なお図13では、各位置座標P5〜P7を図示しやすいように、メモ用紙3aとタッチパネル4とを平面方向にずらして図示した。
マーク48,49を押圧することで得られる位置座標P6,P7を本明細書では「第3の位置座標」と称する。なお、第1の位置座標、第3の位置座標ともに、種別検知部22の領域内にある。
図13に示すようにタッチパネル4にて得られた第1の位置座標P5と第3の位置座標P6,7との3点による三角法にてメモ用紙3aのタッチパネル4に対する位置補正情報を取得することが可能である。
図1に示す実施形態では、タッチパネル4がカバーケース5の内面5aにて露出した状態にあるが、タッチパネル4を、図16に示す第2の内面5c側のカバーケース5の厚み内に収納し(収納箇所が点線で示されている)、タッチパネル4を露出させないようにすることも可能である。タッチパネル4が抵抗式タッチパネルである場合、カバーケース5を可撓性や軟質の材質で形成することが必要である。あるいはタッチパネル4を静電容量式タッチパネルとし、メモ用紙3aの下敷きとなるカバーケース5を硬めの材質で形成することもできる。
図16に示すように、第2の内面5cの四隅にはポケット保持部42が設けられている。そしてメモ用紙3aの四隅を、各ポケット保持部42に挿入することで、メモ用紙3aを第2の内面5c上に支持固定することができる。
メモ用紙3aはカバーケース5を介してタッチパネル4と対向した位置関係になる。その後は図3で説明したように、メモ用紙3aに表示された種別表示12を入力操作し、情報機器端末2の表示部2aにメモ用紙3aの書式を表示させた後、メモ用紙3a上に筆記具25で手書きする。手書き入力された内容が情報機器端末2の表示部2aに表示される。
図1や図16に示す実施形態では、カバーケース(支持部)5によりタッチパネル4、メモ帳3及び情報機器端末2が支持され、入力装置1と情報機器端末2とを一体化した電子機器10として自由に持ち運ぶことができる携帯機器を構成する。
ただし本実施形態では、入力装置1を図1や図16のような使い方だけでなく例えば図17(a)に示すように入力装置1を、ノート型やデスクトップ型のパーソナルコンピュータ50に接続して使用することもできる。入力装置1とパーソナルコンピュータ50とを有線で繋いでもよいし無線でつないでもよい。入力装置1と接続する側の情報機器端末はパーソナルコンピュータ50のみならずテレビやゲーム機等であってもよい。
また、情報機器端末に表示部がなくてもよく例えば図17(b)に示すように音声装置を有する情報機器端末51であってもよい。
例えば図17(b)に示すように媒体(以下、教材という)52の表面に表示された種別表示12を入力操作することで情報機器端末51側に種別情報を送信する。例えば図17(b)では、幼児用教材の種別情報を送信する。図17(b)に示すように教材52には象の絵が表示されており、括弧内に「ぞう」と手書きする。入力装置1から情報機器端末51には「ぞう」と手書きされた情報が伝わり、その結果、情報機器端末51から例えば象の鳴き声が流れるようになっている。
また図17(c)に示すように媒体が例えば絵本52であり、絵本52に描かれた象の部分を筆記具で押圧等する所定の手書き入力を行うことで、例えば情報機器端末52の表示部52aに象の拡大された絵が図示されたり、表示部52aに映し出された象の絵を三次元的に動かすことができたり、あるいは象の生態などの情報を表示部52aに表示することが可能である。
また、入力装置1にて取得された種別情報、手書き情報、位置補正情報をメモリーカードに記憶し、前記メモリーカードの記録情報を情報機器端末などで再生させる使い方もある。
また図1や図16では、支持部であるカバーケース5にメモ用紙3aを保持するための保持部を設けることができるが、図18(a)に示すようにタッチパネル4にクリップ形状などの保持部54が設けられており、保持部54にて媒体55を保持する構成としてもよい。
また図1に示すような情報機器端末2及び入力装置1の双方を支持するカバーケース5でなく、入力装置1専用の保護ケース(支持部)56により入力装置1を支持する。このときタッチパネル4の表面が露出していてもよい。また保護ケース56あるいはタッチパネル4側に媒体57を保持するための保持部が設けられており、媒体57をタッチパネル4に重ねて保持することが可能になっている。図18(b)に示す媒体57はメモ帳であり、メモ帳57の表紙57aをめくって手書き入力が可能なメモ用紙の表面を露出させた状態を示している。
なお、本実施形態では入力検知部としてタッチパネル5を用いたが、筆跡箇所の位置座標を検知可能な構成であれば、タッチパネル5に限定されるものでない。
上述した実施形態では、スマートフォンやタブレット型コンピュータ等の携帯機器である情報機器端末2と、タブレット型のタッチパネル4(入力検知部)を備える入力装置1とは別体である。
その他の実施形態である電子機器は、スマートフォンやタブレット型コンピュータ等の情報機器端末2に設けられた表示部2aと、この表示部2a上面に一体に配置されたタッチパネル(入力検知部)とを備えている。
このタッチパネル(入力検知部)上に、媒体であるメモ用紙3aを置いて手書きする場合にも、上述した実施形態での動作と同じく、メモ種別検知、メモ位置ズレ検知、文字位置ズレ検知を行うことができる。
スマートフォンやタブレット型コンピュータの薄型化に伴って、情報機器端末そのものが下敷きの役割も果たすものである。
なお、その他の実施形態の電子機器について、上述した実施形態と同じ構成部材については、重複するため、詳細な説明は割愛する。
P1〜P5 第1の位置座標
P6,P7 第3の位置座標
1 入力装置
2、51、52 情報機器端末
2a 表示部
3 メモ帳
3a〜3c メモ用紙
4 タッチパネル(入力検知部)
5 カバーケース
10 電子機器
12 種別表示
20 制御部
22 種別検知部
23 手書き入力検知部
24 コントロール部
25 筆記具(操作体)
26a〜26p ドット
31a〜31d、32a〜32d 線
33a〜33d 図形
34 保存部
35、36 種別認識エリア
35a〜35h、36i〜36p 小エリア
37 書式記憶部
40、41 マーク
50 パーソナルコンピュータ
53 位置補正部
54、57 媒体

Claims (7)

  1. 媒体表面への操作体による手書き箇所を位置座標として取得することが可能な入力装置であって、
    前記媒体の裏面側に配置して前記位置座標を検知可能な入力検知部と、
    前記位置座標を処理するための制御部と、を有し、
    前記入力検知部は、前記媒体の種別を認識するために前記媒体に対し前記操作体により所定の入力操作をした際に得られる第1の位置座標と、前記媒体への手書き入力により得られる第2の位置座標との双方を検知可能とされ
    前記制御部では、位置座標による種別認識エリアを記憶しており、前記第1の位置座標が、前記種別認識エリア外にあるときは、認識エラーとされ、前記種別認識エリア内であるときは、前記第1の位置座標が、前記種別認識エリアを複数に分割したいずれの小エリアに位置しているかを判別し、その判別結果により、前記媒体の種別情報が取得されることを特徴とする入力装置。
  2. 前記第1の位置座標の前記小エリア内での位置ずれに基づいて、前記入力検知部に対する前記媒体の位置補正情報が取得される請求項1記載の入力装置。
  3. 前記媒体を備えた入力装置であり、
    前記媒体の表面には、前記媒体の種別を認識するための種別表示が表示されており、前記媒体を前記入力検知部の表面に設置した状態で、前記種別表示上を前記操作体により入力操作することで前記入力検知部により得られる前記第1の位置座標に基づいて前記媒体の種別情報が前記制御部により取得される請求項1または2記載の入力装置。
  4. 前記種別表示は、複数のドットからなるパラメータで構成され、いずれかの前記ドットを前記操作体により押圧して得られる前記第1の位置座標に基づいて前記媒体の種別情報が取得される請求項3記載の入力装置。
  5. 請求項3または4に記載された入力装置と、カバーケースと、情報機器端末と、を有し、
    前記カバーケースの内面を二分した第1の内面に前記情報機器端末を支持可能とされ、第2の内面にタブレット型の前記入力検知部を配置可能とされており、前記入力装置から前記情報機器端末に、前記入力検知部の表面に配置された前記媒体の種別情報と、前記媒体への手書き入力により得られた前記第2の位置座標とが送信されることを特徴とする電子機器。
  6. 前記情報機器端末には表示部が設けられており、前記媒体の種別情報に基づいて前記表示部には前記種別情報に基づいた前記媒体表面の形態が表示され、前記第2の位置座標に基づいて前記表示部には手書き情報が表示される請求項5載の電子機器。
  7. 前記制御部にて取得された前記入力検知部に対する前記媒体の位置補正情報が前記情報機器端末に送信されて、前記位置補正情報に基づいて、前記表示部内での表示が補正される請求項6記載の電子機器。
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