JP6034231B2 - 半導体製造装置用温度調整装置、半導体製造におけるpid定数演算方法、及び半導体製造装置用温度調整装置の運転方法 - Google Patents

半導体製造装置用温度調整装置、半導体製造におけるpid定数演算方法、及び半導体製造装置用温度調整装置の運転方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体製造装置用温度調整装置、半導体製造におけるPID定数演算方法、及び半導体製造装置用温度調整装置の運転方法に関する。
従来、半導体製造装置において、エッチング等の薬液槽内の薬液の温度調整や、半導体の枚葉洗浄装置等で使用される薬液の温度調整には、PID制御を利用した温度調整装置が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
このPID制御では、比例ゲインKp、積分時間Ti、微分時間TdというPID定数を決定し、決定されたPID定数に基づいて温度調整装置の制御を行うこととなる。
PID定数の決定方法としては、従来、(1)手動で試行錯誤を繰り返しながら決定する方法、(2)実験を行って決定する方法、(3)温度調整装置に設けられたオートチューニング機能を用いて決定する方法、及び(4)温度調整装置に備えられたセルフチューニング機能を使って運転中に調整する方法が知られている。
特開平05−80806号公報
しかしながら、前記(1)〜(3)に記載の決定方法は、操業前にチューニングのための工程を実施しなければならず、操業までに時間がかかるという問題がある。
また、(4)に記載の決定方法は、ステップ応答法がベースとなっているため、適切な計測区間が必要となり、通常比例帯以上の加熱しろを必要とし、さらに運転中の調整のため、必ずしも運転直後から最適値となるとは限らず、オーバーシュートのような過渡特性に対応が困難であるという問題がある。
特に、半導体製造において、温度制御対象となる薬液等のレシピが変更される場合にはレシピ毎に最適なPID定数のチューニングが必要となるため、このような問題が顕著となる。
本発明の目的は、新たにPID定数の調整が必要な場合であっても、PID定数を速やかに決定することができ、短時間で操業を可能とすることのできる半導体製造装置用温度調整装置、半導体製造におけるPID定数演算方法、及び半導体製造装置用温度調整装置の運転方法を提供することにある。
本発明の第1の態様に係る半導体製造装置用温度調整装置は、
半導体製造装置に用いられる流体の温度を調整するために、内部に前記流体を加熱冷却する温度調整手段を有し、流入した前記流体及び前記温度調整手段の間で熱交換を行う熱交換部を備えた半導体製造装置用温度調整装置であって、
前記流体の物性値、及び前記流体の温度を測定する温度センサの時定数に基づいて、PID制御用のPID定数を演算するPID定数演算手段と、
前記PID定数演算手段で演算されたPID定数に基づいて、前記温度調整手段のPID制御を行うPID制御演算手段とを備えていることを特徴とする。
本発明の第2の態様に係る半導体製造装置用温度調整装置は、第1の態様において、
前記半導体製造装置用温度調整装置は、温度調整された流体を処理後に排出するオープン型半導体製造装置に用いられ、
前記PID定数演算手段は、
前記流体の流量と、前記流体の密度及び比熱と、前記熱交換部の熱交換部容積とに基づいて、PID定数を演算することを特徴とする。
本発明の第3の態様に係る半導体製造装置用温度調整装置は、第1の態様において、
前記半導体製造装置用温度調整装置は、半導体を処理する処理槽に温度調整した流体を供給し、処理後の流体を前記処理槽から回収して、再度温度調整を行うクローズ型半導体製造装置に用いられ、
前記PID定数演算手段は、
前記流体の循環流量と、前記流体の密度及び比熱と、前記熱交換部の熱交換部容積と、前記流体の目標温度及び雰囲気温度の差の関数として与えられる放熱係数と、前記流体が流通する前記半導体製造装置の配管の配管容積と、前記処理槽の処理槽容積とに基づいて、PID定数を演算することを特徴とする。
本発明の第4の態様に係る半導体製造装置用温度調整装置は、第1の態様乃至第3の態様のいずれかの態様において、
前記温度調整手段は、シース管内部にハロゲンガスが密閉封入され、フィラメントが内挿されたハロゲンランプヒータであることを特徴とする。
本発明の第5の態様に係る半導体製造装置用温度調整装置は、第1の態様乃至第3の態様のいずれかの態様において、
前記温度調整手段は、シース管内部にニクロム線が内挿されたシースヒータであることを特徴とする。
本発明の第6の態様に係る半導体製造装置用温度調整装置は、第1の態様乃至第3の態様のいずれかの態様において、
前記温度調整手段は、ペルチェ素子を備えていることを特徴とする。
本発明の第7の態様に係る半導体製造におけるPID定数演算方法は、
半導体製造装置に用いられる流体の温度を調整するために、内部に前記流体を加熱冷却する温度調整手段を有し、流入した前記流体及び前記温度調整手段の間で熱交換を行う熱交換部を備えた半導体製造装置用温度調整装置を用いた半導体製造におけるPID定数演算方法であって、
前記半導体製造値用温度調整装置は、半導体を処理する処理槽に温度調整した流体を供給し、処理後の流体を前記処理槽から回収して、再度温度調整を行うクローズ型半導体製造装置に用いられ、
熱交換部容積:V1(m
温度調整手段出力:P(kW)
温度調整手段の種類に応じた係数:γ(≧1)
温度センサ時定数:Tsen(sec)
処理槽の放熱係数:α(1/sec)
流体の循環流量:q(m/sec)
処理槽内の流体量:Vb(m
流体の比熱:Cp(J/(kg・K))
流体の密度:ρ(kg/m
流体の設定温度:Sv(K)
装置周囲の雰囲気温度:Tr(K)
装置配管容積:Vp(m
としたときに、これらの値に基づいて、下記式(1)に示される伝達関数G(s)を用いてPID制御用のPID定数(比例ゲイン:Kp、積分時間:Ti、微分時間:Td)を演算することを特徴とする。
本発明の第8の態様に係る半導体製造におけるPID定数演算方法は、
半導体製造装置に用いられる流体の温度を調整するために、内部に前記流体を加熱冷却する温度調整手段を有し、流入した前記流体及び前記温度調整手段の間で熱交換を行う熱交換部を備えた半導体製造装置用温度調整装置を用いた半導体製造におけるPID定数演算方法であって、
前記半導体製造値用温度調整装置は、温度調整された流体を処理後に排出するオープン型半導体製造装置に用いられ、
熱交換部容積:V1(m
温度調整手段出力:P(kW)
温度調整手段の種類に応じた係数:γ(≧1)
温度センサ時定数:Tsen(sec)
流体の流量:q(m/sec)
流体の使用量:Vb(m
流体の比熱:Cp(J/(kg・K))
流体の密度:ρ(kg/m
流体の設定温度:Sv(K)
装置周囲の雰囲気温度:Tr(K)
熱交換部出口から温度センサまでの配管容積:Vp(m
としたときに、下記式(2)に示される伝達関数G(s)を用いてPID制御用のPID定数(比例ゲイン:Kp、積分時間:Ti、微分時間:Td)を演算することを特徴とする。
本発明の第9の態様に係る半導体製造装置用温度調整装置は、第3の態様において、
前記PID定数演算手段でPID定数を算出するために用いられた伝達関数モデルを用い、前記処理槽内の流体量を変化させて、複数の伝達関数モデルを生成する伝達関数モデル生成手段と、
前記PID定数演算手段で演算されたPID定数に基づいて、前記PID制御演算手段が前記温度調整手段のPID制御を行ったときに、所定間隔時間毎に前記処理槽内の流体の温度とPID制御演算手段が算出した操作量を記憶する入出力データ記憶手段と、
前記伝達関数モデル生成手段で生成されたそれぞれの伝達関数モデルに対して前記入出力データ記憶手段に記憶された操作量を入力した時の出力結果、及び、前記入出力データ記憶手段に記憶された前記処理槽内の流体の温度の偏差を算出し、最も偏差の少ない伝達関数モデルを選択する伝達関数モデル選択手段と、
前記伝達関数モデル選択手段で選択された伝達関数モデルに基づいて、伝達関数モデルを修正する伝達関数モデル修正手段とを備えていることを特徴とする。
本発明の第10の態様に係る半導体製造装置用温度調整装置の運転方法は、
半導体製造装置に用いられる流体の温度を調整するために、内部に前記流体を加熱冷却する温度調整手段を有し、流入した前記流体及び前記温度調整手段の間で熱交換を行う熱交換部を備えた半導体製造装置用温度調整装置の運転方法であって、
前記半導体製造装置用温度調整装置は、半導体を処理する処理槽に温度調整した流体を供給し、処理後の流体を前記処理槽から回収して、再度温度調整を行うクローズ型半導体製造装置に用いられ、
熱交換部容積:V1(m
温度調整手段出力:P(kW)
温度調整手段の種類に応じた係数:γ(≧1)
温度センサ時定数:Tsen(sec)
処理槽の放熱係数:α(1/sec)
流体の循環流量:q(m/sec)
処理槽内の流体量:Vb(m
流体の比熱:Cp(J/(kg・K))
流体の密度:ρ(kg/m
流体の設定温度:Sv(K)
装置周囲の雰囲気温度:Tr(K)
装置配管容積:Vp(m
としたときに、これらの値に基づいて、下記式(1)に示される伝達関数G(s)を用いてPID制御用のPID定数(比例ゲイン:Kp、積分時間:Ti、微分時間:Td)を演算する手順と、
前記式(1)の処理槽内の流体量Vb(m)を変化させて複数の伝達関数モデルを生成する手順と、
前記PID定数演算手段で演算されたPID定数に基づいて、前記温度調整手段のPID制御を行ったときに、所定時間毎に前記処理槽内の流体の温度および操作量を計測および記憶する手順と、
演算されたPID定数に基づいて、前記半導体製造装置用温度調整装置を運転する手順と、
生成された複数の伝達関数モデルのそれぞれの出力結果と、計測された前記処理槽内の流体の温度との偏差を算出し、最も偏差の少ない伝達関数モデルを選択する手順と、
選択された伝達モデル関数に基づいて、演算されたPID定数を補正する手順とを実施することを特徴とする。
本発明の第11の態様に係る半導体製造装置用温度調整装置の運転方法は、第10の態様において、
前記処理槽内の流体を目標温度に整定させた後、前記温度調整手段への入力操作量を取得する手順と、
取得した前記温度調整手段への入力操作量に基づいて、前記処理槽の放熱係数αを補正する手順とを実施することを特徴とする。
本発明の第1の態様によれば、PID定数演算手段を備えていることにより、半導体製造装置の操業前に、シミュレーションを行ってPID定数を演算することができるので、操業前のチューニング等で時間を取られることなく、速やかに半導体製造装置の操業を開始することができる。
特に、流体のレシピが頻繁に行われるような半導体製造装置においては、その効果は顕著である。
本発明の第2の態様によれば、オープン型の半導体製造装置に本発明の半導体製造装置用温度調整装置を用いることにより、例えば、枚葉型のスピン洗浄装置等に好適に利用することができる。
本発明の第3の態様によれば、クローズ型の半導体製造装置に本発明の半導体製造装置用温度調整装置を用いることにより、例えば、バッチ式のエッチング処理槽等に好適に利用することができる。
本発明の第4及び第5の態様によれば、ハロゲンヒータ、シースヒータは比較的手に入りやすく、安価であるため、出力の異なるヒータを適宜変更することによって、半導体製造装置用温度調整装置の調整温度範囲を変更することができる。
本発明の第6の態様によれば、温度調整手段がペルチェ素子を備えていることにより、熱交換部において、ペルチェ素子に流す電流の極性を反転させることで流体の加熱、冷却を自由に行うことができるため、半導体製造装置用温度調整装置による流体の温度調整を速やかにかつ高精度に行うことができる。
本発明の第7の態様及び第8の態様によれば、前述した第1の態様と同様の作用及び効果を享受することができる。
本発明の第9の態様によれば、伝達モデル生成手段で複数の伝達関数モデルを生成し、実際の温度調整時の処理槽内の流体の温度を計測し、伝達関数モデル選択手段で実際の流体の温度変化と最も偏差の少ない伝達関数モデルを選択し、PID定数演算手段が伝達関数モデル修正手段によって修正された伝達関数モデルによってPID定数を補正することができる。従って、半導体製造装置用温度調整装置のPID制御の精度を一層向上させることができ、半導体製造装置の初期立ち上げ時間の短縮、運転中の段取り替え時間の短縮、処理槽のレシピ変更時の時間の短縮を図ることができる。
本発明の第10の態様によれば、第9の態様と同様の作用及び効果を享受することができる。
本発明の第11の態様によれば、実際に流体を目標温度に整定させた後、温度調整手段への入力操作量を取得し、この入力操作量に基づいて、処理槽の放熱係数αを補正しているので、次回装置立ち上げ時の初期立ち上げ時間の短縮を図ることができる上、季節変動等の外乱要因に応じた放熱係数αを採用して、PID制御の精度をさらに向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る半導体製造装置の構造を表す模式図。 前記実施形態におけるリミットサイクル法によりPID定数を求める方法を説明するためのグラフ。 前記実施形態におけるPID制御演算手段の構造を表す模式図。 前記実施形態の作用を説明するためのフローチャート。 本発明の第2実施形態に係る半導体製造装置の構造を表す模式図。 前記実施形態の作用を説明するためのフローチャート。 本発明の第3実施形態に係る半導体製造装置の構造を表す模式図。 前記実施形態における伝達関数モデル生成手段によって生成される複数の伝達関数モデルを表すグラフ。 前記実施形態における伝達関数モデル選択手段による伝達関数モデルの選択方法を表すグラフ。 前記実施形態の作用を説明するためのフローチャート。 前記実施形態の作用を説明するためのフローチャート。 前記実施形態における放熱係数αを補正する整定後の入力操作量を説明するためのグラフ。 前記実施形態におけるPID定数を補正しない場合と、補正した場合における処理槽内の流体を目標温度に整定させるまでの時間変化を表すグラフ。 前記実施形態における放熱係数αを補正した場合と、補正しない場合における処理槽内の流体を目標温度に整定させるまでの時間変化を表すグラフ。 本発明の第1実施形態の変形となる限界感度法によりPID定数を求める方法を説明するためのグラフ。 本発明の第1実施形態の変形となるステップ応答法によりPID定数を求める方法を説明するためのグラフ。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1には、本発明の第1実施形態に係る半導体製造装置としての処理装置1が示されている。処理装置1は、半導体ウェハWが浸漬される処理槽2と、処理槽2に温度調整された薬液を供給する温度調整装置3とを備え、処理槽2及び温度調整装置3は、ポンプ4及び配管5によって接続される。
この処理装置1は、温度調整装置3によって温度調整された流体である薬液を処理槽2の下部から供給し、処理槽2からオーバーフローした薬液を回収して、再度温度調整装置3によって温度調整して、処理槽2に供給するクローズ型の処理装置である。
処理槽2内には、水、硫酸等の薬液が貯留され、半導体ウェハWは、処理槽2の内部の薬液に浸漬されることによって、洗浄、エッチング等の処理がされる。
また、処理槽2内には、温度センサ6が設けられ、薬液の温度を検出し、検出値を電気信号として温度調整装置3に出力する。
温度調整装置3は、薬液の温度調整を行う熱交換部7と、熱交換部7に電力を供給する電力供給部8とを備える。
熱交換部7は、石英からなる熱交換管71と、この熱交換管71の略中央に内挿される温度調整手段72とを備える。
熱交換管71は、両端面が石英板によって封止され、下部の一端に薬液導入用の孔(図示略)と、上部の他端に温度調整された薬液排出用の孔(図示略)が形成され、これらの孔に配管5が接続される。尚、図示を略したが、熱交換管71の外周には断熱材が設けられ、温度調整手段72から放射された熱が、熱交換管71内の薬液に効率的に伝導できるようになっている。
温度調整手段72は、熱交換管71の略中央を貫通して設けられ、端部に電極が設けられている(図示略)。この電極には、電力供給部8から引き出された電気配線が接続され、電力供給部8からの電力が供給されて、加熱するようになっている。
本実施形態では、温度調整手段72としては、石英製のシース管内部にハロゲンガスを密閉封入し、さらに略中央にフィラメントを内挿したハロゲンランプを採用している。尚、温度調整手段72は、これに限られず、シース管内部にニクロム線を螺旋状に内挿したシースヒータを採用することもできるし、シース管内部にペルチェ素子を内挿したものを採用することもできる。ペルチェ素子を採用した場合、電力供給部8から供給される電流の極性を変化させれば、温度調整手段72は、薬液加熱及び薬液冷却を行うことができ、高精度に薬液の温度調整を迅速に行うことができる、という利点がある。
電力供給部8は、熱交換部7の温度調整手段72に電力を供給する部分であり、入力手段81と、コントローラ82と、電力供給回路83とを備える。
入力手段81は、タッチパネル、操作スイッチ等で構成され、薬液の温度設定、ポンプ4の流量等のオペレーターが設定値を入力する部分であり、後述する処理装置1の各種条件設定や、薬液の物性値等も入力できるようになっている。
コントローラ82は、熱交換部7の温度調整手段72のPID制御を行う部分であり、メモリ84、PID定数演算手段85、及びPID制御演算手段86を備える。
メモリ84内部には、温度調整装置3の固有の各種設定値が記憶されている。
PID定数演算手段85は、メモリ84内部に記憶された各種設定値、入力手段81で入力された薬液の物性値等に基づいて、処理装置1全体のモデルを生成し、PID定数を演算する。
具体的には、表1に示される各種値に基づいて、処理装置1全体のモデルを生成する。表1中入力時点が運転開始時とあるのは、処理装置1の運転開始時点で入力手段81に直接入力して設定する。処理装置立ち上げ時となるのは、処理装置1の設定時に入力手段81を用いて入力し、メモリ84内に記憶保存する。温度調整装置設計時とあるのは、温度調整装置3の設計時に予めメモリ84内に記憶保存しておく。
尚、放熱係数αは、処理装置1の設計時に実験又はシミュレーションで決定することができ、設定温度Svと雰囲気温度Trの差の関数で表され、具体的には、温度定常出力をPss、定常時槽温度をTss、雰囲気温度をTrとすると、下記式(3)により算出することができる。
処理装置1全体の伝達関数をG(s)とすると、伝達関数は式(4)のようなむだ時間+三次遅れ系の伝達関数として表現することができ、PID定数演算手段85は、下記式(4)に示される伝達関数G(s)に、表1の各種設定値を代入し、処理装置1全体のモデルを構築する。
なお、γは温度調整手段72の種類によって替える係数(γ≧1)である。
ここで、式(4)の導出は、熱交換部7の熱収支の条件に基づいて演算することができる。
熱交換部7の入口側配管5に流入する薬液の時間tにおける温度をTa(t)℃、出口側配管5から排出される薬液の時間tにおける温度をTb(t)℃とすると、熱交換部7内における熱収支の条件は、下記式(5)で表される。
一方、処理槽2における熱収支の条件は、下記式(6)で表される。
式(5)及び式(6)より求められる伝達関数を結合し、温度調整手段72(ここではランプ出力)の動特性を温度伝達特性のγ倍の時定数を持つ1次遅れ系の伝達関数として挿入し、さらに、処理槽2の温度を測定する温度センサ6の伝達関数(時定数をTsen(sec)とする一次遅れ系として考える)及び循環に関わるむだ時間L(sec)を追加すると、式(4)を求めることができる。
PID定数演算手段85は、式(4)のモデルに対して、1984年にAstromによって提案されたリミットサイクル法、限界感度法をベースとしたZiegler&Nichols調整則を用いてシミュレーションによってPID定数を演算する。
具体的には、リミットサイクル法は、図2(A)に示されるように、制御対象の前段にリレー要素を挿入し、図2(C)に示されるようなON/OFF的な信号を入力し、図2(B)のような出力を得ることで、限界ゲインKc、限界周期Tcを求める方法である。
PID定数演算手段85は、図2(B)から限界周期Tcを演算するとともに、図2(C)における入力振幅M、出力振幅Xから、限界ゲインKcを下記式(7)によって演算する。
PID定数演算手段85は、図2(B)から求められた限界周期Tc、式(7)により演算された限界ゲインKcに基づいて、下記のようにPID定数を演算する。
比例ゲイン:Kp=0.6Kc
積分時間:Ti=0.5Tc
微分時間:Td=0.125Tc
PID制御演算手段86は、図3に示されるように、オペレーターが設定した温度の目標値と、温度センサ6で検出された温度の現在値との偏差を、比例項では定数倍、積分項では加算、微分項では変化率を計算し、これらを足し合わせて操作量とする。
この際、PID制御では、比例項、積分項、微分項のそれぞれを、どの程度働かせるかの重み付けを行う必要があり、この重み付けとして、比例ゲインKp、積分時間Ti、微分時間Tdを用いて操作量を演算する。
PID制御演算手段86は、演算した操作量を電力供給回路83に出力し、電力供給回路83は、制御量をアナログ変換して、温度調整手段72に電気信号として出力する。
次に、本実施形態の作用を、図4に示されるフローチャートに基づいて説明する。
まず、オペレーターがコントローラ82の電源をオンにすると(手順S1)、PID定数演算手段85は、メモリ84内に記憶された表1の処理装置立ち上げ時及び温度調整装置の設計時の固定パラメータを読み込む(手順S2)。
次に、オペレーターが入力手段81を操作して、表1の運転開始時のパラメータを設定すると、PID定数演算手段85は、設定されたパラメータを読み込む(手順S3)。
PID定数演算手段85は、読み込まれた各パラメータを式(3)の伝達関数G(s)に代入し、処理装置1全体のモデルを構築する(手順S4)。
PID定数演算手段85は、処理装置1全体のモデルに対して、シミュレーションによってリミットサイクル法を開始して(手順S5)、限界ゲインKc及び限界周期Tcを演算する(手順S6)。
PID定数演算手段85は、限界ゲインKc及び限界周期Tcに基づいて、比例ゲインKp、積分時間Ti、微分時間Tdを演算し(手順S7)、PID制御演算手段86に転送する(手順S8)。
PID制御演算手段86は、転送された比例ゲインKp、積分時間Ti、微分時間Tdの値で重み付けを行い、温度調整手段72のPID制御演算を開始する(手順S9)
本実施形態によれば、PID定数演算手段85を備えていることにより、処理装置1の操業前に、伝達関数G(s)に基づく処理装置1全体のモデルでシミュレーションを行ってPID定数を演算できるので、演算されたPID定数により速やかに処理装置1の操業を開始することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。尚、以下の説明では、既に説明した部材、部分等と同一のものについては、同一符号を付してその説明を省略する。
前記第1実施形態に係る処理装置1は、クローズ型の処理装置に対して、本発明を適用したものであった。
これに対して、本実施形態に係る処理装置10は、図5に示されるように、温度調整装置3により温度調整された薬液を、枚様式のスピン洗浄装置11に適用したものであり、処理後の薬液を温度調整装置3に戻さないオープン型の処理装置に本発明を適用した点が相違する。
また、前記第1実施形態では、PID定数演算手段85は、Ziegler&Nichols調整則を
用いてPID定数を演算していた。
これに対して、本実施形態では、PID定数演算手段15が、IMC(Internal Model
Control)−PID調整則を用いて、PID定数を演算している点が相違する。
以下、本実施形態について詳述する。
枚葉式のスピン洗浄装置11は、図5に示されるように、回転軸12上に基台13が設けられ、基台13上に半導体ウェハWが設置される。
洗浄に際しては、回転軸12を回転させ、半導体ウェハWを回転させた状態で、回転軸12の上方から洗浄水や、エッチング処理液等の薬液をノズル14から供給すると、半導体ウェハW上の薬液は、回転の遠心力により、半導体ウェハWの外周に拡散し、半導体ウェハWの表面全体を処理した後、外部に排出される。
電力供給部8のPID定数演算手段15は、メモリ84内部に記憶された各種設定値、入力手段81で入力された薬液の物性値等に基づいて、処理装置全体のモデルを生成し、PID定数を演算する。
具体的には、表2に示される各種値に基づいて、モデルの生成を行う。
処理装置10全体の伝達関数をG(s)とすると、伝達関数は式(8)のようなむだ時間+二次遅れ系の伝達関数として表現することができ、PID定数演算手段15は、下記式(8)に示される伝達関数G(s)に、表2の各種設定値を代入し、処理装置10全体のモデルを構築する。
なお、γは温度調整手段72の種類によって替える係数である(γ≧1)。
ここで、本実施形態は、薬液を循環させる構成ではないので、熱交換部7における熱収支の条件となる第1実施形態における式(5)から伝達関数を求めると下記式(9)となる。
熱交換部7の入口側配管5のTa(s)(℃)を平衡点として0℃とすると、式(10)のようになる。
式(10)では、入力がP(s)(W)となっているので、コントローラ82の入力u(s)=0〜1で0〜P(Pmax)に対応させ、さらに温度調整手段72の動特性を式(10)より求まる時定数のγ倍とすると、式(11)のようになる。
出口側配管5に時定数Tsenの温度センサ6を接続し、さらに熱交換部出口から温度センサまでのむだ時間L=Vp/qを考慮すると、式(11)は、下記式(12)のようになり、式(8)に示される伝達関数G(s)が導出される。
このようにして得られた式(8)の分母・分子に1/qρCpをかけると、式(8)は式(13)のように変形される。

式(13)は、例えば、IMC−PID調整則の下記式(14)で表されるモデルM(s)と対応する。
すなわち、式(14)におけるT、T、Kは、下記のように演算される。
=γV1/q
=Tsen
K=P/qρCp
そして、IMC−PID調整則を適用すると、PID定数は、下記式(15)のように演算される。尚λは、IMC−PID調整則における調整フィルタの時定数であり、Tの1/2程度とする。
次に、本実施形態の作用を図6に示されるフローチャートに基づいて、説明する。
まず、第1実施形態と同様にコントローラの電源がオンされると(手順S1)、PID定数演算手段15は、メモリ84から表2の運転開始時以外の固定パラメータを読み込み(手順S2)、さらにオペレーターが入力した運転開始時のパラメータを読み込む(手順S3)。
PID定数演算手段15は、読み込まれた各パラメータを式(6)の伝達関数G(s)に代入し、処理装置10全体の連続伝達時間系伝達関数を構築する(手順S11)。
そして、ゲイン、フィルタの時定数をIMC−PID調整則に適用し、式(9)で与えられる比例ゲインKp、時間積分Ti、微分時間Tdを演算する(手順S12)。
PID定数演算手段15は、演算されたPID定数(Kp、Ti、Td)をPID制御演算手段86に転送し(手順S8)、PID制御演算手段86は、熱交換部7の温度制御を開始する(手順S9)。
このような本実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果を享受することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。尚、以下の説明では、第1実施形態で説明した構成、手順については、第1実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。
前述した第1実施形態では、コントローラ82は、PID定数演算手段85及びPID制御演算手段86を備えた構成であった。
これに対して、本実施形態に係るコントローラ90は、図7に示されるように、PID定数演算手段85及びPID制御演算手段86に加え、入出力データ記憶手段91、伝達関数モデル生成手段92、伝達関数モデル選択手段93、及び伝達関数モデル修正手段94を備えている点が相違する。
入出力データ記憶手段91は、処理槽2内に設けられた温度センサ6によって計測された処理槽2内の温度データ及びその温度データによってPID制御演算手段86で算出された操作量を記憶する。
伝達関数モデル生成手段92は、PID定数(比例ゲイン:Kp、積分時間:Ti、微分時間:Td)を演算するために用いた下記式(16)において、処理槽2内の槽液量(流体量)Vb(m)をn個の変動水準[Vb1,Vb2,・・・Vbn]として、n個の連続時間系伝達関数モデル[G(s),G(s),・・・,G(s)]を作成し、それぞれを離散時間系伝達関数モデルに変換したものであるG(z),・・・,G(z)の集合を生成する。
伝達関数モデル選択手段93は、入出力データ記憶手段91に実際の運転開始後における、実機における入出力データとして、入力操作量ur(0),・・・・,ur(N)と、温度センサ6で計測された処理槽2内の流体温度yr(0),・・・,yr(N)の取り込みを行う。
次に伝達関数モデル選択手段93は、伝達関数モデル生成手段92で生成したn個の伝達関数モデルG(z),・・・,G(z)に対して入出力データ記憶手段91に記憶された入力操作量ur(0),・・・・ur(N)を入力し、n個の出力データ列y1(z),・・・,yn(z)の集合を下記式(17)によって算出する。具体的には図8に示されるように加熱時間と出力である処理槽2内の流体の温度との関係を与えるグラフとして得られる。
伝達関数モデル選択手段93は、図9に示されるように、実機における出力データyr(0),・・・yr(N)と、式(17)で求めたn個の出力データ列y1(0),・・・,y1(N),・・・,yn(0),・・・,yn(N)のそれぞれとの偏差の2乗平均d(i)i=1・・・nとして、下記式(18)を得る。
伝達関数モデル選択手段93は、得られた偏差d(1),・・・,d(n)のうち、偏差の最も小さい伝達関数モデルを選択し、選択された伝達関数モデルの処理槽2内の流体量Vbを伝達関数モデル修正手段94に出力する。尚、本実施形態では、式(18)により偏差を求めているが、これに限らず、統計処理的に用いられる偏差の算出方法であれば、種々の方法を採用できる。
伝達関数モデル修正手段94は、前記第1実施形態で説明したメモリ84内に記憶された表1の槽液量(流体量)Vbを、伝達関数モデル選択手段93から出力された選択された伝達関数モデルの処理槽2内の流体量Vbに書き替える。
また、詳しくは後述するが、伝達関数モデル修正手段94は、表1における放熱係数α、式(1)のむだ時間Lも、補正後の放熱係数α、温度センサ6によって計測されたむだ時間Lに書き替える。
次に、本発明の作用を図10及び図11のフローチャートに基づいて説明する。
手順S1乃至手順S9については、第1実施形態と同様なので、説明を省略する。
PID制御演算手段86により温度調整手段72の制御が開始されたら(手順S9)、入出力データ記憶手段91は、所定時間毎に温度センサ6からの電気信号取得し、むだ時間Lを計測する(図10参照)。計測方法は例えば加熱開始から処理槽2内の温度がある微小温度だけ上昇するのにかかった時間を計測し、むだ時間Lとみなす。むだ時間Lが計測されたら、伝達関数モデル修正手段94は、メモリ84に格納された式(16)中のむだ時間Lを、計測された実機のむだ時間Lに書き替える(手順S20)。
伝達関数モデル生成手段92は、PID定数演算手段85で用いられた式(16)の伝達関数を用い、処理槽2内の流体量Vbを変化させ、複数の伝達関数モデルG1(z),・・・,Gn(z)の集合を生成する(手順S21)。
伝達関数モデル選択手段93は、所定のサンプリング周期Δtで、入力操作量ur(0),・・・・,ur(N)と、温度センサ6で計測された処理槽2内の流体温度yr(0),・・・,yr(N)とを入出力データとして入出力データ記憶手段91に取り込み(手順S22)、所定の数、例えば、N個のデータが取り込まれるまで繰り返す(手順S23)。
伝達関数モデル選択手段93は、伝達関数モデル生成手段92で生成された複数の伝達関数モデルG1(z),・・・,Gn(z)から、所定の入力量ur(0),・・・,ur(N)に対する出力データ列[y1(0),・・・,y1(N)],・・・,[yn(0),・・・yn(N)]の集合を式(17)によって算出する。
続けて、伝達関数モデル選択手段93は、実機における処理槽2内の流体温度yr(0),・・・,yr(N)と、出力データ列y1(0),・・・,y1(N)との偏差d(1),・・・,出力yn(0),・・・,yn(N)との偏差d(n)を例えば2乗平均により求め、式(18)を得る。
伝達関数モデル選択手段93は、得られた偏差d(1),・・・,d(n)のうち、偏差の最も小さい伝達関数モデルを選択し(手順S24)、選択された伝達関数モデルで設定された処理槽2内の流体量Vbを伝達関数モデル修正手段94に出力する。
伝達関数モデル修正手段94は、メモリ84内に記憶された表1の槽液量(流体量)Vbを、伝達関数モデル選択手段93から出力された処理槽2内の流体量Vbに書き替える(手順S25)。
PID定数演算手段85は、書き替えられた伝達関数モデルに基づいて、再度リミットサイクル法によるシミュレーションを開始し(手順S26)、限界ゲインKc、限界周期Tcを演算する(手順S27)。
PID定数演算手段85は、演算された限界ゲインKc、限界周期Tcから比例ゲインKp、時間積分Ti、微分時間Tdを算出し、PID制御演算手段86に転送する(手順S29)。
PID制御演算手段86は、補正された比例ゲインKp、時間積分Ti、微分時間Tdに基づいて、温度調整手段72の制御を開始する(手順S30)。
PID制御演算手段86は、温度センサ6から出力される処理槽2内の流体の温度データに基づいて、処理槽2内の流体の温度が目標温度に整定したかを監視し(手順S31)、目標温度に整定したと判定されたら、伝達関数モデル修正手段94にその旨の電気信号を出力する。
伝達関数モデル修正手段94は、目標温度に整定した旨の電気信号を受け取ったら、その際の入力操作量MVss(%)を取得する(手順S32)。
具体的には、処理槽2内の流体が目標温度に整定されても、制御を停止すれば、処理槽2からの放熱により、処理槽2内の流体の温度が下がってしまう。そこで、PID制御演算手段86は、図12に示されるように、放熱によって減少する熱量を、整定後の入力操作量MVssとして補完し、処理槽2内の流体の温度を維持するのである。
伝達関数モデル修正手段94は、取得した整定後の入力操作量MVss、ランプ出力P(kW)、設定温度(目標温度)Sv(K)、及び雰囲気温度Tr(K)に基づいて、下記式(19)により放熱係数αを算出し(手順S33)、メモリ84内に格納された放熱係数αを書き替える(手順S34)。尚、書き替えられた放熱係数αは、次回運転時の放熱係数として式(16)で用いられる。
本実施形態によれば、伝達関数モデル修正手段94を備えることにより、図13のグラフに示されるように、処理槽2内の流体の温度を目標温度に整定させるまでの時間をさらに短縮することができるので、処理装置1の初期立ち上げ時間の短縮、運転中の段取り替え時間の短縮、処理槽2内の流体のレシピ変更時の時間の短縮を図ることができる。
また、伝達関数モデル修正手段94により、処理槽2内の流体の温度を目標温度に整定させた後の入力操作量MVssに基づいて、放熱係数αの補正を行うことにより、図14に示されるように、目標温度への整定までの時間をさらに短縮することができるので、次回装置立ち上げ時の初期立ち上げ時間のさらなる短縮を図ることができる上、季節変動等の外乱要因に応じた放熱係数αを採用して、PID制御の精度をさらに向上させることができる。
[実施形態の変形]
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記第1実施形態では、リミットサイクル法により、限界ゲインKc及び限界周期Tcを演算していたが、これに限らない。すなわち、図15に示すように、プロセスの比例ゲインKpを徐々に上げていき、応答波形が発散する時点をもって限界ゲインKc及びその際の波形の周期を限界周期Tcとして求めてもよい。
また、図16に示すように、プロセスにステップ信号を入力し、応答波形の特徴量からPID定数を求めるステップ応答法を採用してもよい。この場合、応答曲線の変曲点を通る接線を引き、接線の傾きを求め、さらに時間軸との交点からむだ時間Lを求めることにより、PID定数を求めることができる。この場合、PID定数は、
Kp=1.2/RL
Ti=2L
Td=0.5L
で演算することができる。
さらに、前記各実施形態では、Ziegler&Nichols調整則、IMC−PID調整則により
PID定数を求めていたが、これに限らず、CHR(Chien,Hrones,Reswick-Method)調
整則等、他の調整則によりPID定数を求めてもよい。
また、前記各実施形態では、PID定数を温度調整装置3のコントローラ82で演算していたがこれに限らず、本発明のPID定数演算手段15、85をパーソナルコンピュータ、スマートフォン等の端末にプログラムとして入力し、演算結果であるPID定数をコントローラ82に入力して、温度制御を開始してもよい。
さらに、前記実施形態では、予め固定パラメータがメモリ84に記憶されていたが、これに限られず、運転開始の都度、すべてのパラメータを、入力手段81を用いて入力してもよい。また、流量のようにセンサを使って検出できるものは、その値を使用してパラメータ入力をしてもよい。
1…処理装置、2…処理槽、3…温度調整装置、4…ポンプ、5…配管、6…温度センサ、7…熱交換部、8…電力供給部、10…処理装置、11…スピン洗浄装置、12…回転軸、13…基台、14…ノズル、15…PID定数演算手段、71…熱交換管、72…温度調整手段、81…入力手段、82、90…コントローラ、83…電力供給回路、84…メモリ、85…PID定数演算手段、86…PID制御演算手段、91…入出力データ記憶手段、92…伝達関数モデル生成手段、93…伝達関数モデル選択手段、94…伝達関数モデル修正手段

Claims (6)

  1. 半導体製造装置に用いられる流体の温度を調整するために、内部に前記流体を加熱冷却する温度調整手段を有し、流入した前記流体及び前記温度調整手段の間で熱交換を行う熱交換部を備えた半導体製造装置用温度調整装置であって、
    前記半導体製造装置用温度調整装置は、半導体を処理する処理槽に温度調整した流体を供給し、処理後の流体を前記処理槽から回収して、再度温度調整を行うクローズ型半導体製造装置に用いられ、
    前記流体の循環流量と、前記流体の密度及び比熱と、前記熱交換部の熱交換部容積と、前記流体の目標温度及び雰囲気温度の差の関数として与えられる放熱係数と、前記流体が流通する前記半導体製造装置の配管の配管容積と、前記処理槽内の流体量と、前記流体の温度を測定する温度センサの時定数に基づいて、PID制御用のPID定数を演算するPID定数演算手段と、
    前記PID定数演算手段で演算されたPID定数に基づいて、前記温度調整手段のPID制御を行うPID制御演算手段と、
    前記PID定数演算手段でPID定数を算出するために用いられた伝達関数モデルを用い、前記処理槽内の流体量を変化させて、複数の伝達関数モデルを生成する伝達関数モデル生成手段と、
    前記PID定数演算手段で演算されたPID定数に基づいて、前記PID制御演算手段が前記温度調整手段のPID制御を行ったときに、所定時間毎に前記処理槽内の流体の温度を計測する温度センサによって計測された温度データと対応する操作量を記憶する入出力データ記憶手段と、
    前記伝達関数モデル生成手段で生成されたそれぞれの伝達関数モデルに対して前記入出力データ記憶手段に記憶された操作量を入力した時の出力結果、及び、前記入出力データ記憶手段に記憶された前記処理槽内の流体の温度の偏差を算出し、最も偏差の少ない伝達関数モデルを選択する伝達関数モデル選択手段と、
    前記伝達関数モデル選択手段で選択された伝達関数モデルに基づいて、伝達関数モデルを修正する伝達関数モデル修正手段とを備え、
    前記PID定数演算手段は、前記伝達関数モデル修正手段によって修正された伝達関数モデルに基づいてPID定数を補正する
    ことを特徴とする半導体製造装置用温度調整装置。
  2. 請求項1に記載の半導体製造装置用温度調整装置において、
    前記温度調整手段は、シース管内部にハロゲンガスが密閉封入され、フィラメントが内挿されたハロゲンランプヒータである
    ことを特徴とする半導体製造装置用温度調整装置。
  3. 請求項1に記載の半導体製造装置用温度調整装置において、
    前記温度調整手段は、シース管内部にニクロム線が内挿されたシースヒータである
    ことを特徴とする半導体製造装置用温度調整装置。
  4. 請求項1に記載の半導体製造装置用温度調整装置において、
    前記温度調整手段は、ペルチェ素子を備えている
    ことを特徴とする半導体製造装置用温度調整装置。
  5. 半導体製造装置に用いられる流体の温度を調整するために、内部に前記流体を加熱冷却する温度調整手段を有し、流入した前記流体及び前記温度調整手段の間で熱交換を行う熱交換部を備えた半導体製造装置用温度調整装置の運転方法であって、
    前記半導体製造装置用温度調整装置は、半導体を処理する処理槽に温度調整した流体を供給し、処理後の流体を前記処理槽から回収して、再度温度調整を行うクローズ型半導体製造装置に用いられ、
    熱交換部容積:V1(m
    温度調整手段出力:P(KW)
    温度調整手段の種類に応じた係数:γ(≧1)
    温度センサ時定数:Tsen(sec)
    処理槽の放熱係数:α(1/sec)
    流体の循環流量:q(m/sec)
    処理槽内の流体量:Vb(m
    流体の比熱:Cp(J/(kg・K))
    流体の密度:ρ(kg/m
    流体の設定温度:Sv(K)
    装置周囲の雰囲気温度:Tr(K)
    装置配管容積:Vp(m
    としたときに、これらの値に基づいて、下記式(1)に示される伝達関数G1(s)を用いてPID制御用のPID定数(比例ゲイン:Kp、積分時間:Ti、微分時間:Td)を演算する手順と、
    演算されたPID定数に基づいて、前記半導体製造装置用温度調整装置を運転する手順と、
    前記式(1)の処理槽内の流体量Vb(m)を変化させて複数の伝達関数モデルを生成する手順と、
    前記PID定数演算する手順で演算されたPID定数に基づいて、前記温度調整手段のPID制御を行ったときに、所定時間毎に前記処理槽内の流体の温度を計測する手順と、
    生成された複数の伝達関数モデルのそれぞれの出力結果と、計測された前記処理槽内の流体の温度との偏差を算出し、最も偏差の少ない伝達関数モデルを選択する手順と、
    選択された伝達モデル関数に基づいて、演算されたPID定数を補正する手順とを実施する
    ことを特徴とする半導体製造装置用温度調整装置の運転方法。
  6. 請求項に記載の半導体製造装置用温度調整装置の運転方法において、
    前記処理槽内の流体を目標温度に整定させた後、前記温度調整手段への入力操作量を取得する手順と、
    取得した前記温度調整手段への入力操作量に基づいて、前記処理槽の放熱係数αを補正する手順とを実施する
    ことを特徴とする半導体製造装置用温度調整装置の運転方法。
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