JP6031934B2 - インク組成物および画像形成方法 - Google Patents
インク組成物および画像形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6031934B2 JP6031934B2 JP2012225743A JP2012225743A JP6031934B2 JP 6031934 B2 JP6031934 B2 JP 6031934B2 JP 2012225743 A JP2012225743 A JP 2012225743A JP 2012225743 A JP2012225743 A JP 2012225743A JP 6031934 B2 JP6031934 B2 JP 6031934B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink composition
- modified
- ink
- surfactant
- recording medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D11/00—Inks
- C09D11/30—Inkjet printing inks
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/145—Arrangement thereof
- B41J2/155—Arrangement thereof for line printing
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/21—Ink jet for multi-colour printing
- B41J2/2107—Ink jet for multi-colour printing characterised by the ink properties
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D11/00—Inks
- C09D11/30—Inkjet printing inks
- C09D11/32—Inkjet printing inks characterised by colouring agents
- C09D11/322—Pigment inks
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D11/00—Inks
- C09D11/30—Inkjet printing inks
- C09D11/38—Inkjet printing inks characterised by non-macromolecular additives other than solvents, pigments or dyes
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
- Ink Jet (AREA)
Description
積を大きくすると、メディア上でのインクのはじきなどが生じることがあった。
本適用例のインク組成物によれば、少なくとも上述の化合物Iおよび界面活性剤を含むことにより、界面活性を示す物質のバランスが図られ、非吸収性または低吸収性のメディアに対して良好なべた画像を容易に形成することができる。
に良好で、非吸収性または低吸収性のメディアに対して良好なべた画像を容易に形成することができる。
本適用例のインク組成物によれば、インクのメディア上での濡れ拡がり性がさらに良好で、また、メディア上でのはじきがさらに抑制され、非吸収性または低吸収性のメディアに対してさらに良好なべた画像を容易に形成することができる。
(1)前記記録ヘッドは、シリアルヘッドであり、主走査方向に直交する方向の画像解像度が、前記主走査方向に直交する方向のヘッド解像度の4倍以下である。
(2)前記記録ヘッドは、ラインヘッドである。
本実施形態のインク組成物は、水と、色材と、界面活性剤と、下記一般式(I)で表される化合物Iと、を含む。そして、本実施形態のインク組成物は、標準沸点が280℃以上のアルキルポリオールを実質的に含まず、非吸収性または低吸収性記録媒体に対して用いられる。
本実施形態のインク組成物は、界面活性剤を含む。界面活性剤の幾つかの作用としては、インク組成物の記録媒体上での濡れ拡がり性を付与すること、インク組成物のインクジェットヘッドからの吐出安定性を付与すること、インク組成物の記録媒体上でのはじきを防止すること、などが挙げられる。界面活性剤は、単一の化合物、または複数の化合物の混合物とすることができ、前記例示した作用は、界面活性剤の組成等に依存して、単独で発生する場合と複数の作用が同時に生じる場合とがある。界面活性剤の作用が複数生じる際には、界面活性剤の種類や組成を変化させることによって目的に応じて作用効果のバランスをとることができる。
フッ素系界面活性剤は、WO2010/050618およびWO2011/007888に開示されているように、低吸収性、非吸収性の記録媒体に対して良好な濡れ性を奏するものとして知られている。フッ素系界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えばパーフルオロアルキルスルホン酸塩、パーフルオロアルキルカルボン酸塩、パーフルオロアルキルリン酸エステル、パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物、パーフルオロアルキルベタイン、パーフルオロアルキルアミンオ
キサイド化合物などが挙げられる。これらの中でも、一般式(1)〜(6)で表される化合物が信頼性の観点からも特に好ましく、式(1)、(2)、(3)、(6)で表されるものが一層好ましい。
(Dupont社製);FT−250、251(株式会社ネオス製)などが挙げられる。これらの中でも、Dupont社製のFSO、FSO−100、FSN、FSN−100、FS−300が良好な印字品質、保存性を提供でき好ましい。これらのフッ素系界面活性剤は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本願発明は、シロキサン単位が5以上のシロキサン系界面活性剤として、下記式(II)に示す化合物を含むことが好ましい。なお、従来広く使用されてきた、BYK−345、BYK−348、BYK−347(ビックケミー・ジャパン株式会社製)、KF−640(信越化学工業株式会社製)は、いずれもシロキサン単位が4以下のシロキサン系界面活性剤であり、下記式(II)及び(I)の化合物のいずれにも該当しない。
本実施形態のインク組成物は、下記一般式(I)で表される化合物Iを含む。
ミー・ジャパン株式会社製)等が挙げられる。
本実施形態のインク組成物は、標準沸点が280℃以上のアルキルポリオールを実質的に含まない。ここで、「Xを実質的に含まない」との表現は、インク組成物を製造する際に意図的にXを添加しないという程度の意味であり、インク組成物を製造中又は保管中に不可避的に混入又は発生する微量のXを含んでいても構わない。「実質的に含まない」の具体例としては、たとえば1.0質量%以上含まない、好ましくは0.5質量%以上含まない、より好ましくは0.1質量%以上含まない、さらに好ましくは0.05質量%以上含まない、特に好ましくは0.01質量%以上含まないことである。
オール[194℃]、1,2−ペンタンジオール[210℃]、1,2−ヘキサンジオール[224℃]、1,2−ヘプタンジオール[227℃]、3−メチル−1,3−ブタンジオール[203℃]、2−エチル−2−メチル−1,3−プロパンジオール[226℃]、2−メチル−1,3−プロパンジオール[214℃]、2−メチル−2−プロピル−1,3−プロパンジオール[230℃]、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール[210℃]、および2−メチルペンタン−2,4−ジオール[197℃]などが挙げられる。なお、上記括弧内の数値は、標準沸点を表す。
本実施形態に係るインク組成物は、色材を含有する。色材としては、染料または顔料が挙げられ、耐水性、耐ガス性、耐光性等の観点から顔料であることが好ましい。
水マレイン酸共重合体、ビニルナフタレン−アクリル酸共重合体、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合体、酢酸ビニル−マレイン酸エステル共重合体、酢酸ビニル−クロトン酸共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸共重合体等およびこれらの塩が挙げられる。これらの中でも、疎水性官能基を有するモノマーと親水性官能基を持つモノマーとの共重合体、疎水性官能基と親水性官能基とを併せ持つモノマーからなる重合体が好ましい。共重合体の形態としては、ランダム共重合体、ブロック共重合体、交互共重合体、グラフト共重合体のいずれの形態でも用いることができる。
本実施形態に係るインク組成物は、水を含有する。水は、インク組成物の主となる媒体
であり、乾燥により蒸散する成分である。水は、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水又は超純水のようなイオン性不純物を極力除去したものであることが好ましい。また、紫外線照射又は過酸化水素添加等により滅菌した水を用いると、顔料分散液及びこれを用いたインク組成物を長期保存する場合にカビやバクテリアの発生を防止することができるので好適である。
1.6.1.グリコールエーテル
本実施形態に係るインク組成物は、デービス法により算出されたHLB値が4.2以上7.8以下のグリコールエーテルを含有することができる。本実施形態に係るインク組成物は、係るHLB値範囲を満たすグリコールエーテルを含むことで、記録媒体種の影響をあまり受けずに、記録媒体上での濡れ拡がり性・記録媒体への浸透速度を制御することできる。これにより、インク非吸収性又は低吸収性の被記録媒体に対してより濃淡むらが少ない鮮明な画像を記録することができる。
(上記式において、[1]は親水基の基数を表し、[2]は疎水基の基数を表す。)
下記の表に、代表的な親水基及び疎水基の基数を例示する。
、エチレングリコールモノオクチルエーテル、エチレングリコールモノイソオクチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソオクチルエーテル、トリエチレングリコールモノイソオクチルエーテル、エチレングリコールモノ−2−エチルヘキシルエーテル、ジエチレングリコール−2−エチルヘキシルエーテル、トリエチレングリコールモノ−2−エチルヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノ−2−エチルペンチルエーテル、エチレングリコールモノ−2−エチルペンチルエーテル、エチレングリコールモノ−2−メチルペンチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−2−メチルペンチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル等が挙げられる。これらは、1種単独又は2種以上を混合して使用することができる。
本実施形態のインク組成物は、「1.1.界面活性剤」の項で述べた界面活性剤の他に、各種の界面活性を付与する物質を含有してもよい。
本実施形態に係るインク組成物は、上記の成分の他にも、水酸化カリウムやトリエタノールアミン等のpH調整剤、エチレンジアミン四酢酸塩(EDTA)等のキレート化剤、防腐剤・防かび剤、及び防錆剤などを、特に制限無く含有することができる。
本実施形態に係るインク組成物は、前述した成分を任意な順序で混合し、必要に応じて濾過等をして不純物を除去することにより得られる。各成分の混合方法としては、メカニカルスターラー、マグネチックスターラー等の撹拌装置を備えた容器に順次材料を添加して撹拌混合する方法が好適に用いられる。濾過方法としては、遠心濾過、フィルター濾過等を必要に応じて行なうことができる。
本実施形態に係るインク組成物は、記録品質とインクジェット用のインク組成物としての信頼性とのバランスの観点から、20℃における表面張力が20mN/m以上50mN/mであることが好ましく、25mN/m以上40mN/m以下であることがより好ましい。なお、表面張力の測定は、自動表面張力計CBVP−Z(協和界面科学社製)を用いて、20℃の環境下で白金プレートをインクで濡らしたときの表面張力を確認することにより測定することができる。
本実施形態のインク組成物は、非吸収性または低吸収性の記録媒体に対して用いられる。ここで、非吸収性または低吸収性の記録媒体とは、記録面においてインク組成物を全く吸収しない、またはほとんど吸収しない性質を有する記録媒体を指す。
角はポータブル接触角計 PCA−1(協和界面科学株式会社製)等を用いて測定することができる。
本実施形態に係るインク組成物によれば、少なくとも上述の化合物Iおよび界面活性剤を含むことにより、界面活性を示す物質のバランスが図られ、非吸収性または低吸収性のメディアに対して良好なべた画像を容易に形成することができる。
本実施形態に係る画像形成方法は、記録ヘッドを有するインクジェット記録装置を用いた画像形成方法であって、上述のインク組成物を記録ヘッドから吐出して非吸収性または低吸収性の記録媒体に画像を形成する方法である。まず、本実施形態に係るインクジェット記録方法に用いられるインクジェット記録装置について説明する。
本実施形態の画像形成方法には、シリアル型のインクジェット記録装置およびライン型のインクジェット記録装置のいずれでも使用することができる。これらの型のインクジェット記録装置であっても、記録ヘッドが搭載されており、記録媒体と記録ヘッドとの相対的な位置関係を変化させながら、記録ヘッドのノズル孔からインク組成物の液滴を所定のタイミングでかつ所定の体積(質量)で吐出させ、記録媒体の記録面にインク組成物を付着させて所定の画像を形成することができる。
主走査方向に直交する方向)における解像度(画像解像度)は、180dpiである。
次に、記録媒体に、べた画像を形成する場合について説明する。べた画像とは、記録媒体上においてインク組成物をすき間無く配置した画像のことをいう。換言すると、べた画像とは、記録媒体においてインク組成物の液滴が所定の間隔を開けて付着された場合の当該間隔部分に当該インク組成物が存在する状態の画像を指す。上述の通り、インクジェット記録においては、ヘッド解像度という概念が存在するので、べた画像を形成するためには、記録媒体上で、ノズル孔の間隔を埋めることができる程度にインク組成物が濡れ拡がるなどして付着される必要がある。
く達成することができる。
本実施形態の画像形成方法は、上述のインク組成物およびインクジェット記録装置により実現され、記録媒体上にインク組成物の液滴を吐出する画像形成工程を含む。また、本実施形態に係る画像形成方法は、必要に応じて、さらに、画像形成時又は画像形成後において記録媒体上のインク組成物を乾燥させる乾燥工程を含んでもよい。以下、各工程について概略的に説明する。
本実施形態に係る画像形成方法における画像形成工程は、インクジェット記録方式で、記録媒体上に前述したインク組成物の液滴を吐出して付着させ、所定の画像を形成する工程である。
(2)記録ヘッドが、ラインヘッドである場合
上記(1)の条件は、シリアル型のインクジェット記録装置において、主走査方向の記録ヘッドの動作を多くしすぎないという条件であり、画像解像度がヘッド解像度の4倍以下であれば、十分に高速に画像形成を行うことができる。もちろんこの条件において、さらに画像解像度がヘッド解像度の1倍であればより高速な画像形成が可能である。上記(2)の条件は、ライン型のインクジェット記録装置であれば、高速に画像形成を行うことができることを規定している。
本実施形態に係る画像形成方法は乾燥工程を有してもよい。乾燥工程は、画像形成工程時及び画像形成工程後の少なくとも一方において、記録媒体上のインク組成物(画像)を乾燥させる工程である。乾燥工程を組み込むことにより、記録媒体上に付着させた前記インク組成物中に含有される液媒体(具体的には、水、及び、好ましく用いられるアルキルポリオール若しくはグリコールエーテル)を速やかに蒸発させることができる。これにより、インク吸収層を有しないプラスチックフィルムのようなインク非吸収性の記録媒体上
においても高画質な画像を短時間で得ることができる。
以下に実施例を示し、本発明をさらに説明するが、本発明は以下の例によってなんら限定されるものではない。
表2に示す材料を容器中に入れ、マグネチックスターラーにて2時間混合撹拌した後、孔径5μmのメンブランフィルターにて濾過して、実施例および比較例の各インク組成物を調製した。なお、表2中の数値は、質量%を示し、イオン交換水はインク全量が100質量%となるように添加した。また、色材の含有量は、固形分換算値である。
・シアン顔料(C.I.ピグメントブルー PB15:3)
<界面活性剤>
・界面活性剤A:上述の式(II)において、k=3、n=12〜14、m=0、p=11〜12、q=7〜10、及びp/(q+p)=0.53〜0.63であって、R2が水素原子である化合物;1質量%における表面張力=22mN/m
・界面活性剤B:上述の式(II)において、k=3、n=7〜10、m=0、p=6〜8、q=10〜14、及びp/(q+p)=0.3〜0.44であって、R2が水素原子である化合物;1質量%における表面張力=20.5mN/m
・フッ素系界面活性剤:FS−300(Dupont社製);1質量%における表面張力=18mN/m
<化合物I>
・ポリエーテル変性オルガノジメチルシロキサン:BYK−333(ビックケミー・ジャパン株式会社製)
・ポリエーテル変性オルガノジメチルシロキサン:BYK−337(ビックケミー・ジャパン株式会社製)
<その他の界面活性物質>
・ポリエーテル変性オルガノシロキサン:BYK−348(ビックケミー・ジャパン株式会社製);1質量%における表面張力=25.8mN/m
<アルキルポリオール>
・1,2−ヘキサンジオール;標準沸点=224℃
・プロピレングリコール;標準沸点=188℃
・グリセリン;標準沸点=290℃
<消泡剤>
・DF110D(Air Products and Chemicals. Inc.社製)(アセチレングリコール系界面活性剤)
<グリコールエーテル>
・ジエチレングリコール−2−エチルヘキシルエーテル(HLB値:5.4)
<水>
・イオン交換水。
3.2.1.べた画像評価1
上記のようにして得られた各例のインク組成物をシリアル型のインクジェットプリンター「PX−G5100」(商品名)(セイコーエプソン株式会社製)のインクカートリッジに充填した。該プリンターのヘッド解像度は、180dpiである。記録解像度は、縦横ともに720dpiとなるように、記録ヘッドの往復動作および紙送りを制御し、並びに、記録ヘッドの吐出機構を駆動するための電圧波形を調整した。また、インク滴1個あたりの質量は、10.4ng/ドットとした。
A:duty90%においてベタ埋まり良好
B:duty100%においてベタ埋まり良好
C:duty100%において、白スジ・ムラが発生
D:duty100%において、弾き・ムラによって、ベタ画像形成不可
とし、評価結果を表3に記載した。
式中、「実印字ドット数」とは、単位面積当たりのドット数、「縦解像度」および「横解像度」とは、縦横それぞれの単位長さ当たりの画像解像度である。
上記の「べた画像評価1」に供した、フィルムのべた画像部分を、白綿布(JIS L
0803準拠)を取り付けた摩擦子により、荷重300gをかけて10往復擦った。そして、白綿布に付着したインク組成物の量を目視で観察した。
○:べた画像の擦れ、白綿布へのインク組成物の付着、ともに認められない
×:ベタ画像の擦れまたは白綿布へのインク組成物の付着が認められる
3.2.3.吐出安定性評価
上記の「べた画像評価1」と同様にして、150枚のフィルム(A4サイズ)に対してべた画像を印刷した。そして、150枚の記録物を目視で観察し、記録ヘッドからのインク組成物の吐出安定性を評価した。
○:記録開始から100枚目を超えても、ドット抜けおよび飛行曲がりが認められない
×:記録開始から100枚目以内に、ドット抜けまたは飛行曲がりが認められる
とし、評価結果を表3に記載した。
上述の「べた画像評価1」に加えて、インク滴1個あたりの質量を変化させた場合の評価を行った。ヘッド解像度は180dpiおよび360dpiとした。ヘッド解像度360dpiの試験は、シリアル型のインクジェットプリンター「PXH−8000」(商品名)(セイコーエプソン株式会社製)を用いて行った。また、記録媒体は、ポリプロピレンフィルム「SY51M」(商品名)(UPM RAFLATA社製)を用いた。
○:duty100%においてベタ埋まり良好
△:duty100%において、白スジ・ムラが発生
×:duty100%において、弾き・ムラによって、ベタ画像形成不可
とし、評価結果を表3に記載した。
各実施例のインク組成物は、べた画像評価1、2、タック性評価、吐出安定性評価において、優れた結果を示した。また、界面活性剤の質量分率αが、化合物Iの質量分率をβよりも大きい例(実施例1、3、5)においては、接触角のより大きい記録媒体において、さらに優れたべた画像を形成することができることが判明した。
ラが生じた。さらに、化合物Iの代わりにその他の界面活性剤を含む比較例3、および化合物Iを含まない比較例2、5においても同様に、接触角の大きい記録媒体において、白スジ、ムラ等により不十分なべた画像が形成され、また、インク滴質量の大きい場合において、はじき、ムラが生じた。比較例5においては、吐出安定性も不十分であった。
Claims (8)
- 水と、色材と、界面活性剤と、下記一般式(I)で表される化合物Iと、を含み、
標準沸点が280℃以上のアルキルポリオールを実質的に含まず、
非吸収性または低吸収性記録媒体に対して用いられる、インクジェット記録用のインク組成物であって、
前記界面活性剤は、フッ素系界面活性剤およびシロキサン単位が5以上のシロキサン系界面活性剤からなる群より選択される少なくとも一種であり、
前記インク組成物における、前記界面活性剤の質量分率をαとし、前記化合物Iの質量分率をβとした場合に、α/βの値が、1を超え20以下である、インク組成物。
- 請求項1において、
前記界面活性剤は、その1質量%水溶液において、15mN/m以上25mN/m以下の表面張力を有する、インク組成物。 - 請求項3において、
一般式(II)中、mは0であり、nは2以上30以下の整数を表し、pは5以上15以下の整数を表し、R2は、水素原子またはメチル基である、インク組成物。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
デービス法により算出されるHLB値が4.2以上7.8以下であるグリコールエーテルをさらに含む、インク組成物。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のインク組成物を、記録ヘッドから吐出して非吸収性または低吸収性記録媒体に画像を記録する、画像形成方法。
- 請求項6において、
下記(1)または(2)の条件を満たす、画像形成方法。
(1)前記記録ヘッドは、シリアルヘッドであり、主走査方向に直交する方向の画像解像度が、前記主走査方向に直交する方向のヘッド解像度の4倍以下である。
(2)前記記録ヘッドは、ラインヘッドである。 - 請求項7において、
前記インク組成物は、前記記録ヘッドから、液滴状に吐出され、
前記記録ヘッドから吐出される前記インク組成物の液滴1個あたりの質量は、5ng以上40ng以下である、画像形成方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012225743A JP6031934B2 (ja) | 2012-10-11 | 2012-10-11 | インク組成物および画像形成方法 |
US14/040,889 US9309423B2 (en) | 2012-10-11 | 2013-09-30 | Ink composition and image forming method |
CN201310467378.8A CN103725102B (zh) | 2012-10-11 | 2013-10-09 | 油墨组合物和图像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012225743A JP6031934B2 (ja) | 2012-10-11 | 2012-10-11 | インク組成物および画像形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014077072A JP2014077072A (ja) | 2014-05-01 |
JP6031934B2 true JP6031934B2 (ja) | 2016-11-24 |
Family
ID=50449410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012225743A Active JP6031934B2 (ja) | 2012-10-11 | 2012-10-11 | インク組成物および画像形成方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9309423B2 (ja) |
JP (1) | JP6031934B2 (ja) |
CN (1) | CN103725102B (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017189889A (ja) * | 2016-04-12 | 2017-10-19 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェットヘッドのメンテナンス方法 |
JP6741228B2 (ja) * | 2016-06-29 | 2020-08-19 | 株式会社リコー | インク、インクセット及び画像形成セット |
JP6903918B2 (ja) * | 2017-01-13 | 2021-07-14 | 株式会社リコー | 液体吐出装置 |
JP6769327B2 (ja) * | 2017-02-10 | 2020-10-14 | 日信化学工業株式会社 | インク組成物及び印刷物 |
JP6776964B2 (ja) * | 2017-03-17 | 2020-10-28 | セイコーエプソン株式会社 | インク組成物 |
JP7131272B2 (ja) * | 2018-10-05 | 2022-09-06 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 |
WO2021240264A1 (en) * | 2020-05-27 | 2021-12-02 | Ricoh Company, Ltd. | White ink, non-white ink, ink set, printing set, printing method, and printing apparatus |
CN115109464B (zh) * | 2022-07-06 | 2023-07-14 | 杭州福斯特应用材料股份有限公司 | 墨水组合物、封装结构和半导体器件 |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5852075A (en) * | 1997-06-02 | 1998-12-22 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Surfactant system for ink jet inks for printing on hydrophobic surfaces |
JPH11228898A (ja) * | 1998-02-17 | 1999-08-24 | Fuji Xerox Co Ltd | インクジェット記録用インク及びインクジェット記録方法 |
JP4595281B2 (ja) | 2003-01-07 | 2010-12-08 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録用のインク組成物、インクセット及びインクジェット記録方法 |
JP4138593B2 (ja) * | 2003-07-04 | 2008-08-27 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録用水系顔料インク組成物 |
JP4793619B2 (ja) | 2003-12-10 | 2011-10-12 | セイコーエプソン株式会社 | 光沢感を付与するインク組成物及び光沢感の評価方法 |
WO2006030286A1 (en) * | 2004-09-14 | 2006-03-23 | Cima Nano Tech Israel Ltd | Ink jet printable compositions |
JP2006274215A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Seiko Epson Corp | インク組成物、及びこれを用いた記録方法及び記録物 |
JP4609768B2 (ja) * | 2006-04-04 | 2011-01-12 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録用インク組成物、記録方法、および記録物 |
JP5152631B2 (ja) * | 2006-09-15 | 2013-02-27 | 株式会社リコー | インクジェット記録用インク、インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録用インク−メディアセット、インクカートリッジ、インクジェット記録方法、インクジェット記録装置。 |
JP2009209339A (ja) * | 2007-12-21 | 2009-09-17 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録用インク組成物 |
JP5359018B2 (ja) * | 2007-12-21 | 2013-12-04 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録用インク組成物 |
JP5568900B2 (ja) * | 2008-10-30 | 2014-08-13 | 株式会社リコー | インクジェット記録用インク、インクセット、インクカートリッジ、記録方法及び記録物 |
JP2011063001A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-31 | Fujifilm Corp | 画像形成方法 |
EP2368948B1 (en) * | 2010-03-23 | 2014-04-23 | Seiko Epson Corporation | Aqueous ink composition and printing process by ink jet recording system using the composition |
JP5945902B2 (ja) * | 2010-12-27 | 2016-07-05 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット用インク組成物 |
JP5729547B2 (ja) * | 2011-02-16 | 2015-06-03 | セイコーエプソン株式会社 | インク組成物及びインクジェット記録方法 |
JP5817446B2 (ja) | 2011-11-08 | 2015-11-18 | セイコーエプソン株式会社 | インク組成物及びインクジェット記録方法 |
JP5928027B2 (ja) * | 2012-03-15 | 2016-06-01 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | インクジェット記録用水性インキ |
-
2012
- 2012-10-11 JP JP2012225743A patent/JP6031934B2/ja active Active
-
2013
- 2013-09-30 US US14/040,889 patent/US9309423B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2013-10-09 CN CN201310467378.8A patent/CN103725102B/zh active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014077072A (ja) | 2014-05-01 |
US9309423B2 (en) | 2016-04-12 |
US20140104341A1 (en) | 2014-04-17 |
CN103725102A (zh) | 2014-04-16 |
CN103725102B (zh) | 2016-07-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6031934B2 (ja) | インク組成物および画像形成方法 | |
JP5454284B2 (ja) | インクジェット記録方法 | |
JP5481896B2 (ja) | インクジェット記録方法及び記録物 | |
JP2010090270A (ja) | インクジェット記録方式の印刷方法 | |
JP2012206488A (ja) | インクジェット記録方法 | |
JP2011194823A (ja) | インクジェット記録方式の印刷方法 | |
JP2017186455A (ja) | 処理液組成物及び捺染方法 | |
JP2010090271A (ja) | インクジェット記録方式の印刷方法 | |
JP2011201230A (ja) | インクジェット記録方法 | |
JP2012184376A (ja) | インクジェットインク及びインクジェット記録方法 | |
JP6794650B2 (ja) | 捺染方法 | |
JP6102260B2 (ja) | インクジェットインク及びインクジェット記録方法 | |
JP2017105134A (ja) | 記録装置のメンテナンス方法 | |
JP5741839B2 (ja) | インク組成物及びインクジェット記録方法 | |
JP2017203077A (ja) | インク組成物、及び記録方法 | |
JP2018154014A (ja) | インクジェット記録方法及びインクセット | |
EP3461866B1 (en) | Ink set and recording method | |
JP2017110182A (ja) | インク組成物、及び記録方法 | |
JP2011201229A (ja) | インクジェット記録方法 | |
JP7131241B2 (ja) | インクジェット記録方法、インクジェット記録装置 | |
JP5729547B2 (ja) | インク組成物及びインクジェット記録方法 | |
JP5924008B2 (ja) | インク組成物および記録物 | |
JP2018030943A (ja) | 非白色インクジェット捺染インク組成物およびインクジェット捺染方法 | |
JP6315322B2 (ja) | インク組成物及び記録方法 | |
JP7338079B2 (ja) | インクジェット用処理液、並びに、それを用いたインクセット及び捺染方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20150108 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150929 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20160609 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20160624 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160627 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160802 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160905 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160927 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161010 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6031934 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |