JP6030276B1 - アンテナ併設タッチパネル - Google Patents

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Abstract

【課題】 アンテナを併設したタッチパネルにあって、タッチパネルの検出特性に悪影響が無いアンテナ併設タッチパネルを得ることにある。【解決手段】 アンテナ併設タッチパネル1は、表示装置51に積層して使用し、タッチパネルにアンテナを併設したアンテナ併設タッチパネルである。アンテナのアンテナ素子21及びアンテナ素子と導通した第1配線22からなるアンテナパターン20と、タッチパネルの電極31、36及び電極と導通した第2配線32、37からなる検出パターン30とを備えている。平面透視図上で、アンテナパターン20と検出パターン30の間の最短距離が1.0mm以上20.0mm以下である。【選択図】 図1

Description

本発明は無線通信機能を備えた機器の表示、入力部であるタッチパネルに通信用のアンテナを併設したアンテナ併設タッチパネルに関するものである。
スマートホン、携帯電話、タブレット端末などの機器の表示、入力部としてタッチパネルが使用されている。また、これら機器は無線通信の送受信用アンテナを備えている。これら機器は接触検知機能を持つタッチパネルを組み込み、またタッチパネルとは別体で無線信号送受信機能を持つアンテナを組み込んでいる。
タッチパネルの検出電極とアンテナ素子は両者共に導電性膜により形成することが出来る。従って、アンテナ併設タッチパネルを製造してこれら機器に組み込むとするならば、これら機器の製造工程の簡略化、部品の省スペース等が実現される。
タッチパネルは電極及び当該電極と導通した配線(第2配線という)を具備する(例えば、特許文献1参照)。本発明と本明細書にあって電極が配置されているタッチパネル中の平面領域を電極エリアといい、第2配線が配置されているタッチパネル中の平面領域を第2配線エリアという。
タッチパネルにアンテナを併設するにあたり、第2配線エリアにアンテナを配置すると、平面透視図上で第2配線とアンテナが重なる。また、電極エリアにアンテナを配置すると、平面透視図上で電極とアンテナが重なる。
特開2010−238052号公報
アンテナは通常低インピーダンス状態にある。タッチパネルの電極は、通常、アンテナよりも高インピーダンス状態にある。
タッチパネルの構成要素である電極や第2配線にアンテナが重なると両者の接触がなくても、両者の間で電気的な結合が生じる。当該電気的な結合によってタッチパネルの検出特性に悪影響が出る。悪影響の例として(1)タッチパネルに接触していないにもかかわらず接触有の信号が出たり、タッチパネルに接触したにもかかわらず接触有の信号が出なかったりする誤検出、(2)接触位置と異なる位置で接触有と検出するゴースト現象の発生などが挙げられる。
本発明が解決しようとする課題は、アンテナを併設したタッチパネルにあって、タッチパネルの検出特性に悪影響が無いアンテナ併設タッチパネルを得ることにある。
本発明のその他の課題は、本発明の説明により明らかになる。
以下に課題を解決するための手段を述べる。理解を容易にするために、本発明の実施態様に対応する符号を付けて説明するが、本発明は当該実施態様に限定されるものではない。また、符号である数字は部品などを集合的に示す場合があり、後に説明する実施例において個別の部品などを示す場合に、当該数字のあとにアルファベットの添字を付けているものがある。
本発明の一の態様にかかるアンテナ併設タッチパネル(1)は、
表示装置(51)に積層して使用し、タッチパネルにアンテナを併設したアンテナ併設タッチパネルであって、
前記アンテナのアンテナ素子(21)及び当該アンテナ素子と導通した第1配線(22)からなり、導電膜でできているアンテナパターン(20)と、
前記タッチパネルの電極(31、36)及び当該電極と導通した第2配線(32,37)からなり、導電膜でできている検出パターン(30)と、を備え、
平面透視図上で、前記アンテナパターンと前記検出パターンの間の最短距離(6)が1.0mm以上20.0mm以下であるアンテナ併設タッチパネル。
また、アンテナ併設タッチパネル(1)は、
平面透視図上で、前記アンテナパターンと前記検出パターンの間に、低比誘電率層からなるパターンが配置されていて、
前記低比誘電率層の比誘電率(Εr)の値が1.0を超えて2.5以下であってもよい。
また、前記タッチパネルの検出方式は静電容量方式であり、
前記電極は、複数の送信電極(Tx)と複数の受信電極(Rx)とからなり、
前記第2配線は、前記送信電極(Tx)から引き出された送信配線と前記受信電極(Rx)から引き出された受信配線とからなり、
前記送信電極(Tx)と前記送信配線が配置される第一パネル面と、
前記受信電極(Rx)と前記受信配線が配置される第二パネル面とを備え
前記アンテナ素子と前記第1配線は、前記第一パネル面及び前記第二パネル面のうち少なくとも一方であって、平面透視図上の周縁部分に配置されてもよい。
また、一枚の基材の一方面が前記第一パネル面、他方面が前記第二パネル面であり、
平面透視図上で、前記アンテナパターンと前記検出パターンの間に、前記基材が開口部を有していてもよい。
また、二枚の基材の一方面がそれぞれ前記第一パネル面、前記第二パネル面であり、
平面透視図上で、前記アンテナパターンと前記検出パターンの間に、少なくとも前記アンテナパターンを有する基材が開口部を有していてもよい。
また、一枚の基材の一方面が前記第一パネル面と前記第二パネル面であり、
平面透視図上で、前記アンテナパターンと前記検出パターンの間に、前記基材が開口部を有していてもよい。
表示装置にアンテナ併設タッチパネルを積層したタッチスクリーンであって、
前記アンテナ併設タッチパネルが請求項1〜6のいずれかに記載したアンテナ併設タッチパネルであるタッチスクリーン。
本発明の他の態様にかかるタッチスクリーン(2)は、
表示装置にアンテナ併設タッチパネルを積層したタッチスクリーンであって、
前記アンテナ併設タッチパネルが本発明にかかるアンテナ併設タッチパネルである。
以上説明した本発明、本発明の好ましい実施態様、これらに含まれる構成要素は可能な限り組み合わせて実施することができる。
本発明にかかるアンテナ併設タッチパネルは、アンテナパターンと検出パターンの間に特定の距離があるので、アンテナと検出パターンの間に電気的な結合が生じない。したがってアンテナを併設したタッチパネルにあって、誤検出やゴースト現象の発生が無い利点がある。
本発明にかかるタッチスクリーンは、タッチパネル部品にあって、アンテナパターンと検出パターンの間に特定の距離があるので、アンテナと検出パターンの間に電気的な結合が生じない。したがって表示装置を備え、アンテナを併設したタッチスクリーンにあって、誤検出やゴースト現象の発生が無い利点がある。
図1は第一タッチスクリーンの分解説明図である。 図2は第一アンテナ併設タッチパネルの平面透視図である。 図3は第二アンテナ併設タッチパネルの平面透視図である。 図4は第三アンテナ併設タッチパネルの平面透視図である。 図5は第四アンテナ併設タッチパネルの平面透視図である。 図6はアンテナ素子の平面形状の例示である。 図7は第二タッチスクリーンの分解説明図である。 図8は第三タッチスクリーンの分解説明図である。 図9は第四タッチスクリーンの分解説明図である。 図10は第五タッチスクリーンの分解説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例にかかるアンテナ併設タッチパネルとタッチスクリーンをさらに説明する。本明細書において参照する各図は、本発明の理解を容易にするため、一部の構成要素を誇張して表すなど模式的に表しているものがある。このため、構成要素間の寸法や比率などは実物と異なっている場合がある。また、本発明の実施例に記載した部材や部分の寸法、材質、形状、その相対位置などは、とくに特定的な記載のない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。さらに、図面を参照しつつ、上下、左右、縦横などの用語を用いる場合は、各部材相互間の位置関係を示す意図で用いるものであり、これらの用語により、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は第一タッチスクリーン2aの分解説明図である。第一タッチスクリーン2aは液晶表示装置51(以下、LCDと呼ぶ場合がある)にタッチパネル1を積層している。タッチパネル1の上に表層基材であるガラス板3を重ねている。
液晶表示装置51は表示面53とLCD導電体52を有する。表示面53は、液晶表示装置51の平面の大部分を占め、当該平面の中央部にある。LCD導電体52は表示面53の周縁部にあり、表示面53を額縁状に取り巻いている。
アンテナ併設タッチパネル1の検出方式は静電容量方式である。アンテナ併設タッチパネル1は第一パネル面33と第二パネル面38を有する。第一パネル面33に複数の送信電極(Tx)31が配置されている。送信電極(Tx)31から送信配線32が引き出されている。送信電極(Tx)31と送信配線32は導通している。複数の送信電極(Tx)31と複数の送信配線32はそれぞれ個別に導通している。
第二パネル面38に複数の受信電極(Rx)36が配置されている。受信電極(Rx)36から受信配線37が引き出されている。受信電極(Rx)36と受信配線37は導通している。複数の受信電極(Rx)36と複数の受信配線37はそれぞれ個別に導通している。
送信電極(Tx)31と受信電極(Rx)36は可視光透明である。送信電極(Tx)31と受信電極(Rx)36は導電膜でできている。送信配線32と受信配線37は導電膜でできている。
本発明と本明細書にあって、送信電極(Tx)31と受信電極(Rx)36を合わせて電極と呼び、送信配線32と受信配線37を合わせて第2配線と呼ぶ。さらに、電極と第2配線を合わせて検出パターン30と呼ぶ。
第二パネル面38に、アンテナ素子21と第1配線22が在る。アンテナ素子21と第1配線22は導通している。アンテナ素子21と第1配線22は導電膜でできている。アンテナ素子21と第1配線22は、通常、可視光不透明である。どちらもアンテナ併設タッチパネル1の額縁部分に配置されるので、可視光透明とする必要性が無いからである。
アンテナ併設タッチパネル1の額縁部分とは、アンテナ併設タッチパネルを平面視しての周辺部分をいう。通常、当該周辺部分の内側はタッチパネルの操作領域であり、かつ、表示装置の表示領域である。額縁部分は、通常、操作領域ではなく、また、表示領域ではない。
もっとも、アンテナ素子21は、表示装置の表示領域に配置されてもよい。
表示装置の表示領域に配置されるアンテナ素子は、可視光透明な導電膜で作成されることになるであろう。さらに、アンテナ素子が額縁部分又は表示領域のいずれに配置されても、アンテナ素子21と第1配線22は可視光透明であってもよい。
本発明と本明細書にあって、アンテナ素子21と第1配線22を合わせてアンテナパターン20と呼ぶ。
アンテナパターン20は第一パネル面33上に配置されてもよい。
図2は第一アンテナ併設タッチパネル1aの平面透視図である。
アンテナ素子21aの平面形状は帯状である。帯状は矩形と表現することもできる。
本発明にあって、アンテナ素子の平面形状は任意の形状であってもよい。アンテナ素子の平面形状がいかなる形状であっても、本発明の発明特定事項を具備するアンテナ併設タッチパネル、タッチスクリーンとこれらの均等物は、本発明の技術的範囲に含まれる。図1に示した帯状とL字形状をなすアンテナ素子の平面形状は、例示である。さらに、図6に平面形状が異なる5つのアンテナ素子を図示した。アンテナ素子24はTの字形状であり、アンテナ素子25はTの字形状の一部分が他の部分に比較して太い形状である。アンテナ素子26はコの字形状であり、アンテナ素子27はコの字形状の一部分が他の部分に比較して太い形状である。アンテナ素子28は正方形に近い長方形形状である。以上説明したアンテナ素子の平面形状は、例示である
アンテナ素子21aと導通した第1配線22aが、アンテナ素子21aから第一アンテナ併設タッチパネル1aの輪郭線に延びている。
アンテナパターン20aは検出パターン30と間隔を空けて配置されている。
第一アンテナ併設タッチパネル1aの平面透視図にあって、検出パターン30は略矩形形状である。その上辺は受信電極36の上輪郭線361であり、左辺は送信配線326であり、下辺は破線301であり、右辺は破線302である。検出パターン30は受信配線37を含むので、厳密に図示するならば破線301は図示位置よりも下方向の位置にあるが、ここでは理解の容易化などのために実際位置よりも上の位置に図示している。また、厳密に図示するならば破線302は図示位置よりも右方向の位置にあるが、ここでは理解の容易化などのために実際位置よりも左の位置に図示している。
アンテナパターン20aの中で、検出パターン30に最も近い部分は下輪郭線211である。検出パターン30の中で、アンテナパターン20aに最も近い部分は受信電極36の上輪郭線361である。
第一アンテナ併設タッチパネル1aの平面透視図上で、アンテナパターン20aと検出パターン30の最短距離を矢印6aで示している。当該最短距離は、通常、1.0mm以上20.0mm以下であり、好ましくは2.0mm以上20.0mm以下である。当該最短距離をこの範囲内の値にすればアンテナパターンと検出パターンの電気的結合を防止できる。上限値をこの値にすればタッチパネルがいたずらに大きくなるのを避けることができる。本発明と本明細書において、上記最短距離範囲を第一距離範囲と呼ぶ。
図3は第二アンテナ併設タッチパネル1bの平面透視図である。アンテナ素子21bはアンテナ併設タッチパネル1bの左上隅に位置する。アンテナ素子21bの平面形状はL字形状である。L字形状は「鉤の手」形状と表現することもできる。アンテナ素子21bと導通した第1配線22bが、アンテナ素子21bからアンテナ併設タッチパネル1bの輪郭線に延びている。
第二アンテナ併設タッチパネル1bの平面透視図上で、アンテナパターン20bは検出パターン30と間隔をおいて配置されている。
第二アンテナ併設タッチパネル1bの平面透視図にあって、検出パターン30は略矩形形状である。その上辺は受信電極36の上輪郭線362であり、左辺は送信配線321であり、下辺は破線303であり、右辺は破線304である。検出パターン30は受信配線37を含むので、厳密に図示するならば破線303は第一アンテナ併設タッチパネル1bの下辺輪郭線と一致する位置にあるが、ここでは理解の容易化などのために実際位置よりも上の位置に図示している。また、厳密に図示するならば破線304は図示位置よりも右方向の位置にあるが、ここでは理解の容易化などのために実際位置よりも左の位置に図示している。
第二アンテナ併設タッチパネル1bの平面透視図上で、アンテナパターン20bと検出パターン30の左右方向距離は矢印6bで示した。矢印6bで示す間隔距離はアンテナ素子21bの内側縦輪郭線213と送信配線321間の距離である。
第二タッチパネル1bの平面透視図上で、アンテナパターン20bと検出パターン30の上下方向距離は矢印7bで示した。矢印7bで示す間隔距離はアンテナ素子21bの内側横輪郭線214と受信電極(Rx)36の上輪郭線362間の距離である。
矢印6bと矢印7bの長さを比較すると、矢印6bの長さが短い。よって第一タッチパネル1bの平面透視図上で、アンテナパターン20bと検出パターン30の最短距離は矢印6bの長さである。
矢印6bの長さは、第一距離範囲に定められ、アンテナパターン20bと検出パターン30の電気的結合を防止している。
図4は第三アンテナ併設タッチパネル1cの平面透視図である。第三アンテナ併設タッチパネル1cの平面透視図にあって、複数の送信配線からなるパターンは下向きに開いた略コの字形状である。その内側上辺及び内側左辺は送信配線323であり、内側右辺は送信配線322である。
第三アンテナ併設タッチパネル1cの平面透視図上で、アンテナ素子21cは右、上、左の三方向を送信配線に囲まれ、下方向を第二アンテナ併設タッチパネル1cの下輪郭線に囲まれている。電極と第2配線からなる検出パターンにあって、アンテナ素子21cに接近しているものは第2配線である。
第三アンテナ併設タッチパネル1cの平面透視図上で、アンテナパターン20cの左方向の、アンテナパターン20cと検出パターン30の間隔距離を矢印6cで示した。矢印6cで示す間隔距離はアンテナ素子21cの左輪郭線216と送信配線323間の距離である。
第三アンテナ併設タッチパネル1cの平面透視図上で、アンテナパターン20cの右方向の、アンテナパターン20cと検出パターン30の間隔距離を矢印7cで示した。矢印7cで示す間隔距離はアンテナ素子21cの右輪郭線215と送信配線322間の距離である。
矢印6cと矢印7cの長さを比較すると、矢印6cの長さが短い。また、アンテナパターン20cの上方向は送信配線と長い間隔がある。そして下方向に検出パターン30は無い。よって第二アンテナ併設タッチパネル1cの平面透視図上で、アンテナパターン20cと検出パターン30の最短距離は矢印6cの長さである。矢印6cの長さは、第一距離範囲に定められ、アンテナパターン20bと検出パターン30の電気的結合を防止している。
図4中で、4の送信電極(Tx)31の下にある縦並び3の点は、残余の送信電極(Tx)が同様に並んでいることを表し、2の受信電極(Rx)36の右にある横並び3の点は、残余の送信電極が同様に並んでいることを表している。
図5は第四アンテナ併設タッチパネル1dの平面透視図である。
第四アンテナ併設タッチパネル1dは二つのアンテナパターン20d、20eを持つ。アンテナパターン20dのアンテナ素子21dは帯状である。アンテナパターン20eのアンテナ素子21eはL字状である。
第四アンテナ併設タッチパネル1dの平面透視図にあって、検出パターン30は略矩形形状である。その上辺は受信電極36の上輪郭線363であり、左辺は送信配線327であり、下辺は破線305であり、右辺は破線306である。検出パターン30は受信配線37を含むので、厳密に図示するならば破線305は第四アンテナ併設タッチパネル1dの下辺輪郭線と一致する位置にあるが、ここでは理解の容易化などのために実際位置よりも上の位置に図示している。また、厳密に図示するならば破線306は図示位置よりも右方向の位置にあるが、ここでは理解の容易化などのために実際位置よりも左の位置に図示している。
二つのアンテナパターン20d、20eはそれぞれ検出パターン30と間隔を置いて配置されている。二つのアンテナパターン20d、20eのなかで、アンテナパターン20dが検出パターン30に近接している。
第四アンテナ併設タッチパネル1dの平面透視図上で、アンテナパターン20dと検出パターン30の間隔距離を矢印6dで示した。矢印6dの長さが、アンテナパターン20d、20eと検出パターン30との最短距離である。矢印6dの長さは、第一距離範囲に定められ、アンテナパターン20dと検出パターン30の電気的結合を防止している。
アンテナパターン20と検出パターン30はITO(酸化インジウム・スズ)、透明導電性インク(例えば銀ナノワイヤーインク)、導電性ペースト(例えば金属粒子とバイダー樹脂からなるペースト)、銅薄膜等で作成される。表示装置の表示面の真上に位置するこれらのパターンは可視光透明な材料で作成すればよく、表示装置の額縁部分に位置するこれらのパターンは可視光不透明な材料で作成してもよく、可視光透明な材料で作成してもよい。
図1を参照して説明した第一パネル面と第二パネル面は、一枚の基材(図示せず)の表面と裏面であってもよい。また、二枚の基材の一方面がそれぞれ第一パネル面、第二パネル面であってもよい。また、表層基材であるガラス板の面が第一パネル面及び/または第二パネル面であってもよい。さらに一枚の基材の一方面が第一パネル面と第二パネル面であってもよい。
ここで単一の面が第一パネル面であってかつ第二パネル面とは、送信電極(Tx)と受信電極(Rx)が同一面に形成され、各々の交差点で両電極が絶縁状態で重なった検出電極を意味している。
アンテナパターンは上記した態様の第一パネル面又は第二パネル面に作成すればよい。又は、アンテナパターンを作成した基材を作り、検出パターンを作成した基材等と重ね合せてもよい。
上述の通り、第一〜第四アンテナ併設タッチパネル1a、1b、1c、1dは、アンテナパターン20a、20b、20c、20dと検出パターン30の間に特定の距離があるので、アンテナと検出パターンの間に電気的な結合が生じない。なお、アンテナと検出パターンの間の電気的な結合をより確実に防止するには、特定の距離を設けるだけでなく、さらなる工夫を加えることが好ましい。例えば、図7に示すように、平面透視図上で、アンテナパターンと検出パターンの間に、低比誘電率層からなるパターン60を配置する。
図7は第二タッチスクリーン2bの分解説明図である。第二タッチスクリーン2bは、第一タッチスクリーン2aと同様に、液晶表示装置51にタッチパネル1を積層している。タッチパネル1の上に表層基材であるガラス板3を重ねている。
第一タッチスクリーン2aと異なるのは、アンテナ併設タッチパネル1の第二パネル面38に、複数の受信電極(Rx)36と受信配線37、アンテナ素子21と第1配線22とともに、さらに上記した低比誘電率層からなるパターン60が在る点である。その他の構成は第一タッチスクリーン2aと共通するので、説明を省略する。
低比誘電率層の比誘電率は、通常、1.0を超えて2.5以下、好ましくは、1.5以上2.5以下である。低比誘電率層の比誘電率がこの範囲にあると、アンテナパターンと検出パターンの電気的結合程度をさらに小さくできる。比誘電率(Εr)1.0は空気の比誘電率の値であるから、比誘電率(Εr)の値が1.0以下のパターン層は実現性が無い。また、比誘電率(Εr)の値が2.5を超えると、電気的結合を小さくする効果が得られにくくなる。
低比誘電率層としては、例えば、樹脂中に比誘電率の低い固形物を混合して、混合前樹脂よりも見かけの比誘電率を下げたインキを使用することができる。固形物を混合する代わりに、気泡を混入させてもよい。混合前樹脂は、例えば、アクリル系樹脂が挙げられる。
低比誘電率層からなるパターン60の平面形状は帯状である。帯状は矩形と表現することもできる。
本発明にあって、低比誘電率層からなるパターン60の平面形状は任意の形状であってもよいが、アンテナパターンと検出パターンの間に存在する領域の形状に沿った形状とするのが、電気的結合程度を小さくする上で、より好ましい。
また、低比誘電率層からなるパターン60を配置する代わりに、平面透視図上で、アンテナパターン20と検出パターン30の間において、第一パネル面や第二パネル面を構成うする上述の基材70、71のうち、少なくともアンテナパターンが形成された基材が開口部71aを有するようにしても同じ効果が得られる。図8は第三タッチスクリーン2cの分解説明図である。図8では、二枚の基材70、71の一方面がそれぞれ第一パネル面33、第二パネル面38であり、二枚の基材70、71とも開口部70a、71aを有する。基材70、71が開口部70a、71a、すなわち基材材料が存在しない部分を有することで、アンテナと検出パターンの間に電気的な結合がより確実に生じにくくなる。なお、図8では二枚の基材70、71とも開口部70a、71aを有する例を示したが、少なくともアンテナパターン20を有する基材70に開口部70aがあればよい。
図9は第四タッチスクリーン2d、図10は第五タッチスクリーン2eの分解説明図である。図9に示すように、開口部70aを有する一枚の基材の一方面が第一パネル面33、他方面が第二パネル面38であってもよいし、図10に示すように、開口部70aを有する一枚の基材の一方面が第一パネル面33と第二パネル面38であってもよい。
開口部70a、71aの平面形状は帯状である。帯状は矩形と表現することもできる。
本発明にあって、開口部70a、71aの平面形状は任意の形状であってもよいが、アンテナパターンと検出パターンの間に存在する領域の形状に沿った形状とするのが、電気的結合程度を小さくする上で、より好ましい。
以上、本発明を静電容量方式のタッチパネルに適用した実施例を説明した。本発明は静電容量方式のタッチパネル以外にも適用でき、例えば抵抗膜式のタッチパネルにおいて実施することができる。
表示装置は、液晶表示装置、有機EL表示装置等を使用することができる。
1 アンテナ併設タッチパネル
2 タッチスクリーン
3 表層基材であるガラス板
6 矢印(アンテナパターンと検出パターンの距離)
20 アンテナパターン
21 アンテナ素子
22 第1配線
24、25、26、27、28 アンテナ素子
30 検出パターン
31 電極である送信電極(Tx)
32 第2配線である送信配線
33 第一パネル面
36 電極である受信電極(Rx)
37 第2配線である受信配線
38 第二パネル面
51 表示装置である液晶表示装置
52 LCD導電体
53 表示面
60 低比誘電率層からなるパターン
70、71 基材
70a、71a 開口部

Claims (4)

  1. 表示装置に積層して使用し、タッチパネルにアンテナを併設したアンテナ併設タッチパネルであって、
    前記アンテナのアンテナ素子及び当該アンテナ素子と導通した第1配線からなり、導電膜でできているアンテナパターンと、
    前記タッチパネルの電極及び当該電極と導通した第2配線からなり、導電膜でできている検出パターンと、を備え、
    平面透視図上で、前記アンテナパターンと前記検出パターンの間の最短距離が1.0mm以上20.0mm以下であり、
    前記タッチパネルの検出方式は静電容量方式であり、
    前記電極は、複数の送信電極(Tx)と複数の受信電極(Rx)とからなり、
    前記第2配線は、前記送信電極(Tx)から引き出された送信配線と前記受信電極(Rx)から引き出された受信配線とからなり、
    前記送信電極(Tx)と前記送信配線が配置される第一パネル面と、
    前記受信電極(Rx)と前記受信配線が配置される第二パネル面とを備え
    前記アンテナ素子と前記第1配線は、前記第一パネル面及び前記第二パネル面のうち少なくとも一方であって、平面透視図上の周縁部分に配置されており、
    一枚の基材の一方面が前記第一パネル面、他方面が前記第二パネル面であり、
    平面透視図上で、前記アンテナパターンと前記検出パターンの間に、前記基材が開口部を有するアンテナ併設タッチパネル。
  2. 表示装置に積層して使用し、タッチパネルにアンテナを併設したアンテナ併設タッチパネルであって、
    前記アンテナのアンテナ素子及び当該アンテナ素子と導通した第1配線からなり、導電膜でできているアンテナパターンと、
    前記タッチパネルの電極及び当該電極と導通した第2配線からなり、導電膜でできている検出パターンと、を備え、
    平面透視図上で、前記アンテナパターンと前記検出パターンの間の最短距離が1.0mm以上20.0mm以下であり、
    前記タッチパネルの検出方式は静電容量方式であり、
    前記電極は、複数の送信電極(Tx)と複数の受信電極(Rx)とからなり、
    前記第2配線は、前記送信電極(Tx)から引き出された送信配線と前記受信電極(Rx)から引き出された受信配線とからなり、
    前記送信電極(Tx)と前記送信配線が配置される第一パネル面と、
    前記受信電極(Rx)と前記受信配線が配置される第二パネル面とを備え
    前記アンテナ素子と前記第1配線は、前記第一パネル面及び前記第二パネル面のうち少なくとも一方であって、平面透視図上の周縁部分に配置されており、
    二枚の基材の一方面がそれぞれ前記第一パネル面、前記第二パネル面であり、
    平面透視図上で、前記アンテナパターンと前記検出パターンの間に、少なくとも前記アンテナパターンを有する基材が開口部を有するアンテナ併設タッチパネル。
  3. 表示装置に積層して使用し、タッチパネルにアンテナを併設したアンテナ併設タッチパネルであって、
    前記アンテナのアンテナ素子及び当該アンテナ素子と導通した第1配線からなり、導電膜でできているアンテナパターンと、
    前記タッチパネルの電極及び当該電極と導通した第2配線からなり、導電膜でできている検出パターンと、を備え、
    平面透視図上で、前記アンテナパターンと前記検出パターンの間の最短距離が1.0mm以上20.0mm以下であり、
    前記タッチパネルの検出方式は静電容量方式であり、
    前記電極は、複数の送信電極(Tx)と複数の受信電極(Rx)とからなり、
    前記第2配線は、前記送信電極(Tx)から引き出された送信配線と前記受信電極(Rx)から引き出された受信配線とからなり、
    前記送信電極(Tx)と前記送信配線が配置される第一パネル面と、
    前記受信電極(Rx)と前記受信配線が配置される第二パネル面とを備え
    前記アンテナ素子と前記第1配線は、前記第一パネル面及び前記第二パネル面のうち少なくとも一方であって、平面透視図上の周縁部分に配置されており、
    一枚の基材の一方面が前記第一パネル面と前記第二パネル面であり、
    平面透視図上で、前記アンテナパターンと前記検出パターンの間に、前記基材が開口部を有するアンテナ併設タッチパネル。
  4. 表示装置にアンテナ併設タッチパネルを積層したタッチスクリーンであって、
    前記アンテナ併設タッチパネルが請求項1〜のいずれかに記載したアンテナ併設タッチパネルであるタッチスクリーン。
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