JP6023386B2 - 1回のmr取得におけるアミドプロトン移動(apt)及び電気特性トモグラフィ(ept)イメージング - Google Patents

1回のmr取得におけるアミドプロトン移動(apt)及び電気特性トモグラフィ(ept)イメージング Download PDF

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Description

本発明は、磁気共鳴イメージングに関し、詳細には、1回のMR取得におけるアミドプロトン移動(APT:amide proton transfer)及び電気特性トモグラフィ(EPT:electric properties tomography)を組み合わせるための方法に関する。
アミドプロトン移動(APT)及び電気特性トモグラフィ(EPT)は、組織の生化学(biochemistry)を定量的に調べる新たな方法として出現した。APTは、水共鳴周波数に対する磁化移動(MT)周波数シフトの非対称性に基づくものであり、タンパク質を含むアミドの濃度を反映する。EPTは、TSE画像又はbFFE画像の測定された送受信位相(transceive phase)の曲率(curvature)に基づくものであり、組織の電気伝導率を反映する。
非特許文献1は、EPTを用いた人間の脳の定量的な伝導率及び誘電率イメージングのための方法を開示している。
非特許文献2は、脳腫瘍のイメージングのためのAPTコントラスト方法を開示している。
Voigt T et al., MRM 66 (2011) 456 J. Zhou et al., MRM 50:1120‐1126 (2003)
様々な実施形態が、独立請求項の主題により記載される、磁気共鳴イメージング(MRI)システムを動作させる改良された方法、改良されたコンピュータプログラム製品、及び改良された磁気共鳴イメージング(MRI)システムを提供する。有利な実施形態は、従属請求項に記載される。
一態様において、本発明は、被験体内のターゲットボリュームから磁気共鳴データを取得するための磁気共鳴イメージング(MRI)システムに関する。当該MRIシステムは、機械実行可能命令を記憶するためのメモリと、当該MRIシステムを制御するためのプロセッサと、を備え、機械実行可能命令の実行は、プロセッサに、
a.当該MRIシステムを制御するための第1の選択的RFパルス及びその後に続く第1の励起RFパルスを含む第1のMRIシーケンスを使用して、第1の周波数範囲内で、ターゲットボリューム内の交換可能なアミドプロトンを選択的に励起及び飽和させ、ターゲットボリューム内のバルク水プロトンを励起させるよう適合されている第1の励起RFパルスによりターゲットボリュームを照射させ、第1の励起RFパルスに応じて、ターゲットボリュームから第1の磁気共鳴イメージングデータを取得させ、
b.当該MRIシステムを制御するための第2の選択的RFパルス及びその後に続く第2の励起RFパルスを含む第2のMRIシーケンスを使用して、第2の周波数範囲内で、ターゲットボリューム内の交換可能なアミドプロトンを選択的に励起及び飽和させ、バルク水プロトンを励起させるよう適合されている第2の励起RFパルスによりターゲットボリュームを照射させ、第2の励起RFパルスに応じて、ターゲットボリュームから第2の磁気共鳴イメージングデータを取得させ、
ここで、第1のMRIシーケンスは、第2のMRIシーケンスの第2の勾配極性を反転させた第1の勾配極性を有する勾配を含み、
c.当該MRIシステムを制御するための第3のMRIシーケンスを使用して、ターゲットボリュームの不飽和MRIデータを取得させ、
d.第1のMRIデータ及び第2のMRIデータから、それぞれの第1の位相分布及び第2の位相分布を生成させ、
e.第1の位相分布及び第2の位相分布を使用して、ターゲットボリュームの電気伝導率分布を決定させ、
f.第1のMRIデータ、第2のMRIデータ、及び不飽和MRIデータを使用して、アミドプロトンと水プロトンとの間の飽和の移動に対応するアミドプロトン移動(APT)の大きさの分布(magnitude distribution)を決定させる。
第1のMRIパルスシーケンス、第2のMRIパルスシーケンス、及び第3のMRIパルスシーケンスは、ターボスピンエコー(TSE)シーケンスとすることができる。第3のMRIパルスシーケンスは、選択的(飽和)RFパルスを含まない。第1のMRIデータ、第2のMRIデータ、及び第3のMRIデータは、同じスキャンにおいて取得され得る。第1の選択的RFパルス及び第2の選択的RFパルスを使用して、水プロトン周波数に対して所定の化学シフト(オフセット)位置でスピンを飽和させる。
電気特性トモグラフィとアミドプロトン移動(APT)MRイメージングとの開示される組合せを超えて、本発明のさらなる態様は、電気特性トモグラフィとともに化学交換飽和移動(CEST)磁気共鳴イメージングを適用することである。CESTは、核磁気共鳴(NMR)の機能を利用して、異なる分子上のプロトンから生じる異なる信号を解像する。周囲水分子と交換される、(特定の分子又は外因性CEST剤に関連付けられる)特定のプロトンの信号を選択的に飽和させることにより、周囲バルク水分子からのMRI信号も減衰される。RF飽和パルスを用いて得られる画像及びRF飽和パルスを用いないで得られる画像は、CEST剤の位置を明らかにする。化学交換は、交換が、バルク水信号を効率的に飽和させるのに十分速いが交換可能なプロトンの共鳴と水プロトンの共鳴との間に化学シフト差が存在する程度に遅い中間レジーム(intermediate regime)内になければならない。したがって、CEST効果の大きさは、交換速度及び交換可能なプロトンの数の両方に依存する。PARACESTとして知られているCEST技術の変形は、従来の分子イメージング技術よりもはるかに高感度であり得、ナノモル濃度を検出できるべきである。PARACESTは、通常、バルク水と常磁性ランタニド錯体に結合している水との間の水交換に依拠する。ランタニドイオン結合水の共鳴の飽和は、水交換によりバルク水信号の減衰をもたらす。結合水分子の大きな常磁性化学シフトにより、それらは、中間交換レジーム内になお保たれつつ、バルク水との非常に速い交換速度を許容することが可能となり、それにより、バルク水信号の非常に効率的な飽和と非常に優れたCEST感度を提供することができる。
本発明の洞察は、検査されている組織の電気特性に関する情報を抽出することを可能にするために、CEST MRデータ取得シーケンスへのささいな適応しか必要とされないことである。留意すべきことに、CEST MRデータ取得は、CESTコントラスト剤の選択的飽和を伴うスキャン及びCESTコントラスト剤の選択的飽和を伴わないスキャンを、複数回、通常は約7回必要とする。これらの取得されたMRデータから、スペクトル非対称性及び空間的主磁場不均一性が導出され得る。これらCEST MRデータ取得間で、本質的に、スペクトルコンテンツ(spectral content)だけが、画像強度を介して変化するが、共通の画像位相コンテンツ(image phase content)を有する。したがって、これらCEST MRデータの平均値から、電気特性の空間分布が、「IEEE Trans.Med.Imag. 28(2009)1365」からそれ自体が知られている電気特性トモグラフィ法と同様に再構成され得る。さらに、CEST MRIデータの平均化は、再構成された電気特性トモグラフィ画像の改善された信号対雑音比をもたらす。CEST MR画像及び電気特性トモグラフィ画像は、特に腫瘍学において、相補的な診断上関連する情報を提供する。
一実施形態に従うと、スピンエコーベースのシーケンスの代わりに、フィールドエコーベースのシーケンスが使用される。異なるエコー時間を適用して、異なる飽和周波数のMRIデータが取得され、追加のスキャン時間を要することなく、静主磁場の空間変動を表すBマップの内部推定(intrinsic estimation)を可能にする。アミドプロトン移動MRI手法におけるそのようなBマップの内部推定は、「Jochen Keupp, Holger Eggers, Intrinsic Field Homogeneity Correction in Fast Spin Echo Based Amide Proton Transfer MRI, ISMRM 20 (2012) 4185) by Jochen Keupp, Holger Eggers」からそれ自体が知られている。このBマップを使用して、EPT再構成のためには不必要であり、スピンエコーベースのシーケンスの代わりにフィールドエコーベースのシーケンスが使用される場合に位相マップで発生するB0不均一性から生じる位相寄与(phase contribution)を除去することができる。渦電流からの不必要な位相寄与を除去するために勾配極性を切り替える前述のコンセプトは、フィールドエコーベースのシーケンス及びスピンエコーベースのシーケンスについて同一である。好ましくは、異なる勾配極性に対して、同じエコー時間が使用される。代替的に、この目的のために、(通常はAPT用に取得される)別のB0マップが使用されてもよい。
第1の周波数範囲及び第2の周波数範囲は、バルク水プロトンの共鳴周波数と重ならなくてもよい。
これらの特徴は、APT測定及び電気特性トモグラフィ(EPT)測定の両方を実行する医療機器のスキャン時間を低減させることができるので、有効である。
EPT測定値が、複数の取得されたMRIデータにわたって平均化されるので、別の利点は、EPT測定値に関してSNRが増大することである。
別の利点は、反転された勾配極性を有する同じシーケンスを繰り返して、結果として生じる位相分布を平均化することにより、渦電流に起因する非対称位相効果を除去できることである。
一実施形態に従うと、電気伝導率分布の決定は、第1の位相分布及び第2の位相分布を平均化して、平均化された位相分布を取得することと、平均化された位相分布からB1場位相分布を決定して、電気伝導率分布を決定することと、を含む。これは、平均値に基づくEPT分布の正確な推定を提供できるので、有効である。平均B1位相値は、2つの分布にわたって、ボクセル単位で計算された。
一実施形態に従うと、電気伝導率分布の決定は、不飽和MRIデータから第3の位相分布を生成することと、第1の位相分布、第2の位相分布、及び第3の位相分布を平均化して、平均化された位相分布を取得することと、平均化された位相分布からB1場位相分布を決定して、電気伝導率分布を決定することと、を含む。これは、追加のシーケンス(すなわち、第3のMRIデータ)を用いて決定されるので、EPT分布のSNRをさらに増大させることができる。
一実施形態に従うと、当該MRIシステムは、並行データ取得のための複数のRFコイルをさらに備え、複数のRFコイルは、予め取得されているk空間データを用いて決定された空間感度マップを有し、機械実行可能命令の実行は、プロセッサに、さらに、空間感度マップを用いて、取得された第1のMRIデータ、取得された第2のMRIデータ、及び取得された第3のMRIデータから画像データを再構成させる。これは、スキャン時間をさらに低減させることができるので、有効である。
一実施形態に従うと、第1のMRIデータ及び第2のMRIデータは、予め定められた第1のk空間領域及び予め定められた第2のk空間領域をそれぞれ用いて取得され、第2のk空間領域は、第1のk空間領域の一部分である。例えば、キーホールイメージングを使用することができる。
一実施形態に従うと、第2のk空間領域は、k空間の中央領域である。これらの実施形態は、空間解像度の損失なく、制限されたデータ取得によりスキャン時間をさらに低減させることができるので、有効である。この部分的取得は、コントラストの大部分がk空間の中央により決定されるという事実と、k空間の高空間周波数コンテンツが経時的に一定であるために更新される必要がないという事実と、により動機付けされ得る。例えば、高空間周波数データは、第1のMRIシーケンスを用いて同時に取得することができる。
一実施形態に従うと、第1の周波数範囲及び第2の周波数範囲は、水共鳴周波数の反対する両側に対称的にシフトされている。
一実施形態に従うと、第1の周波数範囲の中心が、アミドプロトンの共鳴周波数に設定される。例えば、第1の周波数範囲及び第2の周波数範囲は、水共鳴周波数からそれぞれ+3.5ppm及び−3.5ppmを中心とした範囲であり得る。
一実施形態に従うと、第1の勾配極性は、スライス選択勾配極性、読み出し勾配極性、及び位相エンコード勾配極性を含む。第2の勾配極性も、スライス選択勾配極性、読み出し勾配極性、及び位相エンコード勾配極性を含む。
一実施形態に従うと、アミドプロトン移動の大きさは、第1の周波数範囲及び第2の周波数範囲でのアミドプロトン移動比率(MTR)を用いて決定される。
一実施形態に従うと、第1のMRIデータ及び第2のMRIデータは、MRIデータの第1のペアを形成し、機械実行可能命令の実行は、プロセッサに、さらに、ステップa及びステップbを繰り返させて、相互に反転された極性を有するパルスシーケンスを使用してMRIデータの複数のペアを取得させ、アミドプロトン移動(APT)の大きさの決定は、各ペアについて、それぞれのAPT分布を決定することと、決定されたAPT分布を平均化して、平均化されたAPT分布を取得することと、を含む。
例えば、複数のペアは、パルスシーケンスの3つのペアを用いて取得されたMRIデータの3つのペアを含み、パルスシーケンスの3つのペアの各々は、水共鳴周波数からそれぞれ±3ppm、±3.5ppm、及び±4ppmを中心とした周波数範囲内で、交換可能なアミドプロトンを選択的に励起及び飽和させるように当該MRIシステムを制御するための選択的RFパルス及びその後に続く励起RFパルスを含む。
±3.5ppm周囲の4つの追加のオフセットが取得された。これら4つの追加のオフセットを使用して、B0不均一性によって生じ得るアーチファクトを補正することができる。
電気伝導率分布は、シーケンスの各々から取得された複数の位相分布の平均である平均化された位相分布を用いて取得することができる。
一実施形態に従うと、第1の選択的RFパルス及び第2の選択的RFパルスは、90度励起パルス、一連のRFパルス(a train of RF pulses)、又は90度励起パルスと一連のRFパルスとの組合せのうちの1つを含む。
別の態様において、本発明は、被験体内のターゲットボリュームから磁気共鳴データを取得するための磁気共鳴イメージング(MRI)システムを動作させる方法に関する。当該方法は、
MRIシステムを制御するための第1の選択的RFパルス及びその後に続く第1の励起RFパルスを含む第1のMRIシーケンスを使用して、第1の周波数範囲内で、ターゲットボリューム内の交換可能なアミドプロトンを選択的に励起及び飽和させ、ターゲットボリューム内のバルク水プロトンを励起させるよう適合されている第1の励起RFパルスによりターゲットボリュームを照射し、第1の励起RFパルスに応じて、ターゲットボリュームから第1の磁気共鳴イメージングデータを取得するステップと、
MRIシステムを制御するための第2の選択的RFパルス及びその後に続く第2の励起RFパルスを含む第2のMRIシーケンスを使用して、第2の周波数範囲内で、ターゲットボリューム内の交換可能なアミドプロトンを選択的に励起及び飽和させ、バルク水プロトンを励起させるよう適合されている第2の励起RFパルスによりターゲットボリュームを照射し、第2の励起RFパルスに応じて、ターゲットボリュームから第2の磁気共鳴イメージングデータを取得するステップと、
ここで、第1のMRIシーケンスは、第2のMRIシーケンスの第2の勾配極性を反転させた第1の勾配極性を有する勾配を含み、
MRIシステムを制御するための第3のMRIシーケンスを使用して、ターゲットボリュームの不飽和MRIデータを取得するステップと、
第1のMRIデータ及び第2のMRIデータから、それぞれの第1の位相分布及び第2の位相分布を生成するステップと、
第1の位相分布及び第2の位相分布を使用して、ターゲットボリュームの電気伝導率分布を決定するステップと、
第1のMRIデータ、第2のMRIデータ、及び不飽和MRIデータを使用して、アミドプロトンと水プロトンとの間の飽和の移動に対応するアミドプロトン移動(APT)の大きさの分布を決定するステップと、
を含む。
別の態様において、本発明は、前の実施形態の方法のステップを実行するためのコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータプログラム製品に関する。
当業者により理解されるように、本発明の態様は、装置、方法、又はコンピュータプログラム製品として実施され得る。したがって、本発明の態様は、全てがハードウェアである実施形態、全てがソフトウェアである実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード等を含む)、又は、本明細書において「回路」、「モジュール」、若しくは「システム」と概して呼ばれ得る、ソフトウェアの態様及びハードウェアの態様を組み合わせた実施形態の形をとり得る。さらに、本発明の態様は、コンピュータ実行可能コードが具現化された1以上のコンピュータ読み取り可能媒体内に具現化されたコンピュータプログラム製品の形をとり得る。
本発明の態様が、本発明の実施形態に従った方法、装置(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート、図、及び/又はブロック図を参照して説明される。フローチャート、図、及び/又はブロック図の各ブロック若しくは複数のブロックの一部は、適切なときに、コンピュータ実行可能コードの形のコンピュータプログラム命令により実装され得ることが理解されよう。相互に排他的でない場合、異なるフローチャート、図、及び/又はブロック図におけるブロックの組合せが組み合されてもよいことがさらに理解されよう。このようなコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、特殊目的コンピュータ、又は他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサに提供され、コンピュータプログラム命令がコンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサにより実行されるときに、コンピュータプログラム命令がフローチャート及び/又はブロック図の1以上のブロックにおいて示される機能/動作を実施するための手段を生成するように、機械が生成され得る。
1以上のコンピュータ読み取り可能媒体の任意の組合せが使用されてもよい。コンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータ読み取り可能信号媒体又はコンピュータ読み取り可能記憶媒体であり得る。本明細書で使用される「コンピュータ読み取り可能記憶媒体」は、コンピューティングデバイスのプロセッサにより実行可能な命令を記憶することができる任意の有体の記憶媒体を含む。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能非一時的記憶媒体と呼ばれることもある。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、有体のコンピュータ読み取り可能媒体と呼ばれることもある。いくつかの実施形態において、コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、コンピューティングデバイスのプロセッサによりアクセスされることが可能なデータを記憶できてもよい。コンピュータ読み取り可能記憶媒体の例は、フロッピディスク、磁気ハードディスクドライブ、ソリッドステートハードディスク、フラッシュメモリ、USBサムドライブ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、光ディスク、光磁気ディスク、及びプロセッサのレジスタファイルを含むが、これらに限定されるものではない。光ディスクの例は、コンパクトディスク(CD)及びデジタル多用途ディスク(DVD)、例えば、CD−ROMディスク、CD−RWディスク、CD−Rディスク、DVD−ROMディスク、DVD−RWディスク、又はDVD−Rディスクを含む。用語「コンピュータ読み取り可能記憶媒体」は、ネットワーク又は通信リンクを介してコンピュータデバイスによりアクセスされることが可能な種々のタイプの記録媒体も指す。例えば、データは、モデム、インターネット、又はローカルエリアネットワークを介して取得されてもよい。コンピュータ読み取り可能媒体上に具現化されるコンピュータ実行可能コードは、無線、有線、光ファイバケーブル、RF等を含むがこれらに限定されない任意の適切な媒体又は前述の任意の適切な組合せを用いて伝送され得る。
コンピュータ読み取り可能信号媒体は、例えば、ベースバンドにおいて、あるいは搬送波の一部として、コンピュータ実行可能コードが具現化されている伝搬されるデータ信号を含み得る。そのような伝搬される信号は、電磁、光、又はそれらの任意の適切な組合せを含むがこれらに限定されない多様な形のうちの任意のものをとり得る。コンピュータ読み取り可能信号媒体は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体ではなく、命令実行システム、装置、若しくはデバイスにより使用されるプログラム又は命令実行システム、装置、若しくはデバイスとの関連で使用されるプログラムを通信、伝搬、又は転送することができる任意のコンピュータ読み取り可能媒体であり得る。
「コンピュータメモリ」又は「メモリ」は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体の例である。コンピュータメモリは、プロセッサが直接アクセス可能な任意のメモリである。「コンピュータストレージ」又は「ストレージ」は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体のさらなる例である。コンピュータストレージは、任意の不揮発性コンピュータ読み取り可能記憶媒体である。いくつかの実施形態において、コンピュータストレージは、コンピュータメモリであってもよいし、逆に、コンピュータメモリがコンピュータストレージであってもよい。
本明細書で使用される「ユーザインタフェース」は、ユーザ又はオペレータがコンピュータ又はコンピュータシステムとインタラクトすることを可能にするインタフェースである。「ユーザインタフェース」は、「ヒューマンインタフェースデバイス」と呼ばれることもある。ユーザインタフェースは、情報又はデータをオペレータに提供することができる、且つ/あるいは、オペレータから情報又はデータを受け取ることができる。ユーザインタフェースは、オペレータからの入力がコンピュータにより受け取られることを可能にし、コンピュータからユーザに出力を提供することができる。すなわち、ユーザインタフェースは、オペレータがコンピュータを制御又は操作することを可能にし、コンピュータがオペレータの制御又は操作の結果を示すことを可能にし得る。データ又は情報のディスプレイ又はグラフィカルユーザインタフェース上への表示は、情報をオペレータに提供することの例である。キーボード、マウス、トラックボール、タッチパッド、ポインティングスティック、グラフィックスタブレット、ジョイスティック、ゲームパッド、ウェブカメラ、ヘッドセット、ギアスティック、ハンドル、ペダル、ワイヤードグローブ、ダンスパッド、リモコン、及び加速度計を通じたデータの受け取りは全て、オペレータからの情報又はデータの受け取りを可能にするユーザインタフェースコンポーネントの例である。
本明細書で使用される「ハードウェアインタフェース」は、コンピュータシステムのプロセッサが外部のコンピューティングデバイス及び/又は装置とインタラクトすること及び/又はそれらを制御することを可能にするインタフェースを含む。ハードウェアインタフェースは、プロセッサが、制御信号又は命令を外部のコンピューティングデバイス及び/又は装置に送信することを可能にし得る。ハードウェアインタフェースは、プロセッサが、外部のコンピューティングデバイス及び/又は装置とデータを交換することも可能にし得る。ハードウェアインタフェースの例は、ユニバーサルシリアルバス、IEEE1394ポート、パラレルポート、IEEE1284ポート、シリアルポート、RS−232ポート、IEEE−488ポート、Bluetooth(登録商標)接続、無線ローカルエリアネットワーク接続、TCP/IP接続、イーサネット(登録商標)接続、制御電圧インタフェース、MIDIインタフェース、アナログ入力インタフェース、及びデジタル入力インタフェースを含むが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「プロセッサ」は、プログラム又は機械実行可能命令を実行することができる電子コンポーネントを含む。「プロセッサ」を備えるコンピューティングデバイスへの言及は、2以上のプロセッサ又は処理コアを含む可能性があると解釈されるべきである。プロセッサは、例えば、マルチコアプロセッサであってもよい。プロセッサは、1つのコンピュータシステム内のプロセッサの集合又は複数のコンピュータシステム間に分散されたプロセッサの集合を指すこともある。用語「コンピューティングデバイス」は、それぞれが1以上のプロセッサを備えるコンピューティングデバイスの集合又はネットワークを指す可能性もあると解釈されるべきである。多くのプログラムは、同じコンピューティングデバイス内にあってもよいし複数のコンピューティングデバイスにわたって分散されていてもよい複数のプロセッサに、自身の命令を実行させる。
磁気共鳴画像データは、本明細書では、磁気共鳴イメージングスキャン中に磁気共鳴装置のアンテナによって被験体/対象物の原子スピンにより放出された無線周波数信号の記録された測定値として定義される。磁気共鳴イメージング(MRI)画像は、本明細書では、磁気共鳴イメージングデータ内に含まれる解剖学的データの再構成された2次元又は3次元の可視化として定義される。この可視化は、コンピュータを用いて実行することができる。
本発明の前述の実施形態のうちの1以上は、組み合わされる実施形態が相互に排他的でない限り、組み合わされてもよいことが理解されよう。
以下において、本発明の好ましい実施形態が、ほんの一例として、図面を参照しながら説明される。
APT及びEPTを組み合わせるための方法のフローチャート。 磁気共鳴イメージングシステムを示す図。 異なる周波数オフセットに対するEPT値及びAPT値のグラフ。 パルスシーケンス時間図。
以下において、図中同様の番号が付された要素は、類似する要素であるか、あるいは同等の機能を実行するかのいずれかである。機能が同等である場合、前に説明されている要素は、後の図において必ずしも説明されない。
様々な構造、システム、及びデバイスが、当業者によく知られている詳細とともに本発明を曖昧にしないようにするために、説明の目的のためだけに、図に概略的に示される。それでも、添付の図面は、開示する主題の例示的な例を記載及び説明するために含まれる。
図1は、本発明の一実施形態に従った方法を例示するフロー図を示している。ステップ101において、図4の第1の選択的飽和RFパルス413とその後に続く第1の励起RFパルス415とを含む第1のMRIシーケンスを使用して、第1の周波数範囲内で、被験体のターゲットボリューム内の交換可能なアミドプロトンを選択的に励起及び飽和させるようにMRIシステムを制御する。第1のMRIシーケンスは、TSEシーケンス401とすることができる。MRIシステムは、例えば、RF送信用のボディコイルと受信用の13チャネルフェーズドアレイコイルとを用いるPhilips(登録商標) 3T MRIスキャナ(Philips Medical Systems、Best、オランダ)とすることができる。飽和のために、2チャネルによるマルチ送信を用いて、2秒というより長い飽和パルスを実現する。ステップ103において、ターゲットボリュームが、ターゲットボリューム内のバルク水プロトンを励起させるよう適合されている第1の励起RFパルス415により照射される。ステップ105において、第1の磁気共鳴イメージングデータが、第1の励起RFパルス415に応じて、ターゲットボリュームから取得される。この第1のMRIデータは、複数のボクセルを含む予め定められたスライスで取得され得る。
ステップ107において、第2の選択的飽和RFパルス423とその後に続く第2の励起RFパルス425とを含む第2のMRIシーケンスを使用して、第2の周波数範囲内で、ターゲットボリューム内の交換可能なアミドプロトンを選択的に励起及び飽和させるようにMRIシステムを制御する。第1の周波数範囲及び第2の周波数範囲は、水共鳴周波数の反対する両側に対称的にシフトされている。例えば、第1の周波数範囲及び第2の周波数範囲は、水共鳴周波数に対して±3.5ppmを中心とした範囲であり得る。ステップ109において、ターゲットボリュームが、バルク水プロトンを励起させるよう適合されている第2の励起RFパルスにより照射される。ステップ111において、ターゲットボリュームからの第2の磁気共鳴イメージングデータが、第2の励起RFパルス425に応じて取得される。この第2のMRIデータは、同じ予め定められたスライスで取得され得る。第1のMRIシーケンス401は、第1の勾配極性417を有する勾配を含み、第1の勾配極性417は、第2のMRIシーケンス403の第2の勾配極性427を反転させたものである。これは、得られる伝導率分布を劣化させる、勾配切り替えから生じる不必要な位相寄与を補償するために行われる。別のスポイラ勾配(図4には示されていない)が、第1の選択的RFパルス413及び第2の選択的RFパルス423に続いてよく、この別のスポイラ勾配は、前のパルス(すなわち、飽和パルス)及び次のRF励起パルスに対して所定の時間オフセットで設定され得る。
ステップ113において、第3のMRIシーケンス405を使用して、ターゲットボリュームの不飽和MRIデータを取得するようにMRIシステムを制御する。この第3のMRIシーケンスは、RF飽和パルスが印加されないTSEシーケンスを含み、同じTRを有することができる。
ステップ115において、第1の位相分布及び第2の位相分布が、第1のMRIデータ及び第2のMRIデータからそれぞれ生成される。生成された位相は、MRI信号の測定された位相であり得る。位相分布は、複数のボクセルにおける測定された位相値の分布であり得る。
ステップ117において、第1の位相分布及び第2の位相分布を使用して、ターゲットボリュームの電気伝導率分布を決定する。電気伝導率推定は、RF送信場の正回転成分(positively rotating component)(すなわち、スピン励起に関与するその「アクティブ」成分)の位相であるB1+位相の決定を必要とする。B1+位相φB1は、測定された位相(φ±)から、関係式φB1=0.5φ±を用いて決定され得る。これは、測定された位相が、RF送信からの位相寄与だけでなく、RF受信からの(おおよそ同一の)位相寄与も含むことを考慮している。
B1+位相の計算は、第1の位相分布及び第2の位相分布にわたって、ボクセル単位で実行され得る。例えば、各ボクセルについて、そのボクセルにおける第1の測定された位相及び第2の測定された位相の平均値が計算され、B1+位相が、その平均位相値から推定される。別の例において、対応する測定された位相分布にそれぞれ関連付けられている第1のB1+位相値及び第2のB1+位相値を取得するために第1の分布及び第2の分布を用いて、各ボクセルについてB1+位相が導出される。次いで、必要とされるB1+位相値が、第1のB1+位相値及び第2のB1+位相値の平均値として取得され得る。次いで、電気伝導率が、以下の式(Katscher U et al., IEEE Trans Med Imag 28 (2009) 1365を参照されたい)を用いて、ボクセル単位で決定され得る。
Figure 0006023386
ここで、Δはラプラス演算子であり、μは透磁率であり、ωはラーモア周波数である。ラプラス演算(Laplacian)は、2次導関数
Figure 0006023386
に基づき、空間インデックスnを有するボクセルについて、例えば、
Figure 0006023386
により数値計算され得る。
ステップ119において、第1のMRIデータ、第2のMRIデータ、及び不飽和MRIデータを使用して、アミドプロトンと水プロトンとの間の飽和の移動に対応するアミドプロトン移動(APT)の大きさの分布を決定する。アミドプロトン移動効果の大きさは、第1の周波数範囲及び第2の周波数範囲でのアミドプロトン移動比率MTRを用いて決定され得、以下のように(ボクセル単位で)定められ得る。
MTRasym=(S(−offset)−S(+offset))/S
ここで、Ssat(−offset)及びSsat(+offset)は、第1のMRIデータ及び第2のMRIデータからそれぞれ得られる信号振幅であり、Sは、選択的飽和RFパルスなしの第3のMRIデータから得られる信号振幅である。B0不均一性によって生じ得るアーチファクトを補正するために、追加のMRIデータが、±offset(例えば±3.5ppm)周囲の追加のオフセットに関して取得され得る。例えば、4つのオフセット(±3ppm及び±4ppm)を使用して、相互に反転された勾配極性を有するMRIシーケンスを使用し追加のMRIデータを取得することができる。MTRasymが、±3.5ppmにおける信号を用いて計算され得る。B0不均一性の場合、測定が、例えば±3.5ppmといった所望のオフセットとは異なるオフセットで実行され得るという点で、スペクトル全体が、B0値に応じてシフトされ得る。各側の追加のオフセット周波数及びB0マップを用いて、±3.5ppmにおける実際の信号が、推定され、次いで、MTRasymを計算するために使用され得る。
図2は、磁気共鳴イメージングシステム200の一例を示している。磁気共鳴イメージングシステム200は、磁石204を備える。磁石204は、その間にボア206を有する超電導円筒型磁石200である。異なるタイプの磁石の使用も可能であり、例えば、スプリット円筒磁石及びいわゆるオープン磁石の両方を使用することも可能である。スプリット円筒磁石は、磁石のアイソプレーン(iso-plane)へのアクセスを可能にするためにクライオスタットが2つのセクションに分割されている点を除き、標準円筒磁石と同様であり、そのような磁石は、例えば荷電粒子ビーム療法とともに使用され得る。オープン磁石は、被験体218を収容するのに十分な大きさの間隔があけられた上下2つの磁石セクションを有し、その2つのセクションの構成は、ヘルムホルツコイルの構成と同様である。オープン磁石は、被験体がそれほど制限されないので、人気がある。円筒磁石のクライオスタットの内部には超電導コイルの集合が存在する。円筒磁石204のボア206内には、磁気共鳴イメージングを実行するのに十分に磁場が強く均一なイメージングゾーン208が存在する。
磁石のボア206内には磁場勾配コイル210のセットも存在し、これは、磁気共鳴データを取得して、磁石204のイメージングゾーン208内のターゲットボリュームの磁気スピンを空間エンコードするために使用される。磁場勾配コイル210は、磁場勾配コイル電源212に接続される。磁場勾配コイル210は代表例であることが意図される。通常、磁場勾配コイル210は、3つの直交空間方向に空間エンコードするためのコイルの3つの別個のセットを含む。磁場勾配電源は、磁場勾配コイルに電流を供給する。磁場勾配コイル210に供給される電流は、時間の関数として制御され、傾斜状又はパルス状であり得る。
イメージングゾーン208に隣接して、イメージングゾーン208内の磁気スピンの向きを操作するための、且つイメージングゾーン208内のスピンからの無線送信(radio transmissions)を受信するための無線周波数コイル214がある。無線周波数アンテナは、複数のコイル素子を含み得る。無線周波数アンテナは、チャネル又はアンテナとも呼ばれ得る。無線周波数コイル214は、無線周波数トランシーバ216に接続される。無線周波数コイル214及び無線周波数トランシーバ216は、別個の送信コイル及び受信コイル並びに別個の送信機及び受信機に置き換えられてもよい。無線周波数コイル214及び無線周波数トランシーバ216は代表例であることが理解されよう。無線周波数コイル214は、専用送信アンテナ及び専用受信アンテナも表すことが意図される。同様に、トランシーバ216は、別個の送信機及び受信機も表し得る。
磁場勾配コイル電源212及びトランシーバ216は、コンピュータシステム226のハードウェアインタフェース228に接続される。コンピュータシステム226は、プロセッサ230をさらに備える。プロセッサ230は、ハードウェアインタフェース228、ユーザインタフェース232、コンピュータストレージ234、及びコンピュータメモリ236に接続される。
コンピュータメモリ236は、制御モジュール260を含むものとして図示されている。制御モジュール260は、コンピュータ実行可能コードを含み、このコンピュータ実行可能コードは、プロセッサ230が、磁気共鳴イメージングシステム200のオペレーション及び機能を制御することを可能にする。これはまた、磁気共鳴データの取得等、磁気共鳴イメージングシステム200の基本オペレーションも可能にする。コンピュータメモリ236は、さらに、コンピュータ実行可能コードを含むプログラムモジュールのセットを有するプログラム/ユーティリティ264を含むものとして図示されている。このコンピュータ実行可能コードは、プロセッサ230が、例えば図1を参照して本明細書で説明した、本発明の実施形態の機能及び/又は方法を実行することを可能にする。
図3は、殺菌鶏卵白(10%タンパク質)、水、及びマグネビスト(登録商標)(Bayer Healthcare)の混合物で満たされ、0.6%〜最大7%までのタンパク質濃度を有し、T1緩和に等しくなるよう調整された6つのバイアル(30ml)を用いて調製されたファントムに対する本方法の結果を示している。ファントムは、例えば、MRIシステム100内部に、被験体218の代わりに配置され得る。
ファントムのイメージングパラメータは、3テスラスキャナ用に決定される。Philips(登録商標) Achieva 3Tシステムを用いて画像が取得された。飽和のために、オフ共鳴RFパルスが、3秒間、3muTのパワーで、TE/TR=6/17440ms、330mm*300mmのFOV、スライス厚=5mmである矢状方向のスライス、及び0.9×0.9×5mmのボクセルサイズである3D TSEシーケンスにより印加された。
高SNR APT強調(APTw)画像(上記の非対称式を用いて決定される)が、6つの周波数オフセット(すなわち、±3ppm、±3.5ppm、及び±4ppm)を用いて取得された。このスキャンでは、1つの不飽和画像(RF飽和なし、同じTR)が、正規化(normalization)のために取得された。1つのオフセットにつき1つの画像が取得された。次いで、交換可能なプロトンの水への飽和移動の効果が、上述した非対称解析により特定された。
図3のプロット301は、EPT値及びAPT比率値を比較する、6つの異なるバイアルの再構成結果を示している。予想されたように、伝導率は、APT比率、すなわち、卵白濃度が増すと、増加する。データ点は、所定のバイアルに含まれる全てのボクセルにわたる平均である。
飽和パルスの周波数が、測定された位相(したがって、再構成された電気伝導率)に影響を及ぼさないことを確認するために、説明したシーケンスが、さらに、同質の卵白ファントム(サイズ〜500mL)に印加された。予想されたように、再構成された伝導率303は、飽和周波数に対する依存性を全く示しておらず、このことは、反転された極性を有する異なるシーケンスを用いて得られる複数のMRIデータに対する提案平均化方法の有効性を示している。加えて、再構成された伝導率303は、外部デバイス(HI8733、Hanna Instruments)による独立した測定と整合する。
200 磁気共鳴イメージングシステム
204 磁石
206 磁石のボア
208 イメージングゾーン
210 磁場勾配コイル
212 磁場勾配コイル電源
214 無線周波数コイル
216 トランシーバ
218 被験体
220 被験体支持台
226 コンピュータシステム
228 ハードウェアインタフェース
230 プロセッサ
232 ユーザインタフェース
234 コンピュータストレージ
236 コンピュータメモリ
260 制御モジュール
264 プログラム
301 グラフ
303 グラフ
401〜405 パルスシーケンス
413、423 飽和パルス
415、425 励起パルス
417、427 勾配パルス

Claims (14)

  1. 被験体内のターゲットボリュームから磁気共鳴データを取得するための磁気共鳴イメージング(MRI)システムであって、当該MRIシステムは、機械実行可能命令を記憶するためのメモリと、当該MRIシステムを制御するためのプロセッサと、を備え、前記機械実行可能命令の実行は、前記プロセッサに、
    a.当該MRIシステムを制御するための第1の選択的RFパルス及びその後に続く第1の励起RFパルスを含む第1のMRIシーケンスを使用して、第1の周波数範囲内で、前記ターゲットボリューム内の、(i)CEST効果を生じさせる交換可能な内因性原子核又は(ii)前記CEST効果を生じさせる交換可能な外因性原子核を選択的に励起及び飽和させ、前記ターゲットボリューム内のバルク水プロトンを励起させるよう適合されている前記第1の励起RFパルスにより前記ターゲットボリュームを照射させ、前記第1の励起RFパルスに応じて、前記ターゲットボリュームから第1の磁気共鳴イメージングデータを取得させ、
    b.当該MRIシステムを制御するための第2の選択的RFパルス及びその後に続く第2の励起RFパルスを含む第2のMRIシーケンスを使用して、第2の周波数範囲内で、前記ターゲットボリューム内の、(i)前記CEST効果を生じさせる前記交換可能な内因性原子核又は(ii)前記CEST効果を生じさせる前記交換可能な外因性原子核を選択的に励起及び飽和させ、前記バルク水プロトンを励起させるよう適合されている前記第2の励起RFパルスにより前記ターゲットボリュームを照射させ、前記第2の励起RFパルスに応じて、前記ターゲットボリュームから第2の磁気共鳴イメージングデータを取得させ、
    ここで、前記第1の周波数範囲及び前記第2の周波数範囲は、水共鳴周波数の反対する両側に対称的にシフトされており、前記第1のMRIシーケンスは、前記第2のMRIシーケンスの第2の勾配極性を反転させた第1の勾配極性を有する勾配を含み、
    c.当該MRIシステムを制御するための第3のMRIシーケンスを使用して、前記ターゲットボリュームの不飽和MRIデータを取得させ、
    d.前記第1のMRIデータ及び前記第2のMRIデータから、それぞれの第1の位相分布及び第2の位相分布を生成させ、
    e.前記第1の位相分布及び前記第2の位相分布を使用して、前記ターゲットボリュームの電気伝導率分布を決定させ、
    f.前記第1のMRIデータ、前記第2のMRIデータ、及び前記不飽和MRIデータを使用して、アミドプロトンと水プロトンとの間の飽和の移動に対応するアミドプロトン移動(APT)の大きさの分布を決定させる、
    MRIシステム。
  2. a.当該MRIシステムを制御するための前記第1の選択的RFパルス及びその後に続く前記第1の励起RFパルスを含む前記第1のMRIシーケンスは、前記第1の周波数範囲内で、前記ターゲットボリューム内の交換可能なアミドプロトンを選択的に励起及び飽和させ、前記ターゲットボリューム内の前記バルク水プロトンを励起させるよう適合されている前記第1の励起RFパルスにより前記ターゲットボリュームを照射し、前記第1の励起RFパルスに応じて、前記ターゲットボリュームから前記第1の磁気共鳴イメージングデータを取得するように適合されており、
    b.当該MRIシステムを制御するための前記第2の選択的RFパルス及びその後に続く前記第2の励起RFパルスを含む前記第2のMRIシーケンスは、前記第2の周波数範囲内で、前記ターゲットボリューム内の前記交換可能なアミドプロトンを選択的に励起及び飽和させ、前記バルク水プロトンを励起させるよう適合されている前記第2の励起RFパルスにより前記ターゲットボリュームを照射し、前記第2の励起RFパルスに応じて、前記ターゲットボリュームから前記第2の磁気共鳴イメージングデータを取得するように適合されており、
    c.前記第1のMRIデータ、前記第2のMRIデータ、及び前記不飽和MRIデータが、アミドプロトンと水プロトンとの間の飽和の移動に対応する前記アミドプロトン移動(APT)の前記大きさの分布を決定する、
    請求項1記載のMRIシステム。
  3. 前記電気伝導率分布の前記決定は、前記第1の位相分布及び前記第2の位相分布を平均化して、平均化された位相分布を取得することと、前記平均化された位相分布からB1場位相分布を決定して、前記電気伝導率分布を決定することと、を含む、
    請求項1又は2記載のMRIシステム。
  4. 前記電気伝導率分布の前記決定は、前記不飽和MRIデータから第3の位相分布を生成することと、前記第1の位相分布、前記第2の位相分布、及び前記第3の位相分布を平均化して、平均化された位相分布を取得することと、前記平均化された位相分布からB1場位相分布を決定して、前記電気伝導率分布を決定することと、を含む、
    請求項1又は2記載のMRIシステム。
  5. 当該MRIシステムは、並行データ取得のための複数のRFコイルをさらに備え、前記複数のRFコイルは、予め取得されているk空間データを用いて決定された空間感度マップを有し、前記機械実行可能命令の前記実行は、前記プロセッサに、さらに、前記空間感度マップを用いて、前記の取得された第1のMRIデータ、前記の取得された第2のMRIデータ、及び前記の取得された第3のMRIデータから画像データを再構成させる、
    請求項1乃至4いずれか一項記載のMRIシステム。
  6. 前記第1のMRIデータ及び前記第2のMRIデータは、予め定められた第1のk空間領域及び予め定められた第2のk空間領域をそれぞれ用いて取得され、前記第2のk空間領域は、前記第1のk空間領域の一部分である、
    請求項1乃至5いずれか一項記載のMRIシステム。
  7. 前記第2のk空間領域は、k空間の中央領域である、
    請求項6記載のMRIシステム。
  8. 前記第1の周波数範囲の中心が、前記アミドプロトンの共鳴周波数に設定される、
    請求項1乃至いずれか一項記載のMRIシステム。
  9. 前記第1の勾配極性は、スライス選択勾配極性、読み出し勾配極性、及び位相エンコード勾配極性を含む、
    請求項1乃至いずれか一項記載のMRIシステム。
  10. 前記アミドプロトン移動の前記大きさは、前記第1の周波数範囲及び前記第2の周波数範囲でのアミドプロトン移動比率(MTR)を用いて決定される、
    請求項1乃至いずれか一項記載のMRIシステム。
  11. 前記第1のMRIデータ及び前記第2のMRIデータは、MRIデータの第1のペアを形成し、前記機械実行可能命令の前記実行は、前記プロセッサに、さらに、ステップa及びステップbを繰り返させて、相互に反転された勾配極性を有するパルスシーケンスを使用してMRIデータの複数のペアを取得させ、前記アミドプロトン移動(APT)の前記大きさの前記決定は、各ペアについて、それぞれのAPT分布を決定することと、前記の決定されたAPT分布を平均化して、平均化されたAPT分布を取得することと、を含む、
    請求項1乃至10いずれか一項記載のMRIシステム。
  12. 前記第1の選択的RFパルス及び前記第2の選択的RFパルスは、90度励起パルス、一連のRFパルス、又は前記90度励起パルスと前記一連のRFパルスとの組合せのうちの1つを含む、
    請求項1乃至11いずれか一項記載のMRIシステム。
  13. 被験体内のターゲットボリュームから磁気共鳴データを取得するための磁気共鳴イメージング(MRI)システムを動作させる方法であって、
    a.前記MRIシステムを制御するための第1の選択的RFパルス及びその後に続く第1の励起RFパルスを含む第1のMRIシーケンスを使用して、第1の周波数範囲内で、前記ターゲットボリューム内の、(i)CEST効果を生じさせる交換可能な内因性原子核又は(ii)前記CEST効果を生じさせる交換可能な外因性原子核を選択的に励起及び飽和させ、前記第1の励起RFパルスに応じて、前記ターゲットボリュームから第1の磁気共鳴イメージングデータを取得するステップと、
    b.前記MRIシステムを制御するための第2の選択的RFパルス及びその後に続く第2の励起RFパルスを含む第2のMRIシーケンスを使用して、第の周波数範囲内で、前記ターゲットボリューム内の、(i)前記CEST効果を生じさせる交換可能な内因性原子核又は(ii)前記CEST効果を生じさせる交換可能な外因性原子核を選択的に励起及び飽和させ、バルク水プロトンを励起させるよう適合されている前記第2の励起RFパルスにより前記ターゲットボリュームを照射し、前記第2の励起RFパルスに応じて、前記ターゲットボリュームから第2の磁気共鳴イメージングデータを取得するステップと、
    ここで、前記第1の周波数範囲及び前記第2の周波数範囲は、水共鳴周波数の反対する両側に対称的にシフトされており、前記第1のMRIシーケンスは、前記第2のMRIシーケンスの第2の勾配極性を反転させた第1の勾配極性を有する勾配を含み、
    c.前記MRIシステムを制御するための第3のMRIシーケンスを使用して、前記ターゲットボリュームの不飽和MRIデータを取得するステップと、
    d.前記第1のMRIデータ及び前記第2のMRIデータから、それぞれの第1の位相分布及び第2の位相分布を生成するステップと、
    e.前記第1の位相分布及び前記第2の位相分布を使用して、前記ターゲットボリュームの電気伝導率分布を決定するステップと、
    f.前記第1のMRIデータ、前記第2のMRIデータ、及び前記不飽和MRIデータを使用して、アミドプロトンと水プロトンとの間の飽和の移動に対応するアミドプロトン移動(APT)の大きさの分布を決定するステップと、
    を含む、方法。
  14. 請求項13記載の方法のステップを実行するためのコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータプログラム。
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