JP6009305B2 - 解析装置、解析方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

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本発明は、磁束密度によって生じた歪みに等価な節点力を算出することにより、磁歪を考慮した構造解析を可能にする解析装置、解析方法及びコンピュータプログラムに関する。
近年、変圧器の騒音が問題となっている。変圧器はコイルが巻回される鉄心を備えており、特に電力用変圧器では鉄心の材料としては電磁鋼板が使用されることが多い。変圧器で発生する騒音の主要因は電磁鋼板の磁歪にあるともいわれている。磁歪は、磁場の存在により物体の長さが変化する現象であり、磁束密度の大きさによって歪みの大きさが変わる特徴を有する(非特許文献1の図1)。変圧器のコイルに交流電圧が印加されると、電磁鋼板を貫く磁束密度が周期的に変化し、電磁鋼板が周期的に伸縮して振動する。この振動が騒音の原因となる。この現象は変圧器のみならず、発電機や電動機など磁気回路を有する製品では問題となる場合がある。
騒音対策としては、変圧器の固有振動数が駆動周波数の範囲に入らないようにする方策が考えられる。しかし、固有振動数は多数存在し、仮に駆動周波数の範囲に入っても、必ずしも騒音は発生しない。
このため、有限要素法による構造解析手法を用いて、磁歪による変圧器の振動解析を行い、変圧器の騒音問題を解析的に取り扱う試みがなされている(例えば、非特許文献2)。電磁鋼板は方向によって歪みの程度が異なり、同じ磁束密度を与えた場合、圧延方向の歪みが最小、圧延方向に垂直な方向の歪みが最大になる。このため、非特許文献2の解析手法においては、電磁鋼板の圧延方向をX方向、圧延方向に垂直な方向をY方向と設定している。そして、磁束密度をX方向及びY方向に成分分解し、磁束密度のX成分及びY成分を用いて、X方向及びY方向の歪みを算出している。また、磁束密度による歪みに等価な節点力を算出し、変圧器の構造解析を行っている。
Koen Delaere, Ward Heylen, Kay Hameyer, and Ronnie Belmans,"Local Magnetostriction Forces for Finite Element Analysis",IEEE Transactions On Magnetics, Vol.36,No.5,Sep 2000 北川 亘、石原 好之、戸高 敏之、中坂 彰、「変圧器鉄心の磁歪による変形及び振動解析」、電気学会論文誌.B,電力・エネルギー部門誌、日本国、社団法人電気学会、2008年4月1日、128(4)、P654−660
しかしながら、非特許文献2に記載の解析手法においては、単純に成分分解されたX成分及びY成分を用いて2階テンソルである歪みを算出しているため、磁歪による電磁鋼板の変形及び振動を正確に算出できず、解析精度が低いという問題があった。
具体的には、磁歪に関して等方的な磁性体に生ずる歪みを、磁歪に関して異方性を有する磁性体の歪みを取り扱った非特許文献2に記載の手法で算出してみると、その不具合が明らかになる。
例えば、XY座標系において、磁束密度の大きさが√2[T]、磁束密度の方向がX軸に対して45°の角度、歪みが比例定数1×e−6で磁束密度に比例する場合を考える。そして、磁束密度の方向に垂直な方向の比例係数は0.5×e−6となることとする(非特許文献2)。
この磁束密度のX成分及びY成分は1[T]である。該磁束密度のX成分によって、X方向に1×e−6の歪みが発生すると同時に、磁束密度のY成分によってX方向に−0.5×e−6の歪みが発生するため、結果として、X方向の歪みは0.5×e−6となる。Y方向の歪みも同様にして0.5×e−6となる。これが、非特許文献2に記載の手法で得られる結果である。
ところが、磁束密度の方向にX’軸を取った場合、等方性を有する磁性体を考えているため、X’軸方向の歪みは√2×e−6、X’軸に垂直なY’軸方向の歪みは√2/2×e−6となる。この歪みをXY座標系に回転変換してみると、X方向及びY方向の歪みは√2/4×e−6となる。この結果は、非特許文献2に記載の手法で算出した歪み0.5×e−6と整合していない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、磁束密度の方向に主軸を取って該磁束密度による歪みを算出し、該歪みを所定の座標系に座標変換することにより、該座標系における歪みに等価な節点力を正確に算出し、より高精度な変形及び振動解析等の構造解析を行うことを可能にする解析装置、解析方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明に係る解析装置は、磁歪が生ずる磁性体を含む電磁部品を、有限要素法解析における複数の有限要素の組み合わせで表現した数値解析モデルに基づいて、前記電磁部品に与えられる磁束密度に応じた該有限要素の各節点の歪みと等価な節点力を算出する解析装置において、所定の第1座標系における磁束密度及び歪みの関係、並びに歪み及び該歪みに応じた応力の関係を記憶する記憶手段と、磁束密度の方向に略平行な主軸を有する第2座標系における歪みを、前記記憶手段が記憶する前記第1座標系における磁束密度及び歪みの関係に基づいて節点毎又は有限要素毎に算出する歪み算出手段と、各節点又は各有限要素の第2座標系における歪みを前記第1座標系における歪みに座標変換する座標変換手段と、座標変換された歪み、並びに前記記憶手段が記憶する第1座標系における歪み及び該歪みに応じた応力の関係に基づいて、該座標変換された歪みと同じ歪みを生じさせる節点力を算出する等価節点力算出手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る解析装置は、前記第1座標系及び前記第2座標系は2次元の直交座標系又は円筒座標系であり、前記歪み算出手段は、第2座標系における歪みを下記式にて算出するようにしてあることを特徴とする。
Figure 0006009305
本発明に係る解析装置は、前記第1座標系及び前記第2座標系は3次元の直交座標系又は円筒座標系であり、前記歪み算出手段は、第2座標系における歪みを下記式にて算出するようにしてあることを特徴とする。
Figure 0006009305
本発明に係る解析装置は、前記等価節点力算出手段にて算出された節点力に基づいて、前記電磁部品の構造解析を行う手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る解析装置は、時間成分を有する複素数の磁束密度が与えられた場合、該磁束密度に基づいて複数の時点における磁束密度の実数成分を算出する手段を備え、前記歪み算出手段は、複数の時点における磁束密度の実数成分の値に基づいて第2座標系における歪みを算出するようにしてあり、前記等価節点力算出手段は、複数の時点における節点力を算出する手段を備え、更に、複数の時点における節点力に基づいて、該節点力の変動態様を特徴付ける周波数に関する節点力の分布を算出するフーリエ変換手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る解析装置は、前記フーリエ変換手段にて算出された節点力の分布に基づいて、前記電磁部品の構造解析を行う手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る解析方法は、磁歪が生ずる磁性体を含む電磁部品を、有限要素法解析における複数の有限要素の組み合わせで表現した数値解析モデルに基づいて、前記電磁部品に与えられる磁束密度に応じた該有限要素の各節点又は各有限要素の歪みと等価な節点力を、CPUが算出する解析方法において、前記CPUは、磁束密度の方向に略平行な主軸を有する第2座標系における歪みを、第1座標系における磁束密度及び歪みの関係に基づいて節点毎又は有限要素毎に算出し、前記CPUは、各節点又は各有限要素の第2座標系における歪みを前記第1座標系における歪みに座標変換し、前記CPUは、座標変換された歪み、並びに前記第1座標系における歪み及び該歪みに応じた応力の関係に基づいて、該座標変換された歪みと同じ歪みを生じさせる節点力を算出することを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、磁歪が生ずる磁性体を含む電磁部品を、有限要素法解析における複数の有限要素の組み合わせで表現した数値解析モデルに基づいて、前記電磁部品に与えられる磁束密度に応じた該有限要素の各節点又は各有限要素の歪みと等価な節点力をコンピュータに算出させるコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、磁束密度の方向に略平行な主軸を有する第2座標系における歪みを、第1座標系における磁束密度及び歪みの関係に基づいて節点毎又は有限要素毎に算出する歪み算出手段と、各節点又は各有限要素の第2座標系における歪みを前記第1座標系における歪みに座標変換する座標変換手段と、座標変換された歪み、並びに前記第1座標系における歪み及び該歪みに応じた応力の関係に基づいて、該座標変換された歪みと同じ歪みを生じさせる節点力を算出する等価節点力算出手段として機能させることを特徴とする。
本発明にあっては、磁束密度の方向に略平行な主軸を有する第2座標系における歪みを、所定の第1座標系における磁束密度及び歪みの関係に基づいて節点毎又は有限要素毎に算出する。各節点又は各有限要素の第2座標系における歪みは第1座標系における歪みに座標変換される。そして、座標変換された歪みは、該歪みと同じ歪みを生じさせる節点力に変換される。
本発明にあっては、2次元直交座標系又は円筒座標系等において歪みに等価な節点力が算出される。なお、円筒座標系の場合、上記式(1)及び(2)で説明したX軸、X’軸は径方向の歪み、Y軸、Y’軸は周方向の歪みである。
本発明にあっては、3次元直交座標系又は円筒座標系等において歪みに等価な節点力が算出される。なお、が円筒座標系の場合、上記式(3)及び(4)で説明したX軸、X’軸は径方向の歪み、Y軸、Y’軸は周方向の歪み、Z軸、Z’軸は円筒の中心軸方向の歪みである。
本発明にあっては、算出された節点力に基づいて電磁部品の構造解析を行う。
本発明にあっては、時間成分を有する複素数の磁束密度に基づいて該磁束密度の複数の時点における実数成分を算出し、該実数成分を用いて複数の時点における歪みに等価な節点力を算出する。そして、複数の時点における節点力をフーリエ変換することにより、周波数に関する節点力の分布を算出する。
本発明にあっては、フーリエ変換された節点力の分布に基づいて、電磁部品の構造解析を行う。周波数に関する節点力の分布を用いることにより、周波数応答解析などの構造解析の演算負荷が低減される。
本発明によれば、磁束密度の方向に主軸を取って該磁束密度による歪みを算出し、該歪みを所定の座標系に座標変換することにより、該座標系における歪みに等価な節点力を正確に算出し、より高精度な変形及び振動解析等の構造解析を行うことができる。
本発明の実施の形態に係る解析装置の一構成例を示すブロック図である。 連成解析に係るCPUの処理手順を示したフローチャートである。 有限要素を概念的に示した説明図である。 磁歪算出に係るCPUの処理手順を示したフローチャートである。 2次元の第2座標系における歪みを概念的に示した説明図である。 等価節点力を概念的に示した説明図である。 変形例1の磁歪算出に係るCPUの処理手順を示したフローチャートである。 3次元の第1座標系及び第2座標系を概念的に示した説明図である。 変形例2の連成解析に係るCPUの処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る解析装置の一構成例を示すブロック図である。図中1は、本発明の実施の形態に係る解析装置である。解析装置1は、コンピュータを用いて構成されており、有限要素法を用いた電磁部品の磁界解析機能、構造解析機能等を備えている。
解析装置1は、該解析装置1の各構成部の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)11を備えたコンピュータである。CPU11にはバスを介して内部記憶装置12、外部記憶装置13及び通信インタフェース16が接続されている。
内部記憶装置12は、コンピュータの初期動作に必要な制御プログラムを記憶したマスクROM、EEPROM等の不揮発性メモリと、コンピュータの動作に必要な制御プログラムを記憶し、CPU11の演算処理を実行する際に生ずる各種データを一時記憶するDRAM、SRAM等のメモリとで構成される。
外部記憶装置13は、ハードディスクドライブ、又はソリッドステートドライブ等の読み出しが可能なディスクドライブ、可搬式の記録媒体2からのデータの読み出しが可能なCD−ROMドライブ等の装置である。記録媒体2には、本実施の形態に係るコンピュータプログラム20が読み出し可能に記録されている。本実施の形態に係るコンピュータプログラム20は、コンピュータ読み取り可能に記録されたCD(Compact Disc)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM、BD(Blu-ray Disc)等の可搬式の記録媒体2を介すなどしてディスクドライブに記録される。CPU11はコンピュータプログラム20が記録された記録媒体2又はディスクドライブなどから、コンピュータプログラム20を読み出し、内部記憶装置12に記憶させる。また、言うまでもなく、光ディスクは、記録媒体2の一例であり、フレキシブルディスク、磁気光ディスク、外付けハードディスク、半導体メモリ等にコンピュータプログラム20をコンピュータ読み取り可能に記録し、外部記憶装置13にて読み出すように構成しても良い。なお、通信インタフェース16に接続されている外部の通信装置3から本発明に係るコンピュータプログラム20をダウンロードするようにしても良い。
また、外部記憶装置13は、コンピュータプログラム20と共に、有限要素法解析を行うための数値解析モデルを記憶している。数値解析モデルは、磁歪が生ずる磁性体を含む電磁部品を複数の有限要素の組み合わせで表現したモデルである。電磁部品は、例えば磁性体の鉄心を有する変圧器や発電機、電動機等である。また、外部記憶装置13は、数値解析モデルを特徴付ける各種材料定数、構成式等を記憶している。材料定数の詳細は後述する。
また解析装置1は、キーボード又はマウス等の入力装置14と、液晶ディスプレイ又はCRTディスプレイ等の出力装置15とを備えており、使用者によるデータ入力等の操作を受け付ける構成となっている。
図2は、連成解析に係るCPU11の処理手順を示したフローチャートである。CPU11は、外部記憶装置13から形状モデル即ち数値解析モデルを読み出す(ステップS1)。数値解析モデルは、磁束密度に応じて歪みが生ずる磁性体を含む電磁部品の形状を複数の有限要素の組み合わせで表現したモデルである。
図3は、有限要素を概念的に示した説明図である。有限要素eは三角形、四角形等の多角形もしくは、図3A、Bに示すような四面体、六面体等の多面体である。有限要素eの頂点を節点という。各節点には番号1,2,3…が付されている。数値解析モデルは、例えば、全節点数、全要素数、一つの有限要素に含まれる節点数等の基本情報、各節点の節点番号と、該節点の座標値とを含む。また、CPU11は、外部記憶装置13からシミュレーション対象の電磁部品を特徴付ける各種材料定数及び境界条件を読み出す(ステップS2)。例えば、磁性体が電磁鋼板である場合、CPU11は、外部記憶装置13から該電磁鋼板の圧延方向の磁束密度と、該圧延方向における電磁鋼板の歪みとの関係、該圧延方向及び積層方向に略垂直な非圧延方向の磁束密度と、該非圧延方向における電磁鋼板の歪みとの関係といった情報を読み出す。また、CPU11は、外部記憶装置13から電磁部品の各部の透磁率、電流密度、後述するBマトリクス、Dマトリクス等の構成式、又は該構成式の元になる情報を読み出す。
また、ステップS2では、外部記憶装置13から磁束密度と、歪みとの関係を読み出す例を説明したが、磁歪の物性特性を入力するための入力テーブルを表示し、該入力テーブルに圧延方向の磁束密度と、該磁束密度に対応する歪みとの関係、及び非圧延方向における磁束密度と、該磁束密度に対応する歪みとの関係を受け付けて入力するように構成しても良い。もちろん、このようにして受け付けた磁束密度と、歪みとの関係をファイルとして記憶しておき、ステップS2で読み出すように構成しても良い。また、磁束密度と、歪みとの関係を示す情報としては、配列であっても良いし、関数であっても良く、特にデータの形式は問わない。その他の材料定数及び構成式についても同様である。
ステップS2の処理を終えたCPU11は、磁界解析によって、磁界の支配方程式である下記のMaxwell方程式(5)、(6)を満たす磁気ベクトルポテンシャルを算出し、磁束密度を算出する(ステップS3)。なお、式(6)を満たすため、磁束密度の発散は常に0であり、磁束密度の保存則は常に満たされる。また、本実施の形態では式(5)では電束密度の時間微分項を無視しているが、言うまでもなく必要に応じて該時間微分項を加えても良い。
Figure 0006009305
次いで、CPU11は磁歪算出に係るサブルーチンを実行し、磁束密度によって生ずる歪みと等価な節点力、つまり、該歪みと同じ歪みを生じさせる節点力を算出する(ステップS4)。節点力は有限要素の節点に働く力である。
図4は、磁歪算出に係るCPU11の処理手順を示したフローチャートである。本実施の形態の解析方法に係る磁歪算出のサブルーチンを呼び出したCPU11は、任意の節点又は有限要素に磁界解析により与えられた磁束密度の方向に略平行な主軸としてX’軸をとり、該X’軸方向の歪みを算出する(ステップS11)。また、ステップS11で算出したX’軸方向の歪みに基づいて、主軸であるX’軸に垂直なY’軸方向の歪みを算出する(ステップS12)。なお、ここで算出される歪みは実際に生ずる歪みでは無く、着目している有限要素がいわば自由状態にある理想的な場合に生じ得る歪みである。実際に生ずる歪みは、磁歪の影響に加え、着目している有限要素に加えられるその他の電磁力、拘束状態を考慮した力の釣り合いによって決定される。
図5は、2次元の第2座標系における歪みを概念的に示した説明図である。数値解析モデルで表現された電磁鋼板の圧延方向をX軸、非圧延方向をY軸とした2次元座標系を第1座標系と呼ぶ。電磁部品が変圧器の場合、磁束密度の方向はXY平面に沿った方向になることが多いため、ここでは2次元座標系を考える。第1座標系に対して、磁束密度の方向に主軸であるX’軸方向に取った2次元座標系を第2座標系と呼ぶ。第2座標系における歪みは下記式(7)、(8)で表される。図5に示した例では、磁束密度の方向に伸張し、磁束密度に垂直な方向に収縮している。なお、係数kの値は正の任意の定数、例えば0.5である。また、係数kの値としてポアソン比νを用いても良い。
Figure 0006009305
第1座標系におけるX軸方向及びY軸方向の磁束密度と、歪みとの関係は、例えば下記式(9)、(10)に示すように磁束密度の大きさの2次関数で表される。
Figure 0006009305
次いで、CPU11は、第2座標系(X’Y’座標系)の歪みを第1座標系(XY座標系)の歪みに回転座標変換し、第1座標系の歪みに変換する(ステップS13)。第1座標系における歪みは下記式(11)〜(14)で表される。なお、γXY(B)、γYX(B)はせん断歪み成分である。
Figure 0006009305
そして、CPU11は、ステップS13で座標変換された第1座標系における各節点の歪みに基づいて、歪みを節点力に変換、つまり、該歪みと同じ歪みを生じさせる節点力を算出し(ステップS14)、処理を終える。以下、ステップS13で変換した歪みと同じ歪みを生じさせる節点力を適宜、等価節点力という。等価節点力は、下記数式(15)及び(16)で表される。なお、数式(15)で使用した歪みベクトルは、上記式(12)でテンソル表記された歪みをベクトル表記したものである。また、式(15)の積分は、有限要素における体積積分を示している。
Figure 0006009305
数式(15)及び(16)は、例えば、四角有限要素の4つの頂点それぞれの等価節点力を表しているが、他の有限要素の節点についても同様にして等価節点力を算出することができる。なお、数式(15)に示したテンソル[C]は、いわゆるBマトリクスと呼ばれるものであり、歪みと変位の関係を示しているが、磁束密度の記号との混同を防ぐために、記号[C]を用いている。
図6は、等価節点力を概念的に示した説明図である。図6Aは、磁束密度がX軸方向を向いており、X軸方向の磁束密度が有限、Y軸方向の磁束密度が0である場合を示している。この場合、各節点には有限要素がX軸方向に伸張し、Y軸方向に収縮するような等価節点力が働いている。図6Bは、磁束密度がY軸方向を向いており、X軸方向の磁束密度が0、Y軸方向の磁束密度が有限である場合を示している。この場合、各節点には有限要素がY軸方向に伸張し、X軸方向に収縮するような等価節点力が働いている。図6Cは、磁束密度がX軸に対して右斜め上方を向いており、X軸方向及びY軸方向の磁束密度が有限である場合を示している。この場合、各節点には有限要素が右斜め上方及び左斜め下方に伸張し、右斜め下方及び左斜め上方に収縮するような等価節点力が働いている。
以上の処理により、磁束密度によって有限要素に生じた歪みと等価な節点力を算出することができる。上述の説明は一つの有限要素に注目して等価節点力を算出する処理を説明したが、他の有限要素についても同様にして等価節点力を算出することができる。なお、一般的に磁束密度の向きは有限要素毎に異なるため、有限要素毎に異なる第1座標系のX’軸及びY’軸が設定され、歪みの算出、座標変換及び等価節点力の算出が行われる。
図2に戻り、磁歪算出に係るサブルーチンの処理を終えたCPU11は各節点に働く節点力を構造解析シミュレータに引き渡し、構造解析を実行する(ステップS5)。なお、ここでは磁歪に起因する等価節点力を構造解析する例を説明するが、磁歪に基づく等価節点力に、電磁力に起因して各節点に働く力を加算し、電磁力及び等価節点力の合力を用いて構造解析を行っても良い。電磁力は、マクスウェルの応力テンソルの表面積分、節点力法、ローレンツ力法等によって算出することができる。
構造解析の支配方程式は、つりあいの式、応力と歪みとの関係を示した構成式、及び変位と歪みの関係式によって構成される。つりあいの式は下記数式(17)又は(18)によって表される。
Figure 0006009305
応力と歪みとの関係を示した構成式は、下記式(19)又は(20)によって表される。
Figure 0006009305
変位と歪みの関係式は、下記式(21)又は(22)によって表される。
Figure 0006009305
ステップS5においては、上記支配方程式を用いて、CPU11は、各節点に働く節点力に基づいて、静的構造解析を行っても良いし、時間的に磁束密度が変化する場合、複数の各時点の磁束密度から各節点に基づいて、準静的構造解析を行っても良い。例えば、各節点に働く等価節点力及び剛性マトリクスを用いた下記式(23)を用いて、各節点の変位を求めることができる。
Figure 0006009305
このように構成された解析装置1、解析方法及びコンピュータプログラム20によれば、磁束密度の方向に主軸を取って該磁束密度による歪みを算出し、該歪みを第1座標系に座標変換することにより、単に磁束密度をX軸成分及びY軸成分に分解して歪みを算出する方法に比べて、2次元ベクトルの磁束密度による歪みと等価な節点力をより正確に算出することができる。
また、上述の方法で算出された等価節点力を構造解析シミュレータに引き渡して構造解析を行うことにより、磁界解析と構造解析を連成し、磁歪の影響を正確に考慮した振動解析などの構造解析を行うことができる。
なお、本実施の形態では、磁歪に関して異方性を有する磁性体の歪み及び等価節点力を算出する例を説明したが、本発明を用いて磁歪に関して等方性を有する磁性体の歪み及び等価節点力を算出することもできる。
また、本実施の形態では、電磁鋼板の厚み方向の歪みを無視したが、第2座標系のX’軸方向の歪みλ’(B)に負の係数−kを乗算して得られる値−k・λ’(B)等を積層方向の歪みとして考慮しても良い。但し、kは任意の正の係数であり、例えば0.5である。また、kの値としてポアソン比νを用いても良い。
更に、本実施の形態では、電磁部品として変圧器を例示したが、磁歪を考慮した変位及び振動の解析が必要な各種電磁部品、該電磁部品を備えた機器、例えば、電動機や発電機などの解析に本発明を適用することができる。
(変形例1)
変形例1に係る解析装置1は、3次元ベクトルの磁束密度によって生じた歪みによる等価節点力を算出するものである。
図7は、変形例1の磁歪算出に係るCPU11の処理手順を示したフローチャートである。磁歪算出のサブルーチンが呼び出したCPU11は、任意の節点に与えられた磁束密度の方向に略平行な主軸としてX’軸をとり、該X’軸方向の歪みを算出する(ステップS111)。また、ステップS111で算出したX’軸方向の歪みに基づいて、主軸であるX’軸に垂直なY’軸方向及びZ’軸の歪みを算出する(ステップS112)。
図8は、3次元の第1座標系及び第2座標系を概念的に示した説明図である。変形例1では、数値解析モデルで表現された電磁鋼板の圧延方向をX軸、非圧延方向をY軸、電磁鋼板の積層方向をZ軸とした3次元座標系を第1座標系と呼ぶ。第1座標系に対して、磁束密度の方向に主軸であるX’軸方向に取った3次元座標系を第2座標系と呼ぶ。第2座標系のY’軸は、第1座標系のXY平面に含まれるように取る。このように定義された第2座標系における歪みは下記式(24)〜(25)で表される。
Figure 0006009305
次いで、CPU11は、第2座標系(X’Y’Z’座標系)の歪みを第1座標系(XYZ座標系)の歪みに回転座標変換し、第1座標系の歪みに変換する(ステップS113)。第1座標系における歪みは下記式(26)〜(30)で表される。[Q(φ)]は、Y’軸を回転中心として、角度φだけ座標系を回転させる回転行列、[Q(θ)]はZ’軸を回転中心として、角度θだけ座標系を回転させる回転行列である。
Figure 0006009305
そして、CPU11は、ステップS113で座標変換された第1座標系における各節点の歪みに基づいて、歪みを節点力に変換、つまり、該歪みと同じ歪みを生じさせる節点力を算出し(ステップS114)、処理を終える。等価節点力は、2次元の場合と同様にして、3次元に拡張した上記数式(15)で表すことができる。
変形例1によれば、単に磁束密度をX軸成分、Y軸成分及びZ軸成分に分解して歪みを算出する方法に比べて、3次元ベクトルの磁束密度による歪みと等価な節点力をより正確に算出することができる。また、該節点力を構造解析シミュレータに引き渡して構造解析を行うことより、磁界解析と構造解析を連成し、磁歪を考慮した正確な構造解析を行うことが可能になる。
なお、変形例1では、Z軸方向の磁束密度によって磁歪が生ずる例を説明しているが、Z軸方向の磁歪を無視できる場合、λz (B)を0として変形例に係る処理を実行すれば良い。
また、上述の実施の形態及び変形例1では、第1及び第2座標系として直交座標系を例に説明したが、直交座標系である第2座標系から円筒座標系である第1座標系に変換しても良い。この場合、第1座標系の径方向成分の値は、上述の第2座標系のX’軸成分と同じ数式で表すことができる。
(変形例2)
図9は、変形例2の連成解析に係るCPU11の処理手順を示すフローチャートである。CPU11は、実施の形態1と同様、外部記憶装置13から形状モデル、即ち数値解析モデルを読み出す(ステップS201)。また、CPU11は、外部記憶装置13からシミュレーション対象の電磁部品を特徴できる各種材料定数及び境界条件を読み出す(ステップS202)。そして、CPU11は、磁界解析によって、磁気ベクトルポテンシャルを算出し、磁束密度を算出する(ステップS203)。変形例2では、数値解析モデルで表された電磁部品の特定部分、例えばコイル部分に流れる電流が角周波数ωで変化しており、磁束密度も同様に時間的に変動しているものとする。この場合、通常、磁束密度は複素数として算出される。時間変動の成分をejωt として分離し、磁束密度の振幅成分と位相成分を考慮した磁界解析を行うことができるためである。
次いで、CPU11は、ステップS203で算出された複素数の磁束密度に基づいて複数の時刻における磁束密度の実数成分を算出する(ステップS204)。複素数の磁束密度は下記式(31)で表される。下記式(31)の右側式の第1項が磁束密度の実成分である。
Figure 0006009305
次いで、CPU11は、時刻を示す変数tに0を代入し(ステップS205)、時刻tにおける磁束密度に基づいて、磁歪算出を行う(ステップS206)。ステップS206の処理によって、特定の時刻tにおける等価節点力を算出することができる。
そして、CPU11は、時刻tが単位周期時間であるか否かを判定する(ステップS207)。単位周期時間でないと判定した場合(ステップS207:NO)、CPU11は、時刻tにΔtを加算し(ステップS208)、処理をステップS206に戻す。Δtは、単位周期時間を整数で除算して得られる時間である。時刻tをΔtずつ加算してステップS206の処理を行うことによって、時刻t=0,Δt,2Δt,3Δt,・・・における等価節点力をそれぞれ算出することができる。
時刻tが単位周期時間であると判定した場合(ステップS207:YES)、CPU11は、節点力p(t)の時系列データをフーリエ変換し、角周波数ωの関数である節点力p(ω)を算出する(ステップS209)。なお、節点力p(ω)は必ずしも関数である必要は無く、角周波数ωに関する節点力の分布であっても良い。つまり、複数の角周波数ωと、接点力p(ω)との関係を示すデータを算出できれば足りる。
そして、CPU11は、ステップS209で得られた節点力p(ω)を用いた構造解析を行い(ステップS210)、処理を終える。例えば、CPU11は周波数応答解析を行う。具体的には、CPU11は、下記式(32)〜(34)を用いて各節点の変位の時間変動、つまり振動を算出することができ、数値解析モデルで表現した電磁部品に生ずる磁歪による振動の様子をシミュレートすることができる。
Figure 0006009305
なお、各節点に働く節点力及び変位は各周波数ωの線形結合であるため、複数の角周波数ω毎に準静的構造解析を行って得られた結果を線形結合させるだけで、磁歪による振動解析を行うことができる。数式(32)に数式(33)、(34)を代入すると、数式(35)のような簡単な式になる。
Figure 0006009305
変形例2によれば、計算時間がかかる過渡応答解析を周波数応答解析に置き換えて、磁歪による振動解析を行うことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 解析装置
2 記録媒体
3 通信装置
11 CPU
12 内部記憶装置
13 外部記憶装置
14 入力装置
15 出力装置
16 通信インタフェース
20 コンピュータプログラム

Claims (8)

  1. 磁歪が生ずる磁性体を含む電磁部品を、有限要素法解析における複数の有限要素の組み合わせで表現した数値解析モデルに基づいて、前記電磁部品に与えられる磁束密度に応じた該有限要素の各節点又は各有限要素の歪みと等価な節点力を算出する解析装置において、
    所定の第1座標系における磁束密度及び歪みの関係、並びに歪み及び該歪みに応じた応力の関係を記憶する記憶手段と、
    磁束密度の方向に略平行な主軸を有する第2座標系における歪みを、前記記憶手段が記憶する前記第1座標系における磁束密度及び歪みの関係に基づいて節点毎又は有限要素毎に算出する歪み算出手段と、
    各節点又は各有限要素の第2座標系における歪みを前記第1座標系における歪みに座標変換する座標変換手段と、
    座標変換された歪み、並びに前記記憶手段が記憶する第1座標系における歪み及び該歪みに応じた応力の関係に基づいて、該座標変換された歪みと同じ歪みを生じさせる節点力を算出する等価節点力算出手段と
    を備えることを特徴とする解析装置。
  2. 前記第1座標系及び前記第2座標系は2次元の直交座標系又は円筒座標系であり、
    前記歪み算出手段は、
    第2座標系における歪みを下記式にて算出するようにしてある
    ことを特徴とする請求項1に記載の解析装置。
    Figure 0006009305
  3. 前記第1座標系及び前記第2座標系は3次元の直交座標系又は円筒座標系であり、
    前記歪み算出手段は、
    第2座標系における歪みを下記式にて算出するようにしてある
    ことを特徴とする請求項1に記載の解析装置。
    Figure 0006009305
  4. 前記等価節点力算出手段にて算出された節点力に基づいて、前記電磁部品の構造解析を行う手段を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の解析装置。
  5. 時間成分を有する複素数の磁束密度が与えられた場合、該磁束密度に基づいて複数の時点における磁束密度の実数成分を算出する手段を備え、
    前記歪み算出手段は、
    複数の時点における磁束密度の実数成分の値に基づいて第2座標系における歪みを算出するようにしてあり、
    前記等価節点力算出手段は、
    複数の時点における節点力を算出する手段を備え、
    更に、
    複数の時点における節点力に基づいて、該節点力の変動態様を特徴付ける周波数に関する節点力の分布を算出するフーリエ変換手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の解析装置。
  6. 前記フーリエ変換手段にて算出された節点力の分布に基づいて、前記電磁部品の構造解析を行う手段を備える
    ことを特徴とする請求項5に記載の解析装置。
  7. 磁歪が生ずる磁性体を含む電磁部品を、有限要素法解析における複数の有限要素の組み合わせで表現した数値解析モデルに基づいて、前記電磁部品に与えられる磁束密度に応じた該有限要素の各節点又は各有限要素の歪みと等価な節点力を、CPUが算出する解析方法において、
    前記CPUは、磁束密度の方向に略平行な主軸を有する第2座標系における歪みを、第1座標系における磁束密度及び歪みの関係に基づいて節点毎又は有限要素毎に算出し、
    前記CPUは、各節点又は各有限要素の第2座標系における歪みを前記第1座標系における歪みに座標変換し、
    前記CPUは、座標変換された歪み、並びに前記第1座標系における歪み及び該歪みに応じた応力の関係に基づいて、該座標変換された歪みと同じ歪みを生じさせる節点力を算出する
    ことを特徴とする解析方法。
  8. 磁歪が生ずる磁性体を含む電磁部品を、有限要素法解析における複数の有限要素の組み合わせで表現した数値解析モデルに基づいて、前記電磁部品に与えられる磁束密度に応じた該有限要素の各節点又は各有限要素の歪みと等価な節点力をコンピュータに算出させるコンピュータプログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    磁束密度の方向に略平行な主軸を有する第2座標系における歪みを、第1座標系における磁束密度及び歪みの関係に基づいて節点毎又は有限要素毎に算出する歪み算出手段と、
    各節点又は各有限要素の第2座標系における歪みを前記第1座標系における歪みに座標変換する座標変換手段と、
    座標変換された歪み、並びに前記第1座標系における歪み及び該歪みに応じた応力の関係に基づいて、該座標変換された歪みと同じ歪みを生じさせる節点力を算出する等価節点力算出手段と
    して機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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