JP6004483B2 - アンテナ装置接続回路 - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナ装置が接続されると共に、アンテナ装置の接続状態を検出するアンテナ装置接続回路であり、特に電流制限回路を有したアンテナ装置接続回路に関する。
車両等に搭載されたGPS(Global Positioning System)装置などに用いられる受信装置において、到来電波を最適に受信するためにはアンテナ装置が正常に接続されていることが重要である。尚、アンテナ装置が正常に接続されている状態とは、アンテナ装置接続回路から見たアンテナ装置のインピーダンスが適正なインピーダンスの範囲内にある状態を言う。また、アンテナ装置の接続状態が異常である状態とは、アンテナ装置接続回路から見たアンテナ装置のインピーダンスが適正なインピーダンスの範囲外にある状態を言う。アンテナ装置の接続状態を検出するために、受信装置にはアンテナ装置の接続状態が正常であるか異常であるかを検出するアンテナ装置接続回路が組み込まれることがある。アンテナ装置接続回路としては、アンテナ装置のインピーダンスが所定値未満であればスイッチング素子をオフして電流制限を行なうように構成されたアンテナ装置接続回路が知られている。(例えば、特許文献1参照)。
図4に、特許文献1に記載された従来のアンテナ装置接続回路(アンテナ接続状態検出回路)901を示す。
図4に示すように、アンテナ装置接続回路901は、アンテナ検出回路951と、電流制限回路952と、温度補償回路953と、電位保持回路954とを有している。アンテナ装置接続回路901には、電源電圧Vddが供給される端子(電源端子)Aと、アンテナ902が接続される端子(アンテナ装置接続端子)Bと、が備えられている。また、アンテナ902の接続状態を検出した結果を外部に伝達するための第1出力端子Out1、及び第2出力端子Out2を有している。
アンテナ装置接続回路901では、トランジスタ925と抵抗921とが並列に接続されている。また、アンテナ902のインピーダンスが所定値以上の場合に、トランジスタ926がオンであり、トランジスタ925もオンであるように構成されている。逆に、アンテナ902のインピーダンスが所定値よりも小さくなった場合に、トランジスタ926がオフになり、トランジスタ925もオフとなるように構成されている。従って、アンテナ902のインピーダンスが所定値よりも小さくなった場合に、トランジスタ925に電流を流す代わりに抵抗921を介して電流を流すことができる。即ち、トランジスタ925に対し電流制限を行うことができる。そのため、大電流によるトランジスタ925の破壊を防止することができる。
また、トランジスタ926のベースに接続された温度補償回路953には、周囲温度の変化に対応して抵抗値を変化させるという温度特性を持つサーミスタ931が使用されている。サーミスタ931を利用することによって、周囲温度の変化によるトランジスタ926のベース・エミッタ間電圧の変化が、流せる電流の上限値に影響を与えないように設計されている。尚、サーミスタ931は、一般的な抵抗より高価な抵抗素子である。
また、温度補償回路953に対して並列に、トランジスタ926のベースの電圧をある程度の時間保持しておくための電位保持回路954が接続されている。電位保持回路954としては、磁気コンデンサ等のキャパシタ941が用いられる。
特開2012−191381号公報
アンテナ装置接続回路901では、アンテナ検出回路951の検出結果を受けて、トランジスタ926をオン又はオフさせ、その結果を基にしてトランジスタ925をオン又はオフさせるように構成されていた。そして、トランジスタ926のベースに最適なバイアス電圧を与えるためのバイアス抵抗として、サーミスタ931及び抵抗922と共に、抵抗921も使用されていた。即ち、抵抗921は、トランジスタ925への電流制限を行なった後の電流を流すためだけではなく、トランジスタ926のバイアス抵抗としても使用されていた。
ところで、アンテナ装置接続回路901における正常な接続状態でのアンテナ902のインピーダンスは最小で100Ωに設定されている。従って、抵抗921の抵抗値は、アンテナ902のインピーダンスが100Ωの場合でも、トランジスタ926をオンさせておくことのできる抵抗値でなければならなかった。そのため、抵抗921の抵抗値は必ずしも大きな値とすることができず、ある程度小さな抵抗値にせざるを得なかった。例えば、特許文献1の記載によると、抵抗921の抵抗値は820Ωとしていた。
そのため、アンテナ902のインピーダンスが極めて小さくなった場合、例えばアンテナ902が短絡した場合等には、抵抗921にある程度大きな電流が流れてしまうことになる。例えば、アンテナ902が短絡し、電源電圧Vddが5Vで、抵抗911の抵抗値が特許文献1の記載のように3.3Ωであり、抵抗921の抵抗値が820Ωとすると、約6mAの電流がアンテナ装置接続回路901に流れてしまっていた。即ち、アンテナ902が短絡した場合等には、トランジスタ925に対する電流制限は行なえるが、電流制限後に比較的大きな電流がアンテナ装置接続回路901に無駄に流れてしまっていて、省電力に不適切な構成となっていた。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、電流制限を行なうことができると共に、アンテナ装置のインピーダンスが小さくなった場合の、電流制限後に流す電流値を小さくでき、省電力に好適な回路構成としたアンテナ装置接続回路を提供することにある。
この課題を解決するために、本発明のアンテナ装置接続回路は、アンテナ装置が接続されるアンテナ装置接続端子と、電源端子と、を有したアンテナ装置接続回路であって、制御端と一端と他端とを有する第1スイッチング素子と、制御端と一端と他端とを有する第2スイッチング素子と、一端が前記電源端子に接続された第1抵抗と、一端が接地された第2抵抗と、を備え、前記第1スイッチング素子の一端が前記第1抵抗の他端に接続され、前記第1スイッチング素子の他端が前記アンテナ装置接続端子に接続され、前記第2スイッチング素子の一端が前記第2抵抗の他端に接続され、前記第2スイッチング素子の他端が前記第1スイッチング素子の制御端に接続され、前記第2スイッチング素子の制御端が前記第1スイッチング素子の他端に接続されていて、制御端と一端と他端とを有する第3スイッチング素子と、一端が前記第1スイッチング素子の制御端に接続された第3抵抗と、を設け、前記第3スイッチング素子の一端を前記電源端子に接続し、前記第3スイッチング素子の他端を前記第2スイッチング素子の一端に接続し、前記第3スイッチング素子の制御端を、前記第3抵抗の他端に接続すると共に、前記第1スイッチング素子の一端と他端との間に第4抵抗を接続し、前記アンテナ装置のインピーダンスが所定の適正インピーダンスの最小値以上であれば、前記第3スイッチング素子がオフとなって前記第1スイッチング素子がオンとなり、前記アンテナ装置のインピーダンスが前記適正インピーダンスの最小値未満であれば、前記第3スイッチング素子がオンとなって前記第1スイッチング素子がオフとなるという特徴を有する。
このように構成されたアンテナ装置接続回路では、第1スイッチング素子の一端と制御端との間に掛かる電圧と第1抵抗の電圧降下との和の電圧が、第3スイッチング素子の一端と第3スイッチング素子の制御端との間に、第3抵抗を介して掛かることになる。ここで、アンテナ装置のインピーダンスが低下し、第1スイッチング素子に大きな電流が流れた場合に、第1抵抗に流れる電流も大きくなるため、第1抵抗の両端間に掛かる電圧も大きくなる。そのため、第3スイッチング素子の一端と第3スイッチング素子の制御端との間に掛かる電圧も大きくなる。この電圧が第3スイッチング素子をオンするに足る大きさになった場合、第3スイッチング素子がオンとなり、第2スイッチング素子がオフとなり、そして第1スイッチング素子がオフとなる。そのため、流せる電流の上限値以上の電流が第1スイッチング素子に流れることを防止できる。即ち、本発明のアンテナ装置接続回路は、電流制限を行なうことができる。それと共に、第1抵抗の抵抗値を適宜設定することによって、流せる電流の上限値を決定することができる。
また、電流制限を行なうための第1スイッチング素子のオン・オフ制御は、第2スイッチング素子のオン・オフにより決まり、第2スイッチング素子のオン・オフ制御は第3スイッチング素子のオン・オフにより決まるように構成されている。言い換えれば、電流制限を行なうために、従来回路のように第2スイッチング素子のためのバイアス電圧が関わることがないように構成されている。よって、第4抵抗の抵抗値の大きさが電流制限に関係することはない。従って、第4抵抗の抵抗値の大きさをより大きくすることができる。その結果、アンテナ装置が短絡されてしまうような場合においても、第4抵抗を流れる電流を小さくすることができるため、省電力に好適な回路構成とすることができる。
また、上記の構成において、本発明のアンテナ装置接続回路は、前記第1スイッチング素子がPNP型の第1トランジスタであり、前記第2スイッチング素子がNPN型の第2トランジスタであり、前記第3スイッチング素子がPNP型の第3トランジスタであると共に、前記第1スイッチング素子、前記第2スイッチング素子、及び前記第3スイッチング素子の一端がそれぞれエミッタであり、前記第1スイッチング素子、前記第2スイッチング素子、及び前記第3スイッチング素子の他端がそれぞれコレクタであり、前記第1スイッチング素子、前記第2スイッチング素子、及び前記第3スイッチング素子の制御端がそれぞれベースであって、前記第1トランジスタのベース・エミッタ間電圧の温度特性と、前記第3トランジスタのベース・エミッタ間電圧の温度特性とが揃っているという特徴を有する。
一般的に、トランジスタのベース・エミッタ間電圧は、温度上昇に伴い小さくなり、温度が低下すると大きくなる。本発明のアンテナ装置接続回路では、第1トランジスタのベース・エミッタ間電圧の温度特性と、第3トランジスタのベース・エミッタ間電圧の温度特性と、が揃っているように各トランジスタを選定している。従って、周囲温度が変化した場合、第3トランジスタのベース・エミッタ間電圧の温度変化に対応した変化と、第1トランジスタのベース・エミッタ間電圧の温度変化に対応した変化とがほぼ同一になるため、温度変化による双方のベース・エミッタ間電圧の変化は相殺される。そのため、第1トランジスタのベース・エミッタ間電圧と第1抵抗の電圧降下との和の電圧と、第3トランジスタのベース・エミッタ間電圧との差が、周囲温度の変化だけに伴って変化することを抑制することができる。その結果、電流制限時の第1抵抗の両端間に掛かる電圧の設定値は、周囲温度に伴って変化することはない。従って、流せる電流の上限値が周囲温度に伴って変化することを抑制することができる。
また、このように構成することにより、本発明のアンテナ装置接続回路では、従来回路で考慮していた第2トランジスタのベース・エミッタ間電圧の温度による変化を考慮しなくて済むようにできた。そのため、第2トランジスタに相当する従来のトランジスタのベースに接続されていた温度補償用抵抗(サーミスタ)を使用しなくて済むようになった。その結果、アンテナ装置接続回路のコストを低減させることができる。また、従来のアンテナ装置接続回路の電位保持回路に使用されていた磁気コンデンサ等のキャパシタも不要となるため、アンテナ装置接続回路のコストを更に低減させることができる。
また、上記の構成において、本発明のアンテナ装置接続回路は、反転入力端が第5抵抗を介して前記第1抵抗の一端に接続され、非反転入力端が第6抵抗を介して前記第1抵抗の他端に接続され、前記反転入力端と出力端との間に第7抵抗が接続されたコンパレータを設け、前記コンパレータの出力電圧のレベルによって前記アンテナ装置のインピーダンスが適正インピーダンスであるか、適正インピーダンスでないかを、検出可能とするという特徴を有する。
このように構成されたアンテナ装置接続回路は、アンテナ装置のインピーダンスが適正インピーダンスである時にコンパレータの出力電圧がローになり、高インピーダンスである時にコンパレータの出力電圧がハイになるように設定することができる。また、アンテナ装置のインピーダンスが低インピーダンスである時には、第1スイッチング素子をオフし、第1抵抗には小さな電流しか流れないように構成されているため、この時のコンパレータの出力電圧はハイになる。従って、アンテナ装置のインピーダンスが適正インピーダンスである時にコンパレータの出力電圧がローになり、アンテナ装置のインピーダンスが適正インピーダンス以外の時にコンパレータの出力電圧がハイになるように設定できる。そのため、アンテナ装置のインピーダンスが適正インピーダンスであるか、適正インピーダンスでないかを、コンパレータの出力電圧だけによって識別することができる。
本発明のアンテナ装置接続回路は、アンテナ装置のインピーダンスが低下して、適正インピーダンスの最小値未満になり、第1スイッチング素子に大きな電流が流れた場合に、第3スイッチング素子がオンとなり、第1スイッチング素子がオフとなる。そのため、流せる電流の上限値以上の電流が第1スイッチング素子に流れることを防止できる。即ち、本発明のアンテナ装置接続回路は、電流制限を行なうことができる。それと共に、第1抵抗の抵抗値を適宜設定することによって、流せる電流の上限値を決定することができる。
また、電流制限を行なうために、従来回路のように第2スイッチング素子のバイアス電圧が関わることはなく、よって、第4抵抗の抵抗値の大きさが電流制限に関係することはない。従って、第4抵抗の抵抗値の大きさを自由に決定することができるため、第4抵抗の抵抗値を大きくすることができる。その結果、第4抵抗に流す電流の大きさをより小さくすることができるため、省電力に好適な回路構成とすることができる。
本発明の実施形態に係るアンテナ装置接続回路とアンテナ装置との接続関係を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るアンテナ装置接続回路の回路図である。 本発明の実施形態に係るアンテナ装置接続回路の各トランジスタ、第1出力端子及び第2出力端子の状態を示す表である。 従来例に係るアンテナ装置接続回路の回路図である。
[実施形態]
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るアンテナ装置接続回路100とアンテナ装置50との接続関係を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るアンテナ装置接続回路100は、車両等に搭載されるGPS(Global Positioning System)受信装置150に内蔵されている。GPS受信装置150には、アンテナ装置接続回路100の他にGPS受信回路120が内蔵されていて、GPS受信に関する種々の処理を行なっている。アンテナ装置接続回路100は、電源端子72に接続されていて、アンテナ装置50に電源を供給するように構成されている。アンテナ装置接続回路100のアンテナ装置接続端子71には、GPS受信回路120の高周波信号入力端子121が接続されており、高周波信号入力端子121にはアンテナ装置50からの高周波信号が入力される。尚、アンテナ装置接続端子71と高周波信号入力端子121との間には、電源電圧である直流電圧をカットするため、キャパシタ122が接続されている。ケーブル60は、GPS受信装置150とアンテナ装置50とを接続していて、アンテナ装置接続回路100からアンテナ装置50へ電源を供給すると同時に、アンテナ装置50で受信した高周波信号をGPS受信装置150へ伝送する役目を担っている。
図1に示すように、アンテナ装置50は、アンテナ51と、LNA(Low Noise Amplifier)回路52と、インダクタ53と、キャパシタ54と、高周波信号出力端子55と、で構成されている。アンテナ51は、到来するGPS信号を受信してLNA回路52に入力する。LNA回路52では入力されたGPS信号が増幅され、増幅されたGPS信号は、高周波信号出力端子55からケーブル60を介してGPS受信回路120の高周波信号入力端子121に伝送される。LNA回路52の電源端子(図示せず)は、LNA回路52から出力される高周波信号に影響を与えないように、インダクタ53を介してケーブル60に接続されている。また、LNA回路52の高周波信号出力端に、アンテナ装置接続回路100から供給される電源の直流電圧が加わらないようにするため、キャパシタ54を介してケーブル60に接続されている。
次に、アンテナ装置接続回路100の回路構成について説明する。
図2は、本発明の実施形態に係るアンテナ装置接続回路100の回路図である。アンテナ装置接続回路100は、図2に示すように、電流制限回路10と、アンテナ装置接続状態判定回路20とから構成されている。
電流制限回路10は、第1スイッチング素子1としての第1トランジスタTR1と、第2スイッチング素子2としての第2トランジスタTR2と、第3スイッチング素子3としての第3トランジスタTR3と、を備えている。また、電流制限回路10は、各トランジスタ同士、及び各トランジスタと電源端子72又はアンテナ装置接続端子71とを接続するための第1抵抗11と、第2抵抗12と、第3抵抗13と、第4抵抗14と、第8抵抗18と、を備えている。尚、アンテナ装置接続端子71には、前述したように、アンテナ装置50が接続される。
第1スイッチング素子1としての第1トランジスタTR1はPNP型のバイポーラトランジスタであり、第1スイッチング素子1の一端としてエミッタを有し、他端としてコレクタを有し、制御端としてベースを有している。第1トランジスタTR1のエミッタ・コレクタ間には第4抵抗14が接続されており、第1トランジスタTR1のコレクタは、アンテナ装置接続端子71に接続されている。また、第1抵抗11は、その一端が電源端子72に接続され、その他端が第1トランジスタTR1のエミッタに接続されている。
第2スイッチング素子2としての第2トランジスタTR2はNPN型のバイポーラトランジスタであり、第2スイッチング素子2の一端としてエミッタを有し、他端としてコレクタを有し、制御端としてベースを有している。第2トランジスタTR2は、一端が接地された第2抵抗12の他端にエミッタが接続され、コレクタが第1トランジスタTR1のベースに接続されている。また、第2トランジスタTR2のベースは、第8抵抗18によって第1トランジスタTR1のコレクタに接続されている。尚、第2トランジスタTR2のエミッタには第2出力端子Out2が接続されており、第2トランジスタTR2のエミッタにおける電圧を第2出力端子Out2から出力できるように構成されている。
第3スイッチング素子3としての第3トランジスタTR3はPNP型のバイポーラトランジスタであり、第3スイッチング素子3の一端としてエミッタを有し、他端としてコレクタを有し、制御端としてベースを有している。第3トランジスタTR3は、エミッタが電源端子72に接続され、コレクタが第2トランジスタTR2のエミッタに接続されている。また、第3トランジスタTR3のベースは、第3抵抗13によって第1トランジスタTR1のベースに接続されている。
また、アンテナ装置接続回路100では、第1トランジスタTR1のベース・エミッタ間電圧の温度特性と第3トランジスタTR3のベース・エミッタ間電圧の温度特性とが揃っているように、第1トランジスタTR1及び第3トランジスタTR3を選定している。
アンテナ装置接続状態判定回路20は、電流制限回路10と共有している第1抵抗11と、コンパレータ21と、第5抵抗25と、第6抵抗26と、第7抵抗27と、から構成されている。また、アンテナ装置の接続状態を判定した結果を第1出力端子Out1から電圧として出力することができる。尚、アンテナ装置接続状態判定回路20の詳細な回路構成、及びその回路動作については後に記述する。
次に、図2及び図3を用いて、電流制限回路10の回路動作について説明する。
図3は、アンテナ装置50のインピーダンスの状態を、高インピーダンス、適正インピーダンス、及び低インピーダンスの各モードに分けて、回路の動作状態を示した表である。回路の動作状態とは、各モードにおける第1トランジスタTR1、第2トランジスタTR2及び第3トランジスタTR3の、オン又はオフの状態である。また、第1出力端子Out1及び第2出力端子Out2の、各出力端子の電圧がローであるか、又はハイであるかの状態も示している。尚、電源電圧の1/2を閾値としてこの電圧より高い出力電圧の時をハイ、低い出力電圧の時をローとする。
アンテナ装置接続回路100では、アンテナ装置50の適正インピーダンスの最小値、及び最大値を所定の値に設定している。本実施形態では、アンテナ装置50の適正インピーダンスの最小値を100Ωと設定し、適正インピーダンスの最大値を5KΩに設定している。今後、アンテナ装置50のインピーダンスが100Ω以上で5KΩオーム以下の時を適正インピーダンスとし、インピーダンスが100Ω未満の時を低インピーダンスとし、インピーダンスが5KΩを超える時を高インピーダンスとして以下の説明を行なう。
また、アンテナ装置接続回路100では、アンテナ装置50のインピーダンスが適正インピーダンスの最小値以上であれば、第3スイッチング素子3をオフとして第1スイッチング素子1をオンとするように構成されている。そして、アンテナ装置50のインピーダンスが適正インピーダンスの最小値未満であれば、前記第3スイッチング素子をオンとして前記第前記第1スイッチング素子をオフとするように構成されている。尚、今後、最初にアンテナ装置50のインピーダンスが適正インピーダンスの状態で動作していて、次に、アンテナ装置50のインピーダンスが高インピーダンス、又は低インピーダンスになったとして話を進める。
まず、アンテナ装置50のインピーダンスが適正インピーダンスである時の回路動作について説明する。
第1抵抗11、第4抵抗14、アンテナ装置50によって分圧された電圧が、第2トランジスタTR2のベースに加わり、第2トランジスタTR2がオンし、第1トランジスタTR1にベース電流が流れるのでTR1がオンする。それによって第1トランジスタTR1に電流が流れ、第1抵抗11にも同じ電流が流れるため、第1抵抗11の両端間に電圧降下が発生する。そして、第1トランジスタTR1のベース・エミッタ間電圧と第1抵抗11の電圧降下との和の電圧が、第3トランジスタTR3のベース・エミッタ間に、第3抵抗13を介して掛かる。アンテナ装置50のインピーダンスが適正インピーダンスの最小値以上の時には、第1トランジスタTR1のベース・エミッタ間電圧と第1抵抗11の電圧降下との和の電圧が、第3トランジスタTR3をオンするに足る電圧に達しないように、第1抵抗11の抵抗値が設定されている。
従って、第3トランジスタTR3は、オフとなっている。この時、第2トランジスタTR2のベースには、第1トランジスタTR1のコレクタの電圧が第8抵抗18を介して掛かっているため、第2トランジスタTR2はオンとなっている。第2トランジスタTR2がオンとなっているため、第1トランジスタTR1のベースには第2抵抗12及び第2トランジスタTR2を通してベース電流が流れるので、第1トランジスタTR1はオンの状態を保っている。
上述の各トランジスタの動作状態を、図3の第2モードに示している。第1トランジスタTR1及び第2トランジスタTR2は共にオン、第3トランジスタTR3はオフとなっている。
次に、アンテナ装置50のインピーダンスが高インピーダンスになった時の回路動作について説明する。
第1抵抗11、第4抵抗14、アンテナ装置50によって分圧された電圧が、第2トランジスタTR2のベースに加わり、第2トランジスタTR2がオンし、第1トランジスタTR1にベース電流が流れるのでTR1がオンする。それによって第1トランジスタTR1に電流が流れ、第1抵抗11にも同じ電流が流れるため、第1抵抗11の両端間に電圧降下が発生する。しかし、アンテナ装置50のインピーダンスが高インピーダンスであるため、アンテナ装置50のインピーダンスが適正インピーダンスの時に比べて、第1抵抗11に流れる電流は少ない。従って、第1トランジスタTR1のベース・エミッタ間電圧と第1抵抗11の電圧降下との和の電圧が、第3トランジスタTR3をオンするに足る電圧には達しない。
従って、第3トランジスタTR3は、オフとなっている。この時、第2トランジスタTR2のベースには、第1トランジスタTR1のコレクタの電圧が第8抵抗18を介して掛かっているため、第2トランジスタTR2はオンとなっている。第2トランジスタTR2がオンとなっているため、第1トランジスタTR1のベースには第2抵抗12及び第2トランジスタTR2を通してベース電流が流れるので、第1トランジスタTR1はオンの状態を保っている。
上述の各トランジスタの動作状態を、図3の第1モードに示している。この場合も、第2モードと同様に、第1トランジスタTR1及び第2トランジスタTR2は共にオン、第3トランジスタTR3はオフとなっている。
次に、アンテナ装置50のインピーダンスが低インピーダンスになった時の回路動作について説明する。
第1抵抗11、第4抵抗14、アンテナ装置50によって分圧された電圧が、第2トランジスタTR2のベースに加わり、第2トランジスタTR2がオンし、第1トランジスタTR1にベース電流が流れるのでTR1がオンする。それによって第1トランジスタTR1に電流が流れ、第1抵抗11にも同じ電流が流れるため、第1抵抗11の両端間に電圧降下が発生する。この時、アンテナ装置50のインピーダンスが低インピーダンスであるため、アンテナ装置50のインピーダンスが適正インピーダンスである時に比べて、第1抵抗11にはより大きな電流が流れる。そのため、第1抵抗11の両端間に発生する電圧降下は、インピーダンスが適正インピーダンスである時に比べて大きくなる。そして、第1トランジスタTR1のベース・エミッタ間電圧と、大きくなった第1抵抗11の電圧降下との和の電圧が、第3トランジスタTR3のベース・エミッタ間に、第3抵抗13を介して掛かる。
第1抵抗11の抵抗値は、アンテナ装置50のインピーダンスが低インピーダンスになった時、第1トランジスタTR1のベース・エミッタ間電圧と第1抵抗11の電圧降下との和の電圧が、第3トランジスタTR3をオンするに足る電圧を超えるように設定されている。言い換えれば、アンテナ装置50のインピーダンスが、例えば100Ωを下回って低インピーダンスになり、第1トランジスタTR1の電流が流せる電流の上限値に達した場合、に第3トランジスタTR3をオンとするように、第1抵抗11の抵抗値は設定されている。
従って、アンテナ装置50のインピーダンスが低インピーダンスである時、第3トランジスタTR3はオンとなる。その結果、第2トランジスタTR2のエミッタはハイとなるため、第2トランジスタTR2はオフとなる。第2トランジスタTR2がオフとなるため、第1トランジスタTR1のベースはハイとなり、第1トランジスタTR1もオフとなる。
上述の各トランジスタの動作状態を、図3の第3モードに示している。第1トランジスタTR1及び第2トランジスタTR2は共にオフ、第3トランジスタTR3はオンとなっている。
上述のように、アンテナ装置接続回路100は、電流制限を行なうことができると共に、第1抵抗11の抵抗値を適宜設定することによって、第1スイッチング素子1である第1トランジスタTR1をオフとする直前の電流値、即ち流せる電流の上限値を決定することができる。
また、電流制限を行なうための第1トランジスタTR1のオン・オフ制御は、第2トランジスタTR2のオン・オフにより決まり、第2トランジスタTR2のオン・オフ制御は第3トランジスタTR3のオン・オフにより決まるように構成されている。従って、電流制限を行なうために、従来のアンテナ装置接続回路901のように第2トランジスタTR2のバイアス電圧が関わることはなく、よって、第4抵抗14の抵抗値の大きさが電流制限に関係することはない。従って、第4抵抗14の抵抗値の大きさを大きくすることができる。その結果、電流制限後に流す電流の大きさを、従来の電流制限後に流す電流の大きさより小さくすることができるため、省電力に好適な回路構成とすることができる。
一般的に、トランジスタのベース・エミッタ間電圧は、温度上昇に伴い小さくなり、温度が低下すると大きくなる。本発明の実施形態に係るアンテナ装置接続回路100では、前述したように、第1トランジスタTR1のベース・エミッタ間電圧の温度特性と、第3トランジスタTR3のベース・エミッタ間電圧の温度特性と、が揃っているようにこれらのトランジスタを選定している。従って、周囲温度が変化した場合、第3トランジスタTR3のベース・エミッタ間電圧の温度変化に対応した変化と、第1トランジスタTR1のベース・エミッタ間電圧の温度変化に対応した変化とがほぼ同一になるため、温度変化による双方のベース・エミッタ間電圧の変化は相殺される。そのため、電流制限時の電流値、即ち流せる電流の上限値が周囲温度の変化に伴って変化するようなことはない。尚、第1トランジスタTR1及び第3トランジスタTR3のベース・エミッタ間電圧の温度特性に対応して第3抵抗13の抵抗値を適宜設定することによって、流せる電流の上限値を周囲温度の変化に関わらず一定の値に保つことができる。
尚、アンテナ装置接続回路100では、前述したアンテナ装置50の適正インピーダンスの最小値を100Ω、最大値を5KΩに設定したことに対応させて、第1抵抗11、第2抵抗12、第3抵抗13、第4抵抗14、及び第8抵抗18の抵抗値を以下のように設定している。第1抵抗11の抵抗値は5Ωに、第2抵抗12の抵抗値は1KΩに、第3抵抗13の抵抗値は100KΩに、第4抵抗14の抵抗値は10KΩに、第8抵抗18の抵抗値は20KΩに設定している。
次に、図2及び図3を用いて、アンテナ装置接続状態判定回路20の回路動作について説明する。
アンテナ装置接続状態判定回路20において、コンパレータ21の反転入力端21aが第5抵抗25を介して第1抵抗11の一端に接続され、非反転入力端21bが第6抵抗26を介して第1抵抗11の他端に接続されている。また、反転入力端21aと出力端21cとの間に第7抵抗27が接続されている。
また、アンテナ装置50のインピーダンスの判定を行なうための第1出力端子Out1が、コンパレータ21の出力端21cに接続されていて、第2出力端子Out2が、電流制限回路10の第2トランジスタTR2のエミッタに接続されている。そして、第1出力端子Out1の電圧のレベルと第2出力端子Out2の電圧のレベルとを組み合わせることによって、更に詳しくアンテナ装置50のインピーダンスの状態が判定できるように構成されている。
図3には、前述したように、アンテナ装置50のインピーダンスを、高インピーダンス、適正インピーダンス、及び低インピーダンスの各モードに分けた場合の、第1トランジスタTR1、第2トランジスタTR2及び第3トランジスタTR3の状態を示している。それと同時に、アンテナ装置接続状態判定回路20の第1出力端子Out1、及び第2トランジスタTR2のエミッタに接続されている第2出力端子Out2の、各電圧のレベルが低い(ロー)か、高い(ハイ)かの状態を示している。
まず、アンテナ装置50のインピーダンスが適正インピーダンスである時のアンテナ装置接続状態判定回路20の回路動作について説明する。
アンテナ装置接続回路100では、アンテナ装置50のインピーダンスが適正インピーダンスの時、第1トランジスタTR1をオンとして、アンテナ装置50に適正な電流を流すように構成されている。
第1トランジスタTR1に電流が流れた場合、第1抵抗11にも同じ電流が流れ、第1抵抗11の両端間に電圧降下が発生する。そして、アンテナ装置50の適正インピーダンスの範囲内に対応する適正な電流が流れた場合の第1抵抗11の電圧降下が、コンパレータ21の出力電圧を反転させるだけの所定電圧以上の電圧値となる。言い換えれば、第1抵抗11の電圧降下がこの所定電圧以上の電圧値となった場合、コンパレータ21がその電圧降下に対応して、出力端21cにローレベルの電圧を出力するように、第5抵抗25、第6抵抗26、及び第7抵抗27の抵抗値を設定している。従って、第1出力端子Out1は、ローとなる。また、前述したように、第3トランジスタTR3がオフであり、第2トランジスタTR2がオンであるため、第2出力端子Out2はローとなる。
よって、アンテナ装置50のインピーダンスが適正インピーダンスの時、図3の第2モードに示すように、第1出力端子Out1がローであり、第2出力端子Out2もローである。
次に、アンテナ装置50のインピーダンスが高インピーダンスになった時の回路動作について説明する。
アンテナ装置50のインピーダンスが高インピーダンスになった時にも、第1トランジスタTR1に電流が流れ、第1抵抗11の両端間に電圧降下が発生する。しかし、アンテナ装置50のインピーダンスが高インピーダンスであるため、アンテナ装置50のインピーダンスが適正インピーダンスの時に比べて、第1抵抗11に流れる電流は少ない。従って、第1抵抗11の電圧降下は、前述のコンパレータ21の出力電圧を、ハイからローに反転させるだけの所定電圧値に満たない電圧値となっている。そのため、コンパレータ21の出力端21cにおける電圧のレベルはハイとなる。また、前述したように、第3トランジスタTR3がオフであり、第2トランジスタTR2がオンであるため、第2出力端子Out2はローとなる。
よって、アンテナ装置50のインピーダンスが高インピーダンスの時、図3の第1モードに示すように、第1出力端子Out1がハイであり、第2出力端子Out2はローである。
次に、アンテナ装置50のインピーダンスが低インピーダンスになった時の回路動作について説明する。
第1トランジスタTR1に電流が流れ、第1抵抗11の両端間に電圧降下が発生する。しかし、前述したように、この後、第1トランジスタTR1はオフとなり、その後、第4抵抗14を介してアンテナ装置50に電流を流すことになる。この時の第1抵抗11を流れる電流は、アンテナ装置50の適正インピーダンスに対応する適正な電流の最小値より小さく設定されている。そのため、第1抵抗11の電圧降下に対応して、コンパレータ21がその出力端21cにローの電圧を出力することはない。従って、コンパレータ21の出力端21cにおける電圧のレベルはハイとなる。また、前述したように、第3トランジスタTR3がオンであり、第2トランジスタTR2がオフであるため、第2出力端子Out2はハイとなる。
よって、アンテナ装置50のインピーダンスが低インピーダンスの時、図3の第3モードに示すように、第1出力端子Out1がハイであり、第2出力端子Out2もハイである。
このように、アンテナ装置50のインピーダンスが適正インピーダンスである時にはコンパレータ21の出力電圧がローになり、高インピーダンスである時及び低インピーダンスである時には、コンパレータ21の出力電圧がハイになる。従って、アンテナ装置50のインピーダンスが適正インピーダンスであるか、適正インピーダンスでないかを、アンテナ装置接続状態判定回路20の第1出力端子Out1の出力電圧だけによって検出可能である。
また、図3から分かるように、アンテナ装置50のインピーダンスが高インピーダンスである場合、第1出力端子Out1がハイであり、第2出力端子Out2がローである。また、アンテナ装置50のインピーダンスが適正インピーダンスである場合、第1出力端子Out1がローであり、第2出力端子Out2もローである。そして、アンテナ装置50のインピーダンスが低インピーダンスである場合、第1出力端子Out1がハイであり、第2出力端子Out2もハイである。
このように、アンテナ装置50のインピーダンスが高インピーダンスであるか、適正インピーダンスであるか、低インピーダンスであるかの詳細な判定は、第1出力端子Out1及び第2出力端子Out2における電圧のレベルを組み合わせることによって行なうことができる。
以上説明したように、本発明の実施形態に係るアンテナ装置接続回路100は、電流制限を行なうことができると共に、第4抵抗14の抵抗値の大きさを自由に決定することができるため、第4抵抗14の抵抗値を大きくすることができる。その結果、電流制限後に流す電流の大きさを、より小さくすることができるため、省電力に好適な回路構成とすることができる。
本発明は上記の実施形態の記載に限定されず、その効果が発揮される態様で適宜変更して実施することができる。例えば、本発明のアンテナ装置接続回路には、図2に示される構成要素と等価な構成要素が含まれる。また、動作に支障をきたさない範囲で他の回路要素が含まれることがある。また、第1スイッチング素子1、第2スイッチング素子2、及び第3スイッチング素子3として、バイポーラトランジスタに代えてFET(Field effect transistor:電界効果トランジスタ)などを用いることができる。
1 第1スイッチング素子
2 第2スイッチング素子
3 第3スイッチング素子
10 電流制限回路
11 第1抵抗
12 第2抵抗
13 第3抵抗
14 第4抵抗
18 第8抵抗
20 アンテナ装置接続状態判定回路
21 コンパレータ
21a 反転入力端
21b 非反転入力端
21c 出力端
25 第5抵抗
26 第6抵抗
27 第7抵抗
50 アンテナ装置
51 アンテナ
52 LNA回路
53 インダクタ
54 キャパシタ
55 高周波信号出力端子
60 ケーブル
71 アンテナ装置接続端子
72 電源端子
100 アンテナ装置接続回路
120 GPS受信回路
121 高周波信号入力端子
122 キャパシタ
150 GPS受信装置
Out1 第1出力端子
Out2 第2出力端子
TR1 第1トランジスタ
TR2 第2トランジスタ
TR3 第3トランジスタ
Vdd 電源電圧

Claims (3)

  1. アンテナ装置が接続されるアンテナ装置接続端子と、電源端子と、を有したアンテナ装置接続回路であって、
    制御端と一端と他端とを有する第1スイッチング素子と、制御端と一端と他端とを有する第2スイッチング素子と、一端が前記電源端子に接続された第1抵抗と、一端が接地された第2抵抗と、を備え、
    前記第1スイッチング素子の一端が前記第1抵抗の他端に接続され、前記第1スイッチング素子の他端が前記アンテナ装置接続端子に接続され、前記第2スイッチング素子の一端が前記第2抵抗の他端に接続され、前記第2スイッチング素子の他端が前記第1スイッチング素子の制御端に接続され、前記第2スイッチング素子の制御端が前記第1スイッチング素子の他端に接続されていて、
    制御端と一端と他端とを有する第3スイッチング素子と、一端が前記第1スイッチング素子の制御端に接続された第3抵抗と、を設け、
    前記第3スイッチング素子の一端を前記電源端子に接続し、前記第3スイッチング素子の他端を前記第2スイッチング素子の一端に接続し、前記第3スイッチング素子の制御端を、前記第3抵抗の他端に接続すると共に、前記第1スイッチング素子の一端と他端との間に第4抵抗を接続し、
    前記アンテナ装置のインピーダンスが所定の適正インピーダンスの最小値以上であれば、前記第3スイッチング素子がオフとなって前記第1スイッチング素子がオンとなり、前記アンテナ装置のインピーダンスが前記適正インピーダンスの最小値未満であれば、前記第3スイッチング素子がオンとなって前記第1スイッチング素子がオフとなることを特徴とするアンテナ装置接続回路。
  2. 前記第1スイッチング素子がPNP型の第1トランジスタであり、前記第2スイッチング素子がNPN型の第2トランジスタであり、前記第3スイッチング素子がPNP型の第3トランジスタであると共に、前記第1スイッチング素子、前記第2スイッチング素子、及び前記第3スイッチング素子の一端がそれぞれエミッタであり、前記第1スイッチング素子、前記第2スイッチング素子、及び前記第3スイッチング素子の他端がそれぞれコレクタであり、前記第1スイッチング素子、前記第2スイッチング素子、及び前記第3スイッチング素子の制御端がそれぞれベースであって、
    前記第1トランジスタのベース・エミッタ間電圧の温度特性と、前記第3トランジスタのベース・エミッタ間電圧の温度特性とが揃っていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置接続回路。
  3. 反転入力端が第5抵抗を介して前記第1抵抗の一端に接続され、非反転入力端が第6抵抗を介して前記第1抵抗の他端に接続され、前記反転入力端と出力端との間に第7抵抗が接続されたコンパレータを設け、
    前記コンパレータの出力電圧のレベルによって前記アンテナ装置のインピーダンスが適正インピーダンスであるか、適正インピーダンスでないかを、検出可能とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアンテナ装置接続回路。
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