JP6001353B2 - 送信機、受信機、及び告知放送システム - Google Patents

送信機、受信機、及び告知放送システム Download PDF

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Description

本発明は、告知放送を行うための告知放送システムと、この告知放送システムに用いられる送信機、及び受信機に関する。
センターから複数の住戸に対して各種の告知放送を行うための告知放送システムが普及している。この告知放送システムは、概略的に、センター側に配置したセンター装置と、各住戸内に設置した受信機とを、CATV等の伝送線路を介して相互に接続して構成されている。そして、地域のイベント開催又はFMラジオ放送等の一般放送や、火災や地震等の災害が発生した時の緊急放送を行う際、センター装置は告知放送信号を伝送線路を介して送信し、この告知放送信号を受信機が受信して、告知放送をスピーカにて音声出力する(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−008287号公報
しかしながら、従来の告知放送システムは、センター装置側から受信機側への一方的な通信を行うものに過ぎなかったので、例えば、特定の住戸で火災が発生した場合に、当該告知放送システムを利用して、当該特定の住戸で火災が発生した旨を、当該特定の住戸の近隣住戸に知らせることが困難であった。そのため、上記特定の住戸の住人は、自ら近隣住戸に声を掛けること等により、火災が発生した旨を知らせなければならず、住戸間連携の迅速性や確実性に乏しいという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、住戸間連携の迅速性や確実性を向上させることが可能となる、送信機、受信機、及び告知放送システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の送信機は、告知放送信号を複数の受信機に送信する送信機であって、各受信機から、当該各受信機の設置場所で異常が発生した旨を示す異常信号を受信する受信手段と、前記受信手段によって、前記複数の受信機の少なくとも一つの受信機から前記異常信号が受信された場合に、当該異常信号が送信された受信機の設置場所で異常が発生した旨を報知するための異常報知情報を生成する異常報知情報生成手段と、前記異常報知情報生成手段にて生成された前記異常報知情報を、前記異常信号が送信された受信機以外の他の受信機に出力させるために、当該異常報知情報を含む信号を当該他の受信機に送信する送信手段と、を備え、前記受信手段は、前記異常信号が送信された受信機以外の他の受信機の少なくとも一つの受信機から、当該異常信号が送信された受信機の設置場所で発生した異常への対処を行う旨を示す信号を受信し、前記異常報知情報生成手段は、前記受信手段によって、前記異常信号が送信された受信機の設置場所で発生した異常への対処を行う旨を示す信号が受信された場合に、前記異常信号が送信された受信機の設置場所で発生した異常への対処を行う旨を示す情報を生成し、前記送信手段は、前記異常報知情報生成手段にて生成された前記異常への対処を行う旨を示す情報を、前記異常信号が送信された受信機に出力させるために、当該異常への対処を行う旨を示す情報を含む信号を当該受信機に送信する。
また、請求項2に記載の送信機は、請求項1に記載の送信機において、前記受信機を一意に識別するための個別アドレスを特定するための個別アドレス情報同士を、相互に関連付けて格納する個別アドレス情報格納手段と、前記個別アドレス情報に基づいて、前記送信手段の制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記受信手段によって、前記複数の受信機の少なくとも一つの受信機から前記個別アドレス情報が付加された前記異常信号が受信された場合に、当該付加された前記個別アドレス情報と関連付けられた個別アドレス情報を前記個別アドレス情報格納手段から特定し、当該特定した前記個別アドレス情報に基づいて、前記異常報知情報を含む信号を前記送信手段によって送信させる。
また、請求項3に記載の送信機は、請求項1に記載の送信機において、前記受信機が属するグループを一意に識別するためのグループアドレスを特定するためのグループアドレス情報と、前記受信機を一意に識別するための個別アドレスを特定するための個別アドレス情報とを、相互に関連付けて格納するグループアドレス情報格納手段と、前記個別アドレス情報に基づいて、前記送信手段の制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記受信手段によって、前記複数の受信機の少なくとも一つの受信機から前記グループアドレス情報が付加された前記異常信号が受信された場合に、当該付加された前記グループアドレス情報に対応する個別アドレス情報を前記グループアドレス情報格納手段から特定し、当該特定した前記個別アドレス情報に基づいて、前記異常報知情報を含む信号を前記送信手段によって送信させる。
また、請求項4に記載の送信機は、請求項2又は3に記載の送信機において、前記個別アドレス情報と、前記受信機の位置関係を特定するための位置関係情報とを、相互に関連付けて格納している位置関係情報格納手段を備え、前記制御手段は、前記受信手段によって、前記複数の受信機の少なくとも一つの受信機から前記異常信号が受信された場合に、前記位置関係情報格納手段に格納された前記位置関係情報を参照して、前記異常信号が送信された受信機と所定の位置関係にある受信機の個別アドレス情報を特定し、当該特定した個別アドレス情報に基づいて、前記異常報知情報を含む信号を前記送信手段によって送信させる。
また、請求項5に記載の送信機は、請求項1から4のいずれか一項に記載の送信機において、前記受信手段は、前記異常信号が送信された受信機から、当該受信機の設置場所で発生した異常が取消された旨を示す信号を受信し、前記異常報知情報生成手段は、前記受信手段によって、前記異常信号が送信された受信機の設置場所で発生した異常が取消された旨を示す信号が受信された場合に、当該異常が取消された旨を示す異常取消し情報を生成し、前記送信手段は、前記異常報知情報生成手段にて生成された前記異常取消し情報を、前記異常信号が送信された受信機以外の他の受信機に出力させるために、当該異常取消し情報を含む信号を当該他の受信機に送信する。
また、請求項6に記載の受信機は、送信機から告知放送信号を受信して告知放送を行う受信機であって、当該受信機の設置場所で異常が発生した旨の入力を受け付ける異常入力手段と、前記異常入力手段によって、前記異常が発生した旨の入力が受け付けられた場合に、当該受信機の設置場所で異常が発生した旨を示す異常信号を前記送信機に送信する異常信号送信手段と、前記送信機から当該受信機以外の他の受信機の設置場所で異常が発生した旨を報知するための異常報知情報を含む信号を受信する報知情報受信手段と、前記報知情報受信手段によって、前記送信機から前記異常報知情報を含む信号が受信された場合に、当該異常報知情報を出力する出力手段と、当該受信機に対する各種の操作を行うための操作手段と、当該受信機以外の他の受信機の設置場所で発生した異常への対処を行う旨を示す信号の送信に関する入力が前記操作手段を介して受け付けられた場合に、当該異常への対処を行う旨を示す信号を前記送信機に送信する応答信号送信手段と、を備える。
また、請求項7に記載の告知放送システムは、送信機から告知放送信号を複数の受信機に送信し、当該送信された告知放送信号を各受信機にて受信し、当該受信した告知放送信号に基づく告知放送を各受信機にて行う告知放送システムであって、各受信機は、当該各受信機の設置場所で異常が発生した旨の入力を受け付ける異常入力手段と、前記異常入力手段によって前記異常が発生した旨の入力が受け付けられた場合に、当該受信機の設置場所で異常が発生した旨を示す異常信号を前記送信機に送信する異常信号送信手段と、前記送信機から所定情報を含む信号を受信する報知情報受信手段と、前記報知情報受信手段によって受信された前記所定情報を出力する出力手段と、当該受信機に対する各種の操作を行うための操作手段と、当該受信機以外の他の受信機の設置場所で発生した異常への対処を行う旨を示す信号の送信に関する入力が前記操作手段を介して受け付けられた場合に、当該異常への対処を行う旨を示す信号を前記送信機に送信する応答信号送信手段と、を備え、前記送信機は、各受信機から前記異常信号を受信する受信手段と、前記受信手段によって、前記複数の受信機の少なくとも一つの受信機から前記異常信号が受信された場合に、当該異常信号が送信された受信機の設置場所で異常が発生した旨を報知するための異常報知情報を生成する異常報知情報生成手段と、前記異常報知情報生成手段にて生成された前記異常報知情報を、前記異常信号が送信された受信機以外の他の受信機に出力させるために、当該異常報知情報を含む信号を当該他の受信機に送信する送信手段と、を備え、前記異常信号が送信された受信機以外の他の受信機の前記報知情報受信手段によって、前記送信機から前記異常報知情報を含む信号が受信された場合に、当該他の受信機の前記出力手段は、当該異常報知情報を出力し、前記受信手段は、前記異常信号が送信された受信機以外の他の受信機の少なくとも一つの受信機から、当該異常信号が送信された受信機の設置場所で発生した異常への対処を行う旨を示す信号を受信し、前記異常報知情報生成手段は、前記受信手段によって、前記異常信号が送信された受信機の設置場所で発生した異常への対処を行う旨を示す信号が受信された場合に、前記異常信号が送信された受信機の設置場所で発生した異常への対処を行う旨を示す情報を生成し、前記送信手段は、前記異常報知情報生成手段にて生成された前記異常への対処を行う旨を示す情報を、前記異常信号が送信された受信機に出力させるために、当該異常への対処を行う旨を示す情報を含む信号を当該受信機に送信する。
請求項1に記載の送信機によれば、受信手段によって、複数の受信機の少なくとも一つの受信機から異常信号が受信された場合に、異常報知情報生成手段は、当該異常信号が送信された受信機の設置場所で異常報知情報を生成し、送信手段は、この異常報知情報を含む信号を当該他の受信機に送信するので、当該他の受信機のユーザに対して、異常信号が送信された受信機の設置場所で異常が発生したことを迅速、且つ確実に知らせることができ、住戸間連携の迅速性や確実性を向上させることができる。
また、受信手段によって、異常信号が送信された受信機の設置場所で発生した異常への対処を行う旨を示す信号が受信された場合に、異常報知情報生成手段は異常への対処を行う旨を示す情報を生成し、送信手段は異常への対処を行う旨を示す情報を含む信号を当該受信機に送信するので、異常信号が送信された受信機のユーザに対して、当該異常への対処を行う旨を知らせることができ、住戸間連携を強化することができる。
また、請求項2に記載の送信機によれば、制御手段は、受信手段によって、複数の受信機の少なくとも一つの受信機から個別アドレス情報が付加された異常信号が受信された場合に、当該付加された個別アドレス情報と関連付けられた個別アドレス情報に基づいて、異常報知情報を含む信号を送信手段によって送信させるので、異常信号が送信された受信機と関連のある受信機のユーザに対して、異常信号が送信された受信機の設置場所で異常が発生したことを知らせることができ、状況に応じた住戸間連携を行うことができる。
また、請求項3に記載の送信機によれば、制御手段は、受信手段によって、複数の受信機の少なくとも一つの受信機からグループアドレス情報が付加された異常信号が受信された場合に、当該付加されたグループアドレス情報に対応する個別アドレス情報に基づいて、異常報知情報を含む信号を送信手段によって送信させるので、異常信号が送信された受信機と同じグループに属する受信機のユーザに対して、異常信号が送信された受信機の設置場所で異常が発生したことを知らせることができ、状況に応じた住戸間連携を行うことができる。
また、請求項4に記載の送信機によれば、制御手段は、受信手段によって、複数の受信機の少なくとも一つの受信機から異常信号が受信された場合に、異常信号が送信された受信機と所定の位置関係にある受信機の個別アドレス情報に基づいて、異常報知情報を含む信号を送信手段によって送信させるので、例えば、異常信号が送信された受信機と関連のある受信機(あるいは、異常信号が送信された受信機と同じグループに属する受信機)のうち、同じ地区の受信機のユーザに対して、異常信号が送信された受信機の設置場所で異常が発生したことを知らせることができ、状況に応じた住戸間連携を一層行うことができる。
また、請求項5に記載の送信機によれば、受信手段によって、異常信号が送信された受信機の設置場所で発生した異常が取消された旨を示す信号が受信された場合に、異常報知情報生成手段は異常取消し情報を生成し、送信手段はこの異常取消し情報を含む信号を当該他の受信機に送信するので、当該他の受信機のユーザに対して、異常信号が送信された受信機の設置場所で発生した異常が取消されたことを知らせることができ、住戸間連携を一層強化することができる。
また、請求項6に記載の受信機によれば、異常入力手段によって、異常が発生した旨の入力が受け付けられた場合に、異常信号送信手段は異常信号を送信機に送信するので、当該受信機から送信機への異常信号の送信を迅速に行うことができる。また、報知情報受信手段によって、送信機から異常報知情報を含む信号が受信された場合に、出力手段は当該異常報知情報を出力するので、当該受信機のユーザに対して、異常信号が送信された受信機の設置場所で異常が発生したことを確実に知らせることができる。以上のことから、住戸間連携の迅速性や確実性を向上させることができる。
また、請求項7に記載の告知放送システムによれば、異常信号が送信された受信機以外の他の受信機の報知情報受信手段によって、送信機から異常報知情報を含む信号が受信された場合に、当該他の受信機の出力手段は、当該異常報知情報を出力するので、当該他の受信機のユーザに対して、異常信号が送信された受信機の設置場所で異常が発生したことを迅速、且つ確実に知らせることができ、住戸間連携の迅速性や確実性を向上させることができる。
また、受信手段によって、異常信号が送信された受信機の設置場所で発生した異常への対処を行う旨を示す信号が受信された場合に、異常報知情報生成手段は異常への対処を行う旨を示す情報を生成し、送信手段は異常への対処を行う旨を示す情報を含む信号を当該受信機に送信するので、異常信号が送信された受信機のユーザに対して、当該異常への対処を行う旨を知らせることができ、住戸間連携を強化することができる。
実施の形態1に係る告知放送システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る個別アドレステーブルに格納される情報の内容を例示した表である。 受信機を示す図であり、(a)は正面図、(b)は底面図である。 実施の形態1に係る送信機が実行する処理のフローチャートである。 実施の形態1に係る受信機が実行する処理のフローチャートである。 実施の形態2に係る告知放送システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係るグループアドレステーブルに格納される情報の内容を例示した表である。 実施の形態3に係る個別アドレステーブルに格納される情報の内容を例示した表である。 実施の形態4に係るグループアドレステーブルに格納される情報の内容を例示した表である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る送信機、受信機、及び告知放送システムの各実施の形態を詳細に説明する。最初に、これら送信機、及び受信機を備えて構成された告知放送システムの構成を説明し、次に、これら送信機、及び受信機の構成を説明し、次いで、これら送信機及び受信機が実行する処理について説明し、最後に本実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、各実施の形態によって本発明が限定されるものではない。なお、各実施の形態に係る送信機の設置対象や適用対象は任意であるが、以下では、役場内に設置された送信機に適用した場合を例として説明を行う。また、各実施の形態に係る受信機の設置対象や適用対象は任意であるが、以下では、住戸内に設置された受信機に適用した場合を例として説明を行う。
〔実施の形態1〕
最初に、実施の形態1について説明する。この形態は、送信機が、異常信号が送信された受信機の個別アドレス情報と関連付けられた個別アドレス情報に対応する受信機に対して、異常報知情報を送信する形態である。
(構成)
最初に、実施の形態1に係る告知放送システムの構成を説明する。図1は、実施の形態1に係る告知放送システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、告知放送システム1は、センター側に配置された送信機2、各住戸に配置された受信機3、及び送信機2から送信された信号を受信機3に送信する伝送系統9を備えて構成されている。このうち、送信機2は、告知放送信号を受信機3に送信するものである。また、伝送系統9は、ヘッドエンド90、このヘッドエンド90から各住戸の受信機3に至る伝送線路91、さらに、この伝送線路91に配置された、アンプ92、分配増幅器93、分配器94、及び保安器95を備えて構成されている。ヘッドエンド90は、送信機2から送信された信号を受信し、この信号をレベル増幅した上で伝送線路91に送出する増幅送信手段である。伝送線路91は、告知放送信号を送信する送信線路であり、例えば、CATV信号を伝送するCATV伝送線路(同軸ケーブル)を備えて構成される。アンプ92は、伝送線路91を流れる信号を増幅する増幅手段である。分配増幅器93は、信号を増幅した上で、各住戸に向けて分配する分配増幅手段である。分配器94は、分配増幅器93にて増幅された信号を各住戸に向けて分配する分配手段である。保安器95は、各住戸に設けられ、伝送線路91に乗って受信機3に至る直流成分を制御する。なお、特記する構成を除き、送信機2、受信機3、及び伝送系統9は、公知の装置又はシステムと同様に構成することができる。
(構成−送信機)
次に、送信機2の電気的構成について説明する。図1に示すように、送信機2は、通信部20、操作部21、出力部22、マイク23、BGM源24、制御部25、及び記憶部26を備えて構成されている。
通信部20は、告知放送信号、後述する音声情報を含む信号等をヘッドエンド90に送信する送信手段であると共に、各受信機3から後述する異常信号等を受信する受信手段である。
操作部21は、当該送信機2に対する各種の操作を行うための操作手段であり、例えば、各種の図示しないスイッチを含んで構成されている。
出力部22は、所要の情報を操作者に向けて出力する出力手段であり、例えば図示しないモニタ、表示灯、及びスピーカを含んで構成されている。
マイク23は、告知放送用の音声を入力するための音声入力手段であり、例えば公知のマイクで構成されている。
BGM源24は、告知放送用の背景音楽の音源になる音源手段である。
制御部25は、当該送信機2の各部を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである(後述する制御部38も同様とする)。
また、この制御部25は、機能概念的に、異常報知情報生成部25aを備えている。異常報知情報生成部25aは、所定の受信機3の設置場所で異常が発生した旨を示す異常報知情報を生成する異常報知情報生成手段である。また、この異常報知情報生成部25aは、所定の受信機3の設置場所で発生した異常の確認に向かっている旨を示す異常確認情報を生成し、又は所定の受信機3の設置場所で発生した異常が取消された旨を示す異常取消し情報を生成する。ここで、制御部25における異常報知情報、異常確認情報、又は異常取消し情報を含む信号の送信制御については、例えば、特定の受信機3が異常報知情報を含む信号が受信できるように、制御部25は、この異常報知情報を含む信号に、後述する個別アドレステーブル26aに格納されている個別アドレス情報を付加したものを、通信部20によって送信させる。なお、この制御部25によって実行される処理の詳細については後述する。
記憶部26は、当該送信機2の各種制御に必要な情報を記憶する記憶手段である。この記憶部26は、書き換え可能な記録媒体を用いて構成され、例えば、RAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリ等の不揮発性記録媒体を備えて構成される(後述する記憶部39、及び音声情報格納部40についても同様)。
また、この記憶部26は、個別アドレステーブル26aを備えている。この個別アドレステーブル26aは、受信機3を一意に識別するための個別アドレスを特定するための個別アドレス情報同士を、相互に関連付けて格納する個別アドレス情報格納手段である。この個別アドレステーブル26aは、相互に関連付けるべきグループの数に応じた数だけ生成され、例えば、このようなグループが複数存在する場合には、複数の個別アドレステーブル26aが記憶部26に格納される(後述する図2には個別アドレステーブル26aを一つのみ示す)。
図2は、実施の形態1に係る個別アドレステーブル26aに格納される情報の内容を例示した表である。図2に示すように、この個別アドレステーブル26aには、テーブル項目「受信機名」に対応する情報と、「個別アドレス」に対応する情報とが、相互に関連付けて格納されている。また、このように同一の個別アドレステーブル26aに複数の「個別アドレス」に対応する情報を格納することで、これら複数の「個別アドレス」に対応する情報が相互に関連付けられる。項目「受信機名」に対応して格納される情報は、受信機3の名称を特定する受信機名情報であり、例えば「住戸A」等が格納されている。項目「個別アドレス」に対応して格納される情報は、個別アドレス情報であり、例えば「10001」等が格納されている。なお、この個別アドレス情報としては、個別アドレス自体に限られず、個別アドレスを間接的に表すもの(例えば、個別アドレスを一意に識別するための個別アドレスID等)も含み得るが、ここでは個別アドレス自体を使用している場合について説明する。
(構成−受信機)
図1に戻り、受信機3の電気的構成について説明する。図1に示したように、受信機3は、通信部30、音声切換え部31、音量調整部32、アンプ33、スピーカ34、移報端子35、操作部36、表示部37、制御部38、記憶部39、及び音声情報格納部40を備えている。なお、移報端子35、及び操作部36は、特許請求の範囲における「異常入力手段」に対応する。また、スピーカ34、及び表示部37は、特許請求の範囲における「出力手段」に対応する。
通信部30は、送信機2から送信された告知放送信号を復調する告知放送復調手段である。また、この通信部30は、告知放送信号に含まれる音声情報を音声切換え部31に出力すると共に、告知放送信号に含まれる制御情報(例えば、告知放送が緊急放送又は一般放送の何れかを特定する情報等)を制御部38に出力する。
また、この通信部30は、報知情報受信部30a、異常信号送信部30b、及び応答信号送信部30cを備えている。報知情報受信部30aは、所定情報を含む信号を受信する報知情報受信手段である。異常信号送信部30bは、受信機3の設置場所で異常が発生した旨を示す異常信号を伝送線路91を介して送信機2に送信する異常信号送信手段である。応答信号送信部30cは、異常信号に関する所定の応答を示す応答信号を伝送線路91を介して送信機2に送信する応答信号送信手段である。ここで、この応答信号の具体的な種類としては、例えば、受信機3の設置場所で発生した異常が取消された旨を示す信号、又は、他の受信機3の設置場所で発生した異常の確認に向かう旨を示す信号が該当する。
音声切換え部31は、通信部30から出力された音声情報を音量調整部32又は音声情報格納部40に出力し、あるいは、音声情報格納部40に格納された音声情報又は音声を音量調整部32に出力する音声切換え手段である。
音量調整部32は、音声切換え部31から出力された音声情報又は音声の音量を調整する音量調整手段である。
アンプ33は、音量調整部32から出力された音声情報又は音声を増幅する増幅手段である。
スピーカ34は、アンプ33から出力された音声情報を出力する音声出力手段であり、例えば公知のスピーカで構成されている。
移報端子35は、受信機3の設置場所に設置された図示しない外部機器からの移報入力を受け付ける移報入力手段である。具体的には、図示しない外部機器(例えば、火災感知器、ガス漏れ警報器又は人感センサ等)によって、異常発生が検知された場合に、この移報端子35には、図示しない外部機器から、異常が発生している旨を示す移報信号が入力される。
操作部36は、受信機3に対する各種の操作を行うための操作手段である。
表示部37は、受信機3に関する情報を表示するための表示手段である。
制御部38は、受信機3の各部を制御する制御手段である。ここで、この制御部38における異常信号送信部30b、又は応答信号送信部30cの制御においては、例えば、異常信号送信部30bの異常信号の送信の際に、送信機2が送信元の受信機3を特定できるように、制御部38は、この異常信号に、後述する記憶部39に記憶されている個別アドレス情報を付加したものを、異常信号送信部30bによって送信する。なお、この制御部38によって実行される処理の詳細については後述する。
記憶部39は、受信機3の各種制御に必要な情報を記憶する記憶手段である。この記憶部39には、特に自己の個別アドレス情報(例えば、「10001」)が、受信機3の工場出荷前に予め任意の方法で記憶される(後述する実施の形態2、4のグループアドレス情報についても同様とする)。
音声情報格納部40は、通信部30が受信した告知放送信号に含まれる音声情報を格納する音声情報格納手段である。
続いて、受信機3の基本構成について説明する。図3は、受信機3を示す図であり、(a)は正面図、(b)は底面図である。この図3(a)、(b)に示すように、受信機3は、筐体41の内部に図示しない各種の電子部品等を収容して構成されている。この筐体41は、正面カバー41aと背面カバー41bとを組み合わされて構成されている。正面カバー41aと背面カバー41bの接続方法は任意であるが、例えば、正面カバー41aと背面カバー41bは、嵌合やネジ留めにて接続することができる。
図3(a)に示すように、この筐体41の正面には、操作部36と、表示部37と、音響孔42が設けられている。
ここで、操作部36としては、具体的には、告知再生スイッチ36a、FM放送選択スイッチ36b、及びボリュームスイッチ36cが設けられている。告知再生スイッチ36aは、録音された告知放送の再生を指示するための再生指示手段である。FM放送選択スイッチ36bは、FM放送を選択するための放送選択手段である。ボリュームスイッチ36cは、スピーカ34から出力される音量の調節を指示するための音量調整指示手段である。
また、表示部37としては、具体的には、電源表示灯37a、緊急放送表示灯37b、一般放送表示灯37cが設けられている。電源表示灯37aは、受信機3の電源ON時に点灯するものである。緊急放送表示灯37bは、緊急放送時に点灯又は点滅するものである。また、一般放送表示灯37cは、一般放送時に点灯又は点滅するものである。これら表示部37の具体的な構成としては、例えば公知のLED(Light Emitting Diode)で構成されている。
音響孔42は、筐体41の内部に設けたスピーカ34から出力された音を、当該筐体41の外部に放出するための貫通孔である。
(処理)
次に、このように構成された送信機2、及び受信機3が実行する処理について説明する。図4は、実施の形態1に係る送信機2が実行する処理のフローチャートである。図5は、実施の形態1に係る受信機3が実行する処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。これらの処理の実行タイミングは任意であり、例えば、送信機2及び受信機3の電源が投入された場合に起動される。
(処理−送信機の処理)
最初に、送信機2の処理について説明する。図4に示すように、制御部25は、通信部20によって、複数の受信機3の少なくとも一つの受信機3から異常信号が伝送線路91を介して受信されたか否かを監視する(SA1)。
ここで、通信部20によって、受信機3から異常信号が受信された場合(SA1、Yes)、異常信号が送信された受信機3以外の他の受信機3のユーザに対して、異常信号が送信された受信機3の設置場所で異常が発生したことを迅速、且つ確実に知らせるために、制御部25はSA2〜SA4の処理を行う(ここでは、図2に示す住戸Aで異常が発生した場合を具体例に挙げて説明する)。
具体的には、異常報知情報生成部25aは、個別アドレステーブル26aを参照しながら、当該異常信号に付加された個別アドレス情報であって、当該異常信号が送信された受信機3の個別アドレス情報に基づいて、当該異常信号が送信された受信機3の設置場所で異常が発生した旨を報知するための異常報知情報を生成する(SA2)。ここで、異常報知情報の生成については、異常が発生している受信機3の設置場所が容易に特定できるように、異常報知情報が生成されることが好ましく、例えば、異常報知情報生成部25aは、個別アドレステーブル26aを参照しながら、当該異常信号に付加された個別アドレス情報に対応する受信機名情報に基づいて、当該異常信号が送信された受信機3の設置場所で異常が発生した旨を報知するための異常報知情報を生成する(後述するSA7、SA9についても同様とする)。具体例では、住戸Aに設置された受信機3から、当該住戸Aで異常が発生した旨を示す異常信号を受信した場合に、当該異常信号に付加した個別アドレス情報に対応する受信機名情報(例えば、「住戸A」)を、個別アドレステーブル26aから取得する。そして、この取得した受信機名情報に基づいて、住戸Aで異常が発生した旨を報知するための異常報知情報(例えば、「ピー、ピー、ピー、住戸Aで異常が発生しました。」等)を生成する。
次に、制御部25は、個別アドレステーブル26aを参照しながら、SA1にて受信された異常信号に付加された個別アドレス情報に基づいて、当該異常信号が送信された受信機3と関連のある受信機3を特定する(SA3)。ここで、異常信号が送信された受信機3と関連のある受信機3の特定については、具体的には、実施の形態1では、制御部25は、個別アドレステーブル26aに格納された個別アドレス情報のうち、異常信号が送信された受信機3の個別アドレス情報と相互に関連付けられた個別アドレス情報を特定することにより、当該関連のある受信機3を特定する。具体例では、異常信号が送信された受信機3が住戸Aに設置された受信機3である場合に、住戸Aに設置された受信機3の個別アドレス情報と相互に関連付けられた個別アドレス情報、すなわち、住戸B〜住戸Dに設置された受信機3の個別アドレス情報(例えば、住戸Bに設置された受信機=「10002」、住戸Cに設置された受信機=「10003」、住戸Dに設置された受信機=「10004」)が特定される。これにより、住戸Aに設置された受信機3と関連のある受信機3である、住戸B〜住戸Dに設置された受信機3が特定される。
次いで、制御部25は、個別アドレステーブル26aを参照しながら、SA2にて生成された異常報知情報を含む信号に、SA3にて特定された受信機3の個別アドレスを付加したものを、伝送線路91を介して通信部20によって送信させる(SA4)。具体例では、住戸B〜住戸Dに設置された受信機3の個別アドレスを個別アドレステーブル26aから取得される。そして、上記住戸Aで異常が発生した旨を報知するための異常報知情報を含む信号に、この取得された個別アドレスが付加されたものが、伝送線路91を介して送信される。
SA4の処理の後、制御部25は、SA4にて送信された異常報知情報を含む信号に関する応答信号を対象として、SA5〜SA10の処理を行う(ここでは、図2に示す住戸Aに設置された受信機3から、住戸Aで発生した異常が取消された旨を示す信号が送信される場合、又は住戸B〜住戸Dに設置された受信機3から、住戸Aで発生した異常の確認に向かう旨を示す信号が送信する場合を具体例に挙げて説明する)。
具体的には、制御部25は、通信部20によって、異常信号が送信した受信機3から当該受信機3の設置場所で発生した異常が取消された旨を示す信号が伝送線路91を介して受信されたか否かを判定する(SA5)。具体例として、住戸Aに設置された受信機3の操作部36で所定の取消操作を行うことで、当該住戸Aで発生した異常が取消された旨を示す信号が受信された場合には、この異常が取消された旨を示す信号が受信されたと判定される。一方、この異常が取消された旨を示す信号が受信されなかった場合には、この異常が取消された旨を示す信号が受信されなかったと判定する。
ここで、上記異常が取消された旨を示す信号が受信されていないと判定した場合(SA5、No)、制御部25は、通信部20によって、SA3にて特定した受信機3から、異常信号が送信した受信機3の設置場所で発生した異常の確認に向かう旨を示す信号が伝送線路91を介して受信されたか否かを判定する(SA6)。具体例として、住戸B〜住戸Dに設置された受信機3の少なくとも一つの受信機3の操作部36で所定の現場状況確認する旨の操作を行うことで、住戸Aで発生した異常の確認に向かう旨を示す信号が受信された場合には、当該異常の確認に向かう旨を示す信号が受信されたと判定する。一方、この異常の確認に向かう旨を示す信号が受信されなかった場合には、当該異常の確認に向かう旨を示す信号が受信されなかったと判定する。
ここで、上記異常の確認に向かう旨を示す信号が受信されていないと判定した場合(SA6、No)、制御部25は、SA5の処理に移行する。なお、異常信号を受信したときから所定時間経過してもSA5の取消信号が受信されなかった場合は、制御部25は、消防署等の外部機関へ自動的に通報を行う。
一方、上記異常の確認に向かう旨を示す信号が受信されたと判定した場合(SA6、Yes)、異常信号が送信された受信機3のユーザに対して、SA3にて特定された受信機3のユーザが異常の確認に向かっていることを知らせるために、制御部25は、SA7、SA8の処理を行う。
具体的には、異常報知情報生成部25aは、個別アドレステーブル26aを参照しながら、上記異常の確認に向かう旨を示す信号に付加された個別アドレス情報であって、SA3にて特定された受信機3の個別アドレス情報に基づいて、異常信号が送信された受信機3の設置場所で発生した異常の確認に向かう旨を示す異常確認情報を生成する(SA7)。具体例として、住戸Bに設置された受信機3から、住戸Aで発生した異常の確認に向かう旨を示す信号が受信された場合に、当該異常の確認に向かう旨を示す信号を付加した個別アドレス情報に対応する受信機名情報(例えば、「住戸B」)が、個別アドレステーブル26aから取得される。次いで、この取得された受信機名情報に基づいて、住戸Aで発生した異常の確認に向かう旨を示す異常確認情報(例えば、「ピー、ピー、ピー、住戸Bのユーザが急行中です。」等)が生成される。
次いで、制御部25は、個別アドレステーブル26aを参照しながら、SA7にて生成された異常確認情報を含む信号に、異常信号が送信された受信機3の個別アドレス情報を付加したものを、伝送線路91を介して通信部20によって送信させる(SA8)。具体例では、住戸Aに設置された受信機3の個別アドレスが、個別アドレステーブル26aから取得される。そして、上記異常確認情報を含む信号に、この取得された個別アドレスが付加されたものが、伝送線路91を介して送信される。
そして、SA8の処理後、制御部25は、SA5の処理に移行する。
また、SA5の処理において、上記異常が取消された旨を示す信号が受信されたと判定した場合(SA5、Yes)、SA3にて特定された受信機3のユーザに対して、異常信号が送信された受信機3の設置場所で発生した異常が取消されたことを知らせるために、制御部25は、SA9、SA10の処理を行う。
具体的には、異常報知情報生成部25aは、個別アドレステーブル26aを参照しながら、上記異常が取消された旨を示す信号に付加された個別アドレス情報であって、当該異常信号が送信された受信機3の個別アドレス情報に基づいて、当該異常信号が送信された受信機3の設置場所で発生した異常が取消された旨を示す異常取消し情報を生成する(SA9)。具体的には、住戸Aに設置された受信機3から、住戸Aで発生した異常が取消された旨を示す信号が受信された場合に、当該異常が取消された旨を示す信号が付加された個別アドレス情報(すなわち、住戸Aに設置された受信機3の個別アドレス情報)に対応する受信機名情報(例えば、「住戸A」)が個別アドレステーブル26aから取得される。そして、この取得された受信機名情報に基づいて、住戸Aで発生した異常が取消された旨を示す異常取消し情報(例えば、「ピー、ピー、ピー、住戸Aで発生した異常が取消されました。」等)が生成される。
次いで、制御部25は、個別アドレステーブル26aを参照しながら、SA9にて生成された異常取消し情報を含む信号に、SA3にて特定された受信機3の個別アドレス情報を付加したものを、伝送線路91を介して通信部20によって送信させる(SA10)。具体例では、住戸B〜住戸Dに設置された受信機3の個別アドレスが、個別アドレステーブル26aから取得される。そして、上記異常取消し情報を含む信号に、この取得された個別アドレス情報が付加されたものが、伝送線路91を介して送信される。
そして、SA10の処理後、制御部25は、SA1の処理に移行する。
(処理−受信機の処理)
次に、受信機3の処理について説明する(なお、以下では、図2に示す住戸Aに設置された受信機3の処理を具体例に挙げて説明する)。図5に示すように、制御部38は、移報端子35又は操作部36によって、当該受信機3の設置場所で異常が発生した旨の異常入力が受け付けられたか否かを判定する(SB1)。具体例では、住戸Aに設置された受信機3において、図示しない外部機器から異常が発生した旨を示す移報信号が移報端子35に入力された場合(あるいは、当該受信機3のユーザが操作部36を介して所定操作(具体的には、告知再生スイッチ36a、又はFM放送選択スイッチ36bを長押し等)を行った場合)、異常入力が受け付けられたと判定される。一方、この移報信号が移報端子35に入力されなかった場合(あるいは、当該受信機3のユーザが操作部36を介して所定操作を行わなかった場合)、異常入力が受け付けられなかったと判定する。
ここで、上記異常入力が受け付けられたと判定した場合(SB1、Yes)、当該受信機3の設置場所で発生した異常に対処するために、制御部38は、SB2〜SB7の処理を行う(ここでは、図2に示す住戸Aで異常が発生した場合を具体例に挙げて説明する)。なお、以下は異常入力が受け付けられたときの信号の送信について記載するが、移報端子35から移報信号を受信したときの受信機3は、自住戸の異常発生を緊急放送と同様の最大音量で音声警報を行う。また、放送した緊急放送は音声情報格納部40に記録し、操作部36の操作により後で再生することができる。
具体的には、制御部38は、異常信号送信部30bによって、当該受信機3の設置場所で異常が発生した旨を示す異常信号に、記憶部39に記憶された個別アドレス情報を付加したものを、伝送線路91を介して送信機2に送信させる(SB2)。具体例では、住戸Aに設置された受信機3において、当該住戸Aで異常が発生した旨の異常入力が受け付けられた場合に、当該住戸Aで異常が発生した旨を示す異常信号に、当該受信機3の個別アドレス情報(例えば、「10001」)が付加されたものが、伝送線路91を介して送信機2に送信される。
次に、制御部38は、操作部36によって、当該受信機3の設置場所で発生した異常が取消された旨を示す信号の送信に関する入力が受け付けられたか否かを判定する(SB3)。具体例では、住戸Aに設置された受信機3において、当該住戸Aで発生した異常が取消されたことで、当該受信機3のユーザ(あるいは、後述する当該住戸Aで発生した異常の確認に向かった住戸B〜住戸Dに設置された受信機3のユーザ等)が操作部36を介して所定操作(具体的には、告知再生スイッチ36a、又はFM放送選択スイッチ36bを同時に長押し等)を行った場合に、当該住戸Aで発生した異常が取消された旨を示す信号の送信に関する入力が受け付けられたと判定する。一方、当該受信機3のユーザが操作部36を介して所定操作を行わなかった場合に、この異常が取消された旨を示す信号の送信に関する入力が受け付けられなかったと判定する。
ここで、当該受信機3の設置場所で発生した異常が取消された旨を示す信号の送信に関する入力が受け付けられなかったと判定した場合(SB3、No)、制御部38は、報知情報受信部30aによって、当該受信機3の設置場所で発生した異常の確認に向かっている旨を示す異常確認情報を含む信号が送信機2から受信されたか否かを判定する(SB4)。具体例では、住戸Aに設置された受信機3において、住戸B〜住戸Dに設置された受信機3のユーザが当該住戸Aで発生した異常の確認に向かっている旨を示す異常確認情報を含む信号が受信された場合に、この異常確認情報を含む信号が受信されたと判定する。一方、この異常確認情報を含む信号が受信されなかった場合には、この異常確認情報を含む信号が受信されなかったと判定する。
ここで、上記異常確認情報を含む信号が、送信機2から受信されたと判定した場合(SB4、Yes)、制御部38は、上記異常確認情報を含む信号に付加された個別アドレス情報が記憶部39に格納された個別アドレス情報に合致するか否かを判定する(SB5)。
ここで、上記異常確認情報を含む信号が、送信機2から受信されなかったと判定した場合(SB4、No)、又は、上記異常確認情報を含む信号に付加された個別アドレス情報が記憶部39に格納された個別アドレス情報に合致しないと判定された場合(SB5、No)、制御部38は、SB3の処理に移行する。
一方、上記異常確認情報を含む信号に付加された個別アドレス情報が記憶部39に格納された個別アドレス情報に合致すると判定した場合(SB5、Yes)、当該受信機3のユーザに対して、当該受信機3の設置場所で発生した異常の確認に向かっていることを知らせるために、制御部38は、スピーカ34又は表示部37によって、SB4にて受信した信号に含まれる異常確認情報を出力させる(SB6)。具体例では、住戸Aに設置された受信機3において、住戸Bに設置された受信機3から当該住戸Aで発生した異常の確認に向かう旨を示す異常確認情報が、スピーカ34によって音声出力される。あるいは、この異常確認情報が、表示部37によって表示(例えば、緊急放送表示灯37b、及び一般放送表示灯37cを交互に点灯等)されてもよい(後述するSB10、SB15についても同様)。
そして、SB6の処理後、制御部38は、SB3の処理に移行する。
また、SB3の処理において、当該受信機3の設置場所で発生した異常が取消された旨を示す信号の送信に関する入力が受け付けられたと判定した場合(SB3、Yes)、当該受信機3以外の他の受信機3のユーザに対して、当該受信機3の設置場所で発生した異常が取消されたことを知らせるために、制御部38は、応答信号送信部30cによって、当該異常が取消された旨を示す信号に、記憶部39に記憶された個別アドレス情報を付加したものを、伝送線路91を介して送信機2に送信させる(SB7)。具体例では、住戸Aに設置された受信機3において、当該住戸Aで発生した異常が取消された旨を示す信号に、当該受信機3の個別アドレス情報が付加されたものが、伝送線路91を介して送信される。
そして、SB7の処理の後、制御部38は、SB1の処理に移行する。
また、SB1の処理において、上記異常入力が受け付けられなかったと判定した場合(SB1、No)、当該受信機3以外の他の受信機3の設置場所で発生した異常に対処するために、制御部38は、SB8〜SB15の処理を行う(ここでは、図2に示す住戸Cで異常が発生した場合を具体例に挙げて説明する)。
具体的には、制御部38は、報知情報受信部30aによって、当該受信機3以外の他の受信機3の設置場所で異常が発生している旨を報知するための異常報知情報を含む信号が送信機2から受信されたか否かを判定する(SB8)。具体例では、住戸Aに設置された受信機3において、住戸Cで異常が発生している旨を示す異常報知情報を含む信号が受信された場合に、この異常報知情報を含む信号が受信されたと判定する。一方、この異常報知情報を含む信号が受信されなかった場合には、この異常報知情報を含む信号が受信されなかったと判定する。
ここで、上記異常報知情報を含む信号が、送信機2から受信されたと判定した場合(SB8、Yes)、制御部38は、上記異常報知情報を含む信号に付加された個別アドレス情報が記憶部39に格納された個別アドレス情報に合致するか否かを判定する(SB9)。
ここで、上記異常報知情報を含む信号が、送信機2から受信されなかったと判定した場合(SB8、No)、又は、上記異常報知情報を含む信号に付加された個別アドレス情報が記憶部39に格納された個別アドレス情報に合致しないと判定した場合(SB9、No)、制御部38は、SB1の処理に移行する。
一方、上記異常報知情報を含む信号に付加された個別アドレス情報が記憶部39に格納された個別アドレス情報に合致すると判定した場合(SB9、Yes)、当該受信機3のユーザに対して、当該受信機3以外の他の受信機3の設置場所で異常が発生したことを知らせるために、制御部38は、スピーカ34又は表示部37によって、SB8にて受信した信号に含まれる異常報知情報を出力させる(SB10)。具体例では、住戸Aに設置された受信機3において、住戸Cで異常が発生した旨を報知するための異常報知情報を含む信号を受信した場合に、この異常報知情報が、スピーカ34によって音声出力される。このときは緊急放送として最大音量で放送を行う。また、音声情報格納部40で録音し、後で再生して内容を確認することができる。
次に、制御部38は、報知情報受信部30aによって、当該受信機3以外の他の受信機3の設置場所で発生した異常が取消された旨を示す異常取消し情報を含む信号が送信機2から受信されたか否かを判定する(SB11)。具体例では、住戸Aに設置された受信機3において、住戸Cで発生した異常が取消された旨を示す異常取消し情報を含む信号が受信された場合に、この異常取消し情報を含む信号が受信されたと判定する。一方、この異常取消し情報を含む信号が受信されなかった場合には、この異常取消し情報を含む信号が受信されなかったと判定する。
ここで、上記異常取消し情報を含む信号が送信機2から受信されたと判定した場合(SB11、Yes)、制御部38は、上記異常取消し情報を含む信号に付加された個別アドレス情報が記憶部39に格納された個別アドレス情報に合致するか否かを判定する(SB12)。
ここで、上記異常取消し情報を含む信号が送信機2から受信されなかったと判定した場合(SB11、No)、又は、上記異常取消し情報を含む信号に付加された個別アドレス情報が記憶部39に格納された個別アドレス情報に合致しないと判定した場合(SB12、No)、制御部38は、操作部36によって、当該受信機3以外の他の受信機3の設置場所で発生した異常の確認に向かう旨を示す信号の送信に関する入力が受け付けられたか否かを判定する(SB13)。具体例では、住戸Aに設置された受信機3において、住戸Cで異常が発生している旨を示す異常報知情報を含む信号が受信された後、当該受信機3のユーザが操作部36を介して所定操作(具体的には、告知再生スイッチ36a、又はFM放送選択スイッチ36bを2回同時押し等)を行った場合に、住宅Cで発生した異常の確認に向かう旨を示す信号の送信に関する入力が受け付けられたと判定する。一方、当該受信機3のユーザが操作部36を介して所定操作を行わなかった場合に、住宅Cで発生した異常の確認に向かう旨を示す信号の送信に関する入力が受け付けられなかったと判定する。
ここで、上記異常の確認に向かう旨を示す信号の送信に関する入力が受け付けられなかったと判定された場合(SB13、No)、制御部38は、SB11の処理に移行する。
一方、上記異常の確認に向かう旨を示す信号の送信に関する入力が受け付けられたと判定された場合(SB13、Yes)、当該受信機3以外の他の受信機3のユーザであって、異常が発生している受信機3のユーザに対して、当該異常の確認に向かっていることを知らせるために、制御部38は、応答信号送信部30cによって、当該異常の確認に向かう旨を示す信号に、記憶部39に記憶された個別アドレス情報を付加したものを、伝送線路91を介して送信機2に送信させる(SB14)。具体例では、住戸Aに設置された受信機3において、住戸Cで発生した異常の確認に向かう旨を示す信号の送信に関する入力が受け付けられた場合に、当該住戸Cで発生した異常の確認に向かう旨を示す信号に、当該受信機3の個別アドレス情報が付加されたものが、伝送線路91を介して送信される。
そして、SB14の処理の後、制御部38は、SB11の処理に移行する。
なお、SB14で異常の確認に向かう旨の信号を送信した受信機3においては、現場確認の後に、異常が誤報であった場合に操作部36を取消操作することで、異常発生住戸以外の住戸の受信機3にて取消信号を送信機2側へ送信することができる。
また、SB12の処理において、当該受信した信号に付加された個別アドレス情報が記憶部39に格納された個別アドレス情報に合致したと判定した場合(SB12、Yes)、当該受信機3のユーザに対して、当該受信機3以外の他の受信機3の設置場所で発生した異常が取消されたことを知らせるために、制御部38は、スピーカ34又は表示部37によって、SB11にて受信された信号に含まれる異常取消し情報を出力させる(SB15)。具体例では、住戸Aに設置された受信機3において、住戸Cで発生した異常が取消された旨を示す異常報知情報を含む信号が受信された場合に、住戸Cで発生した異常が取消された旨を示す異常報知情報が、スピーカ34によって音声出力される。この放送は音声情報格納部40にて録音され、再生して内容を確認することができる。
そして、SB15の処理の後、制御部38は、SB1の処理に移行する。
(実施の形態1の効果)
このように実施の形態1によれば、通信部20によって、複数の受信機3の少なくとも一つの受信機3から異常信号が受信された場合に、異常報知情報生成部25aは、当該異常信号が送信された受信機3の設置場所で異常が発生した旨を報知するための異常報知情報を生成し、通信部20は、この異常報知情報生成部25aにて生成された異常報知情報を、異常信号が送信された受信機3以外の他の受信機3に出力するために、当該異常報知情報を含む信号を当該他の受信機3に送信するので、異常信号が送信された受信機3以外の他の受信機3のユーザに対して、異常信号が送信された受信機3の設置場所で異常が発生したことを迅速、且つ確実に知らせることができ、住戸間連携の迅速性や確実性を向上させることができる。
また、制御部25は、通信部20によって、複数の受信機3の少なくとも一つの受信機3から個別アドレス情報が付加された異常信号が受信された場合に、当該付加された個別アドレス情報と関連付けられた個別アドレス情報を個別アドレステーブル26aから特定し、当該特定した個別アドレス情報に基づいて、異常報知情報を含む信号を通信部20によって送信させるので、異常信号が送信された受信機3と関連のある受信機3のユーザに対して、異常信号が送信された受信機3の設置場所で異常が発生したことを知らせることができ、状況に応じた住戸間連携を行うことができる。
また、通信部20によって、異常信号が送信された受信機3の設置場所で発生した異常の確認に向かう旨を示す信号が受信された場合に、異常報知情報生成部25aは、異常信号が送信された受信機3の設置場所で発生した異常の確認に向かっている旨を示す異常確認情報を生成し、通信部20は、異常報知情報生成部25aにて生成された異常確認情報を、異常信号が送信された受信機3に出力させるために、当該異常確認情報を含む信号を当該受信機3に送信するので、異常信号が送信された受信機3のユーザに対して、当該異常の確認に向かっていることを知らせることができ、住戸間連携を強化することができる。
また、通信部20によって、異常信号が送信された受信機3の設置場所で発生した異常が取消された旨を示す信号が受信された場合に、異常報知情報生成部25aは、当該異常が取消された旨を示す異常取消し情報を生成し、通信部20は、異常報知情報生成部25aにて生成された異常取消し情報を、異常信号が送信された受信機3以外の他の受信機3に出力させるために、当該異常取消し情報を含む信号を当該他の受信機3に送信するので、当該他の受信機3のユーザに対して、異常信号が送信された受信機3の設置場所で発生した異常が取消されたことを知らせることができ、住戸間連携を一層強化することができる。
また、異常入力手段によって、異常が発生した旨の入力が受け付けられた場合に、異常信号送信部30bは、当該受信機3の設置場所で異常が発生した旨を示す異常信号を送信機2に送信するので、受信機3から送信機2への異常信号の送信を迅速に行うことができる。また、報知情報受信部30aによって、送信機2から異常報知情報を含む信号が受信された場合に、出力手段は当該異常報知情報を出力するので、受信機3のユーザに対して、異常信号が送信された受信機3の設置場所で異常が発生したことを確実に知らせることができる。以上のことから、住戸間連携の迅速性や確実性を向上させることができる。
〔実施の形態2〕
次に、実施の形態2について説明する。この形態は、送信機が、異常信号が送信された受信機と同じグループに属する受信機に対して、異常報知情報を送信する形態である。なお、特に説明なき構造については、実施の形態1の構造と同様であり、実施の形態1と略同様の構成要素、及び処理については、必要に応じて、実施の形態1で用いたのと同一の符号又は名称を付してその説明を省略する。
(構成−送信機)
次に、送信機2の電気的構成について説明する。図6は、実施の形態2に係る告知放送システム1の構成を示すブロック図である。図6に示すように、実施の形態2に係る送信機2は、実施の形態1の送信機2の構成要素に対して、記憶部26にグループアドレステーブル26bを加えて、個別アドレステーブル26aを省略して構成されている。ここで、グループアドレステーブル26bは、受信機3が属するグループを一意に識別するためのグループアドレスを特定するためのグループアドレス情報と、個別アドレス情報とを、相互に関連付けて格納するグループアドレス情報格納手段である。
図7は、実施の形態2に係るグループアドレステーブル26bに格納される情報の内容を例示した表である。図7に示すように、グループアドレステーブル26bには、テーブル項目「グループ名」、「グループアドレス」、「受信機名」、及び「個別アドレス」に対応する情報が相互に関連付けて格納されている。項目「グループ名」に対応して格納される情報は、受信機3が属するグループの名称を特定するグループ名情報であり、例えば「防災ネットワーク」等が格納されている。項目「グループアドレス」に対応して格納される情報は、受信機3が属するグループを一意に識別するためのグループアドレスを特定するためのグループアドレス情報であり、例えば「1001」等が格納されている。また、項目「受信機名」、及び「個別アドレス」に対応する情報は、図2に示された個別アドレステーブル26aにおける同一項目に対応する情報と同様であるため、その説明を省略する。
(構成−受信機)
図6に戻り、受信機3の電気的構成について説明する。図6に示すように、実施の形態2に係る受信機3は、実施の形態1の受信機3の構成要素に対して、記憶部39に自己のグループアドレス情報(例えば、「1001」等)を加えて構成されている。
(処理)
次に、このように構成された送信機2、及び受信機3が実行する処理について説明する。なお、実施の形態2に係る送信機2の処理は、図4のSA3の処理の内容を除いて実施の形態1の送信機2の処理と同じであるため、フローチャートの図示及び説明を省略する。また、実施の形態2に係る受信機3の処理は、図5のSB2の処理の内容を除いて実施の形態1の受信機3の処理と同じであるため、フローチャートの図示及び説明を省略する。
(処理−送信機の処理)
図4のSA2の処理後、制御部25は、グループアドレステーブル26bを参照しながら、SA1にて受信された異常信号に付加されたグループアドレス情報、及び個別アドレス情報に基づいて、当該異常信号が送信された受信機3と関連のある受信機3を特定する(SA3)。ここで、異常信号が送信された受信機3と関連のある受信機3の特定については、具体的には、実施の形態2では、制御部25は、グループアドレステーブル26bに格納された個別アドレス情報のうち、異常信号に付加されたグループアドレス情報に対応する個別アドレス情報(ただし、異常信号が送信された受信機の個別アドレス情報を除く)を特定することにより、当該関連のある受信機3を特定する。具体例では、異常信号が送信された受信機3が住戸Aに設置された受信機3である場合に、グループアドレステーブル26bに格納された個別アドレス情報のうち、住戸Aに設置された受信機3が属するグループのグループアドレス情報(例えば、防災ネットワーク=「1001」)と対応する個別アドレス情報、すなわち、住戸B〜住戸Dに設置された受信機3の個別アドレス情報(例えば、住戸Bに設置された受信機=「10002」、住戸Cに設置された受信機=「10003」、住戸Dに設置された受信機=「10004」)が特定される。これにより、住戸Aに設置された受信機3と関連のある受信機3である、住戸B〜住戸Dに設置された受信機3が特定される。この結果、送信機2は、異常報知情報を含む信号を、異常信号が送信された受信機3と同じグループに属する受信機3に送信することができる。
(処理−受信機の処理)
図5のSB1の処理において、移報端子35又は操作部36によって、当該受信機3の設置場所で異常が発生した旨の異常入力を受け付けられたと判定された場合(SB1、Yes)、制御部38は、異常信号送信部30bによって、当該受信機3の設置場所で異常が発生した旨を示す異常信号に、記憶部39に記憶されたグループアドレス情報、及び個別アドレス情報を付加したものを、伝送線路91を介して送信機2に送信させる(SB2)。具体例では、住戸Aに設置された受信機3において、当該住戸Aで異常が発生した旨の異常入力が受け付けられた場合に、当該住戸Aで異常が発生した旨を示す異常信号に、当該受信機3が属するグループのグループアドレス情報(例えば、「1001」)、及び当該受信機3の個別アドレス情報(例えば、「10001」)が付加されたものが、伝送線路91を介して送信機2に送信される。この結果、送信機2は、この異常信号に付加されたグループアドレス情報及び個別アドレス情報に基づいて、当該受信機3と同じグループに属する受信機3を特定することができる。
(実施の形態2の効果)
このように実施の形態2によれば、制御部25は、通信部20によって、複数の受信機3の少なくとも一つの受信機3からグループアドレス情報が付加された異常信号が受信された場合に、当該付加されたグループアドレス情報に対応する個別アドレス情報をグループアドレステーブル26bから特定し、当該特定した個別アドレス情報に基づいて、異常報知情報を含む信号を通信部20によって送信させるので、異常信号が送信された受信機3と同じグループに属する受信機3のユーザに対して、異常信号が送信された受信機3の設置場所で異常が発生したことを知らせることができ、状況に応じた住戸間連携を行うことができる。
〔実施の形態3〕
次に、実施の形態3について説明する。この形態は、送信機が、異常信号が送信された受信機の個別アドレス情報と関連付けられた個別アドレス情報に対応する受信機のうち、当該受信機と所定の位置関係にある受信機に対して、異常報知情報を送信する形態である。なお、特に説明なき構造については、実施の形態1の構造と同様であり、実施の形態1と略同様の構成要素、及び処理については、必要に応じて、実施の形態1で用いたのと同一の符号又は名称を付してその説明を省略する。
(構成−送信機)
次に、送信機2の電気的構成について説明する。この実施の形態3に係る送信機2は、図1に示した実施の形態1の送信機2とほぼ同様に構成されているが、記憶部26に記憶されている個別アドレステーブル26aの記憶内容が異なる。
図8は、実施の形態3に係る個別アドレステーブル26aに格納される情報の内容を例示した表である。図8に示すように、個別アドレステーブル26aには、テーブル項目「受信機名」、「個別アドレス」、及び「位置関係」に対応する情報が相互に関連付けて格納されている。項目「受信機名」、及び「個別アドレス」に対応する情報は、図2に示された個別アドレステーブル26aにおける同一項目に対応する情報と同様であるため、その説明を省略する。項目「位置関係」に対応して格納される情報は、受信機3の位置関係を特定するための位置関係情報であり、例えば、受信機3が設置されている設置場所の地域名(例えば、「A地区」等)等が格納されている。なお、この個別アドレステーブル26aは、特許請求の範囲における「位置関係情報格納手段」に対応するものである。
(構成−受信機)
図1に戻り、受信機3の電気的構成について説明する。実施の形態3に係る受信機3は、図1に示した実施の形態1の受信機3とほぼ同様に構成されているので、その説明を省略する。
(処理)
次に、このように構成された送信機2、及び受信機3が実行する処理について説明する。なお、実施の形態3に係る送信機2の処理は、図4のSA3の処理の内容を除いて実施の形態1の送信機2の処理と同じであるため、フローチャートの図示及び説明を省略する。また、実施の形態3に係る受信機3の処理は、図5に示す実施の形態1の受信機3の処理と同じであるため、フローチャートの図示及び説明を省略する。
(処理−送信機の処理)
図4のSA2の処理後、制御部25は、個別アドレステーブル26aを参照しながら、SA1にて受信された異常信号に付加された個別アドレス情報に基づいて、当該異常信号が送信された受信機3と関連のある受信機3を特定する(SA3)。ここで、異常信号が送信された受信機3と関連のある受信機3の特定については、具体的には、実施の形態3では、まず、制御部25は、個別アドレステーブル26aに格納された個別アドレス情報のうち、異常信号が送信された受信機3の個別アドレス情報と相互に関連付けられた個別アドレス情報を特定する。次いで、制御部25は、当該特定した個別アドレス情報に基づいて、位置関係情報を個別アドレステーブル26aから取得する。そして、制御部25は、当該取得した位置関係情報に基づいて、異常信号が送信された受信機3と同じ位置関係にある受信機3の個別アドレス情報を個別アドレステーブル26aから特定することにより、当該関連のある受信機3を特定する。具体例では、異常信号が送信された受信機3が住戸Aに設置された受信機3である場合に、住戸Aに設置された受信機3の個別アドレス情報と相互に関連付けられた個別アドレス情報である、住戸B〜住戸Dに設置された受信機3の個別アドレス情報が特定される。次いで、この特定された個別アドレス情報に基づいて、住戸B〜住戸Dに設置された受信機3の位置関係情報(例えば、住戸Bに設置された受信機=「A地区」、住戸Cに設置された受信機=「A地区」、住戸Dに設置された受信機=「B地区」)が取得される。そして、この取得された位置関係情報に基づいて、住戸Aに設置された受信機3と同じ位置関係(例えば、「A地区」)にある受信機3の個別アドレス情報(例えば、住戸Bに設置された受信機=「10002」、住戸Cに設置された受信機=「10003」)が特定される。これにより、住戸Aに設置された受信機3と関連のある受信機3である、住戸B、住戸Cに設置された受信機3が特定される。この結果、送信機2は、異常報知情報を含む信号を、異常信号が送信された受信機3の個別アドレス情報と相互に関連付けられた個別アドレス情報の受信機3であって、同じ位置関係にある受信機3に送信することができる。
(実施の形態3の効果)
このように実施の形態3によれば、制御部25は、通信部20によって、複数の受信機3の少なくとも一つの受信機3から異常信号が受信された場合に、個別アドレステーブル26aに格納された位置関係情報を参照して、異常信号が送信された受信機3と所定の位置関係にある受信機3の個別アドレス情報を特定し、当該特定した個別アドレス情報に基づいて、異常報知情報を含む信号を通信部20によって送信させるので、例えば、異常信号が送信された受信機3の個別アドレス情報と関連付けられた個別アドレス情報の受信機であって、同じ位置関係にある受信機3のユーザに対して、異常信号が送信された受信機3の設置場所で異常が発生したことを知らせることができ、状況に応じた住戸間連携を一層行うことができる。
〔実施の形態4〕
次に、実施の形態4について説明する。この形態は、送信機が、異常信号が送信された受信機と同じグループに属する受信機のうち、当該受信機と所定の位置関係にある受信機に対して、異常報知情報を送信する形態である。なお、特に説明なき構造については、実施の形態2の構造と同様であり、実施の形態2と略同様の構成要素、及び処理については、必要に応じて、実施の形態2で用いたのと同一の符号又は名称を付してその説明を省略する。
(構成−送信機)
次に、送信機2の電気的構成について説明する。この実施の形態4に係る送信機2は、図6に示した実施の形態2の送信機2とほぼ同様に構成されているが、記憶部26に記憶されているグループアドレステーブル26bの記憶内容が異なる。
図9は、実施の形態4に係るグループアドレステーブル26bに格納される情報の内容を例示した表である。図9に示すように、グループアドレステーブル26bには、テーブル項目「グループ名」、「グループアドレス」、「受信機名」、「個別アドレス」、及び「位置関係」に対応する情報が相互に関連付けて格納されている。項目「グループ名」、「グループアドレス」、「受信機名」、及び「個別アドレス」に対応する情報は、図7に示されたグループアドレステーブル26bにおける同一項目に対応する情報と同様であるため、その説明を省略する。また、項目「位置関係」に対応して格納される情報は、図8に示された個別アドレステーブル26aにおける同一項目に対応する情報と同様であるため、その説明を省略する。なお、このグループアドレステーブル26bは、特許請求の範囲における「位置関係情報格納手段」に対応するものである。
(構成−受信機)
図6に戻り、受信機3の電気的構成について説明する。実施の形態4に係る受信機3は、図6に示した実施の形態2の受信機3とほぼ同様に構成されているので、その説明を省略する。
(処理)
次に、このように構成された送信機2、及び受信機3が実行する処理について説明する。なお、実施の形態4に係る送信機2の処理は、図4のSA3の処理の内容を除いて実施の形態2の送信機2の処理と同じであるため、フローチャートの図示及び説明を省略する。また、実施の形態4に係る受信機3の処理は、実施の形態2の受信機3の処理と同じであるため、フローチャートの図示及び説明を省略する。
(処理−送信機の処理)
図4のSA2の処理後、制御部25は、グループアドレステーブル26bを参照しながら、SA1にて受信された異常信号に付加されたグループアドレス情報、及び個別アドレス情報に基づいて、当該異常信号が送信された受信機3と関連のある受信機3を特定する(SA3)。ここで、異常信号が送信された受信機3と関連のある受信機3の特定については、具体的には、実施の形態4では、まず、制御部25は、グループアドレステーブル26bに格納された個別アドレス情報のうち、異常信号に付加されたグループアドレス情報に対応する個別アドレス情報(ただし、異常信号が送信された受信機の個別アドレス情報を除く)を特定する。次いで、制御部25は、当該特定した個別アドレス情報に基づいて、位置関係情報をグループアドレステーブル26bから取得する。そして、制御部25は、当該取得した位置関係情報に基づいて、異常信号が送信された受信機3と同じ位置関係にある受信機3の個別アドレス情報をグループアドレステーブル26bから特定することにより、当該関連のある受信機3を特定する。具体例では、異常信号が送信された受信機3が住戸Aに設置された受信機3である場合に、グループアドレステーブル26bに格納された個別アドレス情報のうち、住戸Aに設置された受信機3が属するグループのグループアドレス情報(例えば、親族=「1002」)と対応する個別アドレス情報、すなわち、住戸E、住戸Fに設置された受信機3の個別アドレス情報(例えば、住戸Eに設置された受信機=「10005」、住戸Fに設置された受信機=「10006」)が特定される。次いで、この特定された個別アドレス情報に基づいて、住戸E、住戸Fに設置された受信機3の位置関係情報(例えば、住戸Eに設置された受信機=「A地区」、住戸Fに設置された受信機=「B地区」)が取得される。そして、この取得された位置関係情報のうち、住戸Aに設置された受信機3と同じ位置関係(例えば、「A地区」)の受信機3である、住戸Eに設置された受信機3の個別アドレス情報(例えば、住戸Eに設置された受信機=「10005」)が特定される。これにより、住戸Aに設置された受信機3と関連のある受信機3である、住戸Eに設置された受信機3が特定される。この結果、送信機2は、異常報知情報を含む信号を、異常信号が送信された受信機3と同じグループに属する受信機3であって、同じ位置関係にある受信機3に送信することができる。
(実施の形態4の効果)
このように実施の形態4によれば、制御部25は、通信部20によって、複数の受信機3の少なくとも一つの受信機3から異常信号が受信された場合に、グループアドレステーブル26bに格納された位置関係情報を参照して、異常信号が送信された受信機3と所定の位置関係にある受信機3の個別アドレス情報を特定し、当該特定した個別アドレス情報に基づいて、異常報知情報を含む信号を通信部20によって送信させるので、例えば、異常信号が送信された受信機3と同じグループに属する受信機3のうち、同じ位置関係にある受信機3のユーザに対して、異常信号が送信された受信機3の設置場所で異常が発生したことを知らせることができ、状況に応じた住戸間連携を一層行うことができる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。例えば、異常報知情報を含む信号を、異常信号が送信された受信機3以外の他の受信機3に正確に送信できない場合であっても、この異常報知情報を含む信号の送信を従来とは異なる技術により達成できている場合には、本願発明の課題が解決されている。
(送信機の処理について)
上記実施の形態1〜4では、異常報知情報を含む信号の送信に関する処理、異常取消し情報を含む信号の送信に関する処理、及び異常確認情報を含む信号の送信に関する処理を行うと説明したが、これに限られない。例えば、異常報知情報を含む信号を送信する処理のみを行う場合には、SA5〜SA10の処理を省略してもよい。このような場合に、受信機3の処理において、SB3〜SB7、SB11〜SB15の処理を省略することができる。
あるいは、異常報知情報を含む信号の送信に関する処理、及び異常取消し情報を含む信号の送信に関する処理のみを行う場合には、SA6〜SA8の処理を省略してもよい。このような場合に、受信機3の処理において、SB4〜SB6、SB13、SB14の処理を省略することができる。
あるいは、異常報知情報を含む信号の送信に関する処理、及び異常確認情報を含む信号の送信に関する処理のみを行う場合には、SA5、SA9、SA10の処理を省略してもよい。このような場合に、受信機3の処理において、SB3、SB7、SB11、SB12、SB15の処理を省略することができる。
また、上記実施の形態1〜4では、SA4の処理においては、制御部25は、SA3にて特定された受信機3に対して、異常報知情報を含む信号を送信させると説明したが、例えば、SA3にて特定された受信機3に加えて、異常信号が送信された受信機3に対しても、この異常報知情報を含む信号を送信させてもよい。あるいは、SA3にて特定された受信機3に加えて、SA3にて特定されなかった受信機3に対しても、この異常報知情報を含む信号を送信させてもよい。
また、上記実施の形態1〜4では、SA2の処理の具体例において、住戸Aに設置された受信機3から、当該住戸Aで異常が発生した旨を示す異常信号が受信された場合に、住戸Aで異常が発生した旨を報知するための異常報知情報が生成されると説明したが、これに限られない。例えば、複数の受信機3から異常信号が受信された場合、複数の住戸で異常が発生した旨を報知するための異常報知情報が生成されてもよい(SA7、SA9の処理についても同様)。
(受信機の処理について)
上記実施の形態1〜4では、SB3の処理において、制御部38は、操作部36によって、当該受信機3の設置場所で発生した異常が取消された旨を示す信号の送信に関する入力が受け付けられたか否かを判定すると説明したが、例えば、移報端子35によって、当該受信機3の設置場所で発生した異常が取消された旨を示す信号の送信に関する入力が受け付けられたか否かを判定してもよい。具体的には、図示しない外部機器から、異常状態から復旧した旨を示す復旧信号が移報端子35に入力された場合には、当該受信機3の設置場所で発生した異常が取消された旨を示す信号の送信に関する入力が受け付けられたと判定する。一方、この復旧信号が移報端子35に入力されなかった場合には、当該受信機3の設置場所で発生した異常が取消された旨を示す信号の送信に関する入力が受け付けられなかったと判定する。
(付記)
付記1の送信機は、告知放送信号を複数の受信機に送信する送信機であって、各受信機から、当該各受信機の設置場所で異常が発生した旨を示す異常信号を受信する受信手段と、前記受信手段によって、前記複数の受信機の少なくとも一つの受信機から前記異常信号が受信された場合に、当該異常信号が送信された受信機の設置場所で異常が発生した旨を報知するための異常報知情報を生成する異常報知情報生成手段と、前記異常報知情報生成手段にて生成された前記異常報知情報を、前記異常信号が送信された受信機以外の他の受信機に出力させるために、当該異常報知情報を含む信号を当該他の受信機に送信する送信手段とを備えている。
付記2の送信機は、付記1に記載の送信機において、前記受信機を一意に識別するための個別アドレスを特定するための個別アドレス情報同士を、相互に関連付けて格納する個別アドレス情報格納手段と、前記個別アドレス情報に基づいて、前記送信手段の制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記受信手段によって、前記複数の受信機の少なくとも一つの受信機から前記個別アドレス情報が付加された前記異常信号が受信された場合に、当該付加された前記個別アドレス情報と関連付けられた個別アドレス情報を前記個別アドレス情報格納手段から特定し、当該特定した前記個別アドレス情報に基づいて、前記異常報知情報を含む信号を前記送信手段によって送信させる。
付記3の送信機は、付記1に記載の送信機において、前記受信機が属するグループを一意に識別するためのグループアドレスを特定するためのグループアドレス情報と、前記受信機を一意に識別するための個別アドレスを特定するための個別アドレス情報とを、相互に関連付けて格納するグループアドレス情報格納手段と、前記個別アドレス情報に基づいて、前記送信手段の制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記受信手段によって、前記複数の受信機の少なくとも一つの受信機から前記グループアドレス情報が付加された前記異常信号が受信された場合に、当該付加された前記グループアドレス情報に対応する個別アドレス情報を前記グループアドレス情報格納手段から特定し、当該特定した前記個別アドレス情報に基づいて、前記異常報知情報を含む信号を前記送信手段によって送信させる。
付記4の送信機は、付記2又は3に記載の送信機において、前記個別アドレス情報と、前記受信機の位置関係を特定するための位置関係情報とを、相互に関連付けて格納している位置関係情報格納手段を備え、前記制御手段は、前記受信手段によって、前記複数の受信機の少なくとも一つの受信機から前記異常信号が受信された場合に、前記位置関係情報格納手段に格納された前記位置関係情報を参照して、前記異常信号が送信された受信機と所定の位置関係にある受信機の個別アドレス情報を特定し、当該特定した個別アドレス情報に基づいて、前記異常報知情報を含む信号を前記送信手段によって送信させる。
付記5の送信機は、付記1から4のいずれか一項に記載の送信機において、前記受信手段は、前記異常信号が送信された受信機以外の他の受信機の少なくとも一つの受信機から、当該異常信号が送信された受信機の設置場所で発生した異常の確認に向かう旨を示す信号を受信し、前記異常報知情報生成手段は、前記受信手段によって、前記異常信号が送信された受信機の設置場所で発生した異常の確認に向かう旨を示す信号が受信された場合に、前記異常信号が送信された受信機の設置場所で発生した異常の確認に向かっている旨を示す異常確認情報を生成し、前記送信手段は、前記異常報知情報生成手段にて生成された前記異常確認情報を、前記異常信号が送信された受信機に出力させるために、当該異常確認情報を含む信号を当該受信機に送信する。
付記6の送信機は、付記1から5のいずれか一項に記載の送信機において、前記受信手段は、前記異常信号が送信された受信機から、当該受信機の設置場所で発生した異常が取消された旨を示す信号を受信し、前記異常報知情報生成手段は、前記受信手段によって、前記異常信号が送信された受信機の設置場所で発生した異常が取消された旨を示す信号が受信された場合に、当該異常が取消された旨を示す異常取消し情報を生成し、前記送信手段は、前記異常報知情報生成手段にて生成された前記異常取消し情報を、前記異常信号が送信された受信機以外の他の受信機に出力させるために、当該異常取消し情報を含む信号を当該他の受信機に送信する。
付記7の受信機は、送信機から告知放送信号を受信して告知放送を行う受信機であって、当該受信機の設置場所で異常が発生した旨の入力を受け付ける異常入力手段と、前記送信機から当該受信機以外の他の受信機の設置場所で異常が発生した旨を報知するための異常報知情報を含む信号を受信する報知情報受信手段と、前記異常入力手段によって、前記異常が発生した旨の入力が受け付けられた場合に、当該受信機の設置場所で異常が発生した旨を示す異常信号を前記送信機に送信する異常信号送信手段と、前記報知情報受信手段によって、前記送信機から前記異常報知情報を含む信号が受信された場合に、当該異常報知情報を出力する出力手段とを備えている。
付記8の告知放送システムは、送信機から告知放送信号を複数の受信機に送信し、当該送信された告知放送信号を各受信機にて受信し、当該受信した告知放送信号に基づく告知放送を各受信機にて行う告知放送システムであって、各受信機は、当該各受信機の設置場所で異常が発生した旨の入力を受け付ける異常入力手段と、前記異常入力手段によって前記異常が発生した旨の入力が受け付けられた場合に、当該受信機の設置場所で異常が発生した旨を示す異常信号を前記送信機に送信する異常信号送信手段と、前記送信機から所定情報を含む信号を受信する報知情報受信手段と、前記報知情報受信手段によって受信された前記所定情報を出力する出力手段と、を備え、前記送信機は、各受信機から前記異常信号を受信する受信手段と、前記受信手段によって、前記複数の受信機の少なくとも一つの受信機から前記異常信号が受信された場合に、当該異常信号が送信された受信機の設置場所で異常が発生した旨を報知するための異常報知情報を生成する異常報知情報生成手段と、前記異常報知情報生成手段にて生成された前記異常報知情報を、前記異常信号が送信された受信機以外の他の受信機に出力させるために、当該異常報知情報を含む信号を当該他の受信機に送信する送信手段と、を備え、前記異常信号が送信された受信機以外の他の受信機の前記報知情報受信手段によって、前記送信機から前記異常報知情報を含む信号が受信された場合に、当該他の受信機の前記出力手段は、当該異常報知情報を出力する。
(付記の効果)
付記1に記載の送信機によれば、受信手段によって、複数の受信機の少なくとも一つの受信機から異常信号が受信された場合に、異常報知情報生成手段は、当該異常信号が送信された受信機の設置場所で異常報知情報を生成し、送信手段は、この異常報知情報を含む信号を当該他の受信機に送信するので、当該他の受信機のユーザに対して、異常信号が送信された受信機の設置場所で異常が発生したことを迅速、且つ確実に知らせることができ、住戸間連携の迅速性や確実性を向上させることができる。
付記2に記載の送信機によれば、制御手段は、受信手段によって、複数の受信機の少なくとも一つの受信機から個別アドレス情報が付加された異常信号が受信された場合に、当該付加された個別アドレス情報と関連付けられた個別アドレス情報に基づいて、異常報知情報を含む信号を送信手段によって送信させるので、異常信号が送信された受信機と関連のある受信機のユーザに対して、異常信号が送信された受信機の設置場所で異常が発生したことを知らせることができ、状況に応じた住戸間連携を行うことができる。
付記3に記載の送信機によれば、制御手段は、受信手段によって、複数の受信機の少なくとも一つの受信機からグループアドレス情報が付加された異常信号が受信された場合に、当該付加されたグループアドレス情報に対応する個別アドレス情報に基づいて、異常報知情報を含む信号を送信手段によって送信させるので、異常信号が送信された受信機と同じグループに属する受信機のユーザに対して、異常信号が送信された受信機の設置場所で異常が発生したことを知らせることができ、状況に応じた住戸間連携を行うことができる。
付記4に記載の送信機によれば、制御手段は、受信手段によって、複数の受信機の少なくとも一つの受信機から異常信号が受信された場合に、異常信号が送信された受信機と所定の位置関係にある受信機の個別アドレス情報に基づいて、異常報知情報を含む信号を送信手段によって送信させるので、例えば、異常信号が送信された受信機と関連のある受信機(あるいは、異常信号が送信された受信機と同じグループに属する受信機)のうち、同じ地区の受信機のユーザに対して、異常信号が送信された受信機の設置場所で異常が発生したことを知らせることができ、状況に応じた住戸間連携を一層行うことができる。
付記5に記載の送信機によれば、受信手段によって、異常信号が送信された受信機の設置場所で発生した異常の確認に向かう旨を示す信号が受信された場合に、異常報知情報生成手段は異常確認情報を生成し、送信手段はこの異常確認情報を含む信号を当該受信機に送信するので、異常信号が送信された受信機のユーザに対して、当該異常の確認に向かっていることを知らせることができ、住戸間連携を強化することができる。
付記6に記載の送信機によれば、受信手段によって、異常信号が送信された受信機の設置場所で発生した異常が取消された旨を示す信号が受信された場合に、異常報知情報生成手段は異常取消し情報を生成し、送信手段はこの異常取消し情報を含む信号を当該他の受信機に送信するので、当該他の受信機のユーザに対して、異常信号が送信された受信機の設置場所で発生した異常が取消されたことを知らせることができ、住戸間連携を一層強化することができる。
付記7に記載の受信機によれば、異常入力手段によって、異常が発生した旨の入力が受け付けられた場合に、異常信号送信手段は異常信号を送信機に送信するので、当該受信機から送信機への異常信号の送信を迅速に行うことができる。また、報知情報受信手段によって、送信機から異常報知情報を含む信号が受信された場合に、出力手段は当該異常報知情報を出力するので、当該受信機のユーザに対して、異常信号が送信された受信機の設置場所で異常が発生したことを確実に知らせることができる。以上のことから、住戸間連携の迅速性や確実性を向上させることができる。
付記8に記載の告知放送システムによれば、異常信号が送信された受信機以外の他の受信機の報知情報受信手段によって、送信機から異常報知情報を含む信号が受信された場合に、当該他の受信機の出力手段は、当該異常報知情報を出力するので、当該他の受信機のユーザに対して、異常信号が送信された受信機の設置場所で異常が発生したことを迅速、且つ確実に知らせることができ、住戸間連携の迅速性や確実性を向上させることができる
1 告知放送システム
2 送信機
3 受信機
9 伝送系統
20、30 通信部
21、36 操作部
22 出力部
23 マイク
24 BGM源
25、38 制御部
25a 異常報知情報生成部
26、39 記憶部
26a 個別アドレステーブル
26b グループアドレステーブル
30a 報知情報受信部
30b 異常信号送信部
30c 応答信号送信部
31 音声切換え部
32 音量調整部
33、92 アンプ
34 スピーカ
35 移報端子
36a 告知再生スイッチ
36b FM放送選択スイッチ
36c ボリュームスイッチ
37 表示部
37a 電源表示灯
37b 緊急放送表示灯
37c 一般放送表示灯
40 音声情報格納部
41 筐体
41a 正面カバー
41b 背面カバー
42 音響孔
90 ヘッドエンド
91 伝送線路
93 分配増幅器
94 分配器
95 保安器

Claims (7)

  1. 告知放送信号を複数の受信機に送信する送信機であって、
    各受信機から、当該各受信機の設置場所で異常が発生した旨を示す異常信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって、前記複数の受信機の少なくとも一つの受信機から前記異常信号が受信された場合に、当該異常信号が送信された受信機の設置場所で異常が発生した旨を報知するための異常報知情報を生成する異常報知情報生成手段と、
    前記異常報知情報生成手段にて生成された前記異常報知情報を、前記異常信号が送信された受信機以外の他の受信機に出力させるために、当該異常報知情報を含む信号を当該他の受信機に送信する送信手段と、を備え、
    前記受信手段は、
    前記異常信号が送信された受信機以外の他の受信機の少なくとも一つの受信機から、当該異常信号が送信された受信機の設置場所で発生した異常への対処を行う旨を示す信号を受信し、
    前記異常報知情報生成手段は、
    前記受信手段によって、前記異常信号が送信された受信機の設置場所で発生した異常への対処を行う旨を示す信号が受信された場合に、前記異常信号が送信された受信機の設置場所で発生した異常への対処を行う旨を示す情報を生成し、
    前記送信手段は、
    前記異常報知情報生成手段にて生成された前記異常への対処を行う旨を示す情報を、前記異常信号が送信された受信機に出力させるために、当該異常への対処を行う旨を示す情報を含む信号を当該受信機に送信する、
    送信機。
  2. 前記受信機を一意に識別するための個別アドレスを特定するための個別アドレス情報同士を、相互に関連付けて格納する個別アドレス情報格納手段と、
    前記個別アドレス情報に基づいて、前記送信手段の制御を行う制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記受信手段によって、前記複数の受信機の少なくとも一つの受信機から前記個別アドレス情報が付加された前記異常信号が受信された場合に、当該付加された前記個別アドレス情報と関連付けられた個別アドレス情報を前記個別アドレス情報格納手段から特定し、当該特定した前記個別アドレス情報に基づいて、前記異常報知情報を含む信号を前記送信手段によって送信させる、
    請求項1に記載の送信機。
  3. 前記受信機が属するグループを一意に識別するためのグループアドレスを特定するためのグループアドレス情報と、前記受信機を一意に識別するための個別アドレスを特定するための個別アドレス情報とを、相互に関連付けて格納するグループアドレス情報格納手段と、
    前記個別アドレス情報に基づいて、前記送信手段の制御を行う制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記受信手段によって、前記複数の受信機の少なくとも一つの受信機から前記グループアドレス情報が付加された前記異常信号が受信された場合に、当該付加された前記グループアドレス情報に対応する個別アドレス情報を前記グループアドレス情報格納手段から特定し、当該特定した前記個別アドレス情報に基づいて、前記異常報知情報を含む信号を前記送信手段によって送信させる、
    請求項1に記載の送信機。
  4. 前記個別アドレス情報と、前記受信機の位置関係を特定するための位置関係情報とを、相互に関連付けて格納している位置関係情報格納手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記受信手段によって、前記複数の受信機の少なくとも一つの受信機から前記異常信号が受信された場合に、前記位置関係情報格納手段に格納された前記位置関係情報を参照して、前記異常信号が送信された受信機と所定の位置関係にある受信機の個別アドレス情報を特定し、当該特定した個別アドレス情報に基づいて、前記異常報知情報を含む信号を前記送信手段によって送信させる、
    請求項2又は3に記載の送信機。
  5. 前記受信手段は、
    前記異常信号が送信された受信機から、当該受信機の設置場所で発生した異常が取消された旨を示す信号を受信し、
    前記異常報知情報生成手段は、
    前記受信手段によって、前記異常信号が送信された受信機の設置場所で発生した異常が取消された旨を示す信号が受信された場合に、当該異常が取消された旨を示す異常取消し情報を生成し、
    前記送信手段は、
    前記異常報知情報生成手段にて生成された前記異常取消し情報を、前記異常信号が送信された受信機以外の他の受信機に出力させるために、当該異常取消し情報を含む信号を当該他の受信機に送信する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の送信機。
  6. 送信機から告知放送信号を受信して告知放送を行う受信機であって、
    当該受信機の設置場所で異常が発生した旨の入力を受け付ける異常入力手段と、
    前記異常入力手段によって、前記異常が発生した旨の入力が受け付けられた場合に、当該受信機の設置場所で異常が発生した旨を示す異常信号を前記送信機に送信する異常信号送信手段と、
    前記送信機から当該受信機以外の他の受信機の設置場所で異常が発生した旨を報知するための異常報知情報を含む信号を受信する報知情報受信手段と、
    前記報知情報受信手段によって、前記送信機から前記異常報知情報を含む信号が受信された場合に、当該異常報知情報を出力する出力手段と、
    当該受信機に対する各種の操作を行うための操作手段と、
    当該受信機以外の他の受信機の設置場所で発生した異常への対処を行う旨を示す信号の送信に関する入力が前記操作手段を介して受け付けられた場合に、当該異常への対処を行う旨を示す信号を前記送信機に送信する応答信号送信手段と、
    を備える受信機。
  7. 送信機から告知放送信号を複数の受信機に送信し、当該送信された告知放送信号を各受信機にて受信し、当該受信した告知放送信号に基づく告知放送を各受信機にて行う告知放送システムであって、
    各受信機は、
    当該各受信機の設置場所で異常が発生した旨の入力を受け付ける異常入力手段と、
    前記異常入力手段によって前記異常が発生した旨の入力が受け付けられた場合に、当該受信機の設置場所で異常が発生した旨を示す異常信号を前記送信機に送信する異常信号送信手段と、
    前記送信機から所定情報を含む信号を受信する報知情報受信手段と、
    前記報知情報受信手段によって受信された前記所定情報を出力する出力手段と、
    当該受信機に対する各種の操作を行うための操作手段と、
    当該受信機以外の他の受信機の設置場所で発生した異常への対処を行う旨を示す信号の送信に関する入力が前記操作手段を介して受け付けられた場合に、当該異常への対処を行う旨を示す信号を前記送信機に送信する応答信号送信手段と、を備え、
    前記送信機は、
    各受信機から前記異常信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって、前記複数の受信機の少なくとも一つの受信機から前記異常信号が受信された場合に、当該異常信号が送信された受信機の設置場所で異常が発生した旨を報知するための異常報知情報を生成する異常報知情報生成手段と、
    前記異常報知情報生成手段にて生成された前記異常報知情報を、前記異常信号が送信された受信機以外の他の受信機に出力させるために、当該異常報知情報を含む信号を当該他の受信機に送信する送信手段と、を備え、
    前記異常信号が送信された受信機以外の他の受信機の前記報知情報受信手段によって、前記送信機から前記異常報知情報を含む信号が受信された場合に、当該他の受信機の前記出力手段は、当該異常報知情報を出力し、
    前記受信手段は、
    前記異常信号が送信された受信機以外の他の受信機の少なくとも一つの受信機から、当該異常信号が送信された受信機の設置場所で発生した異常への対処を行う旨を示す信号を受信し、
    前記異常報知情報生成手段は、
    前記受信手段によって、前記異常信号が送信された受信機の設置場所で発生した異常への対処を行う旨を示す信号が受信された場合に、前記異常信号が送信された受信機の設置場所で発生した異常への対処を行う旨を示す情報を生成し、
    前記送信手段は、
    前記異常報知情報生成手段にて生成された前記異常への対処を行う旨を示す情報を、前記異常信号が送信された受信機に出力させるために、当該異常への対処を行う旨を示す情報を含む信号を当該受信機に送信する、
    告知放送システム。
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