JP5996607B2 - 手動弁 - Google Patents

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Description

本発明は、手動弁に関し、特に、弁開度をロックするロック機構を備えた手動弁に関する。
従来、原子力発電所等のプラント設備の各種の配管系に設けられた手動弁の弁開度を調節して使用する場合、弁開度を所定の開度に調節した後に、弁ハンドルに金属製のチェーンを装着して南京錠をかけることにより、開度をロックすることが行われている。
しかし、上記のような方法では、配管内の流体の影響による振動、配管系全体からの振動等により、弁ハンドルの振れ回りによる開度ずれが生じることがあり、流量又は圧力が変化する問題が生じる。
上記のような問題に対処する技術が特許文献1〜3に記載されている。
特許文献1に記載の技術(手動弁の弁開度維持機構)は、弁棒に取り付けた可動側噛合部材と、ヨーク側に取り付けた固定側噛合部材とを備え、可動側噛合部材と固定側噛合部材とを相互に噛合させた上で、ロックナットを締め付けることにより、弁開度をロックするように構成したものである。
また、特許文献2に記載の技術(ロック装置付き回転バルブ)は、回転ハンドルに歯車部材を一体に取り付け、ケーシングに基板を取り付け、基板に移動可能に、かつ、歯車部材と係合可能に係止部材を設け、係止部材を歯車部材に係合させることにより、回転ハンドルの回転をロックするように構成したものである。
さらに、特許文献3に記載の技術(バルブ)は、ハンドルと一体に回転する複数の調整孔を有する円盤部材と、複数の調整孔に対向する固定孔が設けられたボディに固定される固定腕と、円盤部材の調整孔及び固定腕の固定孔に挿通される挿通部材とを備えたものである。
ところで、特許文献1に記載の技術は、人力によってロックナットを締め付ける必要があるため作業性が悪い。また、高温流体が作用している場合には、ロックが加熱されるため、断熱性を有する工具を使用する必要があり、専用の工具を用意しておく必要がある。
また、特許文献2に記載の技術は、歯車部材、係止部材、及び係止部材を移動させる機構が必要になるため、構成部品の点数が多くなるとともに、構造が複雑になる。
さらに、特許文献3に記載の技術は、挿通部材を挿通させる調整孔及び固定孔のピッチが限定されるため、弁開度を細密に調整してロックすることができない。
特開平8−296764号公報 特開2011−2003号公報 特開2012−112408号公報
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、配管系からの振動等により開度ずれが生じることがなく、また、構造が簡単で製造コストを削減でき、また、弁開度を細密にロックすることができ、さらに、専用の工具を使用することなく、弁開度をロックすることができて、作業性を高めることができる手動弁を提供することを目的とする。
上記のような課題を解決するために、本発明は、以下のような手段を採用している。
すなわち、本発明は、ボディと、該ボディに、軸周りに回転しながら上下方向に移動可能に設けられるとともに、下端に設けられた弁体により弁開度を調節可能な弁棒とを備えた手動弁であって、前記弁棒に沿って上下方向に移動可能、かつ、回転不能な第1噛合部材と、前記弁棒に固定されるとともに、前記第1噛合部材と相互に噛合可能な第2噛合部材と、前記第1噛合部材を上下方向に移動させるロックハンドルとを有するロック機構を備え、前記弁棒には、上下方向に移動可能にスリーブが設けられ、該スリーブの下端に前記第1噛合部材が一体に設けられ、前記スリーブには表示板が設けられ、前記ボディには、前記表示板の上下方向の位置を読み取ることにより、前記スリーブの下端の第1噛合部材の上下方向の位置を読み取る表示器が設けられていることを特徴とする。
本発明の手動弁によれば、ロック機構のロックハンドルを操作して、第1噛合部材を上下方向に移動させて、第1噛合部材と第2噛合部材とを相互に噛合させることにより、弁棒の弁体による弁開度を所定の開度にロックすることができる。従って、専用の工具を使用することなく、弁開度をロックする作業を容易に行うことができるので、作業性を向上させることができる。
また、ロックハンドルを操作して、スリーブを上下方向に移動させることにより、スリーブと一体に第1噛合部材を上下方向に移動させることができ、第1噛合部材と第2噛合部材とを相互に噛合させることができる。
また、スリーブ側の表示板の上下方向の位置をボディ側の表示器で読み取ることにより、第1噛合部材の上下方向の位置を読み取ることができるので、ロック機構により弁開度が所定の開度にロックされているか、或いはロックが解除されているかの確認を容易に行うことができる。
また、本発明は、ボディと、該ボディに、軸周りに回転しながら上下方向に移動可能に設けられるとともに、下端に設けられた弁体により弁開度を調節可能な弁棒とを備えた手動弁であって、前記弁棒に沿って上下方向に移動可能、かつ、回転不能な第1噛合部材と、前記弁棒に固定されるとともに、前記第1噛合部材と相互に噛合可能な第2噛合部材と、前記第1噛合部材を上下方向に移動させるロックハンドルとを有するロック機構を備え、前記第1噛合部材は、内周面に歯部を有する雌噛合部材であり、前記第2噛合部材は、外周面に前記雌噛合部材の歯部と噛合可能な歯部を有する雄噛合部材であることを特徴とする。
本発明の手動弁によれば、ロック機構のロックハンドルを操作して、雌噛合部材を上下方向に移動させて、雌噛合部材の歯部と雄噛合部材の歯部とを相互に噛合させることにより、弁棒の弁体による弁開度を所定の開度にロックすることができる。
また、本発明において、前記弁棒には、上下方向に移動可能にスリーブが設けられ、該スリーブの下端に前記第1噛合部材が一体に設けられていることとしてもよい。
また、本発明において、前記スリーブには表示板が設けられ、前記ボディには、前記表示板の上下方向の位置を読み取ることにより、前記スリーブの下端の第1噛合部材の上下方向の位置を読み取る表示器が設けられていることとしてもよい。
また、本発明において、前記ロックハンドルは、前記ボディに回転可能に設けられるとともに、内周面に雌ねじが設けられたボスを備え、前記スリーブの外周面には、前記ボスの雌ねじと相互に螺合する雄ねじが設けられていることとしてもよい。
本発明の手動弁によれば、ロックハンドルを回転させることにより、ロックハンドルのボスの内周面の雌ねじがスリーブの外周面の雄ねじに対して相対的に螺合回転し、ロックハンドルの回転に追従してスリーブが上下方向に移動することになる
また、本発明において、前記スリーブの外周面には、回転規制部が設けられるとともに、前記ボディには、前記回転規制部に当接して、前記スリーブを回転不能とする支持ガイドが設けられていることとしてもよい
本発明の手動弁によれば、スリーブの外周面の回転規制部にボディ側の支持ガイドが当接していることにより、スリーブが回転不能の状態とされているので、配管系からの振動等が作用しても、第1噛合部材と第2噛合部材とを噛合させた状態に保つことができ、弁棒、弁体、開度調節ハンドル等が振れ回るようなことはなく、弁開度を所定の開度に保つことができる
以上、説明したように、本発明の手動弁によれば、配管系からの振動等により開度ずれが生じることがない。また、構造を簡単にすることができ、製造コストを削減できる。また、弁開度を細密にロックすることができる。さらに、専用の工具を使用することなく、弁開度をロックすることができ、作業性を高めることができる。
本発明による手動弁の一実施の形態の全体を示した概略断面図であって、ロック機構による弁開度のロックが解除された状態を示す概略断面図である。 図1のA−A線に沿って見た断面図である。 図1のB−B線に沿って見た断面図である。 ロック機構の雌噛合部材と雄噛合部材の関係を示した説明図である。 図4のC矢視図である。 表示器と表示板との関係を示した説明図である。 図1の手動弁のロック機構により弁開度がロックがされた状態を示す概略断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図7には、本発明による手動弁の一実施の形態が示されている。本実施の形態の手動弁1は、図1及び図7に示すように、内部に弁室4が設けられるとともに、弁室4に連通する流入口6と流出口7とが設けられ、かつ、弁室4の流入口6と流出口7との境界部に弁座5が設けられるボディ2と、ボディ2の上部に、軸周りに回転しながら上下方向に移動可能に設けられるとともに、下端に設けられた弁体31がボディ2の弁室4内に挿入され、かつ、弁体31がボディ2の弁座5に接近又は離隔することにより弁開度を調節する弁棒30と、弁棒30を回転させながら上下方向に移動させる開度調節ハンドル33と、弁棒30とボディ2との間に設けられるとともに、開度調節ハンドル33を回転方向の所定の位置に固定することにより、弁体31による弁開度をロックするロック機構40とを備えている。
ボディ2は、図1及び図7に示すように、弁室4、流入口6、流出口7、弁座5、及び弁室4に連通する孔3aが設けられる下ボディ3と、下ボディ3の上部に設けられるとともに、孔3aに連通する孔8aが中央部に設けられ、かつ、上部に中央部に挿通孔11を有する板状の蓋部材10がボルト12によって固定されるボンネット8と、ボンネット8の上部に設けられるとともに、内部にボンネット8の孔8aに連通する下空間14が設けられ、かつ、上部に下空間14に連通する貫通孔15が設けられる中ボディ13と、中ボディ13の上部に回転可能に設けられるとともに、内部に下空間14に連通する上空間21が設けられ、かつ、上下に上空間21に連通する貫通孔23、25がそれぞれ設けられる上ボディ20とから構成されている。
中ボディ13の上部の貫通孔15の内周面には、図1及び図2に示すように、6つの直方体状の支持ガイド16が等配に設けられ、これらの6つの支持ガイド16の内面側に上下方向を向く断面六角形状の空間が形成され、これらの支持ガイド16によって後述するロック機構40のスリーブ41が上下方向に移動可能、かつ、回転不能に支持されている。
なお、各支持ガイド16は、貫通孔15の内面にボルト19によって固定された環状の支持リング18の内面側に当該ボルト19によって固定されている。
上ボディ20は、図1及び図7に示すように、上部中央に貫通孔23が設けられる上部ボディ22と、下部中央に貫通孔25が設けられる下部ボディ24と、上部ボディ22と下部ボディ24とを連結する複数のボルト・ナット26とから構成されている。
下部ボディ24の貫通孔25に臨む部分には、内方に環状に突出する係合突起27が一体に設けられ、この係合突起27を支持ガイド16の外周面に設けられた係合溝17内に係合させることにより、上ボディ20が中ボディ13の上部に回転可能に設けられている。
弁棒30は、図1及び図7に示すように、棒状をなすものであって、上方から上ボディ20の貫通孔23、上空間21、貫通孔25、中ボディ13の貫通孔15、下空間14、ボンネット8の孔8a、及び下ボディ3の孔3aを挿通して下端の弁体31が下ボディ3の弁室4内に挿入され、弁棒30の上ボディ20から上方に突出している上端に開度調節ハンドル33が固定されている。
弁棒30の下端部(弁体31の上方の部分)の周面には雄ねじ30aが設けられ、この雄ねじ3aがボンネット8の孔aの下側の部分と下ボディ3の孔3aとの間に嵌合された筒状のブッシュ9の内面の雌ねじ9aと螺合するようになっている。
開度調節ハンドル33を回転させると、弁棒30側の雄ねじ3aがボディ2側の雌ねじ9aに対して螺合しているので、弁棒30は回転しながら上下方向に移動して、弁棒30の下端の弁体31が弁室4の弁座5に接近又は離隔することにより、弁開度が調整される。
弁棒30の雄ねじ3aの上方の部分の周面には、環状のガスケット34が複数段に設けられ、これらのガスケット34によってボンネット8の孔8aの上側の部分の内面と弁棒30の周面との間がシールされ、弁室4から孔8aを介して下空間14内に流体が漏出するのが防止される。
ガスケット34は、孔8aの内面に装着されている上下一対のストップリング35、36と、ストップリング35の上部に装着されているブッシュ37と、ストップリング36の下部に装着されているブッシュ9とにより、上下方向へのずれが防止されている。
ロック機構40は、弁棒30の周面上に上下方向に移動可能に設けられるスリーブ41と、上ボディ20の上部に固定されるとともに、スリーブ41を上下方向に移動させるロックハンドル51と、スリーブ41を上下方向に移動可能、かつ、回転不能に支持する支持ガイド16と、スリーブ41の下端に一体に設けられる第1噛合部材としての雌噛合部材47と、弁棒30の下空間14内に位置する部分に固定されるとともに、雌噛合部材47と相互に噛合可能な第2噛合部材としての雄噛合部材49とから構成されている。
雌噛合部材47及び雄噛合部材49としては、例えば、雌インボリュートスプラインと雄インボリュートスプラインとの組み合わせ等が挙げられる。
スリーブ41は、図1〜図5に示すように、略筒状をなすものであって、内周面側を弁棒30が挿通するようになっている。スリーブ41の外周面の上半分には雄ねじ43が設けられている。スリーブ41の外周面の下半分は、断面六角形状の回転規制部44に形成されるとともに、回転規制部44の上下端に上ストッパー45及び下ストッパー46がそれぞれ設けられ、これらのストッパー45、46が支持ガイド16の上下面に当接することにより、スリーブ41の上下方向の移動が規制される。
スリーブ41の上端には、図1及び図6に示すように、円板状の表示板57が固定され、この表示板57の上下方向の位置を後述するロックハンドル51の表示器58の目盛で読み取ることにより、スリーブ41の上下方向の位置、つまり、雌噛合部材47の上下方向の位置を読み取ることができる。
ロックハンドル51は、図1及び図3に示すように、内周面にスリーブ41の外周面の雄ねじ43と相互に螺合する雌ねじ53が設けられる筒状のボス52と、ボス52の外側に同心円状に設けられるリング状のリム54と、ボス52の外周面とリム54との間を放射状に連結する複数のアーム55とから構成され、ボス52の上部に上述した表示器58が設けられている。
ロックハンドル51は、ボス52の内周面の雌ねじ53をスリーブ41の外周面の雄ねじ43に螺合させた状態で、ボス52を複数のボルト56よって上ボディ20の上部に固定することにより、上ボディ20と一体化されている。
上記のように構成した本実施の形態の手動弁1は、開度調節ハンドル33を回転させることにより、開度調節ハンドル33の回転に追従して弁棒30が回転しながら上下方向に移動し、これにより、弁棒30の下端の弁体31が弁座5に対して接近又は離隔し、弁体31による弁開度が調節される。
また、開度調節ハンドル33を回転させて、弁体31による弁開度を調節した後に、図7に示すように、ロック機構40のロックハンドル51を回転させて、ロックハンドル51の回転に追従してスリーブ41を下方に移動させ、スリーブ41の下端の雌噛合部材47の歯部48に弁棒30側の雄噛合部材49の歯部50を対応させる。
この場合、スリーブ41は、外周面の雄ねじ43にロックハンドル51のボス52の内周面の雌ねじ53が螺合し、断面六角形状の回転規制部44に中ボディ13側の支持ガイド16が当接していることにより、回転が規制された状態でロックハンドル51の回転に追従して下方に移動することになる。
そして、開度調整ハンドル33により雌噛合部材47の回転方向の位置を微調整し、雌噛合部材47の歯部48を雄噛合部材49の歯部50と噛み合い可能な位置に合わせ、ロックハンドル51を更に回転させてスリーブ41を更に下降させて、スリーブ41側の上ストッパー45が中ボディ13側の支持ガイド16の上面に当接する下限位置まで下降させ、スリーブ41側の雌噛合部材47の歯部48と弁棒30側の雄噛合部材49の歯部50とを完全に噛合させる。
なお、スリーブ41が下限位置まで下降して、雌噛合部材47の歯部48と雄噛合部材49の歯部50とが完全に噛合した否かは、スリーブ41側の表示板57の上下方向の位置をロックハンドル51のボス52側の表示器58の目盛で読み取ることにより確認することができる。
上述のように、ロックハンドル51を回転操作して、スリーブ41側の雌噛合部材47の歯部48と弁棒30側の雄噛合部材49の歯部50とを噛合させることで、弁棒30を回転不能な状態にロックすることができるので、弁棒30と一体化された弁体31による弁開度をロックした状態とすることができる。
また、ロック機構40による弁開度のロックを解除するには、図7及び図1に示すように、ロック機構40のロックハンドル51を回転させて、ロックハンドル51の回転に追従してスリーブ41を上方に移動させて、スリーブ41の下端の雌噛合部材47の歯部48と弁棒30側の雄噛合部材49の歯部50との噛合状態を解除する。
この場合、スリーブ41側の下ストッパー46が支持ガイド16の下面に当接する位置までスリーブ41を上方に移動させ、雌噛合部材47が弁体31による弁開度の調整に影響のない上限位置まで退避させる。この雌噛合部材47の上限位置は、スリーブ41側の表示板57の上下方向の位置をロックハンドル51のボス52側の表示器58の目盛で読み取ることにより確認することができる。
上記のように構成した本実施の形態の手動弁1にあっては、ロック機構40のロックハンドル51を回転させて、スリーブ41と一体に雌噛合部材47を下降させて、雌噛合部材47の歯部48と弁棒30側の雄噛合部材49の歯部50とを相互に噛合させることにより、弁棒30の弁体31による弁開度を調節した開度にロックすることができる。
また、ロック機構40のロックハンドル51を回転させて、スリーブ41と一体に雌噛合部材47を上昇させて、雌噛合部材47の歯部48と弁棒30側の雄噛合部材49の歯部50との噛合状態を解除することにより、弁開度のロック状態を解除することができる。
従って、作業者は、ロック機構40のロックハンドル51を回転させるだけで、弁開度のロック、ロックの解除を行うことができるので、弁開度のロック、ロックの解除を専用の工具を使用することなく、また、高温の流体が作用している場合であっても、容易に、安全に行うことができ、作業性を高めることができる。
また、配管系からの振動等が作用しても、雌噛合部材47の歯部48と雄噛合部材49の歯部50とが噛合されているとともに、雌噛合部材47が設けられているスリーブ41がボディ2側の支持ガイド16によって回転不能の状態となっているので、弁棒30、弁体31、開度調節ハンドル33が振れ回って開度ずれが生じるようなことはない。
また、弁棒30の周面にスリーブ41を上下方向に移動可能に設けて、スリーブ41の下端に設けた雌噛合部材47の歯部48を弁棒30に設けた雄噛合部材49の歯部50と噛合させるように構成した簡単な構造のものであるので、製造コストを削減することができ、安価なものと提供することができる。
また、雌噛合部材47の歯部48及び雄噛合部材49の歯部50の歯数を多くすることにより、ロックできる弁開度を細密にすることができるので、より精密に弁開度をロックすることができる。
また、より精密な流量をコントロールが必要な場合には、弁座5のテーパ角度を緩やかにして、弁開度に対する流量増減を低くすることにより、雌噛合部材47と雄噛合部材49との噛合に要する微調整の影響を少なくすることができる。
また、スリーブ41側の表示板57の上下方向の位置をロックハンドル51のボス52側の表示器58の目盛で読み取ることにより、スリーブ41の上下方向の位置(雌噛合部材47の上下方向の位置)を確認することができるので、開度調節ハンドル33を操作して、開度調節ハンドル33が回るか否かの確認をすることなく、ロック機構40により弁開度がロックされた状態か、或いは、弁開度のロックが解除された状態かを容易に確認することができ、作業性を高めることができる。
なお、上記の説明においては、本発明による手動弁をニードル弁に適用したが、グローブ弁に適用してもよい。また、大型の手動弁だけでなく、小型の手動流量調節弁にも適用することができる。
1 手動弁
2 ボディ
3 下ボディ
3a 孔
4 弁室
5 弁座
6 流入口
7 流出口
8 ボンネット
8a 孔
9 ブッシュ
9a 雌ねじ
10 蓋部材
11 挿通孔
12 ボルト
13 中ボディ
14 下空間
15 貫通孔
16 支持ガイド
17 係合溝
18 支持リング
19 ボルト
20 上ボディ
21 上空間
22 上部ボディ
23 貫通孔
24 下部ボディ
25 貫通孔
26 ボルト・ナット
27 係合突起
30 弁棒
31 弁体
33 開度調節ハンドル
34 ガスケット
35 ストップリング
36 ストップリング
37 ブッシュ
40 ロック機構
41 スリーブ
43 雄ねじ
44 回転規制部
45 上ストッパー
46 下ストッパー
47 雌噛合部材
48 歯部
49 雄噛合部材
50 歯部
51 ロックハンドル
52 ボス
53 雌ねじ
54 リム
55 アーム
56 ボルト
57 表示板
58 表示器

Claims (6)

  1. ボディと、該ボディに、軸周りに回転しながら上下方向に移動可能に設けられるとともに、下端に設けられた弁体により弁開度を調節可能な弁棒とを備えた手動弁であって、
    前記弁棒に沿って上下方向に移動可能、かつ、回転不能な第1噛合部材と、前記弁棒に固定されるとともに、前記第1噛合部材と相互に噛合可能な第2噛合部材と、前記第1噛合部材を上下方向に移動させるロックハンドルとを有するロック機構を備え、
    前記弁棒には、上下方向に移動可能にスリーブが設けられ、該スリーブの下端に前記第1噛合部材が一体に設けられ、
    前記スリーブには表示板が設けられ、前記ボディには、前記表示板の上下方向の位置を読み取ることにより、前記スリーブの下端の第1噛合部材の上下方向の位置を読み取る表示器が設けられていることを特徴とする手動弁。
  2. ボディと、該ボディに、軸周りに回転しながら上下方向に移動可能に設けられるとともに、下端に設けられた弁体により弁開度を調節可能な弁棒とを備えた手動弁であって、
    前記弁棒に沿って上下方向に移動可能、かつ、回転不能な第1噛合部材と、前記弁棒に固定されるとともに、前記第1噛合部材と相互に噛合可能な第2噛合部材と、前記第1噛合部材を上下方向に移動させるロックハンドルとを有するロック機構を備え、
    前記第1噛合部材は、内周面に歯部を有する雌噛合部材であり、前記第2噛合部材は、外周面に前記雌噛合部材の歯部と噛合可能な歯部を有する雄噛合部材であることを特徴とする手動弁。
  3. 前記弁棒には、上下方向に移動可能にスリーブが設けられ、該スリーブの下端に前記第1噛合部材が一体に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の手動弁。
  4. 前記スリーブには表示板が設けられ、前記ボディには、前記表示板の上下方向の位置を読み取ることにより、前記スリーブの下端の第1噛合部材の上下方向の位置を読み取る表示器が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の手動弁。
  5. 前記ロックハンドルは、前記ボディに回転可能に設けられるとともに、内周面に雌ねじが設けられたボスを備え、前記スリーブの外周面には、前記ボスの雌ねじと相互に螺合する雄ねじが設けられていることを特徴とする請求項1、3又は4に記載の手動弁。
  6. 前記スリーブの外周面には、回転規制部が設けられるとともに、前記ボディには、前記回転規制部に当接して、前記スリーブを回転不能とする支持ガイドが設けられていることを特徴とする請求項5に記載の手動弁。
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