JP5988714B2 - 吸収性物品 - Google Patents
吸収性物品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5988714B2 JP5988714B2 JP2012131770A JP2012131770A JP5988714B2 JP 5988714 B2 JP5988714 B2 JP 5988714B2 JP 2012131770 A JP2012131770 A JP 2012131770A JP 2012131770 A JP2012131770 A JP 2012131770A JP 5988714 B2 JP5988714 B2 JP 5988714B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- absorbent article
- absorbent core
- absorbent
- core
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000002745 absorbent Effects 0.000 title claims description 235
- 239000002250 absorbent Substances 0.000 title claims description 235
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 claims description 45
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 23
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 19
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 19
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 11
- 230000035699 permeability Effects 0.000 claims description 7
- 230000006641 stabilisation Effects 0.000 claims description 3
- 238000011105 stabilization Methods 0.000 claims description 3
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 claims 4
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 74
- 210000002700 urine Anatomy 0.000 description 59
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 20
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 11
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 8
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 8
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 8
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 8
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 7
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 5
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 5
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 4
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 3
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 3
- 239000012943 hotmelt Substances 0.000 description 3
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 3
- 239000005060 rubber Substances 0.000 description 3
- KAKZBPTYRLMSJV-UHFFFAOYSA-N Butadiene Chemical compound C=CC=C KAKZBPTYRLMSJV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- RRHGJUQNOFWUDK-UHFFFAOYSA-N Isoprene Chemical compound CC(=C)C=C RRHGJUQNOFWUDK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 2
- 239000005871 repellent Substances 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 2
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 description 2
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 description 2
- 244000043261 Hevea brasiliensis Species 0.000 description 1
- 239000004831 Hot glue Substances 0.000 description 1
- 206010021639 Incontinence Diseases 0.000 description 1
- 239000002174 Styrene-butadiene Substances 0.000 description 1
- 210000001015 abdomen Anatomy 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000000740 bleeding effect Effects 0.000 description 1
- MTAZNLWOLGHBHU-UHFFFAOYSA-N butadiene-styrene rubber Chemical compound C=CC=C.C=CC1=CC=CC=C1 MTAZNLWOLGHBHU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 229920003052 natural elastomer Polymers 0.000 description 1
- 229920001194 natural rubber Polymers 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 229920001084 poly(chloroprene) Polymers 0.000 description 1
- 229920001200 poly(ethylene-vinyl acetate) Polymers 0.000 description 1
- 229920000098 polyolefin Polymers 0.000 description 1
- 229920002635 polyurethane Polymers 0.000 description 1
- 239000004814 polyurethane Substances 0.000 description 1
- 238000010298 pulverizing process Methods 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 1
- 238000009751 slip forming Methods 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 239000011115 styrene butadiene Substances 0.000 description 1
- 229920003048 styrene butadiene rubber Polymers 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 230000008961 swelling Effects 0.000 description 1
- 229920003051 synthetic elastomer Polymers 0.000 description 1
- 239000005061 synthetic rubber Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Description
また、特許文献4には、吸収性物品の前側部及び後側部に形成される立体ギャザーの固定部に内側接合部と外側接合部を設け、内側接合部より外側接合部の長さを長くすることでポケットを形成するものがある。
他方、弾性体の収縮力による吸収体の縮みを防止するために、弾性体の収縮力を弱くした場合には、吸収体の剛性に負けてしまい、吸収体を、全体的に船形形状に保つことが難しく、着用者の股間部に配して使用しても、肌との間に大きな空間を保つことが難しいため、尿が漏れ易くなる等の不都合が生じやすい。
下層吸収性コアは、吸収性物品の長手方向の中間領域に幅狭部を有し、該幅狭部の前後に該幅狭部より幅が広い前方幅広部及び後方幅広部を有しており、前方幅広部及び後方幅広部は、前記上層吸収性コアの両側縁の位置より幅方向外方に延出したフラップ部を有しており、該立体ギャザーは、該立体ギャザーの長手方向に沿う自由端の近傍に第1弾性体が伸長状態で配されており、吸収性物品の長手方向の端部領域においては、該自由端の近傍が前記上層吸収性コア上に固定されており、
前記立体ギャザーは、前記第1弾性体の配置位置から幅方向外方に離間した位置に、第2弾性体が、前方幅広部のフラップ部上から後方幅広部のフラップ部上に亘るように配されている吸収性物品を提供するものである。
本発明の一実施形態である尿とりパッド1(以下、パッド1ともいう)は、図1及び図2に示すように、液透過性の表面シート2と、液不透過性又は液難透過性(撥水性を含む概念)の防漏シート3と、表面シート2と防漏シート3との間に配された吸収体4とを具備する。
尿とりパッド1又は他の吸収性物品に関し、長手方向Xは、吸収性物品の着用時に、着用者の前後方向と一致する方向であり、幅方向Yは、該長手方向Xに直交する方向である。なお、尿とりパッド1又は他の吸収性物品の長手方向に関し、着用者の腹側に配される側を「前」又は「前側」、着用者の背側に配される側を「後」又は「後側」ともいう。「肌当接面」又は「肌当接面側」とは、吸収性物品又はその構成部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側に配される面又はその面側を意味する。「非肌当接面」又は「非肌当接面側」とは、吸収性物品又はその構成部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側とは反対側に配される面又はその面側を意味する。
但し、前後対称の構造としない場合や前後対称の構造とした場合の何れにおいても、前端部領域A及び後端部領域Bの何れかに、マークを付ける等して、前端部領域Aを着用者の腹側、後端部領域Bを着用者の背側に配されるように誘導しても良い。前端部領域A及び後端部領域Bは、例えば尿とりパッド1等を、その長手方向の全長を4等分して4領域に区分したときに両端に位置する領域である。
防漏シート3は、尿とりパッド1の幅より広い幅を有している。防漏シート3は、図2〜4に示すように、防漏シート3の両側部3Sが、パッド1の肌当接面側に巻き上げられている。巻き上げられた両側部3Sの内面側に、立体ギャザー形成材51が接合されている。立体ギャザー形成材51は、図2に示すように、表面シート2の両側部に接合された部位5cとは異なる部位5dが、防漏シート3に接合されている。
下層吸収性コア41及び上層吸収性コア42は、それぞれの4隅部が、円弧状にカットされていても良いし、斜めの直線でカットされていても良い。
また、立体ギャザー5は、パッド1の長手方向の端部領域A,Bのそれぞれにおいては、図4に示すように、前記自由端5aが一側縁5bより幅方向内方に位置するように伏倒した状態で、下層吸収性コア41上に固定されている。この固定部分をP2とし、図1及び図4中に示した。固定部分P2において、表面シート2における下層吸収コア41に位置する部分と、立体ギャザー5とは、公知の接合手段により固定されている。立体ギャザー5における、固定部分P2は、第2弾性体53の延長線上に位置する部分であることが好ましい。また、第2弾性体53は、固定部分P2内に存在していても良いし、存在していなくても良い。
そして、本実施形態の尿とりパッド1によれば、吸収体が長手方向に過度に縮むことによる、アウターへの位置決め性の悪化といった取り扱い性の低下や装着感の悪化といった不都合を回避できる。また、高さの高い防漏壁を形成でき、優れた漏れ防止性が得られる。
例えば、本実施形態の尿とりパッド1によれば、前方幅広部41a及び後方幅広部41bそれぞれのフラップ部41d,41eが、上層吸収性コアの側端縁421に沿って折れ曲がり易い。そのため、第1弾性体52が収縮して、立体ギャザー5が立ち上がる際に、図5に示すように、フラップ部41d,41eが、上層吸収性コアの側端縁421に沿って折れ曲がって起立する。また、下層吸収性コア41が幅狭部41cを有することによって、フラップ部41d,41eは、幅狭部41cに近づくにつれて起立角度が漸増する。そして、幅狭部41cの両側に、立体ギャザー5及びこれによって引っ張り上げられた表面シート2や防漏シート3からなる高さの高い防漏壁が形成される。
しかも、第1弾性体52が配された立体ギャザー5の自由端5aの近傍は、下層吸収性コア41と重ね合わされた上層吸収性コア42上に固定されている。下層吸収性コア41と上層吸収性コア42とが積層された部分は、パッド1の幅方向中央部に長手方向に延びて存在し、フラップ部41d,41eより剛性が高い。そのため、製品装着時に、吸収体の縮みにより尿とりパッド1全体が長手方向に収縮し、股下部分における位置のズレや弛みといった不都合が防止される。また、製品の幅が立体ギャザーの応力によって縮むといった不都合を生じることも防止される。また、第2弾性体53によって、フラップ部41d,41eを立ち上げることができると共に、股下部分に高さが高い防漏壁が形成されると共に伸縮によるフィット性をアップすることができる。
上層吸収性コア42の幅W2は、幅狭部41cにおける下層吸収性コア41の幅W1より狭いことが好ましく、該幅W1の70%以上96%以下がより好ましい。また、上層吸収性コア42の幅W2は、前方又は後方幅広部41a,41bにおける下層吸収性コア41の幅W3の、50%以上75%以下であることが好ましい。換言すれば、前方又は後方幅広部41a,41bにおける、前方又は後方フラップ部41d,41eが上層吸収性コア42の側縁421の位置より幅方向Yの外方に延出する長さW4は、前方又は後方幅広部41a,41bの全幅W5の25%以下、特に20%以下であることが好ましく、10%以上、特に12.5%以上であることが好ましい。また、上層吸収性コア42は、下層吸収性コアの長手方向Xの端縁を超えて同方向の外方に延出する部分を有することが好ましい。
これにより、股下部の防漏壁は、立体ギャザーの自由端5aから下層吸収体の股下部における側縁411までの間のより広い幅で形成されると共に防漏シート3によって起立部分の防水性を高めることができる。また、第2弾性体53の伸縮力を適宜調節することにより、防漏シート3の接着による伸縮性の低化の影響や、吸収体の剛性による伸縮性の低下の影響を抑えることが出来る。このため、股下部の防水性と伸縮の範囲が高く、フィット性が上がり股モレを防止することができる。
上層吸収性コア及び下層吸収性コアは、親水性繊維と吸水性ポリマーとの混合系であることが好ましい。また、上層吸収性コア及び下層吸収性コアは、それぞれの坪量が、100g/m2以上、特に150g/m2以上であることが好ましく、500g/m2以下、特に400g/m2以下であることが好ましい。
上層吸収性コアと下層吸収性コアとで、坪量が同じであっても異なっていても良い。
これにより、下層吸収性コアのフラップ部の起立性が向上し、尿とりパッド1の両側部に、一層確実に高さの高い防漏壁が形成される。側縁421と重なる位置とは、側縁421からの距離が10mm以内の範囲を含む意味である。
図示しないが、本実施形態においては、前方幅広部41a及び後方幅広部41bの略全長に亘ってエンボス溝が連続的に形成されている。これに代えて、前方幅広部41a及び後方幅広部41bの何れか一方のみに補助可撓軸43を形成してもよいし、前方幅広部41a及び後方幅広部41bに間欠的に複数のエンボスによる凹部を形成して補助可撓軸43とすることもできる。また、補助可撓軸43として、下層吸収性コアを貫通する溝、下層吸収性コアを貫通しない溝や圧搾溝、下層吸収性コアの厚みを薄くし、又は坪量を低くした部分等を設けてもよい。補助可撓軸43が形成される位置としては、側縁421からの距離が、10mm以内が好ましく、より好ましくは5mm以内である。
上層吸収性コアと下層吸収性コアとが重なっている部分の剛性と下層吸収性コアのフラップ部の剛性は、製品構成を出来るだけ維持しながら測定することが下層吸収性コアのフラップ部の起立性を評価する上で重要である。
つまり、両部位の剛性の測定方法は、以下の通りである。
先ず製品を展開し広げた状態で肌面側の立体ギャザーの弾性体を切り取る。次に、製品を長手方向の長さ50mmで切り出す。
上層吸収性コアと下層吸収性コアとが重なっている部分の剛性は、切り出された評価用サンプルの製品幅方向の中央部で、幅方向の曲げ剛性をハンドロメーターで測定する。ただし、評価用サンプルの折り曲げ部の吸収体に溝やスリット等がある場合は、その部分を外して測定することが好ましい。
一方、下層吸収性コアのフラップ部の剛性は、上層吸収体の側部411の境界部の位置で製品の幅方向の曲げ剛性を測定する。
評価用サンプルの製品長手方向の長さ(例えば上記の50mm)は、評価に使用する製品のサイズに左右されるため適宜変更しても良い。上層吸収性コアと下層吸収性コアとが重なっている部分と下層吸収性コアのフラップ部の剛性の測定は、上記の方法で簡単に測定することが出来る。曲げ剛性の測定機は、ハンドロメーターに変えてテーバーテスター、KES曲げ試験機等によっても測定することが出来る。
あるいは、各々の部位の吸収性コアとコアラップシートのみを含む状態で評価用サンプルを調整し、製品の幅方向に対応する方向に対しての曲げ剛性をハンドロメーターやテーバーテスター、KES曲げ試験機等を用いて測定することも出来る。
形状安定化シート40は、上層吸収性コアと下層吸収性コアとが重なっている部分の剛性を維持すると共に、湿潤時の液戻りを低減するものである。例えば、液透過性を有し、熱可塑性繊維からなる不織布製のシート、エアレイド不織布、ケミカルボンド不織布、あるいは熱可塑性の開孔フィルム等が好ましく用いられる。形状安定化シート40は、曲げ剛性は表面シート2より高く、嵩密度が小さいものがより好ましく用いられる。形状安定化シート40の坪量は、20〜50g/m2、好ましくは24〜45g/m2である。
なお、上層吸収性コア42の幅と形状安定化シート40の幅とが同一である場合には、形状安定化シート40の側縁が上層吸収性コアの側縁421よりも、幅方向Yの内方に20mm以内に位置する場合の他、幅方向Yの外方に10mm以内に位置する場合も含まれる。
なお、本実施形態の尿とりパッド1においては、上層吸収性コア42の肌当接面側であり、且つ図示しないコアラップシートの肌当接面側に、形状安定化シート40を配したが、上層吸収性コア42と下層吸収性コア41との間に、形状安定化シート40を配しても、同様の効果が得られる。
立体ギャザーに用いる第1弾性体及び第2弾性体の形成素材としては、例えば、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等を挙げることができる。弾性体の形態としては、断面が矩形、正方形、円形、楕円形又は多角形状等の糸状(糸ゴム等)、若しくは紐状(平ゴム等)のもの、又はマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を好ましく用いることができる。糸状の弾性体の繊度は、伸張力と伸度の関係から、400dtex以上であることが好ましく、上限に関しては1240dtex以下であることが好ましく、さらに好ましくは800dtex以下である。
立体ギャザー形成材51としては、例えば、スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド積層不織布(SMS不織布)やスパンボンド−メルトブローン−メルトブローン−スパンボンド不織布(SMMS不織布)等の耐水性の高い撥水性の不織布や、スパンボンド不織布や、スパンボンド不織布等の不織布と透湿性又は非透湿性の樹脂フィルムとの積層体等を用いることができる。
防漏シート3としては、合成樹脂製の液難透過性フィルムや、スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド積層不織布(SMS不織布)等の耐水圧が高い撥水性の不織布を用いることができる。防漏シート3が液難透過性である場合、該防漏シートは水蒸気透過性を有していてもよい。防漏性及び通気性の観点から、防漏シート3は、水蒸気透過性を有する合成樹脂製の液難透過性フィルムが好ましい。また、巻き上げられた両側部3Sと着用者の肌が密着せず、通気性を改善する観点から、液難透過性フィルムと外層不織布とが、ホットメルト等の接着剤によって一体化された複合シートが好ましい。
樹脂フィルム31の側縁31sを、外層不織布32で覆うことにより、樹脂フィルム31や複合シートのエッジが丸まり膨らみによって柔らかくなり、着用者の肌の傷つきを防止することが出来る。
<1>表面シート、防漏シート及び両シート間に配された吸収体を具備し、長手方向の両側部に立体ギャザーが配されており、前記吸収体が、下層吸収性コアと該下層吸収性コアの肌当接面側に積層された上層吸収性コアとを有する吸収性物品であって、
下層吸収性コアは、吸収性物品の長手方向の中間領域に幅狭部を有し、該幅狭部の前後に該幅狭部より幅が広い前方幅広部及び後方幅広部を有しており、前方幅広部及び後方幅広部は、前記上層吸収性コアの両側縁の位置より幅方向外方に延出したフラップ部を有しており、
前記立体ギャザーは、該立体ギャザーの長手方向に沿う自由端の近傍に、第1弾性体が伸長状態で配されており、吸収性物品の長手方向の端部領域においては、該自由端の近傍が前記上層吸収性コア上に固定されており、
前記立体ギャザーは、前記第1弾性体の配置位置から幅方向外方に離間した位置に、第2弾性体が、前方幅広部のフラップ部上から後方幅広部のフラップ部上に亘るように配されている、吸収性物品。
<3>前記上層吸収性コアの幅は、前記幅狭部における前記下層吸収性コアの幅より狭い、<1>から<2>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<4>前記上層吸収性コアの幅は、前記幅狭部における前記下層吸収性コアの幅の、70%以上であり、96%以下である、<1>から<3>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<5>前記上層吸収性コアは、前記下層吸収性コアの長手方向の端縁を超えて、長手方向の外方に延出する部分を有する、<1>から<4>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<7>前記下層吸収性コアの前方幅広部又は後方幅広部における前記上層吸収性コアの側縁と重なる位置に補助可撓軸が形成されている、<1>から<6>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<8>前記上層吸収性コアの肌当接面側又は非肌当接面側に、該上層吸収性の幅と同一の幅を有する形状安定化シートが配されている、<1>から<7>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<9>前記上層吸収性コアの肌当接面側及び非肌当接面側に、該上層吸収性の幅と同一の幅を有する形状安定化シートが配されている、<1>から<7>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<10>前記上層吸収性コアと前記下層吸収性コアとが重なっている部分の剛性が、該下層吸収性コアの前記フラップ部の剛性の1.5倍以上である、<1>から<9>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<12>前記防漏シートが、透湿性フィルムと該透湿性フィルムより幅の広い外層不織布とが一体化された複合シートからなり、樹脂フィルムの側縁から延出した外層不織布に、第3弾性体が固定されている、<1>から<10>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<13>前記防漏シートが、透湿性フィルムと該透湿性フィルムより幅の広い外層不織布とが一体化された複合シートからなり、樹脂フィルムの側縁から延出した外層不織布が、該樹脂フィルムの内面側に折り返されている、<12>に記載の吸収性物品。
<14>前記下層吸収性コア及び前記上層吸収性コアの少なくとも一方に、吸収性物品の長手方向の中央線に沿って延びる貫通孔が形成されている、<1>から<13>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<15>前記下層吸収性コア及び前記上層吸収性コアの少なくとも一方における、吸収性物品の長手方向の中央線を挟む両側それぞれに、吸収性物品の長手方向に延びる貫通孔が、該吸収性コアの側縁との間に間隔を設けて形成されている、<1>から<13>のいずれか1に記載の吸収性物品。
前記下層吸収性コア及び前記上層吸収性コアの両方に、前記貫通孔が形成されている、<14>から<15>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<17>前記下層吸収性コアの貫通孔及び前記上層吸収性コアの貫通孔が、互いに重なるように設けられた、<16>に記載の吸収性物品。
<18>前記吸収性物品が、パンツ型使い捨ておむつ、展開型使い捨ておむつ、及び、吸収体を有しないおむつカバーのいずれか1の肌当接面側に配置して用いる尿とりパッドである、<1>から<17>のいずれか1に記載の尿とりパッド。
<19>前記尿とりパッドは、少なくとも一方の長手方向の端部領域であり、前記防漏シートの非肌当接面側に、ズレ止め部が形成されている、<18>に記載の尿とりパッド。
<20>前記ズレ止め部が機械的面ファスナーであり、前記ファスナーの長手方向長さは、好ましくは15mm以下、より好ましくは13mm以下、更に好ましくは10mm以下である、<19>に記載の尿とりパッド。
前記の<19>から<20>の1に記載の前記尿とりパッドを、幅方向に沿う中央線に沿って、肌当接面側どうしが対向するように2つ折りし、その2つ折り状態の前記尿とりパッドを多数積層して包装袋に圧縮充填した、包装体。
<22>前記包装袋には、前記ズレ止め部と対向する面に、パッドを取り出すための開口部が形成される、<21>に記載の包装体。
2 表面シート
3 防漏シート
3S 防漏シートの巻き上げられた両側部
31 透湿性フィルム
32 外層不織布
4 吸収体
41 下層吸収性コア
41c 幅狭部
41b 前方幅広部
41d 前方フラップ部
41c 後方幅広部
41e 後方フラップ部
42 上層吸収性コア
43 補助可撓軸
5 立体ギャザー
51 立体ギャザー形成材
52 第1弾性体
53 第2弾性体
5a 立体ギャザーの自由端
55 第3弾性体
6 ズレ止め部
7 包装袋
Claims (9)
- 表面シート、防漏シート及び両シート間に配された吸収体を具備し、長手方向の両側部に立体ギャザーが配されており、前記吸収体が、下層吸収性コアと該下層吸収性コアの肌当接面側に積層された上層吸収性コアとを有する吸収性物品であって、
前記下層吸収性コアは、吸収性物品の長手方向の中間領域に幅狭部を有し、該幅狭部の前後に該幅狭部より幅が広い前方幅広部及び後方幅広部を有しており、前方幅広部及び後方幅広部は、前記上層吸収性コアの両側縁の位置より幅方向外方に延出したフラップ部を有しており、
前記立体ギャザーは、立体ギャザー形成材と、該立体ギャザー形成材に接合された第1弾性体及び第2弾性体とを有し、前記立体ギャザー形成材は、吸収性物品の長手方向の側部に固定された一側縁を有しており、
前記立体ギャザーは、該立体ギャザーの長手方向に沿う自由端の近傍に、前記第1弾性体が伸長状態で配されており、吸収性物品の長手方向の端部領域のそれぞれにおいては、該自由端が、前記立体ギャザー形成材の前記一側縁より幅方向内方に位置するように伏倒した状態で、該自由端の近傍が、前記表面シートにおける前記上層吸収性コア上に位置する部分に固定されており、
前記立体ギャザーは、前記第1弾性体の配置位置から幅方向外方に離間した位置に、前記第2弾性体が、前方幅広部のフラップ部上から後方幅広部のフラップ部上に亘るように配されている、吸収性物品。 - 前記防漏シートの両側部が肌当接面側に巻き上げられており、前記第2弾性体が、吸収性物品の展開状態において、巻き上げられた防漏シートの側縁と前記上層吸収性コアの両側縁との間に位置している、請求項1記載の吸収性物品。
- 前記下層吸収性コアの前方幅広部又は後方幅広部における前記上層吸収性コアの側縁と重なる位置に補助可撓軸が形成されている、請求項1又は2記載の吸収性物品。
- 前記上層吸収性コアの肌当接面側又は非肌当接面側に、該上層吸収性コアの幅と同一の幅を有する形状安定化シートが配されている、請求項1〜3の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 前記上層吸収性コアと前記下層吸収性コアとが重なっている部分の剛性が、該下層吸収性コアの前記フラップ部の剛性の1.5倍以上である、請求項1〜4の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 前記防漏シートが、透湿性の樹脂フィルムと該樹脂フィルムより幅の広い外層不織布とが一体化された複合シートからなり、前記樹脂フィルムの側縁から延出した前記外層不織布に、第3弾性体が固定されている、請求項1〜5の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 前記防漏シートが、透湿性の樹脂フィルムと該樹脂フィルムより幅の広い外層不織布とが一体化された複合シートからなり、前記樹脂フィルムの側縁から延出した前記外層不織布が、前記樹脂フィルムの内面側に折り返されている、請求項1〜6の何れかに記載の吸収性物品。
- 前記下層吸収性コア及び前記上層吸収性コアの少なくとも一方に、吸収性物品の長手方向の中央線に沿って延びる貫通孔が形成されている、請求項1〜7の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 前記下層吸収性コア及び前記上層吸収性コアの少なくとも一方における、吸収性物品の長手方向の中央線を挟む両側それぞれに、吸収性物品の長手方向に延びる貫通孔が、該吸収性コアの側縁との間に間隔を設けて形成されている、請求項1〜7の何れか1項に記載の吸収性物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012131770A JP5988714B2 (ja) | 2012-06-11 | 2012-06-11 | 吸収性物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012131770A JP5988714B2 (ja) | 2012-06-11 | 2012-06-11 | 吸収性物品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013255550A JP2013255550A (ja) | 2013-12-26 |
JP5988714B2 true JP5988714B2 (ja) | 2016-09-07 |
Family
ID=49952554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012131770A Active JP5988714B2 (ja) | 2012-06-11 | 2012-06-11 | 吸収性物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5988714B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022240199A1 (ko) * | 2021-05-11 | 2022-11-17 | 주식회사 엘지화학 | 흡수성 물품 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112015006982T5 (de) | 2015-10-30 | 2018-07-12 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Absorbierender artikel mit kanälen und elastischen formelementen |
JP6080935B1 (ja) | 2015-11-09 | 2017-02-15 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
JP6181797B1 (ja) * | 2016-03-30 | 2017-08-16 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
CN108247735B (zh) * | 2017-11-30 | 2024-02-13 | 湖南洁韵生活用品有限公司 | 一种自动接料婴儿尿不湿打孔成型生产线 |
JP7521992B2 (ja) | 2020-09-29 | 2024-07-24 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
JP7108735B1 (ja) * | 2021-03-25 | 2022-07-28 | 株式会社リブドゥコーポレーション | 吸収性物品 |
JP7108736B1 (ja) * | 2021-03-25 | 2022-07-28 | 株式会社リブドゥコーポレーション | 吸収性物品 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5330456A (en) * | 1992-04-09 | 1994-07-19 | Paragon Trade Brands, Inc. | Disposable absorbent panel assembly |
EP0747029A1 (en) * | 1995-06-09 | 1996-12-11 | The Procter & Gamble Company | Absorbent article comprising barrier cuffs and an anti-wicking topsheet region located inboard from the barrier cuffs |
US8114059B2 (en) * | 2005-10-14 | 2012-02-14 | The Procter & Gamble Company | Absorbent article including barrier leg cuff structure and absorbent core with superabsorbent material |
JP5137421B2 (ja) * | 2006-03-06 | 2013-02-06 | 花王株式会社 | 展開型の使い捨ておむつ |
JP5097669B2 (ja) * | 2008-10-06 | 2012-12-12 | 白十字株式会社 | 使い捨て吸収性物品 |
-
2012
- 2012-06-11 JP JP2012131770A patent/JP5988714B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022240199A1 (ko) * | 2021-05-11 | 2022-11-17 | 주식회사 엘지화학 | 흡수성 물품 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013255550A (ja) | 2013-12-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5988714B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP5053765B2 (ja) | 生理用ナプキンの個装体 | |
JP3201606U (ja) | 吸収性物品 | |
AU2013248081B2 (en) | Absorbent article | |
KR101948501B1 (ko) | 플랫-백 보호 특징부를 갖는 흡수 용품 | |
WO2011043373A1 (ja) | パンツ型吸収性物品 | |
JP6089806B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP6118087B2 (ja) | 吸収性物品及び吸収性本体保持カバー | |
RU2740882C1 (ru) | Одноразовый подгузник | |
JP5916345B2 (ja) | 使い捨て吸収性物品 | |
JP6351354B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP6371152B2 (ja) | パンツ型使い捨ておむつ | |
KR101947978B1 (ko) | 플랫-백 보호 특징부를 갖는 흡수 용품 | |
TWI678196B (zh) | 吸收性物品 | |
JP5097481B2 (ja) | 伸縮性止着テープを備えたテープ型おむつ | |
JP4753726B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP6099130B2 (ja) | パッドタイプ使い捨ておむつ | |
JP6346259B1 (ja) | 吸収性物品の個装体 | |
JP6930093B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP6233774B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP6265526B2 (ja) | 吸収性パッド | |
JP2017176220A (ja) | 吸収性物品 | |
JP6901854B2 (ja) | 男性用吸収性物品 | |
WO2014084087A1 (ja) | 吸収性パッド | |
JP2009136600A (ja) | 吸収性物品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150306 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20151218 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20151228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160126 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160224 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160719 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160809 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5988714 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |