JP5976408B2 - 下水管用止水プラグおよび接続容器 - Google Patents
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Description
ところで、人孔に接続する下水管には、主に人孔に下水を流入させるための上流側下水管と、主に人孔から下水を流出させるための下流側下水管とが存在し、工事中でも、上流側下水管から下流側下水管に下水を流す必要がある。
しかし、人孔において管先同士を突き合わせる作業は、極めて煩雑であり、作業員にとって大きな負担となっている。
請求項1の手段によれば、下水管用止水プラグは、人孔に接続する下水管を閉じる蓋と、蓋に設けられ、蓋により閉じられた下水管内と人孔内とを連通する連通穴とを備える。また、連通穴には、人孔内で使用される管の2つの管先の内の一方の管先が差し込まれ、連通穴の内周縁は、ゴム製であって、一方の管先の外周面に密着することで、下水管内を人孔内に対して封止する。
そして、連通穴は、蓋により閉じられた下水管内と人孔内とを連通する穴をゴム製環状板で覆ったものであり、ゴム製環状板は、穴を取り囲む環状の押さえ板と蓋とによって挟まれて固定されている。
このため、人孔における管先の突き合わせ作業を容易にすることができる。
また、ゴム製環状板は、穴を取り囲む環状の押さえ板と蓋とで狭持されることで蓋に固定されるため、固定される力が押さえ板によって周方向に分散され、均一な力で蓋に固定される。
請求項2の手段によれば、接続容器は、複数の下水管が接続する人孔内で使用され、複数の下水管のそれぞれが止水プラグにより閉じられた状態で使用される。また、複数の下水管の内の少なくとも2つの下水管のそれぞれを閉じる止水プラグには、下水管内と人孔内とを連通する管が設けられ、それぞれの管は、管先が人孔内に突出して開口するように設けられる。また、接続容器は、それぞれの管先が差し込まれる差込口を個別に有し、それぞれの差込口は容器の内部空間と人孔内とを連通するように設けられ、それぞれの差込口の内周縁は、ゴム製であって、それぞれの管先の外周面に密着することで、内部空間を人孔内に対して封止する。
そして、それぞれの差込口は、内部空間と人孔内とを連通する穴をゴム製環状板で覆ったものであり、ゴム製環状板は、穴を取り囲む環状の押さえ板と容器とによって挟まれて固定されている。
このため、人孔における管先の突き合わせ作業を省くことができる。
また、ゴム製環状板は、穴を取り囲む環状の押さえ板と容器とで狭持されることで容器に固定されるため、固定される力が押さえ板によって周方向に分散され、均一な力で容器に固定される。
実施例1の下水管用止水プラグを図1〜図5に基づいて説明する。
下水管用止水プラグ(以下、プラグ1と呼ぶ。)は、下水管2内を閉じる蓋4と、蓋4の周縁4aと下水管2の内周面5との間を封止する封止手段6とを備える。そして、プラグ1は、人孔7の耐震化工事のように、作業員が人孔7に立ち入って作業を行う工事において、下水管2の人孔7への開口を閉鎖して人孔7への下水の流入を阻止するために利用される。
そこで、蓋4は、人孔7への下水の流入を阻止しながらも上流側下水管2αから下流側下水管2βに下水を流すため、以下のような構成を具備している。
なお、管先12aの外周面には、差込時に発生する内周縁13と管先12aとの間の摩擦抵抗を低減するための滑材を塗布することが望ましい。
これにより、人孔7への下水の流入を阻止しながら、上流側下水管2αから下流側下水管2βに下水を流すことができる。
ゴム製筒状部18は、下水管2の内周面5に密着するものであり、内径が蓋4の径にほぼ等しい。ゴム製筒状部18は、周知の締結バンド21によって、ゴム製筒状部18の軸方向一端部と螺子保持部19とが締結され、螺子保持部19の外周面19aとゴム製筒状部18の内周面18aが密着している。また、ゴム製筒状部18は、軸方向の長さが螺子保持部19の軸方向の長さにほぼ等しくなっている。
ここで、押圧部20は、先端23aがゴム製筒状部18を押圧する力を周方向に分散させるものであり、ゴム製筒状部18への先端23aの食い込みを防ぐものである。
実施例1のプラグ1によれば、内周縁13はゴム製であるため、内周縁13を管先12aに密着させたまま、管先12aを支点として管先12bを、自在に揺動させることができる。
これにより、図5に示すように、上流側、下流側下水管2α、2βのそれぞれを閉じるプラグ1の連通穴10に差し込まれたそれぞれの管11の軸が略一致していなくとも、管先12b同士の軸合わせが容易になる。このため、フランジ17同士の突き合わせ作業が容易になる。
また、ゴム製環状板15は、穴4dを取り囲む環状の押さえ板16cと蓋4とで狭持されることで蓋4に固定されるため、固定される力が押さえ板16cによって周方向に分散され、均一な力で蓋4に固定される。
実施例2の接続容器を図6、7に基づいて説明する。
なお、実施例2においては、実施例1の説明と同一符号を用いる。
接続容器31は、実施例1とは異なる態様で、管11を用いて上流側下水管2αから下流側下水管2βへ下水を流すために利用される。また、実施例2で使用されるプラグ1は、実施例1と同じ構成であり、実施例1と同様に連通穴10に管先12aを差し込んで使用される。
なお、実施例2で使用される管11は、管先12bの先端にフランジ17が設けられていない。
ここで、環状板34には、中央に円形の穴34dが開口している。そして、実施例1の蓋本体4cと同様に、環状板34に、ゴム製環状板15が固定され、ゴム製環状板15の穴15dが差込口33となり、差込口33の内周縁39がゴム製となる。
まず、上流側下水管2αにプラグ1を固定して、連通穴10に管11を差し込む。そして、接続容器31を上流側の管先12bに向って移動させ、一方の差込口33に上流側の管12bを差し込む。これにより、上流側の管11と接続容器31とが接続される。
なお、上流側、下流側のそれぞれの管先12bの外周面には、それぞれの内周縁39との間の摩擦抵抗を低減するための滑材を塗布することが望ましい。
実施例2の接続容器31によれば、それぞれの差込口33に、上流側、下流側の管先12bを差し込むことで、それぞれの管先12b同士を連結でき、上流側の管11と下流側の管11を接続することができる。このため、管先12b同士の軸を略一致させなくとも上流側下水管2αから下流側下水管2βに下水を人孔7内に漏出させずに流すことが可能となる。
この結果、人孔7における管先12b同士の突き合わせ作業を省くことができる。
なお、接続容器31へ管先12bを差し込む作業でも、接続容器31と管先12bとの軸を合わせる必要はないので、軸合わせの作業は全く不要である。
また、ゴム製環状板15は、穴34dを取り囲む環状の押さえ板16cと環状板34とで狭持されることで環状板34に固定されるため、固定される力が押さえ板16cによって周方向に分散され、均一な力で環状板34に固定される。
本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形例を考えることができる。
実施例2によれば、管11をプラグ1の連通穴19に差し込んで使用していたが、管11とプラグ1とを一体成型し、管11とプラグ1とを剛接合としてもよい。
実施例1、2によれば、封止手段6は、ゴム製筒状部18、螺子保持部19、および押圧部20を備えるものであったが、封止手段6の態様はこのようなものに限定されない。例えば、流体の封入された中空構造のOリングを軸方向に押圧することでOリング外周部を拡径させ、下水管2の内周面5にOリング外周部を全周にわたって密着させる封止手段を用いてもよい。
実施例2によれば、接続容器31は、円筒金属体を主体とするものであったが、このような形態に限定されず、例えば角筒金属体を用いてもよい。
また、実施例2によれば、接続容器31は、2つの管11が接続されるものであったが、このような接続態様に限定されるものではなく、例えば図8に示すように、3つの管11を接続する構成としてもよい。
2 下水管
4 蓋
7 人孔
10 連通穴
11 管
12 管先
12a 管先
13 内周縁
Claims (2)
- 人孔に接続する下水管を閉じる蓋と、
この蓋に設けられ、前記蓋により閉じられた前記下水管内と前記人孔内とを連通する連通穴とを備え、
この連通穴には、前記人孔内で使用される管の2つの管先の内の一方の管先が差し込まれ、
前記連通穴の内周縁は、ゴム製であって、前記一方の管先の外周面に密着することで、前記下水管内を前記人孔内に対して封止し、
前記連通穴は、前記蓋により閉じられた前記下水管内と前記人孔内とを連通する穴をゴム製環状板で覆ったものであり、
このゴム製環状板は、前記穴を取り囲む環状の押さえ板と前記蓋とによって挟まれて固定されていることを特徴とする下水管用止水プラグ。 - 複数の下水管が接続する人孔内で使用される容器であって、
前記複数の下水管のそれぞれが止水プラグにより閉じられた状態で使用され、
前記複数の下水管の内の少なくとも2つの下水管のそれぞれを閉じる止水プラグには、前記下水管内と前記人孔内とを連通する管が設けられ、
前記それぞれの管は、管先が前記人孔内に突出して開口するように設けられ、
前記容器は、前記それぞれの管先が差し込まれる差込口を個別に有し、
前記それぞれの差込口は容器の内部空間と前記人孔内とを連通するように設けられ、
前記それぞれの差込口の内周縁は、ゴム製であって、前記それぞれの管先の外周面に密着することで、前記内部空間を前記人孔内に対して封止し、
前記それぞれの差込口は、前記内部空間と前記人孔内とを連通する穴をゴム製環状板で覆ったものであり、
このゴム製環状板は、前記穴を取り囲む環状の押さえ板と前記容器とによって挟まれて固定されていることを特徴とする接続容器。
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