JP5975640B2 - 鉄道信号システム - Google Patents

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Description

本発明は、無線を用いて列車を制御する鉄道信号システムにおいて、列車の電源投入時に列車の位置を特定することができる鉄道信号システムに関するものである。
無線を用いて列車を制御する鉄道信号システムでは、列車の位置は、列車自身が算出し、無線で地上装置に伝送するシステムが多い。列車はトランスポンダ、バリス等の地上に設置された地上子を通過し、通過した地上子を認識し、列車に搭載された地上子位置が記憶されたデータベースを照会することで、自列車位置を認識する。
また、鉄道以外の分野では、物の位置を認識する手段として、無線IDタグを用いるシステムがある。例えば無線IDタグを貼ったシートを床にひき、その上を無線IDタグのリーダを設置した物が移動し、リーダが読んだ無線IDタグのIDと対応するIDの位置が記憶されたデータベースを照会することで、位置認識を行うことができる。あるいは、無線IDタグをケーブルの配線位置に設置し、無線IDタグの位置をデータベースに登録し、ケーブル配線時に無線IDタグをリードすることで、正しい位置にケーブルを配線できるようにし、配線ミスを防止するシステムもある。
このような無線IDタグを用いた位置認識システムでは、無線IDタグと無線IDタグの位置を対応付けるデータベースの作成の自動化も実施されている。上記の無線IDを貼ったシートを用いたシステムについては、無線IDタグを貼ったシートを機械に通し、シートのどの位置にどのIDの無線IDタグが貼られているか自動的に認識しデータベースを作成している。ケーブルの配線位置のデータベース化については、感圧タブレットをケーブル配線位置に予め設置しておき、無線IDタグを設置してリードするとき、感圧タブレットを押すことで、無線IDタグの位置を自動認識し、データベースに登録している。
特願2009−95653号 特開2011−8306号公報
トランスポンダやバリス等の地上子は高コストであるため、多くを設置するためにはコストがかかる。そのため、一定以上の間隔で配置される。しかし、列車の電源投入時、列車が地上子と通信できる範囲に停車していないと、列車は自列車の位置を特定できない。
列車が電源投入時に地上子と通信できない場合は運転手の責任において列車を地上子と通信できる位置まで走行させ、列車位置を特定させる必要がある。位置を特定していない列車は信号システムで制御できず、その走行の安全性も信号システムでは保証できない。したがって、位置を特定するまでの走行中に発生する運転手のヒューマンエラーは防止できない。
一方、地上子に比べて低コストの無線IDタグを用いた位置認識システムでは、無線IDタグを多く設置できるため、地上子よりも狭い間隔で無線IDタグを配置することができる。そのため、列車は電源投入時に無線IDタグをリードし、自列車位置を容易に特定することが可能となる。
しかし、列車の位置認識を誤ると、衝突、脱線等が起きる可能性がある。したがって、無線IDタグが故障し、列車の位置認識を誤ると列車の走行の安全性が保証できない。そのため、電源投入時に列車位置を常に特定できるようにするために、無線IDタグを用いて、高い信頼性で列車の位置を特定する鉄道信号システムを構築する必要がある。
上記課題を解決するために、本発明は、線路沿いに設置された無線IDタグと、無線IDタグのIDと無線IDタグの設置位置を対応付けて記録されたデータベースと、列車に搭載されて、無線IDタグのIDを読み取るID読取装置と、を備え、ID読取装置が無線IDタグからIDをリードしたときに、データベースを照会し、自列車位置を認識するとともに、速度発電機を用いて自列車の走行位置を更新し、データベース上の無線IDタグの設置位置と更新した自列車の走行位置を比較し、データベース上の位置が速度発電機を用いて得た自列車の移動方向と逆方向となる場合に無線IDタグの故障と判定するか、または、速度発電機を用いて自列車の走行位置を更新し、データベース上の無線IDタグの設置位置と更新した自列車の走行位置を比較し、データベース上の位置が、速度発電機を用いて得た走行位置からは自列車が到達できない位置である場合に無線IDタグの故障と判定するか、または、列車は、速度発電機を用いて自列車の走行位置を更新し、データベース上の無線IDタグの設置位置と更新した自列車の走行位置を比較し、データベース上の位置が、更新した列車の走行位置から自列車の想定される位置認識誤差を越えた位置となっている場合に無線IDタグの故障と判定するか、または、データベース上にリードした無線IDタグのIDがない場合に無線IDタグの故障と判定するか、または、自列車の走行速度を検出する速度発電機を備え、データベース上の無線IDタグの設置位置と、その前にID読取装置がリードした無線IDタグの設置位置の間に、他の無線IDタグが記録されている場合であって、速度発電機で検出した自列車の走行速度が一定速度以下であれば、間にある無線IDタグの故障と判定するか、または、複数の無線IDタグをその通信距離よりも近接して設置し、ID読取装置の電源投入時にID読取装置が複数の無線IDタグのIDをリードしたとき、そのIDをデータベースに照会し、データベースの記憶情報と矛盾が生じていた場合に複数の無線IDタグのいずれかの故障と判定する。
上記により、無線を用いて列車を制御する鉄道信号システムにおいて、列車の電源投入時に高い信頼性で列車の位置を特定でき、電源投入後の列車の走行の安全性を確保することが可能となる。
実施例1における鉄道信号システムの概要を示す概念図。 実施例1における列車が無線IDタグをリードしたときの処理の流れを示すフロー図。 実施例2における鉄道信号システムの概要を示す概念図。
以下で説明する実施形態について簡単に説明する。
低コストの無線IDタグを線路沿いに設置する。このとき、線路上の任意の位置で列車のID読取装置が少なくとも1つの無線IDタグをリードできるように、無線IDタグ近接して設置し、設置後、従来技術であるトラポン、バリス等の地上子で位置を特定している無線IDタグの位置を計測するための列車を走行させ、無線IDタグと無線IDタグの位置を対応付けるDBを作成する。ここで、無線IDタグの通信可能領域が接触するか、オーバーラップするように、各無線IDタグを近接して配置することで、列車のID読取装置で常に少なくとも1つの無線IDタグがリードできる。
通常営業において、列車は無線列車制御システムにより走行制御が行われる。ここで、無線列車制御システムでは、列車の位置は、速度発電機等により列車自身が算出し、算出した自列車の走行位置情報を広域の無線で地上装置に伝送する。そして、地上装置では、複数の列車から受信した走行位置情報に基づいて各列車の停止位置や上限速度を算出して、広域の無線通信を利用して各列車へ停止位置や上限速度の情報を送信するシステムが多い。列車はトランスポンダ、バリス等の地上に設置された地上子を通過し、通過した地上子を認識し、列車に搭載された地上子位置が記憶されたデータベースを照会することで、速度発電機等により算出した自列車位置を確認する。このような無線列車制御システムを起動する場合(無線列車制御システムの電源を投入する際)に、営業列車は、無線IDタグをリードし、DBに照会することで列車位置を特定するが、そのとき、位置情報に不整合がないかチェックする。不整合とは、無線IDタグの順序が逆になっている、リードした無線IDタグがDBに登録されていない、DB上では無線IDタグがあるべき場所で該当する無線IDタグをリードできない等、無線IDタグの故障によって起きる事象である。
無線IDタグの不整合を検知した営業列車はそのことを通知し、通知を受けた作業員が当該無線IDタグの修理・交換を実施する。
このような鉄道信号システムを構築することにより、無線を用いて列車を制御する鉄道信号システムにおいて、列車の電源投入時に高い信頼性で列車の位置を特定でき、電源投入後の列車の走行の安全性を確保するシステムを安価な構成で実現した。さらには、故障した無線IDタグを速やかに検出し、修理・交換することで、無線IDタグの故障による位置認識の誤りを避けることができ、列車走行の安全性を確保することが可能となる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に本発明の実施例1における鉄道信号システムの概念を示す。鉄道車両の軌道に沿って無線IDタグ102が配置され、列車101には無線IDタグ102のIDを読み取るID読取装置が搭載され、地上装置103には無線IDタグのIDと設置位置が対応付けて記録されたデータベース104が搭載されている。
図1において列車101の位置認識は、基本的には、前記列車101がID読取装置により、無線IDタグ102をリードし、データベース104に照会し、リードした前記無線IDタグのIDに基づいてリードした前記無線IDタグの位置を知り、自列車位置を認識する。前記無線IDタグは、当該線区において重複のないユニークなIDを、非接触で送信できる装置であればよく、RFID等様々な装置を用いることができる。そのため、本発明は、前記無線IDタグ102の特定種類に限定されるものではない。前記データベース104も前記無線IDタグ102のIDと前記無線IDタグの位置を対応付けて記録できるものであればよく、汎用の様々なデータベースを用いることができ、本発明は、前記データベース104の特定種類に限定されるものではない。
まずは地上装置103に設置されている前記無線IDタグ102のIDと前記無線IDタグ102の位置を記録した前記データベース104を作成する場合の処理の流れを述べる。
前記無線IDタグ102を線路沿いに敷設後、既に正しい位置を認識している前記列車101を用意する。正しい位置の認識方法については、従来から使われているトンスポンダ、バリス等の地上子を用いてもよいし、GPS等も用いることができ、本発明は、特定の位置認識手段に限定されない。前記列車101を走行させ、前記無線IDタグをリードしたとき、リードした前記無線IDタグのIDと、そのときの前記列車101の位置を前記データベース104に記憶する。このとき、前記列車101内に一時的なデータベースを持っておき、前記列車101が走行時には前記列車101内のデータベースに記憶しておき、走行が終わった後、前記列車101内のデータベースの内容を前記地上装置に設置された前記データベース104に反映してもよいし、前記列車101が前記無線IDタグ102をリードするたびに前記地上装置103に送信し、リアルタイムに前記データベース104に記憶してもよい。
次の通常運用時に列車位置を特定する場合の処理の流れを述べる。
前記列車101は電源投入後、線路沿いに敷設された無線IDタグ102をリードし、前記地上装置103に設置された前記無線IDタグ102のIDと前記無線IDタグ102の位置を記録したデータベース104を照会し、リードした前記無線IDタグのIDに基づいてリードした前記無線IDタグの位置を知り、自列車位置を認識する。その後、列車が走行すると、従来と同様に、速度発電機等を用いて列車速度を検出し、検出した速度を積算することで、列車の走行距離を算出し、列車位置を更新する。一方、走行中に無線IDタグ102をリードした場合には、電源投入時と同様にリードした前記無線IDタグ102のIDをデータベース104に照会し、リードした前記無線IDタグ102の位置を知り、自列車位置を更新する。その際、無線IDタグ102をリードしてから、前記データベース104から当該無線IDタグ102の位置を知るまで経過した時間に列車が走行した距離を考慮して自列車位置を更新する。
通常運用時には前記無線IDタグ102の故障検知も実施する。具体的には前記無線IDタグ102をリードし、前記データベース104に照会した結果、速度発電機等を利用して更新した自列車の走行位置と比較して、前記データベース104を照会して得た位置情報に矛盾がある場合、例えば、速度発電機等を利用して更新した自列車の走行位置により生成された列車の進行方向と、ID読取装置でリードしたIDと前記データベースとで認識される列車の進行方向とが逆方向になる場合、あるいは、速度発電機等を利用して更新した自列車の走行位置とは異なる番線等当該列車101が行くことができない位置になる場合、あるいは、前記列車101の認識している位置から想定される位置認識誤差を大きく越えた位置になる場合にはリードした前記無線IDタグ102が故障したと判断する。また、前記データベース104に照会した結果、当該IDが見つからなかった場合も前記無線IDタグ102が故障したと判断する。さらに、前記データベース104に照会したとき、その前に照会した前記無線IDタグ102と当該無線IDタグ102の間に前記データベース104に照会されなかった前記無線IDタグ102が前記データベース104内にあった場合、照会されなかった前記無線IDタグ102はリードできなかったことになるので、故障していると判断する。ただし、列車の速度が高い場合は正常な前記無線IDタグ102であってもリードできない場合があるので、無線IDタグリーダの性能に応じて、速度発電機等を用いて検出された列車速度が所定値よりも高い速度領域では、リードできなかった前記無線IDタグ102を故障と判定しないようにしてもよい。つまり所定速度以下であれば、リードできなかった前記無線IDタグ102を故障と判定する。
また、運用上、前記列車101の電源投入が日常的に行われる場所には、同時に複数の前記無線IDタグ102をリードできるように無線IDタグを無線IDタグの通信距離よりも近接して敷設してもよい。電源投入時に複数の前記無線IDタグ102をリードし、前記データベース104に照会することで、複数の前記無線IDタグ102のいずれかが故障していた場合、前記データベース104の記憶情報と矛盾が生じるため、列車を走行させる前に前記無線IDタグの故障を判断することが可能となる。
故障と判断された前記無線IDタグ102があった場合、当該無線IDタグ102を前記地上装置103または前記列車101の画面に表示する等して、運用者や運転手に通知する。故障と判断された前記無線IDタグ102が速やかに修理・交換され、前記無線IDタグの健全性が維持される。
以上のように鉄道信号システムを構成し、線路沿いに敷設した前記無線IDタグ102の位置を自動的にデータベース化することにより、無線IDタグの診断用の列車を走行させたり、故障診断のための作業を追加することなく、通常営業の営業車の走行のみで、通常運用中に前記無線IDタグ102の故障を検知し、故障した前記無線IDタグ102が速やかに修理・交換されることで、前記無線IDタグ102の健全性が維持され、高信頼な列車位置認識が可能となる。
本実施例における通常運用時の前記列車101が前記無線IDタグ102をリードしたときの処理の流れを図2に示す。図2のステップ201〜ステップ212にて前記無線IDタグ102の健全性を維持し、前記列車101の位置認識を高信頼化する。
ステップ201:
前記無線IDタグ102よりIDをリードする。ステップ202へ進む。
ステップ202:
リードした前記無線IDタグ102の位置を前記データベース104に照会する。ステップ203へ進む。
ステップ203:
前記データベース104に照会した結果、当該無線IDタグのデータがあったか確認する。あった場合はステップ206へ、無かった場合はステップ204へ進む。
ステップ204:
前記データベースにデータがないということは当該無線IDタグ102が故障していると判断できる。故障情報を出力して、ステップ205へ進む。
ステップ205:
当該無線IDタグ102は故障しているため、列車位置特定には使えないので処理を終える。
ステップ206:
データベース上を検索し、前回照会した前記無線IDタグ102の位置と当該無線IDタグ102の位置の間に他の前記無線IDタグ102が位置していないか確認する。ある場合はステップ207へ、ない場合はステップ208へ進む。
ステップ207:
あるべき前記無線IDタグ102をリードできなかったということを意味しているため、間にあるべき無線IDタグ102を故障と判断し、故障情報を出力する。ステップ208へ進む。
ステップ208:
前記データベース104から得られた当該無線IDタグ102の位置情報と前記列車101の位置認識を比較し、矛盾がないか確認する。矛盾がある具体例としては、前記列車101の走行方向とは逆方向の位置になっている、前記列車101が行くことができない位置になっている、前記列車101の想定される位置認識誤差を大きく越えた位置になっている等である。矛盾がある場合はステップ209へ、ない場合はステップ211へ進む。
ステップ209:
当該無線IDタグ102の位置に矛盾があるということは、当該無線IDタグ102が故障していると判断できる。故障情報を出力して、ステップ210へ進む。
ステップ210:
当該無線IDタグ102は故障しているため、列車位置特定には使えないので処理を終える。
ステップ211:
当該無線IDタグは正常と判断できるため、前記データベース104の位置情報にしたがって列車位置を特定する。前記列車101が停車していれば、当該無線IDタグ102の位置がそのまま前記列車101の位置となる。走行中の場合には、当該無線IDタグ102をリードしてから、前記データベース104より位置情報を得るまでの間に走行した距離を考慮して、列車位置を特定する。列車位置を特定したら処理を終える。
上記のように通常運用時に前記無線IDタグをリードしたときの処理を実装することより、故障診断用の特別な列車を走行させたり、保守作業員が作業したりすることなく前記無線IDタグ102の故障を検知することができ、前記無線IDタグ102の健全性を保ち、前記列車101の位置認識を高信頼に行うことが可能となる。
図3に本発明の実施例2における鉄道信号システムの概念を示す。前記実施例1では、前記地上装置103にのみ前記データベース104を設置していたが、図3に示すように前記列車101に車上データベース301を設置する。
前記列車101は電源投入時、あるいは運転手の扱いにより、前記データベース104から前記車上データベース301にダウンロードする。前記実施例1では前記列車101は前記無線IDタグ102をリードしたとき、前記データベース104に照会していたが、本実施例においては、前記車上データベース301に照会する。それ以外の処理は前記実施例1と同じである。
101 列車
102 無線IDタグ
103 地上装置
104 データベース
301 車上データベース

Claims (8)

  1. 線路沿いに設置された無線IDタグと、前記無線IDタグのIDと前記無線IDタグの設置位置を対応付けて記録されたデータベースと、
    列車に搭載されて、前記無線IDタグのIDを読み取るID読取装置と、を備え、線路上の任意の位置で、前記ID読取装置が少なくとも1つの無線IDタグのIDを読み取ることが可能となるように、前記無線IDタグは近接して配置されており、前記ID読取装置が前記無線IDタグからIDをリードしたときに、前記データベースを照会し、自列車位置を認識するとともに、前記無線IDタグからリードしたIDと前記データベースに記録された無線IDタグの情報とに基づき、無線IDタグの異常を検知することを特徴とする鉄道信号システムであって、
    前記列車は、速度発電機を用いて自列車の走行位置を更新し、前記ID読取装置が前記無線IDタグのIDをリードしたとき、前記データベース上の前記無線IDタグの設置位置と更新した前記列車の走行位置を比較し、前記データベース上の位置が前記速度発電機を用いて得た前記列車の移動方向と逆方向となる場合に前記無線IDタグの故障と判定することを特徴とする鉄道信号システム。
  2. 線路沿いに設置された無線IDタグと、前記無線IDタグのIDと前記無線IDタグの設置位置を対応付けて記録されたデータベースと、
    列車に搭載されて、前記無線IDタグのIDを読み取るID読取装置と、を備え、線路上の任意の位置で、前記ID読取装置が少なくとも1つの無線IDタグのIDを読み取ることが可能となるように、前記無線IDタグは近接して配置されており、前記ID読取装置が前記無線IDタグからIDをリードしたときに、前記データベースを照会し、自列車位置を認識するとともに、前記無線IDタグからリードしたIDと前記データベースに記録された無線IDタグの情報とに基づき、無線IDタグの異常を検知することを特徴とする鉄道信号システムであって、
    前記列車は、速度発電機を用いて自列車の走行位置を更新し、前記ID読取装置が前記無線IDタグのIDをリードしたとき、前記データベース上の前記無線IDタグの設置位置と更新した前記列車の走行位置を比較し、前記データベース上の位置が、前記速度発電機を用いて得た走行位置からは前記列車が到達できない位置である場合に前記無線IDタグの故障と判定することを特徴とする鉄道信号システム。
  3. 線路沿いに設置された無線IDタグと、前記無線IDタグのIDと前記無線IDタグの設置位置を対応付けて記録されたデータベースと、
    列車に搭載されて、前記無線IDタグのIDを読み取るID読取装置と、を備え、線路上の任意の位置で、前記ID読取装置が少なくとも1つの無線IDタグのIDを読み取ることが可能となるように、前記無線IDタグは近接して配置されており、前記ID読取装置が前記無線IDタグからIDをリードしたときに、前記データベースを照会し、自列車位置を認識するとともに、前記無線IDタグからリードしたIDと前記データベースに記録された無線IDタグの情報とに基づき、無線IDタグの異常を検知することを特徴とする鉄道信号システムであって、
    前記列車は、速度発電機を用いて自列車の走行位置を更新し、前記ID読取装置が前記無線IDタグのIDをリードしたとき、前記データベース上の前記無線IDタグの設置位置と更新した前記列車の走行位置を比較し、前記データベース上の位置が、更新した前記列車の走行位置から前記列車の想定される位置認識誤差を越えた位置となっている場合に前記無線IDタグの故障と判定することを特徴とする鉄道信号システム。
  4. 線路沿いに設置された無線IDタグと、前記無線IDタグのIDと前記無線IDタグの設置位置を対応付けて記録されたデータベースと、
    列車に搭載されて、前記無線IDタグのIDを読み取るID読取装置と、を備え、線路上の任意の位置で、前記ID読取装置が少なくとも1つの無線IDタグのIDを読み取ることが可能となるように、前記無線IDタグは近接して配置されており、前記ID読取装置が前記無線IDタグからIDをリードしたときに、前記データベースを照会し、自列車位置を認識するとともに、前記無線IDタグからリードしたIDと前記データベースに記録された無線IDタグの情報とに基づき、無線IDタグの異常を検知することを特徴とする鉄道信号システムであって、
    前記ID読取装置が前記無線IDタグのIDをリードしたとき、前記データベース上にリードした前記無線IDタグのIDがない場合に前記無線IDタグの故障と判定することを特徴とする鉄道信号システム。
  5. 線路沿いに設置された無線IDタグと、前記無線IDタグのIDと前記無線IDタグの設置位置を対応付けて記録されたデータベースと、
    列車に搭載されて、前記無線IDタグのIDを読み取るID読取装置と、を備え、線路上の任意の位置で、前記ID読取装置が少なくとも1つの無線IDタグのIDを読み取ることが可能となるように、前記無線IDタグは近接して配置されており、前記ID読取装置が前記無線IDタグからIDをリードしたときに、前記データベースを照会し、自列車位置を認識するとともに、前記無線IDタグからリードしたIDと前記データベースに記録された無線IDタグの情報とに基づき、無線IDタグの異常を検知することを特徴とする鉄道信号システムであって、
    前記列車は、自列車の走行速度を検出する速度発電機を備え、前記ID読取装置が前記無線IDタグのIDをリードしたとき、前記データベース上の前記無線IDタグの設置位置と、その前に前記ID読取装置がリードした前記無線IDタグの設置位置の間に、他の前記無線IDタグが記録されている場合であって、前記速度発電機で検出した自列車の走行速度が一定速度以下であれば、前記間にある前記無線IDタグの故障と判定することを特徴とする鉄道信号システム。
  6. 線路沿いに設置された無線IDタグと、前記無線IDタグのIDと前記無線IDタグの設置位置を対応付けて記録されたデータベースと、
    列車に搭載されて、前記無線IDタグのIDを読み取るID読取装置と、を備え、線路上の任意の位置で、前記ID読取装置が少なくとも1つの無線IDタグのIDを読み取ることが可能となるように、前記無線IDタグは近接して配置されており、前記ID読取装置が前記無線IDタグからIDをリードしたときに、前記データベースを照会し、自列車位置を認識するとともに、前記無線IDタグからリードしたIDと前記データベースに記録された無線IDタグの情報とに基づき、無線IDタグの異常を検知することを特徴とする鉄道信号システムであって、
    前記データベースは、自列車位置を認識している前記列車が前記ID読取装置によって前記無線IDタグからIDをリードしたときに、前記無線IDタグをリードした前記列車の位置を前記無線IDタグの設置位置として前記無線IDタグからリードしたIDと対応付けて前記列車によって記録され、
    複数の前記無線IDタグを前記無線IDタグの通信距離よりも近接して設置し、前記列車の電源投入時に前記ID読取装置が複数の前記無線IDタグのIDをリードしたとき、前記複数の前記無線IDタグのIDを、前記データベースに照会し、前記データベースの記憶情報と矛盾が生じていた場合に前記複数の前記無線IDタグのいずれかの故障と判定することを特徴とする鉄道信号システム。

  7. 前記データベースを地上装置に設置することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の鉄道信号システム。
  8. 前記データベースを前記列車に設置することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の鉄道信号システム。
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