JP5923018B2 - デシカント空調システムおよびその運転方法 - Google Patents
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Description
このデシカント空調システムにおいて、処理側の空気として取り込まれた外気OAは、予冷コイル4により冷却されてデシカントロータ3へ送られる。この空気は、デシカントロータ3を通過する際、その空気中に含まれる水分がデシカントロータ3の固体吸着剤に吸着(吸湿)される。そして、このデシカントロータ3による吸湿後の空気、すなわちデシカントロータ3によって除湿された空気が、デシカント空調機100からの給気SAとしてドライエリア200へ供給される。
一方、再生側では、再生側の空気として外気OA或いはドライエリア200からの還気RAが取り込まれ、再生コイル5に送られて加熱される。これによって、外気OA或いは還気RAの温度が上昇し、相対湿度が下げられる。この場合、外気OA或いは還気RAは100℃を超える高温とされる。そして、この相対湿度が下げられた高温の外気OA或いは還気RAが、再生用空気としてデシカントロータ3へ送られる。なお、外気OA或いは還気RAをなしとし、デシカントロータ3からのパージの空気流のみを再生側の空気としてもよい。
〔容量制御〕
図2にコントローラ300が有する容量制御の機能ブロック図を示す。コントローラ300は、プロセッサや記憶装置からなるハードウェアと、これらのハードウェアと協働して各種機能を実現させるプログラムとによって実現され、容量制御の基本構成として、増加側フィードバック制御機能BL1と、減少側フィードバック制御機能BL2と、制御出力機能BL3とを備えている。
ΔP1=P1n−P1n-1 ・・・・(1)
ΔP2=P2n−P2n-1 ・・・・(2)
実施の形態1において、制御値の変化方向が減少方向と判断されると、前回の制御出力値と比較して小さい制御出力値が制御対象に出力される。しかし、デシカント空調システムが用いられるリチウムイオン工場などは厳しい露点温度管理が要求されるため、「目標露点温度≧計測露点温度」を極力維持することが望まれる。したがって、制御値の変化方向として、減少方向と判断される条件が、増加方向やニュートラルと判断される条件よりも厳しくなっていることが望ましい。
実施の形態1では、制御値変化方向判断部13においてテーブルTB1を使用して制御値の変化方向を判断し、その判断した制御値の変化方向を増加側出力値P1と減少側出力値P2と合わせて制御出力値演算部14へ送るようにした。
実施の形態3においても、実施の形態2と同様、制御値の変化方向が減少方向を示す状態が一定条件維持された場合に、制御値の変化方向を減少方向と判断するようにしてもよい。
以上、実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の技術思想の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
Claims (8)
- 再生側の空気流を形成する再生側ファンと、処理側の空気流を形成する処理側ファンと、前記再生側の空気の流路の下流側および前記処理側の空気の流路の上流側に跨って配設され処理側の空気からの吸湿と再生側の空気への放湿とを回転しながら連続的に行うデシカントロータと、前記デシカントロータによる吸湿前の処理側の空気を冷却する予冷装置と、前記デシカントロータによる放湿前の再生側の空気を加熱する加熱装置とを備え、前記デシカントロータによって吸湿された処理側の乾燥した空気を被空調空間に供給するデシカント空調システムにおいて、
前記処理側の乾燥した空気が流れる流路中に定められた所定の位置における水分量を検出する水分量検出手段と、
前記再生側の空気の流量、前記デシカントロータの回転数および前記加熱装置の加熱能力の少なくとも1つを制御対象とし、前記水分量検出手段によって検出される水分量が目標とする水分量となるように、前記制御対象に対する制御値を決定する制御値決定手段と、
前記制御値決定手段によって決定された制御値の変化方向を判断する制御値変化方向判断手段と、
前記制御値変化方向判断手段によって判断された制御値の変化方向に基づいて制御出力値を演算する制御出力値演算手段と、
前記制御出力値演算手段によって演算された制御出力値を前記制御対象に出力する制御出力値出力手段と
を備えることを特徴とするデシカント空調システム。 - 請求項1に記載されたデシカント空調システムにおいて、
前記制御出力値演算手段は、
前記制御値変化方向判断手段によって判断された制御値の変化方向が増加方向であった場合、減少方向の場合よりも出力の変化速度が速い制御出力を演算する
ことを特徴とするデシカント空調システム。 - 請求項1又は2に記載されたデシカント空調システムにおいて、
前記制御値変化方向判断手段は、
前記制御値の変化方向が減少方向を示す状態が一定条件維持された場合に前記制御値の変化方向を減少方向と判断する
ことを特徴とするデシカント空調システム。 - 請求項1に記載されたデシカント空調システムにおいて、
前記制御値決定手段は、
増加側出力値として出力の変化速度が速い制御値を決定し、
減少側出力値として出力の変化速度が遅い制御値を決定し、
前記制御値変化方向判断手段は、
前記増加側出力値より増加側の変化方向を決定し、
前記減少側出力値より減少側の変化方向を決定し、
前記決定された増加側の変化方向および減少側の変化方向に基づいて前記制御値の変化方向を判断する
ことを特徴とするデシカント空調システム。 - 再生側の空気流を形成する再生側ファンと、処理側の空気流を形成する処理側ファンと、前記再生側の空気の流路の下流側および前記処理側の空気の流路の上流側に跨って配設され処理側の空気からの吸湿と再生側の空気への放湿とを回転しながら連続的に行うデシカントロータと、前記デシカントロータによる吸湿前の処理側の空気を冷却する予冷装置と、前記デシカントロータによる放湿前の再生側の空気を加熱する加熱装置とを備え、前記デシカントロータによって吸湿された処理側の乾燥した空気を被空調空間に供給するデシカント空調システムに適用されるデシカント空調システムの運転方法において、
前記処理側の乾燥した空気が流れる流路中に定められた所定の位置における水分量を検出する水分量検出ステップと、
前記再生側の空気の流量、前記デシカントロータの回転数および前記加熱装置の加熱能力の少なくとも1つを制御対象とし、前記水分量検出ステップによって検出される水分量が目標とする水分量となるように、前記制御対象に対する制御値を決定する制御値決定ステップと、
前記制御値決定ステップによって決定された制御値の変化方向を判断する制御値変化方向判断ステップと、
前記制御値変化方向判断ステップによって判断された制御値の変化方向に基づいて制御出力値を演算する制御出力値演算ステップと、
前記制御出力値演算ステップによって演算された制御出力値を前記制御対象に出力する制御出力値出力ステップと
を備えることを特徴とするデシカント空調システムの運転方法。 - 請求項5に記載されたデシカント空調システムの運転方法において、
前記制御出力値演算ステップは、
前記制御値変化方向判断ステップによって判断された制御値の変化方向が増加方向であった場合、減少方向である場合よりも出力の変化速度が速い制御出力値を演算する
ことを特徴とするデシカント空調システムの運転方法。 - 請求項5又は6に記載されたデシカント空調システムの運転方法において、
前記制御値変化方向判断ステップは、
前記制御値の変化方向が減少方向を示す状態が一定条件維持された場合に前記制御値の変化方向を減少方向と判断する
ことを特徴とするデシカント空調システムの運転方法。 - 請求項5に記載されたデシカント空調システムの運転方法において、
前記制御値決定ステップは、
増加側出力値として出力の変化速度が速い制御値を決定し、
減少側出力値として出力の変化速度が遅い制御値を決定し、
前記制御値変化方向判断ステップは、
前記増加側出力値より増加側の変化方向を決定し、
前記減少側出力値より減少側の変化方向を決定し、
前記決定された増加側の変化方向および減少側の変化方向に基づいて前記制御値の変化方向を判断する
ことを特徴とするデシカント空調システムの運転方法。
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