JP5921408B2 - 吐出弁装置およびそれを備えたスクロール圧縮機 - Google Patents

吐出弁装置およびそれを備えたスクロール圧縮機 Download PDF

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Description

本発明は、吐出弁装置およびそれを備えたスクロール圧縮機に関し、特にスクロール圧縮機において圧縮された冷媒を圧縮機密閉容器内に吐出する吐出弁装置に関するものである。
スクロール圧縮機においては、固定スクロールと揺動スクロールのそれぞれの台板上に設けられた板状渦巻歯を噛み合わせることによって相互間に冷媒を圧縮する圧縮室が形成される。そして、吸入室は圧縮室の一番外周部に存在し、吐出室(吐出口とも呼ばれる)は圧縮室の一番内周部に存在する。吸入完了した冷媒は、一定の比率で圧縮され、吐出室から圧縮機密閉容器(以下、密閉容器という)内へと吐出されていく。このスクロール圧縮機の運転条件によっては、空調機などのユニット側の求める冷媒圧力とスクロール圧縮機の吐出する冷媒圧力との間に圧力差が発生し、この圧力差のために不足圧縮あるいは過圧縮運転状態となる。過圧縮運転状態においては必要以上の圧縮仕事をすることによる損失が発生する。不足圧縮運転状態においては密閉容器内から圧縮室へ圧縮ガスが流入し、吐出された圧縮ガスが再度圧縮室で圧縮され吐出される再圧縮損失が発生する。
この再圧縮損失を低減させることを一つの目的として、吐出室を開閉する吐出弁装置が設けられる。吐出弁装置は、吐出室を開閉する吐出弁と、吐出弁を覆い、吐出弁の開度を規制する弁押さえと、を備えている。吐出弁は、吐出室と密閉容器内との間に設けられ、吐出室から密閉容器内へ向かう一方向の流れを許容する逆止弁となっている。吸入室から吸入された冷媒は吐出室まで導かれる間に圧縮され圧力が高くなる。この冷媒圧力が密閉容器内の圧力より高くなった場合に、吐出弁は開放され、吐出室に存在する冷媒は密閉容器内へと吐出される。吐出室内圧力が密閉容器内圧力より低い場合には、吐出弁は閉塞され、密閉容器内から吐出室内へ冷媒流入を阻止する。よって、吐出弁は吐出室を確実に閉塞している必要があり、吐出弁の位置決め精度は極めて重要である。
吐出弁の位置決め方法としては、弁押さえに突起を設け、吐出弁、吐出弁固定箇所(固定スクロールの台板部)の全ての箇所において突起に対応する部分に穴を設け、各穴に突起を挿入することで吐出室に対する吐出弁の位置、および吐出弁に対する弁押さえの位置を決定する方法が一般的である。
一方、例えば特許文献1に示されている吐出弁の位置決め方法においては、弁押さえに突起を2つ設け、2つの突起の直径とこれに対応する吐出弁および固定スクロールに設けた突起挿入用の穴径を管理する方法をとっている。この方法は、突起と突起挿入用の穴径から求められる隙間を、固定ボルト径と吐出弁および固定スクロールに設けられる固定ボルト用の穴径から求められる隙間より小さくするものである。この方法によれば、固定ボルトの取付位置に影響されることなく、突起と突起挿入用の穴によって吐出弁および弁押さえの位置を決定することができる。
また、特許文献1では、突起の直径とこれに対応する突起挿入用の穴径から求められる隙間を最小に管理することによって、隙間により発生する吐出弁の移動量を、吐出弁が吐出室を閉塞可能にする移動量以下に抑えるように管理することで、吐出弁の位置決め精度を高めている。
特開平11−22664号公報
吐出弁と弁押さえの2つの部品は加工時間や費用の問題から、一般的には型による板金加工にて生産される。板金加工では型の摩耗や、加工品の寸法を直接的に管理できない等の理由により、高い精度での加工は非常に難しく、また生産ロットによる精度のバラツキも大きい。特許文献1による方法では、弁押さえに形成される突起の直径と吐出弁および固定スクロールに設けられる突起挿入用の穴径との隙間を管理するために精度の高い加工が必要である。また、隙間を小さく設定することは、必然的に2つ設けている突起間距離も高い精度で加工する必要がある。したがって、高い精度で加工するための型の精度または摩耗による精度悪化を防ぐために型の交換が多く必要となる等の課題があった。
また、特許文献1の吐出弁装置の場合、後の図5について説明するように、弁押さえに形成される突起の直径と吐出弁および固定スクロールに設けられる突起挿入用の穴径との隙間が小さくなるように設定するため、吐出弁の移動量(固定ボルトの固定位置を中心とする吐出弁の位置ずれ量または振れ量をいう)が大きくなるという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、弁押さえに形成される位置決め用の突起と吐出弁および固定スクロールに設けられる突起挿入用穴との配置を変更することで、吐出弁の移動量を小さく制限することができる吐出弁装置および吐出弁装置を備えたスクロール圧縮機を提供することを目的としている。
本発明に係る吐出弁装置は、流体の出口に設けられ、一方向への流れを許容するように構成された吐出弁装置であって、前記流体出口を開閉する吐出弁と、前記吐出弁の開度を規制する弁押さえと、前記弁押さえの下面に形成され、前記吐出弁を流体出口部材に位置決めする突起と、を備え、固定ボルトにより前記弁押さえを前記流体出口部材に前記吐出弁を介して固定するものにおいて、前記弁押さえには、複数の前記突起と少なくとも1つの前記固定ボルトのボルト挿入用穴、あるいは少なくとも1つの前記突起と複数の前記ボルト挿入用穴が形成され、前記弁押さえに形成された前記突起と前記ボルト挿入用穴とは、単一の直線上に設けられ、前記吐出弁には、前記弁押さえの前記突起および前記ボルト挿入用穴とそれぞれ同数の突起挿入用穴とボルト挿入用穴とが設けられ、少なくとも1つのボルト挿入用穴または少なくとも1つの突起挿入用穴を前記複数の突起挿入用穴の中心を結ぶ直線または前記複数のボルト挿入用穴の中心を結ぶ直線よりずれた位置に設けて、前記吐出弁の流体出口に対する位置ずれを抑制したものである。
また、本発明に係るスクロール圧縮機は、密閉容器と、密閉容器内に設けられ、それぞれの台板上に設けられた板状渦巻歯を互いに噛み合わせて圧縮室を形成する固定スクロールおよび揺動スクロールと、固定スクロールの台板中央部に形成され、圧縮室で圧縮された冷媒が吐出する吐出室と、吐出室から密閉容器内へ吐出する冷媒の流れが一方向の流れとなるように、固定スクロールに設置された吐出弁装置と、を備え、吐出弁装置は、上記の本発明に係る吐出弁装置としたものである。
本発明に係る吐出弁装置は、上記のように、弁押さえには、複数の突起と少なくとも1つの固定ボルトのボルト挿入用穴、あるいは少なくとも1つの突起と複数のボルト挿入用穴が形成され、吐出弁には、弁押さえの突起およびボルト挿入用穴とそれぞれ同数の突起挿入用穴とボルト挿入用穴とが設けられ、少なくとも1つのボルト挿入用穴または少なくとも1つの突起挿入用穴を複数の突起挿入用穴の中心を結ぶ直線または複数のボルト挿入用穴の中心を結ぶ直線よりずれた位置に設けている。そのため、弁押さえに形成される突起の直径と吐出弁および流体出口部材に設けられる突起挿入用の穴径との隙間が複数の平行な直線間の距離によって片側のみ小さくできるので、吐出弁の移動量を小さくすることができる。したがって、本発明に係る吐出弁装置を適用することにより、位置決め精度が向上し、また加工コストの削減、組立性の改善に寄与するスクロール圧縮機が得られる。
本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機の断面図である。 本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機の吐出弁装置の断面図である。 本発明の実施の形態1に係る吐出弁装置の吐出弁の上面図(a)および弁押さえの下面図(b)である。 本発明の実施の形態1に係る吐出弁装置の弁押さえと吐出弁の突起と突起挿入用穴およびボルト挿入用穴の配置関係を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る吐出弁装置の吐出弁の移動量と先行例における吐出弁の移動量とを比較して示す説明図で、(a)は実施の形態1の場合、(b)は先行例の場合である。 本発明の実施の形態2に係るスクロール圧縮機の吐出弁装置の吐出弁の上面図(a)および弁押さえの下面図(b)である。 本発明の実施の形態3に係るスクロール圧縮機の吐出弁装置の吐出弁の上面図(a)および弁押さえの下面図(b)である。
以下、本発明に係る吐出弁装置を備えたスクロール圧縮機の実施の形態について図面に基づいて説明する。なお、ここで説明するスクロール圧縮機は、縦置き型の例を示すが、横置き型のものにも本発明を適用できるものである。また、本発明に係る吐出弁装置はスクロール圧縮機に限らず、流体の出口に設けられる逆止弁として他の圧縮機或いはポンプに適用できるものである。また、図1を含め、以下の図面は模式的に表したものであり、各構成部材の大きさの関係についても実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機100の断面図である。図1に基づいて、スクロール圧縮機100の構成および動作について説明する。
このスクロール圧縮機100は、例えば、冷蔵庫や冷凍庫、空気調和装置、冷凍装置、給湯器等の各種産業機械に用いられる冷凍サイクルの構成要素の一つとなるものである。
スクロール圧縮機100は、冷凍サイクルを循環する冷媒を吸入し、圧縮して高温高圧の状態として吐出させるものである。このスクロール圧縮機100は、密閉容器10内に固定スクロール1と固定スクロール1に対して公転(揺動)する揺動スクロール2を組み合わせた圧縮機構部を備えている。また、スクロール圧縮機100は、密閉容器10内に揺動スクロール2を主軸21を介して駆動する電動機20(回転駆動手段の一例)を備えている。縦置き型のスクロール圧縮機100の場合、密閉容器10内において、圧縮機構部が上側に、電動機20が下側に、それぞれ配置されている。
固定スクロール1は、台板1bと、台板1bの一方の面に立設された渦巻状突起である板状渦巻歯1aと、で構成されている。また、揺動スクロール2は、台板2bと、台板2bの一方の面に立設され、板状渦巻歯1aと実質的に同一形状の渦巻状突起である板状渦巻歯2aと、で構成されている。この固定スクロール1の板状渦巻歯1aと揺動スクロール2の板状渦巻歯2aとを互いに噛み合わせることで、相対的に容積が変化する圧縮室3が形成される。
固定スクロール1は、フレーム30に図示省略のボルト等によって密閉容器10に固定されている。固定スクロール1の台板1bの外周部には、冷媒ガスを吸入逆止弁18を介して圧縮室3に導入するための吸入管17が設けられている。固定スクロール1の台板1bの中央部には、圧縮され、高圧となった冷媒ガスを吐出する吐出室(吐出口)4が形成されている。そして、圧縮され、高圧となった冷媒ガスは、固定スクロール1の台板1aに設けられている吐出弁装置5を介して密閉容器10内の上部空間11に排出されるようになっている。この上部空間11に排出された冷媒ガスは、吐出パイプ19を介して冷凍サイクルに吐出されることになる。なお、吐出弁装置5については後で詳しく説明する。
揺動スクロール2は、自転運動を阻止するためのオルダム機構9により、固定スクロール1に対して自転運動することなく公転運動(揺動運動)を行うようになっている。固定スクロール1の台板1aの外周部にはほぼ一直線上に2個1対のオルダム案内溝9aが形成されている。このオルダム案内溝9aにはオルダム機構9の2個1対の固定側キー9bが往復摺動自在に係合されている。また、揺動スクロール2の台板2aの外周部には、固定スクロール1のオルダム案内溝9aとほぼ90度の位相差を持つ2個1対のオルダム案内溝9cがほぼ一直線上に形成されており、このオルダム案内溝9cにはオルダム機構9の2個1対の揺動側キー9dが往復摺動自在に係合されている。上記のように構成されたオルダム機構9によって揺動スクロール2は自転することなく揺動運動(旋回運動)を行うことができる。また、揺動スクロール2の板状渦巻歯2aの形成面と反対側の面のほぼ中心部には、中空円筒形状のボス部2cが形成されている。このボス部2cには、主軸21の上端部に設けられた偏心軸部21aが挿入される。
電動機20は、主軸21を回転駆動するものであり、主軸21に固定された回転子22、密閉容器10に固定された固定子23、および回転軸である主軸21等で構成されている。回転子22は、主軸21に焼き嵌め固定され、固定子23への通電を開始することにより回転駆動し、主軸21を回転させるようになっている。また、回転子23の上端面には第1バランスウェイト24が、下端面には第2バランスウェイト25がそれぞれ対角状の偏心位置に取り付けられている。また、ボス部2cの外側空間内において、主軸21の上部には主軸バランスウェイト26が取り付けられている。これら3個のバランスウエイト24、25、26によって揺動スクロール2が主軸21の偏心軸部21aを介して揺動することにより生じるアンバランスを相殺することで、静バランスおよび動バランスがとられている。
主軸21は、回転子22の回転に伴って回転し、揺動スクロール2を旋回させるようになっている。この主軸21の上部(偏心軸部21aの近傍)は、フレーム30に設けられた主軸受31によって支持されている。一方、主軸21の下部は、サブフレーム33の中央部に形成された副軸受32によって回転自在に支持されている。また、密閉容器10の下部は潤滑油を貯留する油溜めとなっており、潤滑油は主軸21の内部に形成された給油孔等を介して各摺動部に送られる。なお、フレーム30は、本例ではガイドフレーム30aと、ガイドフレーム30aを支持するコンプライアントフレーム30bとで構成されているが、これに限定されるものではなく、一つの固定フレームでもよい。
ここで、スクロール圧縮機100の動作について説明する。
電動機20が駆動し、主軸21が回転駆動されると、オルダム機構9により自転を抑制された揺動スクロール2は、公転運動を行う。揺動スクロール2が公転運動を行うと、冷媒ガスは吸入ポート7から吸入逆止弁を介して圧縮室3内へ流れ、吸入過程が開始される。さらに、揺動スクロール2の板状渦巻歯2bと固定スクロール1の板状渦巻歯1bとは互いに噛み合って相互間に圧縮室3を形成しているので、圧縮室3内に流入した冷媒ガスは、揺動スクロール2の公転運動に伴い圧縮室3の容積が縮小されていくため、所定の比率で圧縮されることになる。圧縮された冷媒ガスは、固定スクロール1の台板1a中央部に設けられた吐出室に吐出される。この吐出室の開口端には、吐出室から密閉容器10の上部空間11へ冷媒ガスが一方向に流れることを許容する吐出弁装置5が設けられているので、吐出室の圧力が上部空間11の圧力よりも高くなると、吐出弁装置5が開き、吐出室内の冷媒ガスを上部空間11へ吐出する。そして、上部空間11へ吐出された冷媒ガスは、吐出パイプ17を介して密閉容器10から吐出される。このように、スクロール圧縮機100は、冷媒ガスの吸入→圧縮→吐出を連続的に繰り返す。
一方、吐出室の圧力が上部空間11の圧力より低い場合には、吐出弁装置5は閉じており、上部空間11の冷媒ガスが吐出室へ逆流することを阻止する。
図2は、本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機100の吐出弁装置5の断面図であり、(a)は固定ボルト8の中心断面図、(b)は位置決め用の突起7aの中心断面図である。
図2に示すように、吐出弁装置5は、吐出室4の開口(流体出口の一例)を開閉する吐出弁6と、吐出弁6の開度(浮上量)を規制する弁押さえ7と、弁押さえ7の下面に一体に形成され、吐出弁4を固定スクロール1(流体出口部材の一例)に位置決めする突起7aと、弁押さえ7を吐出弁6を介して固定スクロール1に固定する固定ボルト8と、で構成されている。
弁押さえ7は、平坦部に続く湾曲部を先端部に有する形状となっており、この湾曲部の高さで吐出弁6の浮上量すなわち開度が規制されている。吐出弁6は、冷媒ガス(流体の一例)の流れが吐出室4から密閉容器10内(上部空間11)へ一方向の流れとなるように許容するものである。
図3は、本発明の実施の形態1に係る吐出弁装置5の吐出弁6の上面図(a)および弁押さえ7の下面図(b)である。また、図4は、本発明の実施の形態1に係る吐出弁装置5の弁押さえ7と吐出弁6の突起7aと突起挿入用穴6aおよびボルト挿入用穴6b、7bの配置関係を示す説明図である。
図3および図4に示すように、弁押さえ7には位置決め用の突起7aが2つと固定ボルト8挿入用の穴(ボルト挿入用穴)7bが1つ設けられている。そして、突起7aとボルト挿入用穴7bとは単一の直線51上に設けられている。つまり、この直線51上に、2つの突起7aと1つのボルト挿入用穴7bの各中心が位置するように、突起7aおよびボルト挿入用穴7bが形成されている。
一方、吐出弁6と固定スクロール1の台板1aには、突起挿入用穴6aが2つと、ボルト挿入用穴6bが1つ設けられている。そして、固定スクロール1と吐出弁6においては、突起挿入用穴6aとボルト挿入用穴6bとが2本の平行な直線52、53上に設けられている。つまり、2つの突起挿入用穴6aの中心を結ぶ直線52から、ボルト挿入用穴6bの中心がシフトした位置に配置されている。本例では、1本の固定ボルト8で固定する構造となっているため、ボルト挿入用穴6bは2つの突起挿入用穴6aの中間に設けられており、かつ、ボルト挿入用穴6bの中心線53は2つの突起挿入用穴6aの中心を結ぶ直線52に対し平行にシフトしている。そのため、吐出弁6に形成されるボルト挿入用穴6bは、半径が平行な直線52、53の間隔距離分だけ弁押さえ7のボルト挿入用穴7bより大きくなっている。なお、特に限定するものではないが、直線51は弁押さえ7の中心線に対し直角に設定し、直線52と53は吐出弁6の中心線に対し直角に設定することが位置決めおよび製作面で都合がよい。
本実施の形態1の吐出弁装置5は、弁押さえ7に2つの突起7aと1つのボルト挿入用穴7bを単一の直線51上に設け、吐出弁6の各突起挿入用穴6aの中心を結ぶ直線52に対し平行な直線53上にボルト挿入用穴6bを設けたので、各々の突起7aと突起挿入用穴6aとの半径方向の隙間が直線52と53の間隔距離によって制限されるため片側のみ小さくなり、吐出弁6の移動量を小さく抑えることができる。
したがって、本実施の形態1の吐出弁装置5では、吐出弁6の位置決め精度が向上するという効果が得られる。また、この吐出弁装置5では、位置決め精度を悪化させることなく上記隙間を大きくすることもできるので、加工コストの削減および組立性の改善に寄与するという効果が得られる。
例えば、図5に、本実施の形態1による吐出弁6の移動量と先行例(特許文献1)による吐出弁60の移動量とを比較して示す。(a)は本実施の形態1の場合、(b)は先行例の場合である。
例えば、吐出弁6の弁板部の中心を通る弁板中心線54と前記直線51(固定ボルト8中心線)との距離(以下、「吐出弁6の長さ」と略称する)を50mm、2つの突起7a間の距離を20mm、平行な直線52と53間の距離を0.4mmとした場合、吐出弁6の移動量は最大で0.6mmである。
一方、先行例の場合、2つの突起70aの突起挿入用穴60aと1つのボルト挿入用穴60bは単一の直線51上に設けられているため、吐出弁60の長さを50mm、2つの突起70a間の距離を20mm、突起70aの直径と突起挿入用穴60aの穴径との隙間を半径方向に0.25mmとした場合、吐出弁60の移動量は最大で1.26mmとなる。なお、実施の形態1及び先行例共に、突起7a、70aの外径、突起挿入用穴6a、60aの穴径、およびボルト挿入用穴6b、60bの穴径はそれぞれ同一寸法に設定されている。
上記のように、本実施の形態1の場合、吐出弁6の移動量は先行例の1.26mmの半分以下の移動量に抑えることができる。
本実施の形態1において、2つの突起挿入用穴6aと1つのボルト挿入用穴6bの位置(例えば、直線52、53間の距離)によっては、突起挿入用穴6bの直径を突起7aに対して十分大きく設定することができる。つまり、突起7aと突起挿入用穴6bとの間に広い隙間を設定することができる。
したがって、この吐出弁装置5では、狭い隙間を持った突起7aと突起挿入用穴6bを組み立てるよりも簡単に位置決めができ、かつ、組み立てることができる。
また、この吐出弁装置5では、突起挿入用穴6bの位置精度、および突起挿入用穴6bの直径精度にバラツキが生じていても、固定ボルト8で固定することができる。例えば、突起7aの直径がφ3.0mmに対して突起挿入用穴6bの穴径がφ3.5mmとした場合、0.2mm以下の位置バラツキであれば許容できる。また、突起7aの直径が0.3mm以下の直径バラツキであれば許容できる。この許容値は、突起7aの直径、突起挿入用穴6bの直径、突起7a間の距離、吐出弁6の固定位置から吐出室4までの距離など、様々な要因によって変化するので一概に決定することはできない。
なお、実施の形態1では、弁押さえ7に2つの突起7aと1つのボルト挿入用穴7bを単一の直線51上に設け、吐出弁6の各突起挿入用穴6aの中心を結ぶ直線52に対し平行な直線53上にボルト挿入用穴6bを設ける構成としたが、配置関係を逆にしてもよい。すなわち、弁押さえ7には2つの突起7aと1つのボルト挿入用穴7bを2本の平行な直線上に設け、吐出弁6には2つの突起挿入用穴6aと1つのボルト挿入用穴6bを単一の直線51上に設けてもよい。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係るスクロール圧縮機100の吐出弁装置5の吐出弁6の上面図(a)および弁押さえ7の下面図(b)である。スクロール圧縮機100は、図1に示したものと同じである。
本実施の形態2では、弁押さえ7に1つの突起7aと2つのボルト挿入用穴7bが単一の直線51上に設けられている。つまり、突起7aを中央に配置し、その両側にボルト挿入用穴7bを配置する構成となっている。
一方、吐出弁6と固定スクロール1の台板1aには、1つの突起挿入用穴6aと2つのボルト挿入用穴6bが2本の平行な直線52、53上に設けられている。つまり、突起挿入用穴6aの中心は、ボルト挿入用穴6bの中心を結ぶ直線52からシフトした位置に配置されている。
本実施の形態2は、弁押さえ7に1つの突起7aと2つのボルト挿入用穴7bを単一の直線51上に設け、吐出弁6の各ボルト挿入用穴6bの中心を結ぶ直線52に対し平行な直線53上に突起挿入用穴6aを設けたので、実施の形態1と同様に吐出弁6の移動量を小さく抑えることができる。
なお、実施の形態2においても上記とは逆に、弁押さえ7の1つの突起7aと2つのボルト挿入用穴7bを2本の平行な直線上に設け、吐出弁6の2つのボルト挿入用穴6bと1つの突起挿入用穴6aを単一の直線上に設けてもよいものである。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3に係るスクロール圧縮機100の吐出弁装置5の吐出弁6の上面図(a)および弁押さえ7の下面図(b)である。スクロール圧縮機100は、図1に示したものと同じである。
本実施の形態3では、弁押さえ7に3つの突起7aと少なくとも1つのボルト挿入用穴7bが設けられている。そして、3つの突起7aは、全て単一の直線51上に設けられている。ボルト挿入用穴7bは、突起7aの周辺に設けられている。
一方、吐出弁6と固定スクロール1の台板1aには、両側の2つの突起挿入用穴6aと中央の1つの突起挿入用穴6aが2本の平行な直線52、53上に設けられている。つまり、中央の突起挿入用穴6aの中心は、両側の突起挿入用穴6aの中心を結ぶ直線52からシフトした位置に配置されている。ボルト挿入用穴6bは、弁押さえ7のボルト挿入用穴7bに対応した位置に設けられている。なお、突起7aは少なくとも3つあればよく、突起挿入用穴6aはそのうちの少なくとも1つの突起挿入用穴6aが残りの突起挿入用穴6a同士の中心を結ぶ直線52よりシフトした位置に設けられていればよい。
ここで、吐出弁6および弁押さえ7に設けられているボルト挿入用穴6bおよび7bの直径と固定ボルト8の直径から求められる隙間は、突起7aと突起挿入用穴6aから求められる隙間よりも大きくしておくことで、ボルト挿入用穴6bおよび7bと固定ボルト8によって求められる隙間に影響されることなく吐出弁6の位置決めをすることができる。
また、実施の形態3では、固定ボルト8は吐出弁6の移動量に影響を与えないため、突起7aの周囲に配置すればよい。または、固定ボルトではない他の方法によって吐出弁6と弁押さえ7を固定してもよい。
なお、実施の形態3においても上記とは逆に、弁押さえ7の3つの突起7aのうち両側の突起7aと中間部の1つの突起7aを2本の平行な直線上に設け、吐出弁6の3つの突起挿入用穴6aの全てを単一の直線上に設けてもよいものである。
1 固定スクロール、1a 板状渦巻歯、1b 台板、2 揺動スクロール、2a 板状渦巻歯、2b 台板、2c ボス部、3 圧縮室、4 吐出室、5 吐出弁装置、6 吐出弁、6a 突起挿入用穴、6b ボルト挿入用穴、7 弁押さえ、7a 突起、7b ボルト挿入用穴、8 固定ボルト、9 オルダム機構、9a オルダム案内溝、9b 固定側キー、9c オルダム案内溝、9d 摺動側キー、10 密閉容器、11 上部空間、17 吸入管、18 吸入逆止弁、19 吐出パイプ、20 電動機、21 主軸、21a 偏心軸部、22 回転子、23 固定子、24 第1バランスウェイト、25 第2バランスウェイト、26 主軸バランスウェイト、30 フレーム、30a ガイドフレーム、30b コンプライアントフレーム、31 主軸受、32 副軸受、33 サブフレーム、35 オイルポンプ、51 直線、52 直線、53 直線(中心線)、54 弁板中心線、100 スクロール圧縮機。

Claims (7)

  1. 流体の出口に設けられ、一方向への流れを許容するように構成された吐出弁装置であって、
    前記流体出口を開閉する吐出弁と、
    前記吐出弁の開度を規制する弁押さえと、
    前記弁押さえの下面に形成され、前記吐出弁を流体出口部材に位置決めする突起と、を備え、
    固定ボルトにより前記弁押さえを前記流体出口部材に前記吐出弁を介して固定するものにおいて、
    前記弁押さえには、複数の前記突起と少なくとも1つの前記固定ボルトのボルト挿入用穴、あるいは少なくとも1つの前記突起と複数の前記ボルト挿入用穴が形成され、
    前記弁押さえに形成された前記突起と前記ボルト挿入用穴とは、
    単一の直線上に設けられ、
    前記吐出弁には、前記弁押さえの前記突起および前記ボルト挿入用穴とそれぞれ同数の突起挿入用穴とボルト挿入用穴とが設けられ、
    少なくとも1つのボルト挿入用穴または少なくとも1つの突起挿入用穴を前記複数の突起挿入用穴の中心を結ぶ直線または前記複数のボルト挿入用穴の中心を結ぶ直線よりずれた位置に設けて、前記吐出弁の流体出口に対する位置ずれを抑制した
    ことを特徴とする吐出弁装置。
  2. 記吐出弁に形成された前記突起挿入用穴と前記ボルト挿入用穴は、複数の平行な直線上に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の吐出弁装置。
  3. 前記弁押さえには、2つの前記突起と1つの前記ボルト挿入用穴とが単一の直線上に設けられており、
    前記吐出弁には、1つの前記ボルト挿入用穴が2つの前記突起挿入用穴の中心を結ぶ直線よりずれた位置に設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の吐出弁装置。
  4. 前記弁押さえには、2つの前記ボルト挿入用穴と1つの前記突起とが単一の直線上に設けられており、
    前記吐出弁には、1つの前記突起挿入用穴が2つの前記ボルト挿入用穴の中心を結ぶ直線よりずれた位置に設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の吐出弁装置。
  5. 前記弁押さえには、少なくとも3つの前記突起が設けられ、これら3つの突起が単一の直線上に設けられており、
    前記吐出弁には、少なくとも1つの突起挿入用穴が残りの前記突起挿入用穴同士の中心を結ぶ直線よりずれた位置に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の吐出弁装置。
  6. 流体の出口に設けられ、一方向への流れを許容するように構成された吐出弁装置であって、
    前記流体出口を開閉する吐出弁と、
    前記吐出弁の開度を規制する弁押さえと、
    前記弁押さえの下面に形成され、前記吐出弁を流体出口部材に位置決めする突起と、を備え、
    固定ボルトにより前記弁押さえを前記流体出口部材に前記吐出弁を介して固定するものにおいて、
    前記吐出弁には、前記弁押さえの前記突起および前記固定ボルトのボルト挿入用穴とそれぞれ同数の突起挿入用穴とボルト挿入用穴とが設けられ、
    前記吐出弁に形成された前記突起挿入用穴と前記ボルト挿入用穴とは、
    単一直線上に設けられ、
    前記弁押さえには、複数の前記突起および少なくとも1つの前記ボルト挿入用穴、あるいは少なくとも1つの前記突起および複数の前記ボルト挿入用穴が形成され、
    少なくとも1つのボルト挿入用穴または少なくとも1つの突起挿入用穴を前記複数の突起挿入用穴の中心を結ぶ直線または前記複数のボルト挿入用穴の中心を結ぶ直線よりずれた位置に設けて、前記吐出弁の流体出口に対する位置ずれを抑制した
    ことを特徴とする吐出弁装置。
  7. 密閉容器と、
    前記密閉容器内に設けられ、それぞれの台板上に設けられた板状渦巻歯を互いに噛み合わせて圧縮室を形成する固定スクロールおよび揺動スクロールと、
    前記固定スクロールの台板中央部に形成され、前記圧縮室で圧縮された冷媒が吐出する吐出室と、
    前記吐出室から前記密閉容器内へ吐出する冷媒の流れが一方向の流れとなるように、前記固定スクロールに設置された吐出弁装置と、を備え、
    前記吐出弁装置は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の吐出弁装置である
    ことを特徴とするスクロール圧縮機。
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