JP5915545B2 - 経路選択方法および制御サーバ - Google Patents

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Description

[関連出願についての記載]
本発明は、日本国特許出願:特願2011−024046号(2011年02月07日出願)の優先権主張に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
本発明は、通信方法、制御サーバ、および通信システムに関し、特に、ネットワークに配置されたノードによりトラフィックを転送して通信を実現する通信方法、制御サーバ、および通信システムに関する。
複数のノードを含む通信ネットワークが管理サーバによって集中的に管理される通信ネットワークシステムが知られている。管理サーバは、あるトラフィックに関する経路設定要求を受け取ると、通信ネットワークにおける当該トラフィックの通信経路を決定する。このようにトラフィックの通信経路を決定する管理サーバは、以下、「制御サーバ」とも参照される。
ある送信元ノードからある送信先ノードへの最短経路を求めるアルゴリズムとして、非特許文献1では、ダイクストラ法(Dijkstra’s Algorithm)が記載されている。しかしながら、それら送信元ノードと送信先ノードとの間で複数のトラフィックの通信が行われる場合、単純にダイクストラ法を用いるだけでは、それら複数のトラフィックに対して同じ通信経路(最短経路)が設定されてしまう。このことは、当該通信経路にかかる負荷を増大させ、通信効率を低下させる。
負荷を分散させるためには、同じ送信元ノードと送信先ノードとの間の異なるトラフィックに対して、異なる通信経路を設定することが好適である。そのためには、それら送信元ノードと送信先ノードとの間で、最短経路だけでなく他の通信経路をも抽出することが考えられる。送信元ノードから送信先ノードへの複数の通信経路を求める技術として、次のものが知られている。
非特許文献2には、k番目に短い経路までをダイクストラ法によって抽出し、トラフィックの経路をk番目に短い経路の中からランダムに割り当てるk−shortest pathが記載されている。これにより、送信元ノードから送信先ノードへ複数の経路を求めることが出来る。
しかしながら、k−shortest path方法を用いる場合、ダイスクストラ法によって通信経路を求めるため、計算量が膨大になってしまうという問題がある。
計算量を抑えつつ、負荷を分散させ、ある送信元ノードから送信先ノードへの経路を求めるアルゴリズムとして、非特許文献3には、経路中のノードがある送信先への転送確率テーブルを生成し、その転送確率テーブルを用いて、確率に基づいてパケットを転送させる方法が記載されている。転送確率は経路中ノードのリンクコストと、これを用いて算出する重み行列、および設定パラメータγに基づいて算出される。この場合、転送確率テーブルは、送信先ノードに対する、隣接ノードとそれへの転送確率を保持する。送信先ノードのアドレスが決定されると、確率的に隣接するノードへパケットを転送する。
なお、非特許文献3に記載の方法は、確率的なパケット転送のための方法であるが、非特許文献4において、この方法をフロー転送のための方法として拡張する方法が記載されている。
非特許文献3に記載の方法は、転送確率テーブルの構築が容易であるため、計算量を抑えることが可能である。
Edsger W. Dijkstra, "A Note on Two Problems in Connexion with Graphs" Numerische Mathematik, vol.1, pp.269−271 (1959) D. Eppstein, "Finding the k Shortest Paths", March 31, 1997. Y. Honma, M. Aida, H. Shimonishi and A. Iwata, "A New Multi−path Routing Methodology Based on Logit Type Assignment", In FutureNet II, 2009. 篠原悠介,千葉靖伸,下西英之,本間裕大,会田雅樹,"データセンタネットワークにおける効率的マルチパスルーティングとそのOpenFlowネットワークへの適用",信学技報,vol,109,no.448,NS2009−164, pp.13−18 Nick McKeownほか7名、"OpenFlow: Enabling Innovation in Campus Networks"、[online]、[平成23(2011年)年2月4日検索]、インターネット〈http://www.openflowswitch.org/documents/openflow−wp−latest.pdf〉
上記の非特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。以下の分析は、本発明によって与えられたものである。
転送確率テーブルを構築し、転送確率テーブルを用いて確率的にトラフィックを転送させるアルゴリズムにおいて、設定パラメータγはネットワークトポロジおよびトラフィックパターンからなるネットワーク状況によって最適な値が異なるため、ネットワーク状況に適した設定パラメータγを設定することは困難である。このことは、ネットワークの効率的な使用を妨げる。
ネットワークを効率的に使用するため、常に最適な設定パラメータγを設定する必要がある。
これを解決する方法として、ネットワーク状況に適した設定パラメータγの最適な値を設定するため、使用するネットワークにおいて、人手により、もしくは、機械的に実際に様々な値の設定パラメータγを設定、試行した結果、平均スループットが高く、ネットワークが効率的に使用できた設定パラメータを静的に設定する方法が考えられる。
しかしながら、設定パラメータγの取りうる値は0から無限大の間の値であり、現実的な時間で最適な設定パラメータγを探索することは不可能である。また、仮に、最適な設定パラメータγを探索できたとしても、トラフィックパターンもしくはネットワークトポロジが変動した場合、再度、最適な設定パラメータγを探索する必要がある。このことは、非効率的である。
本発明の1つの目的は、ネットワーク状況に適した設定パラメータγを動的に設定することにより、効率的にネットワークを利用することである。
本発明の第1の視点によれば、送信元から宛先へ複数の経路が存在するネットワークをノード間トラフィック転送確率に基づいて制御する経路選択方法において、経路選択にかかるパラメータ値からノード間トラフィック転送確率を算出し、前記ノード間トラフィック転送確率と通信量とを用いることによって当該パラメータ値を用いた場合のリンクコストを算出し、前記ノード間トラフィック転送確率と前記リンクコストとを用いてトラフィックがエンドツーエンド間で経験するコスト(エンドツーエンドのコスト)を算出し、前記コスト(エンドツーエンドのコスト)が最小となるノード間トラフィック転送確率を用いることを特徴とする経路選択方法が提供される。本方法は、ネットワークに配置されたノードを制御する制御装置という、特定の機械に結びつけられている。
本発明の第2の視点によれば、経路選択にかかるパラメータ値からノード間トラフィック転送確率を算出する手段と、前記ノード間トラフィック転送確率と通信量とを用いることによって当該パラメータ値を用いた場合のリンクコストを算出する手段と、前記ノード間トラフィック転送確率と前記リンクコストとを用いてトラフィックがエンドツーエンド間で経験するコスト(エンドツーエンドのコスト)を算出する手段と、前記コスト(エンドツーエンドのコスト)が最小となるノード間トラフィック転送確率に基づいて次ノード候補からランダムに次ノードを選択する手段と、を有し、送信元から宛先へ複数の経路が存在するネットワークにおけるトラフィックを前記ノード間トラフィック転送確率に基づいて制御する制御サーバが提供される。
本発明の第3の視点によれば、転送確率テーブルを構築し、転送確率テーブルを用いて確率的にトラフィックを転送させるプログラムであって、ネットワークトポロジおよびトラフィックパターンからなるネットワーク状況に基づいて、リンクコスト、およびトラフィックがエンドツーエンド間で経験するリンクコストの和を算出する処理と、トラフィックがエンドツーエンド間で経験するリンクコストの和の算出値が最も小さくなる設定パラメータγを得る処理とをコンピュータに実行させるプログラムが提供される。なお、このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録することができる。即ち、本発明は、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。
本発明によれば、最適な設定パラメータ値を設定し、効率的にネットワークを利用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る通信システムの概略図である。 送信元ノードから送信先ノードへの通信経路を示す概念図である。 本発明の第1の実施形態に係る制御サーバの構成を示すブロック図である。 転送確率テーブルの概念図である。 本発明の第1の実施形態に係る経路設定方法を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る設定パラメータγ設定方法のフローチャートである。
添付図面を参照して、本発明の一実施形態を説明する。
1.通信ネットワークシステム
図1は、本発明の第1の実施形態に係る通信ネットワークシステム1を示す概略図である。通信ネットワークシステム1は、複数のノード5を含む通信ネットワークNETを備えている。本実施形態では、通信ネットワークNETはn個(nは2以上の整数)のノード5−1〜5−nを含んでいるとする。
通信経路が決定されると、制御サーバ10は、決定された通信経路上の各ノード5に対して、当該トラフィックのデータ(パケット、フレーム)を当該決定された通信経路に沿って転送するように指示する。各ノード5は、その指示に従って、自身の設定を行う。
例えば、各ノード5に「転送テーブル」が設けられる。転送テーブルは、トラフィックの入力元と送信先との対応関係を示すテーブルである。各ノード5は、その転送テーブルを参照することによって、入力元から受け取ったトラフィックを指定された送信先に転送することができる。この場合、制御サーバ10は、上記決定された通信経路に沿ってトラフィックが転送されるように、各ノード5に対して転送テーブルを設定するよう指示する。各ノード5は、制御サーバ10からの指示に従って、自身の転送テーブルの内容を設定する。
このような処理を実現するための制御サーバ10とノード5との間のインターフェイス方式としては、非特許文献5にオープンフロー(OpenFlow)という技術が提案されている。オープンフローは、通信をフローとして捉え、フロー単位で経路制御、障害回復、負荷分散、最適化を行うものである。転送ノードとして機能するオープンフロースイッチは、オープンフローコントローラとの通信用のセキュアチャネルを備え、オープンフローコントローラから適宜追加または書き換え指示されるフローテーブルに従って動作する。フローテーブルには、フロー毎に、パケットヘッダと照合するルールと、処理内容を定義したアクションと、フロー統計情報との組が定義される。
例えば、オープンフロースイッチは、最初のパケット(first packet)を受信すると、フローテーブルから、受信パケットのヘッダ情報に適合するルール(FlowKey)を持つエントリを検索する。検索の結果、受信パケットに適合するエントリが見つかった場合、オープンフロースイッチは、受信パケットに対して、当該エントリのアクションフィールドに記述された処理内容を実施する。一方、前記検索の結果、受信パケットに適合するエントリが見つからなかった場合、オープンフロースイッチは、セキュアチャネルを介して、オープンフローコントローラに対して受信パケットを転送し、受信パケットの送信元・送信先に基づいたパケットの経路の決定を依頼し、これを実現するフローエントリを受け取ってフローテーブルを更新する。
2.経路設定処理の概要
図2は、送信元ノード5−Sから送信先ノード5−Dへの複数の通信経路を示す概念図である。図2に示されるように、多くの場合、送信元ノード5−Sから送信先ノード5−Dへは複数の通信経路が存在する。各通信経路はいくつかの中継ノード5−rを含んでおり、異なる通信経路は異なる中継ノード5−rの組み合わせで構成されている。
3.転送確率テーブル
通信ネットワークからのリンクコストおよびトポロジ情報を含んだネットワーク情報に基づいて転送確率テーブル400を構成することができる。
転送確率テーブル400を説明するために、図4を参照して、「対象ノード」と「次ホップノード」を説明する。対象ノード5−iは、ノード5−1〜5−nのいずれかである(i=1〜n)。また、送信先ノード5−jは、ノード5−1〜5−nのいずれかであり、対象ノード5−iとは異なる(j=1〜n、j≠i)。対象ノード5−iから送信先ノード5−jへトラフィックを伝達することを考える。このとき、対象ノード5−iからのトラフィックの送信先となる次のノードが、「次ホップノード5−ij」である。つまり、次ホップノード5−ijは、トラフィックが経由する対象ノード5−iの次のホップのノードである。ある対象ノード5−iに関して、次ホップノード5−ijの候補は複数存在し得る。候補がm個(mは自然数)ある場合、それらは5−ij(1)〜5−ij(m)で表される。一般化すれば、ある対象ノード5−iに関して、次ホップノード候補5−ij(k);k=1〜mが存在する。尚、次ホップノード候補5−ij(k)は、送信先ノード5−jから遠ざかるようなものであっても構わない。
転送確率テーブル400は、以上に説明された次ホップノードの候補を示す「次ホップ情報」である。より詳細には、ノード5−1〜5−nのそれぞれに対して転送確率テーブル400−1〜400−nが設けられている。つまり、ある対象ノード5−iと転送確率テーブル400−iは互いに関連付けられている。転送確率テーブル400−iは、対象ノード5−iに関する次ホップノード候補5−ij(k)を示す。
図4は、対象ノード5−iに対する転送確率テーブル400−iの一例を示している。図4に示されるように、転送確率テーブル400−iは、送信先ノード5−j(j=1〜n、j≠i)毎に、次ホップノード候補5−ij(k)を示している。更に、転送確率テーブル400−iは、各次ホップノード候補5−ij(k)に対して規定される「選択確率Pij(k)」も示している。選択確率Pij(k)は、m個の次ホップノード候補5−ij(1)〜5−ij(m)の中から次ホップノード5−ij(k)が選択される確率である。
本実施形態に係る制御サーバ10は、転送確率テーブル400に基づいて確率的にトラフィックを転送させる。
尚、以上に説明された経路設定処理は、制御サーバ10が経路設定プログラムを実行することにより実現される。経路設定プログラムは、制御サーバ10によって実行されるコンピュータプログラムであり、コンピュータ読み取り可能な記録媒体(特に非トランジェントなもの)に記録されていてもよい。
4.制御サーバの様々な例
4−1.第1の実施形態
図3は、本発明の第1の実施形態に係る制御サーバ10の構成を示すブロック図である。制御サーバ10は、次ホップノード決定部100、ノード設定部200、ループ検出部300、転送確率テーブル400、経路ノードリスト500、パラメータ設定部600、トラフィック管理部700を備えている。
次ホップノード決定部100は、対象ノードに関する対象ノードに関する次ホップノードの候補とそれへの転送確率を転送確率テーブル400より取得し、次ホップノードの候補から1つのノードを選択し、対象ノードを上記選択された1つの次ホップノードに更新し、経路ノードリスト500に追加書き込みをする。また、転送確率テーブルの構築に用いられる設定パラメータγはパラメータ設定部600によって決定される。パラメータ設定部600は全ノードペア間の通信量を知るため、トラフィック管理部700からトラフィックが通過しているエッジノードを取得する。
図5は、本実施形態に係る経路設定処理を示すフローチャートである。以下、本実施形態に係る経路設定処理を詳細に説明する。
ステップS10:
あるトラフィックが発生した場合、次ホップノード決定部100は、当該トラフィックに関する経路設定要求REQを通信ネットワークNETから受け取る。経路設定要求REQは、当該トラフィックの送信元ノード5−Sと送信先ノード5−Dを示している。
ステップS11:
次ホップノード決定部100は、経路設定要求REQを受け取り、送信元ノード5−Sと送信先ノード5−Dを認識する。そして、次ホップノード決定部100は、対象ノード5−iを送信元ノード5−Sに初期設定する。
ステップS12:
次ホップノード決定部100は、対象ノード5−iに関連付けられた、転送確率テーブル400から次ホップ候補とそれへの転送確率を取得する。
ステップS13:
ループ検出部300は、ステップS12で取得した次ホップ候補のうち、既に経路ノードリスト500に書き込まれているノード(既に経由したノード)への転送確率を、次ホップ候補の中で経路ノードリスト500に書込まれていないノードへの転送確率に対して小さな値に再設定して、既に経由したノードが次ホップのノードとして選択されることを抑制する。次ホップ候補のうち、既に経路ノードリスト500に書込まれているノードは、トラフィック送信の経路においてループを形成してしまう。このノードへの転送確率を、上述のように再設定することにより、以降に転送確率に基づいて次ホップを決定する際、ループを形成するノードを選択することを抑制することができる。その結果、ループを形成する経路縮退等の処理を実行する必要がなくなり、ルーティングループが多発する環境においても、計算量を抑止することができるので、迅速な経路設定が可能となる。
なお、既に経路ノードリスト500に書込まれているノードへの転送確率を小さな値に再設定する例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。既に経路ノードリスト500に書込まれているノードへの転送確率を、そのノードが次ホップとして決定されることを抑制するように再設定する方式であればよい。例えば、既に経路ノードリスト500に書込まれているノードについて、転送確率を“0”に設定すること、次ホップ候補から除かれるような処理を実行すること、等が本発明に含まれる。
ステップS14:
ステップS13での処理の結果、全ての次ホップ候補への転送が抑制される状態になることが考えられる。例えば、全ての次ホップ候補への転送確率が所定の閾値を下回った場合、全ての次ホップ候補への転送確率が“0”に設定された場合、全ての次ホップ候補が次ホップとしての転送対象から除かれた場合等が該当する。よって、ステップS14では、全ての次ホップ候補への転送が抑制される状態になっているか否かを判定する。以下、図5のフローチャートでは、既に経路ノードリスト500に書込まれているノードへの転送確率を“0”に再設定する例を用いて説明する。既に経路ノードリスト500に書込まれているノードステップS13で経路ノードリスト500に書き込まれているノードへの転送確率を0にした結果、全ての次ホップ候補ノードへの転送確率が0になっているか否かを調べる。
ステップS15:
ステップS13で経路ノードリスト500に書き込まれているノードへの転送確率を0にした結果、全ての次ホップ候補ノードへの転送確率が0になった場合(ステップS14;Yes)、前ホップノードを対象ノード5−iとして、再度ステップS12を実行する。
ステップS16:
ステップS13で経路ノードリスト500に書き込まれているノードへの転送確率を0にした結果、全ての次ホップ候補ノードへの転送確率が0にならなかった場合(ステップS14;No)、次ホップノード決定部100は、転送確率テーブルから次ホップ候補と転送確率を取得し、次ホップノード候補5−ij(1)〜5−ij(m)の中から1つの次ホップノード5−ijをランダムに選択する。例えば、次ホップノード決定部100は、乱数と選択確率Pij(k)を利用する。なお、転送確率の合計値は必ずしも1.0にならなくともよい。
例として、m=3であり、次ホップノード候補5−ij(1)〜5−ij(3)の選択確率Pij(1)〜Pij(3)がそれぞれ0.2、0.3、0.6である場合を考える。このとき、次ホップノード候補5−ij(1)〜5−ij(3)に関し、それぞれの選択確率Pij(1)〜Pij(3)に応じた数値範囲が規定される。例えば、次ホップノード決定部100は、0.0以上0.2未満の範囲を次ホップノード候補5−ij(1)に対応づけ、0.2以上0.5未満の範囲を次ホップノード候補5−ij(2)に対応づけ、0.5以上1.1未満の範囲を次ホップノード候補5−ij(3)に対応づける。その上で、次ホップノード決定部100は、転送確率の合計値が1.0であるとは限らないため、0.0以上、転送確率の合計値未満の範囲内で乱数Xを発生させる。そして、次ホップノード決定部100は、発生した乱数Xを含む数値範囲に対応付けられた次ホップノード候補を選択する。例えば、乱数Xが0.3の場合、次ホップノード決定部100は、次ホップノード候補5−ij(2)を選択する。このようにして、上記選択確率Pij(k)に従って、且つ、ランダムに、1つの次ホップノード5−ijを選択することができる。
ステップS17:
次ホップノード5−ijが選択されると、次ホップノード決定部100は、その選択された次ホップノード5−ijを中継ノード5−rとして経路ノードリスト500に保持する。さらに、次ホップノード決定部100は、対象ノード5−iを、選択された次ホップノード5−ijに更新する。
ステップS18:
次ホップ決定処理が完了すると、次ホップノード決定部100は、更新後の対象ノード5−i(選択された次ホップノード)が送信先ノード5−Dと一致しているか否かを調べる。つまり、次ホップノード決定部100は、対象ノード5−iが送信先ノード5−Dまで到達したか否かを調べる。
対象ノード5−iが未だ送信先ノード5−Dに到達していない場合(ステップS18;No)、処理はステップS12に戻り、次ホップノード決定部100は、新たな対象ノード5−iに関する次ホップ決定処理を実行する。
以上に説明された処理が繰り返され、次ホップノード決定部100は、送信元ノード5−Sから送信先ノード5−Dに向かって1ホップずつランダムに中継ノード5−rを決定していく。最終的に、対象ノード5−iは送信先ノード5−Dに到達する(ステップS18;Yes)。すなわち、送信元ノード5−Sから送信先ノード5−Dへの通信経路が決定される。このように、本実施形態に係る次ホップノード決定部100は、次ホップ決定処理を繰り返すことによって、送信元ノード5−Sから送信先ノード5−Dへの通信経路を1ホップずつランダムに決定する。
ステップS19:
通信経路が決定されると、ノード設定部200は、決定された通信経路上の各ノード5に対して、トラフィックを当該決定された通信経路に沿って転送するように指示する。より詳細には、ノード設定部200は、経路ノードリスト500に登録されている各ノード5に対して、転送テーブル設定コマンドCMDを送出する。転送テーブル設定コマンドCMDは、上記決定された通信経路に沿ってトラフィックが転送されるように転送テーブルを設定するよう指示するコマンドである。
決定された通信経路上の各ノード5は、制御サーバ10から転送テーブル設定コマンドCMDを受け取り、それに従って自身の転送テーブルの内容を設定する。これにより、当該トラフィックのデータが、送信元ノード5−Sから送信先ノード5−Dまで伝達されるようになる。
なお、本実施形態では、集中制御によるループを除去した経路設定方法の例を挙げて説明したが、分散制御によるループを除去した経路設定方法としても実現可能である。
図6は、第1の実施形態に係る設定パラメータγ設定方法のフローチャートである。本実施形態では、ある設定パラメータγを与え、リンクコストLCと設定パラメータγより転送確率テーブル400を構築し、これと全ノードペア間の通信量から当該パラメータ値を用いた場合のリンクコストを算出し、本リンクコストと本転送確率テーブル400からトラフィックがエンドツーエンド間で経験するコストを算出する。そして本処理を全ての設定パラメータγの候補に実施し、最もトラフィックがエンドツーエンド間で経験するコストが低い設定パラメータγを選択する。以下、本実施形態にかかる設定パラメータγ設定処理を詳細に説明する。
ステップS20:
設定パラメータγ設定処理が開始されると、設定パラメータγの候補γiを設定する。0番目、1番目、2番目の設定パラメータγの候補γ0、γ1、γ2をそれぞれ現在使用中の設定パラメータγ、γ×(1−x)、γ×(1+x)とする。xは0.0以上の数値とする。なお、設定パラメータの候補をγ、γ×(1−x)、γ×(1+x)の3つとする例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。複数の設定パラメータの候補γから選択する方式であればよい。例えば、設定パラメータγの候補を2つ以上とすること、2分割法や黄金分割法で設定パラメータγの候補を抽出すること、等が本発明に含まれる。
ステップS21:
パラメータ設定部600は、通信ネットワークNETから現時点でのリンクコストLCを受け取る。リンクコストLCは、ノードが持つリンクにおけるリンクコスト、例えばリンク利用率、伝播遅延、ロス率などが考えられる。
ステップS22:
トラフィック管理部700より、トラフィックfの送信元エッジノードEIDまたは送信先エッジノード番号IIDを取得する。
ステップS23:
エッジノード番号がEIDから、またはエッジノード番号がIIDから、トラフィックfの送信元エッジノードにおける送信データ量、送信先エッジノードにおける受信データ量を取得し、全ノードペア間の通信量に加算する。
ステップS24:
送信データ量、受信データ量を取得したトラフィック数が、調査すべきフロー数fmaxまで探したか否かをチェックする。なお、調査すべきフロー数fmaxは、十分大きく、管理しているトラフィック数より小さい値とする。
ステップS25:
ステップS24で、送信データ量、受信データ量を取得したトラフィック数が、調査すべきトラフィック数fmaxまで探していない場合(ステップS24;No)、トラフィックfの番号を1つ加算する。
ステップS26:
ステップS24で、送信データ量、受信データ量を取得したトラフィック数が、調査すべきトラフィック数fmaxまで探した場合(ステップS24;Yes)、設定パラメータγの候補γ0、リンクコストLCから転送確率テーブル400を構築する。設定パラメータγの候補γ0、リンクコストLCから転送確率テーブル400を構築する方法は様々考えられる。例えば、非特許文献3では以下の式[数1]で転送確率テーブル400を構築している。
Figure 0005915545
なお、p(j|i)は転送確率テーブル400の要素であり、送信先ノードがdであり、対象ノードiから次ホップノードjへの転送確率を示す。また、cijはリンクコストノードi、ノードj間のリンクコスト、Iは単位行列を示す。
ステップS27:
転送確率テーブル400と全ノードペア間の通信量から当該パラメータを用いた場合のリンクコストLC2を計算(推定)する。送信元ノードsから送信先ノードd間の通信において、ノードi、ノードj間のリンクが使用される確率を、転送確率テーブル400を用いて算出する。これと、全ノードペア間の通信量から得られる送信元ノードsから送信先ノードd間の通信量を乗じることによって、ノードi、ノードj間のリンクに流れる通信量が得られる。この処理を全ての送信元ノードs、送信先ノードdに実施することによってノードi、ノードj間リンクの使用量を算出する。この使用量に基づいて、当該パラメータを用いた場合のリンクコストLC2を計算(推定)する。この当該パラメータを用いた場合のリンクコストLC2の算出方法は様々考えられるが、例としてリンクコストLCをリンク利用率として定義した場合、以下の式[数2]に従って算出することができる。
Figure 0005915545
なお、上式[数2]は時間t後のリンクコストLC2を算出している。c’ijは時間t後のリンクコストLC2であり、時間t後のノードi、ノードj間のリンクコストを示す。また、Osdは送信元ノードsから送信先ノードdへの送受信データ量、bwijはノードi、ノードj間のリンク容量を示す。
ステップS28:
算出した当該パラメータ値を用いた場合のリンクコストLC2と転送確率テーブル400から、当該パラメータ値を用いた場合にトラフィックがエンドツーエンドで経験するコストの平均値Cを算出する。当該パラメータ値を用いた場合のリンクコストLC2から得られる当該パラメータ値を用いた場合のノードi、ノードj間リンクのリンクコストと、送信元ノードsから送信先ノードd間の通信においてノードi、ノードj間リンクが使用される確率を乗じることによって送信元ノードsから送信先ノードd間の通信において当該パラメータ値を用いた場合にトラフィックがエンドツーエンドで経験する平均コストを算出する。そして、全ての送信元ノードs、送信先ノードdペアに対して本処理を実施し、その平均値を当該パラメータ値を用いた場合にトラフィックがエンドツーエンドで経験するコストの平均値Cとして算出する。この当該パラメータ値を用いた場合にトラフィックがエンドツーエンドで経験するコストの平均値Cの算出方法は様々考えられるが、例として以下の式[数3]に従って算出することができる。
Figure 0005915545
ステップS29:
算出した当該パラメータ値を用いた場合のエンドツーエンドでトラフィックが経験するコストの平均値Cが、これまでに算出したエンドツーエンドでトラフィックが経験するコストの平均値の中の最小値Cminより小さいか否かを調べる。
ステップS30:
ステップS29で、当該パラメータ地を用いた場合のエンドツーエンドでトラフィックが経験するコストの平均値Cがこれまでに算出したエンドツーエンドでトラフィックが経験するコストの平均値の中の最小値Cminより小さくなった場合(ステップS29;Yes)、これまでに算出したエンドツーエンドでトラフィックが経験するコストの平均値の中の最小値Cminの値を、算出した時間t後のエンドツーエンドで算出したトラフィックが経験するコストCに置き換える。また、最適設定パラメータγtの値を設定パラメータγの候補γiに置き換える。
ステップS31:
ステップS29で、当該パラメータ値を用い場合のエンドツーエンドでトラフィックが経験するコストの平均値Cがこれまでに算出したエンドツーエンドでトラフィックが経験するコストの平均値の中の最小値CCminより大きくなった場合(ステップS29;No)、設定パラメータγの候補γiを次の設定パラメータγの候補に置き換える。
ステップS32:
設定パラメータγの候補が他に存在するかを調べるため、iが3と等しいかを調べる。なお、本実施例ではパラメータの候補数は3であり、パラメータの候補数と等しければよい。
ステップS32でiが3と等しくない場合(ステップS32;No)、ステップS26から再度設定パラメータγの候補γiの検証を行う。
ステップS33:
ステップS32でiが3と等しい場合(ステップS32;Yes)、最適設定パラメータγtの値を転送確率テーブル400に送出する。
ステップS34:
一定時間t待機し、ステップS20から再度、設定パラメータγの最適値を検索する。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の基本的技術的思想を逸脱しない範囲で、更なる変形・置換・調整を加えることができる。例えば、上記した実施形態に示したノードの数やこれを制御する制御サーバの数は、本発明を簡単に説明するために示した一例であり、適宜変更することが可能である。
最後に、本発明の好ましい形態を要約する。
[形態1]
前記第1の視点に記載の経路選択方法のとおり。
[形態2]
前記形態1において、
複数のノード間トラフィック転送確率から
トラフィックがエンドツーエンド間で経験するコストが最小となるノード間トラフィック転送確率を選択的に決定することが好ましい。
[形態3]
前記形態1または形態2において、
当該パラメータ値を用いた場合における全リンクのリンクコストを算出し、
該リンクコストに基づいて、
トラフィックがエンドツーエンド間で経験するコストを算出することもできる。
[形態4]
前記形態1から形態3いずれか一において、
全ノードペア間の通信量とノード間トラフィック転送確率に基づいて
当該パラメータ値を用いた場合における全リンクのリンクコストを算出することもできる。
[形態5]
前記第2の視点に記載の制御サーバのとおり。
[形態6]
前記形態5において、
複数のノード間トラフィック転送確率から
トラフィックがエンドツーエンド間で経験するコストが最小となるノード間トラフィック転送確率を選択的に決定することが好ましい。
[形態7]
前記形態5または形態6において、
当該パラメータ値を用いた場合における全リンクのリンクコストを算出し、
該リンクコストに基づいて、
トラフィックがエンドツーエンド間で経験するコストを算出することもできる。
[形態8]
前記形態5から形態7いずれか一において、
全ノードペア間の通信量とノード間トラフィック転送確率に基づいて
当該パラメータ値を用いた場合における全リンクのリンクコストを算出することもできる。特徴とする請求項1から3いずれか一に記載の制御サーバ。
[形態9]
前記第3の視点に記載の(コンピュータ)プログラムのとおり。
なお、前記プログラムは、形態1の経路選択方法と同様に、それぞれの構成要素ないしステップについて、形態2〜形態4と同様に展開することが可能である。
本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1 通信ネットワークシステム
5 ノード
5−S 送信元ノード
5−D 送信先ノード
5−i 対象ノード
5−j 送信先ノード
10 制御サーバ
100 次ホップノード決定部
200 ノード設定部
300 ループ検出部
400 転送確率テーブル
500 経路ノードリスト
600 パラメータ設定部
700 トラフィック管理部
NET 通信ネットワーク
REQ 経路設計要求
CMD 転送テーブル設定コマンド
LC リンクコスト
LC2 当該パラメータ値を用いた場合のリンクコスト
C エンドツーエンドでトラフィックが経験するコストの平均値
fmax 調査すべきトラフィック数
Cmin これまでに算出したエンドツーエンドでトラフィックが経験するコストの平均値の中の最小値
γ 設定パラメータ
γi i番目の設定パラメータγの候補

Claims (8)

  1. 経路選択にかかるパラメータ値からノード間トラフィック転送確率を算出する手段と、
    前記ノード間トラフィック転送確率と通信量とを用いることによって該パラメータ値を用いた場合におけるリンクコストを算出する手段と、
    前記ノード間トラフィック転送確率と前記リンクコストとを用いてトラフィックがエンドツーエンド間で経験するコストを算出する手段と、
    前記コストが最小となるパラメータを算出する手段と、
    ノード間トラフィック転送確率に基づいて次ノード候補からランダムに次ノードを選択する手段と、
    を有し、送信元から宛先へ複数の経路が存在するネットワークにおけるトラフィックを前記ノード間トラフィック転送確率に基づいて制御する制御サーバ。
  2. 複数のノード間トラフィック転送確率から
    トラフィックがエンドツーエンド間で経験するコストが最小となるノード間トラフィック転送確率を選択的に決定することを特徴とする請求項1に記載の制御サーバ。
  3. 経路選択にかかるパラメータ値からノード間トラフィック転送確率を算出し、
    該パラメータ値を用いた場合における全リンクのリンクコストを算出し、
    該リンクコストに基づいて、
    トラフィックがエンドツーエンド間で経験するコストを算出することを特徴とする請求項1または2に記載の制御サーバ。
  4. 全ノードペア間の通信量と経路選択にかかるパラメータ値から算出したノード間トラフィック転送確率に基づいて
    該パラメータ値を用いた場合の全リンクのリンクコストを算出すること特徴とする請求項1から3いずれか一に記載の制御サーバ。
  5. 送信元から宛先へ複数の経路が存在するネットワークをノード間トラフィック転送確率に基づいて制御する経路選択方法において、
    経路選択にかかるパラメータ値からノード間トラフィック転送確率を算出し、
    前記ノード間トラフィック転送確率と通信量とを用いることによって該パラメータ値を用いた場合のリンクコストを推定し、
    前記ノード間トラフィック転送確率と前記リンクコストとを用いてトラフィックがエンドツーエンド間で経験するコストを算出し、
    前記コストが最小となるノード間トラフィック転送確率を用いることを特徴とする経路選択方法。
  6. 複数のノード間トラフィック転送確率から
    トラフィックがエンドツーエンド間で経験するコストが最小となるノード間トラフィック転送確率を選択的に決定することを特徴とする請求項5に記載の経路選択方法。
  7. 経路選択にかかるパラメータ値からノード間トラフィック転送確率を算出し、
    該パラメータ値を用いた場合の全リンクのリンクコストを算出し、
    該リンクコストに基づいて、
    トラフィックがエンドツーエンド間で経験するコストを算出することを特徴とする請求項5または6に記載の経路選択方法。
  8. 全ノードペア間の通信量と経路選択にかかるパラメータ値から算出したノード間トラフィック転送確率に基づいて
    当該のパラメータ値を用いた場合の全リンクのリンクコストを算出すること特徴とする請求項5から7いずれか一に記載の経路選択方法。
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