JP5910350B2 - エンボス加工用シート、及びエンボスシートの製造方法 - Google Patents
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Description
図1に示すように、本発明のエンボス加工用シート10は、基材1上の少なくとも一部に熱透明化層5が設けられた構成をとる。そして、本発明では、熱透明化層5が、加熱により透明化する層であるとともに、加熱前の熱透明化層5は白色以外の色を呈している点に特徴を有するものである。なお、図1では、基材1上の全面に熱透明化層5が設けられた構成をとっているが、この構成に限定されるものではなく、凹凸模様の賦形を所望する位置に熱透明化層5が設けられていればよい。
基材1上の少なくとも一部に設けられる熱透明化層5は、加熱により透明化するとともに、加熱前に白色以外の色を呈する層である。
第1の実施形態のエンボス加工用シートは、熱透明化層5のみに凹凸模様を賦形することを目的とする、すなわち、熱透明化層5のみを軟化させて凹凸模様を賦形することを目的としたエンボス加工用シートである。図2(a)に第1の実施形態のエンボス加工用シート10上に凹凸模様を賦形したエンボスシート200を示す。
第2の実施形態のエンボス加工用シートは、熱透明化層5、及び後述する基材1に凹凸模様を賦形することを目的とする、すなわち、熱透明化層5、及び基材1をともに軟化させて凹凸模様を賦形することを目的としたエンボス加工用シートである。図2(b)に第2の実施形態のエンボス加工用シート10上に凹凸模様を賦形したエンボスシート200を示す。
第3の実施態様のエンボス加工用シートは、熱透明化層5自体は軟化させず、基材1を軟化させて凹凸模様を賦形することを目的としたエンボス加工用シートである。図2(c)に第3の実施形態のエンボス加工用シート10上に凹凸模様を賦形したエンボスシート200を示す。
基材1は、熱透明化層5を支持するために設けられ、基材1について特に限定はない。例えば、上述した第1の実施形態のエンボス加工用シートのように、基材1自体への凹凸模様の賦形を目的としない場合には、基材1としてあらゆるものを使用することができる。例えば、後述する熱可塑性樹脂等から構成される樹脂板のほかに、軟化する温度が、熱透明化層5よりも高い、ガラス板や、金属板等も用いることができる。
以下、本発明のエンボスシートの製造方法について図面を用いて具体的に説明する。なお、図3は、本発明のエンボスシートの製造方法を説明するための工程図であり、図4は、本発明のエンボスシートの製造方法に用いられる製造装置の一例を示す図である。
本工程で準備されるエンボス用加工シート10は、上述した本発明のエンボス加工用シート10をそのまま使用することができ、ここでの詳細な説明は省略する。
加熱工程は、ヒーター14を用いてエンボス加工用シート10を非接触の状態で加熱する工程である。具体的には、エンボス加工用シート10が軟化するまで加熱する工程である。ヒーター14としては、遠赤外線ヒーター、中赤外線ヒーター、近赤外線ヒーター、セラミックヒーター等を挙げることができる。
賦形工程は、エンボス加工用シートの表面に凹凸模様を賦形する工程である。例えば、図4に示す製造装置100を用いる場合には、上記加熱工程で軟化させたエンボス加工用シートを、凹凸パターン12aを有するエンボスロール12と、加圧ロール13との間で挟圧することでエンボス加工用シート10の表面に凹凸模様が賦形される。
基材として厚みが120μmのEVA樹脂(エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂)(エバフレックス(登録商標)、三井・デュポン ポリケミカル(株)製)を用い、この基材上に、加熱前に黒色を呈する熱透明化層用インキ(メタモカラー(登録商標)、パイロット(株)製)を厚み10μmとなるように塗工乾燥して熱透明化層を形成することで、実施例1のエンボス加工用シートを得た。なお、熱透明化層用インキの透明化温度は65℃であり、EVA樹脂の軟化点は70〜80℃である。また、熱透明化層の軟化点は70℃である。
熱透明化層を形成しなかった以外は全て実施例1と同様にして比較例1のエンボス加工用シートを得た。
1・・・基材
5・・・熱透明化層
100・・・エンボスシート製造装置
11・・・加熱装置
12・・・エンボスロール
13・・・加圧ロール
14・・・ヒーター
15・・・ヒーターボックス
17・・・金属ロール
200・・・エンボスシート
Claims (4)
- エンボス加工に用いられるエンボス加工用シートであって、
基材上の少なくとも一部に、加熱により透明化する熱透明化層が設けられ、
加熱前の前記熱透明化層は、白色以外の色を呈することを特徴とするエンボス加工用シート。 - 前記熱透明化層は、該熱透明化層の軟化点以下の温度で透明化することを特徴とする請求項1に記載のエンボス加工用シート。
- 前記基材が、熱可塑性樹脂であることを特徴とする請求項1又は2に記載のエンボス加工用シート。
- エンボスシートの製造方法であって、
エンボス加工用シートを準備する工程と、
ヒーターを用いて前記エンボス加工用シートを非接触の状態で加熱する加熱工程と、
前記エンボス加工用シートの表面に凹凸模様を賦形する賦形工程と、
を有し、
前記エンボス加工用シートが、基材上の少なくとも一部に、加熱により透明化する熱透明化層を有し、かつ加熱前の熱透明化層が白色以外の色を呈していることを特徴とするエンボスシートの製造方法。
Priority Applications (1)
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JP2012144248A JP5910350B2 (ja) | 2012-06-27 | 2012-06-27 | エンボス加工用シート、及びエンボスシートの製造方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012144248A JP5910350B2 (ja) | 2012-06-27 | 2012-06-27 | エンボス加工用シート、及びエンボスシートの製造方法 |
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JP2014008605A JP2014008605A (ja) | 2014-01-20 |
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JP2012144248A Active JP5910350B2 (ja) | 2012-06-27 | 2012-06-27 | エンボス加工用シート、及びエンボスシートの製造方法 |
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