本発明を適用した一例としてのパチンコ機の正面図である。
上記パチンコ機の背面図である。
上記パチンコ機を構成する前枠の正面図である。
上記パチンコ機を構成する球皿ユニットの背面図である。
上記パチンコ機を構成する遊技盤の正面図である。
上記パチンコ機の制御系統を示すブロック図である。
発射ハンドルの分解斜視図である。
キャップ体を取り外した状態における発射ハンドルの正面図である。
遊技球発射装置の正面図である。
回動レバーの操作量に応じた遊技球の発射制御を説明するための説明図であって、(a)は通常遊技時における発射制御を、(b)は大当たり遊技時における発射制御をそれぞれ示す。
図10の発射制御の内容を示す一覧表である。
別の実施形態に係るパチンコ機の制御系統を示すブロック図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、本発明を適用した弾球遊技機の一例としてのパチンコ機PMの概要構成について、図1〜図5を参照しながら説明する。
図1はパチンコ機PMの正面を示しており、この図1から分かるように、パチンコ機PMは、外郭方形枠サイズに構成された縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成されて開閉搭載枠をなす前枠2が互いの正面左側縁部に配設された上下のヒンジ機構3a,3bにより横開き開閉および着脱が可能に取り付けられ、正面右側縁部に設けられたダブル錠と称される施錠装置4を利用して、常には外枠1と係合連結された閉鎖状態に保持される。
前枠2の前面側には、前枠2の上部前面域に合わせた方形状のガラス扉5および球皿ユニット6が、正面左側部に設けられたヒンジ機構7a,7b,7cを利用して横開き開閉および着脱可能に組み付けられ、施錠装置4を利用して常には前枠2の前面を覆う閉鎖状態に保持される。球皿ユニット6の正面右側下部には、遊技球の発射操作を行うための発射ハンドルHが設けられている。ガラス扉5の背後に位置する前枠2の上部には、遊技盤10を着脱可能に収容する方形枠状の収容枠(図示せず)が設けられており、この収容枠に遊技盤10が着脱可能に保持され、常には閉鎖保持されるガラス扉5を通して遊技盤10の正面の遊技領域PAを臨ませるようになっている。
図5は遊技盤10の正面を示しており、この図5から分かるように、遊技盤10は、外レール12aと内レール12bとにより区画された遊技領域PA上に、入賞装置14〜17、図柄表示装置18、アウト口19、多数の遊技釘および風車等を備えて構成される。外レール12aと内レール12bとにより、後述する発射機構170によって発射された遊技球を遊技領域PAに誘導するための発射通路12が、上下に延びて形成される。この発射通路12の上端部(内レール12bの上端部)に、遊技領域PAに向けて発射された遊技球が再び発射通路12に逆戻りするのを防止する球戻り防止装置13が設けられている。図柄表示装置18は、遊技の進行状況に応じて各種の演出パターンの画像および図柄を表示するための装置である。アウト口19は、遊技領域PA内に到達した後いずれの入賞装置にも入賞することなく遊技領域PAを落下した遊技球を、遊技盤10の裏面側へ排出させるための開口部である。
遊技盤10に設けられる入賞装置としては、その外観意匠や入賞時の動作を含めて種々の形態のものを用いることが可能であるが、本実施形態においては図5に示すように、一般入賞装置14、始動入賞装置15、大入賞装置16,17の3種類の入賞装置を備えた構成を例示している。
一般入賞装置14は、遊技球が落入可能な入賞口14aを有する固定入賞具である。この入賞口14aに落入したセーフ球は、セーフ球通路(図示せず)を通って遊技盤10の裏面側に排出され、該裏面側に設けられた入賞球検出器14s(図6参照)を通過することによって入賞が検出されるようになっている。ここで、入賞球検出器14sは、遊技球の通過を検出可能な通過型センサである限り特に限定されず、例えば、磁気センサや光センサ、近接スイッチ等の非接触動作型でも、マイクロスイッチのような接触動作型でも良い(以下の入賞球検出器15s,16s,17sについても同様)。
始動入賞装置15は、遊技球が落入可能な入賞口15aを有し、図柄の変動開始の条件を定めるための入賞具である。この入賞口15aに落入したセーフ球は、セーフ球通路を通って遊技盤10の裏面側に排出され、該裏面側に設けられた入賞球検出器15s(図6を参照)を通過することによって入賞が検出されるようになっている。
大入賞装置16,17は、遊技球が落入可能な入賞口16a,17aを有する、いわゆるアタッカー型の可動入賞具であり、横長方形状の大入賞口16a,17aを覆う開閉扉(図示せず)が上下に揺動可能に取り付けられている。大入賞口16a,17aは通常、開閉扉によって閉止されて入賞が困難な状態(入賞困難状態)に維持されているが、遊技中における所定の入賞条件の下で特別遊技(大当たり遊技)状態が成立したときには、開閉扉を前後に揺動させる制御が行われることで大入賞口16a,17aが開放されて入賞が容易な状態(入賞容易状態)とされる。大入賞装置16は始動入賞装置15の右側に設けられているのに対し、大入賞装置17は始動入賞装置15の下側に設けられている。そのため、大入賞装置16に遊技球を落入させる場合には、始動入賞装置15または大入賞装置17に遊技球を落入させる場合よりも強い発射強度で遊技球を発射させて、遊技領域PAの右側を落下移動させる(いわゆる右打ち)をする必要がある。大入賞口16a,17aに落入したセーフ球は、セーフ球通路を通って遊技盤10の裏面側に排出され、該裏面側に設けられた入賞球検出器16s,17s(図6を参照)を通過することによって入賞が検出されるようになっている。なお、入賞球検出器14s,15s,16s,17sにより検出された遊技球は、遊技済み球排出通路(図示せず)を流下して遊技島に設けられた回収装置に回収される。
図3は前枠2の正面を示しており、この図3から分かるように、前枠2の前面下部には、球皿ユニット6の背後に位置する遊技補助盤20が形成されている。この遊技補助盤20に、前枠2の前後に連通して形成された賞球連絡通路22および溢れ球通路23、遊技盤10(遊技領域PA)へ向けて遊技球を発射する発射機構170等が設けられている。発射機構170の前方には、この発射機構170の前面側を覆うようにカバー部材24が着脱自在に取り付けられている。
図4は球皿ユニット6の背面を示しており、この図4から分かるように、球皿ユニット6の背面側には、遊技補助盤20に設けられた各機器に対応した装置が装着されており、具体的には、球送りカセット26、上球皿連絡ダクト27、および下球皿連絡ダクト28が装着されている。一方、球皿ユニット6の前面側には、遊技球を貯留するための上球皿6aおよび下球皿6bが設けられている(図1参照)。球送りカセット26は、上球皿6aに貯留された遊技球を1球ずつ発射機構170に送り出す装置である。上球皿連絡ダクト27は、遊技補助盤20の賞球連絡通路22に位置整合して設けられており、賞球連絡通路22から流下する遊技球を上球皿6aに導くためのダクトである。下球皿連絡ダクト28は、遊技補助盤20の溢れ球通路23に位置整合して設けられており、溢れ球通路23から流下する遊技球を下球皿6bに導くためのダクトである。
図2はパチンコ機PMの背面を示しており、この図2から分かるように、前枠2の裏面側には、外枠1よりも幾分小さめの矩形枠状に形成された裏セット盤30が着脱可能に取り付けられている。この裏セット盤30には、遊技盤10の背後に位置する上部領域に、前後に開口する窓口開口30aが形成されている。裏セット盤30は、球貯留タンク31、タンクレール32、球払出装置33、および球払出通路34を備える。球貯留タンク31は、窓口開口30aの上側にして設けられ、遊技球を貯留するためのタンクである。タンクレール32は、球貯留タンク31に繋がるとともに若干下方に傾斜して設けられ、球貯留タンク31に貯留された遊技球を前後各1列の整列状態で球払出装置33に導くためのレールである。球払出装置33は、タンクレール32から供給された遊技球を、遊技盤10における入賞状態に基づいて払い出す装置である。球払出通路34は、球払出装置33から払い出された遊技球を、球皿ユニット6の上球皿6aに導くための通路である。
この構成により、球払出装置33から払い出された遊技球は通常、球払出通路34を通って賞球連絡通路22の後端部に達し、この賞球連絡通路22を前方に流下するとともに上球皿連絡ダクト27を通って上球皿6aに達する。一方で、上球皿6aが遊技球で満たされている場合には、球払出装置33から払い出された遊技球は、賞球連絡通路22から溢れ球誘導口(図示せず)を通って溢れ球通路23を流下し、下球皿連絡ダクト28を通って下球皿6bに達する。
図2に示すように、裏セット盤30の背面側には、電源ユニット41、主制御装置42、副制御装置43、払出制御装置44等の各種基板や電子部品も備えられている。これらの基板や電子部品が、コネクタケーブル(図示せず)より電気接続されてパチンコ機PMが作動可能に構成される。電源ユニット41は、制御装置や電子部品等に電力を供給するための電源である。主制御装置42は、パチンコ機PMの作動を統括的に制御するための装置である。副制御装置43は、画像表示、効果照明および効果音等の遊技演出の制御を行うための装置である。払出制御装置44は、球払出装置33の作動を制御するとともに、後述する遊技球発射装置150の作動を制御するための装置である。
以上のように構成されるパチンコ機PMは、外枠1が遊技島(設置枠台)に固定され、前枠2、ガラス扉5、球皿ユニット6等が閉鎖施錠された状態で遊技に供される。上球皿6aに遊技球が貯留された状態で発射ハンドルHが回動操作されると、上球皿6aに貯留された遊技球が球送りカセット26によって1球ずつガイドホルダ181(図9参照)に送り出される。このようにして送り出された遊技球が、発射機構170のハンマー172(図9参照)により1球ずつ遊技領域PAに向けて打ち出されることでパチンコゲームが展開される。
以上ここまでは、パチンコ機PMの概要構成について説明をした。以下においては、このパチンコ機PMにおいて実行される遊技球の払い出し制御について、図6を参照しながら説明する。
図6はパチンコ機PMの制御構成をブロック図で示しており、この図6に示すように、制御ユニット40は、主制御装置42、副制御装置43および払出制御装置44を備える。入賞球検出器14s,15s,16s,17sの検出信号は主制御装置42に出力され、主制御装置42は入力された検出信号に基づいてパチンコ機PMの作動を統括的に制御する。例えば一般入賞装置14に遊技球が落入すると、この遊技球が入賞球検出器14sを通過する際に入賞が検出され、その検出信号が主制御装置42に入力される。主制御装置42は、この検出信号から、遊技球が入賞装置に落入したこと、および入賞した入賞装置が一般入賞装置14であることを検知し、払出制御装置44に対して入賞条件に応じた球払出指令コマンドを出力して球払出装置33を作動させ、一般入賞装置14に入賞した場合として予め設定された所定個数の賞球を払い出させる。
また、始動入賞装置15に遊技球が落入して入賞球検出器15sから検出信号が出力されると、主制御装置42はこの検出信号から、遊技球が落入したこと、および入賞した入賞装置が始動入賞装置15であることを検知し、この入賞条件に応じた遊技プログラムを呼び出して実行する。具体的には、主制御装置42内で図柄の組み合わせ抽選を行うとともに、副制御装置43に抽選結果を出力して図柄表示装置18に表示させる図柄を変動および停止制御させ、停止図柄の組み合わせに応じた作動、例えばサイドランプの点滅表示やスピーカによる効果音の発生等を行わせる。また、主制御装置42は、払出制御装置44に対して入賞条件に応じた球払出指令コマンドを出力して球払出装置33を作動させ、始動入賞装置15に入賞した場合として予め設定された所定個数の賞球を払い出させる。
上述した主制御装置42による抽選の結果が大当たりである場合(大当たり図柄で変動停止する場合)、図柄表示装置18には、例えばスロットマシンの図柄表示を模した装飾図柄を一致させるような表示が行われて、特別遊技が実行される。特別遊技においては、大入賞装置16,17に設けられた開閉扉の揺動制御が行われることで、大当たり図柄に応じて設定された開放パターンで、大入賞装置16,17の大入賞口16a,17aが開放される。この開放パターンの一例を挙げると、例えば大当たり図柄「777」である場合に、大入賞装置16の大入賞口16aのみを30秒間にわたって開放状態にする作動を15ラウンド継続させる態様(以下、「第1開放パターン」と称する)や、大当たり図柄「111」である場合に、大入賞装置17の大入賞口17aのみを30秒間にわたって開放状態にする作動を2ラウンド継続する態様(以下、「第2開放パターン」と称する)がある。このようにして開放された大入賞装置16または大入賞装置17に遊技球が落入する度に、予め設定された所定個数の遊技球が賞球として球払出装置33から払い出される。なお、以下においては、この特別遊技以外の遊技状態を「通常遊技」と称することにする。
以上、遊技球の払い出し制御について説明した。ところで、このパチンコ機PMは、遊技球発射装置150の発射機構170(図9参照)によって、発射ハンドルHの操作量に応じた発射強度で遊技球が発射されるように構成されている。以下においては、発射ハンドルHおよび遊技球発射装置150の構成について説明する。
まず、図7および図8を用いて、遊技領域PAに向けて発射される遊技球の発射強度を調節する操作を行うための発射ハンドルHについて説明する。図7は発射ハンドルHの分解斜視図であり、図8はキャップ体70を取り外した状態での発射ハンドルHの正面図である。図7に示すように、発射ハンドルHは、前方に突出するハンドルベース50(図4も参照)、このハンドルベース50に回動操作可能に設けられた回動レバー60、回動レバー60の回動操作量(角度位置)を検出する角度検出器90、および発射ハンドルHの前端に固定配設されたキャップ体70を備える。
ハンドルベース50は、球皿ユニット6に固定されて前方に突出する支持部51と、この支持部11の前方に椀状に開く機構収容部52とからなる。支持部51には、遊技者が回動レバー60に接触しているか否かを検出するタッチ検出器80が取り付けられており、このタッチ検出器80の内部には検出回路基板81が設けられている。
機構収容部52の外周側には、略円筒形状の支持フランジ部53が前方に延出して形成され、機構収容部52の内側には中空軸状の支軸55(55a,55b,55c)が前方に突出して成形されている。機構収容部52の内部には、回動レバー60の回動操作量を検出するための角度検出器(例えばポテンショメータ)90が取り付けられており、支持フランジ部53の軸心上に位置する角度検出器90の検出軸91と回動レバー60の背面側に突設された位置決めボス(図示せず)とが接続される。この構成により、回動レバー60が回動操作されると、角度検出器90の検出軸91が回動レバー60と同じ角度(捩り操作角度)だけ回動されるので、回動レバー60の回動操作量を角度検出器90で検出できるようになっている。
また、機構収容部52の左上部には、押圧操作可能に発射停止ボタン58が設けられており、この発射停止ボタン58を押圧操作することで、回動レバー60の回動操作量に拘わらず発射機構170による遊技球の発射を規制することができる。この発射停止ボタン58の内側には、発射停止ボタン58が押圧操作されることでオン作動する発射停止スイッチ57が取り付けられている。この発射停止スイッチ57におけるオンオフ情報(発射停止ボタン58の押圧操作状態)は、払出制御装置44に出力され、発射機構170のロータリソレノイド173を駆動制御するための情報として用いられる。支軸55b,55cの間には、後述する戻しバネ75を係止するバネ支柱59が前方に突出して形成されている。
回動レバー60は、表面に導電性の硬質メッキを施して形成されるとともに、遊技者が把持するグリップ部61の外周側に略三角形状に突出する第1〜第3指掛け部61a,61b,61cが形成されている。グリップ部61の内側には、前後に延びる円筒状の周壁部63が形成されるとともに、前後中間において軸線と直交方向に延びる平坦な板状のプレート部62で前後に仕切られている。
プレート部62には、グリップ部61の軸心を中心として円弧状に延びる回動規制溝65(65a,65b)が前後に貫通して形成されている。回動規制溝65aには左下の支軸55aが前後に挿通されて係合され、一方、回動規制溝65bには右上の2本の支軸55b,55cが挿通されて係合されている。回動レバー60はハンドルベース50に支持されて、回動規制溝65の形状に応じた回動角度範囲内でハンドルベース50に対して回動可能となっている。すなわち、回動レバー60の回動角度範囲は、支軸55aが回動規制溝65aの左端部と係合し、支軸55bが回動規制溝65bの右端部と係合する基準角度位置(図8参照)から、支軸55aが回動規制溝65aの右端部と係合し、支軸55cが回動規制溝65bの左端部と係合する最大角度位置までの範囲に規定される。
プレート部62の前面側中心部には、中空円筒状のバネ支軸67が前方に突出して形成されるとともに、その側方に戻しバネ75のフック部75bを掛止するバネフック68が設けられている。戻しバネ75は、回動レバー60を基準角度位置に向けて(正面視において反時計回り方向に)付勢する弾性部材である。戻しバネ75は、バネ支軸67の外形よりも大きめの内径で巻回されたコイル部75a、このコイル部75aの一端を屈曲させて形成されたフック部75b、およびコイル部75aの他端を屈曲させて形成された目玉部75cから構成される。この戻しバネ75は、コイル部75aをバネ支軸67に挿通させた状態で、目玉部75cがバネ支柱59に固定され、フック部75bがバネフック68に掛止される。
バネ支軸67の前端部には、タッチ検出器80のリード線83を導出する切欠部67aが形成され、プレート部62の前面にはリード線83の先端部を接続する接続端子69が設けられている。リード線83の基端部は検出回路基板81に接続され、一方、リード線83の先端部はバネ支軸67の内部を通り切欠部67aからプレート部62の前面側に引き出され、接続端子69に接続される。そのため、回動レバー60のグリップ部61に遊技者が触れて回動レバー60の静電容量が変化すると、その変化がリード線83を介して検出回路基板81で検出され、この検出信号がタッチ検出器80から払出制御装置44に出力される。そのため、払出制御装置44において、タッチ検出器80から送信される信号を基にして、遊技者が回動レバー60に触れているか否かを判定することができる。
キャップ体70は、グリップ部61と繋がる球殻状に形成されており、内側にはハンドルベース50に形成された支軸55a,55b,55cと位置整合して、これらの支軸55と嵌脱自在な円筒状の3つの固定ボス72が後方に突出して形成されている。
角度検出器90は、回動レバー60の回動操作量(回動レバー60の基準角度位置からの回動操作角度)を抵抗の大きさとして検出するものである。角度検出器90により検出された抵抗値は、払出制御装置44に出力され、発射機構170のロータリソレノイド173を駆動制御するための情報として用いられる。なお、角度検出器90から払出制御装置44に出力される信号は、デジタル信号でもアナログ信号でも良いが、アナログ信号が出力される場合には払出制御装置44においてデジタル信号に変換される。
次に、遊技球発射装置150の正面を示す図9を用いて、遊技領域PAに向けて遊技球を発射する遊技球発射装置150について説明する。遊技球発射装置150は、遊技球を発射する発射機構170、および発射された遊技球を発射通路12に案内する発射レール部180から構成される。
発射機構170は、図9に示すように、遊技補助盤20の前面側に設けられ発射機構170の取り付けベースとなる平板状のベースプレート171と、このベースプレート171の前面側に位置して揺動可能に設けられたハンマー172と、このハンマー172を揺動させるロータリソレノイド173(図6を参照)とを備えて構成される。
ロータリソレノイド173は、複数のビス174を用いてベースプレート171の背面側に取り付けられる。ロータリソレノイド173の駆動軸173aはベースプレート171の前面側に突出しており、この駆動軸173aにハンマー172の取り付け孔(図示せず)を挿通させて固定ナット175で螺着させることで、駆動軸173aにハンマー172が一体的に連結される。払出制御装置44からの指令に基づいてロータリソレノイド173が励磁されることにより、ハンマー172は駆動軸173aを中心として上下に揺動されるようになっている。
ハンマー172は、「く」字状に屈曲したハンマーアーム部172aと、舌片状に突出する緩衝アーム部172bと、駆動軸173aに取り付けられる本体部172cとを備えて構成され、ハンマーアーム部172aの先端には遊技球を叩打する樹脂製のハンマーヘッド172dが嵌着されている。
また、ベースプレート171の前面には、下方に退避させた揺動位置でハンマーアーム部172aを弾性的に受け止める下部ストッパ176や、上方に揺動された打撃位置をわずかに超えた揺動位置で緩衝アーム部172bを弾性的に受け止める上部ストッパ177などが取り付けられている。ハンマー172は、ハンマーアーム部172aが下部ストッパ176に当接して下方への揺動が規制された位置(図9に実線で示し、これを「発射待機位置」と称する)と、緩衝アーム部172bが上部ストッパ177に当接して上方への揺動が規制された位置(図9に点線で示し、これを「発射完了位置」と称する)との間で揺動変位可能となっている。
発射レール部180は、ベースプレート171の前面側に設けられて球送りカセット26から供給された遊技球Bをハンマーヘッド172dの打撃位置に合わせて一時保持するガイドホルダ181と、このガイドホルダ181から斜め上方に延びる平断面視凹状の発射レール182とを備えて構成される。
発射レール182は、左斜め上方に延びる中央通路壁183と、この中央壁を挟んで左側および右側に遊技球の直径よりも幾分大き目の間隔をおいて略平行に立設された左側通路壁184および右側通路壁185とを有する。これらの通路壁183,184,185に囲まれて、ハンマー172により打ち出された遊技球Bが通過可能な球通路186が区画形成されている。この発射レール182は、ガイドホルダ181の上端位置から発射通路12に向けて左斜め上方に延びて設けられる。発射レール182の上端の発射口182aは、遊技盤10のアウト口19のほぼ左側方にあたる高さ位置で開口している(図3参照)。
また、図3に示すように、発射レール182における発射口182aの左側には、上方に開口するファール球回収口251が形成されたファール球回収樋250が設けられている。遊技領域PAに到達できずに発射通路12を戻ってくるファール球が、ファール球回収口251に落入するようになっている。このファール球回収樋250の内部に形成されたファール球回収通路252は、下球皿6bに繋がる溢れ球通路23と連通している。そのため、ファール球回収口251に落入したファール球は、ファール球回収通路252を流下して溢れ球通路23に導かれ、下球皿連絡ダクト28を経て下球皿6bに達するようになっている。
遊技者によって回動レバー60が操作されていない非操作時においては、タッチ検出器80から払出制御装置44に出力される出力信号は非接触状態に対応する信号であり、この出力信号に基づき払出制御装置44において遊技者が遊技を行っていない待機状態であると判断される。待機状態である判断された場合には、払出制御装置44からの指令によって、発射機構170のロータリソレノイド173への通電をさせることなくロータリソレノイド173を非励磁状態に維持し、ハンマー172を発射待機位置に位置させる。
一方で、遊技者によって回動レバー60が把持されると、タッチ検出器80から払出制御装置44に遊技者の接触が検出された接触状態に対応する出力信号が出力され、この出力信号に基づき払出制御装置44において遊技者が遊技を行っている遊技状態であると判断される。遊技状態であると判断された場合には、上球皿6aに貯留された遊技球が球送りカセット26により1球ずつガイドホルダ181の打撃位置に留置されるとともに、この球送りカセット26の球送り制御と同期してロータリソレノイド173への通電制御が行われる。これにより、ロータリソレノイド173が励磁されてハンマー172が上方へ揺動され、打撃位置に留置された遊技球Bを回動レバー60の回動操作量に対応した発射強度で遊技領域PAに向けて発射することが可能になる。なお、このようにして遊技球を発射した後は、払出制御装置44からの指令によってロータリソレノイド173が非励磁となり、ハンマー172は自重により下方に揺動して発射待機位置に復帰する。
以上、発射ハンドルHおよび遊技球発射装置150の構成について説明した。ところで、回動レバー60を基準角度位置から回動させるときに、その回動操作量が小さいときには発射強度もそれに応じて弱くなるので、発射された遊技球が遊技領域PAに到達できずファール球となって発射通路12または球通路186内を落下する事態が生じる。このような事態が生じるとスムーズな遊技球の発射が妨げられ、さらには、発射通路12内または球通路186内において、ハンマー172によって遊技領域PAに向けて発射された遊技球とファール球とが衝突して、いわゆる球詰まりが発生する虞がある。
そこで、本発明を適用したパチンコ機PMは、回動操作量が小さく発射された遊技球の発射強度が遊技領域PAに到達しない程に弱い場合に、ファール球の発生を抑えて球詰まり等を防止できる構成を特徴構成として有している。それでは、この特徴構成について、図10および図11を追加参照して以下に説明する。
主制御基板42は、図6に示すように、演算処理等を行うCPU42aと、種々の情報を読み出し可能に記憶する記憶部42bとを備えて構成される。記憶部42bには、遊技盤10の遊技領域PAの構成に対応するとともに、回動レバー60の回動操作量に応じた発射強度での遊技球の発射を許容するか否かに関する発射制御情報が記憶されている。この記憶部42bに記憶された発射制御情報は、CPU42aにより払出制御装置44に送信される。この発射制御情報の一例を図10および図11に示しており、これらの図には、通常遊技時に行われる制御内容(図10(a)参照)、および上記第1開放パターンで実行される大当たり遊技時に行われる制御内容(図10(b)参照)を例示している。本発明を適用したパチンコ機PMは、記憶部42bに記憶された発射制御情報を基にして、回動操作量が小さい場合にファール球の発生を抑えることができるようになっている。
まず、通常遊技時の発射制御について、回動レバー60の回動範囲を模式的に示した図10(a)を参照しながら説明する。
回動レバー60は、基準角度位置T0から最大角度位置T3までの範囲で回動可能に構成されており、基準角度位置T0から所定角度だけ回動操作された位置に第1角度位置T1が設定されている。この第1角度位置T1は、遊技盤10の遊技領域PAに遊技球を到達させることができる下限としての回動レバー60の操作位置(回動操作量)である。そのため、基準角度位置T0から第1角度位置T1の間(第1回動操作範囲D)に対応する発射強度で遊技球を発射させた場合には、遊技領域PAに到達せずファール球となる。
そこで、払出制御基板44において、角度検出器90からの出力信号と、主制御基板42の記憶部42bから送信された発射制御情報とが参照され、回動レバー60の操作位置が第1回動操作範囲D内であると判断された場合には、ロータリソレノイド173への通電をさせずに非励磁状態に維持して、遊技球の発射を規制する制御を行う。この制御を行うことで、ファール球になるような弱い発射強度での遊技球の発射が自動で規制されるので、ファール球の発生を抑えて遊技球のスムーズな発射を可能とし、且つ、発射通路12内または球通路186内における球詰まりを低減できる。
上述したように通常遊技時には、大入賞装置16,17の両方が閉止されているので、始動入賞装置15が有る領域に遊技球を落下移動させるように遊技者によって回動レバー60が回動操作されることが望まれる。すなわち、図5に示す盤面構成から分かるように、遊技球が遊技領域PAの右側領域を落下移動するときには、ほとんどの遊技球が大入賞装置16の前面を落下してアウト口19に入り込み、始動入賞装置15の方に流れることがない。このため、遊技球を遊技領域PAの左側を落下移動させるように発射強度を設定することが望まれる。
このことを考慮して、第1角度位置T1から所定角度だけ回動操作された位置に、始動入賞装置15が有る領域に遊技球を落下移動させることができる上限としての、すなわち、遊技球を遊技領域PAの左側領域を落下移動させるようにするための上限としての回動レバー60の操作位置である第2角度位置T2が設定されている。よって、第1角度位置T1から第2角度位置T2の間(第2回動操作範囲E)に対応する発射強度で遊技球を発射させた場合には、遊技球は遊技領域PAの左側領域を落下移動し、始動入賞装置15の周囲に遊技球が落下移動する可能性が生じる。一方、第2角度位置T2から最大角度位置T3の間(第3回動操作範囲F)に対応する発射強度で遊技球を発射させた場合には、遊技球は遊技領域PAの右側領域を落下移動し、ほとんどの遊技球が大入賞装置16の前面を落下してアウト口19に入り込むため、遊技球が始動入賞装置15の周囲に落下移動する可能性はほとんどない。
そこで、払出制御基板44において、角度検出器90からの出力信号と、主制御基板42の記憶部42bから送信された発射制御情報とが参照され、回動レバー60の操作位置が第2回動操作範囲E内であると判断された場合には、ロータリソレノイド173に通電を行って励磁させ、回動レバー60の回動操作量に対応した発射強度で遊技球を発射させる制御を行う。一方、払出制御基板44において、角度検出器90からの出力信号と、主制御基板42の記憶部42bから送信された発射制御情報とが参照され、回動レバー60の操作位置が第3回動操作範囲F内であると判断された場合には、ロータリソレノイド173への通電をさせずに非励磁状態に維持することで、遊技球の発射を規制する制御を行う。
このような制御を行うことで、通常遊技時に、始動入賞装置15が有る領域に遊技球を落下移動させることができる回動レバー60の回動操作量が検出される場合に限って遊技球の発射が許容され、一方で、閉止された大入賞装置16が有る領域に遊技球が落下移動される回動レバー60の回動操作量が検出される場合には遊技球の発射が自動で規制される。よって、通常遊技時に、入賞する可能性がほとんどない発射強度(大入賞装置16が有る右側領域を遊技球が落下移動する発射強度)で遊技球が発射されることが自動で規制されるので、遊技者にとって無駄な遊技球の発射を低減できる。
以上においては通常遊技時の発射制御について説明をしたが、以下においては図10(b)を参照しながら、第1開放パターンで実行される大当たり遊技時の発射制御について説明する。なお、図10(b)に示す各角度位置T0〜T3および各回動角度範囲D〜Fは、図10(a)において説明した通りである。
上述した通常遊技時において、所定の入賞条件の下で例えば第1開放パターンで開放される大当たり遊技状態が成立したときには、通常遊技から大当たり遊技に移行して、大入賞装置16の大入賞口16aを例えば30秒間にわたって開放状態にする作動が15ラウンド継続して行われる。この状態では、大入賞装置16の大入賞口16aが大きく開放されて遊技球が落入する確率が非常に大きくなる。このため、大入賞装置16が開放される大当たり遊技時には、大入賞装置16が有る領域に遊技球を落下移動させて大入賞装置16の大入賞口16aに入球させることが望まれる。このため、回動レバー60を第3回動操作範囲Fに位置させる操作、すなわち、右側領域に遊技球を打ち出す右打ち操作が望まれる。
そこで、第1開放パターンで実行される大当たり遊技時においては、払出制御基板44によって、回動レバー60が第1回動操作範囲Dに位置する場合には遊技球の発射を規制し、回動レバー60が第2回動操作範囲Eに位置する場合にも遊技球の発射を規制し、回動レバー60が第3回動操作範囲Fに位置する場合に限って遊技球の発射を許容する制御が行われる。
この制御により、第1開放パターンで実行される大当たり遊技時に、開放制御される大入賞装置16が有る領域、すなわち、右側領域に遊技球を落下移動させることができる回動レバー60の回動操作量が検出される場合に限って遊技球の発射が許容され、一方で、ファール球となる回動レバー60の回動操作量および左側領域に遊技球が落下移動される回動レバー60の回動操作量が検出される場合には、遊技球の発射が自動で規制される。よって、第1開放パターンで実行される大当たり遊技時に、開放制御される大入賞装置16が有る領域に遊技球が落下移動する可能性がほとんどない発射強度(始動入賞装置15および大入賞装置17が有る領域に遊技球が落下移動する発射強度)で遊技球が発射されることが自動で規制され、より多くの賞球を得ることができる可能性が高まる。
以上、第1開放パターンで実行される大当たり遊技時の発射制御について説明した。ところで、遊技時(通常遊技時および大当たり遊技時)において、回動レバー60の回動操作量に応じた発射強度で遊技球が発射されているときに、遊技の進行状況によっては、現在の回動レバー60の操作位置を維持したままで一時的に遊技球の発射を停止させたい場合があり得る。この場合、発射ハンドルHに備えられた発射停止ボタン58を押圧操作することで、発射停止スイッチ57から払出制御装置44に、発射停止ボタン58の押圧操作状態に対応する信号が出力される。払出制御装置44はこの信号を入力すると、ロータリソレノイド173への通電を停止させる制御を行い、ロータリソレノイド173を非励磁状態して遊技球の発射を規制する。このように、発射停止ボタン58を押圧操作することで、回動レバー60が球発射の許容される操作位置に操作された状態のまま、遊技球の発射を一時的に停止させることができる。この遊技球の発射を規制する制御は、発射停止ボタン58が押圧操作されている間継続して行われ、発射停止ボタン58への押圧操作が解除されると、回動レバー60の回動操作量に対応した発射強度での遊技球の発射が再開される。
また、遊技球の発射中に操作されることで遊技球の発射を停止させる発射停止ボタン58とは反対に、遊技球の発射が規制されているときに操作されることで遊技球の発射を許容する発射許容ボタン(図示せずを)をさらに設ける構成も可能である。遊技時に上述した制御が行われることで、ファール球となる発射強度で遊技球が発射されることが自動で規制されるが、一方で、例えばパチンコ機PMでの遊技を終了させるときに、球送りカセット26またはガイドホルダ181内に残った遊技球を遊技領域PA内に発射させるのではなく、ファール球として発射させることでファール球回収口251に落入させて下球皿6bで回収させることが望まれる場合がある。このようにして遊技球を下球皿6bで回収させるときに、発射許容ボタンを押圧操作することで遊技球の発射規制が解除され、回動レバー60の回動操作量に応じた発射強度で遊技球をファール球として発射させて、下球皿6bで回収させることができる。
なお、上記発射許容ボタンの機能を発射停止ボタン58に持たせることで、発射許容ボタンを設けることなく遊技球の発射規制を解除させる制御を行う構成も好ましい。すなわち、例えば回動レバー60が第1回動操作範囲Dに回動操作されて球発射が規制された状態で発射停止ボタン58が押圧操作されることで、この発射規制が解除されて回動レバー60の回動操作量に対応したファール球となる発射強度での遊技球の発射が許容される構成としても良い。この制御により、例えば球送りカセット26またはガイドホルダ181内に残った遊技球をファール球として発射させることができるので、ファール球回収口251に落入させて下球皿6bで回収できる。この構成によれば、発射許容ボタンを追加して設けることなくシンプルな構成でありながら、遊技球をファール球として発射させて回収することが可能になる。
ところで、上述の第2開放パターンで実行される大当たり遊技時においては、大入賞装置16,17のうちで大入賞装置17が開放制御されるので、この場合には、図10(a)に示す通常遊技時と同様の制御が行われる。すなわち、回動レバー60が第1回動操作範囲Dに操作されている場合には遊技球の発射を規制することでファール球の発生が抑えられるとともに、遊技球が遊技領域PAに到達する回動操作範囲のうちで第2回動操作範囲Eに操作されている場合に限って遊技球の発射が許容される。この制御により、入球不可能な大入賞装置16が有る領域に遊技球が落下移動する発射強度での遊技球の発射を自動で規制して、入球可能な大入賞装置17および始動入賞装置15が有る領域に遊技球を落下移動させることができる。
以上、パチンコ機PMにおける遊技球の発射制御について説明した。ところで、パチンコ機においては、遊技盤10が、異なった盤面構成を有した別の遊技盤に交換(機種変更または盤面替えとも称される)されることがある。このとき、遊技盤10専用の装置である主制御装置42および副制御装置43は遊技盤10とともに交換され、一方、電源ユニット41および払出制御装置44は異なる機種間で共用となっているため、交換されることなく機種変更後においても使用される。そこで、パチンコ機PMにおいては、図6に示すように、遊技盤10とともに交換される主制御装置42に、遊技盤10の盤面構成に対応した発射制御情報が記憶された記憶部42bおよびこの発射制御情報を送信するCPU42aを設けている。この構成により、機種変更の前後において遊技盤の盤面構成が異なっていても、CPUによって送信される発射制御情報を参照することで、盤面構成に対応した遊技球の発射制御が可能になる。
なお、図6においては、主制御装置42にCPU42aおよび記憶部42bを設ける構成を例示して説明したが、この構成以外にも、例えば図12に示すように、遊技盤10とともに交換される副制御装置343にCPU343aおよび記憶部343bを設ける構成も可能である。この構成の場合には、CPU343aにより、記憶部343bに記憶された発射制御情報が、主制御装置342を介して払出制御装置44に送信される。
以上、本発明の実施形態について説明をしたが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば適宜改良可能である。
上述の実施形態においては、右打ち用の大入賞装置16を備えて構成される遊技盤10を例示し、この遊技盤10の盤面構成に対応した遊技球の発射制御を説明したが、遊技球の発射制御内容は遊技盤の盤面構成(遊技領域における始動入賞装置および大入賞装置の位置や、大入賞装置の個数)に応じて設定されることが好ましい。例えば図5に示す盤面構成において、2つの大入賞装置16,17のうちで大入賞装置16が省略されて大入賞装置17のみ存在する遊技盤を想定した場合、通常遊技時および大当たり遊技時のどちらにおいても図10(a)に示すような遊技球の発射制御を行うことで、ファール球の発生を抑えつつ遊技者にとって無駄な遊技球の発射を低減できる。
上述の実施形態においては、ソレノイド式の発射機構170を用いた構成を例示したが、この構成に代えて、例えばステッピングモータ式の発射機構を用いることも可能である。また、上述の実施形態では、押圧操作可能な発射許容ボタンおよび発射停止ボタン58を例示して説明したが、この構成に限定されることなく、遊技者によって操作可能に構成されたものであれば良い。
上述の実施形態においては、弾球遊技機としてパチンコ機PMを例に挙げて説明したが、本発明が適用される弾球遊技機はパチンコ機に限定されず、例えば雀球遊技機やアレンジボール機等の弾球遊技機にも本発明を適用可能である。