JP5888182B2 - 文書管理装置及びプログラム - Google Patents

文書管理装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5888182B2
JP5888182B2 JP2012181881A JP2012181881A JP5888182B2 JP 5888182 B2 JP5888182 B2 JP 5888182B2 JP 2012181881 A JP2012181881 A JP 2012181881A JP 2012181881 A JP2012181881 A JP 2012181881A JP 5888182 B2 JP5888182 B2 JP 5888182B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
report
document
item
ambiguity
report item
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012181881A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014038565A (ja
Inventor
林 直樹
直樹 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2012181881A priority Critical patent/JP5888182B2/ja
Publication of JP2014038565A publication Critical patent/JP2014038565A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5888182B2 publication Critical patent/JP5888182B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Machine Translation (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)

Description

本発明は、文書管理装置及びプログラムに関する。
文書を用いた情報伝達において不正確な情報が伝わる可能性を低減するために、文書中に曖昧な文が含まれているか否かを判定する技術がある(例えば下記の特許文献1を参照)。
一方で、複数の担当者を管理する中間管理者が、各担当者から上がってきた報告書に基づき作成した報告書を上級管理者に伝達するビジネスプロセスがある。ここで、担当者や中間管理者の中に正確な情報を表現しない者がいると、最終的に上級管理者が受け取る報告書には正確な情報とそうでない情報とが混在している可能性が生じ、報告書の信頼性が低くなり、上級管理者が報告事項に対する判断を誤る可能性もある。
特開2011−81542号公報
本発明の目的は、報告事項を含む複数の文書と複数の文書のそれぞれの内容に基づき編集された文書との中から、正確な情報を表現していない報告事項を特定できる文書管理装置及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、それぞれ1又は複数の文により記述された報告事項を含む複数の第1文書と、該複数の第1文書に基づき編集された1又は複数の文により記述された報告事項を含む第2文書とを取得する手段と、前記複数の第1文書に含まれる報告事項と、前記第2文書に含まれる報告事項のそれぞれについて、各報告事項を記述する文の解析結果に基づいて各報告事項の曖昧度を評価する評価手段と、前記第1文書に含まれる報告事項の曖昧度に対して、前記第2文書に含まれる報告事項の曖昧度が変化しているか否かに基づいて、注意対象の報告事項を特定する特定手段と、を含むことを特徴とする文書管理装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の文書管理装置において、前記評価手段は、前記複数の第1文書に含まれる報告事項と、前記第2文書に含まれる報告事項のそれぞれについて、各報告事項を記述する文の格構造の不備、係り受けの不備、特定の語の有無の少なくともいずれかに基づいて各報告事項の曖昧度を評価することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の文書管理装置において、それぞれ作成者及び報告先が定められた複数の文書を格納した格納手段と、前記格納手段に格納された複数の文書の中から、前記第2文書の作成者が報告先に定められ、且つ該第2文書に含まれる報告事項に対応する報告事項を含む文書を前記複数の第1文書として特定する文書特定手段をさらに含むことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の文書管理装置において、前記第1文書に含まれる報告事項の曖昧度に対して、前記第2文書に含まれる報告事項の曖昧度が変化している場合に、該曖昧度が変化した報告事項を含む第1文書と第2文書にそれぞれ定められた作成者と報告先のうち少なくとも1つに、前記注意対象の報告事項についての注意情報を通知する通知手段をさらに含むことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、それぞれ1又は複数の文により記述された報告事項を含む複数の第1文書と、該複数の第1文書に基づき編集された1又は複数の文により記述された報告事項を含む第2文書とを取得する手段と、前記複数の第1文書に含まれる報告事項と、前記第2文書に含まれる報告事項のそれぞれについて、各報告事項を記述する文の解析結果に基づいて各報告事項の曖昧度を評価する評価手段と、前記第1文書に含まれる報告事項の曖昧度に対して、前記第2文書に含まれる報告事項の曖昧度が変化しているか否かに基づいて、注意対象の報告事項を特定する特定手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
請求項1及び5に記載の発明によれば、報告事項を含む複数の文書と複数の文書のそれぞれの内容に基づき編集された文書との中から、正確な情報を表現していない報告事項を特定でき、注意を促すことができる。
請求項2に記載の発明によれば、報告事項を表現する文ごとの格構造、係り受け、特定語の有無に基づいて報告事項の曖昧度を評価できる。
請求項3に記載の発明によれば、報告事項を含む複数の文書と複数の文書のそれぞれの内容に基づき編集された文書との組を特定できる。
請求項4に記載の発明によれば、曖昧度が変化した報告事項の情報を、該報告事項に係る者に対して通知できる。
本実施形態に係る文書管理システムのシステム構成図である。 文書管理装置と情報処理端末のそれぞれのハードウェア構成の一例を示す図である。 文書管理装置による報告書の登録処理のフローチャートである。 注意喚起の対象とする報告事項の特定処理のフローチャートである。 注意対象の報告事項をユーザに通知する処理のフローチャートである。 ユーザ情報管理テーブルの一例を示す図である。 報告書登録テーブルの一例を示す図である。 報告事項情報テーブルの一例を示す図である。 注意情報記録テーブルの一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための実施の形態(以下、実施形態という)を、図面に従って説明する。
[システム構成例]
図1には、本実施形態に係る文書管理システム1のシステム構成図を示した。図1に示されるように、文書管理システム1は、文書管理装置2と複数の情報処理端末とを備え、文書管理装置2と複数の情報処理端末3とはそれぞれネットワークを介して相互にデータ通信する。以下、本実施形態に係る文書管理システム1において行われる処理の概要を説明する。
本実施形態に係る文書管理システム1は、複数の担当者と、当該複数の担当者を管理する中間管理者と、当該中間管理者を管理する上級管理者とを含むグループにおいて行われる、電子文書による報告のフローを処理の対象とする。以下、報告のフローの一例について説明する。
まず、複数の各担当者は、情報処理端末3で作成した報告書(電子文書)の報告先を中間管理者に設定して、作成した報告書を文書管理装置2に登録する。文書管理装置2は、登録された報告書の報告先である中間管理者の情報処理端末3に、各担当者が作成した報告書を提供する。中間管理者は、各担当者が作成した報告書に基づいてまとめ報告書(電子文書)を作成後、作成したまとめ報告書の報告先を上級管理者に設定して、まとめ報告書を文書管理装置2に登録する。
文書管理装置2は、各担当者が作成した報告書(担当者報告書)と、それらの担当者報告書に基づいて作成されたまとめ報告書とのそれぞれの曖昧性を評価、比較し、曖昧性が変化しているか否かを判断する。ここで、文書管理装置2は、担当者報告書とまとめ報告書との間で曖昧性が変化していると判断する場合には、正確な情報の開示が行われていない可能性があるため、曖昧性が変化した事項について、例えば、報告書とともに、まとめ報告書の報告先である上級管理者に通知するようにする。
以下、上記処理を実現するために、文書管理システム1に備えられる構成及び当該構成において実行される処理の詳細について説明する。
[ハードウェア構成例]
図2には、文書管理装置2と情報処理端末3のそれぞれのハードウェア構成の一例を示した。
[文書管理装置2の構成]
図2に示されるように、文書管理装置2は、制御部20、記憶部21、通信部22を備える。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)を含み、記憶部21に記憶されたプログラムに基づいて、各種の演算処理を実行するとともに文書管理装置2の各部を制御する。
記憶部21は、文書管理装置2のオペレーティングシステム等の制御プログラムやデータを記憶するほか、制御部20のワークメモリとしても用いられる。プログラムは、光ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等の情報記憶媒体に格納された状態で文書管理装置2に供給されてもよいし、インターネット等のデータ通信手段を介して文書管理装置2に供給されてもよい。以下、記憶部21に記憶されるデータの一例を説明する。
図6には、記憶部21に記憶されるユーザ情報管理テーブルの一例を示した。図6に示されるユーザ情報管理テーブルの例では、ユーザID、ユーザ名、ユーザの所属、ユーザの役職、勤務地、メールアドレスが関連づけて記憶される。
また、記憶部21には、ユーザ情報管理テーブル以外にも図7〜図9に示す各種テーブルが記憶されるが、これらのテーブルの詳細については後述する。
通信部22は、例えばネットワークインターフェースカードを含み、ネットワークインターフェースカードを介してネットワークに接続し、ネットワークを介して、それぞれの情報処理端末3とデータ通信する。
[情報処理端末3の構成]
次に、情報処理端末3のハードウェア構成例について説明する。図2に示されるように、情報処理端末3は、制御部30、記憶部31、通信部32、入力部33、表示部34を備える。
制御部30は、CPU(Central Processing Unit)を含み、記憶部31に記憶されたプログラムに基づいて、各種の演算処理を実行するとともに情報処理端末3の各部を制御する。
記憶部31は、情報処理端末3のオペレーティングシステム等の制御プログラムやデータを記憶するほか、制御部30のワークメモリとしても用いられる。プログラムは、光ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等の情報記憶媒体に格納された状態で情報処理端末3に供給されてもよいし、インターネット等のデータ通信手段を介して情報処理端末3に供給されてもよい。
通信部32は、例えばネットワークインターフェースカードを含み、ネットワークインターフェースカードを介して文書管理装置2と通信する。
入力部33は、タッチパネル、キーボード等の入力装置により実現され、ユーザからの操作入力を受け付ける。
表示部34は、液晶ディスプレイ等の表示装置により実現され、制御部30による情報処理の結果(画面)を表示させる。
[フローチャート]
次に、文書管理装置2において行われる処理の詳細を、図3〜5に示したフローチャートを参照しながら説明する。
[報告書の登録処理]
図3には、文書管理装置2による報告書の登録処理のフローチャートを示した。
図3に示されるように、文書管理装置2は、情報処理端末3から未登録の報告書を取得すると(S101)、取得した報告書を解析する(S102)。
例えば、文書管理装置2は、取得した報告書を解析し、報告書のタイトル、報告書に含まれる報告事項、報告書を作成した作成者のユーザID(作成者ID)、報告書の報告先のユーザID(報告先ID)、報告書の作成の元となった報告書のID(作成元報告書ID)、報告日時等の情報を取得するようにしてよい。なお、報告書のタイトル、作成者ID、報告先ID、作成元報告書ID、報告日時は、報告書に属性情報として設定されていることとしてもよい。以下、報告書に含まれる報告事項の特定処理の一例について説明する。
例えば、文書管理装置2は、報告書が、報告事項ごとに構造化されている場合(例えばXMLにより記述されている場合や、予め定められたレイアウト(表構造等)に従って記述されている場合)には、報告書の構造化された部分を特定し、各部分における単語の頻出関係に基づいて、報告事項を特定することとしてよい。また、文書管理装置2は、報告書が、報告事項ごとに構造化されていない場合であっても、話題構造を認識する公知技術や、意味的なまとまりを抽出する公知技術に基づいて、報告書に含まれる報告事項を特定することとしてもよい。話題構造の認識処理については、例えば特開平8−110906号公報に示すような技術が知られており、報告書中の話題構造の認識特定の単語(話題語)とその単語に関する記述の継続範囲(話題スコープ)を認識することで、報告事項を抽出し、複数の報告書で同じ報告事項が存在するか否かが判定できる。また、意味的なまとまりを抽出する技術としては、例えば特開2006−72483号公報が知られており、単語の共起関係と句読点を利用することで意味的にまとまっている複数の文を抽出するものである。以上の処理に基づいて、文書管理装置2は、報告書に含まれる報告事項を特定後、各報告事項に対応する文(テキストデータ)を関連付けて取得する。
また、対象の報告書に属性情報として作成元報告書IDが含まれていない場合には、既に登録された報告書の作成者と報告先の情報に基づいて、対象の報告書についての作成元報告書IDを特定することとしてもよい。この場合には、文書管理装置2は、対象の報告書の作成者IDと一致する報告先IDが定められた複数の報告書であって、予め定められた時間範囲内に登録された報告書を抽出するとともに、抽出した報告書のうち報告事項が対象の報告書と対応する報告書のIDを作成元報告書IDとして得ることとしてもよい。
文書管理装置2は、上記の解析結果に基づいて得た報告書の情報を報告書登録テーブル(図7参照)に登録する(S103)。もちろん、文書管理装置2は、報告書自体も記憶部21に格納することとしてよい。
図7には、報告書登録テーブルの一例を示した。図7に示されるように、報告書登録テーブルには、報告書の識別情報(報告書ID)、報告書のタイトル、報告書に含まれる報告事項の識別情報(報告事項ID)、作成者のユーザID(作成者ID)、報告先のユーザID(報告先ID)、報告日時の情報が関連づけて記憶される。
次に、文書管理装置2は、報告書に含まれる報告事項のうち、未処理の報告事項を選択し(S104)、選択した報告事項に係るテキストデータに基づいて、報告事項の曖昧性を評価する(S105)。以下、報告事項の曖昧性評価の一例について説明する。
本実施形態では、文書管理装置2は、報告事項に係るテキストデータに含まれる1又は複数の文を取得し、取得した各文に基づいて曖昧性を評価する。例えば、文書管理装置2は、報告事項に係る文ごとに、当該文の格構造(詳細については後述する)の不備、係り受けの不備、曖昧性を含む特定の(形容)語(詳細については後述する)の有無に基づいて、報告事項の曖昧性を評価する。例えば、文書管理装置2は、報告事項に係る文の格構造に不備がある(判定条件A)、文の係り受けに不備がある(判定条件B)、文に曖昧性を含む特定の語が含まれる(判定条件C)、のうちいずれかが満たされた場合に、報告事項が曖昧である(例えば真偽値のT)と評価することとしてもよいし、判定条件A〜Cが満足された回数又は、一文当たりの回数が閾値以上又は超えた場合に報告事項が曖昧であると評価することとしてもよい。それ以外にも、文書管理装置2は、報告事項に係るテキストデータについての判定条件A〜Cが満足された回数に基づいて曖昧性を数値化して評価してもよい(例えば格構造に不備が1つあれば1ポイント等)。この場合において、文書管理装置2は、報告事項に係るテキストデータにおける判定条件A〜Cが満足された回数の合計を報告事項の曖昧度としてもよいし、報告事項に係るテキストデータにおける一文当たりに判定条件A〜Cが満足された回数を報告事項の曖昧度としてもよい。
ここで、格構造について説明する。まず、格文法とは語と語の間の意味関係を、動詞を中心にとらえたものであり、文中の動詞に対して他の単語がどのような役割(深層格)をもつかを次のような格として分類している(フィルモアの深層格(チャールズJ.フィルモア(田中春美、船城道雄訳):格文法の原理、三省堂、1975)を参照)。
(1)動作主格:ある動作を引き起こす者の役割。
(2)経験者格:ある心理事象を体験する者の役割。
(3)道具格:ある出来事の直接原因となったり、ある心理事象と関係して反応を起こさせる刺激となったりする役割。
(4)対象格:移動する対象物や変化する対象物、あるいは、判断、想像のような心理事象の内容を表す役割。
(5)源泉格:対象物の移動における起点、および状態変化と形状変化における最初の状態や形状を表す役割。
(6)目標格:対象物の移動における終点、および状態変化と形状変化における最終的な状態、結果を表す役割。
(7)場所格:ある出来事が起こる場所および位置を表す役割。
(8)時間格:ある出来事が起こる時間を表す役割。
ここで、一つの文は、一つの動詞と複数の格から成る構造(これを格構造と呼ぶ)を形成する。なお、計算機を用いた格構造の解析は、例えば文献「岡田著:自然言語処理入門、共立出版(1991)」に示される言語理論と言語処理技術に基づいており、形態素解析、構文解析、意味解析を順次行うことで格構造の解析を行う。なお、同種の解析処理機能としては、例えば特開昭63−091776号公報や特許第2765618号に示されるような従来技術が既に知られている。そして、格構造の不備とは、例えば主格や対象格の欠如があるか否かにより判定することとしてよい。具体的には、例えば「山田太郎が進捗を報告する」という文では、動作主格と目的格が存在するが、いつ報告するのかという「時間格」や誰に報告するのかという「目標格」が欠けている、ということを検出することで不備の有無を判定する。また、報告書の文章で用いられる動詞と必須の格との組合せをあらかじめ記憶し、これを用いて格構造の解析を行うこととしてもよい。
次に、曖昧性を含む特定の語の例について説明する。曖昧性を含む特定の語は、例えば「おおむね」、「かなり」、「ほとんど」といった特定の形容語を予め辞書として設定しておき、文中にそれらの特定語が含まれるか否かに基づいて文が曖昧か否かを判定することとしてよい。
ここで図3のフローチャートに戻り説明を続ける。文書管理装置2は、報告書に含まれる報告事項ごとの曖昧性評価の結果に基づいて、報告事項の情報を報告事項情報テーブルに登録する(S106)。
図8には、報告事項情報テーブルの一例を示した。図8に示されるように、報告事項情報テーブルには、報告事項の識別情報(報告事項ID)、報告事項のタイトル、報告事項の内容、曖昧度が関連づけて記憶される。
文書管理装置2は、登録対象の報告書に関し、未処理の報告事項がある場合には(S107:Y)、S104に戻り、未処理の報告事項がない場合には(S107:N)、さらに未登録の報告書があるか否かを判断する(S108)。文書管理装置2は、未登録の報告書がある場合には(S108:Y)、S101戻り、未登録の報告書がない場合には(S108:N)、登録処理を終了する。
以上の登録処理は、文書管理装置2が情報処理端末3から新たな報告書を受信するごとに実行することとしてもよいし、予め定められた時間間隔ごとに記憶部21に記憶された未登録の報告書に対して実行することとしてもよい。
[注意対象の報告事項の特定処理]
次に、図4に示されたフローチャートを参照しながら、報告書に含まれる報告事項のうち注意喚起の対象とする報告事項の特定処理の一例について説明する。
図4に示されるように、文書管理装置2は、報告書登録テーブルを参照し、まとめ報告書のうち未処理のものを1つ選択して(S201)、以下の処理を実行する。
文書管理装置2は、選択したまとめ報告書に含まれる報告事項の中から未処理の報告事項ISを1つ選択し(S202)、選択した報告事項ISの曖昧度を報告事項情報テーブルから取得する(S203)。なお、まとめ報告書の報告事項の選択は、報告書登録テーブルにおいて、まとめ報告書の報告書IDに紐付けて記憶される報告事項IDを順次選択することで行うこととしてよい。また、選択した報告事項ISについての曖昧度は、報告事項ISの識別情報(報告事項ID)に関連付けて、報告事項情報テーブルに記憶される曖昧度(Vs)を取得することとしてよい。
次に、文書管理装置2は、処理対象とするまとめ報告書の作成の元となった作成元の報告書群を特定する(S204)。なお、作成元の報告書群の報告書IDは、まとめ報告書の報告書IDに関連付けて、報告書登録テーブルの作成元報告書IDの欄に格納されている。
文書管理装置2は、作成元の報告書群G{R1,・・・,RM}の中から未処理の報告書Ri(i=1〜Mで初期値は1)を1つ選択し(S205)、選択した報告書Riの中に報告事項ISに対応する報告事項が含まれている場合には(S206:Y)、その報告事項について報告事項情報テーブルに記憶される曖昧度を取得する(S207)。また、文書管理装置2は、S207の後、又は、選択した報告書Riの中に報告事項ISに対応する報告事項が含まれていない場合には(S206:N)、S208に進む。ここで、文書管理装置2は、作成元の報告書群の中に未処理の報告書があるときには(S208:Y)、S205に戻り、作成元の報告書群Gの中に未処理の報告書がないときには(S208:N)、S209に進む。
ここで、文書管理装置2は、まとめ報告書の報告事項ISの曖昧度Vsと、作成元の報告書群において報告事項ISに対応する報告事項Ij(j=1〜N)の曖昧度Vj(j=1〜N)とを比較し(S209)、その結果、作成元の報告書群に含まれる報告事項Ijと、まとめ報告書に含まれる報告事項ISとの間で曖昧度が変化したか否かを判断する(S210)。
例えば、文書管理装置2は、曖昧度が真偽値で表される場合に、曖昧度Vsと、曖昧度Vj(j=1〜N)とをそれぞれ比較し値が異なるものの数(A)又は割合(A/N)が、閾値以上又は超えるか否かに基づいて、曖昧度が変化したか否かを判断することとしてもよい。また、文書管理装置2は、曖昧度が数値で表される場合に、曖昧度Vsと、曖昧度Vj(j=1〜N)との差分が第1の閾値以上又は超えるものの数又は割合が、第2の閾値以上又は超えるか否かに基づいて、曖昧度が変化したか否かを判断することとしてもよい。
ここで、文書管理装置2は、曖昧度が変化したと判断された場合に(S210:Y)、曖昧度が変化した報告事項の情報(少なくとも曖昧度が変化した報告事項ISと報告事項Ijの組の情報を含む)を、注意情報記録テーブル(図9参照)に記録する(S211)。
図9には、注意情報記録テーブルの一例を示した。図9に示される注意情報記録テーブルの例では、まとめ報告書の報告書ID、まとめ報告書に含まれる報告事項の報告事項ID、まとめ報告書の報告事項IDに対して曖昧度が変化した作成元報告書の報告事項ID、まとめ報告書の報告事項IDに対して曖昧度が変化していない作成元報告書の報告事項IDの情報が関連づけて記憶される。図9に示した例では、曖昧度が変化した場合と、曖昧度が変化しない場合の両方について報告事項の情報を記録するようにしたが、曖昧度が変化した場合にのみ報告事項の情報を記録するようにしても構わない。
文書管理装置2は、S211の後、又は曖昧度が変化したと判断されなかった場合に(S210:N)、S212に進む。ここで、文書管理装置2は、処理対象のまとめ報告書について未処理の報告事項がある場合には(S212:Y)、S202に戻り、未処理の報告事項がない場合には(S212:N)、処理対象のまとめ報告書を処理済みに設定する(S213)。
次に、文書管理装置2は、未処理のまとめ報告書がある場合には(S214:Y)、S201に戻り、未処理のまとめ報告書がない場合には(S214:N)、処理を終了する。
以上の処理は、文書管理装置2がまとめ報告書を取得したタイミングや、情報処理端末3からまとめ報告書の転送要求や処理要求を受け付けたタイミングで実行することとしてもよいし、予め定められた時間間隔ごとに記憶部21に記憶されたまとめ報告書に対して実行することとしてもよい。
[注意情報の通知処理]
次に、図5に示されるフローチャートを参照しながら、文書管理装置2により行われる注意対象の報告事項をユーザに通知する処理について説明する。
図5に示されるように、文書管理装置2は、情報処理端末3への通知対象のまとめ報告書を特定する(S301)。例えば、文書管理装置2は、情報処理端末3から受け付けた転送要求に係るまとめ報告書を通知対象として特定することとしてもよい。
文書管理装置2は、注意情報記録テーブルを参照し、特定したまとめ報告書に含まれる報告事項IDのうち、曖昧度が変化した報告事項がある場合には(S302:Y)、曖昧度が変化した報告事項についての注意情報を生成する(S303)。例えば、注意情報は、曖昧度が変化した、まとめ報告書の報告事項と作成元報告書の報告事項との組を含む情報としてよい。例えば、まとめ報告書の作成元となった報告書群の中で曖昧度が変化した報告書の割合が閾値以下又は未満である場合には、その曖昧度が変化した作成元の報告書において情報が正確に報告されていない可能性がある旨の注意情報を生成してもよいし、まとめ報告書の作成元となった報告書群の中で曖昧度が変化した報告書の割合が閾値以上又はより大きい場合には、まとめ報告書において情報が正確に報告されていない可能性がある旨の注意情報を生成してもよい。
次に、文書管理装置2は、注意情報を通知する通知先を決定する(S304)。文書管理装置2は、例えば、まとめ報告書について定められた報告先、作成者、まとめ報告書の作成元となった報告書について定められた報告先、作成者のうち、少なくともいずれかを通知先に選択することとしてよい。
そして、文書管理装置2は、特定した通知先に対して、注意情報を通知する(S305)。例えば、文書管理装置2は、上記決定した通知先(ユーザ)のメールアドレスをユーザ情報管理テーブルから取得し、取得したメールアドレスに対して注意情報を送信することとしてよい。また、文書管理装置2は、注意情報とともに、まとめ報告書、まとめ報告書の作成元となった報告書を合わせて送信することとしても構わない。
文書管理装置2は、注意情報を通知した後、又はまとめ報告書について曖昧度が変化した報告事項がない場合には(S302:N)、処理を終了する。
以上説明した文書管理装置によれば、情報処理端末3から登録された報告書のうち、報告者が曖昧な表現を使うことで情報が正確に開示されていない報告事項が特定される。
また、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、文書管理装置2は、情報処理端末3から登録されたまとめ報告書と、まとめ報告書の元となった作成元報告書のいずれにおいても報告事項が曖昧であると判定された場合には、その旨記録し、まとめ報告書と作成元報告書との少なくともいずれかに定められた作成者と報告先の少なくともいずれかに対して通知してもよい。
1 文書管理システム、2 文書管理装置、3 情報処理端末、20 制御部、21 記憶部、22 通信部、30 制御部、31 記憶部、32 通信部、33 入力部、34 表示部。

Claims (5)

  1. それぞれ1又は複数の文により記述された報告事項を含む複数の第1文書と、該複数の第1文書に基づき編集された1又は複数の文により記述された報告事項を含む第2文書とを取得する手段と、
    前記複数の第1文書に含まれる報告事項と、前記第2文書に含まれる報告事項のそれぞれについて、各報告事項を記述する文の解析結果に基づいて各報告事項の曖昧度を評価する評価手段と、
    前記第1文書に含まれる報告事項の曖昧度に対して、前記第2文書に含まれる報告事項の曖昧度が変化しているか否かに基づいて、注意対象の報告事項を特定する特定手段と、を含む
    ことを特徴とする文書管理装置。
  2. 前記評価手段は、前記複数の第1文書に含まれる報告事項と、前記第2文書に含まれる報告事項のそれぞれについて、各報告事項を記述する文の格構造の不備、係り受けの不備、特定の語の有無の少なくともいずれかに基づいて各報告事項の曖昧度を評価する
    ことを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置。
  3. それぞれ作成者及び報告先が定められた複数の文書を格納した格納手段と、
    前記格納手段に格納された複数の文書の中から、前記第2文書の作成者が報告先に定められ、且つ該第2文書に含まれる報告事項に対応する報告事項を含む文書を前記複数の第1文書として特定する文書特定手段をさらに含む
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の文書管理装置。
  4. 前記第1文書に含まれる報告事項の曖昧度に対して、前記第2文書に含まれる報告事項の曖昧度が変化している場合に、該曖昧度が変化した報告事項を含む第1文書と第2文書にそれぞれ定められた作成者と報告先のうち少なくとも1つに、前記注意対象の報告事項についての注意情報を通知する通知手段をさらに含む
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の文書管理装置。
  5. それぞれ1又は複数の文により記述された報告事項を含む複数の第1文書と、該複数の第1文書に基づき編集された1又は複数の文により記述された報告事項を含む第2文書とを取得する手段と、
    前記複数の第1文書に含まれる報告事項と、前記第2文書に含まれる報告事項のそれぞれについて、各報告事項を記述する文の解析結果に基づいて各報告事項の曖昧度を評価する評価手段と、
    前記第1文書に含まれる報告事項の曖昧度に対して、前記第2文書に含まれる報告事項の曖昧度が変化しているか否かに基づいて、注意対象の報告事項を特定する特定手段
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
JP2012181881A 2012-08-20 2012-08-20 文書管理装置及びプログラム Expired - Fee Related JP5888182B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012181881A JP5888182B2 (ja) 2012-08-20 2012-08-20 文書管理装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012181881A JP5888182B2 (ja) 2012-08-20 2012-08-20 文書管理装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014038565A JP2014038565A (ja) 2014-02-27
JP5888182B2 true JP5888182B2 (ja) 2016-03-16

Family

ID=50286640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012181881A Expired - Fee Related JP5888182B2 (ja) 2012-08-20 2012-08-20 文書管理装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5888182B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7159587B2 (ja) 2018-03-28 2022-10-25 コニカミノルタ株式会社 文書作成支援装置及びプログラム
JP7074785B2 (ja) * 2020-01-17 2022-05-24 株式会社日立製作所 曖昧箇所訂正支援装置及び方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3946115B2 (ja) * 2002-09-19 2007-07-18 日本電信電話株式会社 応答対話文生成方法、応答対話文作成装置、応答対話文作成プログラム、このプログラムを記録した記録媒体
JP2008083753A (ja) * 2006-09-25 2008-04-10 Toshiba Corp 対話支援装置及びその方法
JP5514488B2 (ja) * 2008-09-29 2014-06-04 パナソニックヘルスケア株式会社 文書作成支援装置および文書作成支援プログラム
JP2012146046A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Nec Corp 要求獲得支援装置、要求獲得支援方法、およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014038565A (ja) 2014-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Kern et al. Gaining insights from social media language: Methodologies and challenges.
CN109196496B (zh) 未知词预测器和内容整合的翻译器
Jusoh et al. Techniques, applications and challenging issue in text mining
US8370278B2 (en) Ontological categorization of question concepts from document summaries
JP6150282B2 (ja) ノン・ファクトイド型質問応答システム及びコンピュータプログラム
US20160299955A1 (en) Text mining system and tool
US11354501B2 (en) Definition retrieval and display
CN107077640B (zh) 经由经验归属来分析、资格化和摄取非结构化数据源的系统和处理
JP2010003015A (ja) 文書検索システム
Borsje et al. Semi-automatic financial events discovery based on lexico-semantic patterns
JPWO2012096388A1 (ja) 意外性判定システム、意外性判定方法およびプログラム
Small et al. Identifying scientific breakthroughs by combining co-citation analysis and citation context
Caicedo et al. Bootstrapping semi-supervised annotation method for potential suicidal messages
Sarkar et al. NLP algorithm based question and answering system
Patel et al. Approaches of anonymisation of an SMS corpus
JP5888182B2 (ja) 文書管理装置及びプログラム
Kabadjov et al. Multilingual statistical news summarization
CN111046168A (zh) 用于生成专利概述信息的方法、装置、电子设备和介质
JP2020140604A (ja) 情報処理装置及びプログラム
Fabo Concept-based and relation-based corpus navigation: applications of natural language processing in digital humanities
Lipka Modeling Non-Standard Text Classification Tasks
Bobicev et al. Authorship attribution in health forums
Plu Knowledge extraction in web media: At the frontier of nlp, machine learning and semantics
JP2019160134A (ja) 文章処理装置および文章処理方法
Khan et al. An improved classification strategy for filtering relevant tweets using bag-of-word classifiers

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150306

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5888182

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees