JP5880085B2 - 床面の改修工法およびトイレ改修工法 - Google Patents

床面の改修工法およびトイレ改修工法 Download PDF

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本発明の態様は、一般的に、床面の改修工法、トイレ改修工法、および施工治具に関する。
例えばコンクリートなどにより形成された床面の改修工事を行うために、床面のハツリ作業を行う場合がある。また、例えば和風両用便器などと呼ばれる大小便兼用の和風便器が設けられたトイレ室には、一般的に、段差が床面に設けられている。そのため、例えば段差部を有する床面に設置された和風便器を洋風便器に改修するために、段差部のハツリ作業を行う場合がある。
このような改修工事においては、ハツリ作業を行った部分(ハツリ部分)の壁や床の補修に時間がかかるため、改修工事の工期が比較的長期化する。
これに対して、伸縮自在の脚ボルトを有するユニットトイレパンをコンクリート打設箇所上面に直接載置するのではなく、床スラブの下段部上面及び脚ボルト受けアングル部材に支持し、浮いた状態で敷き込む水洗トイレの改修工法がある(特許文献1)。特許文献1に記載された水洗トイレの改修工法によれば、打設されたコンクリートの乾燥固化とは全く関係なくユニットトイレパンを敷き込むことが出来る。コンクリートの乾燥固化を待つ必要がなく、工事を進めることができる。
しかしながら、特許文献1に記載された水洗トイレの改修工法では、ユニットトイレパンの枠体の四隅及び中間部から下方に向かって伸縮可能な脚ボルトがそれぞれ突設されているため、ユニットトイレパンの下方には、空洞が存在する。そのため、ユニットトイレパンを形成する材料は、比較的高強度を有するものに限定される。例えばタイルや石材などのような衝撃で割れるおそれがある材料を用いることは、困難である。
また、和風便器の上部内に蓋材を嵌め込み、この蓋材の上側に高強度板を配置し、高強度板周囲の床の自硬性材料を供給するトイレの和洋改修方法がある(特許文献2)。特許文献2に記載されたトイレの和洋改修方法によれば、和風便器内に充填物を充填しないため、和風便器が重量物とならず、和風便器を支持している床スラブへの負荷を少なくすることができる。
しかしながら、特許文献2に記載されたトイレの和洋改修方法では、高強度板の下方に蓋材を介して空洞が存在する。そのため、高強度板および蓋材の材料は、比較的高強度を有するものに限定される。例えばタイルや石材などのような衝撃で割れるおそれがある材料を用いることは、困難である。
一方、床面に設置するプレートなどを接着剤により固定する場合には、接着剤は、例えばくし目などと呼ばれる山・谷を有する形状に塗布される。これにより、プレートを接着剤の上に設置すると、くし目状に塗布された接着剤の山の部分が潰れ、プレートの高さ方向の位置を調整しつつ固定することができる。しかし、接着剤の下に設けられた例えばモルタルなどの表面精度が良くないと、モルタル表面とプレート裏面との間隔のばらつきが大きくなる。これにより、間隔が広いところでは、接着剤を塗布しても接着剤がプレート裏面につかないことがある。すると、プレートが衝撃で割れやすくなってしまう。このような問題は、床面に設置するプレートの面積が広くなるにつれて顕著となる。
モルタル下地の作成の際には、モルタルの表面精度が重要である。作業者は、一般的に、高さの目安となる水糸を張り、その水糸を目安に左官コテを用いてモルタルを均していく。そのため、熟練技術を有する左官工でないと、モルタル下地の作成は困難であり、施工後の平滑面の精度のばらつきが大きくなる場合がある。
特開2001−271409号公報 特開2008−223382号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、工期の短縮化を図ることができる、あるいは熟練技術を有する左官工でなくとも施工が可能な床面の改修工法、トイレ改修工法、および施工治具を提供することを目的とする。
第1の発明は、床面に凹部を形成し、高さ調整部とモルタル均しガイドとを有する施工治具を前記凹部の底面に設置して前記高さ調整部により前記モルタル均しガイドの高さ調整を行い、前記モルタル均しガイドの上面よりも高い位置まで前記凹部にモルタルを打設し、前記施工治具の前記モルタル均しガイドに沿って定規を滑らせることにより前記モルタルの表面を平滑に施工し、前記モルタルの表面および前記モルタル均しガイドの上面の少なくともいずれかへのスペーサの設置、及び前記モルタルの表面への接着剤の塗布を行い、前記接着剤の上および前記スペーサの上にプレートを設置することを特徴とする床面の改修工法である。
この床面の改修工法によれば、施工治具および定規を使用することで、モルタルの表面を平滑に施工することができる。つまり、熟練技術を有することなく精度の高い平滑面を得ることができる。そのため、熟練技術を有する左官工でなくとも施工が可能な床面の改修工法を提供することができる。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記モルタル均しガイドを前記モルタル内に埋め込むことを特徴とする床面の改修工法である。
この床面の改修工法によれば、モルタル均しガイドをモルタル内に埋め込むため、モルタル均しガイドを取り外す作業を省き、作業性を向上させることができる。また、施工治具の一部を取り外すときに、モルタルの表面を荒らすことなく平滑性を維持することができる。
また、第3の発明は、第1または第2の発明において、前記モルタルを打設した後であって前記モルタルが硬化する前に、前記高さ調整部を取り外すことを特徴とする床面の改修工法である。
この床面の改修工法によれば、モルタルが硬化する前に高さ調整部を取り外すため、モルタルが硬化した後に、モルタルの上面から上方へ突出した高さ調整部の一部を切断する手間を省くことができる。
また、第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明において、表面が平滑に形成された平滑部を前記モルタル均しガイドに設け、前記平滑部の上にスペーサを介在させてプレートを設置することを特徴とする床面の改修工法である。
この床面の改修工法によれば、プレートは、モルタル均しガイドの平滑部の上にスペーサを介在させて設置される。そのため、モルタルの上面にスペーサを介在させる場合よりもプレートの仕上げ面を精度よく平滑にすることができる。
また、第5の発明は、段差部を有する床面に設置された和風便器を洋風便器に改修するトイレ改修工法であって、前記和風便器を除去し、前記和風便器の排水管を残したままで前記段差部を除去して前記床面に凹部を形成し、第1〜第4の発明のいずれか1つの床面の改修工法により前記凹部にモルタルを打設し、前記接着剤の上および前記スペーサの上にプレートを施工し、前記和風便器の前記排水管と前記洋風便器の排水口とを接続部材を介して接続し、前記プレートの上に前記洋風便器を載置することを特徴とするトイレ改修工法である。
このトイレ改修工法によれば、施工治具および定規を使用することで、モルタルの表面を平滑に施工することができる。つまり、熟練技術を有することなく精度の高い平滑面を有するモルタル下地を施工することができる。そのため、モルタルの施工から洋風便器の施工までの作業を設備工だけで行うことができる。
また、第6の発明は、第5の発明において、前記モルタルは、硬化時間が普通ポルトランドセメントを用いたモルタルの硬化時間よりも短い速硬性モルタルであり、前記モルタルと前記プレートとのあいだにスペーサを介在させることを特徴とするトイレ改修工法である。
このトイレ改修工法によれば、モルタルとプレートとのあいだにスペーサを介在させるため、作業者は、接着剤が硬化する前にプレートの上に載って作業を行うことができる。これにより、作業者は、接着剤が硬化する前に洋風便器を設置することができる。そして、段差部を有する床面に設置された和風便器を洋風便器に改修するトイレ改修工事の工期の短縮化を図ることができる。
また、第7の発明は、第5または第6の発明において、前記プレートは、陶磁器質タイル、石材、およびセメント材パネルの少なくともいずれかにより形成され、前記プレートの下に設けられた前記接着剤が硬化する前に前記プレートの上に載って作業可能な強度を有することを特徴とするトイレ改修工法である。
このトイレ改修工法によれば、作業者は、接着剤が硬化する前にプレートの上に載って洋風便器の設置作業を行うことができる。また、プレートの下にモルタルおよび接着剤が充填されているため、例えばタイルや石材などのようにプレートの下に空洞が存在すると衝撃で割れるおそれがあるような材料であっても、プレートの材料として使用することができる。
また、第8の発明は、第5〜第7のいずれか1つの発明において、前記プレートは、テーパ部が形成された端部を有し、前記端部を既設の床面に載置することを特徴とするトイレ改修工法である。
このトイレ改修工法によれば、トイレ室の床面の全体を撤去することなく、段差部だけを撤去することによりトイレ改修工事を実施することができる。そのため、段差部に設置された和風便器を洋風便器に改修する工事の工期の短縮化を図ることができる。
本発明の態様によれば、工期の短縮化を図ることができる、あるいは熟練技術を有する左官工でなくとも施工が可能な床面の改修工法、トイレ改修工法、および施工治具が提供される。
本発明の実施の形態にかかる床面の改修工法を表すフローチャート図である。 本実施形態にかかる床面の改修工法を表す模式図である。 本実施形態にかかる床面の改修工法を表す模式図である。 本実施形態の施工治具を例示する模式図である。 本実施形態の施工治具を例示する模式図である。 本実施形態にかかる床面の改修工法を表す模式図である。 本実施形態にかかる床面の改修工法を表す模式図である。 本実施形態にかかる床面の改修工法を表す模式図である。 本実施形態にかかる床面の改修工法を表す模式図である。 本実施形態にかかる床面の改修工法を表す模式図である。 本発明の他の実施の形態にかかる床面の改修工法を表すフローチャート図である。 本実施形態の施工治具を例示する模式図である。 本実施形態の施工治具を例示する模式図である。 本実施形態にかかる床面の改修工法を表す模式図である。 本実施形態にかかる床面の改修工法を表す模式図である。 本実施形態にかかる床面の改修工法を表す模式図である。 本実施形態にかかる床面の改修工法を表す模式図である。 本実施形態にかかる床面の改修工法を表す模式図である。 本実施形態の施工治具を例示する模式図である。 本実施形態の施工治具を例示する模式図である。 本実施形態にかかる床面の改修工法を表す模式図である。 本実施形態にかかる床面の改修工法を表す模式図である。 本実施形態にかかる床面の改修工法を表す模式図である。 本実施形態にかかる床面の改修工法を表す模式図である。 本発明の実施の形態にかかるトイレ改修工法を表すフローチャート図である。 本実施形態にかかるトイレ改修工法を表す模式図である。 本実施形態にかかるトイレ改修工法を表す模式図である。 本実施形態にかかるトイレ改修工法を表す模式図である。 本実施形態にかかるトイレ改修工法を表す模式図である。 改修後の床面(プレート)の形状の変形例を例示する断面模式図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる床面の改修工法を表すフローチャート図である。 また、図2、図3、および図6〜図10は、本実施形態にかかる床面の改修工法を表す模式図である。
なお、図2(a)および図3(a)は、床面の改修箇所を斜め上方から眺めた斜視模式図である。図2(b)、図3(b)、および図6〜図10は、図2(a)に表した切断面A−Aにおける断面模式図に相当する。
以下では、図1に表したフローチャート図の床面の改修工法を、図2、図3、および図6〜図10を参照しつつ説明する。
本実施形態にかかる床面の改修工法では、まず、図2に表したように、床面に凹部101を形成する(ステップS101)。既設の床面103は、例えばタイルや石材やコンクリートなどにより形成されている。そのため、凹部101は、例えば既設の床面103のハツリ作業を行った部分(ハツリ部分)に相当する。但し、既設の床面103の材料は、これだけに限定されるわけではない。
ハツリ作業を行った後の凹部101の底面は、不陸な状態となっている。続いて、凹部の清掃を行う(ステップS103)。続いて、図3(a)および図3(b)に表したように、後述するモルタルを打設する際に使用する施工治具410を凹部101に設置する(ステップS105)。
ここで、本実施形態の施工治具410について、図面を参照しつつ説明する。
図4および図5は、本実施形態の施工治具を例示する模式図である。
なお、図4(a)は、本実施形態の施工治具410を斜め上方から眺めた斜視模式図である。図4(b)は、本実施形態の施工治具410を上方から眺めた平面模式図である。図5(a)は、図4(b)に表した切断面B1−B1における断面模式図である。図5(b)は、図4(b)に表した切断面C1−C1における断面模式図である。
図4(a)に表したように、本実施形態の施工治具410は、支持部411と、高さ調整部413と、モルタル均しガイド415と、を有する。支持部411と、高さ調整部413と、モルタル均しガイド415と、の設置数は、図4(a)に表した施工治具410における設置数に限定されるわけではない。
図4(b)に表したように、支持部411は、貫通穴419を有する。また、図5(a)および図5(b)に表したように、支持部411の下面であって貫通穴419の位置には、ナット412が固定されている。なお、ナット412は、支持部411の上面に設けられていてもよい。あるいは、ナット412の代わりに、雌ねじが支持部411に設けられていてもよい。一方、高さ調整部413は、雄ねじが形成されたねじ部413aを有する。そして、高さ調整部413のねじ部413aが支持部411のナット412と係合することにより、高さ調整部413は、支持部411に支持されている。また、高さ調整部413を回転させることにより、支持部411およびモルタル均しガイド415の高さ方向の位置を調整することができる。
図4(b)に表したように、モルタル均しガイド415は、例えばねじなどの締結部材417により支持部411の上面に固定されている。図5(a)および図5(b)に表したように、モルタル均しガイド415および支持部411の長手方向の断面形状は、例えばそれぞれL字形状である。但し、モルタル均しガイド415および支持部411の長手方向の断面形状は、これだけに限定されず、コの字形状すなわち底部の両端部がその底部から突出した形状を有していてもよい。例えば、モルタル均しガイド415および支持部411は、金属あるいは樹脂などによりそれぞれ形成されている。
図3に戻って説明すると、施工治具410のモルタル均しガイド415の長手方向が床面の改修箇所の奥行方向あるいは間口方向と略平行となるように、施工治具410を凹部101に設置する(ステップS105)。続いて、高さ調整部413を回転させることにより、支持部411およびモルタル均しガイド415の高さ方向の位置を調整する(ステップS107)。
続いて、図6に表したように、凹部101にモルタル109を打設する(ステップS109)。このとき、モルタル均しガイド415の上面415aよりも例えば約2mm〜3mm程度高い位置までモルタル109を敷き詰める。モルタル109は、普通ポルトランドセメント(JIS規格番号 R 5210)を用いた一般的なモルタルなどと比較すると速硬性を有する速硬性モルタルである。つまり、モルタル109の硬化時間は、普通ポルトランドセメントを用いた一般的なモルタルなどの硬化時間よりも短い。続いて、図7に表した矢印A1のように、モルタル均しガイド415の上面415aに沿って定規490を滑らせることにより、あるいは定規490をモルタル均しガイド415の上面415aに軽く触れつつ移動させることにより、モルタル109の表面を平滑に施工する。
本願明細書において、「定規」とは、水平あるいは垂直な仕上げ面を施す左官工事の型板をいうものとする。定規は、一般的に細長い形状を有し、例えば木や金属や樹脂などにより形成されている。
続いて、図8に表したように、モルタル均しガイド415の上面415aから上方へ突出した高さ調整部413の一部を切断する(ステップS111)。なお、「高さ調整部切断(ステップS111)」は、「高さ調整(ステップS107)」と「モルタル打設(ステップS109)」との間に行われてもよい。続いて、表面が平滑に施工されたモルタル109の上面にプライマを塗布し(ステップS113)、図8に表したように、モルタル109の上面およびモルタル均しガイド415の上面415aの少なくともいずれかにスペーサ115を設置する(ステップS114)。これにより、モルタル109の接着性を向上させることができる。また、後述するように、作業者は、接着剤108が硬化する前にプレート113の上に載って器具の設置作業を行うことができる。
続いて、図9に表したように、モルタル109の上面に接着剤108を塗布する(ステップS115)。本実施形態の接着剤108としては、例えばエポキシ系接着剤などが挙げられる。なお、「スペーサ設置(ステップS114)」は、「接着剤塗布(ステップS115)」の後に行われてもよい。
続いて、図10に表したように、接着剤108の上にプレート113を設置する(ステップS117)。プレート113は、例えば陶磁器質タイルや石材やセメント系パネルなどにより形成されている。プレート113は、プレート113の下に設けられた接着剤108が硬化する前において、作業者がプレート113の上に載って作業を行うことができる強度を有する。これによれば、作業者は、接着剤108が硬化する前にプレート113の上に載って器具(例えば洋風便器など)の設置作業を行うことができる。
また、プレート113の下には、モルタル109および接着剤108が充填されている。そのため、モルタル109および接着剤108は、硬化した後にはプレート113にかかる荷重を面全体で支えることができる。そのため、プレート113は、接着剤108が硬化する前に作業者が上に載って作業可能な強度を有していればよく、プレート113を形成する材料を比較的高強度を有する材料に限定せず、比較的自由に選択することができる。例えば、タイルや石材などのようにプレート113の下に空洞が存在すると衝撃で割れるおそれがあるような材料であっても、プレート113の材料として使用することができる。
プレート113の端部は、既設の床面103の上に載置されている。既設の床面103の側に配置されたプレート113の端部には、テーパ部113aが設けられている。これによれば、床面103の全体を撤去することなく本実施形態にかかる床面の改修工事を実施することができる。そのため、床面を改修する工事の工期の短縮化を図ることができる。但し、プレート113の設置形態は、これだけに限定されるわけではない。例えば、プレート113は、プレートの上面が既設の床面103の上面と略同一面となるように設置されていてもよい。
以上説明したように、本実施形態にかかる床面の改修工法のよれば、施工治具410および定規490を使用することで、モルタル109の表面を平滑に施工することができる。つまり、熟練技術を有することなく精度の高い平滑面を得ることができる。そのため、熟練技術を有する左官工でなくとも施工が可能な床面の改修工法を提供することができる。また、モルタル109を打設するときに、モルタル均しガイド415をモルタル109内に埋め込む。そして、モルタル均しガイド415の上面415aから上方へ突出した高さ調整部413の一部を切断する。これにより、モルタル均しガイド415を取り外す作業を省き、作業性を向上させることができる。また、モルタル109の表面を荒らすことなく平滑性を維持することができる。
次に、本発明の他の実施の形態にかかる床面の改修工法について、図面を参照しつつ説明する。
図11は、本発明の他の実施の形態にかかる床面の改修工法を表すフローチャート図である。
また、図12および図13は、本実施形態の施工治具を例示する模式図である。
また、図14〜図18は、本実施形態にかかる床面の改修工法を表す模式図である。
なお、図12(a)は、本実施形態の施工治具420を斜め上方から眺めた斜視模式図である。図12(b)は、本実施形態の施工治具420を上方から眺めた平面模式図である。図13(a)は、図12(b)に表した切断面B2−B2における断面模式図である。図13(b)は、図12(b)に表した切断面C2−C2における断面模式図である。 また、図17(a)は、床面の改修箇所を斜め上方から眺めた斜視模式図である。図14〜図16、図17(b)、および図18は、図2(a)に表した切断面A−Aにおける断面模式図に相当する。
まず、本実施形態の施工治具420について、図面を参照しつつ説明する。
図12(a)に表したように、本実施形態の施工治具420は、支持部421と、高さ調整部423と、モルタル均しガイド425と、を有する。図12(b)に表したように、支持部421は、貫通穴429を有する。また、図13(a)および図13(b)に表したように、支持部421の下面であって貫通穴429の位置には、ナット422が固定されている。なお、ナット422の代わりに、雌ねじが支持部421に設けられていてもよい。一方、高さ調整部423は、雄ねじが形成されたねじ部423aを有する。そして、高さ調整部423を回転させることにより、支持部421およびモルタル均しガイド425の高さ方向の位置を調整することができるとともに、高さ調整部423を支持部421から上方へ取り外すことができる。
図13(a)に表したように、本実施形態のモルタル均しガイド425は、平板により形成されている。モルタル均しガイド425の上面(平滑部)425aは、平滑に形成されている。その他の構造は、図4および図5に関して前述した施工治具410の構造と同様である。
本実施形態にかかる床面の改修工法では、図1に関して前述した床面の改修工法の「高さ調整部切断(ステップS111)」が「高さ調整部取り外し(ステップS121)」に置換されている。その他の床面の改修工法は、図1に関して前述した床面の改修工法と同様である。
具体的に、図11に表したフローチャート図の床面の改修工法を、図14〜図18を参照しつつ説明する。
図14に表したように、施工治具420のモルタル均しガイド425の長手方向が床面の改修箇所の奥行方向(図3参照)あるいは間口方向(図3参照)と略平行となるように、施工治具420を凹部101に設置する(ステップS105)。続いて、高さ調整部423を回転させることにより、支持部421およびモルタル均しガイド425の高さ方向の位置を調整する(ステップS107)。
続いて、図15に表したように、凹部101にモルタル109を打設する(ステップS109)。このとき、モルタル均しガイド425の上面425aよりも例えば約2mm〜3mm程度高い位置までモルタル109を敷き詰める。続いて、図16に表した矢印A2のように、モルタル均しガイド425の上面425aに沿って定規490を滑らせることにより、あるいは定規490をモルタル均しガイド425の上面425aに軽く触れつつ移動させることにより、モルタル109の表面を平滑に施工する。このとき、モルタル均しガイド425の上面425aは、モルタル109の上面と略同一面とされ、外部に露出する。
続いて、図17(a)および図17(b)に表したように、高さ調整部423を回転させることにより、高さ調整部423を支持部421から取り外す(ステップS121)。続いて、プライマを塗布し(ステップS113)、図18に表したように、モルタル109の上面およびモルタル均しガイド425の上面425aの少なくともいずれかにスペーサ115を設置する(ステップS114)。
本実施形態にかかる床面の改修工法によれば、モルタル109を打設した後、且つモルタル109が硬化する前に若しくは半硬化状態で、一部がモルタル109の上面から上方へ突出した高さ調整部423を取り外すことができる。これにより、モルタル109が硬化した後に、モルタル109の上面から上方へ突出した高さ調整部423の一部を切断する手間を省くことができる。また、プレート113は、モルタル均しガイド425の上面(平滑部)425aに設置されたスペーサ115を介在させてモルタル109およびモルタル均しガイド425の上面425aに設置される。これにより、モルタル109の上面にスペーサ115を介在させる場合よりも、プレート113の仕上げ面を精度よく平滑にすることができる。
次に、本発明の他の実施の形態にかかる床面の改修工法について、図面を参照しつつ説明する。
図19および図20は、本実施形態の施工治具を例示する模式図である。
また、図21〜図24は、本実施形態にかかる床面の改修工法を表す模式図である。
なお、図19(a)は、本実施形態の施工治具430を斜め上方から眺めた斜視模式図である。図19(b)は、本実施形態の施工治具430を上方から眺めた平面模式図である。図20(a)は、図19(b)に表した切断面B3−B3における断面模式図である。図20(b)は、図19(b)に表した切断面C3−C3における断面模式図である。 また、図21〜図24は、図2(a)に表した切断面A−Aにおける断面模式図に相当する。
まず、本実施形態の施工治具430について、図面を参照しつつ説明する。
図19(a)に表したように、本実施形態の施工治具430は、第1の高さ調整部431と、第2の高さ調整部433と、モルタル均しガイド435と、を有する。つまり、本実施形態の施工治具430の高さ調整部は、第1の高さ調整部431と、第2の高さ調整部433と、を有する。図19(b)に表したように、第1の高さ調整部431は、例えばねじなどの締結部材437によりモルタル均しガイド435の上面435aに固定されている。モルタル均しガイド435の上面(平滑部)435aは、平滑に形成されている。
図19(b)に表したように、第1の高さ調整部431は、貫通穴439を有する。また、図20(a)および図20(b)に表したように、第1の高さ調整部431の下面であって貫通穴439の位置には、ナット432が固定されている。なお、ナット432は、第1の高さ調整部431の上面に設けられていてもよい。あるいは、ナット432の代わりに、雌ねじが第1の高さ調整部431に設けられていてもよい。一方、第2の高さ調整部433は、雄ねじが形成されたねじ部433aを有する。そして、第2の高さ調整部433を回転させることにより、第1の高さ調整部431およびモルタル均しガイド435の高さ方向の位置を調整することができるとともに、第2の高さ調整部433を第1の高さ調整部431から上方へ取り外すことができる。また、締結部材437を取り外すことにより、第1の高さ調整部431をモルタル均しガイド435から取り外すことができる。
図20(a)に表したように、モルタル均しガイド435の長手方向の断面形状は、例えばT字形状である。図20(b)に表したように、第1の高さ調整部431は、例えば長手方向にみたときに両端部が上方へ突出した形状を有する。例えば、第1の高さ調整部431およびモルタル均しガイド435は、金属あるいは樹脂などによりそれぞれ形成されている。
本実施形態にかかる床面の改修工法のフローチャート図は、図11に関して前述したフローチャート図と同様である。具体的に、図21〜図24を参照しつつ説明する。
図21に表したように、施工治具430のモルタル均しガイド435の長手方向が床面の改修箇所の奥行方向(図3参照)あるいは間口方向(図3参照)と略平行となるように、施工治具430を凹部101に設置する(ステップS105)。続いて、第2の高さ調整部433を回転させることにより、第1の高さ調整部431およびモルタル均しガイド435の高さ方向の位置を調整する(ステップS107)。
続いて、図22に表したように、凹部101にモルタル109を打設する(ステップS109)。このとき、モルタル均しガイド435の上面435aよりも例えば約2mm〜3mm程度高い位置までモルタル109を敷き詰める。続いて、図23に表した矢印A3のように、モルタル均しガイド435の上面435aに沿って定規490を滑らせることにより、あるいは定規490をモルタル均しガイド435の上面435aに軽く触れつつ移動させることにより、モルタル109の表面を平滑に施工する。このとき、モルタル均しガイド435の上面435aは、モルタル109の上面と略同一面とされ、外部に露出する。
続いて、図24に表したように、第2の高さ調整部433を回転させることにより、第2の高さ調整部433を第1の高さ調整部431から取り外す(ステップS121)。さらに、締結部材437を取り外すことにより、第1の高さ調整部431をモルタル均しガイド435から取り外す(ステップS121)。その他の床面の改修工法は、図1および図11に関して前述した床面の改修工法と同様である。
本実施形態にかかる床面の改修工法によれば、第1の高さ調整部431を再利用することができる。また、図11〜図18に関して前述した効果と同様の効果が得られる。
次に、本発明の他の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図25は、本発明の実施の形態にかかるトイレ改修工法を表すフローチャート図である。
また、図26〜図29は、本実施形態にかかるトイレ改修工法を表す模式図である。
なお、図26〜図28は、トイレ室の改修箇所を斜め上方から眺めた斜視模式図である。図29は、図27に表した切断面D−Dにおける断面模式図に相当する。
以下では、図25に表したフローチャート図のトイレ改修工法を、図26〜図28を参照しつつ説明する。
本実施形態にかかるトイレ改修工法では、図26に表したように、段差部202を有する床面に設置された和風便器311を洋風便器301(図29参照)に改修する。上段床面201、段差部202、および下段床面(既設の床面)203は、例えばタイルや石材やコンクリートなどにより形成されている。但し、上段床面201、段差部202、および下段床面203の材料は、これだけに限定されるわけではない。本実施形態にかかるトイレ改修工法では、まず、段差部202を有する床面に設置された和風便器311を除去する(ステップS201)。続いて、図27に表したように、和風便器311の排水管315を残したままで段差部202を除去し凹部204を形成する(ステップS203)。
続いて、ステップS205〜ステップS221に表したトイレ改修工法は、図11に表に関して前述したステップS103〜ステップS117に関して前述した床面の改修工法と同様である。なお、本実施形態にかかるトイレ改修工法では、モルタルを打設する際に使用する施工治具として、図19および図20に関して前述した施工治具430を用いる場合を例に挙げて説明する。
すなわち、図28に表したように、図20〜図24に関して前述した床面の改修工法により凹部101にモルタル109を打設し(ステップS211)、モルタル109の表面を平滑に施工すると、モルタル均しガイド435の上面435aは、モルタル109の上面と略同一面とされ、外部に露出する。また、排水管315の端部は、隣り合うモルタル均しガイド435の上面435aの間において外部に露出している。なお、「高さ調整部切断(ステップS213)」は、「高さ調整(ステップS209)」と「モルタル打設(ステップS211)」との間に行われてもよい。
続いて、図29に表したように、スペーサ115を設置し(ステップS217)、接着剤108を塗布し(ステップS219)、接着剤108の上にプレート113を設置する(ステップS221)。なお、「スペーサ設置(ステップS217)」は、「接着剤塗布(ステップS219)」の後に行われてもよい。続いて、和風便器311の排水管315と洋風便器301の排水口とを例えば排水ソケットや排水接続管などの接続部材を介して接続し、洋風便器301をプレート113の上に載置する(ステップS223)。そして、モルタル109が硬化した後、モルタル109に洋風便器301の固定具303や接続部材の固定具(図示せず)を固定する(ステップS223)。
プレート113の端部は、既設の床面103の上に載置されている。既設の床面103の側に配置されたプレート113の端部には、テーパ部113aが設けられている。これによれば、トイレ室の床面(下段床面203)の全体を撤去することなく、段差部202(図26参照)を撤去することにより本実施形態にかかるトイレ改修工事を実施することができる。そのため、段差部202に設置された和風便器311を洋風便器301に改修する工事の工期の短縮化を図ることができる。
なお、本実施形態にかかるトイレ改修工法では、モルタルを打設する際に使用する施工治具として、図4および図5に関して前述した施工治具410、あるいは図12および図13に関して前述した施工治具420を用いてもよい。すなわち、本実施形態にかかるトイレ改修工法では、図1〜図24に関して前述したいずれかの床面の改修工法によりモルタルを打設することができる。
以上説明したように、本実施形態にかかるトイレ改修工法によれば、施工治具410および定規490を使用することで、モルタル109の表面を平滑に施工することができる。つまり、熟練技術を有することなく精度の高い平滑面を有するモルタル下地を施工することができる。そのため、モルタル109の施工から洋風便器301の施工までの作業を設備工だけで行うことができる。
また、図29に表したように、スペーサ115が設置されている場合には、作業者は、接着剤108が硬化する前にプレート113の上に載って作業を行うことができる。これにより、作業者は、接着剤108が硬化する前に洋風便器301を設置することができる。そして、段差部202を有する床面に設置された和風便器311を洋風便器301に改修するトイレ改修工事の工期の短縮化を図ることができる。本実施形態にかかるトイレ改修工法によれば、例えば約1〜2日間程度の工期で前述したトイレ改修工事を行うことができる。
また、図10に関して前述したように、プレート113は、例えば陶磁器質タイルや石材やセメント系パネルなどにより形成されている。プレート113は、プレート113の下に設けられた接着剤108が硬化する前において、作業者がプレート113の上に載って作業を行うことができる強度を有する。これによれば、作業者は、接着剤108が硬化する前にプレート113の上に載って洋風便器301の設置作業を行うことができる。また、プレート113の下にモルタル109および接着剤108が充填されている。そのため、図10に関して前述したように、例えばタイルや石材などのようにプレート113の下に空洞が存在すると衝撃で割れるおそれがあるような材料であっても、プレート113の材料として使用することができる。
図30は、改修後の床面(プレート)の形状の変形例を例示する断面模式図である。
なお、図30は、改修後の床面(プレート)を奥行方向(図3参照)あるいは間口方向(図3参照)にみたときの床面の断面模式図である。図30(a)は、改修後の床面が曲面を有する例を例示する断面模式図である。図30(b)は、改修後の床面が2つの平面を接続された形状を有する例を例示する断面模式図である。
図30(a)に表したように、接着剤108の上に設置されたプレート131は、中央部の高さの位置が両端部の高さの位置よりも低い曲面形状を有していてもよい。また、図30(b)に表したように、接着剤108の上に設置された第1のプレート141および第2のプレート142は、中央部において互いに接続され、高さの位置が両端部から中央部に向かうにつれて低くなる傾斜を有していてもよい。
これらは、例えば、プレートの形状や高さ調整部413、423、433の調整位置などを適宜設定することにより実現することができる。
これらによれば、例えば掃除口が中央部近傍の床面に設けられている場合には、床面上の水などを掃除口へ導くことができる。
このように、本願明細書において「平滑」という範囲には、同一平面が滑らかであることだけではなく、曲面や多数の平面が接続された全体の面が滑らかであることが含まれるものとする。
なお、傾斜方向は、図30(a)および図30(b)に例示した方向に限定されず、例えば、高さの位置が改修箇所の奥側から手前側に向かうにつれて低くなる傾斜方向や、高さの位置が改修箇所の左側端部から右側端部に向かうにつれて低くなる傾斜方向であってもよい。あるいは、それらの方向のそれぞれ逆の傾斜方向であってもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、施工治具410、420、430などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや高さ調整部413、423、433およびモルタル均しガイド415、425、435の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
101 凹部、 103 床面、 108 接着剤、 109 モルタル、 113 プレート、 113a テーパ部、 115 スペーサ、 131 プレート、 141 第1のプレート、 142 第2のプレート、 201 上段床面、 202 段差部、 203 下段床面、 204 凹部、 301 洋風便器、 303 固定具、 311 和風便器、 315 排水管、 410 施工治具、 411 支持部、 412 ナット、 413 調整部、 413a ねじ部、 415 モルタル均しガイド、 415a 上面、 417 締結部材、 419 貫通穴、 420 施工治具、 421 支持部、 422 ナット、 423 調整部、 423a ねじ部、 425 モルタル均しガイド、 425a 上面、 429 貫通穴、 430 施工治具、 431 調整部、 432 ナット、 433 調整部、 433a ねじ部、 435 モルタル均しガイド、 435a 上面、 437 締結部材、 439 貫通穴、 490 定規

Claims (8)

  1. 床面に凹部を形成し、
    高さ調整部とモルタル均しガイドとを有する施工治具を前記凹部の底面に設置して前記高さ調整部により前記モルタル均しガイドの高さ調整を行い、
    前記モルタル均しガイドの上面よりも高い位置まで前記凹部にモルタルを打設し、
    前記施工治具の前記モルタル均しガイドに沿って定規を滑らせることにより前記モルタルの表面を平滑に施工し、
    前記モルタルの表面および前記モルタル均しガイドの上面の少なくともいずれかへのスペーサの設置、及び前記モルタルの表面への接着剤の塗布を行い、
    前記接着剤の上および前記スペーサの上にプレートを設置することを特徴とする床面の改修工法。
  2. 前記モルタル均しガイドを前記モルタル内に埋め込むことを特徴とする請求項1記載の床面の改修工法。
  3. 前記モルタルを打設した後であって前記モルタルが硬化する前に、前記高さ調整部を取り外すことを特徴とする請求項1または2に記載の床面の改修工法。
  4. 表面が平滑に形成された平滑部を前記モルタル均しガイドに設け、
    前記平滑部の上に前記スペーサを介在させて前記プレートを設置することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の床面の改修工法。
  5. 段差部を有する床面に設置された和風便器を洋風便器に改修するトイレ改修工法であって、
    前記和風便器を除去し、
    前記和風便器の排水管を残したままで前記段差部を除去して前記床面に凹部を形成し、
    請求項1〜4のいずれか1つに記載の床面の改修工法により前記凹部にモルタルを打設し、
    前記接着剤の上および前記スペーサの上にプレートを施工し、
    前記和風便器の前記排水管と前記洋風便器の排水口とを接続部材を介して接続し、前記プレートの上に前記洋風便器を載置することを特徴とするトイレ改修工法。
  6. 前記モルタルは、硬化時間が普通ポルトランドセメントを用いたモルタルの硬化時間よりも短い速硬性モルタルであり、
    前記モルタルと前記プレートとのあいだに前記スペーサを介在させることを特徴とする請求項5記載のトイレ改修工法。
  7. 前記プレートは、陶磁器質タイル、石材、およびセメント材パネルの少なくともいずれかにより形成され、前記プレートの下に設けられた前記接着剤が硬化する前に前記プレートの上に載って作業可能な強度を有することを特徴とする請求項5または6に記載のトイレ改修工法。
  8. 前記プレートは、テーパ部が形成された端部を有し、
    前記端部を既設の床面に載置することを特徴とする請求項5〜7のいずれか1つに記載のトイレ改修工法。
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