JP5845727B2 - 画像形成装置及び画像処理装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置及び画像処理装置に関する。
封かん装置として、上下に移動できる上型に切り刃、ナイフ、カムを取り付け、これらに対抗して所定の穴が設けられかつ封かんすべき書類を受ける下型に上記上型が接近したとき、前記切刃が書類の一部をこの書類から離れないように打ち抜き、それと同時に前記ナイフが前記の打抜部分に隣接して書類に溝を開け、次に前記カムが前記の打抜部分を折り曲げ、そして、前記上型が前記下型から離れるときに前記ナイフが前記打抜部分の先端を前記溝に差し込み書類の封かんを行い、さらに、前記上型に上刃を取り付け、前記下型に下刃を取り付けて、上型が下型に接近したときに書類の切断を行うものが存在する(特許文献1参照)。
また、レバーの操作により下降して紙束の端部に三方を切り込みで囲んだ舌状片を形成する第1ポンチと、その近傍に同じく三方を切り込みで囲んだ逆向きの舌状片を形成する第2ポンチとを備え、その第1ポンチの下降に連動して回転することにより第1ポンチが形成した下向きの舌状片を側方へ押して折り曲げる回転爪を設けるとともに、その回転爪が側方へ折り曲げた舌状片の先端部を下から支えた状態で上昇することによりその舌状片を持ち上げて第2ポンチが形成した舌状片を押し上げることにより生じる抜き穴へその舌状片を差し込ませて係止する引掛部を第2ポンチに設けたものが存在する(特許文献2参照)。
特公昭49−5960号明細書 特許第2903492号明細書
本発明は、切り込みに挿入することにより用紙束の表面に現れる舌部の外観を用紙束の表面との関係で調整する。
請求項記載の発明は、画像情報を処理する画像処理部と、前記画像処理部にて処理された画像情報により用紙に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成された複数枚の用紙を束ねて用紙束を形成する用紙束形成部と、前記用紙束形成部により束ねられた用紙束に切り込みを形成し当該用紙束の一部を予め定めた形状に切ることにより一方の端部が当該用紙束と連続する部分を残す舌部を当該用紙束に形成するとともに当該舌部を折り当該舌部の他方の端部を当該切り込みに挿入し当該用紙束を綴じる綴じ処理部と、を有し、前記画像処理部は、前記綴じ処理部にて綴じられる前記用紙束の中で綴じた後に表面に現れる前記舌部の当該用紙束における位置を認識するとともに当該舌部の位置における当該舌部の画像情報を認識し、かつ前記画像形成部によって当該用紙束の当該表面に形成される画像に基づいて当該舌部の画像情報に特定の画像処理を施すことを特徴とする画像形成装置である。
請求項記載の発明は、画像情報を処理する画像処理部と、前記画像処理部にて処理された画像情報により用紙に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成された複数枚の用紙を束ねて用紙束を形成する用紙束形成部と、前記用紙束形成部により束ねられた用紙束に切り込みを形成し当該用紙束の一部を予め定めた形状に切ることにより一方の端部が当該用紙束と連続する部分を残す舌部を当該用紙束に形成するとともに当該舌部を折り当該舌部の他方の端部を当該切り込みに挿入し当該用紙束を綴じる綴じ処理部と、を有し、前記画像処理部は、前記綴じ処理部にて綴じられる前記用紙束の中で綴じた後に表面に現れる前記舌部の当該用紙束における位置を認識するとともに当該舌部の位置における当該舌部の画像情報を認識し、かつ前記画像形成部によって当該用紙束の当該表面における前記切り込みに挿入された当該舌部が配置される位置に形成される画像に基づいて当該舌部の画像情報に特定の画像処理を施すことを特徴とする画像形成装置である。
請求項記載の発明は、前記画像処理部は、認識された前記舌部の画像情報に対して、当該舌部に予め定めた画像を形成するよう画像処理を施すことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項記載の発明は、画像情報を処理する画像処理部と、前記画像処理部にて処理された画像情報により用紙に画像を形成する画像形成部と、用紙を束ねた用紙束に切り込みを形成し当該用紙束の一部を予め定めた形状に切ることにより一方の端部が当該用紙束と連続する部分を残す舌部を当該用紙束に形成するとともに当該舌部を折り当該舌部の他方の端部を当該切り込みに挿入し当該用紙束を綴じる綴じ処理装置に、前記画像形成部により画像が形成された用紙を出力する用紙出力手段と、を有し、前記画像処理部は、綴じ処理装置にて綴じられる前記用紙束の中で綴じた後に表面に現れる前記舌部の当該用紙束における位置を認識するとともに当該舌部の位置における当該舌部の画像情報を認識し、かつ前記画像形成部によって当該用紙束の当該表面に形成される画像に基づいて当該舌部の画像情報に特定の画像処理を施すことを特徴とする画像処理装置である。
請求項1記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、切り込みに挿入することにより用紙束の表面に現れる舌部の外観を用紙束の表面との関係で調整できる。また、請求項記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、舌部が用紙束の表面に配置されることにともない用紙束の外観が変化することを抑制できる。
請求項記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、舌部が用紙束の表面に配置されることにともない用紙束の外観が変化することをより抑制できる。
請求項記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、認識された舌部の画像情報に関わらず舌部の外観を用紙束の表面との関係で調整できる。
請求項記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、切り込みに挿入することにより用紙束の表面に現れる舌部の外観を用紙束の表面との関係で調整できる。
本実施の形態が適用される画像形成システムを示す概略構成図である。 コンパイル用積載部周辺を示す概略構成図である。 図2のIII方向から見たコンパイル用積載部周辺を示す概略構成図である。 針無綴じ機構及びその周辺部材を示す概略構成図である。 針無綴じ機構によって綴じられた部分を示す説明図である。 舌部と用紙束の面における位置関係を示す説明図である。 画像形成動作が開始される際の制御部の動作を示すフローチャートである。 舌部に形成される画像の例を説明する図である。 他の実施形態1において画像形成動作が開始される際の制御部の動作を示すフローチャートである。 舌部に形成される第1の画像例を示す概略構成図である。 他の実施形態2において画像形成動作が開始される際の制御部の動作を示すフローチャートである。 舌部に形成される第2の画像例を示す概略構成図である。 舌部に形成される第3の画像例を示す概略構成図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<画像形成システム1>
図1は、本実施の形態が適用される画像形成システム(画像形成装置)1を示す概略構成図である。図1に示す画像形成システム1は、例えば、電子写真方式によって画像を形成するプリンタや複写機等の画像形成装置2と、画像形成装置2によって例えばトナー像が形成された用紙Sに後処理を施す用紙処理装置3とを備えている。
<画像形成装置2>
画像形成装置2は、画像が形成される用紙Sを供給する用紙供給部6と、用紙供給部6から供給された用紙Sに画像を形成する画像形成部5とを備える。また、画像形成装置2は、この画像形成部5で画像が形成された用紙Sの面を反転させる用紙反転装置7と、用紙Sを再び画像形成部5へ搬送する反転搬送経路8と、画像が形成された用紙Sを排出する排出ロール(用紙出力手段)9とを備える。また、図示の例においては、画像形成装置2は、画像形成システム1全体を制御する制御部80を備えている。さらに、画像形成装置2は、ユーザから綴じ処理に関する情報を受け付けるユーザ・インターフェイス90を備えている。なお、画像形成部5と、排出ロール9と、制御部80とを備える画像形成装置2を、受け付けた画像情報に対して画像処理を施す画像処理装置として捉えることができる。
<用紙処理装置3>
用紙処理装置3は、画像形成装置2から出力された用紙Sを更に下流側に搬送する搬送装置10と、例えば用紙Sを集めて束ねるコンパイル用積載部35や用紙Sの端部を綴じる針無綴じ機構150などを含む後処理装置30とを備えている。
用紙処理装置3の搬送装置10は、画像形成装置2の排出ロール9を介して出力される用紙Sを受け取る一対のロールである入口ロール11と、この入口ロール11にて受け取られた用紙Sに必要に応じて穴あけを施すパンチャ12とを備えている。また、搬送装置10は、パンチャ12のさらに下流側に、用紙Sを下流側へと搬送する一対のロールである第1搬送ロール13と、後処理装置30に向けて用紙Sを搬送する一対のロールである第2搬送ロール14とを有する。
用紙処理装置3の後処理装置30は、搬送装置10から用紙Sを受け取る一対のロールである受け取りロール31を備えている。また、後処理装置30は、受け取りロール31の下流側に設けられ用紙Sを複数枚集めて収容するコンパイル用積載部(用紙束形成部)35と、コンパイル用積載部35に向けて用紙Sを排出する一対のロールであるエグジットロール34とを備えている。
また、後処理装置30は、用紙Sをコンパイル用積載部35のエンドガイド35b(後述)に向けて押し込むよう回転するパドル37を備えている。さらに、後処理装置30は、用紙Sの端部を揃えるためのタンパ38を備えている。さらにまた、後処理装置30は、コンパイル用積載部35にて集積された用紙Sを押さえ、かつ回転することにより、綴じられた用紙束Bを搬送するイジェクト(eject)ロール39を備えている。
さらに、後処理装置30は、コンパイル用積載部35に集積された用紙束Bの端部を綴じる針無綴じ機構150を有する。さらにまた、後処理装置30は、用紙束Bをイジェクトロール39によって後処理装置30の外側へ排出するための開口部69を備える。そして、開口部69から排出された用紙束Bをユーザが取りやすいようにして積み重ねる積載部70を備える。
<コンパイル用積載部35周辺の構造>
次に、図2及び3を用いて、コンパイル用積載部35およびその周辺の構造を説明する。ここで、図2は、コンパイル用積載部35周辺を示す概略構成図であり、図3は、図2の矢印III方向から見たコンパイル用積載部35周辺の概略構成図である。
なお、図3における下側は、画像形成システム1のユーザ側を示し、図1および図2における紙面手前側を示す。
まず、コンパイル用積載部35は、用紙Sを積載する上面を有する底部35aを備える。図3に示すように、底部35aは第1部材35a1と第2部材35a2とからなり、第1部材35a1と第2部材35a2とは接合部Gaを介して接続されている。また、底部35aの第2部材35a2には、支持部材(図示せず)にボルト(図示せず)等により底部35aを固定するための固定用孔35a20が形成されている。また、図2に示すように、底部35aは、上面に沿って用紙Sが落下するよう傾斜して設けられる。
さらに、コンパイル用積載部35は、底部35aに沿って落下する用紙Sの進行方向先端側の端部を揃えるよう配置されるエンドガイド35bを有する。
なお、詳しくは後述するが、コンパイル用積載部35周辺における用紙Sの動きは、まずコンパイル用積載部35に向けて供給され(図2の第1の進行方向S1参照)、次に進行方向を反転させてコンパイル用積載部35の底部35aに沿って落下する(図2の第2の進行方向S2参照)。その後、各用紙Sの端部が揃えられ、用紙束Bが形成される。そして、この用紙束Bは、進行方向を反転させてコンパイル用積載部35の底部35aに沿って上昇する(図2の第3の進行方向S3参照)。
ここで、図3に示すように、本実施の形態においてはコンパイル用積載部35の底部35aの各端部を次のように定義する。まず、用紙Sがコンパイル用積載部35の底部35aの上面に沿って落下する方向を示す第2の進行方向S2の先端側の端部を先端側端部Taと呼ぶ。この先端側端部Taは、エンドガイド35bと接触する端部である。また、第2の進行方向S2の方向に沿う端部であって画像形成システム1のユーザ側(図3における下側)の端部を、側方側端部Tbと呼ぶ。
次に、パドル37は、コンパイル用積載部35の上方であって、かつエグジットロール34に対して、用紙Sの第1の進行方向S1の下流側に設けられる。また、パドル37は、図示しないモータ等の駆動を受けてコンパイル用積載部35の底部35aとの距離が変化するように備えられている。具体的には、パドル37は、図2の矢印U1およびU2の方向に移動可能に備えられており、矢印U1方向に移動してコンパイル用積載部35の底部35aに接近し(実線で描かれた位置Pb)、矢印U2方向に移動することでコンパイル用積載部35の底部35aから離間する(破線で描かれた位置Pa)。そして、パドル37は、図2の矢印R方向に回転することで、図2の第1の進行方向S1方向に沿って搬送された用紙Sを、コンパイル用積載部35上にて第2の進行方向S2に押し込むよう構成されている。
タンパ38(図1参照)は、図3に示すように、コンパイル用積載部35を挟んで対向する第1タンパ38a及び第2タンパ38bとからなる。具体的には、第1タンパ38a及び第2タンパ38bは、第2の進行方向S2と交差する方向(図3における上下方向)で互いに対向するよう配置される。そして、第1タンパ38a及び第2タンパ38bは、図示しないモータ等の駆動を受けて第1タンパ38a及び第2タンパ38bの互いの距離が変化するように備えられている。
ここで、このタンパ38は、底部35aに沿って落下する用紙Sの進行方向に沿う端部を揃えるよう構成される。具体的には、第1タンパ38aは、コンパイル用積載部35に接近する位置(実線で描かれた位置Pax)とコンパイル用積載部35から離間する位置(破線で描かれた位置Pay)との間を移動する(矢印C1及びC2)よう配置されている。一方、第2タンパ38bは、コンパイル用積載部35に接近する位置(実線で描かれた位置Pbx)とコンパイル用積載部35から離間する位置(破線で描かれた位置Pby)との間を移動する(矢印C3及びC4)よう配置されている。
なお、本実施の形態における第1タンパ38a及び第2タンパ38bのそれぞれの位置Pax、Pay、Pbx、Pbyは、コンパイル用積載部35に供給される用紙Sの用紙サイズや向きに応じて、それぞれの位置を変化させることができる。
イジェクトロール39は、第1イジェクトロール39aと第2イジェクトロール39bとからなり、第1イジェクトロール39aと第2イジェクトロール39bとがコンパイル用積載部35の底部35aを挟んでこの底部35aの上側と下側とで対向するように配置されている。
そして、第1イジェクトロール39aは、コンパイル用積載部35の底部35aであって、用紙Sが積載される面側に設けられている。さらに、第1イジェクトロール39aは、図示しないモータ等の駆動を受けて第2イジェクトロール39bに対して進退可能に備えられている。つまり、第1イジェクトロール39aとコンパイル用積載部35の底部35aに積載される用紙Sとの距離が変化するように構成されている。一方、第2イジェクトロール39bはコンパイル用積載部35の底部35aであって、用紙Sが積載される面の裏面側に配置されており、その位置は固定され、回転運動のみを行うよう備えられている。
具体的には、第1イジェクトロール39aが矢印Q1方向に移動し、第1イジェクトロール39aがコンパイル用積載部35の底部35aに接近する(破線で描かれた位置P2)。一方、第1イジェクトロール39aが矢印Q2方向に移動し、第1イジェクトロール39aがコンパイル用積載部35の底部35aから離間する(実線で描かれた位置P1)。
そして、第1イジェクトロール39aは、用紙Sに接触した状態で図示しないモータ等の駆動を受けて、T1方向に回転することで用紙束Bを上昇(第3の進行方向S3方向)させて搬送するように構成されている。
なお、第1イジェクトロール39aの位置P1、P2は、コンパイル用積載部35に供給される用紙Sの枚数や厚みに応じて変化させることができる。
<針無綴じ機構150及びその周辺部材>
次に、図4を参照しながら針無綴じ機構150及びその周辺部材について説明する。ここで、図4は、針無綴じ機構150及びその周辺部材を示す概略構成図である。
画像形成システム1(図1参照)は、図4に示すように、制御部80に制御され針無綴じ機構150を駆動させる針無綴じモータM1を有する。また、画像形成システム1(図1参照)は、針無綴じモータM1より駆動を受けて回転することで針無綴じ機構150に駆動力を伝達するカム82と、このカム82により伝達される駆動力とは反対向きの力を針無綴じ機構150に付与するスプリング84とを有する。
さらに、画像形成システム1(図1参照)は、用紙束Bにおける綴じ処理を行う位置に応じて針無綴じ機構150を移動させるためのレールを有する移動機構44(図2参照)と、用紙束Bにおける綴じ処理を行う向き(後述)に応じて針無綴じ機構150の基部503(後述)を回転させるモータを有する回転機構46(図3参照)とを有する。なお、本実施の形態における針無綴じ機構150は、移動機構44によって底部35aの先端側端部Ta及び側方側端部Tbに沿って移動する(図3の矢印A参照)。
<針無綴じ機構150の構造>
次に、図4を参照しながら針無綴じ機構(綴じ機構)150の構造について説明する。綴じ処理部の一例である針無綴じ機構150は、ステープラ用つづり針(所謂ステープル針)を用いることなく、用紙束Bを構成する用紙Sを変形させることにより用紙束Bの端部を綴じる。具体的には、次のように構成されている。
針無綴じ機構150は、対向して配置された基台501と基部503とを有する。図4に示すように基台501に用紙束Bを挟んだ状態で、基部503が基台501に接近(図中F1方向)することにより、用紙束Bを綴じるよう構成されている。
図4に示すように、基台501には、基台501と略平行となるよう配置されている抑え部材502が設けられている。基台501と抑え部材502とは、コンパイル用積載部35の底部35a(図2参照)を挟んで設けられており、コンパイル用積載部35に積載された用紙束Bは、基台501と抑え部材502とに挟まれる。また、図4に示すように、基台501は、基部503に向けて延伸し基台501と一体的に形成された突出部506を有する。
基部503は、用紙束Bに切り込みを入れるブレード504と、用紙束Bに舌部522(後述)を形成し折り曲げ、かつブレード504によって形成された切り込みに舌部522を挿入する打ち抜き部材505とを有する。
このブレード504は、基台501と抑え部材502との間に挟まれた用紙束Bに向けて延伸する略長方形の板状部材からなる。具体的には、ブレード504は、略長方形状の面に目穴504aを有し、さらに用紙束Bに接近するに従いその幅が減少する先端部504bを有する。
打ち抜き部材505はL字状の屈曲部を有する部材である。打ち抜き部材505の一方の端部は主部505aであり、他方の端部が副部505bである。
また、打ち抜き部材505は、L字状の屈曲部に設けられた主部回転軸505rを有する。この打ち抜き部材505は、主部回転軸505rを中心に回転可能である。より詳細には、主部505aがブレード504側に傾斜可能である。なお、副部505bと基部503との間には、打ち抜き部材505が回転できるよう間隙を有する。
ここで、主部505aは基台501に向けて延伸する。さらに、主部505aは、主部回転軸505rが設けられた側とは反対側、すなわち基台501に対向する側に刃部505cを有する。この刃部505cは、舌部522の形状を打ち抜く刃からなる。なお、刃部505cのうちブレード504と対向する側には刃が形成されておらず、後述する一端部522aによって舌部522と用紙Sとが連続するように構成されている。さらに、主部505aは、主部505aの側部、具体的にはブレード504と対向する側に、ブレード504へ向けて延伸する突起505dを有する。
<針無綴じ機構150の動作>
ここで、図1乃至図5を参照しながら、針無綴じ機構150によって、コンパイル用積載部35に積載された用紙束Bの端部を綴じる動作について具体的に説明をする。ここで、図5は、針無綴じ機構150によって綴じられた部分を示す説明図である。より詳細には、図5(a)はスリット521及び舌部522の位置関係を示す説明図であり、図5(b)は針無綴じ機構150により綴じられる際のスリット521及び舌部522の関係を示す説明図であり、図5(c)は綴じ部分51の表面側を示す説明図であり、図5(d)は綴じ部分51の裏面側を示す説明図である。
まず、コンパイル用積載部35に綴じ処理を施す用紙束Bが積載されると、制御部80からの信号を受けて、移動機構44(図2参照)と回転機構46(図3参照)とが、用紙束Bにおける綴じ処理を施す位置及び向きに針無綴じ機構150を移動させる。
この位置において、制御部80からの指示を受けた針無綴じモータM1が駆動し、カム82を回転させる。このことにより基部503が基台501に接近し(図中F1方向)、ブレード504の先端部504bと、打ち抜き部材505の刃部505cとが用紙束Bを貫通する。そして、用紙束Bを構成するそれぞれの用紙Sに、スリット(切り込み)521と、一端部522aを残して用紙Sが打ち抜かれた舌部522とが形成される(図5(a)参照)。
そして、図4に示すように、カム82が回転して基部503を更に押下すると、打ち抜き部材505の副部505bが、基台501に一体に形成された突出部506に突き当たり、打ち抜き部材505が、主部回転軸505rを中心として図4において時計周りに回転する。これにより、主部505aがブレード504側に傾斜し、打ち抜き部材505の突起505dがブレード504に接近する。そして、打ち抜き部材505の突起505dが、図5(b)に示すように、舌部522を折り曲げ、ブレード504の目穴504aに向けて図中F2方向に押し込む。尚、図5(b)では打ち抜き部材505を図示していない。
そして、図4に示すように、カム82がさらに回転し下死点を通過した後は、スプリング84による力を受けながら基部503が基台501から離れる方向に移動する(図中F3参照)。基部503が図中F3方向に上昇すると、舌部522がブレード504の目穴504aに引っ掛かった状態で上昇する。そして図5(c)及び図5(d)に示すように、スリット521に舌部522が挿入(織り込み)されることにより、用紙束Bが綴じられる。このとき用紙束Bには、舌部522が打ち抜かれた箇所に綴じ穴523が形成されている。なお、本実施の形態においては、スリット521、舌部522、及び綴じ穴523を綴じ処理が施された部分(綴じ部分)51とする。
<画像形成システム1の動作>
次に、図1〜図3を参照して画像形成システム1の動作について説明する。なお、ここでは用紙Sの一方の面にのみ画像を形成する所謂片面印刷の場合について説明をする。
まず、本実施の形態においては、パーソナルコンピュータ(図示せず)あるいはユーザ・インターフェイス90等を介して、用紙Sに形成する画像及び綴じ処理に関する情報を受け付ける。制御部80が、これらの情報を受けることにより、画像形成システム1の動作が開始される。
なお、画像形成装置2の画像形成部5によって1番目の用紙Sにトナー像が形成される前の状態は次のように各部材が配置される。すなわち、第1イジェクトロール39aは位置P1に、パドル37は位置Paに配置され、第1タンパ38aは位置Payに配置され、そして第2タンパ38bは位置Pbxに配置される。
そして、画像形成装置2の画像形成部5によって1番目の用紙Sにトナー像が形成される。図1に示すように、トナー像が形成された1番目の用紙Sは、用紙反転装置7によって反転されることなく、排出ロール9を介して、1枚ごとに用紙処理装置3に供給される。
なお、用紙Sの両面に画像を形成する場合には、画像形成部5によって一方の面に画像が形成された用紙Sは、用紙反転装置7によって反転されるとともに、反転搬送経路8へ搬送されたのち、画像形成部5によって他方の面に画像が形成される。両面に画像が形成された用紙Sは、排出ロール9を介して、用紙処理装置3に供給される。
1番目の用紙Sが供給された用紙処理装置3の搬送装置10では、入口ロール11にて1番目の用紙Sを受け取り、この1番目の用紙Sに対して必要に応じてパンチャ12により穴あけ処理が施される。その後、第1搬送ロール13および第2搬送ロール14を介して、1番目の用紙Sが下流側の後処理装置30に向けて搬送される。
後処理装置30では、受け取りロール31により1番目の用紙Sを受け取る。受け取りロール31を経た1番目の用紙Sは、エグジットロール34によって第1の進行方向S1に沿って搬送される。このとき、1番目の用紙Sはコンパイル用積載部35と第1イジェクトロール39aとの間、およびコンパイル用積載部35とパドル37との間をそれぞれ通過するように搬送される。
1番目の用紙Sの第1の進行方向S1の先端が、コンパイル用積載部35とパドル37との間を通過した後、パドル37が位置Paから下降し(図2の矢印U1方向に移動)位置Pbに配置される。このことによりパドル37は、1番目の用紙Sと接触する。そして、1番目の用紙Sは、図2に示すパドル37の矢印R方向の回転により、図2の第2の進行方向S2方向に押し込まれ、その1番目の用紙Sのエンドガイド35b側の端部がエンドガイド35bと接触する。その後、パドル37は上昇(図2の矢印U2方向に移動)し1番目の用紙S1から離れ、位置Paに再び配置される。
さらに、1番目の用紙Sがコンパイル用積載部35に受け入れられ、エンドガイド35b側の端部がエンドガイド35bに到達した後に、第1タンパ38aが、位置Payからコンパイル用積載部35に接近(図3の矢印C2方向に移動)して、位置Paxに配置される。このとき、第2タンパ38bは、位置Pbxに配置されたままである。このことにより、第1タンパ38aが1番目の用紙Sを押し、1番目の用紙Sが第2タンパ38bに接触する。その後、第1タンパ38aがコンパイル用積載部35から離間(図3の矢印C1方向に移動)することで1番目の用紙Sから離れ、位置Payに再び配置される。
この1番目の用紙Sに続く、画像形成部5によってトナー像が形成された2番目以降の用紙Sが、それぞれ順に後処理装置30に供給された際も、上述の動作と同様に、パドル37およびタンパ38によって、用紙Sの端部が揃えられる。すなわち、1枚目の用紙Sが揃えられた状態で2枚目の用紙Sが供給され、1枚目の用紙Sに対して2枚目の用紙Sが揃えられる。このことは、3枚目の以降に用紙Sが供給される場合についても同様である。このようにすることで、予め設定された枚数の用紙Sをコンパイル用積載部35に収容し、各用紙Sの端部を揃えて、用紙束Bを形成する。
そして、第1イジェクトロール39aは位置P1から下降(図2の矢印Q1方向に移動)し、位置P2に配置される。このことにより、揃えられた状態の用紙束Bは、第1イジェクトロール39aと第2イジェクトロール39bとによって挟まれて固定される。
次に、移動機構44によって、針無綴じ機構150が綴じ処理を施す部分に移動(矢印A参照)した後、針無綴じ機構150はコンパイル用積載部35に積載された用紙束Bに綴じ処理を施す。
針無綴じ機構150によって綴じられた用紙束Bは、第1イジェクトロール39aが回転する(図2の矢印T1)ことにより、コンパイル用積載部35の底部35aに沿って上昇し(図2の第3の進行方向S3参照)、コンパイル用積載部35から排出される。そして、用紙束Bは開口部69を通って、積載部70へと排出される。
<制御部80の機能>
ここで、図1を参照しながら、本実施の形態における制御部80の機能について説明する。
画像処理部の一例である制御部80は、上述のように画像形成システム1全体を制御する。特に、本実施の形態においては、制御部80は、パーソナルコンピュータ(図示せず)あるいはユーザ・インターフェイス90等を介して用紙束Bを構成する各用紙Sに形成する画像及び綴じ処理に関する指示をユーザから受け付ける。また、制御部80は、必要に応じてパーソナルコンピュータ等から受け付けた用紙Sに形成する画像に対して特定の画像処理を施す(後述)。さらに、制御部80は、指示を受けた各用紙Sに形成される画像あるいは画像処理が施された後の画像を形成する指示を、画像形成部5に出力する。さらにまた、制御部80は、用紙Sの裏面側に画像を形成する場合に、用紙Sを反転させ反転搬送経路8へ用紙Sを搬送する指示を用紙反転装置7に出力する(後述)。さらにまた、制御部80は、パーソナルコンピュータ等から受け付けた指示に基づいて、用紙束Bに対する指示された位置において綴じ処理を施す指示を針無綴じ機構150に出力する。
<画像形成動作>
さて、図1、図5乃至図7を参照しながら、本実施の形態における画像形成動作について説明をする。なお、ここでは用紙Sの一方の面にのみ画像を形成する所謂片面印刷の場合について説明をする。
ここで、図6は、舌部522と用紙束Bの面における位置関係を示す説明図であり、詳細には、図6(a)は用紙束Bの上側面Bh(後述)に形成される舌部522を示す図であり、図6(b)は用紙束Bの下側面Bt(後述)に形成される舌部522を示す図であり、図6(c)は用紙束Bの上側面Bhにおけるスリット521に挿入された舌部522が配置される位置を示す図であり、図6(d)は用紙束Bの下側面Btにおけるスリット521に挿入された舌部522が配置される位置を示す図である。また、図7は、画像形成動作が開始される際の制御部80の動作を示すフローチャートである。
まず、図5(c)に示すように、用紙束Bの上側面Bh(用紙束Bの最上頁となる用紙Sの上側の面、スリット521に挿入された舌部522の先端が載る面)側から視認される側の舌部522の面を舌部522の上側面Thとする。一方、図5(d)に示すように、用紙束Bの下側面Bt(用紙束Bの最下頁となる用紙Sの下側の面、スリット521に挿入された舌部522が載る面とは反対側の面)側から視認される側の舌部522の面を舌部522の下側面Ttとする。
また、図6(a)及び図6(b)に示すように、用紙束Bの両面(上側面Bh、下側面Bt)における舌部522を形成する位置を、それぞれの面における舌部形成位置とする。
さらに、図6(c)及び図6(d)に示すように、用紙束Bの面におけるスリット521に挿入された状態の舌部522が配置される位置を舌部配置位置とする。言い替えると、用紙束Bの面における部分であり、かつスリット521に挿入された状態の舌部522によって覆われる部分が舌部配置位置となる。
付言すると、図6(c)に示すように、用紙束Bの上側面Bhにおける舌部配置位置は、舌部522の先端522b側の部分であり、図6(d)に示すように、用紙束Bの下側面Btにおける舌部配置位置は舌部522の一端部522a側の一部である。
図7に示すように、制御部80は、パーソナルコンピュータ(図示せず)あるいはユーザ・インターフェイス90等を介して用紙Sに形成する画像及び綴じ処理に関する指示を受け付け(ステップ101)、用紙束Bの下側面Bt(裏面、図5(c)参照)となる面における舌部形成位置を取得する(ステップ102)。この指示に基づき、制御部80は、用紙束Bの下側面Btにおける舌部形成位置に印刷される画像(舌部裏面画像)を形成する(ステップ103、後述)。制御部80は、この形成された舌部裏面画像を印刷するように画像形成部5及び用紙反転装置7(ともに図1参照)に指示を出す(ステップ104)。
制御部80からの指示を受けた画像形成部5は、用紙供給部6から供給されてくる用紙Sに順に画像を形成する。このとき、上述のように片面印刷の場合には、通常の画像が形成された用紙Sは用紙反転装置7によって反転されない。一方、舌部裏面画像を形成する場合には、画像形成部5及び用紙反転装置7は次のように動作する。すなわち、用紙供給部6から供給されてくる用紙Sのうち用紙束Bの最下頁となる用紙Sに対しては(図示の例においては、1番目の用紙Sが画像形成部5を通過する際)、まず画像形成部5が通常の印刷を行う。一方の面に通常の印刷が施された用紙Sは、用紙反転装置7によって表裏が反転された後に反転搬送経路8へと搬送され、再び画像形成部5に搬送される。そして、画像形成部5によって通常の画像が形成された一方の面とは反対の面に舌部裏面画像が形成される。舌部裏面画像が形成された用紙Sは、用紙反転装置7によって用紙Sの面を反転させた後に、コンパイル用積載部35へ搬送される。このことにより、舌部裏面画像が形成された面が、用紙束Bの最下頁の裏面(図5(c)における下側面Bt)側に配置される。
舌部裏面画像が形成された用紙Sは、他の用紙Sとともにコンパイル用積載部35(図1参照)に収容され、用紙束Bとなる。そして、針無綴じ機構150によって用紙束Bに綴じ処理が施される。このとき、舌部522が折り曲げられてスリット521に挿入されることにともない、舌部522の裏面が表側を向く(表裏が逆転する)。その結果、舌部裏面画像は、用紙束Bの上側面Bh(スリット521に挿入された舌部522の先端が載る面)側から視認される状態となる。
舌部裏面画像の情報は、制御部80が、パーソナルコンピュータ(図示せず)あるいはユーザ・インターフェイス90等を介して、綴じ処理に関する情報とともにユーザから受ける。あるいは、制御部80が舌部裏面画像の情報を予め保持していてもよい。制御部80が舌部裏面画像の情報を予め保持している場合には、例えば、ユーザからの舌部522に舌部裏面画像を形成する指示を必要とすることなく、舌部522に画像が形成された用紙束Bを形成し得る。
<舌部522に形成される画像>
ここで、図8を参照しながら、舌部522に形成される画像の例について説明をする。図8は、舌部522に形成される画像の例を説明する図である。
まず、図8(a)に示すように、舌部522に予め定められた色の画像を舌部裏面画像として形成してもよい。例えば、舌部522を着色することにより、舌部522の識別性が向上する。したがって、用紙束Bの使用者を舌部522に着目させることで、金属製のステープル針を用いることなく綴じを施していることを用紙束Bの使用者に印象付け得る。
あるいは、図8(b)に示すように、文字からなる画像を舌部522に形成してもよい。例えば企業のロゴ等の画像を形成してもよい。このことにより、綴じ部分51を有する用紙束Bを、企業の宣伝活動に用いる広告媒体等として利用し得る。
さて、上述の実施形態においては、舌部522の上側面Thに画像を形成することを説明したが、これに限定されない。図8(c)及び図8(d)に示すように、舌部522の下側面Ttに画像を形成する構成であってもよい。具体的には、図8(c)に示すように、舌部522の下側面Ttに予め定められた色の画像を形成してもよい。あるいは、図8(d)に示すように、舌部522の下側面Ttに文字や企業のロゴ等の画像を作成してもよい。
また、用紙束Bの上側面Bh側から視認される舌部522の面と、用紙束Bの下側面Bt側から視認される舌部522の面との両面に、それぞれ画像を形成する構成であってもよい。
<他の実施形態1>
次に、図9及び図10を参照しながら、他の実施形態1について説明をする。この他の実施形態1においては、用紙束Bの両面(上側面Bh、下側面Bt)に形成される画像に応じて舌部522に形成される画像が変更される。なお、ここでは、用紙束Bの上側面Bhに画像が形成され、用紙束Bの下側面Btには画像が形成されない場合、所謂片面印刷の場合について説明をする。
図9は、他の実施形態1において画像形成動作が開始される際の制御部80の動作を示すフローチャートである。また、図10は、舌部522に形成される第1の画像例を示す概略構成図である。より詳細には、図10(a)は用紙束Bの上側面Bhに形成される画像と舌部配置位置の関係を示す図であり、図10(b)は用紙束Bの下側面Btに形成される画像と舌部配置位置の関係を示す図であり、図10(c)は用紙束Bの上側面Bhの舌部522に形成される画像を示す図であり、図10(d)は用紙束Bの下側面Btの舌部522に形成される画像を示す図であり、図10(e)は用紙束Bの上側面Bhにおけるスリット521に挿入された舌部522を示す図であり、図10(f)は用紙束Bの下側面Btにおけるスリット521に挿入された舌部522を示す図である。
図9に示すように、制御部80は、パーソナルコンピュータ(図示せず)あるいはユーザ・インターフェイス90を介して用紙Sに形成する画像及び綴じ処理に関する指示を受け付け(ステップ201)、用紙束Bの上側面Bhに形成される画像と舌部配置位置とを取得する(ステップ202)。次に、制御部80は、舌部裏面画像を形成する(ステップ203)。具体的には、上記用紙束Bの上側面Bhに形成される画像のうち舌部配置位置の画像を、用紙束Bの下側面Btにおける舌部形成位置に印刷される画像である舌部裏面画像とする(図10(a)及び図10(d)参照)。ここで、図示のように舌部配置位置の画像と舌部裏面画像とは、用紙Sに対する向きが異なる。したがって、舌部裏面画像を形成する際は、舌部配置位置の画像の向きを反転させ(図示の例においては上下反転)、かつ例えば舌部形成位置の先端522bに揃えることによって形成する。
次に、制御部80は、用紙束Bの下側面Btに形成される画像と舌部形成位置とを取得する(ステップ204)。次に、制御部80は、舌部表面画像を形成する(ステップ205)。具体的には、上記用紙束Bの下側面Btに形成される画像のうち舌部配置位置の画像を、用紙束Bの上側面Bhにおける舌部形成位置に印刷される画像である舌部表面画像とする(図10(b)及び図10(c)参照)。ここで、図示のように舌部配置位置の画像と舌部表面画像とは、用紙に対する向きが異なる。したがって、舌部表面画像を形成する際は、舌部配置位置の画像の向きを反転させ(図示の例においては上下反転)、かつ例えば舌部形成位置の一端部522aに揃えることによって形成する。
そして、制御部80は、画像形成部5及び用紙反転装置7(ともに図1参照)に対して指示を出して動作を制御する(ステップ206)。すなわち、上述のような画像処理が施された画像を、用紙束Bの最上頁及び最下頁となる用紙Sのそれぞれ外側に配置される面に印刷するように制御する。また、用紙束Bを構成する他の用紙S(用紙束Bの最上頁となる用紙Sと最下頁となる用紙Sとに挟まれる用紙S)については、上述のようにパーソナルコンピュータ(図示せず)あるいはユーザ・インターフェイス90を介して受け付けた指示に従い用紙Sに画像を形成するように制御する。
そして、画像形成部5は、用紙供給部6から供給されてくる用紙Sに順に画像を形成する。このとき、上述のように片面印刷の場合には、通常の画像が形成された用紙Sは用紙反転装置7によって反転されない。一方、舌部裏面画像を形成する際は、画像形成部5及び用紙反転装置7は次のように動作する。
すなわち、用紙供給部6から供給されてくる用紙Sのうち用紙束Bの最下頁となる用紙Sに対しては(図示の例においては、1番目の用紙Sが画像形成部5を通過する際)、まず画像形成部5が通常の印刷を行う。通常の印刷が一方の面に施された用紙Sは、用紙反転装置7によって表裏が反転された後に反転搬送経路8へと搬送され、再び画像形成部5に搬送される。そして、画像形成部5によって通常の画像が形成された面とは反対の面に、図10(d)に示す画像が形成される。この画像が形成された用紙Sは、用紙反転装置7によって用紙Sの面を反転させた後に、コンパイル用積載部35へ搬送される。このことにより、舌部裏面画像が形成された面が、用紙束Bの最下頁の裏面(図5(c)における下側面Bt)側に配置される。
一方、画像形成部5は、舌部表面画像を形成する際は、用紙供給部6から供給される用紙Sのうち用紙束Bの最上頁となる用紙Sに対して、画像形成部5は図10(c)に示す画像を形成する。舌部表面画像は用紙束の最上頁となる用紙Sにおける通常の画像が形成される面側に形成されることから、通常の画像とともに舌部表面画像が形成された用紙Sは用紙反転装置7によって反転されることなくコンパイル用積載部35へ搬送される。
これらの画像が形成された用紙Sは、コンパイル用積載部35に収容されることにより用紙束Bが形成され、この用紙束Bは針無綴じ機構150によって用紙束Bに綴じ処理が施される。
この綴じ処理が施された用紙束Bにおいて、舌部裏面画像は、用紙束Bの上側面Bh側から視認される状態となる(図10(e)参照)。また、綴じ処理が施された用紙束Bにおいて、舌部表面画像は、用紙束Bの下側面Bt側から視認される状態となる(図10(f)参照)。
さて、用紙束Bの上側面Bhにおける舌部配置位置に形成される画像が、舌部522の上側面Thに形成されている状態となる。したがって、用紙束Bの上側面Bh側から視認される画像上に、スリット521に挿入された舌部522が配置されることにともない、用紙束Bの上側面Bh側の外観が変化することが抑制される。言い替えると、用紙束Bの上側面Bh側から見たときに舌部522の視認性が抑制される。例えば、用紙束Bの上側面Bhの画像と舌部裏面画像とが同色で形成される関係となることにより、用紙束Bの上面側の舌部522の存在が目立つことが抑制される。
同様に、用紙束Bの下側面Btにおける舌部配置位置に形成される画像が、舌部522の下側面Ttに形成されている状態となる。したがって、用紙束Bの下側面Bt側から視認される画像上に、スリット521に挿入された舌部522が配置されることにともない、用紙束Bの下側面Bt側の外観が変化することが抑制される。
付言すると、他の実施形態1においては、用紙束Bの両面(上側面Bh、下側面Bt)において、スリット521に挿入された舌部522が配置されることにともない用紙束Bの外観が変化することが抑制される。
ここで、上述の実施形態においては、所謂片面印刷の場合を用いて説明したがこれに限定されない。両面印刷の場合には、上述の実施形態において図10(b)に示す用紙束Bの下側面Btに画像が形成された状態となる。そして、上述の各動作が行われる結果、用紙束Bの両面(上側面Bh、下側面Bt)におけるそれぞれの舌部配置位置に形成される画像が、スリット521に挿入された舌部522の両面(上側面Th、下側面Tt)に形成されている状態となる。
なお、上述の実施形態においては、舌部配置位置に形成される画像に基づいて、舌部522に印刷される画像を形成したが、これに限定されない。例えば用紙束Bの上側面Bhの中央部あるいは端部等、用紙束Bの上側面Bhにおける舌部配置位置以外の部分に形成される画像に基づいて、舌部522に印刷される画像を形成してもよい。用紙束Bの上側面Bhの一部と舌部522の上側面Thとを対応させることにより、用紙束Bの上側面Bh上にスリット521に挿入された舌部522が配置され、用紙束Bの上側面Bh側の外観が変化することが抑制される。
また、上述の実施形態においては、用紙束Bの面における部分であり、スリット521に挿入された状態の舌部522の一部によって覆われる部分を舌部配置位置としたがこれに限定されない。例えば、用紙束Bの上側面Bh(あるいは下側面Bt)から側から見たときに、スリット521に挿入された舌部522全体に対応する用紙束Bの上側面Bh(あるいは下側面Bt)の部分(図10(a)における舌部522の一端部522aから先端522bまでの部分)を舌部配置位置としてもよい。舌部522の全体に対応する部分を舌部配置位置とすると、舌部裏面画像が形成される範囲がより大きくなり、スリット521に挿入された舌部522の位置がずれた場合であっても用紙束Bの外観が変化することが抑制される。
<他の実施形態2>
上述の他の実施形態1においては、用紙束Bの両面に形成される画像に応じて、舌部522の両面に印刷される画像を形成する。それに対して、他の実施形態2においては、用紙束Bの一方の面に形成される画像に応じて、舌部522の一方の面に印刷される画像を形成する。さらに説明をすると、他の実施形態1においては用紙束Bの両面と舌部522の両面とをそれぞれ対応させて(画像を一致させて)画像を形成するのに対して、他の実施形態1においては用紙束Bの一方の面を舌部522の一方の面にのみ対応させて(画像を一致させて)画像を形成する。
なお、他の実施形態2においては、後述するように、他の実施形態1と比較して制御部80が画像処理を施す際の負荷が少ない。
図11乃至図13を参照しながら、他の実施形態2として用紙束Bの上側面Bhに形成される画像に応じて舌部522に形成される画像が変更される構成について説明をする。図11は、他の実施形態2において画像形成動作が開始される際の制御部80の動作を示すフローチャートである。また、図12は、舌部522に形成される第2の画像例を示す概略構成図である。なお、図12(a)乃至図12(f)の詳細は、それぞれ図10(a)乃至図10(f)に対応する。図13は、舌部522に形成される第3の画像例を示す概略構成図である。なお、図13(a)乃至図13(f)の詳細は、それぞれ図10(a)乃至図10(f)に対応する。
図11に示すように、制御部80は、パーソナルコンピュータ(図示せず)あるいはユーザ・インターフェイス90を介して用紙Sに形成する画像及び綴じ処理に関する指示を受け付け(ステップ301)、用紙束Bの上側面Bhに形成される画像と上側面Bhにおける舌部配置位置とを取得する(ステップ302)。ここで、制御部80は、用紙束Bの上側面Bhに形成される画像において、舌部配置位置に画像が存在するか否かを判断する(ステップ303)。
ステップ303において肯定の判断(YES)を行った場合(上側面Bhの舌部配置位置に画像が存在する場合)、制御部80は、用紙束Bの下側面Btに形成される画像と、下側面Btにおける舌部形成位置とを取得する(ステップ304)。そして、制御部80は、舌部裏面画像を形成する(ステップ305)。具体的には、上記用紙束Bの上側面Bhに形成される画像のうち舌部配置位置の画像を舌部裏面画像とする。そして、制御部80は、上述のような画像処理が施された画像を用紙束Bの下側面Btに印刷するように画像形成部5及び用紙反転装置7(ともに図1参照)に指示を出す(ステップ306)。
一方、ステップ303において否定の判断(NO)を行った場合(上側面Bhの舌部配置位置に画像が存在しない場合)、制御部80は、用紙束Bの下側面Btに形成される画像と、下側面Btにおける舌部形成位置とを取得する(ステップ307)。ここで、制御部80は、用紙束Bの下側面Btに形成される画像において、舌部配置位置に画像が存在するか否かを判断する(ステップ308)。
ステップ308において肯定の判断(YES)を行った場合(下側面Btの舌部配置位置に画像が存在する場合)、制御部80は、舌部裏面画像を形成し(ステップ305)、画像形成部5(図1参照)等に指示を出す(ステップ306)。
一方、ステップ308において否定の判断(NO)を行った場合(下側面Btの舌部配置位置に画像が存在しない場合)、制御部80は、舌部裏面画像を形成することなく画像形成部5(図1参照)等に指示を出す(ステップ306)。
そして、上記いずれの場合であっても、用紙束Bを最下頁となる用紙Sとなる用紙S以外については、上述のようにパーソナルコンピュータ(図示せず)あるいはユーザ・インターフェイス90を介して受け付けた指示に従い用紙Sに画像を形成するよう画像形成部5等に指示を出す。
次に、図12に示す例を参照しながら説明をする。この例においては用紙束Bの上側面Bhに画像が形成され、用紙束Bの下側面Btには画像が形成されない。
まず、制御部80は、綴じ処理に関する指示を受け付け(ステップ301)、上側面Bhに形成される画像と舌部配置位置とを取得する(ステップ302)。制御部80は、この取得した上側面Bhに形成される画像と舌部配置位置との関係に基づき、舌部配置位置に画像が存在すると判断する(ステップ303)。そして、制御部80は、用紙束Bの下側面Btに形成される画像と舌部形成位置とを取得し(ステップ304)、用紙束Bの上側面Bhに形成される画像のうち舌部配置位置の画像を舌部裏面画像とする(ステップ305、図12(a)及び図12(d)参照)。制御部80は、画像形成部5(図1参照)等に指示を出して動作を制御する(ステップ306)。すなわち、この画像処理が施された用紙束Bの下側面Btに形成される画像(図12(d)参照)を印刷するように制御する。また、用紙束Bを最下頁となる用紙S以外については、パーソナルコンピュータ(図示せず)等を介して受け付けた指示に従い用紙Sに画像を形成するように制御する。
そして、画像形成部5は、用紙供給部6から供給されてくる用紙Sに順に画像を形成する。このとき、上述のように片面印刷の場合、通常の画像が形成された用紙Sは用紙反転装置7によって反転されない。一方、舌部裏面画像を形成する際には、画像形成部5及び用紙反転装置7は次のように動作する。
すなわち、用紙供給部6から供給されてくる用紙Sのうち用紙束Bの最下頁となる用紙Sに対しては(図示の例においては、1番目の用紙Sが画像形成部5を通過する際)、まず画像形成部5が通常の印刷を行う。通常の印刷が施された用紙Sは、用紙反転装置7によって表裏が反転された後に反転搬送経路8へと搬送され、再び画像形成部5に搬送される。そして、画像形成部5によって通常の画像が形成された面とは反対の面に、図12(d)に示す画像が形成される。このとき用紙Sに形成される画像は、図12(d)に示すように舌部522に対応する部分に画像が形成されており、この用紙Sの他の部分には画像が形成されていない。この画像が形成された用紙Sは、用紙反転装置7によって用紙Sの面を反転させた後に、コンパイル用積載部35へ搬送される。このことにより、舌部裏面画像が形成された面が、用紙束Bの最下頁の裏面(図5(c)における下側面Bt)側に配置される。
なお、画像形成部5は、用紙供給部6から供給される用紙Sのうち用紙束Bの最上頁となる用紙Sに対して、図12(c)に示す画像を形成する。図示の例における用紙Sに形成される画像は、用紙S全面(舌部522に対応する部分を含む)に画像が形成されている。この画像は、用紙束の最上頁となる用紙Sにおける通常の画像が形成される面側に形成されることから、画像が形成された用紙Sは用紙反転装置7によって反転されることなくコンパイル用積載部35へ搬送される。
これらの画像を含む用紙Sが他の用紙Sとともにコンパイル用積載部35に収容され用紙束Bが形成され、針無綴じ機構150によって用紙束Bに綴じ処理が施される。この綴じ処理が施された用紙束Bにおいて、舌部裏面画像は、用紙束Bの上側面Bh側から視認される状態となる(図12(e)参照)。したがって、例えば用紙束Bの上側面Bh上に配置される舌部522の存在が目立つことが抑制される。なお、図12(f)に示すように、この例における用紙束Bの下側面Bt側から視認される舌部522は、画像が形成されている状態となる。
次に、図13に示す例を参照しながら説明をする。この例においては、用紙束Bの上側面Bhに画像は形成されず、上側面Bhにおける舌部配置位置にも画像が形成されない。一方、用紙束Bの下側面Btには画像が形成され、下側面Btにおける舌部形成位置においても画像が形成される。
この例において、制御部80は、綴じ処理に関する指示を受け付け(ステップ301)、上側面Bhに形成される画像と舌部配置位置とを取得する(ステップ302)。制御部80は、この取得した上側面Bhに形成される画像と舌部配置位置との関係に基づき、舌部配置位置に画像が存在しないと判断する(ステップ303)。
そして、制御部80は、用紙束Bの下側面Btに形成される画像と舌部形成位置とを取得する(ステップ307)。制御部80は、この取得した下側面Btに形成される画像と舌部形成位置との関係に基づき、舌部形成位置に画像が存在すると判断する(ステップ308)。そして、用紙束Bの上側面Bhに形成される画像のうち舌部配置位置の画像を舌部裏面画像とし(ステップ305、図13(b)及び図12(c)参照)、画像処理が施された用紙束Bの下側面Btに形成される画像(図13(d)参照)を印刷するように画像形成部5(図1参照)等に指示を出す(ステップ306)。また、用紙束Bを最下頁となる用紙Sとなる用紙S以外については、パーソナルコンピュータ(図示せず)等を介して受け付けた指示に従い用紙Sに画像を形成するよう画像形成部5等に指示を出す。
このとき用紙束Bにおける最下頁の下側面となるに形成される画像は、図13(d)に示すように舌部522に対応する部分が空白として形成されており、この用紙Sの他の部分には画像が形成されている。いわば、用紙Sに形成される画像における舌部522に対応する部分が抜かれた状態となる。また、用紙束Bの最上頁は、図13(c)に示すように画像が形成されないことから、この用紙Sが通過する際に画像形成部5によって画像は形成されない。
これらの用紙Sを含む用紙束Bが、針無綴じ機構150によって綴じられる。図13(e)に示すように、この綴じ処理が施された用紙束Bを上側面Bh側から見ると、用紙束Bの上側面Bhと舌部522とはともに画像が形成されていない状態となる。したがって、例えば用紙束Bの上側面Bh上に配置される舌部522の存在が目立つことが抑制される。なお、図13(f)に示すように、この例における用紙束Bの下側面Bt側から視認される舌部522は、画像が形成されていない状態となる。
ここで、上述の実施形態においては、所謂片面印刷の場合を用いて説明したがこれに限定されない。両面印刷の場合には、上述の実施形態における図12(b)に示す下側面Bt、あるいは図13(a)に示す用紙束Bの上側面Bhに、それぞれ画像が形成された状態となる。そして、上記の各動作が行われる結果、用紙束Bの上側面Bhにおける舌部配置位置に形成される画像が、スリット521に挿入された舌部522の上側面Thに形成されている状態となる。
また、上述の各実施形態においては、制御部80が、用紙束Bの上側面Bhに形成される画像に対応して、舌部裏面画像を形成する構成について説明をしたがこれに限定されない。例えば、制御部80が、用紙束Bの下側面Btに形成される画像に対応して、用紙束Bの上側面Bhとなる面であって舌部形成位置に印刷される画像(舌部表面画像)を形成する構成であってもよい。
1…画像形成システム、2…画像形成装置、3…用紙処理装置、10…搬送装置、30…後処理装置、34…エグジットロール、35…コンパイル用積載部、37…パドル、38…タンパ、39…イジェクトロール、51…綴じ部分、69…開口部、70…積載部、80…制御部、150…針無綴じ機構、521…スリット、522…舌部、523…綴じ穴

Claims (4)

  1. 画像情報を処理する画像処理部と、
    前記画像処理部にて処理された画像情報により用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により画像が形成された複数枚の用紙を束ねて用紙束を形成する用紙束形成部と、
    前記用紙束形成部により束ねられた用紙束に切り込みを形成し当該用紙束の一部を予め定めた形状に切ることにより一方の端部が当該用紙束と連続する部分を残す舌部を当該用紙束に形成するとともに当該舌部を折り当該舌部の他方の端部を当該切り込みに挿入し当該用紙束を綴じる綴じ処理部と、を有し、
    前記画像処理部は、前記綴じ処理部にて綴じられる前記用紙束の中で綴じた後に表面に現れる前記舌部の当該用紙束における位置を認識するとともに当該舌部の位置における当該舌部の画像情報を認識し、かつ前記画像形成部によって当該用紙束の当該表面に形成される画像に基づいて当該舌部の画像情報に特定の画像処理を施すことを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像情報を処理する画像処理部と、
    前記画像処理部にて処理された画像情報により用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により画像が形成された複数枚の用紙を束ねて用紙束を形成する用紙束形成部と、
    前記用紙束形成部により束ねられた用紙束に切り込みを形成し当該用紙束の一部を予め定めた形状に切ることにより一方の端部が当該用紙束と連続する部分を残す舌部を当該用紙束に形成するとともに当該舌部を折り当該舌部の他方の端部を当該切り込みに挿入し当該用紙束を綴じる綴じ処理部と、を有し、
    前記画像処理部は、前記綴じ処理部にて綴じられる前記用紙束の中で綴じた後に表面に現れる前記舌部の当該用紙束における位置を認識するとともに当該舌部の位置における当該舌部の画像情報を認識し、かつ前記画像形成部によって当該用紙束の当該表面における前記切り込みに挿入された当該舌部が配置される位置に形成される画像に基づいて当該舌部の画像情報に特定の画像処理を施すことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記画像処理部は、認識された前記舌部の画像情報に対して、当該舌部に予め定めた画像を形成するよう画像処理を施すことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 画像情報を処理する画像処理部と、
    前記画像処理部にて処理された画像情報により用紙に画像を形成する画像形成部と、
    用紙を束ねた用紙束に切り込みを形成し当該用紙束の一部を予め定めた形状に切ることにより一方の端部が当該用紙束と連続する部分を残す舌部を当該用紙束に形成するとともに当該舌部を折り当該舌部の他方の端部を当該切り込みに挿入し当該用紙束を綴じる綴じ処理装置に、前記画像形成部により画像が形成された用紙を出力する用紙出力手段と、を有し、
    前記画像処理部は、綴じ処理装置にて綴じられる前記用紙束の中で綴じた後に表面に現れる前記舌部の当該用紙束における位置を認識するとともに当該舌部の位置における当該舌部の画像情報を認識し、かつ前記画像形成部によって当該用紙束の当該表面に形成される画像に基づいて当該舌部の画像情報に特定の画像処理を施すことを特徴とする画像処理装置。
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