JP5840965B2 - 防塵装置、自動取引装置、フード装置および防塵方法 - Google Patents

防塵装置、自動取引装置、フード装置および防塵方法 Download PDF

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Description

本発明は、操作部に埃が堆積することを防止する防塵装置、自動取引装置、フード装置および防塵方法に関する。
現金自動預け払い機や券売機や情報提供サービス装置を含む自動取引装置の設置場所の多くは、部屋の隅や屋外である。このため、自動取引装置に設けられている操作部(例えばタッチパネル付きのディスプレイなど)は、埃を被り汚れやすい。操作部が埃で汚れていると、自動取引装置の利用者(操作者)は、その汚れにより不快感を持ち、これにより次回の利用を控えてしまう虞がある。このような利用低下を防止するためには、自動取引装置をこまめに清掃することが好ましい。しかしながら、人による自動取引装置の清掃回数を増加すると、その清掃に要する人件費が上昇し、これにより、自動取引装置のメンテナンス費用が高くなってしまう。これに対し、自動取引装置の操作部を機械によって清掃することが考えられる。
特許文献1は、ディスプレイ防塵装置を開示している。このディスプレイ防塵装置は、タッチパネル機能を備えたディスプレイ装置の表示部(操作部)に空気を吹き付ける機能を備えている。当該ディスプレイ防塵装置は、空気を表示部(操作部)に吹き付けることによって表示部に塵埃が堆積することを防止しようとしている。
特開2011−53251号公報
特許文献1に示されているディスプレイ防塵装置は、表示部(操作部)に単に空気を吹き付けているだけである。このため、当該ディスプレイ防塵装置には、塵埃を効果的に吹き飛ばせず、表示部に塵埃が堆積してしまうという問題が生じる虞がある。また、当該ディスプレイ防塵装置は、ユーザがコンピュータを利用していると判断した場合には、送風(ファン)を停止あるいは送風量を低下している。このため、送風の利用率が低くなりやすい。
本発明は上記課題を解決するために成されたものである。すなわち、本発明の主な目的は、操作部に塵埃が堆積することを効果的に防止できる防塵装置、自動取引装置、フード装置および防塵方法を提供することである。
本発明の防塵装置は、
防塵対象の装置に設けられている操作部の前方領域に向けて開口している空気吐出口を有する空気通路と、
当該空気通路の吸排気を行うファンと、
前記空気通路の空気を前記防塵対象の装置における冷却対象部位に導く冷却風供給部と、
前記空気通路の空気の流れを、前記空気吐出口に向かう流れから前記冷却風供給部側に、又は、その逆に切り換える切り換え部と、
前記操作部を操作する操作者が前記操作部の近傍に存在することを検知する操作者検知部と、
前記操作者検知部が前記操作者の存在を検知した場合に、前記切り換え部によって前記空気通路の空気の流れを前記空気吐出口に向かう流れから前記冷却風供給部側に切り換える制御機能と、前記操作者検知部が前記操作者の存在を検知していない場合に、前記切り換え部によって前記空気通路の空気の流れを前記冷却風供給部側から前記空気吐出口に向かう流れに切り換え、また、予め与えられた制御手順に従って前記ファンの回転数を制御する制御機能とを備える制御部と
を有する。
本発明の自動取引装置は、
自装置の操作者が操作する操作部と、
前記操作部が露出するように配設される筐体と、
前記操作部の前方領域に向けて空気を吐出する本発明の防塵装置と
を有し、
前記防塵装置における空気通路と冷却風供給部とファンと切り換え部と操作者検知部と制御部は前記筐体の内部に位置し、前記空気通路の空気吐出口は前記筐体に設けられている。
本発明のフード装置は、
防塵対象の装置に設けられている操作部の前方領域を覆うように前記防塵対象の装置に被せられる防塵フードと、
前記防塵フードに設けられる本発明の防塵装置と
を有し、
前記防塵フードは、前記操作部の前方領域を開口する開口部を有し、
前記防塵装置における空気吐出口は、前記防塵フードの前記開口部の開口端縁に配置されている。
本発明の防塵方法は、
防塵対象の装置に設けられている操作部を操作する操作者が前記操作部の近傍に存在することを検知する操作者検知部によって、前記操作者が前記操作部の近傍に存在していないことを検知している場合に、ファンによる空気を前記操作部の前方領域に向けて吐出し、また、予め与えられた制御手順に従って前記ファンの回転数を制御し、
前記操作者検知部によって前記操作者が前記操作部の近傍に存在していることを検知した場合に、前記空気の流れを、前記操作部の前方領域に向かう流れから、前記防塵対象の装置における冷却対象部位に向かう流れに切り換える。
本発明によれば、操作部に塵埃が堆積することを効果的に防止できる。
本発明に係る第1実施形態の防塵装置の構成を簡略化して示す概略図である。 本発明に係る防塵装置を備えている自動取引装置の構成例を示す模式図である。 本発明に係る防塵装置を備えているフード装置の構成例を示す模式図である。 本発明に係る第2実施形態の自動取引装置の外観を模式的に示す斜視図である。 第2実施形態の自動取引装置における操作部の周辺の構成を説明する図である。 第2実施形態の自動取引装置における内部構成を簡略化して示す断面図である。 第2実施形態の自動取引装置における切り換え部の構成を説明する断面図である。 本発明に係る第3実施形態の自動取引装置の内部構成を簡略化して示す断面図である。 第3実施形態の自動取引装置における空気吸入口を説明するモデル図である。 本発明に係る第4実施形態のフード装置の外観を簡略化して示す斜視図である。 第4実施形態のフード装置の内部構成を説明する図である。 第4実施形態のフード装置を構成する切り換え部を説明する模式図である。 さらに、第4実施形態のフード装置を構成する切り換え部を説明する模式図である。 第4実施形態のフード装置における空気の流れを説明する図である。 螺旋気流形成部の形態例を示すモデル図である。 その他の実施形態を説明する断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明に係る第1実施形態の防塵装置の構成を簡略化して実線により示す概略図である。第1実施形態の防塵装置1は、空気通路2と、切り換え部3と、ファン4と、冷却風供給部5と、操作者検知部6と、制御部7とを有している。
空気通路2は空気吐出口8を備えている。空気吐出口8は、防塵対象の装置に設けられている操作部10の前方領域に向けて開口している開口部である。ファン4は、空気通路2の吸排気を行う送風機である。具体的には、ファン4は、回転駆動により取り込んだ空気(給気)を空気通路2の空気吐出口8に向けて排気するように設けられている。
冷却風供給部5は、空気通路2の空気を防塵対象の装置における冷却対象部位11に導く構成を備えている。切り換え部3は、空気通路2の空気の流れを、空気吐出口8に向かう流れから冷却風供給部5側に、又は、その逆に切り換える構成を備えている。操作者検知部6は、操作部10を操作する操作者が操作部10の近傍に存在することを検知する機能を備えている。
制御部7は、操作者検知部6が操作者の存在を検知している場合には、切り換え部3によって空気通路2の空気の流れを空気吐出口8に向かう流れから冷却風供給部5に向かう流れに切り換える制御機能を備えている。制御部7は、さらに、操作者検知部6が操作者の存在を検知していない場合には、切り換え部3によって空気通路2の空気の流れを冷却風供給部5に向かう流れから空気吐出口8に向かう流れに切り換える制御機能を備えている。さらに、制御部7は、操作者検知部6が操作者の存在を検知していない場合に、予め与えられた風量制御手順に従ってファン4の回転数を制御する制御機能をも備えている。
この第1実施形態の防塵装置1における空気吐出口8は、操作部10の前方領域に向けて開口している。これにより、当該防塵装置1は、空気吐出口8から操作部10の前方領域に向けて空気を吐出する。この吐出空気により、操作部10の前方にエアーカーテンを形成することができる。このため、操作部10の周囲で浮遊している埃が操作部10に落下しようとしても、防塵装置1は、エアーカーテンによって、その落下してきた埃を吹き飛ばすことができる。これにより、防塵装置1は、操作部10に埃が付着することを防止する。
また、操作者が操作部10の近傍に近付いて操作部10を操作しようとした場合には、防塵装置1は、制御部7の制御機能によって、空気通路2の空気の流れを、空気吐出口8に向かう流れではなく、冷却風供給部5に向かう流れに切り換える。このため、空気吐出口8からの空気の吐出は無くなる。つまり、操作部10の前方領域にはエアーカーテンが形成されない。これにより、操作者は、エアーカーテンによる違和感や不快感を感じることなく、操作部10を操作することができる。換言すれば、防塵装置1は、操作者に不快感や違和感を与えることを回避できる。
さらに、エアーカーテンを形成しない場合には、防塵装置1は、空気通路2の空気を冷却風供給部5に向かう流れに切り換える。このため、防塵装置1は、ファン4を継続的に駆動させ、ファン4による空気を冷却対象部位11に導いて当該冷却対象部位11を冷却できる。これにより、防塵装置1は、送風の利用率を高めることができる。
さらにまた、防塵装置1は、操作者が操作部10の近傍に存在していないことを検知している場合(つまり、エアーカーテンを形成している場合)に、制御部7の制御機能によって、ファンの回転数を制御する。この回転数制御によって、ファン4の回転数を例えば一時的に増加することにより、空気吐出口8から吐出する風量が例えば一時的に増加する。これにより、防塵装置1は、操作部10に付着している塵埃を効果的に吹き飛ばすことができる。
防塵装置1は、埃が付着することをエアーカーテンによって防止することと、ファン4の回転数制御による風量制御によって付着埃を吹き飛ばすこととの組み合わせによって、操作部10に塵埃が堆積することを防止できる効果をより高めることができる。
図2は、防塵装置1が組み込まれた自動取引装置を簡略化して示す概略図である。この自動取引装置13は、防塵装置1と、操作部10と、筐体14とを有している。筐体14には、操作部10が露出するように配設される。この自動取引装置13では、防塵装置1を構成する空気通路2と切り換え部3とファン4と冷却風供給部5と操作者検知部6と制御部7は、筐体14の内部に位置している。防塵装置1の空気吐出口8は、筐体14に形成されている。
この自動取引装置13は、前述した防塵装置1を備えているので、防塵装置1における前記効果を得ることができる。このため、自動取引装置13は、操作部10に塵埃が堆積することを防止でき、これにより、塵埃堆積に起因して利用者(操作者)が利用を控える事態を防止できる。また、自動取引装置13では、人による操作部10の清掃回数を低減できることから、その清掃に要する費用の削減を図ることができる。
さらに、操作部10が使用されている場合には、自動取引装置13は、駆動による発熱量が増加している状態である。このような場合に、防塵装置1は、操作部10の前方領域にエアーカーテンを形成するのではなく、自動取引装置13の冷却対象部位(例えば、発熱量が多い制御装置を含む部分)に向けて空気(冷却風)を供給できる。このため、自動取引装置13は、操作部10の使用に起因して例えば制御装置等の発熱量が増加しても、その制御装置等の温度上昇を抑制することが可能である。
図3は、防塵装置1が組み込まれたフード装置を簡略化して示す概略図である。このフード装置15は、防塵装置1と、防塵フード16とを有している。防塵フード16は、防塵対象の装置17に設けられている操作部10の前方領域を覆うように防塵対象の装置17に被せることができる形状および大きさを備えている。防塵フード16には、操作部10の前方領域を開口する開口部18が形成されている。
防塵装置1を構成する空気通路2と切り換え部3とファン4と冷却風供給部5と操作者検知部6と制御部7は、例えば、防塵フード16の内部に配置されている。空気通路2の空気吐出口8は、防塵フード16の開口部18の開口端縁に配置されている。これにより、空気吐出口8から吐出した空気は、操作部10の前方領域に向けて吐出する。
このフード装置15は、上記のように防塵装置1を備え、操作部10の前方領域(開口部18)にエアーカーテンを形成できる機能を備えている。当該フード装置15は、防塵対象の装置17に被せるだけでも操作部10に付着する塵埃を軽減できる上に、上記の如く操作部10の前方領域にエアーカーテンを形成できるから、操作部10に塵埃が付着することを防止できる高い効果を得ることができる。さらに、フード装置15は、操作者が操作部10の近傍にいない場合には、装置17を冷却することが可能である。
さらにまた、フード装置15は、当該装置15を防塵対象の装置17に被せることによって、防塵対象の装置17を設計変更することなく、前述したような防塵装置1による効果を防塵対象の装置17に持たせることができるという効果を奏することができる。
(第2実施形態)
以下に、本発明に係る第2実施形態を説明する。
図4は、本発明に係る第2実施形態の自動取引装置の外観を模式的に示す斜視図である。この第2実施形態の自動取引装置20は、商品の取引に利用される装置であり、当該自動取引装置20の例を挙げると、現金自動預け払い機や、切符や観賞券等のチケットを販売する自動券売機や、情報を提供する情報サービス提供機などがある。
この自動取引装置20は、操作部21と、筐体22と、防塵装置23とを有し、操作部21に塵埃が堆積することを防止する防塵機能を備えている。すなわち、操作部21は、自動取引装置20の利用者(操作者)が自動取引装置20を操作するために操作者が情報や指令を自動取引装置20に入力する部位である。操作部21としては、タッチパネルを備えたディスプレイや、キーボードなどが挙げられる。
筐体22は、自動取引装置20を構成する主要な構成部分を収容するものであり、操作部21を露出する開口部25を有している。筐体22は、さらに、図5に示すような、操作部21(開口部25)よりも前方側に張り出した(突き出した)張り出し部26を有している。この張り出し部26は、開口部25の図5に示す上方側と左右両側に形成されている。当該張り出し部26は、開口部25の形成面22aから立ち上がっている立ち上がり壁面26aを有している。この立ち上がり壁面26aには、図5の実線に示すように、操作部21の上方側に位置する部位に、空気吐出口28が形成されている。この空気吐出口28は、操作部21の前方領域に向いて開口している。この第2実施形態では、複数の空気吐出口28が間隔を介して配列形成されている。
図6は、自動取引装置20の内部構成を簡略化して示すA−A部分(図4参照)の断面図である。自動取引装置20は、さらに、空気通路30と、切り換え部31と、ファン32と、操作者検知部33と、制御部34と有している。これら構成部分30〜34は、防塵装置23を構成している。
筐体22には、図6に示されるように、吸気口36が形成されている。この吸気口36に向き合うようにファン32が配置されている。ファン32は、吸気口36を通して空気を吸い込むと共に、空気を送り出す送風機である。
空気通路30の一端側を形成する通路壁の一部は、前述した張り出し部26の立ち上がり壁面26aを構成する。つまり、空気通路30の一端側には空気吐出口28が形成されている。この第2実施形態では、前述したように、複数の空気吐出口28が配列形成されている。
空気通路30の他端側には開口部30aが形成されている。この開口部30aは、ファン32から送り出された空気(排気)が流れ込む導入口となっている。空気通路30は、そのファン32による空気(風)を空気吐出口28に導く通路として機能する。空気吐出口28に導かれた空気は、空気通路30における複数の空気吐出口28から通路外(筐体22の外部)に吐出する。この吐出した(吹き出した)空気は、操作部21の前方領域を通り抜ける風となる。この第2実施形態では、空気吐出口28から吐出した空気によって操作部21の前方領域が覆われたような状態となるように、空気吐出口28の開口面積や、空気吐出口28間の間隔などが、ファン4の能力や、立ち上がり壁面26aの大きさ等を考慮して設計される。これにより、空気吐出口28から吐出した空気は、操作部21の前方領域を覆うエアーカーテンを形成する。なお、空気吐出口28の開口形状や形成数は、操作部21の前方領域を覆うエアーカーテンを形成できれば、図5の例に限定されるものではない。例えば、空気吐出口28は1つでもよい。また、空気吐出口28の開口形状は、三角以上の多角形状であってもよい。
切り換え部31は、空気通路30に介設されている。図7は、切り換え部31の一構成例を模式的に示す断面図である。ところで、この図7に示されるように、空気通路30の通路壁には冷却風供給口38が形成されている。冷却風供給口38は、冷却対象部位(例えば、自動取引装置20の制御装置(図示せず)や機械的に駆動する部位というような発熱する部位)に向けて風を供給する開口部である。第2実施形態では、冷却風供給口38が冷却風供給部として機能する。
切り換え部31は、切り換え弁40と、駆動部41とを有している。切り換え弁40は、冷却風供給口38を塞ぐ機能と、空気通路30を塞ぐ機能とを備えている。駆動部41は、切り換え弁40を回転軸40aを中心にして回転駆動する機能を備えている。切り換え弁40が図7の実線に示されるように冷却風供給口38を塞いでいる場合には、ファン32による空気通路30の通風は、切り換え弁40に妨げられることなく、空気吐出口28に向けて流れる。これに対し、駆動部41によって切り換え弁40が回転駆動して当該切り換え弁40が図7の点線に示されるように空気通路30を塞いでいる場合には、冷却風供給口38が開放している状態となる。この場合には、ファン32による空気通路30の空気の流れは、切り換え弁40によって、冷却風供給口38に向かう方向に変化する。このため、空気通路30の空気は、開放状態の冷却風供給口38から吐出して冷却対象部位に吹き付けられる。
すなわち、切り換え部31は、空気通路30の空気の流れを、空気吐出口28に向かう流れから冷却風供給口38に向かう流れに、又はその逆に切り換えることができる機能を備えている。
操作者検知部33は、操作部21の近傍に配置される。当該操作者検知部33は、自動取引装置20を操作する操作者が操作部21の近傍に存在することを検知する機能を備えている。具体的には、操作者検知部33は、人や物体の接近や存在の有無を非接触で検知する近接センサ(接近センサ)により構成される。近接センサには、誘導形、静電容量形、超音波形、光電形、磁気形等の様々な種類があり、ここでは、何れの種類の近接センサを採用してもよい。
制御部34は、例えば、CPU(Central Processing Unit)により構成されている。当該制御部34は、記憶装置(図示せず)に予め格納されているコンピュータプログラム(プログラム)と、操作者検知部33からの出力情報とに基づいて、切り換え部31とファン32を次のように制御する機能を備えている。すなわち、上記コンピュータプログラムには、切り換え部31とファン32を制御する制御手順が含まれており、制御部34は、記憶装置から読み出した上記コンピュータプログラムの制御手順に従って切り換え部31とファン32を制御する。具体的には、操作者検知部33が操作者の存在を検知していない場合には、制御部34は、切り換え部31の切り換え弁40が冷却風供給口38を塞ぐように駆動部41(切り換え部33)の動作を制御する。これにより、空気通路30の空気は、空気吐出口28から操作部21の前方領域に向けて吐出して操作部21の前方領域にエアーカーテンを形成する。
また、この場合(操作者検知部33が操作者の存在を検知していない場合)には、制御部34は、ファン32の回転数を増加する制御を行う。つまり、予め実験やシミュレーションによって、エアーカーテンを形成するのに適した風量に応じたファン32の回転数が求められ、当該回転数が通常回転数として記憶装置(図示せず)に記憶される。また、操作部21に落下(付着)した塵埃を吹き飛ばすことができる風量に応じたファン32の回転数が実験やシミュレーションによって求められ、当該回転数が増加回転数として記憶装置(図示せず)に記憶される。さらに、ファン32の回転数を増加するファン風量増加期間を開始する時点の情報が記憶装置(図示せず)に記憶される。その開始時点としては、例えば、操作者検知部33が操作者の存在を検知しなくなってから予め定めた時間(1分)が経過した時点とする。さらにまた、前記ファン風量増加期間を終了する時点の情報が記憶装置(図示せず)に記憶される。その終了時点としては、例えば、ファン32の回転数を増加する制御を開始してから(ファン風量増加期間の開始時点から)予め定めた時間(45秒)が経過した時点とする。
制御部34は、操作者検知部33からの出力情報と、内蔵しているタイマ(図示せず)のカウント情報に基づいて、前記ファン風量増加期間であることを検知すると、ファン32の回転数を、記憶装置に記憶されている前記増加回転数まで増加する。そして、制御部34は、前記タイマ(図示せず)のカウント情報に基づいて前記ファン風量増加期間の終了時点であることを検知すると、ファン32の回転数を、記憶装置に記憶されている前記通常回転数に戻す。制御部34は、前記ファン風量増加期間でない場合には、前記通常回転数となるようにファン32の回転数を制御する。なお、制御部34は、操作者検知部33が操作者の存在を検知していない場合に、ファン32の回転数が断続的に前記増加回転数に増加するようにファン32の回転数を制御してもよい。
制御部34は、操作者検知部33が操作者の存在を検知すると、切り換え部31の切り換え弁40が空気通路30を塞ぐように駆動部41(切り換え部33)の動作を制御する。これにより、空気通路30の空気は、空気吐出口28ではなく、冷却風供給口38から通路外に吐出する。この吐出した空気は、自動取引装置20の冷却対象部位に向けて吹き付けられる。この場合には、操作部21の前方領域にエアーカーテンは形成されない。
なお、制御部34は、自動取引装置20を制御する制御装置の一部の機能であってもよいし、その制御装置とは別体の防塵装置23に専用の制御装置であってもよい。
この第2実施形態の自動取引装置20は、第1実施形態で述べた自動取引装置13と同様の効果を得ることができる。つまり、自動取引装置20は、操作部21に塵埃が堆積することを防止でき、これにより、塵埃堆積に起因して利用者(操作者)が利用を控える事態を防止できるという効果を得ることができる。また、自動取引装置20は、人による操作部21の清掃回数を低減できることから、その清掃に要する費用の削減を図ることができる。さらに、操作者が自動取引装置20を操作している場合には、自動取引装置20は、防塵装置23の空気でもって、制御装置等を冷却できるという効果を得ることもできる。
なお、上記説明では、空気吐出口28は、操作部21の上方側に位置している例を示したが、図5の点線に示されるように、操作部21の上方側に加えて、操作部21の左右両側にも空気吐出口28が形成されていてもよい。この場合には、操作部21の左右両側の張り出し部26aまで空気通路30が伸長形成されている。
(第3実施形態)
以下に、本発明に係る第3実施形態を説明する。
図8は、第3実施形態の自動取引装置の内部構成を簡略化して示す断面図である。この第3実施形態の自動取引装置43において次に述べる構成部分以外の構成は第2実施形態の自動取引装置20と同様である。この第3実施形態の説明では、第2実施形態と同様な構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
この第3実施形態では、筐体22には、開口部25の上方側と左右両側に加えて、さらに、開口部25の下方側にも張り出し部26が形成されている。図9に示されるように、開口部25の下方側における張り出し部26の立ち上がり壁面26aには、空気吸入口44が、例えば空気吐出口28と向き合うように形成されている。この第3実施形態では、複数の空気吸入口44が配列形成されている。
筐体22の内部には、図8に示されるような給気通路45が形成されている。この給気通路45の一端側を形成する通路壁の一部は、開口部25の下方側に位置する張り出し部26の立ち上がり壁面26aを構成している。つまり、この給気通路45の一端側には複数の空気吸入口44が形成されている。
給気通路45の他端側には開口部45aが形成されている。この開口部45aは、ファン32の吸い込み側に接続されている。これにより、この第3実施形態では、ファン32は、回転駆動することにより、空気吸入口44から給気通路45を通して吸い込んだ空気を空気通路30に送り出す。このように、この第3実施形態では、ファン32は、空気吸入口44から吸気するので、第2実施形態においては筐体22に形成されていた吸気口36が省略されている。
この第3実施形態では、前述したように、空気吐出口28と空気吸入口44は向き合うように形成されているために、空気吐出口28から吐出された空気の多くが、空気吸入口44に取り込まれる(吸い込まれる)。つまり、空気通路30とファン32と給気通路45は空気の循環路を構成している。
この第3実施形態の自動取引装置43は、第2実施形態と同様に、操作部21の前方領域にエアーカーテンを形成する機能を備えている。さらに、自動取引装置43は、操作者が操作部21の近傍に存在する場合にはエアーカーテンから冷却風の形成に切り換える機能と、ファン32の回転数を増加する機能とを備えている。このような機能を備えているので、自動取引装置43は、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。特に、この第3実施形態の自動取引装置43は、空気吐出口28から吐出した空気をファン32によって吸い込む構成であるから、操作部21の前方領域に、空気の乱れの少ないエアーカーテンを形成できる。また、エアーカーテンを構成する空気(風)の速さを可変調整することが容易となる。このようなことにより、自動取引装置43は、エアーカーテンによる塵埃付着防止効果を高めることができる。
(第4実施形態)
以下に、本発明に係る第4実施形態を説明する。
この第4実施形態では、防塵装置を備えたフード装置の一形態例を説明する。図10は、第4実施形態のフード装置の外観例を実線により模式的に示す斜視図である。図11は、第4実施形態のフード装置の構成を簡略化して示す模式図である。
この第4実施形態のフード装置48は、図11に示されるように、防塵フード50と、防塵装置51とを有している。防塵フード50は、図10に示されるように、防塵対象の装置70に設けられている操作部71の前方領域を覆うように防塵対象の装置70に被せることができる構成を備えている。この防塵フード50は、操作部71の前方領域を開口する開口部52を有している。
防塵フード50には、図11に示されるように、開口部52の開口端縁部分に開口部52を囲むように空気通路である環状の通路53が形成されている。この環状の通路53を構成する通路壁には、開口部52の上方側(天頂側)に位置する部分に空気吐出口54が開口部52の中央側に向けて開口している。さらに、当該環状の通路53を構成する通路壁には、開口部52の下方側(底側)に位置する部分に空気吸入口55が開口部52の中央側に向けて開口している。つまり、空気吐出口54と空気吸入口55は、互いに向き合うように開口している。
また、環状の通路53の内部には、開口部52の上方側と下方側にそれぞれに位置する部位に、仕切り部材56a,56bが配設されている。これら仕切り部材56a,56bは、通路53を塞いでおり、通路53の内部空気を仕切る機能を備えている。さらに、環状の通路53の内部には、開口部52の左右両側に位置する部位に、ファン57a,57bが配設されている。これらファン57a,57bは、通路53における下部側(底側)の空気を吸い込み、当該吸い込んだ空気を通路53における上部側(天頂側)に送り出す(排気する)機能を備えている。当該ファン57a,57bは、空気吸入口55と通路53と空気吐出口54と開口部52を通る空気(風)の循環流が形成できる能力を有している。これにより、ファン57a,57bの駆動によって、防塵フード50の開口部52には、エアーカーテンが形成される。
防塵フード50の内部には、さらに、天頂側に、冷却風供給部であるダクト(冷却風通路)58が配設されている。このダクト58の一端側は通路53に連接されており、当該一端側からダクト58の内部に通路53の空気が導入可能となっている。つまり、ダクト58の一端側はダクト入り口として機能する。ダクト58の他端側は、防塵フード50の底側に向けて開口している。この底側に向けて開口している開口部59は、フード装置48が防塵対象の装置70に装着されている状態において、その装置70の冷却対象部位に向けて冷却風を吐出する冷却風供給口として機能する。
防塵フード50の内部には、さらにまた、空気の流れを切り換える次のような切り換え部が形成されている。すなわち、通路53の内部には、図12(a),(b)に示されるような切り換え片60が配設されている。また、防塵フード50には、切り換え片60を駆動(制御)する駆動部61が設けられている。切り換え片60は、図12(a)に示されるように空気吐出口54を塞ぐと共にダクト58の入り口58aを開放する機能と、図12(b)に示されるように空気吐出口54を開放すると共にダクト58の入り口58aを塞ぐ機能とを備えている。駆動部61は、切り換え片60を、図12(a)に示される状態から図12(b)に示される状態に、又はその逆に駆動する機能を備えている。なお、図12(a),(b)は、仕切り部材56aよりも右側の部分を図示しており、当該図12(a),(b)においては、仕切り部材56aよりも左側の部分の図示が省略されている。この省略された仕切り部材56aよりも左側においても、上記同様の切り換え片60および駆動部61が設けられている。
さらに、通路53を構成する通路壁には、図13(a),(b)に示されるような給気口65が形成されている。この給気口65の形成位置は、空気吸入口55の形成領域とファン57aとの間の領域、および、空気吸入口55の形成領域とファン57bとの間の領域である。当該給気口65は、防塵フード50の内部に向けて開口している。
通路53の内部には、さらに、切り換え片62が設けられている。また、防塵フード50には、切り換え片62を駆動(制御)する駆動部63が設けられている。なお、図13(a),(b)は仕切り部材56bよりも右側の部分を図示しており、当該図13(a),(b)においては、仕切り部材56bよりも左側の部分の図示が省略されている。この省略された仕切り部材56bよりも左側においても、上記同様の切り換え片62および駆動部63が設けられている。
切り換え片62は、図13(b)に示されるように給気口65を塞ぐ機能を備えている。さらに、切り換え片62は、図13(a)に示されるように給気口65を開放すると共に、給気口65の形成領域と空気吸入口55の形成領域との間で通路53を塞ぐ機能を備えている。駆動部63は、切り換え片62を、図13(a)に示される状態から図13(b)に示される状態に、又はその逆に駆動する機能を備えている。
この第4実施形態では、切り換え片60,62と駆動部61,63と給気口65によって切り換え部が構成されている。この切り換え部によって、次のように、通路53の空気の流れを切り換えることができる。すなわち、切り換え片60が図12(b)に示されるように空気吐出口54を開放し、かつ、切り換え片62が図13(b)に示されるように給気口65を塞ぐと共に通路53を開けているとする。この場合には、ファン57a,57bの駆動によって、空気吸入口55と通路53と空気吐出口54と開口部52を通る図14(a)のモデル図に示されるような風の循環流Rが形成される。これにより、防塵フード50の開口部52にエアーカーテンが形成される。
これに対して、切り換え片60が図12(a)に示されるように空気吐出口54を塞ぐと共にダクト58の入り口58aを開放し、かつ、切り換え片62が図13(a)に示されるように給気口65を開放すると共に通路53を塞ぐとする。この場合には、ファン57a,57bの駆動によって、図14(b)のモデル図に示されるように、給気口65を通って空気Kが通路53の内部に取り込まれ、この取り込まれた空気Kは通路53を通ってダクト58に流れ込む。そして、当該空気Kは、ダクト58を通って冷却風供給口59から吐出する。フード装置48が図10に示されるように装置70に装着されている状態においては、その冷却風供給口59から吐出した空気Kは装置70に吹き付けられ、装置70を冷却する冷却風として機能する。
図11に示されるように、防塵フード50には、さらに、制御部66と操作者検知部67が設けられている。操作者検知部67は、開口部52の端縁部分に設置されている。当該操作者検知部67は、第2や第3の実施形態における操作者検知部33と同様の構成を有している。制御部66は、第2や第3の実施形態で示した制御部34と同様の構成を備えており、予め与えられたプログラムと、操作者検知部67からの出力情報とに基づいて、ファン57a,57bの回転数制御および前記切り換え部の切り換え制御を行う機能を有している。すなわち、操作者検知部67が操作者の存在を検知していない場合には、制御部66は、図14(a)に示されるような風の循環流R(換言すれば、エアーカーテン)が形成されるように切り換え部の駆動部61,63を制御する。また、この場合に、制御部66は、第2や第3の実施形態と同様に、ファン57a,57bの回転数を増加する回転数制御を行う。
これに対して、操作者検知部67が操作者の存在を検知している場合には、制御部66は、図14(b)に示されるようにダクト58から冷却風Kが吹き出されるように切り換え部の駆動部61,63を制御する。この場合には、エアーカーテンの形成が中断される。
この第4実施形態では、上記したような、空気吐出口54と空気吸入口55を有する空気通路である通路53と、ファン57a,57bと、ダクト(冷却風供給部)58と、切り換え部と、制御部66と、操作者検知部67とによって防塵装置51が構成されている。
この第4実施形態のフード装置48は、第1〜第3の各実施形態で述べた防塵装置と同様の機能を持つ防塵装置51を有しているので、第1〜第3の各実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。また、この第4実施形態のフード装置48は、防塵対象の装置70を設計変更することなく、装置70に防塵機能を容易に持たせることが可能となる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は第1〜第4の各実施形態で述べた形態に限定されるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例えば、上記実施形態では、操作部の前方領域に形成するエアーカーテンは、上下方向に流れる空気(風)によって形成されている。これに代えて、例えば、より能力の高い(風量の大きな)ファンをファン32,57a,57bとして採用する等の場合には、エアーカーテンは、左右方向に流れる空気(風)によって形成されてもよい。この場合には、例えば、空気吐出口8,28,54は、操作部21(開口部52)の上方側には設けず、操作部21の左側と右側の一方側に設ける。
また、第1〜第4の各実施形態の構成に加えて、空気吐出口28,54に図15のモデル図に示されるような螺旋気流形成部68を設けてもよい。この螺旋気流形成部68は、空気吐出口8,28,54から吐出する空気の流れを螺旋状(トルネード状)にする機能を備えている。例えば、螺旋気流形成部68は、プロペラ状のフィン68aを有して構成される。
さらに、第2〜第4の各実施形態では、制御部34,66が、予め設定された通常回転数や増加回転数となるようにファン32,57a,57bの回転数を制御している例を示している。これに代えて、例えば、制御部34,66は、予め設定された通常風量と増加風量に基づいてファン32,57a,57bの回転数を制御してもよい。この場合には、空気通路30,53を流れる空気の風量を検知する風量検知部を設置する。そして、制御部34,66は、操作者検知部33,67が操作者の存在を検知していない場合にファン32,57a,57bの回転数を増加する場合には、上記風量検知部からの出力情報に基づいて空気通路30,53の風量が予め設定された増加風量となるようにファン32,57a,57bの回転数を制御する。それ以外の場合には、制御部34,66は、上記風量検知部からの出力情報に基づいて空気通路30,53の風量が予め設定された通常風量となるようにファン32,57a,57bの回転数を制御する。
さらに、本発明に係る防塵装置を備えた自動取引装置は、例えば、第4実施形態に示したようなフード装置48と組み合わされような形態を備えていてもよい。この場合には、防塵装置の多くがフード装置48に設けられているが、例えば、制御部66は、自動取引装置の動作を制御する制御装置の一部の機能であってもよい。また、操作者検知部67は、フード装置を構成する防塵フードではなく、自動取引装置の筐体(本体)側に設けられていてもよい。
さらにまた、第2や第3の実施形態では、冷却風供給部31として、空気通路30の通路壁に冷却風供給口38が形成されている。これに代えて、図16の断面図に示されるように、冷却風供給部31として、空気通路30の空気を冷却対象部位に導く冷却風通路46が空気通路30に連接されていてもよい。
1,23,51 防塵装置
2,30 空気通路
3,31 切り換え部
4,32,57a,57b ファン
5 冷却風供給部
6,33,67 操作者検知部
7,34,66 制御部
8,28,54 空気吐出口
10,21,71 操作部
13,20,43 自動取引装置
14,22 筐体
15,48 フード装置
16,50 防塵フード
68 螺旋気流形成部

Claims (10)

  1. 防塵対象の装置に設けられている操作部の前方領域に向けて開口している空気吐出口を有する空気通路と、
    当該空気通路の吸排気を行うファンと、
    前記空気通路の空気を前記防塵対象の装置における冷却対象部位に導く冷却風供給部と、
    前記空気通路の空気の流れを、前記空気吐出口に向かう流れから前記冷却風供給部側に、又は、その逆に切り換える切り換え部と、
    前記操作部を操作する操作者が前記操作部の近傍に存在することを検知する操作者検知部と、
    前記操作者検知部が前記操作者の存在を検知した場合に、前記切り換え部によって前記空気通路の空気の流れを前記空気吐出口に向かう流れから前記冷却風供給部側に切り換える制御機能と、前記操作者検知部が前記操作者の存在を検知していない場合に、前記切り換え部によって前記空気通路の空気の流れを前記冷却風供給部側から前記空気吐出口に向かう流れに切り換え、また、予め与えられた制御手順に従って前記ファンの回転数を制御する制御機能とを備える制御部と
    を有する防塵装置。
  2. 前記空気吐出口には、螺旋状の空気の流れを形成する螺旋気流形成部が設けられている請求項1記載の防塵装置。
  3. 前記制御部は、前記操作者検知部が前記操作者の存在を検知しなくなった以降の予め定めた期間中に、前記ファンの回転数を増加することによって前記空気吐出口から吐出する空気の風量を増加する制御を実行する請求項1又は請求項2記載の防塵装置。
  4. 前記冷却風供給部は、前記空気通路から前記冷却対象部位に伸長している冷却風通路を有する請求項1又は請求項2又は請求項3記載の防塵装置。
  5. 自装置の操作者が操作する操作部と、
    前記操作部が露出するように配設される筐体と、
    前記操作部の前方領域に向けて空気を吐出する請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載の防塵装置と
    を有し、
    前記防塵装置における空気通路と冷却風供給部とファンと切り換え部と操作者検知部と制御部は前記筐体の内部に位置し、前記空気通路の空気吐出口は前記筐体に設けられている自動取引装置。
  6. 前記空気吐出口から前記操作部の前方領域を通る空気の流路下流側に位置する前記筐体の部分に設けられる空気吸入口から取り込まれた空気を前記ファンに導く給気通路をさらに有する請求項5記載の自動取引装置。
  7. 防塵対象の装置に設けられている操作部の前方領域を覆うように前記防塵対象の装置に被せられる防塵フードと、
    前記防塵フードに設けられる請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載の防塵装置と
    を有し、
    前記防塵フードは、前記操作部の前方領域を開口する開口部を有し、
    前記防塵装置における空気吐出口は、前記防塵フードの前記開口部の開口端縁に配置されているフード装置。
  8. 前記防塵フードの前記開口部の端縁における前記空気吐出口に向き合う端縁部分に設けられる空気吸入口から前記空気吐出口に空気を通す前記空気通路として機能する通路を備え、
    前記防塵装置におけるファンは前記通路に介設されている請求項7記載のフード装置。
  9. 前記通路は前記開口部の端縁に沿って設けられている請求項8記載のフード装置。
  10. 防塵対象の装置に設けられている操作部を操作する操作者が前記操作部の近傍に存在することを検知する操作者検知部によって、前記操作者が前記操作部の近傍に存在していないことを検知している場合に、ファンによる空気を前記操作部の前方領域に向けて吐出し、また、予め与えられた制御手順に従って前記ファンの回転数を制御し、
    前記操作者検知部によって前記操作者が前記操作部の近傍に存在していることを検知した場合に、前記空気の流れを、前記操作部の前方領域に向かう流れから、前記防塵対象の装置における冷却対象部位に向かう流れに切り換える防塵方法。
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