JP5838899B2 - E形口金を備えたランプ - Google Patents

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Description

本発明は、E形口金を備えたランプに関する。更に具体的には、半田フリーのE形口金構造を備えたランプに関する。
ランプは、多くの場合、ガラス製外球(「バルブ」ともいう。)に金属製の口金を取り付け、これをソケット(図示せず。)にねじ込んで給電する方式が採用されている。図1は、ランプの口金の構造を説明する図である。図1(A)は、ランプの一例として、HIDランプ10を示している。このようなランプの口金12は、E形口金(「E口金」ともいう。)と呼ばれている。E形口金には、複数のサイズがあり、エジソンベースを表すEにねじ込み部分の直径をmmで併記し、E14,E17,E26,E39等と表記している。
図1(B)〜(D)に示すように、E形口金12は、3個の主要部品で構成されている。概略的に言えば、E形口金12は、外形形状が上段約1/3は円柱状で周囲に雄ネジ26aが形成され、中段約1/3が凸球面状に形成され、下段約1/3は上部より径の小さい円柱状底部が形成され、全体的には略円錐台形状の絶縁体26((B)参照)と、この絶縁体26を内部に組み込む金属製胴部(「シェル」ともいう。)18((C)参照)と、絶縁体26の下段部に取り付けられた金属製アイレット28((D)参照)とから成る。円錐台形状の絶縁体26は、セラミック製であり、内部は円錐台頭部に向かって窄まったすり鉢形の空間が形成されている。
ランプ10のガラス製バルブ16のネック部14には雄ねじ部分14a(図2(A)参照)が形成されている。金属製胴部18(図1(C)参照)は、板状金属をプレス加工によりねじ形状に整形されて製造されている。即ち、金属製胴部18の形状は、内周面はバルブネック部14の雄ねじ部に螺合する(即ち、ねじ作用で嵌め合わせる)雌ねじ形状となり、外周面はソケットの雌ねじ部に嵌合する雄ねじ形状となっている。
金属製胴部18の内部に、略円錐台形状の絶縁体26を組み込む。即ち、金属製胴部18の内周面の雌ねじに対して絶縁体26の雄ネジ26aを奥まで螺合させ、絶縁体26が金属製胴部18に下端部で係止して、開口18cから円柱状底部26dが頭を出すまで組み込む。次に、円柱状底部26dに金属製アイレット28を、脚部28b,28cを絶縁体26の開孔26b,26cに夫々挿入しカシメ止めにより固定する。金属製胴部18の外周面の雄ねじ部分18a,18bを利用して、ソケットの雌ねじ部分にねじ込み勘合させる。
図2(A)に示すように、例えば、HIDランプの発光管のようなランプの光源部(図示せず。)から、2本のリード線30a,30bが延びている。各リード線は、ビーム部材、支柱、線材等によりバルブ16のネック部14まで導かれている。一方のリード線30aはE形口金の絶縁体26内部空間の先端部に形成された配線孔(図示せず。)を通って金属製アイレット28に対して電気的に接続され、他方のリード線30bは、E形口金の金属製胴部18に対して電気的に接続される。ランプ10をソケットにねじ込むと、ソケットから、(金属製アイレット−一方のリート線−光源部−他方のリード線−金属製胴部)を経てソケットに戻る電気的接続が確立され、ランプ10はソケットから給電され点灯する。
このランプ10への電気的接続に加えて、E形口金12は、ランプ10のネック部14に対して固定されて、緩んだり、脱落したりしないことが必要である。E形口金12の金属製アイレット28は、絶縁体の下段の円柱状底部26dにカシメ止めにより固定されている。これに対して、絶縁体26を保持する金属製胴部18は、バルブ16のネック部14に螺合状態にある。従って、利用者が、E形口金の金属製胴部18を、バルブ16のネック部14からねじを緩める方向にトルクを加えたとき、所定の力以下でねじ止めが実質的に緩んだり、或いはネック部14から外れたりしないことが必要となる。
現在、E形口金12の金属製胴部18のバルブのネック部14に対する固定は、半田を利用して行われている。図2(A)に示すように、ガラス製のバルブネック部14のねじ部分14aに、ランプ軸線方向に(即ち、ねじ山、ねじ谷の走行方向に略垂直方向に)延在する溝40が形成されている。この溝40の中に、他方のリード線30bを溝の底に沿って折り曲げて配置した状態で、図2(B)に示す金属製胴部18をバルブネック部14にねじ込む。図2(C)に示すように、金属製胴部18のリップ(上端部)18dから露出するリード線30bの端部を金属製胴部18の外周面に沿って折り返し、僅かに露出する溝40から、溝の内部の線材30bの周囲に溶融した高温半田を流し込み、溝40を半田で充填する。その後、リード線30bの端部を金属製胴部18の外周面に半田付けする。高温半田は、共晶半田より鉛リッチにして融点を高くした半田である。
これにより、リード線30bは、半田によってE形口金の金属製胴部18に電気的且つ機械的に接続される。更に、リード線30bは、溝40に充填され固化した半田に機械的に固定されている。従って、利用者が、E形口金の金属製胴部18をバルブネック部14からねじを緩める方向に回そうとしたとき、金属製胴部18は、リード線30bを介して溝40に固定された半田に接続しているため、緩めることは出来ない。即ち、E形口金の金属製胴部18は、ネック部14から緩んだり、外れたりせず、ネック部14に固定されている。
US Patent No. 6,791,250 B2 "SAEL AND FLAG ASSEMBLY FOR LAMP BASE SIDEWIRE WELDING" issued on Sep. 14, 2004 (Assignee: Eye Lighting International (US))
しかし、半田は、鉛とスズを主成分とした合金であり、鉛は人体や環境に有害である。このため、鉛を含まない(即ち、鉛フリー)のE形口金の固定手段の開発が要請されている。
半田フリーのE形口金の1つとして、特許文献1に開示する固定手段が挙げられる。特許権者である米国Eye Lighting International社 (以下、単に「ELI」と略す。)は、本出願人の子会社の関係にある。本発明者は、特許文献1に開示する半田フリーのE形口金の固定技術を導入しようとした。しかし、後で詳しく説明するように、日本国内に於けるランプ製造に、特許文献1に開示する半田フリーのE形口金固定技術をそのまま導入した場合、米国内では発生していない幾つかの問題が発生することが判明した。
従って、本発明は、新規な半田フリーのE形口金構造を備えたランプを提供することを目的とする。
本発明に係るE形口金を備えたランプは、前記ランプのバルブネック部のねじ部にランプ軸線方向に溝が形成され、前記E形口金は、内部に絶縁体が組み込まれた金属製胴部と、該金属製胴部の端部から露出する該絶縁体の底部に固定された金属製アイレットとを有し、該金属製胴部は前記バルブネック部に螺合しており、前記バルブネック部の溝と前記金属製胴部に囲まれた空間内に、中間部がテフロンチューブで被覆された線材から成るフラグアセンブリが該溝に沿って配置され、前記ランプの光源部から延びる2本のリード線の内の一方は、前記絶縁体の内部空間を通って前記金属製アイレットに電気的に接続され、他方は、前記フラグアセンブリの線材の一端に接続され、該線材の他端は、前記金属製胴部の外周部に電気的且つ機械的に接続され、前記バルブネック部の溝の底の幅寸法は、前記フラグアセンブリを全体的に拘束しており、前記バルブネック部の溝の内部の壁面面積は、該バルブネック部の最上部のねじ谷が該溝に達する直前で埋めることにより、拡大されており、前記バルブネック部の溝は、上方に拡張され、前記フラグアセンブリが移動可能な逃がしエリアが形成されている。
本発明によれば、新規な半田フリーのE形口金構造を備えたランプを提供することが出来る。
図1は、図1は、ランプの口金の構造を説明する図である。 図2は、現状の半田を利用したE形口金の固定方法を説明する図である。 図3は、特許文献1のFIG.1に相当する図である。 図4は、特許文献1のFIG.2に相当する図である。 図5Aは、特許文献1のFIG.3に相当する図である。 図5Bは、特許文献1のFIG.4に相当する図である。 図6Aは、特許文献1のFIG.4Aに相当する図である。 図6Bは、特許文献1のFIG.4Bに相当する図である。 図6Cは、特許文献1のFIG.4Cに相当する図である。 図6Dは、特許文献1のFIG.4Dに相当する図である。 図7は、ELI及び国内のE形口金に関して、成形後のアニール処理の有無を説明する図である。 図8は、ELI及び国内のE形口金に関して、金属製胴部を横に置き、軸線方向に垂直な荷重Fをゼロ〜70[N]加えたデータを示すグラフである。 図9は、本実施形態に係るランプのバルブネック部に形成された溝底の幅寸法及び溝内の側壁に関して、変更前と比較しながら説明する図である。 図10は、本実施形態に係るランプのバルブネック部に形成された溝に形成されたフラグアセンブリの逃げ領域に関して、変更前と比較しながら説明する図である。
以下、本発明に係るE形口金を備えたランプの実施形態に関して、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中、同じ要素に対しては同じ参照符号を付して、重複した説明を省略する。
[ELIのE形口金と日本国内で製造した場合の問題点]
(構成)
本実施形態を容易に理解できるように、図3〜図6Dを参照しながら、最初にELIのE形口金の構造に関して簡単に説明する。なお、図3〜図6Dと特許文献1の図面との対応関係は、図3(特許文献1のFIG.1)、図4(同FIG.2)、図5A(同FIG.3)、図5B(同FIG.4)、図6A(同FIG.4A)、図6B(同FIG.4B)、図6C(同FIG.4C)、図6D(同FIG.4D)である。なお、本出願書類で使用される図面の参照符号と区別するため、特許文献1の図面の参照符号は、100を加算して3桁に変更してある。
図3に示すように、HIDランプ110は、バルブ(外側防護被覆)116のネック部114に、金属製胴部(金属ねじベース)118がねじ込まれている。金属製胴部118には、絶縁体126が取り付けられ、その下端に金属製アイレット128が取り付けられている。リード線130aは、箇所X11でアイレット28に溶接されている。リード線130bは、箇所X12でフラグアセンブリ160に溶接され、フラグアセンブリ160は溝140を通り抜け、その先端は溶接点X13で金属製胴部118に溶接されている。
図4は、バルブ116のネック部114の拡大図であり、ネック部114のねじ形成部に、ランプ軸線方向に沿って溝140が形成されている。
フラグアセンブリ160は、金属製丸棒162と平らな金属片161を箇所X14a,X14bで溶接し(図5A参照)、重なる部分の金属片161を金属製丸棒162に巻き付ける(図5B参照)。この部分を、筒状のポリテトラフルオロエチレンテフロン(商品名「テフロン」(登録商標))製スリーブで覆い(図6A参照)、金属片161を加工し(図6B,C)、金属製丸棒162と金属片161を最終形状に成形する(図6D)。これを、フラグアセンブリ160と呼んでいる。図3に示すように、フラグアセンブリ160は、バルブのネック部114の溝140の内部に保持されている。
(問題点と原因究明)
国内で、ELIの製品及び製造の規格に従ってE形口金を製造してランプに取り付けて、E形口金の金属製胴部18に対してねじを緩める方向に所定の力を加えると、フラグアセンブリ60が一定の確率でバルブネック部14の溝40から引き出されてしまう現象が生じ、バルブネック部14に螺合状態にある金属製胴部18が緩んでしまう問題が発生した。このような問題は、米国内のELI製ランプでは発生していない。この「所定の力」は、客先での口金外れ事故を防止するため、例えばE39口金に関しては、設計値として緩め回転トルク3Nmに堪えることを意味する。
そこで、本発明者は、この問題の原因究明を行った結果、次のことが判明した。なお、本出願書類で用語「日本国内で製造」の意味は、国内市場で普通に入手可能な材料、部品等を使用して製造した意味であり、国内で通常入手可能な外国産の材料、部品等を使用する場合も含まれる。
(1)硬さの違い
ELIのE形口金の金属製胴部118と国内の金属製胴部18とは硬さが異なり、特に国内の金属製胴部18は成形後にアニール処理を十分にやっているため、柔らかくなっていることが判明した。
図7は、ELI及び国内のE形口金に関して、ELI製(A)及び国内(B)の金属製胴部に関して、残留歪みの違いを説明する図である。図7(A),(B)に示すように、金属製胴部18を軸線方向に沿って2箇所で切断すると、(A)のELIの金属製胴部118は切断個所が拡がって歪みが残留していることが分かる。一方、(B)の国内の金属製胴部18では、切断個所は拡がらず、残留歪みは除去されていることが分かる。
これに対して、アニール処理を行わない対策案を検討した。しかし、アニール処理は、過去に金属製胴部にシーズンクラック(自然割れ)が発生する問題が生じ、この対策として、アニール処理を行って残留歪みを除去していたのである。従って、アニー処理を行わないと、シーズンクラックの問題が再現されるおそれが有るので、この対策案は採用できなかった。
(2)弾性の降伏点の相違
ELIの金属製胴部118と国内の金属製胴部18とを比較すると、弾性変形領域から塑性変形領域に変わる降伏点が相違する。即ち、降伏点強度が異なることが判明した。
図8は、ELI及び国内のE形口金に関して、金属製胴部を横に置き、軸線方向に垂直に荷重Fを0〜70[N]まで加えたデータである。ELI金属製胴部118は、少なくとも荷重70[N]までは弾性変形領域であるのに対し(グラフの◇)、国内の金属製胴部18は20〜30[N]付近で塑性変形領域に変わり、降伏点が10〜20[N]付近にあることが分かった(グラフの●)。
以上により、ELI金属製胴部118と国内の金属製胴部18とを比較すると、ELI製は比較的硬く、国内製は比較的柔らかく塑性変形し易いことが判明した。
国内のE形口金では、金属製胴部に対しねじを緩める方向に回転トルクを加えると、金属製胴部18に固定されたフラグアセンブリ60が比較的柔らかい金属製胴部を押圧して塑性変形させ、金属製胴部18とバルブネック部14との隙間を拡げて、フラグアセンブリ60が溝40から引き出されてしまうことが判明した。
これに対して、フラグアセンブリ60が溝40から引き出されないように、溝の底を深くする対策案が提案された。E39口金のランプを使って金属製胴部を緩める方向に回転トルクを加えた結果、設計値3Nmは満足したが、一定の割合で、溝内の壁面(即ち、溝の脇)のガラスに割れが発生した。溝の底を深くした場合、フラグアセンブリ60は溝内で移動可能となり、リード線30bに引かれて溝内の側面のガラスに局所的に当接し、金属製胴部が変形する前に当接部分のガラスを損傷するものと思われる。これらの経緯を踏まえて、以下に説明する本実施形態が開発された。
[本実施形態]
本実施形態に係るE形口金は、次の変更を行った。
(1)バルブネック部14に形成される溝40の底の幅寸法を狭くした。
図9は、変更後(A)の溝底の幅W1を、変更前(B)の溝底の幅W2と対比して示す図である。図では、ガラス製のネック部14の溝40及びその周辺のねじ部の凹凸を分かり易くするため、等高線が描かれていることに注意されたい。変更後の底の幅W1は、変更前の底の幅W2より相対的に狭くなっている(W1<W2)。
溝底の幅を狭くした場合、フラグアセンブリ60は当初より溝内で全体的に拘束され、幅方向の移動も制限されている。従って、フラグアセンブリ60は、リード線30bに引かれても、溝内の側面ガラス部分に全体的に密着するので、ガラスの損傷は発生しないものと思われる。
(2)バルブネック部14に形成される溝内の側面面積を拡大した。具体的には、図で見て溝40に左方から達する一番上のねじ谷を埋めて(即ち、ねじ谷を溝の直前で止めて、溝に達しないようにして)、溝内の側面面積を拡大した。図9(A)に楕円で示すように、一番上のねじ谷を埋めて、ねじ谷が溝に達しないようにしている。これにより、溝内の壁面部(溝の脇の)ガラスの強度を増加した。
(3)溝40を上方に拡張し、逃がしエリア40aを形成した。
先ず、溝底の幅寸法を狭くしたことにより、溝内のフラグアセンブリは全体的に拘束され、溝内の壁面に全体的に密着する。更に、一部のねじ谷を埋めて溝内の壁面面積を拡大したことにより、肩部(溝の脇部分)の全体的な強度を増大ことが出来た。
フラグアセンブリ60は、線材に弾性を有するテフロンチューブが被覆されているため、リード線30bによって引っ張られると溝内で僅かに移動する。溝内の壁面ガラスに局所的に当接しないようにこの移動を吸収するため、溝40を上方に拡張して逃がしエリア40aを形成した。溝底の幅を狭くし、一番上のねじ谷を埋めた溝(図10(B)参照)に加えて、図10(A)に丸で示すように、溝40を上方に拡張して逃がしエリア40aを形成した。
フラグアセンブリ60が引っ張られたとき、僅かな上方への移動を許容することで、フラグアセンブリ60は金属製胴部18とネック部14に挟まれず、又これらの寸法のバラツキの影響を受けないようにするが出来る。
実験の結果、金属製胴部18を緩める方向に所定のトルクを加えて、リード線30bによりフラグアセンブリ60を引っ張っても、金属製胴部18が緩む不良及びバルブネック部14の溝脇の肩部(溝内の壁面部)の損傷は発生しなかった。
[本実施形態の利点・効果]
以上の実施形態により、国内に於いても、ELIのE形口金の固定技術の実施が可能となった。これにより、半田フリーのE形口金構造を備えたランプを提供することが出来る。
[まとめ]
以上、本実施形態に係るE形口金を備えたランプについて説明したが、これらは例示であって、本発明の範囲を制限するものではない。当業者が、本実施形態に対して容易になしえる追加・削除・変更・改良等は、本発明の範囲内である。本発明の技術的範囲は、添付の特許請求の記載によって定められる。
10、110:ランプ、 12:E形口金,E口金、 14,114:ネック部,バルブネック部、 14a:雄ねじ部分、 16,116:ガラス製バルブ,バルブ、 18,118:金属製胴部、 18a:部分、 18c:開口、 26,126:絶縁体、 26a:雄ネジ、 26b:開孔、 26d:円柱状底部、 28:アイレット,金属製アイレット、 28b,28c:脚部、 30a,30b,130a,130b:リード線,線材、 40,140:溝、 40a:逃がしエリア、 60,160:フラグアセンブリ、 161:金属片、 162:金属製丸棒、
W1,W2:幅、 X11,X12,X13,X14a:箇所,溶接点

Claims (1)

  1. E形口金を備えたランプにおいて、
    前記ランプのバルブネック部のねじ部にランプ軸線方向に溝が形成され、
    前記E形口金は、内部に絶縁体が組み込まれた金属製胴部と、該金属製胴部の端部から露出する該絶縁体の底部に固定された金属製アイレットとを有し、該金属製胴部は前記バルブネック部に螺合しており、
    前記バルブネック部の溝と前記金属製胴部に囲まれた空間内に、中間部がポリテトラフルオロエチレン製チューブで被覆された線材から成るフラグアセンブリが該溝に沿って配置され、
    前記ランプの光源部から延びる2本のリード線の内の一方は、前記絶縁体の内部空間を通って前記金属製アイレットに電気的に接続され、他方は、前記フラグアセンブリの線材の一端に接続され、該線材の他端は、前記金属製胴部の外周部に電気的且つ機械的に接続され、
    前記バルブネック部の溝の底は、前記フラグアセンブリを全体的に拘束する幅寸法に形成され
    前記バルブネック部の溝の内部の壁面面積は、該バルブネック部の最上部のねじ谷が該溝に達する直前で埋めることにより、拡大されており、
    前記バルブネック部の溝は、上方に拡張され、前記フラグアセンブリが移動可能な逃がしエリアが形成されている、ランプ。
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