JP5812891B2 - キャリアテープ、電子部品連および電子部品の実装方法 - Google Patents

キャリアテープ、電子部品連および電子部品の実装方法 Download PDF

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Description

本発明は、キャリアテープ、電子部品連および電子部品の実装方法に関するものである。
従来、電子部品を配線基板に実装する際には、配線基板のパッド電極上に、フラックスを含むクリームはんだを塗布し、その後電子部品を搭載し、リフローで配線基板上に接合させていた(特許文献1)。
特開2000−317672号公報
しかしながら、近年の電子部品の小型化に伴って、配線基板のパッド電極もまた小さくなってきたので、パッド電極上に高い位置精度で、フラックス入りクリームはんだを塗布するのは困難となってきた。特に、例えばコンデンサ等の2端子型の電子部品において、端子間の間隔が小さくなった際には、スクリーンマスクの開口の形成が困難となる。
本発明のキャリアテープは、長さ方向に沿って一定の間隔に配置されたキャビティを有しており、該キャビティの開口がカバーテープによって覆われるキャリアテープであって、前記キャビティ内にフラックスが配置され、前記キャビティの底面に第1窪みが設けられており、前記フラックスが前記第1窪みの内部に配置されているものである。

本発明の電子部品連は、上述のキャリアテープと、はんだで表面が被覆された端子を有しており、前記キャビティに収納された電子部品と、を有する電子部品連であって、前記フラックスが前記はんだに付着しているものである。
本発明の電子部品の実装方法は、上述の電子部品連における前記キャリアテープの前記カバーテープを剥離する工程と、前記キャビティから前記電子部品を取り出し、配線基板に配置する工程と、加熱によって前記電子部品を前記配線基板に接合する工程と、を具備しているものである。
本発明のキャリアテープによれば、長さ方向に沿って一定の間隔に配置されたキャビティを有しており、キャビティの開口がカバーテープによって覆われるキャリアテープであって、キャビティ内にフラックスが配置され、キャビティの底面に第1窪みが設けられており、フラックスが第1窪みの内部に配置されていることから、電子部品を、端子にフラックスが付着するようにキャビティに収納して搬送等した後、キャビティから電子部品を取り出す際には、予め電子部品にフラックスが付着している状態となるので、配線基板側にフラックスを塗布する工程を省略でき、また高い位置精度での実装が可能となる。また、フラックスは、第1窪みの内部に配置されていることにより、フラックスがある程度の流動性を有していたとしても、フラックスが予め配置された位置からずれにくくなるので、電子部品をキャビティに配置した際に確実に端子に付着するような位置に、フラックスを予め固定させておくことができる。
本発明の電子部品連によれば、上述のキャリアテープと、はんだで表面が被覆された端子を有しており、キャビティに収納された電子部品と、を有する電子部品連であって、フラックスがはんだに付着していることから、キャビティから電子部品を取り出す際には、予め電子部品にはんだが被覆されており、フラックスが付着している状態となっているので、配線基板側にはんだおよびフラックスを塗布する工程を省略でき、また高い位置精度
での実装が可能となる。
本発明の電子部品の実装方法によれば、上述の電子部品連におけるキャリアテープのカバーテープを剥離する工程と、キャビティから電子部品を取り出し、配線基板に配置する工程と、加熱によって電子部品を配線基板に接合する工程と、を具備していることから、キャビティから電子部品を取り出す際には、予め電子部品にはんだが被覆されており、フラックスが付着している状態となっていることから、配線基板側にはんだおよびフラックスを塗布する工程を省略でき、製造効率を向上させることができる。
(a)は、本発明のキャリアテープの実施の形態の一例を示す上面図であり、(b)は、(a)に示すキャリアテープのA−A線における断面図である。 (a)は、カバーテープを外した状態における、本発明の電子部品連の実施の形態の一例を示す上面図であり、(b)は、(a)に示す電子部品連のA−A線における断面図である。 電子部品パッケージ装置の概略図である。 (a)〜(c)ともに、本発明の電子部品の実装方法の各工程を示す断面図である。 (a)は、本発明のキャリアテープの実施の形態の他の例を示す上面図であり、(b)は、(a)に示すキャリアテープのA−A線における断面図であり、(c)は、(b)に示すキャリアテープを使用した電子部品連を示す断面図である。 (a)は、本発明のキャリアテープの実施の形態の他の例を示す上面図であり、(b)は、(a)に示すキャリアテープのA−A線における断面図であり、(c)は、(b)に示すキャリアテープを使用した電子部品連を示す断面図である。 (a)は、本発明のキャリアテープの実施の形態の他の例を示す上面図であり、(b)は、(a)に示すキャリアテープを使用した電子部品連であって、カバーテープを外した状態のものを示す上面図であり、(c)は、(b)に示す電子部品連のA−A線における断面図である。 (a)は、キャリアテープに対して、フラックス供給装置でフラックスを配置している状態を示す説明図であり、(b)は、(a)におけるA−A線での断面図である。 (a)は、本発明のキャリアテープの実施の形態の他の例を示す上面図であり、(b)は、(a)に示すキャリアテープのA−A線における断面図である。 (a)は、本発明のキャリアテープの実施の形態の他の例を示す上面図であり、(b)は、(a)に示すキャリアテープのA−A線における断面図である。 (a)は、本発明のキャリアテープの実施の形態の他の例を示す上面図であり、(b)は、(a)に示すキャリアテープのA−A線における断面図である。 (a)は、本発明のキャリアテープの実施の形態の他の例を示す上面図であり、(b)は、(a)に示すキャリアテープのA−A線における断面図である。 (a)は、カバーテープを外した状態における、本発明の電子部品連の実施の形態の他の例を示す上面図であり、(b)は、(a)に示す電子部品連のA−A線における断面図である。 (a)は、本発明のキャリアテープの実施の形態の他の例を示す上面図であって、カバーテープを外した状態のものを示す上面図であり、(b)は、(a)に示すキャリアテープのA−A線における断面図である。
以下に、本発明のキャリアテープの実施の形態の一例について図面を参照しつつ詳細に説明する。
キャリアテープ1は、電子部品を製品として出荷する際の搬送用パッケージに使用される。図1に示す例においては、このキャリアテープ1は、長さ方向に沿って一定の間隔に配置されたキャビティ2を有しており、キャビティ2の開口がカバーテープ3によって覆われている。そして、このキャリアテープ1においては、キャビティ2内にフラックス7が配置されている。これにより、電子部品を、端子にフラックスが付着するようにキャビティに収納して搬送等した後、キャビティ2から電子部品を取り出す際には、予め電子部品にフラックス7が付着している状態となるので、配線基板側にフラックス7を塗布する工程を省略でき、また高い位置精度での実装が可能となる。
キャリアテープ1は、例えば、有機フィルム、又は板紙等に、エンボス加工を施すことによってキャビティ2を設けたものである。キャリアテープ1の材料としては、例えば、ポリスチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂等の熱可塑性樹脂、又は、フェノール樹脂、尿素樹脂等の熱硬化性樹脂、ならびにバージンパルプ繊維等が用いられる。このキャリアテープ1の厚みは、0.1〜1mm程度である。
キャビティ2は、キャリアテープ1となるシート状の前駆体にエンボス加工することによって形成される。キャビティ2の寸法は、収納する電子部品の形状、寸法にもよるが、例えば、電子部品がセラミックコンデンサである場合には、縦が、0.2〜10mm程度であ
り、横が、0.1〜8.0mm程度であり、深さが、0.1〜5.0mm程度である。
フラックス7は、キャビティ2内に配置されている。このフラックス7は、キャビティ2内における、後述する電子部品5の端子6に対応する位置に予め配置される。そして、後述するように、フラックス7は、キャビティ2に収納される電子部品5の端子6を被覆するはんだ5と付着している。
フラックス7は、ロジンを主剤とし、活性剤、チキソ剤、溶剤等が添加される。活性剤としては、有機酸、アミン類およびアミン類のハロゲン化物(ハロゲン化水素酸塩)等が使用される。溶剤としては、アルコール等が使用される。
以下に、本発明の電子部品連の実施の形態の一例について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図2に示す例において、電子部品連14は、基本構成として、上述したキャリアテープ1と、電子部品4と、を有している。
図2に示す例において、電子部品4は、キャビティ2に収納されている。この電子部品4は、はんだ5で表面が被覆された端子6を有している。
この電子部品4は、図2に示す例においては、コンデンサが挙げられているが、抵抗チップ等、他の種類の電子部品であっても良い。
電子部品4の寸法は、縦が、0.2〜8.0mm程度であり、横が、0.1〜6.0mm程度であり、高さが、0.05〜5.0mm程度である。
はんだ5は、Pb−Sn合金はんだ等の鉛を用いたものであってもよいし、Sn−Ag合金はんだ、Sn−Cu合金はんだ等の鉛フリーはんだであってもよい。Sn−Ag合金はんだとしては、例えば、Sn−Ag−Cu、Sn−Ag−In−Bi等が使用される。上記以外にも、Bi−Sn、Sn−In、Sn−Cu−Ni、Sn−Sb等であってもよい。
図2に示す例におけるはんだ5は、ペースト状はんだを端子に塗布した後に、加熱処理を施してある。
図2に示す例において、はんだ5は、端子6の全面を被覆しているが、端子6の一部を被覆していても良い。特に、図2に示す例のように、キャビティ2の底面にフラックス7が配置されている場合には、はんだ5がフラックス7と付着しやすいようにするために、はんだ5は、少なくとも端子6の底面を被覆していることが好ましい。
図2に示す例のように、フラックス7がはんだ5に付着していることから、キャビティ2から電子部品4を取り出す際に、予め電子部品4側にはんだ5が被覆されており、フラックス7が付着している状態となっているので、配線基板側にはんだ5およびフラックス7を塗布する工程を省略でき、また高い位置精度での実装が可能となる。
以下に、本発明の電子部品連14を製造する、電子部品パッケージ装置8について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図3に示す例において、電子部品パッケージ装置8は、駆動機構9と、フラックス供給装置10と、電子部品供給装置11と、パッケージ装置12とで構成されている。電子部品4は、図3に示す例の装置によって、パッケージされる。
図1に示す例において、キャリアテープ1は、キャビティ2に加えて、送り孔13を有している。送り孔13は、図1に示す例においては、小円形の孔である。
駆動機構9は、表面にピンが設けられており、このピンがキャリアテープ1の送り孔13に係合される。そして、この駆動機構9が間欠的に作動することによって、送り孔13が順次、間欠的に送られていく。この駆動機構9の作動によって、キャリアテープ1が間欠的に移動する。
フラックス供給装置10は、フラックス7を、キャリアテープ1のキャビティ2底面に配置する。キャビティ2は、キャリアテープ1の間欠的な移動の間の停止時に、フラックス供給装置10の下方に位置するように設定される。そして、そのキャリアテープ1の停止時に、フラックス供給装置10からフラックス7がキャビティ2内に順次配置される。
電子部品供給装置11は、電子部品4を、キャリアテープ1のキャビティ2に収納する。キャビティ2は、キャリアテープ1の間欠的な移動の間の停止時に、電子部品供給装置11の下方に位置するように設定される。そして、そのキャリアテープ1の停止時に、電子部品供給装置11から電子部品4がキャビティ2に順次収納される。
パッケージ装置12は、キャリアテープ1の上側主面にカバーテープ3を接着させてキャビティ2を上側から塞ぎ、電子部品4をキャビティ2内にパッケージする。
以下に、本発明の電子部品の実装方法の一例について図面を参照しつつ詳細に説明する。
まず、図4(a)に示す例のように、電子部品連14におけるキャリアテープ1のカバーテープ3を剥離する。この剥離は、例えば、ピンセット等の冶具によって行われる。
次に、図4(b)、図4(c)に示す例のように、キャビティ2から電子部品4を取り出し、配線基板15に配置する。図4(b)、図4(c)に示す例においては、真空吸着ノズル18が使用されている。次に、リフロー等の加熱によって電子部品4を配線基板1
5に接合する。
以上の実装方法によれば、キャビティ2から電子部品4を取り出す際に、予め電子部品4側にはんだ5が被覆されており、フラックス5が付着している状態となっていることから、配線基板15側にはんだ5およびフラックス7を塗布する工程を省略でき、製造効率を向上させることができる。
なお、本発明は上述した実施の形態の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更,改良等が可能である。
例えば、図1、2に示した例では、フラックス7は、キャビティ2の底面に配置されていたが、図5に示す例のように、キャビティ2の底面に第1窪み16が設けられており、フラックス7は、第1窪み16の内部に配置されていることが好ましい。これにより、フラックス7がある程度の流動性を有していたとしても、フラックス7が予め配置された位置からずれにくくなるので、電子部品4をキャビティ2に配置した際に確実に端子6に付着するような位置に、フラックス7を予め固定させておくことができる。
また、図5に示す例のように、第1窪み16の寸法は、端子6の下面の寸法に対応していることが好ましい。この場合には、端子6の下面を被覆している半田5に、全体的にフラックス7を付着させることができる。また、このように対応した位置関係としておくことにより、電子部品4をキャビティ2内のどの位置に配置すればよいかの位置決めがしやすくなる。
また、図5に示す例においては、フラックス7の厚みが第1窪み16の深さと同程度であるが、例えば、フラックス7の厚みを、第1窪み16の深さより小さくした場合、第1窪み16の寸法を、上面視で、端子6の下面の寸法よりわずかに大きく設定しておくことにより、端子6が、第1窪み16内の空間であってフラックス7の上側部分に丁度収まるようになり、電子部品4のキャビティ2底面への配置が容易となる。
また、上述したように、キャリアテープ1の厚みは、0.5〜1mm程度なので、例えば
、第1窪みの深さは、このキャリアテープ1の厚みの範囲内で形成すればよい。このように、第1窪みをキャリアテープ1の厚みの範囲内で形成することによって、キャビティ2の底面の外面側に凸部が形成されることがないので、電子部品連14の移動を円滑に行うことができる。ここで示した例以外にも、例えば、第1窪み16の深さがキャリアテープ1の厚みより大きくてもよい。その際には、第1窪み16の底面が、キャビティ2の底面から突き出た形状となる。
また、図6に示す例のように、第1窪み16は底面に第2窪み17を有しており、フラックス7は、第2窪み17の内部に配置されていることが好ましい。これにより、図5に示した例と同様に、電子部品4をキャビティ2に配置させる際、端子6の位置がフラックス7からずれることを抑制できる。さらに、表面がはんだ5で被覆された端子6の下側部分を、第1窪み16の外形より僅かに小さくすることによって、端子6が第1窪み16に丁度収まるようにしておけば、電子部品4のキャビティ2底面への配置が容易となる。また、図6に示す例のように、第1窪み16より第2窪み17の寸法を小さくしていることから、端子6が上側の蓋のようになって、第1窪み16の底面との間の隙間をなくし、フラックス7を第2窪み内17に密封できる。従って、フラックス7が乾燥することにより粘着性が低下することを抑制できるので、電子部品4を配線基板15に配置した際に、フラックス7が仮止め用の接着材として十分機能する。また、例えば、第1窪み16および第2窪み17の合計深さもまた、キャリアテープ1の厚みの範囲内で形成することが好ましい。
また、例えば、キャリアテープ1の底面であってフラックス7と接する部分には撥水処理が施されていることが好ましい。これにより、電子部品4をキャビティ2から取り出す際に、フラックス7がキャビティ2側に残存せず、端子6側に付着している状態で、電子部品4を取り出すことができる。撥水処理とは、シリコン樹脂、又はフッ素樹脂等で、キャリアテープ1の底面をコーティングすることである。
また、例えば、図7(a)に示す例のように、キャビティ2は矩形状の開口の短辺Lの中央部が外側に対して半円形状に湾曲していることが好ましい。これによれば、フラックス供給装置10の吐出口が、図8に示すように円柱形状である場合に、吐出口がキャビティ2の開口に当たらないので、第1窪み16に対してスムーズにフラックス7を配置することができる。なお、半円形状に湾曲していない場合における、キャビティ2の開口の短辺とは、図5(a)における、符号L´の辺である。なお、図7(a)における破線は、第1窪み16の底面を示している。
さらに、第1窪み16の開口は、電子部品の端子の形状と、フラックス供給装置10の吐出口の断面形状とが、重なった形状となっていることが好ましい。例えば、電子部品の端子の上面視での形状が矩形状であり、フラックス供給装置10の吐出口の断面形状が円形状である場合には、図7(a)に示す例のように、第1窪み16は矩形状の開口の対向する2つの長辺Mの中央部が外側に対して半円形状に湾曲していることが好ましい。この構成であれば、フラックス供給装置10の吐出口を、さらに深く挿入してフラックス7を配置することが可能となる。なお、半円形状に湾曲していない場合における、第1窪み16の開口の長辺とは、図5(a)における、符号M´の辺である。
また、以上の説明では、符号L、Mの辺ともに、半円形状に湾曲しているとしたが、その形状は、フラックス供給装置10の吐出口の形状に対応している限り、他の形状でも良いものとする。例えば、フラックス供給装置10の吐出口が円柱形状だった場合、符号L、Mの線は、外側に対して四角形状に突き出ていることが好ましい。
また、図7に示す例においては、キャビティ2の内壁が、第1窪み16の内壁にそのまま繋がっているが、第1窪み16は、キャビティ2の内壁と離間していてもよい。
また、図7に示す例においては、第1窪み16が存在しているが、第1窪み16はなく、キャビティ2のみであってもよい。また、図7に示す例において、第1窪み16に加えて、第2窪み17があってもよい。
また、図7に示す例においては、矩形状であるキャビティ2の開口を形成する4辺のうち、対向する短辺が湾曲しているが、端子6が長辺側に配置されている場合には、フラックス7を配置する位置も長辺側になるので、対向する長辺が湾曲していればよい。
また、図7に示す例においては、対向する2辺においてそれぞれ湾曲しているが、端子6が1つであれば、フラックス7を配置する位置も1つで良いので、湾曲している辺は1つだけでよい。
また、電子部品4の1つの辺に複数の端子6が存在する場合には、キャビティ2の開口の辺も、1つの辺に複数の湾曲している部分が設けられていることが好ましい。
また、図9に示す例のように、キャリアテープ1は、予め、フラックス7が、はんだペースト19で覆われていることが好ましい。この場合には、電子部品を、端子にはんだペースト19が付着するようにキャビティに収納して搬送等した後、キャビティ2から電子
部品を取り出す際には、予め電子部品にはんだペースト19およびフラックス7が付着している状態となるので、配線基板側にはんだペーストおよびフラックスを塗布する工程を省略でき、また高い位置精度での実装が可能となる。つまり、フラックス7のみしかキャビティ2に収納されていない場合と比較して、配線基板側にはんだペーストを塗布する工程も省略できる。また、予め電子部品の端子を半田で被覆する工程も省略できる。また、フラックス7が、はんだペースト19で覆われているので、フラックス7が乾燥して粘着力が低下することを抑制することができる。従って、このフラックス7が付着した電子部品を配線基板に配置した際、フラックス7が、電子部品を配線基板に仮止めするための接着材として十分に機能するようになる。
なお、一般的には、予めフラックスを含有するはんだペーストが知られているが、そのようなはんだペーストにおいて、仮止め機能を発揮させるためにフラックスを増量させると、はんだペースト中の半田粒子が溶融しにくくなる。一方、はんだペースト19とは別体でフラックス7を設けておけば、フラックス7の仮止め機能を得つつ、かつ、はんだペースト19を容易に溶融させることができる。
また、図10に示す例のように、キャリアテープ1において、フラックス7を覆うはんだペースト19が、第1窪み16内に設けられていてもよい。これにより、はんだペースト19がある程度の流動性を有していたとしても、はんだペースト19が予め配置された位置からずれにくくなるので、電子部品4をキャビティ2に配置した際に確実に端子6に付着するような位置に、はんだペースト19を予め固定させておくことができる。
また、図11に示す例のように、キャリアテープ1において、第2窪み17内にフラックス7が配置され、第1窪み16内にはんだペースト19が配置されていてもよい。この場合には、前述したはんだペースト19の固定効果だけでなく、はんだペースト19によって、さらにフラックス7が第2窪み17内に密封されるので乾燥が抑制される。
また、図12に示す例のように、はんだペースト19でフラックス7を覆う構成を、図7に示す実施形態に組み合わせても良い。この場合には、はんだペースト19の供給装置の吐出口もまた、キャビティ2に深く挿入することができるようになる。
次に、上述したキャリアテープ1を用いた電子部品連14を示す。図13に示す例において、電子部品連14は、キャリアテープ1、電子部品4を有している。
電子部品4は、キャビティ2に収納されており、端子6を有している。そして、はんだペースト19が、この端子6に付着している。これにより、キャビティ2から電子部品4を取り出す際には、予め電子部品4の端子6に、はんだペースト19およびフラックスが付着している状態となっているので、配線基板側にはんだペーストおよびフラックスを塗布する工程を省略でき、また高い位置精度での実装が可能となる。また、図2に示す例のように、予め端子6をはんだ5で被覆する工程も省略することができる。
なお、電子部品連14は、図10〜図12に示すキャリアテープ1で作製されていてもよい。
また、図13に示す例のような電子部品連14を作製するためには、図3に示す例の電子部品パッケージ装置8によって、電子部品4をパッケージすれば良い。ただし、図3に示す例と異なる点としては、フラックス供給装置10と、電子部品供給装置11との間に、はんだペースト供給装置を設置すれば良い。
また、以上で説明したはんだペースト19は、フラックス入りの半田ペーストであって
も良い。そのようなはんだペースト19は、主に、半田粒子、ロジン、溶剤を含む。また、その溶剤は、はんだペースト19全体に対する含有量が、42体積%以下であることが好ましい。通常、溶剤が揮発する前の固形物(半田粒子、ロジン)の配置は、溶剤が揮発した後もそのまま残りやすい。従って、溶剤が42体積%以下であれば、揮発の前は、固形物間に介在する物質(溶剤)が減少し、固形物間の間隔が小さくなり、揮発の後もまた、固形物間の間隔は小さくなる。すなわち、揮発の後、固形物同士は近接した配置となる。結果、別の見方をすれば、溶剤が揮発したはんだペースト19を、空隙率の小さい多孔質体とすることができる。よって、そのようなはんだペースト19に覆われたフラックス7は、はんだペースト19内部の空隙を通じて空気と接触することが抑制されるので、フラックス7は、乾燥しにくくなる。
また、図13に示す例においては、はんだが予め被覆されていない端子6にはんだペースト19が付着しているが、はんだが予め被覆された端子6にはんだペースト19を付着させていてもよい。
また、図7に示す例においては、第1窪み16の内壁だけでなく、キャビティ2の内壁も傾斜しているが、図14に示す例のように、キャビティ2の内壁は傾斜してなくてもよい。なお、図14に示す例においては、第1窪み16にフラックス7しか設けられていないが、フラックス7を覆うようにはんだペースト19が設けられていても良い。
1:キャリアテープ
2:キャビティ
3:カバーテープ
4:電子部品
5:はんだ
6:端子
7:フラックス
8:電子部品パッケージ装置
9:駆動機構
10:フラックス供給装置
11:電子部品供給装置
12:パッケージ装置
13:送り孔
14:電子部品連
15:配線基板
16:第1窪み
17:第2窪み
18:真空吸着ノズル
19:はんだペースト

Claims (8)

  1. 長さ方向に沿って一定の間隔に配置されたキャビティを有しており、該キャビティの開口がカバーテープによって覆われるキャリアテープであって、
    前記キャビティ内にフラックスが配置され
    前記キャビティの底面に第1窪みが設けられており、前記フラックスが前記第1窪みの内部に配置されているキャリアテープ。
  2. 前記第1窪みは底面に第2窪みを有しており、前記フラックスが前記第2窪みの内部に配置された請求項に記載のキャリアテープ。
  3. 前記キャビティの開口は矩形状であって、
    前記開口の少なくとも1つの辺は、中央部が外側に対して半円形状に湾曲している
    請求項又は請求項に記載のキャリアテープ。
  4. 前記第1窪みの開口は矩形状であって、
    該開口の対向する2辺の中央部が外側に対して半円形状に湾曲している
    請求項のいずれかに記載のキャリアテープ。
  5. 前記フラックスが、はんだペーストで覆われている
    請求項1〜のいずれかに記載のキャリアテープ。
  6. 請求項に記載の前記キャリアテープと、
    前記キャビティに収納されており、端子を有する電子部品と、
    を有する電子部品連であって、
    前記はんだペーストが前記端子に付着している電子部品連。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載の前記キャリアテープと、
    はんだで表面が被覆された端子を有しており、前記キャビティに収納された電子部品と、
    を有する電子部品連であって、
    前記フラックスが前記はんだに付着している電子部品連。
  8. 請求項又は請求項に記載の前記電子部品連における前記キャリアテープの前記カバーテープを剥離する工程と、
    前記キャビティから前記電子部品を取り出し、配線基板に配置する工程と、
    加熱によって前記電子部品を前記配線基板に接合する工程と、
    を具備している電子部品の実装方法。
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